JP2013170837A - 鋼管柱の腐食程度の評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な操作により、より正確に腐食の程度を評価することができる鋼管柱の腐食程度の評価方法を提供すること。
【解決手段】鋼管柱1の地際部における腐食の程度を評価するため、
下端部が地中に埋設された鋼管柱1の表面に、超音波探傷器2の発信用探触子3と、超音波探傷器2の受信用探触子4とを一対として、地表から所定距離離間するように配置し、発信用探触子3から超音波ビームを発信し、発信された超音波ビームのエコーを、所定のビーム路程間において、受信用探触子4により直接的に受信するとともに、発信用探触子3から発信され、腐食の発生箇所において反射された超音波ビームのエコーを、所定のビーム路程間において、受信用探触子4により間接的に受信し、直接的に受信された超音波ビームのエコー面積と、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積との比を算出することにより、鋼管柱1の地際部における腐食の程度を評価する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼管柱の腐食程度の評価方法に関する。
従来、鋼管柱は、内外表面に亜鉛めっきなどにより耐久処理され、下端部が地中に埋設され、山間部や狭所において電柱として建柱されている。
しかし、このような鋼管柱は、長期間の使用により、地中に埋設された埋設部と地表との境界、および、その境界近傍の埋設部(以下、地際部と総称する。)が、腐食により肉薄となる場合があり、このような腐食欠陥を生じる場合、鋼管柱が倒壊するおそれがある。そのため、地際部における鋼管柱の腐食欠陥を検出し、鋼管柱の腐食部分を補強することや、腐食された鋼管柱を建て替えることなどが要求されている。
このような鋼管柱の腐食欠陥の検出方法としては、例えば、下部が地中に埋設された鋼管柱の地上に超音波探傷器の探触子を取り付け、探触子により超音波を地中部に向け発信してエコーを受信し、探触子が受信したエコーから、第1評価手段において、鋼管柱地際部からのエコー高さ総和と、鋼管柱端面部からのエコー高さ総和との比を複数段に評価し、第2評価手段において、鋼管柱地際部からのエコー高さ総和と、鋼管柱地中部全体からのエコー高さ総和との比を複数段に評価し、第3評価手段において、第1評価手段の複数段の評価と第2評価手段の複数段の評価から、鋼管柱地際部の欠陥を複数段に評価することにより、鋼管柱地際部の欠陥を評価する方法が、提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−36531号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、比較的肉薄(例えば、肉厚2〜4mm)の鋼管柱に対して用いることができる一方、比較的肉厚(例えば、肉厚6〜10mm)の鋼管柱に対して用いると、その厚みにより超音波が減衰される。このような場合、鋼管柱の長さによっては、鋼管柱端面部からのエコーを受信できない場合があり、正確に欠陥を評価できないという不具合がある。
本発明の目的は、簡易な操作により、より正確に腐食の程度を評価することができる鋼管柱の腐食程度の評価方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の鋼管柱の腐食程度の評価方法は、下端部が地中に埋設された鋼管柱の地際部における腐食の程度を評価する方法であって、地上における鋼管柱の表面に、超音波探傷器の発信用探触子と、超音波探傷器の受信用探触子とを一対として、地表から所定距離離間するように配置する配置工程と、前記発信用探触子から超音波ビームを発信する発信工程と、発信された超音波ビームのエコーを、所定のビーム路程間において、前記受信用探触子により直接的に受信する直接受信工程と、前記発信用探触子から発信され、前記腐食の発生箇所において反射された超音波ビームのエコーを、所定のビーム路程間において、前記受信用探触子により間接的に受信する間接受信工程と、直接的に受信された超音波ビームのエコー面積と、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積との比を算出する面積比算出工程とを備えることを特徴としている。
また、本発明の鋼管柱の腐食程度の評価方法では、前記面積比算出工程において、直接的に受信された超音波ビームのエコー面積と、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積との比を、温度条件に応じて補正することが好適である。
また、本発明の鋼管柱の腐食程度の評価方法では、前記間接受信工程において、超音波ビームのエコーのビーム路程の開始点に応じて、ビーム路程の終端点を設定することが好適である。
また、本発明の鋼管柱の腐食程度の評価方法は、さらに、前記面積比算出工程の後に、直接的に受信された超音波ビームのエコー面積と、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積との比から、前記腐食による前記鋼管柱の平均減肉率を推定する減肉率推定工程を備えることが好適である。
本発明の鋼管柱の腐食程度の評価方法によれば、超音波探傷器の発信用探触子と、超音波探傷器の受信用探触子とを一対として用い、直接的に受信された超音波ビームのエコー面積と、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積との比によって、鋼管柱の腐食程度を評価する。
そのため、本発明の鋼管柱の腐食程度の評価方法によれば、鋼管柱の端面部からのエコーを受信する必要がなく、超音波が減衰される比較的肉厚(例えば、肉厚6〜10mm)の鋼管柱についても、簡易な操作によって、より正確に腐食程度を評価することができる。
(a)は、本発明の鋼管柱の腐食程度の評価方法の一実施形態が採用される鋼管柱の概略図を示し、(b)は、本発明の鋼管柱の腐食程度の評価方法の一実施形態により得られるチャートの一例を示す。 表面温度−感度差グラフの作成時における鋼板の概略図である。 表面温度−感度差グラフを示す。 基準感度の設定時における探触子の配置図である。 反射エコー評価範囲グラフの作成時における鋼管柱の概略図であって、(a)は、鋼管柱の上面視概略図、(b)は、鋼管柱の側面視概略図を、それぞれ示す。 反射エコー評価範囲グラフを示す。 面積比温度補正グラフの作成時における探触子の配置図である。 面積比温度補正グラフを示す。 平均減肉率推定グラフの作成時における鋼管柱の概略図であって、(a)は、鋼管柱に切り欠き部が形成される形態、(b)は、鋼管柱に貫通孔が形成される形態を、それぞれ示す。 平均減肉率推定グラフを示す。 方向1に関する測定結果を示す。 方向1−2に関する測定結果を示す。 方向2に関する測定結果を示す。 方向2−3に関する測定結果を示す。 方向3に関する測定結果を示す。 方向3−4に関する測定結果を示す。 方向4に関する測定結果を示す。 方向4−1に関する測定結果を示す。 方向1の外観写真を示す。 方向1−2の外観写真を示す。 方向2の外観写真を示す。 方向2−3の外観写真を示す。 方向3の外観写真を示す。 方向3−1の外観写真を示す。 方向4の外観写真を示す。 方向4−1の外観写真を示す。
図1(a)は、本発明の鋼管柱の腐食程度の評価方法の一実施形態が採用される鋼管柱の概略図を示し、図1(b)は、本発明の鋼管柱の腐食程度の評価方法の一実施形態により得られるチャートの一例を示す。
図1(a)において、鋼管柱1は、所定厚みを有する公知の鋼管からなり、下端部が地中に埋設され、鉛直方向に沿うように建柱されている。
鋼管柱1の厚み(肉厚)は、例えば、6〜10mm、好ましくは、6〜8mmである。
また、鋼管柱1の外径は、例えば、216.3〜267.0mm、好ましくは、216.3mmである。
このような鋼管柱1は、長期間の使用により、地表近傍の埋設部(地際部)が、腐食欠陥を生じ、例えば、貫通孔を生じる場合や、例えば、肉薄となる場合がある。なお、図1(a)には、腐食の発生箇所6を、模式的に示している。
このような腐食欠陥を生じる場合、鋼管柱が倒壊するおそれがある。そのため、地際部における鋼管柱の腐食欠陥を検出し、鋼管柱の腐食部分を補強することや、腐食された鋼管柱を建て替えることなどが要求されている。
以下において、このような鋼管柱1の地際部における腐食の程度を評価する方法について、詳述する。
この方法では、まず、図1(a)に示すように、鋼管柱1の表面に、超音波探傷器2の発信用探触子3と、超音波探傷器2の受信用探触子4とを、一対として、地表5から離間するように配置する(配置工程)。
具体的には、発信用探触子3は、地表5側に向かって超音波ビーム(図1(a)における矢印u参照)を発信できるように、地表5から所定距離離間して配置される。
また、受信用探触子4は、発信用探触子3から発信された超音波ビームの、散乱エコー(入射エコー)(図1(a)における矢印a参照)を直接的に受信でき、さらに、腐食の発生箇所6において反射された反射エコー(腐食エコー)(図1(a)における矢印x参照)を間接的に受信できるように、地表5から所定距離離間して配置される。
好ましくは、発信用探触子3と受信用探触子4とは、地表5から同一距離離間して配置される。
また、これら発信用探触子3および受信用探触子4は、好ましくは、鋼管柱1の円周方向に沿って隣接するとともに、互いに密着するように配置される。
発信用探触子3および受信用探触子4の地表5からの距離は、例えば、150〜600mm、好ましくは、250〜400mm、より好ましくは、300mmである。
次いで、この方法では、図1(a)において矢印uで模式的に示すように、発信用探触子3から超音波ビームを発信する(発信工程)。
超音波ビームとしては、超音波探傷器2において一般的に用いられる超音波ビームが挙げられ、具体的には、例えば、T波(縦波)、S波(横波)などが挙げられ、好ましくは、S波が挙げられる。また、S波としては、例えば、SH波、SV波などが挙げられ、反射率の観点から、好ましくは、SH波が挙げられる。
超音波ビームの振動数は、例えば、0.2〜1.0MHz、好ましくは、0.5MHzである。
また、超音波ビームの探傷感度は、目的および用途に応じて適宜選択され、さらに、例えば、温度条件(例えば、鋼管柱1の表面温度など)などに応じて、公知の方法により補正される。
次いで、この方法では、図1(a)において矢印aで模式的に示されるように、発信された超音波ビームのエコーを、所定のビーム路程間において、受信用探触子4により直接的に受信する(直接受信工程)。
すなわち、この方法では、発信用探触子3および受信用探触子4がそれぞれ別体として鋼管柱1に設けられるため、発信用探触子3から発信された超音波ビームは、腐食の発生箇所6などにおいて反射されずとも、散乱エコーaとして受信用探触子4により受信される。
これにより、図1(b)のA(後述)が参照されるように、散乱エコーaのピークが検出される。
散乱エコーaのビーム路程の開始点は、発信用探触子3から超音波ビームが発信された点とし、また、ビーム路程の終端点は、目的および用途に応じて適宜設定される。
散乱エコーaのビーム路程として、具体的には、例えば、超音波探傷器2で読み取られる距離として、0〜100mmである。
次いで、この方法では、図1(a)において矢印xで模式的に示すように、発信用探触子3から発信され、腐食の発生箇所6において反射された超音波ビームのエコーを、所定のビーム路程間において、受信用探触子4により間接的に受信する(間接受信工程)。
すなわち、この方法では、腐食により、地際部において鋼管柱1に貫通孔が形成されている場合や、鋼管柱1が肉薄となっている場合などには、その腐食の発生箇所6において超音波ビームが反射され、その反射エコーxが、受信用探触子4により受信される。
これにより、図1(b)のX(後述)が参照されるように、反射エコーxのピークが検出される。
反射エコーxのビーム路程は、反射エコーxのピークの立ち上がり開始点から、反射エコーxのピーク終端点までの距離であって、超音波探傷器2で読み取られる距離として観測される。
なお、実際の測定では、例えば、反射エコーxのピーク終端点が不明瞭である場合など、反射エコーxのビーム路程を、正確に決定できない場合がある。
そこで、この方法では、好ましくは、反射エコーxのビーム路程の開始点が観測された後、その開始点に応じて、ビーム路程の終端点が設定される。
すなわち、この方法において、反射エコーxのビーム路程の開始点(反射エコーxのピークの立ち上がり開始点)と、終端点(反射エコーxのピーク終端点)とには相関関係があり、具体的には、ビーム路程の開始点となる距離が遠いほど、開始点から終端点までの間の距離が長くなる。
そのため、この方法では、予め、反射エコーxのビーム路程の開始点と終了点との関係をサンプリングしておき、そのサンプリング結果に基づいて、開始点および終了点を決定する。
より具体的には、例えば、まず、所定の位置に腐食欠陥を生じさせた鋼管柱1を用意し、その腐食欠陥から種々の所定間隔を隔てるように、発信用探触子3および受信用探触子4を配置する。そして、超音波ビームを発信および受信させ、反射エコーxのビーム路程の開始点(反射エコーxのピークの立ち上がり開始点)と終端点(反射エコーxのピーク終端点)との関係をサンプリングして、それらの関係を示すグラフ(図6参照、反射エコー評価範囲グラフ)を作成する。
そして、実際の測定では、この反射エコー評価範囲グラフを用いて、反射エコーxのビーム路程の開始点(反射エコーxのピークの立ち上がり開始点)に応じて、ビーム路程の終端点を決定し、これにより、ビーム路程を決定する。
このように、反射エコーxのビーム路程の開始点に応じて、ビーム路程の終端点を設定すれば、より正確に鋼管柱1の腐食程度を評価することができる。
次いで、この方法では、上記の直接受信工程において直接的に受信された超音波ビームのエコー面積(すなわち、散乱エコーaのピーク面積)と、上記の間接受信工程において間接的に受信された超音波ビームのエコー面積(すなわち、反射エコーxのピーク面積)との比を算出する(面積比算出工程)。
なお、散乱エコーaのピーク面積は、散乱エコーaのビーム路程(例えば、0〜100mm)の受信エコーの高さの総和として定義され、文字Aで示される。
また、反射エコーxのピーク面積は、反射エコーxのビーム路程(開始点〜終端点)の受信エコーの高さの総和として定義され、文字Xで示される。
そして、この方法では、散乱エコーaのピーク面積A、および、反射エコーxのピーク面積Xをそれぞれ求め、散乱エコーaのピーク面積Aに対する、反射エコーxのピーク面積Xの比(面積比X/A)を算出することにより、鋼管柱1の地際部における腐食程度を評価する。
より具体的には、この方法では、算出された面積比が大きいほど、鋼管柱1の腐食程度が大きく、また、面積比が小さいほど、鋼管柱1の腐食程度が小さいと判断する。
なお、鋼管柱1の腐食程度が極めて小さい場合や、鋼管柱1が腐食していない場合には、反射エコーxが受信されず、面積比が0となる場合がある。このような場合には、鋼管柱1が腐食していないものと判断する。
一方、上記により算出される面積比は、鋼管柱1の表面温度によって変化する場合がある。
具体的には、この方法において、上記により算出される面積比(X/A)と、鋼管柱1の表面温度とには相関関係があり、鋼管柱1の表面温度が低いほど、面積比(X/A)が大きくなる。
そのため、この方法では、より正確に腐食程度を評価する観点から、好ましくは、予め、鋼管柱1の表面温度と面積比(X/A)との関係をサンプリングしておき、そのサンプリング結果に基づいて、面積比算出工程において、上記により算出される面積比を、温度条件に応じて補正する。
より具体的には、例えば、まず、所定の位置に腐食欠陥を生じさせた鋼管柱1を用意し、その鋼管柱1について、散乱エコーaのピーク面積Aに対する反射エコーxのピーク面積Xの比(X/A)を、基準となる温度(例えば、鋼管柱1の表面温度18℃)で算出する。
そして、その他の温度範囲(例えば、鋼管柱1の表面温度8〜35℃)において、同様にピーク面積の比(X/A)を算出し、鋼管柱1の表面温度と面積比(X/A)との関係をサンプリングして、それらの関係を示すグラフを作成する。
さらに、このグラフの傾きから、測定時の温度条件(例えば、18℃以外の温度)において算出される面積比(X/A)を、基準となる温度(例えば、18℃)において算出される面積比(X/A)に補正するための補正係数を算出し、その補正係数と、温度条件との関係を示すグラフ(図8参照、面積比温度補正グラフ)を作成する。
そして、実際の測定では、この面積比温度補正グラフを用いて、測定時の温度条件に対応する補正係数を求め、得られた補正係数に従って、上記により算出された面積比を補正する。
これにより、面積比を標準化することができ、より正確に鋼管柱1の腐食程度を評価することができる。
また、このような方法により評価される範囲(探傷範囲)は、鋼管柱1の周方向に沿う長さ(探傷幅)として、例えば、30〜100mm、好ましくは、60mmである。
また、探傷幅が、鋼管柱1の周方向長さに満たない場合には、より確実に腐食の程度を評価するため、好ましくは、鋼管柱1を、その周方向に沿って複数の領域に分け、それぞれの領域で腐食の程度を評価する。
具体的には、例えば、図5(a)が参照されるように、鋼管柱1を、周方向に沿って複数に等分(例えば、8等分)し、その等分点のそれぞれで、腐食程度を評価することにより、鋼管柱1の全体としての腐食程度を評価することができる。
また、この方法において、上記により算出される面積比(X/A)と、鋼管柱1の腐食による平均減肉率(探傷範囲(探傷幅)内における鋼管柱1の肉厚の減少度合いの平均値)とには相関関係があり、具体的には、面積比(X/A)が大きいほど、腐食による平均減肉率は大きくなる。
そこで、この方法では、より正確に腐食程度を評価する観点から、好ましくは、面積比算出工程の後に、直接的に受信された超音波ビームのエコー面積(散乱エコーaのピーク面積A)と、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積(反射エコーxのピーク面積X)との比(X/A)から、腐食による鋼管柱1の平均減肉率を推定する(減肉率推定工程)。
そのような方法としては、例えば、予め、鋼管柱1の腐食による平均減肉率と、上記の面積比(X/A)との関係をサンプリングしておき、そのサンプリング結果に基づいて、実際に算出される面積比(X/A)から、腐食による鋼管柱1の平均減肉率を推定する方法が挙げられる。
より具体的には、例えば、まず、所定の位置に腐食欠陥を生じさせ、種々の平均減肉率で減肉させた鋼管柱1を用意し、その腐食欠陥について上記の面積比(X/A)を算出する。そして、平均減肉率と面積比(X/A)との関係をサンプリングして、それらの関係を示すグラフ(図10参照、平均減肉率推定グラフ)を作成する。
そして、実際の測定では、この平均減肉率推定グラフを用いて、上記により算出された面積比(X/A)から、鋼管柱1の平均減肉率を推定する。
また、この方法では、平均減肉率の範囲と、面積比(X/A)の範囲とを、対応させることができる。
すなわち、上記と同様にして、例えば、平均減肉率が0%以上25%以下であるとき、面積比(X/A)がどのような範囲になるか、また、例えば、平均減肉率が25%を超過し50%以下であるとき、面積比(X/A)がどのような範囲になるか、さらに、例えば、平均減肉率が50%を超過し100%以下であるとき、面積比(X/A)がどのような範囲になるかなどを、それぞれサンプリングにより求め、平均減肉率の範囲に応じて、面積比(X/A)の範囲を設定する。
そして、実際の測定では、この平均減肉率の範囲と、面積比(X/A)の範囲との対応関係に当てはめることにより、上記により算出された面積比(X/A)から、鋼管柱1の平均減肉率を推定することができる。
このように、面積比から平均減肉率を推定すれば、より正確に鋼管柱1の腐食程度を評価することができる。
そして、本発明の鋼管柱1の腐食程度の評価方法によれば、超音波探傷器2の発信用探触子3と、超音波探傷器2の受信用探触子4とを一対として用い、直接的に受信された超音波ビームのエコー面積(散乱エコーaのピーク面積A)と、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積(反射エコーxのピーク面積X)との比(X/A)によって、鋼管柱1の腐食程度を評価するため、鋼管柱1の端面部からのエコーを受信する必要がなく、超音波が減衰される比較的肉厚(例えば、肉厚6〜10mm)の鋼管柱1についても、簡易な操作によって、より正確に腐食程度を評価することができる。
次に、本発明を、実施例に基づいて説明するが、本発明は、下記の実施例によって限定されるものではない。
[探傷準備]
<表面温度−感度差グラフの作成>
図2は、表面温度−感度差グラフの作成時における鋼板の概略図である。
図2に示すように、厚さ5mmの鋼板に、人工欠陥として直径10mmの貫通孔を形成し、標準試験体を作製した。
次いで、人工欠陥から300mm離れた位置に超音波探傷器2(型番:UI−25 菱電湘南エレクトロニクス社製)の探触子を配置した。そして、標準試験体の表面温度を8〜35℃まで変化させながら、各温度条件において、探触子により超音波ビーム(SH波、0.5MHz)を発信させ、人工欠陥において反射された反射エコーxを受信し、そのエコー高さが80%になる感度を測定した。
これを繰り返すことにより、標準試験体の表面温度による感度の変化をサンプリングし、18℃における感度を基準として、標準試験体の表面温度による感度差をグラフ化することにより、表面温度−感度差グラフを得た。得られた表面温度−感度差グラフを、図3に示す。
<基準感度の設定>
図4は、基準感度の設定時における探触子の配置図である。
図4に示すように、下部が地中に埋設されて建柱された鋼管柱1(肉厚6mm、外径216.3mm 表面温度18℃)において、超音波探傷器2の送信側探触子3を配置するとともに、その送信側探触子3に対して、鋼管柱1の管軸方向に沿って100mmの間隔を隔てるように、受信側探触子4を対向配置させた。そして、送信側探触子3から超音波ビームを発信して、受信側探触子4により透過エコーを受信するとともに、透過エコーの高さが80%になるように調節した。このときの感度を、基準感度として測定したところ、33.4dBであった。
<探傷感度の決定>
超音波探傷器の波形表示を明確にするため、基準感度33.4dBより18dB大きい51.4dBを用いることとし、さらに、上記の表面温度−感度差グラフを参照して、探傷対象である鋼管柱1の探傷位置の表面温度(14℃)に応じて感度を補正した。
上記の表面温度−感度差グラフによれば、14℃における感度と18℃における感度との感度差が1.5dBであったため、51.4dBに1.5dBを加えた52.9dBを、探傷感度として決定した。
なお、実際の測定では、より一層、超音波探傷器の波形表示を明確にするため、52.9dBよりさらに大きい値として、51.4dBに12dBを加えた63.4dBの感度で探傷し、得られた波形を、52.9dBの感度で探傷した場合の波形に、公知の方法で変換処理した。
<反射エコー評価範囲グラフの作成>
図5は、反射エコー評価範囲グラフの作成時における鋼管柱の概略図であって、(a)は、鋼管柱の上面視概略図を、(b)は、鋼管柱の側面視概略図をそれぞれ示す。
図5(b)に示すように、鋼管柱1(肉厚6mm、外径216.3mm)に、人工欠陥として、最大長さ100mm、最大深さ3mm、断面視略く字状の切り欠き部7を外周面側から形成した。
次いで、図5(a)に示すように、鋼管柱1を円周方向に8等分する等分点に、探触子を配置するマークを設定した。
具体的には、まず、鋼管柱1を4等分し、それぞれの等分点を方向1、方向2、方向3、方向4とした。また、方向1と方向2との中間点を方向1−2、方向2と方向3との中間点を方向2−3、方向3と方向4との中間点を方向3−4、方向4と方向1との中間点を方向4−1とした。
次いで、図5(b)に示すように、それぞれのマーク位置において、超音波探傷器2の送信側探触子3および受信側探触子4を配置し、それら探触子から切り欠き部7の最大深さの部分までの距離を、150〜450mmの範囲、10mmピッチで変更しながら、超音波ビーム(SH波、探傷感度63.4dB、0.5MHz)を発信させ、人工欠陥による反射エコーxを測定した。
なお、このとき、反射エコーxのピーク立ち上がり開始点の距離表示は、探触子から人工欠陥の最大深さまでの距離に一致した。
そして、反射エコーxのピークの立ち上がり開始点の距離表示と、反射エコーxのピーク終端点の距離表示とをサンプリングし、それら開始点から終端点までの距離を求めて、それらの関係をグラフ化することにより、反射エコー評価範囲グラフを得た。得られた反射エコー評価範囲グラフを、図6に示す。
<面積比温度補正グラフの作成>
図7は、面積比温度補正グラフの作成時における探触子の配置図である。
図7に示すように、鋼管柱(肉厚6mm、外径216.3mm)に、人工欠陥として、幅10mmの貫通孔8を形成した。
次いで、鋼管柱1の表面に超音波探傷器2の送信側探触子3および受信側探触子4を配置し、それら探触子から貫通孔8までの距離を、250〜350mmの範囲、50mmピッチで変更しながら、超音波ビーム(SH波、探傷感度63.4dB、0.5MHz)を発信させ、散乱エコーa、および、人工欠陥による反射エコーxを受信した。そして、散乱エコーaのピーク面積Aと、反射エコーxのピーク面積Xとの比(X/A)を算出した。
そして、鋼管柱1の表面温度を、8〜35℃の範囲で変更しながら、上記の操作を繰り返し、面積比(X/A)と、鋼管柱1の表面温度との関係をサンプリングした。なお、鋼管柱1の表面温度が低いほど、面積比(X/A)は低く示された。
その後、鋼管柱1の表面温度が18℃である場合を基準として、鋼管柱1の表面温度による面積比(X/A)の補正係数を算出し、グラフ化することにより、面積比温度補正グラフを得た。得られた面積比温度補正グラフを図8に示す。
<平均減肉率推定グラフの作成>
図9は、平均減肉率推定グラフの作成時における鋼管柱の概略図であって、(a)は、鋼管柱に切り欠き部が形成される形態、(b)は、鋼管柱に貫通孔が形成される形態を、それぞれ示す。
図9(a)に示すように、鋼管柱1(肉厚6mm、外径216.3mm、表面温度18℃)に、人工欠陥として、最大長さ100mm、最大深さ1.5mm(平均減肉率25%)、断面視略く字状の切り欠き部7を外周面側から形成した。
次いで、鋼管柱1の表面に超音波探傷器2の送信側探触子3および受信側探触子4を配置し、それら探触子から切り欠き部7の最大深さの部分までの距離を、200〜600mmの範囲、50mmピッチで変更しながら、超音波ビーム(SH波、探傷感度63.4dB、0.5MHz)を発信させ、散乱エコーa、および、人工欠陥による反射エコーxを受信した。そして、散乱エコーaのピーク面積Aと、反射エコーxのピーク面積Xとの比を算出した。
また、人工欠陥として、最大深さ3mm(平均減肉率50%)の断面視略く字状の切り欠き部7を形成した以外は、上記と同様にして、散乱エコーaのピーク面積Aと、反射エコーxのピーク面積Xとの比を算出した。
また、人工欠陥として、最大深さ4.5mm(平均減肉率75%)の断面視略く字状の切り欠き部7を形成した以外は、上記と同様にして、散乱エコーaのピーク面積Aと、反射エコーxのピーク面積Xとの比を算出した。
さらに、図9(b)に示すように、鋼管柱1(肉厚6mm、外径216.3mm)に、人工欠陥として、幅10mmの貫通孔8を形成した以外は、上記と同様にして、散乱エコーaのピーク面積Aと、反射エコーxのピーク面積Xとの比を算出した。なお、この場合、人工欠陥の幅10mmは、探傷幅60mmに対して16.7%の割合であるため、平均減肉率を16.7%であるとした。
また、幅20mmの貫通孔(平均減肉率33.3%)を形成した以外は、上記と同様にして、散乱エコーaのピーク面積Aと、反射エコーxのピーク面積Xとの比を算出した。
また、幅30mmの貫通孔(平均減肉率50%)を形成した以外は、上記と同様にして、散乱エコーaのピーク面積Aと、反射エコーxのピーク面積Xとの比を算出した。
そして、上記の平均減肉率と、面積比との関係をグラフ化することにより、平均減肉率推定グラフを得た。得られた平均減肉率推定グラフを、図10に示す。
平均減肉率推定グラフから、以下の推定基準を読み取ることができた。
・面積比が0.0を超過し3.0未満であるとき、平均減肉率が0%以上25%以下
・面積比が3.0を超過し7.5未満であるとき、平均減肉率が25%を超過し50%以下
・面積比が7.5を超過するとき、平均減肉率が50%を超過し100%(貫通)以下
[実施例1]
長期使用され、撤去された鋼管柱(肉厚6mm、外径216.3mm、表面温度15℃)の腐食の程度を、下記に示す方法によって評価した。
すなわち、まず、鋼管柱を円周方向に8等分する等分点に、探触子を配置するマークを設定した。
具体的には、鋼管柱を4等分し、それぞれの等分点を方向1、方向2、方向3、方向4とした。また、方向1と方向2との中間点を方向1−2、方向2と方向3との中間点を方向2−3、方向3と方向4との中間点を方向3−4、方向4と方向1との中間点を方向4−1とした(図5(a)参照)。
次いで、上記の方向1において、鋼管柱1の建柱状態での地表との境界に相当する位置から、管軸方向300mm上方の位置に、超音波探傷器の発信用探触子および受信用探触子をそれぞれ配置した(配置工程(図1(a)参照))。
次いで、発信用探触子から超音波ビーム(SH波、探傷感度63.4dB、0.5MHz)を発信した(発信工程)。
そして、発信された超音波ビームのエコーを、ビーム路程(距離)0〜100mmの間において、受信用探触子により直接的に受信(直接受信工程)するとともに、発信用探触子から発信され、腐食の発生箇所において反射された超音波ビームのエコーを、ビーム路程(距離)320〜468mmの間において、受信用探触子により間接的に受信した(間接受信工程)。
なお、反射エコーxの受信の開始点が320mmで確認されたことから、反射エコー評価範囲グラフ(図6)を参照して、反射エコーxのビーム路程の終端点が468mmであると決定した。
次いで、直接的に受信された超音波ビームのエコー面積(散乱エコーaのピーク面積A)と、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積(反射エコーxのピーク面積X)との比(X/A)を算出した(面積比算出工程)。
直接的に受信された超音波ビームのエコー面積(散乱エコーaのピーク面積A)は224、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積は(反射エコーxのピーク面積X)1545であり、それらの比(X/A)は、6.9であった。
次いで、算出された面積比(X/A)を温度条件に応じて補正した。
具体的には、面積比温度補正グラフ(図8)を参照し、鋼管柱の表面温度が15℃である場合に測定される面積比(X/A)の補正係数が0.87であることを確認し、実測された面積比6.9に0.83を乗じた。これにより、補正後の面積比(X/A)を6.0とした。
その後、補正後の面積比(X/A)から、方向1における平均減肉率を推定した。その結果、面積比が3.0を超過し7.5未満であることから、平均減肉率は25%以上50%未満であると推定された。
方向1に関する測定結果を図11に示す。
さらに、上記と同様にして、鋼管柱の方向1−2、方向2、方向2−3、方向3、方向3−4、方向4および方向4−1のそれぞれについて、補正後の面積比(X/A)を算出し、平均減肉率を推定した。
方向1−2に関する測定結果を図12に、方向2に関する測定結果を図13に、方向2−3に関する測定結果を図14に、方向3に関する測定結果を図15に、方向3−4に関する測定結果を図16に、方向4に関する測定結果を図17に、方向4−1に関する測定結果を図18に、それぞれ示す。
[評価]
鋼管柱の上記の方向1、方向1−2、方向2、方向2−3、方向3、方向3−4、方向4および方向4−1のそれぞれにおいて、最大減肉深さおよび最大減肉率と、最小減肉深さおよび最小減肉率とを測定し、それら減肉率と、上記により推定された平均減肉率とを比較した。結果を、表1に示す。
また、方向1の外観写真を図19に、方向1−2の外観写真を図20に、方向2の外観写真を図21に、方向2−3の外観写真を図22に、方向3の外観写真を図23に、方向3−4の外観写真を図24に、方向4の外観写真を図25に、方向4−1の外観写真を図26に、それぞれ示す。
表1に示すように、上記の方法により推定される減肉率は、実測される減肉率に良好に対応しており、そのため、上記の方法によって、鋼管柱の腐食の程度を良好に評価することができる。
1 鋼管柱
2 超音波探傷器
3 発信用探触子
4 受信用探触子
5 地表
6 腐食の発生箇所

Claims (4)

  1. 下端部が地中に埋設された鋼管柱の地際部における腐食の程度を評価する方法であって、
    鋼管柱の表面に、超音波探傷器の発信用探触子と、超音波探傷器の受信用探触子とを一対として、地表から所定距離離間するように配置する配置工程と、
    前記発信用探触子から超音波ビームを発信する発信工程と、
    発信された超音波ビームのエコーを、所定のビーム路程間において、前記受信用探触子により直接的に受信する直接受信工程と、
    前記発信用探触子から発信され、前記腐食の発生箇所において反射された超音波ビームのエコーを、所定のビーム路程間において、前記受信用探触子により間接的に受信する間接受信工程と、
    直接的に受信された超音波ビームのエコー面積と、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積との比を算出する面積比算出工程と
    を備えることを特徴とする、鋼管柱の腐食程度の評価方法。
  2. 前記面積比算出工程において、
    直接的に受信された超音波ビームのエコー面積と、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積との比を、温度条件に応じて補正することを特徴とする、請求項1に記載の鋼管柱の腐食程度の評価方法。
  3. 前記間接受信工程において、
    超音波ビームのエコーのビーム路程の開始点に応じて、ビーム路程の終端点を設定することを特徴とする、請求項1または2に記載の鋼管柱の腐食程度の評価方法。
  4. さらに、前記面積比算出工程の後に、
    直接的に受信された超音波ビームのエコー面積と、間接的に受信された超音波ビームのエコー面積との比から、前記腐食による前記鋼管柱の平均減肉率を推定する減肉率推定工程を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の鋼管柱の腐食程度の評価方法。
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