JP2013168066A - 情報処理装置および故障診断方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置は、時刻を計時するクロック部と、第1の機能を制御するとともに、クロック部により計時された時刻に基づいて自身における障害の発生時刻を第1の時刻として保持する第1のコントローラと、第2の機能を制御するとともに、クロック部により計時された時刻に基づいて自身における障害の発生時刻を第2の時刻として記憶する第2のコントローラと、第1のコントローラと第2のコントローラとの間で障害が伝播し得る場合に、第1のコントローラが保持する第1の時刻と第2のコントローラが保持する第2の時刻を比較して、第1のコントローラおよび第2のコントローラのうちのいずれにおいて障害が生じたのかを判定する診断部と、を備える。
【選択図】図1
Description
時刻を計時するクロック部と、
第1の機能を制御するとともに、前記クロック部により計時された時刻に基づいて自身における障害の発生時刻を第1の時刻として保持する第1のコントローラと、
第2の機能を制御するとともに、前記クロック部により計時された時刻に基づいて自身における障害の発生時刻を第2の時刻として保持する第2のコントローラと、
前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの間で一方のコントローラにおいて生じた障害が他方のコントローラにも伝播し得る場合に、前記第1のコントローラが保持する前記第1の時刻と前記第2のコントローラが保持する前記第2の時刻を比較して、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラのうちのいずれにおいて障害が生じたのかを判定する診断部と、を備える。
第1の機能を制御する第1のコントローラが、クロック部により計時された時刻に基づいて自身における障害の発生時刻を第1の時刻として保持する工程と、
第2の機能を制御する第2のコントローラが、前記クロック部により計時された時刻に基づいて自身における障害の発生時刻を第2の時刻として保持する工程と、
前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの間で一方のコントローラにおいて生じた障害が他方のコントローラにも伝播し得る場合に、診断部が、前記第1のコントローラが保持する前記第1の時刻と前記第2のコントローラが保持する前記第2の時刻を比較して、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラのうちのいずれにおいて障害が生じたのかを判定する工程と、を含む。
[形態1]
上記第1の視点に係る情報処理装置のとおりである。
[形態2]
前記診断部は、前記第1の時刻が前記第2の時刻よりも早い場合には、前記第1のコントローラにおいて障害が生じたものと判定し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも早い場合には、前記第2のコントローラにおいて障害が生じたものと判定するようにしてもよい。
[形態3]
前記第1のコントローラは、自身において生じた障害の内容を示すログ情報と前記第1の時刻を含む第1のログデータを生成し、
前記第2のコントローラは、自身において生じた障害の内容を示すログ情報と前記第2の時刻を含む第2のログデータを生成し、
前記診断部は、前記第1のログデータに含まれる前記第1の時刻と前記第2のログデータに含まれる前記第2の時刻を比較して、前記第1の時刻が前記第2の時刻よりも早い場合には、前記第1のログデータに含まれるログ情報を解析し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも早い場合には、前記第2のログデータに含まれるログ情報を解析するようにしてもよい。
[形態4]
前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラは、それぞれ、前記第1のログデータおよび前記第2のログデータを前記診断部に出力し、
前記診断部は、前記第1のログデータおよび前記第2のログデータを保持するようにしてもよい。
[形態5]
上記情報処理装置は、前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの間で、一方のコントローラにおいて生じた障害が他方のコントローラに伝播するか否かを示す情報を保持するデータベースをさらに備えていてもよい。
[形態6]
前記診断部は、前記データベースを参照して、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラの一方において障害が生じたのか、双方において障害が生じたのかを判定するようにしてもよい。
[形態7]
前記診断部は、前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの間で双方向に障害が伝播する場合には、前記第1の時刻および前記第2の時刻の先後に関わらず、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラのいずれか一方において障害が生じたものと判定するようにしてもよい。
[形態8]
前記診断部は、前記第1のコントローラにおいて生じた障害が前記第2のコントローラに伝播し、前記第2のコントローラにおいて生じた障害が前記第1のコントローラに伝播しない場合において、前記第1の時刻が前記第2の時刻よりも早いときには、前記第1のコントローラにおいて障害が生じたものと判定し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも早いときには、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラにおいて障害が生じたものと判定するようにしてもよい。
[形態9]
上記第2の視点に係る故障診断方法のとおりである。
[形態10]
上記故障診断方法において、前記診断部は、前記第1の時刻が前記第2の時刻よりも早い場合には、前記第1のコントローラにおいて障害が生じたものと判定し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも早い場合には、前記第2のコントローラにおいて障害が生じたものと判定するようにしてもよい。
[形態11]
上記故障診断方法は、前記第1のコントローラが、自身において生じた障害の内容を示すログ情報と前記第1の時刻を含む第1のログデータを生成する工程と、
前記第2のコントローラが、自身において生じた障害の内容を示すログ情報と前記第2の時刻を含む第2のログデータを生成する工程と、
前記診断部が、前記第1のログデータに含まれる前記第1の時刻と前記第2のログデータに含まれる前記第2の時刻を比較して、前記第1の時刻が前記第2の時刻よりも早い場合には、前記第1のログデータに含まれるログ情報を解析し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも早い場合には、前記第2のログデータに含まれるログ情報を解析する工程と、を含んでいてもよい。
[形態12]
上記故障診断方法において、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラは、それぞれ、前記第1のログデータおよび前記第2のログデータを前記診断部に出力し、
前記診断部は、前記第1のログデータおよび前記第2のログデータを保持するようにしてもよい。
[形態13]
上記故障診断方法において、前記診断部は、前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの間で、一方のコントローラにおいて生じた障害が他方のコントローラに伝播するか否かを示す情報を保持するデータベースを参照して、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラの一方において障害が生じたのか、双方において障害が生じたのかを判定するようにしてもよい。
[形態14]
上記故障診断方法において、前記診断部は、前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの間で双方向に障害が伝播する場合には、前記第1の時刻および前記第2の時刻の先後に関わらず、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラのいずれか一方において障害が生じたものと判定するようにしてもよい。
[形態15]
上記故障診断方法において、前記診断部は、前記第1のコントローラにおいて生じた障害が前記第2のコントローラに伝播し、前記第2のコントローラにおいて生じた障害が前記第1のコントローラに伝播しない場合において、前記第1の時刻が前記第2の時刻よりも早いときには、前記第1のコントローラにおいて障害が生じたものと判定し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも早いときには、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラにおいて障害が生じたものと判定するようにしてもよい。
第1の実施形態に係る情報処理装置について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理装置の構成を一例として示すブロック図である。図1を参照すると、情報処理装置は、コントローラ1、コントローラ2、診断部3およびRTC(Real Time Clock)4を備える。
第2の実施形態に係る情報処理装置について、図面を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理装置の構成を一例として示すブロック図である。図2を参照すると、本実施形態の情報処理装置は、第1の実施形態の情報処理装置(図1)と同様に、コントローラ1、コントローラ2、診断部3およびRTC(Real Time Clock)4を備えるとともに、さらに、障害伝播情報データベース(障害伝播情報DB)6を備える。コントローラ1、コントローラ2およびRTC(Real Time Clock)4の構成および動作については、第1の実施形態の情報処理装置と同様であることから、説明を省略する。
3 診断部
4 RTC(Real Time Clock)
5 コントローラ間I/F
6 障害伝播情報データベース(障害伝播情報DB)
10、20 障害検知部
11、21 RTC写し格納部
30 診断プロセッサ
31 故障解析プログラム
32 ログ格納部
100 ログ格納指示信号
101 ログデータ
102 故障解析指示信号
103 ログ読み出し指示信号
104 ログデータ
105 故障解析結果通知信号
200、300 障害通知
201、301 ログ採取指示
202、302 ログデータ
400、401 時刻通知
500、600 保持信号
501、601 時刻通知
700 故障解析結果
Claims (10)
- 時刻を計時するクロック部と、
第1の機能を制御するとともに、前記クロック部により計時された時刻に基づいて自身における障害の発生時刻を第1の時刻として保持する第1のコントローラと、
第2の機能を制御するとともに、前記クロック部により計時された時刻に基づいて自身における障害の発生時刻を第2の時刻として保持する第2のコントローラと、
前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの間で、一方のコントローラにおいて生じた障害が他方のコントローラにも伝播し得る場合に、前記第1のコントローラが保持する前記第1の時刻と前記第2のコントローラが保持する前記第2の時刻を比較して、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラのうちのいずれにおいて障害が生じたのかを判定する診断部と、を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記診断部は、前記第1の時刻が前記第2の時刻よりも早い場合には、前記第1のコントローラにおいて障害が生じたものと判定し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも早い場合には、前記第2のコントローラにおいて障害が生じたものと判定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記第1のコントローラは、自身において生じた障害の内容を示すログ情報と前記第1の時刻を含む第1のログデータを生成し、
前記第2のコントローラは、自身において生じた障害の内容を示すログ情報と前記第2の時刻を含む第2のログデータを生成し、
前記診断部は、前記第1のログデータに含まれる前記第1の時刻と前記第2のログデータに含まれる前記第2の時刻を比較して、前記第1の時刻が前記第2の時刻よりも早い場合には、前記第1のログデータに含まれるログ情報を解析し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも早い場合には、前記第2のログデータに含まれるログ情報を解析することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラは、それぞれ、前記第1のログデータおよび前記第2のログデータを前記診断部に出力し、
前記診断部は、前記第1のログデータおよび前記第2のログデータを保持することを特徴とする、請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの間で、一方のコントローラにおいて生じた障害が他方のコントローラに伝播するか否かを示す情報を保持するデータベースをさらに備えることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記診断部は、前記データベースを参照して、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラの一方において障害が生じたのか、双方において障害が生じたのかを判定することを特徴とする、請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記診断部は、前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの間で双方向に障害が伝播する場合には、前記第1の時刻および前記第2の時刻の先後に応じて、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラのいずれか一方において障害が生じたものと判定することを特徴とする、請求項6に記載の情報処理装置。
- 前記診断部は、前記第1のコントローラにおいて生じた障害が前記第2のコントローラに伝播し、前記第2のコントローラにおいて生じた障害が前記第1のコントローラに伝播しない場合において、前記第1の時刻が前記第2の時刻よりも早いときには、前記第1のコントローラにおいて障害が生じたものと判定し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも早いときには、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラにおいて障害が生じたものと判定することを特徴とする、請求項6に記載の情報処理装置。
- 第1の機能を制御する第1のコントローラが、クロック部により計時された時刻に基づいて自身における障害の発生時刻を第1の時刻として保持する工程と、
第2の機能を制御する第2のコントローラが、前記クロック部により計時された時刻に基づいて自身における障害の発生時刻を第2の時刻として保持する工程と、
診断部が、前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの間で、一方のコントローラにおいて生じた障害が他方のコントローラにも伝播し得る場合に、前記第1のコントローラが保持する前記第1の時刻と前記第2のコントローラが保持する前記第2の時刻を比較して、前記第1のコントローラおよび前記第2のコントローラのうちのいずれにおいて障害が生じたのかを判定する工程と、を含むことを特徴とする故障診断方法。 - 前記診断部は、前記第1の時刻が前記第2の時刻よりも早い場合には、前記第1のコントローラにおいて障害が生じたものと判定し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも早い場合には、前記第2のコントローラにおいて障害が生じたものと判定することを特徴とする、請求項9に記載の故障診断方法。
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