JP2013166285A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013166285A
JP2013166285A JP2012030293A JP2012030293A JP2013166285A JP 2013166285 A JP2013166285 A JP 2013166285A JP 2012030293 A JP2012030293 A JP 2012030293A JP 2012030293 A JP2012030293 A JP 2012030293A JP 2013166285 A JP2013166285 A JP 2013166285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
electronic device
image forming
forming apparatus
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012030293A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuzo Adachi
悦三 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012030293A priority Critical patent/JP2013166285A/ja
Publication of JP2013166285A publication Critical patent/JP2013166285A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】制御プログラムが記憶された記憶装置が改造されたことを検出することができる画像形成装置等の電子機器を提供する。
【解決手段】画像形成装置110は、制御プログラムを記憶するROM202と、画像形成装置110の機能に関する設定項目に対応する設定値を記憶する設定記憶部204と、設定記憶部204の設定値が、当該設定値に対応する設定項目の許容範囲内にあるか否かを判定するCPU200とを備え、ROM202は許容範囲を特定するための情報をさらに記憶しており、CPU200は、設定値が許容範囲内にないと判定したことに応じて、画像形成装置110が改造されていると決定する。これにより、警告を提示することがき、画像形成装置が損傷を受ける可能性、又は危険な状態で使用される可能性を低減することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置等の電子機器に関し、特に、電子機器の制御プログラム及び設定値を記憶した記憶装置が改造されたことを検知可能な電子機器に関する。
電子機器である画像処理装置の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に、記録紙に画像を形成する画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような事業所において、プリンタ機能又はコピー機能等を備えた画像形成装置をネットワークに接続し、これらを複数のユーザで共用するケースが多くなっている。このような画像形成装置の1種である複合機(MFP(MultiFunction Peripheral))は、コピーモード、ファクシミリモード(以下、ファクシミリをFAXともいう)、ネットワーク対応のプリンタモード、及びスキャナモードのように、複数の基本的な動作モードを備える。
このような画像形成装置は、機能のレベルによって上位機種から下位機種まで、種々のレベルの装置として提供されている。画像形成装置の機能は、機能毎に回路基板として提供されることがある。そのような下位機種の画像形成装置において、性能を高めるために、上位機種の回路基板が偽造されて使用される、又は、正規の回路基板が不正に改造されて使用されることがある。
このような改造に対応するために、下記特許文献1には、偽造された回路基板又は不正な改造が行なわれた真正な回路基板が接続された場合、その回路基板が使用可能にならない画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、回路基板の増設等、構成が変更されたことを検知した場合、変更された構成品のハードウェア又はソフトウェアに関する情報を取得し、正規品の情報と比較することによって、変更された構成品が正規品であるか否かを判定している。
特開2007−307813号公報
近年では、共通のハードウェアを採用し、ソフトウェア(制御プログラム)の違いで、上位機種から下位機種まで異なる機種の画像形成装置を実現することも行なわれている。画像形成装置の制御プログラム及びそれに必要な設定値は半導体メモリで提供される。使用される半導体メモリとしては、例えば、電気的に書換え可能なフラッシュメモリ、EEEPROM等が使用されることが多い。したがって、制御基板に搭載(例えば、制御基板上のソケットに装着)されたメモリを交換する、又はそのデータを上位機種のデータに書換えるだけで、下位機種の画像形成装置を、上位機種の機能を実行可能な装置にすることができる可能性があり、改造が容易になっていると言える。
改造されたメモリでは、本来、その画像形成装置が取り得る設定値の範囲外の値が書込まれている場合がある。そのような場合、画像形成装置が正常に動作しない可能性、及び、画像形成装置が損傷されてしまう可能性がある。また、トナーを記録紙に定着するための定着温度等の設定値に対する改造によって、画像形成装置の安全性が確保できないこともある。画像形成装置の改造は、画像形成装置のユーザが行なう場合だけでなく、ユーザではない者が改造し、画像形成装置を正規の製品としてユーザに販売する場合等がある。
しかし、画像形成装置において、制御プログラム等を記憶したメモリが不正に交換されること、又は、データが書換えられることは、特許文献1に開示された技術によっては検知することができない問題がある。この問題は、画像形成装置に限らず、共通のハードウェアを採用し、ソフトウェアによって機種の違いを実現している電子機器において発生し得る問題である。
したがって、本発明は、制御プログラムが記憶された記憶装置が不正に改造されたことを検知することができる電子機器を提供することを目的とする。
上記の目的は、下記によって達成することができる。
即ち、本発明の第1の局面に係る電子機器は、制御プログラムを記憶するプログラム記憶装置を備えた電子機器であって、電子機器が有する機能に関する設定項目に対応する設定値を記憶する設定記憶部と、設定記憶部から設定値を読出す読出部と、読出された設定値が、当該設定値に対応する設定項目が取り得る値の範囲である許容範囲内にあるか否かを判定する判定部と、判定部が、設定値が許容範囲内にないと判定したことを受けて、電子機器が改造されていると決定する決定部とを備え、プログラム記憶装置は、許容範囲を特定するための特定情報をさらに記憶している。
好ましくは、特定情報は、許容範囲の上限値及び下限値を特定できる情報である。
本発明の第2の局面に係る電子機器は、制御プログラムを記憶するプログラム記憶装置を備えた電子機器であって、電子機器が有する機能に関する設定項目に対応する設定値を記憶する設定記憶部と、設定記憶部から設定値を読出す読出部と、読出された設定値のデータビットが全て0又は全て1であるか否かを判定する判定部と、判定部が、読出された設定値のデータビットが全て0又は全て1であると判定したことを受けて、電子機器が改造されていると決定する決定部とを備える。
好ましくは、電子機器は、決定部により電子機器が改造されていると決定されたことを受けて、電子機器が改造されていることを提示する提示部をさらに備える。
より好ましくは、通信ネットワークに接続する接続部をさらに備え、決定部により電子機器が改造されていると決定されたことを受けて、電子機器が改造されていることを表す情報を、接続部を介して、所定の送信先に送信する。
さらに好ましくは、電子機器は画像形成装置であり、設定値は、記録紙への画像形成に関する設定値である。
好ましくは、設定値は、トナーを記録紙に定着させるための定着温度、記録紙を収容するトレイから記録紙が引出された時から、引出された記録紙が画像形成部に到達するまでの時間、又は、複数の記録紙に連続して画像を形成するときの、トレイから記録紙を引出す周期である。
本発明によれば、電子機器の制御プログラム又はその設定値が記憶された記憶装置が、不正に交換されたこと、又はそのデータが書換えられたことを検知することができ、電子機器が改造されたことを検知することができる。これによって、電子機器が損傷を受ける可能性、又は危険な状態で使用される可能性を低減することができる。
電子機器が改造されたことを提示することにより、改造された電子機器であることを知らずに使用しているユーザに注意を喚起することができる。また、ユーザは必要な処置を取ることができる。
電子機器がネットワークに接続されている場合には、ネットワークを介して、電子機器の製造会社、サービスサポートセンター等に通知することが可能になる。したがって、電子機器の製造会社、サービスサポートセンター等は、適切な対応を行なうことができる。
電子機器が画像形成装置である場合、判定の対象である設定値として、定着温度、印字タイミング(記録紙を収容するトレイから記録紙が引出された時から、引出された記録紙が画像形成部に到達するまでの時間)、又は、サイクル時間(複数の記録紙に連続して画像を形成するときの、トレイから記録紙を引出す周期)を用いることによって、より正確且つ短時間に、改造の有無を判定することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した画像形成装置の構成を示す断面図である。 図1に示した制御部の構成を示すブロック図である。 図3に示したプログラムを記憶したROM、及び、設定記憶部の内部構成を示すブロック図である。 図1に示した画像形成装置において実行される、不正に交換されたROMを検知するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 下位機種の画像形成装置における、プログラムを記憶したROM及び設定記憶部の内部構成を示すブロック図である。 図6において、制御プログラムを記憶したROMが、上位機種の制御プログラムを記憶したROMに交換された状態を示すブロック図である。 警告メッセージの表示例を示す図である。 警告メッセージが表示されたまま画像形成装置が起動された場合の操作パネルの表示例を示す図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100は、制御部110、画像形成部112、記録紙搬送部118、画像入力部120、及び操作部122を備えている。画像形成部112は、転写部114及び定着部116を備えている。操作部122は、操作パネル124及び操作キー部126を備えている。このような構成により、画像形成装置100は、原稿を読取って生成された画像データに応じて、所定の記録紙に多色又は単色の画像を形成する。
図2を参照して、画像形成装置100は、本体装置130と、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)140とにより構成されている。本体装置130は、光走査装置1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着部116、給紙カセット81、及び排紙トレイ91を備えて構成されている。光走査装置1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、及び中間転写ベルトユニット6は、図1に示した転写部114を構成する。
本体装置130の上部には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられた画像読取装置90が配置されている。画像読取装置90は、光源及び第1ミラーを保持する光源ユニット93と、第2及び第3ミラーを保持するミラーユニット94と、レンズ及びCCD95とから構成された縮小光学系の画像読取装置である。
原稿載置台92の上には自動原稿送り装置140が取り付けられている。自動原稿送り装置140は、原稿載置台92の上に自動的に原稿を搬送する。自動原稿送り装置140は矢印M方向に回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手で置くことができるようになっている。画像読取装置90及び自動原稿送り装置140は、図1に示した画像入力部120を構成する。
本体装置130には、図1に示した操作部122(図2において図示せず)が設けられている。ユーザは操作部122を介して、画像形成装置100に対する指示を入力することができる。
本体装置130には、外部接続された装置から画像データを入力する入力部、又は可搬型の記録媒体から画像データを読取る装置(何れも図示せず)を備えている。本体装置130は、これらの他にも画像形成装置として機能するために必要な構成要素、例えば各部に電力を構成する電源部(図示せず)等をも備えている。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の各色を用いたカラー画像データ、即ち、これら4色の成分に分解された画像データである。したがって、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、及びクリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するように、それぞれ4個ずつ設けられ、これらによって、ブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローを処理する4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための装置であり、図2に示すようなチャージャ型の他、接触型のローラ型又はブラシ型の帯電器が用いられることもある。
光走査装置1は、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)である。光走査装置1には、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズ及びミラー等の光学要素とが配置されている。光走査装置1としては、このような構成以外に、発光素子をアレイ状に並べた例えばEL又はLED書込みヘッドを用いるものも採用できる。
光走査装置1は、帯電された感光体ドラム3を、入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する。現像器2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化する。クリーナユニット4は、現像及び画像転写後に感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去及び回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。中間転写ローラ64は、YMCKの各色に対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。各中間転写ローラ64は、対応する感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト61上に転写するために、後述する転写バイアスを供給する。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている。感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)が形成される。中間転写ベルト61は、例えば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行なわれる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施の形態では転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシ等を用いることも可能である。
上述のように各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト61上で積層される。このように積層された画像情報(トナーの濃淡分布)は、中間転写ベルト61が回転されて、記録紙と中間転写ベルト61との接触位置に配置される転写ローラ10によって記録紙上に転写される。
このとき、中間転写ベルト61と転写ローラ10とは所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ10にはトナーを記録紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ10及び中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方には硬質材料(金属等)が用いられ、他方には弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、発泡性樹脂ローラ等)が用いられる。
上記のように、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、又は転写ローラ10によって記録紙上に転写が行なわれずに中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去されて回収される。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、クリーニング部材として、例えば中間転写ベルト61に接触するクリーニングブレードが配置されており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用する記録紙を蓄積しておくためのトレイであり、本体装置130の光走査装置1の下側に設けられている。また手差し給紙カセット82にも画像形成に使用する記録紙を置くことができる。また、本体装置130に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みの記録紙をフェイスダウンで、即ち印刷面を下にして集積するためのトレイである。
本体装置130には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82の記録紙を、転写ローラ10及び定着部116を経由させて排紙トレイ91に送るために、略鉛直方向に記録紙搬送路Sが形成されている。給紙カセット81又は手差し給紙カセット82から排紙トレイ91までの記録紙搬送路S1及びS2の近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13、転写ローラ10、及び定着部116等が配置されている。
給紙カセット81、手差し給紙カセット82、ピックアップローラ11a,11b、搬送ローラ12a〜12d、及びレジストローラ13は、図1に示した記録紙搬送部118を構成する。転写ローラ10は、図1に示した転写部114に含まれる。
搬送ローラ12a〜12dは、記録紙の搬送を促進及び補助するための小型のローラであり、記録紙搬送路S1及びS2に沿って複数設けられている。ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に配置され、給紙カセット81から記録紙を1枚ずつピックアップして記録紙搬送路S1に供給する。同様に、ピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に配置され、手差し給紙カセット82から記録紙を1枚ずつピックアップして記録紙搬送路S1に供給する。
レジストローラ13は、記録紙搬送路S1を搬送される記録紙を一旦保持する。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端と記録紙の先端とが一致するタイミングで記録紙を転写ローラ10に搬送する。
定着部116は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えている。ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、記録紙を挟んで回転する。また、ヒートローラ71は、温度検出器(図示せず)からの信号に基づいて、制御部によって所定の定着温度に設定されており、加圧ローラ72とともにトナーを記録紙に熱圧着することにより、記録紙に転写された多色トナー像を溶融、混合、及び圧接し、記録紙に対して熱定着させる機能を有している。また、ヒートローラ71を外部から加熱するための外部加熱ベルト73が設けられている。
制御部110は、本体装置130に配置され、画像形成装置100全体を制御する。図3を参照して、制御部110は、CPU(Central Processing Unit)200、ROM(Read Only Memory)202、設定記憶部204、RAM(Random Access Memory)206、タイマ208、及びバス210を備えている。ROM202には、画像形成装置100の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータが記憶されている。
ROM202は、不揮発性記憶装置であり、CPU200が画像形成装置100の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータが記憶されている。ROM202は、例えば、フラッシュメモリ等の書換え可能な記憶装置である。ROM202は、書換え不可能な記憶装置であってもよい。設定記憶部204は、例えば電気的に書換え可能な不揮発性の記憶装置であり、例えばEEPROMである。設定記憶部204には、画像形成装置100に関する種々の設定情報が記憶される。ROM202及び設定記憶部204はそれぞれ、例えば基板上に配置されたソケットに搭載されており、比較的容易に交換可能である。
CPU200、ROM202、設定記憶部204、RAM206、及びタイマ208はバス210に接続されている。各部間のデータ(制御情報を含む)交換は、バス210を介して行なわれる。タイマ208は、CPU200からの要求を受けて、CPU200に現在時刻を表す情報(以下、単に現在時刻という)を提供する。
CPU200は、ROM202及び設定記憶部204のデータを用いて、RAM206を作業領域として、ROM202に記憶されたプログラムを実行する。これによって、CPU200は画像形成装置100全体を制御し、画像形成装置100の各機能を実現する。なお、図1に示した画像形成部112、記録紙搬送部228、画像入力部120、及び操作部122も、バス210に接続されており、バス210を介して制御部110(CPU200)による制御を受ける。
図4を参照して、ROM202には、制御プログラムの他に、画像形成装置100の各機能を実現するために必要となる条件である設定項目に関するデータが記憶されている。具体的には、ROM202の所定領域212には、設定項目を特定するためのデータ(例えば、名称又は番号等)SETi(i=1〜n)と、設定項目が取り得る上限値UPi及び下限値DWi(i=1〜n)とが、対応させて記憶されている。設定項目には、画像形成部に関する定着温度、予熱温度、及び記録紙への画像形成タイミング(印刷開始タイミング)、記録紙搬送部に関する記録紙の搬送速度及び連続印刷時の紙間距離(搬送中の隣接する記録紙の間隔)、並びに、画像入力部に関する原稿読取位置等がある。設定記憶部204の所定領域214には、ROM202に記憶された設定事項に対応して、画像形成装置100が動作するときに使用される設定値VLi(i=1〜n)が記憶されている。設定値VLiは、出荷時の調整、又は設置場所での調整によって設定された値である。
操作部122は、ユーザによる画像形成装置100に対する指示等の入力を受付ける。操作部122は、操作パネル124及び操作キー部126(操作部122中の操作パネル124以外の領域)を備えている。操作パネル124は、液晶パネル等で構成された表示パネルと、表示パネルの上に配置され、タッチされた位置を検出するタッチパネルとを含む。画像形成装置100を操作するために、表示パネルにはソフトキーが表示され、操作キー部126にはハードキーが配置される。ハードキーには、電源キー(電源をオン/オフするためのキー)、節電キー(画像形成装置100を通常状態と省電力状態との間で遷移させるためのキー)、及びテンキー(“0”〜“9”の数字キー)等がある。ソフトキーには、画像形成装置100の各動作モードにおける設定を行なうためのキー、設定後にジョブの実行を指示するためのスタートキー等がある。
CPU200は、これらのキーに対するユーザの操作を監視する。ユーザはこれらのキーを押下又はタッチして、画像形成装置100に対して、画像形成の指示、画像形成の条件の設定等を入力することができる。表示パネルに表示されたキーの選択は、表示パネルに重ねられたタッチパネル上の該当部分にタッチすることによって行なわれる。
以下、図5を参照して、画像形成装置100において、CPU200によって実行される、不正に交換されたROMを検知するプログラムの制御構造について説明する。制御プログラムを記憶したメモリの交換には、別のメモリに交換する場合だけでなく、取外したメモリが電気的に書換え可能であれば、取外したメモリの制御プログラムを別の機種(例えば、より上位機種)の制御プログラムに書換えて、元の電子機器に装着する場合もある。また、制御プログラムを記憶したメモリが容易に交換可能でなくても、制御基板に搭載されたままメモリが書換え可能になっていれば、制御プログラムを別の機種(例えば、より上位機種)の制御プログラムに書換えて使用される場合もある。本明細書においては、これらを含めて「改造」という。
操作部122の電源キーが押された場合、ステップ400において、CPU200は、通常の起動を行なうか否かを判定する。通常の起動を行なうと判定された場合、制御はステップ402に移行する。そうでなければ、制御はステップ410に移行する。
画像形成装置100の出荷前に調整を行なう場合等、設定記憶部204には、デフォルトの設定値が記憶されていることがある。デフォルト値は、通常、全てのビットが“0”又は“1”である(データが8ビット単位で扱われる場合、16進表示で“00”又は“FF”である)。そのような場合、本プログラムが実行されると、後述するように、画像形成装置100が改造されていると判定されて、操作パネル124に警告メッセージが表示される。ステップ400によって、これを回避することができる。
具体的には、CPU200は、操作パネル124に所定のキーを表示し、そのキーがタッチされたか否かを、所定の時間(1秒程度の比較的短い時間)判定する。例えば、電源キーが押された場合、CPU200は、現在時刻をタイマ208から取得し、取得した現在時刻をRAM206の所定領域に記憶し、操作パネル124上に、本プログラムの実行を行なわせないためのキー(以下「パスキー」という)を表示する。パスキーは、例えば「チェックをパス」と表示されたキーである。その後、パスキーへのタッチが検出されなければ、タイマ208から現在時刻を取得し、RAM206に記憶した現在時刻と比較して、所定の時間が経過したか否かを判定する処理を繰返す。所定の時間が経過する前に、パスキーへのタッチが検出された場合、CPU200は、通常の起動を行なわないと判定する。パスキーへのタッチが検出されないまま所定の時間が経過した場合、CPU200は、通常の起動を行なうと判定する。
なお、本プログラムの目的(改造を検知すること)からは、ユーザにパスキーの存在を知らせない方が好ましいので、操作パネル124には何も表示せずに、ユーザに分からないように、操作パネル124の所定位置(例えば、右上の隅等)をタッチ検出の対象としてもよい。
ステップ402において、CPU200は、設定記憶部204から1つの設定項目SETiとそれに対応する設定値VLiとを読出す。
ステップ404において、CPU200は、ROM202から、ステップ402で読出した設定項目SETiに対応する上限値UPi及び下限値DWiを読出し、ステップ402で読出した設定値VLiが、上限値UPi及び下限値DWiによって定められる許容範囲(設定項目が取り得る値の範囲)内にあるか否か、即ち、UPi≧VLi≧DWi を満たすか否かを判定する。許容範囲内にあると判定された場合、制御はステップ406に移行する。そうでなければ、制御はステップ408に移行する。
画像形成装置100が正常に動作するように、出荷前の調整又は設置場所での調整によって、設定値VL1は、UPi≧VLCPU2001≧DWi を満たすように設定される。設定項目の上限値及び下限値は、上位機種と下位機種とで異なる値が設定される。例えば、上位機種では、印刷速度が速くなるように(単位時間当たりの印刷枚数が多くなるように)、搬送速度(搬送ローラ12a〜12d等を回転させるモータの回転速度)が大きく設定される。下位機種では、印刷速度が遅くなるように(単位時間当たりの印刷枚数が少なくなるように)なるように、搬送速度が小さく設定される。即ち、上位機種の搬送速度の上限値及び下限値にはそれぞれ、下位機種の搬送速度の上限値及び下限値よりも大きい値が設定される。したがって、出荷調整後の設定記憶部204に記憶された搬送速度の設定値は、異なる機種の搬送速度の許容範囲から外れている可能性が高い。搬送速度以外の設定項目のうち、機種によって許容範囲が異なる設定項目については、同様のことが言える。このことから、特定の設定項目の設定値VLiが、ROM202から読出した上限値UPi及び下限値DWiで定まる許容範囲内になければ、異なる機種のROMが装着されていると言える。
ステップ406において、CPU200は、まだ読出していない設定項目が設定記憶部204にあるか否かを判定する。あると判定された場合、制御はステップ402に戻る。そうでなければ、制御はステップ410に移行する。
ステップ408において、CPU200は、所定のメッセージを操作パネル124に表示する。表示されるメッセージは、例えば、画像形成装置100が不正に改造されていることをユーザに知らせるためのメッセージである。
ステップ410において、CPU200は、画像形成装置100を通常通り起動した後、通常の制御プログラム(ユーザによる指示を受付け、画像形成装置100の各機能を実現するためのプログラム)を起動して、本プログラムを終了する。
以上によって、画像形成装置100において、出荷前の調整又は設置場所での調整等の特別な処理を実行する場合ではなく、画像形成装置100が通常通り起動されるべき場合、ステップ402〜ステップ408によって、設定記憶部204から読出された設定値が正常な値でなければ(ROM202から読出した上限値〜下限値の範囲外にある)、不正な改造が行なわれたと判定して、警告を表示して、ユーザに注意を喚起することができる。全ての設定値が正常値あれば、不正な改造が行なわれていないと判定して、警告を表示することなく、画像形成装置100は通常通り起動される。
ユーザではない者が改造し、画像形成装置を正規の製品としてユーザに販売した場合には、ユーザは不正に改造された画像形成装置であること、及びその危険性を知らずに使用している。そのような場合、ユーザに警告メッセージを表示することによって、ユーザに注意を喚起することができ、ユーザは必要な処置を取ることができる。
設定項目として定着部116の定着温度を一例として、より具体的に説明する。上記したように、画像形成装置は機種に応じて印刷速度が異なる。通常、上位機種は印刷速度が速く、下位機種は印刷速度が遅い。印刷速度が速い機種(以下「高速機」ともいう)では、記録紙が定着部を通過する時間が短いため、定着温度を高温に設定する。印刷速度が遅い機種(以下「低速機」ともいう)では、記録紙が定着部を通過する時間が長いため、逆に、定着温度を低温に設定する。
例えば、画像形成装置100が低速機であり、定着温度が150℃、許容範囲が±10%(±15℃)に設定されている場合、上限値は165℃、下限値は135℃になる。この場合、図4に示したROM202及び設定記憶部204は、図6に示すROM602及び設定記憶部604のようになる。ROM602において、設定項目の記憶領域612中の領域622には、定着温度を特定するデータSETkに対応させて、上限値“165”及び下限値“135”が記憶されている。
一方、高速機において、定着温度が200℃、許容範囲が±10%(±20℃)に設定される場合、上限値は220℃、下限値は180℃になる。この場合、高速機のROMは、図7に示すROM702のようになる。ROM702において、設定項目の記憶領域712中の領域722には、定着温度を特定するデータSETkに対応させて、上限値“220”及び下限値“180”が記憶されている。
低速機の画像形成装置100において、図6に示したように、ROM602及び設定記憶部604が設定されていた状態から、ROM602が高速機用のROM702に交換され、図7に示すような構成になったとする。この状態で、画像形成装置100の電源キーが押され、ステップ400で通常の起動を行なうと判定された場合、CPU200は、ステップ402〜ステップ408の処理を実行する。ステップ402〜ステップ406が繰返された後、CPU200が、設定記憶部604から定着温度SETkの設定値“150”を読出し、ROM702から定着温度SETkの上限値として“220”、下限値として“180”を読出した場合、CPU200は、設定値“150”が許容範囲“180〜220”内にないと判定する。その結果、CPU200は操作パネル124に、例えば図8に示すような警告メッセージを含むウィンドウ800を表示する。ここでは、本来高温(180℃〜220℃)に設定されているべき設定値が150℃と低温であるので、記録紙へのトナーの定着が不十分になることを警告する旨のメッセージがウィンドウ800に表示されている。ユーザによってOKキー802、又はウィンドウ800の右上の「×」がタッチされると、ウィンドウ800は消去される。
なお、ウィンドウ800を消去する操作がなされなくても、ステップ410において、通常の起動処理が実行される。したがって、ウィンドウ800が消去されないまま起動処理が完了した場合には、操作パネル124には、例えば図9に示すように、ホーム画面810の上に、ウィンドウ800が重畳されて表示される。ホーム画面810は、コピー、FAX等の各機能を選択するためのキー(コピーモード選択キー812、FAXモード選択キー814等)が表示される画面である。これによって、ユーザに、画像形成装置が改造されているとの警告を確実に提示することができる。
上記では、全ての設定項目を、設定値が正常であるか否かを判定する対象とする場合を説明したが、これに限定されない。設定項目によっては、機種が異なってもROMに記憶された上限値及び下限値が同じであるもの、又は、異なっていても重複する範囲があるものがある。そのような設定項目の設定値を判定の対象としても、改造されているか否かを正しく判定できないことがある。即ち、正規のROMが別の機種用のROMに交換されていたとしても、設定記憶部204から読出した設定値VLiが、ROM(別の機種用のROM)から読出した上限値UPi及び下限値DWiに対して、UPi≧VLi≧DWi の関係を満たす場合がある。したがって、処理時間を短縮するためにも、設定項目のうち、機種が異なると許容範囲が重複しない設定項目のみを判定の対象とするのが好ましい。このような設定項目として、定着部116の定着温度がある。
以下に、定着温度が、本プログラムの判定対象の設定項目として適していることを説明する。画像形成装置の印刷速度は主として、搬送ローラ用モータ(以下、単にモータともいう)の回転速度、及び紙間距離で決定される。モータの回転速度を速くすると、記録紙が高速で搬送され、印刷速度が速くなる。また、紙間距離を狭くしても、印刷速度が速くなる。
これらの設定項目によって、定着温度は決まる。上記したように定着部116を通過する記録紙の速さ(通過する時間)によって、定着温度が適切に設定される。即ち、印刷速度が速い場合、定着温度を高温に設定し、印刷速度が遅い場合、定着温度を低温に設定する。印刷速度が速い場合に、定着温度が低温に設定されると、記録紙へのトナーの定着が不十分になり、印字不良になる。印刷速度が遅い場合に、定着温度が高温に設定されると、記録紙が高温になるので、印字不良になるだけでなく、危険性がある。
高速機でも低速機でも、定着部116における、用紙1枚当たりの加熱量を同一にする場合、各機種の定着温度は次のようにして決定される。記録紙の長さをL(mm)とし、モータ速度をV(mm/s)とし、定着温度をT(℃)とし、加熱量をH(℃s)とする。各機種の画像形成装置において、記録紙の長さに依らず、加熱量を一定にするための条件は、H/L=T/Vが、機種に依らない一定値であることである。
例えば、高速機において、V=200(mm/s)及びT=200(℃)とし、低速機のモータ速度を150(mm/s)にする場合、上記の条件を満たすためには、低速機のモータ速度はV=150(mm/s)、定着温度はT=150(℃)に設定されるべきである。さらに、定着温度の許容範囲を±10%とすると、高速機の定着温度の上限値は220℃、下限値は180℃になる。一方、低速機の定着温度の上限値は165℃、下限値は135℃になる。即ち、調整後の低速機において、設定記憶部204に記録されている定着温度の設定値(定着温度調整値)は135〜165℃の範囲内にある。
このような低速機である画像形成装置100において、調整後に、ROM202が高速機のROMに交換された場合、CPU200は、図5に示したプログラムを実行することによって、定着温度調整値(135〜165℃の範囲内の値)が、ROMから読出した許容範囲(180〜220℃)外にあると判定することができる。したがって、本来装着されているべきROM202が、別のROMに交換されていることを検知できる。
定着温度以外に、機種間で判定の対象とできる設定項目として、例えば印字タイミング、及び給紙サイクル時間がある。印字タイミングは、記録紙の給紙スタート(記録紙がトレイから引出された時)から、記録紙が画像形成部(プロセスユニット)に到達するまでの時間である。高速機は到達時間が短く、低速機は到達時間が長い。印字タイミングの設定値が適切でないと印字位置がずれる。給紙サイクル時間は、複数枚を連続して印刷する場合における、トレイから記録紙を引出す周期である。給紙サイクル時間は紙間距離に影響する。高速機ではサイクル時間を短く(紙間距離を狭く)し、低速機ではサイクル時間を長く(紙間距離を広く)する。
上記では、設定記憶部に記憶された設定値が、設定項目毎に定められた許容範囲内にあるか否かを判定し、設定値が許容範囲外であれば、ROMが交換されていると判定する場合を説明したが、これに限定されない。設定記憶部が不正なメモリに交換される場合もある。その場合にも、図5のプログラムによって、同様に警告を提示することができる。例えば、ROMが上位機種用のROMに交換され、設定記憶部がクリア状態のメモリに交換されることがある。クリア状態のメモリとは、データビットが全て“0”又は“1”(8ビットデータの場合“00”又は“FF”)のメモリである。したがって、図5のステップ404において、設定記憶部から読出した設定値のビットが全て“0”又は全て“1”であるか否かを判定してもよい。この場合、ROMから設定値の上限値及び下限値を読出す必要はない。設定値のデータビットが全て“0”又は全て“1”である場合、不正な改造が行なわれた(設定記憶部が不正に交換された)と判定することができる。
上記では、ROMに設定項目の上限値及び下限値が記憶されている場合を説明したが、これに限定されない。各設定項目に対応する許容範囲を特定できるデータが記憶されていればよく、例えば、許容範囲の中央値と幅、許容範囲の下限値及び幅、又は、許容範囲の上限値及び幅、等が記憶されていてもよい。
上記では、ステップ408において、操作パネル124にメッセージを表示する場合を説明したが、これに限定されない。例えば、画像形成装置100が通信ネットワークに接続されている場合、CPU200は、通信ネットワークを介して所定の電子メールアドレスに所定の内容の電子メールを送信してもよい。所定の電子メールアドレスは、例えば、画像形成装置100の製造会社、正規の販売会社、又はサポートセンター等の電子メールアドレスである。所定の内容の電子メールは、例えば、画像形成装置に非正規品を検知した旨のテキストデータを含む電子メールである。
以上、実施の形態を説明することにより本発明を説明したが、上記した実施の形態は例示であって、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更して実施することができる。
90 画像読取装置
100 画像形成装置
130 本体装置
140 自動原稿送り装置
110 制御部
112 画像形成部
114 転写部
116 定着部
118 記録紙搬送部
120 画像入力部
122 操作部
124 操作パネル
126 操作キー部
200 CPU
202 ROM
204 設定記憶部
206 RAM
208 タイマ
210 バス

Claims (7)

  1. 制御プログラムを記憶するプログラム記憶装置を備えた電子機器であって、
    前記電子機器が有する機能に関する設定項目に対応する設定値を記憶する設定記憶手段と、
    前記設定記憶手段から、前記設定値を読出す読出手段と、
    読出された前記設定値が、当該設定値に対応する前記設定項目が取り得る値の範囲である許容範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が、前記設定値が前記許容範囲内にないと判定したことを受けて、前記電子機器が改造されていると決定する決定手段とを備え、
    前記プログラム記憶装置は、前記許容範囲を特定するための特定情報をさらに記憶していることを表すことを特徴とする電子機器。
  2. 前記特定情報は、前記許容範囲の上限値及び下限値を特定できる情報であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 制御プログラムを記憶するプログラム記憶装置を備えた電子機器であって、
    前記電子機器が有する機能に関する設定項目に対応する設定値を記憶する設定記憶手段と、
    前記設定記憶手段から、前記設定値を読出す読出手段と、
    読出された前記設定値のデータビットが全て0又は全て1であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が、読出された前記設定値のデータビットが全て0又は全て1であると判定したことを受けて、前記電子機器が改造されていると決定する決定手段とを備えることを特徴とする電子機器。
  4. 前記決定手段により前記電子機器が改造されていると決定されたことを受けて、前記電子機器が改造されていることを提示する提示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の電子機器。
  5. 通信ネットワークに接続する接続手段をさらに備え、
    前記決定手段により前記電子機器が改造されていると決定されたことを受けて、前記電子機器が改造されていることを表す情報を、前記接続手段を介して、所定の送信先に送信することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の電子機器。
  6. 前記電子機器は、画像形成装置であり、
    前記設定値は、記録紙への画像形成に関する設定値であることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の電子機器。
  7. 前記設定値は、トナーを前記記録紙に定着させるための定着温度、前記記録紙を収容するトレイから前記記録紙が引出された時から、引出された前記記録紙が画像形成部に到達するまでの時間、又は、複数の記録紙に連続して画像を形成するときの、前記トレイから前記記録紙を引出す周期であることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
JP2012030293A 2012-02-15 2012-02-15 電子機器 Pending JP2013166285A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012030293A JP2013166285A (ja) 2012-02-15 2012-02-15 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012030293A JP2013166285A (ja) 2012-02-15 2012-02-15 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013166285A true JP2013166285A (ja) 2013-08-29

Family

ID=49177128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012030293A Pending JP2013166285A (ja) 2012-02-15 2012-02-15 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013166285A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016095428A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置の検査用設定値取得方法、及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016095428A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置の検査用設定値取得方法、及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8743381B2 (en) Image forming apparatus and display method for a display portion of an image forming apparatus
US10616423B2 (en) Image forming apparatus, storage medium, and notification control method that notifies of an intruder
JP5357944B2 (ja) 画像形成装置、方法、システム、及びプリンタドライバ
JP5369161B2 (ja) 画像形成システム、画像形成方法、及びプリンタドライバ
JP2013059986A (ja) 操作パネル、操作パネルの制御方法、および操作パネルの制御プログラム
US8861026B2 (en) Image forming apparatus
US8131162B2 (en) Image forming apparatus for detecting a non-qualified developer cartridge
US20170244858A1 (en) Image forming apparatus, server apparatus, and recording medium
WO2015152084A1 (ja) 情報表示装置及び情報表示方法
JP5802099B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2013166285A (ja) 電子機器
JP2013179522A (ja) 電子機器
JP2017083801A (ja) 画像形成装置
JP2013187575A (ja) 電子機器
JP5373666B2 (ja) 画像形成装置
JP5450367B2 (ja) 画像形成装置
JP2012227621A (ja) 画像形成装置、制御方法及び制御プログラム
JP7411333B2 (ja) 画像形成装置、情報処理システムおよび情報処理方法
JP2013208769A (ja) 電子機器
US20220291876A1 (en) Information processing apparatus and information processing method
JP6341177B2 (ja) プリンタードライバー及び情報処理装置
JP2022168603A (ja) 画像形成装置
JP2012098490A (ja) 画像形成装置
JP2021121843A (ja) 画像形成装置、その制御方法、およびプログラム
JP2022002371A (ja) 画像形成システム、画像形成装置、携帯通信機器