JP2013165751A - 半固形化物の注入装置及びその使用方法 - Google Patents

半固形化物の注入装置及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】チューブの装着高さのバラツキを低減する。
【解決手段】圧接面44を備えた圧接ユニット40は、圧接面と回転子30との間隔が拡大した後退位置と縮小した前進位置とにベース10上で変位する。圧接ユニットを前進位置に移動させた状態で回転子を回転させることにより、回転子と圧接面との間に配置されたポンプチューブ110を回転子に設けられたローラ33が押し潰しながらポンプチューブ上を転がり移動する。圧接ユニットが後退位置にあるときに、ポンプチューブが圧接面及びローラよりも低い位置に配置されないようにポンプチューブを支持する支持構造15が設けられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、栄養剤等の半固形化物をチューブを介して患者等に注入する際に好ましく使用することができる注入装置に関する。また、本発明はこのような注入装置の使用法に関する。
食道や口腔等の外傷、疾患又は手術等によって食物を口腔から胃に送り込むことが困難な患者に栄養や薬剤を投与する方法として経腸栄養療法が知られている。経腸栄養療法では、患者の鼻腔から胃又は十二指腸にまで通された経鼻カテーテル又は患者の腹に形成された胃ろうに挿入されたPEG(Percutaneous Endoscopic Gastrostomy)カテーテル等を介して栄養剤(一般に「経腸栄養剤」と呼ばれる)が投与される。
この経腸栄養療法において投与された栄養剤が低粘度の液体であると、栄養剤が胃から食道に逆流して肺炎を併発したり、栄養剤の水分が体内で十分に吸収されないために下痢したりする等の問題がある。
そこで、上記問題を防止するために、経腸栄養療法では、栄養剤にトロミ剤や増粘剤を加える等して流動性を低下させた(即ち、高粘度化した)半固形化物が使用されることが多い。
栄養剤が充填された容器と患者の体内に挿入されたカテーテルとは柔軟なチューブで接続される。栄養剤が高粘度化すると、栄養剤がチューブを通過する際の抵抗が大きくなる。従って、重力を利用して栄養剤を患者の体内に流入させることは困難である。
そこで、容器とカテーテルとを繋ぐチューブの外表面にローラを圧接し、ローラでチューブを押し潰しながら当該ローラを容器側から患者側へチューブ上を転がし移動させる注入装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような注入装置によれば、ローラの移動にともなって、チューブ内の栄養剤を患者に向かって移動させることができる。従って、栄養剤を高粘度化しても、栄養剤を患者に投与することが可能である。また、高粘度化した栄養剤を患者に投与する作業者の負担が軽減する。
特開2009−226209号公報
しかしながら、特許文献1の注入装置は以下の問題を有していた。
第1に、注入装置にチューブを装着する際に、チューブの装着高さにバラツキが生じやすいという問題がある。上記の注入装置では、3つのローラが、その中心軸を垂直方向と平行にして回転子に保持され、当該回転子が水平面内で回転する。従って、チューブがローラの外周面で押し潰されるように、チューブをローラと略同一高さに装着する必要がある。ところが、ローラに対してチューブを常に一定の高さで装着することが困難であり、特に、重力の作用によりローラに対してチューブが低い位置に装着されてしまう場合が発生しうるという問題がある。チューブが適切な高さに装着されないと、ローラでチューブを押し潰すことが困難になるので注入装置による栄養剤の注入ができない、ローラを保持する回転子を回転させることが困難となる、回転子を無理に回転させることにより注入装置を破損してしまう、等の問題が生じる。
第2に、注入装置のカバーにより作業者が指を挟む事故が生じる可能性があるという問題がある。上記の注入装置では、ローラ及び回転子を覆うカバーが設けられている。カバーは垂直面内で回動することで開閉される。作業者がカバーを開いて直立させた状態で注入装置に対してチューブを着脱する作業をしている際に、誤ってカバーを倒してしまうと、勢い良く倒れてきたカバーに指を挟んでしまうという事故が生じる可能性がある。
本発明は、従来の注入装置の上記の問題を解決するものである。即ち、本発明の第1の目的は、チューブの装着高さのバラツキを低減することにある。本発明の第2の目的は、直立したカバーが不意に倒れるのを防止することにある。
本発明の第1の注入装置は、ポンプチューブを経由して半固形化物を注入するための半固形化物の注入装置であって、ベース上に回転可能に搭載された回転子と、前記回転子に回転可能に保持されたローラと、前記回転子に対向する円弧状の圧接面を有し、前記圧接面と前記回転子との間隔が拡大した後退位置と縮小した前進位置とに前記ベース上で変位する圧接ユニットとを備える。前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置することができる。前記圧接ユニットを前記前進位置に移動させた状態で前記回転子を回転させることにより、前記回転子と前記圧接面との間に配置された前記ポンプチューブを前記ローラが前記圧接面との間で押し潰しながら前記ポンプチューブ上を転がり移動する。前記注入装置は、前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記ポンプチューブが前記圧接面及び前記ローラよりも低い位置に配置されないように前記ポンプチューブを支持する支持構造を前記圧接面と前記ローラとの間の領域に更に備える。
本発明の第2の注入装置は、ポンプチューブを経由して半固形化物を注入するための半固形化物の注入装置であって、ベース上に回転可能に搭載された回転子と、前記回転子に回転可能に保持されたローラと、前記回転子に対向する円弧状の圧接面を有し、前記圧接面と前記回転子との間隔が拡大した後退位置と縮小した前進位置とに前記ベース上で変位する圧接ユニットとを備える。前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置することができる。前記圧接ユニットを前記前進位置に移動させた状態で前記回転子を回転させることにより、前記回転子と前記圧接面との間に配置された前記ポンプチューブを前記ローラが前記圧接面との間で押し潰しながら前記ポンプチューブ上を転がり移動する。前記注入装置は、前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記ポンプチューブが前記圧接面及び前記ローラよりも低い位置に配置されないように前記ポンプチューブの両端部分に係合する係合構造を更に備える。
本発明の第3の注入装置は、ポンプチューブを経由して半固形化物を注入するための半固形化物の注入装置であって、ベース上に回転可能に搭載された回転子と、前記回転子に回転可能に保持されたローラと、前記回転子に対向する円弧状の圧接面を有し、前記圧接面と前記回転子との間隔が拡大した後退位置と縮小した前進位置とに前記ベース上で変位する圧接ユニットと、前記ベースに対して回動可能に取り付けられ、前記回転子と前記圧接面との間の隙間を覆うカバーとを備える。前記カバーを持ち上げて開くと前記圧接ユニットは前記後退位置に移動し、且つ、前記カバーを下降させて閉じると前記圧接ユニットは前記前進位置に移動するように、前記圧接ユニットは前記カバーに連動する。前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置することができる。前記圧接ユニットを前記前進位置に移動させた状態で前記回転子を回転させることにより、前記回転子と前記圧接面との間に配置された前記ポンプチューブを前記ローラが前記圧接面との間で押し潰しながら前記ポンプチューブ上を転がり移動する。前記注入装置は、持ち上げられた前記カバーがその自重により下降するのを制限するための倒れ防止機構を更に備える。
本発明の第1及び第2の注入装置によれば、圧接ユニットが後退位置にあるときに、ポンプチューブを圧接面及びローラとほぼ同じ高さになるようにポンプチューブを注入装置に装着することができる。
本発明の第3の注入装置によれば、開状態にある直立したカバーが不意に倒れるのを防止することができる。
図1は、カバーが開かれた本発明の一実施形態にかかる注入装置の斜視図である。 図2は、カバーが閉じられ且つ非使用状態にある本発明の一実施形態にかかる注入装置の斜視図である。 図3Aは、カバーが開かれた本発明の一実施形態にかかる注入装置の主要部の前側から見た斜視図である。 図3Bは、カバーが開かれた本発明の一実施形態にかかる注入装置の主要部の後ろ側から見た一部切り欠き斜視図である。 図4は、カバーが閉じられた本発明の一実施形態にかかる注入装置の主要部の斜視図である。 図5は、カバーが開かれた状態において、本発明の一実施形態にかかる注入装置の上方から見た斜視図である。 図6は、経腸栄養療法を行う場合の栄養剤の搬送経路の一例の構成図である。 図7は、カバーが開かれ且つポンプチューブを装着する直前の、本発明の一実施形態にかかる注入装置の斜視図である。 図8Aは、カバーが開かれ且つポンプチューブが装着された本発明の一実施形態にかかる注入装置の斜視図である。 図8Bは、カバーが開かれ且つポンプチューブが装着された本発明の一実施形態にかかる注入装置の平面図である。 図9Aは、ポンプチューブが装着され且つカバーが閉じられた本発明の一実施形態にかかる注入装置の斜視図である。 図9は、ポンプチューブが装着され且つカバーが閉じられた本発明の一実施形態にかかる注入装置の透視平面図である。 図10は、ポンプチューブが装着され且つハドルが回転子軸に装着された本発明の一実施形態にかかる注入装置の斜視図である。 図11は、カバーが開かれた本発明の一実施形態にかかる注入装置の断面図である。 図12は、カバーが開かれた本発明の一実施形態にかかる注入装置のスライダクランク機構の拡大斜視図である。 図13は、本発明の一実施形態にかかる注入装置において、カバーが開かれた状態でのスライダリンクのリブとカバーの当接面を示した拡大断面図である。 図14Aは、本発明の一実施形態にかかる注入装置において、カバーがわずかに傾斜してスライダリンクのリブとカバーの当接面とが当接した状態を示した拡大断面図である。 図14Bは、カバーがわずかに傾斜してスライダリンクのリブとカバーの当接面とが当接した、本発明の一実施形態にかかる注入装置の斜視図である。 図15は、本発明の一実施形態にかかる注入装置において、カバーが閉じられた状態でのスライダリンクのリブとカバーの当接面を示した拡大断面図である。
本発明の第1の注入装置は、ポンプチューブを経由して半固形化物を注入するための半固形化物の注入装置であって、ベース上に回転可能に搭載された回転子と、前記回転子に回転可能に保持されたローラと、前記回転子に対向する円弧状の圧接面を有し、前記圧接面と前記回転子との間隔が拡大した後退位置と縮小した前進位置とに前記ベース上で変位する圧接ユニットとを備える。前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置することができる。前記圧接ユニットを前記前進位置に移動させた状態で前記回転子を回転させることにより、前記回転子と前記圧接面との間に配置された前記ポンプチューブを前記ローラが前記圧接面との間で押し潰しながら前記ポンプチューブ上を転がり移動する。前記注入装置は、前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記ポンプチューブが前記圧接面及び前記ローラよりも低い位置に配置されないように前記ポンプチューブを支持する支持構造を前記圧接面と前記ローラとの間の領域に更に備える。
上記の第1の注入装置において、前記支持構造が、前記ベースに設けられていてもよい。これにより、軽微な設計変更により、支持構造を設けることができる。
この場合、前記支持構造が、前記ベースに形成された突起物であってもよい。これにより、部品点数を増大させることなく、支持構造を設けることができる。
あるいは、前記支持構造が、前記回転子に設けられていてもよい。あるいは、前記支持構造が、前記圧接ユニットに設けられていてもよい。
本発明の第2の注入装置は、ポンプチューブを経由して半固形化物を注入するための半固形化物の注入装置であって、ベース上に回転可能に搭載された回転子と、前記回転子に回転可能に保持されたローラと、前記回転子に対向する円弧状の圧接面を有し、前記圧接面と前記回転子との間隔が拡大した後退位置と縮小した前進位置とに前記ベース上で変位する圧接ユニットとを備える。前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置することができる。前記圧接ユニットを前記前進位置に移動させた状態で前記回転子を回転させることにより、前記回転子と前記圧接面との間に配置された前記ポンプチューブを前記ローラが前記圧接面との間で押し潰しながら前記ポンプチューブ上を転がり移動する。前記注入装置は、前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記ポンプチューブが前記圧接面及び前記ローラよりも低い位置に配置されないように前記ポンプチューブの両端部分に係合する係合構造を更に備える。
上記の本発明の第2の注入装置において、前記係合構造が前記ベースに設けられていてもよい。これにより、軽微な設計変更により、係合構造を設けることができる。
前記ポンプチューブの一端に係合する係合構造と、前記ポンプチューブの他端に係合する係合構造とは形状が異なっていてもよい。これにより、ポンプチューブの向きを逆にして注入装置に装着するという事故の発生を防止することができる。
前記ポンプチューブの一端に係合する係合構造又はその近傍と、前記ポンプチューブの他端に係合する係合構造又はその近傍とは色が異なっていてもよい。これにより、ポンプチューブの向きを逆にして注入装置に装着するという事故の発生を低減することができる。
本発明の半固形化物の注入装置の使用方法は、上記の本発明の第2の注入装置の使用方法であって、前記圧接ユニットを前記後退位置に移動させた状態で、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置し、且つ、前記ポンプチューブの両端を前記係合構造に係合させる装着工程と、前記圧接ユニットを前記前進位置に移動させた状態で、前記回転子を回転させることにより半固形化物を注入する注入工程とを備える。前記ポンプチューブの前記両端間の長さは、前記装着工程において前記ポンプチューブの両端を前記係合構造に係合させたとき前記ポンプチューブが前記圧接面及び前記ローラよりも低い位置に配置されないような長さに設定されている。これにより、ポンプチューブの過剰なタルミを防止できるので、ポンプチューブを圧接面及びローラとほぼ同じ高さになるようにポンプチューブを注入装置に装着することができる。
本発明の半固形化物の注入装置の使用方法は、係合構造又はその近傍の色が互いに異なっている上記の本発明の第2の注入装置の使用方法であって、前記ポンプチューブの両端のうちの一端は他端と色が異なり、前記係合構造のうち前記一端と係合する係合構造又はその近傍は前記一端と同じ色を有している。前記圧接ユニットを前記後退位置に移動させた状態で、前記係合構造又はその近傍の色と前記ポンプチューブの前記一端の色とが一致するように前記ポンプチューブの両端を前記係合構造に係合させ、且つ、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置する。これにより、ポンプチューブの向きを逆にして注入装置に装着するという事故の発生を低減することができる。
本発明の第3の注入装置は、ポンプチューブを経由して半固形化物を注入するための半固形化物の注入装置であって、ベース上に回転可能に搭載された回転子と、前記回転子に回転可能に保持されたローラと、前記回転子に対向する円弧状の圧接面を有し、前記圧接面と前記回転子との間隔が拡大した後退位置と縮小した前進位置とに前記ベース上で変位する圧接ユニットと、前記ベースに対して回動可能に取り付けられ、前記回転子と前記圧接面との間の隙間を覆うカバーとを備える。前記カバーを持ち上げて開くと前記圧接ユニットは前記後退位置に移動し、且つ、前記カバーを下降させて閉じると前記圧接ユニットは前記前進位置に移動するように、前記圧接ユニットは前記カバーに連動する。前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置することができる。前記圧接ユニットを前記前進位置に移動させた状態で前記回転子を回転させることにより、前記回転子と前記圧接面との間に配置された前記ポンプチューブを前記ローラが前記圧接面との間で押し潰しながら前記ポンプチューブ上を転がり移動する。前記注入装置は、持ち上げられた前記カバーがその自重により下降するのを制限するための倒れ防止機構を更に備える。
上記の本発明の第3の注入装置が、前記圧接ユニットを前記カバーに連動させるスライダクランク機構を更に備えていてもよい。この場合、前記倒れ防止機構が、前記スライダクランク機構に設けることができる。これにより、簡単な構成で倒れ防止機構を設けることができる。
前記倒れ防止機構が、互いに衝突し合う異なる2部材を含むことが好ましい。これにより、簡単な構成で倒れ防止機構を設けることができる。
以下に、本発明を好適な実施形態を示しながら詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明は以下の各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、以下の各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
(注入装置の概略構成)
図1及び図2は本発明の一実施形態にかかる注入装置1の斜視図である。図1はカバー20を開いた状態を示しており、図2は図1の状態からカバー20を閉じた非使用状態を示している。以下の説明の便宜のため、図示したように、垂直方向軸をZ軸、Z軸と直交する水平方向軸をX軸及びY軸とするXYZ直交座標系を設定する。Z軸方向を「上下方向」といい、Z軸の矢印の側を「上側」、その反対側を「下側」という。また、X軸方向を「前後方向」といい、X軸の矢印の側を「前側」、その反対側を「後ろ側」という。
注入装置1は、ベース10とカバー20とを備える。図1に示されているように、ベース10にY軸に平行な回動軸50が固定されている。カバー20は、回動軸50を介してベース10に連結されている。カバー20は、XZ面と平行な垂直面内で、90度よりわずかに大きな角度の範囲内で回動軸50の回りに回動可能である。本発明では、図1のようにカバー20がほぼ垂直に直立した状態を、カバー20の「開状態」又は「直立状態」と呼び、図2のようにカバー20が水平方向に横たわった状態を、カバー20の「閉状態」と呼ぶ。閉状態にあるカバー20と係合するカバーロック機構11がベース10に設けられている。図2に示されているように、カバー20上にハンドル25が着脱可能に保持されている。
ベース10上には、回転子30が、水平面内で回転可能に設けられている。回転子30は、上下方向に突出した回転子軸を備える。下方に突出した回転子軸(図示せず)はベース10によって支持され、上方に突出した回転子軸31はベース10に固定された軸受けホルダ12によって支持され且つこれを貫通している。カバー20が閉状態にあるとき、回転子軸31は、更に閉状態のカバー20をも貫通して、カバー20から上方に向かって突出している(図2参照)。カバー20から突出した回転子軸31の部分には、スプライン加工が施されている。回転子軸31には公知のラチェット機構(図示せず)が内蔵されている。回転子軸31を上方から見て時計回り方向に回転させると、ラチェット機構が回転子軸31に入力された回転トルクを伝達して回転子30は時計回り方向に回転する。一方、回転子軸31を上方から見て反時計回り方向に回転させると、ラチェット機構はこの回転トルクを遮断して回転子30は回転しない。但し、本実施形態と異なり、ラチェット機構が反時計回り方向の回転トルクのみを伝達するように構成されていてもよく、あるいは、ラチェット機構を省略してもよい。
図3A及び図3Bは、カバー20が開状態(図1参照)にある注入装置1の主要部の斜視図である。図3BではXZ面に平行な面に沿った断面を併せて示している。図4は、カバー20が閉状態(図2参照)にある注入装置1の主要部の斜視図である。図3A、図3B及び図4では、ベース10、軸受けホルダ12、カバー20、ハンドル25等の図示を省略している。
回転子30は、上下方向に対向する円板状の一対のフランジ32a,32bを備える。フランジ32a,32b間に、円筒状の外周面を有する3つのローラ33が保持されている。3つのローラ33は、回転子30の回転子軸31に対して等角度間隔に配置されている。ローラ33の外周面の一部がフランジ32a,32bの外周端縁から半径方向の外側に突出するように、ローラ33はフランジ32a,32bの外周端縁の近傍の位置に設置されている。ローラ33は、Z軸と平行なその中心軸の回りに自由に回転可能である。
回転子30に前後方向(X軸方向)に対向して、圧接ユニット40が設けられている。圧接ユニット40は、基台41と、基台41上に搭載された支持部42及び圧接部43とを備える。支持部42は、2本のビス49a(2本のビス49aのうちの一方は見えない)により基台41に固定されている。支持部42の基台41に対するX軸方向位置は、ビス49aを緩めることで調整することができる。圧接部43は、回転子30に対向する側に、圧接面44を備える。圧接面44は円弧状の凹曲面(即ち、円筒面の一部)であり、その中心は、圧接ユニット40が前進位置(図4参照。詳細は後述する。)にあるときに回転子30の回転中心軸と一致する。上下方向(Z軸方向)において、圧接面44とローラ33の円筒状の外周面とは、ほぼ同じ高さに配置されている。
図3Bに示されているように、圧接部43は、X軸方向に平行な2本のビス49b(2本のビス49bのうちの一方は見えない)と、2本のビス49bに貫通された2つの圧縮コイルバネ49c(2つの圧縮コイルバネ49cのうちの一方は見えない)を介して支持部42と連結されている。注入装置1の非使用状態では、図3A、図3B及び図4に示すように、圧接部43と支持部42とはX軸方向にわずかに離間している。この状態において、圧接部43の圧接面44にX軸方向に沿った後ろ向き(支持部42に向かう向き)の力が印加されると、2つの圧縮コイルバネ49cが弾性圧縮されて、圧接部43は、基台41上において支持部42の向きに変位する。
図3A、図3B及び図4には、カバー20が回動する軸である回動軸50が示されている。更に、回動軸50と平行な第1連結軸51及び第2連結軸52が示されている。回動軸50と第1連結軸51とは一対のカバーリンク53を介して連結され、第1回動軸51と第2回動軸52とはスライダリンク54を介して連結されている。第2連結軸52は、圧接ユニット40の基台41に固定されている。カバーリンク53は、回動軸50及び第1連結軸51に対して回動可能であり、スライダリンク54は、第1連結軸51及び第2連結軸52に対して回動可能である。かくして、回動軸50、第1連結軸51、第2連結軸52、カバーリンク53、及び、スライダリンク54は、回転軸50を固定軸とするスライダクランク機構を構成する。
図1に示されているように、一対のカバーリンク53はカバー20に固定されている。従って、カバー20を可動軸50の回りに回動させると、カバーリンク53も回動軸50回りに回動する。これにより、カバーリンク53を介して第1連結軸51が回動軸50回りに回動し、スライダリンク54を介して第2連結軸52がX軸方向に往復運動する。従って、カバー20の開閉動作に連動して圧縮ユニット40はベース10上でX軸方向に往復運動する。カバー20を持ち上げて開状態(図1参照)にすると、図3A及び図3Bに示すように圧接ユニット40は回転子30に対して後退して「後退位置」に移動し、カバー20を下降させて閉状態(図2参照)にすると、図4に示すように圧接ユニット40は回転子30に接近して「前進位置」に移動する。圧接ユニット40が後退位置にあるとき、圧接面44と回転子30との間の間隔は拡大し(最大となり)、圧接ユニット40が前進位置にあるとき、圧接面44と回転子30との間の間隔は縮小する(最小となる)。
図5に示されているように、ベース10には、ポンプチューブの上流側端を保持するための上流側受け部13と、ポンプチューブの下流側端を保持するための下流側受け部14とが形成されている。なお、図5では、カバー20、ハンドル25等の図示を省略している。
(注入装置の使用方法)
本実施形態1の注入装置1の使用方法を、経腸栄養療法に使用する場合を例に説明する。
図6は、経腸栄養療法を行う場合の栄養剤の搬送経路の一例の構成図である。栄養剤は容器120内に貯蔵される。131は、患者に挿入されたカテーテル(例えば経鼻カテーテル又はPEGカテーテルなど)の上流側端に設けられたコネクタ(メスコネクタ)である。容器120の下端に設けられたポート(オスコネクタ)121とカテーテルのコネクタ131とが延長チューブ100で接続される。延長チューブ100は、その一端(上流側端)に、ポート121に接続されるメスコネクタ107を備え、その他端に、コネクタ131に接続されるオスコネクタ109を備える。110は、可撓性を有するポンプチューブである。ポンプチューブ110の両端には、いずれも硬質材料からなる第1パーツ111及び第2パーツ112が取り付けられている。ポンプチューブ110の第1パーツ111とメスコネクタ107とは柔軟な第1チューブ101で繋がれている。ポンプチューブ110の第2パーツ112とオスコネクタ109とは柔軟な第2チューブ102で繋がれている。第1チューブ101上には、第1チューブ101内の流路を開閉するクランプ103が設けられている。ポンプチューブ110が本発明の注入装置1に装着される。ポンプチューブ110の材料は、特に制限はないが、ゴム、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリウレタン、シリコーン、ポリ酢酸エチルが用いられ、これらの中でもポリ塩化ビニルが特に好ましく用いられる。なお、図6では、栄養剤は硬質材料からなる容器120に収納されている例を示しているが、栄養剤を収納する容器は任意であり、例えば柔軟な材料からなる袋状容器(いわゆるパウチ)であってもよい。また、本発明の注入装置に装着される延長チューブの構成は図6のものに限定されない。
図7は、カバー20が開かれた注入装置1にポンプチューブ110を装着する直前の状態を示した斜視図である。圧接ユニット40は、回転子30に対して後退した後退位置にあり、圧接面44と回転子30との間隔が拡大されている。ポンプチューブ110を略U字状に湾曲させて、回転子30と圧接面44との間の隙間に挿入する。ポンプチューブ110の上流側の第1パーツ111をベース10の上流側受け部13に嵌入し、下流側の第2パーツ112をベース10の下流側受け部14に嵌入する(装着工程)。図8Aは注入装置1にポンプチューブ110を装着した状態を示した斜視図、図8Bはその平面図である。図8Bでは、カバー20、ハンドル25等の図示を省略している。
次いで、カバー20を回動軸50回りに回動させてカバー20を閉じる。上述したように、カバー20の回動に連動して圧縮ユニット40が回転子30に接近し、前進位置に移動する。その結果、ポンプチューブ110は、圧縮ユニット40の圧接面44と回転子30のローラ33とに挟まれて、その径方向に弾性的に圧縮される。カバー20をベース10に向かって下向きに押し付けることにより、ベース10に設けられたカバーロック機構11がカバー20に係合し、カバー20は閉状態にロックされる。カバーロック機構11とカバー20との係合を解除しない限り、ポンプチューブ110の弾性回復力によってカバー20が意図せずに開くことはない。図9Aは、ポンプチューブ110を装着し、カバー20を閉じた注入装置1の斜視図、図9Bはその平面図である。図9Bでは、内部構造が分かるように、カバー20、ハンドル25等の図示を省略している。
次いで、ハンドル25をカバー20から取り外し、図10に示すように、カバー20から突出した回転子軸31に取り付ける。ハンドル25の回転子軸31が挿入される穴(図示せず)には、回転子軸31に形成されたスプライン加工に嵌合するスプライン加工が施されている。
図10において、ハンドル25を矢印Rの向き(上方から見て時計回り方向)に回転させると、回転子30も矢印Rの向きに回転する。その結果、回転子30に設けられた3つのローラ33が、ポンプチューブ110を圧接面44との間で押し潰しながら、第1パーツ111側から第2パーツ112側へポンプチューブ110上を転がりながら順に移動する。ポンプチューブ110のローラ33と圧接面44との間で押し潰された部分では、ポンプチューブ110内の栄養剤が流れる内腔が実質的に閉塞される。この押し潰された部分が、ローラ33の転がり移動にともなって移動する。押し潰された部分より下流側(第2パーツ112側)では、ポンプチューブ110内の栄養剤が第2パーツ112の側に押し出される。押し潰された部分より上流側(第1パーツ111側)では、ポンプチューブ110が弾性回復する際の負圧によって、栄養剤がポンプチューブ110内に流入する。このように、ハンドル25を矢印Rの向きに回転させることにより、ポンプチューブ110がしごかれて、容器120内の栄養剤をカテーテルのコネクタ131に向かって送り出すことができる(注入工程)。カバー20は、回転子30、圧接ユニット40、及びこれらの間の隙間を覆う。従って、回転子30を回転したときに回転子30と圧接ユニット40との間の隙間に指を誤って挟んでしまうという事故の発生が防止される。片方の手(例えば右手)でハンドル25を回転させるとき、他方の手(例えば左手)でカバー20の外表面を安定的に押さえることができるような形状に、カバー20の外表面は造形されている。
ポンプチューブ110内の内圧が異常上昇した場合には、圧縮コイルバネ49c(図3B参照)が弾性圧縮されて、圧接部43が回転子30から離れる向きにわずかに変位する。これにより、圧接面44と回転子30との間隔がわずかに拡大し、ポンプチューブ110内の異常圧力上昇が緩和される。更に、圧縮コイルバネ49cは、ポンプチューブ110の肉厚などの寸法バラツキに応じて変形することができ、これにより規格が異なる複数種類のポンプチューブ110に対して安定的に栄養剤を注入することができる。
患者への栄養剤の注入が終了すると、ハンドル25の回転を停止する。その後、上記とは逆の操作を行うことにより、ポンプチューブ110を注入装置1から取り外すことができる。
(ポンプチューブの装着高さのバラツキ低減手段)
本実施形態の注入装置1では、ポンプチューブ110を圧接面44とローラ33との間で押し潰すことにより、栄養剤を移動させる。従って、圧接ユニット40が後退位置にあるときに(図7参照)、上下方向(Z軸方向)において、ポンプチューブ110が圧接面44及びローラ33とほぼ同じ高さなるように、ポンプチューブ110を注入装置1に装着しなければならない。
本実施形態の注入装置1は、これを実現するために2つの手段を備えている。
第1の手段は、ポンプチューブ110に当接してこれを支持することにより、ポンプチューブ110が所望する位置よりも落下するのを防止する。
図11は、カバー20が開状態にある注入装置1の、回転子軸31を通るXZ面と平行な面に沿った断面図である。図11では、図面を簡単化するために、カバー20、ハンドル25等の図示を省略している。
図11では、圧接ユニット40は回転子30から離間した後退位置にある。圧接部43の圧接面44と回転子30のローラ33の外周面とが、ほぼ同じ高さに配置されて対向している。圧接面44とローラ33との間の隙間に、ポンプチューブ110が挿入される(図8A、図8B参照)。本実施形態では、圧接面44とローラ33との間のベース10上の領域に、上方に向かって突出した2つのリブ15が形成されている。リブ15の頂部(最も高い部分)は、圧接面44及びローラ33の下端とほぼ同じ高さである。
圧接ユニット40が回転子30に近接する前進位置に移動したときに、圧接ユニット40の基台41がリブ15に衝突しないように、基台41にはリブ15が進入するスリット45が形成されている(図5参照)。
圧接ユニット40が後退位置にあるときに、リブ15は、圧接面44と回転子30との間のベース10上の領域に現れる。ポンプチューブ110を注入装置1に装着する際には、リブ15がポンプチューブ110を支持するので、ポンプチューブ110が圧接面44及びローラ33よりも低い位置に配置されることはない。従って、その後、カバー20を閉じて圧接ユニット40を前進位置に移動させれば、ポンプチューブ110は圧接面44とローラ33との間で確実に圧縮される。
上記の実施形態では、圧接ユニット40が後退位置にあるときに、ポンプチューブ110が圧接面44及びローラ33よりも低い位置に配置されないようにポンプチューブ110を支持する支持構造として2つのリブ15を用いたが、同様の機能を有することができれば上記の実施形態に限定されない。
例えば、支持構造が、直立した板状のリブ15ではなく、半円柱形状、半球形状、直方体形状など任意の形状を有する突起物であってもよい。当該突起物の数は、2つである必要はなく、1つ又は3つ以上であってもよい。
支持構造は、ベース10の上面に形成された突起物である必要はない。例えば、回転子30を構成する下側のフランジ32bの外径を、上側のフランジ32aの外径よりも大きくして、下側のフランジ32bをローラ33の外周面よりも半径方向の外側に突出させてもよい。この場合、半径方向に突出した下側のフランジ32bの部分がポンプチューブ110を所望する高さに支持する支持構造として機能する。
あるいは、圧接ユニット40の基台41を圧接面44よりも回転子30の側に突出させてもよい。この場合、圧縮面44よりも突出した基台41の部分がポンプチューブ110を所望する高さに支持する支持構造として機能する。
上記のように下側のフランジ32b及び基台41を突出させる場合には、圧縮ユニット40を前進位置に移動させたときに、圧縮ユニット40と回転子30とが衝突しないような構造にする必要がある。
第2の手段は、上流側受け部13と下流側受け部14との間でのポンプチューブ110の過剰なタルミを防止することにより、ポンプチューブ110が所望する位置よりも落下するのを防止する。
上述したように、ポンプチューブ110は、ポンプチューブ110を回転子30の周囲に巻き付けるように湾曲させて、且つ、ポンプチューブ110の両端の第1パーツ111及び第2パーツ112をベース10の上流側受け部13及び下流側受け部14にそれぞれ嵌入させて、注入装置1に装着される。上流側受け部13と下流側受け部14との間のポンプチューブ110の部分が長すぎると、ポンプチューブ110が弛んで下方に落下する。
そこで、ポンプチューブ110のタルミによる落下を低減するように、上流側受け部13及び下流側受け部14に、第1パーツ111及び第2パーツ112を係合させるための係合構造が設けられている。
即ち、図5に示されているように、上流側受け部13には、第1パーツ111の半径方向外向きに突出した円板状のフランジ111a(図7参照)が嵌入する溝13aが設けられている。
また、図5に示されているように、下流側受け部14には、第2パーツ112の外径がポンプチューブ110の外径より大きいことによって第2パーツ112の略円筒形状の外周面のポンプチューブ110側端に形成された段差部112a(図7参照)と係合するリブ状の突起14aが設けられている。
上流側受け部13の溝13aに第1パーツ111のフランジ111aを係合し、下流側受け部14の突起14aに第2パーツ112の段差部112aを係合させる(図8B参照)。ポンプチューブ110のフランジ111aと段差部112aとの間の長さは、ポンプチューブ110をこのように装着したときに、上流側受け部13と下流側受け部14との間のポンプチューブ110の部分が過剰に長くなることがないように適切に設定されている。従って、ポンプチューブ110のタルミを少なくすることができる。その結果、圧接ユニット40が後退位置にあるときにポンプチューブ110が圧接面44及びローラ33よりも低い位置に配置されることはない。
上流側受け部13及び下流側受け部14にそれぞれ設けられる係合構造は、上記の実施形態に限定されない。ポンプチューブ110の両端の第1パーツ111及び第2パーツ112の形状に応じて、上流側受け部13及び下流側受け部14に設けられる係合構造の形状や寸法を適宜変更することができる。
上流側受け部13に設けられる係合構造と下流側受け部14に設けられる係合構造とは同じであってもよいが、上記の実施形態のように相違していることが好ましい。これにより、ポンプチューブ110を逆に装着しようとしても、上流側受け部13に第2パーツ112を嵌入させること、及び、下流側受け部14に第1パーツ111を嵌入させることのうちの少なくとも一方は不可能である。従って、ポンプチューブ110の向きを逆にして注入装置1に装着することにより栄養物を逆流させてしまうという事故の発生を防止することができる。
回転子30を回転させてローラ33がポンプチューブ110上を転がり移動すると、ポンプチューブ110はローラ33からローラ33が移動する向きの力を受ける。従って、上流側受け部13と第1パーツ111との係合部分には大きな力が作用する。上流側受け部13と下流側受け部14とで係合構造を異ならせる場合、上記の実施形態のように、上流側受け部13と第1パーツ111との係合部分の面積を、下流側受け部14と第2パーツ112との係合部分の面積よりも大きくすることは、この力に対抗する点で有利である。
上流側受け部13とこれに嵌入される第1パーツ111とに同じ色(第1色)を付し、且つ、下流側受け部14とこれに嵌入される第2パーツ112とに同じ色(第2色)を付し、上流側受け部13及び第1パーツ111に付される第1色と下流側受け部14及び第2パーツ112に付される第2色とを異なる色にしてもよい。これにより、作業者は、注入装置1側の上流側受け部13及び下流側受け部14に付された各色と、ポンプチューブ110側の第1パーツ111及び第2パーツ112に付された各色とが一致するようにポンプチューブ110を注入装置1に装着すればよいことを視覚を通じて容易に理解できる。従って、ポンプチューブ110の向きを逆にして注入装置1に装着するという事故の発生を防止することができる。なお、上記において第1色及び第2色の両方の色をそれぞれ付すのではなく、いずれか一方の着色を省略(即ち、素材そのものの色のままにしておく)してもよい。この場合も、上記と同じ効果が得られる。例えば、上流側受け部13とこれに嵌入される第1パーツ111に黄色を付し、下流側受け部14とこれに嵌入される第2パーツ112には着色しない配色であってもよい。着色方法としては、特に制限はなく、材料中に着色顔料を混入させる方法、成形後に塗料を塗布する方法、所望する色を有するシートを貼付する方法など公知の方法を適宜選択しうる。
本実施形態の注入装置1は、ポンプチューブ110を支持する支持構造(リブ15)とポンプチューブ110の両端の第1及び第2パーツ111,112と係合する係合構造との両方を備えているが、いずれか一方を省略してもよく、その場合であってもポンプチューブ110を所望する高さに装着することができる。
(カバーの倒れ防止手段)
注入装置1に対してポンプチューブ110を装着又は取り外す際には、図1、図7に示すようにカバー20をほぼ垂直に直立させて開状態にする。直立したカバー20が不意に倒れると、カバー20とベース10との間で指を挟む等の事故が生じる可能性がある。
本実施形態の注入装置1は、直立したカバー20が倒れるを防止するための手段を備えている。
図3Bに示されているように、スライダリンク54のカバー20に対向する側の外周面上に、リブ56が形成されている。リブ56は、Y軸方向に平行に延びた突起である。
図12は、カバー20が開状態でのスライダリンク54を含むスライダクランク機構の拡大斜視図である。一対のカバーリンク53がカバー20に設けられた一対の当接面23に取り付けられている。各当接面23は、この当接面23に取り付けられたカバーリンク53よりも、他方の当接面23の側にY軸方向にはみ出している。
図13は、カバー20が開状態(直立状態)でのスライダリンク54のリブ56とカバー20の当接面23を示した拡大断面図である。リブ56と当接面23とは離間している。この状態から、カバー20を閉じるために、カバー20を回動軸50回りに時計回り方向に回動させる。
図14Aは、図13からカバー20がわずかに回動した状態を示している。カバー20と一緒に当接面23も時計回り方向にわずかに回動している。また、第1回動軸51が回動軸50の回りにわずかに回動したことにより、スライダリンク54は反時計回り方向にわずかに回動している。その結果、カバー20の当接面23とスライダリンク54のリブ56とが衝突する。図14Bはこの状態の注入装置1の斜視図である。図1と比較すれば理解できるように、カバー20はわずかに傾斜している。当接面23とリブ56とが衝突しているので、カバー20の自重のみでは、カバー20は更に回動することはできない。
図14Bの状態において、カバー20を閉じる向きの外力をカバー20に印加すると、スライダリンク54のリブ56がカバー20の当接面23を押圧しながら当接面23上を摺動して、カバー20を更に回動させることができる。
図15は、カバー20が閉状態でのスライダリンク54のリブ56とカバー20の当接面23を示した拡大断面図である。リブ56と当接面23とは離間している。
上記とは逆に、図15に示す閉状態のカバー20を持ち上げると、図14Aで説明したように、開状態に至る直前で、カバー20の当接面23とスライダリンク54のリブ56とが衝突する。これから更にカバー20を持ち上げると、スライダリンク54のリブ56がカバー20の当接面23を押圧しながら当接面23上を上記とは逆向きに摺動して、カバー20を開状態(図1、図13を参照)にすることができる。
以上のように、本実施形態では、カバー20が開状態と閉状態との間で変位する過程で、カバー20の当接面23とスライダリンク54のリブ56とが衝突する。従って、開状態の直立したカバー20に何らかの外力が作用して、回動軸50回りに回動し始めても、当接面23とリブ56とが衝突した時点(図14A参照)でカバー20の回動は停止する(図14B参照)。これにより、直立したカバー20が意図せずに倒れて、カバー20とベース10との間で指を挟む等の事故が生じる可能性が低減する。
また、閉状態にあるカバー20を開く際には、開状態に至る途中でカバー20の当接面23とスライダリンク54のリブ56とが衝突する。作業者は、当接面23とリブ56とが衝突したことによるカバー20の持ち上げ力の変化をクリック感として感じ取る。このクリック感を確認した後に更にカバー20を持ち上げれば、カバー20は自重では倒れない安全状態になる。このように、作業者は、カバー20が自重で倒れない状態であるか否かを、カバー20を回動させるための操作力の変化により容易に判断することができるので、作業者の安心感が増す。
上記の実施形態では、持ち上げられたカバー20がその自重により下降するのを制限するための倒れ防止機構が、互いに衝突するように設けられた、カバー20の当接面23とスライダリンク54のリブ56とで構成されていたが、倒れ防止機構の構成はこれに限定されない。例えば、スライダクランク機構を構成する任意の2部材に、カバー20が開状態と閉状態との間で変位する過程で衝突や摩擦などの何らかの相互作用を及ぼす形状を設けてもよい。また、スライダクランク機構を構成する部材以外の2部材(例えば、カバー20とベース10)に、何らかの相互作用を及ぼす形状を設けてもよい。
倒れ防止機構は、異なる2部材間の衝突や摩擦などの相互作用以外の作用を利用して構成することができる。例えば、倒れ防止機構をバネ等の弾性部材を用いて構成してもよい。カバー20が開状態から閉状態に変位する過程で生じる2以上の部材間の相対的な変位を抑制するように弾性部材を設けることができる。例えば、引っ張りコイルバネを回動軸50と第2連結軸52との間に架け渡すことができる。あるいは、捩りコイルバネを、そのコイル軸を第1連結軸51に装着し、その両端を回動軸50及び第2連結軸52に係止することができる。弾性部材の種類や装着位置は、これらに限定されず、適宜変更しうる。倒れ防止機構を、異なる2部材間の衝突や摩擦などの相互作用とバネなどの弾性部材とを併用して構成することもできる。
上記の実施形態の注入装置1は、ポンプチューブ110の装着高さのバラツキ低減手段とカバー20の倒れ防止手段の両方を備えていたが、いずれか一方を省略してもよい。
上記の実施形態では、圧接ユニット40が、基台41、支持部42、及び圧接部43を備えていたが、支持部42と圧接部43とが一体化されていてもよく、基台41と支持部42とが一体化されていてもよく、あるいは、基台41、支持部42、及び圧接部43が一体化されていてもよい。
上記の実施形態では、半固形化物として、半固形化栄養剤を例に説明したが、本発明の注入装置は、栄養剤以外の高粘度化された半固形化物にも利用することができる。本発明の注入装置に適した半固形化物の粘度は特に制限はないが、例えば1000mPa・s以上であることが好ましい。半固形化物の粘度の上限はポンプチューブ110の機械的特性等により変化するが、一般には50000mPa・s以下であることが好ましい。
本発明の利用分野は特に制限はないが、医療分野において使用される注入装置として利用することができる。例えば、栄養剤、造影剤、ヒアルロン酸などの低流動性の半固形化した流動物を患者に注入する際の注入装置として利用することができる。特に、患者の体内に挿入したカテーテルを介して半固形化栄養剤を注入する経腸栄養療法に好ましく利用することができる。但し、本発明の注入装置は、医療分野に限られず、半固形化物を注入する必要がある分野(例えば食品分野、一般工業分野など)に広範囲に利用することができる。
1 注入装置
10 ベース
13a 溝(係合構造)
14a 突起(係合構造)
15 リブ(支持構造)
20 カバー
23 当接面(倒れ防止機構)
30 回転子
33 ローラ
40 圧接ユニット
44 圧接面
50 回動軸(スライダクランク機構)
51 第1連結軸(スライダクランク機構)
52 第2連結軸(スライダクランク機構)
53 カバーリンク(スライダクランク機構)
54 スライダリンク(スライダクランク機構)
56 リブ(倒れ防止機構)
110 ポンプチューブ

Claims (15)

  1. ポンプチューブを経由して半固形化物を注入するための半固形化物の注入装置であって、
    ベース上に回転可能に搭載された回転子と、
    前記回転子に回転可能に保持されたローラと、
    前記回転子に対向する円弧状の圧接面を有し、前記圧接面と前記回転子との間隔が拡大した後退位置と縮小した前進位置とに前記ベース上で変位する圧接ユニットとを備え、
    前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置することができ、
    前記圧接ユニットを前記前進位置に移動させた状態で前記回転子を回転させることにより、前記回転子と前記圧接面との間に配置された前記ポンプチューブを前記ローラが前記圧接面との間で押し潰しながら前記ポンプチューブ上を転がり移動し、
    前記注入装置は、前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記ポンプチューブが前記圧接面及び前記ローラよりも低い位置に配置されないように前記ポンプチューブを支持する支持構造を前記圧接面と前記ローラとの間の領域に更に備えることを特徴とする半固形化物の注入装置。
  2. 前記支持構造が、前記ベースに設けられている請求項1に記載の半固形化物の注入装置。
  3. 前記支持構造が、前記ベースに形成された突起物である請求項1又は2に記載の半固形化物の注入装置。
  4. 前記支持構造が、前記回転子に設けられている請求項1に記載の半固形化物の注入装置。
  5. 前記支持構造が、前記圧接ユニットに設けられている請求項1に記載の半固形化物の注入装置。
  6. ポンプチューブを経由して半固形化物を注入するための半固形化物の注入装置であって、
    ベース上に回転可能に搭載された回転子と、
    前記回転子に回転可能に保持されたローラと、
    前記回転子に対向する円弧状の圧接面を有し、前記圧接面と前記回転子との間隔が拡大した後退位置と縮小した前進位置とに前記ベース上で変位する圧接ユニットとを備え、
    前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置することができ、
    前記圧接ユニットを前記前進位置に移動させた状態で前記回転子を回転させることにより、前記回転子と前記圧接面との間に配置された前記ポンプチューブを前記ローラが前記圧接面との間で押し潰しながら前記ポンプチューブ上を転がり移動し、
    前記注入装置は、前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記ポンプチューブが前記圧接面及び前記ローラよりも低い位置に配置されないように前記ポンプチューブの両端部分に係合する係合構造を更に備えることを特徴とする半固形化物の注入装置。
  7. 前記係合構造が前記ベースに設けられている請求項6に記載の半固形化物の注入装置。
  8. 前記ポンプチューブの一端に係合する係合構造と、前記ポンプチューブの他端に係合する係合構造とは形状が異なる請求項6又は7に記載の半固形化物の注入装置。
  9. 前記ポンプチューブの一端に係合する係合構造又はその近傍と、前記ポンプチューブの他端に係合する係合構造又はその近傍とは色が異なる請求項6〜8のいずれかに記載の半固形化物の注入装置。
  10. 請求項6〜9のいずれかに記載の半固形化物の注入装置の使用方法であって、
    前記圧接ユニットを前記後退位置に移動させた状態で、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置し、且つ、前記ポンプチューブの両端を前記係合構造に係合させる装着工程と、
    前記圧接ユニットを前記前進位置に移動させた状態で、前記回転子を回転させることにより半固形化物を注入する注入工程とを備え、
    前記ポンプチューブの前記両端間の長さは、前記装着工程において前記ポンプチューブの両端を前記係合構造に係合させたとき前記ポンプチューブが前記圧接面及び前記ローラよりも低い位置に配置されないような長さに設定されている半固形化物の注入装置の使用方法。
  11. 請求項9に記載の半固形化物の注入装置の使用方法であって、
    前記ポンプチューブの両端のうちの一端は他端と色が異なり、前記係合構造のうち前記一端と係合する係合構造又はその近傍は前記一端と同じ色を有し、
    前記圧接ユニットを前記後退位置に移動させた状態で、前記係合構造又はその近傍の色と前記ポンプチューブの前記一端の色とが一致するように前記ポンプチューブの両端を前記係合構造に係合させ、且つ、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置する半固形化物の注入装置の使用方法。
  12. ポンプチューブを経由して半固形化物を注入するための半固形化物の注入装置であって、
    ベース上に回転可能に搭載された回転子と、
    前記回転子に回転可能に保持されたローラと、
    前記回転子に対向する円弧状の圧接面を有し、前記圧接面と前記回転子との間隔が拡大した後退位置と縮小した前進位置とに前記ベース上で変位する圧接ユニットと、
    前記ベースに対して回動可能に取り付けられ、前記回転子と前記圧接面との間の隙間を覆うカバーとを備え、
    前記カバーを持ち上げて開くと前記圧接ユニットは前記後退位置に移動し、且つ、前記カバーを下降させて閉じると前記圧接ユニットは前記前進位置に移動するように、前記圧接ユニットは前記カバーに連動し、
    前記圧接ユニットが前記後退位置にあるときに、前記回転子と前記圧接面との間に前記ポンプチューブを配置することができ、
    前記圧接ユニットを前記前進位置に移動させた状態で前記回転子を回転させることにより、前記回転子と前記圧接面との間に配置された前記ポンプチューブを前記ローラが前記圧接面との間で押し潰しながら前記ポンプチューブ上を転がり移動し、
    前記注入装置は、持ち上げられた前記カバーがその自重により下降するのを制限するための倒れ防止機構を更に備えることを特徴とする半固形化物の注入装置。
  13. 前記圧接ユニットを前記カバーに連動させるスライダクランク機構を更に備え、
    前記倒れ防止機構が、前記スライダクランク機構に設けられている請求項12に記載の半固形化物の注入装置。
  14. 前記倒れ防止機構が、互いに衝突し合う異なる2部材を含む請求項12又は13に記載の半固形化物の注入装置。
  15. 前記倒れ防止機構が弾性部材を含む請求項12又は13に記載の半固形化物の注入装置。
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