JP2013165597A - 腐食防止機能付き配電盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】配電盤内に腐食性ガスが滞留しないようにフレッシュエアを効率良く充填する腐食防止機能付き配電盤を提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、腐食防止機能付き配電盤は、ファンと、フィルタと、逆止弁とを有する。ファンは、フレッシュエアを流通させる配管から前記フレッシュエアを取り込んで盤内を正圧に保たせる。フィルタは、前記ファンにより取り込まれるフレッシュエアから腐食性ガスおよび粉塵を除去する。逆止弁は、外部からの空気を流入させず、前記ファンにより取り込まれ盤内を通ったフレッシュエアを外部に流出させる。
【選択図】図2
【解決手段】 実施形態によれば、腐食防止機能付き配電盤は、ファンと、フィルタと、逆止弁とを有する。ファンは、フレッシュエアを流通させる配管から前記フレッシュエアを取り込んで盤内を正圧に保たせる。フィルタは、前記ファンにより取り込まれるフレッシュエアから腐食性ガスおよび粉塵を除去する。逆止弁は、外部からの空気を流入させず、前記ファンにより取り込まれ盤内を通ったフレッシュエアを外部に流出させる。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、腐食防止機能付き配電盤に関する。
下水処理施設やごみ処理施設などにおいては、硫化水素等の腐食性ガスが多く発生する。このような劣悪環境においては、施設内に設置された配電盤の筐体をステンレス製にしたり塗装種別を重防食にしたりすることで、配電盤の腐食防止対策が施されている。
しかし、配電盤は筐体内部に金属部分が露出した部品やケーブルが多く設置されているため、筐体内への腐食性ガスの流入を防ぐことでこれら部品等の腐食を防止する必要がある。
上述したような腐食性ガスが多く発生する施設において、配電盤を屋外に設置する場合には特に腐食性ガスが流入しやすいため、配電盤の筐体内に腐食性ガスが滞留しないようにする技術が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、配電盤内に腐食性ガスが滞留しないようにフレッシュエアを効率良く充填する腐食防止機能付き配電盤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によれば、腐食防止機能付き配電盤は、ファンと、フィルタと、逆止弁とを有する。ファンは、フレッシュエアを流通させる配管から前記フレッシュエアを取り込んで盤内を正圧に保たせる。フィルタは、前記ファンにより取り込まれるフレッシュエアから腐食性ガスおよび粉塵を除去する。逆止弁は、外部からの空気を流入させず、前記ファンにより取り込まれ盤内を通ったフレッシュエアを外部に流出させる。
《第1実施形態》
本発明の第1実施形態による腐食防止機能付き配電盤を用いた下水処理施設の構成について、図1を参照して説明する。
本発明の第1実施形態による腐食防止機能付き配電盤を用いた下水処理施設の構成について、図1を参照して説明する。
本実施形態による下水処理施設1では、屋内電気室である第1エリア11に配電盤11−1〜11−3が設置され、屋内現場である第2エリア12に配電盤12−1および12−2が設置され、屋外現場である第3エリア13に配電盤13−1および13−2が設置されている。そして、これら屋内外の第1エリア11〜第3エリア13を網羅するように、エア配管20が配置されている。エア配管20には、コンプレッサ30から送出された、腐食性ガスを含まないフレッシュエアが流通される。
また各配電盤11−1〜11−3、12−1、12−2、13−1、および13−2のそれぞれにとエア配管20との間は、フレキシブルチューブ40で接続されている。
上記の配電盤のうち、配電盤11−1〜11−3は、自立型と呼ばれる配電盤であり、床面上に直接並べて設置されている。また、配電盤12−1、12−2、13−1、および13−2はスタンド型と呼ばれる配電盤であり、床面上に設置されたポール102上に設置されている。
これらの配電盤11−1〜11−3、12−1、12−2、13−1、および13−2の構造を、図2を参照して説明する。
本実施形態による配電盤11−1〜11−3、12−1、12−2、13−1、および13−2は、扉付きの筐体101で覆われており、この筐体101の上面部に、フレキシブルチューブ40を介してエア配管20から各々の配電盤11−1〜11−3、12−1、12−2、13−1、および13−2にフレッシュエアを充填する加圧ユニット103が設置されている。
上記の配電盤のうち、配電盤13−1および13−2の筐体101には、屋外でも使用できるように前面の扉上に設置されたスイッチやメータ等を覆う透明板104が、図1に示すように設置されている。
加圧ユニット103はファン103aとフィルタ103bとから構成されており、各配電盤の筐体101の上部に開けられた穴にゴムパッキン(図示せず)を挟んで設置され、ボルト(図示せず)で締め付けられることにより固定されている。
ファン103aは、ON状態で稼動することによりフレキシブルチューブ40を介してエア配管20からフレッシュエアを取り込み、配電盤内を正圧に保つように加圧して配電盤に送り込む。ファン103aを設置することにより、コンプレッサ30からの圧力がかかりにくいエア配管20の末端部分等に配電盤が接続されている場合や、エア配管20の接合部分にエア漏れが発生してエア配管20内の気圧が低下した場合においても、安定して配電盤にフレッシュエアを送り込み、配電盤内を正圧に保つことが可能になる。
またフィルタ103bは、配電盤内に送り込むフレッシュエアを清浄するものであり、例えばカートリッジ式防塵フィルタ、活性炭、または電気式フィルタ等を用いることができる。フィルタ103bを設置することにより、エア配管20内に充填されたフレッシュエアに混入した腐食性ガス成分や微粒子レベルの粉塵を除去することが可能になる。
このフィルタ103bは、加圧ユニット103から着脱可能な状態に構成されており、洗浄や交換の際には単体で取り外すことが可能である。
ファン103aとフィルタ103bとはフレッシュエアの流れ方向に対してどちらを上流に設置してもよいが、図2に示すようにフィルタ103bを上流に設置したほうがよりファン103aの劣化を防止することができる。
また、筐体101の下部には逆止弁105が設置されている。逆止弁105は、加圧ユニット103から送り込まれ盤内を通ったフレッシュエアを外部に流出させるが、外部から配電盤内部へは空気を流入させない構造となっているため、外部空気中の腐食性ガスを侵入させることがない。
以上の本実施形態によれば、外部の空気を流入させない逆止弁を配電盤に設け、腐食性ガスが滞留しないように効率よくフレッシュエアを取り込むことで、配電盤内部の部品やケーブルの腐食を防止することができる。
また上記実施形態において、筐体101の扉の開閉状態を検出する機能をさらに設け、扉が開状態にされたことが検出されたときにのみ、ファン103aを稼動させるようにして省エネ効果を向上させるようにしてもよい。
《第2実施形態》
本発明の第2実施形態による腐食防止機能付き配電盤を用いた下水処理施設2の構成は、エア配管20に配電盤14が接続される他は、第1実施形態で説明した下水処理施設1と同様であるため、同一部分の詳細な説明は省略する。
本発明の第2実施形態による腐食防止機能付き配電盤を用いた下水処理施設2の構成は、エア配管20に配電盤14が接続される他は、第1実施形態で説明した下水処理施設1と同様であるため、同一部分の詳細な説明は省略する。
配電盤14の構造を、図3を参照して説明する。本実施形態による配電盤14は、第1実施形態において説明した配電盤11−1〜11−3、12−1、12−2、13−1、または13−2の構成に加え、筐体101内に、硫化水素濃度を計測する硫化水素濃度センサ106が設置されている。
そして、ファン103aが、硫化水素濃度センサ106で計測された硫化水素濃度計測値が、予め設定された閾値を超えたときに稼動するように構成する。
このように構成することにより、配電盤内に腐食性ガスが滞留しないようにフレッシュエアを充填させる際に、さらに省エネ効果を高めて配電盤内の部品やケーブルの腐食防止することができる。
《第3実施形態》
本発明の第3実施形態による腐食防止機能付き配電盤を用いた下水処理施設3の構成は、エア配管20に配電盤15が接続される他は、第1実施形態で説明した下水処理施設1と同様であるため、同一部分の詳細な説明は省略する。
本発明の第3実施形態による腐食防止機能付き配電盤を用いた下水処理施設3の構成は、エア配管20に配電盤15が接続される他は、第1実施形態で説明した下水処理施設1と同様であるため、同一部分の詳細な説明は省略する。
配電盤15の構造を、図4を参照して説明する。本実施形態による配電盤15は、第1実施形態において説明した配電盤11−1〜11−3、12−1、12−2、13−1、13−2、または第2実施形態において説明した配電盤14の構成に加え、加圧ユニット1031のファン103aとフィルタ103bとの間に除湿装置103cが着脱可能な状態で設置されている。
この除湿装置103cは、シリカゲル等の乾燥剤が充填された除湿装置や、電気式除湿装置等で構成される。
このように加圧ユニット1031に除湿装置103cをさらに設けることにより、フレッシュエアの湿度が高い場合にも、水分による配電盤内の部品やケーブルの腐食防止することができる。
また上記第1実施形態〜第3実施形態において、配電盤の筐体101内に排熱用ファン(図示せず)をさらに設けることにより、筐体101内に滞留した熱を発散させることができるとともに、充填されたフレッシュエアが所定の流路に偏らないように筐体101内に拡散させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1〜3…下水処理施設
11−1〜11−3、12−1、12−2、13−1、13−2、14、15…配電盤
20…エア配管
30…コンプレッサ
40…フレキシブルチューブ
101…筐体
102…ポール
103…加圧ユニット
103a…ファン
103b…フィルタ
103c…除湿装置
104…透明板
105…逆止弁
106…硫化水素濃度センサ
1031…加圧ユニット
11−1〜11−3、12−1、12−2、13−1、13−2、14、15…配電盤
20…エア配管
30…コンプレッサ
40…フレキシブルチューブ
101…筐体
102…ポール
103…加圧ユニット
103a…ファン
103b…フィルタ
103c…除湿装置
104…透明板
105…逆止弁
106…硫化水素濃度センサ
1031…加圧ユニット
Claims (4)
- フレッシュエアを流通させる配管から前記フレッシュエアを取り込んで盤内を正圧に保たせるファンと、
前記ファンにより取り込まれるフレッシュエアから腐食性ガスおよび粉塵を除去するフィルタと、
外部からの空気を流入させず、前記ファンにより取り込まれ盤内を通ったフレッシュエアを外部に流出させる逆止弁と
を備えることを特徴とする腐食防止機能付き配電盤。 - 前記フィルタは、単体で着脱可能な状態で設置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の腐食防止機能付き配電盤。 - 前記盤内の硫化水素濃度を計測する硫化水素濃度センサをさらに有し、
前記ファンは、前記硫化水素濃度センサで計測された硫化濃度計測値が、予め設定された閾値を超えたときに稼動する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の腐食防止機能付き配電盤。 - 前記ファンと前記フィルタとの間に、除湿装置をさらに有する
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の腐食防止機能付き配電盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012028046A JP2013165597A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 腐食防止機能付き配電盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012028046A JP2013165597A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 腐食防止機能付き配電盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013165597A true JP2013165597A (ja) | 2013-08-22 |
Family
ID=49176629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012028046A Pending JP2013165597A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 腐食防止機能付き配電盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013165597A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107658757A (zh) * | 2017-11-03 | 2018-02-02 | 许昌商通实业有限公司 | 一种高压开关柜用温度调节装置 |
CN108199280A (zh) * | 2016-04-26 | 2018-06-22 | 龙文凯 | 一种无线输电的方法 |
CN109787126A (zh) * | 2019-02-21 | 2019-05-21 | 广州京海科技有限公司 | 一种用于电气工程的散热效率高的配电柜 |
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2012
- 2012-02-13 JP JP2012028046A patent/JP2013165597A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108199280A (zh) * | 2016-04-26 | 2018-06-22 | 龙文凯 | 一种无线输电的方法 |
CN108321935A (zh) * | 2016-04-26 | 2018-07-24 | 吴彬 | 无线输电的供电装置工作期间的冷却方法 |
CN107658757A (zh) * | 2017-11-03 | 2018-02-02 | 许昌商通实业有限公司 | 一种高压开关柜用温度调节装置 |
CN109787126A (zh) * | 2019-02-21 | 2019-05-21 | 广州京海科技有限公司 | 一种用于电气工程的散热效率高的配电柜 |
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