JP2013165450A - 通信装置、通信方法および通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信方法および通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】必要な相手に自己の現状あるいは近い将来の予定を含めた形で、迅速に電話や電子メールに対する返答を行うことを可能にする通信装置、通信方法および通信プログラムを得ること。
【解決手段】通信装置10には受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録手段14が備えられている。予定情報抽出手段16は、通信情報が受信されると発信者の宛先情報を検索すると共に予定情報記録手段14からその発信者に関係する情報を抽出して発信者に返信する。したがって、発信者の求める情報を受信者に負担を掛けずに返答可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電話が掛かってきたときや電子メールが送られてきたときに、簡単にこれに返答するようにした通信装置、通信方法および通信プログラムに関する。本発明は、電話の応答や電子メールに対する返答に十分な時間が割けない場合での返答をも可能にする移動機端末等の通信装置、通信方法および通信プログラムに関するものである。
本明細書で電子メールとは、コンピュータや携帯電話機で使用する各種の電子的なメールを総称するものとする。たとえばショートメッセージサービスも本明細書における電子メールに含まれる。
電話が掛かってきたり電子メールを受信したときに、電話やメール文による返答に時間を十分割けない場合がある。重要な会議や急ぎの仕事の最中であったり、公共交通機関で移動中の場合のように、このような事態に遭遇する機会は意外に多い。また、わずかな時間をとることができても、携帯電話機等の移動機端末を用いて電子メールで返信しようとすると、メール作成機能を新たに起動して、発信者のメールアドレス情報を入力し、本文を入力する必要があり、手間が掛かるという問題がある。
そこで、本発明の関連技術として、電話装置の使用者が簡単な操作で発信相手にメールで返答する提案が行われている(たとえば特許文献1参照)。この関連技術では、予め発信者番号ごとにメール電文の自動返送を行うか否かを設定しておく。自動返送ありに設定された番号からの着信である場合、発信者番号ごとに設定したメールアドレスを、所定の記憶部から読み出す。そして、機能ボタンを用いて、予め用意した電文の中から返送に使用するものを選択する。このとき、発信者番号と電文グループの関係を予め設定しておくことにより、同じ機能ボタンでメール電文自動返送モードに設定された場合であっても、グループごとに違う電文を送信することができる。
図22は、この関連技術における電文番号と、電文グループごとの電文の一例を示している。また、図23は、この関連技術における機能ボタンと電文番号の関係を示している。電文番号を機能ボタン「a」、「b」、「c」のいずれかによって選択することで、発信相手に伝達する文章の内容を変えることができる。また、発信者番号によって電文グループを自動的に特定することで、文章の表現を変えることができる。
図22に示したメール本文における「%」の記号の箇所には、電話装置の使用者が電話を受けた場合の発信相手に電話を掛け直すまでの時間が入力される。この時間は、電話装置の使用者が予め設定しておく。電話装置の使用者が電話を掛け直すまでの時間として「2」(時間)を設定している場合の応答の一例を説明する。
電話が掛かってくると、その発信者番号がメール電文の自動返送を行うものと設定されている場合、電話装置の使用者は現在の状況に応じて機能ボタン「a」、「b」、「c」のいずれかを押す。たとえは機能ボタン「b」を押したとすると、電文番号「1」が指定される。電話装置は発信者の電話番号から第2の電文グループに対応するものと判断したとすると、「今、会議中。2時間後に電話します。」という本文の電子メールを発信者のメールアドレスに送信することになる。
この例の場合、電話装置の受信した電話番号から発信者が第3の電文グループに対応すると判断した場合には、「ただいま電話に出られません。申し訳ありませんが2時間後に折り返し電話致します。」という本文の電子メールを発信者のメールアドレスに送信することになる。このメール本文は、第2の電文グループよりも表現は丁寧ではあるが「会議中」という断りの理由が抜けている。
特開2008−258999号公報(第0029段落〜第0033段落、図5、6)
この関連技術で電話装置の使用者は、予め用意された数種類の電文のうちの1つを選択して、発信者の電話番号に応じた表現内容のメール本文とし、電子メールを送信することができる。しかしながら、電話に出ることのできない理由は、第2グループの発信者番号の場合にしか示されず、それも「会議中」であるという1種類の理由しか選択することができない。
図22に示す例の場合、「会議中」であるという1種類の理由に対する3種類の対処方法を3種類の電文番号に割り当てているので、理由を2種類に増やすと6種類の電文番号が必要になる。一般に電話に応答できない理由は電話装置の使用者の状況に応じて更に多いはずであるが、これらのそれぞれに対応するようにすると電文の種類が多くなりすぎて使用者が操作上のミスを発生させる可能性が高くなる。
このため、この関連技術で「会議中」という電話に出ることのできない理由は、電話装置の使用者の現在の状態を表わしているというよりも対外的な理由でしかない場合が多いと考えられる。また、「%」の記号で示した箇所には電話装置の使用者が予め設定した所望の時間を入力するようになっている。しかしながら、電話装置の使用者が多忙なときはこの時間設定をこまめに変更することができない。したがって、この時間設定も電話に出ることのできない理由と共に非常に信頼性の低い情報になる可能性が高い。
そこで本発明の目的は、必要な相手に自己の現状あるいは近い将来の予定を含めた形で、迅速に電話や電子メールに対する返答を行うことを可能にする通信装置、通信方法および通信プログラムを提供することにある。
本発明では、(イ)発信者から受信者宛の通信情報を受信する受信手段と、(ロ)この受信手段の受信した前記した通信情報から発信者を特定する発信者特定手段と、(ハ)前記した発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する発信者宛先情報格納手段と、(ニ)前記した受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録手段と、(ホ)前記した発信者特定手段の特定した発信者が前記した予定情報記録手段に記載されている他人のいずれかと一致するかを判別する発信者一致有無判別手段と、(へ)この発信者一致有無判別手段が他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する予定情報抽出手段と、(ト)前記した一致した他人としての発信者についての宛先情報を前記した発信者宛先情報格納手段で検索する発信者宛先情報検索手段と、(チ)この発信者宛先情報検索手段で検索した宛先情報を用いて前記した予定情報抽出手段で抽出した予定情報を前記した一致した他人としての発信者に返答する予定情報送信手段とを通信装置が具備する。
また、本発明では、(イ)発信者から受信者宛の通信情報を受信する受信ステップと、(ロ)この受信ステップで受信した前記した通信情報から発信者を特定する発信者特定ステップと、(ハ)前記した受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録部を使用して前記した発信者特定ステップで特定した発信者が前記した他人のいずれかと一致するかを判別する発信者一致有無判別ステップと、(ニ)この発信者一致有無判別ステップが前記した他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する予定情報抽出ステップと、(ホ)前記した発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する発信者宛先情報格納部を使用して、前記した一致した他人としての発信者についての前記した宛先情報を検索する発信者宛先情報検索ステップと、(へ)この発信者宛先情報検索ステップで検索した前記した宛先情報を用いて前記した予定情報抽出ステップで抽出した予定情報を前記した一致した他人としての発信者に返答する予定情報送信ステップとを通信方法が具備する。
更に本発明では、コンピュータに、通信プログラムとして、(イ)発信者から受信者宛の通信情報を受信する受信処理と、(ロ)この受信処理で受信した前記した通信情報から発信者を特定する発信者特定処理と、(ハ)前記した受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録部を使用して前記した発信者特定処理で特定した発信者が前記した他人のいずれかと一致するかを判別する発信者一致有無判別処理と、(ニ)この発信者一致有無判別処理が前記した他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する予定情報抽出処理と、(ホ)前記した発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する発信者宛先情報格納部を使用して、前記した一致した他人としての発信者についての前記した宛先情報を検索する発信者宛先情報検索処理と、(へ)この発信者宛先情報検索処理で検索した前記した宛先情報を用いて前記した予定情報抽出処理で抽出した予定情報を前記した一致した他人としての発信者に返答する予定情報送信処理とを実行させる。
以上説明したように本発明によれば、通信装置はその受信者の予定情報の中から発信者に関係するものを抽出して発信者の宛先に返答するようにしている。したがって、受信者としての通信装置の使用者が特に複雑な操作をすることなく、発信者に対して必要な情報を提供することができる。しかも、受信者の予定情報の中で発信者と関係ないものは返答の対象としないので、受信者のプライバシを守ることができる。
本発明の通信装置のクレーム対応図である。 本発明の通信方法のクレーム対応図である。 本発明の通信プログラムのクレーム対応図である。 本発明の実施の形態による移動機端末の構成の要部を表わしたブロック図である。 本実施の形態で定型文データ格納部における「ビジネス」用の定型文データを格納した部分を示した説明図である。 本実施の形態で定型文データ格納部における「プライベート」用の定型文データを格納した部分を示した説明図である。 本実施の形態で定型文データ格納部における「その他」用の定型文データを格納した部分を示した説明図である。 本実施の形態における電話帳データ格納部に格納される電話帳データの例を4組示した説明図である。 図4に示した発信者電話番号データ格納部の構成を示した説明図である。 本実施の形態におけるToDoリストデータ格納部の構成の一例を示した説明図である。 本実施の形態における追加ToDoリストテンプレートデータ格納部の格納内容の一例を示した説明図である。 本実施の形態における留守番電話データ格納部の格納内容の一例を示した説明図である。 本実施の形態におけるToDoリスト情報フラグデータ格納部の格納するフラグとその状態の一例を示した説明図である。 本実施の形態におけるメール情報一時格納部の格納内容の一例を示した説明図である。 本実施の形態の移動機端末に着信があった場合の制御の様子を表わした流れ図である。 図15で説明したメール作成送信処理の概要を表わした流れ図である。 図16で示したToDoリストデータ取得処理を具体的に表わした流れ図である。 図16で示した定型文選択処理を具体的に表わした流れ図である。 図16で示したメール文章作成処理を具体的に表わした流れ図である。 送信される電子メールが組み立てられる様子を表わした説明図である。 図20に示した処理によって作成された電子メールの返答文を示した図である。 本発明の関連技術における電文番号と、電文グループごとの電文の一例を示した説明図である。 この関連技術における機能ボタンと電文番号の関係を示した説明図である。
図1は、本発明の通信装置のクレーム対応図を示したものである。本発明の通信装置10は、受信手段11と、発信者特定手段12と、発信者宛先情報格納手段13と、予定情報記録手段14と、発信者一致有無判別手段15と、予定情報抽出手段16と、発信者宛先情報検索手段17と、予定情報送信手段18を備えている。ここで、受信手段11は、発信者から受信者宛の通信情報を受信する。発信者特定手段12は、受信手段11の受信した前記した通信情報から発信者を特定する。発信者宛先情報格納手段13は、前記した発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する。予定情報記録手段14は、前記した受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録したものである。発信者一致有無判別手段15は、発信者特定手段12の特定した発信者が予定情報記録手段14に記載されている他人のいずれかと一致するかを判別する。予定情報抽出手段16は、発信者一致有無判別手段15が他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する。発信者宛先情報検索手段17は、前記した一致した他人としての発信者についての宛先情報を発信者宛先情報格納手段13で検索する。予定情報送信手段18は、発信者宛先情報検索手段17で検索した宛先情報を用いて予定情報抽出手段16で抽出した予定情報を前記した一致した他人としての発信者に返答する。
図2は、本発明の通信方法のクレーム対応図を示したものである。本発明の通信方法20は、受信ステップ21と、発信者特定ステップ22と、発信者一致有無判別ステップ23と、予定情報抽出ステップ24と、発信者宛先情報検索ステップ25と、予定情報送信ステップ26を備えている。ここで、受信ステップ21では、発信者から受信者宛の通信情報を受信する。発信者特定ステップ22では、受信ステップ21で受信した前記した通信情報から発信者を特定する。発信者一致有無判別ステップ23では、前記した受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録部を使用して発信者特定ステップ22で特定した発信者が前記した他人のいずれかと一致するかを判別する。予定情報抽出ステップ24では、発信者一致有無判別ステップ23で前記した他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する。発信者宛先情報検索ステップ25では、前記した発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する発信者宛先情報格納部を使用して、前記した一致した他人としての発信者についての前記した宛先情報を検索する。予定情報送信ステップ26では、発信者宛先情報検索ステップ25で検索した前記した宛先情報を用いて予定情報抽出ステップ24で抽出した予定情報を前記した一致した他人としての発信者に返答する。
図3は、本発明の通信プログラムのクレーム対応図を示したものである。本発明の通信プログラム30は、コンピュータに受信処理31と、発信者特定処理32と、発信者一致有無判別処理33と、予定情報抽出処理34と、発信者宛先情報検索処理35と、予定情報送信処理36を実行させるようにしている。ここで、受信処理31では、発信者から受信者宛の通信情報を受信する。発信者特定処理32では、受信処理31で受信した前記した通信情報から発信者を特定する。発信者一致有無判別処理33では、前記した受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録部を使用して前記した発信者特定処理で特定した発信者が前記した他人のいずれかと一致するかを判別する。予定情報抽出処理34では、発信者一致有無判別処理33で前記した他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する。発信者宛先情報検索処理35では、前記した発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する発信者宛先情報格納部を使用して、前記した一致した他人としての発信者についての前記した宛先情報を検索する。予定情報送信処理36では、発信者宛先情報検索処理35で検索した前記した宛先情報を用いて予定情報抽出処理34で抽出した予定情報を前記した一致した他人としての発信者に返答する。
<発明の実施の形態>
次に本発明の実施の形態を説明する。
図4は、本発明の実施の形態による移動機端末の構成の要部を表わしたものである。本実施の形態の移動機端末100は、各部を制御する制御部101を備えている。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102およびメモリ103を内蔵している。CPU102は、メモリ103の不揮発性メモリ領域に格納された制御プログラムを実行することで各種の制御を行うようになっている。
制御部101は、データバス等の通信手段を介して移動機端末100内の各部と接続されている。このうち無線部105は、アンテナ106を接続しており、図示しない無線基地局を介して同じく図示しない他の移動機端末等の通信装置と接続するようになっている。キー入力部107は、この移動機端末100の図示しない操作パネルに備えられた各種キーの操作情報を入力する。この中には、自動応答メール開始のために割り当てられたキーや、メール本文の入力のために使用される文字や記号に対応したキーが存在している。
音声認識部108は、無線部105を介して入力された通信相手の音声を認識する。本実施の形態では、発信者が残した留守番電話の音声の認識に用いられる。表示部109は、この移動機端末100の図示しない液晶ディスプレイあるいは有機ELディスプレイ(organic electroluminescence display)ディスプレイとその駆動回路から構成されており、文字等の視覚的データを表示する。
データ格納部110は、主に不揮発性メモリによって構成されており、各種のデータを格納する部分(領域)により構成されている。このうち定型文データ格納部111は、メールを作成する際に使用する各種の定型文を格納している。電話帳データ格納部112は、移動機端末100の電話帳機能として登録される電話番号、メールアドレス、名前、メールに記載する文体を選択するためのグループ情報が宛先ごとに格納される。発信者電話番号データ格納部113は、発信者の電話番号を格納する。トゥドゥ−リスト(to do list)(以下、ToDoリストという。)データ格納部114は、移動機端末100のユーザが現在するべきことをリストとして示したデータを格納している。追加ToDoリストテンプレートデータ格納部115は、ToDoリストの内容をメール本文へ書き込む際に使用する文章に変換するとき使用するテンプレートを格納する。留守番電話データ格納部116は、留守番電話の音声データを音声認識部108で認識した結果としてのデータを格納する。ToDoリスト情報フラグデータ格納部117は、メール本文作成時に、追記するToDoリスト情報の有無の確認のためのフラグを格納する。メール情報一時格納部118は、メール送信先のメールアドレスもしくは電話番号等の所定の情報をメールに書き込むための一時保存データを格納する。このようなデータとしては、メールアドレス、電話番号の他に、メール本文の情報やメール本文に追加するToDoリストの情報を挙げることができる。
図5〜図7は、データ格納部における定型文データ格納部の格納内容の一例を示したものである。本実施の形態では、図4に示す定型文データ格納部111に格納する定型文データを、グループ情報として「ビジネス」用、「プライベート」用および「その他」用のグループに区分けしている。
図5は、定型文データ格納部における「ビジネス」用の定型文データを格納した部分を示したものである。定型文データ格納部111における「ビジネス」用の定型文データを格納した部分111Aでは、「グループ情報」の欄131がビジネス132に設定されている。一方、図6に示す定型文データ格納部111における「プライベート」用の定型文データを格納した部分111Bでは、「グループ情報」の欄131がプライベート133に設定されている。また、図7に示す定型文データ格納部111における「その他」用のグループ用の定型文データを格納した部分111Cでは、「グループ情報」の欄131がその他134に設定されている。
図5〜図7に共通して、「グループ情報」の欄131の他に、「応答パターン登録キー」の欄135、「応答パターン用事前用意文」の欄136、「[*]選択用登録キー」の欄137、「[*1]用選択文」の欄138および「[*2]用選択文」の欄140の欄が設けられている。「[*3]設定有無」の欄139は、図5に示す「ビジネス」用の定型文データのみに設けられている。
ここで「応答パターン登録キー」の欄135には、応答パターン用事前用意文を選択する際に押下するキーが設定される。本実施の形態では、「*」、「#」および「0」の3種類のキーが設定されている。登録されたこれら3種類のキーのいずれか1つを選択することで、「応答パターン用事前用意文」の欄136に用意された3種類の事前用意文の1つが選択されることになる。
たとえばユーザが「*」キーを押した場合、図5および図6に示す「ビジネス」用あるいは「プライベート」用の場合には、[*1]で示されるユーザ自身の現在の状況と、[*2]で示されるユーザの今後採る対応についての文章を合成したメール本文が返答用として作成される。このうち、「ビジネス」用の場合には、図5にも示したようにユーザ自身の名前や文頭の挨拶の文章を含めた「ビジネス」用の文章が作成される。「プライベート」用の場合には、図6にも示したようにユーザ自身の名前や文頭の挨拶の文章は省略される。
ユーザが「*」キーを押した場合であって、図7で示す「その他」用の場合には、[*1]で示されるユーザ自身の現在の状況と、[*2]で示されるユーザの今後採る対応をメール本文に含めていない最もシンプルな返答用の文章が作成される。本実施の形態で示す例では、業務中で対応できない旨と、後で再度の連絡を願うとする文章の内容となっている。
ここで「[*]選択用登録キー」の欄137では、「[*1]用選択文」の欄138および「[*2]用選択文」の欄140でそれぞれ選択する3種類ずつの選択文のための登録キーが設定されている。本実施の形態では、「上キー」、「右キー」および「左キー」が、登録キーとして設定されている。「[*]選択用登録キー」は、ユーザが2回押すようになっており、1回目に押した登録キーで「[*1]用選択文」の欄138に示す選択文が選択される。また、2回目に押した登録キーで「[*2]用選択文」の欄140に示す選択文が選択される。
図5に示す「ビジネス」用の場合の一例を示す。ユーザが「応答パターン登録キー」の欄135の「*」キーを押したとすると、「応答パターン用事前用意文」の欄136における、これに対応する次の文章が選択される。
「電気太郎です。
平素よりお世話になっております。
只今[*1]。
[*2]。
以上、宜しくお願いいたします。」
ユーザが続いて「[*]選択用登録キー」の欄137から1回目のキーとして「上キー」を選択したとすると、「[*1]用選択文」の欄138からこれに対応する「外出しており、電話に応答することができません」という文章が選択される。次に「[*]選択用登録キー」の欄137から2回目のキーとして「右キー」を選択したとすると、「[*2]用選択文」の欄138からこれに対応する「退社予定時刻は18:00となっております」という文章が選択される。この結果、以下の文章がメール本文として組み立てられることになる。
「電気太郎です。
平素よりお世話になっております。
只今外出しており、電話に応答することができません。
退社予定時刻は18:00となっております。
以上、宜しくお願いいたします。」
続いて図6に示す「プライベート」用の場合の一例を示す。ユーザが「応答パターン登録キー」の欄135の「*」キーを押したとすると、「応答パターン用事前用意文」の欄136における、これに対応する次の文章が選択される。
「今[*1]。
[*2]。」
ユーザが続いて「[*]選択用登録キー」の欄137から1回目のキーとして「上キー」を選択したとすると、「[*1]用選択文」の欄138からこれに対応する「外出中だから電話に出れない」という文章が選択される。次に「[*]選択用登録キー」の欄137から2回目のキーとして「右キー」を選択したとすると、「[*2]用選択文」の欄138からこれに対応する「あとでまたかけなおす」という文章が選択される。この結果、以下の文章がメール本文として組み立てられることになる。
「今外出中だから電話に出れない。
あとでまたかけなおす。」
続いて、図7に示す、「その他」の場合について説明する。この場合には、簡略なメール本文しか作成されないため、「応答パターン登録キー」の欄135から「*」、「#」および「0」の3種類のキーのいずれを選択しても、同一の内容の文章が選択される。「[*1]用選択文」の欄138および「[*2]用選択文」の欄140を用いた文章の補充も行われない。この結果、以下の文章がメール本文として組み立てられることになる。
「現在業務中のため再度ご連絡願います。」
以上、図4に示したデータ格納部110における定型文データ格納部111に格納される定型文を中心にメール本文の作成される様子を説明した。続いて、データ格納部110におけるその他の格納部の説明を行う。まず、電話帳データ格納部112について説明する。
図8は、電話帳データ格納部に格納される電話帳データの例を4組示したものである。電話帳データ格納部112には、第1の登録アドレス情報1511から第Mの登録アドレス情報151MまでのM個のアドレス情報がユーザによって登録されている。それぞれの登録アドレス情報151は、電話番号152、メールアドレス153、名前154およびグループ情報155の各データによって構成されている。
ユーザは電話帳データ格納部112に電話や電子メールによる通信相手を登録するとき、これらの者が「ビジネス」の相手である場合にはグループ情報155を「ビジネス」に設定する。また、「プライベート」の相手である場合には、これらの者を「プライベート」に設定する。両者のいずれでもない場合にはグループ情報155の指定は行わない。
図5〜図7で説明した定型文データ格納部111における「グループ情報」の欄131は、このグループ情報155のデータを反映させたものとなる。すなわち、グループ情報155が「ビジネス」に設定されて登録された場合、図5に示すように「グループ情報」の欄131がビジネス132となる。また、グループ情報155が「プライベート」に設定されて登録された場合、図6に示すように「グループ情報」の欄131がプライベート133となる。以上と異なりグループ情報155が特に設定されずに登録された(図8で「−」)場合には、「グループ情報」の欄131がその他134となる。
次に、図9を用いて、図4に示した発信者電話番号データ格納部を説明する。発信者電話番号データ格納部113は、移動機端末100に電話を掛けた発信者の電話番号161を格納する。
次に、図10を用いてToDoリストデータ格納部について説明する。ToDoリストデータ格納部114は、認識ワード171、関係者172、タスク173、内容174、期限175および進捗176の各データによって構成されている。
ここで認識ワード171には、録音した留守番電話の音声を、図4に示す音声認識部108で音声認識する際に使用するワードが格納される。「○○」や「××」には、任意の名詞が格納されている。関係者172には、発信者とリストに記載された要件を関連付けるための氏名が格納される。タスク173には、ユーザが行うべき作業アイテム名を記入する。内容174には、タスク173の詳細が記入される。期限175には、タスク173の期限が記入される。進捗176にはタスク173の進捗状況が記入される。
認識ワード171については、タスク173として書かれた要件を正確に判定するために、複数のワードの格納が可能とされている。後に説明するようにメール本文にToDoリストの情報を追加する場合、その追加する文章にはタスク173と内容174を使用する。
図11は、追加ToDoリストテンプレートデータ格納部の格納内容の一例を示したものである。追加ToDoリストテンプレートデータ格納部115に格納する追加ToDoリストテンプレートデータ179は、メール本文にToDoリストの追加を行うためのテンプレートであり、図10に示したタスク173と内容174を使用する。追加ToDoリストテンプレートデータ179が図11に示す例の場合、たとえば、図10に示した関係者172が「日本花子」の件について一例を示す。この場合には、「○○社への提案資料作成は、8/20 9:00には作成完了予定です。」という文章が追加ToDoリストテンプレートデータ179を基にして作成されることになる。
図12は、留守番電話データ格納部の格納内容の一例を示したものである。留守番電話データ格納部116には、留守番電話として録音した電話についての発信者の電話番号181、着信日時182および留守番電話の録音内容183が格納される。
図13は、ToDoリスト情報フラグデータ格納部の格納するフラグとその状態の一例を示したものである。ToDoリスト情報フラグデータ格納部117には、ToDoリスト情報フラグ191が格納されている。ToDoリスト情報フラグ191は、追記するToDoリストの情報があるときにその状態192がオンに設定される。このときには、図11に示す追加ToDoリストテンプレートデータ格納部115に格納している追加ToDoリストテンプレートデータ179を用いてメール本文に追加する追加ToDoリスト情報の作成が行われる。
ToDoリスト情報フラグ191の状態192がオフのときには、追加ToDoリストテンプレートデータ179を使用した追加ToDoリスト情報の作成は行われない。ToDoリスト情報フラグ191の状態192は、初期的にオフに設定されている。
図14は、メール情報一時格納部の格納内容の一例を示したものである。メール情報一時格納部118には、電子メールを作成するための一時保存データとして、メール送信先情報195、メール本文情報196および追加ToDoリスト情報197が格納される。メール送信先情報195としては、メールアドレスあるいは電話番号が格納される。追加ToDoリスト情報197には、図11で示した追加ToDoリストテンプレートデータ179を基にして作成した文章が格納される。これらメール情報一時格納部118に格納される情報あるいは文章については後に詳しく説明する。
ところで、本実施の形態の移動機端末100では、ユーザがキー入力部107に配置された特定のキーを着信時にこれに自動的に電子メールで応答を開始するためのキーとして割り当てている。このキーを本明細書では自動キーと呼ぶことにする。自動キーで自動応答メールを送信する条件は、次のようなものである。
(1)移動機端末100に対して、電話が掛かってきたこと。
(2)発信者の電話番号が図8に示す電話帳データ格納部112に事前に登録されていること。
図15は、本実施の形態の移動機端末に着信があった場合の制御の様子を表わしたものである。図4と共に説明する。この制御は、CPU102がメモリ103の不揮発性メモリ領域に格納された制御プログラムを実行することで実現する。
移動機端末100の制御部101は電話が掛かってきてその呼び出しが行われるのを監視している(ステップS201)。呼び出しが行われる状態になると(Y)、図示しないスピーカから着信音(あるいは着信メロディ)が出力される(ステップS202)。この状態で制御部101は、ユーザが自動キーによる応答を行うか(ステップS203)、あるいは発信者と通話するために通話キーを押下するか(ステップS203:N、ステップS204)を監視している。ユーザが通話キーを押した場合には(ステップS204:Y)、発信者との間で音声で会話を行う通常の電話応答処理が行われ(ステップS205)、これが終わればステップS201に戻って次の電話の呼び出しに備えることになる(リターン)。
一方、何らかの事情で電話に出ることができない場合、ユーザは着信音が出力されている間に自動応答キーを押下することになる(ステップS203:Y)。すると、制御部101は発信者から発信者番号が通知されているかをチェックする(ステップS206)。
発信者番号が通知されている場合(ステップS206:Y)、制御部101はこれを抽出して、図9に示す発信者電話番号データ格納部113に発信者の電話番号161として格納する(ステップS207)。発信者番号が通知されていない場合には(ステップS206:N)、特定できない相手からの電話なので、この時点で処理を終了し、次の電話が来るのを待機する(リターン)。
ステップS207で発信者番号を発信者電話番号データ格納部113に格納したら、制御部101は発信者に対して音声メッセージで留守番電話録音を要求する(ステップS208)。そして図12の留守番電話データ格納部116に留守番電話の録音内容183を格納する(ステップS209)。録音が終了(あるいは中止)されたら(ステップS210:Y)、制御部101はステップS207で格納した発信者の電話番号をキーとして図8に示す電話帳データ格納部112で発信者の名前を検索する(ステップS211)。
発信者の名前が電話帳データ格納部112に登録されておらず検索できなかった場合には(ステップS212:N)、その者のメールアドレスが分からず、自動応答メールを送信することができない。そこで、この場合にはそれ以上の処理は行わず、次の電話が来るのを待機することになる(リターン)。
一方、電話帳データ格納部112に発信者の電話番号があり、名前や登録されている場合には(ステップS212:Y)、メールアドレスも登録されている前提なので、これを基にして電子メールを組み立てて送信するメール作成送信処理を実行することになる(ステップS213)。これについては、次に詳細を説明する。メール作成送信処理を実行したら、制御部101は次の電話が来るのを待機することになる(リターン)。
図16は、図15で説明したメール作成送信処理の概要を表わしたものである。図4と共に説明する。
メール作成送信処理では、まずToDoリストデータ格納部114を使用して発信者に関係するToDoリストデータがある場合のToDoリストデータ取得処理を行う(ステップS231)。これは、メール本文にToDoリストデータの内の必要なものを追加する処理である。
発信者に関係するToDoリストデータがない場合には、この処理を省略して次の処理が行われる。ToDoリストデータ取得処理の詳細については後に説明する。
ステップS231のToDoリストデータ取得処理が行われたら、次に定型文選択処理が行われる(ステップS232)。定型文選択処理は、メール本文に使用する定型文の選択を行う。定型文選択処理の詳細については後に説明する。
ステップS232の定型文選択処理の次にはメール文章作成処理が行われる(ステップS233)。これについても後に詳しく説明する。メール文章作成処理が行われたら、最後に電子メールを送信して(ステップS234)、メール作成送信処理を終了する(エンド)。
図17は、ToDoリストデータ取得処理を具体的に表わしたものである。図4、図10〜図13および図16と共に説明する。
図16のステップS231に示したToDoリストデータ取得処理では、まず最初に制御部101がToDoリストデータ格納部114における関係者172の欄に、発信者の名前が存在するかを検索する(ステップS251)。この結果、発信者と同一の名前が存在しなかった場合には(ステップS252:N)、その発信者に伝える要件がないと判断されるので、そのままToDoリストデータ取得処理を終了する(エンド)。すなわち、この場合には図17に示した次の定型文選択処理に進むことになる。
ステップS252で、関係者172欄に発信者と同一の名前が存在した場合には(Y)、これに対応する認識ワード171を取得する(ステップS253)。たとえば発信者が「日本太郎」であった場合、制御部101は「ていれいかいぎ」という認識ワード171を取得する。
次に制御部101は留守番電話データ格納部116におけるその発信者の電話番号181に対応する留守番電話の録音内容183についての音声認識後の文字列を先頭から一区切り分取り出して、ステップS253で取得した認識ワード171が含まれているかのマッチング処理を行う(ステップS254)。このとき、認識ワード171が複数通り登録されている場合には、それぞれのワードについてのマッチング処理を行う。
その一区切り分の音声認識後の文字列に対して認識ワード171がマッチングしなかった場合には(ステップS255:N)、留守番電話の録音内容183のすべてのワードについての処理が終了したかをチェックする(ステップS256)。この結果、録音内容183のすべてのワードについての処理が終了していない状態であると判別した場合(N)、制御部101は処理をステップS255に戻して次のマッチング処理を行う。
このようにしてマッチング処理が繰り返される結果、ある時点で認識ワード171がマッチングしたとする(ステップS255:Y)。この場合、制御部101は、ToDoリストデータ格納部114におけるその関係者172の欄に対応する付加情報を取得する(ステップS257)。
ここで付加情報とは、ToDoリストデータ格納部114におけるタスク173および内容174の欄に格納されている情報である。前記した発信者が「日本太郎」の場合には、タスク173として「定例会議」という単語が、また内容174として「その他の優先作業のため不参加」という文章を取得することになる。そして、初期的にオフに設定されていたToDoリスト情報フラグ191の状態192をオンに設定する(ステップS258)。これにより、メール本文にToDoリストの追加を行う追加ToDoリスト情報の作成が行われる状態となる。
追加ToDoリスト情報の作成が行われる状態になったら、追加ToDoリストテンプレートデータ格納部115に格納している追加ToDoリストテンプレートデータ179を用いて、追加ToDoリスト情報の作成が行われて(ステップS259)、図14に示すメール情報一時格納部118の追加ToDoリスト情報197に格納される(ステップS260)。以上でToDoリストデータ取得処理を終了する(エンド)。
追加ToDoリスト情報は、前記した発信者が「日本太郎」の場合で追加ToDoリストテンプレートデータ179が図11に示す例の場合、「定例会議は、その他の優先作業のため不参加です。」となる。
ステップS252で関係者172欄に発信者と同一の名前が存在しなかった場合には(N)、以上説明した追加ToDoリスト情報に関する処理が行われることなくToDoリストデータ取得処理が終了し(エンド)、図16のステップS232で示した定型文選択処理に進むことになる。
また、ステップS256で録音内容183のすべてのワードについての処理が終了するまで認識ワード171がマッチングしなかった場合にも、追加ToDoリスト情報に関する処理が行われることなくToDoリストデータ取得処理が終了し(エンド)、図16のステップS232で示した定型文選択処理に進む。これは、発信者から指摘されていない事項については追加ToDoリスト情報を開示しない趣旨である。
なお、ステップS258として示したToDoリスト情報フラグ191の状態192をオンに設定する処理は、ステップS260で説明したメール情報一時格納部118への格納処理の終了後に行ってもよいことはもちろんである。
図18は、図16で示した定型文選択処理を具体的に表わしたものである。図4、図8と共に説明する。
まず制御部101は電話帳データ格納部112を用いて、発信者の電話番号152から対応するメールアドレス153を取得する(ステップS271)。次に、同じく発信者の電話番号152からグループ情報155を取得する(ステップS272)。
グループ情報155は、「ビジネス」あるいは「プライベート」と設定している場合もあるが、いずれにも設定していない場合もある。そこで、制御部101はグループ情報155として「ビジネス」あるいは「プライベート」を取得したかをチェックする(ステップS273)。これらのいずれかを取得した場合には(Y)、それに応じた定型文を選択する必要がある。そこで、制御部101は取得したグループ情報155が「プライベート」であるかをチェックする(ステップS274)。
この結果、グループ情報155が「プライベート」であると判断した場合(Y)、制御部101はプライベート用定型文を選択する(ステップS275)。すなわち、図6に示したプライベート用の定型文データを格納した部分111Bの使用を選択することになる。以上のようにして定型文選択処理が終了する(エンド)。
一方、ステップS274で「プライベート」でなく「ビジネス」であると判断した場合(N)、制御部101はビジネス用定型文を選択する(ステップS276)。すなわち、図5に示したビジネス用の定型文データを格納した部分111Aの使用を選択することになる。以上のようにして定型文選択処理が終了する(エンド)。
以上と異なり、「ビジネス」あるいは「プライベート」と設定されたグループ情報155の取得ができなかった場合(ステップS273:N)、制御部101は図7に示したその他用の定型文データを格納した部分111Cの使用を選択することになる(ステップS277)。以上のようにして定型文選択処理が終了する(エンド)。
図19は、図16で示したメール文章作成処理を具体的に表わしたものである。図4と共に説明する。
このメール文章作成処理では、制御部101が移動機端末100のキー入力部107のキー操作でユーザの選択する文章と、図17で説明したToDoリストデータ取得処理で取得したToDoリストデータと、図18で説明した定型文選択処理で選択した定型文を用いて文章の作成を行う。
まず、制御部101は図14に示したメール情報一時格納部118に、メール送信先情報195としてのメールアドレスと電話番号を格納する(ステップS291)。電話帳データ格納部112を検索することで、発信者の電話番号152と、これに対応するメールアドレス153を取得可能である。
この状態で制御部101はキー入力部107の図示しない応答パターン登録キーが押下されるのを待機する(ステップS292)。本実施の形態では、図5〜図7に示す定型文データ格納部111の「応答パターン登録キー」の欄135を見ると分かるように、「*」、「#」および「0」の3種類のキーが登録されている。
ユーザが「*」、「#」および「0」の3種類のキーのいずれかを押下したとする(ステップS292(Y)。すると、制御部101はグループ情報155が「ビジネス」、「プライベート」、「その他」のいずれに設定されているかに応じて、「応答パターン用事前用意文」の欄136から対応する応答パターン用事前用意文を選択して図14に示すメール本文情報196の欄にこれを格納する(ステップS293)。
「応答パターン用事前用意文」の欄136の文章には、[*1]および[*2]で示される挿入文が含まれる場合と、そうでない場合がある。そこで、制御部101は「応答パターン用事前用意文」の欄136の文章に挿入文が存在するかをチェックする(ステップS294)。
挿入文が存在する場合には(ステップS294:Y)、[*]についての選択用登録キーがキー入力部107から入力されるを待機する(ステップS295)。本実施の形態では「[*]選択用登録キー」の欄137に示される「上キー」、「右キー」および「左キー」が選択用登録キーとなる。
ユーザが「上キー」、「右キー」あるいは「左キー」のいずれか1つを押下すると(ステップS295:Y)、制御部101は押下された選択用登録キーに対応する「[*1]用選択文」の欄138から選択文章を読み出して、「応答パターン用事前用意文」の欄136の文章における[*1]の箇所に挿入する(ステップS296)。
たとえば「電気次郎」が発信者の場合には、図8よりグループ情報155が「プライベート」となるので、「上キー」が押された場合には「[*1]用選択文」の欄138から「外出中だから電話に出れない」という文章が「応答パターン用事前用意文」の欄136における[*1]の箇所に挿入される。また、「日本花子」が発信者の場合には、図8よりグループ情報155が「ビジネス」となるので、同じく「上キー」が押された場合には「[*1]用選択文」の欄138から「外出しており、電話に応答することができません」という文章が「応答パターン用事前用意文」の欄136における[*1]の箇所に挿入されることになる。
この後、制御部101はユーザが「上キー」、「右キー」あるいは「左キー」のいずれか1つを押下するのを再度、待機する(ステップS297)。これは、ユーザが「[*1]用選択文」の欄138と「[*2]用選択文」の欄140のそれぞれで「上キー」、「右キー」および「左キー」を使い分けることで、自由に文章の内容を組み立てることができるようになっているからである。
なお、移動機端末100の構成によっては選択用登録キーの押下とキー入力部107の一部を構成する訂正キー(図示せず)の押下を時間的に並列してチェックするようにしてもよい。そして、ユーザがステップS297によって選択用登録キーを押下する前に訂正キーを押した場合には、ステップS295の処理に戻し、再度、[*1]の箇所に挿入する文章の選択操作に戻るようにしてもよい。これにより、ユーザの選択用登録キーの押下のミスがあった場合に、これを訂正することができる。
ところで、ステップS297で「[*]選択用登録キー」の欄137に示す選択用登録キーの2回目の押下処理が行われたら(Y)、制御部101は押下された選択用登録キーに対応する「[*2]用選択文」の欄140から選択文章を読み出す。そして、この読み出した選択文章を「応答パターン用事前用意文」の欄136の文章における[*2]の箇所に挿入する(ステップS298)。このようにして「応答パターン用事前用意文」の欄136における[*1]と[*2]の箇所の文章の挿入が完成する。この後、次のステップS299に処理を進める。
ステップS299では、以上のようにしてメール情報一時格納部118内で編集されたメール本文情報196を、送信しようとするメール本文へ書き込む。ステップS294で挿入文がないと判別した場合には(N)、その段階でメール情報一時格納部118のメール本文情報196に一時的に格納されているメール本文情報196を、送信しようとするメール本文へ書き込むことになる。
次に制御部101は、図13に示したToDoリスト情報フラグ191の状態192がオンになっているかを判別する(ステップS300)。オンになっていない場合には(N)、追記するToDoリストの情報がなく、図11に示した追加ToDoリストテンプレートデータ179を使用した文章作成は行われない。したがって、この場合にはメール文章作成処理がすべて終了することになり(エンド)、図16のステップS234として示したように発信者に対して電子メールの送信が行われることになる。
一方、ステップS300でToDoリスト情報フラグ191の状態192がオンであると判別した場合(Y)、制御部101は、図14の追加ToDoリスト情報197に書き込まれた情報をメールの本文へ追記する(ステップS301)。そして、メール文章作成処理を終了させる(エンド)。その後は、図16のステップS234として示したように発信者に対して電子メールの送信が行われることになる。
図20は、送信される電子メールが組み立てられる様子を表わしたものである。ここで同図(A)はビジネス用の返答文を示し、同図(B)はプライベート用の返答文を示す。
同図(A)に示すビジネス用の返答文では、発信人の「日本花子」に対して「電気太郎」が返答文を出す例を採り上げている。電子メールの本文の欄401Aには、図14に示したメール本文情報196が書き込まれる。この例の場合には、図5の「応答パターン登録キー」の欄135における「*」キーがユーザによって選択され、これに対応する「応答パターン用事前用意文」の欄136の文章が本文402Aとして書き込まれる。「[*1]用選択文」の欄138および「[*2]用選択文」の欄140については、「左キー」が選択されている。
メール本文では、追加ToDoリスト情報403Aが存在する場合、これを本文402Aにおける結語に相当する「以上、宜しくお願いいたします。」という語句の直前に挿入する形態を採っている。同図(A)の場合、追加ToDoリスト情報403Aが存在する。この追加ToDoリスト情報403Aは、図10の関係者172が「日本花子」の場合のものである。これは、タスク173および内容174についての対応する欄の語句が図11に示す追加ToDoリストテンプレートデータ179を用いて作成され、図14の追加ToDoリスト情報197として格納されていたものである。
一方、同図(B)に示すプライベート用の返答文では、発信人の「電気次郎」に対して返答文を出す例を採り上げている。電子メールの本文の欄401Bには、図14に示したメール本文情報196が書き込まれる。この例の場合には、図6の「応答パターン登録キー」の欄135における「*」キーがユーザによって選択され、これに対応する「応答パターン用事前用意文」の欄136の文章が本文402Bとして書き込まれる。「[*1]用選択文」の欄138および「[*2]用選択文」の欄140については、「左キー」が選択されている。
このプライベート用の返答文では、同図(A)の「以上、宜しくお願いいたします。」に相当する結語が本文402Bに存在していない。このため、追加ToDoリスト情報403Bが存在する場合、本文402に単純に続く文章として追加ToDoリスト情報403Bが追加されることになる。
同図(B)の場合、追加ToDoリスト情報403Bが存在する。この追加ToDoリスト情報403Bは、図10の関係者172が「電気次郎」および「鈴木次郎」の場合のものである。これは、タスク173および内容174についての対応する欄の語句が図11に示す追加ToDoリストテンプレートデータ179を用いて作成され、図14の追加ToDoリスト情報197として格納されていたものである。
図21は、図20に示した処理によって作成された電子メールの返答文を示したものである。同図(A)はビジネス用の電子メールの返答文411Aを示しており、同図(B)はプライベート用の返答文411Bを示している。サブジェクト(Subject)の箇所は、ここでは空欄のままにしているが、「先程のお電話について」というような適当な語句を予め用意しておき、これを自動的に書き込むようにしてもよい。
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば、自動で音声受信した電話の録音内容および事前登録した発信者のメールアドレスを用いて、ユーザが簡単な操作で発信者との関係を考慮した返答を電子メールで行うことができる。しかも録音内容に関してユーザが処理すべき事項が存在するときは、これについての返答も簡単な操作で電子メールの本文に追加することができる。したがって、電話を掛けた発信者は必要な情報を電子メールの返答によって得ることができる場合が多く、ユーザに対して再度電話を掛けたり電子メールを送信するという無駄な処理を軽減することができる。
特に本実施の形態では予め定型文を用意し、キー押下にて定型文を組み合わせることで文章を作成するようにした。このため、メール本文作成時に、文章を全文入力する必要がない。また、発信者がビジネスの関係者なのか、プライベートなのかを電話番号から自動で判断して、これらに対応した定型文を選択することにしたので、忙しいとき等に文体を気にすることなく文章の作成が可能である。
更に本実施の形態では、予め登録したToDoリストから発信者に関係のある内容を選択し、メール本文にこれを追加することができるので、最新の情報を必要な相手に送信することができる。
<発明の変形可能性>
以上、ユーザが電話を受信した場合の電子メールの返答について説明したが、これに限るものではない。たとえば電子メールを受信したユーザが電子メールで簡単に返答を行う場合にも本発明を同様に適用することができる。この場合には、図4に示した音声認識部108の代りに、送られてきた電子メールからメッセージ本文の必要なテキスト情報を抽出したり、絵文字等の特殊な文字を判別する機能部分を備えるようにすればよい。また、ユーザが電話を受信し、組み立てた文章のテキストに基づいて電話で音声の自動返答を行うことも、本発明で同様に可能である。
更に実施の形態では「ビジネス」、「プライベート」、「その他」に分けて電子メールの返答を行うようにしたが、これに限るものではない。たとえば「その他」を更に細分したり、「プライベート」についても発信者の性別、年齢に応じた区分けを更に行うようにしてもよい。
また、本発明では予定情報を記録した手段としてToDoリストを使用したが、これに限るものではない。たとえば本人のスケジュール表等の予定情報の内容からそれが他人と関係するものであるかが判別可能な場合、その他人が電話または電子メールで通信してきたときに、その返答として予定情報を使用することは本発明の範囲内である。
以上説明した実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
発信者から受信者宛の通信情報を受信する受信手段と、
この受信手段の受信した前記通信情報から発信者を特定する発信者特定手段と、
前記発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する発信者宛先情報格納手段と、
前記受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録手段と、
前記発信者特定手段の特定した発信者が前記予定情報記録手段に記載されている他人のいずれかと一致するかを判別する発信者一致有無判別手段と、
この発信者一致有無判別手段が他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する予定情報抽出手段と、
前記一致した他人としての発信者についての宛先情報を前記発信者宛先情報格納手段で検索する発信者宛先情報検索手段と、
この発信者宛先情報検索手段で検索した宛先情報を用いて前記予定情報抽出手段で抽出した予定情報を前記一致した他人としての発信者に返答する予定情報送信手段
とを具備することを特徴とする通信装置。
(付記2)
前記予定情報記録手段は予定情報に対応するキーワードとしての認識ワードを予定情報ごとに定めており、前記受信手段の受信した前記通信情報から前記認識ワードのいずれかを抽出したときのみ前記予定情報抽出手段は該当する予定情報を抽出することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記3)
前記予定情報記録手段は前記受信者が現在するべきことをリストとして示したToDoリストであることを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記4)
前記予定情報記録手段は前記受信者が他人と関係する予定を示す予定表であることを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記5)
前記発信者から受信者宛の通信情報は電話による音声情報であり、この音声情報をテキスト情報に変換する音声認識手段を更に具備することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記6)
前記発信者から受信者宛の通信情報はテキスト情報であることを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記7)
前記宛先情報は発信者のメールアドレスであり、前記予定情報送信手段は前記予定抽出手段で抽出した予定情報を電子メールで発信者に返答することを特徴とする付記5または付記6記載の通信装置。
(付記8)
前記宛先情報は発信者の電話番号であり、前記予定情報送信手段は前記予定抽出手段で抽出した予定情報を音声メッセージで発信者に返答することを特徴とする付記5記載の通信装置。
(付記9)
前記予定情報送信手段は、前記予定抽出手段で抽出した予定情報を本来送信する本文情報に追加する追加情報として送信することを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記10)
前記受信手段が通信情報を受信する可能性のある発信者を複数のグループのいずれかに分類して登録するグループ化登録手段と、
前記本文情報を構成する文章を前記グループごとに予め用意したグループ別文章格納手段と、
前記受信手段の受信した発信者が前記グループ化登録手段の登録したいずれのグループに該当するかを判別するグループ判別手段と、
このグループ判別手段で判別したグループの文章を前記グループ別文章格納手段から選択して前記本文情報を構成する本文情報構成手段
とを具備することを特徴とする付記9記載の通信装置。
(付記11)
前記複数のグループは、前記発信者と前記受信者がビジネスでの関係となるビジネスグループと、プライベートでの関係となるプライベートグループと、これら以外の関係となるその他のグループで構成されていることを特徴とする付記9記載の通信装置。
(付記12)
前記本文情報の少なくとも一部は、任意数の文章挿入箇所を備えたテンプレートで構成されており、前記文章挿入箇所にそれぞれ挿入する候補となる文章を予め複数通り格納した候補文章格納手段と、この候補文章格納手段から所望の候補文章をそれぞれに割り当てられたキーで選択して対応する文章挿入箇所に挿入するキー選択手段を更に具備することを特徴とする付記9記載の通信装置。
(付記13)
発信者から受信者宛の通信情報を受信する受信ステップと、
この受信ステップで受信した前記通信情報から発信者を特定する発信者特定ステップと、
前記受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録部を使用して前記発信者特定ステップで特定した発信者が前記他人のいずれかと一致するかを判別する発信者一致有無判別ステップと、
この発信者一致有無判別ステップで前記他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する予定情報抽出ステップと、
前記発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する発信者宛先情報格納部を使用して、前記一致した他人としての発信者についての前記宛先情報を検索する発信者宛先情報検索ステップと、
この発信者宛先情報検索ステップで検索した前記宛先情報を用いて前記予定情報抽出ステップで抽出した予定情報を前記一致した他人としての発信者に返答する予定情報送信ステップ
とを具備することを特徴とする通信方法。
(付記14)
前記予定情報記録部は予定情報に対応するキーワードとしての認識ワードを予定情報ごとに定めており、前記受信ステップで受信した前記通信情報から前記認識ワードのいずれかを抽出したときのみ前記予定情報抽出ステップで該当する予定情報を抽出することを特徴とする付記13記載の通信方法。
(付記15)
前記予定情報送信ステップでは、前記予定抽出ステップで抽出した予定情報を本来送信する本文情報に追加する追加情報として送信することを特徴とする付記13記載の通信方法。
(付記16)
前記受信ステップで通信情報を受信する可能性のある発信者を複数のグループのいずれかに分類して登録するグループ化登録部を使用して前記受信手段の受信した発信者がいずれのグループに該当するかを判別するグループ判別ステップと、
前記本文情報を構成する文章を前記グループごとに予め用意したグループ別文章格納部を使用して、前記グループ判別ステップで判別したグループの文章選択して前記本文情報を構成する本文情報構成ステップ
とを更に具備することを特徴とする付記15記載の通信方法。
(付記17)
コンピュータに、
発信者から受信者宛の通信情報を受信する受信処理と、
この受信処理で受信した前記通信情報から発信者を特定する発信者特定処理と、
前記受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録部を使用して前記発信者特定処理で特定した発信者が前記他人のいずれかと一致するかを判別する発信者一致有無判別処理と、
この発信者一致有無判別処理で前記他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する予定情報抽出処理と、
前記発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する発信者宛先情報格納部を使用して、前記一致した他人としての発信者についての前記宛先情報を検索する発信者宛先情報検索処理と、
この発信者宛先情報検索処理で検索した前記宛先情報を用いて前記予定情報抽出処理で抽出した予定情報を前記一致した他人としての発信者に返答する予定情報送信処理
とを実行させることを特徴とする通信プログラム。
(付記18)
前記予定情報記録部は予定情報に対応するキーワードとしての認識ワードを予定情報ごとに定めており、前記受信処理で受信した前記通信情報から前記認識ワードのいずれかを抽出したときのみ前記予定情報抽出処理で該当する予定情報を抽出することを前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする付記17記載の通信プログラム。
(付記19)
前記予定情報送信処理では、前記予定抽出処理で抽出した予定情報を本来送信する本文情報に追加する追加情報として送信することを特徴とする付記17記載の通信プログラム。
(付記20)
前記受信処理で通信情報を受信する可能性のある発信者を複数のグループのいずれかに分類して登録するグループ化登録部を使用して前記受信手段の受信した発信者がいずれのグループに該当するかを判別するグループ判別処理と、
前記本文情報を構成する文章を前記グループごとに予め用意したグループ別文章格納部を使用して、前記グループ判別処理で判別したグループの文章選択して前記本文情報を構成する本文情報構成処理
とを前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする付記19記載の通信プログラム。
10 通信装置
11 受信手段
12 発信者特定手段
13 発信者宛先情報格納手段
14 予定情報記録手段
15 発信者一致有無判別手段
16 予定情報抽出手段
17 発信者宛先情報検索手段
18 予定情報送信手段
20 通信方法
21 受信ステップ
22 発信者特定ステップ
23 発信者一致有無判別ステップ
24 予定情報抽出ステップ
25 発信者宛先情報検索ステップ
26 予定情報送信ステップ
30 通信プログラム
31 受信処理
32 発信者特定処理
33 発信者一致有無判別処理
34 予定情報抽出処理
35 発信者宛先情報検索処理
36 予定情報送信処理
100 移動機端末
101 制御部
102 CPU
103 メモリ
105 無線部
107 キー入力部
108 音声認識部
110 データ格納部
111 定型文データ格納部
112 電話帳データ格納部
113 発信者電話番号データ格納部
114 データ格納部
115 追加ToDoリストテンプレートデータ格納部
116 留守番電話データ格納部
117 ToDoリスト情報フラグデータ格納部
118 メール情報一時格納部
131 「グループ情報」の欄
135 「応答パターン登録キー」の欄
136 「応答パターン用事前用意文」の欄
137 「[*]選択用登録キー」の欄
138 「[*1]用選択文」の欄
140 「[*2]用選択文」の欄
171 認識ワード
172 関係者
173 タスク
174 内容
179 追加ToDoリストテンプレートデータ
191 ToDoリスト情報フラグ
195 メール送信先情報
196 メール本文情報
197 追加ToDoリスト情報
411A ビジネス用の電子メールの返答文
411B プライベート用の返答文

Claims (10)

  1. 発信者から受信者宛の通信情報を受信する受信手段と、
    この受信手段の受信した前記通信情報から発信者を特定する発信者特定手段と、
    前記発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する発信者宛先情報格納手段と、
    前記受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録手段と、
    前記発信者特定手段の特定した発信者が前記予定情報記録手段に記載されている他人のいずれかと一致するかを判別する発信者一致有無判別手段と、
    この発信者一致有無判別手段が他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する予定情報抽出手段と、
    前記一致した他人としての発信者についての宛先情報を前記発信者宛先情報格納手段で検索する発信者宛先情報検索手段と、
    この発信者宛先情報検索手段で検索した宛先情報を用いて前記予定情報抽出手段で抽出した予定情報を前記一致した他人としての発信者に返答する予定情報送信手段
    とを具備することを特徴とする通信装置。
  2. 前記予定情報記録手段は予定情報に対応するキーワードとしての認識ワードを予定情報ごとに定めており、前記受信手段の受信した前記通信情報から前記認識ワードのいずれかを抽出したときのみ前記予定情報抽出手段は該当する予定情報を抽出することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記発信者から受信者宛の通信情報は電話による音声情報であり、この音声情報をテキスト情報に変換する音声認識手段を更に具備することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記発信者から受信者宛の通信情報はテキスト情報であることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 前記宛先情報は発信者のメールアドレスであり、前記予定情報送信手段は前記予定抽出手段で抽出した予定情報を電子メールで発信者に返答することを特徴とする請求項3または請求項4記載の通信装置。
  6. 前記宛先情報は発信者の電話番号であり、前記予定情報送信手段は前記予定抽出手段で抽出した予定情報を音声メッセージで発信者に返答することを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  7. 前記予定情報送信手段は、前記予定抽出手段で抽出した予定情報を本来送信する本文情報に追加する追加情報として送信することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  8. 前記受信手段が通信情報を受信する可能性のある発信者を複数のグループのいずれかに分類して登録するグループ化登録手段と、
    前記本文情報を構成する文章を前記グループごとに予め用意したグループ別文章格納手段と、
    前記受信手段の受信した発信者が前記グループ化登録手段の登録したいずれのグループに該当するかを判別するグループ判別手段と、
    このグループ判別手段で判別したグループの文章を前記グループ別文章格納手段から選択して前記本文情報を構成する本文情報構成手段
    とを具備することを特徴とする請求項7記載の通信装置。
  9. 発信者から受信者宛の通信情報を受信する受信ステップと、
    この受信ステップで受信した前記通信情報から発信者を特定する発信者特定ステップと、
    前記受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録部を使用して前記発信者特定ステップで特定した発信者が前記他人のいずれかと一致するかを判別する発信者一致有無判別ステップと、
    この発信者一致有無判別ステップで前記他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する予定情報抽出ステップと、
    前記発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する発信者宛先情報格納部を使用して、前記一致した他人としての発信者についての前記宛先情報を検索する発信者宛先情報検索ステップと、
    この発信者宛先情報検索ステップで検索した前記宛先情報を用いて前記予定情報抽出ステップで抽出した予定情報を前記一致した他人としての発信者に返答する予定情報送信ステップ
    とを具備することを特徴とする通信方法。
  10. コンピュータに、
    発信者から受信者宛の通信情報を受信する受信処理と、
    この受信処理で受信した前記通信情報から発信者を特定する発信者特定処理と、
    前記受信者が他人と関係する予定を表わした予定情報をそれぞれ記録した予定情報記録部を使用して前記発信者特定処理で特定した発信者が前記他人のいずれかと一致するかを判別する発信者一致有無判別処理と、
    この発信者一致有無判別処理で前記他人のいずれかと一致したと判別したときその一致した他人に関係する予定情報を抽出する予定情報抽出処理と、
    前記発信者ごとにそれらの宛先を表わす宛先情報を格納する発信者宛先情報格納部を使用して、前記一致した他人としての発信者についての前記宛先情報を検索する発信者宛先情報検索処理と、
    この発信者宛先情報検索処理で検索した前記宛先情報を用いて前記予定情報抽出処理で抽出した予定情報を前記一致した他人としての発信者に返答する予定情報送信処理
    とを実行させることを特徴とする通信プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104883427A (zh) * 2014-02-28 2015-09-02 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 记录信息的方法及其装置

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