JP2013164692A - 情報処理装置、表示画面最適化方法、制御プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、表示画面最適化方法、制御プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】タッチパネルを備えた情報処理装置において、優れた操作性を実現する。
【解決手段】本発明のタブレット端末1は、タッチパネルを用いた入力をロックするロック機能を有しており、ロック機能を解除すべく、タッチパネルの位置を指し示す指示体が移動した方向を判定する方向判定部13と、複数のアイコンが表示される、タッチパネル上のメニュー画面に関し、方向判定部13によって判定された指示体が移動した方向に沿って、複数のアイコンを移動させ、配置するアイコン配置部161とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネルを備える情報処理装置のユーザインターフェース技術に関するものである。
近年、スマートフォン、タブレットPCなどの、いわゆるタブレット端末が急速に普及している。タブレット端末は、平板状の外形を有しており、表示部および入力部としてのタッチパネルを備えている。このタッチパネルに表示されたアイコン、ボタン、リンク、リスト等の操作対象を、指やペン等でタッチすることにより、ユーザは、タブレット端末本体への各種操作を行なうことができる。
タブレット端末は、タッチパネルによってユーザの画面上での様々な接触動作を判別することができ、その接触動作に合わせた各種操作を行なうことができる。例えば、接触動作には、画面に表示された操作対象を、指あるいはペンでタップする(軽くたたく)、フリックする(はじく、はらう)、ピンチする(指でつまむ)、ドラッグするなどの様々な動作がある。タブレット端末は、そうしたさまざまな接触動作を判別し、判別結果に応じて、操作対象の選択/移動、リストのスクロール、画像などの拡大/縮小を行なう。タブレット端末は、上述のようにタッチパネルによってより直感的な操作を実現し、多くの人から支持されている。
ところで、このようなタブレット端末のうち、特に、スマートフォンは片手で持ち運べる程度の大きさであるのが通常であった。しかし、近年、タッチパネルの大画面化に伴い、スマートフォンを片手で保持しながら、その保持する片手の親指一本により、上述したような接触動作を行なうのが困難となりつつある。親指一本が届く範囲は限られており、タッチパネル全体に配置された操作対象のすべてに接触することは不可能だからである。
このような事情を考慮して、例えば、特許文献1には、光学式タッチパネルを用いて、操作子がタッチパネルであるのか、または、指であるのかを判別し、その判別結果に基づき、表示画面上に表示されるボタンのサイズやその位置を変更する携帯情報端末が開示されている。この携帯情報端末では、操作子の傾き方向を判別する。そして、その判別結果に基づく、この判別結果にもとづいて、左手操作用又は右手操作用の表示パターンを選択することができる。
特許文献2には、側面または背面に複数の手指把持検出用のセンサが配置され、長手方向の手指の把持位置を検出する携帯端末が開示されている。この携帯端末では、検出された手指の把持位置に合わせて、キー表示領域を携帯端末の長手方向に沿ってシフトさせることができる。
特許文献3には、取扱い者の右手および左手のいずれの手で把持されているかを検出するためのセンサが設けられた携帯型情報機器が開示されている。この携帯型情報機器では、このセンサの検出結果に基づき、表示パネル上に表示されるボタンの表示位置を決定する。これにより、右利きおよび左利きのいずれのユーザに対しても適切な作業環境を提供することができる。
特許文献4には、左右両端に備えられた持ち手検出部の検出結果にもとづき、ユーザの持ち手が左右どちらの手なのかを判断するAV機器が開示されている。このAV機器では、ユーザの持ち手が左右どちらの手なのかを判断することにより、片手で保持しながら操作する場合の操作性を向上させることができる。
特許文献5には、タッチパネルを備え、このタッチパネルに接触しながらタッチパネル上を指でなぞって移動させる操作移動態様を検知する情報処理装置が開示されている。この情報処理装置では、検知された移動態様に応じて、ユーザが親指で操作しやすいように、親指の届く範囲内にアイコンを配置することができる。
特開2010−182071号公報(2010年8月19日公開) 特開2010−154090号公報(2010年7月8日公開) 特開平9−305315号公報(1997年11月28日公開) 特開2011−118729号公報(2011年6月16日公開) 特開2009−110286号公報(2009年5月21日公開)
一般に、タブレット端末の操作性の良さは、いかに簡易な接触動作で、且つ、いかに少ない動作数でユーザの目的である最終結果物を表示させるかということ、および、いかにユーザの直感に反しない自然な流れで、該接触動作に基づく結果物の表示を行なうかということにかかっている。
こうした操作性の向上は、ユーザの目的、ユーザの状態、ユーザの傾向を適正に把握することによって実現される。タブレット端末は、例えば、ユーザは今何をどうしたいのか、その次に何がしたいのか、ユーザは今どうやって操作しているのか、今どこにいるのか、ユーザの動きに対してどのように表示することが自然であるのか、など、ユーザの意図をあらゆる観点から「察する」ことが求められている。
特許文献1〜5に開示された発明は、それぞれ、ユーザがスマートフォンといったタブレット端末を把持する状態や、タッチパネルに接触させる指の状態を検知し、ユーザにより簡易、且つ、より少ない動作数の接触動作を提供するものである。したがって、特許文献1〜5に開示された発明は、上で述べたような操作性の向上を実現するものである。
ところで、スマートフォンといったタブレット端末には、ユーザの意図しないタッチパネルへの接触動作に起因し、タブレット端末が誤動作してしまうことを防止する、ロック機能が設けられている。例えば、ユーザによる接触動作が予め定められた期間が経過しても行なわれない場合や、ユーザが自らロック機能の実行をタブレット端末に指示した場合に、このロック機能は実行される。
ユーザは、ロック機能実行中の、自身のタブレット端末の操作を開始する際、このようなロック機能を解除する操作が必須となる。言い換えれば、ユーザが自身のタブレット端末に対し、最初に行なう操作は、必ず、ロック機能を解除する操作となる。
そして、ロックされている、タブレット端末のロック機能解除は、上述のタップ、フリック、ピンチ、ドラッグといった、ユーザによるタッチパネル操作により、実現されるのが通常である。
そこで、このような、ユーザが最初に必ず行なうタッチパネル操作である、ロック機能解除操作を用いて、本来の目的であるロック機能解除に加え、特許文献1〜5に開示された発明のような、ユーザがタブレット端末を把持する状態や、タッチパネルに接触させる指の状態を検知することが可能となれば、タブレット端末の操作性の向上がより図られることは明白である。
特許文献1〜5には、このようなロック機能解除操作により、ユーザがタブレット端末を把持する状態や、タッチパネルに接触させる指の状態を合わせて検知することについては、開示も示唆もない。
本発明の目的は、タッチパネルを備える情報処理装置において、優れた操作性を実現することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、タッチパネルを備える情報処理装置であって、上記情報処理装置は、上記タッチパネルを用いた入力をロックするロック機能を有しており、上記ロック機能を解除すべく、上記タッチパネルの位置を指し示す指示体が移動した方向を判定する方向判定手段と、複数のアイコンが表示される、上記タッチパネル上のメニュー画面に関し、上記方向判定手段によって判定された上記指示体が移動した方向に沿って、上記複数のアイコンを移動させ、配置する第1の配置手段とを備える。
上記構成によれば、ユーザがロック機能を解除する際、例えば、スライダー画像中の左向き矢印画像をスライドさせた場合において、方向判定手段を用いて、そのスライドさせた方向を判定する。そして、第1の配置手段を用いて、各アイコンをメニュー画面において、その判定方向に沿って、各アイコンを寄せて配置する。
これにより、情報処理装置を左手で把持するユーザが左手の親指で複数のアイコンの各々をタップ可能となり、左手だけで情報処理装置を把持していた場合でも、容易にアイコンの起動を行なうことができる。それゆえ、情報処理装置の優れた操作性を実現することができる。
上記情報処理装置において、文字入力するための、上記タッチパネル上の文字入力アプリケーション画面に関し、上記方向判定手段によって判定された上記指示体が移動した方向に沿って、上記文字入力アプリケーション画面中の、文字入力するためのキーボードを表示するキーボード表示領域を移動させ、配置する第2の配置手段をさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、第2の配置手段を用いて、文字入力アプリケーション画面において、方向判定手段の判定方向に沿って、キーボード表示領域を寄せて配置する。
これにより、情報処理装置を左手で把持するユーザが左手の親指で各キーのタップが可能となり、左手だけで情報処理装置を把持していた場合、容易に文字入力を行なうことができる。それゆえ、情報処理装置の優れた操作性を実現することができる。
本発明に係る情報処理装置における表示画面最適化方法は、タッチパネルを備える情報処理装置における表示画面最適化方法であって、上記情報処理装置は、上記タッチパネルを用いた入力をロックするロック機能を有しており、上記ロック機能を解除すべく、上記タッチパネルの位置を指し示す指示体が移動した方向を判定する方向判定工程と、複数のアイコンが表示される、上記タッチパネル上のメニュー画面に関し、上記方向判定工程にて判定された上記指示体が移動した方向に沿って、上記複数のアイコンを移動させ、配置する第1の配置工程とを含む。
上記構成によれば、上記情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
なお、上記情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の情報処理装置は、以上のように、タッチパネルを備える情報処理装置であって、上記情報処理装置は、上記タッチパネルを用いた入力をロックするロック機能を有しており、上記ロック機能を解除すべく、上記タッチパネルの位置を指し示す指示体が移動した方向を判定する方向判定手段と、複数のアイコンが表示される、上記タッチパネル上のメニュー画面に関し、上記方向判定手段によって判定された上記指示体が移動した方向に沿って、上記複数のアイコンを移動させ、配置する第1の配置手段とを備える。
それゆえ、タッチパネルを備える情報処理装置において、優れた操作性を実現することが可能になるという効果を奏する。
本発明の一実施形態におけるタブレット端末の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態におけるタブレット端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 (a)は、本発明の一実施形態におけるタブレット端末の外観を示す平面図、(b)および(c)は、タブレット端末をユーザが把持および操作するときの様子を説明する図である。 (a)および(b)は、タブレット端末をユーザが把持および操作するときの様子を説明する図である。 (a)は、本発明の一実施形態におけるタブレット端末の外観を示す平面図、(b)および(c)は、タブレット端末をユーザが把持および操作するときの様子を説明する図である。 (a)は、本発明の一実施形態におけるタブレット端末の外観を示す平面図、(b)および(c)は、タブレット端末をユーザが把持および操作するときの様子を説明する図である。 タブレット端末による表示画面最適化処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施形態について、図1〜図7に基づいて説明すると以下の通りである。
以下で説明する実施形態では、一例として、本発明の情報処理装置を、タブレット端末に適用した場合について説明する。本実施形態では、一例として、上記タブレット端末は、片手で操作することが可能な、小型で携帯性に優れたスマートフォンなどで実現される。ただし、本発明の情報処理装置は、上記の例に限定されず、片手で操作することが可能なサイズの情報処理装置(例えば、タッチパネルを備えた、携帯型音楽プレイヤーやPDA(Personal Digital Assistant、電子手帳)など)に、本発明の情報処理装置を適用してもよい。
〔タブレット端末1のハードウェア構成〕
図2は、本実施形態におけるタブレット端末1のハードウェア構成を示すブロック図である。タブレット端末1は、図2に示すとおり、制御部10と、記憶部20と、タッチパネル31とを備えている。さらに、タブレット端末1は、本来備わっている機能を実現するために、無線通信部32と、通信部33と、音声入出力部34と、外部インターフェース(外部I/F)35と、操作部36と、電源部37とを備えていてもよい。
また、タブレット端末1が多機能携帯通信端末である場合には、ここでは省略したが、タブレット端末1は、通話処理部、撮影を行なう撮像部(レンズ・撮像素子など)、放送受像部(チューナ・復調部など)、GPS、および、センサ(加速度センサ、傾きセンサなど)他、スマートフォンが標準的に備えている各種部品を備えていてもよい。
タッチパネル31は、入力部311と、表示部312とを備えている。入力部311は、ユーザがタブレット端末1を操作するための指示信号を、タッチパネル31を介して入力するためのものである。入力部311は、指示体(表示部312の画面位置を指示するもの、例えば、ユーザの指)の接触を受け付けるタッチ面と、指示体とタッチ面との間の接触/非接触(接近/非接近)、および、その接触(接近)位置を検知するためのタッチセンサとで構成されている。タッチセンサは、指示体とタッチ面との接触/非接触を検知できればどのようなセンサで実現されていてもかまわない。例えば、圧力センサ、静電容量センサ、光センサなどで実現される。
表示部312は、タブレット端末1が情報処理するオブジェクト(アイコンなどのあらゆる表示対象物)、および、処理の結果物を表示したり、ユーザがタブレット端末1を操作するための表示画面をGUI(Graphical User Interface)画面として表示したりするものである。表示部312は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)などの表示装置で実現される。
本実施形態では、入力部311と表示部312とは一体に成形されており、これらがタッチパネル31を構成している。したがって、このような実施形態では、ユーザが画面位置を指示するために動かす(操作する)対象、すなわち、操作体(ここでは、ユーザの指)は、同時に、表示部312の画面上の位置を指示する指示体でもある。
例えば、本発明のタブレット端末1のタッチパネル31を投影型静電容量方式のタッチパネルで実現する場合、具体的には、上記タッチセンサは、ITO(Indium Tin Oxide)などによるマトリクス状の透明電極パターンを、ガラス、プラスチックなどの透明基板上に形成したものとなる。タッチセンサに指示体(ユーザの指)が接触または接近すると、その付近の複数の透明電極パターンにおける静電容量が変化する。従って、制御部10は、上記透明電極パターンの電流または電圧の変化を検出することにより、上記指示体が接触または接近した位置を検出することができる。
以下では、「接触を検知する」、「接触動作」、「接触位置」などというときの「接触」という用語は、指示体とタッチ面とが完全に接する(接している)状態のみならず、指示体とタッチ面とが、タッチセンサが検知可能な程度に接近する(接近している)状態も含んでいる。
操作部36は、ユーザがタブレット端末1に指示信号を直接入力するためのものである。例えば、操作部36は、ボタン、スイッチ、キー、ジョグダイアルなどの適宜の入力機構で実現される。例えば、操作部36は、タブレット端末1の電源のオン/オフを行なうスイッチである。
外部インターフェース35は、外部の装置をタブレット端末1に接続するためのインターフェースである。外部インターフェース35は、例えば、これに限定されないが、外付けの記録媒体(メモリカードなど)を挿し込むためのソケット、HDMI(High Definition Multimedia Interface)端子、USB(Universal Serial Bus)端子などで実現される。タブレット端末1の制御部10は、外部インターフェース35を介して、外部の装置とデータの送受信を行なうことができる。
通信部33は、通信網を介して外部の装置と通信を行なうものである。通信部33は、通信網を介して、各種通信端末に接続し、タブレット端末1と通信端末との間でのデータの送受信を実現する。さらに、タブレット端末1が、スマートフォンなどの携帯通信端末である場合には、通信部33は、携帯電話回線網を介して、音声通話データ、電子メールデータなどを、他の装置との間で送受信する。
無線通信部32は、無線で外部の装置と通信を行なうものである。無線通信部32は、特に限定されないが、IrDA、IrSSなどの赤外線通信、Bluetooth通信、WiFi通信、非接触型ICカードのいずれかの無線通信手段を実現するものであってもよいし、これらの手段を複数実現するものであってもよい。タブレット端末1の制御部10は、無線通信部32を介して、タブレット端末1の周辺にある機器と通信し、それらの機器とデータの送受信を行なうことができる。
音声入出力部34は、音声出力部341と、音声入力部342とを備えている。音声出力部341は、タブレット端末1が処理した音声データを、音声として出力するものであり、スピーカ、ヘッドフォン端子およびヘッドフォン等により実現される。音声入力部342は、タブレット端末1の外部で発生した音声の入力を受け付けるものであり、マイク等により実現される。
記憶部20は、タブレット端末1の制御部10が実行する(1)制御プログラム、(2)OSプログラム、(3)制御部10が、タブレット端末1が有する各種機能を実行するためのアプリケーションプログラム、および、(4)該アプリケーションプログラムを実行するときに読み出す各種データを記憶するものである。あるいは、(5)制御部10が各種機能を実行する過程で演算に使用するデータおよび演算結果等を記憶するものである。例えば、上記の(1)〜(4)のデータは、ROM(read only memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、HDD(Hard Disc Drive)などの不揮発性記憶装置に記憶される。例えば、上記の(5)のデータは、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置に記憶される。どのデータをどの記憶装置に記憶するのかについては、タブレット端末1の使用目的、利便性、コスト、物理的な制約などから適宜決定される。
制御部10は、タブレット端末1が備える各部を統括制御するものである。制御部10は、例えば、CPU(central processing unit)などで実現され、タブレット端末1が備える機能は、制御部10としてのCPUが、ROMなどに記憶されているプログラムを、RAMなどに読み出して実行することで実現される。制御部10が実現する各種機能(特に、本発明の表示画面最適化機能)については、別図を参照しながら後述する。
〔タブレット端末1の外観〕
図3(a)は、タブレット端末1の外観を示す平面図である。図3(a)に示すとおり、タブレット端末1は、タッチパネル31としての入力部311および表示部312を備えているものである。タブレット端末1のタッチパネル31には、上述したロック機能を解除するための表示画面であるロック解除画面が表示されている。このロック解除画面においては、先ず、現在の日付「2011年10月27日」および時刻「PM4:15」に加え、ロック機能を解除するために、ユーザが自身の指でドラックすべき画像であるスライダー画像101が表示されている。
このスライダー画像101の中には、お互いに逆向きである2つの矢印画像101aおよび101b(以下、「左向き矢印画像101a」および「右向き矢印画像101b」と呼ぶ)が表示されており、左向き矢印画像101aおよび右向き矢印画像101bのいずれかを、各々が示す向きに向かって、指示体(ユーザの指)がドラック(スライド)することにより、タブレット端末1のロック機能が解除される。
また、ロック機能を解除するためのタッチパネル操作を説明する説明文102も、併せて表示されている。具体的には、この説明文102は「ロック解除(親指操作しやすい方向にスライドさせてください)」であり、ユーザは、この説明文102により、タブレット端末1のロック機能を解除するためには、スライダー画像101中の左向き矢印画像101aおよび右向き矢印画像101bのいずれかをスライドさせることが必要であることを容易に認識することができる。
図3(b)および(c)は、タブレット端末1をユーザが把持および操作するときの様子を説明する図である。より詳細には、図3(b)は、タブレット端末1が左手で把持され、その手の親指103でロック機能解除操作が行なわれる様子を説明する図であり、図3(c)は、タブレット端末1が右手で把持され、その手の親指104でロック機能解除操作が行なわれる様子を説明する図である。
本実施形態では、タブレット端末1は、片手で把持可能な手のひらサイズの情報処理装置であり、図3(b)に示すように、ユーザは左手でタブレット端末1を把持したまま、その手の親指103でスライダー画像101中の左向き矢印画像101aをスライドさせることができるものである。また、図3(c)に示すように、ユーザは右手でタブレット端末1を把持したまま、その手の親指104でスライダー画像101中の右向き矢印画像101bをスライドさせることができるものでもある。
なお、ロック解除は、タブレット端末1にあらかじめ規定されている。例えば、上述したような指を左右方向、あるいは、上下方向にスライドさせることでロックを解除する方法があるがこれに限らない。
〔タブレット端末1の機能〕
次に、タブレット端末1の機能構成について説明する。図1は、本実施形態におけるタブレット端末1の要部構成を示す機能ブロック図である。
図1に示すとおり、本実施形態にかかるタブレット端末1の制御部10は、本発明の表示画面最適化機能を実現するための機能ブロックとして、省電力モード解除部11と、タッチ操作検知部12と、方向判定部(方向判定手段)13と、アプリ判定部14と、変更領域特定部15と、表示画面処理部16とを備えている。そして、より詳細には、表示画面処理部16は、アイコン配置部161と、表示領域配置部162とを備えている。
上述した制御部10の各機能ブロックは、CPU(central processing unit)が、ROM(read only memory)等で実現された不揮発性記憶装置に記憶されているプログラムを不図示のRAM(random access memory)等に読み出して実行することで実現できる。
また、記憶部20は、制御部10の上記の各部が表示画面最適化機能を実行する際に、データの読み出しまたは書き込みを行なうための記憶部として、具体的には、アプリ情報記憶部21と、方向判定結果記憶部22と、アイコン記憶部23と、表示画面記憶部24とを備えている。
省電力モード解除部11は、入力部311または操作部36から入力される信号を処理し、タブレット端末1の省電力モードを解除するものである。タブレット端末1にはロック機能が設けられている。例えば、ユーザによる接触動作が予め定められた期間が経過しても行なわれない場合や、ユーザが自らロック機能の実行をタブレット端末に指示した場合に、このロック機能は実行される。タブレット端末1では、このロック機能が実行される際、タブレット端末1は、一旦、省電力モードに移行するように構成されている。この省電力モード中は、タブレット端末1のタッチパネル31は消灯し、タッチパネル31上には何も表示されない状態(パネルセーブ)となる(以下、この状態を「初期状態」と呼ぶ場合もある)。タブレット端末1は、自身を稼動するための電力源である二次電池を備えている。省電力モードは、リチウム二次電池といった二次電池の稼働時間を増やすためのものであり、電源部37により実行される。
省電力モード解除部11は、このような初期状態にあるタブレット端末1を、入力部311または操作部36から入力される信号を処理し、電源部37に対し、省電力モードを解除させる。より具体的には、省電力モード解除部11は、初期状態にあったタブレット端末1のタッチパネル31上にロック解除画面を表示させる。タブレット端末1は、電源部37が省電力モードを解除したとき、タッチパネル31上にロック解除画面が表示されるように構成されている。例えば、電源部37が省電力モードを解除したとき、表示画面処理部16がタッチパネル31の表示部312に、ロック解除画面を表示させればよい。
タッチ操作検知部12は、入力部311のタッチセンサから出力される信号を処理して、ユーザのタッチパネル操作を検知するものである。その検知結果は、指示体(例えば指)の接触位置の座標位置を示す接触座標情報を少なくとも含んでいる。これにより、制御部10の各部は、上記接触座標情報から上記指示体の移動の軌跡を得ることができる。
タッチ操作検知部12は、例えば、入力部311に対して行われた接触動作について、それがどのようなタッチパネル操作であるのかを検知するものである。例えば、タッチ操作検知部12は、「タップ」、「フリック」、「ピンチ」、「ドラッグ」、「囲う」などのタッチパネル操作を判別することができる。タッチパネル操作を検知するアルゴリズムは、公知の技術を適宜採用することができる。タッチ操作検知部12は、検知結果に応じて、そのタッチパネル操作に対応する処理を実行するように制御部10の各部に対して指示する。
本実施形態では、タッチ操作検知部12は、タッチパネル31上にロック解除画面が表示されている場合において、検知された接触動作が、「ドラッグ」というタッチパネル操作であると検知した場合に、方向判定部13に対して、その「ドラッグ」が、図3(a)に示したスライダー画像101中の左向き矢印画像101aおよび右向き矢印画像101bのいずれをスライドさせたものであるかを判定するように指示する。
タッチ操作検知部12はさらに、タッチパネル31上に、複数のアイコンが配置されているメニュー画面(例えば、図4(a)を参照)が表示されている場合において、検知された接触動作が、「タップ」というタッチパネル操作であると検知した場合に、アプリ判定部14に対して、その「タップ」が、例えば図4(a)に示した複数のアイコン(メール201、カレンダー202、メモ203、天気204、ニュース205、交通情報206、お店207、音楽208)のいずれを起動されたものであるかを判定するように指示する。
方向判定部13は、タッチパネル31上にロック解除画面が表示されている場合において、ユーザの接触動作によるタッチパネル操作である「ドラッグ」が、図3(a)に示したスライダー画像101中の左向き矢印画像101aおよび右向き矢印画像101bのいずれをスライドさせたかを判定するものである。方向判定部13は、タッチ操作検知部12によって検知されたタッチパネル操作が「ドラック」である場合、タッチ操作検知部12の検知結果に含まれる接触座標情報を用いて、スライダー画像101中の左向き矢印画像101aおよび右向き矢印画像101bのいずれがスライドされたかを判定することができる。
方向判定部13は、スライダー画像101中の左向き矢印画像101aおよび右向き矢印画像101bのいずれがスライドされたかを判定した後、その判定結果を方向判定結果記憶部22に記憶する。さらに、方向判定部13は、その判定結果を表示画面処理部16に出力する。
方向判定結果記憶部22は、方向判定部13の判定結果である、スライダー画像101中の左向き矢印画像101aおよび右向き矢印画像101bのいずれがスライドされたかを記憶するものである。
アプリ判定部14は、タッチパネル31上に、複数のアイコンが配置されているメニュー画面が表示されている場合において、ユーザの接触動作によるタッチパネル操作である「タップ」が、複数のアイコンのいずれを起動させたかを判定するものである。アプリ判定部14は、タッチ操作検知部12によって検知されたタッチパネル操作が「タップ」である場合、タッチ操作検知部12の検知結果に含まれる接触座標情報を用いて、複数のアイコンのいずれが起動されたかを判定することができる。
本実施形態では、アプリ判定部14は、起動されたアイコンのアプリケーションプログラムが文字入力アプリケーションプログラムであった場合、その判定結果である、起動されたアイコンのアプリケーションプログラムが文字入力アプリケーションプログラムであったことを変更領域特定部15に通知する。
変更領域特定部15は、文字入力アプリケーションプログラムが起動され、タッチパネル31上に文字入力するための文字入力アプリケーション画面が表示された場合における、その文字入力アプリケーション画面中の、入力された文字列を表示する文字列表示領域と、ユーザが文字入力するためのキーボードを表示するキーボード表示領域と、を特定するものである。さらに、変更領域特定部15は、文字入力アプリケーション画面中の文字列表示領域およびキーボード表示領域を特定した後、その特定結果を表示画面処理部16に出力する。
例えば、図5(a)に示すタブレット端末1では、タッチパネル31上に表示された文字入力アプリケーション画面には、「おはようございます。今日は暖かくていい天気ですね。」という日本語文を表示する文字列表示領域107と、一般的な携帯電話と同じ感覚で入力可能な「テンキー」を表示するキーボード表示領域108とが、含まれている。
また、例えば、図6(a)に示すタブレット端末1では、タッチパネル31上に表示された文字入力アプリケーション画面には、「Good morning. It's warm and fine today.」という英語文を表示する文字列表示領域109と、一般的な「QWERTY」配列を表示するキーボード表示領域110とが、含まれている。
アプリ情報記憶部21は、タブレット端末1が有する各種機能を実行するためのアプリケーションプログラムに関するアプリ情報を記憶するものである。本実施形態では、アプリ情報記憶部21は、少なくとも、タッチパネル31上に文字入力アプリケーション画面が表示された場合における、その文字入力アプリケーション画面中の文字列表示領域およびキーボード表示領域の各位置情報を含むものである。
変更領域特定部15は、起動されたアイコンのアプリケーションプログラムが文字入力アプリケーションプログラムであることの通知を受けると、アプリ情報記憶部21からアプリ情報を取得し、文字入力アプリケーション画面中の文字列表示領域およびキーボード表示領域を特定することができる。
表示画面処理部16は、ユーザの操作性を向上すべく、タッチパネル31上に表示される表示画面を最適化する処理(表示画面最適化処理)を行なうものである。具体的には、表示画面処理部16は、先ず、複数のアイコンが配置されているメニュー画面においては、ユーザがスライドさせた、スライダー画像101中の左向き矢印画像101aまたは右向き矢印画像101bの各向きに応じて、それら複数のアイコンを配置する機能を担うアイコン配置部(第1の配置手段)161を含むものである。
また、表示画面処理部16は、文字入力アプリケーション表示画面においては、スライダー画像101中の左向き矢印画像101aまたは右向き矢印画像101bの各向きに応じて、文字入力アプリケーション画面中のキーボード表示領域を配置する機能を担う表示領域配置部(第2の配置手段)162をさらに含むものである。
アイコン配置部161は、方向判定部13の判定結果に基づき、タッチパネル31上に表示されるメニュー画面中における、複数のアイコンの配置を決定するものである。例えば、図4(a)は、ロック解除画面においてスライダー画像101中の左向き矢印画像101aがスライドされた場合における、タッチパネル31上に表示されるメニュー画面の具体例を説明する説明図である。図4(b)は、ロック解除画面においてスライダー画像101中の右向き矢印画像101bがスライドされた場合における、タッチパネル31上に表示されるメニュー画面の具体例を説明する説明図である。
図4(a)に示したメニュー画面では、タブレット端末1が左手で把持され、その手の親指105で複数のアイコン(メール201、カレンダー202、メモ203、天気204、ニュース205、交通情報206、お店207、音楽208)のいずれかが起動されることを想定している。一方、図4(b)に示したメニュー画面では、タブレット端末1が右手で把持され、その手の親指106で複数のアイコンのいずれかが起動されることを想定している。
アイコン配置部161は、方向判定部13の判定結果が、スライダー画像101中の左向き矢印画像101aがスライドされたというものであれば、タブレット端末1を左手で把持するユーザが左手の親指105で複数のアイコンの各々をタップ可能となるよう、各アイコンをメニュー画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する左手の側に、各アイコンを寄せて配置する。
一方、アイコン配置部161は、方向判定部13の判定結果が、スライダー画像101中の右向き矢印画像101bがスライドされたというものであれば、タブレット端末1を右手で把持するユーザが右手の親指106で複数のアイコンの各々をタップ可能となるよう、各アイコンをメニュー画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する右手の側に、各アイコンを寄せて配置する。
アイコン記憶部23は、メニュー画面に表示される複数のアイコンの各アイコン画像を記憶する。アイコン配置部161は、メニュー画面に各アイコンを配置する際、アイコン記憶部23から各アイコンのアイコン画像を取得する。
表示領域配置部162は、変更領域特定部15の特定結果に基づき、タッチパネル31上に表示される文字入力アプリケーション画面中における、文字列表示領域およびキーボード表示領域の配置を決定するものである。例えば、図5(b)は、ロック解除画面においてスライダー画像101中の左向き矢印画像101aがスライドされた場合における、タッチパネル31上に表示される文字入力アプリケーション画面の具体例を説明する説明図である。図5(c)は、ロック解除画面においてスライダー画像101中の右向き矢印画像101bがスライドされた場合における、タッチパネル31上に表示される文字入力アプリケーション画面の具体例を説明する説明図である。図5(b)および(c)は、図5(a)に示した文字列表示領域107およびキーボード表示領域108の各配置を示すものである。
一方、図6(b)は、ロック解除画面においてスライダー画像101中の左向き矢印画像101aがスライドされた場合における、タッチパネル31上に表示される文字入力アプリケーション画面の具体例を説明する説明図である。図6(c)は、ロック解除画面においてスライダー画像101中の右向き矢印画像101bがスライドされた場合における、タッチパネル31上に表示される文字入力アプリケーション画面の具体例を説明する説明図である。図6(b)および(c)は、図6(a)に示した文字列表示領域109およびキーボード表示領域110の各配置を示すものである。
図5(b)に示した文字入力アプリケーション画面では、タブレット端末1が左手で把持され、その手の親指103でキーボード表示領域108の各キーがタップされることを想定している。一方、図5(c)に示した文字入力アプリケーション画面では、タブレット端末1が右手で把持され、その手の親指104でキーボード表示領域108の各キーがタップされることを想定している。
表示領域配置部162は、変更領域特定部15の特定結果を用いて、文字入力アプリケーション画面中の文字列表示領域107およびキーボード表示領域108を識別し、タブレット端末1を左手で把持するユーザが左手の親指103で各キーのタップが可能となるように、文字入力アプリケーション画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する左手の側に、キーボード表示領域108を寄せて配置する。この場合、キーボード表示領域108内の各キーのサイズは、図5(a)の場合と比較し、縮小される。
同様に、表示領域配置部162は、タブレット端末1を右手で把持するユーザが右手の親指104で各キーのタップが可能となるように、文字入力アプリケーション画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する右手の側に、キーボード表示領域108を寄せて配置する。この場合でも、キーボード表示領域108内の各キーのサイズは、図5(a)の場合と比較し、縮小される。
図6(b)に示した文字入力アプリケーション画面では、タブレット端末1が左手で把持され、その手の親指103でキーボード表示領域110の各キーがタップされることを想定している。一方、図6(c)に示した文字入力アプリケーション画面では、タブレット端末1が右手で把持され、その手の親指104でキーボード表示領域110の各キーがタップされることを想定している。
表示領域配置部162は、変更領域特定部15の特定結果を用いて、文字入力アプリケーション画面中の文字列表示領域109およびキーボード表示領域110を識別し、タブレット端末1を左手で把持するユーザが左手の親指103で各キーのタップが可能となるように、文字入力アプリケーション画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する左手の側に、キーボード表示領域110を寄せて配置する。この場合、キーボード表示領域110内の各キーのピッチは、図6(a)の場合と比較し、縮小される。
同様に、表示領域配置部162は、タブレット端末1を右手で把持するユーザが右手の親指104で各キーのタップが可能となるように、文字入力アプリケーション画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する右手の側に、キーボード表示領域110を寄せて配置する。この場合でも、キーボード表示領域110内の各キーのサイズは、図6(a)の場合と比較し、縮小される。
表示領域配置部162がキーボード表示領域108を、ユーザがタブレット端末1を把持する左手の側に寄せるか、または、ユーザがタブレット端末1を把持する右手の側に寄せるか、については、方向判定結果記憶部22に記憶されている、方向判定部13の判定結果に基づき選択される。つまり、アイコン配置部161がメニュー画面において各アイコンを寄せる側と、表示領域配置部162が文字入力アプリケーション画面においてキーボード表示領域108を寄せる側とは、方向判定部13の同一の判定結果に基づくものであり、それゆえ、両者はいずれも、タブレット端末1を把持するユーザの手側に寄せられることになる。
表示画面処理部16は、アイコン配置部161によるメニュー画面における各アイコンの配置、および、表示領域配置部162による文字入力アプリケーション画面におけるキーボード表示領域の配置、のそれぞれに基づき、表示画面を生成し、表示部312に出力する。
表示画面記憶部24は、表示画面処理部16が生成し、表示部312に出力する表示画面を記憶するものである。表示画面処理部16は、新たな表示画面を生成する際、この表示画面記憶部24に記憶されている表示画面を参照する。
〔表示画面最適化フロー〕
次に、タブレット端末1が表示画面最適化機能を実行したときの処理の流れについて説明する。図7は、タブレット端末1による表示画面最適化の流れを示すフローチャートである。
図7において、先ず、タブレット端末1は省電力モード中にあり、タッチパネル31には何も表示されていない状態(パネルセーブ、初期状態)である(ステップS101)。
入力部311または操作部36によって、省電力モードの解除が指示される(ステップS102YES)と、省電力モード解除部11は、電源部37に対し、省電力モードを解除させる。省電力モード解除部11は、省電力モードの解除が指示されない限り(ステップS102NO)、電源部37に対し、省電力モードを解除させることはない。
省電力モード解除部11によって、省電力モードが解除されると、表示画面処理部16によって、ロック解除画面が生成される。ロック解除画面は表示部312に出力され、タッチパネル31上に表示されることになる(ステップS103)。なお、ロック解除画面は、ユーザが誤ってタッチパネル31に触れ、パネルセーブが解除されてしまっても、その後のタブレット端末1の誤動作を防止するためのロックである。ユーザは、タブレット端末1を操作するため、上述したように、ロック解除を行なう必要がある。
タッチパネル31上にロック解除画面が表示されている場合において、方向判定部13によって、ユーザの接触動作によるタッチパネル操作である「ドラッグ」が、図3(a)に示したスライダー画像101中の左向き矢印画像101aをスライドさせたと判定された場合(ステップS104YES)、アイコン配置部161は、タブレット端末1を左手で把持するユーザが左手の親指で複数のアイコンの各々をタップ可能となるよう、各アイコンをメニュー画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する左手の側に、各アイコンを寄せて配置する(ステップS105)。
アプリ判定部14によって、起動されたアイコンのアプリケーションプログラムが文字入力アプリケーションプログラムであった場合(ステップS106YES)、表示領域配置部162は、変更領域特定部15の特定結果を用いて、文字入力アプリケーション画面中の文字列表示領域およびキーボード表示領域を識別し、タブレット端末1を左手で把持するユーザが左手の親指で各キーのタップが可能となるように、文字入力アプリケーション画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する左手の側に、キーボード表示領域を寄せて配置する(ステップS107)。表示領域配置部162は、起動されたアイコンのアプリケーションプログラムが文字入力アプリケーションプログラムでなければ(ステップS106NO)、表示部312に対し、文字入力アプリケーション画面をそのまま出力する。
一方、タッチパネル31上にロック解除画面が表示されている場合において、方向判定部13によって、ユーザの接触動作によるタッチパネル操作である「ドラッグ」が、図3(a)に示したスライダー画像101中の左向き矢印画像101aをスライドさせたと判定されず(ステップS104NO)、さらに、方向判定部13によって、ユーザの接触動作によるタッチパネル操作である「ドラッグ」が、図3(a)に示したスライダー画像101中の右向き矢印画像101bをスライドさせたと判定された場合(ステップS108YES)、アイコン配置部161は、タブレット端末1を右手で把持するユーザが右手の親指で複数のアイコンの各々をタップ可能となるよう、各アイコンをメニュー画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する右手の側に、各アイコンを寄せて配置する(ステップS109)。なお、方向判定部13によって、ユーザの接触動作によるタッチパネル操作である「ドラッグ」が、図3(a)に示したスライダー画像101中の右向き矢印画像101bをスライドさせたと判定されない場合(ステップS108NO)、タッチパネル31上にはロック解除画面がそのまま表示される。
アプリ判定部14によって、起動されたアイコンのアプリケーションプログラムが文字入力アプリケーションプログラムであった場合(ステップS110YES)、表示領域配置部162は、変更領域特定部15の特定結果を用いて、文字入力アプリケーション画面中の文字列表示領域およびキーボード表示領域を識別し、タブレット端末1を右手で把持するユーザが右手の親指で各キーのタップが可能となるように、文字入力アプリケーション画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する右手の側に、キーボード表示領域を寄せて配置する(ステップS111)。表示領域配置部162は、起動されたアイコンのアプリケーションプログラムが文字入力アプリケーションプログラムでなければ(ステップS110NO)、表示部312に対し、文字入力アプリケーション画面をそのまま出力する。
本発明の上記構成および方法によれば、ユーザがロック機能を解除する際、スライダー画像101中の左向き矢印画像101aをスライドさせた場合、タブレット端末1を左手で把持するユーザが左手の親指で複数のアイコンの各々をタップ可能となるよう、各アイコンをメニュー画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する左手の側に、各アイコンを寄せて配置する。同様に、タブレット端末1を左手で把持するユーザが左手の親指で各キーのタップが可能となるように、文字入力アプリケーション画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する左手の側に、キーボード表示領域を寄せて配置する。これにより、左手だけでタブレット端末1を把持していた場合、容易にアイコンの起動や文字入力を行なうことができる。
一方、ユーザがロック機能を解除する際、スライダー画像101中の右向き矢印画像101bをスライドさせた場合、タブレット端末1を右手で把持するユーザが右手の親指で複数のアイコンの各々をタップ可能となるよう、各アイコンをメニュー画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する右手の側に、各アイコンを寄せて配置する。同様に、タブレット端末1を右手で把持するユーザが右手の親指で各キーのタップが可能となるように、文字入力アプリケーション画面において、ユーザがタブレット端末1を把持する右手の側に、キーボード表示領域を寄せて配置する。これにより、右手だけでタブレット端末1を把持していた場合、容易にアイコンの起動や文字入力を行なうことができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、タブレット端末1の各ブロック、特に、省電力モード解除部11、タッチ操作検知部12、方向判定部13、アプリ判定部14、変更領域特定部15、アイコン配置部161および表示領域配置部162は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、タブレット端末1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるタブレット端末1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記タブレット端末1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、タブレット端末1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、タッチパネルを備える情報処理装置に広く適用することが可能である。例えば、これには限定されないが、タッチパネルを備える、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットPC、ノートパソコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、電子書籍リーダ、電子辞書、携帯用・家庭用ゲーム機、電子黒板などに好適に用いることができる。
10 制御部
11 省電力モード解除部
12 タッチ操作検知部
13 方向判定部(方向判定手段)
14 アプリ判定部
15 変更領域特定部
16 表示画面処理部
20 記憶部
21 アプリ情報記憶部
22 方向判定結果記憶部
23 アイコン記憶部
24 表示画面記憶部
31 タッチパネル
32 無線通信部
33 通信部
34 音声入出力部
35 外部インターフェース
36 操作部
37 電源部
101 スライダー画像
101a 左向き矢印画像
101b 右向き矢印画像
102 説明文
103 親指
104 親指
105 親指
106 親指
107 文字列表示領域
108 キーボード表示領域
109 文字列表示領域
110 キーボード表示領域
161 アイコン配置部(第1の配置手段)
162 表示領域配置部(第2の配置手段)
311 入力部
312 表示部
341 音声出力部
342 音声入力部

Claims (5)

  1. タッチパネルを備える情報処理装置であって、
    上記情報処理装置は、上記タッチパネルを用いた入力をロックするロック機能を有しており、
    上記ロック機能を解除すべく、上記タッチパネルの位置を指し示す指示体が移動した方向を判定する方向判定手段と、
    複数のアイコンが表示される、上記タッチパネル上のメニュー画面に関し、上記方向判定手段によって判定された上記指示体が移動した方向に沿って、上記複数のアイコンを移動させ、配置する第1の配置手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 文字入力するための、上記タッチパネル上の文字入力アプリケーション画面に関し、上記方向判定手段によって判定された上記指示体が移動した方向に沿って、上記文字入力アプリケーション画面中の、文字入力するためのキーボードを表示するキーボード表示領域を移動させ、配置する第2の配置手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. コンピュータを、請求項1または2に記載の情報処理装置の各手段として機能させるための制御プログラム。
  4. 請求項3に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. タッチパネルを備える情報処理装置における表示画面最適化方法であって、
    上記情報処理装置は、上記タッチパネルを用いた入力をロックするロック機能を有しており、
    上記ロック機能を解除すべく、上記タッチパネルの位置を指し示す指示体が移動した方向を判定する方向判定工程と、
    複数のアイコンが表示される、上記タッチパネル上のメニュー画面に関し、上記方向判定工程にて判定された上記指示体が移動した方向に沿って、上記複数のアイコンを移動させ、配置する第1の配置工程と
    を含むことを特徴とする表示画面最適化方法。
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