JP2013162138A - 映像伝送システム、移動局送信装置、映像復号装置、並びに、映像伝送方法 - Google Patents

映像伝送システム、移動局送信装置、映像復号装置、並びに、映像伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信衛星等を介して移動局と基地局との間で映像を伝送する際に、より安定した映像伝送を行うことのできる映像伝送システム等を得る。
【解決手段】移動局1の移動局送信装置9は、移動局1から通信衛星2に向けて送信する信号が瞬断される瞬断タイミングを推定すると、その瞬断タイミングを示す瞬断情報をTSストリームに多重する。一方、基地局3の映像復号装置17は、基地局受信装置16が受信したTSストリームから多重された瞬断情報を分離し、分離した瞬断情報に基づいて、瞬断により欠損したタイムスタンプを補完する。そして、瞬断情報が分離されたTSストリームから映像を復号し、また、補間されたタイムスタンプと復号された映像とに基づいて、瞬断により欠損した映像を補間する。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信衛星等を介して移動局と基地局との間で映像を伝送する映像伝送システム、移動局送信装置、映像復号装置、並びに、映像伝送方法に関するものである。
通信衛星を介して移動局と基地局との間で通信を行う場合、移動局側から送信する信号(送信波)は、移動局と通信衛星との通信経路を遮る建造物やアンテナの向き等により遮断(瞬断)される。このような通信経路の遮断に対応した従来技術の一例が特許文献1に示されている。
この特許文献1には、ヘリコプターの回転翼により通信経路が遮断されずに送信する送信タイミングを高精度に推定し、地上局からヘリコプターへの送信における帯域利用効率を高める技術が開示されている。
また、引用文献2には、通信衛星を介して通信を行うものではないものの、移動通信装置がトンネルや山間部などの通信状況の悪い場所を通過する際に、通信の切断を報知したり再接続を行う技術が開示されている。
特開2009−212665号公報 特開2004−228851号公報
通信衛星を介して移動局と基地局間との間で映像を伝送する場合でも、同様に、移動局側から送信する信号(映像信号等)は、周囲の建造物やアンテナの向き等により瞬断される。すなわち、基地局の映像復号装置にてTSストリーム(トランスポートストリーム)が瞬断されることになる。
より具体的に、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)−TSストリームの場合を一例として説明すると、基地局の映像復号装置では、瞬断が生じると、MPEG2−TSストリーム内部のPCR(Program Clock Reference)や映像PTS(Presentation Time Stamp)が不連続となることにより映像が途切れてしまうという課題があった。また、瞬断解消後においても、再度PCRの引き込みを行い映像PTSを再設定する必要があるため、映像の再表示が行えるまでに長時間を要してしまうという課題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、通信衛星等を介して移動局と基地局との間で映像を伝送する際に、より安定した映像伝送を行うことのできる映像伝送システム、移動局送信装置、映像復号装置、並びに、映像伝送方法を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る映像伝送システムは、移動局と基地局との間で映像を伝送する映像伝送システムであって、瞬断タイミング推定部、瞬断情報多重部、送信部、受信部、瞬断情報分離部、タイムスタンプ補間部、映像復号部、及び、映像補間部を備えている。
瞬断タイミング推定部は、移動局から送信する映像信号が瞬断される瞬断タイミングを推定する。瞬断情報多重部は、推定した瞬断タイミングを示す瞬断情報を映像信号に多重する。そして、送信部は、瞬断情報が多重された映像信号を基地局に向けて送信する。
また、受信部は、移動局から送信された映像信号を基地局にて受信する。瞬断情報分離部は、受信した映像信号から瞬断情報を分離する。タイムスタンプ補間部は、分離した瞬断情報に基づいて、瞬断により欠損した時刻情報を補間する。映像復号部は、瞬断情報が分離された映像信号から映像を復号する。そして、映像補間部は、補間された時刻情報と復号された映像とに基づいて、瞬断により欠損した映像を補間する。
本発明によれば、通信衛星等を介して移動局と基地局との間で映像を伝送する際に、より安定した映像伝送を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る映像伝送システムの概要を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態に係る映像伝送システムの詳細な構成例を示すブロック図である。 (a),(b)共に、瞬断タイミングの推定を説明するための模式図である。 (a),(b)共に、タイムスタンプの補間を説明するための模式図である。 本発明の実施の形態に係る移動局送信装置の送信処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る基地局受信装置及び映像復号装置の受信復号処理を示すフローチャートである。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る映像伝送システムの概要を説明するための模式図である。
図1に示すように、実施の形態に係る映像伝送システムは、移動局1と、通信衛星2と、基地局3とからなり、通信衛星2を介して移動局1と基地局3との間で通信を行う。つまり、移動局1から基地局3への上り回線4と、基地局3から移動局1への下り回線5とが通信経路となる。
移動局1は、例えば、車両等に搭載されて移動可能であり、衛星通信用アンテナ6を用いて、通信衛星2を介して基地局3に向けて信号(映像信号等)を送信し、また、基地局3からの信号を通信衛星2を介して受信する。
図2は、本発明の実施の形態に係る映像伝送システムの詳細な構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、移動局1は、衛星通信用アンテナ6、映像符号化装置7、慣性航法装置8、及び、移動局送信装置9を含んで構成されている。一方、基地局3は、衛星通信用パラボラアンテナ15、基地局受信装置16、及び、映像復号装置17を含んで構成されている。
まず、移動局1の構成について、以下、詳細に説明する。
映像符号化装置7は、一例として、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)規格の圧縮符号化形式により映像等を符号化する。つまり、映像符号化装置7は、MPEG2−TSストリーム(トランスポートストリーム)を生成して、移動局送信装置9(後述する瞬断情報多重部11)に供給する。
慣性航法装置8は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信ユニットやジャイロセンサ等を備えており、移動局1の現在位置や移動方向等を示す位置情報を逐次生成する。また、慣性航法装置8は、移動局1の周囲(例えば、移動方向等)に存在する建造物等の情報(つまり、電波遮断物であり、高さ等の情報も含まれる)や、衛星通信用アンテナ6の向きと通信衛星2の軌道位置との関係といった情報も生成する。
慣性航法装置8は、これらの位置情報等を移動局送信装置9(後述する瞬断タイミング推定部10)に供給する。
移動局送信装置9は、瞬断タイミング推定部10、瞬断情報多重部11、送信信号処理部12、変調部13、及び、送信部14からなる。
瞬断タイミング推定部10は、慣性航法装置8から供給される位置情報等に基づいて、瞬断が発生する前に、送信波の瞬断タイミングを検出(推定)する。すなわち、移動局1の現在位置や移動方向と、移動局1の周囲に存在する建造物等の情報や、衛星通信用アンテナ6の向きと通信衛星2の軌道位置等の情報に従って、送信波の瞬断タイミングを事前に推定する。
例えば、図3(a)に示すように、移動局1の移動先に高層ビルBDが存在する場合について説明すると、瞬断タイミング推定部10は、慣性航法装置8から供給される位置情報等に基づいて、このまま移動局1が移動した際に、その高層ビルBDによって送信波の瞬断が発生するかどうかを推定する。
つまり、瞬断タイミング推定部10は、図3(b)に示すように、移動先の移動局1の位置、高層ビルBDの高さ、及び、衛星通信用アンテナ6の向きと通信衛星2の軌道位置との関係等から、瞬断が発生するかどうかを推定する。そして、瞬断が発生すると推定される場合には、移動局1の速度等から現在位置から瞬断が推定される移動先までに要する時間を算定し、実際に瞬断が発生する瞬断タイミングを推定する。
瞬断タイミング推定部10は、このような瞬断タイミングの内容を示す瞬断情報を生成して瞬断情報多重部11に出力する。
図2に戻って、瞬断情報多重部11は、映像符号化装置7から供給されたMPEG2−TSストリームに対し、瞬断タイミング推定部10から出力された瞬断情報を多重する。
そして、送信信号処理部12は、瞬断情報が多重されたMPEG2−TSストリームを送信信号(映像信号)に変換し、また、変調部13は、送信信号を変調し、更に、送信部14は、送信信号を衛星通信用アンテナ6から出力(送信)する。つまり、瞬断情報が多重されたMPEG2−TSストリーム(送信信号)が変調等されて、通信衛星2を介して基地局3へ送信される。
次に、基地局3の構成について、以下、詳細に説明する。
衛星通信用パラボラアンテナ15は、通信衛星2を介して移動局1から送信された信号を受信する。
基地局受信装置16は、受信部18、復調部19、及び、受信信号処理部20からなる。
受信部18は、衛星通信用パラボラアンテナ15が受信した信号(変調等されたMPEG2−TSストリーム)を増幅等し、また、復調部19は、信号を復調し、更に、受信信号処理部20は、信号からMPEG2−TSストリームを取得する。取得したMPEG2−TSストリームは、映像復号装置17に出力される。
映像復号装置17は、TS入力部21、瞬断情報分離部22、メディア分離部23、タイムスタンプ補間部24、映像復号部25、映像補間部26、音声複号部27、補助データ処理部28、及び、メディア多重部29からなる。
TS入力部21は、基地局受信装置16が受信処理したMPEG2−TSストリームを入力し、また、瞬断情報分離部22は、入力したMPEG2−TSストリームから、瞬断情報と元のMPEG2−TSストリームとを分離する。分離された瞬断情報は、メディア分離部23(タイムスタンプ補間部24)に出力される。
メディア分離部23は、MPEG2−TSストリーム(瞬断情報が分離された元のMPEG2−TSストリーム)に多重されている映像ES(Elementary Stream)、音声PES(Packetized Elementary Stream)、及び、補助データPESを、それぞれ分離する。
なお、メディア分離部23には、タイムスタンプ補間部24が含まれており、瞬断により欠損したタイムスタンプを補間する。すなわち、タイムスタンプ補間部24は、分離された瞬断情報に基づいて、欠損したPCR(Program Clock Reference)や映像PTS(Presentation Time Stamp)を推定し、タイムスタンプ補間を行う。
例えば、図4(a)に示すように、時刻t1−t2の間で、瞬断が生じる場合に、その間のタイムスタンプ(図中のPTS等)が欠損することになる。
そのため、タイムスタンプ補間部24は、図4(b)に示すように、時刻t1−t2を示す瞬断情報を取得すると、その時点から時刻t1−t2に至るまでのタイムススタンプの連続性等を捕捉するなどして、時刻t1−t2の間のタイムスタンプを補完する。
図2に戻って、映像復号部25は、映像ESから映像(映像データ)を復号する。
映像補間部26は、映像復号部25により復号された映像と、タイムスタンプ補間部24によりタイムスタンプ補間された映像PTSとから、瞬断により欠損した映像ESを補間する。
例えば、映像補間部26は、映像復号部25にて復号された映像とタイムスタンプ補間部24にて補間された映像PTSとの関係から、瞬断により映像ESに抜けが有るかどうかを判別する。そして、映像ESに抜けが有ると判別した場合に、映像補間部26は、復号された映像と、補間された映像PTSとから、瞬断により欠損した映像ESを補間する。
音声複号部27は、音声PESから音声(音声データ)を復号する。
補助データ処理部28は、補助データの分離等を行う。
そして、メディア多重部29は、映像復号部25及び映像補間部26により復号及び補間された映像、音声複号部27により復号された音声、及び、補助データ処理部28により分離等されたデータを、例えば、SDI(Serial Digital Interface)等のフォーマットに多重し外部に出力する。つまり、所定の映像フォーマットに多重した映像・音声・データを出力する。
このような構成により、移動局1では、瞬断タイミングを推定し、その内容を示す瞬断情報をMPEG2−TSストリームに多重して基地局3に送信する。一方、基地局3では、MPEG2−TSストリームから瞬断情報を分離すると、その瞬断情報に基づいて、瞬断により欠損したタイムスタンプ(映像PTS等)を補間する。また、復号した映像と補間したタイムスタンプとから、瞬断により欠損した映像(映像ER)を補間する。
このため、瞬断が生じた場合でも、MPEG2−TSストリーム内部のPCRや映像PTSが不連続とならないため、映像が途切れることがない。また、瞬断解消後においても、映像PTSの再設定等が不要であるため、そのまま映像の表示を継続できる。
この結果、通信衛星を介して移動局1と基地局3との間で映像を伝送する際に、より安定した映像伝送を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る映像伝送システムの動作について、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、移動局1の移動局送信装置9における送信処理の流れを説明するためのフローチャートである。また、図6は、基地局3の基地局受信装置16及び、映像復号装置17における受信復号処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、図5の送信処理について、以下、詳細に説明する。
移動局送信装置9は、慣性航法装置8から供給される位置情報等に基づいて、瞬断タイミングを推定する(ステップS1)。すなわち、瞬断タイミング推定部10は、慣性航法装置8から供給される移動局1の位置情報等(周囲に存在する建造物等の情報や、衛星通信用アンテナ6の向きと通信衛星2の軌道位置との関係等の情報も含む)に基づいて、瞬断が発生する前に、送信波の瞬断タイミングを推定する。
例えば、上述した図3(b)のように、移動局1の移動先に、通信衛星2との通信経路を遮る建造物(高層ビルBD)等が存在することを、慣性航法装置8からの位置情報等により判別すると、瞬断タイミング推定部10は、移動局1の速度等から瞬断が発生する瞬断タイミングを推定する。そして、推定した瞬断タイミングの内容を示す瞬断情報を生成する。なお、瞬断タイミングが推定されない場合には、瞬断情報は生成されない。
移動局送信装置9は、瞬断の有無を判別する(ステップS2)。すなわち、上記ステップS1にて、瞬断情報が生成されたか否か(つまり、瞬断タイミングが推定されたかどうか)を判別する。
移動局送信装置9は、瞬断が無いと判別すると(ステップS2;No)、後述するステップS4に処理を進める。
一方、瞬断が有ると判別した場合(ステップS2;Yes)に、移動局送信装置9は、生成された瞬断情報をMPEG2−TSストリームに多重する(ステップS3)。すなわち、瞬断情報多重部11は、映像符号化装置7から供給されたMPEG2−TSストリームに対し、ステップS1にて瞬断タイミングが推定されて生成された瞬断情報を多重する。
移動局送信装置9は、データ送信を行う(ステップS4)。すなわち、送信信号処理部12は、瞬断情報が多重されたMPEG2−TSストリーム(若しくは、元のままのMPEG2−TSストリーム)を送信信号に変換し、また、変調部13は、送信信号を変調し、更に、送信部14は、送信信号を衛星通信用アンテナ6から出力(送信)する。
移動局送信装置9は、送信を終了するか否かを判別する(ステップS5)。つまり、次の送信を続けるかどうかを判別する。
移動局送信装置9は、送信を終了しない(次の送信を続ける)と判別すると(ステップS5;No)、上述したステップS1に処理を戻し、同様にステップS1〜S5の処理を繰り返す。
一方、送信を終了すると判別した場合(ステップS5;Yes)に、移動局送信装置9は、図5の送信処理を終了する。
次に、図6の受信復号処理について、以下、詳細に説明する。
基地局受信装置16は、データ受信を行う(ステップS6)。すなわち、基地局受信装置16は、通信衛星2を介して移動局1から送られる信号を衛星通信用パラボラアンテナ15にて受信し、受信処理を行う。この受信処理により、瞬断情報が多重されたMPEG2−TSストリーム(若しくは、元のままのMPEG2−TSストリーム)は、映像復号装置17に出力される。
映像復号装置17は、基地局受信装置16から出力されたTSデータ(MPEG2−TSストリーム)を入力する(ステップS7)。すなわち、TS入力部21は、瞬断情報が多重されたMPEG2−TSストリーム(若しくは、元のままのMPEG2−TSストリーム)を入力する。
映像復号装置17は、多重された瞬断情報をMPEG2−TSストリームから分離する(ステップS8)。すなわち、瞬断情報分離部22は、入力したMPEG2−TSストリームから、瞬断情報と元のMPEG2−TSストリームとを分離する。なお、瞬断情報が多重されていない場合には、瞬断情報の分離は行われない。
映像復号装置17は、瞬断の有無を判別する(ステップS9)。つまり、上記ステップS8にて、瞬断情報の分離を行ったかどうかを判別する。
映像復号装置17は、瞬断が無いと判定すると(ステップS9;No)、後述するステップS11に処理を進める。
一方、瞬断が有ると判定した場合(ステップS9;Yes)に、映像復号装置17は、瞬断時のPCR及び映像PTSを補間する(ステップS10)。すなわち、タイムスタンプ補間部24は、分離された瞬断情報に基づいて、欠損したPCRや映像PTSを推定し、タイムスタンプ補間を行う。
例えば、上述した図4(b)に示すように、タイムスタンプ補間部24は、時刻t1−t2を示す瞬断情報を取得すると、その時点から時刻t1−t2に至るまでのタイムススタンプの連続性等を捕捉するなどして、時刻t1−t2の間のタイムスタンプを補完する。
映像復号装置17は、メディア分離を行う(ステップS11)。すなわち、メディア分離部23は、MPEG2−TSストリーム(瞬断情報が分離された元のMPEG2−TSストリーム)に多重されている映像ES、音声PES、及び、補助データPESをそれぞれ分離する。
映像復号装置17は、映像・音声・補助データを復号する(ステップS12)。すなわち、映像復号部25は、映像ESから映像を復号し、また、音声複号部27は、音声PESから音声を復号し、そして、補助データ処理部28は、補助データの分離等を行う。
映像復号装置17は、映像の抜けがあるかどうかを判別する(ステップS13)。例えば、復号した映像と補間された映像PTSとの関係から、瞬断による映像ES抜けの有無を判別する。
映像復号装置17は、映像の抜けが無いと判別すると(ステップS13;No)、後述するステップS15に処理を進める。
一方、映像の抜けが有ると判別した場合(ステップS13;Yes)に、映像復号装置17は、瞬断映像の補間を行う(ステップS14)。すなわち、映像補間部26は、上記ステップS12にて復号された映像と、上記ステップS10にてタイムスタンプ補間された映像PTSとから、瞬断により欠損した映像ESを補間する。
映像復号装置17は、メディア多重を行う(ステップS15)。すなわち、メディア多重部29は、復号及び補間された映像、復号された音声、及び、分離等された補助データを、SDI等のフォーマットに多重し外部に出力する。
映像復号装置17は、受信を終了するか否かを判別する(ステップS16)。つまり、次のデータが送られ続けているかどうかを判別する。
映像復号装置17は、受信を終了しない(次のデータが送られ続けている)と判別すると(ステップS16;No)、上述したステップS6に処理を戻し、同様にステップS6〜S16の処理を繰り返す。
一方、受信を終了すると判別した場合(ステップS16;Yes)に、映像復号装置17は、図6の受信復号処理を終了する。
以上のように、図5の送信処理では、瞬断タイミングを推定し、その内容を示す瞬断情報をMPEG2−TSストリームに多重して基地局3に送信する。一方、図6の受信復号処理では、MPEG2−TSストリームから瞬断情報を分離すると、その瞬断情報に基づいて、瞬断により欠損したタイムスタンプ(映像PTS等)を補間する。また、復号した映像と補間したタイムスタンプとから、瞬断により欠損した映像(映像ER)を補間する。
このため、瞬断が生じた場合でも、MPEG2−TSストリーム内部のPCRや映像PTSが不連続とならないため、映像が途切れることがない。また、瞬断解消後においても、映像PTSの再設定等が不要であるため、そのまま映像の表示を継続できる。
この結果、通信衛星を介して移動局1と基地局3との間で映像を伝送する際に、より安定した映像伝送を行うことができる。
上述した実施の形態に係る映像伝送システムでは、移動局1が地上を走行する車両に搭載される場合について説明したが、他の移動体に搭載される場合でも適宜適用可能である。
例えば、移動局1がヘリコプター等に搭載されていてもよい。なおその場合、上述した瞬断タイミング推定部10は、回転翼による通信路の遮断が発生するタイミングを、一例として、ミリ波等を送出し、回転翼にて反射されるミリ波の反射波の受信タイミングから推定することができる。
上述した実施の形態に係る映像伝送システムでは、通信衛星2を介して移動局1と基地局3との間で通信を行う場合について説明したが、通信衛星2以外にも、飛行船等の飛行体や、特定の鉄塔等を介して移動局1と基地局3との間で通信を行う場合にも適宜適用可能である。
その場合、上述した慣性航法装置8は、移動局1の位置情報に加えて、飛行体の位置情報(高度を含めて変動する位置情報)や、鉄塔等の位置情報(高度を含めて固定される位置情報)を、瞬断タイミング推定部10に供給する。
そして、瞬断タイミング推定部10は、慣性航法装置8から供給されるこのような位置情報等に基づいて、瞬断が発生する前に、送信波の瞬断タイミングを検出(推定)する。つまり、移動局1の現在位置や移動方向と、移動局1の周囲に存在する建造物等の情報や、飛行体や鉄塔等の位置情報とアンテナの向き等の情報に従って、送信波の瞬断タイミングを事前に推定する。
このため、飛行体や特定の鉄塔等を介して移動局1と基地局3との間で映像を伝送する場合でも、上記と同様に、より安定した映像伝送を行うことができる。
上述した実施の形態に係る映像伝送システムでは、MPEG2−TSストリームに瞬断情報を多重する場合を一例として説明したが、他の符号化方式のストリームについても適宜適用可能である。例えば、MPEG4−TSストリームに瞬断情報を多重するようにしてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1 移動局
2 通信衛星
3 基地局
6 衛星通信用アンテナ
7 映像符号化装置
8 慣性航法装置
9 移動局送信装置
10 瞬断タイミング推定部
11 瞬断情報多重部
12 送信信号処理部
13 変調部
14 送信部
15 衛星通信用パラボラアンテナ
16 基地局受信装置
17 映像復号装置
18 受信部
19 復調部
20 受信信号処理部
22 瞬断情報分離部
23 メディア分離部
24 タイムスタンプ補間部
25 映像復号部
26 映像補間部

Claims (6)

  1. 移動局と基地局との間で映像を伝送する映像伝送システムであって、
    前記移動局から送信する映像信号が瞬断される瞬断タイミングを推定する瞬断タイミング推定部と、
    推定した前記瞬断タイミングを示す瞬断情報を前記映像信号に多重する瞬断情報多重部と、
    前記瞬断情報が多重された前記映像信号を前記基地局に向けて送信する送信部と、
    前記移動局から送信された前記映像信号を前記基地局にて受信する受信部と、
    受信した前記映像信号から前記瞬断情報を分離する瞬断情報分離部と、
    分離した前記瞬断情報に基づいて、瞬断により欠損した時刻情報を補間するタイムスタンプ補間部と、
    前記瞬断情報が分離された前記映像信号から映像を復号する映像復号部と、
    補間された前記時刻情報と復号された前記映像とに基づいて、瞬断により欠損した映像を補間する映像補間部と、
    を備えることを特徴とする映像伝送システム。
  2. 前記移動局と前記基地局との間の通信は、通信衛星を介して行うものであり、
    前記瞬断タイミング推定部は、前記移動局の位置情報及び、アンテナの向きと前記通信衛星の軌道位置の情報に基づいて、前記映像信号が瞬断される瞬断タイミングを推定し、
    前記送信部は、前記瞬断情報が多重された前記映像信号を前記通信衛星を介して前記基地局に向けて送信し、
    前記受信部は、前記通信衛星を介して前記移動局から送信された前記映像信号を受信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像伝送システム。
  3. 前記瞬断情報多重部は、前記瞬断情報をMPEG2(Moving Picture Experts Group 2)−TSストリーム(トランスポートストリーム)に多重し、
    前記瞬断情報分離部は、前記瞬断情報が多重された前記MPEG2−TSストリームから前記瞬断情報を分離し、
    前記タイムスタンプ補間部は、分離された前記瞬断情報に基づいて、瞬断により欠損したPCR(Program Clock Reference)及び映像PTS(Presentation Time Stamp)を推定し、タイムスタンプ補間を行い、
    前記映像補間部は、復号された前記映像と、タイムスタンプ補間された前記映像PTSとから、瞬断により欠損した映像ES(Elementary Stream)を補間する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の映像伝送システム。
  4. 移動局から基地局に向けて映像を伝送する移動局送信装置であって、
    前記移動局から送信する映像信号が瞬断される瞬断タイミングを推定する瞬断タイミング推定部と、
    推定した前記瞬断タイミングを示す瞬断情報を前記映像信号に多重する瞬断情報多重部と、
    前記瞬断情報が多重された前記映像信号を前記基地局に向けて送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする移動局送信装置。
  5. 移動局から伝送される映像を受信する基地局の映像復号装置であって、
    前記基地局にて受信した、瞬断タイミングを示す瞬断情報が多重された映像信号から、当該瞬断情報を分離する瞬断情報分離部と、
    分離した前記瞬断情報に基づいて、瞬断により欠損した時刻情報を補間するタイムスタンプ補間部と、
    前記瞬断情報が分離された前記映像信号から映像を復号する映像復号部と、
    補間された前記時刻情報と復号された前記映像とに基づいて、瞬断により欠損した映像を補間する映像補間部と、
    を備えることを特徴とする映像復号装置。
  6. 移動局と基地局との間で映像を伝送する映像伝送方法であって、
    前記移動局から送信する映像信号が瞬断される瞬断タイミングを推定する瞬断タイミング推定ステップと、
    推定した前記瞬断タイミングを示す瞬断情報を映像信号に多重する瞬断情報多重ステップと、
    前記瞬断情報が多重された前記映像信号を前記基地局に向けて送信する送信ステップと、
    前記移動局から送信された前記映像信号を前記基地局にて受信する受信ステップと、
    受信した前記映像信号から前記瞬断情報を分離する瞬断情報分離ステップと、
    分離した前記瞬断情報に基づいて、瞬断により欠損した時刻情報を補間するタイムスタンプ補間ステップと、
    前記瞬断情報が分離された前記映像信号から映像を復号する映像復号ステップと、
    補間された前記時刻情報と復号された前記映像とに基づいて、瞬断により欠損した映像を補間する映像補間ステップと、
    を備えることを特徴とする映像伝送方法。
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