JP2013161212A - 携帯情報端末、省電力状態解除装置、省電力状態の解除方法、及びプログラム - Google Patents

携帯情報端末、省電力状態解除装置、省電力状態の解除方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】誤作動により省電力状態の解除が行われることを防止する。
【解決手段】携帯情報端末100は、それぞれ筐体の異なる面に配置されたタッチパネル120及び省電力状態解除ボタン130−1、130−2を備える。携帯情報端末100は、タッチパネル120と省電力状態解除ボタン130−1または省電力状態解除ボタン130−2とが同時にタッチされているときに、携帯情報端末100の省電力状態を解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯情報端末、省電力状態解除装置、省電力状態の解除方法、及びプログラムに関する。
近年、タブレット型の携帯情報端末が普及している。タブレット型の携帯情報端末は、その表面の略全面にLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置が設けられているため、一般的に、他の形状の携帯情報端末と比較して消費電力量が大きい。
そこで、携帯情報端末は省電力化のため、頻繁にその動作状態を省電力状態に移行する。ここで、省電力状態とは、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給するように制御された状態のことである。省電力状態とは、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)で定めるスリーピングモードS0〜S5のうちS1〜S4のことである。スリーピングモードS1とは、CPU(Central Processing Unit)のクロックをオフにした状態のことである。また、スリーピングモードS2とは、CPUへの電力供給を停止した状態のことである。また、スリーピングモードS3(スリープモード)とは、コンピュータの現在状態を示す情報を主記憶装置に記録し、主記憶装置以外のデバイスへの電源供給を停止した状態のことである。また、スリーピングモードS4(ハイバーネーション)とは、コンピュータの現在状態を示す情報を全て不揮発記憶装置に記録し、主記憶装置を含むデバイスへの電源供給を停止した状態のことである。なお、省電力状態は、スタンバイモード、サスペンドモード、休止状態等と呼ばれることがある。
省電力状態を解除する方法としては、携帯情報端末の側面や上面に設けられたボタンのタッチの検知により解除する方法や、内部に配置された振動センサや光センサのセンサ値に基づいて解除する方法が挙げられる。例えば、特許文献1には、携帯情報端末に姿勢センサを配置し、当該姿勢センサによって、利用者が携帯情報端末の画面を見る挙動が検知されたときに、省電力状態の解除方法が開示されている。
特開2007−080219号公報
しかしながら、携帯情報端末のボタンをタッチする方法を用いた場合、例えば携帯情報端末を鞄などに入れて持ち運んだときに、意図せずボタンがタッチされてしまい、省電力状態の解除がされてしまう可能性がある。また、特許文献1などのセンサによる方法を用いた場合、その設定が複雑であり、また持ち運びのときに、意図せずセンサが省電力状態の解除を示すセンサ値を出力してしまう可能性がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する携帯情報端末、省電力状態解除装置、省電力状態の解除方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、それぞれ筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスと、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態の解除を行う省電力状態解除装置とを備え、前記省電力状態解除装置は、前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているときに、省電力状態を解除する省電力状態解除部を備えることを特徴とする携帯情報端末である。
また、本発明は、それぞれ筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスを備える携帯情報端末に設けられる省電力状態解除装置であって、前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているときに、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態を解除する省電力状態解除部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、それぞれ筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスを備える携帯情報端末における、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態の解除方法であって、前記携帯情報端末が、前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているときに、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態を解除することを特徴とする。
また、本発明は、それぞれ筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスを備える携帯情報端末に設けられる省電力状態解除装置を、前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているときに、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態を解除する省電力状態解除部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、誤作動により携帯情報端末の省電力状態の解除が行われることを防止することができる。
本発明の一実施形態による携帯情報端末の外観を示す図である。 本発明の一実施形態による携帯情報端末の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の一実施形態による携帯情報端末の動作を示すフローチャートである。 本発明による携帯情報端末の基本構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態による携帯情報端末100の外観を示す図である。
携帯情報端末100は、外形をなす筐体110、タッチパネル120(第1のタッチ検出デバイス)、2つの省電力状態解除ボタン130−1、130−2(第2のタッチ検出デバイス)、電源ボタン140を備える。以下、省電力状態解除ボタン130−1、130−2を総称して、省電力状態解除ボタン130という。なお、携帯情報端末100の例としては、例えば携帯電話、スマートフォン、携帯ゲーム機、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPCなどが挙げられる。
図1(A)は、筐体110を前面から見た外観図であり、図1(B)は、筐体110を背面から見た外観図である。また、図1(A)の点線部は、筐体110を前面から平面視したときの省電力状態解除ボタン130の位置を示すものであり、図1(B)の点線部は、筐体110を背面から平面視したときのタッチパネル120の位置を示すものである。
タッチパネル120は、筐体110の前面に配置されている。タッチパネル120は、ディスプレイとタッチセンサとを備えた装置であり、利用者に対し情報の提示を行い、また利用者によってタッチされた位置を検出する。なお、本明細書において「タッチ」とは、入力デバイスがタッチパネルやタッチセンサである場合における「接触」並びに「押圧」、及び入力デバイスがボタンやキーである場合における「押下」のことである。
省電力状態解除ボタン130は、筐体110の前面と背中合わせに設けられる面(以下、背面という)のうち、背面に直交する方向である視線方向から筐体110を平面視したときにタッチパネル120と重複する位置に配置されている。ここで、「視線方向から筐体110を平面視したときにタッチパネル120と重複する位置」とは、すなわち、タッチパネル120が配置される位置と背中合わせに重複する筐体110の背面の位置のことである。またこれは、タッチパネル120が配置される位置に対して、前面と背面との間を二等分する対称面で面対称の、筐体110の背面の位置と重複する位置でもある。
なお、省電力状態解除ボタン130は、鞄などに入れて携帯情報端末100を持ち運んだときや携帯情報端末100が机上に載置されたときに誤ってタッチされることを防止するため、筐体110の面よりやや窪んだ位置に設けられることが好ましい。
図2は、本発明の一実施形態による携帯情報端末100の構成を示す概略ブロック図である。なお、図2において太線は電力線を示し、細線は情報線を示す。
携帯情報端末100は、ハードウェアとして、タッチパネル120、省電力状態解除ボタン130、電源ボタン140、CPU150(Central Processing Unit)、省電力状態解除装置160、電力供給装置170を備える。
CPU150は、タッチパネル120からの入力に基づいて携帯情報端末100の動作のための演算処理を行い、タッチパネル120に表示情報を出力する。なお、CPU150は、電源ボタン140の長押しにより実行中の演算を全て中断し、電力供給装置170に対して省電力状態への移行命令を出力する。
省電力状態解除装置160は、省電力状態の解除の判定を行うプロセッサである。省電力状態解除装置160は、タッチパネル120及び省電力状態解除ボタン130のタッチに基づいて省電力状態を解除するか否かを判定し、省電力状態の解除命令を電力供給装置170に出力する。
電力供給装置170は、通常状態においてタッチパネル120、CPU150、省電力状態解除装置160に電力を供給する。また、電力供給装置170は、省電力状態においてタッチパネル120、CPU150、省電力状態解除装置160への電力供給を停止する。
次に、省電力状態解除装置160のソフトウェア構成について説明する。
省電力状態解除装置160は、図示しないROM(Read Only Memory)からプログラムを読み出して実行することで、タッチ位置取得部161、重複判定部162、省電力状態解除部163を備える。
タッチ位置取得部161は、タッチパネル120が検出したタッチ位置を示すタッチ位置情報を取得する。
重複判定部162は、タッチ位置取得部161が取得したタッチ位置情報が、視線方向から筐体110を平面視した場合において省電力状態解除ボタン130の中心位置から所定の距離(例えば、省電力状態解除ボタン130の半径)以内の位置を示すか否かを判定する。
省電力状態解除部163は、重複判定部162により、タッチ位置情報が省電力状態解除ボタン130の中心位置から所定の距離以内の位置を示すと判定された場合に、電力供給装置170に省電力状態の解除命令を出力する。
図3は、本発明の一実施形態による携帯情報端末100の動作を示すフローチャートである。
通常動作時において、利用者によるタッチパネル120のタッチが最後にされた時刻から所定時間(例えば、30秒)の間タッチパネル120のタッチが無かった場合、または電源ボタン140が長押しされた場合、CPU150は、実行中の演算を中断する。CPU150は全ての演算を中断すると、電力供給装置170に省電力状態への移行命令を出力する。電力供給装置170は、CPU150から移行命令を受け付けると、必要最小限の構成要素(例えばメモリ)を除き、CPU150、タッチパネル120、省電力状態解除装置160、その他の構成要素への電力供給を停止する(ステップS1)。
次に、電力供給装置170は、省電力状態解除ボタン130のタッチの有無を判定する(ステップS2)。電力供給装置170は、省電力状態解除ボタン130がタッチされたと判定するまで、ステップS2の判定を継続する(ステップS2:NO)。他方、電力供給装置170は、省電力状態解除ボタン130がタッチされた判定すると(ステップS2:YES)、タッチパネル120及び省電力状態解除装置160への電力供給を開始する(ステップS3)。
電力供給装置170がタッチパネル120及び省電力状態解除装置160への電力供給を開始すると、省電力状態解除装置160のタッチ位置取得部161は、タッチパネル120が利用者によるタッチを検出したか否かを判定する(ステップS4)。タッチ位置取得部161が、タッチパネル120がタッチされていると判定した場合(ステップS4:YES)、タッチパネル120がタッチを検出した位置を示すタッチ位置情報を取得する。
次に、重複判定部162は、タッチ位置取得部161が取得したタッチ位置情報が、視線方向から筐体110を平面視した場合において省電力状態解除ボタン130の中心位置から所定の距離以内の位置を示すか否かを判定する(ステップS5)。すなわち、重複判定部162は、タッチパネル120がタッチを検出した位置が、図1(A)に示す、タッチされている省電力状態解除ボタン130に背合わせとなる破線部内であるか否かを判定する。あるいは、重複判定部162が、視線方向から筐体110を平面視した場合において省電力状態解除ボタン130の中心位置から所定の距離以内にタッチ位置情報が示す位置が存在するか否かを判定しているともいえる。
重複判定部162は、タッチ位置取得部161が取得したタッチ位置情報が省電力状態解除ボタン130の中心位置から所定の距離以内の位置を示すと判定した場合(ステップS5:YES)、省電力状態解除部163は、電力供給装置170に省電力状態の解除命令を出力する。そして、電力供給装置170は、CPU150その他の構成要素への電力供給を開始することで、省電力状態を解除する(ステップS6)。
他方、タッチ位置取得部161が、タッチパネル120がタッチされていないと判定した場合(ステップS4:NO)、または重複判定部162が、タッチ位置取得部161が取得したタッチ位置情報が省電力状態解除ボタン130の中心位置から所定の距離以上離れた位置を示すと判定した場合(ステップS5:NO)、省電力状態が維持されることとなる。
このとき、電力供給装置170は、省電力状態解除ボタン130のタッチ状態が解除されているか否かを判定する(ステップS7)。電力供給装置170は、省電力状態解除ボタン130のタッチが継続されていると判定した場合(ステップS7:YES)、ステップS4に戻り、タッチパネル120のタッチの有無の判定を行う。
他方、電力供給装置170は、省電力状態解除ボタン130のタッチ状態が解除されたと判定した場合(ステップS7:NO)、タッチパネル120及び省電力状態解除装置160への電力供給を停止する(ステップS8)。そして、ステップS2に戻り、省電力状態解除ボタン130のタッチの有無の判定を行う。つまり、省電力状態解除装置160がステップS5の判定を行うときは、必ず省電力状態解除ボタン130がタッチされているとき、すなわちタッチパネル120と省電力状態解除ボタン130とが同時にタッチされているときに限られる。
このように、本実施形態によれば、省電力状態解除装置160は、それぞれ筐体110の異なる面に配置されたタッチパネル120及び省電力状態解除ボタン130が同時にタッチされているときに、携帯情報端末100の省電力状態を解除する。このとき、携帯情報端末100を鞄などに入れて持ち運んだときにも、タッチパネル120と省電力状態解除ボタン130とが同時にタッチされる可能性は低い。これにより携帯情報端末100は、誤作動により省電力状態の解除が行われることを防止することができる。
また、本実施形態によれば、省電力状態解除ボタン130は、筐体110の前面と背中合わせに設けられる背面のうち、視線方向から筐体110を平面視したときにタッチパネル120と重複する位置に配置される。そして、省電力状態解除部163は、視線方向から筐体110を平面視した場合において、タッチパネル120がタッチされた位置と省電力状態解除ボタン130によってタッチが検出される位置との間の距離が所定の距離以内であるときに、省電力状態を解除する。これにより、利用者は、省電力状態解除ボタン130を介して筐体110をつまむことで、単純かつ安定した動作により省電力状態の解除を行うことができる。
また、本実施形態によれば、省電力状態解除装置160は、省電力状態解除ボタン130がタッチされたときに、タッチパネル120のタッチされた位置を取得し、当該位置に基づいて省電力状態の解除の可否を判定する。また、電力供給装置170は、省電力状態において省電力状態解除ボタン130のタッチがされるまでタッチパネル120への電力供給を停止させておく。これにより、携帯情報端末100の消費電力量をさらに低減させることができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
なお、本実施形態では、利用者によるタッチの有無を検出するタッチ検出デバイスとして、タッチパネル120及び省電力状態解除ボタン130の組み合わせを用いる場合を説明したが、これに限らない。例えば、電源ボタン140とタッチパネル120の組み合わせ、電源ボタン140と省電力状態解除ボタン130の組み合わせ、または本実施形態で説明しなかった他のボタンを用いた組み合わせが同時に押下を検出したときに、省電力状態に移行するようにしても、誤作動により省電力状態の解除が行われることを防止することができる。また、電源ボタン140や他のボタンで、タッチパネル120や省電力状態解除装置160への電力供給を開始する点は、本実施形態の発明と同じである。
ただし、この場合、省電力状態解除ボタン130を介して筐体110をつまむことで、単純かつ安定した動作により省電力状態の解除を行うことができるという効果を見込むことはできない。
また、本実施形態では、利用者によってタッチされた位置を検出するタッチセンサとしてタッチパネル120を用いる場合について説明したが、これに限らず、例えば、タッチパネル120に代えて、ディスプレイを有しないタッチパッドを用いても良い。
また、本実施形態では、省電力状態解除ボタン130が物理的に設けられた押しボタンである場合を説明したが、これに限らない。例えば、省電力状態解除ボタン130の代わりにタッチパネル、タッチセンサ、近接センサを用いても良い。なお、省電力状態解除ボタン130の代わりにタッチセンサを用いる場合、省電力状態解除装置160は、タッチパネル120が検出した位置とタッチセンサが検出した位置との距離が所定の距離以内である場合に省電力状態の解除を行うこととなる。
また、本実施形態では、電力供給装置170から省電力状態解除装置160への電力供給がある場合には、必ず省電力状態解除ボタン130がタッチされているため、省電力状態解除装置160が省電力状態解除ボタン130のタッチの有無の判定を行わない場合について説明したが、これに限らない。例えば、電力供給装置170が省電力状態解除ボタン130のタッチの有無に関わらず省電力状態解除装置160に電力を供給している場合(例えば、電力供給装置170に省電力状態解除装置160が含まれる場合)、省電力状態解除装置160は、省電力状態解除ボタン130のタッチの有無を判定し、タッチされていると判定した場合にのみ、省電力状態の解除を行う必要がある。
また、本実施形態では、省電力状態解除ボタン130のタッチの有無の判定の後に、タッチパネル120のタッチの有無の判定を行う場合について説明したが、これに限らず、省電力状態解除ボタン130のタッチの有無の判定の前に、タッチパネル120のタッチの有無の判定を行っても良いし、同時に判定を行っても良い。
《基本構成》
図4は、本発明による携帯情報端末100の基本構成を示す概略ブロック図である。
上述した実施形態では、本発明による携帯情報端末100の一実施形態として図1に示す構成について説明したが、本発明による携帯情報端末100の基本構成は、図4に示すとおりである。
すなわち、本発明による携帯情報端末100は、第1のタッチ検出デバイス、第2のタッチ検出デバイス、及び省電力状態解除装置160を基本構成とする。
第1のタッチ検出デバイスは、筐体110の第1の面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する。なお、第1のタッチ検出デバイスは、上述した実施形態においてタッチパネル120により実装された機構である。
第2のタッチ検出デバイスは、第1の面と異なる第2の面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する。なお、第2のタッチ検出デバイスは、上述した実施形態において省電力状態解除ボタン130により実装された機構である。
省電力状態解除装置160は、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態の解除を行う装置であって、第1のタッチ検出デバイスと第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているときに、省電力状態を解除する省電力状態解除部163を備える。
これにより、携帯情報端末100は、誤作動により省電力状態の解除が行われることを防止することができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
それぞれ筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスと、
必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態の解除を行う省電力状態解除装置と
を備え、
前記省電力状態解除装置は、
前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているときに、省電力状態を解除する省電力状態解除部
を備えることを特徴とする携帯情報端末。
(付記2)
前記第1のタッチ検出デバイスは、筐体の一面である前面に配置され、利用者によってタッチされた位置を検出するタッチセンサであり、
前記第2のタッチ検出デバイスは、前記筐体の前面と背中合わせに設けられる面である背面のうち、当該背面に直交する方向である視線方向から前記筐体を平面視したときに前記第1のタッチ検出デバイスと重複する位置に配置され、
前記省電力状態解除装置の前記省電力状態解除部は、前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているとき、かつ前記視線方向から前記筐体を平面視した場合において、前記第1のタッチ検出デバイスがタッチされた位置と前記第2のタッチ検出デバイスによってタッチが検出される位置との間の距離が所定の距離以内であるときに、省電力状態を解除する
ことを特徴とする付記1に記載の携帯情報端末。
(付記3)
前記省電力状態解除装置は、
前記第2のタッチ検出デバイスがタッチされたときに、前記第1のタッチ検出デバイスのタッチされた位置を取得するタッチ位置取得部と、
前記タッチ位置取得部が取得した位置が、前記視線方向から前記筐体を平面視した場合において前記第2のタッチ検出デバイスによってタッチが検出される位置から所定の距離以内に存在するか否かを判定する重複判定部と
を備え、
前記省電力状態解除部は、前記重複判定部が、前記タッチ位置取得部が取得した位置と前記第2のタッチ検出デバイスによってタッチが検出される位置との距離が所定の距離以内であると判定した場合に、前記省電力状態を解除する
ことを特徴とする付記2に記載の携帯情報端末。
(付記4)
前記第1のタッチ検出デバイス及び前記省電力状態解除装置への電力供給を行う電力供給装置を備え、
前記電力供給装置は、
前記省電力状態に移行したときに前記第1のタッチ検出デバイス及び前記省電力状態解除装置への電力供給を停止し、
前記省電力状態において前記第2のタッチ検出デバイスがタッチされている間、前記第1のタッチ検出デバイス及び前記省電力状態解除装置への電力供給を行う
ことを特徴とする付記2または付記3に記載の携帯情報端末。
(付記5)
携帯情報端末に設けられる省電力状態解除装置であって、
それぞれ前記携帯情報端末の筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスが、同時にタッチされているときに、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態を解除する省電力状態解除部
を備えることを特徴とする省電力状態解除装置。
(付記6)
前記第1のタッチ検出デバイスは、筐体の一面である前面に配置され、利用者によってタッチされた位置を検出するタッチセンサであり、前記第2のタッチ検出デバイスは、前記筐体の前面と背中合わせに設けられる面である背面のうち、当該背面に直交する方向である視線方向から前記筐体を平面視したときに前記第1のタッチ検出デバイスと重複する位置に配置されており、
前記省電力状態解除部は、前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているとき、かつ前記視線方向から前記筐体を平面視した場合において、前記第1のタッチ検出デバイスがタッチされた位置と前記第2のタッチ検出デバイスによってタッチが検出される位置との間の距離が所定の距離以内であるときに、省電力状態を解除する
ことを特徴とする付記5に記載の省電力状態解除装置。
(付記7)
それぞれ筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスを備える携帯情報端末における、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態の解除方法であって、
前記携帯情報端末が、前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているときに、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態を解除する
ことを特徴とする省電力状態の解除方法。
(付記8)
それぞれ筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスを備える携帯情報端末に設けられる省電力状態解除装置を、
前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているときに、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態を解除する省電力状態解除部
として機能させるためのプログラム。
100…携帯情報端末 110…筐体 120…タッチパネル 130、130−1、130−2…省電力状態解除ボタン 140…電源ボタン 150…CPU 160…省電力状態解除装置 161…タッチ位置取得部 162…重複判定部 163…省電力状態解除部 170…電力供給装置

Claims (8)

  1. それぞれ筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスと、
    必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態の解除を行う省電力状態解除装置と
    を備え、
    前記省電力状態解除装置は、
    前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているときに、省電力状態を解除する省電力状態解除部
    を備えることを特徴とする携帯情報端末。
  2. 前記第1のタッチ検出デバイスは、筐体の一面である前面に配置され、利用者によってタッチされた位置を検出するタッチセンサであり、
    前記第2のタッチ検出デバイスは、前記筐体の前面と背中合わせに設けられる面である背面のうち、当該背面に直交する方向である視線方向から前記筐体を平面視したときに前記第1のタッチ検出デバイスと重複する位置に配置され、
    前記省電力状態解除装置の前記省電力状態解除部は、前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているとき、かつ前記視線方向から前記筐体を平面視した場合において、前記第1のタッチ検出デバイスがタッチされた位置と前記第2のタッチ検出デバイスによってタッチが検出される位置との間の距離が所定の距離以内であるときに、省電力状態を解除する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 前記省電力状態解除装置は、
    前記第2のタッチ検出デバイスがタッチされたときに、前記第1のタッチ検出デバイスのタッチされた位置を取得するタッチ位置取得部と、
    前記タッチ位置取得部が取得した位置が、前記視線方向から前記筐体を平面視した場合において前記第2のタッチ検出デバイスによってタッチが検出される位置から所定の距離以内に存在するか否かを判定する重複判定部と
    を備え、
    前記省電力状態解除部は、前記重複判定部が、前記タッチ位置取得部が取得した位置と前記第2のタッチ検出デバイスによってタッチが検出される位置との距離が所定の距離以内であると判定した場合に、前記省電力状態を解除する
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯情報端末。
  4. 前記第1のタッチ検出デバイス及び前記省電力状態解除装置への電力供給を行う電力供給装置を備え、
    前記電力供給装置は、
    前記省電力状態に移行したときに前記第1のタッチ検出デバイス及び前記省電力状態解除装置への電力供給を停止し、
    前記省電力状態において前記第2のタッチ検出デバイスがタッチされている間、前記第1のタッチ検出デバイス及び前記省電力状態解除装置への電力供給を行う
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の携帯情報端末。
  5. 携帯情報端末に設けられる省電力状態解除装置であって、
    それぞれ前記携帯情報端末の筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスが、同時にタッチされているときに、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態を解除する省電力状態解除部
    を備えることを特徴とする省電力状態解除装置。
  6. 前記第1のタッチ検出デバイスは、筐体の一面である前面に配置され、利用者によってタッチされた位置を検出するタッチセンサであり、前記第2のタッチ検出デバイスは、前記筐体の前面と背中合わせに設けられる面である背面のうち、当該背面に直交する方向である視線方向から前記筐体を平面視したときに前記第1のタッチ検出デバイスと重複する位置に配置されており、
    前記省電力状態解除部は、前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているとき、かつ前記視線方向から前記筐体を平面視した場合において、前記第1のタッチ検出デバイスがタッチされた位置と前記第2のタッチ検出デバイスによってタッチが検出される位置との間の距離が所定の距離以内であるときに、省電力状態を解除する
    ことを特徴とする請求項5に記載の省電力状態解除装置。
  7. それぞれ筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスを備える携帯情報端末における、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態の解除方法であって、
    前記携帯情報端末が、前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているときに、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態を解除する
    ことを特徴とする省電力状態の解除方法。
  8. それぞれ筐体の異なる面に配置され、利用者によるタッチの有無を検出する第1のタッチ検出デバイス及び第2のタッチ検出デバイスを備える携帯情報端末に設けられる省電力状態解除装置を、
    前記第1のタッチ検出デバイスと前記第2のタッチ検出デバイスとが同時にタッチされているときに、必要最小限の構成要素にのみ電力を供給する省電力状態を解除する省電力状態解除部
    として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200491755Y1 (ko) * 2019-02-21 2020-06-04 이동현 휴대단말기의 배터리 절약 장치

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