JP2013161009A - レンズシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】オートフォーカス機能を有するズームレンズにおいて複数の異なるフォーカス位置を持つ被写体に対して意図しない合焦を防ぐことが可能なレンズシステムを提供すること。
【解決手段】オートフォーカス時のフォーカスレンズ作動範囲を焦点距離を基準に変更する。より具体的には、記憶部に記憶された焦点距離範囲内の焦点距離ではフォーカス範囲設定部にて設定されたフォーカス範囲内で目標となるフォーカス位置を生成し、生成された目標フォーカス位置へフォーカスレンズ群を制御することを特徴とする構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビレンズ、ビデオレンズなどに用いられる動画撮影を可能とするレンズシステム及びその合焦制御方法に関するものである。
現在、カメラやレンズを用いた撮像システムにおいて、ピントを自動的に合わせるようにフォーカスを制御するオートフォーカスシステムが発明されている。このオートフォーカスシステムには、スイッチ等の操作により1度だけ合焦動作を行うワンショットAFと、常に合焦動作を行うフルタイムAFがあり、特に動画の撮影にはフルタイムAFの要求が高まっている。
しかし、フルタイムAFでは、撮影条件によっては操作者の意図しない位置にフォーカスが制御されてしまう、といった事態が発生することがある。例えば、野球中継などでバッターを撮影しようとした場合、バッターの背景の観客等に輝度が高い被写体があると、輝度が高い被写体にフォーカスが合ってしまい本来の被写体であるバッターがボケてしまう。また、サッカーの撮影でフィールドから選手を撮影する場合には目的の選手の手前を別の選手が横切った場合等は手前の選手にフォーカスが合ってしまう等、意図しない位置にフォーカスが合ってしまうと、非常に不快な映像となり、大きな問題となる。
例えば、特許文献1ではオートフォーカスの作動範囲を予め設定しておくことで意図しない被写体への合焦を防ぐ提案が開示されている。
また、特許文献2では撮影シーンに応じてカメラのパン、チルト、ズーム位置を予め記憶し、簡単な操作で予め記憶した撮影位置へカメラを動作させ、かつプリセット動作中のオートフォーカス作動範囲を予め記憶されているプリセット位置を含む比較的狭い範囲に制限することで、意図しない被写体への合焦を防ぐ提案が開示されている。
特開2006−106356号公報 特開2007−178577号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、予め設定した作動範囲内にオートフォーカスの作動範囲を制限してしまうため、複数のフォーカス位置に対して作動範囲を制限するためには、フォーカス作動を制限する範囲を広げる必要が生じるため目的である意図しない被写体への合焦を防ぐことが不可能になってしまう。
そこで、本発明の目的は、オートフォーカス機能を有するズームレンズにおいて複数の異なるフォーカス位置を持つ被写体に対して意図しない合焦を防ぐことが可能なレンズシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ズーミング機能を司るレンズ群と前記レンズ群の光軸上の位置を検出するズーム位置検出部と、前記レンズ群を制御する信号を生成するズーム制御信号生成部と、前記ズーム制御信号によりズームレンズ群を駆動するズーム駆動部と、合焦するフォーカス位置を検出する合焦位置検出部と、合焦動作を有効とする合焦動作フォーカス範囲を設定するフォーカス範囲設定部と、前記合焦位置検出部から得られる合焦フォーカス位置と前記フォーカス範囲制御手段から算出される合焦動作フォーカス範囲から、目標となるフォーカス位置を生成する目標フォーカス位置生成部と、目標フォーカス位置へフォーカスレンズ群を制御する信号を生成するフォーカス制御信号生成部と、生成された制御信号によりフォーカスレンズ群を駆動するフォーカス駆動部と、挿脱式の焦点距離変換光学系による光学焦点距離変換レンズ群と、挿入された光学焦点距離変換レンズを検知する検知部と、焦点距離の範囲を設定する焦点距離範囲設定部と、記憶された焦点距離範囲を有効・無効にする焦点距離範囲設定解除部と各部で設定された値を記憶する記憶部と、を有し、記憶部に記憶された焦点距離範囲内の焦点距離ではフォーカス範囲設定部にて設定されたフォーカス範囲内で目標となるフォーカス位置を生成し、生成された目標フォーカス位置へフォーカスレンズ群を制御することを特徴とする。
本発明によれば、オートフォーカス機能を有するズームレンズにおいて複数の異なるフォーカス位置を持つ被写体に対しても意図しない合焦を防ぐことが可能なレンズシステムを提供することができる。
実施例1の構成を表すブロック図。 実施例1の動作フローチャート図。 位相差量の説明図。 実施例1の焦点距離範囲を記憶する動作のフローチャート。 実施例1の焦点距離とフォーカス作動範囲の関係。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態にかかわるレンズシステムを表すブロック図である。
[実施例1]
以下、図1を参照して、本発明の第1の実施例による、レンズシステムの構成について説明する。
1はレンズの結像位置を可変とするフォーカスレンズ群であり、2はレンズの焦点距離を可変させることができるズームレンズ群である。これらのレンズ群を通過した光は、分光プリズム3にて、2つの光に分配される。1つ目の光は、分光プリズム3を透過し、挿脱式の焦点距離変換光学系による光学焦点距離変換レンズ群6(以下IE部と呼称)及びリレー7を通り、カメラ40に搭載されているCCD8に入力される。
一方、2つ目の光は、分光プリズム3にて反射し、位相差検出レンズ群4を通り、位相差検出センサ5に入力される。位相差検出センサ5では、光軸対称となる2つの光束をそれぞれ複数の光電変換素子(以下画素と呼ぶ)に入力させ、この画素から得られるそれぞれの光量に相当する電気信号を生成する。ここで得られた信号はA/D変換器14を通して、CPU15に入力される。
11はズームレンズ群2の位置を電圧に変換するズーム位置検出器であり、A/D変換器14でデジタル信号に変換され、CPU15に入力される。12はフォーカスレンズ群1の位置を電圧に変換するフォーカス位置検出器であり、ズームと同様にA/D変換器14でデジタル信号に変換され、CPU15に入力される。さらに13はIE部6のレンズ群の位置を電圧に変換するIE位置検出器であり、前述のズームやフォーカスと同様にA/D変換器14でデジタル信号に変換され、CPU15に入力される。
またCPU15ではズームレンズ、フォーカスレンズ、IEを駆動するための制御信号の生成も行っている。フォーカスレンズ制御信号はCPU15からD/A変換機18へ送られアナログ信号に変換され、さらにフォーカス駆動回路17を介してフォーカスモータ16に出力され、フォーカスレンズ群1を駆動する駆動力に変換される。同様にズームレンズ制御信号はCPU15からD/A変換機18でアナログ信号に変換され、ズーム駆動回路20を介してズームモータ19に出力され、ズームレンズ群2を駆動する駆動力に変換される。IE部の制御についても同様に、IE部制御信号はCPU15からD/A変換機18でアナログ信号に変換され、IE部駆動回路22を介してIEモータ21に出力され、IE部6を駆動する駆動力に変換されている。
次に23は焦点距離範囲の幅を設定する焦点距離範囲設定部である。焦点距離範囲設定部で設定された信号は、A/D変換器14を通して、操作量がデジタル信号に変換され、CPU15に入力される。ここで設定しCPU15により記憶部27に記憶された焦点距離範囲内にレンズが位置する場合には、後述するフォーカスの合焦点動作を行うフォーカスの範囲が制限される。
24は合焦動作を行うフォーカスの範囲の幅を決定するフォーカス範囲設定部である。前述のズーム範囲設定部と同様にA/D変換器14を通して、操作量がデジタル信号に変換され、CPU15に入力される。25は焦点距離範囲設定部により設定された焦点距離範囲の制限を有効とするか無効とするかを設定する焦点距離範囲設定解除部である。26は設定した焦点距離範囲の値を後述の記憶部27へ記憶するためのメモリスイッチである。27は設定された焦点距離範囲等の値を記憶しておくための記憶部である。
図2のフローチャートはCPU15で行うソフトウェア処理の一例を示している。ここからCPU15で行うソフトウェア処理について詳細に説明する。
ズームレンズ30に電源が投入されると、CPU15はSTEP101にすすみ、CPU内部のレジスタやメモリ等を初期化する。STEP102、STEP103では、フォーカスを制御するための目標となる目標フォーカス位置Fxを現在のフォーカス位置Fに初期化する。
次に、STEP104に進み、光軸対称となる2つの光束の位相差量Xを算出する。位相差量の算出は以下の処理により求める。はじめに位相差検出センサ5から、複数の画素によって得られた信号を取得し、図3のような2つの光束に対応する輝度レベル特性を得る。次に片方の輝度レベル特性をソフトウェア処理により擬似的にシフトし、2つの輝度レベル特性の重なった部分(図3の斜線部分)が最大となるシフト量を位相差量Xとする。
続いて、STEP105、STEP106に進み、ズーム位置検出器11、フォーカス位置検出器12により取得したズーム位置Zとフォーカス位置Fをそれぞれ取得する。そしてSTEP107でSTEP104〜STEP106で取得したデータX、Z、Fから合焦するために必要なデフォーカス量を算出する。ここでのデフォーカス量とは、CCD7の面から結像面までの距離であり、フォーカスレンズ群1の機構的な移動量とは異なる量である。デフォーカス量をDとするとDの算出は、以下の式により求める。
D=k1*(X-Func1(Z,F))
k1は位相差量からデフォーカス量に変換する係数であり、固定値として計算する。関数Func1は、ズーム位置Z及びフォーカス位置Fによって決まる位相差量のオフセット量であり、テーブルデータとしてCPU内で格納している。k1、Func1はいずれもフォーカスレンズ群1、ズームレンズ群2、位相差検出レンズ群5の光学構成によって決定される。
STEP108では、デフォーカス量Dを機構的なフォーカスレンズ群1の位置差に相当する量に変換する。フォーカス位置差をΔFとするとΔFは以下の式を用いて算出する。
ΔF=D*Func2(Z,F)
関数Func2()は、ズーム位置Zやフォーカス位置Fに依存し、光学的なフォーカス位置差であるデフォーカス量から、それに対応する機構的なフォーカス位置差に変換する係数であり、Func1()と同様に、テーブルデータとしてCPU内で格納する。
STEP109では、図1における焦点距離範囲設定解除部での設定値を取得し、記憶された焦点距離範囲内においてフォーカスの合焦動作に制限を有効にするか否かを判断する。有効の場合はSTEP110へ進み、無効と判断された場合はSTEP117へ進む。
STEP110では図1におけるIE位置検出器の信号からIEの位置を取得する。IEの位置と倍率は予め設定されているものとすると、取得したIEの位置及びSTEP105で取得したズームの位置Zから焦点距離fを算出する。焦点距離をf、IEの倍率をKieとするとfは以下の式を用いて算出する。
f=Kie*Func3(Z)
ここでFunc3はIEの倍率が1x場合のズームの位置Zと焦点距離fの関係示す関数である。テーブルデータ等としてCPUに格納しても同様である。
STEP111では図1における記憶部27から記憶されている焦点距離範囲を取得している。さらにSTEP112ではSTEP110で算出した焦点距離とSTEP111で取得した要点距離を比較し、STEP110で算出した焦点距離がSTEP111で取得した焦点距離範囲内に含まれている場合はSTEP113へ進み、範囲外の場合はSTEP117へ進む。
STEP113では図1におけるフォーカス範囲設定部24での設定値Aを取得する。次のSTEP114で、デフォーカス量に変換する定数k2を用いて、合焦動作を有効とするデフォーカス範囲Dmax、Dminを以下の式より算出する。
Dmax=k2×A
Dmin=‐k2×A
続くSTEP115では求められた合焦動作を有効とする範囲を算出する。算出にはSTEP108で用いたテーブルデータFunc2()を用いて、以下の式より算出する。
ΔFmax=Dmax×Func2(Z,F)
ΔFmin=Dmin×Func2(Z,F)
これらΔFmax、ΔFminから、合焦動作フォーカス範囲は(F+ΔFmin)〜(F+ΔFmax)となる。
なお本実施例では、合焦動作フォーカス範囲をデフォーカス量で至近側と無限側で同量としたが、以下の式を用い、フォーカスレンズ群の位置差で至近側と無限側で同量としてもよい。
ΔFmax==k2’×A
ΔFmin==‐k2’×A
位相差センサにより算出した合焦フォーカス指示位置は、現在のフォーカス位置Fからデフォーカス量Dに相当するフォーカス位置差ΔFを足したもの、即ち(F+ΔF)となる。そこで、STEP116で合焦フォーカス指示位置(F+ΔF)と合焦動作フォーカス範囲(F+ΔFmin)〜(F+ΔFmax)を比較する。範囲内に入っている場合STEP117へ進み、目標フォーカス位置Fxを合焦フォーカス指示位置(F+ΔF)に更新する。一方、STEP116で範囲外と判断された場合、合焦フォーカス指示位置(F+ΔF)は無効とするため、目標フォーカス位置Fxは更新せずに、STEP118へ進む。
STEP117では、設定された目標フォーカス位置Fxにフォーカスレンズ群1を駆動するために、制御信号を生成し、STEP119でD/A変換器に出力する。そして、再びSTEP104に戻り、同様の処理を繰り返す。
図4のフローチャートは設定された焦点距離範囲を記憶部へ記憶する処理の一例を示している。本実施例においてはフォーカスの合焦点範囲を制限する焦点距離の位置を予め取得し、記憶しておく必要がある。操作者はズームを操作し撮影したいフレームを決定した後に同図で示されているフローを行う。STEP201では図1におけるメモリスイッチ26の状態を取得している。メモリスイッチがON状態の時は現在の焦点距離範囲を算出・記憶を行うためSTEP202へ進む。メモリスイッチがOFFの時は何も処理を行わない。CPU15では一定時間毎の図4のフローチャートで示されている処理を行っている。
STEP202では図1におけるズーム位置検出器11からズーム位置Zを取得する。STEP203では図1におけるズーム範囲設定部23での設定値Bを取得する。STEP204ではIEの位置を取得し、倍率Kieを求めている。次のSTEP205ではSTEP202〜STEP204で取得された値からフォーカスの合焦範囲を制限する焦点距離の範囲を算出する。STEP203で取得したズーム位置ZとSTEP204で取得したIE倍率Kieから現在の焦点距離をfとすると
f=Kie*Func3(Z)
また、焦点距離の範囲を求めるため、現在の焦点距離におけるオフセット量Δfを以下の式で算出する。
Δf=B*Func4(f)
ここでBはSTEP203で取得した操作量であり、fは現在の焦点距離、Fucn4(f)は焦点距離fの位置における焦点距離のオフセット量を表す関数である。次に焦点距離の最大値、最小値を以下の式から算出する。
fmax=f+Δf
fmin=f−Δf
STEP206では求められたfmaxとfminを1つの組として図1における記憶部27へ記憶する
以上説明した実施例1における焦点距離とフォーカス作動範囲の関係を図5に示す。同図は焦点距離範囲設定解除部がON状態における焦点距離とフォーカス作動範囲の関係を示している同図において横軸は広角端から望遠端までの焦点距離を表し、縦軸はAF動作におけるフォーカスの作動範囲を表している。現在の焦点距離fとしたときに焦点距離fが記憶されているズーム範囲fminとfmaxの範囲内に位置している場合は、合焦動作フォーカス範囲の制限が有効になる。さらに現在のフォーカス位置をFに対するデフォーカス量をDとし、デフォーカス量Dに相当するフォーカス位置差をΔFとしたとき、合焦するフォーカス位置、F+ΔFが合焦動作フォーカス範囲(F+ΔFmin)〜(F+ΔFmax)の範囲内である場合のみAF動作が作動する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 フォーカスレンズ群
2 ズームレンズ群
3 分光プリズム
4 位相差検出レンズ群
5 位相差検出センサ
6 IE部
7 リレーレンズ
8 CCD
11 ズーム位置検出器
12 フォーカス位置検出器
13 IE位置検出器
14 A/D変換器
15 CPU
16 フォーカス駆動用モータ
17 フォーカス駆動回路
18 D/A変換器
19 ズーム駆動用モータ
20 ズーム駆動回路
21 IE駆動用モータ
22 IE駆動回路
23 焦点距離範囲範囲設定部
24 フォーカス範囲設定部
25 焦点距離範囲設定解除部
26 メモリスイッチ
27 記憶部
30 ズームレンズ
40 カメラ

Claims (5)

  1. ズーミング機能を司るレンズ群と
    前記レンズ群の光軸上の位置を検出するズーム位置検出部と、
    前記レンズ群を制御する信号を生成するズーム制御信号生成部と、
    前記ズーム制御信号によりズームレンズ群を駆動するズーム駆動部と、
    合焦するフォーカス位置を検出する合焦位置検出部と、
    合焦動作を有効とする合焦動作フォーカス範囲を設定するフォーカス範囲設定部と、
    前記合焦位置検出部から得られる合焦フォーカス位置と前記フォーカス範囲制御手段から算出される合焦動作フォーカス範囲から、目標となるフォーカス位置を生成する目標フォーカス位置生成部と、
    目標フォーカス位置へフォーカスレンズ群を制御する信号を生成するフォーカス制御信号生成部と、
    生成された制御信号によりフォーカスレンズ群を駆動するフォーカス駆動部と、
    挿脱式の焦点距離変換光学系による光学焦点距離変換レンズ群と、
    挿入された光学焦点距離変換レンズを検知する検知部と、
    焦点距離の範囲を設定する焦点距離範囲設定部と、記憶された焦点距離範囲を有効・無効にする焦点距離範囲設定解除部と、
    各部で設定された値を記憶する記憶部と、
    を有し、記憶部に記憶された焦点距離範囲内の焦点距離ではフォーカス範囲設定部にて設定されたフォーカス範囲内で目標となるフォーカス位置を生成し、生成された目標フォーカス位置へフォーカスレンズ群を制御することを特徴とするレンズシステム。
  2. 焦点距離範囲設定解除部において記憶部に記憶された焦点距離の範囲を有効と設定された場合のみ、記憶された焦点距離の範囲内の焦点距離では、フォーカス範囲設定部にて設定されたフォーカス範囲内で目標となるフォーカス位置を生成し、生成された目標フォーカス位置へフォーカスレンズ群を制御することを特徴とする請求項1に記載のレンズシステム。
  3. 記憶部では、複数の焦点距離範囲に対して、焦点距離の範囲を設定する焦点距離範囲設定部で設定された焦点距離範囲とフォーカス範囲の制限とを記憶することを特徴とする請求項1に記載のレンズシステム。
  4. 設定・記憶されている複数の焦点距離の範囲及びフォーカス範囲において、隣あう2つの焦点距離範囲の間では、記憶された焦点距離範囲とフォーカス範囲、各々の範囲の幅を端点として作動範囲の幅の補間を行っていることを特徴とする請求項1に記載のレンズシステム。
  5. 請求項1に記載のレンズシステムと前記レンズシステムの水平方向の位置、垂直方向の傾きを検出できる検出器を備えたレンズシステムにおいて、
    レンズの水平方向の位置、及び垂直方向の位置、及び焦点距離設定部により設定された焦点距離範囲を合わせて記憶し、焦点距離範囲設定解除部において記憶部に記憶された焦点距離の範囲を有効と設定された場合では、レンズの水平方向の位置及び水平方向の傾きの近傍でかつ記憶された焦点距離の範囲内においてフォーカス範囲設定部にて設定されたフォーカス範囲内で目標となるフォーカス位置を生成し、生成された目標フォーカス位置へフォーカスレンズ群を制御することを特徴とするレンズシステム。
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