JP2013160483A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デフロスト運転が行われる熱交換部に対する送風を抑制することによって霜の除去を短時間で行うことができる空気調和装置を提供する。
【解決手段】空気調和装置は、互いに異なるパスで冷媒が供給される複数の熱交換部17を有する熱源側熱交換器8と、この熱源側熱交換器8に対して送風する送風機10と、一部の熱交換部17を用いて暖房運転を行っている間に、冷媒の熱を利用して他の熱交換部17に対してデフロスト運転を行う部分デフロスト手段50と、デフロスト運転が行われる熱交換部17への送風を遮り、暖房運転に用いられる熱交換部17への送風を許容する遮蔽機構40とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】空気調和装置は、互いに異なるパスで冷媒が供給される複数の熱交換部17を有する熱源側熱交換器8と、この熱源側熱交換器8に対して送風する送風機10と、一部の熱交換部17を用いて暖房運転を行っている間に、冷媒の熱を利用して他の熱交換部17に対してデフロスト運転を行う部分デフロスト手段50と、デフロスト運転が行われる熱交換部17への送風を遮り、暖房運転に用いられる熱交換部17への送風を許容する遮蔽機構40とを備える。
【選択図】 図3
Description
本発明は、空気調和装置に関する。特に、互いに異なったパスで冷媒が供給される複数の熱交換部からなる熱源側熱交換器を備え、熱交換部ごとにデフロスト運転を行うことが可能な空気調和装置に関する。
従来、四路切換弁によって冷媒の流れを切り替えることで冷房運転と暖房運転とを行うことが可能な空気調和装置が知られている。この空気調和装置によって外気温度が低い環境下で暖房運転を行うと、室外機の熱交換器に霜が付着してしまうことがある。このような霜の付着は熱交換効率の悪化を招くため、空気調和装置には、通常、霜を除去するためのデフロスト(除霜)機能が備わっている。
デフロスト機能の1つとして逆サイクルデフロスト運転があり、これは室外機の熱交換器のフィン等の温度が所定温度となったときに、四路切換弁を切り換えることによって一時的に室内側を冷房運転とし、室外機の熱交換器に高温高圧のガス状冷媒を供給することで霜を溶かし、除去する方法である。しかし、この逆サイクルデフロスト運転を行っている間は暖房運転を行うことができないので、室内の快適性を損なうおそれがあった。
そのため、暖房運転を継続しながらデフロスト運転を可能にする技術が種々提案されている。例えば、下記特許文献1には、互いに異なったパスで冷媒が供給される複数の熱交換器(熱交換部)を有する室外熱交換器を備え、一部の熱交換器を用いて暖房運転を行いながら、他の熱交換器に対してデフロスト運転を行うことが可能な空気調和装置が開示されている。具体的に、特許文献1の空気調和装置は、圧縮機から吐出された高温の冷媒の一部を当該他の熱交換器に供給し、この冷媒の熱によって当該他の熱交換器に付着した霜を溶かすように構成されている。
特許文献1の空気調和装置は、室外機の内部に外気を取り込む送風ファンを備え、この送風ファンによって生成された風を室外熱交換器に当てることによって、暖房運転に用いられる一部の熱交換器を流れる冷媒と外気との間の熱交換が促進されている。
しかしながら、送風ファンによって生成された風は、デフロスト運転が行われる他の熱交換器にも当たるため、この熱交換器を流れる冷媒の熱が外気に積極的に奪われてしまい、除霜の効率が低下して全ての霜を溶かすために長時間を要するという欠点がある。
しかしながら、送風ファンによって生成された風は、デフロスト運転が行われる他の熱交換器にも当たるため、この熱交換器を流れる冷媒の熱が外気に積極的に奪われてしまい、除霜の効率が低下して全ての霜を溶かすために長時間を要するという欠点がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、デフロスト運転が行われる熱交換部に対する送風を抑制することによって霜の除去に要する時間を短縮することができる空気調和装置を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る空気調和装置は、互いに異なるパスで冷媒が供給される複数の熱交換部を有する熱源側熱交換器と、この熱源側熱交換器に対して送風する送風機と、一部の熱交換部を用いて暖房運転を行っている間に、冷媒の熱を利用して他の熱交換部に対してデフロスト運転を行う部分デフロスト手段とを備えている空気調和装置において、
デフロスト運転が行われる熱交換部への送風を遮り、暖房運転に用いられる熱交換部への送風を許容する遮蔽機構を備えていることを特徴とする。
デフロスト運転が行われる熱交換部への送風を遮り、暖房運転に用いられる熱交換部への送風を許容する遮蔽機構を備えていることを特徴とする。
本発明の空気調和装置によれば、デフロスト運転が行われる熱交換部への送風を遮蔽機構が遮るので、当該熱交換部を流れる冷媒の熱が外気に奪われるのを抑制し、除霜に要する時間を短縮することができる。一方、遮蔽機構は、暖房運転に用いられる熱交換部への送風は許容するので、当該熱交換部を流れる冷媒と外気との熱交換が促進され、暖房能力が低下することはほとんどない。
(2)前記遮蔽機構は、前記熱交換部への送風を遮る閉状態と送風を許容する開状態とに切替可能な遮蔽部を備えていてもよい。
この構成によれば、遮蔽部を一定の位置に留めたまま開状態と閉状態とを切り替えることが可能となる。そのため、例えば、遮蔽部が暖房運転に用いられる熱交換部に対応して配置されている場合には、その位置から退避することなく当該熱交換部に対する送風を許容することができ、退避スペースを確保する必要がない。
この構成によれば、遮蔽部を一定の位置に留めたまま開状態と閉状態とを切り替えることが可能となる。そのため、例えば、遮蔽部が暖房運転に用いられる熱交換部に対応して配置されている場合には、その位置から退避することなく当該熱交換部に対する送風を許容することができ、退避スペースを確保する必要がない。
(3)前記遮蔽部は、全ての熱交換部に対応する範囲で形成されるとともに、熱交換部ごとに前記開状態と前記閉状態とを切替可能に構成されていてもよい。
この構成によれば、全ての熱交換部に対して遮蔽部を一定の位置に据え付けることができ、遮蔽部自体を移動させる必要がないので、遮蔽機構における可動部分を少なくし、耐久性を高めることができる。
この構成によれば、全ての熱交換部に対して遮蔽部を一定の位置に据え付けることができ、遮蔽部自体を移動させる必要がないので、遮蔽機構における可動部分を少なくし、耐久性を高めることができる。
(4)前記遮蔽部は、一の熱交換部に対応する範囲で形成されるとともに、複数の熱交換部にわたって移動可能に構成されていてもよい。
このような構成によって、遮蔽部を小型化することができるとともに、当該遮蔽部が配置されていない熱交換部に対しては当該遮蔽部が障害となることもないので、熱交換効率を高めることができる。
このような構成によって、遮蔽部を小型化することができるとともに、当該遮蔽部が配置されていない熱交換部に対しては当該遮蔽部が障害となることもないので、熱交換効率を高めることができる。
(5)前記遮蔽部は、並べて設けられた複数の遮蔽部材と、各遮蔽部材をそれぞれ回動させて前記開状態と前記閉状態とを切り替える駆動機構とを備えていることが好ましい。
このような構成によって、各遮蔽部材を小型化して回動(開閉)に必要なスペースを小さくすることができ、遮蔽機構を収容する空気調和装置(室外機)の大型化を抑制することができる。
このような構成によって、各遮蔽部材を小型化して回動(開閉)に必要なスペースを小さくすることができ、遮蔽機構を収容する空気調和装置(室外機)の大型化を抑制することができる。
(6)前記駆動機構は、前記複数の遮蔽部材を連動して回動させる連動部材を備えていることが好ましい。
このような構成によって、モータ等の駆動装置の数を少なくし、コスト低減を図ることができる。
このような構成によって、モータ等の駆動装置の数を少なくし、コスト低減を図ることができる。
(7)前記遮蔽部は、前記熱交換部の表面に沿って伸縮する遮蔽部材と、この遮蔽部材を伸縮させることによって前記開状態と前記閉状態とを切り替える駆動機構とを備えていてもよい。
(8)前記遮蔽機構は、一の熱交換部に対応する範囲で形成されるとともに、複数の熱交換部にわたって移動可能に構成された遮蔽部材を備えていてもよい。
このような構成によって、遮蔽部材を小型化し、遮蔽機構の構造を簡素化することができる。
このような構成によって、遮蔽部材を小型化し、遮蔽機構の構造を簡素化することができる。
(9)前記部分デフロスト手段は、暖房運転に用いられる一部の熱交換部とデフロスト運転が行われる他の熱交換部とを直列に接続し、当該他の熱交換部から当該一部の熱交換部へ冷媒を流し、当該他の熱交換部において冷媒を凝縮して過冷却したのち、当該一部の熱交換部において当該冷媒を蒸発させるデフロスト回路を有していてもよい。
この構成によれば、冷媒の略全量を、暖房運転に用いられる一部の熱交換部や利用側の熱交換器(室内熱交換器)に供給することができるので、従来のように圧縮機から吐出される冷媒の一部をデフロスト運転のためだけに用いる場合に比べて、暖房能力の低下を抑制することができる。
この構成によれば、冷媒の略全量を、暖房運転に用いられる一部の熱交換部や利用側の熱交換器(室内熱交換器)に供給することができるので、従来のように圧縮機から吐出される冷媒の一部をデフロスト運転のためだけに用いる場合に比べて、暖房能力の低下を抑制することができる。
本発明によれば、デフロスト運転が行われる熱交換部に対する送風を抑制することによって霜の除去に要する時間を短縮することができる。
[冷媒回路の構成]
まず、本発明の空気調和装置に適用することが可能な冷媒回路の一例を、図19を参照して説明する。図19は、デフロスト運転が可能な空気調和装置の冷媒回路を示す模式図である。
空気調和装置1は、室外機2と室内機3とを有するセパレートタイプであり、室外機2と室内機3との間で冷媒を流通できるように冷媒回路(主冷媒回路)4が形成されている。
まず、本発明の空気調和装置に適用することが可能な冷媒回路の一例を、図19を参照して説明する。図19は、デフロスト運転が可能な空気調和装置の冷媒回路を示す模式図である。
空気調和装置1は、室外機2と室内機3とを有するセパレートタイプであり、室外機2と室内機3との間で冷媒を流通できるように冷媒回路(主冷媒回路)4が形成されている。
室外機2には、圧縮機6、四路切換弁7、室外熱交換器(熱源側熱交換器)8、室外膨張弁9等が設けられ、これらは冷媒配管21によって接続されている。また、室外機2には、送風ファン10が設けられている。室内機3には、室内膨張弁14及び室内熱交換器(利用側熱交換器)11等が設けられている。四路切換弁7と室内熱交換器11とはガス側冷媒連絡配管12により接続され、室内膨張弁14と室外膨張弁9とは液側冷媒連絡配管13により接続されている。
上記構成の空気調和装置1において、冷房運転を行う場合には、四路切換弁7が図19において点線で示す状態に保持される。そして、圧縮機6から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、点線矢印で示すように、四路切換弁7を経て室外熱交換器8に流入し、送風ファン10の作動により室外空気と熱交換して凝縮・液化する。液化した冷媒は、全開状態の室外膨張弁9を通過し、液側冷媒連絡配管13を通って室内機3に流入する。室内機3において、冷媒は、室内膨張弁14で所定の低圧に減圧され、さらに室内熱交換器11で室内空気と熱交換して蒸発する。そして、冷媒の蒸発によって冷却された室内空気は、図示しない室内ファンによって室内に吹き出され、当該室内を冷房する。また、室内熱交換器11で蒸発して気化した冷媒はガス側冷媒連絡配管12を通って室外機2に戻り、四路切換弁7を経て圧縮機6に吸い込まれる。
他方、暖房運転を行う場合には、四路切換弁7が図19において実線で示す状態に保持される。そして、圧縮機6から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、実線矢印で示すように、四路切換弁7を経て室内機3の室内熱交換器11に流入し、室内空気と熱交換して凝縮・液化する。冷媒の凝縮によって加熱された室内空気は、室内ファンによって室内に吹き出され、当該室内を暖房する。室内熱交換器11において液化した冷媒は、全開状態の室内膨張弁14から液側冷媒連絡配管13を通って室外機2に戻る。室外機2に戻った冷媒は、室外膨張弁9で所定の低圧に減圧され、さらに室外熱交換器8で室外空気と熱交換して蒸発する。そして、室外熱交換器8で蒸発して気化した冷媒は、四路切換弁7を経て圧縮機6に吸い込まれる。
上記空気調和装置1は、室外熱交換器8が、互いに異なったパスで冷媒が供給される複数の熱交換部17a〜17cにより構成されている。そして、暖房運転を行う場合、冷媒は、分流キャピラリ(分流機構)18によって分流されて各熱交換部17a〜17cにそれぞれ供給され、各熱交換部17a〜17cを経た冷媒は、ヘッダ管19において合流された後に圧縮機6に吸い込まれる。図19に示される例では、3つの熱交換部(第1〜第3熱交換部)17a〜17cが設けられ、分流キャピラリ18によって3つのパスに分流されている。
さらに、上記空気調和装置1は、一部の熱交換部を用いて暖房運転を行っている間に、他の熱交換部に対してデフロスト運転(除霜運転)を行うことが可能なように構成されている。このため、空気調和装置1は、主冷媒回路4に加えて、暖房運転の際の冷媒の流路を変更し、当該他の熱交換部に対してデフロスト運転を行うデフロスト回路(部分デフロスト手段)50を備えている。以下、このデフロスト回路50について詳細に説明する。なお、以下の説明において、冷媒の流れをいうときは、暖房運転の際の冷媒の流れ方向を基準としている。
[デフロスト回路の構成]
デフロスト回路50は、バイパス管23や第1〜第7電磁弁20a〜20c,22,25a〜25c等によって構成されている。具体的に、第1〜第3熱交換部17a〜17cと、ヘッダ管19との間には、それぞれ第1〜第3電磁弁(第1〜第3開閉弁)20a〜20cが設けられており、各熱交換部17a〜17cとヘッダ管19との間の冷媒の流れを許容する態様と阻止する態様とに切り替えることが可能となっている。
デフロスト回路50は、バイパス管23や第1〜第7電磁弁20a〜20c,22,25a〜25c等によって構成されている。具体的に、第1〜第3熱交換部17a〜17cと、ヘッダ管19との間には、それぞれ第1〜第3電磁弁(第1〜第3開閉弁)20a〜20cが設けられており、各熱交換部17a〜17cとヘッダ管19との間の冷媒の流れを許容する態様と阻止する態様とに切り替えることが可能となっている。
室外膨張弁9と室外熱交換器8との間を流れる冷媒配管21において、分流キャピラリ18の上流側には、第4電磁弁(第4開閉弁)22が設けられている。さらに、第4電磁弁22の上流側には、冷媒配管21から分岐するバイパス管23が設けられている。このバイパス管23の下流側は、分流器26によって3つに分流する第1〜第3バイパス分流管24a〜24cとされ、各バイパス分流管24a〜24cは、各熱交換部17a〜17cとヘッダ管19との間であって第1〜第3電磁弁20a〜20cよりも上流側に接続されている。また、3つのバイパス分流管24a〜24cには、それぞれ第5〜第7電磁弁(第5〜第7開閉弁)25a〜25cが設けられている。
次に、一例として、3つの熱交換部17a〜17cのうち、図19における右端の第1熱交換部17aに対してデフロスト運転を行い、中央と左端の第2,第3熱交換部17b,17cを用いて暖房運転を行う場合について説明する。なお、図19には、デフロスト運転を行う場合の室外熱交換器8周りの冷媒の流れが白抜き矢印で示されている。また、図20には、デフロスト運転を行う場合の冷凍サイクルがP−h線図上に示されている。
第1熱交換部17aに対してデフロスト運転を行うには、まず、第1〜第7電磁弁を次のように操作する。
第1電磁弁20a:閉、第2電磁弁20b:開、第3電磁弁20c:開、第4電磁弁22:閉、第5電磁弁25a:開、第6電磁弁25b:閉、第7電磁弁25c:閉。
また、室外膨張弁9は、通常の暖房運転のときよりも開度を大きくしておく。
第1電磁弁20a:閉、第2電磁弁20b:開、第3電磁弁20c:開、第4電磁弁22:閉、第5電磁弁25a:開、第6電磁弁25b:閉、第7電磁弁25c:閉。
また、室外膨張弁9は、通常の暖房運転のときよりも開度を大きくしておく。
上記のように第4電磁弁22を閉じることによって、室内熱交換器11から室外膨張弁9を経て分流キャピラリ18へ流れる冷媒を絶ち、バイパス管23へ冷媒を流す。そして、第1バイパス分流管24aにおける第5電磁弁25aを開き、第2,第3バイパス分流管24b,24cにおける第6,第7電磁弁25b,25cを閉じ、第1電磁弁20aを閉じることによって、冷媒の略全量をヘッダ19側から第1熱交換部17aに流入させる。
第1熱交換部17aに流入された冷媒は、室外膨張弁9やバイパス管23等を流れる過程である程度減圧され(図20における点a〜点b)、低温となるが、0℃以上でかつ外気温度よりも高温の状態とされる。例えば、外気が−10℃である場合に、冷媒は5〜10℃とされる。これにより、冷媒の熱を利用して第1熱交換部17aに付着した霜を溶かすことができる。溶けた霜はドレン水となって第1熱交換部17aから滴下し、ドレンパンとしての機能を有する室外機2の底壁30f(図3参照)によって受け止められ、外部に排出される。
第1熱交換部17aを通過した冷媒は、霜との熱交換によって凝縮され、過冷却される(図20における点b〜点c)。そして、冷媒は、分流キャピラリ18に流入し、この分流キャピラリ18によって分流され、第2,第3熱交換部17b,17cに流入する。冷媒は、分流キャピラリ18を通過する過程でさらに減圧される(図20における点c〜点d)。すなわち、分流キャピラリ18は減圧機構として機能する。そして、第2,第3熱交換部17b,17cにおいて、冷媒は外気との間で熱交換することによって蒸発し、その後、第2,第3電磁弁20b,20c及びヘッダ管19を通って圧縮機6に吸い込まれる。
以上のように、デフロスト運転は、第1熱交換部17aと、第2,第3熱交換部17b,17cとを直列に接続するとともに、第1熱交換部17aにおいて冷媒と霜との間で熱交換を行うことによって冷媒を凝縮させて過冷却し、第2,第3熱交換部17b,17cにおいて冷媒と外気との間で熱交換を行うことによって冷媒を蒸発させている。このデフロスト運転では、第2,第3熱交換部17b,17cしか暖房運転に使用することができないが、これら第2,第3熱交換部17b,17cや室内熱交換器11に対して冷媒の略全量を流入させることができるので、暖房能力の低下を抑制することができる。
第2熱交換部17b又は第3熱交換部17cに対するデフロスト運転は、上記と略同様の手順で行うことができる。具体的に、第2熱交換部17bに対してデフロスト運転を行う場合には、第1〜第7電磁弁を次のように操作する。
第1電磁弁20a:開、第2電磁弁20b:閉、第3電磁弁20c:開、第4電磁弁22:閉、第5電磁弁25a:閉、第6電磁弁25b:開、第7電磁弁25c:閉。
これにより、第2熱交換部17bと、第1,第3熱交換部17a,17cとを直列に接続するとともに、第2熱交換部17bにおいて冷媒と霜との間で熱交換を行うことによって冷媒を凝縮させて過冷却し、第1,第3熱交換部17a,17cにおいて冷媒と外気との間で熱交換を行うことによって冷媒を蒸発させることができる。
第1電磁弁20a:開、第2電磁弁20b:閉、第3電磁弁20c:開、第4電磁弁22:閉、第5電磁弁25a:閉、第6電磁弁25b:開、第7電磁弁25c:閉。
これにより、第2熱交換部17bと、第1,第3熱交換部17a,17cとを直列に接続するとともに、第2熱交換部17bにおいて冷媒と霜との間で熱交換を行うことによって冷媒を凝縮させて過冷却し、第1,第3熱交換部17a,17cにおいて冷媒と外気との間で熱交換を行うことによって冷媒を蒸発させることができる。
第3熱交換部17cに対してデフロスト運転を行う場合には、第1〜第7電磁弁を次のように操作する。
第1電磁弁20a:開、第2電磁弁20b:開、第3電磁弁20c:閉、第4電磁弁22:閉、第5電磁弁25a:閉、第6電磁弁25b:閉、第7電磁弁25c:開。
これにより、第3熱交換部17cと、第1,第2熱交換部17a,17bとを直列に接続するとともに、第3熱交換部17cにおいて冷媒と霜との間で熱交換を行うことによって冷媒を凝縮させて過冷却し、第1,第2熱交換部17a,17bにおいて冷媒と外気との間で熱交換を行うことによって冷媒を蒸発させることができる。
第1電磁弁20a:開、第2電磁弁20b:開、第3電磁弁20c:閉、第4電磁弁22:閉、第5電磁弁25a:閉、第6電磁弁25b:閉、第7電磁弁25c:開。
これにより、第3熱交換部17cと、第1,第2熱交換部17a,17bとを直列に接続するとともに、第3熱交換部17cにおいて冷媒と霜との間で熱交換を行うことによって冷媒を凝縮させて過冷却し、第1,第2熱交換部17a,17bにおいて冷媒と外気との間で熱交換を行うことによって冷媒を蒸発させることができる。
[室外機2の構成]
次に、室外機2のより詳細な構造について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る空気調和装置1の室外機2を示す斜視図、図2は、室外機2の内部の構造を示す平面図である。図2においては、図19に示される室外機2の構成のうち室外熱交換器8、送風ファン10、圧縮機6を示している。
次に、室外機2のより詳細な構造について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る空気調和装置1の室外機2を示す斜視図、図2は、室外機2の内部の構造を示す平面図である。図2においては、図19に示される室外機2の構成のうち室外熱交換器8、送風ファン10、圧縮機6を示している。
図1に示されるように、室外機2は、いわゆるトランク型の室外機2として構成されており、前後壁30a,30b、左右側壁30c,30d、天井壁30e、及び底壁(底フレーム)30fを有する直方体形状のケーシング31を備えている。前壁30aにおける左側の部位には上下に2つの吹出口32が形成され、この各吹出口32には吹出グリル33が被せられている。ケーシング31の後壁30b及び左側壁30cには、外気をケーシング31内に吸い込み可能な吸込口(図示省略)が形成されている。
図2に示されるように、ケーシング31の内部は仕切り板35によって機械室S1と熱交換室S2とに仕切られている。具体的に、図示例では、仕切り板35の右側が機械室S1とされ、仕切り板35の左側が熱交換室S2とされている。仕切り板35は、ほぼ前壁30aと後壁30bとの間にわたって設けられており、上から見て機械室S1側が凹となる湾曲状に形成されている。また、仕切り板35は、後部側が機械室S1側(右側)へ傾くように配置されている。仕切り板35の後端部は、室外熱交換器8の端部に設けられた管板8aに連結されている。
機械室S1には、圧縮機6、アキュムレータ28等が配設されている。一方、熱交換室S2には室外熱交換器8と送風ファン10とが配設されている。室外熱交換器8は、吸込口が形成されたケーシング31の後壁30bと左側壁30cの内側に沿うように平面視で略L字状に形成されている。送風ファン10は、ケーシング31の前壁30aに形成された上下の吹出口32(図1参照)に対応する位置にそれぞれ配置され、後壁30b及び左側壁30cの吸込口から熱交換室S2内に吸引した外気を吹出口32から吹き出すように構成されている。すなわち、送風ファン10は、空気流(風)を生成して室外機2の内部に外気を取り入れ、その空気流を室外熱交換器8に当てることによって冷媒と外気との熱交換を促進している。
図3は、室外熱交換器及び遮蔽機構を示す斜視図である。
本実施の形態の室外熱交換器8は、前述したように異なるパスで冷媒が供給される複数の熱交換部17により構成されている。そして、複数の熱交換部17は、平面視L字形状に形成され、上下方向に積層されている。図3に示される例では、4つの熱交換部17が上下方向に積層されている。
本実施の形態の室外熱交換器8は、前述したように異なるパスで冷媒が供給される複数の熱交換部17により構成されている。そして、複数の熱交換部17は、平面視L字形状に形成され、上下方向に積層されている。図3に示される例では、4つの熱交換部17が上下方向に積層されている。
室外熱交換器8は、前述したように一部の熱交換部17を用いて暖房運転を行っている間に、他の熱交換部17に対してデフロスト運転(除霜運転)を行うことが可能なように構成されている。そして、複数の熱交換部17に対して1つずつ順番にデフロスト運転を行うことによって、室内の暖房を維持しながら、全ての熱交換部17に付着した霜を溶かして除去することが可能となっている。
また、送風ファン10は、上下に2つ設けられており、上側の送風ファン10は、上側2段の熱交換部17に対応し、下側の送風ファン10は、下側2段の熱交換部17に対応している。
デフロスト運転が行われる熱交換部17に対して、送風ファン10によって生成された空気流(風)を当てると、熱交換部17を流れる冷媒の熱が外気によって奪われてしまい、霜を溶かすために効率よく利用することができなくなる。その結果、十分に霜を除去できなかったり、完全に霜を除去するのに長時間を要したりするおそれがある。その一方で、暖房運転に用いられる熱交換部17に対しては、積極的に空気流を当てることによって当該熱交換部17を流れる冷媒と外気との熱交換を促進することが重要である。
デフロスト運転が行われる熱交換部17に対して、送風ファン10によって生成された空気流(風)を当てると、熱交換部17を流れる冷媒の熱が外気によって奪われてしまい、霜を溶かすために効率よく利用することができなくなる。その結果、十分に霜を除去できなかったり、完全に霜を除去するのに長時間を要したりするおそれがある。その一方で、暖房運転に用いられる熱交換部17に対しては、積極的に空気流を当てることによって当該熱交換部17を流れる冷媒と外気との熱交換を促進することが重要である。
そこで、本実施の形態の室外機2には、デフロスト運転が行われている熱交換部17に対する送風を遮断し、暖房運転を行っている熱交換部17に対する送風を許容する遮蔽機構40を備えている。以下、この遮蔽機構40について詳細に説明する。
本実施の形態の遮蔽機構40は、図2及び図3に示されるように、複数の熱交換部17のそれぞれに対応して設けられた複数の遮蔽ユニット(遮蔽部)41を備えている。各遮蔽ユニット41は、熱交換部17の平面形状に応じて平面視略L字形状に形成され、当該熱交換部17の外側(空気流方向の上流側)に配置されている。なお、以下の説明では、L字形状の遮蔽ユニット41における、室外機2の後壁30bに沿った部分を長辺部41Aといい、左側壁30cに沿った部分を短辺部41Bということがある。
本実施の形態の遮蔽機構40は、図2及び図3に示されるように、複数の熱交換部17のそれぞれに対応して設けられた複数の遮蔽ユニット(遮蔽部)41を備えている。各遮蔽ユニット41は、熱交換部17の平面形状に応じて平面視略L字形状に形成され、当該熱交換部17の外側(空気流方向の上流側)に配置されている。なお、以下の説明では、L字形状の遮蔽ユニット41における、室外機2の後壁30bに沿った部分を長辺部41Aといい、左側壁30cに沿った部分を短辺部41Bということがある。
遮蔽ユニット41は、熱交換部17への送風を遮る閉状態と送風を許容する開状態とに切替可能に構成されている。具体的に、遮蔽ユニット41は、フレーム部材42と、このフレーム部材42に並設された複数枚の羽根(遮蔽部材)43と、この羽根43を回動させる駆動機構51と、を備えている。
フレーム部材42は、平面視で略L字状に形成された上下の横枠板42a,42bと、上下の横枠板42a,42bの両端部同士、及び屈曲部42cの近傍同士を互いに接続する縦枠板42dとからなっている。そして、上下の横枠板42a,42bの間に、複数枚の羽根43が並設されている。羽根43は、上下方向に長い長方形の板材からなり、その上端部と下端部とが上下の横枠板42a,42bに対して上下方向の軸心回りに回動可能に取り付けられている。
図4は、遮蔽機構40の一部を示す概略的な平面図であり、(a)は羽根43を開いた状態、(b)は羽根43を閉じた状態である。図5は、遮蔽機構40の一部を示す概略的な正面図である。
羽根43は、平面視の中央部が回動軸44を介して回動自在にフレーム部材42に取り付けられている。
駆動機構51は、駆動モータ52と、この駆動モータ52の動力を複数の羽根43に伝えて、これらを連動して回動させる連動部材53と、を備えている。駆動モータ52は、フレーム部材42における上側の横枠板42aの屈曲部に取付部材42eを介して取り付けられている。駆動モータ52の出力軸には、操作円板54が取り付けられている。
羽根43は、平面視の中央部が回動軸44を介して回動自在にフレーム部材42に取り付けられている。
駆動機構51は、駆動モータ52と、この駆動モータ52の動力を複数の羽根43に伝えて、これらを連動して回動させる連動部材53と、を備えている。駆動モータ52は、フレーム部材42における上側の横枠板42aの屈曲部に取付部材42eを介して取り付けられている。駆動モータ52の出力軸には、操作円板54が取り付けられている。
連動部材53は、複数枚の羽根43の並設方向に延びる棒材により構成されている。また、連動部材53は、遮蔽ユニット41の長辺部41Aと短辺部41Bとのそれぞれに対応して2本ずつ設けられている。連動部材53は、各羽根43の上端面における回動軸44から偏心した位置に連結軸55を介して連結されている。そして、遮蔽ユニット41の長辺部41Aに対応する連動部材53の端部は、操作円板54の上面に回動可能に連結され、短辺部41Bに対応する連動部材53の端部は、操作円板54の下面に回動可能に連結されている。
図4(a)に示されるように、遮蔽ユニット41の長辺部41A及び短辺部41Bのそれぞれにおいて、複数の羽根43は互いに略平行に配置されている。そのため、送風ファン10によって生成された空気流によって各羽根43の間を通って外気が室外機2の内部に流入し、室外熱交換器8に吹き付けられる。これによって、室外熱交換器8を流れる冷媒と外気との間の熱交換が促進される。したがって、暖房運転に用いられる熱交換部17は、これに対応する遮蔽ユニット41の複数枚の羽根43が開いた状態とされることによって、冷媒と外気との熱交換を効率よく行うことができ、暖房能力を向上させることができる。
一方、図4(b)に示されるように、駆動モータ52によって操作円板54を約90°回転させると、遮蔽ユニット41の長辺部41A及び短辺部41Bのそれぞれにおいて複数の羽根43が互いに略一直線状に配置される。これによって室外機2内への外気の流入が遮られ、当該外気と室外熱交換器8を流れる冷媒との間の熱交換が抑制される。したがって、デフロスト運転が行われる熱交換部17は、これに対応する遮蔽ユニット41の複数枚の羽根43が閉じた状態とされることによって、冷媒の熱が外気に奪われてしまうのを抑制することができ、冷媒の熱によって当該熱交換部17に付着した霜を好適に溶かすことができる。
複数枚の羽根43は、連動部材53によって連動連結されているので、一つの駆動モータ52によって回動させることができる。そのため、駆動モータ52の数を少なくし、駆動機構51の構造を簡素化することができる。また、駆動モータ52は、遮蔽ユニット41の屈曲部41cに配置されているので、長辺部41Aと短辺部41Bの双方の羽根43を連動部材53を介して容易に回動させることができる。
図4(b)に示されるように、複数枚の羽根43は、互いに重なり代aをもって閉じた状態とされているので、室外機2内への外気の流入をより確実に遮ることができる。
図3に示されるように、1つの遮蔽ユニット41は、1つの熱交換部17に対応する範囲で形成されており、同一構造の複数の遮蔽ユニット41を上下方向に積層することによって、室外熱交換器8全体に対応する範囲の遮蔽部を構成することができる。
図3に示されるように、1つの遮蔽ユニット41は、1つの熱交換部17に対応する範囲で形成されており、同一構造の複数の遮蔽ユニット41を上下方向に積層することによって、室外熱交換器8全体に対応する範囲の遮蔽部を構成することができる。
以下、図6〜図18を参照して本発明の他の実施の形態を説明する。以下に説明するいずれの実施の形態の遮蔽ユニット(又は遮蔽部材)も、室外機2内への外気の流入(熱交換部17に対する送風)を遮る態様と、許容する態様とを切り替えることが可能となっている。
図6(a)は、本発明の第2の実施の形態における遮蔽機構を示す概略的な正面図、(b)は、同側面図である。なお、図6に示される例では、2つの略直線状に形成された熱交換部17が上下方向に積層され、各熱交換部17に対応して遮蔽ユニット41が設けられている。
第2の実施の形態における遮蔽機構40は、複数枚の羽根43が上下方向に並べて設けられ、各羽根43がフレーム部材42に対して左右方向の軸心回りに回動可能に支持されている。そして、暖房運転に用いられる熱交換部17に対応する遮蔽ユニット41(図6における上段の遮蔽ユニット41)は、複数枚の羽根43を開いた状態とし、デフロスト運転が行われる熱交換部17に対応する遮蔽ユニット41(図6における下段の遮蔽ユニット41)は、複数枚の羽根43を閉じた状態とすることによって、暖房運転及びデフロスト運転の双方を適切に行うことができる。
第2の実施の形態における遮蔽機構40は、複数枚の羽根43が上下方向に並べて設けられ、各羽根43がフレーム部材42に対して左右方向の軸心回りに回動可能に支持されている。そして、暖房運転に用いられる熱交換部17に対応する遮蔽ユニット41(図6における上段の遮蔽ユニット41)は、複数枚の羽根43を開いた状態とし、デフロスト運転が行われる熱交換部17に対応する遮蔽ユニット41(図6における下段の遮蔽ユニット41)は、複数枚の羽根43を閉じた状態とすることによって、暖房運転及びデフロスト運転の双方を適切に行うことができる。
図7は、本発明の第3の実施の形態における遮蔽機構を示す概略的な平面図である。
本実施の形態の遮蔽機構40における遮蔽ユニット41は、観音開きタイプの一対の開き戸(遮蔽部材)45を複数組備えている。そして、各組の開き戸45を図示しない駆動機構により回動させることによって、上記第1,第2の実施の形態と同様に、室外機2内への外気の流入を遮る態様と許容する態様とを切り替えることが可能となっている。
本実施の形態の遮蔽機構40における遮蔽ユニット41は、観音開きタイプの一対の開き戸(遮蔽部材)45を複数組備えている。そして、各組の開き戸45を図示しない駆動機構により回動させることによって、上記第1,第2の実施の形態と同様に、室外機2内への外気の流入を遮る態様と許容する態様とを切り替えることが可能となっている。
本実施の形態では、第1,第2の実施形態に比べて1つの開き戸(遮蔽部材)45の大きさが大きくなり、開き戸45を回動させるために比較的広いスペースを確保する必要があるとともに、一対の開き戸45の回動方向が互いに逆方向であるために、回転動力を伝達する機構が複雑化する可能性がある。そのため、これらの点に関しては第1,第2の実施の形態の方が有利である。
図8は、本発明の第4の実施の形態における遮蔽機構を示す概略的な側面図である。
本実施の形態の遮蔽機構40における遮蔽ユニット41は、上端部がフレーム部材42に回動自在に支持された片開きタイプの開き戸46を備えており、この開き戸46を上下に揺動させることによって、室外機2内への外気の流入を遮る態様と許容する態様とを切り替えることができる。したがって、本実施の形態においても上記各実施の形態と略同様の作用効果を奏することができる。
本実施の形態の遮蔽機構40における遮蔽ユニット41は、上端部がフレーム部材42に回動自在に支持された片開きタイプの開き戸46を備えており、この開き戸46を上下に揺動させることによって、室外機2内への外気の流入を遮る態様と許容する態様とを切り替えることができる。したがって、本実施の形態においても上記各実施の形態と略同様の作用効果を奏することができる。
図9は、本発明の第5の実施の形態における遮蔽機構を示す概略的な斜視図である。
本実施の形態の遮蔽機構40における遮蔽ユニット41は、スクリーンタイプの遮蔽シート(遮蔽部材)47を備えている。この遮蔽シート47は、布製や樹脂製等のシート材によって帯状に構成され、長さ方向の一端部と他端部とがそれぞれ巻取ローラ48a、48bに巻き付けられている。熱交換部17の屈曲部に対応する部位では、遮蔽シート47がガイドローラ48cに巻掛けられている。
本実施の形態の遮蔽機構40における遮蔽ユニット41は、スクリーンタイプの遮蔽シート(遮蔽部材)47を備えている。この遮蔽シート47は、布製や樹脂製等のシート材によって帯状に構成され、長さ方向の一端部と他端部とがそれぞれ巻取ローラ48a、48bに巻き付けられている。熱交換部17の屈曲部に対応する部位では、遮蔽シート47がガイドローラ48cに巻掛けられている。
一方の巻取ローラ48aには、駆動機構51を構成する駆動モータ61の動力が伝達され、他方の巻取ローラ48bは、渦巻バネ等によって巻取方向への付勢力が付与されている。したがって、遮蔽シート47は、駆動モータ61の駆動力又は渦巻きばね等の付勢力によって、遮蔽シート47が熱交換部17の表面に沿って移動(伸縮)するようになっている。
図9の上段に配置された遮蔽ユニット41は、遮蔽シート47が他方の巻取ローラ48bに巻き取られることによって閉じた状態とされ、下段に配置された遮蔽ユニット41は、遮蔽シート47が一方の巻取ローラ48aに巻き取られることによって開いた状態となっている。遮蔽シート47の他端部は、上下一対の連結紐49によって他方の巻取ローラ48bに連結されている。なお、他方の巻取ローラ48bは、渦巻ばね等の付勢力によって回転させるに限らず、駆動モータ61の回転動力をベルト伝動機構等で伝達することによって回転させてもよい。
上記第1〜第4実施の形態においては、遮蔽ユニット41の複数の遮蔽部材43,45,46を閉じたときに、各遮蔽部材43,45,46の隙間から外気が流入する可能性があったが、本実施の形態においては遮蔽部材47が一枚のシートから構成されているので、外気の流入を可及的に抑制することができる。
図10は、本発明の第6の実施の形態における遮蔽機構を示す概略的な平面図である。
本実施の形態の遮蔽ユニット41は、第5の実施の形態におけるスクリーンタイプの遮蔽部材に変えて、蛇腹タイプの遮蔽部材62を備えている。そして、この遮蔽部材62の数カ所には、上下方向に延びる芯材63が設けられ、遮蔽部材62の一端側に配置された芯材63aに連結ロープ64が連結され、他の芯材63には連結ロープ64が挿通されている。また、芯材63の上下端部は、熱交換部17に沿って配置されたガイドレール65によってガイドされている。連結ロープ64の一端部は、駆動モータ61によって駆動される一方の巻取ローラ48aに巻き付けられ、連結ロープ64の他端部は、渦巻きばね等による付勢力が付与された他方の巻取ローラ48bに巻き付けられている。そして、駆動モータ61の駆動力又は渦巻きばね等の付勢力によって巻取ローラ48a,48bを回転させることにより、蛇腹タイプの遮蔽部材62を拡げた状態と畳んだ状態とに切り替えることができる。したがって、本実施の形態においても第5の実施の形態と略同様の作用効果を奏する。
本実施の形態の遮蔽ユニット41は、第5の実施の形態におけるスクリーンタイプの遮蔽部材に変えて、蛇腹タイプの遮蔽部材62を備えている。そして、この遮蔽部材62の数カ所には、上下方向に延びる芯材63が設けられ、遮蔽部材62の一端側に配置された芯材63aに連結ロープ64が連結され、他の芯材63には連結ロープ64が挿通されている。また、芯材63の上下端部は、熱交換部17に沿って配置されたガイドレール65によってガイドされている。連結ロープ64の一端部は、駆動モータ61によって駆動される一方の巻取ローラ48aに巻き付けられ、連結ロープ64の他端部は、渦巻きばね等による付勢力が付与された他方の巻取ローラ48bに巻き付けられている。そして、駆動モータ61の駆動力又は渦巻きばね等の付勢力によって巻取ローラ48a,48bを回転させることにより、蛇腹タイプの遮蔽部材62を拡げた状態と畳んだ状態とに切り替えることができる。したがって、本実施の形態においても第5の実施の形態と略同様の作用効果を奏する。
図11は、本発明の第7の実施の形態における遮蔽機構を示す概略的な斜視図である。
図1〜図10を参照して説明した上記各実施の形態の遮蔽機構40は、複数の熱交換部17に対応して複数の遮蔽ユニット41を室外熱交換器8の全体に亘って設け、熱交換部17ごとに開状態と閉状態とを切り替えることが可能であったが、本実施の形態の遮蔽機構40は、一の熱交換部17に対応する範囲で形成された板状の遮蔽パネル(遮蔽部材)71を、複数の熱交換部17にわたって移動させることにより、当該熱交換部17に対する送風を遮る態様と許容する態様とを切り替えることが可能となっている。
図1〜図10を参照して説明した上記各実施の形態の遮蔽機構40は、複数の熱交換部17に対応して複数の遮蔽ユニット41を室外熱交換器8の全体に亘って設け、熱交換部17ごとに開状態と閉状態とを切り替えることが可能であったが、本実施の形態の遮蔽機構40は、一の熱交換部17に対応する範囲で形成された板状の遮蔽パネル(遮蔽部材)71を、複数の熱交換部17にわたって移動させることにより、当該熱交換部17に対する送風を遮る態様と許容する態様とを切り替えることが可能となっている。
具体的に、遮蔽機構40は、上下方向に積層された複数(図示例では2つ)の熱交換部17に対して1つの遮蔽パネル71を備えており、この遮蔽パネル71を駆動機構72によって上下方向にスライドさせることで、各熱交換部17へ移動させることが可能となっている。また、複数の熱交換部17から下方(又は上方)に遮蔽パネル71を完全に退避させることによって、全ての熱交換部17に対する送風を許容することが可能となっている。
本実施の形態においては、遮蔽機構40の構造を非常に簡素化することができ、遮蔽パネル71が配置されていない部分においては、熱交換部17への送風を妨げるものが一切なくなるため、等が熱交換部17における熱交換効率を高めることができる。
その反面、本実施の形態においては、複数の熱交換部17から遮蔽パネル71を完全に退避させるために、退避スペースを確保する必要があるが、上述の第1〜第6の実施の形態における遮蔽機構40は、各遮蔽ユニット41がそれぞれ開状態と閉状態とに切替可能に構成されているので、本実施の形態のように遮蔽パネル71の退避スペースを確保する必要がなく、室外機2の大型化を抑制することができる。したがって、この点に関しては、本実施の形態よりも第1〜第6の実施の形態の方が有利である。
その反面、本実施の形態においては、複数の熱交換部17から遮蔽パネル71を完全に退避させるために、退避スペースを確保する必要があるが、上述の第1〜第6の実施の形態における遮蔽機構40は、各遮蔽ユニット41がそれぞれ開状態と閉状態とに切替可能に構成されているので、本実施の形態のように遮蔽パネル71の退避スペースを確保する必要がなく、室外機2の大型化を抑制することができる。したがって、この点に関しては、本実施の形態よりも第1〜第6の実施の形態の方が有利である。
図12は、上記第7の実施の形態における駆動機構の一例を示す概略的な正面図である。
この例における駆動機構72は、駆動モータ73と、上下方向の軸心を有するねじ軸74と、駆動モータ73の回転動力をねじ軸74に伝達する伝達機構75と、ねじ軸74に螺合されたナット部材76とを備え、このナット部材76に遮蔽パネル71が連結されている。そして、駆動モータ73を駆動し、伝達機構75を介してねじ軸74を回転させることによって、ナット部材76を介して遮蔽パネル71を上下にスライドさせることができる。
この例における駆動機構72は、駆動モータ73と、上下方向の軸心を有するねじ軸74と、駆動モータ73の回転動力をねじ軸74に伝達する伝達機構75と、ねじ軸74に螺合されたナット部材76とを備え、このナット部材76に遮蔽パネル71が連結されている。そして、駆動モータ73を駆動し、伝達機構75を介してねじ軸74を回転させることによって、ナット部材76を介して遮蔽パネル71を上下にスライドさせることができる。
駆動機構72は、遮蔽パネル71の両端部に設けられていてもよいし、一端部又は長さ方向の中途部のみに設けられていてもよい。駆動機構72が、遮蔽パネル71の一端部又は長さ方向の中途部に設けられる場合には、遮蔽パネル71の端部を支持しつつ移動を案内するガイドレール等が設けられることが好ましい。
図13は、上記第7の実施の形態における駆動機構の他の例を示す概略的な正面図である。
この例の駆動機構72は、駆動モータ81と、巻掛伝動機構82と、駆動モータ81の動力を巻掛伝動機構82に伝達する伝達機構83とを備えている。巻掛伝動機構82は、上下一対の輪体82a,82bと、これら輪体82a,82bに巻掛けられた索状体82cとを有し、索状体82cに遮蔽パネル71が連結されている。そして、駆動モータ81を駆動し、伝達機構83を介して巻掛伝動機構82の索状体82cを回送させることで遮蔽パネル71を上下にスライドさせることができる。輪体82a,82b及び索状体82cは、スプロケットとチェーンとの組み合わせであってもよいし、プーリとベルト(又はロープ)の組み合わせであってもよい。
この例の駆動機構72は、駆動モータ81と、巻掛伝動機構82と、駆動モータ81の動力を巻掛伝動機構82に伝達する伝達機構83とを備えている。巻掛伝動機構82は、上下一対の輪体82a,82bと、これら輪体82a,82bに巻掛けられた索状体82cとを有し、索状体82cに遮蔽パネル71が連結されている。そして、駆動モータ81を駆動し、伝達機構83を介して巻掛伝動機構82の索状体82cを回送させることで遮蔽パネル71を上下にスライドさせることができる。輪体82a,82b及び索状体82cは、スプロケットとチェーンとの組み合わせであってもよいし、プーリとベルト(又はロープ)の組み合わせであってもよい。
図14は、上記第7の実施の形態における駆動機構のさらに他の例を示す概略的な正面図である。
この例の駆動機構72は、流体圧シリンダ84を備え、この流体圧シリンダ84におけるロッド部材84aに遮蔽パネル71を連結している。そして流体圧シリンダ84を伸縮させることによって遮蔽パネル71を上下にスライドさせることができる。流体圧シリンダ84は、油圧や空気圧によって作動するものを使用することができる。
この例の駆動機構72は、流体圧シリンダ84を備え、この流体圧シリンダ84におけるロッド部材84aに遮蔽パネル71を連結している。そして流体圧シリンダ84を伸縮させることによって遮蔽パネル71を上下にスライドさせることができる。流体圧シリンダ84は、油圧や空気圧によって作動するものを使用することができる。
図15は、本発明の第8の実施の形態における遮蔽機構を示す概略的な正面図である。
本実施の形態の遮蔽機構40は、一の熱交換部17に対応する範囲で形成された遮蔽パネル71を、複数の熱交換部17へ移動させる点では、上記第7の実施の形態と同様であるが、その移動の形態が第7の実施の形態とは異なっている。本実施の形態の遮蔽パネル71は、その上辺部(又は下辺部)の略中央が回動軸85によって回転自在に支持されており、回動軸85回りに遮蔽パネル71を回転させることによって当該遮蔽パネル71を上下の熱交換部17へ切り替えて移動させることができる。
本実施の形態の遮蔽機構40は、一の熱交換部17に対応する範囲で形成された遮蔽パネル71を、複数の熱交換部17へ移動させる点では、上記第7の実施の形態と同様であるが、その移動の形態が第7の実施の形態とは異なっている。本実施の形態の遮蔽パネル71は、その上辺部(又は下辺部)の略中央が回動軸85によって回転自在に支持されており、回動軸85回りに遮蔽パネル71を回転させることによって当該遮蔽パネル71を上下の熱交換部17へ切り替えて移動させることができる。
以上の各実施の形態においては、複数の熱交換部17が上下方向に積層(並設)された室外熱交換器8に対する遮蔽機構40について説明したが、本発明の遮蔽機構40は、複数の熱交換部17が左右方向(水平方向)に並設された室外熱交換器8に対しても、上述の各実施の形態と略同様の態様を適用することが可能である。
例えば、本発明の第9の実施の形態を示す図16には、水平方向に並設された複数(3つ)の熱交換部17に対応する複数(3つ)の遮蔽ユニット41を備えた遮蔽機構40が示されている。各遮蔽ユニット41は、複数枚の羽根43を上下方向に並設して備え、各羽根43を左右方向の軸心回りに回動させることによって開閉し、熱交換部17に対する送風を許容する態様と遮蔽する態様とに切り替えることが可能となっている。
また、図17に示される第10の実施の形態では、各遮蔽ユニット41は、複数枚の羽根43を左右方向に並設して備え、各羽根43を上下方向の軸心回りに回動させることによって開閉し、熱交換部17に対する送風を許容する態様と遮蔽する態様とに切り替えることが可能となっている。
さらに、図18に示される第11の実施の形態では、一の熱交換部17に対応する範囲で形成された板状の遮蔽パネル(遮蔽部材)71が、水平方向にスライドすることによって複数の熱交換部17にわたって移動可能に構成されている。
また、図示はしていないが、スクリーンタイプの遮蔽部材や蛇腹タイプの遮蔽部材を有する遮蔽ユニットを、水平方向に並設された複数の熱交換部のそれぞれに対して設けることも可能である。
また、図示はしていないが、スクリーンタイプの遮蔽部材や蛇腹タイプの遮蔽部材を有する遮蔽ユニットを、水平方向に並設された複数の熱交換部のそれぞれに対して設けることも可能である。
本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、適宜変更することが可能である。
例えば、上記第1〜第6の実施の形態で説明した遮蔽ユニット41を1つだけ備え、この遮蔽ユニット41を第7の実施の形態で説明した駆動機構72によってスライドさせることによって、当該遮蔽ユニット41を各熱交換部17へ移動させる形態とすることができる。
例えば、上記第1〜第6の実施の形態で説明した遮蔽ユニット41を1つだけ備え、この遮蔽ユニット41を第7の実施の形態で説明した駆動機構72によってスライドさせることによって、当該遮蔽ユニット41を各熱交換部17へ移動させる形態とすることができる。
また、上記実施の形態においては、一の熱交換部17に対応する大きさの遮蔽ユニット41を並設することによって、室外熱交換器8全体に対応する範囲の遮蔽部を構成していたが、一つの遮蔽ユニット41が室外熱交換器8全体に対応する範囲で形成されるとともに、各熱交換部17に対応する部分ごとに開状態と閉状態とに切替可能に構成されていてもよい。
上記実施の形態では、横吹き出しタイプの室外機2に本発明を適用していたが、上吹き出しタイプの室外機2にも本発明を適用することができる。また、室外熱交換器8は、平面視L字形状に限らず、平面視コの字形状、平面視四角形状等に屈曲されたものであってもよいし、平面状(平板状)に形成されたものであってもよい。
上記実施の形態の室外機2は、上下に2台の送風ファン10を備えていたが、1台又は3台以上の送風ファン10を備えていてもよい。また、熱交換部17の数(パス数)は、2つ以上であれば特に限定されるものではない。デフロスト運転は、1つの熱交換部17ずつ行ってもよいし、複数の熱交換部17ずつ(例えば、2つずつ)行ってもよい。
デフロスト回路50は、図19に示されるものに限定されず、適宜変更することが可能である。例えば、図19に示される例では、バイパス管23の下流側が分流器26によって複数のバイパス分流管24a〜24cに分流され、各バイパス分流管24a〜24cに電磁弁25a〜25cが設けられていたが、この分流器26及び電磁弁25a〜25cに代え、図21に示されるように、バイパス管26からいずれかのバイパス分流管を選択して冷媒を流すことが可能な1つの流路切換弁126を設けてもよい。
さらに、図19に示される分流器26及び電磁弁20a〜20c,25a〜25cに代え、図22に示されるように、バイパス管23からいずれかのバイパス分流管を選択して、いずれかの熱交換部に冷媒を流し、他の熱交換部から他のバイパス分流管を介して4路切換弁7へ冷媒を流すことが可能な1つの流路切換弁226を設けてもよい。
図21及び図22のいずれの形態においても、電磁弁を少なくすることができるため、デフロスト回路の簡素化を図ることができる。
図21及び図22のいずれの形態においても、電磁弁を少なくすることができるため、デフロスト回路の簡素化を図ることができる。
デフロスト運転の態様は、上記実施の形態において説明したものに限定されず、従来公知の種々の態様を採用することができる。例えば、圧縮機から吐出された高温の冷媒の一部を、デフロスト運転を行う熱交換部に供給し、当該冷媒の熱によって当該熱交換部に付着した霜を溶かす公知の態様(例えば、特開2001−59664号公報、特開2009−281698号公報参照)を採用することができる。
1 空気調和装置
2 室外機
4 冷媒回路
6 圧縮機
8 室外熱交換器
10 送風ファン
17 熱交換部
30f 底壁
40 遮蔽機構
41 遮蔽ユニット(遮蔽部)
43 羽根(遮蔽部材)
45 開き戸(遮蔽部材)
47 遮蔽シート(遮蔽部材)
62 蛇腹(遮蔽部材)
50 デフロスト回路(部分デフロスト手段)
51 駆動機構
53 連動部材
71 遮蔽パネル(遮蔽部材)
2 室外機
4 冷媒回路
6 圧縮機
8 室外熱交換器
10 送風ファン
17 熱交換部
30f 底壁
40 遮蔽機構
41 遮蔽ユニット(遮蔽部)
43 羽根(遮蔽部材)
45 開き戸(遮蔽部材)
47 遮蔽シート(遮蔽部材)
62 蛇腹(遮蔽部材)
50 デフロスト回路(部分デフロスト手段)
51 駆動機構
53 連動部材
71 遮蔽パネル(遮蔽部材)
Claims (9)
- 互いに異なるパスで冷媒が供給される複数の熱交換部(17)を有する熱源側熱交換器(8)と、この熱源側熱交換器(8)に対して送風する送風機(10)と、一部の熱交換部(17)を用いて暖房運転を行っている間に、冷媒の熱を利用して他の熱交換部(17)に対してデフロスト運転を行う部分デフロスト手段(50)とを備えている空気調和装置において、
デフロスト運転が行われる熱交換部(17)への送風を遮り、暖房運転に用いられる熱交換部(17)への送風を許容する遮蔽機構(40)を備えていることを特徴とする空気調和装置。 - 前記遮蔽機構(40)は、前記熱交換部(17)への送風を遮る閉状態と送風を許容する開状態とに切替可能な遮蔽部(41)を備えている、請求項1に記載の空気調和装置。
- 前記遮蔽部(41)が、全ての熱交換部(17)に対応する範囲で形成されるとともに、熱交換部(17)ごとに前記開状態と前記閉状態とを切替可能に構成されている、請求項2に記載の空気調和装置。
- 前記遮蔽部(41)が、一の熱交換部(17)に対応する範囲で形成されるとともに、複数の熱交換部(17)にわたって移動可能に構成されている、請求項2に記載の空気調和装置。
- 前記遮蔽部(41)は、互いに並べて設けられた複数の遮蔽部材(43,45)と、各遮蔽部材(43,45)をそれぞれ回動させて前記開状態と前記閉状態とを切り替える駆動機構(51)とを備えている請求項2〜4のいずれか1項に記載の空気調和装置。
- 前記駆動機構(51)は、前記複数の遮蔽部材(43)を連動して回動させる連動部材(53)を備えている、請求項5に記載の空気調和装置。
- 前記遮蔽部(41)は、前記熱交換部(17)の表面に沿って伸縮する遮蔽部材(47,62)と、この遮蔽部材(47,62)を伸縮させることによって前記開状態と前記閉状態とを切り替える駆動機構(51)とを備えている請求項2〜4のいずれか1項に記載の空気調和装置。
- 前記遮蔽機構(40)は、一の熱交換部(17)に対応する範囲で形成されるとともに、複数の熱交換部(17)にわたって移動可能に構成された遮蔽部材(71)を備えている、請求項1に記載の空気調和装置。
- 前記部分デフロスト手段は、暖房運転に用いられる一部の熱交換部(17)とデフロスト運転が行われる他の熱交換部(17)とを直列に接続し、当該他の熱交換部(17)から当該一部の熱交換部(17)へ冷媒を流し、当該他の熱交換部(17)において冷媒を凝縮して過冷却したのち、当該一部の熱交換部(17)において当該冷媒を蒸発させるデフロスト回路(50)を有している、請求項1〜8のいずれか1項に記載の空気調和装置。
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