JP2013160278A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行中にエンジンと無段変速機とが開放された場合における惰行距離が短くなるのを抑制することが可能な車両の制御装置を提供する。
【解決手段】車両の制御装置(ECU)は、走行用の駆動力源であるエンジン1と、エンジン1からの出力を変速するベルト式無段変速機4と、エンジン1からの出力をベルト式無段変速機4に伝達または遮断する前後進切換装置3とを備える車両に適用される制御装置であって、走行中に前後進切換装置3によりエンジン1とベルト式無段変速機4とを遮断(開放)した場合に、車速Vにかかわらずベルト式無段変速機4の変速比γを最小変速比γminにする。
【選択図】図5

Description

本発明は、無段変速機を備える車両の制御装置に関する。
従来、走行用の駆動力源であるエンジンと、エンジンからの出力を変速するベルト式無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)と、エンジンからの出力をベルト式無段変速機に伝達または遮断する動力伝達装置とを備える車両が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
このベルト式無段変速機は、プーリ溝(V溝)を備えたプライマリプーリ(入力側プーリ)とセカンダリプーリ(出力側プーリ)とにベルトを巻き掛け、一方のプーリのプーリ溝の溝幅を拡大すると同時に、他方のプーリのプーリ溝の溝幅を狭くすることにより、それぞれのプーリに対するベルトの巻き掛け半径(有効径)を連続的に変化させて変速比γ(変速比γ=入力軸回転数Nin/出力軸回転数Nout)を無段階に設定するように構成されている。具体的には、ベルト式無段変速機は、変速比γを最小変速比γminと最大変速比γmaxの範囲内で設定する。
特許文献1の車両は、走行中に、エンジンを停止するとともに、動力伝達装置によりエンジンとベルト式無段変速機とを開放(動力伝達を遮断)することにより、いわゆるエコランを行うように構成されている。そして、特許文献1の車両では、走行中にエンジンとベルト式無段変速機とが開放された場合には、変速比γの目標値を、車速Vが高いときに最小変速比γminとし、車速Vが低いときに最大変速比γmaxとする。これにより、ベルト式無段変速機の入力軸回転数Ninの目標回転数(目標回転速度)Nintが、図6に示すように、車速Vが高いときに最小変速比γminに対応する回転数となり、車速Vが低いときに最大変速比γmaxに対応する回転数となる。このため、車速Vが高い場合には変速比γを最小変速比γminにすることにより、エンジンが再始動されたときにエンジン回転数が吹くのを抑制することができる。
特開2005−233252号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の車両では、車速Vが低い場合には変速比γを最大変速比γmaxにすることにより、停車速域での惰行距離(惰性走行距離)が短くなるという問題点がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、走行中にエンジンと無段変速機とが開放された場合における惰行距離が短くなるのを抑制することが可能な車両の制御装置を提供することである。
本発明は、走行用の駆動力源であるエンジンと、エンジンからの出力を変速する無段変速機と、エンジンからの出力を無段変速機に伝達または遮断する動力伝達装置とを備える車両に適用される制御装置である。具体的には、本発明による車両の制御装置は、走行中に動力伝達装置によりエンジンと無段変速機とを遮断(開放)した場合に、車速にかかわらず無段変速機の変速比を最小変速比にする。
このように構成することによって、走行中にエンジンと無段変速機とを開放した場合に、車速が低くなっても無段変速機の変速比が最小変速比のまま維持されることにより、車速が低い場合に変速比を最大変速比に変更する従来の場合に比べて、惰行距離が短くなるのを抑制することができる。
本発明の車両の制御装置によれば、走行中にエンジンと無段変速機とが開放された場合における惰行距離が短くなるのを抑制することができる。
実施形態に係る車両のパワートレインの概略構成を示す図である。 ECU等の制御系の構成を示すブロック図である。 ベルト式無段変速機の変速制御に用いる変速マップの一例を示す図である。 走行中に動力伝達が遮断されたときの制御を説明するためのフローチャートである。 本実施形態において走行中に動力伝達が遮断されたときの目標回転数を示す図である。 従来例において走行中に動力伝達が遮断されたときの目標回転数を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、本発明に係る車両の制御装置を、変速機としてベルト式無段変速機(CVT)を搭載した車両に適用した場合について説明する。
図1は、本実施形態における車両のパワートレインの概略構成を示す図である。
本実施形態に係る車両は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型車両であって、走行用動力源であるエンジン(内燃機関)1、流体式動力伝達装置としてのトルクコンバータ2、前後進切換装置3、ベルト式無段変速機4、減速歯車装置5、差動歯車装置6、及び、ECU(Electronic Control Unit)8(図2参照)などが搭載されている。
エンジン1の出力軸であるクランクシャフト11はトルクコンバータ2に連結されており、エンジン1の出力が、トルクコンバータ2から前後進切換装置3、ベルト式無段変速機4及び減速歯車装置5を介して差動歯車装置6に伝達され、左右の駆動輪7L,7Rへ分配されるようになっている。
これらエンジン1、トルクコンバータ2、前後進切換装置3、ベルト式無段変速機4、及び、ECU8の各部について以下に説明する。
−エンジン−
エンジン1は、例えば多気筒ガソリンエンジンである。このエンジン1に吸入される吸入空気量は電子制御式のスロットルバルブ12により調整される。このスロットルバルブ12は、運転者のアクセルペダル操作とは独立してスロットル開度を電子的に制御することが可能であり、その開度(スロットル開度)はスロットル開度センサ102によって検出される。また、エンジン1の冷却水温は水温センサ103によって検出される。
スロットルバルブ12のスロットル開度はECU8(図2参照)によって駆動制御される。具体的には、エンジン回転数センサ101によって検出されるエンジン回転数Ne、及び、運転者のアクセルペダル踏み込み量(アクセル操作量Acc)等のエンジン1の運転状態に応じた最適な吸入空気量(目標吸気量)が得られるようにスロットルバルブ12のスロットル開度を制御している。より具体的には、スロットル開度センサ102を用いてスロットルバルブ12の実際のスロットル開度を検出し、その実スロットル開度が、上記目標吸気量が得られるスロットル開度(目標スロットル開度)に一致するようにスロットルバルブ12のスロットルモータ13をフィードバック制御している。
−トルクコンバータ−
トルクコンバータ2は、入力側のポンプインペラ21、出力側のタービンランナ22、及び、トルク増幅機能を発現するステータ23などを備えており、ポンプインペラ21とタービンランナ22との間で流体を介して動力伝達を行う。ポンプインペラ21はエンジン1のクランクシャフト11に連結されている。タービンランナ22はタービンシャフト28を介して前後進切換装置3に連結されている。
トルクコンバータ2には、このトルクコンバータ2の入力側と出力側とを直結するロックアップクラッチ24が設けられている。このロックアップクラッチ24は、係合側油室25内の油圧と開放側油室26内の油圧との差圧を制御することにより、完全係合・半係合(スリップ状態での係合)または開放される。
ロックアップクラッチ24を完全係合させることにより、ポンプインペラ21とタービンランナ22とが一体回転する。また、ロックアップクラッチ24を所定のスリップ状態(半係合状態)で係合させることにより、エンジン駆動力の伝達時には所定のスリップ量でタービンランナ22がポンプインペラ21に追随して回転する。一方、ロックアップ差圧を負または同一に設定することによりロックアップクラッチ24は開放状態となる。尚、トルクコンバータ2にはポンプインペラ21に連結して駆動される機械式のオイルポンプ(油圧発生源)27が設けられている。
−前後進切換装置−
前後進切換装置3は、ダブルピニオン型の遊星歯車機構30、前進用クラッチ(入力クラッチ)C1及び後進用ブレーキB1を備えている。なお、前後進切換装置3は、本発明の「動力伝達装置」の一例である。
遊星歯車機構30のサンギヤ31はトルクコンバータ2のタービンシャフト28に一体的に連結されており、キャリア33はベルト式無段変速機4の入力軸40に一体的に連結されている。また、これらキャリア33とサンギヤ31とは前進用クラッチC1を介して選択的に連結され、リングギヤ32は後進用ブレーキB1を介してハウジングに選択的に固定されるようになっている。
前進用クラッチC1及び後進用ブレーキB1は、油圧制御回路20によって係合・開放される油圧式摩擦係合要素であって、前進用クラッチC1が係合され、後進用ブレーキB1が開放されることにより、前後進切換装置3が一体回転状態となって前進用動力伝達経路が成立(達成)し、この状態で、前進方向の駆動力がベルト式無段変速機4側へ伝達される。
一方、後進用ブレーキB1が係合され、前進用クラッチC1が開放されると、前後進切換装置3によって後進用動力伝達経路が成立(達成)する。この状態で、入力軸40はタービンシャフト28に対して逆方向へ回転し、この後進方向の駆動力がベルト式無段変速機4側へ伝達される。また、前進用クラッチC1及び後進用ブレーキB1がともに開放されると、前後進切換装置3は動力伝達を遮断するニュートラル(遮断状態)になる。
−ベルト式無段変速機−
ベルト式無段変速機4は、入力側のプライマリプーリ41、出力側のセカンダリプーリ42、及び、これらプライマリプーリ41とセカンダリプーリ42とに巻き掛けられた金属製のベルト43などを備えている。
プライマリプーリ41は、有効径が可変な可変プーリであって、入力軸40に固定された固定シーブ411と、入力軸40に軸方向のみの摺動が可能な状態で配設された可動シーブ412とによって構成されている。セカンダリプーリ42も同様に有効径が可変な可変プーリであって、出力軸44に固定された固定シーブ421と、出力軸44に軸方向のみの摺動が可能な状態で配設された可動シーブ422とによって構成されている。
プライマリプーリ41の可動シーブ412側には、固定シーブ411と可動シーブ412との間のV溝幅を変更するための油圧アクチュエータ413が配置されている。また、セカンダリプーリ42の可動シーブ422側にも同様に、固定シーブ421と可動シーブ422との間のV溝幅を変更するための油圧アクチュエータ423が配置されている。
以上の構造のベルト式無段変速機4において、プライマリプーリ41の油圧アクチュエータ413の油圧を制御することにより、プライマリプーリ41及びセカンダリプーリ42の各V溝幅が変化してベルト43の掛かり径(有効径)が変更され、変速比γ(変速比γ=入力軸回転数Nin/出力軸回転数Nout)が連続的に変化する。また、セカンダリプーリ42の油圧アクチュエータ423の油圧は、ベルト滑りが生じない所定の挟圧力でベルト43が挟圧されるように制御される。これらの制御はECU8及び油圧制御回路20(図2参照)によって実行される。
上記油圧制御回路20は、リニアソレノイドバルブ及びオンオフソレノイドバルブなどが設けられており、これらソレノイドバルブの励磁・非励磁を制御して油圧回路を切り換えることによって、ベルト式無段変速機4の変速制御やロックアップクラッチ24の係合・開放制御などを行う。油圧制御回路20のリニアソレノイドバルブ及びオンオフソレノイドバルブの励磁・非励磁は、ECU8からのソレノイド制御信号(指示油圧信号)によって制御される。
−ECU−
上記ECU8は、図2に示すように、CPU81、ROM82、RAM83及びバックアップRAM84などを備えている。
ROM82には、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPU81は、ROM82に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。また、RAM83はCPU81での演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM84はエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
これらCPU81、ROM82、RAM83、及び、バックアップRAM84はバス87を介して互いに接続されるとともに、入力インターフェース85及び出力インターフェース86に接続されている。
ECU8の入力インターフェース85には、エンジン回転数センサ101、スロットル開度センサ102、水温センサ103、タービン回転数センサ104、入力軸回転数センサ105、車速センサ106、アクセル開度センサ107、CVT油温センサ108、ブレーキペダルセンサ109、及び、シフトレバー9のレバーポジション(操作位置)を検出するレバーポジションセンサ110などが接続されている。そして、この入力インターフェース85によって、各センサの出力信号、つまり、エンジン1の回転数(エンジン回転数)Ne、スロットルバルブ12の開度θth、エンジン1の冷却水温Tw、タービンシャフト28の回転数(タービン回転数)Nt、入力軸40の回転数(入力軸回転数)Nin、車速V、アクセルペダル等のアクセル操作部材の操作量(アクセル開度)Acc、油圧制御回路20の油温(CVT油温Thc)、常用ブレーキであるフットブレーキの操作の有無(ブレーキON・OFF)、及び、シフトレバー9のレバーポジション(操作位置)などを表す信号がECU8に供給される。出力インターフェース86には、スロットルモータ13、燃料噴射装置14、点火装置15及び油圧制御回路20などが接続されている。
ここで、ECU8に供給される信号のうち、タービン回転数Ntは、前後進切換装置3の前進用クラッチC1が係合する前進走行時には入力軸回転数Ninと一致し、車速Vはベルト式無段変速機4の出力軸44の回転数(出力軸回転数)Noutに対応する。またアクセル操作量Accは運転者の出力要求量を表している。
また、シフトレバー9は、駐車のためのパーキング位置「P」、後進走行のためのリバース位置「R」、動力伝達を遮断するニュートラル位置「N」、前進走行のためのドライブ位置「D」、前進走行時にベルト式無段変速機4の変速比γを手動操作で増減できるマニュアル位置「M」などの各位置に選択的に操作されるようになっている。
マニュアル位置「M」には、変速比γを増減するためのダウンシフト位置やアップシフト位置、あるいは、変速範囲の上限(変速比γが小さい側)が異なる複数の変速レンジを選択できる複数のレンジ位置等が備えられている。
レバーポジションセンサ110は、例えば、パーキング位置「P」、リバース位置「R」、ニュートラル位置「N」、ドライブ位置「D」、マニュアル位置「M」やアップシフト位置、ダウンシフト位置、あるいはレンジ位置等へシフトレバー9が操作されたことを検出する複数のON・OFFスイッチ等を備えている。なお、変速比γを手動操作で変更するために、シフトレバー9とは別にステアリングホイール等にダウンシフトスイッチやアップシフトスイッチ(所謂、パドルスイッチ)、あるいはレバー等を設けることも可能である。
そして、ECU8は、上記した各種のセンサの出力信号などに基づいて、エンジン1の出力制御、ベルト式無段変速機4の変速制御、ベルト挟圧力制御、及び、ロックアップクラッチ24の係合・開放制御などを実行する。
エンジン1の出力制御は、スロットルモータ13、燃料噴射装置14、点火装置15及びECU8などによって行われ、ベルト式無段変速機4の変速制御、ベルト挟圧力制御、及びロックアップクラッチ24の係合・開放制御は、いずれも油圧制御回路20によって行われる。これらスロットルモータ13、燃料噴射装置14、点火装置15、及び、油圧制御回路20はECU8によって制御される。
ベルト式無段変速機4の変速制御は、例えば図3に示すように、運転者の出力要求量を表すアクセル操作量Acc及び車速Vをパラメータとして予め設定された変速マップから入力側の目標回転数(目標回転速度)Nintを算出し、実際の入力軸回転数Ninが目標回転数Nintと一致するように、それらの偏差に応じてベルト式無段変速機4の変速制御、すなわちプライマリプーリ41の油圧アクチュエータ413に対する作動油の供給・排出によって変速圧が制御され、変速比γが連続的に変化する。
図3のマップは変速条件に相当するもので、車速Vが小さくアクセル操作量Accが大きい程、大きな変速比γになる目標回転数Nintが設定されるようになっている。また、車速Vは出力軸回転数Noutに対応するため、入力軸回転数Ninの目標値である目標回転数Nintは目標変速比に対応する。なお、ベルト式無段変速機4の変速比γは、最小変速比γminと最大変速比γmaxの範囲内で設定されている。
−走行中に動力伝達が遮断されたときの制御−
図4は、走行中に動力伝達が遮断されたときの制御を説明するためのフローチャートである。次に、図4を参照して、走行中に動力伝達が遮断されたときの制御について説明する。なお、以下の各ステップは、ECU8(図2参照)により実行される。
まず、ステップS1において、車速センサ106の検出結果に基づいて、車両が走行中であるか否かが判断される。そして、走行中であると判断された場合には、ステップS2に移る。なお、車両の走行中には、たとえば、シフトレバー9がドライブ位置「D」にされている。その一方、走行中ではないと判断された場合には、リターンに移る。
次に、ステップS2において、アクセル開度センサ107の検出結果(アクセル開度Acc)に基づいて、アクセルペダル等のアクセル操作部材がオフにされたか否かが判断される。そして、アクセル操作部材がオフにされたと判断された場合には、ステップS3に移る。その一方、アクセル操作部材がオフにされていない(アクセル操作部材がオンである)と判断された場合には、リターンに移る。
次に、ステップS3において、レバーポジションセンサ110の検出結果に基づいて、シフトレバー9がニュートラル位置「N」に操作されたか否かが判断される。そして、シフトレバー9がニュートラル位置「N」に操作されたと判断された場合には、ステップS4に移る。その一方、シフトレバー9がニュートラル位置「N」に操作されていないと判断された場合には、リターンに移る。
次に、ステップS4において、前後進切換装置3により、エンジン1とベルト式無段変速機4との間の動力伝達が遮断される。具体的には、前後進切換装置3の前進用クラッチC1及び後進用ブレーキB1が開放されることにより、ベルト式無段変速機4の入力軸40とトルクコンバータ2のタービンシャフト28とが開放される。
次に、ステップS5において、動力伝達の遮断が完了したか否かが判断される。そして、動力伝達の遮断が完了したと判断された場合には、ステップS6に移る。その一方、動力伝達の遮断が完了していないと判断された場合には、ステップS5が繰り返し行われる。すなわち、動力伝達の遮断が完了するまで待機する。
次に、ステップS6において、ベルト式無段変速機4の変速比γの目標値が最小変速比γminに設定される。これにより、図5に示すように、目標回転数Nintが最小変速比γminに対応する回転数になる。ここで、本実施形態では、車速Vにかかわらず、すなわち、車速Vが低い場合であっても、変速比γの目標値を最小変速比γminにする。
−効果−
本実施形態では、上記のように、走行中にエンジン1とベルト式無段変速機4とを開放した場合に、車速Vが低くなってもベルト式無段変速機4の変速比γが最小変速比γminのまま維持される(図5参照)ことにより、車速Vが低い場合に変速比γを最大変速比γmaxに変更する従来の場合(図6参照)に比べて、駆動輪7L,7Rに伝わるロストルクが大きくなるのを抑制することができるので、惰行距離が短くなるのを抑制することができる。これにより、燃費の向上を図ることができる。なお、ロストルクは、ベルト損失、摺動抵抗、摩擦材の引きずりなどにより発生し、変速比γが大きくなる(ロー側)ほど駆動輪7L,7Rに伝わるロストルクは大きくなる。また、変速比γを最小変速比γminに固定することにより、ロストルクがばらつくのを抑制することができるので、ドライバが受ける減速感や走行抵抗がばらつくのを抑制することができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、本実施形態では、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車両に対して本発明を適用した場合について説明したが、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)車両や4輪駆動車に対しても本発明は適用可能である。
また、本実施形態では、エンジン1がガソリンエンジンである例を示したが、これに限らず、エンジンがディーゼルエンジンであってもよい。また、気筒数やエンジン形式(V型や水平対向型等)についても特に限定されるものではない。
また、本実施形態では、無段変速機の一例としてベルト式無段変速機4を示したが、これに限らず、無段変速機がチェーン式無段変速機であってもよい。
また、本実施形態では、走行中にシフトレバー9がニュートラル位置「N」に操作された場合に、ベルト式無段変速機4の変速比γを最小変速比γminにする例を示したが、これに限らず、走行中のアクセルオフ時にエンジン1とベルト式無段変速機4とを開放するフリーラン時において、走行中にエンジン1とベルト式無段変速機4とが開放された場合に、変速比γを最小変速比γminにするようにしてもよい。また、車両の走行抵抗測定時に、エンジン1とベルト式無段変速機4とを開放し、ベルト式無段変速機4の変速比γを最小変速比γminにするようにしてもよい。
また、本実施形態のステップS4において、動力伝達が遮断される前にエンジン1の運転が停止されるようにしてもよい。
1 エンジン
3 前後進切換装置(動力伝達装置)
4 ベルト式無段変速機(無段変速機)
8 ECU(車両の制御装置)

Claims (1)

  1. 走行用の駆動力源であるエンジンと、前記エンジンからの出力を変速する無段変速機と、前記エンジンからの出力を前記無段変速機に伝達または遮断する動力伝達装置とを備える車両の制御装置であって、
    走行中に前記動力伝達装置により前記エンジンと前記無段変速機とを遮断した場合に、車速にかかわらず前記無段変速機の変速比を最小変速比にすることを特徴とする車両の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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