JP2013160038A - ボルトの出っ張りを極端に少なくしたパイプ足場用クランプ。 - Google Patents

ボルトの出っ張りを極端に少なくしたパイプ足場用クランプ。 Download PDF

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Abstract

【課題】足場パイプ緊結用クランプ金具の締付ボルトは組み立て後、ボルトが大きく飛び出ている。ぶつかれば怪我したり物が損傷する。ボルトがナットより、少ししか出てなければ安全です。
【解決手段】ナット締付後、出ているボルト部分が非常に長いのは、ナット脱落防止のためボルト先端部がカシメてあり、完全に弛(ゆる)めた段階でボルトがナットのネジに全部噛み合っている上、締付け時毎に金具が僅かに変形し、ナットの回転が進むからである。長いナットを用意し、その半分以上を細い筒状に成形する。クランプのボルト受け部分の間口を僅かに広げただけで、ナットの筒状部分(くびれ部分)がはめ込める。ナットが長くなった分、ボルトを短くできる。手締め開始段階ではボルトは六角ナット部分のネジ山には掛かってないが、強い力が働き出す段階では六角ナット部分のネジと噛み合っている。「くびれ部分」のネジはボルトを引き寄せる役目だけで強い力は働かない。当然、ネジ部分の肉圧は薄くても問題ない。
【選択図】図2

Description

本発明は「金具締付けボルトの出っ張りを極端に少なくしたパイプ足場用クランプ」に関する。
従来のパイプ足場緊結用クランプはパイプとパイプをしっかり取り付ける事はできたが、人や車がぶつかったとき、できるだけ怪我や損傷を小さくする配慮は無かった。薄い樹脂製のカバーはあるが、塀や棚などの長期間使用のものでは、太陽光で劣化が進む。
発明が解決しようとする課題
一般の歩行者が通る道ではイタズラされて外されている場合も多い。車止めに使われた場合は、タイヤが当たると、この樹脂カバーをボルトが突き破っているのを、よく見かける。この場合はボルトが見えないので運転者は気づかずぶつけてしまうから非常にマズい。タイヤは小さい傷でもバーストする原因になる場合もあるので、従来のクランプを使う事がそもそも間違いに近い。(私は自動車修理工を6年経験している。推測ではない)いくら使うなと注意書きしても、配慮のない購入者をゼロにする事はできない。本発明の改良型でも出っ張り部分が少しはあるので適した使い方ではないが、従来型で使われるよりは、タイヤが傷つく頻度は格段に少ない。
大体、クランプ金具のボルトの出っ張り寸法は※異常な長さだと私には思える。ナット2ケ分近くある。人や物がぶつかる恐れのある場所に使うボルトとしては、ここまでの長さのものは殆どない。金具の二股部分の先端の上部側は刃物に近いと言える程、尖(とが)っている。これも無配慮過ぎる。つまり、クランプ金具は危険な突起物が二箇所もある。
※これには次の止むを得ない理由がある。
▲1▼ ナットを外せないようにボルトをカシめてある。カシめるためにはボルトがナットの全ネジ山と噛み合わせて少し突き出させなければならない。
▲2▼ ナットが外せれば金具に対してボルトを垂直にでき、ここからの操作になるが、このボルトの根元には横穴があり、ピンが通っていて回転する方式です。取り付けるときは回転させながら金具の二股部分を通り越さなければならない。二股の鼻先をかわすときの角度は約20°です。垂直ではなく傾いた分の寸法が必要になる。これは6%長い。
▲3▼ この鼻先はナットを締める位置より、少し高い。これはボルトが二股部分から外れるのを防ぐためですが、ボルトを長くする追い風になっている。
▲4▼ 金具の材質は弾力性が高くない。そのため再使用する度に僅かだが変形する。つまり、使う度にナットが僅かに前進する。
この二大欠点を補うために市販されている「樹脂カバー」は力量不足と私には思える。ボクシングに例えると、出っ歯のボクサーがマウスピースもしないで、相手の素手のパンチを受けるのに似ている。「樹脂カバー」は「くちびる」に相当する。パンチを受ける方は唇が切れるし、相手の拳(こぶし)も歯で切れてしまう。
もちろん、軽くぶつかったのなら、「樹脂カバー」は十分機能する。クランプ金具は道路に面したところにも使われるので、自転車やバイクに乗った人がぶつかる事もあれば、真っ暗な夜道で、全く気づかず、強くぶつかる事もある。こんな場合は「樹脂カバー」が役立つとは限らない。
ただ、ボルトが異常に出っ張っているのは止むを得ない事情がある。建築足場に使う場合は、一つの現場で数百個の金具を使う事が多い。ボルトがナットに嵌(は)まったままで締め込めないと、はるかに時間が掛かってしまう。ボルトとナットが分離できると、ウッカリ落とす恐れがある。50mの高所の足場もある。比重1弱の雹(ひょう)でも怪我をする事がある。氷の塊(かたまり)より高度では下回っても、比重が8近い鉄のナットの50mからの加速度は恐ろしい。8分の1しか空気抵抗のないところでナットと同じ大きさの氷の塊が50mの高さから落下するのに等しい。
だからナットが容易に外れないようボルトを4ヵ所もカシめてある。ナットが外せると、紛失して口径が1ミリも大きい※市販のユルユルナットを使われる恐れがある。あいにくクランプ金具のボルト、ナットは規格外なので同じサイズのものは市販されてない。作業の効率、安全性の両面を考えた上で作られたのは分かる。3mに満たない柵やフェンスで利用する消費者は高所作業の安全性とは無縁だから、有り難みを感じない。危険な突起物、2ヵ所の欠点だけが浮き彫りになる。
※クランプ金具のボルト径は11φ(直径11mm)だが、規格外なので市販されてない 。12φや1/2インチの直径の建築用ナットなら最後までねじ込めるが、ユルユルな ので危険です。
尚、実用化はされてないが、ボルトの出っ張りを解消するため、ボルトを筒状ナットに替え、ナットをボルトに替えた逆転タイプの特許申請が出されている。ボルトの出っ張りは完璧に解決されているが、ボルト脱落は考慮されてない。紛失して※市販のボルトを使われる恐れがある。寸法が不足していてネジが三山し掛かってないかも知れないのに、目でっ確認できない。ボルトをナットに替えると取り付け側の金具の間口を大きくする必要があり、クランプ金具を根本的に作り直さなければならない。クランプ金具は超大量生産されている。業者が保有している金型の総数も大変な数のハズ。高価な金型を作り直して採算が取れるかどうかの点で新製品開発には踏み切れないと思える。
※これも、規格品は無いが市販の10φの建築用ボルトならユルユルだが、ねじ込めるの で始末が悪い。
課題を解決するための手段
パイプ足場用クランプ締付けボルトは金属パイプを締付け後はナットより、かなり飛び出している。通常のナットを3ケ積み重ねた位の長ナットを用意し、ナット1ケ半分位の外周を極めて細い円形に成形する。これによりボルトの長さはナット1ケ半分位、短くしても、同じように機能する。
本発明のナットはナットの途中までしかボルトに噛み合っていない状態で取り付け始める。ナット外れ防止のためにボルトをカシめることは不可能です。そこで、くびれ部分先端部近くのみ、やや外周を大きくする。
この部分にスナップリングを取り付けるため外周にスリットを入れる。また、ボルトの根元近くに極めて細い穴を開ける。この穴はパイプに向かって直角方向より僅かに角度を傾ける。パイプの軸方向に斜めにすることで、ナットが回転してボルトの根元に近づくに伴い、ワイヤーも突き進んでくる。そのワイヤーがパイプ沿いにスライドした方が邪魔にならないし作業中にワイヤーの先端で指などを突く恐れがなくなるからです。
スリットの溝底径はスナップリング内径よりも少し小さくし、溝幅はスナップリング厚の2倍前後にする。これにより、スナップリングを容易に回転させることができる。スナップリングの材質は比較的錆びにくいのでステンレスにする。ステンレスでも異金属と接触させておくと長い間には錆びる。ボルトは鉄なので、異金属に触れることで電位差が生じ、※電気が発生する。電気が流れると酸化する。クランプ金具は屋外で取り付けられてから5年後に外されて再使用する場合もある。スナップリングもナットの溝も錆びている。だから溝巾はタップリな寸法にする必要がある。
※金属でかぶせた歯でチューインガムの包装紙(アルミ箔の)を噛むと、舌がピリッとす る。これも異金属接触による電気の発生です。
ボルト穴とスナップリングの両方の穴に極めて細いステンレス製などのワイヤーを通し、両端にカシめ部品をはめ込み、カシめる。このナットをゆるめきった時には外せる程度の長さのワイヤーにする。
ボルト受入れ部分の二股に分かれた先端は尖っているのでぶつかれば怪我をする恐れがある。この先端の開いている部分にカバーを掛け、それに続けてナット外周に内接する穴が開けられたナットカバーを成形する。二股に分かれた先端部分のカバーは凸型に成形し、カバーの下端の両方に僅かな出っ張りを設ける。カバーというより「空間を埋めるもの」という表現の方が相応(ふさわ)しい。
締付け前には「くびれ部分」(細い円筒)のネジ山にしか噛み合っていない。工具で締付け後には6角ナット部分に全山噛み合っている。ネジ山に極めて小さい力しか働かない段階での、ボルト引き寄せ用の「くびれ円形ナット部分」と「ネジ山に大きい力が働く六角ナット部分」が一体となって成形された「くびれ付き長ナット」と「短いボルト」の組み合わせで成形されたものになる。
このナットはナットのくびれ部分にしかボルトが噛み合っていない状態で取り付け始める。このときナットを上から見るとネジ山をナット一つ半分位残してボルトの頭が見える。当然、ナット外れ防止のためにボルトをカシめることは不可能です。そこで、くびれ部分先端部近くのみ、やや外周を大きくする。この部分にスナップリングを取り付けるため、外周にスリットを入れる。また、ボルトの根元近くに極めて細い穴を開ける。
スリットの溝底径はスナップリング内径よりも少し小さくし、溝幅はスナップリング厚の2倍前後にする。これにより、スナップリングを容易に回転させることができる。
ボルト穴とスナップリングの両方の穴に極めて細いステンレスワイヤーを通し、両端にかしめ部品をはめ込み、カシめる。このナットをゆるめきった時には外せる程度の長さのワイヤーにする。ゆるめきった時に外せないと、工具で無理矢理、ナットを弛めるとワイヤーが切れてしまい、ナットが落下する恐れのあるクランプになってしまう。
ナットが回転すると、最初はスナップリングも引きずられてワイヤーが※回転方向に傾くがそれ以上は傾かない。(最大でも1/2回転位で止まる)このためワイヤーがボルトに巻きつくことは無い。スナップリングはシャフトに挿入された部品の外れ止めに使うものなので本来の使い方とは全く異なる方法で利用することになる。
※ステンレスワイヤーは丸めようとしても弾(はじ)き返り、直線に戻ろうとする。つま り直線を記憶していてそれに戻る。元祖形状記憶合金と言ってもおかしくない。この用 途には、最適な材質であり、製品だと思う。本発明に適合すると思える直径0.81m mのステンレスワイヤーでも引っ張り強度はメーカー保証値で20kgある。強度の点 でも十分です。
尚、クランプ金具は5年野外で雨ざらしのまま使用された後、一旦、外されて再使用される場合もあり得るので、ワイヤー、スナップリング共、ステンレス製のものしか適性がないと断定できる。但し、スナップリングは異金属と接触しているので、ステンレスでも、やや腐食しやすい。鉄にメッキしたものよりは有利と言えても、雨ざらしした10年後はスナップリングが錆びついて回転不能になるかも知れない。
このワイヤーはあくまで、ナットの外れ防止ではなく、落下と紛失防止が最大の目的だからです。
本発明のナットは非常に長いので二股部分に組付け可能なところまでゆるめた段階でも、ナット1ケ半分位噛み合っている。必要もないのに更に1ケ半分ゆるめて、ナットを落とすとは考えにくい。但し、次のようなケースはあり得るのではないか?※車に3ヵ月も積みっ放しなら、振動で外れてしまうナットもあるのではないか?
あるいは二山しか掛かってないまでゆるんでいたら現場で外れてしまう。そこが高所だったら大変です。無くしたのでホーセンターに買いに行く。ピッタリのはないが、太さが1mmも大きいナットなら何とか合う。通常、違うサイズのナットはネジ込んでも何とか入るが、ピッチが違うので途中で止まる。
ところが、このナットはピッチもかなり違うのに最後までねじ込める。太さが1mmも違うとピッチの違いも苦にしない。最後までねじ込めるので、恐らく4人か5人に一人は、建築関係のボルトは随分ガタ付きが多いと思い込むのではないか?そもそも、クランプボルトが規格サイズのボルトではない事を知らない人の方が多いハズ。私はボルトの専門店を訪ねたので、このボルトは建築関係でも機械関係でも作ってない特殊サイズだと教えてもらったから知り得た。
ガタ付きが多いと思い込むのは、これ程出回っている商品が特殊サイズであるハズがない。だから店に置いてあるのが正規のナットだと思い込みやすい。ナットが外れるのは本当に稀なことでしょうが、ガタ付きが多いだけで問題ないナットだと見過ごす人は結構いるのではないか?登山ロープなどの命綱は1千万本に1本切れても製造者責任を問われる。足場は命綱に匹敵する。以上がステンレスワイヤーにこだわる理由です。
※車に積んだクランプ金具のボルトがほぼ、垂直方向になる角度で置かれているとする。 それも、ボルトの端部が下向きになっていたとしよう。車だから激しい上下動をする。 この振動でナットは右にも左にも回る。右に半回転、左に半回転するか?私は違うと思 う。右に1/4回転、左に半回転する場合が多いのではないか?引力方向の方が回りや すいからです。
だから、車に3ヵ月どころか1ヵ月積んでいただけでナット脱落も有り得ると思う。これをほぼ証明する実例があった。十年位前に新幹線のモーターが脱落する事故が報道された。モーターを取り付けている4本のナットが全て外れたからです。鉄道総合研究所にも問い合わせたが、毎日点検している箇所なので、1日で一気に4本とも弛み出して、全部外れたそうです。
原因はボルト・ナットの接触面のフレームの塗装を剥がさずにナットを締付けたからです。塗装の厚さは50ミクロン(1/20mm)程度です。100倍にしてみれば分かる。フレームに5mmの厚さのゴムパッキンを挟んでナットを締めたらどうなる。ゴムパッキンは削れたり、溶けたりして、ナットとの間に隙間ができる。車体の激しい振動でナットは何度もハンマーで叩かれた状態と同じになる。それが上向きだったとしても弛(ゆる)む方向へのインパクト(衝撃力)ということになる。結果として全てのナットが脱落した。
この大事件での教訓がある。新幹線の設計者集団はメカを知り尽くしたプロのハズです。優秀な技術者集団でもこんな初歩的なミスをする。クランプ金具は技術的な勉強をしたことのない職人が扱う場合も多い。ナットを紛失して、代替えのユルユルナットを何の疑問も持たず、取り付ける人も稀にはいることは十分考えられる。だから「紐付きナットが過剰装置では無い」!と言いたい。
クランプ金具の「二股部分のカバー」を装着したものを真っ正面から見ると上部にはナットを囲んでいる輪切り形状のもの、下部は空間埋め込み部分である。取り付けはナットに輪切り形状部分をはめ込みかけた状態のとき、二股部分に埋め込み部分も押し込む。カバー下端の両側の内方向に小さな凸部を設ける。金具の二股部分下部に食い込むので、一旦、はめ込むと、マイナスドライバーを差し込んで起こさないと容易に外れない位、脱落しないカバーが実現する。
発明の効果
足場パイプ緊結用クランプ金具を見かけたとき、いやにボルトがナットから飛び出ているなと感じていた。ナット高の1.5倍のもあれば2倍近いのもある。クランプ金具は当初、工事期間中の短期間しか使用しない足場用として開発されたものだと思うが、その後、塀・棚・駐車場の車止め・物置や駐輪場の骨組みなど、永続的に使用されるものにも多数使われ出した。どれも、人や、車が行き来するところに使われている。
ボルトが長く飛び出ていて支障が出ないハズがない。ボルトは、ナットと面(つら)か又はネジが一山か二山飛び出ているのが理想です。ただ例外はある。木造建築用(軸組み工法)のボルトです。締めた後でナット高の3倍以上はザラにある。締めたとき、木材が圧縮されるのと、寸法がかなり違う木材でも適応できるようにボルトのネジ山が非常に長い。建築用のボルトは殆ど、壁等で覆われるため、いくらボルトが突き出ていても完成後は怪我の原因にはならない。
自動車のボルトでも例外はある。ホースを取り付けるホースバンドのボルトです。これは、特殊な使い方なので止むを得ない。自動車に限らず、金属同士を固定するボルトナットでナット高の1.5倍もボルトが飛び出ているのは先ず無い。
本発明なら工具で締付け後、ボルトが完全には届かず、ナットのネジが一山残っていたとしても、くびれ部分のネジ山にも多少の強さはあるので強度には十分な余裕がある。初回に通常のトルク(回転力)で締めたら、一山残し。二、三回使用したら面(つら)。更に使用を重ねた上、強いトルクで締めたら、ボルトが二山か三山飛び出る。不利な条件が重なってもこの程度の飛び出しで済む。
くびれナット部分には強い力が働かないからネジ谷から外周までの肉厚は大量生産でも可能なら、0.2mmもあれば十分です。もう少し肉圧を大きくしたとしてもくびれ部分の直径はそれほど大きくならない。つまり、金具の二股部分を2mm弱広げれば十分です。
既成の金具に、二股部分の空間をなぞったより2mm前後、幅広な先の丸いV字形状のハンマーに似たものを製作し、楔(くさび)のように打ち込んで二股部分を広げる。多量ならならプレス加工する。奥の両側だけは、僅かな寸法を削り落とす。ボルトはナット1.5ケ分位短いものに替え、ボルトの根元近くに小さな穴を開ける。既成の金具にこれっぽっちの加工とボルト交換で、製品化できる。
(請求項2)の本発明品は作業する時も既成のものと何ら遜色ない。ステンレスワイヤーも全く邪魔にならない。インパクト電動ドライバーの先にソケットを取り付けた作業でも、比較的高価なロングソケットでなく、通常のソケットでも操作できる。メガネレンチで締める場合はボルトが出てない方が操作しやすい。遜色ないどころか作業の点でもやや有利と言える。
ボルトの飛び出しが解消されると、二股に分かれたボルト受け部分の突起が特に目立つ。この突起の先端を少々丸く加工しても、僅かな効果しかない。焼け石に水でしょう。割れ目の間に詰め物をして空間を埋めれば根本的な解決になる。このカバーは高所から落下しても、怪我や物の損傷を小さくするため比重の小さい合成ゴムなどの材料を選択する。
従来のクランプ金具は「強くぶつかれば怪我をする。だからやや好ましくない」を超えて「危険な欠陥金具」というレベルに近いと私は感じていた。その理由は図(5)の左側は二股部分の正面図で右側は二股部分を真ん中から切断した側面図です。正面図の斜線部分は刃物に似ている。まさかり(金太郎が担[かつ]いでいる人型の斧)を正面から見た形にそっくりです。
ボルトの出っ張り寸法も、足場の場合は通路が狭い。フェンスの代用として使う場合は、歩行者や自転車が頻繁に通る。こんな用途の所にあるものとしては異常に出っ張った危険なボルトといってもおかしくない。つまり従来のものは「出っ張りボルト付き、まさかり金具」これに較べれば「本発明の金具」と「本発明のコンパクトで外れにくく安価なカバー」を併用したものは「人に優しい安全金具」と言いたい。言い過ぎかも?
クランプ金具の組付け前の斜視図である。 クランプ金具の組付け後の斜視図である。 クランプ金具の組付け後の斜視図を拡大したものである。 クランプ金具にカバーを掛けた斜視図である。 クランプ金具の二股部分の左は正面図・右は二股部分を真ん中から切断した側面図である。 くびれナットの断面図である。 スナップリング取り付け用のくびれナットの断面図とスナップリングの外形図、及びくびれナットの正面図である。 クランプ金具のボルトに「くの字形」に穴を開けた断面図と圧縮コイルスプリングを取り付けた外形図である。 クランプ金具のボルト・ナットとナット脱落防止用の「鍋蓋タイプ金具」の断面図である。左の図はナットを弛めた状態である。 「鍋蓋タイプ金具」を指で摘んで持ち上げたボルトの断面図とナットと指の斜視図である。 クランプ金具用カバーの三方向からの斜視図である。 クランプ金具用カバーにU字形金属バネを鋳込んだ2方向からの斜視図である。

Claims (6)

  1. パイプ足場用クランプ金具締付けボルトは金属パイプを締付け後はナットより、かなり飛び出している、通常のナットを2.5ケ積み重ねた位の長ナットを用意し、ナット1.5ケ分位の外周を極めて細い円形に成形する、締付け前には「くびれ部分」(細い筒状)のネジ山にしか噛み合っていないが、工具で締付け後には6角ナット部分に全山噛み合っている、ネジ山に極めて小さい力しか働かない段階での、ボルト引き寄せ用の「くびれ円形ナット部分」と「ネジ山に大きい力が働く六角ナット部分」が一体となって成形された「くびれ付き長ナット」と「短いボルト」の組み合わせで成形されたことを特徴とする「金具締付けボルトの出っ張りを極端に少なくしたパイプ足場用クランプ」
    参考図:図(6)
  2. 本発明のナットはナットの途中までしかボルトに噛み合っていない状態で取り付け始めるので、ナット外れ防止のためにボルトをカシめることは不可能です、そこで、くびれ部分先端部近くのみ、やや外周を大きくする、この部分にスナップリングを取り付けるため外周にスリットを入れる、また、ボルトの根元近くに極めて細い穴を開ける、スリットの溝底径はスナップリング内径よりも僅かに小さくし、溝幅はスナップリング厚の2倍前後の大きさにする、これにより、スナップリングを容易に回転させることができる、ボルト穴とスナップリングの両方の穴に極めて細いステンレス製などのワイヤーを通し、両端にかしめ部品をはめ込み、カシめる、このナットをゆるめきった時には外せる程度の長さのワイヤーにする、高所からの落下を考慮しており、外れ防止ではなく落下と紛失防止が目的だからです、「ナット落下防止装置」を取り付けた事を特徴とするパイプ足場用クランプ」。
    参考図:図(1)・図(2)・図(3)・図(7)
  3. (請求項2)と同じ目的の別案です、図(8)のようにクランプボルトの軸方向に一本、ン、軸とは斜め方向にも一本、穴を開ける、二本の穴は、くの字形でつながっている、この穴にステンレスワイヤーを通しボルトの側面の穴側に圧縮用コイルスプリングをはめ込む、ボルト端部には丸いお盆にテーパー形状(円錐台)のものを載せて接合させ、真ん中に穴を開ける、これをひっくり返してボルトの端部にかぶせる、この穴にワイヤーを通す、コイルスプリングにもワイヤーを通す、お盆とコイルスプリングの両端部にワイヤーロック部品を差し込み圧着する、ボルトにナットを載せた(ねじ込まず)状態のときはコイルスプリングが僅かに圧縮されている程度にする、クランプボルトは金具をパイプにハメ込んだ状態のときボルトが二山か三山しか出てない程度の短さにする、この長さは従来品よりナット1.5個分短いが、この長さでもナットが載った状態ならクランプ金具の二股部分はかろうじてくぐれる、もし、当たっても、スプリングが圧縮されてボルトが浮くので容易に二股部分に挿入できる、このワイヤーとコイルスプリングは、次の効果も生む、二股部分に押し込んだ状態のときはボルトとナットが接触しているので、直ぐ締め込めるし、ナット落下防止にもなる、ボルト端部とナットの接触機能と、「ナット落下防止装置」を取り付けた事を特徴とするパイプ足場用クランプ」。
    参考図:図(8)・図(9)・図(10)
  4. クランプ金具のボルトの飛び出しは(請求項1)(請求項2)で解決できるが、ボルト受入れ部分の二股に分かれた先端は尖っているのでぶつかれば怪我や物が損傷する恐れがある、先端の開いている部分にカバーを掛け、それに続けてナット外周に内接する穴が開けられたナットカバーを成形する、二股に分かれた先端部分のカバーは凸型に成形する、カバーというより「空間を埋めるもの」という表現の方が相応(ふさわ)しい、クランプ金具を真っ正面から見ると上部にはナットを囲んでいるドーナツ形状のもの、その下部は空間埋め込み部分である、外れ防止のため、カバー下部の両方の端部は内側方向に向かって凸部を設ける、これにより、カバーを装着すると、カバーが金具の下部に引っ掛かるので、外れない、一旦、はめ込むと、マイナスドライバーを差し込んで起こさないと容易に外れない位、脱落しないカバーが実現する、このカバーは「二股部分の先端とその周辺部に直接、接触する形に成形されている、そのため、かなりの衝撃を受けてもカバーが損傷しない、またナット外周にはまり込んでいるので、殆どの角度からの外力にも外れにくい効果をもたらすが、クランプボルトの根元方向からの外力には外れやすい、金具締付けボルトの出っ張りを極端に少なくしたクランプ金具用の尖った二股部分とナットの両方をカバーして怪我や物の損傷を防ぐ事を特徴とする「クランプ金具用カバー」
    参考図:図(5)・図(11)
  5. (請求項4)のカバーは合成樹脂や合成ゴムで作製する、カバーが金具の下部に引っ掛かるので、外れないと表現されているが、これはあくまで、これらの材料が弾力性があるから実現できる、このカバーは太陽光を浴びる屋外で使用される場合が多い、数年で劣化するし、弾力性も落ちてくる、弾力性が落ちたのは、外観では見分けられないが、軽くぶつかっただけでも外れ易くなる、そこでカバー下端のU字型部分に沿って溝をつくり、U字型のスプリングを埋め込む、このスプリングのイメージは洗濯ばさみのスプリングを外すとC字形になっている、当然、内側に締めつけるような力が働く、(請求項4)のクランプ金具用カバーの締付け力を強化し、長持ちもさせるため「U字形スプリングを埋め込んだクランプ金具カバー」
    参考図:図(4)・図(14)
  6. (請求項1)の「くびれ付きナット」は、全ての産業分野で発明されてない、例えば、家を囲うフェンスのパイプに貫通させるボルトは、少し、長さに余裕がある方が、作業が容易にできる、ところが、結果として締付け後には、ボルトが出っ張りっ過ぎたものになっている、自動車のバッテリー取り付けボルトも、かなりボルトが長く出っ張っている、これは、バッテリーの大きさ(高さ)がメーカーによって違うので、どのバッテリーでも取り付けられるようにしてあるためです、つまり、長いは短いを兼ねるということです、この2例とも、極端に強い力は働かない、ボルトが短めのため、6角ナット部分に本締め後も届かず、くびれ部分とのかみ合わせだけだったとしても、問題ない、但し、極端にくびれ部分のネジ底が薄いのは除く、本発明のくびれナットに一見、似ているものにドアの鍵の取り付けビスがある、アパートの鍵などで使われている、ドアの鍵の本体はドアを鍵金具(丸いプレート)で両側から挟みつけて取り付けるものが多いが、ドアにより厚さは、かなり違う、これに対応するため、頭がプラスのビスともう一方は同じく頭がプラスの筒状ロングナットで締めつけるようになっている、噛み合うネジ部分が長いため、ドアが厚かろうが薄かろうが対応でき、ビスが出っ張らない、クロスネジなので、頭の部分がネジにはなっていない、本発明は頭の部分がネジなので本締め終了時には六角ナットのネジに噛み合っている、強度的には頼りない筒状ナットではなく、強度の保証された六角ナットだから不安要素がない、「一見、似ているもの」はボルト・ナット(ビス・ナット)の寸法不足を補うのが目的の筒状ロングナットであるが、本発明は「強い力が働かない段階でのボルト・ナットを引き寄せる目的の筒状くびれ付きナット」である、「一見、似ているもの」は本締めで「筒状ロングナット」に強い力が働くが、本発明は「筒状ナット部分」には「常に強い力が働かない」ということが「根本的な違い」です、(請求項1)の「くびれ付きナット」は全ての産業分野に及ぶという特徴を備えた発明であるナット。
    参考図:図(6)
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JP2012037999A Pending JP2013160038A (ja) 2012-02-07 2012-02-07 ボルトの出っ張りを極端に少なくしたパイプ足場用クランプ。

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