JP2013159860A - 製紙用シュープレスベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】 抗クラック発生の優れたシュープレスベルトの提供。
【解決手段】 補強繊維基材6とポリウレタン層21,22とが一体化してなり、前記補強繊維基材が前記ポリウレタン中に埋設され、前記ポリウレタンで形成された製紙用シュープレスベルトであって、前記ポリウレタン層を形成するウレタンプレポリマー(A)の鎖延長剤として、(c)ジメチルチオトルエンジアミン 70〜99.5モル%と(d)他の硬化剤 0.5〜30モル%の混合硬化剤(B)とを、ウレタンプレポリマー(A)のイソシアネート基(−NCO)に対する混合硬化剤の活性水素基(−H)の当量比(−H/−NCO)が1.02〜1.15となる割合で加熱硬化して得られたポリウレタンを使用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、製紙用シュープレス装置に使用される製紙用シュープレスベルト(以下、シュープレスベルトと言うことがある)、特に、クローズドタイプのシュープレスに使用されるシュープレスベルトに関する。更に詳しくは、特定組成のウレタンプレポリマーを混合鎖延長剤で加熱硬化させたポリウレタン層中に埋設された補強繊維基材を有する構造の抗クラック特性に優れるシュープレスベルトに関する。
製紙用シュープレス装置では、図3に示すように、プレスロール1とシュー5との間に、ループ状のシュープレスベルト2を介在させたシュープレス機構を用い、プレスロール1とシュー5とで形成されるプレス部において、搬送フェルト3と湿紙4を通過させて脱水を行っている。
また、シュープレスベルト2は、図1に示すように、ポリウレタン層に埋設された補強繊維基材6の両面にポリウレタン外周層21、ポリウレタン内周層22を設けて構成され、更にプレスロール側のポリウレタン外周層21の表面には多数の凹溝24が形成されており、プレス時に湿紙4から絞り出された水を凹溝24に保持し、更には保持した水をベルト自身の回転によりプレス部の外に移送するようになっている。そのため、プレスロール側のポリウレタン外周層21に設けられた凹溝24はプレスロール1とシュー5で加圧されたときの形状保持特性を改善することが要求されている。さらに凸部25は、プレスロール1による垂直方向の押圧力や、シュープレス領域におけるシュープレスベルトの摩擦、屈曲疲労に対して耐クラック性、耐屈曲疲労性、耐摩耗性等の機械的特性を改善することも要求されている。
このような理由から、シュープレスベルト2のポリウレタン外周層21を形成する樹脂材料として、耐クラック性、耐摩耗性に優れるポリウレタンが広く使用されている。
例えば、特開平11−247086号公報(特許文献1)は、補強繊維基材とポリウレタンとが一体化してなり、前記ポリウレタンが外周層および内周層で形成され、前記補強繊維基材が前記ポリウレタン中に埋設されたシュープレスベルトにおいて、外周層および内周層を形成するポリウレタンとして、トルエン−ジイソシアネート(TDI)とポリテトラメチレングリコール(PTMG)とを反応させて得られる末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(武田試薬製タケネートL2395:商品名)と、硬化剤(鎖延長剤)として3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニールメタン(いわゆるMBOCA、MOCAの商品名で市販されている化合物で、4,4’−メチレンビス−オルトクロロアニリンもしくは4,4’−メチレンビス−(2−クロロアニリン)と命名されることもある。)とを加熱硬化して得られるポリウレタンを使用するものである。
また、特許第3698984号明細書(特許文献2)、米国特許第7374641号明細書(特許文献3)、欧州特許第0855414号明細書(特許文献4)、特許第3803106号明細書(特許文献5)、および、米国特許第7090747号明細書(特許文献6)は、補強繊維基材とポリウレタンとが一体化してなり、前記ポリウレタンが外周層および内周層で形成され、前記補強繊維基材が前記ポリウレタン中に埋設されたシュープレスベルトにおいて、外周層を形成するポリウレタンは、トルエン−ジイソシアネート(TDI)とポリテトラメチレングリコール(PTMG)とを反応させて得られる末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(三井化学株式会社製ハイプレンL:商品名)と、ジメチルチオトルエンジアミン(いわゆるethacure300:商品名)とを加熱硬化させて得られるポリウレタンを使用するものである。
前記特許文献1記載の硬化剤3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニールメタン(いわゆるMOCA)に代えて特許文献2から特許文献6に記載のジメチルチオトルエンジアミン(いわゆるethacure300:商品名)を使用した理由は、特開平7−292237号公報(特許文献7:段落〔0006〕参照)が4,4’−メチレンビス−(2−クロロアニリン)の毒性を指摘し、硬化剤としてジエチルトリレンジアミンの使用を推奨したこと、並びに、雑誌「ポリファイル」(非特許文献1)が、MOCAは、毒性があるので、MOCAと同程度の低温硬化性に優れる毒性の小さいethacure300をMOCAの代替品と使用すること、雑誌POLYMER」(非特許文献2:図7及びConclusionの欄参照)が、TDI・PTMG系ウレタンプレポリマーの硬化剤として、MOCAで硬化されたポリウレタンよりethacure300で硬化されたポリウレタンの方が低温硬化性に優れ、クラック成長抑制効果に優れるので、MOCAの代替品としてethacure300を使用することを薦めていた背景が存在する。
また、特開平10−212333号公報(特許文献8)はベルトを構成するポリウレタンの硬化剤として、4,4’−メチレンビス−(2−クロロアニリン)およびジメチルチオトルエンジアミンを併記する。
特開平11−247086号公報 特許第3698984号明細書 米国特許第7374641号明細書 欧州特許第0855414号明細書 特許第3803106号明細書 米国特許第7090747号明細書 特開平7−292237号公報 特開平10−212333号公報
非特許文献2の図7の抗クラック発生テスト結果が、「MOCA使用のポリウレタンは、ethacure300使用のポリウレタンより初期引き裂き強度エネルギーは高いが、この強度で破断してしまうのに対し、ethacure300使用のポリウレタンはMOCA使用のポリウレタンの初期クラック発生引き裂き強度エネルギーは小さいが、その後のクラックテスト継続結果から理解されるように小さなクラックの発生の増加は暫時増加するが、破断には到らない。」ことを示すように、特許文献1の図面記載の表面に溝を有するシュープレスベルトにおいては、抗クラック発生テスト結果は非特許文献2の図7の抗クラック発生テスト結果と同じ傾向を示すが、この溝を有していないシュープレスベルトにおいては、ethacure300使用のポリウレタンの方がMOCA使用のポリウレタンよりクラック発生強度エネルギーが小さいことが窺い知れる。
本発明は、ウレタンプレポリマーの硬化剤として、ethacure300を主成分とし、低温硬化性に優れる他の硬化剤を従成分として併用し、ウレタンプレポリマーの硬化を完全に行わしめ、シュープレスベルトが最外側表面に溝を有していても、溝を有していなくてもより抗クラック発生テスト結果が優れたシュープレスベルトを提供することを目的とする。
本発明は、補強繊維基材とポリウレタン層とが一体化してなり、前記補強繊維基材が前記ポリウレタン中に埋設された、ポリウレタンで形成された製紙用シュープレスベルトであって、前記ポリウレタンとして、(a)トルエン−ジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタン−ジイソシアネート(MDI)、パラフェニレン−ジイソシアネート(PPDI)より選ばれたジイソシアネート化合物と、(b)長鎖ポリオールとを反応させて得られる末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(A)と、(c)ジメチルチオトルエンジアミン 70〜99.5モル%と(d)4,4’−メチレンビス(2,6−ジエチル−3−クロロアニリン)、4,4’−メチレンジアニリン、1,4−ブタンジオールより選ばれた硬化剤 0.5〜30モル%の混合硬化剤(B)とを、前記ウレタンプレポリマー(A)のイソシアネート基(−NCO)に対する混合硬化剤の活性水素基(−H)の当量比(−H/−NCO)が1.02〜1.15となる割合で加熱硬化して得られたポリウレタンであることを特徴とするシュープレスベルトを提供するものである。
湿紙側に対向するシュープレスベルトのポリウレタン外周層は、混合硬化剤により完全に硬化されたポリウレタンであるので、抗クラック発生テスト結果が向上したシュープレスベルトが得られる。
図1は本発明のシュープレスベルトの断面図である。 図2はシュープレスベルトの断面図である。 図3はシュープレス装置の断面図である。 図4はデマチャ式屈曲試験機を用いたクラック進展性の試験を説明する図である。 図5はシュープレスベルトのクラック発生を測定する試験の説明図である。
以下、図を用いて本発明の一例をさらに詳細に説明する。なお、本発明はかかる図面に記載された具体例に示すものに限られない。
図1は本発明のシュープレスベルト1の断面図で、補強繊維基材6と外周層21と内周層22のポリウレタンとが一体化してなり、前記補強繊維基材6が前記ポリウレタン中に埋設されており、ポリウレタン外周層に溝24が設けられているものを示す。
図2は、本発明に別の態様を示すポリウレタン外周層に溝24が設けられていないものを示す。
図3は、製紙機械におけるシュープレス機構の簡略図である。図中、2はシュープレスベルト、4は湿紙、3は抄紙用フェルト、1は加圧ロール、5はシューである。
図4は、デマチャ式屈曲試験機を用いてポリウレタン試験片61のクラック進展性の試験を行っている説明図である。
図5は、シュープレスベルト41のクラック発生を測定する試験機42の説明図である。
補強繊維基材6としては、前記特許文献1、特許文献3、特許文献4に記載された織布は勿論のこと、他の文献に記載された補強繊維基材も使用することができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維の5000dtexマルチフィラメント糸の撚糸を経糸及び緯糸として、経糸が緯糸で挟まれ、緯糸と経糸の交差部がポリウレタン接着により接合されてなる格子状素材である。繊維素材としては、ポリエチレンテレフタレートの代わりに、アラミド繊維、ナイロン6,6、ナイロン6,10、ナイロン6等のポリアミド繊維を使用しても良い。また、経糸と緯糸で素材の異なる繊維を使用しても良いし、経糸と緯糸の太さを5000dtexおよび7000dtex等と異なって使用してもよい。
シュープレスベルトの外周層21を形成するポリウレタンは、(a)トルエン−ジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタン−ジイソシアネート(MDI)、パラフェニレン−ジイソシアネート(PPDI)より選ばれたジイソシアネート化合物と、(b)長鎖ポリオールとを反応させて得られる末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(A)と、(c)ジメチルチオトルエンジアミン 70〜99.5モル%と(d)4,4’−メチレンビス(2,6−ジエチル−3−クロロアニリン)、4,4’−メチレンジアニリン、1,4−ブタンジオールより選ばれた硬化剤 0.5〜30モル%の混合硬化剤(B)とを、前記ウレタンプレポリマー(A)のイソシアネート基(−NCO)に対する混合硬化剤の活性水素基(−H)の当量比(−H/−NCO)が1.02〜1.15となる割合で加熱硬化して得られたJIS A硬度が90〜99度、好ましくは94〜97度のポリウレタンである。
シュープレスベルトの内周層22を形成するポリウレタンは、前記外周層21を形成するポリウレタンと同一であっても、組成が異なったポリウレタンであってもよい。
前記ウレタンプレポリマー(A)原料の長鎖ポリオールとして、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリオールおよびポリカーボネートポリオールから選択された1種または2種以上のポリオール化合物が使用できる。具体的には、ポリテトラメチレングリコール(PTMG)、ポリエチレングリコール(PEG)、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの付加反応物(いわゆるプルオラン)、プロピレングリコール(PPG)などを利用することができる。
シュープレスベルト2を製造するためには、例えば、離型剤を表面に塗布したマンドレルに、マンドレルを回転させながらポリウレタンの内周層を形成するウレタンプレポリマー(A)と混合硬化剤(B)の混合物をマンドレル表面に0.8〜3.5mmの厚みにポリウレタンの内周層22が形成されるように塗布・含浸させ、該樹脂層を85〜125℃にて0.5〜1時間かけて前硬化させる。その上から補強繊維基材を巻きつけ、次に中間層を形成するウレタンプレポリマーと硬化剤の混合物を0.5〜2mm塗布し、補強繊維基材に含浸させると共に内周層と接着させ、該樹脂層を50〜120℃にて0.5〜1時間かけて前硬化して補強繊維基材で補強された中間層を形成させる。しかる後に、該マンドレルを回転させながらポリウレタンの外周層を形成するウレタンプレポリマーと硬化剤の混合物を前記補強繊維基材6表面に1.5〜4mmの厚みの外周ポリウレタン層21が形成されるように塗布・含浸させ、該樹脂を100〜130℃にて2〜20時間かけて加熱硬化させる。しかる後、外周層21に図1に示す溝24を彫刻する。ポリウレタンの外周層21への溝24の彫刻は、外周ポリウレタン層の加熱硬化途中で溝深さの高さ突起を表面に備える加熱エンボスロールを硬化中の外周ポリウレタン層に圧接して刻んでもよい。なお、マンドレルは加熱装置を備える。
他のシュープレスベルトを製造する方法としては、例えば、離型剤を表面に塗布したマンドレルにポリウレタンの内周層22を形成するウレタンプレポリマー(A)と混合硬化剤(B)の混合物を0.8〜3mmの厚みのポリウレタン層が形成されるよう塗布し、70〜130℃で0.5〜2時間かけて前硬化させ、ついで硬化したポリウレタン層外面に補強繊維基材を巻きつけた後、中間層を形成するウレタンプレポリマーと硬化剤の混合物を、0.5〜2mm塗布し、補強繊維基材に含浸させると共に内周層22と接着させ、該樹脂層を50〜120℃にて0.5〜1時間かけて予備キュアーさせ補強繊維基材で補強された中間層を形成させる。次に、外周面21を形成するウレタンプレポリマー(A)と混合硬化剤(B)の混合物を2〜4mmの厚みのポリウレタン層が形成されるよう塗布し、70〜130℃で12〜20時間かけて後硬化させる。ついで、補強繊維基材が埋設された積層ポリウレタンの外周面21に切削バイトで溝を切削加工したのち、サンドペーパーまたはポリウレタン研磨布で外周面を研磨する方法がある。
中間層を有するシュープレスベルトを製造する方法は、例えば、離型剤を表面に塗布したマンドレルに内周層22を形成するウレタンプレポリマーと硬化剤の混合物を0.8〜3mmの厚みの内周層が形成されるよう塗布し、50〜140℃で0.5〜2時間かけて前硬化させ、ついで、その内周層の外面に予め製造しておいた補強繊維基材6を埋設した1〜2mmの厚みのポリウレタン中間層を巻きつけ50〜140℃に加熱したニップロールで中間層を押圧し、更に外周面21を形成するウレタンプレポリマー(A)と混合硬化剤(B)の混合物を2〜4mmの厚みのポリウレタン層が形成されるよう塗布し、70〜140℃で2〜20時間かけて後硬化させる。ついで、補強繊維基材が埋設された積層ポリウレタンの外周面21をサンドペーパーまたはポリウレタン研磨布で研磨した後、その外周面を切削バイトで溝を切削加工する方法がある。この他に2本ロールで作製する方法もある。
シュープレスベルト2の他の製造方法として、マンドレルの代わりに2本ロールを用いた方法もある。2本のロールの間にエンドレスの補強繊維基材6を展張し、先ず、補強繊維基材の表面から、ウレタンプレポリマー(A)と硬化剤のブレンド物を塗布し、繊維基材に含浸させ、50〜120℃で0.5〜2時間かけて前硬化させた後、製品の内周ポリウレタン層22を形成するウレタンプレポリマー(A)と混合硬化剤(B)の混合物を0.5〜3mmの厚みのポリウレタン層22が形成されるよう塗布し、70〜140℃で2〜12時間かけて硬化させ、その表面をサンドペーパーまたは研磨布で研磨し、製品の内面層22と補強繊維基材6とが接着した一体構造物を作る。ついで、この半製品を反転させ、2本ロールに掛けて展張させる。ついで展張した半製品の表面から、ウレタンプレポリマー(A)と混合硬化剤(B)のブレンド物を塗布し、補強繊維基材に含浸させ、さらにその表面にウレタンプレポリマー(A)と混合硬化剤(B)との混合物を、1.5〜4mmの厚みになるように塗布し、70〜140℃で2〜20時間かけて硬化させる。硬化終了後所定の厚みに表面層を研磨し、切削バイトで溝を切削加工し外周層21を形成する。
以下に、シュープレスベルトを形成するポリウレタンの物性を評価するため、ポリウレタン試験片を製造する。
参考例1(実施例1)
トルエン−ジイソシアネート(TDI)とポリテトラメチレングリコール(PTMG)とを反応させて得られたウレタンプレポリマー(NCO%は6.02%、80℃における粘度は400cps、予熱温度66℃)および90モル%のジメチルチオトルエンジアミン(ethacure300)と10モル%の1,4−ブタンジオールよりなる混合硬化剤(ウレタンプレポリマーに対する混合硬化剤のH/NCO比は、1.05)を予熱した金型に注入し、100℃に加熱し、100℃で0.5時間かけて前硬化させたのち金型から外し、100℃で16時間かけて後硬化させてポリウレタンシートを得た。このシートから試験片(厚み3.5mm)を作製した。
参考例8(比較例1)
トルエン−ジイソシアネート(TDI)とポリテトラメチレングリコール(PTMG)とを反応させて得られたウレタンプレポリマー(NCO%は6.02%、80℃における粘度は400cps、予熱温度66℃)およびジメチルチオトルエンジアミン(ethacure300)よりなる硬化剤(ウレタンプレポリマーに対する混合硬化剤のH/NCO比は、0.95)を予熱した金型に注入し、100℃に加熱し、100℃で0.5時間かけて前硬化させたのち金型から外し、100℃で16時間かけて後硬化させてポリウレタンシートを得た。このシートから試験片(厚み3.5mm)を作製した。
参考例2〜7及び参考例9〜13
参考例1において、ウレタンプレポリマーとして表1及び表2記載のウレタンプレポリマー、硬化剤として表1及び表2記載の硬化剤を同表に示すH/NCO比で用い、及び同表に示す予熱及び硬化条件で用いるほかは同様にしてポリウレタンシートを得た。このシートから試験片(厚み3.5mm)を作製した。
表1及び表2記載の硬化剤は、ジメチルチオトルエンジアミン(ethacure300:商品名)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジエチル−3−クロロアニリン)(ロンザキュアMCDEA:商品名)、4,4’−メチレンジアニリン(Caytur31DA:商品名)、1,4−ブタンジオール(1,4−BD)及び4,4’−メチレンビス−(2−クロロアニリン)(MOCA)である。Caytur31DAはアジピン酸ジオクチル(DOA)に分散された4,4’−メチレンジアニリンと塩化ナトリウムの錯体である。
参考例1〜13で得られたポリウレタンシート試験片に関し、デマチャ式屈曲試験を行った。屈曲試験には図4に示される、JIS−K−6260(2005年度)に定義されるデマチャ式屈曲試験に類似する試験機を用いて20℃、相対湿度52%の雰囲気下、次の条件でクラック進展性の試験を行った。試験片61のサイズは巾25mm、長さ185mm(つかみ代片側20mm含む)、つかみ具62間の長さ150mm、厚さ3.4mm中央に半径1.5mmの半円形の凹み61aをつけたものとした。往復運動は、つかみ具間最大距離100mm、最小距離35mm、運動距離65mm、往復速度360往復/分とした。切り込みは試験片の中央部に巾方向に約2mmの長さのものを入れた。左右のつかみ具は、往復方向に対してそれぞれ45°の角度をなすように設定した。この条件で屈曲を繰り返し、所定のストローク回数ごとに亀裂の長さを測定した。ここで言うストローク回数とは試験時間に往復速度を乗じた値である。尚、亀裂の長さが初期の切り込み長さ測定値(約2mm)から15mmを超えた時点で試験を終了し、ストローク回数と亀裂長さの近似曲線を引き、亀裂長さが15mmの時のストローク回数を読み取り、成長した亀裂長さ(亀裂長さ15mm−初期の切り込み長さ測定値)をその時のストローク回数で除した値をクラック進展性とした。得られた物性を表1及び表2に併せて示す。
表1及び表2より、実施例用の参考例は、比較例用の参考例の結果よりポリウレタンの耐クラック進展性が良好であることが理解される。
次に、参考例1から参考例13に用いたポリウレタン組成物を用い、シュープレスベルトを製造する例を記す。
〔実施例1〕
工程1:適宜駆動手段により回転可能な直径1500mmのマンドレルの表面に剥離剤(KS−61:信越化学工業株式会社製)を塗布した。次に、マンドレルを回転させながら、参考例1で用いたウレタンプレポリマー(TDI/PTMG系プレポリマー)と混合硬化剤の組成物を、H/NCO当量比が1.05となるように混合した組成物を、回転中のマンドレル上に、マンドレルの回転軸に対して平行に移動可能な注入成型用ノズルによって、スパイラルに1.4mm厚みに塗布し(以降スパイラルコートと表記する)、ウレタン樹脂層を形成した。マンドレルを回転させたまま室温で40分間放置し、さらに、マンドレルに付属している加熱装置によって樹脂を115℃で0.5時間かけて加熱し、前硬化させてシュー側ポリウレタン内周層を作製した。
工程2:ポリエチレンテレフタレート繊維の5000dtexのマルチフィラメント糸の撚糸を緯糸として、ポリエチレンテレフタレート繊維の550dtexのマルチフィラメント糸を経糸として、経糸が緯糸で挟まれ、緯糸と経糸の交差部がウレタン系樹脂接着により接合されてなる格子状素材(経糸密度は1本/cm、緯糸密度は4本/cm)を用意した。複数枚物の格子状素材を、緯糸がマンドレルの軸方向に沿い、シュー側層の外周に隙間無く一層配置した。そして、この格子状素材の外周に、ポリエチレンテレフタレート繊維の6700dtexのマルチフィラメント糸を螺旋状に30本/5cmピッチで巻き付けて、糸巻層を形成した。その後、格子状素材と糸巻層の隙間を塞ぐ程度に前記ポリウレタン組成物を中間層として約1.6mm塗布し一体化して、補強繊維基材ポリウレタン中間層を形成した。
工程3:中間層の上から、参考例1で用いたウレタンプレポリマー(TDI/PTMG系プレポリマー)と硬化剤の組成物をH/NCO当量比が1.05となるように混合した組成物を、スパイラルコートにて約2.5mm厚に含浸コートし、115℃で16時間かけて加熱し、後硬化させて外周層を作製した。外周層の表面を研磨して全厚が5.2mm厚になるようにしてから、回転刃でベルトのMD方向に凹溝(溝幅1.0mm、深さ1.0mm、ピッチ幅3.18mm)を多数形成してシュープレスベルトを得た。
〔比較例1〕
実施例1において、参考例1のポリウレタン組成物の代わりに参考例6で用いたポリウレタン組成物を用い、硬化条件を前硬化は100℃で0.5時間、後硬化は100℃で16時間と変更する他は同様にしてシュープレスベルトを得た。
〔実施例2〕〜〔実施例5〕、〔比較例2〕〜〔比較例6〕
実施例1において、ウレタンプレポリマーとして表1及び表2記載のウレタンプレポリマー、硬化剤として表1及び表2記載の硬化剤を同表に示すH/NCO比で用い、及び同表に示す予熱及び硬化条件で用いるほかは同様にしてシュープレスベルトを得た。
得られたシュープレス用ベルトについて、屈曲疲労試験を行った。屈曲疲労試験は、溝切り後のベルトサンプルで評価した。屈曲疲労試験は、図5に示す装置を用いて20℃, 相対湿度52%の雰囲気下、次の条件でクラック発生の試験を行った。試験片71のサイズは巾60mm、つかみ具間長さ70mmとした。下部のつかみ具42aに円弧状の往復運動を与えることにより、上部つかみ具42bおよび試験片も円弧状に往復し、下部つかみ具の先端で試験片が屈曲され疲労されるようにした。円弧の中心から下部つかみ具の先端までの距離は168mm、下部つかみ具の移動距離は161mm、往復速度162往復/分とした。上部つかみ具の重さは400gとした。この条件で屈曲を繰り返し、クラックが発生するまでの屈曲回数を測定した。実施例記載のいずれのシュープレスベルトとも100万回屈曲に耐えられる結果であった。結果を表3及び表4に示す。
本発明のシュープレスベルトを形成するポリウレタン組成物は、低温効果特性に優れ、既存のシュープレスベルトと比較して抗クラック発生抑制効果が向上したシュープレスベルトを提供するものであり、実用的価値に優れる。
1 プレスロール
2 シュープレスベルト
3 フェルト
4 湿紙
5 シュー
6 補強繊維基材
2a 外周層
2b 内周層
2c 中間層
21 外周層
22 内周層
24 凹溝
25 凸部
本発明のシュープレスベルトを形成するポリウレタン組成物は、低温硬化特性に優れ、既存のシュープレスベルトと比較して抗クラック発生抑制効果が向上したシュープレスベルトを提供するものであり、実用的価値に優れる。

Claims (1)

  1. 補強繊維基材とポリウレタン層とが一体化してなり、前記補強繊維基材が前記ポリウレタン中に埋設された、ポリウレタンで形成された製紙用シュープレスベルトであって、前記ポリウレタンが、(a)トルエン−ジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタン−ジイソシアネート(MDI)、パラフェニレン−ジイソシアネート(PPDI)より選ばれたジイソシアネート化合物と、(b)長鎖ポリオールとを反応させて得られる末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(A)と、(c)ジメチルチオトルエンジアミン 70〜99.5モル%と(d)4,4’−メチレンビス(2,6−ジエチル−3−クロロアニリン)、4,4’−メチレンジアニリン、1,4−ブタンジオールより選ばれた硬化剤 0.5〜30モル%の混合硬化剤(B)とを、前記ウレタンプレポリマー(A)のイソシアネート基(−NCO)に対する混合硬化剤の活性水素基(−H)の当量比(−H/−NCO)が1.02〜1.15となる割合で加熱硬化して得られたポリウレタンであることを特徴とするシュープレスベルト。
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