JP2013159081A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上電極を共通電極とした場合に、耐圧の向上した圧電素子を具備する液体噴射装置を提供する。
【解決手段】圧力発生室と、圧電体層と、前記圧電体層の前記圧力発生室側に設けられた個別電極である第1電極と、前記圧電体層の前記第1電極とは反対側に設けられた共通電極である第2電極と、を備えた圧電素子と、前記圧電素子を駆動する駆動波形を前記圧電素子に供給する駆動手段と、
を有する液体噴射装置であって、前記第1電極に供給される前記駆動波形が、中間電圧を基準として電圧を上昇又は下降する波形であり、前記第2電極は前記中間電圧より高い基準電圧が印加される。
【選択図】図6

Description

本発明は、ノズル開口に連通する圧力発生室に圧力変化を生じさせる電極及び圧電体層を有する圧電素子を具備する液体噴射装置に関する。
液体噴射装置に搭載される液体噴射ヘッドの代表例としては、例えば、インク滴を吐出するノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧してノズル開口からインク滴として吐出させるインクジェット式記録ヘッドがある。
このような液体噴射ヘッドに用いられる圧電素子は、例えば、湿気等の外部環境に起因して破壊され易いという問題がある。この問題を解決するために、例えば、圧電体層の外周面を上電極で覆うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。かかる液体噴射ヘッドでは、上電極を共通電極と、個別電極とした下電極に駆動波形を入力して共通電極に対して所定の電圧を印加する。
特開2009−172878号公報
しかしながら、このように上電極を共通電極とした場合、下電極を共通電極とした場合と比較して圧電素子の耐圧が小さいという問題がある。よって、上電極を共通電極とした場合にも、同等な耐圧が求められている。
なお、このような問題は、インクジェット式記録ヘッドだけではなく、勿論、インク以外の液滴を吐出する他の液体噴射ヘッドにおいても同様に存在し、また、液体噴射ヘッド以外に用いられる圧電素子においても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑み、上電極を共通電極とした場合に、耐圧の向上した圧電素子を具備する液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、圧力発生室と、圧電体層と、前記圧電体層の前記圧力発生室側に設けられた個別電極である第1電極と、前記圧電体層の前記第1電極とは反対側に設けられた共通電極である第2電極と、を備えた圧電素子と、前記圧電素子を駆動する駆動波形を前記圧電素子に供給する駆動手段と、を有する液体噴射装置であって、前記第1電極に供給される前記駆動波形が、中間電圧を基準として電圧を上昇又は下降する波形であり、前記第2電極は前記中間電圧より高い基準電圧が印加されることを特徴とする液体噴射装置にある。
これによれば、圧力発生室とは反対側の共通電極に相対的に高い電圧を印加した状態で個別電極に相対的に低い中間電圧を有する駆動波形を印加するので、圧電素子の耐圧が向上する。
ここで、前記駆動波形が、第1電圧から第2電圧まで電圧を降下させることにより液体を吐出する吐出工程を具備し、前記第1電圧又は前記基準電圧が電源の最大電圧であるのが好ましい。これによれば、第1電極を基準として相対的に最大電圧が印加された時点で液体が吐出されることになり、圧電素子の耐圧をさらに向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェット式記録装置の概略構成を示す図。 実施形態1に係る記録ヘッドの概略構成を示す分解斜視図。 実施形態1に係る記録ヘッドの平面図。 実施形態1に係る記録ヘッドの断面図。 実施形態1に係るインクジェット式記録装置の制御構成を示すブロック図。 実施形態1に係る駆動信号(駆動波形)例を示す図。 第1電極を基準としたキャパシタに係る電圧変化を示す波形を説明する図。 第1電極が共通電極である場合を説明する図。 比較例となる駆動波形を説明する図。 試験例の結果を示す図。
(実施形態1)
図1は、本発明にかかる液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。図1に示すように、インクジェット式記録装置において、インクジェット式記録ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、インク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。
そして、駆動モーター6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ローラーなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるようになっている。
ここで、このようなインクジェット式記録装置に搭載されるインクジェット式記録ヘッドについて、図2〜図4を参照して説明する。なお、図2は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドIの概略構成を示す分解斜視図であり、図3は、図2の平面図であり、図4は図3のA−A′線断面図である。
図示するように、流路形成基板10は、本実施形態では結晶面方位が(110)であるシリコン単結晶基板からなり、その一方面には酸化膜からなる弾性膜50が形成されている。流路形成基板10には、隔壁11によって区画され一方側の面が弾性膜50で構成される複数の圧力発生室12がその幅方向に並設されている。
流路形成基板10には、圧力発生室12の長手方向一端部側に、隔壁11によって区画され各圧力発生室12に連通するインク供給路13と連通路14とが設けられている。連通路14の外側には、各連通路14と連通する連通部15が設けられている。この連通部15は、後述する保護基板30のリザーバー部32と連通して、各圧力発生室12の共通のインク室(液体室)となるリザーバー100の一部を構成する。
ここで、インク供給路13は、圧力発生室12よりも狭い断面積となるように形成されており、連通部15から圧力発生室12に流入するインクの流路抵抗を一定に保持している。例えば、インク供給路13は、リザーバー100と各圧力発生室12との間の圧力発生室12側の流路を幅方向に絞ることで、圧力発生室12の幅より小さい幅で形成されている。なお、本実施形態では、流路の幅を片側から絞ることでインク供給路を形成したが、流路の幅を両側から絞ることでインク供給路を形成してもよい。また、流路の幅を絞るのではなく、厚さ方向から絞ることでインク供給路を形成してもよい。また、各連通路14は、圧力発生室12の幅方向両側の隔壁11を連通部15側に延設してインク供給路13と連通部15との間の空間を区画することで形成されている。
なお、流路形成基板10の材料として、本実施形態ではシリコン単結晶基板を用いているが、勿論これに限定されず、例えば、ガラスセラミックス、ステンレス鋼等を用いてもよい。
流路形成基板10の開口面側には、各圧力発生室12のインク供給路13とは反対側の端部近傍に連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が、接着剤や熱溶着フィルム等によって固着されている。なお、ノズルプレート20は、例えば、ガラスセラミックス、シリコン単結晶基板、ステンレス鋼などからなる。
一方、このような流路形成基板10の開口面とは反対側には、上述したように弾性膜50が形成され、この弾性膜50上には、弾性膜50とは異なる材料の酸化膜からなる絶縁体膜55が形成されている。さらに、この絶縁体膜55上には、第1電極60と圧電体層70と第2電極80とからなる圧電素子300が形成されている。ここで、圧電素子300は、第1電極60、圧電体層70及び第2電極80を有する部分だけでなく、少なくとも圧電体層70を有する部分を含む。一般的には、圧電素子300の何れか一方の電極を共通電極とし、他方の電極を圧電体層70と共に圧力発生室12毎にパターニングして個別電極とする。またここでは、圧電素子300と当該圧電素子300の駆動により変位が生じる振動板とを合わせてアクチュエータ装置と称する。
ここで、本実施形態に係る圧電素子300の構造について詳しく説明する。図4に示すように、圧電素子300を構成する第1電極60は、各圧力発生室12に対向する領域毎に、圧力発生室12の幅よりも狭い幅で設けられて各圧電素子300の個別電極を構成している。また第1電極60は、各圧力発生室12の長手方向一端部側から周壁上まで延設されている。そして第1電極60には、圧力発生室12の外側の領域で、例えば、金(Au)等からなるリード電極90がそれぞれ接続され、このリード電極90を介して各圧電素子300に選択的に電圧が印加されるようになっている。すなわち、第1電極60は個別電極となる。一方、圧力発生室12の長手方向他端部側の第1電極60の端部は、圧力発生室12に対向する領域内に位置している。
圧電体層70は、第1電極60の幅よりも広い幅で且つ圧力発生室12の幅よりも狭い幅で設けられている。圧力発生室12の長手方向においては、圧電体層70の両端部は、圧力発生室12の端部の外側まで延設されている。すなわち圧電体層70は、圧力発生室12に対向する領域の第1電極60の上面及び端面を完全に覆うように設けられている。なお、圧力発生室12の長手方向一端部側の圧電体層70の端部は、圧力発生室12の端部近傍に位置しておりその外側の領域には第1電極60がさらに延設されている。
また、圧電体層70は、Pb、Ti及びZrを少なくとも含みペロブスカイト型構造を有する複合酸化物からなるものである。圧電体層70としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)や、これにニオブ、ニッケル、マグネシウム、ビスマス又はイットリウム等の金属を添加したリラクサ強誘電体等が用いられる。本実施形態の圧電体層70は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)からなる。
勿論、圧電体層70は、非鉛系圧電材料からなるものでもよい。このような非鉛系圧電材料としては、例えば、バリウム(Ba)及びチタン(Ti)からなるペロブスカイト構造を有する酸化物や、これにビスマス(Bi)や鉄(Fe)、マンガン(Mn)などを含んだ複合酸化物などである。
第2電極80は、複数の圧力発生室12に対向する領域に連続的に形成され、共通電極となる。また、第2電極80は、圧力発生室12の長手方向他端部側から周壁上まで延設されている。すなわち、第2電極80は、圧力発生室12に対向する領域の圧電体層70の上面及び端面のほぼ全域を覆って設けられている。駆動時には第1電極と第2電極80が重なる領域の圧電体層70に電界が印加される。この領域(駆動部)の上面および端面が第2電極に覆われていることから、駆動にかかわる圧電体層70への大気中の水分(湿気)の浸透が防止される。したがって、水分(湿気)に起因する圧電素子300(圧電体層70)の破壊を防止することができ、圧電素子300の耐久性を著しく向上することができる。
このような圧電素子300が形成された流路形成基板10上には、圧電素子300に対向する領域にその運動を阻害しない程度の空間を確保可能な圧電素子保持部31を有する保護基板30が接着剤35を介して接合されている。圧電素子300は、この圧電素子保持部31内に形成されているため、外部環境の影響を殆ど受けない状態で保護されている。また、保護基板30には、流路形成基板10の連通部15に対応する領域にリザーバー部32が設けられている。このリザーバー部32は、本実施形態では、保護基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12の並設方向に沿って設けられており、上述したように流路形成基板10の連通部15と連通されて各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバー100を構成している。
さらに、保護基板30の圧電素子保持部31とリザーバー部32との間の領域には、保護基板30を厚さ方向に貫通する貫通孔33が設けられ、第1電極60及びリード電極90の端部がこの貫通孔33内に露出されている。そして、図示しないが、これら第1電極60及びリード電極90は、貫通孔33内に延設される接続配線によって圧電素子300を駆動するための駆動IC等に接続される。
なお、保護基板30の材料としては、例えば、ガラス、セラミックス材料、金属、樹脂等が挙げられるが、流路形成基板10の熱膨張率と略同一の材料で形成されていることがより好ましく、本実施形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結晶基板を用いて形成した。
この保護基板30上には、さらに、封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス基板40が接合されている。封止膜41は、剛性が低く可撓性を有する材料からなり、この封止膜41によってリザーバー部32の一方面が封止されている。固定板42は、金属等の硬質の材料で形成される。この固定板42のリザーバー100に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口部43となっているため、リザーバー100の一方面は可撓性を有する封止膜41のみで封止されている。
このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッドIでは、図示しない外部インク供給手段からインクを取り込み、リザーバー100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした後、図示しない駆動ICからの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの圧電素子300に電圧を印加し、圧電素子300をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が吐出する。
図5は、このようなインクジェット式記録装置の制御構成例を示すブロック図である。図5を参照して、本実施形態のインクジェット式記録装置の制御について説明する。本実施形態のインクジェット式記録装置は、図5に示すように、プリンターコントローラー511とプリントエンジン512とから概略構成されている。プリンターコントローラー511は、外部インターフェース513(以下、外部I/F513という)と、各種データを一時的に記憶するRAM514と、制御プログラム等を記憶したROM515と、CPU等を含んで構成した制御部516と、クロック信号を発生する発振回路517と、インクジェット式記録ヘッドIへ供給するための駆動信号を発生する駆動信号発生回路519と、駆動信号や印刷データに基づいて展開されたドットパターンデータ(ビットマップデータ)等をプリントエンジン512に送信する内部インターフェース520(以下、内部I/F520という)とを備えている。
外部I/F513は、例えば、キャラクターコード、グラフィック関数、イメージデータ等によって構成される印刷データを、図示しないホストコンピューター等から受信する。また、この外部I/F513を通じてビジー信号(BUSY)やアクノレッジ信号(ACK)が、ホストコンピューター等に対して出力される。RAM514は、受信バッファー521、中間バッファー522、出力バッファー523、及び、図示しないワークメモリーとして機能する。そして、受信バッファー521は外部I/F513によって受信された印刷データを一時的に記憶し、中間バッファー522は制御部516が変換した中間コードデータを記憶し、出力バッファー523はドットパターンデータを記憶する。なお、このドットパターンデータは、階調データをデコード(翻訳)することにより得られる印字データによって構成してある。
また、ROM515には、各種データ処理を行わせるための制御プログラム(制御ルーチン)の他に、フォントデータ、グラフィック関数等を記憶させてある。
制御部516は、受信バッファー521内の印刷データを読み出すと共に、この印刷データを変換して得た中間コードデータを中間バッファー522に記憶させる。また、中間バッファー522から読み出した中間コードデータを解析し、ROM515に記憶させているフォントデータ及びグラフィック関数等を参照して、中間コードデータをドットパターンデータに展開する。そして、制御部516は、必要な装飾処理を施した後に、この展開したドットパターンデータを出力バッファー523に記憶させる。さらに、制御部516は、波形設定手段としても機能し、駆動信号発生回路519を制御することにより、この駆動信号発生回路519から発生される駆動信号の波形形状を設定する。かかる制御部516は、後述する駆動回路(図示なし)などと共に本発明の駆動手段を構成する。また、インクジェット式記録ヘッドIを駆動する液体噴射駆動装置としては、この駆動手段を少なくとも具備するものであればよく、本実施形態では、プリンターコントローラー511を含むものとして例示してある。
そして、インクジェット式記録ヘッドIの1行分に相当するドットパターンデータが得られたならば、この1行分のドットパターンデータは、内部I/F520を通じてインクジェット式記録ヘッドIに出力される。また、出力バッファー523から1行分のドットパターンデータが出力されると、展開済みの中間コードデータは中間バッファー522から消去され、次の中間コードデータについての展開処理が行われる。
プリントエンジン512は、インクジェット式記録ヘッドIと、紙送り機構524と、キャリッジ機構525とを含んで構成してある。紙送り機構524は、紙送りモーターとプラテン8等から構成してあり、記録紙等の印刷記憶媒体をインクジェット式記録ヘッドIの記録動作に連動させて順次送り出す。即ち、この紙送り機構524は、印刷記憶媒体を副走査方向に相対移動させる。
キャリッジ機構525は、インクジェット式記録ヘッドIを搭載可能なキャリッジ3と、このキャリッジ3を主走査方向に沿って走行させるキャリッジ駆動部とから構成してあり、キャリッジ3を走行させることによりインクジェット式記録ヘッドIを主走査方向に移動させる。なお、キャリッジ駆動部は、上述したように駆動モーター6及びタイミングベルト7等で構成されている。
インクジェット式記録ヘッドIは、副走査方向に沿って多数のノズル開口21を有し、ドットパターンデータ等によって規定されるタイミングで各ノズル開口21から液滴を吐出する。そして、このようなインクジェット式記録ヘッドIの圧電素子300には、図示しない外部配線を介して電気信号、例えば、後述する駆動信号(COM)や記録データ(SI)等が供給される。このように構成されるプリンターコントローラー511及びプリントエンジン512では、プリンターコントローラー511と、駆動信号発生回路519から出力された所定の駆動波形を有する駆動信号を選択的に圧電素子300に入力するラッチ532、レベルシフター533及びスイッチ534等を有する駆動回路(図示なし)とが圧電素子300に所定の駆動信号を印加する駆動手段となる。
なお、これらのシフトレジスター(SR)531、ラッチ532、レベルシフター533、スイッチ534及び圧電素子300は、それぞれ、インクジェット式記録ヘッドIの各ノズル開口21毎に設けられており、これらのシフトレジスター531、ラッチ532、レベルシフター533及びスイッチ534は、駆動信号発生回路519が発生した吐出駆動信号や緩和駆動信号から駆動パルスを生成する。ここで、駆動パルスとは実際に圧電素子300に印加される印加パルスのことである。
このようなインクジェット式記録ヘッドIでは、最初に発振回路517からのクロック信号(CK)に同期して、ドットパターンデータを構成する記録データ(SI)が出力バッファー523からシフトレジスター531へシリアル伝送され、順次セットされる。この場合、まず、全ノズル開口21の印字データにおける最上位ビットのデータがシリアル伝送され、この最上位ビットのデータシリアル伝送が終了したならば、上位から2番目のビットのデータがシリアル伝送される。以下同様に、下位ビットのデータが順次シリアル伝送される。
そして、当該ビットの記録データの全ノズル分が各シフトレジスター531にセットされたならば、制御部516は、所定のタイミングでラッチ532へラッチ信号(LAT)を出力させる。このラッチ信号により、ラッチ532は、シフトレジスター531にセットされた印字データをラッチする。このラッチ532がラッチした記録データ(LATout)は、電圧増幅器であるレベルシフター533に印加される。このレベルシフター533は、記録データが例えば「1」の場合に、スイッチ534が駆動可能な電圧値、例えば、数十ボルトまでこの記録データを昇圧する。そして、この昇圧された記録データは各スイッチ534に印加され、各スイッチ534は、当該記録データにより接続状態になる。
そして、各スイッチ534には、駆動信号発生回路519が発生した駆動信号(COM)も印加されており、スイッチ534が選択的に接続状態になると、このスイッチ534に接続された圧電素子300に選択的に駆動信号が印加される。このように、例示したインクジェット式記録ヘッドIでは、記録データによって圧電素子300に吐出駆動信号を印加するか否かを制御することができる。例えば、記録データが「1」の期間においてはラッチ信号(LAT)によりスイッチ534が接続状態となるので、駆動信号(COMout)を圧電素子300に供給することができ、この供給された駆動信号(COMout)により圧電素子300が変位(変形)する。また、記録データが「0」の期間においてはスイッチ534が非接続状態となるので、圧電素子300への駆動信号の供給は遮断される。この記録データが「0」の期間において、各圧電素子300は直前の電位を保持するので、直前の変位状態が維持される。
なお、上記の圧電素子300は、撓み振動モードの圧電素子300である。この、撓み振動モードの圧電素子300を用いると、圧電体層70が電圧印加に伴い電圧と垂直方向(31方向)に縮むことで、圧電素子300および振動板が圧力発生室12側に撓み、これにより圧力発生室12を収縮させる。一方電圧を減少させることにより圧電体層70が31方向に伸びることで、圧電素子300および振動板が圧力発生室12の逆側に撓み、これにより圧力発生室12を膨張させる。このようなインクジェット式記録ヘッドIでは、圧電素子300に対する充放電に伴って対応する圧力発生室12の容積が変化するので、圧力発生室12の圧力変動を利用してノズル開口21から液滴を吐出させることができる。
ここで、圧電素子300に入力される本実施形態の駆動信号(COM)を表す駆動波形について説明する。なお、図6は、本実施形態の駆動信号を示す駆動波形である。
圧電素子300に入力される駆動波形は、共通電極(第2電極80)を基準電位(本実施形態ではVbs)として、個別電極(第1電極60)に印加されるものである。すなわち、駆動波形によって個別電極(第1電極60)に印加される電圧は、基準電位(Vbs)を基準としての電位として示される。そして、本実施形態では、基準電位(Vbs)は、電源の最大電圧に近い電圧とし、例えば、30V〜45Vの範囲の所定電圧、例えば、33Vが印加されている。
一方、個別電極(第1電極60)に印加される駆動波形は、図6に示すように、駆動波形を入力する準備状態(駆動待機状態)となると、中間電位Vmが印加された状態となる。この中間電位Vmは、基準電位(Vbs)より相対的に低い電位であり、例えば、本実施形態では、この状態では、個別電極(第1電極60)には、マイナス電位、すなわち、−(Vbs−Vm)の電位が印加されていることになる。そして、駆動波形は、中間電位Vmを維持した状態から基準電位Vbsより高い最大電圧である第1電圧V1まで上昇させると共に圧力発生室12を膨張させる第1の電圧変化工程P1と、最大電位である第一電位V1を一定時間維持する第1のホールド工程P2と、第一電位V1から第一電位V1とは逆極性の最小電位である第二電位V2まで降下させて圧力発生室12を収縮させる第2の電圧変化工程P3と、第二電位V2を一定時間維持する第2のホールド工程P4と、第二電位V2から中間電位Vmより若干高い第三電圧V3まで上昇させて圧力発生室12を膨張させる第3の電圧変化工程P5と、第三電位V3を一定時間維持する第3のホールド工程P6と、第三電位V3から中間電位Vmまで降下させて圧力発生室12を収縮させる第4の電圧変化工程P7とから構成される。
第1電極60を基準としたキャパシタとした場合の第2電極80にかかる電圧変化を図示すると、図7の波形となる。この波形は、Vbs=33V、V1=35V、Vm=10V、V2=2.5V、V3=13Vとして表したものであり、波形には図6の各工程P1〜P7を対応づけている。この結果、第1電極60を基準としたキャパシタにかかる電圧は、−2Vから30.5Vまで変化し、最大電位差Vhは32.5Vとなることがわかった。
ここで、図6に示した本実施形態で用いた駆動波形は、第1電極を共通電極とし、共通電極に4.5V程度のVbs0を印加した場合の、個別電極である第2電極に供給される標準的な駆動波形の正負を反転したものである。
このような標準的な駆動波形を図8(a)に、また、この場合の第1電極を基準としたキャパシタとした場合の第2電極にかかる電圧変化を図示した波形を図8(b)に示す。
図8(a)に示す駆動波形は、中間電位V0mを維持した状態から最小電位V01まで降下させると共に圧力発生室12を膨張させる第1の電圧変化工程P01と、最小電位V01を一定時間維持する第1のホールド工程P02と、最小電位V01から最小電位V1とは逆極性の最大電位V02まで上昇させて圧力発生室12を収縮させる第2の電圧変化工程P03と、最大電位V02を一定時間維持する第2のホールド工程P04と、最大電位V02から中間電位V0mより若干低い電圧V03まで降下させて圧力発生室12を膨張させる第3の電圧変化工程P05と、電位V03を一定時間維持する第3のホールド工程P06と、電位V03から中間電位V0mまで上昇させて圧力発生室12を収縮させる第4の電圧変化工程P07とから構成される。
一方、図8(b)の波形は、Vbs0=4.5V、V01=2.5V、V0m=17.5V、V02=2.5V、V03=35Vとして表したものであり、波形には図8(b)の各工程P01〜P07を対応づけている。この結果、第1電極60を基準としたキャパシタにかかる電圧は、−2Vから30.5Vまで変化し、最大電位差Vhは32.5Vとなり、図7の波形と完全に一致する。
すなわち、本実施形態で共通電極(第2電極80)を基準電位(本実施形態ではVbs)として、個別電極(第1電極80)に図6に示す駆動波形を印加した場合と、第1電極を共通電極とし、共通電極に4.5V程度のVbs0を印加し、個別電極である第2電極に標準的な駆動波形を印加した場合とでは、第1電極を基準としたキャパシタとした場合の第2電極にかかる電圧変化は全く同じであることがわかった。
よって、このような理由により、両者の場合の圧電素子の耐圧特性は、後述する試験結果に示されるように、同程度になると推測される。
一方、第1電極を共通電極とした場合に第2電極に供給される駆動波形を、第2電極を共通電極とした場合の第1電極に、同様な条件で供給すると、第1電極を基準としたキャパシタとした場合の第2電極にかかる電圧変化が大きく異なり、これが耐圧の低下の要因になると推測される。この場合の駆動波形と、第1電極を基準としたキャパシタとして場合の第2電極にかかる電圧変化の波形を図9(a)、(b)に示す。図9(a)の駆動波形は図8(a)と全く同様であるので、重複する説明は省略するが、Vbs0が共通電極である第2電極に印加され、駆動波形が個別電極である第1電極に供給される。
この結果、Vbs0=4.5V、V01=2.5V、V0m=17.5V、V02=2.5V、V03=35Vとして表した図9(b)の波形から明らかなように、第1電極を基準としたキャパシタにかかる電圧は、−30.5Vから2Vまで変化することとなり、これが耐圧低下の原因となると推測される。なお、最大電位差Vhは32.5Vとなる。
(試験例)
本実施形態において、個別電極である第1電極60を基準にして、共通電極である第2電極80に、0V〜100Vまでの電圧を所定の上昇割合で印加した場合の平均破壊電圧を測定した結果を図10の実施例として示す。
また、共通電極である第2電極80を基準として、個別電極である第1電極60にVbs=33Vを印加し、図6に示す駆動波形を第1電極60に、0V〜100Vまでの電圧を所定の上昇割合で印加した場合の平均破壊電圧を測定した結果を図10に比較例として示す。
また、図10には、比較例/実施例の割合を示す。
この結果、第1電極60を基準にして、共通電極である第2電極80に電圧を印加した場合の平均破壊電圧が、共通電極である第2電極80を基準として、個別電極である第1電極60に電圧を印加した場合の平均破壊電圧より20%程度大きいことがわかった。そして、このような耐圧特性を得るためには、共通電極である第2電極80に最大電圧に近い電圧、例えば、最大電圧より1〜5V程度低い電圧を印加し、図6に示すような駆動波形を印加する必要があることが明らかである。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、流路形成基板10として、シリコン単結晶基板を例示したが、特にこれに限定されず、例えば、SOI基板、ガラス等の材料を用いるようにしてもよい。
なお、上記各実施形態においては、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを、また液体噴射装置の一例としてインクジェット式記録装置を挙げて説明したが、本発明は、広く液体噴射装置全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射装置にも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられ、かかる液体噴射ヘッドを備えた液体噴射装置にも適用できる。
I インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 II インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、 10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 13 インク供給路、 14 連通路、 15 連通部、 20 ノズルプレート、 21 ノズル開口、 30 保護基板、 31 圧電素子保持部、 32 リザーバー部、 40 コンプライアンス基板、 50 弾性膜、 60 第1電極、 70 圧電体層、 80 第2電極、 90 リード電極、 100 リザーバー、 300 圧電素子

Claims (2)

  1. 圧力発生室と、
    圧電体層と、前記圧電体層の前記圧力発生室側に設けられた個別電極である第1電極と、前記圧電体層の前記第1電極とは反対側に設けられた共通電極である第2電極と、を備えた圧電素子と、
    前記圧電素子を駆動する駆動波形を前記圧電素子に供給する駆動手段と、
    を有する液体噴射装置であって、
    前記第1電極に供給される前記駆動波形が、中間電圧を基準として電圧を上昇又は下降する波形であり、
    前記第2電極は前記中間電圧より高い基準電圧が印加されることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記駆動波形が、第1電圧から第2電圧まで電圧を降下させることにより液体を吐出する吐出工程を具備し、前記第1電圧又は前記基準電圧が電源の最大電圧であることを特徴とする液体噴射装置。
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