JP2013158891A - プラテンサンダー及びプラテン型ベルト研磨方法 - Google Patents

プラテンサンダー及びプラテン型ベルト研磨方法 Download PDF

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Abstract

【課題】窯業系材料の研磨において板状の研磨対象の左右縁部の過研磨を防止し、研磨面全体を均一に研磨することができる、プラテンサンダー等の提供。
【解決手段】プラテンサンダー1は、周回駆動される無端状の研磨ベルト3と、その内側に設けられた複数のローラ5,7,9と、ワーク搬送機構11と、研磨ベルトの内側に配置され、研磨ベルトをワーク17に対して押し付けるプラテンパッド13と、パッド制御機構15とを備える。プラテンパッドにおけるパッド制御機構側となる上面は、左右一対の凹部21,21と、非凹部上面部23とを有している。左右一対の凹部は、ワークの左右縁部17c、17dの上方に位置する間隔に配置されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、プラテンサンダー及びプラテン型ベルト研磨方法に関するものである。
窯業系化粧板では、所定の窯業系基材の表面に、複数の塗膜層が形成されている。かかる窯業系化粧板の製造工程では、基材や各塗膜における下地面を整えるために、プラテンサンダーを用いることが知られている(例えば特許文献1参照)。プラテンサンダーは、周回駆動される無端ベルト状の研磨紙を、柔らかなパッドで、研磨対象に押し当てた状態で、研磨対象を進行させて研磨するものである。
特開平11−10785号公報
しかしながら、これまでのプラテンサンダーでは、研磨対象である板状のワークにおける進行方向の前後縁部及び左右縁部が、ワークの中央部に比べて、過研磨される傾向がある。このうち、ワークの前後縁部の過研磨の問題は、ワークの投入タイミングと排出タイミングにおいて、パッドをワークに対して押し付けるタイミング・強さや、パッドをワークに対して離すタイミングを制御することで解消できる余地がある。
一方、ワークの左右縁部の過研磨の問題は、パッドの動作タイミング等の制御では、解消することは困難である。また、これまでは、過研磨による下地の露出を防ぐ対策として塗膜を厚めに形成する対応も考慮しなければならなかったが、左右縁部だけを厚塗りすると、塗膜表面に凹凸が生じるため、結局は研磨対象の全面を厚塗りしなければならない問題を生む。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、窯業系材料の研磨において板状の研磨対象の左右縁部の過研磨を防止し、研磨面全体を均一に研磨することができる、プラテンサンダー及びプラテン型ベルト研磨方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明のプラテンサンダーは、周回駆動される無端状の研磨ベルトと、その研磨ベルトの内側に設けられた複数のローラと、前記研磨ベルトの下方に配置され、ワークを所定の進行方向に搬送するワーク搬送機構と、前記研磨ベルトの内側に配置され、該研磨ベルトを前記ワークに対して押し付けるプラテンパッドと、前記プラテンパッドをその上方から押圧し、該プラテンパッドの前記研磨ベルトに対する押し付け状態を制御するパッド制御機構とを備え、前記プラテンパッドにおける前記パッド制御機構側となる上面は、それぞれ上向きに開口する左右一対の凹部と、それら一対の凹部の間に位置する非凹部上面部とを少なくとも有しており、前記パッド制御機構は、前記プラテンパッドにおける前記非凹部上面部及び前記左右一対の凹部の双方を押圧するように構成されており、前記左右一対の凹部は、前記ワークの左右両縁部の上方に位置する間隔に配置されている。
さらに、同目的を達成するための本発明に係るプラテン型ベルト研磨方法は、周回駆動される無端状の研磨ベルトと、その研磨ベルトの内側に設けられた複数のローラと、前記研磨ベルトの下方に配置され、ワークを所定の進行方向に搬送するワーク搬送機構と、前記研磨ベルトの内側に配置され、該研磨ベルトを前記ワークに対して押し付けるプラテンパッドと、前記プラテンパッドをその上方から押圧し、該プラテンパッドの前記研磨ベルトに対する押し付け状態を制御するパッド制御機構とを備え、前記プラテンパッドにおける前記パッド制御機構側となる上面は、それぞれ上向きに開口する左右一対の凹部と、それら一対の凹部の間に位置する非凹部上面部とを少なくとも有している、プラテンサンダーを用意し、前記ワークの左右両縁部の上方に、前記左右一対の凹部が位置するように該ワークを搬送させ、前記プラテンパッドにおける前記非凹部上面部及び前記左右一対の凹部の双方が前記パッド制御機構により押圧された状態で、前記研磨ベルトを前記ワークに押し付けて該ワークの研磨を行う。
本発明によれば、窯業系材料の研磨において板状の研磨対象の左右縁部の過研磨を防止し、研磨面全体を均一に研磨することができる。
本発明の実施の形態に係るプラテンサンダーの主要構成を模式的に示す図である。 図1のプラテンサンダーの研磨ベルトまわりを示す斜視図である。 ワークの斜視図である。 プラテンパッドの斜視図である。 ワーク進行方向から投影的にみたプラテンパッドとワークとの位置関係を示す図である。 第1の比較例であるプラテンパッドに関する、図4と同態様の図である。 第2の比較例であるプラテンパッドに関する、図4と同態様の図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。また、本願の明細書及び特許請求の範囲における方向は、図1の紙面上下方向を、上下方向として述べ、図1の紙面に直交する方向を、左右方向として述べ、図1の紙面左右方向を、前後方向として述べている。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るプラテンサンダーの主要構成を模式的に示す図であり、図2は、図1のプラテンサンダーの研磨ベルトまわりを示す斜視図である。プラテンサンダー1は、図1及び図2に示されるように、研磨ベルト3と、複数のローラ(本例では主要な3つを図示)5,7,9と、ワーク搬送機構11と、プラテンパッド13と、パッド制御機構15とを備えている。
研磨ベルト3は、図示省略する駆動装置によって周回駆動されるように設けられた無端状の研磨ペーパーである。研磨面は、研磨ベルト3の外側の周表面に設けられている。複数のローラ5,7,9は、研磨ベルト3の内側に配置されており、研磨ベルト3に適当な張力を付与し且つ研磨ベルト3を周回移動するように支持している。一対のローラ5,7は、前後方向に並んでおり且つローラ9との関係では相対的に下方に位置している。
研磨ベルト3の下方には、研磨対象であるワークを所定の進行方向に搬送するワーク搬送機構11が設けられている。ワーク搬送機構11は、無端状のワーク搬送用ベルト11aが周回駆動されている。ワーク搬送用ベルト11aは、その上面が研磨ベルト3の下部と対面しており、さらに研磨ベルト3の前方及び後方にわたって延びている。
プラテンパッド13は、研磨ベルト3の内側に配置されている。より詳細には、プラテンパッド13は、研磨ベルト3の内側下部において、前後一対のローラ5,7の間に位置している。プラテンパッド13は、後述するように、研磨ベルト3をその内側から下方に(ワーク搬送機構11側に向けて)付勢し、研磨ベルト3の研磨面をワーク17に押し付けるものである。
さらに、研磨ベルト3の内側には、パッド制御機構15が配置されている。パッド制御機構15は、プラテンパッド13の上方に位置しており、プラテンパッド13をその上方から押圧し、プラテンパッド13の研磨ベルト3への押し付け状態(すなわち下向きの付勢力、研磨面のワークへの押し付け状態等)を制御するものである。パッド制御機構15としては、本実施の形態では、エアークッションが採用されており、空気圧を調整することでクッション手段が膨張・収縮しプラテンパッド13へ作用する下向きの力が変更される機構を用いている。
なお、上述したワーク搬送機構11やパッド制御機構15はあくまでも一例であり、本発明としては、ワークを所定の進行方向に搬送できる機構やプラテンパッドの押し付け状態を制御できる機構であれば、上述したワーク搬送機構やパッド制御機構に限定されるものではない。また、研磨ベルト3の内外の構成も、説明を分かり易くしたものであり、周知の構成として、パッド制御機構とプラテンパッドとの間に軟質材や金属材等を介在させたり、プラテンパッドと研磨ベルトとの間に布材等を介在させたりすることを排除するものではない。よって、押圧や押し付け等の動作は、直接的な態様は勿論、何らかの部材を介在させた間接的な態様も含むものである。
次に、図3に基づいて、ワーク17に関する説明を行う。図3は、ワークの斜視図である。本発明は、比較的大きな面積を有するワーク、例えば建材として用いられる幅が400〜1500mmで長さが600〜3000mmで厚さが2〜100mmの平面視矩形の板状部材に対して好適に用いられる。具体的な例としては、窯業系板材を基板とした化粧板の製造における基板自体や、基板の上に中間層を形成した段階での中間板をあげることができる。窯業系板材を基板とした化粧板は、基板の上にシーラー層と単層の塗膜層または2層以上の塗膜層とがその順に形成された構成、あるいは基板の上にシーラー層またはシーラー層と下塗り塗膜層とを設け、その上に化粧紙(シート)を積層して接着してなる構成を有し、前記中間層とは、シーラー層や化粧板の最上部に位置する塗膜層や化粧紙が設けられる前の段階の塗膜層をいう。また、窯業系板材としてはけい酸カルシウム板や繊維強化セメント板等を、シーラー層としてはイソシアネート等による塗膜を、塗膜層としてはウレタン樹脂等による塗膜を、化粧紙としては不飽和ポリエステル樹脂やメラミン樹脂、フェノール樹脂、ジアリルフタレート樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸した薄葉紙やチタン紙、アクリル系樹脂や酢酸ビニル系樹脂、シリコン樹脂やビニルエステル樹脂、アクリル・シリコン樹脂等が含浸あるいは塗布された含浸紙、ポリエチレンやポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートやナイロンなどのプラスチックフィルム、金属箔、天然木突板等を例示することができる。上記した化粧板の構成において、本発明の効果が特に大きい構成として、基板である窯業系板材としてけい酸カルシウム板または繊維強化セメント板を用い、その表面上にイソシアネート系等の含浸シーラーを塗布してシーラー層を設け、このシーラー層の上にウレタン樹脂塗料等を塗布して下塗り層を設け、下塗り層の上にウレタン樹脂塗料等を塗布して中塗り層を設け、中塗り層の上にウレタン樹脂塗料を塗布して上塗り層を設けるか、中塗り層の上にクリヤー塗料を塗布してトップクリヤー層を設けた構成を例示することができる。
ワークであるこれら基板や中間板は、その上に対応するシーラー層や塗膜層や化粧紙を設ける前に、下地としての好適な表面平滑性を確保すべく、プラテンサンダーによる研磨処理がなされ、表面のうねり、凹凸および毛羽等が除去される。また、前述したように、既存のプラテンサンダーによれば、ワーク17の短辺である前端部17a及び後縁部17bにおける過研磨は解消できる傾向にあるが、長辺である左右縁部17c、17dは中央部17eに比べて過研磨される問題がある。
次に、図4及び図5に基づいてプラテンパッド13の詳細について説明する。図4は、プラテンパッドの斜視図であり、図5は、ワーク進行方向から投影的にみたプラテンパッドとワークとの位置関係を示す図である。
プラテンパッド13は、左右方向に細長い概ね角柱状の部材である。また、プラテンパッド13は、一例を示すと軟質ゴムやスポンジ等からなるものであるが、圧縮力を付与すると圧縮がみられ且つ圧縮力を除去すると復元がみられるものであれば特に構成材料は限定されない。
プラテンパッド13の上面19すなわち研磨動作時にパッド制御機構15側となる面は、左右一対の凹部21,21と、非凹部上面部23とを少なくとも有している。左右一対の凹部21,21はそれぞれ、上向きに開口し、且つ、プラテンパッド13の前面13a及び後面13bに開口している。
また、左右一対の凹部21,21はそれぞれ、図5に示されるように、ワーク進行方向から投影的にみて、矩形の凹み形状を有し、且つ、図4に示されるように、プラテンパッド13の前面13aから後面13bまで矩形の凹み形状を維持して連続して延びている。また、一例であるが、左右一対の凹部21,21の非凹部上面部23側の側面21aはそれぞれ、パッド制御機構15によるプラテンパッド13の付勢方向(Y方向、上下方向、研磨ベルト3の押し付け方向)に沿って延びており、換言すれば、非凹部上面部23と直交する方向に延びている。
非凹部上面部23は、左右一対の凹部21,21の間に位置する面である。さらに、図示例では、上面19が、左右一対の凹部21,21のそれぞれ左右方向の外側に存在する外側平面部25,25を有する。これら非凹部上面部23及び左右一対の外側平面部25,25は、プラテンパッド13の角柱状部材のもともとの構成面であり、左右一対の凹部21,21が形成されずに残った面である。本実施の形態では、かかる非凹部上面部23及び左右一対の外側平面部25,25は、面一となっている。また、左右一対の凹部21,21の底面21bはそれぞれ、少なくとも非凹部上面部23と平行な平坦面となっている。換言すれば、左右一対の凹部21,21それぞれの深さは、左右方向に一定に維持されている。なお、プラテンパッド13の下面27は、角柱状部材のもともとの構成面である平坦な面となっている。これより分かるように、左右一対の凹部21,21は、角柱状のプラテンパッド13の上面19を、角柱状に切除するように切り込み加工することで得られる。
また、図5に示されるように、左右一対の凹部21,21の配置間隔は、左右一対の凹部21,21がそれぞれワーク17の対応する左右縁部17c、17dの上方に位置できるような間隔に決定される。
プラテンパッドに設ける凹部の深さや長さは、プラテンパッドの材質やワークの種類によって適宜設定する。プラテンパッドの材質がゴムであり、ワークが窯業系板材を基板とした化粧板の製造における基板自体や中間板である場合、凹部の深さはプラテンパッドの厚さに対して4〜8%が好適であり、凹部の左右方向に関する長さは5mm以上が好適である。凹部の深さが3%未満であると、ワークの左右縁部の過研磨を十分に防止できない危険性があり、凹部の深さが13%を上回ると、パッド制御機構15の押付力が凹部21,21の底面21bに加わり難くなり、ワークの端部が研磨不足となるという問題がある。また、凹部の長さ5mm未満であると、ワークの投入時のワーク左右位置の精度を高めなければならず、そのための設備に高コストを要するので好ましくない。なお、凹部の長さについての上限はないが、凹部の長さが50mmを上回まわると、プラテンパッドの材質やワークの種類によっては、ワークの端部が研磨不足となる場合もある。
このように構成されたプラテンサンダー1によるプラテン型ベルト研磨方法では、研磨ベルト3の図示省略する周回駆動源、パッド制御機構15、ワーク搬送機構11を動作させ、ワーク17の左右縁部17c、17dの上方に、プラテンパッド13の左右一対の凹部21,21が位置するようにワーク17を搬送させ、プラテンパッド13における非凹部上面部23及び左右一対の凹部21,21の双方がパッド制御機構15により押圧された状態で、研磨ベルト3をワーク17に押し付けてワーク17の研磨を行う。
上述した本実施の形態によるプラテンサンダー及びそれを用いるプラテン型ベルト研磨方法によれば、パッド制御機構15によるプラテンパッド13の押圧動作の極めて初期段階では、非凹部上面部23が主に押圧され、非凹部上面部23がある程度押し込まれた後、左右一対の凹部21,21及び非凹部上面部23の双方が押圧力を受けるので、研磨ベルト3のワーク17への押し付け状態は、ワーク17における左右縁部17c、17dへの押し付け力を中央部17eの押し付け力よりも弱めることができ、それによって、ワーク17の左右縁部17c、17dにおける過研磨を抑制し、ワーク上面全体を均一に研磨することができる。
また、本実施の形態は、単に、プラテンパッド13に凹部を設けた態様にとどまるものではない。すなわち、プラテンパッド13の上面19を、角柱状に切除するように切り込み加工したことで次のような優れた利点が得られている。
まず、第1の比較例を、図6に示す。図6のプラテンパッド53aでは、左右両端面に、左右に開口する前後視、V字状の切り欠き55a,55aが設けられている。このような態様では、ワークの左右中心位置がプラテンパッド53aの左右中心に対してずれて投入・進行された場合、V字状の切り欠き55a,55aとワークの左右縁部との位置関係が左右非対称となり、それにより、ワークの左右縁部における研磨ベルトの押し付け状態も左右で大きく変化し、ワーク上面全体を均一に研磨することができない恐れがある。これに対し、本実施の形態では、平面視、投影的にみて、プラテンパッド13の左右一対の凹部21,21とワーク17の左右縁部17c、17dとが重なる状態にあれば、ワーク上面全体を均一に研磨することができ、ワークの配置に関し、第1の比較例ほど厳密な左右対称性は強いられない。
続いて、第2の比較例を、図7に示す。図7のプラテンパッド53bでは、下面に、下向きに開口する左右一対の凹部55b,55bが設けられている。このような態様では、研磨ベルト3を押す面そのものに、凹部と非凹部上面部との境界による急激な段差が存在しているので、パッド制御機構を極めて厳格に操作させない限り、却ってワークの中央部と左右縁部との研磨状態にはっきりした差異を生じさせる恐れがある。これに対し、本実施の形態では、左右一対の凹部21,21は、研磨ベルト3を押す側の面と反対側の面に形成されているので、左右縁部17c、17d側での研磨ベルト3の押し付け状態を、中央部17e側での研磨ベルト3の押し付け状態よりも弱めながらも、左右一対の凹部21,21と非凹部上面部23との間の境界に起因した急激な押し付け状態の変化は回避することが可能となっている。これによっても、ワーク上面全体を均一に研磨することが促進されている。
また、本実施の形態のプラテンパッド13では、左右一対の凹部21,21のそれぞれ左右方向の外側に、外側平面部25,25が残されている態様として構成するので、もともと角柱状のプラテンパッド13に対し左右一対の凹部21,21を加工するに際して、外側平面部25,25も加工基準面として利用することができ、加工の容易性を確保することができる利点もある。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
例えば、上記実施の形態において、プラテンパッドに外側平面部を残さないように改変して実施することもできる。すなわち、左右一対の凹部をプラテンパッドの対応する左右端面まで達するように形成してもよい。
1 プラテンサンダー、3 研磨ベルト、5,7,9 ローラ、11 ワーク搬送機構、13 プラテンパッド、15 パッド制御機構、17 ワーク、17c、17d 左右縁部、19 上面、21 左右一対の凹部、23 非凹部上面部。

Claims (4)

  1. 周回駆動される無端状の研磨ベルトと、
    その研磨ベルトの内側に設けられた複数のローラと、
    前記研磨ベルトの下方に配置され、ワークを所定の進行方向に搬送するワーク搬送機構と、
    前記研磨ベルトの内側に配置され、該研磨ベルトを前記ワークに対して押し付けるプラテンパッドと、
    前記プラテンパッドをその上方から押圧し、該プラテンパッドの前記研磨ベルトに対する押し付け状態を制御するパッド制御機構とを備え、
    前記プラテンパッドにおける前記パッド制御機構側となる上面は、それぞれ上向きに開口する左右一対の凹部と、それら一対の凹部の間に位置する非凹部上面部とを少なくとも有しており、
    前記パッド制御機構は、前記プラテンパッドにおける前記非凹部上面部及び前記左右一対の凹部の双方を押圧するように構成されており、
    前記左右一対の凹部は、前記ワークの左右両縁部の上方に位置する間隔に配置されている、
    プラテンサンダー。
  2. 前記ワークは、窯業系板材を基板とした化粧板の製造における基板、または、前記基板の上に中間層を設けた中間板であり、
    前記凹部の深さは、前記プラテンパッドの厚さに対して3〜13%である、
    請求項1のプラテンサンダー。
  3. 周回駆動される無端状の研磨ベルトと、その研磨ベルトの内側に設けられた複数のローラと、前記研磨ベルトの下方に配置され、ワークを所定の進行方向に搬送するワーク搬送機構と、前記研磨ベルトの内側に配置され、該研磨ベルトを前記ワークに対して押し付けるプラテンパッドと、前記プラテンパッドをその上方から押圧し、該プラテンパッドの前記研磨ベルトに対する押し付け状態を制御するパッド制御機構とを備え、前記プラテンパッドにおける前記パッド制御機構側となる上面は、それぞれ上向きに開口する左右一対の凹部と、それら一対の凹部の間に位置する非凹部上面部とを少なくとも有している、プラテンサンダーを用意し、
    前記ワークの左右両縁部の上方に、前記左右一対の凹部が位置するように該ワークを搬送させ、
    前記プラテンパッドにおける前記非凹部上面部及び前記左右一対の凹部の双方が前記パッド制御機構により押圧された状態で、前記研磨ベルトを前記ワークに押し付けて該ワークの研磨を行う、
    プラテン型ベルト研磨方法。
  4. 前記ワークは、窯業系板材を基板とした化粧板の製造における基板、または、前記基板の上に中間層を設けた中間板であり、
    前記凹部の深さは、前記プラテンパッドの厚さに対して3〜13%である、
    請求項3のプラテン型ベルト研磨方法。
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