JP2013158890A - 超仕上げ装置、及び超仕上げ方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】砥石19を交換した直後から砥石19が軸受軌道面17までなじむまで所定の加工条件で超仕上げするなじませ加工を、複数の軸受軌道面17,17,・・・に対して行う。また、上記なじませ加工において、軸受内輪13及び砥石19の品種に応じて、加工を施す軸受軌道面17の個数Nを設定し、該個数Nに基づいて、それぞれの軸受軌道面17に対する加工条件を変更するようにした。
【選択図】図2
Description
(1) 回転する軸受内輪又は軸受外輪の軸受軌道面に、砥石を往復振動運動させながら押圧接触させて、前記軸受軌道面を超仕上げする超仕上げ装置であって、
前記砥石を交換した直後から前記砥石が前記軸受軌道面になじむまで、所定の加工条件で複数の前記軸受軌道面を超仕上げするなじませ加工を行い、
前記なじませ加工と異なる加工条件で前記なじませ加工以降の前記軸受軌道面を超仕上げする通常加工を行い、
前記なじませ加工では、前記軸受内輪又は前記軸受外輪及び前記砥石の品種に応じて、加工を施す前記軸受軌道面の個数を設定し、該個数に基づいて、それぞれの軸受軌道面に対する加工条件を変更する
ことを特徴とする超仕上げ装置。
(2) 前記なじませ加工では、それぞれの前記軸受軌道面に対して、加工時間、前記砥石の砥粒軌跡の交差角、及び前記砥石を押圧する圧力のうち、少なくとも何れか1つの加工条件を変更する
ことを特徴とする(1)に記載の超仕上げ装置。
(3) 前記砥石は、超砥粒砥石である
ことを特徴とする(1)又は(2)に記載の超仕上げ装置。
(4) 回転する軸受内輪又は軸受外輪の軸受軌道面に、砥石を往復振動運動させながら押圧接触させて、前記軸受軌道面を超仕上げする超仕上げ方法であって、
前記砥石を交換した直後から前記砥石が前記軸受軌道面になじむまで、所定の加工条件で複数の前記軸受軌道面を超仕上げするなじませ加工工程と、
前記なじませ加工と異なる加工条件で前記なじませ加工以降の前記軸受軌道面を超仕上げする通常加工工程と、
を有し
前記なじませ加工工程では、前記軸受内輪又は前記軸受外輪及び前記砥石の品種に応じて、加工を施す前記軸受軌道面の個数を設定し、該個数に基づいて、それぞれの軸受軌道面に対する加工条件を変更する
ことを特徴とする超仕上げ方法。
(5) 前記なじませ加工工程では、それぞれの前記軸受軌道面に対して、加工時間、前記砥石の砥粒軌跡の交差角、及び前記砥石を押圧する圧力のうち、少なくとも何れか1つの加工条件を変更する
ことを特徴とする(4)に記載の超仕上げ方法。
(6) 前記砥石は、超砥粒砥石である
ことを特徴とする(4)又は(5)に記載の超仕上げ方法。
また、上記なじませ加工において、前記軸受内輪又は前記軸受外輪及び前記砥石の品種に応じて、加工を施す前記軸受軌道面の個数を設定し、該個数に基づいて、それぞれの軸受軌道面に対する加工条件を変更するようにしたので、それぞれの軸受軌道面の取代を均一化することができ、軸受軌道面の形状を安定化させることが可能となる。
特に、CBNやダイヤモンドのような超砥粒を含有する超砥粒砥石を使用した場合であっても、砥石をより確実に軸受軌道面になじませることが可能である。
空圧シリンダ23の空圧によって、ピストンロッド23bが縮退すると、ピストンロッド23bに接続されたアーム21が従動し、アーム21の先端に取り付けられた砥石19が内輪13の軸受軌道面17に押圧される。この状態で、内輪13を回転するとともに、サーボモータ29によって揺動軸部材27を揺動すると、それに応じて砥石19も揺動中心軸31の周りで揺動角αで揺動し、軸受軌道面17の研磨が行われる。
Tt=F(t)×Ta、
θt=F(t)×θa、
Pt=F(t)×Pa
関数F(t)は、経験値又は理論値に基づいて設定すればよく、発明者は経験値に基づいて、1次関数又は2次関数とすることが望ましいことを見出している。
実施例として、図5には、6個(N=6)の軸受軌道面17,17・・・をなじませ加工する場合に、砥石交換直後になじませ加工を行い始めてt番目(t=1,2,・・・,6)の軸受軌道面17に対する加工時間Ttを以下の式を満たすように設定した場合の、加工時間Tt及び取代Ctが示されている。
Tt=F(t)×Ta
F(t)=m×(7−t) (m>0)
図6には、砥石交換直後の1つ目の軸受軌道面17をなじませ加工する際の加工時間T1を、1つ目の軸受軌道面17の取代C1が通常加工時の取代Caと等しくなる(C1=Ca)ように設定し、さらに、2つ目から6つ目(t=2〜6)の軸受軌道面17をなじませ加工する際の加工時間T2〜T6を、1つめの加工時間T1と等しくした場合(Tt=const、t=1〜6)の、加工時間Tt及び取代Ctが示されている。
Ct=k×(t−1)+Ca (kは定数)
また、上記なじませ加工において、軸受内輪13及び砥石19の品種に応じて、加工を施す軸受軌道面17の個数Nを設定し、該個数Nに基づいて、それぞれの軸受軌道面17に対する加工条件(例えば、加工時間Tt、砥石19の砥粒軌跡の交差角θt、及び砥石19を押圧する圧力Pt)を変更するようにしたので、それぞれの軸受軌道面17の取代Ctを均一化することができ、軸受軌道面17の形状を安定化させることが可能となる。
特に、CBNやダイヤモンドのような超砥粒を含有する超砥粒砥石を使用した場合であっても、砥石19をより確実に軸受軌道面17になじませることが可能である。
例えば、本発明の超仕上げ装置は、上述した実施形態における内輪13に代えて、外輪の軸受軌道面を超仕上げする場合に適用してもよく、自動車の車輪の車軸を懸架装置に回転自在に支持する軸受ユニットを超仕上げする場合に適用してもよい。
13 軸受内輪
15 回転軸
17 軸受軌道面
19 砥石
19a 曲面
21 アーム
23 空圧シリンダ
23a 空気供給管
23b ピストンロッド
25 保持部材
27 揺動軸部材
29 サーボモータ
29a 回転軸
30 制御部
31 揺動中心軸
α 揺動角
Claims (6)
- 回転する軸受内輪又は軸受外輪の軸受軌道面に、砥石を往復振動運動させながら押圧接触させて、前記軸受軌道面を超仕上げする超仕上げ装置であって、
前記砥石を交換した直後から前記砥石が前記軸受軌道面になじむまで、所定の加工条件で複数の前記軸受軌道面を超仕上げするなじませ加工を行い、
前記なじませ加工と異なる加工条件で前記なじませ加工以降の前記軸受軌道面を超仕上げする通常加工を行い、
前記なじませ加工では、前記軸受内輪又は前記軸受外輪及び前記砥石の品種に応じて、加工を施す前記軸受軌道面の個数を設定し、該個数に基づいて、それぞれの軸受軌道面に対する加工条件を変更する
ことを特徴とする超仕上げ装置。 - 前記なじませ加工では、それぞれの前記軸受軌道面に対して、加工時間、前記砥石の砥粒軌跡の交差角、及び前記砥石を押圧する圧力のうち、少なくとも何れか1つの加工条件を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の超仕上げ装置。 - 前記砥石は、超砥粒砥石である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の超仕上げ装置。 - 回転する軸受内輪又は軸受外輪の軸受軌道面に、砥石を往復振動運動させながら押圧接触させて、前記軸受軌道面を超仕上げする超仕上げ方法であって、
前記砥石を交換した直後から前記砥石が前記軸受軌道面になじむまで、所定の加工条件で複数の前記軸受軌道面を超仕上げするなじませ加工工程と、
前記なじませ加工と異なる加工条件で前記なじませ加工以降の前記軸受軌道面を超仕上げする通常加工工程と、
を有し
前記なじませ加工工程では、前記軸受内輪又は前記軸受外輪及び前記砥石の品種に応じて、加工を施す前記軸受軌道面の個数を設定し、該個数に基づいて、それぞれの軸受軌道面に対する加工条件を変更する
ことを特徴とする超仕上げ方法。 - 前記なじませ加工工程では、それぞれの前記軸受軌道面に対して、加工時間、前記砥石の砥粒軌跡の交差角、及び前記砥石を押圧する圧力のうち、少なくとも何れか1つの加工条件を変更する
ことを特徴とする請求項4に記載の超仕上げ方法。 - 前記砥石は、超砥粒砥石である
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の超仕上げ方法。
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JP2012024100A JP2013158890A (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 超仕上げ装置、及び超仕上げ方法 |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
CN105458929A (zh) * | 2016-01-17 | 2016-04-06 | 浙江陀曼智造科技有限公司 | 一种超精机控制系统 |
JP2021151673A (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | 三和研磨工業株式会社 | 超仕上げ砥石及び研削装置 |
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JPH0430957A (ja) * | 1990-05-24 | 1992-02-03 | Nippon Seiko Kk | 研削盤の制御方法 |
JP2004261904A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Nsk Ltd | 軸受軌道面の超仕上げ方法及び超仕上げ装置 |
-
2012
- 2012-02-07 JP JP2012024100A patent/JP2013158890A/ja active Pending
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