JP2013158722A - 殺菌用管部材およびそれを備えた殺菌装置 - Google Patents

殺菌用管部材およびそれを備えた殺菌装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡易な構成によって効率よく流体を殺菌することが可能な殺菌用管部材およびそれを備えた殺菌装置を提供する。
【解決手段】管部材100は、内側管10と、外側管20と、紫外線LED30とを備えている。内側管10は、紫外線を散乱および透過させる材料を含む。外側管20は、紫外線を反射させる材料を含む。外側管20は、孔部23が形成された周壁を有している。外側管20は、内側管10を囲むように内側管10の外側に配置されている。紫外線LED30は、内側管10の外表面13の外側に配置され、孔部23を通して内側管10の外表面13に紫外線を照射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般的には殺菌用管部材に関し、特定的には紫外線によって流体を殺菌する殺菌用管部材およびそれを備えた殺菌装置に関する。
紫外線を利用することによって流体を殺菌するための殺菌用管部材を備えた殺菌装置として、例えば、特表2009−532200号公報(以下、特許文献1という)に記載の流体処理装置が知られている。特許文献1に記載の流体処理装置は、複数の紫外線発光ダイオードと、管と、制御回路とを備えている。特許文献1に記載の流体処理装置において、複数の紫外線発光ダイオードは、各紫外線発光ダイオードの表面上を流体が流れるように、管に取り付けられている。
一方、紫外線発光ダイオードから発光された紫外線を、流体としての水に伝播させることによって銀イオンの殺菌作用を促進するための構成を備えた、特開2007−31983号公報(以下、特許文献2という)に記載の吐水装置が知られている。特許文献2に記載の吐水装置は、吐水管と、イオン溶出手段と、紫外線発光ダイオード(UV−LED)とを備えている。
特許文献2に記載の吐水装置において、吐水管の内部には、水路が形成されている。イオン溶出手段は、吐水管に設けられ、水路を流通する水に銀イオンを溶出させる。UV−LEDは、吐水管に形成された透光窓の上方に配置され、水路から吐水管の外部に吐出される水に紫外線を照射する。紫外線は、水路を流通する水を伝播する。水を伝播する紫外線は、吐水に溶出された銀イオンを活性化する。
特許文献2に記載の吐水装置においては、吐水管の内部を流通する水は、略水平方向に移動する。一方、吐水管から外部に流出された水は、略鉛直下方に移動する。
特表2009−532200号公報 特開2007−31983号公報
しかしながら、特許文献1に記載の流体処理装置は、紫外線発光ダイオードが流体に触れる構成を有しているため、管の外側にシールを施す必要がある。そのため、当該流体処理装置の構造が複雑化する。また、特許文献1に記載の流体処理装置は、紫外線発光ダイオードが流体に触れる構成を有していることにより、紫外線発光ダイオードが流体の温度の影響を受け易く、流体の温度が高温である場合に紫外線発光ダイオードの寿命が低下する。
特許文献2に記載の吐水装置は、UV−LEDが、吐水管に形成された透光窓の上方に配置されていることにより、UV−LEDが流体に触れることが防止されている。しかしながら、特許文献2に記載の吐水装置において、水路を流通する水に紫外線を有効的に伝播させるためには、長い光路長つまり長い流路長を確保する必要がある。すなわち、特許文献2に記載の吐水装置は、UV−LEDの配置について制約を受ける。そのため、水路を流通する水に紫外線を有効的に伝播させるために適切な位置にUV−LEDを配置するためには、当該吐水装置の構造が複雑化する。
また、特許文献2に記載の吐水装置においては、吐水管の内部を流通する流体が流れる方向と、吐水管から吐水された流体が流れる方向とが略直交するように、流路が大きく変形されるため、流体の圧損が大きい。これにより、特許文献2に記載の吐水装置においては、効率よく流体を殺菌することが困難である。
そこで、本発明の目的は、紫外線を発する光源部と、管とを有し、より簡易な構成によって効率よく流体を殺菌することが可能な殺菌用管部材およびそれを備えた殺菌装置を提供することである。
本発明に従った殺菌用管部材は、内側管と、外側管と、光源部とを備えている。内側管は、紫外線を散乱および透過させる材料を含む。外側管は、紫外線を反射させる材料を含む。外側管は、周壁を有する。外側管は、内側管を囲むように内側管の外側に配置されている。外側管の周壁には、孔が形成されている。光源部は、内側管の外側に配置され、外側管の孔を通して内側管の外表面に紫外線を照射する。
本発明によれば、光源部は、殺菌対象の流体を流通させる内側管の外側に配置されている。この構成によれば、内側管が光源部に対するシールの機能を有する。そのため、当該殺菌用管部材においてシールの構成を省くことができるため、当該殺菌用管部材の構造を簡略化することができる。また、光源部は、内側管の外側に配置されていることによって、光源部が流体に触れることが無い。そのため、光源部の寿命の低下を防止することができる。
また、本発明に従った殺菌用管部材においては、光源部から照射された紫外線が、外側管の内表面または内側管の内表面に反射することによって内側管の内部の流体を伝播することができるような位置に、光源部が配置されていればよい。つまり、本発明によれば、光源部の配置については、大きな制約を受けない。そのため、当該殺菌用管部材の構造を簡略化することができる。また、殺菌対象の流体が内側管の内部を円滑に流通することができるように、内側管および外側管の形状を適宜調整することができる。
また、本発明によれば、光源部から照射された紫外線を、紫外線を反射させる外側管の内表面、または、紫外線を散乱および透過させる内側管の内表面に反射させることによって内側管の内部の流体に伝播させることができる。したがって、本発明によれば、効率よく流体を殺菌することができる。
したがって、本発明によれば、より簡易な構成によって効率よく流体を殺菌することが可能な殺菌用管部材を提供することができる。
本発明に従った殺菌用管部材において、光源部は、好ましくは、外側管の孔に配置されている。この構成によれば、光源部によって内側管の外表面に紫外線を容易に照射することができる。
本発明に従った殺菌用管部材において、外側管の内表面は、好ましくは、内側管の外表面に密接している。
この構成によれば、光源部から照射された紫外線が、外側管の内表面と内側管の外表面との間において漏れることなく外側管の内表面に反射することにより、内側管の内部の流体に効率よく伝播することができる。
本発明に従った殺菌用管部材において、内側管および外側管は、好ましくは、略直線状に延びている。この構成によれば、内側管の外側に配置された外側管と、内側管とを容易に製造することができる。また、この構成によれば、光源部が配置される位置、または、光源部から発せられる紫外線が指す方向を容易に設定することができる。
本発明に従った殺菌用管部材において、内側管は、好ましくは、石英またはフッ素樹脂を含む材料によって形成されている。さらに好ましくは、内側管は、ポリテトラフルオロエチレンを含む材料によって形成されている。
本発明に従った殺菌用管部材において、外側管は、アルミニウムまたはステンレス鋼によって形成されている。
この構成によれば、内側管の外表面から内側管を透過した紫外線を、アルミニウムが有する高い反射率によって、外側管の内表面において効果的に反射させることができる。外側管の内表面において反射した紫外線は、内側管の内部の流体を再び伝播し、または、内側管を再び散乱および透過することができる。このように、紫外線を散乱および透過させる内側管の外側に配置された外側管をアルミニウムによって形成することにより、内側管の内部の流体に紫外線をより多く照射することができる。したがって、この構成によれば、当該殺菌用管部材においてさらに効率よく流体を殺菌することができる。
さらに、この構成によれば、アルミニウムまたはステンレス鋼が有する熱伝導性により、光源部から発生する熱量を外側管に吸収させることができる。言い換えると、この構成によれば、アルミニウムまたはステンレス鋼が有する熱伝導性により、光源部から発生する熱量を効果的に放熱させることができる。そのため、光源部の発光性能が低下せず且つ光源部が紫外線を効率よく発することによって、当該殺菌用管部材においてさらに効率よく流体を殺菌することができる。
本発明に従った殺菌用管部材は、好ましくは、複数の光源部を備えている。
この構成によれば、内側管の内部の流体に紫外線をより多く照射することができる。また、殺菌対象の流体の流路を形成する内側管の長さつまり流路長、または、内側管および外側管の形状つまり流体の流れ方向等に合わせて、光源部の数および光源部の配置を設定することができる。したがって、この構成によれば、当該殺菌用管部材において流体の殺菌能力を向上させることができる。
本発明に従った殺菌用管部材において、光源部は、好ましくは、発光ダイオードを含む。流体が収容された管の外側に向かって発光ダイオードが紫外線を発する場合には、発光ダイオードが有する高い指向性のため、当該管の内部の流体に、指向性を有する紫外線が単に照射されるだけである。そのため、当該管の外側に照射された紫外線を、当該管に収容された流体の全体に伝播させることは困難である。
しかしながら、本発明に従った殺菌用管部材においては、紫外線を反射させる材料を含む外側管が、紫外線を散乱および透過させる内側管を囲むように、内側管の外側に配置されている。これにより、発光ダイオードから照射された紫外線を、外側管の内表面または内側管の内表面に反射させることによって内側管の内部の流体に伝播させることができる。このように、当該殺菌用管部材においては、光源部に発光ダイオードが用いられている場合であっても、内側管の内部の流体に照射することができるため、効率よく流体を殺菌することができる。
本発明に従った殺菌装置は、上記のいずれかの殺菌用管部材を備えていることが好ましい。上記のいずれかの殺菌用管部材を備えた殺菌装置は、より簡易な構成によって効率よく流体を殺菌することができる。
以上のように、本発明によれば、より簡易な構成によって効率よく流体を殺菌することが可能な殺菌用管部材およびそれを備えた殺菌装置を提供することができる。
本発明に係る殺菌用管部材の概略図である。 本発明に係る殺菌用管部材を備えた殺菌装置の概略図である。 実施例と比較例とによって得られた、流体に含まれる菌の生存率と、光源部から紫外線が照射される時間との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に従った殺菌用管部材の一例としての管部材100の一部を示す概略図である。図1に示すように、管部材100は、内側管10と、外側管20と、光源部としての紫外線発光ダイオード(以下、紫外線LEDという)30とを備えている。内側管10は、紫外線を散乱および透過させる材料を含む。外側管20は、紫外線を反射させる材料を含む。外側管20は、内側管10を囲むように内側管10の外側に配置されている。紫外線LED30は、内側管10の外側に配置され、内側管10の外表面13に紫外線を照射する。
殺菌対象の流体は、内側管10の内部を流通する。外側管20の内表面21は、内側管10の外表面13に密接している。内側管10と外側管20とによって、殺菌対象の流体を流通させる殺菌用管110が構成されている。
図1に示す略直線状に延びる内側管10および外側管20は、殺菌用管110の一部である。殺菌用管110には、流入口11が形成されている。流体は、流入口11から殺菌用管110の内側管10の内部に流入する。なお、殺菌用管110によって形成される流路形状は、特に限定されず、直線状に限られない。流体が内側管10の内部を円滑に流通することができるように、内側管10および外側管20の形状は、適宜調整されていてもよい。
紫外線LED30は、外側管20に形成された孔部23に埋められるように、外側管20に取り付けられている。孔部23は、外側管20の内表面21から外表面22にわたって、外側管20の周壁に空間が形成されるように、外側管20に形成されている。
内側管10は、紫外線を散乱および透過させる材料として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂を含む材料によって形成されている。なお、内側管10は、例えば、フッ素樹脂、または、テトラフルオロエチレンの重合体によって形成されていればよい。あるいは、内側管10は、石英等の紫外線を透過する材料によって形成されていてもよい。
一方、外側管20は、金属材料によって形成されている。外側管20は、金属材料のうち、ステンレス鋼によって形成されていることが好ましい。あるいは、外側管20は、アルミニウム合金またはアルミニウムによって形成されていることが好ましい。
以上のように、管部材100は、内側管10と、外側管20と、紫外線LED30とを備えている。内側管10は、紫外線を散乱および透過させる材料を含む。外側管20は、紫外線を反射させる材料を含む。外側管20は、孔部23が形成された周壁を有している。外側管20は、内側管10を囲むように内側管10の外側に配置されている。紫外線LED30は、内側管10の外表面13の外側に配置され、孔部23を通して内側管10の外表面13に紫外線を照射する。
管部材100によれば、紫外線LED30は、殺菌対象の流体を流通させる内側管10の外側に配置されている。この構成によれば、内側管10が紫外線LED30に対するシールの機能を有する。そのため、管部材100においてシールの構成を省くことができるため、管部材100の構造を簡略化することができる。また、紫外線LED30は、内側管10の外側に配置されていることによって、紫外線LED30が流体に触れることが無い。そのため、紫外線LED30の寿命の低下を防止することができる。
また、管部材100においては、紫外線LED30から照射された紫外線が、外側管20の内表面21または内側管10の内表面12に反射することによって内側管10の内部の流体を伝播することができるような位置に、紫外線LED30が配置されていればよい。つまり、管部材100によれば、紫外線LED30の配置については、大きな制約を受けない。そのため、管部材100の構造を簡略化することができる。また、殺菌対象の流体が内側管10の内部を円滑に流通することができるように、内側管10および外側管20の形状を適宜調整することができる。
また、管部材100によれば、紫外線LED30から照射された紫外線を、紫外線を反射させる外側管20の内表面21、または、紫外線を散乱および透過させる内側管10の内表面12に反射させることによって内側管10の内部の流体に伝播させることができる。このように、管部材100によれば、内側管10の内部の流体に紫外線を伝播させることができるため、効率よく流体を殺菌することができる。
このようにすることにより、より簡易な構成によって効率よく流体を殺菌することが可能な管部材100を提供することができる。
管部材100において、紫外線LED30は、外側管20の孔部23に配置されている。この構成によれば、紫外線LED30によって内側管10の外表面13に紫外線を容易に照射することができる。
管部材100において、外側管20の内表面21は、内側管10の外表面13に密接している。
この構成によれば、紫外線LED30から照射された紫外線が、外側管20の内表面21と内側管10の外表面13との間において漏れることなく外側管20の内表面21に反射することにより、内側管10の内部の流体に効率よく伝播することができる。また、紫外線LED30から照射された紫外線が、外側管20の内表面21と内側管10の外表面13との間において漏れることなく、外側管20の内表面21と内側管10の内表面12との間を効率よく反射することによって、内側管10の周壁の内部を効率よく伝播することができる。そのため、この構成によれば、管部材100においてさらに効率よく流体を殺菌することができる。
管部材100において、内側管10と外側管20とによって構成された殺菌用管110は、略直線状に延びている。この構成によれば、内側管10と外側管20とによって構成された殺菌用管110を容易に製造することができる。また、この構成によれば、紫外線LED30が配置される位置、または、紫外線LED30から発せられる紫外線が指す方向を容易に設定することができる。
管部材100において、内側管10は、PTFEを含む材料によって形成されている。
管部材100において、外側管20は、アルミニウムによって形成されている。この構成によれば、内側管10の外表面13から内側管10を透過した紫外線を、アルミニウムが有する高い反射率によって、外側管20の内表面21において効果的に反射させることができる。外側管20の内表面21において反射した紫外線は、内側管10の内部の流体を再び伝播し、または、内側管10を再び散乱および透過することができる。このように、紫外線を散乱および透過させる内側管10の外側に配置された外側管20をアルミニウムによって形成することにより、内側管10の内部の流体に紫外線をより多く照射することができる。したがって、この構成によれば、管部材100においてさらに効率よく流体を殺菌することができる。
さらに、この構成によれば、アルミニウムが有する熱伝導性により、紫外線LED30から発生する熱量を外側管20に吸収させることができる。言い換えると、この構成によれば、アルミニウムが有する熱伝導性により、紫外線LED30から発生する熱量を効果的に放熱させることができる。そのため、紫外線LED30の発光性能が低下せず且つ紫外線LED30が紫外線を効率よく発することによって、管部材100においてさらに効率よく流体を殺菌することができる。
図1に示す管部材100においては、流れ方向の下流から上流に向かって紫外線が指向するように、紫外線LED30が外側管20に取り付けられている。ただし、紫外線LED30から照射される紫外線の指向方向は、流れ方向の上流から下流に向かう方向であってもよく、流れ方向に対して略直交する方向であってもよい。また、管部材100は、複数の紫外線LED30を備えていてもよい。さらに、外側管20において、紫外線LED30が配置される位置、つまり、孔部23の位置は、特に限定されない。
管部材100が複数の紫外線LED30を備えている場合は、内側管10の内部の流体に紫外線をより多く照射することができる。また、殺菌対象の流体の流路を形成する内側管10の長さつまり流路長、または、殺菌用管110の形状つまり流体の流れ方向等に合わせて、紫外線LED30の数および紫外線LED30の配置を設定することができる。したがって、管部材100が複数の紫外線LED30を備えることによって、流体の殺菌能力が向上する。
管部材100において、光源部には、発光ダイオードである紫外線LED30が用いられている。
管部材100においては、紫外線を反射させる材料を含む外側管20が、紫外線を散乱および透過させる内側管10を囲むように、内側管10の外側に配置されている。これにより、発光ダイオードである紫外線LED30から照射された紫外線を、外側管20の内表面21または内側管10の内表面12に反射させることによって内側管10の内部の流体に伝播させることができる。このように、管部材100においては、光源部として発光ダイオードが用いられている場合であっても、内側管10の周壁の内部の全体に広がった紫外線を内側管10の内部の流体に照射することができるため、効率よく流体を殺菌することができる。
なお、内側管10の周壁の厚み(言い換えると、外表面13から内表面12までの寸法)は、内側管10が延びる方向(言い換えると流体の流れ方向)に沿って一定でなくてもよい。また、外側管20の周壁の厚み(言い換えると、外表面22から内表面21までの寸法)も、外側管20が延びる方向に沿って一定でなくてもよい。さらに、内側管10によって形成される流路の断面の形状は、円形に限定されない。流路断面積は、流れ方向に沿って一定でなくてもよい。
なお、管部材100に用いられる光源部は、紫外線LED30に限定されず、内側管10の外側に配置され且つ内側管の外表面に紫外線を照射するものであればよい。管部材100に用いられる光源部は、例えば、紫外線を発する蛍光灯またはランプであってもよい。
なお、管部材100において流体を殺菌する方法は、内側管10の内部に流体を流通させる間に紫外線LED30を発光させることに限定されない。管部材100において流体を殺菌するために、内側管10の内部に流体を収容した状態において紫外線LED30を発光させていてもよい。
なお、管部材100は、装置に用いることができる。図2には、管部材100を備えた装置の一例としての殺菌装置200を示す。殺菌装置200は、筐体201と、CPUとしての制御部210とを備えている。筐体201は、管部材100を収容する。制御部210は、紫外線LED30の発光と消光とを制御する。
制御部210には、使用者によって操作される操作部(図示せず)が接続されていてもよい。この場合は、使用者によって操作部が操作されることに基づき、制御部210は紫外線LED30の発光と消光とを制御する。
また、殺菌装置200は、外部から流体を流入させるための流入部202と、殺菌装置200から外部に流体を流出させるための流出部203とを備えている。管部材100は、流入部202と流出部203との間に配置されている。殺菌装置200においては、管部材100の内側管10(図1参照)が流入部202と流出部203とに接続されている。管部材100と、流入部202または流出部203との接続部分には、水漏れはない。
流入部202から流入した流体に含まれる菌等の不純物は、管部材100の内部を流通する間、または、管部材100の内部に流体が収容されている間に、紫外線が照射されることによって殺菌される。殺菌された流体は、流出部203から殺菌装置200の外部に流出し、または、流出部203から取り出される。なお、殺菌装置200は、液体を殺菌する。
以上のように、管部材100を備えた殺菌装置200は、より簡易な構成によって効率よく液体を殺菌することができる。
上述した管部材100を用いることにより、液体に含まれる菌の殺菌効果について確認した。
(実施例1)
実施例1において、外側管20として、アルミニウムによって形成された管を準備した。外側管20の管長は、150mmであった。外側管20(図1参照)の外径は、16mmであって、外側管20の内径は、10mmであった。
一方、内側管10として、ポリテトラフルオロエチレンを含む材料によって形成されたテフロン(デュポン社登録商標)PFA直管パイプ(ニチアス製:内径6mm、外径8mm)を準備した。内側管10の管長は、160mmであった。内側管10(図1参照)の外径は、8mmであって、内側管10の内径は、6mmであった。
内側管10の周壁の外側に外側管20を配置させる方法(外側管の周壁の内側に内側管を配置させる方法)としては、内側管10を外側管20の内部に挿入することにより、殺菌用管110を作製した。
紫外線LED30としては、紫外線発光ダイオード(米国センサーエレクトロニックテクノロジー社製、UVTOPシリーズ)を準備した。紫外線LED30の光出力は、typ300μWであって、発光長は260nmであった。
実施例1においては、以下のようにして、紫外線LED30を外側管20に取り付けた。先ず、外側管20の中央部付近の周壁に、紫外線LED30の外形に合わせて1つの孔部23を開けておく。次に、形成された孔部23に対して紫外線LED30を圧入し取り付けた。紫外線LED30は、紫外線LED30の光軸が外側管20の壁面に略垂直に交わるように、外側管20に取り付けた。
実施例1においては、測定試料として、水道水中の残留塩素を除去し、緑膿菌を添加して菌体濃度が104〜105CFU/mLに調整された水道水を使用した。実施例1においては、管部材100の内部に測定試料を流通させた。
管部材100に、紫外線LED30を発光させながら測定試料の水を流量0.1L/minで通水した。管部材100内部を通過して排出された水の菌の生存率について観察した。菌生存率の測定の方法としては、コロニーカウント法を用いた。
一方、管部材100と比較するために、比較例1としての他の管部材を用いた。他の管部材としては、アルミニウムによって形成された管と、当該管に取り付けられる紫外線LEDとを準備した。比較用の管の管長は、管部材100の管長と同一であった。また、比較用の管の内径は、10mmであった。比較用の管の外径は、16mmであった。
当該管に取り付けられた紫外線LEDとしては、管部材100の紫外線LED30と同様のものを準備した。比較例1においても、実験例1と同様の方法で紫外線LED30を当該管に取り付けた。
比較例1においては、実施例1に用いた測定試料と同様のものを使用した。比較例1においては、比較用の管部材の内部に測定試料の水を通水した。当該管部材に、紫外線LED30を発光させながら水を流量0.1L/minで通水した。管部材内部を通過して排出された水の菌の生存率について観察した。
実施例1と比較例1とによって得られた結果を表1に示す。表1に示すように、管部材100においては、菌の生存率が、比較用の管部材よりも低下した。
Figure 2013158722
以上のように、実施例1によれば、PTFEを含む材料によって形成された内側管10(図1参照)と、アルミニウムによって形成された外側管20(図1参照)とを備えた管部材100においては、PTFEを含む材料によって形成された管を含まない比較用の管部材よりも、高い殺菌効果が得られることが確認された。
管部材100において、比較用の管部材よりも高い殺菌効果が得られることの理由としては、外側管20(図1参照)の内側に内側管10(図1参照)が配置された管部材100においては、PTFEの散乱効果によって、管部材100の内部の全体に均一に紫外線を照射することができるからである、と考えられる。一方、比較用の管部材においては、アルミニウムによって形成された管の内側に、PTFEを含む材料によって形成された管が配置されていないため、発光ダイオードが有する指向性によって、管部材の内部の全体に均一に紫外線を照射することができないからである、と考えられる。
また、アルミニウム製の管の内側に内側管10としての管が配置されていることによって、アルミニウム製の管が水に接することが無いため、水による腐食が起こることもない。
(実施例2)
実施例2においては、測定試料として、水道水中の残留塩素を除去し、緑膿菌を添加して菌体濃度が104〜105CFU/mLに調整された水道水を使用した。実施例2においては、管部材100の内部に測定試料を満たし、管部材100の両端には紫外線透過率の高いテフロン製の部材によって蓋をして、管部材100の内部に測定試料を封入した。実際の殺菌装置においては、外側管が内側管を取り囲む範囲は限定されており、当該範囲の外に出た紫外線による殺菌効果を評価から除くために、管部材100の両端を紫外線透過率の高いテフロン製の蓋をすることにより、管部材100の外に出た紫外線は測定試料に影響を与えないようにした。
なお、実施例2においては、実施例1と同様の内側管10と外側管20とによって構成された管部材100を準備した。実施例2においても、実験例1と同様の方法で紫外線LED30を外側管20に取り付けた。
測定試料が封入された管部材100に、紫外線LED30を所定の時間ごと(30分ごと)に照射し、紫外線が照射される時間に応じて低下する菌の生存率について観察した。実施例2において、菌生存率の測定の方法としては、コロニーカウント法を用いた。
一方、管部材100と比較するために、比較例2としての他の管部材を用いた。他の管部材としては、アルミニウムによって形成された管と、当該管に取り付けられる紫外線LEDとを準備した。比較用の管の管長は、管部材100の管長と同一であった。また、比較用の管の内径は、10mmであった。比較用の管の外径は、16mmであった。
当該管に取り付けられた紫外線LEDとしては、管部材100の紫外線LED30と同様のものを準備した。比較例2においても、実験例1,2と同様の方法で紫外線LED30を当該管に取り付けた。
比較例2においては、実施例2に用いた測定試料と同様のものを使用した。比較例2においては、比較用の管部材の内部に測定試料を満たし、当該管部材の両端には紫外線透過率の高いテフロン製の部材によって蓋をし、当該管部材の内部に測定試料を封入した。測定試料が封入された比較用の管部材に、紫外線LED30を発光させることによって紫外線を所定の時間ごとに照射し、紫外線が照射される時間に応じて低下する菌の生存率について実施例2と同様に観察した。
実施例2と比較例2とによって得られた結果を図3に示す。図3のグラフにおいて実線が示すように、比較用の管部材においては、紫外線が照射される時間が増加するに従って菌の生存率が低下した。
図3のグラフにおいて破線が示すように、管部材100においては、紫外線が照射される時間が増加するに従って菌の生存率が、比較用の管部材よりも低下した。
以上のように、実施例2によれば、PTFEを含む材料によって形成された内側管10(図1参照)と、アルミニウムによって形成された外側管20(図1参照)とを備えた管部材100においては、PTFEを含む材料によって形成された管を含まない比較用の管部材よりも、高い殺菌効果が得られることが確認された。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものである。
10:内側管、12:内表面、13:外表面、20:外側管、21:内表面、22:外表面、23:孔部、30:紫外線LED、100:管部材、200:殺菌装置

Claims (11)

  1. 紫外線を散乱および透過させる材料を含む内側管と、
    紫外線を反射させる材料を含み、前記内側管を囲むように前記内側管の外側に配置され、孔が形成された周壁を有する外側管と、
    前記内側管の外側に配置され、前記外側管の前記孔を通して前記内側管の外表面に紫外線を照射する光源部とを備えた、殺菌用管部材。
  2. 前記光源部は、前記外側管の前記孔に配置されている、
    請求項1に記載の殺菌用管部材。
  3. 前記外側管の内表面は、前記内側管の外表面に密接している、
    請求項1または請求項2に記載の殺菌用管部材。
  4. 前記内側管および前記外側管は、略直線状に延びている、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の殺菌用管部材。
  5. 前記内側管は、石英を含む材料によって形成されている、
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の殺菌用管部材。
  6. 前記内側管は、フッ素樹脂を含む材料によって形成されている、
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の殺菌用管部材。
  7. 前記内側管は、ポリテトラフルオロエチレンを含む材料によって形成されている、
    請求項6に記載の殺菌用管部材。
  8. 前記外側管は、アルミニウムまたはステンレス鋼によって形成されている、
    請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の殺菌用管部材。
  9. 前記殺菌用管部材は、複数の光源部を備えている、
    請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の殺菌用管部材。
  10. 前記光源部は発光ダイオードを含む、
    請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の殺菌用管部材。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の殺菌用管部材を備えた、
    殺菌装置。
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