JP2013157656A - デジタル放送システム - Google Patents

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結佳 藤田
Hirobumi Nishikawa
博文 西川
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Abstract

【課題】番組毎の独自サインであって、且つ同一概念となる映像ダイジェストを概念種別が同一のものとして分類し、管理するデジタル放送システムを提供する。
【解決手段】各放送番組の識別を示す放送番組識別項目と、各放送番組に共通するコンテンツの種別を示すコンテンツ種別項目とを備えたテンプレートと、当該テンプレートに対して、放送番組毎に放送番組識別項目に番組識別情報を設定し、コンテンツ種別項目に該当する放送番組の各コンテンツの期間を示す番組独自サインを設定した番組サイン情報とを公開するサーバ40と、受信した放送番組の番組情報と、サーバ40上に公開された番組サイン情報とを比較し、放送番組毎にそれぞれ異なる番組独自サインに基づいてコンテンツの種別を識別し、複数の放送番組間で同一のコンテンツ種別を有する映像データを提示する放送受信装置30とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、デジタル放送の放送番組に関する映像のダイジェストを生成する映像ダイジェスト機能を備えたデジタル放送システムに関するものである。
映像数の増加に伴い、効率的な映像視聴が求められる。このためには、映像のダイジェストを視聴することが効果的である。
映像ダイジェストの生成に関して、特許文献1には、コンテンツ内で発生するイベント間の包含関係、上下関係、あるいは因果関係が少なくとも1つ付加された知識メタデータを生成し、ユーザからの問い合わせ情報に基づいて当該知識メタデータ内を検索してユーザニーズに即した映像のダイジェストを生成する構成が開示されている。
特開2007−249907号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、放送番組毎に独自イベントであるが同一の概念である番組独自イベントに対して、番組間での同一性を認識することができないという課題があった。また、知識メタデータを生成するためには、少なくとも初回放送の映像コンテンツが蓄積されていなければならないという課題がった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、番組毎の独自サインであって、且つ同一概念となる映像ダイジェストを概念種別が同一のものとして分類および管理し、初回の番組放送から映像ダイジェストを生成するデジタル放送システムを提供することを目的とする。
この発明に係るデジタル放送システムは、放送番組の番組データを格納するサーバと、放送番組の放送波を受信して再生すると共に、ネットワークを介して接続されたサーバに格納された番組データを取得し、利用する放送受信装置とを備え、複数の放送番組が、それぞれ複数のコンテンツで構成されている場合に、サーバが、各放送番組の識別を示す放送番組識別項目と、各放送番組に共通するコンテンツの種別を示すコンテンツ種別項目とを備えたテンプレートと、当該テンプレートに対して、放送番組毎に放送番組識別項目に番組識別情報を設定し、コンテンツ種別項目に該当する放送番組の各コンテンツの期間を示す番組独自サインを設定した番組サイン情報とを公開し、放送受信装置が、受信した放送番組の番組情報と、サーバ上に公開された番組サイン情報とを比較し、放送番組毎にそれぞれ異なる番組独自サインに基づいてコンテンツの種別を識別し、複数の放送番組間で同一のコンテンツ種別を有する映像データを提示するものである。
この発明によれば、番組毎の独自サインであって、且つ同一概念となる映像ダイジェストを概念種別が同一のものとして分類し、管理することができる。これにより、初回の番組放送からリアルタイムで映像ダイジェストを生成することができる。
実施の形態1によるデジタル放送システムの構成を示すブロック図である。 放送番組の編成例を示す説明図である。 実施の形態1によるデジタル放送システムの放送番組の各種情報で構成されるテンプレートを示す図である。 図3に示したテンプレートの記載例を示す図である。 実施の形態1による放送受信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1による放送受信装置のダイジェスト視聴動作を示したフローチャートである。 実施の形態1による放送受信装置のダイジェスト視聴指示付き録画予約の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による放送受信装置の番組サイン情報の解析処理を示すフローチャートである。 実施の形態1による放送受信装置のダイジェスト視聴に該当する放送番組の放送開始直前の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による放送受信装置のダイジェスト映像クリップ生成処理を示すフローチャートである。 実施の形態1による放送受信装置の開始/終了点判定部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1による放送受信装置のダイジェスト映像クリップの再生処理を示すフローチャートである。 実施の形態1による放送受信装置の開始/終了点判定部の判定処理を示す説明図である。 実施の形態1による放送受信装置の他のテンプレートおよびその記載例を示す説明図である。 実施の形態1による放送受信装置の他のテンプレートおよびその記載例を示す説明図である。 実施の形態2による放送受信装置の放送番組の各種情報で構成されるテンプレートを示す図である。 図16に示したテンプレートにおける項目「条件種別」の設定例を示す図である。 図16に示したテンプレートにおける項目「条件」の設定例を示す図である。 図16に示したテンプレートの記載例を示す図である。 実施の形態2による放送受信装置のダイジェスト映像クリップ生成処理を示すフローチャートである。 実施の形態2による放送受信装置の開始/終了点判定部の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2による放送受信装置の放送番組の各種情報で構成されるテンプレートを示す図である。 実施の形態3による放送受信装置の放送番組の各種情報で構成されるテンプレートを示す図である。 図23に示したテンプレートの記載例を示す図である。 実施の形態3の放送受信装置のダイジェスト機能部の構成を示すブロック図である。 実施の形態3による放送受信装置が切出すサイン画像の表示例を示す図である。 実施の形態3による放送受信装置の放送番組の各種情報で構成されるテンプレートとその記載例を示す図である。 実施の形態3の放送受信装置のダイジェスト機能部のその他の構成を示すブロック図である。 実施の形態3による放送受信装置のサイン領域の切出しの概念を示す図である。 実施の形態3による放送受信装置の放送番組の各種情報で構成されるその他のテンプレートを示す図である。 番組独自サインとしてインターネット公開された画像の一部が可変である場合の概念を示す図である。 実施の形態4による放送受信装置の放送番組の各種情報で構成されるテンプレートを示す図である。 実施の形態4による放送受信装置のダイジェスト機能部の構成を示すブロック図である。 実施の形態4による放送受信装置のテンプレートの更新を示す説明図である。 実施の形態4による放送受信装置の再生画面を示す説明図である。 実施の形態5による放送受信装置の放送番組の各種情報で構成されるテンプレートを示す図である。 実施の形態5によるサーバの構成を示すブロック図である。 実施の形態6による放送受信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態6によるサーバの構成を示すブロック図である。 実施の形態6による放送受信装置のテンプレート作成・更新画面を示す図である。 実施の形態6による放送受信装置のテンプレート作成画面を示す図である。 実施の形態6による放送受信装置のテンプレート作成画面を示す図である。 実施の形態6による放送受信装置のテンプレート作成画面を示す図である。 実施の形態6による放送受信装置のテンプレート更新画面を示す図である。 実施の形態6による放送受信装置のテンプレート更新画面を示す図である。 実施の形態7によるサーバの構成を示すブロック図である。 実施の形態7による放送受信装置の番組サイン情報作成・更新画面を示す図である。 実施の形態7による放送受信装置の番組サイン情報作成・更新画面を示す図である。 実施の形態7による放送受信装置の番組サイン情報作成・更新画面を示す図である。 実施の形態7による放送受信装置の番組サイン情報作成・更新画面を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるデジタル放送システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、デジタル放送システムは、デジタル放送番組を放送する放送局10、デジタル放送番組を視聴する住宅20内に設置された放送受信装置30、放送局10と放送受信装置30を通信接続するインターネット23、各種データを配信するサーバ40で構成されている。
さらに詳しく説明すると、放送局10は、制作したデジタル放送番組をメディア符号化後、トランスポートストリーム(以下、TSと称する)多重され、さらに伝道路符号化された後、送信アンテナ11からデジタル放送波12として放送される。
住宅20では、視聴者がデジタル放送番組を視聴する際に放送受信機装置30の電源を入れてチャンネル選局することにより、受信アンテナ21を介してデジタル放送波12を受信し、伝送路複合、TS分離、およびメディア復号されてモニタ(不図示)に映像が表示、およびスピーカ(不図示)に音声が出力される。
また、デジタル放送番組はデータ放送が行われており、例えばデジタル放送番組がクイズ番組の場合、視聴者がリモコンなどの入力手段を介して視聴者回答を入力すると、住宅20内に設置されたHUB22を介してインターネット23に接続し、放送局10側に視聴者回答を送信することが可能である。この場合、サーバ40内に視聴者回答データなどの各種データを集約すると共に、各種データを配信する。なお、各種データの送受信は、サーバ40内に設けられたLAN処理部41によって行われる。
ところで、放送局では視聴者により良い放送番組を提供するため、綿密な番組編成を行っている。例えばニュース番組では、わかり易く視聴者に伝えるための工夫として、トップニュースや天気予報などといった話題(コンテンツ)の直前に、画像や音声、アナウンサーのジェスチャーといったサインを毎回設けることにより、次の話題の種別を端的に示している。これらのサインは、異なる放送局では異なるサインであり、さらに同一放送局であっても番組毎に異なる場合が多い。このように多様なサインであっても、視聴中の番組の次の話題の種類を視聴者が端的に認識できるように工夫されている。その一例を図2に示す。
図2は、放送番組の編成例を示す説明図であり、具体的には放送局毎に各放送番組で提示されるサインを示している。
まず、図2(a)を参照しながらニュース番組である「番組−あ」および「番組−い」について説明する。「番組−あ」では「話題A−あ−1」開始直前に「メロディ−あ−1」が鳴動し、「話題A−あ−2」開始直前に「メロディ−あ−2」が鳴動する。また「番組−い」では「話題A−い−1」開始直前に「画像1」が画面左上表示され、「話題A−い−2」開始直前に「画像2」が画面左上に表示される。
図2(b)の「番組−ア」では「話題B−ア−1」開始直前に「画像1」が画面右下に表示され、「話題B−ア−2」開始直前に「画像2」が画面右下に表示される。また「番組−イ」では「話題B−イ−1」開始直前に「Top News」という文字を描いた画像が画面全体に表示され、「話題B−イ−2」開始直前に「2nd News」という文字を描いた画像が画面全体に表示される。
図3は、実施の形態1によるデジタル放送システムの放送番組の各種情報で構成されるテンプレートを示す図であり、ニュース番組のテンプレートを示している。
基本情報(放送番組識別項目)は、適用番組ジャンルの種類によらず同一の部分であり、含まれる項目は放送波に多重される番組を識別するための最小限の情報で、(社)電波産業会 STD−B10「デジタル放送に使用する番組配列情報」に従う放送網種別情報、チャンネル識別情報、番組識別情報である。
特徴的サイン情報(コンテンツ種別項目)は、適用番組ジャンルに一般的に含まれる話題種別を示すものであり、適用番組ジャンルによって異なるものである。図3に示した一例では、トップニュース(1番目に重要なニュース)、2番目に重要なニュースと、以降数個の重要度付けされたニュースがあり、その他、スポーツや気象情報、その他一般の話題種別で構成されている。
図4は、図3に示したテンプレートの記載例を示す図であり、図2に示した放送番組について記載した例を示している。
図4(a)は、図2(a)のA放送局の「番組−あ」に関する番組サイン情報を入力した場合を示している。
A放送局の「番組−あ」の作成者がサーバ40に保管されている適用番組ジャンルが「ニュース番組」のテンプレートを取得し、取得したテンプレートにおいて基本情報の放送網種別に“地上デジタル放送”、チャンネル識別にはA放送局に与えられた“101”、番組識別にはA放送局において「番組−あ」に与えられた“190001”を入力する。また、特徴的サイン情報として、トップニュースに「メロディ−あ−1」の格納先URI(Uniform Resource Identifier)、2nd ニュースに「メロディ−あ−2」の格納先URIを入力する。なお、「A放送局 番組−あ」ではスポーツ情報、気象情報、その他一般情報に対するサインを用意していないため入力値はない。
同様に、図2(a)のA放送局の「番組−い」の放送番組について図4(b)の番組サイン情報を作成し、図2(b)のB放送局の「番組−ア」の放送番組について図4(c)の番組サイン情報を作成し、図2(b)のB放送局の「番組−イ」の放送番組について図4(d)の番組サイン情報を作成する。作成された図4(a)から図4(d)の番組サイン情報は、サーバ40に保管される。
次に、本願発明の特徴的な構成である、作成された番組サイン情報を用いて放送番組の映像ダイジェストを生成する構成について説明する。
図5は、実施の形態1によるデジタル放送システムの放送受信装置の構成を示すブロック図である。
放送受信装置30は、大きく分けて、受信アンテナ21から受信される放送番組を録画再生する放送番組録画再生部50と、インターネット23との通信を処理するLAN処理部24と、サーバ40に保管された番組サイン情報を取得し、解析してダイジェスト一覧を表示させるための番組サインに従って処理を行うダイジェスト機能部70で構成されている。
放送番組録画再生部50は、復号分離部51、番組配列情報処理部52、録画処理部53、再生処理部54、録画データ格納領域55、モノメディア分離部56、音声デコーダ部57、動画デコーダ部58、データ放送ブラウザ部59および映像音声出力部60で構成されている。
復号分離部51は、受信アンテナ21で受信した放送番組の伝送路符号化の復号と番組多重化データの分離を行う。番組配列情報処理部52は、分離された番組データから、常時番組配列情報を取得し、更新する処理を行う。録画処理部53は、放送番組の録画予約を行うと共に、分離された番組データの録画を行う。再生処理部54は、分離された番組データを再生する。録画データ格納領域55は、録画処理部53が録画を行った番組データを蓄積する記憶領域である。
モノメディア分離部56は、番組データを、音声符号化データ、動画符号化データおよびデータ放送データに分離する。音声デコーダ部57は、音声符号化データを復号する動画デコーダ部58は、動画符号化データを復号する。データ放送ブラウザ部59は、データ放送データをブラウジング(インターネット23を介して探索/検索)する。映像音声出力部60は、例えばモニタやスピーカなどで構成され、復号された音声データおよび動画データを音声出力およびモニタ表示する。
ダイジェスト機能部70は、番組サイン情報パーサ71、サイン種別判定処理部72、特徴抽出部73、比較検出部74、番組サイン情報・特徴データ格納領域75、話題開始/終了点判定部76、ダイジェスト映像切出処理部77およびダイジェスト一覧表示制御部78で構成されている。
番組サイン情報パーサ71は、LAN処理部24を経由して取得したサイン情報を種類別に振り分ける。サイン種別判定処理部72は、種類別に振り分けられたサイン情報のうち、番組独自サインのサイン種別を判別する。特徴抽出部73は、サイン種別毎に、当該サインと、番組データから特徴データを抽出する。また、特徴抽出部73は、音声特徴抽出部73a、動画特徴抽出部73b、静止画・グラフィックス特徴抽出部73cおよびジェスチャー特徴抽出部73dなどを備え、音声の特徴抽出を行う場合には音声特徴抽出部73aに対して特徴抽出依頼を出力する、など対応する特徴抽出手段を用いて特徴抽出を行う。
比較検出部74は、特徴データを比較して番組サインが提示された箇所を特定する。また、比較検出部74は、音声比較検出部74a、動画比較検出部74b、静止画・グラフィックス比較検出部74cおよびジェスチャー比較検出部74dなどを備え、対応する比較検出手段を用いて番組独自サインから抽出された特徴データ群と、放送番組の特徴データとを比較する。番組サイン情報・特徴データ格納領域75は、番組サイン情報と、特徴抽出部73が番組独自サインから抽出した特長データを格納する記憶領域である。話題開始/終了点判定部76は、所定の話題の開始点および終了点(コンテンツの区間)を判断する。ダイジェスト映像切出処理部77は、開始点および終了点から所定の話題のダイジェスト映像を切り出す。ダイジェスト一覧表示制御部78は、例えばダイジェスト映像を「本日のトップニュース一覧」として複数のニュース番組のトップニュースを一覧表示するなどの、ダイジェスト映像のレイアウトなどの表示制御を行う。
次に、放送受信装置30の動作について説明する。まず、放送受信装置30全体として、ダイジェスト視聴動作について説明する。
図6は、実施の形態1による放送受信装置のダイジェスト視聴動作を示したフローチャートである。
放送受信装置30の放送番組録画再生部50にダイジェスト視聴指示が入力されると(ステップST1)、放送番組録画再生部50においてダイジェスト視聴指示付き録画予約を実行する(ステップST2)。次に、放送番組録画再生部50からダイジェスト視聴指示の入力が通知されたダイジェスト機能部70において、番組サイン情報の解析を行う(ステップST3)。ダイジェスト視聴に該当する放送番組の放送開始直前に、放送番組録画再生部50およびダイジェスト機能部70において準備処理を実施する(ステップST4)と共に、放送番組の放送が開始するとダイジェスト映像クリップを生成する処理を行う(ステップST5)。ダイジェスト再生指示が入力されると、ダイジェスト一覧を表示し、ダイジェスト映像クリップの動画再生が行われ(ステップST6)、処理を終了する。
次に、図6のフローチャートで示した各処理動作の詳細について説明する。まず、ステップST1,2のダイジェスト視聴指示付き録画予約の詳細について説明する。図7は、実施の形態1による放送受信装置のダイジェスト視聴指示付き録画予約の動作を示すフローチャートである。
ユーザが、放送受信装置30に対象番組情報を含む番組間のダイジェストを視聴する(以下、ダイジェスト視聴と称する)指示を入力すると(ステップST11)、まず当該指示が放送番組録画再生部50に通知され、当該放送番組録画再生部50の録画処理部53において、ダイジェスト視聴指示付きの録画予約指示であると認識する(ステップST12)。さらに録画処理部53は、番組配列情報処理部52から該当する放送番組の録画に必要な番組配列情報を取得し(ステップST13)、録画予約リストに該当する放送番組のダイジェスト視聴指示付き録画予約を追加する(ステップST14)。さらに録画処理部53は、ダイジェスト機能部70に対して該当する放送番組の放送網識別、チャンネル識別、および番組識別を付したダイジェスト視聴指示を出力する(ステップST15)。その後フローはステップST3へ進む。
次に、ステップST3の番組サイン情報の解析の詳細について説明する。図8は、実施の形態1による放送受信装置の番組サイン情報の解析処理を示すフローチャートである。
ダイジェスト機能部70の番組サイン情報パーサ71は、上述したステップST15で出力されたダイジェスト視聴指示を受信すると(ステップST21)、ダイジェスト視聴指示に付加された放送網識別、チャンネル識別、および番組識別に基づいて該当する放送番組の番組サイン情報取得要求を生成し、LAN処理部24、HUB22およびインターネット23を介してサーバ40に出力する(ステップST22)。ステップST22で出力した番組サイン情報取得要求に対応した指定放送番組の番組サイン情報が、サーバ40から返信される(ステップST23)。ステップST23で返信された番組サイン情報は、番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納される(ステップST24)と共に、番組サイン情報パーサ71に入力され、記述内容の解析が開始される(ステップST25)。
番組サイン情報の解析について、図4(a)に示した番組サイン情報も参照しながら説明を行う。
まず、ダイジェスト機能部70の番組サイン情報パーサ71は、入力された番組サイン情報を構成する基本情報を参照し、「A放送局 番組−あ」の番組サイン情報であることを特定し(ステップST26)、さらに番組サイン情報を構成する特徴的サイン情報の各項目に記載された番組独自サイン格納URI(例えば、“html://tv.A.jp/aaa/top.aac”)を読み出し、当該URIに格納されたファイルの取得要求を生成し、LAN処理部24およびHUB22を介してサーバ40に出力する(ステップST27)。ステップST27で出力したファイルの取得要求に対応したURI(例えば、“html://tv.A.jp/aaa/top.aac”)のファイルが、サーバ40から返信される(ステップST28)。番組サイン情報パーサ71は、ステップST28で返信されたファイルを「A放送局 番組−あ」の番組サイン情報と関連付けて番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納する(ステップST29)。さらに番組サイン情報パーサ71は、ステップST29において格納した「A放送局 番組−あ」の番組サイン情報の番組サイン情報・特徴データ格納領域75における格納アドレスを付加したサイン種別判別指示を生成し、サイン種別判定処理部72に出力する(ステップST30)。
サイン種別判定処理部72は、ステップST30で出力されたサイン種別判別指示に付加された格納アドレスに基づいて番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納された「A放送局 番組−あ」の番組サイン情報を参照し、特徴的サイン情報のURIのファイル拡張子を参照してサイン種別の判定を行う(ステップST31)。URIが例えば“html://tv.A.jp/aaa/top.aac”の場合、ファイル拡張子が“.aac”であり、且つURIに対応するファイルを解析してAAC音声ストリームを示す情報を確認し、サイン種別がAAC音声であると判定する。
サイン種別判定処理部72は、ステップST31で判定したサイン種別の特徴抽出を指示する特徴抽出指示を生成し、番組サイン情報・特徴データ格納領域75における格納アドレスを付加して特徴抽出部73に出力する(ステップST32)。具体的には、ステップST31で判定したAAC音声の特徴抽出指示を出力する。
特徴抽出部73は、ステップST32で通知された特徴抽出指示に付加された格納アドレスに基づいて、番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納された「A放送局 番組−あ」の番組サイン情報のファイルを取得し、内蔵する音声特徴抽出部73aにおいて音声の特徴抽出を行い、抽出した特徴データを番組独自サインのファイルに関連付けて番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納する(ステップST33)。その後、ダイジェスト視聴に該当する全ての放送番組および話題について処理が行われたか否か判定し(ステップST34)、行われていないと判定された場合(ステップST34;NO)、ステップST26の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。一方、全ての放送番組および話題について処理が行われていると判定された場合(ステップST34;YES)、処理を終了する。
次に、ステップST4の放送番組の放送開始直前の準備処理の詳細について説明する。図9は、実施の形態1による放送受信装置のダイジェスト視聴に該当する放送番組の放送開始直前の動作を示すフローチャートである。
放送番組録画再生部50の録画処理部53は、番組配列情報処理部52から対象となる放送番組の放送時刻に変更がないことを確認し(ステップST41)、対象となる放送番組の番組データとその付加情報を格納する録画データ格納領域55内のアドレスを決定する(ステップST42)。さらに録画処理部53は、再生処理部54に対して、番組データの格納先頭アドレス、および出力先をダイジェスト機能部70の特徴抽出部73とした再生準備指示を出力する(ステップST43)。さらに、録画処理部53は、ダイジェスト機能部70に対して、対象となる放送番組の付加データを格納する録画データ格納領域55内のアドレスを含む処理準備指示を出力する(ステップST44)。
ダイジェスト機能部70は、ステップST44の処理準備指示が入力されると、特徴抽出部73および比較検出部74に対して対象となる放送番組の処理開始準備指示を出力する(ステップST45)。さらにダイジェスト機能部70は、放送番組録画再生部50の音声デコーダ部57、動画デコーダ部58およびデータ放送ブラウザ部59に対して出力先として、それぞれ特徴抽出部73の音声特徴抽出部73a、動画特徴抽出部73bおよび静止画・グラフィックス特徴抽出部73cを指定する(ステップST46)。さらにダイジェスト機能部70は、話題開始/終了点判定部76に対して対象となる放送番組の付加データを格納する録画データ格納領域55内のアドレスを通知する(ステップST47)。また、ステップST45で処理開始準備指示が入力された比較検出部74は、番組サイン情報・特徴データ格納領域75から対象となる放送番組を構成する各話題の番組独自サインから抽出された特徴データを取得し(ステップST48)、処理を終了する。
次に、ステップST5のダイジェスト映像クリップ生成処理の詳細について説明する。図10は、実施の形態1による放送受信装置のダイジェスト映像クリップ生成処理を示すフローチャートである。なお、具体例を挙げて説明する場合には、放送波から分離された「A放送局 番組−あ」の番組放送データを例に説明を行う。
放送番組の放送が開始されると、録画処理部53は復号分離部51において放送波から分離された対象となる放送番組データを録画データ格納領域55に格納すると共に(ステップST51)、再生処理部54に対して再生処理開始指示を出力する(ステップST52)。再生処理部54は、ステップST52で出力された再生処理開始指示に基づいて、上述した図9のステップST43の再生準備指示で指定された録画データ格納領域55のアドレスから対象となる放送番組の番組データを読み出し、モノメディア分離部56に出力する(ステップST53)。モノメディア分離部56は、番組データを音声データ、動画データ、放送データに分離し(ステップST54)、各分離データはそれぞれ対応する音声デコーダ部57、動画デコーダ部58、データ放送ブラウザ部59に出力され、当該出力先においてデコードされ、デコード済み各データが上述した図9のステップST46で指定された出力先に出力される(ステップST55)。
さらに録画処理部53は、ステップST52からステップST55の処理と平行して、ダイジェスト機能部70に対して、対象となる放送番組の処理開始指示を出力する(ステップST56)。ダイジェスト機能部70の特徴抽出部73は、放送番組録画再生部50から入力されたデコード済みデータから特徴データを抽出し、抽出した特徴データをサイン種別情報と共に番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納する(ステップST57)。特徴抽出部73は、ステップST57における特徴データ格納先アドレスを比較検出部74に通知する(ステップST58)。
ステップST58でアドレスが通知された比較検出部74は、通知された特徴データ格納先アドレスを用いて特徴データとサイン種別情報を取得し、サイン種別に基づいて番組独自サインから抽出された特徴データ群と放送番組の特徴とを比較し、相当あるいは近似するデータを検索する(ステップST59)。ステップST59の検索結果は、番組サイン情報・特徴データ格納領域75内の対応する格納先に追加記録し、話題開始/終了点判定部76に当該格納先を示した開始/終了点判定処理指示を出力する(ステップST60)。
ステップST59およびステップST60の処理を、具体例を用いて説明すると、例えば「A放送局 番組−あ」のトップニュースの場合には、“html://tv.A.jp/aaa/top.aac”つまり「メロディ−あ−1」の特徴データに相当あるいは近似する音声が鳴動開始したフレームが検出されると、番組サイン情報・特徴データ格納領域75の「A放送局 番組−あ」トップニュース用の一時的格納先に番組サイン提示タイミング情報と番組先頭から当該サイン鳴動開始までのフレーム数とを追加記録し、話題開始/終了点判定部76に当該記録格納アドレスを示した開始/終了点判定処理指示を出力する。
その後、録画処理部53はダイジェスト視聴に該当する全ての放送番組および話題について処理が行われたか否か判定を行い(ステップST61)、行われていないと判定された場合(ステップST61;NO)、ステップST52およびステップST56の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。一方、全ての放送番組および話題について処理が行われていると判定された場合(ステップST61;YES)、話題開始/終了点判定部76の動作に移行する。
図11は、実施の形態1による放送受信装置の開始/終了点判定部の動作を示すフローチャートである。また、この話題開始/終了点判定部76の動作は、図13の具体例を参照しながら説明を行う。
まず図13(a)に示す「A放送局 番組−あ」であるトップニュースの話題の開始点および終了点の判定処理について説明する。
話題開始/終了点判定部76は、トップニュースに対応する番組独自サインである「メロディ−あ−1」の鳴動が開始したフレームをトップニュースの開始点とし、当該「A放送局 番組−あ」の先頭からのフレーム数を算出する(ステップST71)。話題開始/終了点判定部76は、録画データ格納領域55内で指定された「A放送局 番組−あ」に対応する付加情報格納アドレスに、話題種別情報を「トップニュース」とした開始点および終了点のフレーム番号を格納する(ステップST72)。
さらに話題開始/終了点判定部76は、トップニュースの開始点のフレームを再生した出力を静止画サムネイルファイルとして動画デコーダ部58に格納する(ステップST73)。これにより、ユーザからダイジェスト再生指示が入力されると、各話題を話題種別毎に映像クリップとして(図13(b)参照)、容易に読み出すことができる。
話題開始/終了点判定部76は、ダイジェスト視聴に該当する1つの放送番組を構成する全ての話題について、上述した開始点および終了点の判定処理を行ったか否か判定を行う(ステップST74)。全ての話題について処理が行われていない場合(ステップST74;NO)、ステップST71の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。一方、全ての話題について処理が終了したと判定された場合(ステップST74;YES)、話題開始/終了点判定部76は、ダイジェスト一覧表示制御部78に対して録画データ格納領域55内の各番組の付加情報格納アドレスを通知する(ステップST75)。その後話題開始/終了点判定部76はさらに、ダイジェスト視聴に該当する全ての放送番組について上述した開始/終了点の判定処理を行ったか否か判定を行う(ステップST76)。全ての放送番組について処理が行われていない場合(ステップST76;NO)、ステップST71の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。一方、全ての放送番組について処理が終了したと判定された場合(ステップST76;YES)、処理を終了する。
なお、ステップST75で各番組の付加情報格納アドレスが通知されたダイジェスト一覧表示制御部78は、ダイジェスト視聴の対象となる全ての番組について、話題種別で話題を識別し、各話題について放送番組先頭からのフレーム数を確認し、図13(c)に示すように話題種別毎に整理しておく。
次に、ステップST6のダイジェスト映像クリップの再生処理の詳細について説明する。図12は、実施の形態1による放送受信装置のダイジェスト映像クリップの再生処理を示すフローチャートである。
ユーザからダイジェスト再生指示が入力されると(ステップST81)、ダイジェスト一覧表示制御部78は、録画データ格納領域55から、ダイジェスト再生指示に該当する話題の静止画サムネイルファイルを読み出し、あらかじめ決定された画像レイアウトに従って、ダイジェスト映像の静止画サムネイルの一覧が映像音声出力部60に表示される(ステップST82)。映像音声出力部60に表示されるダイジェストの一覧表示例を図13(d)に示している。
映像音声出力部60がタッチパネルで構成されている場合、図13(d)に示すダイジェスト一覧では、表示された各静止画サムネイルが選択ボタンの機能を有し、ユーザがダイジェスト一覧から機能する1つの静止画サムネイルを選択すると(ステップST83)、当該選択指示はダイジェスト一覧表示制御部78に通知され、ダイジェスト一覧表示制御部78は、ダイジェスト映像切出処理部77に対して、選択された静止画サムネイルに対応する話題を含む番組データの格納アドレスと、話題種別を指定した話題再生開始指示を出力する(ステップST84)。
ダイジェスト映像切出処理部77は、ステップST84の話題再生開始指示に基づいて、録画データ格納領域55に格納された対応する番組の付加情報を参照して該当する話題の開始/終了点を取得する(ステップST85)。さらにダイジェスト映像切出処理部77は、対応する話題の番組データの出力先を映像音声出力部60とした再生指示を音声デコーダ部57および動画デコーダ部58に出力する(ステップST86)。これにより、ユーザが選択したダイジェスト映像クリップの動画再生が実行され(ステップST87)、処理を終了する。
なお、選択された話題のダイジェスト映像クリップの動画再生において、映像音声出力部60のモニタ内の領域を指定する場合、ダイジェスト一覧表示制御部78において位置および大きさを決定し、ダイジェスト映像切出処理部77を経由して動画デコーダ部58に指定することにより実現してもよい。
例えば、放送受信装置30が高機能であり動画を複数同時に再生可能である場合に、当該方法を用いて、選択ボタンを静止画サムネイルではなく、動画サムネイルとして提示するように構成してもよい。また、各話題について数秒間のみサムネイル領域を静止画から動画に変更可能とし、順次異なるサムネイルが動画再生されるように構成してもよい。また、ユーザからダイジェスト再生指示が入力された際、ダイジェスト一覧画面を表示する場合を例に説明したが、生成したダイジェスト映像クリップを順次再生するように構成してもよい。これらの構成は、実施の形態2以降のその他の実施の形態においても適用可能である。
また、上述した説明では、放送番組を話題種別に応じて分類し、ダイジェスト一覧を表示する場合を例に説明したが、当該分類方法に従う種別であれば適宜変更可能であり、俳優や、1つの事件に関する話題を全局全番組分集めるように構成してもよい。また、テンプレートおよび番組サイン情報の図中でトップニュースの項目に対し、付加情報を追加する構成を示したが、以下のニュース項目や、スポーツ項目などの他の項目も同様に特徴的サイン情報を記載することも可能である。また、テンプレートおよび番組情報を表形式で表す場合を例に示したが、XML(Extensible Markup Language, W3C Recommendation)形式などの一般的なデータ構造を利用して表してもよい。これらの構成は、実施の形態2以降のその他の実施の形態においても適用可能である。
また、上述した説明では、実際の放送番組の番組独自サインの登場順序について言及しなかったが、XML形式データ構造の場合、番組サイン情報において番組独自サインの登場順序に従って各項目を列挙し、番組サイン情報内項目順が登録順に実際の放送番組に登場することを示すためのフラグ項目をテンプレートに追加するように構成してもよい。また、話題の終了点を次の話題の番組独自サインが開始される1フレーム前として検出する構成を示したが、例えば次の話題の番組独自サインが登場せず、コマーシャルコンテンツになった場合は、コマーシャルコンテンツが開始される1フレーム前を、且つ次の話題の番組独自サインが登場せず、放送番組が終了となった場合には終了となったフレームを、それぞれ当該話題の終了点として検出するように構成してもよい。これらの構成は、実施の形態2以降のその他の実施の形態においても適用可能である。
また、上述した説明では、ユーザが録画予約を行う場合を例に示したが、例えば全番組録画する場合や、ユーザの視聴履歴から放送受信装置30が推薦する番組を選択して録画予約する場合であってもよく、録画予約の方法には限定されない。また、録画番組の付加データとして、番組サイン情報から取得した各話題の種別および開始/終了点の情報を追加して格納するのみについて説明したが、ユーザからの入力を追加して格納可能とし、ユーザ入力情報に従ってダイジェスト一覧およびダイジェスト映像クリップが再生可能に構成してもよい。これらの構成は、実施の形態2以降のその他の実施の形態においても適用可能である。
また、上述した説明では、番組独自サインのファイルを確認し、当該ファイルのモノメディア種別を求める構成を示したが、図14(a)に示すテンプレートのように各番組独自サインの属性として項目「サイン種別」を追加して設け、図14(b)に示すように当該項目「サイン種別」に番組独自サインのモノメディア種別を示すように構成してもよい。この場合の放送受信装置30は、図5で示したブロック図におけるサイン種別判定処理部72が不要となる。これは、番組サイン情報パーサ71において番組サイン情報に記述されるサイン種別を取得するためである。
さらに、図15(a)に示すテンプレートのように、番組独自サインの属性としてさらに項目「サイン公開モノメディア種別」および項目「サイン放送時モノメディア種別」を追加して設け、図15(b)に示すように項目「サイン種別」に番組独自サインのサイン種別を、項目「サイン公開モノメディア種別」に番組独自サインが公開されているファイルのモノメディア種別を、項目「サイン放送時モノメディア種別」に実際に放送される場合のモノメディア種別をそれぞれ示すように構成してもよい。この場合は図5で示したブロック図が適用され、且つサイン公開ファイルのモノメディア種別がMPEG−2 Videoであるが、サイン種別がジェスチャーという場合に対応可能となる。
さらに、番組独自サインとして音声ファイルや画像ファイルを利用した例を示したが、MPEG7(ISO/IEC 15938 Information Technology − Multimedia Content Description Interface)で規定される特徴記述やSignatureなど、当該メディアデータから抽出された特徴量を示す情報を利用するものであってもよい。この場合、項目「サイン種別」において利用した方式種別を示せばよく、事前準備における公開された番組独自サインのファイルから特徴抽出を行う処理は不要となる。図14および図15で示したこれらの構成は、実施の形態2以降のその他の実施の形態においても適用可能である。
以上のように、この実施の形態1によれば、複数の放送番組間で共通する概念をまとめたテンプレートを準備し、放送番組毎に当該テンプレートに番組独自サインの情報を入力した番組サイン情報をあらかじめ準備してサーバ40に公開するように構成したので、複数の番組間で異なる番組独自サインに基づいて、概念種別が同一の映像ダイジェストを分類し、管理することができる。これにより、放送受信装置30において初回の番組放送からリアルタイムで映像ダイジェストを生成することができる。
また、この実施の形態1によれば、サーバ40上に格納された番組サイン情報を取得して、当該番組サイン情報の解析を行う番組サイン情報パーサ71と、番組独自サインの種別を判定するサイン種別判定処理部72と、番組独自サインおよび放送番組データから各放送番組の特徴を抽出する特徴抽出部73と、特徴抽出部73が抽出した各放送番組の特徴と、放送番組データの特徴とを比較し、所定の番組独自サインを含むフレームを検出する比較検出部74とを備えるように構成したので、複数の番組間で異なる番組独自サインの種別を判定し、同一の特徴を有する概念種別が同一の映像ダイジェストを分類し、ダイジェスト映像クリップを生成することができる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、テンプレートおよび番組サイン情報において、番組独自の特徴的サインのみを示し、特徴的サインから次の番組の特徴的サインまでを1つの話題として扱う構成を示したが、この実施の形態2では、番組の特徴的サインに加えて話題の開始/終了情報を追加して話題を特定し、話題のダイジェスト映像範囲をより詳細に示す構成について示す。なお、実施の形態2の放送受信装置30の構成は実施の形態1で示した放送受信装置30の構成と同一であるため、ブロック図の記載を省略し、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図16は、実施の形態2の放送受信装置における放送番組の各種情報で構成されるテンプレートを示す図であり、ニュース番組のテンプレートを示している。
図16に示す実施の形態2による放送受信装置30のテンプレートでは、図3で示した実施の形態1のテンプレートに追加して開始/終了条件を検出するための項目「条件種別」、「条件」および「条件値」を設けている。図17は項目「条件種別」の設定例を示し、図18は項目「条件」の設定例を示している。
図19は、図16に示したテンプレートの記載例を示す図であり、図2に示した放送番組について記載した例を示している。なお、実施の形態1で示した項目については、説明を省略する。図19の例では、「A放送局 番組−あ」のトップニュースは、音声“html://tv.A.jp/aaa/top.aac”の番組独自サインが終了する次フレームが開始点となり、且つ当該話題の次に放送される話題に対する番組独自サインが開始する1,000msec前が終了点であることを示している。
特徴抽出部73は、特徴データに番組独自サインおよび番組独自サインの提示時間情報であるフレーム数も関連付けて、録画データ格納領域55に格納する。さらに、ダイジェスト機能部70は、録画処理部53から対象となる放送番組の付加データを格納する録画データ格納領域55内のアドレスを含む処理準備指示が入力されると(図9のステップST44)、特徴抽出部73、比較検出部74および話題開始/終了点判定部76に対して対象となる放送番組の処理開始準備指示を出力する。比較検出部74は、番組サイン情報・特徴データ格納領域75から対象となる放送番組を構成する各話題の番組独自サインから抽出された特徴データとその提示期間を表すフレーム情報を取得する。話題開始/終了点判定部76は、対象となる放送番組の番組サイン情報を取得し、開始条件および終了条件それぞれの条件種別、条件および条件値を確認しておく。
次に、実施の形態2の放送受信装置30のダイジェスト映像クリップ生成処理の詳細について説明する。図20は、実施の形態2による放送受信装置のダイジェスト映像クリップ生成処理を示すフローチャートである。なお、以下では実施の形態1に係る放送受信装置30と同一のステップには図10で使用した符号と同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
放送番組の放送が開始されると、ステップST51からステップST59と同様の処理が行われ、比較検出部74は、ステップST59において相当あるいは近似するデータが検出されると、その提示期間を表すフレーム数分、特徴が相当あるいは近似するか確認を行う(ステップST62)。ステップST59およびステップST62の検索および確認結果は、番組サイン情報・特徴データ格納領域75内の対応する格納先に追加記録し、話題開始/終了点判定部76に当該格納先を示した開始/終了点判定処理指示を出力する(ステップST60´)。
ステップST62およびステップST60´の処理を具体例を用いて説明すると、例えば「A放送局 番組−あ」のトップニュースの番組独自サイン“html://tv.A.jp/aaa/top.aac”つまり「メロディ−あ−1」の特徴データに相当あるいは近似する音声が鳴動開始したフレームを検出すると、特徴が相当または近似する期間が番組独自サイン提示期間に相当することを確認し、番組サイン情報・特徴データ格納領域75内の「A放送局 番組−あ」のトップニュースに対応する一時的格納先に、番組サイン提示タイミング情報と、番組先頭から当該サイン鳴動開始までのフレーム数、番組先頭から当該サイン鳴動終了までのフレーム数とを追加記録し、話題開始/終了点判定部76にどの番組独自サイン用であるかを明示し、当該記録格納アドレスを示した開始/終了点判定処理指示を出力する。
図21は、実施の形態2による放送受信装置の開始/終了点判定部の動作を示すフローチャートである。また、この話題開始/終了点判定部76の動作は、図19の具体例を参照しながら説明を行う。なお、以下では実施の形態1に係る放送受信装置30と同一のステップには図11で使用した符号と同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
話題開始/終了点判定部76は、指定された記録格納アドレスから当該番組サイン提示開始/終了タイミングおよび開始条件の条件種別が「番組独自サイン」、条件が「条件種別の終了フレームからのフレーム数」、条件値が「1」であることから、当該番組サイン提示終了の次フレームがトップニュースの話題開始点とし、番組先頭からのフレーム数を算出し、録画データ格納領域55内で指定された「A放送局 番組−あ」に対応する付加情報格納アドレスに話題種別情報を「トップニュース」とした開始点のフレーム番号を格納する(ステップST72´)。さらに話題開始/終了点判定部76は、当該話題の開始点のフレームを再生した出力を静止画サムネイルファイルとして動画デコーダ部58に格納する(ステップST73)。
次に、トップニュースの話題終了点について、終了条件の条件種別が「次の番組独自サイン」、条件が「条件種別の開始フレームからの時間」、条件値が「90000」であることから、次の番組独自サインである2ndニュース用の番組サイン提示開始タイミングから90000msec後のフレームについて、番組先頭からのフレーム数を算出して、録画データ領域内で指定された「A放送局 番組−あ」に対応する付加情報格納アドレスに話題種別情報を「トップニュース」とした終了点のフレーム番号を格納する(ステップST77)。その後、実施の形態1で示したステップST74からステップST76と同一の処理を行い、処理を終了する。
以上のように、この実施の形態2によれば、テンプレートに開始条件および終了条件の項目「条件種別」、項目「条件」および項目「条件値」を設け、比較検出部74においてフレーム数も考慮して特徴が相当あるいは近似するか確認を行い、さらに話題開始/終了点判定部76において項目「条件種別」、項目「条件」および項目「条件値」に基づいて話題の開始点および終了点を判定するように構成したので、所定の話題のダイジェスト映像範囲をより詳細に示すことができる。
なお、上述した実施の形態2では、1つの話題に対して1つの番組独自サインをテンプレートおよび番組サイン情報に示し、トップニュースの終了条件である「次の番組独自サイン」について、番組サイン情報の記載順である2ndニュースの番組独自サインを利用する場合を例に説明したが、日々の番組編成で話題の放送順序が変更される場合も想定されることから、放送で次に登場した番組独自サインを利用して動作するように構成してもよい。
また、番組オープニングや番組エンディングに用意された番組独自サインが存在し、これらの関係を利用して話題の開始/終了点を判定する場合には、図22に示すテンプレート例のように特徴的サイン情報を番組独自サイン群情報、および話題群情報に分割し、番組内に存在する複数の番組独自サインを番組独自サイン群情報としてまとめて示し、話題に関する項目から利用サインを参照するように構成することにより、簡易に適用可能である。
また、1つの話題の開始点と終了点において利用する番組独自サインが異なる場合には、図22に示すテンプレート例のように、項目「利用サイン番号」を設け、各話題の開始条件および終了条件でそれぞれ利用サインを示すよう構成することにより適用可能である。これらの構成は、実施の形態3以降のその他の実施の形態においても適用可能である。
実施の形態3.
上述した実施の形態1および実施の形態2では、番組独自サインの提示開始/終了タイミングにより話題の切出しを行い、当該話題の静止画サムネイルをダイジェスト一覧表示する構成を示したが、この実施の形態3では、実際に放送される画像の一部が、番組独自サインとしてサーバ40で配布され、当該画像を用いてダイジェスト一覧表示を行う構成を示す。
図23は、実施の形態3による放送受信装置の放送番組の各種情報で構成されるテンプレートを示す図であり、ニュース番組のテンプレートを示している。図23に示す実施の形態3による放送受信装置30のテンプレートでは、図3で示した実施の形態1のテンプレートに追加して項目「サイン提示位置」を設けている。図24は、図23に示したテンプレートの記載例を示す図であり、図2に示した放送番組について記載した例を示している。なお、実施の形態1で示した項目については、説明を省略する。図24の例では、「A放送局 番組−い」のトップニュースの項目「サイン提示位置」として“20,0”が記載され、この“20,0”との数値は実際の放送画像において、番組独自サインの映像が配置される位置を示しており、放送画像の左上角から右方向に20pixel、下方向に0pixelの位置に番組独自サイン画像が配置されることを示している。
図25は、実施の形態3の放送受信装置のダイジェスト機能部の構成を示すブロック図である。なお、以下では、実施の形態1によるダイジェスト機能部70の構成要素と同一または相当する部分には実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図25に示すように、実施の形態3の放送受信装置30では特徴抽出部73に対象位置切出処理部73eを追加して設けている。
対象位置切出処理部73eは、サイン提示位置および画像サイズに基づき画像の切出しを行う。
次に、実施の形態3の放送受信装置30の動作について、「A放送局 番組−い」の番組サイン情報を例に説明する。
番組サイン情報パーサ71は、番組サイン情報を構成する基本情報を参照し「A放送局 番組−い」の番組サイン情報であることを特定し、さらに番組サイン情報を構成する特徴的サイン情報の項目に記載された番組独自サイン格納URI“html://tv.A.jp/iii/top.png”を読み出す。サイン種別判定処理部72においてサイン種別がPNGであると判定し、特徴抽出部73に対してPNGの特徴抽出指示を出力する。特徴抽出部73の静止画・グラフィックス特徴抽出部73cにおいて特徴データを抽出し、番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納する。
次に、放送受信装置30における放送開始直前の動作として、ダイジェスト機能部70は、放送番組録画再生部50のデータ放送ブラウザ部59に対して、出力先として特徴抽出部73の対象位置切出処理部73eを指定する。さらに対象位置切出処理部73eに対してサイン提示位置および画像サイズに基づく画像の切出しを指示し、切出した画像を静止画・グラフィック比較検出部74cに入力するように指示する。放送番組の放送が開始されると、比較検出部74において、サーバ40から取得したPNGファイルから得られた特徴データと、放送番組内のPNGから得られた特徴データとを比較し、相当あるいは近似するフレームを検出することにより、実施の形態1および実施の形態2と同様に、話題の切出し処理を行い、ダイジェスト映像一覧を表示することができる。
図26は、実施の形態3による放送受信装置が切出すサイン画像の表示例を示す図である。図26(a)は、番組独自サイン格納URI“html://tv.A.jp/iii/top.png”で提供されるサイン画像を示し、図26(b)は、実際に放送番組で放送される画像を示している。
以上のように、この実施の形態3によれば、番組独自サインとしてサーバ40で配布される画像が実際に放送される画像の一部分であり、特徴抽出部73に当該画像を切出す対象位置切出処理部73eを設けるように構成したので、放送番組の画像の一部分に番組独自サインが含まれている場合であっても、当該番組独自サインを容易に検出することができる。
なお、上述した実施の形態3では、放送される画像中の固定位置・固定サイズの部分が番組独自サインである場合の放送番組データ中における番組独自サイン領域の検出方法について説明したが、サイズが固定であるが、提示位置が不定である場合に、放送された画像のうち全ての位置から当該サイズ分の領域について特徴抽出・特徴比較ができればよい。
また、上述した実施の形態3では、特徴抽出・比較対象の画像サイズは、サーバ40に格納される画像のサイズとする場合を例に説明したが、実際の放送時に拡縮された画像を利用する場合に、番組サイン情報にどのような拡縮で特徴抽出・比較すればよいかが分かればよく、図27(a)に示すテンプレートの一例のように拡縮割合情報項目(または拡縮後のサイズ情報項目)を追加して設け、番組サイン情報として提示されれば、容易に特徴抽出・特徴検出が可能である。加えてMPEG7(ISO/IEC 15938 Information Technology − Multimedia Content Description Interface)規定のSignatureなど、位置や拡縮サイズに柔軟に対応可能な技術を用いることで、当該番組独自サインを検出可能であれば、位置情報・拡縮(またはサイズ)情報項目を用いることなく構成することもできる。
また、上述した実施の形態3では、静止画像であるPNGを例に説明を行ったが、番組独自サインが固定位置に含まれていれば動画像の場合にも図28に示すダイジェスト機能部70のモノメディア種別変換部73fにより、番組独自サインと放送される番組デコードデータのモノメディア種別を統一した後、特徴抽出を行うことにより、容易に実現可能である。
さらに、利用する特徴抽出が映像データとして実行する方式であれば、番組独自サインの映像ファイルと実際に放送される番組内に含まれる映像のモノメディア種別が異なる場合であっても、上述した実施の形態3の方式で番組独自サインの検索を行うことができる。この場合、対象となる番組独自サインが番組内で放送されるモノメディア種別が固定可能であれば、図27(b)に示したテンプレートの一例のように対象サインの放送番組内モノメディア種別項目を追加するものや、放送ストリーム中のパケット識別番号(ISO/IEC13818−1 MPEG−2 SYSTEMSでは“PID”と規定されるモノメディアストリームを識別可能な番号)項目を追加し、対象のモノメディアを明示することにより、番組独自サインをより容易に検出することができる。
図29は、実施の形態3による放送受信装置のサイン領域の切出しの概念を示す図であり、番組独自サインとしてインターネット公開された画像からのサイン領域の切出しを示している。領域Aはサイン全体の領域を示し、領域Bおよび領域Cはサインだけが描画される矩形領域を示している。番組独自サインとして公開したファイルの一部分がサインである場合、例えば図29に示すように、番組独自サイン画像からサインだけで描画される矩形領域を1つ以上切出すことができればよい。図30は、番組独自サインに関する項目「公開データからのサイン切出し位置」および項目「公開データから切出すサイズ」を追加したテンプレートの一例を示している。図30のテンプレート例に示すように、切出す矩形の数項目と、その矩形の数分の切出し位置項目および切出すサイズ項目とを追加するように構成すればよく、図30のテンプレートを用いることにより、図31に示すように番組独自サインとしてインターネット公開された画像の内部が可変であっても、適用可能となる。図31は、番組独自サインとしてインターネット公開された画像の一部が可変である場合の概念を示す図である。領域Dは番組独自サインの可変領域であり、領域E,F,G,Hは番組独自サインの固定領域を示している。
上述した実施の形態1から実施の形態3では、番組ジャンルが「ニュース」であるものを例に説明したが、番組ジャンル毎にテンプレートを準備し、番組サイン情報をインターネット公開することにより、あらゆる番組ジャンルの放送番組に本発明を適用することができる。なおその際、シリーズ化される放送番組ではシリーズ全体で参照可能であってもよい。これにより、ドラマの番組末尾にある次回予告部分だけをダイジェスト映像クリップとすることにより、「ドラマあらすじダイジェスト再生」といった視聴形態を提供することができる。また、テンプレートの項目は、異なる番組ジャンル間であっても共通して取り扱うことにより、新たな視聴形態を創出することができる。
実施の形態4.
1つの番組であっても、例えば季節の変わり目などで、番組編成や各種デザイン変更が行われる場合がある。そこでこの実施の形態4では、番組サイン情報の更新を検出し、ダイジェスト映像クリップの表示に活用する構成について示す。
図32は、実施の形態4による放送受信装置における放送番組の各種情報で構成されるテンプレートを示す図である。図32に示す実施の形態4による放送受信装置のテンプレートでは、図3で示した実施の形態1のテンプレートに追加して項目「番組サイン情報作成日時」を設けている。図32のテンプレートを記載する際に、記載日時を当該項目「番組サイン情報作成日時」に入力し、サーバ40に格納する。
図33は、実施の形態4による放送受信装置のダイジェスト機能部の構成を示すブロック図である。実施の形態1で示したダイジェスト機能部70に、番組サイン情報更新判定処理部79、番組独自サイン候補抽出制御部80および最新番組サイン情報生成部81を追加して設けている。なお、以下では、実施の形態1による放送受信装置30の構成要素と同一または相当する部分には実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
番組サイン情報更新判定処理部79は、過去に取得した番組サイン情報と、新規に取得した番組サイン情報の項目「番組サイン情報作成日時」を参照し、新規に取得した番組サイン情報が更新されたものであるか否か判定を行う。番組独自サイン候補抽出制御部80は、指定された部分の番組独自サイン候補を録画番組データから抽出し、ファイルとして番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納する。最新番組サイン情報生成部81は、テンプレートの記載情報を適宜修正し、番組サイン情報作成日時項目を入力した番組サイン情報および番組独自サインのファイルをサーバ40にアップロードする。
次に、実施の形態4による放送受信装置30の動作について説明する。まず、番組サイン情報が更新されたか否かの検出について説明する。
実施の形態1の構成を用いて対象番組の番組独自サインを過去に取得した番組サイン情報に基づいて検出を試みたが、検出できなかった場合に、比較検出部74は番組サイン情報に従うダイジェスト機能部70に番組サイン情報に基づく検出ができなかった旨を通知する。通知を受けたダイジェスト機能部70は、サーバ40から対象番組の番組サイン情報を取得し、番組サイン情報パーサ71において構文解析処理として、特徴的サイン情報の最初の「番組サイン情報作成日時」を番組サイン情報更新判定処理部79に出力し、構文解析処理を一旦中断する。
番組サイン情報更新判定処理部79は、対象番組の過去に取得した番組サイン情報と、新規に取得した番組サイン情報の「番組サイン情報作成日時」項目を確認し、新規に取得した番組サイン情報が更新されたものか否か判定を行う。番組サイン情報が更新されたものではないと判定された場合、すなわち同一日時だった場合、および過去に取得した番組サイン情報が新しかった場合、番組サイン情報更新判定処理部79はダイジェスト機能部70に対して番組サイン情報が更新されていない旨を通知する。一方、番組サイン情報が更新されたものであった場合、ダイジェスト機能部70は、番組サイン情報パーサ71に構文解析処理の続行を指示し、他の項目の解析を続行し、実施の形態1と同様の処理を行う。
次に、番組独自サインの提示方法が変更された場合に、放送受信装置30が自動的に番組独自サインを変更する構成について説明を行う。なお、この説明では、毎日放送される「B放送局 番組−ア」において、図34(a)および図34(b)に示すように、2011年10月1日から番組デザインが変更されてトップニュースおよび2ndニュースのPNGが変更になっているが、番組サイン情報がまだ更新されていない場合を例に説明を行う。
上述した処理と同様に、比較検出部74は、ダイジェスト機能部70に番組サイン情報に従う番組独自サインが検出されなかった旨を通知し、ダイジェスト機能部70はサーバ40から当該番組の番組サイン情報として図34(a)に示す更新前の「B 放送局 番組−ア」における番組サイン情報を取得し、番組サイン情報パーサ71に構文解析処理を指示する。これにより、項目「番組サイン情報作成日時」が番組サイン情報更新判定処理部79に出力されるが、番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納されるものと同一日時であるため、番組サイン情報更新判定処理部79はダイジェスト機能部70に対して番組サイン情報が更新されていない旨を通知する。
ダイジェスト機能部70は、番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納されている番組サイン情報に対して、2011年10月1日は番組サイン情報による処理ができなかった旨を追記する。また、同一番組の前回放送である2011年9月30日分について番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納された情報を参照し、番組サイン情報に従う処理を行っていたことを確認し、この日の当該番組に対する処理を終了する。
翌日2011年10月2日放送についても同様に録画し、図34(a)の番組サイン情報を利用して処理を行うが、やはり番組サイン情報に従う番組独自サインが検出できなかった旨が比較検出部74からダイジェスト機能部70に通知される。ダイジェスト機能部70はサーバ40から当該番組の番組サイン情報を取得し、番組サイン情報パーサ71で構文解析処理された項目「番組サイン情報作成日時」を番組サイン情報更新判定処理部79で判定し、当該番組サイン情報が更新されていない旨がダイジェスト機能部70に通知される。
ダイジェスト機能部70は、番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納される当該番組サイン情報に対して、2011年10月2日は番組サイン情報による処理ができなかった旨を追記する。また同一番組の前回放送である2011年10月1日分について、番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納された情報から、番組サイン情報に従う処理が行えなかったことを確認すると、番組独自サイン候補抽出制御部80に対して、当該番組の2011年10月1日および2日の連続した放送2回分の番組録画データを利用した番組独自サイン候補抽出を指示する。
番組独自サイン候補抽出制御部80は、特徴抽出部73に対して当該番組2011年10月1日の全録画番組データの全モノメディアに対する特徴データを抽出し、番組サイン情報・特徴データ格納領域75に出力するように指示する。特徴抽出部73は、内蔵する音声特徴抽出部73a、動画特徴抽出部73b、静止画・グラフィックス特徴抽出部73cおよびジェスチャー特徴抽出部73dにおいて、指定サイズなし・指定位置なし・指定期間なしの条件で抽出した全モノメディア特徴データを、番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納し、処理完了を番組独自サイン候補抽出制御部80に通知する。
続いて番組独自サイン候補抽出制御部80は、特徴抽出部73に対して当該番組2011年10月2日の全録画番組データの全モノメディアに対する特徴データを抽出し、比較検出部74に特徴データを出力するよう指示すると共に、比較検出部74に対して特徴抽出部73からの出力と、番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納される当該番組2011年10月1日の特徴データとを、指定サイズなし・指定位置なし・指定期間なしの条件で比較し、同一または類似箇所を検出するように指示する。
特徴抽出部73は、内蔵する音声特徴抽出部73a、動画特徴抽出部73b、静止画・グラフィックス特徴抽出部73cおよびジェスチャー特徴抽出部73dに対して、当該番組データについて指定サイズなし・指定位置なし・指定期間なしの条件で抽出した全モノメディア特徴データを比較検出部74に出力するように指示する。比較検出部74では、放送2回分の番組特徴データから同一または類似箇所を検出し、検出部分について録画番組データのモノメディア種別と区間(番組開始からのフレーム数)を番組独自サイン候補抽出制御部80に通知する。番組独自サイン候補抽出制御部80は、指定された部分のモノメディアデータを録画番組データから抽出し、ファイルとして番組サイン情報・特徴データ格納領域75に格納し、格納した旨を最新番組サイン情報生成部81に通知する。
その後、放送受信装置30においてユーザが放送番組の視聴を開始すると、最新番組サイン情報生成部81に視聴開始の通知が行われ、最新番組サイン情報生成部81は、放送番組の題名とその番組サイン情報が存在し、当該番組サイン情報の選択処理を要求する番組サイン情報選択要求を映像音声出力部60に提示する。
当該提示に従ってユーザが番組サイン情報選択要求を選択すると、最新番組サイン情報生成部81は、図35(a)に示すような番組独自サイン候補の再生画面を提示し、続いて図35(b)に示すような当該番組独自サイン候補を含んだ区間の録画番組の再生を行い、ユーザに番組独自サインに相当する話題種別の入力を要求する。最新番組サイン情報生成部81は上述した処理を抽出した候補の数実行し、図34(a)の情報を適宜修正し、最終的に項目「番組サイン情報作成日時」を入力した番組サイン情報および番組独自サインのモノメディアファイルをサーバ40にアップロードする。これにより番組独自サイン候補の抽出および更新が完了する。
以上のように、この実施の形態4によれば、過去に取得した番組サイン情報と、新規に取得した番組サイン情報の項目「番組サイン情報作成日時」を参照し、新規に取得した番組サイン情報が更新されたものであるか否か判定を行う番組サイン情報更新判定処理部79を備えるように構成したので、番組サイン情報が更新された場合に、最新の番組サイン情報を利用することができる。
また、この実施の形態4によれば、指定された部分の番組独自サイン候補を録画番組データから抽出し、ファイルとして格納する番組独自サイン候補抽出制御部80と、テンプレートの記載情報を適宜修正し、番組サイン情報作成日時項目を入力した番組サイン情報および番組独自サインのファイルをサーバ40にアップロードする最新番組サイン情報生成部81を備えるように構成したので、自動的に番組独自サイン候補を抽出し、その意味付けを確認した上で、更新した番組サイン情報を公開することができる。
なお、上述した実施の形態4の構成に加えて、録画予約された放送番組の放送開始の所定時間前に再度サーバ40に当該放送番組の番組サイン情報が更新されたか否かの確認を行い、番組サイン情報が更新されている場合には新たな番組サイン情報を取得し、再度番組独自サインの特徴抽出処理からやり直すように構成してもよい。
なお、上述した実施の形態4では、番組独自サインを検出できなかった場合に過去の番組サイン情報の内容を更新し、新たな番組サイン情報を生成する構成を示したが、ユーザがジャンル種別を選択し、当該選択したジャンル用のテンプレートをサーバ40から取得し、当該テンプレートに従って2回分の放送番組の録画データから抽出および検出した番組独自サイン候補を提示し、その話題種別の選択要求を出力するように構成すれば、新しい番組の番組サイン情報を作成することができる。
実施の形態5.
上述した実施の形態4では番組サイン情報の更新について説明したが、この実施の形態5ではテンプレートの更新について説明する。
図36は、実施の形態5による放送受信装置の放送番組の各種情報で構成されるテンプレートを示す図である。
図36に示すテンプレートでは、項目「基本情報」の前に項目「テンプレート更新日時」を追加して設け、当該「テンプレート更新日時」にテンプレートが更新された日時をUTC(Universal Time Coordinates)にて記載した一例を示している。
放送受信装置30において、サーバ40から最新の番組サイン情報を取得した際、当該項目「テンプレート更新日時」を参照し、情報が更新されていた場合には、番組サイン情報パーサ71において当該番組サイン情報の構文解析処理(パース)から処理をやり直すように構成する。
また異なる構成を有するサーバ40の構成を図37に示している。図37に示すようにサーバ40内にテンプレートファイル管理部42および番組サイン情報ファイル管理部43を追加して設け、テンプレートファイル管理部42から番組サイン情報ファイル管理部43に更新されたテンプレートのジャンル種別を通知すると、番組サイン情報ファイル管理部43において更新対象のジャンルの番組サイン情報について、最新のテンプレートに対応した番組サイン情報の更新を行うように構成してもよい。
以上のように、この実施の形態5によれば、テンプレートに項目「テンプレート更新日時」を追加して設け、情報が更新された場合に当該番組サイン情報の構文解析処理から処理を行うように構成したので、番組サイン情報がテンプレートから更新された場合であっても対応可能となる。
実施の形態6.
上述した実施の形態1から実施の形態5では、テンプレートおよび番組サイン情報が、既に用意されている場合について説明を行ったが、現状の放送局または放送局を統括する協会などから本発明の情報提供がなされない可能性もある。そのため、上述した実施の形態1から実施の形態5で示した放送システムを構築および発展させるためには、ユーザから情報提供可能なシステムを構成する必要がある。この実施の形態6では、このユーザから情報提供可能な放送システムについて説明を行う。
図38は実施の形態6の放送受信装置の構成を示すブロック図であり、図39は実施の形態6のサーバの構成を示すブロック図である。
図38に示す放送受信装置30では、実施の形態1の図5で示した放送受信装置30に新たにHTMLブラウザ部(WEBブラウザ部)61を追加して設けている。また、図39に示すサーバ40では、実施の形態5の図37で示したサーバ40に新たにテンプレート作成・更新WEB処理部44を追加して設けている。
HTMLブラウザ部61は、放送受信装置30にテンプレート作成処理の指示あるいは更新処理の指示が入力されると、あらかじめ記憶されたテンプレート作成/更新WEBトップページのURLでHTMLブラウザ部61を起動する。HTMLブラウザ部61は、LAN処理部24およびHUB22を経由してインターネット23に対して当該URLへのHTML接続要求を出力してサーバ40に通知する。サーバ40からテンプレート作成/更新WEBトップページのHTMLファイルが返信されると、当該HTMLファイルがHTMLブラウザ部61で再生され、映像音声出力部60において所定の画面が提示される。
なお、放送受信装置30へのテンプレート作成処理あるいは更新処理の指示の入力は、映像音声出力部60において画面表示されたメニューからユーザが選択するように構成するなど、適宜構成可能である。
テンプレート作成・更新WEB処理部44は、実施の形態5の図36で示したテンプレートの基本情報である、項目「放送網識別」、項目「チャンネル識別」、および項目「番組識別」を準備する。
次に、テンプレートの新規作成処理、およびテンプレートの更新処理に分けて、それぞれ具体的に説明する。
<テンプレートの新規作成処理>
まず、図40から図43に示した表示画面の一例を参照しながら、ユーザがテンプレートを新規作成する構成について説明する。なお、以下の説明では、実施の形態5の図36で示した項目「テンプレート更新日時」が追加されたものを利用する場合を例に説明するが、本願発明の他のテンプレートに必要な項目が適用できればよく、同様に適用可能である。
ユーザが放送受信装置30のメニューからテンプレート作成/更新処理を指定すると、放送受信装置30ではあらかじめ記憶されたテンプレート作成/更新WEBトップページのURLでHTMLブラウザ部61を起動する。HTMLブラウザ部61からLAN処理部24およびHUB22を経由してインターネット23に対して、当該URLへのHTML接続要求が出力され、サーバ40に通知される。サーバ40からテンプレート作成/更新WEBトップページのHTMLファイルが返送され、HTMLブラウザ部61で再生すると、例えば図40に示す「0.起動画面」が表示される。
ユーザが「新規にテンプレートを作る」ボタンを選択すると、次画面である図41に示す「1.テンプレート新規作成 第1画面」がサーバ40から返信され、放送受信装置30上に提示される。
図41に示すように、ジャンル種別は例えばプルダウンとなっており、メニュー選択すると「1.1.ジャンル種別のプルダウン」に示すような表示となる。ジャンル種別のプルダウンにはARIB STD−B10などで規定されるジャンル大分類の内容が指定される。図39に示すジャンル種別のプルダウンの例では、「ニュース/報道」、「スポーツ」、「音楽」、「バラエティ」および「映画」が選択可能に構成され、その他の「情報/ワイドショー」や「ドラマ」などは選択できないように構成されている。ここで選択可能となる種別は、サーバ40のテンプレートファイル管理部42において、既にテンプレート登録済みのジャンルである。
ジャンル種別が選択されると、「テンプレート新規作成画面」の右下に位置するボタン「ジャンル決定」が利用可能となる。当該「ジャンル決定ボタン」の選択により、テンプレートを新規作成するジャンルが決定するため、テンプレート作成・更新WEB処理部44において、図36のテンプレートの基本情報である、項目「放送網識別」、項目「チャンネル識別」、項目「番組識別」を準備し、特徴的サイン情報を構成する処理に移行する。ここでは、ユーザがジャンル種別として「ニュース/報道」を選択した場合を例に説明を行う。
特徴的サイン情報は、1つの番組の複数の話題の特徴を示すものである。テンプレート作成・更新プログラムでは、例えば1つの話題に関する項目入力終了により、次の話題の有無を確認し、次話題があればその話題に関する項目入力を行う処理を行う。ここでは、実施の形態1の図3で示したテンプレートを新規作成する場合について、図42を参照しながら説明を行う。
図42に示すように「2.話題用項目設定画面」が表示されると、ユーザは「2.1.話題種別のプルダウン」から当該話題の種別を選択する。ここで項目「上記以外(任意の話題種別を作成する)」を選択した場合には、「2.1.1.「上記以外」の選択時」に示すように「任意の話題種別を入力してください。」とテキスト入力枠が利用可能となり、ユーザに任意の話題種別の名称の入力を要求する。ユーザが話題種別を入力するとボタン「次へ」および「修正する」が選択可能となる。
ここでは、話題種別に「ニュース」が選択され、ボタン「次へ」が選択された場合を例に説明すると、図43に示すサブ話題種別プルダウンとボタン「次へ」および「修正する」が表示され、これらの選択を要求する。ここでは、サブ話題種別を「トップニュース」とし、ボタン「次へ」が選択された場合について説明する。サブ話題種別の選択が完了すると、この時点で、対応する話題種別についての設定は終了する。その後、上述した処理を繰り返し、全ての話題種別の設定が完了すると、設定内容を再確認するための画面に移行し、ここでユーザが「テンプレート登録」を選択すると、サーバ40のテンプレート作成・更新WEB処理部44においてテンプレート更新日時が入力され、図36に示すニュース番組用テンプレートがテンプレートファイル管理部42に出力されて格納および管理され、以降のニュース番組用テンプレートの利用要求が入力された場合に、新規作成されたテンプレートが配布される。
<テンプレートの更新処理>
次に、図44および図45に示した表示画面の一例を参照しながら、ユーザがテンプレートを更新する構成について説明する。なお、以下の説明では、ニュース番組用テンプレートの更新において、図39に示したサーバ40を利用して、上述した話題種別が「ニュース」であり、サブ話題種別が「トップニュース」を含んだテンプレートに、話題種別が「ニュース」であり、サブ話題種別が「2ndニュース」を追加する場合を例に説明する。
ユーザが放送受信装置30のメニューからテンプレート作成/更新処理を指定すると、上述した処理と同様に、放送受信装置30はサーバ40からHTMLコンテンツを取得し、図38に示した「0.起動画面」を提示する、ユーザが「既存のテンプレートを更新する」を選択すると、図44に示す「4.テンプレート更新 第1画面」が提示され、「4.1.ジャンル種別のプルダウン」の表示により、視聴者が「ニュース/報道」およびボタン「ジャンル決定」を選択すると、図45に示すように既存のニュース番組用テンプレートの特徴的サイン情報に指定された項目が一覧表示される。
ユーザがボタン「サブ話題追加」を選択すると、図43で示した「2.2.サブ話題種別設定画面」が、トップニュースが選択不可となった情報で表示される。ユーザが「2ndニュース」およびボタン「次へ」を選択し、続いてボタン「テンプレート登録」を選択すると、サーバ40のテンプレート作成・更新WEB処理部44でテンプレート更新日時を現在日時に更新し、例えば図36に示すニュース番組用テンプレートがテンプレートファイル管理部42に出力されて格納および管理され、以降のニュース番組用テンプレートの利用要求が入力された場合に、更新されたテンプレートが配布される。
以上のように、この実施の形態6によれば、あらかじめ記憶されたテンプレート作成/更新WEBトップページのURLで起動するHTMLブラウザ部61と、テンプレートの基本情報を準備するテンプレート作成・更新WEB処理部44とを備えるように構成したので、ユーザが放送受信装置30を用いてテンプレートを新規作成し、サーバ40上に公開することができる。同様に、ユーザが放送受信装置30を用いてテンプレートを更新し、サーバ40上に公開することができる。
なお、上述した図42および図43において、任意の話題種別または任意のサブ話題種別が設定された場合に、以降のテンプレート作成処理または更新処理において既存の話題種別またはサブ話題種別として利用するように構成してもよい。
また、上述した実施の形態1から実施の形態5で示した、テンプレートの話題種別における多様な付属情報についても、実施の形態6で示したHTMLコンテンツで設定できるように追加して構成してもよい。
また、上述した実施の形態6では、自宅内にある放送受信装置30においてHTMLコンテンツに従ってテンプレートを新規作成あるいは更新する構成を示したが、宅内の放送受信装置30に限定されるものではなく、テンプレートを作成/公開可能であれば適宜構成可能である。たとえは、PCやタブレット端末といったHTML対応端末でHTMLコンテンツを実行するように構成してもよいし、放送受信装置30、PCまたはタブレット端末などに内蔵されるテンプレート作成/更新手段を用いて生成したテンプレートを、サーバ40に登録するように構成してもよい。
実施の形態7.
上述した実施の形態6では、テンプレートの新規作成および更新について説明したが、この実施の形態7では、番組サイン情報の新規作成について説明する。
図46は、実施の形態7のサーバの構成を示すブロック図である。図46に示すサーバ40では新たに番組サイン情報作成・更新WEB処理部45を追加して設けている。なお、上述した実施の形態1から実施の形態6で示した構成と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
HTMLブラウザ部61は、上述した実施の形態6に加えて、以下の構成を備える。 HTMLブラウザ部61は、放送受信装置30に番組サイン情報・更新処理の指示が入力されると、あらかじめ記憶された番組サイン情報作成・更新WEBトップページのURLで起動する。さらにHTMLブラウザ部61は、LAN処理部24およびHUB22を経由してインターネット23に対して当該URLへのHTML接続要求を出力してサーバ40に通知する。サーバ40から番組サイン情報作成更新WEBトップページのHTMLファイルが返信されると、当該HTMLファイルがHTMLブラウザ部61で再生され、映像音声出力部60において所定の画面が提示される。
番組サイン情報作成・更新WEB処理部45は、取得するテンプレートに従って番組サイン情報を生成して格納し、番組サイン情報配布の要求がなされた際に格納した番組サイン情報を送付する。
次に、図47から図50に示した表示画面の一例を参照しながら、ユーザが番組サイン情報を新規作成する構成について説明する。なお、以下の説明では、「A放送局 番組−い」について、図32に示した項目「番組サイン情報作成日時」が追加されたテンプレートを利用する場合を例に説明するが、本願発明の他の番組サイン情報の各項目内容の設定および更新ができればよく、同様に適用可能である。
ユーザが放送受信装置30を用いて録画済み番組を再生中に、放送受信装置30のメニューから視聴中番組の番組サイン情報作成/更新処理を指定すると、放送受信装置30では視聴中番組の放送網種別、チャンネル識別および番組識別を指定し、あらかじめ記憶された番組サイン情報作成/更新WEBトップページのURLでHTMLブラウザ部61を起動する。HTMLブラウザ部61からLAN処理部24およびHUB22を経由してインターネット23に対して、当該放送網種別、チャンネル識別および番組識別の情報を付加したURLへのHTML接続要求が出力され、サーバ40に通知される。サーバ40は、番組サイン情報作成・更新WEB処理部45によって番組サイン情報ファイル管理部43に対して、付加通知された放送網種別、チャンネル識別、番組識別で識別される番組の番組サイン情報の有無を確認し、この場合には、当該番組用の番組サイン情報が存在しないことが返送される。
番組サイン情報作成・更新WEB処理部45において、当該番組用の番組サイン情報が存在しないことが認識されると、放送受信装置30に対して当該番組の録画データのアップロードが行われ、次に番組サイン情報新規作成WEBトップページのHTMLファイルが返送され、HTMLブラウザ部61で再生すると、例えば図47の「1.番組サイン情報新規作成画面」が提示される。ジャンル種別プルダウンには図47に示す「1.1.ジャンル種別のプルダウン」のように、サーバ40に格納済みのジャンル種別が選択可能に構成されており、仮にユーザが番組サイン情報を作成したい番組が選択付加のジャンルであった場合に、テンプレート作成/更新処理から実行する必要があることを明示している。
ユーザがジャンル種別のプルダウンから「ニュース/報道」を選択すると、当該選択が通知された番組サイン情報作成・更新WEB処理部45は番組サイン情報ファイル管理部43からニュース/報道番組用のテンプレートを取得する。番組サイン情報作成・更新WEB処理部45は取得したテンプレートに従って特徴的サイン情報の各項目を設定させるために、図48に示す「2.特徴的サイン情報項目選択画面」を表示するHTMLコンテンツが返送され、HTMLブラウザ部61で再生される。ユーザが、図48に示す「2.特徴的サイン情報項目選択画面」において、トップニュースの「設定」を選択すると、図49に示す「3.番組独自サイン設定画面」が提示される。さらに、図49に示す「3.1.サイン種別のプルダウン」から「グラフィックス画像(*.png)」と「次へ」を選択すると、図50に示す「4.特徴的サイン情報 サイン情報設定画面」が提示され、番組独自サインの対象のサブ話題名とサイン種別、一時停止状態の番組先頭フレームが表示され、当該番組先頭フレームの下に再生制御ボタンが表示される。ユーザは、動画像を視聴しながら、再生制御ボタンで当該番組独自サインのグラフィックス画像が表示されるフレームまで移動させ、一時停止させて、図50に示す「サイン登場時にここをクリック」を選択する。
番組サイン情報作成・更新WEB処理部45は、図50に示す「4.1.特徴的サイン情報登場画面 位置設定開始」の画面を提示し、当該サインを矩形で囲むことを可能に表示する。例えば図50の4.1.の例において「上辺」選択時に画像の上辺に水平線Xを表示させ、「上辺」などの常時の右側の上下矢印ボタンで水平線Xを移動させ、サイン上辺の位置を入力させるインタフェースとなる。水平線Xは、例えば赤色などユーザが視認しやすい色を着色して表示するように構成してもよい。
同様に、「下辺」の入力が行われると、水平線Xを移動させてサイン下辺の位置を入力させるインタフェースとなる。また、「左辺」および「右辺」の入力が行われると、図50の「4.2.特徴的サイン情報登場画面 位置設定完了」の画面において、垂直線Yを移動させて左辺あるいは右辺の位置を入力させるインタフェースとなる。このように「上辺」、「下辺」、「左辺」および「右辺」の入力が行われると、「設定完了」ボタンが利用可能となり、当該ボタンをユーザが選択することにより、サインの提示位置/サイズの入力が完了となる。これにより、番組サイン情報作成・更新WEB処理部45では番組独自サインのサイン種別/モノメディア種別/位置/サイズと、これらが提示されている番組録画データの先頭からのフレーム数を取得し、番組独自サインを抽出してファイルとして格納する。
番組サイン情報作成・更新WEB処理部45は、ニュース番組用のテンプレートに合わせて、放送受信装置30から入手した情報に基づき番組サイン情報を生成して格納し、以降当該番組サイン情報配布要求があった際には格納している番組サイン情報を送付する。
以上のように、この実施の形態7によれば、ユーザ操作により新しい番組に対する番組サイン情報を作成する番組サイン情報作成・更新WEB処理部45を備えるように構成したので、番組新情報を新規に作成し、サーバ上に公開することができる。
なお、上述した実施の形態7では、最初に番組録画データの放送1回分をサーバ40にアップロードする構成を示したが、番組録画データから番組独自サインのファイル抽出機能がサーバ外に存在してもよいし、操作中の放送受信装置内蔵機能であってもよい。
また、上述した実施の形態1から実施の形態6で示した番組サイン情報のための多様な付属情報についても、実施の形態7で示した構成によりHTMLコンテンツで設定可能に追加するように構成してもよい。
また、上述した実施の形態7では、GUIを利用してユーザに番組独自サインのモノメディア種別/サイン種別/登場フレーム/位置/サイズなどを指定させる構成を示したが、上述した実施の形態4のように放送受信装置に内蔵される番組独自サイン候補を抽出しておき、視聴者に確認させるように構成してもよい。
また、上述した実施の形態7では、住宅20内の放送受信装置30においてHTMLコンテンツに従って番組サイン情報を新規作成する構成を示したが、同様に番組サイン情報を生成/公開可能な構成であれば適宜変更可能であり、例えば、PCやタブレット端末などのHTML対応可能端末において、上述した実施の形態6に示したHTMLコンテンツを実行するものや、放送受信装置またはPC/タブレット端末などが番組サイン情報作成/更新手段を内蔵し、生成した番組サイン情報をサーバ40に登録するように構成してもよい。また、既存の放送番組において番組サイン情報の更新が行われた場合には、既存の番組サイン情報に基づいて更新を行えば、同様に番組サイン情報の更新が可能となる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
10 放送局、11 送信アンテナ、12 デジタル放送波、20 住宅、21 受信アンテナ、22 HUB、23 インターネット、24,41 LAN処理部、30 放送受信装置、40 サーバ、42 テンプレートファイル管理部、43 番組サイン情報ファイル管理部、44 テンプレート作成・更新WEB処理部、45 番組サイン情報作成・更新WEB処理部、50 放送番組録画再生部、51 復号分離部、52 番組配列情報処理部、53 録画処理部、54 再生処理部、55 録画データ格納領域、56 モノメディア分離部、57 音声デコーダ部、58 動画デコーダ部、59 データ放送ブラウザ部、60 映像音声出力部、61 HTMLブラウザ部、70 ダイジェスト機能部、71 番組サイン情報パーサ、72 サイン種別判定処理部、73 特徴抽出部、73a 音声特徴抽出部、73b 動画特徴抽出部、73c 静止画・グラフィックス特徴抽出部、73d ジェスチャー特徴抽出部、73e 対象位置切出処理部、73f モノメディア種別変換部、74 比較検出部、74a 音声比較検出部、74b 動画比較検出部、74c 静止画・グラフィックス比較検出部、74d ジェスチャー比較検出部、75 番組サイン情報・特徴データ格納領域、76 話題開始/終了点判定部、77 ダイジェスト映像切出処理部、78 ダイジェスト一覧表示制御部、79 番組サイン情報更新判定処理部、80 番組独自サイン候補抽出制御部、81 最新番組サイン情報生成部。

Claims (33)

  1. 放送番組の番組データを格納するサーバと、前記放送番組の放送波を受信して再生すると共に、ネットワークを介して接続された前記サーバに格納された番組データを取得し、利用する放送受信装置とを備えたデジタル放送システムにおいて、
    複数の前記放送番組が、それぞれ複数のコンテンツで構成されている場合に、
    前記サーバは、前記各放送番組の識別を示す放送番組識別項目と、前記各放送番組に共通するコンテンツの種別を示すコンテンツ種別項目とを備えたテンプレートと、当該テンプレートに対して、放送番組毎に前記放送番組識別項目に番組識別情報を設定し、前記コンテンツ種別項目に該当する放送番組の各コンテンツの区間を示す番組独自サインを設定した番組サイン情報とを公開し、
    前記放送受信装置は、前記受信した放送番組の番組情報と、前記サーバ上に公開された前記番組サイン情報とを比較し、放送番組毎にそれぞれ異なる番組独自サインに基づいて前記コンテンツの種別を識別し、複数の放送番組間で同一のコンテンツ種別を有する映像データを提示することを特徴とするデジタル放送システム。
  2. 前記放送受信装置は、
    前記放送波を受信する放送受信部と、
    予約指示された放送番組を録画する録画処理部と、
    前記録画処理部が録画した放送番組を再生する再生処理部と、
    前記ネットワークを介して前記サーバに接続するLAN処理部と、
    前記LAN処理部を介して、前記サーバ上に公開された対象となる放送番組の番組サイン情報を取得し、取得した番組サイン情報の記述内容を解析し、前記番組独自サインを取得する番組サイン情報パースと、
    前記番組サイン情報パースが取得した番組独自サインのサイン種別を判定するサイン種別判定部と、
    前記サイン種別判定部が判定したサイン種別に基づいて、前記番組サイン情報パースが取得した番組独自サインを示す情報である特徴データを抽出すると共に、前記再生処理部において再生された放送番組から前記特徴データを抽出する特徴抽出部と、
    前記特徴抽出部が抽出した前記番組独自サインの特徴データと、前記再生された放送番組の特徴データとを比較し、前記再生された放送番組から前記番組独自サインを含む映像フレームを検出する比較検出部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  3. 前記放送受信装置は、
    前記番組サイン情報に基づいて、前記再生された放送番組の映像フレームから前記コンテンツの開始点および終了点を検出するコンテンツ開始/終了点判定部と、
    前記放送番組の映像フレームを、前記コンテンツ開始/終了点判定部が検出した開始点および終了点に基づいて、前記放送番組の映像フレームから前記コンテンツに対応する映像フレームを切出し、ダイジェスト映像を生成する映像切出処理部と、
    前記複数の放送番組から前記映像切出処理部が生成したダイジェスト映像から、前記複数の放送番組間で同一のコンテンツ種別を有するダイジェスト映像を識別してダイジェスト映像一覧として提示するダイジェスト一覧表示制御部とを備えたことを特徴とする請求項2記載のデジタル放送システム。
  4. 前記コンテンツ開始/終了点判定部は、前記再生された放送番組の映像フレームを参照し、前記番組独自サインの開始フレームを前記コンテンツの開始点として検出し、前記番組独自サインの次に出現する次番組独自サインの開始フレームから所定数前の映像フレームを当該コンテンツの終了点として検出することを特徴とする請求項3記載のデジタル放送システム。
  5. 前記テンプレートは、前記コンテンツ種別項目に、コンテンツの開始点の条件を示す開始点条件項目と、コンテンツの終了点の条件を示す終了点条件項目とを設け、
    前記番組サイン情報には、前記開始点条件項目および前記終了点条件項目に、前記番組独自サインの開始点および終了点を検出するための条件が設定され、
    前記コンテンツ開始/終了点判定部は、前記番組サイン情報に設定された前記開始点条件および前記終了点条件に基づいて、コンテンツの開始点および終了点を検出することを特徴とする請求項3記載のデジタル放送システム。
  6. 前記コンテンツ開始/終了点判定部は、前記再生された放送番組の映像フレームを参照し、コマーシャルコンテンツの終了点および開始点を検出し、検出したコマーシャルコンテンツの終了点および開始点をそれぞれ、前記コンテンツの開始点および終了点として検出することを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか1項記載のデジタル放送システム。
  7. 前記コンテンツ開始/終了点判定部は、前記再生された放送番組の映像フレームを参照し、放送番組終了フレームを検出し、当該放送番組終了フレームを前記コンテンツの終了点とすることを特徴とする請求項3から請求項6のうちのいずれか1項記載のデジタル放送システム。
  8. 前記番組独自サインは、前記放送番組の画像データまたは音声データであることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  9. 前記番組独自サインは、国際標準として規定された特徴記述言語で記述された情報データ、または標準規定ISO/IEC 15938 Information Technology − Multimedia Content Description Interfaceとして規定されたSignatureによる算出データであることを特徴とする請求項8記載のデジタル放送システム。
  10. 前記テンプレートは、前記コンテンツ種別項目に、前記番組独自サインの種別を示すサイン種別項目を設け、
    前記番組サイン情報には、前記サイン種別項目に前記番組独自サインの種別が設定されることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  11. 前記テンプレートは、前記コンテンツ種別項目に、前記番組独自サインのモノメディア種別を示すモノメディア種別項目を設け、
    前記番組サイン情報には、前記モノメディア種別項目に前記番組独自サインとして公開されるファイルのモノメディア種別が設定されることを特徴とする請求項10記載のデジタル放送システム。
  12. 前記テンプレートは、前記コンテンツ種別項目に、前記番組独自サインが提示される位置を示す提示位置項目を設け、
    前記番組サイン情報には、前記提示位置項目に前記番組独自サインが提示される位置情報が設定されることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  13. 前記テンプレートは、前記コンテンツ種別項目に、前記番組独自サインが提示されるサイズを示す提示サイズ項目を設け、
    前記番組サイン情報には、前記提示サイズ項目に前記番組独自サインが提示されるサイズ情報が設定されることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  14. 前記テンプレートは、前記コンテンツ種別項目に、前記番組独自サインが提示されるサイズを示す提示サイズ項目を設け、
    前記番組サイン情報には、前記提示サイズ項目に前記番組独自サインが提示されるサイズ情報が設定され、
    前記特徴抽出部および前記比較検出部は、前記番組独自サインの再生サイズと、前記サイン情報に設定されたサイズ情報とが異なる場合に、前記サイズ情報に基づいて前記番組独自サインを拡縮することを特徴とする請求項2記載のデジタル放送システム。
  15. 前記特徴抽出部および前記比較検出部は、標準規定ISO/IEC 15938 Information Technology − Multimedia Content Description Interfaceを適用し、前記番組独自サインの提示位置および提示サイズを検出することを特徴とする請求項2記載のデジタル放送システム。
  16. 前記特徴抽出部は、前記サーバ上に公開された番組独自サインのモノメディア種別を、放送番組に含まれる番組独自サインのモノメディア種別に一致させるモノメディア種別の変換処理を行う、あるいは放送番組に含まれる番組独自サインのモノメディア種別を、前記サーバ上に公開された番組独自サインのモノメディア種別に一致させるモノメディア種別の変換処理を行うモノメディア種別変換部を備えたことを特徴とする請求項2記載のデジタル放送システム。
  17. 前記テンプレートは、コンテンツ種別項目に、前記番組独自サインの番組データ内におけるモノメディア種別を示す放送番組内モノメディア種別項目を設け、
    前記番組サイン情報には、前記放送番組内モノメディア種別項目に番組独自サインの番組データ内におけるものメディア種別が設定されることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  18. 前記テンプレートは、コンテンツ種別項目に、前記番組独自サインを伝送するパケットを示すパケット識別項目を設け、
    前記番組サイン情報には、前記パケット識別項目に前記番組独自サインを伝送するパケットのパケット識別情報が設定されることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  19. 前記テンプレートは、コンテンツ種別項目に、前記番組独自サインを伝送するパケットを示すパケット識別項目と、前記番組独自サインを複数の領域に分割し、分割した領域のうち前記番組独自サインが変化しない不変領域の数を示す領域の個数項目、前記不変領域の位置項目、および前記不変領域のサイズ項目とを設け、
    前記番組のサイン情報には、前記領域の個数項目に前記番組独自サインに変化が生じない不変領域の数が設定され、前記不変領域の位置項目および前記不変領域のサイズ項目の位置情報およびサイズ情報を前記不変領域の数分繰り返し設定することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  20. 前記テンプレートは、放送番組の番組ジャンル毎に設定することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  21. 前記比較部は、放送番組の番組ジャンルが異なる場合であっても、前記特徴抽出部が抽出した前記番組独自サインのコンテンツ種別と、前記再生された放送番組のコンテンツ種別が同一である場合には、同一のコンテンツとして識別することを特徴とする請求項2記載のデジタル放送システム。
  22. 前記テンプレートは、コンテンツ種別項目に、前記番組サイン情報を更新した時間情報を示す番組サイン情報更新情報項目を設け、
    前記番組サイン情報には、前記番組サイン情報更新情報項目に前記番組サイン情報を作成した時間情報が設定されることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  23. 前記テンプレートは、コンテンツ種別項目に、前記番組サイン情報を更新した時間情報を示す番組サイン情報更新情報項目を設け、
    前記番組サイン情報には、前記番組サイン情報更新情報項目に前記番組サイン情報を作成した時間情報が設定され、
    前記放送受信装置は、
    複数の放送番組の番組サイン情報の番組サイン情報更新情報項目を参照し、前記時間情報が更新されていた場合に、当該番組サイン情報の更新を判定する番組サイン情報更新判定処理部とを備えたことを特徴とする請求項2記載のデジタル放送システム。
  24. 前記比較部において前記番組サイン情報に基づく番組独自サインを含む映像フレームが検出されなかった場合に、前記特徴抽出部が複数放送回分の番組データから抽出した特徴データ間で、同一または類似する特徴データを検出して番組独自サイン候補とする番組独自サイン候補抽出制御部と、
    前記番組独自サイン候補抽出制御部が抽出した番組独自サイン候補、および当該番組独自サイン候補を含む番組データの一部を再生してコンテンツ種別の入力を要求し、当該入力要求に基づいて入力されたコンテンツ種別において、前記番組独自サイン候補を番組独自サインとした番組サイン情報に更新し、更新後の番組サイン情報を前記サーバに格納する最新番組サイン情報生成部とを備えたことを特徴とする請求項2または請求項23記載のデジタル放送システム。
  25. 前記テンプレートは、テンプレートを更新した時間情報を示すテンプレート更新情報項目を設け、
    前記番組サイン情報には、前記テンプレート更新情報項目に前記テンプレートを新たに作成した時間情報が設定されることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  26. 前記サーバは、
    前記テンプレートの更新または新規作成指示が入力された場合に、格納されたテンプレートを参照し、前記入力された更新または新規作成指示に該当するテンプレートが存在する場合に、当該テンプレートを更新し、前記入力された更新または新規作成指示に該当するテンプレートが存在しない場合に、テンプレートを構成する項目の選択指示を受け付け、当該選択指示された項目を備えたテンプレートを新規に作成し、前記更新または新規作成したテンプレートを格納するテンプレート作成更新処理部を備えたことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送システム。
  27. 前記テンプレート作成更新処理部は、前記テンプレートを構成する項目の選択指示要求をWEBコンテンツとして前記放送受信装置に提供することを特徴とする請求項26記載のデジタル放送システム。
  28. 前記ネットワークに接続し、前記テンプレート作成更新処理部から提供されるWEBコンテンツを提示するWEBブラウザ部を搭載した情報端末を備えたことを特徴とする請求項27記載のデジタル放送システム。
  29. 前記放送受信装置は、前記テンプレート作成更新処理部から提供されるWEBコンテンツを提示するWEBブラウザ部を備えたことを特徴とする請求項27記載のデジタル放送システム。
  30. 前記サーバは、
    番組サイン情報の更新または新規作成指示が入力された場合に、格納された番組サイン情報を参照し、前記入力された更新または新規作成指示に該当する番組サイン情報が存在する場合には、当該番組サイン情報を更新し、前記入力された更新または新規作成指示に該当する番組サイン情報が存在しない場合に、当該番組サイン情報に対応するテンプレートを構成する項目の選択指示を受け付け、当該選択指示された項目を備えた番組サイン情報を新規に作成し、前記更新または新規作成した番組サイン情報を格納する番組サイン情報作成更新処理部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項26記載のデジタル放送システム。
  31. 前記番組サイン情報作成更新処理部は、前記番組サイン情報に対応するテンプレートを構成する項目の選択指示要求をWEBコンテンツとして前記放送受信装置に提供することを特徴とする請求項30記載のデジタル放送システム。
  32. 前記ネットワークに接続し、前記番組サイン情報作成更新処理部から提供されるWEBコンテンツを提示するWEBブラウザ部を搭載した情報端末を備えたことを特徴とする請求項31記載のデジタル放送システム。
  33. 前記放送受信装置は、前記番組サイン情報作成更新処理部から提供されるWEBコンテンツを提示するWEBブラウザ部を備えたことを特徴とする請求項31記載のデジタル放送システム。
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