JP2013157554A - 電極の製造方法および電極 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成によって、短絡を抑制することができるとともに、破損を抑制することができる電極の製造方法、および、その電極の製造方法により得られる電極を提供すること。
【解決手段】ロールプレスにより圧縮成形される正極2および/または負極3の製造方法において、少なくとも一辺を備えるとともに一辺においてその中央より一方側に偏って形成される集電用タブ11を備える正極本体2および/または負極本体30を準備し、その厚み方向を貫通し集電用タブ11に向かってスリット状に形成される第1貫通部15およびロールプレスのロール方向Rを基準として一方側に向かって10〜125°の角度を成すスリット状または他方側に向かって55〜170°の角度を成すスリット状に形成される第2貫通部16を形成し、正極本体2および/または負極本体30をロールプレスにより圧縮成形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電極の製造方法および電極に関し、詳しくは、電気化学キャパシタ、二次電池などに用いられる電極の製造方法、および、その電極の製造方法により得られる電極に関する。
従来より、ハイブリッド車両や燃料電池車両に搭載される蓄電デバイスとして、リチウムイオン電池などの二次電池、電気二重層キャパシタおよびハイブリッドキャパシタなどの電気化学キャパシタの検討および開発が進められている。
このような蓄電デバイスは、一般的に、正極と、負極と、これら電極間に介在されるセパレータと、電極およびセパレータを収容し、これらを浸漬するように電解液が満たされているセル槽とを有している。そして、各電極において、電気二重層および/または酸化還元反応により蓄電されるエネルギーが放電されることにより、蓄電デバイスの充放電が行なわれる。
このような蓄電デバイスでは、電解液として、例えば、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)などのリチウム塩を、エチレンカーボネート(C)などの有機溶媒に溶解させた有機電解液が用いられている。しかるに、このような有機電解液は、充電時において酸化分解され、ガス(例えば、COなど)を発生させる場合がある。ガスが発生すると、ガスが蓄電デバイスのセル内に滞留し、内部抵抗を向上させることにより、出力特性の低下を惹起する場合がある。
このような不具合を解決するため、例えば、正極と、正極に対して対向配置される負極と、正極および負極が浸漬される電解液とを備え、正極および負極のそれぞれの端部には、その長手方向と直交する幅方向の全域において、集電用タブ(集電体の、塗工層が形成されていない領域)が備えられ、正極および/または負極の塗工層が形成されている領域には、電流が流れる方向に沿って、具体的には、正極および/または負極の長手方向に沿って、その厚み方向を貫通する貫通部を備えている電気化学セルが、提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような電気化学セルによれば、電解液の酸化分解によって発生するガスを貫通部によって除去することができるので、内部抵抗の低減、および、出力特性の向上を図ることができる。
特開2011−066324号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるように正極および/または負極に貫通部を形成すると、その貫通部の周囲に突起(バリ)が生じる場合があり、このような場合には、正極および負極が突起によって短絡する場合がある。
そのため、正極および/または負極をロールプレスにより圧縮成形し、突起を押し潰すことが検討されるが、貫通部を形成した後の正極および/または負極をロールプレスすると、正極および/または負極の端部において破損を生じるという不具合がある。
本発明の目的は、簡易な構成によって、短絡を抑制することができるとともに、破損を抑制することができる電極の製造方法、および、その電極の製造方法により得られる電極を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の電極の製造方法は、ロールプレスにより圧縮成形される電極の製造方法であって、少なくとも一辺を備えるとともに、前記一辺においてその中央より一方側に偏って形成される集電部を備える電極本体を準備する準備工程と、前記電極本体の厚み方向を貫通し、前記集電部に向かってスリット状に形成される第1貫通部、および、前記電極本体の厚み方向を貫通し、前記ロールプレスにおけるロール方向を基準として、前記一方側に向かって10〜125°の角度を成すスリット状、または、前記一方側に対する他方側に向かって55〜170°の角度を成すスリット状に形成される第2貫通部を形成する貫通工程と、前記電極本体をロールプレスにより圧縮成形する圧縮工程とを備えることを特徴としている。
また、本発明の電極の製造方法では、前記第1貫通部が、前記第2貫通部を兼ねていることが好適である。
また、本発明の電極は、上記の電極の製造方法により得られることを特徴としている。
本発明の電極の製造方法では、電極本体に、その厚み方向を貫通し、ロールプレスにおけるロール方向を基準として、一方側に向かって10〜125°の角度を成すスリット状、または、一方側に対する他方側に向かって55〜170°の角度を成すスリット状に形成される第2貫通部を備えるという簡易な構成によって、電極の短絡を抑制するとともに、電極が破損することを抑制することができる。
そのため、このような電極の製造方法により得られる本発明の電極は、電極の短絡を抑制することができ、さらに、電極の破損を抑制することができる。
本発明の電極の製造方法の一実施形態(第1貫通部と第2貫通部とが別々に形成される形態)を示す工程図であって、(a)は、正極本体および負極本体を準備する準備工程を、(b)は、正極本体および負極本体に第1貫通部および第2貫通部を形成する貫通工程をそれぞれ示す。 図1に続いて、本発明の電極の製造方法の一実施形態(第1貫通部と第2貫通部とが別々に形成される形態)を示す工程図であって、(c)は、正極本体および負極本体をロールプレスにより圧縮成形する圧縮工程を、(d)は、本発明の電極の一実施形態(第1貫通部と第2貫通部とが別々に形成される形態)としての正極および負極をそれぞれ示す。 本発明の電極の一実施形態が用いられる電気化学セルの一実施形態を示すハイブリッドキャパシタの概略構成図である。 本発明の電極の製造方法の他の一実施形態(第1貫通部が第2貫通部を兼ねる形態)を示す工程図であって、(a)は、正極本体および負極本体に第1貫通部を形成する貫通工程、および、正極本体および負極本体をロールプレスにより圧縮成形する圧縮工程を、(b)は、本発明の電極の他の実施形態(第1貫通部が第2貫通部を兼ねる形態)としての正極および負極をそれぞれ示す。 本発明の電極の製造方法の他の実施形態(第1貫通部が電極の長手方向に沿って形成され、ロール方向が対角線の延びる方向に沿う形態)の概略図である。 本発明の電極の製造方法の他の実施形態(第1貫通部が電極の長手方向に沿って形成され、ロール方向が電極の長手方向に沿う形態)の概略図である。 本発明の電極の製造方法の他の実施形態(第1貫通部の一部が電極の長手方向に沿って形成され、残部が対角線に沿って形成され、ロール方向が対角線の延びる方向に沿う形態)の概略図である。 本発明の電極の製造方法の他の実施形態(第1貫通部の一部が電極の長手方向に沿って形成され、残部が対角線に沿って形成され、ロール方向が電極の長手方向に沿う形態)の概略図である。
本発明の電極の製造方法は、詳しくは後述するが、ロールプレスにより圧縮成形される電極の製造方法であって、これにより得られる電極は、各種電気デバイス、例えば、二次電池、電気二重層キャパシタ、ハイブリッドキャパシタなどの電気化学キャパシタ、具体的には、図3に示す電気化学セルとしてのハイブリッドキャパシタ1において、電極としての正極2および/または負極3として、好適に用いられる。
図1および図2は、本発明の電極の製造方法の一実施形態(第1貫通部15(後述)と第2貫通部16(後述)とが別々に形成される形態)を示す工程図である。
以下において、本発明の電極の製造方法の一実施形態としての正極2および/または負極3の製造方法について、詳述する。
この方法では、まず、図1(a)に示すように、電極本体としての正極本体20および/または負極本体30を準備する(準備工程)。
正極本体20は、分極性カーボンからなる正極材料(分極性カーボン材料)を含有し、例えば、正極材料と、導電剤と、ポリマーバインダとを配合して得られる混合物からなる電極シートを、所定の形状(詳しくは後述)に成形した後、必要により乾燥させることにより形成される。
正極材料は、例えば、カーボン材を賦活処理することにより得られる。
カーボン材としては、例えば、ソフトカーボン、ハードカーボンなどが挙げられる。
ソフトカーボンは、例えば、不活性雰囲気中での熱処理によって、炭素原子で構成される六角網面が、ハードカーボンの六角網面よりも相対的に規則的な積層構造(黒鉛構造)を形成しやすいカーボンの総称である。具体的には、不活性雰囲気中、2000〜3000℃、好ましくは、2500℃で熱処理されたときに、(002)面の平均面間隔d002が3.40Å以下、好ましくは、3.35〜3.40Åとなる結晶構造を形成するカーボンの総称である。
具体的なソフトカーボンとしては、例えば、石油系ピッチ、石炭系ピッチ、メソフェーズ系ピッチなどのピッチ類、例えば、石油系ニードルコークス、石炭系ニードルコークス、アントラセン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリルなどの易黒鉛化性コークス類などの熱分解物などが挙げられる。これらは単独使用または2種以上併用することができる。
また、ハードカーボンは、例えば、不活性雰囲気中、2500℃で熱処理されたときに、(002)面の平均面間隔d002が3.40Åを超える結晶構造を形成するカーボンの総称である。
具体的なハードカーボンとしては、例えば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、フルフラール樹脂、レゾルシノール樹脂、シリコーン樹脂、キシレン樹脂、ウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂、例えば、サーマルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、チャネルブラック、アセチレンブラックなどのカーボンブラック、例えば、フリュードコークス、ギルソナイトコークスなど易黒鉛化性コークスとは異なる難黒鉛化性コークス、例えば、やしがら、木粉などの植物系原料、例えば、ガラス状炭素などの熱分解物などが挙げられる。
これらは、単独使用または併用することができる。また、これらのうち、好ましくは、ソフトカーボンが挙げられる。
賦活処理としては、例えば、水酸化カリウム(KOH)、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化リチウム(LiOH)、水酸化セシウム(CsOH)、水酸化ルビジウム(RbOH)などを賦活剤として用いるアルカリ賦活処理、例えば、塩化亜鉛(ZnCl)、リン酸(HPO)などを賦活剤として用いる薬品賦活処理、例えば、二酸化炭素(CO)、空気などを賦活剤として用いるガス賦活処理、例えば、水蒸気(HO)を賦活剤として用いる水蒸気賦活処理などが挙げられる。これらのうち、好ましくは、アルカリ賦活処理が挙げられ、さらに好ましくは、水酸化カリウム(KOH)を賦活剤として用いるアルカリ賦活処理(KOH賦活処理)が挙げられる。
賦活処理は、例えば、KOH賦活処理の場合、窒素雰囲気下において、カーボン材を、例えば、500〜800℃で予備焼成し、次いで、700〜1000℃でKOHとともに焼成する。用いられるKOHの量は、例えば、カーボン材1重量部に対して、0.5〜5重量部である。
上記賦活処理によって得られる正極材料を正極本体20(正極2)に用いたハイブリッドキャパシタでは、例えば、正極本体20(正極2)の電位が4.23V vs.Li/Li以上となる充放電サイクルにおいて、正極本体20(正極2)に比較的大きな不可逆容量を発現させることができる。そのため、放電過程において、より低い電位にまで正極の放電が可能となる。その結果、正極本体20(正極2)の電気容量を拡大することができる。
正極材料は、混合物全量に対して、例えば、固形分の重量割合が70〜99重量%の割合となるように配合される。
導電剤としては、例えば、カーボンブラック、ケッチェンブラック、アセチレンブラックなどが挙げられる。これらは、単独使用または2種以上併用することができる。
また、導電剤は、混合物全量に対して、例えば、固形分の重量割合が0〜20重量%の割合となるように配合される。つまり、導電剤は、配合しても配合しなくてもよい。
ポリマーバインダとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フルオロオレフィン共重合体架橋ポリマー、フルオロオレフィンビニルエーテル共重合体架橋ポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸などが挙げられる。これらは、単独使用または2種以上併用することができる。また、これらのうち、好ましくは、PVdFが挙げられる。
また、ポリマーバインダは、混合物全量に対して、例えば、固形分の重量割合が1〜20重量%の割合となるように配合される。
そして、正極本体20を形成するには、正極材料、導電剤およびポリマーバインダを配合した混合物を、溶媒中で攪拌してスラリー(固形分:10〜60重量%)を得る。次いで、スラリーを正極側集電体8aの表面に塗工し、正極側塗工層9aを形成した後、例えば、ロールプレスを用いて加圧延伸して電極シートを得る。次いで、電極シートを所定の形状に裁断した後、必要によりさらに乾燥させる。これにより、正極本体20が得られる。
溶媒としては、例えば、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)などの非プロトン性極性溶媒、例えば、エタノール、メタノール、プロパノール、ブタノール、水などのプロトン性極性溶媒、例えば、トルエン、キシレン、イソホロン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸メチル、フタル酸ジメチルなどの低極性溶媒が挙げられる。これらのうち、好ましくは、非プロトン性極性溶媒が挙げられ、さらに好ましくは、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)が挙げられる。
正極側集電体8aとしては、例えば、アルミニウム箔、銅箔、ステンレス箔、ニッケル箔などの金属箔が挙げられる。
正極側集電体8aの厚さは、用いられる電気デバイス(例えば、ハイブリッドキャパシタ1(図3参照))のスケールにより異なるが、ラボスケールでは、例えば、10〜50μmであり、正極側塗工層9aの厚さが、例えば、10〜140μmであり、正極本体20の厚さ(正極側集電体8aおよび正極側塗工層9aの合計厚さ)が、例えば、30〜150μmである。
また、このようにして得られる正極本体20は、少なくとも一辺を備える形状、例えば、正面視略矩形状(略矩形板形状)に形成されている。すなわち、この正極本体20は、正面視略矩形状に形成された正極側集電体8aの一方側表面に、正極側塗工層9aが積層されることによって(図3参照)、正面視略矩形状に形成されている。
正極側集電体8aのサイズは、用いられる電気デバイス(例えば、ハイブリッドキャパシタ1(図3参照))のスケールにより異なるが、例えば、長手方向長さが、例えば、46〜97mm、好ましくは、67〜97mm、幅方向長さが、例えば、41〜73mm、好ましくは、53〜73mmである。
このような正極本体20は、その一辺の一部、具体的には、長手方向一方側の一辺において、その中央より一方側に偏って形成される集電部としての正極側集電用タブ11aを備えている。
より具体的には、正極側集電用タブ11aは、正極本体20の一辺の幅方向の一方側端部において、その長手方向に沿って突出するように形成される正面視略矩形状の金属箔であって、例えば、上記した正極側集電体8aと同様の材料から、正極側集電体8aから連続するように、正極側集電体8aと一体的に形成されている。
正極側集電用タブ11aのサイズは、用いられる電気デバイス(例えば、ハイブリッドキャパシタ1(図3参照))のスケールにより異なるが、例えば、長手方向長さが、例えば、12〜39mm、好ましくは、22〜39mm、幅方向長さが、例えば、21mm以上であり、例えば、73mm未満、好ましくは、37mm以下である。
また、正極側集電用タブ11aの幅方向長さは、正極本体20の幅方向長さに対して、例えば、28%以上であり、例えば、100%未満、好ましくは、50%以下である。
負極本体30は、リチウムイオンを可逆的に吸蔵・放出する電極であって、リチウムイオンを可逆的に吸蔵・放出可能な負極材料を含有している。
より具体的には、負極本体30は、例えば、負極材料と、ポリマーバインダとを配合して得られる混合物からなる電極シートを、所定の形状(詳しくは後述)に成形した後、必要により乾燥させることにより形成される。
負極材料としては、特に制限されないが、例えば、上記したハードカーボン、上記したソフトカーボン、グラファイトなどが挙げられる。
グラファイトとしては、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、黒鉛化メソフェーズカーボン小球体、黒鉛化メソフェーズカーボン繊維、黒鉛ウィスカ、黒鉛化炭素繊維、ピッチ、コークスなどの縮合多環炭化水素化合物の熱分解物などのグラファイト系炭素材料が挙げられる。
これらは単独使用または2種以上併用することができる。また、グラファイトは、粉末状のもの(例えば、平均粒径が25μm以下のもの)が好ましく用いられる。
そして、上記のような負極材料は、混合物全量に対して、例えば、固形分の重量割合が80〜99重量%の割合となるように配合される。
ポリマーバインダとしては、例えば、上記したポリマーバインダが挙げられ、好ましくは、PVdFが挙げられる。また、ポリマーバインダは、混合物全量に対して、例えば、固形分の重量割合が1〜10重量%の割合となるように配合される。
また、負極の製造においては、必要により、さらに、導電剤を配合することもできる。
導電剤としては、例えば、上記した導電剤が挙げられる。また、導電剤は、混合物全量に対して、例えば、固形分の重量割合が0〜20重量%の割合となるように配合される。
そして、負極本体30を形成するには、例えば、まず、負極材料およびポリマーバインダを配合した混合物を、溶媒中で攪拌してスラリー(固形分:10〜60重量%)を得る。次いで、スラリーを負極側集電体8bの表面に塗工し、負極側塗工層9bを形成した後、例えば、ロールプレスを用いて加圧延伸して電極シートを得る。次いで、電極シートを所定の形状に裁断した後、必要によりさらに乾燥させる。これにより、負極本体30が得られる。
溶媒としては、例えば、上記した溶媒が挙げられ、好ましくは、非プロトン性極性溶媒が挙げられ、さらに好ましくは、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)が挙げられる。
また、負極側集電体8bとしては、例えば、上記した金属箔が挙げられる。
負極側集電体8bの厚さは、用いられる電気デバイス(例えば、ハイブリッドキャパシタ1(図3参照))のスケールにより異なるが、ラボスケールでは、例えば、10〜50μmであり、負極側塗工層9bの厚さが、例えば、5〜60μmであり、負極本体30の厚さ(負極側集電体8bおよび負極側塗工層9bの合計厚さ)が、例えば、15〜70μmである。
また、このようにして得られる負極本体30は、少なくとも一辺を備える形状、例えば、正面視略矩形状(略矩形板形状)に形成されている。すなわち、この負極本体30は、正面視略矩形状に形成された負極側集電体8bの一方側表面に、負極側塗工層9bが積層されることによって(図3参照)、正面視略矩形状に形成されている。
負極側集電体8bのサイズは、用いられる電気デバイス(例えば、ハイブリッドキャパシタ1(図3参照))のスケールにより異なるが、例えば、長手方向長さが、例えば、50〜105mm、好ましくは、75〜105mm、幅方向長さが、例えば、45〜80mm、好ましくは、60〜80mmである。
このような負極本体30は、その一辺の一部、具体的には、長手方向一方側の一辺において、その中央より一方側に偏って形成される集電部としての負極側集電用タブ11bを備えている。
より具体的には、負極側集電用タブ11bは、負極本体30の一辺の幅方向の一方側端部において、その長手方向に沿って突出するように形成される正面視略矩形状の金属箔であって、例えば、上記した負極側集電体8bと同様の材料から、負極側集電体8bから連続するように、負極側集電体8bと一体的に形成されている。
負極側集電用タブ11bのサイズは、用いられる電気デバイス(例えば、ハイブリッドキャパシタ1(図3参照))のスケールにより異なるが、例えば、長手方向長さが、例えば、10〜44m、好ましくは、20〜44mm、幅方向長さが、例えば、25mm以上であり、例えば、80mm未満、好ましくは、40mm以下である。
また、負極側集電用タブ11bの幅方向長さは、負極本体30の幅方向長さに対して、例えば、31%以上であり、例えば、100%未満、好ましくは、50%以下である。
次いで、この方法では、図1(b)に示すように、正極本体20および/または負極本体30に、第1貫通部15および第2貫通部16を形成する(貫通工程)。
より具体的には、この方法では、正極本体20および負極本体30のいずれか、または、それらの両方の塗工層9(正極側塗工層9aおよび/または負極側塗工層9b)が形成される領域に、塗工層9および集電体8(正極側集電体8aおよび/または負極側集電体8b)の厚み方向を貫通する第1貫通部15および第2貫通部16を形成する。好ましくは、正極本体20および負極本体30の両方に、第1貫通部15および第2貫通部16を形成する。
第1貫通部15は、正極本体20および/または負極本体30において、集電用タブ11(正極側集電用タブ11aおよび/または負極側集電用タブ11b)に向かうように、正極本体20および/または負極本体30の長手方向および幅方向と交差する交差方向に沿って、スリット状に形成される。
より具体的には、第1貫通部15は、正極本体20および/または負極本体30の、長手方向一方側および幅方向一方側の頂点(集電用タブ11が形成される側における頂点)と、長手方向他方側および幅方向他方側の頂点(集電用タブ11が形成される側の頂点に対向する頂点)とを結ぶ対角線D1が延びる方向(図1および図2における仮想線参照)に沿って、連続的に延びるスリット状に形成される。また、第1貫通部15は、互いに間隔を隔てて複数形成される。
第1貫通部15が、対角線D1が延びる方向に沿って、つまり、集電用タブ11に向かってスリット状に形成されていれば、正極本体20および/または負極本体30中において、電子が、第1貫通部15を迂回することなく移動できる。その結果、この正極本体20および/または負極本体30から形成される電極2および/または負極3を用いれば、コストを抑えて内部抵抗を低減することができ、出力特性の向上を図ることができる。
なお、第1貫通部15の大きさ(長手方向長さおよび幅方向長さ)および数は、用いられる電気デバイス(例えば、ハイブリッドキャパシタ1(図3参照))のスケールにより異なり、目的および用途に応じて適宜設定される。
また、第1貫通部15が複数形成される場合において、各第1貫通部15の間隔(第1貫通部15が延びる方向と直交する方向における間隔)は、用いられる電気デバイス(例えば、ハイブリッドキャパシタ1(図3参照))のスケールにより異なり、目的および用途に応じて適宜設定される。
また、第1貫通部15は、好ましくは、正極本体20および/または負極本体30の塗工層9が形成される領域の全体において、均一に形成される。
第2貫通部16は、後述するロールプレスにおけるロール方向R(図1(b)鎖線、および、図2(c)矢印参照)を基準(0°)として、幅方向一方側に向かって10〜125°、好ましくは、30〜110°の角度を成すスリット状、または、幅方向一方側に対する他方側に向かって55〜170°、好ましくは、70〜150°の角度を成すスリット状に形成される。とりわけ好ましくは、第2貫通部16がロール方向Rを基準として幅方向一方側(および幅方向他方側)に向かって90°の角度を成すように、すなわち、第2貫通部16とロール方向R(対角線D1)とが直交するように、また、第2貫通部16と第1貫通部15とが直交するように、スリット状に形成される。なお、図2(b)では太線矢印によって第2貫通部16を形成してもよい角度範囲を示しており、第2貫通部16は、かかる角度範囲であればいずれの角度でも形成できる。また、この点は以下についても同様である。
また、第2貫通部16は、正極本体20および/または負極本体30の長手方向一方側および幅方向一方側の頂点(集電用タブ11が形成される側における頂点)の近傍で、正極本体20および/または負極本体30の長手方向において、集電用タブ11と対向するように、少なくとも1つ(本実施形態では1つ)形成される。また、第2貫通部16は、その長手方向途中部分が、第1貫通部15の長手方向一方側の端部と交わるように、形成される。具体的には、第2貫通部16は、最も長い第1貫通部15の長手方向一方側の端部と交わるように、形成される。
このようなスリット状の第1貫通部15および第2貫通部16は、特に制限されないが、例えば、金属製の刃物によって、正極本体20および/または負極本体30を、その厚み方向を貫通するように切り込むことにより、形成される。
このようにして、正極本体20および/または負極本体30に第1貫通部15および第2貫通部16を形成することにより、電解液6の酸化分解によって発生するガスを、その第1貫通部15を介して除去することができる。
一方、このように正極本体20および/または負極本体30に第1貫通部15および第2貫通部16を形成すると、その第1貫通部15および第2貫通部16の周囲に突起(バリ)が生じる場合があり、このような場合には、正極本体20から形成される正極2および/または負極本体30から形成される負極3の使用時に、それらが突起によって短絡する場合がある。
そこで、この方法では、図2(c)に示すように、正極本体20および/または負極本体30を、ロールプレスにより圧縮成形する(圧縮工程)。
具体的には、この方法では、公知のロールプレス機により、例えば、図2(c)において矢印で示されるように、対角線D1が延びる方向に沿って、集電用タブ11が形成されない側から、集電用タブ11が形成される側に向かって、正極本体20および/または負極本体30を圧縮成形する。
圧縮成形条件としては、例えば、温度条件が、0〜120℃、好ましくは、10〜30℃であり、圧力条件が、ロールプレス機におけるロール間ギャップ長さとして、−100〜+50μm、好ましくは、−30〜+20μmである。なお、ロール間ギャップ長さは、ロールプレス機において互いに対向するロール間の間隔であり、ロール間ギャップ長さが0より小さい場合(負値である場合)、それらロールが対向方向に重なる重なり長さを示す。なお、実際には各ロールは重なることなく、その重なり長さに相当する圧力で、互いに押し付けられる。
また、プレス速度が、例えば、30〜500cm/min、好ましくは、50〜300cm/minであり、プレス回数が、例えば、1〜10回、好ましくは、1〜3回である。
これにより、突起(バリ)を押し潰すことができ、図2(d)に示すように、本発明の電極の一実施形態(第1貫通部15と第2貫通部16とが別々に形成される形態)としての正極2および/または負極3を得ることができる。
このような正極2および/または負極3の製造方法において、例えば、第2貫通部16を形成することなく、正極本体20および/または負極本体30をロールプレスすると、得られる正極2および/または負極3の端部、とりわけ、正極2および/または負極3の長手方向一方側および幅方向一方側の頂点(集電用タブ11が形成される側における頂点)の部分に、破れなどの破損を生じるという不具合がある(図2(c)破線d参照)。
一方、この正極2および/または負極3の製造方法では、正極本体20および/または負極本体30に、その厚み方向を貫通し、ロールプレスにおけるロール方向を基準として、一方側に向かって10〜125°の角度を成すスリット状、または、一方側に対する他方側に向かって55〜170°の角度を成すスリット状に形成される第2貫通部16を形成するので、正極2および/または負極3の短絡を抑制するとともに、正極2および/または負極3が破損することを抑制することができる。
そして、このようにして得られる正極2および/または負極3は、上記したように、電気化学セルとしてのハイブリッドキャパシタ1において、好適に用いられる。
図3は、本発明の電極の一実施形態が用いられる電気化学セルの一実施形態を示すハイブリッドキャパシタの概略構成図である。
図3において、ハイブリッドキャパシタ1は、正極2と、正極2に対して間隔を隔てて対向配置される負極3と、正極2と負極3との間に介在されるセパレータ4と、正極2、負極3およびセパレータ4を収容するセル槽5と、セル槽5に貯留され、正極2、負極3およびセパレータ4が浸漬される電解液6とを備えている。なお、ハイブリッドキャパシタ1は、ラボスケールで採用される電池セルであって、工業的には、このハイブリッドキャパシタ1を、公知の技術によって適宜スケールアップしたものが採用される。
このハイブリッドキャパシタ1において、正極2および負極3としては、上記した正極2および負極3が用いられる。
セパレータ4としては、例えば、ガラス繊維、セラミックス繊維、ウィスカなどの無機繊維、例えば、セルロースなどの天然繊維、例えば、ポリオレフィン、ポリエステルなどの有機繊維などからなるセパレータが挙げられる。
また、セパレータ4の厚さおよび大きさは、ハイブリッドキャパシタ1のスケールにより異なるが、ラボスケールでは、厚さが、例えば、15〜150μmであり、大きさが、例えば、矩形状の場合には、長手方向長さが、例えば、55〜115mmであり、長手方向と直交する方向(幅方向)長さが、例えば、50〜100mmである。
電解液6は、リチウム塩を含む有機溶媒を含有しており、具体的には、例えば、リチウム塩を有機溶媒に溶解させることにより調製される。
リチウム塩としては、ハロゲンを含むアニオン成分を有し、例えば、LiClO、LiCFSO、LiC(SOCF、LiCSO、LiC17SO、LiB[C(CF−3,5]、LiB(C、LiB[C(CF)−4]、LiBF、LiPF、LiAsF、LiSbF、LiCFCO、LiN(CFSOなどが挙げられる。なお、上式中[C(CF−3,5]は、フェニル基の3位と5位に、[C(CF)−4]はフェニル基の4位に、それぞれ−CFが置換されているものを意味する。これらは、単独使用または2種以上併用することができる。
有機溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、プロピレンカーボネート誘導体、エチレンカーボネート、エチレンカーボネート誘導体、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、1,3−ジオキソラン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、ジオキソラン、リン酸トリエステル、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水フタル酸、1,3−プロパンスルトン、4,5−ジヒドロピラン誘導体、ニトロベンゼン、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、3−メチル−2−オキサゾリジノン、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン誘導体、シドノン化合物、アセトニトリル、ニトロメタン、アルコキシエタン、トルエンなどが挙げられる。これらは、単独使用または2種以上併用することができる。
そして、電解液6を調製するには、例えば、リチウム塩の濃度が、例えば、0.5〜5mol/L、好ましくは、1〜3mol/Lとなるように、また、電解液6中の水分量が、例えば、50ppm以下、好ましくは、10ppm以下となるように、リチウム塩を有機溶媒に溶解する。
そして、このハイブリッドキャパシタ1では、正極2および/または負極3に第1貫通部15および第2貫通部16が形成されているため、電解液6の酸化分解によって発生するガスを、その第1貫通部15および第2貫通部16を介して除去することができる。
すなわち、このハイブリッドキャパシタ1では、例えば、ハイブリッドキャパシタ1を、公知の方法によってラミネートセルとして形成した後、充電させ、その後、ラミネートセルを一度開封することにより、充電時(とりわけ、初回の充電時)に発生するガスを除去することができる。
具体的には、例えば、上記した正極2、負極3およびセパレータ4を積層し、得られた積層体を、セル槽5(例えば、アルミニウム製のラミネートフィルムなど)に収容する。その後、セル槽5に電解液6を注入することにより、ラミネートセルとしてハイブリッドキャパシタ1を形成する。
そして、この方法では、得られたハイブリッドキャパシタ1を、製品として出荷する前に、1回以上(数回〜数百回)充電させ(プレサイクル)、電解液6を酸化分解させることにより、ガスを発生させる。次いで、ハイブリッドキャパシタ1のラミネートセルを一旦開封して、第1貫通部15および第2貫通部16を介してガスを除去し、その後、ラミネートセルを再度封止する。
これにより、電解液6の酸化分解によって発生するガスを、ハイブリッドキャパシタ1から、第1貫通部15および第2貫通部16によって良好に除去することができる。
さらに、このハイブリッドキャパシタ1では、例えば、ガス捕集部(図示せず)をハイブリッドキャパシタ1に連通するように形成し、充電時に発生するガスを、そのガス捕集部とともに、ハイブリッドキャパシタ1から除去することもできる。
すなわち、この方法では、例えば、上記したハイブリッドキャパシタ1を形成するとともに、その内部と連通するガス捕集部を設ける。次いで、そのハイブリッドキャパシタ1を、製品として出荷する前に、1回以上(数回〜数百回)充電させ(プレサイクル)、電解液6を酸化分解させることにより、ガスを発生させ、そのガスを、正極2および/または負極3に形成されている第1貫通部15および第2貫通部16を介して、ガス捕集部に導入する。そして、この方法では、ハイブリッドキャパシタ1からガスが捕集されたガス捕集部を切り離すとともに、その切り離された部分を、再度封止する。
これにより、電解液6の酸化分解によって発生するガスを、第1貫通部15および第2貫通部16およびガス捕集部(図示せず)によって、簡易かつ確実に除去することができる。
そのため、このようなハイブリッドキャパシタ1によれば、良好にエネルギー密度を維持することができ、さらには、内部抵抗を低減することができ、その結果、出力特性の向上を図ることができる。
このようなハイブリッドキャパシタ1では、正極2および/または負極3の長手方向一方側の一辺の中央より一方側に偏って集電用タブ11が備えられる場合において、第1貫通部15が、集電用タブ11に向かってスリット状に形成されている。
そのため、第1貫通部15によって、電解液6の酸化分解によって発生するガスを除去することができるとともに、正極2および/または負極3中において、電子が、貫通部を迂回することなく移動できる。その結果、このハイブリッドキャパシタ1によれば、コストを抑えて内部抵抗を低減することができ、出力特性の向上を図ることができる。
そして、このハイブリッドキャパシタ1では、上記した正極2および/または負極3の製造方法によって得られる正極2および/または負極3が用いられているため、正極2および/または負極3の短絡を抑制することができ、さらに、正極2および/または負極3の破損を抑制することができる。
図4は、本発明の電極の製造方法の他の一実施形態(第1貫通部が第2貫通部を兼ねる形態)を示す工程図である。なお、以降の各図において、上記した各部に対応する部材については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上記した説明では、第1貫通部15と第2貫通部16とが別々に形成されているが、例えば、第1貫通部15が第2貫通部16を兼ねることができる。
具体的には、この方法では、図4(a)に示すように、準備工程において準備された正極本体20および/または負極本体30(図1(a)参照)に、第1貫通部15を形成する(貫通工程)。
第1貫通部15は、上記と同様、対角線D1が延びる方向に沿って、連続的に延びるスリット状に形成される。
一方、この実施形態では、後述する圧縮工程において、ロール方向Rが、対角線D1と交わる正極本体20および/または負極本体30の対角線D2が延びる方向(図4における仮想線参照)に沿うように、正極本体20および/または負極本体30がロールプレスされる。なお、対角線D2は、長手方向一方側および幅方向他方側の頂点と、長手方向他方側および幅方向一方側の頂点とを結ぶ線である。
つまり、この実施形態では、第1貫通部15が、ロール方向R(図4(a)鎖線および矢印参照)を基準(0°)として、幅方向一方側に向かって10〜125°の角度を成すスリット状、または、幅方向一方側に対する他方側に向かって55〜170°の角度を成すスリット状に形成されている。そのため、第2貫通部16を別途形成しなくとも、第1貫通部15が第2貫通部16を兼ねることができる。
そして、この実施形態においても、図4(a)において矢印で示すように、対角線D2が延びる方向に沿って、集電用タブ11が形成されない側から、集電用タブ11が形成される側に向かって、正極本体20および/または負極本体30を圧縮成形することにより、突起(バリ)を押し潰す(圧縮工程)。
これにより、図4(b)に示すように、本発明の電極の他の実施形態(第1貫通部15が第2貫通部16を兼ねる形態)としての正極2および/または負極3を得ることができる。
この正極2および/または負極3の製造方法でも、正極本体20および/または負極本体30に、その厚み方向を貫通し、ロールプレスにおけるロール方向を基準として、一方側に向かって10〜125°の角度を成すスリット状、または、一方側に対する他方側に向かって55〜170°の角度を成すスリット状に形成される第1貫通部15(第2貫通部16を兼ねる)を形成するので、正極2および/または負極3の短絡を抑制するとともに、正極2および/または負極3が破損することを抑制することができる。
また、このような正極2および/または負極3の製造方法では、第1貫通部15が第2貫通部16を兼ねるので、第2貫通部16を別途形成する工程を省略することができ、少ない工数で効率よく正極2および/または負極3を製造することができる。
図5は、本発明の電極の製造方法の他の実施形態(第1貫通部が電極の長手方向に沿って形成され、ロール方向が対角線の延びる方向に沿う形態)の概略図、図6は、本発明の電極の製造方法の他の実施形態(第1貫通部が電極の長手方向に沿って形成され、ロール方向が電極の長手方向に沿う形態)の概略図、図7は、本発明の電極の製造方法の他の実施形態(第1貫通部の一部が電極の長手方向に沿って形成され、残部が対角線に沿って形成され、ロール方向が対角線の延びる方向に沿う形態)の概略図、図8は、本発明の電極の製造方法の他の実施形態(第1貫通部の一部が電極の長手方向に沿って形成され、残部が対角線に沿って形成され、ロール方向が電極の長手方向に沿う形態)の概略図である。
上記した説明では、第1貫通部15が、対角線D1が延びる方向に沿って延びるスリット状に形成されているが、第1貫通部15の形状および配置は、特に制限されず、種々の形状および配置とすることができる。
また、上記した説明では、ロール方向Rが対角線D1が延びる方向に沿うか、または、対角線D2が延びる方向に沿うように、正極本体20および/または負極本体30がロールプレスされているが、ロール方向Rは、特に制限されず、種々の方向に設定することができる。
例えば、図5に示すように、第1貫通部15を、正極本体20および/または負極本体30の長手方向に沿うスリット状に形成するとともに、ロール方向Rを、対角線D1が延びる方向に沿うように設定することができる。また、例えば、図6に示すように、第1貫通部15を、正極本体20および/または負極本体30の長手方向に沿うスリット状に形成するとともに、ロール方向Rを、正極本体20および/または負極本体30の長手方向に沿うように設定することができる。
また、例えば、図7に示すように、第1貫通部15の一部、具体的には、集電用タブ11と正極本体20および/または負極本体30の長手方向に対向する第1貫通部15を、正極本体20および/または負極本体30の長手方向に沿うスリット状に、残部を対角線D1に沿うスリット状に形成するとともに、ロール方向Rを、対角線D1が延びる方向に沿うように設定することができる。また、例えば、第1貫通部15の一部を、正極本体20および/または負極本体30の長手方向に沿うスリット状に、残部を対角線D1に沿うスリット状に形成するとともに、ロール方向Rを、正極本体20および/または負極本体30の長手方向に沿うように設定することができる。
このような場合、いずれにおいても、第2貫通部16は、ロール方向Rを基準(0°)として、幅方向一方側に向かって10〜125°の角度を成すスリット状、または、幅方向一方側に対する他方側に向かって55〜170°の角度を成すスリット状、好ましくは、ロール方向Rと直交する方向に沿って、スリット状に形成される。
具体的には、第2貫通部16は、正極本体20および/または負極本体30の長手方向一方側および幅方向一方側の頂点(集電用タブ11が形成される側における頂点)の近傍で、正極本体20および/または負極本体30の長手方向において、集電用タブ11と対向するように、少なくとも1つ(本実施形態では1つ)形成される。また、第2貫通部16は、第2貫通部16とロール方向Rとが直交するように、(さらに、図6に示す実施形態および図8に示す実施形態では、第2貫通部16と第1貫通部15とが直交するように)スリット状に形成される。
そして、このような正極2および/または負極3の製造方法でも、正極本体20および/または負極本体30に、その厚み方向を貫通し、ロールプレスにおけるロール方向を基準として、一方側に向かって10〜125°の角度を成すスリット状、または、一方側に対する他方側に向かって55〜170°の角度を成すスリット状に形成される第1貫通部15(第2貫通部16を兼ねる)を形成するので、正極2および/または負極3の短絡を抑制するとともに、正極2および/または負極3が破損することを抑制することができる。
そして、このようにして得られる正極2および/または負極3は、上記と同様に、電気化学セルとしてのハイブリッドキャパシタ1において好適に用いられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、ハイブリッドキャパシタ1を、電気二重層キャパシタやリチウムイオン電池に変更することができる。
例えば、電気二重層キャパシタの場合には、負極および負極の材料として、例えば、活性炭が用いられる。
一方、リチウムイオン電池の場合には、正極の材料として、上記した正極2に用いられる材料の代わりに、種々の酸化物、硫化物が用いられ、例えば、二酸化マンガン(MnO)、リチウムマンガン複合酸化物(例えば、LiMn,LiMnOなど)、リチウムニッケル複合酸化物(例えば、LiNiOなど)、リチウムコバルト複合酸化物(例えば、LiCoOなど)、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、リチウムマンガンコバルト複合酸化物、バナジウム酸化物(例えば、Vなど)などが用いられる。また、導電性ポリマー材料、ジスルフィド系ポリマー材料などの有機材料も用いることができる。
そして、このような電気化学セルは、例えば、自動車(ハイブリッド車両など)に搭載される駆動用電池、ノートパソコン、携帯電話などのメモリバックアップ電源などの各種工業製品として、好適に用いることができる。
次に、本発明を製造例、実施例および比較例に基づいて説明するが、本発明は下記の実施例によって限定されるものではない。
実施例1
メソフェーズ系ピッチ(三菱ガス化学株式会社製 AR樹脂)を大気中350℃で2時間加熱した。次いで、加熱後のピッチを、窒素雰囲気下800℃で2時間予備焼成した。これにより、ソフトカーボンを得た。得られたソフトカーボンをアルミナ製の坩堝に入れ、ソフトカーボン1重量部に対して4重量部のKOHを加えた。次いで、ソフトカーボンを、窒素雰囲気下800℃で2時間、KOHとともに焼成することにより、KOH賦活した。次いで、KOH賦活したソフトカーボンを超純水で洗浄した。洗浄は、廃液が中性になるまで行なった。これにより、KOH賦活ソフトカーボン(正極材料)を得た。洗浄後、KOH賦活ソフトカーボンを乳鉢で粉砕し、篩(32μm)で分級した。そして、ほぼ全てのKOH賦活ソフトカーボンが篩を通過できる粒径になるまで、乳鉢での粉砕操作を繰り返した。
分級後、KOH賦活ソフトカーボン粉末と、導電剤(カーボンブラック、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク製 VXC−72R)と、ポリマーバインダ(株式会社クレハ製 PVdF)とを、固形分75:8.3:16.7の重量割合で、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)溶媒に投入し、室温(25℃〜30℃)で12時間攪拌することにより、混合物のスラリー(固形分:30重量%)を得た。
次いで、得られたスラリーを、長手方向長さ(縦)180mm×幅方向長さ(横)73mm×厚み15μmのアルミニウム箔(正極側集電体)の表面に塗工し、80℃で12時間乾燥させて、正極側塗工層を形成した。次いで、乾燥後のアルミニウム箔を、ロールプレスで加圧延伸することにより、アルミニウム箔を除く正極側塗工層(正極活物質の塗工層)の厚さが72μmの電極シートを得た。
なお、ロールプレスでは、3トン加熱ロールプレス機(サンクメタル社製 ロール幅250mm)を用いて、120℃において、ロール間ギャップ長さ−100μm、プレス速度100cm/minのプレス条件で5回プレスした。
次いで、電極シートを、長手方向長さ(縦)97mm×幅方向長さ(横)73mmの正極側塗工層が形成されている領域と、縦40mm×横21mmの正極側塗工層が形成されていない領域(正極側集電用タブ)とを一体的に備える形状に裁断し、正極本体を形成した(準備工程(図1(a)参照))。
上記のより得られた正極本体の、長手方向一方側および幅方向一方側の頂点と、長手方向他方側および幅方向他方側の頂点とを結ぶ対角線D1が延びる方向に沿って、金属製の刃物を用いて切り込みを入れることにより、スリット状の第1貫通部を、互いに3mm間隔で平行に形成した(貫通工程(図4(a)参照))。
次いで、第1貫通部が、ロール方向Rを基準(0°)として正極側集電用タブが形成される幅方向一方側に向かって20°(10〜125°の範囲)の角度を成すように(すなわち、第1貫通部が第2貫通部を兼ねる角度となるように)、正極本体を3トン加熱ロールプレス機(サンクメタル社製 ロール幅250mm)に挿入した。そして、25℃において、ロール間ギャップ長さ−10μm、プレス速度100cm/minのプレス条件で1回プレスした(圧縮工程(図4(a)矢印参照))。
これにより、正極を得た(図4(b)参照)。得られた正極では、第1貫通部の形成時に生じた突起(バリ)が押し潰されており、また、破損が確認されなかった。
実施例2〜4および比較例1〜6
第1貫通部を、ロール方向Rを基準(0°)として正極側集電用タブが形成される幅方向一方側に向かって、または、その幅方向一方側に対する他方側に向かって、表1に示す角度を成すように形成した以外は、実施例1と同様にして正極を得た。得られた正極では、第1貫通部の形成時に生じた突起(バリ)が押し潰されていた。
各実施例および各比較例において、第1貫通部がロール方向Rに対して成す角度、および、正極の破損の有無を、表1に示す。
なお、表中、第1貫通部がロール方向Rを基準(0°)として幅方向一方側に向かって成す角度を負値として表記し、また、幅方向他方側に向かって成す角度を正値として表記する。
Figure 2013157554
表1から、第1貫通部(第2貫通部を兼ねる)がロール方向を基準として、幅方向一方側に向かって10〜125°の角度を成すスリット状、または、幅方向一方側に対する他方側に向かって55〜170°の角度を成すスリット状に形成されている各実施例では、突起(バリ)を押し潰すとともに、破損を抑制できることが確認された。
実施例5
上記した実施例1と同様にして、正極本体を形成した(準備工程(図1(a)参照))。
次いで、得られた正極本体の、長手方向一方側および幅方向一方側の頂点と、長手方向他方側および幅方向他方側の頂点とを結ぶ対角線D1が延びる方向に沿って、金属製の刃物を用いて切り込みを入れることにより、スリット状の第1貫通部を、互いに3mm間隔で平行に形成した。
また、これとともに、正極側集電用タブが形成される側における頂点の近傍において、対角線D1と直交する方向に沿い、かつ、第1貫通部の頂点と交わるように、金属製の刃物を用いて切り込みを入れることにより、スリット状の第2貫通部を形成した(貫通工程(図1(b)参照))。
次いで、ロール方向Rが、対角線D1が延びる方向に沿うように、正極本体を3トン加熱ロールプレス機(サンクメタル社製 ロール幅250mm)に挿入した。そして、25℃において、ロール間ギャップ長さ−10μm、プレス速度100cm/minのプレス条件で1回プレスした(圧縮工程(図2(c)矢印参照))。なお、このとき、第2貫通部は、ロール方向Rを基準(0°)として正極側集電用タブが形成される幅方向一方側に向かって90°(10〜125°の範囲)の角度を成していた。
これにより、正極を得た(図2(d)参照)。得られた正極では、第1貫通部および第2貫通部の形成時に生じた突起(バリ)が押し潰されており、また、破損が確認されなかった。
比較例7
第2貫通部を形成しなかった以外は、実施例5と同様にして正極本体を形成し、ロールプレスして、正極を得た。得られた正極では、第1貫通部の形成時に生じた突起(バリ)が押し潰されていたものの、集電用タブの近傍において、破れが生じていた(図2(c)破線d参照)。
2 正極
3 負極
8a 正極側集電体
8b 負極側集電体
9a 正極側塗工層
9b 負極側塗工層
10 貫通部
11a 正極側集電用タブ
11b 負極側集電用タブ
15 第1貫通部
16 第2貫通部
20 正極本体
30 負極本体

Claims (3)

  1. ロールプレスにより圧縮成形される電極の製造方法であって、
    少なくとも一辺を備えるとともに、前記一辺においてその中央より一方側に偏って形成される集電部を備える電極本体を準備する準備工程と、
    前記電極本体の厚み方向を貫通し、前記集電部に向かってスリット状に形成される第1貫通部、および、
    前記電極本体の厚み方向を貫通し、前記ロールプレスにおけるロール方向を基準として、前記一方側に向かって10〜125°の角度を成すスリット状、または、前記一方側に対する他方側に向かって55〜170°の角度を成すスリット状に形成される第2貫通部
    を形成する貫通工程と、
    前記電極本体をロールプレスにより圧縮成形する圧縮工程と
    を備えることを特徴とする、電極の製造方法。
  2. 前記第1貫通部が、前記第2貫通部を兼ねていることを特徴とする、請求項1に記載の電極の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の電極の製造方法により得られることを特徴とする、電極。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015115103A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 トヨタ自動車株式会社 全固体電池用の電極の製造方法
JP2017076767A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 ジーエス エナジー コーポレーション 電気二重層キャパシタ電極用活性炭及びその製造方法

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