JP2013156932A - システム構成制御方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の運用状況の変化に対して、信頼性を確保しつつコスト増および消費電力増を抑制できるシステム構成制御方法および装置を提供する。
【解決手段】複数の同一構成の処理装置(A−D)のシステム構成を制御する制御装置(10)が、各処理装置の状態パラメータを監視するモニタ(101)と、運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更するシステム構成変更手段(102,103)と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明はシステム構成をフレキシブルに変更可能なシステム構成制御方法および制御装置に関する。
計算機やサーバなどの処理装置の負荷あるいは輻輳状態に応じて、同じ処理装置を追加して負荷分散あるいは輻輳解消を図る制御技術がいくつか提案されている。たとえば特許文献1にはネットワークの輻輳を予測してサーバを追加する制御方法が開示されており、特許文献2には負荷に応じて計算資源の割り当てをリアルタイムに変更する装置が開示されている。
国際公開第2004/092971号パンフレット 特開2002−024192号公報
しかしながら、冗長システムでは、最初に構成を決めてしまうと、運用中に負荷等の変動が発生しても基本的な構成を変更することができない。例えば、コールドスタンバイでシステムを構成した場合、予備系はあくまで運用系の代替えであるから、運用系に大きなCPU負荷が掛かるような状況であっても、予備系が負荷分散の役割を担うことができない。したがって、運用系のCPU負荷を解消するためには同一装置を増設するしかなく、さらなる設備投資コスト増および電力消費増につながる。
また、ホットスタンバイやN+1構成の場合、瞬時の切り替えが可能となり信頼性を確保できるものの、夜間帯や過疎地域などのようにCPU負荷や収容ユーザが少ない場合にも全ての装置を稼働しておかなくてはならなず、その分無駄な電力を消費してしまう。
そこで、本発明の目的は、装置の運用状況の変化に対して、信頼性を確保しつつコスト増および消費電力増を抑制できるシステム構成制御方法および装置を提供することにある。
本発明による制御装置は、複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する制御装置であって、各処理装置の状態パラメータを監視する監視手段と、運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更するシステム構成変更手段と、を有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する方法であって、各処理装置の状態パラメータを監視し、運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更する、ことを特徴とする。
本発明によれば、装置の運用状況の変化に対して、信頼性を確保しつつコスト増および消費電力増を抑制できる。
図1は本発明の一実施形態による制御装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 図2は本実施形態による制御装置の動作の一例を示すシステム構成遷移図である。 図3は本発明の一実施例による制御装置および処理装置の詳細な機能構成を示すブロック図である。 図4(A)は収容ユーザ数が少ない場合のパラメータ値の変動に対するシステム構成の一例を示す図であり、図4(B)は収容ユーザ数が多い場合のパラメータ値の変動に対するシステム構成の一例を示す図である。 図5は本実施例によるシステム構成制御方法の一例を示すフローチャートである。 図6はパラメータ閾値の変更制御を説明するためのグラフである。
本発明によれば、複数の処理装置の運用状況が変動する環境において、運用状況を示すパラメータの変動に応じて複数の処理装置の構成をフレキシブルに変更することで、信頼性を確保しつつコスト増および消費電力増を抑制した最適なシステム構成を実現することができる。以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態および実施例について詳細に説明する。
1.一実施形態
1.1)構成
図1に示すように、本発明の一実施形態による制御装置10は複数の同じ構成の処理装置A、B,C,D・・・の各々と接続されており、これら処理装置からなるシステム20のシステム構成を変更することができる。複数の処理装置A、B,C,D・・・の各々は特定の処理を実行する情報処理装置である。通信システムであれば、複数の処理装置A、B,C,D・・・は、たとえば複数のユーザからの信号を処理するルータ、伝送装置あるいは基地局などのように状況により状態パラメータが変動する通信装置である。
制御装置10は、各処理装置の状態パラメータを監視するための状態パラメータモニタ101と、状態パラメータに応じてシステムの構成を変更すべか否かを判定するシステム構成変更判定部102と、システム構成を変更するための制御信号を各処理装置へ送信するシステム変更制御部103と、を有する。本実施形態において、システム構成は複数の冗長構成から選択された構成であり、運用系である処理装置の状態パラメータに応じて適切な冗長構成が選択され、システム20に適用される。以下、本実施形態の本質的な機能をより理解しやすくするために、図2を参照しながら本実施形態による制御動作の一例を説明する。
1.2)動作
ここでは、煩雑さを回避するために、システム20が同一の機能構成を有する4つの処理装置A、B,C,Dからなり、複数の冗長構成はコールドスタンバイ、ホットスタンバイおよびN+1冗長構成の3種類として説明する。
図2において、まず、制御装置10はシステム20の処理装置A、B,C,Dを処理装置AおよびBだけのコールドスタンバイ構成の冗長システムに設定しているものとする(システム構成201)。コールドスタンバイ構成では、処理装置Aが運用系として実際の処理を実行しており、処理装置Bが予備系として設定されているが、実際は非稼働状態で電源はオフされている。その他の処理装置CおよびDも非稼働で電源はオフされている。したがって、処理装置Aの運用系に障害が発生しない限り、稼働しているのは処理装置Aだけであり最も消費電力が低い構成である。ただし、障害が発生すると予備系の処理装置Bの電源をオンにして立ち上げる必要があるので、予備系への瞬時の切替ができず、この意味で信頼性はやや劣る。
制御装置10の状態パラメータモニタ101が処理装置Aでの処理件数やユーザ数などのパラメータ値の増大を検知すると、システム構成変更判定部102は所定の基準を参照しながらシステム構成をどの構成に変更すべきかを決定する。ここでは、信頼性を必要とするものとして、ホットスタンバイ構成が選択されたとすると、システム変更制御部103が処理装置AおよびBを制御して、処理装置Bの電源をオンにして起動させ、ホットスタンバイの予備系として機能させる(システム構成202)。その他の処理装置CおよびDは非稼働で電源はオフされている。したがって、運用系の処理装置Aと予備系の処理装置Bのみが稼働しており、処理装置Bの稼働分だけ消費電力が増大するが、瞬時の切り替えが可能となるのでより高い信頼性が得られる。もし高い信頼性が不要となれば、制御装置10はシステム構成をコールドスタンバイ構成201へ戻す。
処理装置Aでの処理件数やユーザ数などが更に増大し、システム構成変更判定部102が信頼性を維持しつつ負荷分散が必要と判定すれば、システム変更制御部103はシステム構成をN+1構成(Nは2以上の整数)に変更するように処理装置A、B,C,Dを制御する(システム構成203)。ここでは、処理装置A,B,Cの3台を運用系とし、処理装置Dを予備系にする。
なお、負荷がそれ程大きくなければ、運用系を処理装置AおよびBの2台だけにし、処理装置Cを予備系、処理装置Dを非稼働にしてもよい。さらに、信頼性を高くしたければ、運用系を処理装置AおよびB、予備系を処理装置CおよびDにすることもできる。もし負荷が下がれば、制御装置10はシステム構成をホットスタンバイ構成202へ戻すか、あるいは信頼性も実質不要となればコールドスタンバイ構成201に戻す。逆に、コールドスタンバイ構成201の状態で負荷が急激に増大した場合には、システム構成をN+1構成203へ変更することもできる。
1.3)効果
上述したように、本実施形態によれば、運用状況を示すパラメータの変動に応じて複数の処理装置A、B,C,D・・・の冗長構成をフレキシブルに変更することで、必要に応じて信頼性を確保しつつ消費電力増を抑制した最適なシステム構成を実現することができる。
2.実施例
2.1)構成
図3に示すように、本発明の一実施例による制御装置10は同じ構成の処理装置A〜Dを制御するものとする。たとえば、制御装置10および処理装置A〜DはATCA(Advanced Telecommunications Computing Architecture)準拠シャーシに搭載されるブレードである。
制御装置10は、各処理装置と通信を行うための通信制御部301を有し、さらに本実施例の機能を実現するための情報管理部302、パラメータデータベース303、閾値定義部304およびシステム構成制御部305を有する。情報管理部302は、単位時間ごとに、配下の処理装置A−Dに対して、所定の状態パラメータ値(ここでは、収容ユーザ数U、CPU輻輳情報Cおよびトラヒック量T)の返信を要求し、各処理装置より通知されたこれらの状態パラメータ情報をパラメータデータベース303に登録すると共に、システム構成制御部305へそれらの状態パラメータ情報情報を用いたシステム構成変更チェックを指示する。パラメータデータベース303は、各処理装置からの状態パラメータ値を所定の回数分だけ保持し、蓄積された状態パラメータ値を用いて閾値定義部304は各状態パラメータの閾値(ここでは、UTH,CTH,TTH)を決定する。システム構成制御部305は、受信した現在の状態パラメータ情報と閾値とを比較することで、システム構成変更の要否を判定し、変更する場合には、通信制御部301を通して各処理装置に対して装置構成変更指示を行う。
処理装置A〜Dは同一構成を有するので、以下、処理装置Aのみを図示して説明する。処理装置Aは制御装置10と通信するための通信制御部401を有し、さらに運用系/予備系の切替制御や稼働/非稼働制御あるいは電源のオン/オフ制御を行う装置状態制御部402とそれによって制御される処理部403を有する。処理部403の状態はモニタ部404により検知され、情報通知管理部405へ通知される。本実施例では、処理部403が複数の収容ユーザに対して通信サービスを提供し、モニタ部404には収容ユーザ数U、CPU輻輳情報Cおよびトラヒック量Tを検出する各種デバイスが設けられているものとする。情報通知管理部405は、制御装置10からの要求に応じて、上述したように自装置の現時点での状態パラメータ値(ここでは、収容ユーザ数U、CPU輻輳情報C、およびトラヒック量T)を返信する。
2.2)システム構成の変更判定基準
上述したように、システム構成制御部305は現在の運用系の状態パラメータ情報(U,C,T)と各閾値(UTH,CTH,TTH)とを比較することで、システム構成変更の要否を判定する。この判定基準の一例を図4を参照しながら説明する。
図4(A)および(B)に示すように、運用系の収容ユーザ数U、CPU輻輳情報C、トラヒック量Tの3つのパラメータをそれぞれの閾値UTH,CTH,TTHと比較することで大小に分類し、それらの組み合わせにおける信頼性、負荷分散の要否、および最適と考えられるシステム構成を決定する。
まず、閾値UTH,CTH,TTHに関しては、後述するように、閾値定義部304がそれぞれのパラメータ毎に日々蓄積したデータベース303を元に、その時点で最適と考えられる閾値をそれぞれ自動で定義する。
システム構成制御部305は、運用系の収容ユーザ数Uがその閾値UTHより小さければ、最低限の信頼性があればよく、図4(A)に示すようにシステム構成変更の要否を判定する。たとえば、CPU輻輳情報Cおよびトラヒック量Tのいずれもがそれらの閾値CTHおよびTTHより小さい場合には、電力コストを抑えることを重視し負荷分散は不要であるから、コールドスタンバイ構成に決定される。CPU輻輳情報Cまたはトラヒック量Tの一方あるいは両方がそれらの閾値CTH、TTH以上であれば、負荷分散を重視して冗長系ではないN構成を決定する。
システム構成制御部305は、運用系の収容ユーザ数Uがその閾値UTH以上であれば、図4(B)に示すようにシステム構成変更の要否を判定する。たとえば、CPU輻輳情報Cおよびトラヒック量Tのいずれもがそれらの閾値CTHおよびTTHより小さい場合には、信頼性を重視し、ホットスタンバイ構成に決定される。CPU輻輳情報Cまたはトラヒック量Tのいずれか一方が閾値CTH、TTH以上であれば、適度の阿信頼性を確保しつつ負荷分散を図るためにN+1構成に決定される。また、CPU輻輳情報Cおよびトラヒック量Tのいずれもがそれらの閾値CTH、TTH以上であれば、信頼性と負荷分散の両立を重視するために2N構成に決定される。
2.3)システム構成制御方法
上述したシステム構成の変更判定基準に従って、本実施例による制御装置10は次のように動作する。なお、この動作は、図示しないプロセッサ(プログラム制御プロセッサあるいはCPU)上でメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現することができる。
まず、情報管理部302は、単位時間ごとに、処理装置A−Dから所定の状態パラメータ値(収容ユーザ数U、CPU輻輳情報Cおよびトラヒック量T)を収集し、パラメータデータベース303に登録するとともに、システム構成制御部305へそれらの状態パラメータ情報情報を用いたシステム構成変更チェックを指示する。システム構成制御部305は、システム構成変更チェック指示に従って、閾値定義部304から最新の閾値を取得し、システム構成編判定を開始する(ステップ501)。
まず、運用系の収容ユーザ数Uがその閾値UTHより小さいか否かを判定する(ステップ502)。U<UTHであれば(ステップ502のYES)、続いてシステム構成制御部305は、CPU輻輳情報Cが閾値CTHより小さいか否かを判定する(ステップ503)。C<CTHであれば(ステップ503のYES)、続いてシステム構成制御部305は、トラヒック量Tが閾値TTHより小さいか否かを判定する(ステップ504)。T<TTHであれば(ステップ504のYES)、システム構成制御部305はコールドスタンバイ構成を選択する(ステップ505)。C≧CTH(ステップ503のNO)あるいはT≧TTHであれば(ステップ504のNO)、システム構成制御部305はN構成を選択する(ステップ506)。
U≧UTHであれば(ステップ502のNO)、続いてシステム構成制御部305は、CPU輻輳情報Cが閾値CTHより小さいか否かを判定する(ステップ507)。C<CTHであれば(ステップ507のYES)、続いてシステム構成制御部305は、トラヒック量Tが閾値TTHより小さいか否かを判定する(ステップ508)。一方、C≧CTH(ステップ507のNO)であれば、続いてシステム構成制御部305はトラヒック量Tが閾値TTHより小さいか否かを判定する(ステップ510)。ステップ510でT<TTH(ステップ510のYES)あるいはステップ508でT≧TTHであれば(ステップ508のNO)、システム構成制御部305はN+1構成を選択する(ステップ511)。ステップ510でT≧TTH(ステップ510のNO)であれば、システム構成制御部305は2N構成を選択する(ステップ512)。
2.4)具体例
例えば、昼間等の収容ユーザ数が多く、CPU輻輳が発生しているような状況では(ステップ502のNO、かつステップ507のNO)では、トラヒック量Tが大きくない場合(ステップ510のYES)、適度な信頼性の確保と負荷分散を図ることを目的とし、N+1構成(本パターンでは、処理装置A、B、Cを運用系、処理装置Dを予備系にする構成)に変更するため、制御装置10のシステム構成制御部305は、通信制御部301を通して処理装置A、B、Cに対してN+1構成の運用系、処理装置Dに対してはN+1構成の予備系への変更指示を出す。これによって、処理装置A、B、C、Dは、それぞれの処理装置の通信制御部401経由で構成変更指示を受け取り、処理装置A、B、Cの装置状態制御部402はそれぞれN+1構成の運用系に、処理装置Dの装置状態制御部402はN+1構成の予備系に変更させる。このようにして、コールドスタンバイ構成からN+1構成へのシステム変更が実行される。
その後、夜間になり、収容ユーザ数が減少し、CPU輻輳も低減してくると(ステップ502のYES、かつステップ503のYES)、電力消費を抑えることを目的とし、コールドスタンバイ構成(本パターンでは、処理装置Aを運用系にする構成)に変更するため、制御装置10のシステム構成制御部305は各処理装置に対して構成変更指示を出し、処理装置Aはコールドスタンバイ構成の運用系、処理装置Bを予備系とし、かつ処理装置B−Dは電源を落とす。このようにして、N+1構成からコールドスタンバイ構成にシステム構成が変更される。
3.閾値定義
状態パラメータの閾値UTH,CTH,TTHは、固定されたものではなく、状況に応じて変化させることが望ましい。たとえば、昼間のように収容ユーザ数が多くCPU輻輳が発生しているような状況や夜間のようにそれらが発生しないような状況では、適切なシステム構成を選択できるように閾値のレベルを更新する。閾値の更新は閾値定義部304により行われる。
システム構成制御部305から現在の閾値の問い合わせを受けると、閾値定義部304は、まずパラメータ毎に最新の閾値をシステム構成制御部305へ返送する。続いて、パラメータデータベース303よりパラメータ毎に直近の数回分のパラメータ値を読み出す。
図6に示すように、パラメータデータベース303から読み出された過去数回分のパラメータ値は概ね正規分布に従うものと考えられる。そこで、その平均値μおよび標準偏差σを求め、最新の通知情報がμ±σの範囲(母集団の約70%が該当すると考えられる範囲)に当てはまるかどうかをチェックする。このチェックにおいて、μ±σの範囲に当てはまる場合は、負荷変動なしとみなして閾値の変更を行わず、もしμ±σの範囲外であった場合は、負荷変動ありとみなして最新の通知情報を閾値として設定する。このようにしてパラメータ毎に閾値を動的に設定する。
4.効果
以上に説明したように、制御装置10が単位時間毎に運用中の処理装置に対して状態パラメータの収集を行い、収集結果と閾値をもとにシステム構成変更要否を判断することで、その時々の最適なシステム構成を構築していくことができる。これにより、ある時点では消費電力を抑える運用形態で動作し、ある時点では信頼性と負荷分散を実現する運用形態で動作するといったことが可能となる。上述した本実施例によれば、以下の効果を得ることができる。
運用系の収容ユーザ数、CPU輻輳、トラヒック量が少ない場合は、コールドスタンバイで動作することにより、無駄な電力消費を抑えることが可能となる。
運用系の収容ユーザ数が少なく、CPU輻輳またはトラヒック量が多い場合は、N構成で動作することにより、負荷分散を図ることができる。
運用系の収容ユーザ数が多く、CPU輻輳、トラヒック量が少ない場合は、ホットドスタンバイで動作することにより、無駄な電力消費を抑えつつ、同時に信頼性も確保することができる。
運用系の収容ユーザ数が多く、CPU輻輳またはトラヒック量が多い場合は、N+1構成にて動作することにより、ある程度の信頼性を確保しつつ、負荷分散を図ることが可能となる。
運用系の収容ユーザ数、CPU輻輳、トラヒック量がいずれも多い場合は、2N構成をとることにより、負荷分散を図りつつ同時に信頼性も確保することが可能となる。
5.他の実施例
上述の実施例では状態パラメータとして「収容ユーザ数U」、「CPU輻輳情報C」および「トラヒック量T」を例示したが、これに限定されるものではなく、「消費電力量」、「時間帯」、「季節」、「地域」、「人口」といったパラメータを使用しても、同様に柔軟なシステム構成の構築が可能である。また、ルーティング経路選択論理においても適用可能である。
4.付記
上述した実施形態の一部あるいは全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)
複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する制御装置であって、
各処理装置の状態パラメータを監視する監視手段と、
運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更するシステム構成変更手段と、
を有することを特徴とする制御装置。
(付記2)
前記システム構成変更手段は、前記複数の処理装置の稼働あるいは非稼働の構成をさらに変更することを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記3)
前記システム構成変更手段は、信頼性制御および負荷分散制御により前記複数の処理装置の構成を変更することを特徴とする付記1または2に記載の制御装置。
(付記4)
前記システム構成変更手段は、コールドスタンバイ構成を含む複数のシステム構成から前記複数の処理装置の構成を選択することを特徴とする付記1−3のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記5)
前記システム構成変更手段は、信頼性および負荷分散を必要としない場合には前記コールドスタンバイ構成を選択することを特徴とする付記4に記載の制御装置。
(付記6)
複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する方法であって、
各処理装置の状態パラメータを監視し、
運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更する、
ことを特徴とする制御方法。
(付記7)
前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、前記複数の処理装置の稼働あるいは非稼働の構成をさらに変更する、ことを特徴とする付記6に記載の制御方法。
(付記8)
前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、信頼性制御および負荷分散制御により前記複数の処理装置の構成を変更することを特徴とする付記6または7に記載の制御方法。
(付記9)
前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、コールドスタンバイ構成を含む複数のシステム構成から前記複数の処理装置の構成を選択することを特徴とする付記6−8のいずれか1項に記載の制御方法。
(付記10)
信頼性および負荷分散を必要としない場合には前記コールドスタンバイ構成を選択することを特徴とする付記9に記載の制御方法。
(付記11)
複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する制御装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
各処理装置の状態パラメータを監視する監視機能と、
運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更するシステム構成変更機能と、
を前記コンピュータで実現するためのプログラム。
(付記12)
前記システム構成変更機能は、前記複数の処理装置の稼働あるいは非稼働の構成をさらに変更することを特徴とする付記11に記載のプログラム。
(付記13)
前記システム構成変更機能は、信頼性制御および負荷分散制御により前記複数の処理装置の構成を変更することを特徴とする付記11または12に記載のプログラム。
(付記14)
前記システム構成変更機能は、コールドスタンバイ構成を含む複数のシステム構成から前記複数の処理装置の構成を選択することを特徴とする付記11−13のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記15)
前記システム構成変更機能は、信頼性および負荷分散を必要としない場合には前記コールドスタンバイ構成を選択することを特徴とする付記14に記載のプログラム。
本発明は冗長系を構成する通信システム、情報システム等に適用可能である。
10 制御装置
20 システム
A,B,C,D 処理装置
101 状態パラメータモニタ
102 システム構成変更判定部
103 システム変更制御部
201 コールドスタンバイ
202 ホットスタンバイ
203 N+1冗長構成
301 通信制御部
302 情報管理部
303 パラメータデータベース
304 閾値定義部
305 システム構成制御部
401 通信制御部
402 装置状態制御部
403 処理部
404 モニタ部
405 情報通知管理部

Claims (10)

  1. 複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する制御装置であって、
    各処理装置の状態パラメータを監視する監視手段と、
    運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更するシステム構成変更手段と、
    を有することを特徴とする制御装置。
  2. 前記システム構成変更手段は、前記複数の処理装置の稼働あるいは非稼働の構成をさらに変更することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記システム構成変更手段は、信頼性制御および負荷分散制御により前記複数の処理装置の構成を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記システム構成変更手段は、コールドスタンバイ構成を含む複数のシステム構成から前記複数の処理装置の構成を選択することを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記システム構成変更手段は、信頼性および負荷分散を必要としない場合には前記コールドスタンバイ構成を選択することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する方法であって、
    各処理装置の状態パラメータを監視し、
    運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更する、
    ことを特徴とする制御方法。
  7. 前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、前記複数の処理装置の稼働あるいは非稼働の構成をさらに変更する、ことを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
  8. 前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、信頼性制御および負荷分散制御により前記複数の処理装置の構成を変更することを特徴とする請求項6または7に記載の制御方法。
  9. 前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、コールドスタンバイ構成を含む複数のシステム構成から前記複数の処理装置の構成を選択することを特徴とする請求項6−8のいずれか1項に記載の制御方法。
  10. 信頼性および負荷分散を必要としない場合には前記コールドスタンバイ構成を選択することを特徴とする請求項9に記載の制御方法。
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