JP2013156932A - システム構成制御方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の同一構成の処理装置(A−D)のシステム構成を制御する制御装置(10)が、各処理装置の状態パラメータを監視するモニタ(101)と、運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更するシステム構成変更手段(102,103)と、を有する。
【選択図】図1
Description
1.1)構成
図1に示すように、本発明の一実施形態による制御装置10は複数の同じ構成の処理装置A、B,C,D・・・の各々と接続されており、これら処理装置からなるシステム20のシステム構成を変更することができる。複数の処理装置A、B,C,D・・・の各々は特定の処理を実行する情報処理装置である。通信システムであれば、複数の処理装置A、B,C,D・・・は、たとえば複数のユーザからの信号を処理するルータ、伝送装置あるいは基地局などのように状況により状態パラメータが変動する通信装置である。
ここでは、煩雑さを回避するために、システム20が同一の機能構成を有する4つの処理装置A、B,C,Dからなり、複数の冗長構成はコールドスタンバイ、ホットスタンバイおよびN+1冗長構成の3種類として説明する。
上述したように、本実施形態によれば、運用状況を示すパラメータの変動に応じて複数の処理装置A、B,C,D・・・の冗長構成をフレキシブルに変更することで、必要に応じて信頼性を確保しつつ消費電力増を抑制した最適なシステム構成を実現することができる。
2.1)構成
図3に示すように、本発明の一実施例による制御装置10は同じ構成の処理装置A〜Dを制御するものとする。たとえば、制御装置10および処理装置A〜DはATCA(Advanced Telecommunications Computing Architecture)準拠シャーシに搭載されるブレードである。
上述したように、システム構成制御部305は現在の運用系の状態パラメータ情報(U,C,T)と各閾値(UTH,CTH,TTH)とを比較することで、システム構成変更の要否を判定する。この判定基準の一例を図4を参照しながら説明する。
上述したシステム構成の変更判定基準に従って、本実施例による制御装置10は次のように動作する。なお、この動作は、図示しないプロセッサ(プログラム制御プロセッサあるいはCPU)上でメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現することができる。
例えば、昼間等の収容ユーザ数が多く、CPU輻輳が発生しているような状況では(ステップ502のNO、かつステップ507のNO)では、トラヒック量Tが大きくない場合(ステップ510のYES)、適度な信頼性の確保と負荷分散を図ることを目的とし、N+1構成(本パターンでは、処理装置A、B、Cを運用系、処理装置Dを予備系にする構成)に変更するため、制御装置10のシステム構成制御部305は、通信制御部301を通して処理装置A、B、Cに対してN+1構成の運用系、処理装置Dに対してはN+1構成の予備系への変更指示を出す。これによって、処理装置A、B、C、Dは、それぞれの処理装置の通信制御部401経由で構成変更指示を受け取り、処理装置A、B、Cの装置状態制御部402はそれぞれN+1構成の運用系に、処理装置Dの装置状態制御部402はN+1構成の予備系に変更させる。このようにして、コールドスタンバイ構成からN+1構成へのシステム変更が実行される。
状態パラメータの閾値UTH,CTH,TTHは、固定されたものではなく、状況に応じて変化させることが望ましい。たとえば、昼間のように収容ユーザ数が多くCPU輻輳が発生しているような状況や夜間のようにそれらが発生しないような状況では、適切なシステム構成を選択できるように閾値のレベルを更新する。閾値の更新は閾値定義部304により行われる。
以上に説明したように、制御装置10が単位時間毎に運用中の処理装置に対して状態パラメータの収集を行い、収集結果と閾値をもとにシステム構成変更要否を判断することで、その時々の最適なシステム構成を構築していくことができる。これにより、ある時点では消費電力を抑える運用形態で動作し、ある時点では信頼性と負荷分散を実現する運用形態で動作するといったことが可能となる。上述した本実施例によれば、以下の効果を得ることができる。
上述の実施例では状態パラメータとして「収容ユーザ数U」、「CPU輻輳情報C」および「トラヒック量T」を例示したが、これに限定されるものではなく、「消費電力量」、「時間帯」、「季節」、「地域」、「人口」といったパラメータを使用しても、同様に柔軟なシステム構成の構築が可能である。また、ルーティング経路選択論理においても適用可能である。
上述した実施形態の一部あるいは全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これらに限定されるものではない。
複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する制御装置であって、
各処理装置の状態パラメータを監視する監視手段と、
運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更するシステム構成変更手段と、
を有することを特徴とする制御装置。
前記システム構成変更手段は、前記複数の処理装置の稼働あるいは非稼働の構成をさらに変更することを特徴とする付記1に記載の制御装置。
前記システム構成変更手段は、信頼性制御および負荷分散制御により前記複数の処理装置の構成を変更することを特徴とする付記1または2に記載の制御装置。
前記システム構成変更手段は、コールドスタンバイ構成を含む複数のシステム構成から前記複数の処理装置の構成を選択することを特徴とする付記1−3のいずれか1項に記載の制御装置。
前記システム構成変更手段は、信頼性および負荷分散を必要としない場合には前記コールドスタンバイ構成を選択することを特徴とする付記4に記載の制御装置。
複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する方法であって、
各処理装置の状態パラメータを監視し、
運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更する、
ことを特徴とする制御方法。
前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、前記複数の処理装置の稼働あるいは非稼働の構成をさらに変更する、ことを特徴とする付記6に記載の制御方法。
前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、信頼性制御および負荷分散制御により前記複数の処理装置の構成を変更することを特徴とする付記6または7に記載の制御方法。
前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、コールドスタンバイ構成を含む複数のシステム構成から前記複数の処理装置の構成を選択することを特徴とする付記6−8のいずれか1項に記載の制御方法。
信頼性および負荷分散を必要としない場合には前記コールドスタンバイ構成を選択することを特徴とする付記9に記載の制御方法。
複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する制御装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
各処理装置の状態パラメータを監視する監視機能と、
運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更するシステム構成変更機能と、
を前記コンピュータで実現するためのプログラム。
前記システム構成変更機能は、前記複数の処理装置の稼働あるいは非稼働の構成をさらに変更することを特徴とする付記11に記載のプログラム。
前記システム構成変更機能は、信頼性制御および負荷分散制御により前記複数の処理装置の構成を変更することを特徴とする付記11または12に記載のプログラム。
前記システム構成変更機能は、コールドスタンバイ構成を含む複数のシステム構成から前記複数の処理装置の構成を選択することを特徴とする付記11−13のいずれか1項に記載のプログラム。
前記システム構成変更機能は、信頼性および負荷分散を必要としない場合には前記コールドスタンバイ構成を選択することを特徴とする付記14に記載のプログラム。
20 システム
A,B,C,D 処理装置
101 状態パラメータモニタ
102 システム構成変更判定部
103 システム変更制御部
201 コールドスタンバイ
202 ホットスタンバイ
203 N+1冗長構成
301 通信制御部
302 情報管理部
303 パラメータデータベース
304 閾値定義部
305 システム構成制御部
401 通信制御部
402 装置状態制御部
403 処理部
404 モニタ部
405 情報通知管理部
Claims (10)
- 複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する制御装置であって、
各処理装置の状態パラメータを監視する監視手段と、
運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更するシステム構成変更手段と、
を有することを特徴とする制御装置。 - 前記システム構成変更手段は、前記複数の処理装置の稼働あるいは非稼働の構成をさらに変更することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 前記システム構成変更手段は、信頼性制御および負荷分散制御により前記複数の処理装置の構成を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
- 前記システム構成変更手段は、コールドスタンバイ構成を含む複数のシステム構成から前記複数の処理装置の構成を選択することを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記システム構成変更手段は、信頼性および負荷分散を必要としない場合には前記コールドスタンバイ構成を選択することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
- 複数の同一構成の処理装置のシステム構成を制御する方法であって、
各処理装置の状態パラメータを監視し、
運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて前記複数の処理装置の運用系および予備系の構成を変更する、
ことを特徴とする制御方法。 - 前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、前記複数の処理装置の稼働あるいは非稼働の構成をさらに変更する、ことを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
- 前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、信頼性制御および負荷分散制御により前記複数の処理装置の構成を変更することを特徴とする請求項6または7に記載の制御方法。
- 前記運用系の処理装置の状態パラメータの変化に応じて、コールドスタンバイ構成を含む複数のシステム構成から前記複数の処理装置の構成を選択することを特徴とする請求項6−8のいずれか1項に記載の制御方法。
- 信頼性および負荷分散を必要としない場合には前記コールドスタンバイ構成を選択することを特徴とする請求項9に記載の制御方法。
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