JP2013156193A - 緊急時電源遮断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急地震速報に対応する特別な機能や構成を備えていない電気機器をユーザが個別に簡単な対応を行うだけで緊急地震速報に対応できるようにする。
【解決手段】給湯装置4のリモコン5aに緊急地震速報を受信する速報受信部51を設けるとともに、台所リモコン5aと通信接続された測定ユニット6に緊急地震速報の受信を条件に所定の制御信号を出力する速報中継部62と、速報中継部62から出力される制御信号を外部に送信する信号送信部65を備えさせる。そして、屋内の電源コンセント1に、電源プラグ差込口31と、制御信号を受信する信号受信部32と、信号受信部32が受信した制御信号に応じて電源プラグ差込口31に対する電源の供給/遮断を切り替える電源遮断部33を備えた電源コンセント装置3を取り付け、緊急地震速報に応じて電源プラグ差込口31への電源供給を遮断する。
【選択図】図1

Description

この発明は緊急時電源遮断システムに関し、より詳細には、緊急地震速報を住宅設備機または家電機器の操作装置で受信して、電源コンセントでの電源遮断に利用する緊急時電源遮断システムに関する。
近時、地震の主要動が到達する前にそれを予報することを目的として、気象庁などが中心となって緊急地震速報を発信するようになっている。この緊急地震速報は、地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模を直ちに推定し、これに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を予測し、可能な限り素早く知らせる地震動の予報及び警報であり、今日では、この緊急地震速報は気象庁から情報提供を受ける民間業者等を通じても発信されるようになっており、その受信設備(受信機)を備えることで一般家庭でも緊急地震速報を受信できるようになっている。
そのため、最近ではこのような緊急地震速報を利用して、地震の主要動が到達する前に、住宅内にある機器に所定の安全動作を行わせることが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
すなわち、特許文献1に示すものは、緊急地震速報の受信設備と住宅のドアホンとを通信線で接続するとともに、ドアホンと住宅内の機器(たとえば、ガスコンロ)を通信線で接続し、緊急地震速報が発信された場合、それを受信設備からドアホン、ドアホンから住宅内の機器に送信するようにして、ドアホンから緊急地震速報の通報を受けた住宅内の機器が当該機器に固有の安全動作を実行するように構成している。
特開2009−150710号公報(図1、段落[0028]参照)
しかしながら、この特許文献1に示す方法には以下のような問題があり、その改善が望まれていた。
すなわち、特許文献1に示す方法は、ドアホンから緊急地震速報の通報を受けた住宅内の機器が当該機器に固有の安全動作を行うようになっているが、このような構成の前提として、当該機器が緊急地震速報に対応した固有の安全動作を行うという特殊な機能(制御構成)を備えている必要がある。つまり、特許文献1に記載の方法は、あくまでそのような特殊な機能に対応した機器だけが対象となり、ドアホンと通信接続できない機器(通信機能を有しない機器)や、独自の安全動作を行う制御構成を有していない機器などは対応することができなかった。
殊に、小型の暖房器具(たとえば、電気ヒータなど)などは、装置の構成上、そのような特殊な機能や構成を備えていないことが多く、特許文献1に示すシステムに対応するのが事実上困難であった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、緊急地震速報に対応する特別な機能や構成を備えていない電気機器をユーザが個別に簡単な対応を行うだけで緊急地震速報に対応できるようにする緊急時電源遮断システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る緊急時電源遮断システムは、住宅設備機器または家電機器の操作装置を用いた緊急時電源遮断システムであって、緊急地震速報を受信する速報受信部と、上記速報受信部が緊急地震速報を受信したことを条件に所定の制御信号を出力する速報中継部と、上記速報中継部から出力される上記制御信号を外部に送信する信号送信部とを備えた上記操作装置と、1または複数の電源プラグ差込口と、上記制御信号を受信する信号受信部と、上記信号受信部が受信した制御信号に応じて上記電源プラグ差込口に対する電源の供給/遮断を切替可能な電源遮断部とを備えた電源コンセント装置を有してなることを特徴とする。
すなわち、この請求項1に係る緊急時電源遮断システムでは、緊急地震速報は住宅設備機器(たとえば、給湯装置)等の操作装置に備えられた速報受信部で受信される。そして、速報受信部が緊急地震速報を受信すると、それを条件として操作装置に備えられた速報中継部から電源コンセント装置の電源遮断部に対する制御信号が出力される。この制御信号は、操作装置の信号送信部から送信され、電源コンセント装置の信号受信部で受信されて電源遮断部に伝達される。
信号中継部から出力する制御信号は、電源プラグ差込口への電源遮断または電源供給を指示する制御信号であり、いずれの制御信号を出力するかはあらかじめ操作装置において設定するようになっている。すなわち、電源コンセント装置の電源プラグ差込口に地震の主要動が到来する前に動作を停止させたい機器(たとえば、電気ストーブなど)を接続する場合には、この制御信号として電源遮断を指示する制御信号が出力されるように設定しておく。反対に、地震の主要動が到来する前に動作させたい機器(たとえば、警報音の発生機など)を接続する場合には、制御信号として電源供給を指示する制御信号が出力されるように設定しておく。
これにより、請求項1に係る緊急時電源遮断システムでは、住宅設備機器等の操作装置が緊急地震速報を受信すると、それに伴って電源プラグ装置の電源プラグ差込口に接続された機器に対して自動的に電源遮断または電源供給が行われるようになる。したがって、ユーザは、地震の主要動が到来する前に動作を停止させたい電気機器がある場合、当該電気機器を緊急地震速報受信に伴って電源遮断される電源プラグ差込口に接続しておくだけで、緊急地震速報の受信に伴って当該電気機器に対する電源供給が遮断され、当該電気機器は自動的に停止される。また、反対に地震の主要動が到来する前に動作を開始させたい電気機器がある場合には、当該電気機器を緊急地震速報受信に伴って電源が供給される電源プラグ差込口に接続しておくことで、緊急地震速報の受信に伴って当該電気機器に対し電源が供給され、当該電気機器は自動的に動作を開始するようになる。
そして、本発明の請求項2に係る緊急時電源遮断システムは、請求項1に記載の緊急時電源遮断システムにおいて、上記速報中継部と上記信号送信部とが上記操作装置との通信手段を備えた独立した筐体に収容されていることを特徴とする。
すなわち、この請求項2に係る緊急時電源遮断システムでは、速報中継部と信号送信部とが操作装置との通信手段を備えた独立した筐体に収容されるので、速報中継部および信号送信部を、操作装置との間でデータの送受信などを行う装置(たとえば、操作装置において住宅内の消費電力を表示させるために設けられる測定ユニットなど)に収容することができる。
また、本発明の請求項3に記載の緊急時電源遮断システムは、請求項1または2に記載の緊急時電源遮断システムにおいて、上記電源コンセント装置は独立した筐体に収容されるとともに、上記電源プラグ差込口と電気的に接続された電源プラグを備えており、この電源プラグが屋内に配設された電源コンセントの電源プラグ差込口に接続されることによって構成されていることを特徴とする。
すなわち、この請求項3に係る緊急時電源遮断システムでは、電源コンセント装置に備えられた電源プラグを屋内に配設された電源コンセントの電源プラグ差込口に接続するだけで、特別な工事などを必要とすることなく、屋内に配設された電源コンセントを緊急地震速報に対応して電源の供給/遮断が可能なコンセントとして用いることができる。
また、本発明の請求項4に記載の緊急時電源遮断システムは、請求項1から3のいずれかに記載の緊急時電源遮断システムにおいて、上記電源コンセント装置が複数備えられ、上記操作装置は、上記制御信号による制御対象を上記電源プラグ差込口単位または上記電源コンセント装置単位で指定できるように構成されていることを特徴とする。
すなわち、この発明によれば、緊急地震速報に対応したコンセントが複数設けられるので、ユーザは多くの電気機器を緊急地震速報に対応する機器として利用することができる。また、制御信号による制御対象を指定可能とすることで、緊急地震速報に応じた電源コンセント装置側の対応(電源供給/電源遮断)を詳細に設定でき、電源プラグ差込口の使い分けの自由度が広がり、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
本発明によれば、操作装置が緊急地震速報を受信すると、それに伴って電源コンセント装置の電源プラグ差込口が電源供給の遮断または電源供給の開始を自動的に行うので、ユーザは電気機器を接続する電源プラグ差込口を選択するだけで、緊急地震速報に対応していない電気機器を緊急地震速報に応じて停止させたり、動作させたりすることがことができるようになる。
そして、地震により火災を引き起こすおそれがある電気機器を緊急地震速報の受信により電源供給を遮断させる電源プラグ差込口に接続しておくことで、地震の主要動が到来する前に当該電気機器を電源遮断により強制的に停止させることができ、防災上の安全を図ることができる。
本発明に係る緊急時電源遮断システムの概略構成の一例を示すシステム構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、給湯装置1のリモコン(操作装置)2を利用した緊急時電源遮断システムの概略構成を示している。
この図1に示す緊急時電源遮断システムは、国(気象庁)または民間業者等により発信される地震の主要動の到達予報である緊急地震速報に基づいて、屋内に配設された電源コンセント1に接続される電気機器Aに対する電源供給を遮断(または電源遮断状態から電源供給を開始)するように構成したものであって、緊急地震速報を受信する給湯システム2と、電気機器Aに対する電源供給の遮断(または供給)を行う電源コンセント装置3を備えている。
図1に示す給湯システム2は、給湯装置4と、その操作装置であるリモコン5と、リモコン5に表示用のデータを供給する測定ユニット6とを備えている。
給湯装置4は、図示しない入水管に供給される水を熱交換器で加熱・昇温させて、リモコン5で設定される給湯設定温度の温水を図示しない出湯管から出湯するように構成された公知の給湯装置であって、この給湯装置5には、リモコン5として、台所に設置される台所リモコン5aと、浴室に設置される風呂リモコン5bとが備えられている。
台所リモコン5aおよび風呂リモコン5bは、いずれも給湯装置4を遠隔操作するための操作装置であって、図示しない操作部や表示部を備えており、給湯装置4に対する遠隔操作やリモコン5の各種設定操作のほか、本実施形態では、後述する速報中継部に対する設定操作も行えるように構成されている(詳細は後述する)。
各リモコン5a,5bは、それぞれ2芯通信線7を介して給湯装置4と接続されており、給湯装置4と各リモコン5a,5bは双方向で通信できるようになっている。また、各リモコン5a,5bは測定ユニット6とも2芯通信線7を介して接続されており、測定ユニット6とも双方向で通信できるようになっている。
そして本実施形態では、このように構成されるリモコン5a,5bのうち、台所リモコン5aが緊急地震速報を受信するようになっており、そのため台所リモコン5aには緊急地震速報を受信するための速報受信部51が備えられている。
すなわち、本実施形態では、ドアホン9が緊急地震速報の受信設備(図示せず)と接続されており、この受信設備で受信された緊急地震速報がドアホン9を介して台所リモコン5aに与えられるようになっている。より正確には、緊急地震速報を受信した旨の検知信号がドアホン9から台所リモコン5aに与えられるようになっている。そのため、この速報受信部51は、ドアホン9との通信回路で構成されている。たとえば、ドアホン9と台所リモコン5aがHA(Home Automation)接続される場合、この通信回路にはHA対応の通信回路が用いられる。なお、図において52は台所リモコン5aの制御中枢を構成するマイコン、53は給湯装置4、風呂リモコン5bおよび測定ユニット6との通信用の2芯通信回路を示している。
測定ユニット6は、上述したように、リモコン5に表示用のデータ(具体的には、リモコン5の表示部に屋内の電力使用量を表示させるためのデータ)を提供するユニットであって、電流検出回路61と、測定ユニット6の制御中枢を構成するマイコン62と、リモコン5a,5bとの通信用の2芯通信回路63を備えている。電流検出回路61は分電盤8に図示しないカレントトランスを備えており、このカレントトランスを用いて図示しない商用交流電源から分電盤8に供給される電流を監視するように構成されている。
また、この測定ユニット6は、給湯装置4との通信機能を利用して給湯装置4の動作状態をマイコン62が監視し各種データを保存するデータロガーとしても機能するように構成されており、保存したデータの取り出し用に記憶媒体の接続スロット64を備えている。
そして、本実施形態では、この測定ユニット6が台所リモコン5aで受信された緊急地震速報を電源コンセント装置3に中継する中継装置として機能するように構成されており、そのためにこの測定ユニット6には電源コンセント装置3との通信手段として無線通信回路65が備えられている。この無線通信回路65は、後述する電源コンセント装置3の信号受信部に対して制御信号を送信する信号送信部を構成しており、家電向けの短距離無線通信規格などに準拠した無線通信装置で構成されている。また、測定ユニット6が緊急地震速報の中継装置として機能することに伴って、測定ユニット6に備えられたマイコン62は後述する信号中継部として機能するようにプログラムされている。
なお、本実施形態では、この測定ユニット6は上記台所リモコン5aとは独立した筐体に収容されている。つまり、本実施形態では、緊急地震速報の中継装置を構成する速報中継部と信号送信部とが緊急地震速報を受信する台所リモコン5aと別体に構成した場合を示しているが、これらは台所リモコン5aに収容されるように構成してもよい。すなわち、台所リモコン5aのマイコン52を信号中継部として機能するようにプログラムするとともに、無線通信回路65を台所リモコン5aに備えるように構成することも可能である。
電源コンセント装置3は、1または複数(図示例では31aと31bの2個)の電源プラグ差込口31と、上記無線通信回路65から送信される制御信号を受信する無線通信回路32と、無線通信回路32が受信した制御信号に応じて電源プラグ差込口31に対する電源の供給/遮断を切替可能な電源遮断部33と、電源コンセント装置3の制御中枢を構成するマイコン34を主要部として備えている。
電源プラグ差込口31は、住宅設備機器(たとえば、空調装置、照明器具など)および家電機器(たとえば、テレビ、冷蔵庫、ファンヒータなど)などの電気機器Aの電源プラグBを接続する差込口を構成するもので、この電源プラグ差込口31には分電盤8から供給される交流電力(たとえば、AC100VまたはAC200V)が供給されるように構成されている。
本実施形態では、電源コンセント装置3は、分電盤8から電力供給を受ける屋内の電源コンセント1とは別体の独立した筐体に収容された構造を備えているので、この電源プラグ差込口31には同差込口31と電気的に接続された電源プラグ35が備えられており、この電源プラグ35を電源コンセント1の電源プラグ差込口11に接続している。
無線通信回路32は、電源コンセント装置3において、緊急地震速報に応じて測定ユニット6の無線通信回路65から送信される制御信号を受信する信号受信部を構成するものであって、上記無線通信回路65と同じ家電向けの短距離無線通信規格などに準拠した無線通信装置で構成されている。そして、この無線通信回路65で受信された制御信号はマイコン34に与えられ、マイコン34がこの制御信号に基づいて電源遮断部33を制御するように構成されている。
電源遮断部33は、電源プラグ差込口31と電源(本実施形態では、電源プラグ35)との間の電源供給線(図示せず)の電路を開閉する開閉器で構成されている。本実施形態では、電源プラグ差込口31が2個備えられているので、この電源遮断部33は各電源プラグ差込口31a,31bごとに電路の開閉(つまり、各電源プラグ差込口31a,31bへの電源の遮断/供給の切り替え)ができるように構成されている。つまり、電源プラグ差込口31a,31bごとに開閉器が備えられている。
そして、この電源遮断部33は、マイコン34の設定にしたがって普段(緊急地震速報がないとき)の状態を設定することができる。たとえば、普段は電源供給がされているが後述する緊急地震速報によって電源供給が遮断される電源プラグ差込口として使用できるほか、普段は電源供給がされていないが緊急地震速報によって電源供給が開始される電源プラグ差込口としても使用できるようになっている。
なお、本実施形態では、電源コンセント装置3が電源コンセント1とは別体に構成された場合を示したが、この電源コンセント装置3は電源コンセント1と一体に構成することもできる。すなわち、電源コンセント装置3を電源コンセント1に組み込んで構成することもできる。その場合、電源プラグ差込口31は電源プラグ35を介することなく分電盤8と接続され、分電盤8から直接電源供給を受けるように構成される。そして、この分電盤8と電源プラグ差込口31との間に電源遮断部33が介装される。
次に、このように構成された緊急時電源遮断システムの動作について説明する。
この緊急時電源遮断システムでは、国または民間業者から緊急地震速報が発信されると、当該緊急地震速報は図示しない受信設備、ドアホン9を介して台所リモコン5aの速報受信部51で受信される。
速報受信部51が緊急地震速報を受信すると、台所リモコン5aのマイコン52は2芯通信回路53を介して緊急地震速報を測定ユニット6に送信する。このようにして送信された緊急地震速報は測定ユニット9の2芯通信回路63で受信され、測定ユニット9のマイコン62に伝達される。
測定ユニット6のマイコン62は、台所リモコン5aからの緊急地震速報を受信すると、この受信を条件にあらかじめ台所リモコン5aで設定された仕様に従って電源コンセント装置3に対する制御信号を生成し、無線通信回路65を介して電源コンセント装置3に制御信号を送信する。
このようにして送信された制御信号は、電源コンセント装置3の無線通信回路32で受信され、電源コンセント装置3のマイコン34がこの制御信号の内容に応じて電源遮断部33を制御し、電源プラグ差込口31への電源供給または電源供給の遮断を行う。
ここで、台所リモコン5aで設定される仕様には、(1)緊急地震速報受信時の制御の有無、(2)制御対象となる電源コンセント装置、(3)制御対象となる電源プラグ差込口、(4)電源遮断部の動作、などがあり、これら設定された仕様に従って制御信号の生成が行われる。
すなわち、たとえば、台所リモコン5aにおいて、緊急地震速報受信時の制御を行わない旨の設定が行われている場合、測定ユニット6のマイコン62は台所リモコン5aから緊急地震速報を受信しても電源コンセント装置3に対する制御信号を生成しない。そのため、この設定が行われている場合、緊急地震速報があっても電源コンセント装置3の電源遮断部33は普段の設定を維持し、電源プラグ差込口31に対して普段通りの電源供給または電源遮断が行われる。
また、制御対象となる電源コンセント装置が設定されている場合、マイコン62で生成される制御信号は特定の電源コンセント装置3を制御対象として生成・送信される。すなわち、電源コンセント装置3が複数備えられている場合、制御対象となる電源コンセント装置3を特定する設定をしておくことで特定の電源コンセント装置3を選択して制御することができるようになる。たとえば、電源コンセント装置3が2台ある場合、一方は緊急地震速報の受信によって電源プラグ差込口31への電源供給を遮断するが、他方は緊急地震速報を受信しても普段通り電源供給を続けさせるといった制御を実行することができる。
そのため、たとえば、緊急地震速報の受信によって電源供給が遮断される側の電源コンセント装置3の電源プラグ差込口31には地震の主要動が到来する前に動作を停止させたい電気機器A(たとえば、電気ストーブなど)を接続しておくことで、主要動が到来する前に当該電気機器Aを停止させることができ、地震による火災発生の危険などを抑制することができる。一方、緊急地震速報を受信しても普段通り電源供給を続ける側の電源コンセント装置3の電源プラグ差込口31には地震の主要動が到来しても動作を継続させたい電気機器A(たとえば、冷蔵庫やパソコンなど)を接続しておくことで、地震の主要動が到来してもこれらの電気機器Aは停電することなく動作を継続でき、冷蔵庫内のものが腐ったりパソコンのデータが失われることが回避できるようになる。
また、制御対象となる電源プラグ差込口31が設定されている場合、制御信号は特定の電源コンセント装置3のうちの特定の電源プラグ差込口31を制御対象として生成・送信される。そのため、たとえば、緊急地震速報の受信によって特定の電源コンセント装置3に備えられた電源プラグ差込口31aへの電源供給は遮断するが、同じ電源コンセント装置3にある他方の電源プラグ差込口31bは緊急地震速報を受信しても普段通り電源供給を続けさせることができる。なお、この場合も、緊急地震速報の受信によって電源供給が遮断される電源プラグ差込口31に地震の主要動が到来する前に動作を停止させたい電気機器Aを接続しておくことで、主要動が到来する前にこれらを停止させることができる。一方、緊急地震速報を受信しても普段通り電源供給を続ける側の電源プラグ差込口31に地震の主要動が到来しても動作を継続させたい電気機器Aを接続しておくことで、地震の主要動が到来してもこれらの電気機器Aは停電することなく動作を継続させることができる。
さらに、電源遮断部33の動作内容を設定しておくことにより、生成される制御信号によって、特定の電源コンセント装置3の特定の電源プラグ差込口31に対して、緊急地震速報の受信により電源供給を遮断させたり、あるいは緊急地震速報の受信により電源供給を開始させたりすることができる。したがって、たとえば、緊急地震速報の受信によって電源供給が遮断される電源プラグ差込口31には地震の主要動が到来する前に動作を停止させたい電気機器Aを接続しておくことで、主要動が到来する前にこれらを停止させることができ、地震による火災発生の危険などを抑制することができる一方、緊急地震速報の受信によって電源供給が開始される電源プラグ差込口31には地震の主要動が到来する前に動作を行わせたい電気機器A(たとえば、警報音の発生装置など)を接続しておくことで、地震の主要動が到来する前に危険を報知することができる。
このように、本発明の緊急時電源遮断システムによれば、台所リモコン5aが緊急地震速報を受信すると、それに伴って電源コンセント装置3の電源プラグ差込口31があらかじめ設定された仕様にしたがって電源供給の遮断または電源供給を開始するようになっているので、ユーザは電気機器Aの性質に応じて電源プラグ差込口31を選択して、電気機器Aの電源プラグBを接続するだけで、緊急地震速報に応じて電気機器Aの動作を停止させたり、動作を開始させたり、あるいは動作を継続させることができる。
また、本発明の緊急時電源遮断システムによれば、電源コンセント装置3は屋内の電源コンセント1とは別体に構成されているので、電源コンセント1を交換することなく緊急地震速報に対応した電源コンセントを得ることができる。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなく発明の範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、緊急地震速報を受信する操作装置として給湯装置4の台所リモコン5aを用いた場合を示したが、風呂リモコン5bなど他のリモコンを用いてもよく、また、給湯装置4以外の操作装置、たとえば、空調装置などの住宅設備機器の操作装置や、テレビなどの家電機器の操作装置で緊急地震速報を受信するように構成することも可能である。
また、上述した実施形態では、緊急地震速報をドアホン9を介して受信するように構成した場合を示したが、ドアホン9以外の機器、たとえば、電話機やパソコンのインターネットなどの広域通信網などを介して緊急地震速報を受信するように構成することも可能である。
また、上述した実施形態では、電源コンセント装置3の電源遮断部33が電源プラグ差込口31a,31bごとに(電源プラグ差込口単位で)電路の開閉ができるように構成した場合を示したが、電源遮断部33は電源コンセント装置3ごとに(電源コンセント装置単位で)電源プラグ差込口31a,31bの電路の開閉を行うように構成することも可能である。
また、上述した実施形態では、電源コンセント装置3は、電路の開閉のみを行うように構成した場合を示したが、たとえば、電源コンセント装置3の電源プラグ差込口31で使用される電力を測定する機能を備え、その測定結果を電力検出データとして測定ユニット6に送信するように構成し(図1の一点鎖線参照)、測定ユニット6が当該データをリモコン5に送信してリモコン5の表示部に表示するように構成されていてもよい。
1 電源コンセント
2 給湯システム
3 電源コンセント装置
31 プラグ差込口
32 無線通信回路(信号受信部)
33 電源遮断部
34 マイコン
4 給湯装置
5 リモコン
5a 台所リモコン(操作装置)
51 速報受信部
6 測定ユニット
62 マイコン(速報中継部)
65 無線通信回路(信号送信部)
9 ドアホン

Claims (4)

  1. 住宅設備機器または家電機器の操作装置を用いた緊急時電源遮断システムであって、
    緊急地震速報を受信する速報受信部と、前記速報受信部が緊急地震速報を受信したことを条件に所定の制御信号を出力する速報中継部と、前記速報中継部から出力される前記制御信号を外部に送信する信号送信部とを備えた前記操作装置と、
    1または複数の電源プラグ差込口と、前記制御信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部が受信した制御信号に応じて前記電源プラグ差込口に対する電源の供給/遮断を切替可能な電源遮断部とを備えた電源コンセント装置を有してなる
    ことを特徴とする緊急時電源遮断システム。
  2. 前記速報中継部と前記信号送信部とが前記操作装置との通信手段を備えた独立した筐体に収容されていることを特徴とする請求項1に記載の緊急時電源遮断システム。
  3. 前記電源コンセント装置は独立した筐体に収容されるとともに、前記電源プラグ差込口と電気的に接続された電源プラグを備えており、この電源プラグが屋内に配設された電源コンセントの電源プラグ差込口に接続されることによって構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の緊急時電源遮断システム。
  4. 前記電源コンセント装置が複数備えられ、
    前記操作装置は、前記制御信号による制御対象を前記電源プラグ差込口単位または前記電源コンセント装置単位で設定できるように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の緊急時電源遮断システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015190870A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 日東工業株式会社 感震器

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