JP2013154795A - 水陸両用車の方向転換装置 - Google Patents

水陸両用車の方向転換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013154795A
JP2013154795A JP2012017510A JP2012017510A JP2013154795A JP 2013154795 A JP2013154795 A JP 2013154795A JP 2012017510 A JP2012017510 A JP 2012017510A JP 2012017510 A JP2012017510 A JP 2012017510A JP 2013154795 A JP2013154795 A JP 2013154795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
gear
vehicle body
flat plate
direction changing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012017510A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ikeda
孝 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012017510A priority Critical patent/JP2013154795A/ja
Publication of JP2013154795A publication Critical patent/JP2013154795A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】回転半径が小さく、応答性の優れた水陸両用車の方向転換装置を提供する。
【解決手段】水陸両用車10を水上で方向転換させる水陸両用車の方向転換装置において、車体11の後部の左右に配置された2つのプロペラ21、22と、車体11の側面の両側に配置された2つのフラップと、フラップの配置位置を変更する駆動機構とを備え、車体11を急速転回する場合、左右のプロペラ21、21の一方側の推進力を大きくすると共に、他方側の推進力を小さくし、更に、駆動機構を用いて、他方側のフラップが水中において車体11の側面に垂直且つ鉛直となるように配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、水陸両用車の方向転換装置に関する。
水上及び陸上を移動可能な水陸両用車が知られている。近年は、災害時において、災害現場の悪路、水没地を走破し、いち早く災害現場に急行できる水陸両用救難車両の需要が高まってきている。
実開平6−61697号公報
従来の水陸両用車において、その方向転換、緊急回避時の問題点を、図9(a)、(b)を参照して説明する。水陸両用車50では、現在、舵による方向転換を実施している。しかしながら、災害時においては、図9(a)に示すように、水没地などにも多数の障害物51があり、方向転換の回転半径が取れない場所が多々ある。そのため、十分な回転半径を取れずに、障害物51と衝突するおそれがある。又、図9(b)に示すように、水没地などに浮遊する浮遊物52が水陸両用車50に向かってきている場合、舵だと方向転換の応答性が悪く、向かってくる浮遊物52を緊急回避できないおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、回転半径が小さく、応答性の優れた水陸両用車の方向転換装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る水陸両用車の方向転換装置は、
水陸両用車を水上で方向転換させる水陸両用車の方向転換装置において、
当該水陸両用車の車体の後部の左右に配置された2つの推進器と、
前記車体の側面の両側に配置された2つの平板部材と、
前記平板部材の配置位置を変更する駆動機構とを備え、
前記車体を急速転回する場合、
左右の前記推進器の一方側の推進力を大きくすると共に、他方側の推進力を小さくし、
更に、前記駆動機構を用いて、前記他方側の前記平板部材の少なくとも一部が水中において前記車体の側面に垂直且つ鉛直となるように配置することを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る水陸両用車の方向転換装置は、
上記第1の発明に記載の水陸両用車の方向転換装置において、
前記2つの推進器は、1つの内燃機関と、前記内燃機関の回転軸の駆動端側に接続された第1クラッチと、前記第1クラッチに接続された第1プロペラと、前記内燃機関の回転軸の自由端側に接続された第2クラッチと、前記第2クラッチに接続された第2プロペラからなることを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る水陸両用車の方向転換装置は、
上記第1又は第2の発明に記載の水陸両用車の方向転換装置において、
前記平板部材は、前記車体の側面に配置され、前記駆動機構により前記車体の側面に垂直且つ鉛直となるよう回動されることを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る水陸両用車の方向転換装置は、
上記第3の発明に記載の水陸両用車の方向転換装置において、
前記駆動機構は、1つの内燃機関と、前記内燃機関の回転軸の駆動端側に接続された第3クラッチと、前記第3クラッチに接続された第1歯車と、前記第1歯車に係合する第1歯竿と、前記第1歯竿に係合する第3歯車と、一方の前記平板部材の鉛直となる側端部に沿って取り付けられると共に前記第3歯車の中心軸と接続された第1回動軸と、前記内燃機関の回転軸の自由端側に接続された第4クラッチと、前記第4クラッチに接続された第2歯車と、前記第2歯車に係合する第2歯竿と、前記第2歯竿に係合する第4歯車と、他方の前記平板部材の鉛直となる側端部に沿って取り付けられると共に前記第4歯車の中心軸と接続された第2回動軸とからなり、
前記車体を急速転回する場合、当該駆動機構において、前記第3クラッチ又は前記第4クラッチのいずれかを接続し、いずれか一方の前記平板部材を前記車体の側面に垂直且つ鉛直となるように回動させることを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る水陸両用車の方向転換装置は、
上記第1又は第2の発明に記載の水陸両用車の方向転換装置において、
前記平板部材は、前記車体の側面に垂直且つ鉛直に配置され、前記駆動機構により昇降されることを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る水陸両用車の方向転換装置は、
上記第5の発明に記載の水陸両用車の方向転換装置において、
前記駆動機構は、1つの内燃機関と、前記内燃機関の回転軸の駆動端側に接続された第3クラッチと、前記第3クラッチに接続された第1歯車と、一方の前記平板部材の鉛直となる側端部に沿って取り付けられると共に前記第1歯車に係合する第3歯竿と、前記内燃機関の回転軸の自由端側に接続された第4クラッチと、前記第4クラッチに接続された第2歯車と、他方の前記平板部材の鉛直となる側端部に沿って取り付けられると共に前記第2歯車に係合する第4歯竿とからなり、
前記車体を急速転回する場合、当該駆動機構において、前記第3クラッチ又は前記第4クラッチのいずれかを接続し、いずれか一方の前記平板部材の少なくとも一部を水中に降下させることを特徴とする。
本発明によれば、水陸両用車の車体の後部に左右2つの推進器を備え、転回時に、左右の推進力を異なるようにして、急速転回を可能とし、その回転半径を小さくすることができ、加えて、車体の側面に左右2つの平板部材を更に備え、転回時に、左右の平板部材のいずれかを用い、転回を実施したい側で抵抗を生じさせることで、急速転回を応答性よく行うことができ、その回転半径を更に小さくすることができる。
本発明に係る水陸両用車の方向転換装置の一例(実施例1)として、当該方向転換装置の構成の一部を説明する図であり、(a)は、通常航行時の斜視図、(b)は、緊急転回時の斜視図である。 本発明に係る水陸両用車の方向転換装置の一例(実施例1)として、当該方向転換装置の構成の他の一部を説明する図であり、緊急回避時の上面図である。 図2に示した方向転換装置の変形例を説明する図であり、緊急回避時の背面図である。 本発明に係る水陸両用車の方向転換装置の他の一例(実施例2)として、図1に示した方向転換装置を駆動する駆動機構を説明する概略図である。 図4に示した駆動機構の動作を説明する図であり、(a)は、通常航行時の概略図、(b)は、緊急転回時の概略図である。 本発明に係る水陸両用車の方向転換装置の他の一例(実施例2)として、図2、図3に示した方向転換装置を駆動する駆動機構を説明する概略図である。 図6に示した駆動機構から図2に示した方向転換装置への接続を説明する図である。 図6に示した駆動機構から図3に示した方向転換装置への接続を説明する図である。 従来の水陸両用車の問題点を説明する図であり、(a)は、方向転換時の問題点を説明する図、(b)は、緊急回避時の問題点を説明する図である。
本発明に係る水陸両用車の方向転換装置について、図1〜図8を参照して説明する。なお、ここでは、水陸両用車の一例として、車輪を駆動する車両を例示するが、連結離帯を駆動する無限軌道車両であってもよい。
(実施例1)
図1(a)は、本実施例の水陸両用車の方向転換装置の構成の一部を説明する通常航行時の斜視図であり、図1(b)は、緊急転回時の斜視図である。又、図2は、本実施例の水陸両用車の方向転換装置の構成の他の一部を説明する緊急回避時の上面図である。又、図3は、図2に示した方向転換装置の変形例を説明する緊急回避時の背面図である。なお、図1、図2では、水面の図示は省略している。
本実施例において、水陸両用車10は、水上及び陸上を移動可能なものであり、水上に浮く車体11、陸上を走行するための複数の車輪12、水上を航行する推進器となる複数のプロペラ21(第1プロペラ)、プロペラ22(第2プロペラ)、複数の舵(図示省略)などを有している。そして、本実施例において、水上航行時における方向転換装置は、図1に示す左右2つのプロペラ21、22と、図2又は図3に示す左右2つのフラップ23、24(平板部材)とから構成される。
プロペラ21、22は、車体11の後部の左右に配置されており、図示していないエンジンにより駆動される。通常航行時には、図1(a)に示すように、2つのプロペラ21、22と対応する舵を用いて、進行方向を制御する。このとき、左右のプロペラ21、22の回転数は同じであり、左右同じ推進力で直進し、転回するときの方向転換は舵で行う。
一方、急速転回時、特に、小さな回転半径で転回したいときには、左右のプロペラ21、22の回転数を変更し、その回転差によって、左右の推進力を異なるようにして、急速転回を実施する。例えば、図1(b)に示すように、左側へ急速転回したい場合は、右側のプロペラ21の回転数を大きくすると共に、左側のプロペラ22の回転数を小さくする(回転数がゼロの場合も含む。)ことで、右側の推進力を大きくすると共に、左側の推進力を小さくして、急速転回を実施している。なお、左右のプロペラ21、22のいずれか一方を逆回転させることで、左右の推進力を異なるようにして、急速転回を実施してもよい。
このように、車体11の後部に左右2つのプロペラ21、22を備え、転回時に、左右のプロペラ21、22の回転差を設けることで、左右の推進力を異なるようにして、急速転回を可能とし、その回転半径を小さくすることができる。又、急速転回後の加速も可能である。
加えて、急速転回時、特に、浮遊物などを緊急回避したいときには、車体11の側面の両側に設けたフラップ23、24のいずれか一方の少なくとも一部が、水中において、車体11の側面に垂直且つ鉛直にとなるように配置している。
例えば、図2では、フラップ23、24は、車体11の側面に各々配置され、フラップ23、24の一端を中心に水平方向に回動可能に設けられている。そして、通常航行時には、フラップ23、24は、車体11の側面に沿って閉じている。一方、例えば、左側へ急速転回したい場合は、図2に示すように、左側のフラップ24は、車体11の側面から開くように回動されて、その側面に垂直且つ鉛直となるように配置され、右側のフラップ23は車体11の側面に沿って閉じたままとしておく。すると、急速転回を実施したい左側において、フラップ24により大きな抵抗が生じ、応答性よく、より小さな回転半径で急速転回が可能となる。
なお、左右のフラップ23、24は、図2に示した構成に限らず、例えば、図3に示す変形例のような構成でもよい。図3に示すフラップ23、24は、車体11の側面に垂直且つ鉛直に各々配置され、車体11の上下方向に昇降可能に設けられている。そして、通常航行時には、フラップ23、24は、水面Ws(又は喫水線)より高い位置に配置されている。一方、急速転回したい場合は、水面Wsより高い位置に配置したフラップ23、24のいずれか一方の少なくとも一部を水中へ降下させる。例えば、左側へ急速転回したい場合は、図3に示すように、左側のフラップ24を水中へ降下させ、右側のフラップ23は水面Wsより高い位置のままとしておく。すると、急速転回を実施したい左側において、フラップ24により大きな抵抗が生じ、より小さな回転半径で急速転回が可能となる。
このように、車体11の側面に左右2つのフラップ23、24を更に備え、転回時に、左右のフラップ23、24のいずれかを用い、転回を実施したい側で抵抗を生じさせることで、急速転回を応答性よく行うことができ、その回転半径を更に小さくすることができる。
(実施例2)
図4は、図1に示した方向転換装置を駆動する駆動機構を説明する概略図であり、図5(a)は、図4に示した駆動機構の通常航行時の動作を説明する概略図、(b)は、その緊急転回時の動作を説明する概略図である。又、図6は、図2、図3に示した方向転換装置を駆動する駆動機構を説明する概略図であり、図7は、図6に示した駆動機構から図2に示した方向転換装置への接続を説明する概略図であり、図8は、図6に示した駆動機構から図3に示した方向転換装置への接続を説明する概略図である。
本実施例では、実施例1の図1〜図3に示した水陸両用車の方向転換装置を駆動する駆動機構の具体的構成を説明する。
通常、水陸両用車では、水上を航行することを考慮し、車重が増えないようにするため、エンジンは一基であり、陸上走行時と水上航行時では、クラッチなどを用いて、車輪駆動とプロペラ駆動とを切り替えて使用している。
本実施例では、図1で説明したように、左右2つのプロペラ21、22を有するので、プロペラ駆動の出力を、更に、プロペラ21駆動用とプロペラ22駆動用に分けている。
具体的には、図4に示すように、エンジン31(内燃機関)の回転軸の駆動端側(出力軸32a)だけを用いるのではなく、エンジン31の回転軸の自由端側(出力軸32b)も使用するようにしている。つまり、自由端側にも出力軸32bを設け、この出力軸32bも使用するようにしている。なお、図4では、車輪駆動用の構成は図示を省略している。又、ここでは、便宜的に、エンジン31の回転軸の一方側を駆動端側と呼び、他方側を自由端側と呼ぶ。
エンジン31の駆動端側では、出力軸32aが、傘歯車33a、34aを介して、シャフト35a及びクラッチ36a(第1クラッチ)と接続されており、このクラッチ36aがシャフト37a及びプロペラ21と接続されている。従って、エンジン31の駆動端側では、傘歯車33a、34aを介して、シャフト35aに出力軸32aの出力を伝達し、更に、クラッチ36aを介して、プロペラ21を駆動するシャフト37aに出力を伝達するようにしている。
同様に、エンジン31の自由端側では、出力軸32bが、傘歯車33b、34bを介して、シャフト35b及びクラッチ36b(第2クラッチ)と接続されており、このクラッチ36bがシャフト37b及びプロペラ22と接続されている。従って、エンジン31の自由端側では、傘歯車33b、34bを介して、シャフト35bに出力軸32bの出力を伝達し、更に、クラッチ36b(第2クラッチ)を介して、プロペラ22を駆動するシャフト37bに出力を伝達するようにしている。
例えば、通常航行時には、図5(a)に示すように、駆動端側及び自由端側のクラッチ36a、36bを共に接続して、2つのプロペラ21、22を同じ回転数で駆動するようにしている。
一方、急速転回時には、駆動端側及び自由端側のクラッチ36a、36bのいずれか一方のみを接続して、2つのプロペラ21、22を異なる回転数で駆動している。例えば、左側へ急速転回したい場合は、図5(b)に示すように、駆動端側のクラッチ36aのみを接続して、2つのプロペラ21、22を異なる回転数で駆動することで、左右のプロペラ21、22の回転差によって、急速転回を実施する。なお、駆動端側及び自由端側のクラッチ36a、36bのいずれか一方を半クラッチ状態として、2つのプロペラ21、22を異なる回転数で駆動してもよい。
このように、駆動端側、自由端側のクラッチ36a、36bを操作することにより、転回時に、プロペラ21、22の回転数を左右で変化させることができ、急速転回を可能としている。又、エンジン一基で駆動できるので、新規に開発を必要とする構成が少ない。
加えて、プロペラ駆動用の出力をフラップ駆動用にも分けている。
具体的には、図6に示すように、エンジン31の駆動端側では、出力軸32aが、傘歯車33a、34cを介して、シャフト35c及びクラッチ36c(第3クラッチ)と接続されており、このクラッチ36aがシャフト37c及び歯車38(第1歯車)と接続されている。従って、エンジン31の駆動端側では、傘歯車33a、34cを介して、シャフト35cに出力軸32aの出力を伝達し、更に、クラッチ36cを介して、フラップ23を駆動するシャフト37c及び歯車38に出力を伝達するようにしている。
つまり、傘歯車33aに対して2つの傘歯車34a、34cを接続し、一方の傘歯車34aにプロペラ駆動用のシャフト35aなどを取り付け、他方の傘歯車34cにフラップ駆動用のシャフト35cなどを取り付けている。なお、図6では、駆動端側を図示しているが、自由端側も同様の構造である。
そして、例えば、右側に急速転回したい場合、転回したい方向である右側のプロペラ21の回転数を、左側のプロペラ22の回転数より低くしたり、プロペラ21を駆動するクラッチ36aを切ったりしているので、転回したい方向の出力軸32aの動力は遊んでいて、余力がある。従って、転回したい方向のフラップ23を駆動するクラッチ36cを接続すると、大きな出力でフラップ23を駆動することになり、フラップ23による抵抗を強烈に生じさせて、車体11を曲がり易くすることができる。
図2に示したように、フラップ23、24を車体11の側面から開くように回動する場合には、図7に示すように、歯車38に係合するラック41(第1歯竿)と、ラック41に係合する歯車42(第3歯車)とを設け、歯車42の中心軸をフラップ23の回動軸43(第1回動軸)に接続する構成としている。この回動軸43は、フラップ23の鉛直となる側端部に沿って取り付けられている。従って、歯車38が回転すると、ラック461が直線運動し、ラック41の直線運動に伴い、歯車41が回転することで、フラップ23を開閉駆動することができる。なお、図7では、フラップ23側を図示しているが、フラップ24側も同様の構造である。
又、図3に示したように、フラップ23、24を車体11の上方向から水面へ垂直に降下するように駆動する場合には、図8に示すように、歯車38に係合するラック44(第3歯竿)を設け、ラック44をフラップ23の鉛直となる側端部に沿って取り付ける構成としている。従って、歯車38が回転すると、ラック44が直線運動することで、フラップ23を昇降駆動することができる。なお、図8でも、フラップ23側を図示しているが、フラップ24側も同様の構造である。
本発明は、水陸両用車に好適なものであり、特に、災害現場の悪路、水没地を走破し、いち早く災害現場に急行できる水陸両用救難車両などに好適である。
10 水陸両用車
11 車体
21 プロペラ(第1プロペラ)
22 プロペラ(第2プロペラ)
23、24 フラップ(平板部材)
23、24 フラップ(平板部材)
31 エンジン(内燃機関)
36a クラッチ(第1クラッチ)
36b クラッチ(第2クラッチ)
36c クラッチ(第3クラッチ)
38 歯車(第1歯車)
41 ラック(第1歯竿)
42 歯車(第3歯車)
43 回動軸(第1回動軸)
44 ラック(第3歯竿)

Claims (6)

  1. 水陸両用車を水上で方向転換させる水陸両用車の方向転換装置において、
    当該水陸両用車の車体の後部の左右に配置された2つの推進器と、
    前記車体の側面の両側に配置された2つの平板部材と、
    前記平板部材の配置位置を変更する駆動機構とを備え、
    前記車体を急速転回する場合、
    左右の前記推進器の一方側の推進力を大きくすると共に、他方側の推進力を小さくし、
    更に、前記駆動機構を用いて、前記他方側の前記平板部材の少なくとも一部が水中において前記車体の側面に垂直且つ鉛直となるように配置することを特徴とする水陸両用車の方向転換装置。
  2. 請求項1に記載の水陸両用車の方向転換装置において、
    前記2つの推進器は、1つの内燃機関と、前記内燃機関の回転軸の駆動端側に接続された第1クラッチと、前記第1クラッチに接続された第1プロペラと、前記内燃機関の回転軸の自由端側に接続された第2クラッチと、前記第2クラッチに接続された第2プロペラからなることを特徴とする水陸両用車の方向転換装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の水陸両用車の方向転換装置において、
    前記平板部材は、前記車体の側面に配置され、前記駆動機構により前記車体の側面に垂直且つ鉛直となるよう回動されることを特徴とする水陸両用車の方向転換装置。
  4. 請求項3に記載の水陸両用車の方向転換装置において、
    前記駆動機構は、1つの内燃機関と、前記内燃機関の回転軸の駆動端側に接続された第3クラッチと、前記第3クラッチに接続された第1歯車と、前記第1歯車に係合する第1歯竿と、前記第1歯竿に係合する第3歯車と、一方の前記平板部材の鉛直となる側端部に沿って取り付けられると共に前記第3歯車の中心軸と接続された第1回動軸と、前記内燃機関の回転軸の自由端側に接続された第4クラッチと、前記第4クラッチに接続された第2歯車と、前記第2歯車に係合する第2歯竿と、前記第2歯竿に係合する第4歯車と、他方の前記平板部材の鉛直となる側端部に沿って取り付けられると共に前記第4歯車の中心軸と接続された第2回動軸とからなり、
    前記車体を急速転回する場合、当該駆動機構において、前記第3クラッチ又は前記第4クラッチのいずれかを接続し、いずれか一方の前記平板部材を前記車体の側面に垂直且つ鉛直となるように回動させることを特徴とする水陸両用車の方向転換装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の水陸両用車の方向転換装置において、
    前記平板部材は、前記車体の側面に垂直且つ鉛直に配置され、前記駆動機構により昇降されることを特徴とする水陸両用車の方向転換装置。
  6. 請求項5に記載の水陸両用車の方向転換装置において、
    前記駆動機構は、1つの内燃機関と、前記内燃機関の回転軸の駆動端側に接続された第3クラッチと、前記第3クラッチに接続された第1歯車と、一方の前記平板部材の鉛直となる側端部に沿って取り付けられると共に前記第1歯車に係合する第3歯竿と、前記内燃機関の回転軸の自由端側に接続された第4クラッチと、前記第4クラッチに接続された第2歯車と、他方の前記平板部材の鉛直となる側端部に沿って取り付けられると共に前記第2歯車に係合する第4歯竿とからなり、
    前記車体を急速転回する場合、当該駆動機構において、前記第3クラッチ又は前記第4クラッチのいずれかを接続し、いずれか一方の前記平板部材の少なくとも一部を水中に降下させることを特徴とする水陸両用車の方向転換装置。
JP2012017510A 2012-01-31 2012-01-31 水陸両用車の方向転換装置 Pending JP2013154795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012017510A JP2013154795A (ja) 2012-01-31 2012-01-31 水陸両用車の方向転換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012017510A JP2013154795A (ja) 2012-01-31 2012-01-31 水陸両用車の方向転換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013154795A true JP2013154795A (ja) 2013-08-15

Family

ID=49050427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012017510A Pending JP2013154795A (ja) 2012-01-31 2012-01-31 水陸両用車の方向転換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013154795A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015096341A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 三菱重工業株式会社 水陸両用車
JP6167392B1 (ja) * 2016-10-05 2017-07-26 株式会社ニチギ 水上移動体
CN107137939A (zh) * 2017-06-12 2017-09-08 雒雨婷 水陆两用的玩具水船
CN110107657A (zh) * 2019-06-05 2019-08-09 吉林大学 一种双离合水陆两用减速箱

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015096341A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 三菱重工業株式会社 水陸両用車
JP6167392B1 (ja) * 2016-10-05 2017-07-26 株式会社ニチギ 水上移動体
JP2018058498A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 株式会社ニチギ 水上移動体
CN107137939A (zh) * 2017-06-12 2017-09-08 雒雨婷 水陆两用的玩具水船
CN110107657A (zh) * 2019-06-05 2019-08-09 吉林大学 一种双离合水陆两用减速箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6202710B2 (ja) 水陸両用車および水陸両用車の制御方法
JP4980949B2 (ja) 舶用推進システム
WO2012167694A1 (zh) 浮箱履带式挖掘机
CN106114099B (zh) 一种地空两栖四旋翼无人机
CN102887217B (zh) 一种自治式水下航行器矢量推进装置
JP2013154795A (ja) 水陸両用車の方向転換装置
CN103640675B (zh) 水面三体两栖无人艇
CN108819631A (zh) 一种两旋翼平衡车水陆空多栖机器人及其控制方法
JP2009190671A (ja) 舶用推進システム
JP2008525265A5 (ja)
CN103640444B (zh) 斜侧双体水面两栖无人艇
CN201183603Y (zh) 一种船用推进装置
CN105366053A (zh) 碟形航行器
CN103963952A (zh) 一种小型潜水器转向推进系统
CN102303492A (zh) 具有水陆两栖功能的小型变结构式推进装置
CN204312631U (zh) 一种车用同步二级变速器
CN201342945Y (zh) 一种多轮驱动行走装置
CN103818536B (zh) 一种两栖车辆水上混合推进装置
CN203237396U (zh) 一种可用于滩涂的小船
CN201456963U (zh) 双体两栖旅游汽车
Tee et al. A compact design of zero-radius steering autonomous amphibious vehicle with direct differential directional drive-UTAR-AAV
CN203681178U (zh) 一种两栖三体船结构
CN201538389U (zh) 儿童履带式娱乐车
CN206012247U (zh) 一种地空两栖四旋翼无人机
CN109178190A (zh) 一种具有多层水翼构造的水翼艇