JP2013153952A - 化粧用容器の使用状況確認システム、その使用状況確認システムに用いる化粧用容器及び使用状況確認システムに用いる化粧用容器を保持する保持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スキンケア用の化粧料を容れた化粧用容器1と、メーキャップ用の化粧料を容れた化粧用容器2との2種類からなり、スキンケア用の化粧料を容れた化粧用容器1に設けたセンサーから出力される信号を発信手段5,6を介して送受信手段7に送信する。そして、送受信手段7は、その信号をコンピュータ9に送信する。したがって、生活空間Aから離れた遠隔地にいるものは、端末10を介してそのコンピュータ9内の情報を入手でき、高齢者の生活状況を見守ることができる。
【選択図】 図1
Description
この従来から知られているシステムは、電気ポットの使用状況に応じて、例えば高齢者の生活状況を確認しようとするものである。
そして、上記判定結果を、通信網を使って高齢者の生活空間から離れた遠隔地からも確認できるようにしている。
しかし、高齢者の健康状態は、所定の動作ができるかどうかだけで判断できるものではなく、その精神状態も健康の大きなバロメータになる。
したがって、従来の電気ポットを利用したシステムのように、ただ単に特定の動作ができているかどうかだけでは、高齢者の健康状態を細かく判定することができないという問題があった。
また、メーキャップ用の化粧料は、人に会ったり外出したりするときに多く使用されるが、それはいわゆるお化粧をするといった範ちゅうに入る行為である。このお化粧行為には、他人に見られているという意識の下で、人から好感をもたれたいとか、人に不快感を与えたくないといった気持が強く、他人を意識したより積極的な心理状態にあると考えられる。
したがって、体を動かしている身体状況と、積極的な心理状態にあるという精神状態とを同時に把握でき、高齢者の健康状態をきめ細かに見守ることができる。
このモニターテストにおいて、モニターがテスト用の化粧品を間違いなく使用しているかどうかを判定して、テストの信憑性を高めることができる。
さらに、モニターテスト中の化粧料の使用頻度を把握できるので、肌にたまたま異常を来たしたとしても、肌の異常とテスト用の化粧料との因果関係の有無も正確に判定することができる。
例えば、スキンケア用の化粧料は毎日使用するのが通常なので、スキンケア用の化粧料を容れた化粧用容器の使用状況を把握すれば、肌を健康に保ちたいという積極的な気持を持ちながら、元気に動ける状態になっているかどうかが分かる。
第4及び5の発明によれば、当該化粧用容器を使用したという事実を必ず検出することができるとともに、化粧用容器の種別も検出できるので、第1〜3の発明に用いることができる。
第7及び第8の発明によれば、化粧用容器と信号の発信源となる保持手段との対応関係を正確に設定できるのでき、その分、使用状況の確認精度が上がることになる。
なお、上記化粧用容器は、上記のように2種類備わっていれば、個々の種類の容器数はいくつあってもよい。
また、加速度センサー3,4あるいは発信手段5,6の上記固有信号は、スキンケア用の化粧料を容れた類の化粧用容器1と、メーキャップ用の化粧料を容れた類の化粧用容器2との種類に応じて類別されている。
なお、上記送受信手段7の固有信号には、IDのほかに当該送受信手段7の固有の機械番号等も含まれる。
なお、送受信手段7、コントロールセンターのコンピュータ9及び端末10間の事前登録やセキュリティー等に関しては説明を省略したが、このシステムでもそれが実行されていることは当然である。
しかし、スキンケア用の化粧用容器1の使用回数は通常通りであるが、メーキャップ用の化粧用容器2の使用頻度が極端に少なくなったときは、体はある程度動かせるけれど、精神的に弱気になっているのではないかといった判断ができる。
さらに、上記送受信手段7に、発信手段5,6から受信したすべての信号を記憶させておいて、コンピュータ9が送受信手段7にアクセスして送受信手段7に記憶されている信号を入手してもよい。
さらに、発信手段5,6から信号を受信したときに、送受信手段7が自動的に端末10に当該信号を送信してもよい。
また、送受信手段7に発信手段5,6から受信した信号を記憶させておいて、端末10がこの送受信手段7にアクセスして送受信手段7に記憶されている信号を入手してもよい。
なお、上記第1実施形態において、送受信手段7、コントロールセンターのコンピュータ9及び端末10が、この発明の解析システム部を構成する。
この発明の特徴の一つは、化粧料の使用頻度を把握して、高齢者が化粧をするという積極的な精神状態にあるかどうかを判定することなので、化粧用容器は上記したように類別されていなくても高齢者の精神状態を把握することができる。
さらに、この発明は、化粧品をモニターテストするときにも活用できるが、このときにも、化粧用容器は特に類別しなくてもよいし、2種類以上あるいは多品種あってもかまわない。
そして、送信手段5,6は、上記オンの信号を当該化粧用容器の不使用信号とし、オフの信号を当該化粧用容器の使用信号として出力する。
そして、上記凹部11aの底11bにはセンサー12を設けているが、このセンサー12は、化粧用容器1,2をスタンド11から外したときに信号を出力するリミットスイッチで構成されている。
上記オン・オフ信号は、スタンド11に設けた発信手段13を介して、第1実施形態と同様の送受信手段7に送信される構成にしている。
このように両者の対応関係がいつも正確に設定されれば、スタンド11に設けた上記発信手段13からの信号と、使用された化粧用容器との対応関係も正確に判定することができる。
また、送受信手段7からの出力信号を、コンピュータ9に常時送信してもよいし、一定時間ごとに定期的にコンピュータ9に送信してもよい。また、送受信手段7は、発信手段13から信号を受信したときに、自動的にコンピュータ9に信号を送信してもよい。
さらに、上記送受信手段7に、発信手段13から受信したすべての信号を記憶させておいて、コンピュータ9が送受信手段7にアクセスして送受信手段7に記憶されている信号を入手してもよい。
これらの点は、第1実施形態で説明したと同様である。
そして、凹部11a内に化粧用容器1,2を挿入したときには、発光部14と受光部15との間の光が遮られ、化粧用容器1,2を凹部11aから抜いたとき、発光部14の光が受光部15に入力することになる。したがって、この第3実施形態においては、発光部14と受光部15とが相まってこの発明のセンサーを構成する。
したがって、この第3実施形態でも、化粧用容器1,2の使用状況を確認することができる。
2 メーキャップ用の化粧料を容れた化粧用容器
3,4 加速度センサー
5,6 発信手段
7 送受信手段
11 保持手段であるスタンド
12 センサー
13 発信手段
14 発光部
15 受光部
16 発信手段
Claims (8)
- 化粧料を容れた化粧用容器の動きあるいはそのキャップの開閉を検出するセンサーと、このセンサーで検出した検出信号を発信する発信手段と、この発信手段から発信された発信信号を受信する解析システム部とを備えた化粧用容器の使用状況確認システム。
- 上記化粧用容器は、スキンケア用の化粧料を容れた化粧用容器と、メーキャップ用の化粧料を容れた化粧用容器との2種類からなり、これら2種類の化粧用容器の動きあるいはそのキャップの開閉を検出する検出信号には、上記センサーあるいは発信手段を特定するためのID等の固有信号を含むとともに、上記センサーあるいは発信手段の上記固有信号は、スキンケア用の化粧料を容れた化粧用容器と、メーキャップ用の化粧料を容れた化粧用容器とに類別されてなり、上記解析システム部は、スキンケア用の化粧料を容れた化粧用容器に設けた発信手段から出力された信号と、メーキャップ用の化粧料を容れた化粧用容器に設けた発信手段から出力された信号とを識別する機能を備えた請求項1に記載された化粧用容器の使用状況確認システム。
- 異なる化粧料を容れた複数の化粧用容器を備えるとともに、これらの化粧用容器の動きあるいはそのキャップの開閉を検出する検出信号には、上記センサーあるいは発信手段を特定するためのID等の固有信号を含み、上記解析システム部は、いずれかの化粧用容器に設けた発信手段から出力された信号であるかを識別する機能を備えた請求項1に記載された化粧用容器の使用状況確認システム。
- 当該容器のいずれかの箇所には、当該容器の動きあるいはそのキャップの開閉を検出するセンサーと、このセンサーで検出した検出信号を発信する発信手段とを備えた、化粧用容器の使用状況確認システムに用いる化粧用容器。
- 上記発信手段から出力された検出信号は、上記センサーあるいは発信手段を特定するためのID等の固有信号を含み、コンピュータが、この固有信号を識別できる構成にした、請求項4に記載された化粧用容器の使用状況確認システムに用いる化粧用容器。
- 化粧用容器を保持する保持部を備えた保持手段と、この保持部に上記化粧用容器が保持されているか否かを検出するセンサーと、このセンサーで検出した検出信号を発信する発信手段とを備えた、化粧用容器の使用状況確認システムに用いる化粧用容器を保持する保持装置。
- 上記保持部は特定の化粧用容器の形態のみを受け入れる構成にした、請求項6記載に記載された化粧用容器の使用状況確認システムに用いる化粧用容器を保持する保持装置。
- 上記保持部は、化粧用容器の外形と同じもしくはほぼ同じ形状にした凹部からなる請求項7に記載された化粧用容器の使用状況確認システムに用いる化粧用容器を保持する保持装置。
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