JP2013152705A - 電子ペン - Google Patents

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Abstract

【課題】電子ペンにおいて、撮像結果を用いた信号処理の妨げとなる原因の発生を抑えつつ、寸法の肥大化を抑制する。
【解決手段】電子ペン1の筐体10Aには、開口部12から内部に挿入されるリフィル20を案内するリフィルガイド111が形成され、リフィルガイド111に嵌め込まれるリフィル20の後端を保持するリフィルホルダ40が固定されている。第1回路基板30は、リフィルホルダ40により保持されるリフィル20を挟んで対向する位置で筐体10Aに固定され、基板面30Aに撮像装置50が実装され、第1回路基板30は、開口部12から筐体10外の媒体に光を照射する照射部70により照射された光の当該媒体からの反射光を、撮像装置50が撮像する。筐体10Aでは、リフィルガイド111と、リフィルホルダ40が固定される部分と、第1回路基板30が固定される部分とが、単一の部材で構成されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、電子ペンに関する。
特許文献1,2は、符号化画像が形成された媒体を撮像し、撮像結果(撮像画像)を解析して符号化画像から情報を復号する信号処理を行う電子ペンについて開示している。一般に、電子ペンの撮像結果を用いた信号処理の妨げとなる原因として、例えば、ユーザに把持されたときに筐体に与えられる外力による構成部品の変位や、構成部品の公差の累積による影響がある。構成部品の変位を抑えようとして構成部品の固定箇所を増やすと、構成部品の公差の影響が大きくなったり、ペン先周辺など電子ペンの寸法が肥大化したりする。
特表2010−523043号公報 特表2007−524155号公報
本発明の目的は、電子ペンにおいて、撮像結果を用いた信号処理の妨げとなる原因の発生を抑えつつ、寸法の肥大化を抑制することである。
上述した課題を解決するため、本発明の請求項1に係る電子ペンは、開口部が形成され、当該開口部側から挿入されるペン軸を案内する案内溝が形成された筐体と、前記筐体に固定され、前記案内溝に嵌め込まれるペン軸を保持する保持部と、前記案内溝を挟んで対向する位置において前記筐体に固定され、一方の基板面に撮像装置が実装された第1回路基板であって、前記開口部から前記筐体外の媒体に光を照射する照射部により照射された光の前記媒体からの反射光を、前記撮像装置が撮像する第1回路基板とを備え、前記筐体において、前記案内溝の部分と、前記保持部が固定される部分と、前記第1回路基板が固定される部分とが、単一の部材で構成されていることを特徴とする。
請求項2に係る電子ペンは、請求項1に係る構成において、前記第1回路基板が片面実装基板であることを特徴とする。
請求項3に係る電子ペンは、請求項1又は2に係る構成において、前記一方の基板面に対向するように前記第1回路基板から離間して設けられ、前記撮像装置の撮像結果を用いて処理を行う信号処理回路が実装された第2回路基板を備えることを特徴とする。
請求項4に係る電子ペンは、請求項3に係る構成において、前記第2回路基板の前記一方の基板面に対向する基板面には、電子部品が実装されていないことを特徴とする。
請求項5に係る電子ペンは、請求項3又は4に係る構成において、前記第2回路基板は、前記撮像装置が挿入される切欠部が形成された先端部を前記開口部側に有し、前記先端部の前記一方の基板面側の領域に前記照射部が実装され、前記撮像装置が、前記切欠部に挿入された部分から入射した前記反射光を撮像することを特徴とする。
請求項6に係る電子ペンは、請求項1から5のいずれか1項に係る構成において、前記筐体の前記案内溝の部分が非金属で形成され、前記ペン軸は、外周面に金属部分を含み、前記第1回路基板と、前記案内溝に嵌め込まれる前記ペン軸における前記金属部分との間に、絶縁材が設けられていることを特徴とする。
請求項7に係る電子ペンは、請求項1から6のいずれか1項に係る構成において、前記信号処理回路は、前記撮像装置の出力信号に基づいて生成した撮像画像の一部の画像領域を切り出し、切り出した画像領域の内容に応じた処理を行うことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、筐体において、案内溝の部分と、保持部が固定される部分と、第1回路基板が固定される部分とが単一の部材で構成されず、かつ、第1回路基板の固定方法を他の方法にした場合に比べて、撮像結果を用いた信号処理の妨げとなる原因の発生を抑えつつ、寸法の肥大化を抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、第1回路基板を両面実装基板とした場合に比べて、電子ペンを細くすることができる。
請求項3に係る発明によれば、撮像装置と信号処理回路とを共通の回路基板に実装しタ場合に比べて、撮像結果を用いた信号処理の妨げとなる原因の発生を抑えることができる。
請求項4に係る発明によれば、第2回路基板の第1回路基板側の基板面に対向する基板面に電子部品が実装された場合に比べて、電子ペンを細くすることができる。
請求項5に係る発明によれば、第2回路基板の切欠部が形成された先端部に対応した照射部及び撮像装置の配置にしない場合に比べて、撮像位置の変化を抑えることができる。
請求項6に係る発明によれば、絶縁材が設けられない場合に比べて、ペン軸の外周面の金属部分と第1回路基板との接触による電気的な不具合の発生を抑えることができる。
請求項7に係る発明によれば、残留してしまう部品誤差や組み付け誤差影響を、撮像面積のうち信号処理のために必要な画像面積を切り出す位置を調整することにより調整し改善することができる。
システムの全体構成を示す図。 符号化画像の構成を説明する図。 電子ペンの構成を示すブロック図。 電子ペンの筐体の構成を示す図。 電子ペンの筐体の断面図。 電子ペンの構成を示す図(第1回路基板等を実装後)。 電子ペンの構成を示す図(撮像装置を実装後)。 電子ペンの構成を示す図(第2回路基板等を実装後)。 撮像装置及び照射部周辺部分の拡大図。 電子ペンを開口部側から見た様子の模式図。 撮像装置の周辺の配線構造の説明図。 電子ペンの校正の内容の説明図。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係るシステムの全体構成を示す図である。
本実施形態に係るシステムは、電子ペン1と、媒体200と、PC(Personal Computer)300とに大別される。電子ペン1は、本発明の電子ペンの一例であり、媒体200に文字や図形などをユーザが手書きで筆記する機能と、媒体200上に形成された符号化画像を撮像する機能とを実現する。媒体200上に形成された符号化画像は、決められた符号化方式に従って情報を符号化し画像化したものである。媒体200は、紙やOHPシートなどのプラスチック、その他の材質のものでもよいし、表示内容が電気的に書き換えられる電子ペーパでもよい。PC300は、電子ペン1によって指定された位置の符号化画像から情報が復号されると、復号された情報を用いて処理を実行する。PC300は、例えば、ユーザにより電子ペン1を用いて手書きされた筆記内容を電子化し、電子文書を示す電子データを生成する。
次に、媒体200に形成された符号化画像について説明する。
図2は、符号化画像を説明する図である。
図2に示すように、符号化画像は、複数の点状画像の集合で構成される。図2において、黒で示した矩形の領域A1,A2が点状画像が配置された領域に対応し、斜線の領域A3からA9が点状画像が配置されていない領域に対応する。符号化画像は、媒体200を識別する識別情報や媒体200上の位置を示す位置情報を表す画像であり、点状画像の配置パターンに応じて情報が表される。
図3は、電子ペン1の構成を示すブロック図である。
制御部101は、信号処理回路101Aと駆動回路101Bとを備え、これ以外にも電子ペン1の電源管理を行うための構成などを備える。信号処理回路101Aは、CPU(Central Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む演算装置やメモリを備え、電子ペン1における信号処理を司るものである。例えば、信号処理回路101Aは、媒体200を撮像した画像である撮像画像を解析して符号化画像が示す情報を復号し、識別情報及び位置情報を抽出する。駆動回路101Bは、照射部70の駆動を制御する回路であり、例えば、照射部70による光(ここでは、赤外光)の照射タイミングを制御する。駆動回路101Bは、圧力センサ102の検出結果に応じた制御により、ユーザによって筆記動作がなされる際に、照射部70によって媒体200上の撮像範囲Rに光を照射させる。圧力センサ102は、電子ペン1による筆記動作をリフィル20に作用する圧力(具体的には、筆圧)によって検出する。
撮像装置50は、照射部70から照射された赤外光の媒体200からの反射光を撮像する。電子ペン1においては、撮像装置50によりあらかじめ定められたフレームレート(例えば、60fps(フレーム毎秒))で、媒体200の表面が撮像される。情報メモリ103は、信号処理回路101Aで抽出された識別情報および位置情報を記憶する。通信部104は、電子ペン1とPC300との無線通信に関する制御を行う。バッテリ105は、例えば充電池であり、電子ペン1を駆動するための電力を電子ペン1の各部に供給する。ペンIDメモリ106は、電子ペン1の識別情報を記憶する。スイッチ107は、電子ペン1の各種設定の切り替え等に用いられる。
リフィル20は、本発明のペン軸の一例であり、電子ペン1に対して着脱可能である。リフィル20の先端部には、ペン先20aが設けられている。ペン先20aは、ユーザによって電子ペン1を用いて筆記動作がなされる際に、符号化画像が形成された媒体200上の位置を指示し、インクを吐出して媒体200上への筆記を実現する。
次に、電子ペン1の構造について詳細に説明する。
図4は、電子ペン1の筐体10の外観を示す図である。図4(a)は、筐体10を側面の方向から見た様子を示す平面図である。図4(b)は、図4(a)の矢印IV方向である、筐体10Aの開放側から筐体10Aの内部を見た様子を表す平面図である。図5は、電子ペン1の長手方向に直交する平面で筐体10Aを切断した場合の断面を表す図である。図5(a)は、ボス112Aの位置で筐体10Aを切断した場合の断面図(図4(b)のVa-Va線断面図)である。図5(b)はボス112B,112Cの位置で筐体10Aを切断した場合の断面図(図4(b)のVb-Vb線断面図)である。
筐体10は、本発明の筐体の一例であり、実線で示した筐体10Aに、仮想線で示した位置において筐体10Bが装着されて、全体としてペン形状をなす長尺状の部材である。筐体10には、長手方向を有する円柱形状の内部空間が形成され、この内部空間に電子ペン1の構成部品が収容される。筐体10Aは、単一の部材で形成され、非金属の材料(例えば、樹脂材料)を用いて形成されている。筐体10Aには、筐体10の内部空間の一端である図中左方向であるペン先方向に、カラス口形状の開口部12が形成されている。開口部12は、電子ペン1の筐体内外を通じさせ、照射部70の照射光や媒体200からの反射光の光路を確保するために筐体10Aに開けられている。
図5(a),(b)に示すように、電子ペン1の長手方向に直交する平面で筐体10Aを切断したときの各断面は「U」字形状を成している。筐体10Aの内側の面には、リフィルガイド111と、ボス112A,112B,112Cと、ボス113A,113Cとが、筐体10Aにおいて一体成形されている。
リフィルガイド111は、本発明の案内溝の一例であり、筐体10Aの長手方向に沿ってしている。リフィルガイド111は、開口部12側から筐体10A内にリフィル20が挿入される際に、リフィル20を図中右方向である電子ペン1の後端方向に案内する。リフィルガイド111は、開口部12付近と、電子ペン1の後端付近とで円筒状に形成されているが、その他の部分は断面が図5に示すように「U」字形状であり、筐体10Aと同じ方向に開放している。
ボス112A,112B,112Cは、それぞれ雌螺子を構成する円筒形の部材である。ボス112Aは、開口部12に比較的近い位置に設けられている。ボス112B,112cは、ボス112Aよりも開口部12から離れた位置で、リフィルガイド111を挟んで対向するように設けられている。
ボス113A,113Bは、それぞれ雌螺子を構成する円筒形の部材である。ボス113A,113Bは、それぞれボス112B,112Cよりも開口部12から離れた位置で、リフィルガイド111の延長線上の位置を挟んで対向するように設けられている。
次に、図4に示す電子ペン1に、リフィル20、第1回路基板30及びリフィルホルダ40を設けた構成を説明する。
図6は、図4に示す筐体10に、リフィル20、第1回路基板30及びリフィルホルダ40を設けた構成を示す図である。図6(a)は、図5(a)と同じ方向に筐体10Aを見た様子を表す平面図である。図6(b)は、電子ペン1の長手方向に沿った平面で、電子ペン1を切断した場合の断面図(図6(a)のVI-VI線断面図)である。以下の断面図において、図が煩雑になるのを防ぐため、リフィル20のハッチングを省略する。
リフィル20は、金属で形成され、内部にインクが封入されている。リフィル20は、リフィルガイド111によって電子ペン1の後端方向へ案内された後、後端部分がリフィルホルダ40によって保持される。リフィル20は、リフィルガイド111に嵌め込まれた状態で、リフィルホルダ40により筐体10A内で固定される。このとき、リフィル20のペン先20aは、筐体10外に位置している。
第1回路基板30は、本発明の第1回路基板の一例である。図6(a)に示すように、第1回路基板30は矩形状の基板面を有し、例えば、多層配線構造のプリント基板である。第1回路基板30は、雄螺子である固定具31A,31B,31Cを用いて、基板面30A(第1基板面の一例。)側から筐体10Aに固定されている。具体的には、第1回路基板30は、固定具31Aを用いてボス112Aに螺子止めされ、固定具31Bを用いてボス112Bに螺子止めされ、固定具31Cを用いてボス112Cに螺子止めされている。第1回路基板30の筐体10Aへの固定は、これら3つの固定具のみを用いて行われていて、これら以外の固定具は用いられていない。このように、第1回路基板30の基板面の四隅のうち、3つの隅部付近で第1回路基板30が螺子止めされている。
また、第1回路基板30の基板面30Aには、コネクタ32が実装されている。コネクタ32は、第1回路基板30と後述する第2回路基板60とを電気的に接続するためのケーブルが接続されるものである。コネクタ32周辺の配線構造については後述する。コネクタ32などの部品の回路基板への実装は、例えば、基板上に半田を塗布して部品を載せるプロセスにより実現される。
リフィルホルダ40は、リフィル20の後端部分を保持する部材であり、本発明の保持部の一例である。図6(a)に示すように、リフィルホルダ40は、雄螺子である固定具41Aを用いてボス113Aに螺子止めされ、固定具41Bを用いてボス113Bに螺子止めされることで、筐体10Aに固定されている。リフィルホルダ40の筐体10Aへの固定は、これら2つの固定具のみを用いて行われていて、これら以外の固定具は用いられていない。また、リフィルホルダ40は、リフィルガイド111に嵌め込まれたリフィル20の後端部分が挿入される挿入孔42を有している。リフィルホルダ40の挿入孔42に、リフィル20の後端部分が挿入されることにより、リフィル20の位置が筐体10Aに対して固定される。リフィルホルダ40の挿入孔42の最も奥側には、電子ペン1の筆圧を検知するための圧力センサ102が設けられている。
また、上述したようにリフィル20は金属で形成されるが、第1回路基板30と、リフィルガイド111に嵌め込まれたリフィル20とが空間を介して面している位置に、膜状の絶縁材80が設けられている。絶縁材80は、リフィル20と第1回路基板30とが接触して、電子ペン1において電気的な不具合(例えば、ショート)が発生することを防止するために設けられている。リフィル20と第1回路基板30との接触が回避されればよいので、絶縁材80の素材については特に問わない。
なお、リフィルガイド111は両端付近が円筒状に形成されているが、この位置ではリフィル20と第1回路基板30とが接触することはないので、この位置には絶縁材80が設けられていなくてもよい。
次に、図6に示す電子ペン1に撮像装置50を設けた構成について説明する。
図7は、図6に示す電子ペン1に撮像装置50を設けた構成を示す図である。図7(a)は、図5(a),図6(a)と同じ方向に筐体10Aを見た様子を表す平面図である。図7(b)は、電子ペン1の長手方向に沿った平面で、電子ペン1を切断した場合の断面図(図7(a)のVII-VII線断面図)である。
撮像装置50は、例えば接着により第1回路基板30の基板面30Aに実装されている。撮像装置50は、筐体10Aの開放側から平面視(以下、単に「平面視」ということがある。)したときに、固定具31A,31B,31Bにそれぞれ重ならない位置に設けられている。一方で、撮像装置50は平面視でリフィルガイド111に嵌め込まれるリフィル20に重なる位置に設けられ、この周辺部分では高さ方向の寸法(紙面垂直方向の寸法)が比較的大きい。
以上の構成の第1回路基板30及び撮像装置50は、事前に撮像装置50を第1回路基板30に実装した光学モジュールとして作製された後に、固定具31A,31B,31Cを用いて筐体10Aに取り付けられる。
次に、図7に示す電子ペン1に第2回路基板60及び照射部70を設けた構成について説明する。
図8は、図7に示す電子ペン1に第2回路基板60及び照射部70を設けた構成を示す図である。図8(a)は、図5(a)〜図7(a)と同じ方向に筐体10Aを見た様子を表す平面図である。図8(b)は、電子ペン1の長手方向に沿った平面で、電子ペン1を切断した場合の断面図(図8(a)のVIII-VIII線断面図)である。図9は、撮像装置50及び照射部70の周辺部分の拡大図であり、図8の矢印IX方向から該当部分を見た様子を表す図である。図10は、電子ペン1を開口部12側から見た様子を模式的に表した図である。
第2回路基板60は、本発明の第2回路基板の一例であり、第1回路基板30から離間して基板面30Aに対向するように設けられたフレキシブルプリント基板である。すなわち、第2回路基板60は、可撓性を有し、外力に応じて撓み変形する。第2回路基板60は、切欠部61が形成された先端部62をペン先20a方向(開口部12)側に有している。切欠部61は、第2回路基板60の基板面が「L」字形状になるように形成されている。切欠部61には、第1回路基板30に実装された撮像装置50が挿入され、撮像装置50は切欠部61の縁に接している。図10の記載からも分かるように、切欠部61は、撮像装置50の配置スペースを確保するために形成されている。これにより、第1回路基板30と第2回路基板60との間隔が、撮像装置50の高さ方向の最大寸法よりも小さくなるので、切欠部61が形成されない場合に比べて、この高さ方向に対する電子ペン1の肥大化が抑制される。第2回路基板60には、照射部70が先端部62と第1回路基板30とに挟まれるように、先端部62の基板面30A側の領域に実装されている。照射部70の外側の面には2つの突起部70Aが設けられている。2つの突起部70Aが第2回路基板60の先端部62に開けられた孔部(図示せず)に嵌め込まれることで、照射部70は第2回路基板60に実装されている。
第2回路基板60には、基板面30Aに対向する基板面60Bと反対側の基板面60Aに、信号処理回路101A及び駆動回路101Bが実装されている。このように、電子ペン1では、撮像装置50の構成部品が実装される第1回路基板30と、撮像装置50の構成部品が実装されない第2回路基板60とが分離されている。
図9に示すように、照射部70は、光源71と、第1透光部材72と、第2透光部材73とを有している。光源71は、例えばLED(Light Emitting Diode)であり、赤外光を発光して、その発光光を媒体200の方向に照射する。第1透光部材72は、本発明の透光部材の一例であり、光源71が照射した光を拡散して筐体10外に透過する。第1透光部材72は、光源71側を向く面に、光源71が位置する凹部721が形成されている。また、第1透光部材72のうち凹部721とは反対側の面には、平面視で三角形を複数配列した形状の拡散部722が形成されている。拡散部722は、光源71の照射光を屈折させて光路を変化させ、図3に示した撮像範囲Rに光源71の発光光を照射させるためのものである。拡散部722の作用により照射光の方向が変更させられ(二点鎖線の矢印で図示)、その結果、ペン先20aに近い位置に撮像範囲Rが設定される。
第2透光部材73は、第1透光部材72よりも更にペン先20a方向に設けられている。第2透光部材73は板状に構成され、照射部70が照射する光を透過するが、その他の波長域の光を遮断するフィルタとして機能する。第2透光部材73は、太陽光などの、照射部70の照射光以外の光が撮像装置50で撮像されるのを抑制するもので、外乱による撮像結果への影響を抑えるために設けられている。第2透光部材73は、少なくとも媒体200からの反射光が通過する位置に設けられるが、媒体200に照射される前の照射光を透過させてもよい。
なお、拡散部722は、第1透光部材72の凹部721に形成されてもよい。
また、第2回路基板60の基板面60Aには、コネクタ63が実装されている。コネクタ63は、第1回路基板30と第2回路基板60を電気的に接続するための後述するフレキシブルケーブル90が接続されるものである。
以上が、電子ペン1の全体構成の説明である。図8から図10に示す電子ペン1において、上述した筐体10Aに筐体10Bが装着されることで、電子ペン1の全体構成が完成する。
続いて、撮像装置50周辺の配線構造について詳細に説明する。
図11は、図8(b)に示す断面図の撮像装置50周辺を拡大した様子を示す図であり、撮像装置50周辺の配線構造を説明する図である。撮像装置50は、レンズ51と、絞込部52と、リフレクタ53と、撮像部54とを有している。
図11に示すように、図中左方向に対応するペン先20a方向から媒体200からの反射光(二点鎖線の矢印で図示。)が撮像装置50内に入射し、この反射光がレンズ51で集光される。レンズ51で集光された反射光は、絞込部52で絞込みが行われた後にリフレクタ53に入射する。リフレクタ53は、入射した反射光を第1回路基板30に実装された撮像部54の方向に導く。
撮像部54は、収容容器541と、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ542と、カバーガラス543とにより構成される。撮像部54は、無蓋の収容容器541の上部がカバーガラス543で塞がれることにより、撮像素子であるCMOSセンサ542がパッケージ化された構成である。CMOSセンサ542は、ワイヤボンディング方式で第1回路基板30の基板面30Aに実装されている。CMOSセンサ542は、リフレクタ53から入射した反射光を撮像する。第1回路基板30には収容容器541内でスルーホールが形成されている。CMOSセンサ542はこのスルーホール経由で、第1回路基板30の基板面30Aと反対側の基板面30B(第2基板面の一例。)に沿って配された信号線55に、撮像結果を示す信号を出力する。信号線55は、基板面30Bの表面に、開口部12側から離れる方向(電子ペン1の後端方向)に配された配線パターンであり、コネクタ32に電気的に接続されている。信号線55には、例えばLVDS(Low Voltage Differential Signaling)形式の高周波信号が流れる。
また、第1回路基板30の基板面30Aには、撮像装置50の構成部品以外の電子部品33(ここでは受動部品)も実装されている。電子部品33は、固定具31B,31Cの最もペン先から遠い位置よりもペン先方向(開口部12)側に実装されている。このようにすることで、コネクタ32よりも後端側に電子部品33を実装する場合に比べて、第1回路基板30の肥大化が抑えられ、結果として、電子ペン1の肥大化が抑えられる。
電子部品33は、撮像装置50を構成する電子部品でなければ、抵抗素子、コンデンサ、インダクタ、トランジスタ、ICチップ等のいかなるものでもよい。また、電子部品33は、固定具31Bと固定具31Cとに挟まれる位置に設けられてもよい。すなわち、電子部品33は、第1回路基板30の筐体10Aに対する固定位置(ここでは固定具31A,31B,31Cの位置)のうち、電子ペン1の長手方向(つまりリフィル20の軸方向)において最も後端側の固定位置(ここでは固定具31B,31Cの後端位置)よりも開口部12側の領域に実装される。この構成とすることにより、電子ペン1において、第1回路基板30の筐体10Aに対する固定位置よりも更に後端側に、電子部品33を実装するための領域を確保しなくて済むか、又は、その領域が小さくなる。その結果、電子ペン1の長手方向における寸法の肥大化が抑えられる。
コネクタ32は、フレキシブルケーブル90を用いて第2回路基板60上に実装されたコネクタ63と電気的に接続される。信号線55からコネクタ63に伝送された出力信号は、フレキシブルケーブル90経由でコネクタ63に伝送し、信号処理回路101Aにおいて出力信号に応じた処理が行われる。
以上が、電子ペン1の構造に関する説明である。次に、信号処理回路101Aの処理の内容について説明する。
信号処理回路101Aは、撮像装置50の撮像結果を示す撮像画像に応じた信号処理を行う。具体的には、信号処理回路101Aは、撮像画像から符号パターン画像を含む部分画像を切り出して、部分画像を復号し、符号パターン画像に埋め込まれている情報(つまり、座標情報と識別情報)を抽出する。信号処理回路101Aが撮像画像のうちのどの範囲の部分画像を切り出すかは、検査段階での電子ペン1の校正により設定される。
図12は、電子ペン1の校正の内容を説明する図である。
図12において、撮像画像の矩形の画像領域Tの紙面左右方向を、「x軸方向」とし、紙面上下方向を、「y軸方向」としたxy座標系を定める。また、画像領域Tにおいて左上隅点を原点(0,0)として、各画素にxy座標が割り当てられている。画像領域Tは、640画素×480画素の矩形領域である。これに対し、信号処理回路101Aが座標情報と識別情報の抽出に用いるのは、240画素×240画素の部分画像である。検査段階では、例えば、電子ペン1が検査用の画像(例えばマーク画像)を撮像し、この検査用の画像が部分画像において決められた位置(例えば、部分画像の中心)に表示されるように校正が行われる。例えば、電子ペン1の撮像位置の理想的な位置からのずれがゼロであった場合、図12(a)に示すように、(x,y)=(200,120)、(440,120)、(440,360)、(200,360)を四隅とした矩形の部分画像P1が採用されるものとする。これに対し、電子ペン1の撮像位置がずれた場合、例えば図12(b)に示すように、(x,y)=(300,80)、(540,80)、(540,320)、(300,320)を四隅とした矩形の部分画像P2を採用するように、電子ペン1の校正が行われる。仮に撮像位置のずれが相当大きい場合には校正にも限界があり、信号処理回路101Aによる信号処理の妨げになりうるが、電子ペン1では以下の作用により校正がしやすくなる。この電子ペン1の校正によって、電子ペン1毎の撮像範囲Rを均一にして個体差の発生が抑制される。
まず、電子ペン1において第1回路基板30と第2回路基板60とが分離されたことにより、撮像位置の変化の原因となる外力(例えば、筐体10の捩れや歪み)の撮像装置50への伝達が抑制され、この外力を原因とした撮像位置のずれが抑制される。具体的には、光源71が第1透光部材72の凹部721に位置しているので、光源71が外力を受けた場合であっても、光源71の変位が凹部721により制限される。光源71の変位が制限されるということは、光源71が固定される先端部62の変位も抑制される。これにより、第2回路基板60(先端部62)の変位によって生じる、第2回路基板60が撮像装置50を押す力の発生が抑制され、結果として、撮像装置50の変位も抑制される。
また、リフィルガイド111と、ボス112B,112cと、ボス113A,113Bとが筐体10Aにおいて一体成形されているので、第1回路基板30の固定に係る部材を別途設けた場合の公差の影響を受けない。また、第1回路基板30は、固定具31A,31B,31Cを用いて3箇所で筐体10Aに固定されている。この固定方法によれば、固定箇所を更に多くしたり、別の箇所で固定したりするといった他の方法にした場合に比べて、電子ペン1の撮像位置の変化を抑えつつ、第1回路基板30を固定するための構造が複雑になることが抑制される。
更に、電子ペン1では、撮像位置の変化の抑制以外に以下の作用効果も奏する。
第2回路基板60において信号処理回路101Aや駆動回路101Bには高周波信号や大電流が流れることがあり、これらが電気的なノイズの発生源となることがある。ノイズ発生源の近くに信号線55やCMOSセンサ542が設けられると、これらがノイズの影響を受けて撮像画像にノイズが混入し、信号処理回路101Aにおいて符号化画像の解析の妨げとなることがある。これに対し、CMOSセンサ542がスルーホール実装されることで、第2回路基板60から発生させられる電気的なノイズが、信号線55を伝送する信号やCMOS542の出力信号に与える影響が小さくなる。また、信号線55からも電気的なノイズが発生させられるが、信号線55とCMOS542との間に第1回路基板30が位置するので、第1回路基板30によってCMOS542へのノイズの伝搬が抑制される。
更に、電子ペン1では、リフィル20や撮像装置50の位置ずれを抑えるための構成を開口部12付近のペン先20a付近に必要としない。撮像装置50が実装される第1回路基板30は、固定具31A,31B,31Cを用いて筐体10Aに固定され、更に、リフィル20は後端部分が固定具41A,41Bを用いて筐体10Aに固定されたリフィルホルダ40に保持される。この固定方法により、リフィル20及び撮像装置50の固定に別部材を電子ペン1に設けなくてよいので、その分、電子ペン1のペン先に近い部分が肥大化することがない。また、電子ペン1では、第1透光部材72によってリフィル20と照射部70とが一直線上に配置されなくても、ペン先20aで指定された位置と、撮像装置50で撮像される位置とが、第1透光部材72が設けられない場合に比べて近接する。
また、第2回路基板60には撮像系の構成部品が設けられていないので、第2回路基板60では構成部品の実装においては、第1回路基板30ほど高い位置精度が要求されない。このように、第2回路基板60は、構成部品の実装位置にずれが生じても信号処理回路101Aにおける信号処理に与える影響が小さい。また、電子ペン1の製造工程において、2つの回路基板の実装において高い位置精度が要求されない。更に、第2回路基板60では光学モジュールとは異なり、ゴミ混入などの悪影響を受けにくいので、両基板への構成部品の実装に高い位置精度とゴミ混入の抑制が要求される場合に比べて、電子ペン1の製造工程が簡素化される。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施してもよい。また、以下に示す変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態において、第1透光部材72には凹部721が形成され、凹部721に光源71が位置していた。これにより、筐体10に与えられる外力などによって光源71が変位しようとした場合であっても、第1透光部材72によりその変位が制限されて、光源71の位置決め精度が向上していた。これに対し、光源71の変位が問題とならない場合には、第1透光部材72に凹部721を設けなくてもよく、例えば第1透光部材72を平板状にしてもよい。また、外乱などによる影響が問題とならないのであれば、第2透光部材73は不要である。また、光源71は、先端部62と第1回路基板30とに挟まれた構成に限らず、先端部62に設けられていれば、第1回路基板30に挟まれた構成でなくてもよい。
上述した実施形態では、第1回路基板30は固定具31A,31B,31Bを用いて筐体10Aに固定されることで、公差による撮像位置の変化を抑えていた。これに対し、撮像位置の変化が増大する可能性があるが、電子ペン1で別途固定具が用いられることを妨げない。また、固定具は、螺子に限らずピンやナットなどの別の固定具であってもよい。また、筐体10A側に突起があって、これが第1回路基板30に開けられた孔に挿入されることで、第1回路基板30が筐体10Aに直接固定されてもよい。この場合も、筐体10Aの突起がリフィルガイド111と一体成形されていることが好ましい。
また、上述した実施形態では、第1回路基板30は固定具31A,31B,31Cを用いて3箇所で固定されていたが、4箇所以上で固定されてもよい。
上述した実施形態では、第1回路基板30の電子部品33が固定具31B及び固定具31Cよりも開口部12側に実装されていたが、電子ペン1の長手方向における寸法の肥大化が許容されるのであれば、電子部品33がコネクタ32よりも電子ペン1の後端側に実装されてもよい。また、第1回路基板30は、基板面30Aに配置される電子部品33を、撮像装置50の近傍に実装した構成であってもよい。この場合、電子部品33は、撮像装置50が実装された領域を利用して第1回路基板30に実装される。これにより、第1回路基板30の筐体10Aに対する固定位置よりも更に後端側に、電子部品33を実装するための領域を確保しなくて済むか、又は、その領域が小さくなるので、これらの領域の分だけ、電子ペン1の長手方向における寸法の肥大化が抑えられる。
また、コネクタ63は第2回路基板60の基板面60Aに実装されていたが、基板面60Bに実装されてもよい。すなわち、第2回路基板60は、基板面60A,60Bにコネクタ63やその他の電子部品を実装した両面実装基板であってよい。一方で、第2回路基板60の基板面60Bに電子部品が実装されていない片面実装基板とした場合には、両面実装基板とした場合に比べて、第2回路基板60と第1回路基板30との距離を小さくしやすいから、その結果電子ペン1を更に細くしやすくなる。
また、リフィル20の外周面が金属製でない場合や、リフィル20と第1回路基板30との接触のおそれがない場合には、絶縁材80は不要である。
また、信号線55はノイズによる影響を抑えるために第1回路基板30にスルーホール実装により基板面30Bの表面に配置(パターニング)されていたが、この影響が問題とならないのであれば、基板面30Aに信号線55が実装されてもよい。また、信号線55は、第1回路基板30の内部に配置されてもよい。第1回路基板30が前述したように多層配線構造のプリント基板である場合、内側の層の基板に信号線55が配置されるとよい。第1回路基板30が片面実装基板である場合、例えば、リフィル20と基板面30Aとの距離を小さくしやすいから、その結果電子ペン1を更に細くしやすくなる。また、第1回路基板30が片面実装基板である場合、電子ペン1の中心軸と、撮像範囲R(つまり撮像面)に導かれる光の光線角度とをより平行な関係に近づけやすくなり、且つ、電子ペン1の視野をよりペン先20aの位置に近づけやすくなるため、電子ペン1の認識特性が電子ペン1の傾きに依存しづらくなる。また、第1回路基板30が片面実装基板である場合、ペン先20aの位置を電子ペン1の中心軸に近づけやすい。
また、第2回路基板60の基板面はL字形状でなくてもよく、撮像装置50の形状に合った形状で切り欠かれていればよい。
また、本発明の電子ペンは、筐体及びその内部空間が長尺状であることを必須としない。
1…電子ペン、10,10A,10B…筐体、101…制御部、101A…信号処理回路、101B…駆動回路、102…圧力センサ、103…情報メモリ、104…通信部、105…バッテリ、106…ペンIDメモリ、107…スイッチ、111…リフィルガイド、112A,112B,112C,113A,113B…ボス、12…開口部、20…リフィル、20a…ペン先、200…媒体、30…第1回路基板、30A,30B,60A,60B…基板面、300…PC、31A,31B,31C,41A,41B…固定具、32…コネクタ、33…電子部品、40…リフィルホルダ、42…挿入孔、50…撮像装置、51…レンズ、52…絞込部、53…リフレクタ、54…撮像部、541…収容容器、542…CMOSセンサ、543…カバーガラス、55…信号線、60…第2回路基板、61…切欠部、62…先端部、63…コネクタ、70…照射部、71…光源、72…第1透光部材、721…凹部、722…拡散部、73…第2透光部材、80…絶縁材、90…フレキシブルケーブル。

Claims (7)

  1. 開口部が形成され、当該開口部側から挿入されるペン軸を案内する案内溝が形成された筐体と、
    前記筐体に固定され、前記案内溝に嵌め込まれるペン軸を保持する保持部と、
    前記案内溝を挟んで対向する位置において前記筐体に固定され、一方の基板面に撮像装置が実装された第1回路基板であって、前記開口部から前記筐体外の媒体に光を照射する照射部により照射された光の前記媒体からの反射光を、前記撮像装置が撮像する第1回路基板と
    を備え、
    前記筐体において、前記案内溝の部分と、前記保持部が固定される部分と、前記第1回路基板が固定される部分とが、単一の部材で構成されている
    ことを特徴とする電子ペン。
  2. 前記第1回路基板が片面実装基板である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子ペン。
  3. 前記一方の基板面に対向するように前記第1回路基板から離間して設けられ、前記撮像装置の撮像結果を用いて処理を行う信号処理回路が実装された第2回路基板
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子ペン。
  4. 前記第2回路基板の前記一方の基板面に対向する基板面には、電子部品が実装されていないことを特徴とする請求項3に記載の電子ペン。
  5. 前記第2回路基板は、
    前記撮像装置が挿入される切欠部が形成された先端部を前記開口部側に有し、前記先端部の前記一方の基板面側の領域に前記照射部が実装され、
    前記撮像装置が、前記切欠部に挿入された部分から入射した前記反射光を撮像する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の電子ペン。
  6. 前記筐体の前記案内溝の部分が非金属で形成され、
    前記ペン軸は、外周面に金属部分を含み、
    前記第1回路基板と、前記案内溝に嵌め込まれる前記ペン軸における前記金属部分との間に、絶縁材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子ペン。
  7. 前記信号処理回路は、
    前記撮像装置の出力信号に基づいて生成した撮像画像の一部の画像領域を切り出し、切り出した画像領域の内容に応じた処理を行う
    を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子ペン。
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