JP2013152107A - 電圧試験プラグ - Google Patents

電圧試験プラグ Download PDF

Info

Publication number
JP2013152107A
JP2013152107A JP2012012115A JP2012012115A JP2013152107A JP 2013152107 A JP2013152107 A JP 2013152107A JP 2012012115 A JP2012012115 A JP 2012012115A JP 2012012115 A JP2012012115 A JP 2012012115A JP 2013152107 A JP2013152107 A JP 2013152107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
terminal
voltage test
test plug
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012012115A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotoshi Ishida
尚稔 石田
Masayuki Shirogata
正幸 白潟
Hideyuki Okada
英之 岡田
Daigo Inaba
大剛 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2012012115A priority Critical patent/JP2013152107A/ja
Publication of JP2013152107A publication Critical patent/JP2013152107A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)

Abstract

【課題】試験器が接続状態の電圧試験プラグをテストターミナルに抜き差しできる電圧試験プラグを提供する。
【解決手段】電圧試験プラグ10は、フレーム1、接続端子2、移動体3、及び圧縮コイルばね4を備える。フレーム1は、前面に端子板11を配置し、絶縁板13を突出している。絶縁板13は、ガイド溝を形成した第1電極板13aを一方の面に有し、第2電極板13bを他方の面に有する。移動体3は、第1電極板13aに接触しながら移動できる。接続端子2は、他端部に第1接点21cを設け、試験器9に接続可能な第3ねじ端子21を有する。圧縮コイルばね4は、移動体3と端子板11が離間する力を付勢する。移動体3は、第1接点21cに対向して配置された第2接点33aを有し、絶縁板13をテストターミナルに所定の位置以上に挿入した状態では、第2接点33aが第1接点21cに接触する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧試験プラグに関する。特に、テストターミナルに接続して、電力用配電盤や継電器盤などの電気装置を保守、又は点検するときに用いられる電圧試験プラグの構造に関する。
例えば、電力用配電盤、継電器盤、又は制御装置などの電気装置を保守、又は点検するときには、電気装置に備わる電圧回路を機能試験することがある。この場合、電気装置と外部電源回路(例えば、電力系統)とが電気接続されたテストターミナルに電圧試験プラグを挿入すると、電気装置と外部電源回路を切り離すことができる。そして、この電圧試験プラグに試験器を接続して、テストターミナルを介して、試験電圧を電気装置の電圧回路に印加できる。
図10は、従来技術による電圧試験プラグの構成を示す図であり、図10(A)は、電圧試験プラグの斜視図、図10(B)は、電圧試験プラグの平面図である。図11は、従来技術による電圧試験プラグ及びテストターミナルの縦断面図であり、図11(A)は、電圧試験プラグをテストターミナルに挿入する前の状態図、図11(B)は、電圧試験プラグをテストターミナルに挿入する途上の状態図、図11(C)は、電圧試験プラグをテストターミナルに完全に挿入した状態図である。
図10又は図11を参照すると、従来技術による電圧試験プラグ70は、箱状のフレーム7と四つの接続端子7tで構成している。図示された電圧試験プラグ70は、四極の電圧試験プラグを例示している。フレーム7は、絶縁性の端子板71と絶縁性のカバー72で構成している。端子板71には、接続端子7tを取り付けている。接続端子7tは、スタッガード(千鳥格子)状に配列されている。カバー72は、端子板71の後面側を覆っている。なお、図11では、下段側の接続端子7tの図示を省略している。
図10又は図11を参照すると、電圧試験プラグ70は、平板状の絶縁板73を更に備えている。絶縁板73は、カバー72の後面側に突出するように配置されている。絶縁板73は、その一方の面(上面)に、4つの帯状の上側電極板73aを取り付けている。これらの上側電極板73aは、略平行に延びるように配置されている。又、絶縁板73は、その他方の面(下面)に、4つの帯状の下側電極板73bを取り付けている。これらの下側電極板73bは、略平行に延びるように配置されている。上側電極板73aと下側電極板73bとは、絶縁板73を間にして相反する面に配置されている。
図10又は図11を参照すると、接続端子7tは、前部端子71tと後部端子72tで構成している。前部端子71tは、導電性を有する棒状のねじ端子71aで構成され、先端部側の外周には雄ねじを形成している。ねじ端子71aは、絶縁性を有するつまみ71bを先端部側に螺合させている。又、ねじ端子71aは、上側電極板73aの端部を基端部側に固定している(図11参照)。つまみ71bを回して、試験器9から延出するケーブル9wの端末をねじ端子71aに締結すると、試験器9と上側電極板73aを電気接続できる。
図10又は図11を参照すると、後部端子72tは、導電性を有する円筒状のねじ端子72aで構成され、先端部側の外周には雄ねじを形成している。ねじ端子72aは、絶縁部材を介して、ねじ端子71aを保持すると共に、導電性を有するナット部材72bを先端部側に螺合させている。又、ねじ端子72aは、下側電極板73bの端部を基端部側に固定している(図11参照)。つまり、ねじ端子72aと下側電極板73bは、電気的に接続されている。ナット部材72bを回して、図示しないケーブルの端末をねじ端子72aに締結できる。
図11を参照すると、テストターミナル80は、配電盤などの機器100に取り付けられている。テストターミナル80は、内部に空洞を有する箱形のケース81で構成され、絶縁性を有する前面板81fに設けた矩形の開口8kから電圧試験プラグ70(絶縁板73)を挿入できる(図11(A)参照)。
図11を参照すると、ケース81の後面には、端子板81rを配置している。端子板81rには、一組のねじ端子81t・82tを取り付けている。上段のねじ端子81tには、継電器盤などの電気装置8rを電気接続している。下段のねじ端子82tには、外部電源回路8pを電気接続している。
図11を参照すると、テストターミナル80は、一対の対向するベローズ形の第1コンタクト81a・第2コンタクト81bをケース81の内部に備えている。又、テストターミナル80は、一対の圧縮コイルばね82a・82b、及び一対の帯状の導電板83a・83bをケース81の内部に備えている。
図11(A)を参照すると、導電板83aは、ねじ端子81tに端部が接続されると共に、第1コンタクト81aに接続している。そして、第1コンタクト81aの基端部は、導電板83bに導通した分岐導電板83dに接触している。同様に、導電板83bは、ねじ端子82tに端部が接続されると共に、第2コンタクト81bに接続している。そして、第2コンタクト81bの基端部は、導電板83aに導通した分岐導電板83cに接触している。このように、電圧試験プラグ70をテストターミナル80に挿入しない状態では、電気装置8rと外部電源回路8pとが電気接続されている。
図11(A)に示された状態から、図11(B)に示すように、電圧試験プラグ70をテストターミナル80に挿入すると、上側電極板73aを第1コンタクト81aに接続できると共に、下側電極板73bを第2コンタクト81bに接続できる。
図11(B)に示された状態から、図11(C)に示すように、電圧試験プラグ70をテストターミナル80に完全に挿入すると、圧縮コイルばね82aに抗して、第1コンタクト81aの基端部側を変位させ、分岐導電板83dとの接続を切り離すことができる。同時に、圧縮コイルばね82bに抗して、第2コンタクト81bの基端部側を変位させ、分岐導電板83cとの接続を切り離すことができる。つまり、電気装置8rと外部電源回路8pとの接続を切り離すことができる。そして、テストターミナル80を介して、試験器9の試験電圧を電気装置8rの電圧回路に印加できる。
図11(C)に示すように、電圧試験プラグ70をテストターミナル80に完全に挿入した状態では、電気装置8rと外部電源回路8pとの接続が切り離されているので、電気装置8rに電源を供給することが困難である。そこで、図示しない短絡金具を用いて、ねじ端子71aと後部端子72tを短絡すれば(図10参照)、電圧試験プラグ70をテストターミナル80に完全に挿入した状態で、電気装置8rと外部電源回路8pを電気接続できる。
ところで、図11(B)に示されるように、試験器9を電圧試験プラグ70に接続した状態で、電圧試験プラグ70をテストターミナル80に抜き差しする場合がある。この場合、瞬間的に、電気装置8rと外部電源回路8pが接続されると共に、試験器9と外部電源回路8pが接続されることにより、外部電源回路8pが短絡状態になり、外部電源回路8pに備えたヒューズが切れる、又は電気装置8rが誤動作するなどの不具合を発生させることがある。
このような不具合を解消するため、試験器によって継電器盤などの電気装置を試験するときに、電気装置又は外部電源回路に誤動作又は損傷が生じることのない、電圧試験プラグ及びテストターミナルが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1による電圧試験プラグは、試験器が非接続であることを確認する確認回路を内部に備えている。一方、特許文献1によるテストターミナルは、試験器が接続された電圧試験プラグを阻止又はロックする電気ソレノイドを備えている。これにより、試験器が接続状態の電圧試験プラグをテストターミナルに抜き差しすることを阻止できる。したがって、電気装置又は外部電源回路に誤動作又は損傷が生じることを防止できる。
特開平7−12844号公報
しかし、特許文献1による電圧試験プラグは、試験器を接続しない状態でテストターミナルに挿入し、その後、電圧試験プラグに試験器を接続している。又、電圧試験プラグと試験器の接続を解除した後に、テストターミナルから電圧試験プラグを引き抜いている。このように、特許文献1による電圧試験プラグは、試験器との接続と解除を繰り返すので、作業効率に優れないという問題がある。試験器が接続状態の電圧試験プラグをテストターミナルに抜き差ししても、電気装置又は外部電源回路に誤動作又は損傷が生じることのない、作業効率に優れた電圧試験プラグが求められている。
又、特許文献1による電圧試験プラグは、試験器が非接続であることを確認する確認回路を内部に備えている。又、特許文献1によるテストターミナルは、電気ソレノイドを備えている。したがって、特許文献1による電圧試験プラグ及びテストターミナルは、構成を複雑にしているという問題がある。電気装置又は外部電源回路に誤動作又は損傷が生じることなく、電圧試験の作業効率を向上させると共に、構成が簡易な電圧試験プラグが求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、電気装置又は外部電源回路に誤動作又は損傷が生じることなく、電圧試験の作業効率を向上させると共に、構成が簡易な電圧試験プラグを提供することを目的とする。
本発明者らは、通常、電気装置に接続される上側電極板と試験器に接続される前部端子との接続が電圧試験プラグの内部で切り離されているが、電圧試験プラグをテストターミナルに完全に挿入すると、上側電極板が移動して前部端子と接続する移動機構を電圧試験プラグに設けることにより、これらの課題を解消できると考え、これに基づいて、以下のような新たな電圧試験プラグを発明するに至った。
(1)本発明による電圧試験プラグは、電気装置に接続した第1ねじ端子、及び外部電源回路に接続した第2ねじ端子を外部に有し、前記第1ねじ端子に接続した第1コンタクト、及びこの第1コンタクトに対向配置され、前記第2ねじ端子に接続した第2コンタクトを内部に有する箱状のテストターミナルに挿入され、前記電気装置を試験するときには、前記第1コンタクトと前記第2コンタクトとの接続が切り離されて、前記第1コンタクト及び前記第1ねじ端子を介して、試験器を前記電気装置に接続可能な電圧試験プラグであって、端子板を一方の面に配置し、前記第1コンタクトと前記第2コンタクトとの間に挿入可能な平板状の絶縁板を他方の面から突出させた箱状のフレームと、一端部に前記試験器を接続でき、他端部に第1接点を設けた棒状の第3ねじ端子を有する前部端子、及び絶縁部材を介して前記第3ねじ端子の周囲を保持する円筒状の第4ねじ端子を有する後部端子で構成され、前記端子板に配置された一つ以上の接続端子と、前記絶縁板の一方の面に固定され、上面が前記第1コンタクトに接触できると共に、両側面にガイド溝を形成した帯板状の第1電極板と、前記絶縁板の他方の面に固定され、前記第2コンタクトに接触できると共に、前記第4ねじ端子の後端部に接続した帯状の第2電極板と、前記第1電極板と接触を保ちながら、一対の前記ガイド溝に案内されて、当該第1電極板が延びる方向と略平行に移動可能な導電性を有する移動体と、この移動体と前記端子板が離間する方向に力を付勢する付勢部材と、を備え、前記移動体は、前記第1接点に対向して配置された第2接点を有し、前記絶縁板を前記テストターミナルに挿入して、前記電気装置と前記外部電源回路が接続した状態から更に挿入すると、前記移動体が前記端子板に向かって移動し、前記第2接点が前記第1接点に接触する。
(2)前記移動体は、前記第1電極板が延びる方向と直交する方向に絶縁部材を介して連設されていることが好ましい。
(3)前記移動体は、前記端子板に向かって突出し、先端部に鉤状片を設けたランスを有し、前記フレームは、前記ランスの鉤状片が係止でき、前記第2接点が前記第1接点に接触した第1の状態を維持する第1係合穴と、前記ランスの鉤状片が係止でき、前記第2接点と前記第1接点が所定の距離で離間した第2の状態を維持する第2係合穴と、を有することが好ましい。
(4)前記フレームは、前記ランスの鉤状片を押して、前記第1の状態を解除する解除ボタンを更に有することが好ましい。
本発明による電圧試験プラグは、一端部に試験器を接続でき、他端部に第1接点を設けた接続端子と、電気装置に接続可能な第1電極板と接触を保ちながら、移動可能な移動体と、備え、通常は、移動体に設けた第2接点と第1接点が離間しているが、電圧試験プラグをテストターミナルに挿入して、電気装置と外部電源回路が接続した状態から更に挿入すると、移動体が端子板に向かって移動し、第2接点が第1接点に接触できる。本発明による電圧試験プラグは、試験器が接続状態の電圧試験プラグをテストターミナルに抜き差ししても、電気装置又は外部電源回路に誤動作又は損傷が生じることを防止できる。
本発明の一実施形態による電圧試験プラグの構成を示す斜視図である。 前記実施形態による電圧試験プラグの構成を示す平面図であり、フレームを横断面で示している。 前記実施形態による電圧試験プラグの構成を示す正面図である。 図2のA−A矢視断面図である。 図2のB−B矢視断面図である。 前記実施形態による電圧試験プラグの構成を示す背面図である。 前記実施形態による電圧試験プラグ及びテストターミナルの縦断面図であり、電圧試験プラグをテストターミナルに挿入する途上の状態図である。 前記実施形態による電圧試験プラグ及びテストターミナルの縦断面図であり、電圧試験プラグをテストターミナルに完全に挿入した状態図である。 前記実施形態による電圧試験プラグに備わるロック機構の縦断面であり、図9(A)は、移動体が通常状態で保持されている状態図、図9(B)は、移動体がテストターミナルに押されて電圧試験プラグの内部に移動して状態図である。 従来技術による電圧試験プラグの構成を示す図であり、図10(A)は、電圧試験プラグの斜視図、図10(B)は、電圧試験プラグの平面図である。 従来技術による電圧試験プラグ及びテストターミナルの縦断面図であり、図11(A)は、電圧試験プラグをテストターミナルに挿入する前の状態図、図11(B)は、電圧試験プラグをテストターミナルに挿入する途上の状態図、図11(C)は、電圧試験プラグをテストターミナルに完全に挿入した状態図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[電圧試験プラグの構成]
最初に、本発明の一実施形態による電圧試験プラグの構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態による電圧試験プラグの構成を示す斜視図である。図2は、前記実施形態による電圧試験プラグの構成を示す平面図であり、フレームを横断面で示している。図3は、前記実施形態による電圧試験プラグの構成を示す正面図である。図4は、図2のA−A矢視断面図である。
図5は、図2のB−B矢視断面図である。図6は、前記実施形態による電圧試験プラグの構成を示す背面図である。なお、従来技術で説明した符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じとするので、以下では説明を割愛する場合がある。
図1から図3を参照すると、本発明の一実施形態による電圧試験プラグ10は、箱状のフレーム1と四つの接続端子2で構成している。図示された電圧試験プラグ10は、四極の電圧試験プラグを例示している。フレーム1は、絶縁性のカバー12の前面に絶縁性の端子板11を取り付けている。端子板11には、接続端子2を取り付けている。接続端子2は、一列に配置されている(図3参照)。
(電極板の構成)
図1から図3を参照すると、電圧試験プラグ10は、平板状の絶縁板13を更に備えている。絶縁板13は、カバー12の後面側に突出するように配置されている。絶縁板13は、その一方の面(上面)に、4つの帯状の第1電極板13aを取り付けている。これらの第1電極板13aは、略平行に延びるように配置されている。又、これらの第1電極板13aは、方形のガイド溝131・131を両側面に形成している(図5又は図6参照)。
又、図1から図3を参照すると、絶縁板13は、その他方の面(下面)に、4つの帯状の第2電極板13bを取り付けている。これらの第2電極板13bは、略平行に延びるように配置されている。第1電極板13aと第2電極板13bとは、絶縁板13を間にして相反する面に配置されている。
図1又は図2を参照して、テストターミナル80の前部に設けた開口8k(図11(A)参照)に絶縁板13を挿入すると、第1コンタクト81aと第2コンタクト81bの接続を切り離して、第1電極板13aの上面を第1コンタクト81aに接続できる(図8参照)。そして、電気装置8rを第1電極板13aに接続できる(図8参照)。
又、図1又は図2を参照して、テストターミナル80の前部に設けた開口8k(図11(A)参照)に絶縁板13を挿入すると、第1コンタクト81aと第2コンタクト81bの接続を切り離して、第2電極板13bを第2コンタクト81bに接続できる(図8参照)。そして、外部電源回路8pを第2電極板13bに接続できる(図8参照)。
(接続端子の構成)
図1又は図2を参照すると、接続端子2は、前部端子21と後部端子22で構成している。前部端子21は、導電性を有する棒状の第3ねじ端子21aで構成され、先端部側の外周には雄ねじを形成している。第3ねじ端子21aは、絶縁性を有するつまみ21bを先端部側に螺合させている。又、第3ねじ端子21aの後端部には、第1接点21cを設けている。つまみ21bを回して、試験器9から延出するケーブル9wの端末を第3ねじ端子21aに締結すると(図10(B)参照)、試験器9と前部端子21を電気接続できる。
図1又は図2を参照すると、後部端子22は、導電性を有する円筒状の第4ねじ端子22aで構成され、先端部側の外周には雄ねじを形成している。第4ねじ端子22aは、絶縁部材を介して、第3ねじ端子21aを保持すると共に、導電性を有するナット部材22bを先端部側に螺合させている。又、第4ねじ端子22aは、第2電極板13bの端部を基端部側に固定している(図7又は図8参照)。つまり、第4ねじ端子22aと第2電極板13bは、電気的に接続されている。ナット部材22bを回して、図示しないケーブルの端末を第4ねじ端子22aに締結できる。
(移動体の構成)
図1又は図2及び図5又は図6を参照すると、電圧試験プラグ10は、導電性を有する直方体状の移動体3を更に備えている。移動体3は、一対のガイド溝131・131に嵌合可能な突片3a・3aを基端部に形成している(図5又は図6参照)。そして、移動体3は、第1電極板13aと接触を保ちながら、一対のガイド溝131・131に案内されて、第1電極板13aが延びる方向と略平行に移動できる。
図1又は図2及び図5又は図6を参照すると、四つの移動体3は、第1電極板13aが延びる方向と直交する方向に絶縁部材31を介して連設されている。つまり、四つの移動体3は、一体になって、第1電極板13aが延びる方向と略平行に移動できる。又、これらの移動体3の背面及び上面は、絶縁性を有するカバー32で覆われている(図7又は図8参照)。
図1又は図2を参照すると、移動体3は、U字状に屈曲した接点ばね33を前面側に固定している。接点ばね33の自由端は、第1接点21cに対向して配置された第2接点33aとなっている(図7参照)。そして、移動体3を端子板11に向かって移動すると、第2接点33aを第1接点21cに接触(接続)できる(図8参照)。
(付勢部材の構成)
図2を参照すると、電圧試験プラグ10は、一組の付勢部材となる圧縮コイルばね4・4を内部に備えている。圧縮コイルばね4の一端部は、端子板11の背面側に突出した受け座13cに保持されている(図4参照)。圧縮コイルばね4の他端部は、絶縁部材31の前面側に突出した受け座31aに保持されている(図5参照)。そして、これらの圧縮コイルばね4・4は、移動体3と端子板11が離間する方向に力を付勢している。
[電圧試験プラグの作用]
次に、実施形態による電圧試験プラグ10の構成を補足しながら、電圧試験プラグ10の作用及び効果を説明する。図7は、前記実施形態による電圧試験プラグ及びテストターミナルの縦断面図であり、電圧試験プラグをテストターミナルに挿入する途上の状態図である。図8は、前記実施形態による電圧試験プラグ及びテストターミナルの縦断面図であり、電圧試験プラグをテストターミナルに完全に挿入した状態図である。
図9は、前記実施形態による電圧試験プラグに備わるロック機構の縦断面であり、図9(A)は、移動体が通常状態で保持されている状態図、図9(B)は、移動体がテストターミナルに押されて電圧試験プラグの内部に移動して状態図である。
図1又は図2を参照すると、通常、電圧試験プラグ10は、一組の圧縮コイルばね4・4に付勢されて、移動体3に設けた第2接点33aと第1接点21cが離間している(図7参照)。図7に示すように、電圧試験プラグ10をテストターミナル80に挿入すると、第1電極板13aを第1コンタクト81aに接続できると共に、第2電極板13bを第2コンタクト81bに接続できる。
図7を参照すると、試験器9のケーブル9wの端末が接続端子2に接続され、第1コンタクト81a及び第2コンタクト81bを介して、電気装置8rと外部電源回路8pが瞬間的に接続されるが、移動体3に設けた第2接点33aと第1接点21cが離間しているので、電気装置8rと外部電源回路8pが断絶されると共に、試験器9と外部電源回路8pが断絶されることにより、電気装置8r又は外部電源回路8pに誤動作又は損傷が生じることを防止できる。
図8に示すように、試験器9が接続された電圧試験プラグ10をテストターミナル80に更に挿入された状態では、第3ねじ端子21a→第1接点21c→接点ばね33→移動体3→第1電極板13a→第1コンタクト81a→導電板83a→ねじ端子81tの経路を経て、試験器9を電気装置8rに接続している。そして、試験電圧を電気装置8rの電圧回路に印加できる。
図8に示された状態から、試験器9が接続された電圧試験プラグ10をテストターミナル80から引き抜くと、図7に示された状態に戻り、電気装置8r又は外部電源回路8pに誤動作又は損傷が生じることを防止できる。実施形態による電圧試験プラグ10は、試験器9が接続状態の電圧試験プラグ10をテストターミナル80に抜き差ししても、電気装置8r又は外部電源回路8pに誤動作又は損傷が生じることを防止できる。
(ロック機構の構成及び作用)
次に、実施形態による電圧試験プラグ10に備わるロック機構の構成及び作用を説明する。図5又は図9を参照すると、複数の移動体3を覆うカバー32には、ランス32rを上部の中央部に設けている。ランス32rは、端子板11に向かって突出するように配置され、先端部の鉤状片321を設けている。
一方、図9を参照すると、フレーム1は、ランス32rの鉤状片321が係止できる第1係合穴1hと第2係合穴2hをカバー12の上面に開口している。図8又は図9(B)を参照して、第1係合穴1hに鉤状片321が係止しているときは、第2接点33aが第1接点21cに接触した第1の状態を維持できる。一方、図7又は図9(A)を参照して、第2係合穴2hに鉤状片321が係止しているときは、第2接点33aと第1接点21cが所定の距離で離間した第2の状態を維持できる。
図6又は図9を参照すると、フレーム1は、基端部がカバー12の上面に結合した、片持ち状の弾性片12rを備えている。弾性片12rの先端部には、解除ボタン12bを設けている。解除ボタン12bは、第1係合穴1hの上方に配置されている。
図9(B)に示された状態から、解除ボタン12bを押すと、ランス32rの鉤状片321が下方に撓むと共に、一組の圧縮コイルばね4・4に付勢されて(図2参照)、第2接点33aが第1接点21cに接触した第1の状態を解除できる。そして、第2接点33aと第1接点21cが所定の距離で離間した第2の状態に復帰できる(図9(A)参照)。
本発明による電圧試験プラグは、以下の効果が期待できる。
(1)試験器を接続した状態の電圧試験プラグをテストターミナルに抜き差ししても、試験器と外部電源回路との短絡を防止でき、電気装置と外部電源回路を接続した運転状態での影響は排除でき、作業の安全性を向上できる。
(2)試験器を切り離すことなく、電圧試験プラグをテストターミナルに抜き差しでき、作業効率を向上できる。
(3)複数の電気装置を試験するときに、その都度、試験器の接続を解除する必要がなく、大幅に作業時間を短縮できる。
本発明による電圧試験プラグは、実施の形態に限定されない。例えば、フレームに配置される接続端子は、三極であってもよく、二極であってもよい。端子板には、複数の接続端子を実施形態に示すように一列に配置してもよく、複数の接続端子を従来技術に示すようにスタッガード(千鳥格子)状に配列してもよい。
1 フレーム
2 接続端子
3 移動体
4 圧縮コイルばね(付勢部材)
8p 外部電源回路
8r 電気装置
9 試験器
10 電圧試験プラグ
11 端子板
12 カバー
13 絶縁板
13a 第1電極板
13b 第2電極板
21 前部端子
21a 第3ねじ端子
21c 第1接点
22 後部端子
22a 第4ねじ端子
33a 第2接点
80 テストターミナル
81a 第1コンタクト
81b 第2コンタクト
81t 第1ねじ端子
82t 第2ねじ端子
131 ガイド溝

Claims (4)

  1. 電気装置に接続した第1ねじ端子、及び外部電源回路に接続した第2ねじ端子を外部に有し、前記第1ねじ端子に接続した第1コンタクト、及びこの第1コンタクトに対向配置され、前記第2ねじ端子に接続した第2コンタクトを内部に有する箱状のテストターミナルに挿入され、前記電気装置を試験するときには、前記第1コンタクトと前記第2コンタクトとの接続が切り離されて、前記第1コンタクト及び前記第1ねじ端子を介して、試験器を前記電気装置に接続可能な電圧試験プラグであって、
    端子板を一方の面に配置し、前記第1コンタクトと前記第2コンタクトとの間に挿入可能な平板状の絶縁板を他方の面から突出させた箱状のフレームと、
    一端部に前記試験器を接続でき、他端部に第1接点を設けた棒状の第3ねじ端子を有する前部端子、及び絶縁部材を介して前記第3ねじ端子の周囲を保持する円筒状の第4ねじ端子を有する後部端子で構成され、前記端子板に配置された一つ以上の接続端子と、
    前記絶縁板の一方の面に固定され、上面が前記第1コンタクトに接触できると共に、両側面にガイド溝を形成した帯板状の第1電極板と、
    前記絶縁板の他方の面に固定され、前記第2コンタクトに接触できると共に、前記第4ねじ端子の後端部に接続した帯状の第2電極板と、
    前記第1電極板と接触を保ちながら、一対の前記ガイド溝に案内されて、当該第1電極板が延びる方向と略平行に移動可能な導電性を有する移動体と、
    この移動体と前記端子板が離間する方向に力を付勢する付勢部材と、を備え、
    前記移動体は、前記第1接点に対向して配置された第2接点を有し、
    前記絶縁板を前記テストターミナルに挿入して、前記電気装置と前記外部電源回路が接続した状態から更に挿入すると、前記移動体が前記端子板に向かって移動し、前記第2接点が前記第1接点に接触する電圧試験プラグ。
  2. 前記移動体は、前記第1電極板が延びる方向と直交する方向に絶縁部材を介して連設されている請求項1記載の電圧試験プラグ。
  3. 前記移動体は、前記端子板に向かって突出し、先端部に鉤状片を設けたランスを有し、
    前記フレームは、
    前記ランスの鉤状片が係止でき、前記第2接点が前記第1接点に接触した第1の状態を維持する第1係合穴と、
    前記ランスの鉤状片が係止でき、前記第2接点と前記第1接点が所定の距離で離間した第2の状態を維持する第2係合穴と、を有する請求項1又は2記載の電圧試験プラグ。
  4. 前記フレームは、前記ランスの鉤状片を押して、前記第1の状態を解除する解除ボタンを更に有する請求項3記載の電圧試験プラグ。
JP2012012115A 2012-01-24 2012-01-24 電圧試験プラグ Pending JP2013152107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012012115A JP2013152107A (ja) 2012-01-24 2012-01-24 電圧試験プラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012012115A JP2013152107A (ja) 2012-01-24 2012-01-24 電圧試験プラグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013152107A true JP2013152107A (ja) 2013-08-08

Family

ID=49048572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012012115A Pending JP2013152107A (ja) 2012-01-24 2012-01-24 電圧試験プラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013152107A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104391232A (zh) * 2014-12-22 2015-03-04 国网河南省电力公司南阳供电公司 一种全自动绝缘杆耐压试验装置
CN106066410A (zh) * 2016-06-30 2016-11-02 国网新疆电力公司吐鲁番供电公司 高空测试钳
CN107202910A (zh) * 2017-06-12 2017-09-26 广东电网有限责任公司揭阳供电局 一种具有防止未短接误断开功能的试验端子
CN108346767A (zh) * 2017-01-22 2018-07-31 泰科电子(上海)有限公司 连接组件
CN117665341A (zh) * 2024-02-01 2024-03-08 沈阳翔梦科技有限公司 一种驱动器的测试终端

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104391232A (zh) * 2014-12-22 2015-03-04 国网河南省电力公司南阳供电公司 一种全自动绝缘杆耐压试验装置
CN106066410A (zh) * 2016-06-30 2016-11-02 国网新疆电力公司吐鲁番供电公司 高空测试钳
CN108346767A (zh) * 2017-01-22 2018-07-31 泰科电子(上海)有限公司 连接组件
CN108346767B (zh) * 2017-01-22 2023-11-17 泰科电子(上海)有限公司 连接组件
CN107202910A (zh) * 2017-06-12 2017-09-26 广东电网有限责任公司揭阳供电局 一种具有防止未短接误断开功能的试验端子
CN107202910B (zh) * 2017-06-12 2023-03-24 广东电网有限责任公司揭阳供电局 一种具有防止未短接误断开功能的试验端子
CN117665341A (zh) * 2024-02-01 2024-03-08 沈阳翔梦科技有限公司 一种驱动器的测试终端
CN117665341B (zh) * 2024-02-01 2024-04-16 沈阳翔梦科技有限公司 一种驱动器的测试终端

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3082197B1 (en) Connector
JP2013152107A (ja) 電圧試験プラグ
JP5730445B2 (ja) 電気的シリーズ用端子およびシリーズ端子ブロック
JP6054600B2 (ja) コネクタ
EP2538501B1 (en) Connector
CN109638515B (zh) 一种带自检测结构的短路保护连接器
TW201403960A (zh) 接觸件、連接器及連接裝置
DE58908217D1 (de) Elektrische Kontaktsteckvorrichtung.
CN104993267A (zh) 一种伸缩插片式移动插座
CN102449807A (zh) 端部装载的电池托架
CN107666047B (zh) 连接器
CN108288785B (zh) 三极通断漏电保护插头
CN204558740U (zh) 一种安全插座
CN110337761B (zh) 具有弹簧桥的插接连接器模块
KR101968068B1 (ko) 고전압 커넥터 및 고전압 연결 형성 방법
US20190372278A1 (en) Electrical connection device with built-in lockout function
KR200419127Y1 (ko) 플러그 및 콘센트
CN210272889U (zh) 一种自短路保护连接器
CN109149204B (zh) 具有短路保护功能的连接器、连接器的连接模块
JP5918426B2 (ja) コネクタ
KR101443660B1 (ko) 커넥터 및 이를 포함하는 커넥터 접속불량 검출장치
CN214280355U (zh) 一种插座及工业连接器
CN109217042B (zh) 水晶插头及具有该水晶插头的网络连接端口
US2487560A (en) Safety plug socket
CN203660204U (zh) 插座