JP2013151607A - 衣料用洗剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯後の衣類等の繊維製品の仕上がりの色合い・白さの低下を十分に防ぐことのできる衣料用洗剤組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】(A)過炭酸ナトリウム、
(B)炭酸水素アルカリ金属塩、
(C)炭酸アルカリ金属塩、
(D)アルミノ珪酸塩、及び
(E)界面活性剤、
を含有する衣料用洗剤組成物であって、(B)成分の含有量が、該組成物の総質量に対して20質量%以上、(D)成分の含有量が、該組成物の総質量に対して10質量%以下であり、かつ、炭酸根に対する炭酸水素根の質量比(HCO3 -/CO3 2-)が0.9以上である、前記衣料用洗剤組成物を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、衣類やタオル等の繊維製品に用いられる衣料用洗剤組成物に関する。詳細には、洗濯後の衣類等の繊維製品の仕上がりの色合い・白さの低下を十分に防ぐことのできる衣料用洗剤組成物に関する。
これまでに、種々の衣料用洗剤組成物が提案されている。従来、衣料用洗剤組成物の洗浄力向上、洗濯した衣類の白さ維持や悪臭の低減のために、衣類の汚れを落とすことに着目して衣料用洗剤組成物の配合成分を検討することが主に行われてきた。
例えば、特許文献1には、特定の界面活性剤の組合せ、蛍光増白剤及び炭酸水素塩を含有する高嵩密度洗剤が記載されている。特許文献2には、特定の界面活性剤の組合せ、ゼオライト及びリン酸塩を含有する固形洗濯洗剤組成物が記載されている。特許文献3には、銅化合物、亜鉛化合物、過酸化水素又は水中で過酸化水素を放出する過酸化物、キレート化合物、界面活性剤及び香料を含有する漂白性組成物が記載されている。
特開2001−152198号公報 特開2008−530272号公報 特開2011−57745号公報
しかしながら、近年、洗濯機の大型化、ドラム洗濯機の普及、環境・節約を意識した節水洗濯や詰込み洗濯など洗濯環境に変化が生じてきている。それに伴い、従来の一般的な洗剤製品において、洗濯した衣類の仕上がりの色合い・白さの低下が生じてしまうことが課題となっている。
従って、このような近年の洗濯環境の変化に対応した、洗濯後の衣類の仕上がりの色合い・白さの低下を十分に防ぐことのできる衣料用洗剤組成物が必要とされている。
本発明では、衣類等の繊維製品の洗濯時に生じる洗濯液のくすみ(洗浄液中の汚れ)に着目し、過炭酸ナトリウムと炭酸水素アルカリ金属塩とを組み合わせて配合し、特定の炭酸水素根/炭酸根比率にすることでこの洗濯液のくすみを改善し、更に蛍光剤を配合する場合には該蛍光剤の効果を高めることができ、上記課題を解決できることを見出した。
過炭酸ナトリウムは、水中で過酸化水素を放出して漂白作用を示す物質であり、過酸化水素のpKa(酸解離定数)が11.7であることより、水溶液のpHが高いほうが良好な漂白作用を示すことが知られている。一方、過炭酸ナトリウム水溶液に炭酸水素アルカリ金属塩を添加した場合、水溶液のpHが低下することから、通常、過炭酸ナトリウムによる漂白作用が低下する傾向にあると考えられる。従って、衣料用洗剤組成物において、過炭酸ナトリウムと炭酸水素アルカリ金属塩を組み合わせて配合することが、洗濯後の衣類等の繊維製品の仕上がりの色合い・白さ等について優れた効果を発揮するとは、予想し得るものでなかった。
しかしながら、本発明者らは、衣料用洗剤組成物において、過炭酸ナトリウムと炭酸水素アルカリ金属塩とを組み合わせて配合し、特定の炭酸水素根/炭酸根比率にすることにより、洗濯液のくすみを改善し、更に蛍光剤を配合する場合には該蛍光剤の効果を高めることができるという予想外の効果がもたらされることを見出した。
なお、上記の特許文献3には、実施例において、過炭酸ナトリウムと炭酸水素アルカリ金属塩とを組み合わせて配合した組成物が記載されているが、いずれも以下の本発明の構成を満たすものではない。また、特許文献3に記載の発明は、優れた残香性で香りを付与することができることを特徴とするものであり、特許文献3には、洗濯液のくすみを改善できること、また、更に蛍光剤を配合する場合には該蛍光剤の効果を高めることができることについては何ら開示も示唆もされていない。
本発明は、
(A)過炭酸ナトリウム、
(B)炭酸水素アルカリ金属塩、
(C)炭酸アルカリ金属塩、
(D)アルミノ珪酸塩、及び
(E)界面活性剤、
を含有する衣料用洗剤組成物であって、(B)成分の含有量が、該組成物の総質量に対して20質量%以上、(D)成分の含有量が、該組成物の総質量に対して10質量%以下であり、かつ、炭酸根に対する炭酸水素根の質量比(HCO3 -/CO3 2-)が0.9以上である、前記衣料用洗剤組成物、
を提供する。
また、本発明は、上記(A)〜(E)成分に加えて、更に(F)アニオン性の水溶性及び/又は準分散性蛍光増白剤、並びに水不溶性青色系色素から選ばれる1種又は2種以上を含有する衣料用洗剤組成物を提供する。
また別の態様では、本発明は、上記(A)〜(E)成分又は上記(A)〜(F)成分に加えて、更に(G)セルラーゼを含有する衣料用洗剤組成物を提供する。
本発明の衣料用洗剤組成物によれば、洗濯機の大型化、ドラム洗濯機の普及、環境・節約を意識した節水洗濯や詰込み洗濯などの洗濯環境においても、洗濯後の衣類等の繊維製品の仕上がりの色合い・白さの低下を十分に防ぐことができる。
[(A)成分]
本発明の衣料用洗剤組成物において用いられる(A)成分は、過炭酸ナトリウムである。過炭酸ナトリウムを配合することにより、洗濯時の洗浄液中に出てきた汚れによる溶液のくすみ(L*値、b*値)を減少させることができ、更に、汚れと繊維のゼータ電位の絶対値を大きくすることで、汚れの布への再付着を抑えることができる。
本発明の衣料用洗剤組成物において、過炭酸ナトリウムをそのまま配合してもよいし、過炭酸ナトリウムの粒子に被覆が施された被覆過炭酸ナトリウム粒子を配合してもよい。被覆過炭酸ナトリウム粒子を用いることで、貯蔵時の過炭酸ナトリウムの安定性を改善し得る。
被覆過炭酸ナトリウム粒子としては、公知のものが利用できる。例えば、ケイ酸及び/又はケイ酸塩とホウ酸及び/又はホウ酸塩とで被覆したものや、LAS等の界面活性剤と無機化合物とを組み合わせて被覆したものが好ましい。具体的には、特許第2918991号公報等に記載されているように、ケイ酸及び/又はケイ酸アルカリ金属塩水溶液とホウ酸及び/又はホウ酸アルカリ金属塩水溶液等を噴霧して被覆したものや、特許第2871298号公報等に記載の、芳香族炭化水素スルホン酸及び/又は平均粒子径が10〜500μmである珪酸アルカリ塩、炭酸塩、重炭酸塩及び硫酸塩等で被覆したもの、並びにパラフィンやワックス等の水不溶性有機化合物で被覆したもの等が挙げられる。非危険物化のために、被覆過炭酸ナトリウム粒子を炭酸ナトリウムや炭酸水素ナトリウム等、種々の無機物等と粉体ブレンドして用いてもよい。
過炭酸ナトリウム及び被覆過炭酸ナトリウム粒子は市販品を使用し得る。例えば、SPCC(Zhejiang Jinke Chemicals Co.,Ltd.)、Sodium Percarbonate(浙江迪希化工有限公司Zhejiang DC Chemical CO.,Ltd.)、PC−W(日本パーオキサイド)等が好適な物として挙げられる。
本発明の衣料用洗剤組成物において、(A)成分として被覆過炭酸ナトリウム粒子を配合する場合、該粒子の平均粒子径は200〜1000μmが好ましく、500〜1000μmがより好ましい。また、溶解性及び安定性の向上のため、該粒子中、粒径125μm未満の粒子及び1400μmを超える粒子は10質量%以下であることが好ましい。
なお、本明細書において、「平均粒子径」は、下記測定方法により求められる値である。
「平均粒子径の測定方法」
まず、測定対象物(サンプル)について、目開き1680μm、1410μm、1190μm、1000μm、710μm、500μm、350μm、250μm、149μmの9段の篩と受け皿を用いて分級操作を行う。分級操作は、まず受け皿の上方に該9段の篩を、上に向かって目開きが次第に大きくなるように積み重ね、最上部の目開き1680μmの篩の上から100g/回のサンプルを入れる。次いで、蓋をしてロータップ型ふるい振盪機(飯田製作所社製、タッピング:156回/分、ローリング:290回/分)に取り付け、10分間振動させた後、それぞれの篩および受け皿上に残留したサンプルを篩目ごとに回収して、サンプルの質量を測定する。
受け皿と各篩との質量頻度を積算していき、積算の質量頻度が、50%以上となる最初の篩の目開きをaμmとし、aμmよりも一段大きい篩の目開きをbμmとし、受け皿からaμmの篩までの質量頻度の積算をc%、また、aμmの篩上の質量頻度をd%として、下記数式(1)により平均粒子径(質量50%)を求める。
Figure 2013151607
(A)成分の配合量は、汚れの再付着防止と下記の(F)成分の効果向上の観点から、衣料用洗剤組成物の総質量に対して2〜20質量%が好ましく、3〜15質量%がより好ましい。(A)成分の配合量が2質量%以上であれば十分な効果を発揮でき、20質量%を超えると、再付着防止能が飽和する場合があり、効率的でない場合がある。
[(B)成分]
本発明の衣料用洗剤組成物において用いられる(B)成分は、炭酸水素アルカリ金属塩である。炭酸水素アルカリ金属塩を配合することにより、上記(A)成分の効果を更に向上させることができる。この効果は、炭酸水素アルカリ金属塩以外の他の無機塩(例えば、硫酸ナトリウムや炭酸ナトリウム)で代用しても発現されない。
本発明の衣料用洗剤組成物において、(B)成分として配合され得る炭酸水素アルカリ金属塩としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、セスキ炭酸ナトリウム等が挙げられ、その中でも炭酸水素ナトリウムが好ましい。これらの(B)成分は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
(B)成分の粒子径は、特に限定されないが、例えば、平均粒子径10〜1000μmが好ましく、150〜350μmがより好ましい。10μm以上であれば、粒状洗剤組成物の製造工程中における粉立ちが抑制され、1000μm以下であれば、使用時に水への溶解性が良好である。なお、成分(B)の平均粒子径は、成分(A)の平均粒子径と同様に上記の測定方法で得られる値である。
(B)成分の粒度分布は、特に限定されないが、粒子径600μm以上の粒子が実質的に含まれていないことが好ましい。このような粒子が含まれていないことで溶解性がより向上し、本発明の効果が向上する。
また、成分(B)は、粒子径150μm以上の粒子が、成分(B)中に20質量%未満であることが好ましく、10質量%未満であることがより好ましい。粒子径150μm未満の粒子が20質量%未満であると、粒状洗剤組成物における粒子の固化が良好に抑えられやすい。
(B)成分の配合量は、例えば、衣料用洗剤組成物の総質量に対して、20質量%以上であり、40質量%以下である。上記(A)成分の効果向上の観点から、20〜35質量%が好ましく、25〜30質量%がより好ましい。20質量%未満では、洗浄液のくすみ改善が充分に得られず再付着が生じやすくなる場合があり、35質量%を超えるとくすみ改善効果が飽和する場合がある。
(A)/(B)の好ましい比率(質量比)は、0.06〜1.00、より好ましくは0.20〜1.00である。この範囲内であると、特に下記(F)成分の蛍光剤の効果が良好となる。
[(C)成分]
本発明の衣料用洗剤組成物において用いられる(C)成分は、炭酸アルカリ金属塩であり、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムである。
(C)成分の配合量は、衣料用洗剤組成物の総質量に対して10〜30質量%が好ましい。10質量%以上であると十分な洗浄力を発揮することができ、30質量%を超えると粉体物性が低下する場合がある。
本発明の衣料用洗剤組成物中の炭酸根に対する炭酸水素根の質量比(HCO3 -/CO3 2-)は0.9以上であり、より好ましくは1.0から1.5である。この範囲内であると、特に洗浄液のくすみ改善効果が良好になり、衣類等の仕上がりも特に良好となる。
[(D)成分]
本発明の衣料用洗剤組成物において用いられる(D)成分は、アルミノ珪酸塩である。アルミノ珪酸塩を配合することにより、良好な粉体物性を提供することができる。
アルミノ珪酸塩としては、結晶質、非晶質(無定形)のいずれのものも用いることがで
きる。結晶性アルミノ珪酸塩としてはゼオライトが好適に配合でき、該ゼオライトとしては、A型、X型、Y型、P型いずれも使用できる。
(D)成分の配合量は、洗浄力、流動性等の粉体物性及び洗浄液のくすみ改善の観点から、衣料用洗剤組成物の総質量に対して1質量%以上10質量%以下が好ましく、2質量%以上8質量%以下がより好ましく、2質量%以上6質量%以下が衣類等の色合い維持の点で特に好ましい。
(D)/(B)の好ましい比率(質量比)は、0.03〜0.50であり、より好ましくは0.03〜0.30である。この範囲内であると、特に衣類等の色合い維持の点で好ましい。
[(E)成分]
本発明の衣料用洗剤組成物において用いられる(E)成分は、界面活性剤である。本発明の衣料用洗剤組成物においては、(E)成分として、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤を1種単独又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。白さ維持の観点からは、アニオン界面活性剤及び/又はノニオン界面活性剤を用いることが好ましい。特に下記(F)成分の効果を高めるためにはアニオン活性剤を主体とすることが好ましい。
<アニオン界面活性剤>
本発明の衣料用洗剤組成物に配合することができるアニオン界面活性剤としては、例えば、以下のものを挙げることができる。
(1)α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩(MES)。
α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩としては、その種類は特に制限されず、一般の粒状洗剤組成物に使用されるα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩のいずれも好適に使用することができる。α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩として好適なものを以下に例示する。
Figure 2013151607
前記式(A−1)中、R11は、炭素数8〜20、好ましくは炭素数14〜16の直鎖もしくは分岐鎖状のアルキル基、または炭素数8〜20の直鎖もしくは分岐鎖状のアルケニル基である。R12は直鎖もしくは分岐鎖状のアルキル基であり、その炭素数は1〜6であり、1〜3であることが好ましい。具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられ、洗浄力がより向上することからメチル基、エチル基、プロピル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。
Mは、対イオンを表し、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン塩;アンモニウム塩等が挙げられ、その中でもアルカリ金属塩が好ましい。
(2)炭素数8〜18のアルキル基を有する直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)。
(3)炭素数10〜20のアルキル硫酸塩(AS)又はアルケニル硫酸塩。
(4)炭素数10〜20のα−オレフィンスルホン酸塩(AOS)。
(5)炭素数10〜20のアルカンスルホン酸塩。
(6)炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均付加モル数が10モル以下のエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド又はそれらの混合物を付加したアルキルエーテル硫酸塩(AES)又はアルケニルエーテル硫酸塩。
(7)炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均付加モル数が10モル以下のエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド又はそれらの混合物を付加したアルキルエーテルカルボン酸塩又はアルケニルエーテルカルボン酸塩。
(8)炭素数10〜20のアルキルグリセリルエーテルスルホン酸等のアルキル多価アルコールエーテル硫酸塩。
(9)炭素数10〜20の高級脂肪酸塩。
上記の例示の中でも、好ましいアニオン界面活性剤としては、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩(MES)、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)のアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム又はカリウム塩等)、AOS、AESのアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム又はカリウム塩等)、高級脂肪酸のアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム又はカリウム塩等)が挙げられる。このうち、炭素数14〜16のアルキル基を有するMES、炭素数10〜14のアルキル基を有するLAS、炭素数10〜20の高級脂肪酸塩が特に好ましい。
これらのアニオン界面活性剤は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
<ノニオン界面活性剤>
本発明の衣料用洗剤組成物に配合することができるノニオン界面活性剤としては、例えば、以下のものを挙げることができる。
(1)炭素数6〜22、好ましくは8〜18の脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを平均3〜30モル、好ましくは3〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテル。
この中でも、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテルが好適なものとして挙げられる。ここで使用される脂肪族アルコールとしては、第1級アルコール、第2級アルコールが挙げられ、第1級アルコールが好ましい。また、アルキル基またはアルケニル基は、直鎖状であってもよく、分岐鎖状であってもよい。
(2)ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル又はポリオキシエチレンアルケニルフェニルエーテル。
(3)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間にアルキレンオキサイドが付加した、例えば下記一般式(I)で表される脂肪酸アルキルエステルアルコキシレート。
1CO(OA)N’OR2 (I)
[式中、R1COは、炭素数6〜22、好ましくは8〜18の脂肪酸残基を示し;OAは、炭素数2〜4、好ましくは2〜3のアルキレンオキサイド(たとえば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等)の付加単位(オキシアルキレン基)を示し;N’はアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示し、一般に3〜30、好ましくは5〜20の数である。R2は炭素数1〜3の置換基を有していてもよい低級(炭素数1〜4の)アルキル基を示す。]
(4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。
(5)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。
(6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。
(7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。
(8)グリセリン脂肪酸エステル。
上記のノニオン界面活性剤の中でも、(1)のノニオン界面活性剤が好ましく、その中でも炭素数12〜16の脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを平均5〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキシアルキレンアルケニルエーテルが特に好ましい。
また、融点が50℃以下で、HLBが9〜16のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテル、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキサイドが付加された脂肪酸メチルエステルエトキシレート、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとが付加された脂肪酸メチルエステルエトキシプロポキシレート等が好適に用いられる。
これらのノニオン界面活性剤は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
なお、上記の「HLB」とは、GRIFFINの方法により求められた値である(吉田、進藤、大垣、山中共編、「新版界面活性剤ハンドブック」、工業図書株式会社、1991年、第234頁参照)。
また、上記の「融点」とは、JIS K 0064−1992「化学製品の融点及び溶融範囲測定方法」に記載されている融点測定法によって測定された値を意味する。
<カチオン界面活性剤>
本発明の衣料用洗剤組成物に配合することができるカチオン界面活性剤としては、例えば、以下のものを挙げることができる。
(1)ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル型4級アンモニウム塩。
(2)モノ長鎖アルキルトリ短鎖アルキル型4級アンモニウム塩。
(3)トリ長鎖アルキルモノ短鎖アルキル型4級アンモニウム塩。
ただし、上記の「長鎖アルキル」は炭素数12〜26、好ましくは14〜18のアルキル基を示す。
「短鎖アルキル」は、フェニル基、ベンジル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基等の置換基を包含し、炭素間にエーテル結合を有していてもよい。なかでも、炭素数1〜4、好ましくは1〜2のアルキル基;ベンジル基;炭素数2〜4、好ましくは2〜3のヒドロキシアルキル基;炭素数2〜4、好ましくは2〜3のポリオキシアルキレン基が好適なものとして挙げられる。
これらのカチオン界面活性剤は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
<両性界面活性剤>
本発明の衣料用洗剤組成物に配合することができる両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系の両性界面活性、アミドベタイン系の両性界面活性剤等を挙げることができる。具体的には、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタインが好適なものとして挙げられる。
これらの両性界面活性剤は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の衣料用洗剤組成物において、界面活性剤の全配合量は、該組成物の総質量に対して主に5質量%以上、40質量%以下であり、好ましくは10%以上、40質量%以下、より好ましくは10質量%以上、30質量%以下である。上記の範囲とすることにより、十分な洗浄力と白さ維持性を得ることができる。
[(F)成分]
本発明の衣料用洗剤組成物において用いられる(F)成分は、アニオン性の水溶性及び/又は準分散性蛍光増白剤、並びに水不溶性青色系色素から選ばれる1種又は2種以上の成分である。当該(F)成分を配合することにより、繰り返し洗濯することによって低下してくる白物の白さを回復、又は繰り返し洗濯することによる白物の白さの低下を防止することができる。
本発明の衣料用洗剤組成物において、(F)成分として配合され得るアニオン性の水溶性蛍光増白剤としては、例えば、4,4’−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニル塩、4,4’−ビス−(4−クロロ−3−スルホスチリル)−ビフェニル塩、2−(スチリルフェニル)ナフトチアゾール誘導体等が挙げられる。
本発明の衣料用洗剤組成物において、(F)成分として配合され得るアニオン性の準分散性蛍光増白剤としては、例えば4,4’−ビス(トリアゾール−2−イル)スチルベン誘導体、ビス−(トリアジニルアミノスチルベン)ジスルホン酸誘導体等が挙げられる。
上記蛍光増白剤は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
上記蛍光増白剤は、市販品を使用し得る。例えば、ホワイテックスSA、ホワイテックスSKC(以上、商品名;住友化学(株)製);チノパールAMS−GX、チノパールDBS−X、チノパールCBS−X(以上、商品名;BASF社製);LemoniteCBUS−3B(以上、商品名;Khyati Chemicals製)等が好適なものとして挙げられる。その中でも、チノパールCBS−X、チノパールAMS−GXがより好ましい。
本発明の衣料用洗剤組成物において、(F)成分として配合され得る水不溶性青色系色素としては、保存安定性の点から顔料が好ましく、耐酸化性を有するものが特に好ましい。
かかる色素としては、例えば酸化物等が挙げられ、好ましくは、酸化鉄、銅フタロシアニン、コバルトフタロシアニン、群青、紺青、シアニンブルー、シアニングリーン等が挙げられる。
(F)成分である蛍光増白剤の配合量は、衣料用洗剤組成物の総質量に対して主に0.001〜1質量%、好ましくは0.01〜0.50質量%、より好ましくは0.05〜0.50質量%である。蛍光増白剤の配合量が0.001質量%以上であると、良好な衣類の白度を達成することができ、1質量%を超えると白度に対する効果が飽和したり、クエンチング現象を生じる場合がある。
(F)成分である水不溶性青色系色素の配合量は、衣料用洗剤組成物の総質量に対して主に0.001〜0.5質量%、好ましくは0.005〜0.2質量%、より好ましくは0.01〜0.1質量%である。水不溶性青色系色素の配合量が0.001質量%以上であると、良好な衣類の白度を達成することができ、0.5質量%を超えると白度に対する効果が飽和する場合がある。
[(G)成分]
本発明の衣料用洗剤組成物において用いられる(G)成分は、セルラーゼである。セルラーゼは衣類に作用し、粒子汚れの付着を防止する。また、上記(F)成分、特にはアニオン性の準分散性蛍光増白剤の効果を向上させる。
本発明の衣料用洗剤組成物において、(G)成分として配合され得るセルラーゼとしては、例えば、市販品のセルザイム、ケアザイム、セルクリーン(ノボザイムズ社製);PuradaxHA1200E(ジェネンコア社製);KAC500(花王(株)製);アルカリセルラーゼK、アルカリセルラーゼK−344、アルカリセルラーゼK−534、アルカリセルラーゼK−539、アルカリセルラーゼK−577、アルカリセルラーゼK−425、アルカリセルラーゼK−521、アルカリセルラーゼK−580、アルカリセルラーゼK−588、アルカリセルラーゼK−597、アルカリセルラーゼK−522、CMCアーゼI、CMCアーゼII、アルカリセルラーゼE−II、及びアルカリセルラーゼE−III(以上、特開昭63−264699号公報に記載のセルラーゼ)等が挙げられる。
上記セルラーゼは、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
なお、セルラーゼは別途安定な粒子として造粒したものを、洗剤生地(粒子)にドライブレンドした状態で使用すると好適であり、酵素含有粒子の造粒方法としては、特開昭53−6484号公報、特開昭60−262900号公報、特開昭62−257990号公報、特開平1−112983号公報、特表平3−503775号公報、特表平4−503369号公報、特開2000−178593号公報記載の方法等が挙げられる。上記酵素 含有粒子の平均粒子径は、溶解性及び保存安定性の点から、200〜1,000μmが好ましく、より好ましくは300〜700μmである。
(G)成分の配合量は、上記(F)成分の効果向上性能の観点から、衣料用洗剤組成物の総質量に対して0.01〜2質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜2質量%である。0.01質量%以上では良好な効果が得られ、2質量%を超えると再汚染防止能が飽和する場合がある。
[任意成分]
本発明の衣料用洗剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、上記成分(A)〜(G)以外の、通常衣料用洗剤組成物に配合され得る他の成分を含有してもよい。該他の成分としては、特に限定されるものではないが、例えば以下に示すものが挙げられる。
[洗浄性ビルダー]
本発明の衣料用洗剤組成物において、(B)成分、(C)成分及び(D)成分以外にも他の洗浄性ビルダーを使用することができる。洗浄性ビルダーは、無機ビルダー、有機ビルダーに大別される。
無機ビルダーとしては、(B)成分、(C)成分及び(D)成分以外に、例えば、結晶性層状珪酸ナトリウム(例えばクラリアントジャパン社製の商品名[Na−SKS−6](δ−Na2O・2SiO2))等の結晶性アルカリ金属珪酸塩、非晶質アルカリ金属珪酸塩;硫酸ナトリウム、硫酸カリウム等の硫酸塩;塩化ナトリウム、塩化カリウム等のアルカリ金属塩化物;オルソリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、メタリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、フィチン酸塩等のリン酸塩;炭酸ナトリウムと非晶質アルカリ金属珪酸塩の複合体(例えば、Rhodia社の商品名「NABION15」)等が挙げられる。
上記無機ビルダーの中でも、結晶性アルカリ金属珪酸塩、アルカリ金属塩化物が好ましい。
結晶性アルカリ金属珪酸塩を配合する場合、衣料用洗剤組成物中の含有量は、洗浄性能の点から、好ましくは0.5〜40質量%、より好ましくは1〜25質量%、さらに好ましくは3〜20質量%、特に好ましくは5〜15質量%である。
アルカリ金属塩化物を配合する場合、衣料用洗剤組成物中の含有量は、溶解性向上の効果の点から、好ましくは1〜10質量%、より好ましくは2〜8質量%、さらに好ましくは3〜7質量%である。
有機ビルダーとしては、例えばニトリロトリ酢酸塩、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、β−アラニンジ酢酸塩、アスパラギン酸ジ酢酸塩、メチルグリシンジ酢酸塩、イミノジコハク酸塩等のアミノカルボン酸塩;セリンジ酢酸塩、ヒドロキシイミノジコハク酸塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸塩、ジヒドロキシエチルグリシン塩等のヒドロキシアミノカルボン酸塩;ヒドロキシ酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、グルコン酸塩等のヒドロキシカルボン酸塩;ピロメリット酸塩、ベンゾポリカルボン酸塩、シクロペンタンテトラカルボン酸塩等のシクロカルボン酸塩;カルボキシメチルタルトロネート、カルボキシメチルオキシサクシネート、オキシジサクシネート、酒石酸モノ又はジサクシネート等のエーテルカルボン酸塩;ポリアクリル酸塩、アクリル酸−アリルアルコール共重合体の塩、アクリル酸−マレイン酸共重合体の塩、ポリグリオキシル酸等のポリアセタールカルボン酸の塩;ヒドロキシアクリル酸重合体、多糖類−アクリル酸共重合体等のアクリル酸重合体又は共重合体の塩;マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、テトラメチレン1,2−ジカルボン酸、コハク酸、アスパラギン酸等の重合体又は共重合体の塩;デンプン、セルロース、アミロース、ペクチン等の多糖類酸化物等の多糖類誘導体等が挙げられる。
上記有機ビルダーの中でも、クエン酸塩、アミノカルボン酸塩、ヒドロキシアミノカルボン酸塩、ポリアクリル酸塩、アクリル酸−マレイン酸共重合体の塩、ポリアセタールカルボン酸の塩が好ましい。特に、ヒドロキシイミノジコハク酸塩、重量平均分子量が1000〜80000のアクリル酸−マレイン酸共重合体の塩、ポリアクリル酸塩、重量平均分子量が800〜1000000(好ましくは5000〜200000)のポリグリオキシル酸等のポリアセタールカルボン酸塩(例えば、特開昭54−52196号公報に記載のもの)が好適である。
上記洗浄性ビルダーは、1種を単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
<漂白活性化剤、漂白活性化触媒>
本発明の衣料用洗剤組成物において、漂白活性化剤や漂白活性化触媒を使用することができる。
漂白活性化剤としては、公知の化合物を用いることができるが、好ましくは有機過酸前駆体が用いられる。
有機過酸前駆体としては、テトラアセチルエチレンジアミン、炭素数8〜12のアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸、炭素数8〜12のアルカノイルオキシ安息香酸又はそれらの塩が挙げられ、このうち、4−デカノイルオキシ安息香酸、4−ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、4−ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい。これらは1種又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
漂白活性化剤を含有する粒子は、公知の製造方法で製造できる。例えば押出造粒法や、ブリケット機を用いた錠剤形状による造粒法により製造することができる。
具体的には、有機過酸前駆体粒子は、PEG#3000〜#20000、好ましくはPEG#4000〜#6000のポリエチレングリコール等の常温で固体のバインダー物質を加熱溶融した中に有機過酸前駆体とオレフィンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩等の界面活性剤の粉末を分鎖後、押し出して直径1mm程度のヌードル状の有機過酸前駆体造粒物を製造し、その後長さ0.5〜3mm程度に軽く粉砕して配合されることが好ましい。界面活性剤の粉末としては、アルキル鎖長14のα−オレフィンスルホン酸塩が好ましい。
漂白活性化触媒としては、公知の化合物を用いることができる。具体例としては、銅、亜鉛、鉄、マンガン、ニッケル、コバルト、クロム、バナジウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、レニウム、タングステン、モリブデン等の遷移金属原子と配位子とが、窒素原子や酸素原子等を介して錯体を形成したものであって、含まれる遷移金属としては、銅、亜鉛、コバルト、マンガン等が好ましく、特に銅、亜鉛、マンガンが好ましい。特に、特開2004−189893号公報、特開2011−57745号公報記載の漂白活性化触媒が好ましい。
漂白活性化触媒を含有する粒子は、公知の造粒法で製造できる。例えば押出造粒法、ブリケット機を用いた錠剤形状による造粒法により製造することができる。
<酵素>
本発明の衣料用洗剤組成物において、(G)成分以外にも他の酵素を使用することができる。
例えば、酵素の反応性から分類すると、ハイドロラーゼ類、オキシドレダクターゼ類、リアーゼ類、トランスフェラーゼ類、及びイソメラーゼ類が挙げられ、本発明においてはいずれも適用できる。中でも、プロテアーゼ、エステラーゼ、リパーゼ、ヌクレアーゼ、アミラーゼ、ペクチナーゼ等が好ましい。
プロテアーゼの具体例としては、ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、コラーゲナーゼ、ケラチナーゼ、エラスターゼ、スプチリシン、パパイン、プロメリン、カルボキシペプチターゼA又はB、アミノペプチターゼ、アスパーギロペプチターゼA又はB等が挙げられる。プロテアーゼの市販品としては、サビナーゼ、アルカラーゼ、カンナーゼ、エバラーゼ、デオザイム(以上、商品名;ノボザイムズ社製);API21(商品名、昭和電工(株)製);マクサカル、マクサペム、ピュラフェクト、プロペラーゼ、ピュラファスト(以上、商品名;ダニスコ社製);プロテアーゼK−14またはK−16(特開平5−25492号公報に記載のプロテアーゼ)等を挙げることができる。
エステラーゼの具体例としては、ガストリックリパーゼ、バンクレアチックリパーゼ、植物リパーゼ類、ホスホリパーゼ類、コリンエステラーゼ類、ホスホターゼ類等が挙げられる。
リパーゼの具体例としては、リポラーゼ、ライペックス(以上、商品名;ノボザイムズ社製)、リポサム(商品名、昭和電工(株)製)等の市販のリパーゼ等を挙げることができる。
アミラーゼとしては市販のステインザイム、ターマミル、デュラミル(ノボザイムズ社製)、ピュラスター、パワラーゼ(以上、商品名;ダニスコ社製)等を挙げることができる。
上記酵素は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
なお、酵素は、別途安定な粒子として造粒したものを、洗剤生地(粒子)にドライブレンドした状態で使用することが好ましい。
本発明の衣料用洗剤組成物において、任意成分である酵素の含有量は、0.2〜2質量%が好ましい。
<酵素安定剤>
本発明の衣料用洗剤組成物において、酵素安定剤を使用することができる。
酵素安定剤としては、例えばカルシウム塩、マグネシウム塩、ポリオール、蟻酸、ホウ素化合物等を配合することができる。中でも、4ホウ酸ナトリウム、塩化カルシウム等が好ましい。
酵素安定剤は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の衣料用洗剤組成物中の酵素安定剤の含有量は、0.05〜2質量%が好ましい。
<ポリマー類>
本発明の衣料用洗剤組成物において、洗剤組成物粒子を高密度化する場合に使用されるバインダー若しくは粉体物性調整剤として、又は疎水性微粒子(汚れ)に対する再汚染防止効果を付与するため、平均分子量が200〜200000のポリエチレングリコール、重量平均分子量1000〜100000のアクリル酸及び/又はマレイン酸ポリマーの塩、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、重量平均分子量10万〜120万のカルボキシメチルセルロース(CMC)、カチオン化セルロース等のセルロース誘導体、粉末セルロース等のセルロース等を配合することができる。
また、汚れ放出剤として、テレフタル酸に由来する繰返し単位と、エチレングリコール及び/又はプロピレングリコールに由来する繰返し単位とのコポリマー、又はターポリマー等を配合することができる。
また、色移り防止効果を付与するため、ポリビニルピロリドン等を配合することができる。
かかるポリマー類は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の衣料用洗剤組成物中の上記ポリマー類の含有量は、0.05〜5質量%が好ましい。
<ケーキング防止剤>
ケーキング防止剤としては、例えばパラトルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、酢酸塩、スルホコハク酸塩、タルク、微粉末シリカ、粘土、酸化マグネシウム等が挙げられる。
ケーキング防止剤としては、1種を単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて使用できる。
<消泡剤>
消泡剤としては、従来から知られている例えばシリコーン系/シリカ系のものを挙げることができる。
消泡剤は、特開平3−186307号公報4頁左下欄に記載の方法を用いて製造した消泡剤造粒物としてもよい。具体的には、まず、日澱化学株式会社製マルトデキストリン(酵素変性デキストリン)100gに消泡成分としてダウコーニング社製シリコーン(コンパウンド型、PSアンチフォーム)を20g添加し混合し、均質混合物を得る。次に、得られた均質混合物50質量%、ポリエチレングリコール(PEG−6000,融点58℃)25質量%及び中性無水芒硝25質量%を70〜80℃で混合後、不二パウダル株式会社製押出し造粒機(型式EXKS−1)により造粒し、造粒物を得る。
消泡剤としては1種を単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて使用できる。
<金属イオン捕捉剤>
金属イオン捕捉剤は、水道水中の微量金属イオン等を捕捉し、金属イオンの繊維(被洗物)への吸着を抑制する効果を有する。
本発明の衣料用洗剤組成物に配合することができる金属イオン捕捉剤としては、前記洗浄性ビルダーに包含されるものの他に、グリコールエチレンジアミン6酢酸等のアミノポリ酢酸類;1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(HEDP−H)、エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、ヒドロキシエタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、ヒドロキシメタンホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ニトリロトリ(メチレンホスホン酸)、2−ヒドロキシエチルイミノジ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)等の有機ホスホン酸誘導体又はその塩;ジグリコール酸、酒石酸、シュウ酸、グルコン酸等の有機酸類又はその塩等が挙げられる。
上記金属イオン捕捉剤は、1種単独で、または2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の衣料用洗剤組成物中の金属イオン捕捉剤の含有量は、0.1〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜3質量%である。0.1質量%以上であれば、水道水中の金属イオンを捕捉する効果が向上する。一方、5質量%以下であれば、金属イオンを捕捉する効果が充分に得られる。
<pH調整剤>
本発明の衣料用洗剤組成物は、そのpHが特に制限されるものではないが、洗浄性能の点から、衣料用洗剤組成物の1質量%水溶液におけるpHが8以上であることが好ましく、該1質量%水溶液におけるpHが9〜11であることがより好ましい。前記pHが8以上であることにより、洗浄効果が発揮されやすくなる。
衣料用洗剤組成物のpHを制御するための技術としては、通常アルカリ剤によってpH調整が行われており、前記洗浄性ビルダーに記載のアルカリ剤等が挙げられる。
具体的には、例えば、水への溶解性およびアルカリ度の点から、炭酸ナトリウムと珪酸ナトリウムと水との割合が55/29/16(質量比)の混合物である、前記洗浄性ビルダーとしても記載のNABION15(商品名、ローディア社製)を用いるのが好ましい。
また、衣料用洗剤組成物のpHが高くなりすぎることを防止するために、酸等を用いて上記pHの範囲に調整することもできる。
かかる酸としては、前記金属イオン捕捉剤、リン酸2水素カリウム等のアルカリ金属リン酸2水素塩、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、グルコン酸、またはそれらのポリカルボン酸等を使用することができる。
また、洗浄時に繊維の汚れに由来する酸成分によるpHの低下を防止するための緩衝剤の使用も可能である。
上記pH調整剤は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
<香料>
本発明の衣料用洗剤組成物において用いられ得る香料とは、特に制限はされず、一般に洗剤に使用されるいずれのものでもよく、香料成分、溶剤、香料安定化剤等からなる。
かかる香料としては、例えば特開2002−146399号公報、特開2003−89800号公報に記載のもの等を用いることができる。
衣料用洗剤組成物中の香料の含有量は、0.001〜2質量%が好ましく、0.01〜1質量%がより好ましい。
本発明の衣料用洗剤組成物は、固体状の洗剤組成物であり、例えば、タブレットの形状及び粒状の洗剤組成物である。好ましくは、本発明の衣料用洗剤組成物は粒状洗剤組成物である。
本発明の衣料用洗剤組成物の製造方法は、特に制限されないが、例えば、粒状の洗剤の場合、界面活性剤含有粒子を得る第一の工程と、得られた界面活性剤含有粒子と機能性粒子(例えば過炭酸ナトリウム粒子等)を流動させながら混合する第二の工程により製造することができる。
第一の工程は界面活性剤含有粒子を得る工程であり、従来公知の方法を用いることができる。例えば、まず、界面活性剤、アルカリ金属炭酸塩や任意成分を水に分散・溶解して噴霧乾燥用スラリーを調製し(スラリー調製操作)、噴霧乾燥用スラリーを噴霧乾燥機により乾燥して噴霧乾燥粒子を得る(噴霧操作)。更に、噴霧操作で得られた噴霧乾燥粒子を界面活性剤や任意成分と共に造粒(造粒操作)して、界面活性剤含有粒子を得ることができる。必要に応じ、得られた界面活性剤含有粒子を篩い分けて所望する平均粒子径、粒度分布に調整してもよい(篩分操作)。
噴霧操作において、噴霧乾燥用スラリーの噴霧乾燥時、噴霧乾燥塔内には高温ガスが供給される。この高温ガスは、例えば噴霧乾燥塔の下部より供給され、噴霧乾燥塔の塔頂より排出される。この高温ガスの温度としては、170〜300℃が好ましく、200〜290℃がより好ましい。該範囲内であれば、噴霧乾燥用スラリーを十分に乾燥することができ、所望とする水分含有量の噴霧乾燥粒子を容易に得ることができる。また、噴霧乾燥塔より排出されるガスの温度は、通常、70〜125℃が好ましく、70〜115℃がより好ましい。
なお、高温ガスが噴霧乾燥塔の下部より供給され、噴霧乾燥塔の塔頂より排出される(向流式)場合、得られる噴霧乾燥粒子の温度が高くなりすぎることを抑制するために、噴霧乾燥塔の下部より冷風を供給することができる。また、同時に、例えば噴霧乾燥塔の下部より無機微粒子(ゼオライト等)等を導入し、噴霧乾燥粒子と接触させることにより、該噴霧乾燥粒子の噴霧乾燥塔内壁への付着防止を図ったり、得られる噴霧乾燥粒子の流動性の向上を図ったりできる。噴霧乾燥塔としては、向流式であっても並流式であってもよく、中でも、熱効率や噴霧乾燥粒子を十分に乾燥することができることから向流式が好ましい。噴霧乾燥用スラリーの微粒化装置としては、圧力噴霧ノズル、2流体噴霧ノズル、回転円盤式等が挙げられる。中でも、所望とする平均粒子径を得ることが容易な圧力噴霧ノズルを用いることが好ましい。ここで、「圧力噴霧ノズル」とは、圧力をかけることにより、噴霧乾燥用スラリーを該ノズルの噴霧口より押し出しながら噴射させて微粒化させる際に用いるノズル全般を包含する。中でも、噴霧乾燥用スラリーを、該ノズルの一又は複数の流入口から該ノズル内の渦巻き室に導き、その渦巻き室内で旋回流として噴霧口より噴射させる構造を持つノズルが特に好ましい。噴霧時の圧力としては、2〜4MPa(ゲージ圧)が好ましく、より好ましくは2.5〜3MPa(ゲージ圧)である。
造粒操作は、従来公知の方法を用いることができ、例えば、噴霧乾燥粒子と他の任意成分とを捏和・粉砕する粉砕造粒や、攪拌造粒、転動造粒、流動層造粒等が挙げられる。造粒操作においては、噴霧乾燥粒子と他の任意成分とに、水、ノニオン界面活性剤又はノニオン界面活性剤の水分散液を任意の液滴径で噴霧しながら造粒することができる。
造粒操作で噴霧するノニオン界面活性剤の溶融液又はノニオン界面活性剤の水分散液の温度は、特に限定されないが、70〜85℃が好ましい。
液滴径は、特に限定されないが、100〜200μmが好ましい。液滴径は、例えば、レーザー式粒子径測定装置により測定することができる。該レーザー式粒子径測定装置としては、例えば、東日コンピュータアプリケーションズ株式会社製、LDSA−1400A等が挙げられる。
造粒操作において、噴霧乾燥粒子、他の任意成分の温度は、特に限定されないが、20〜40℃が好ましい。
篩分操作は、例えば、複数種の目開きの篩を用意し、目開きの小さな篩から目開きの大きな篩の順に積み重ねて篩ユニットとし、該篩ユニットの上部に界面活性剤含有粒子を投入し、篩ユニットを振動して篩い分ける。篩上に残存した界面活性剤含有粒子を篩毎に回収し、回収した界面活性剤含有粒子を混合して、所望する平均粒子径又は粒度分布の界面活性剤含有粒子を得ることができる。
第二の工程は、界面活性剤含有粒子と機能性粒子等を混合する工程であり、従来公知の方法を用いることができる。例えば、これらの粒子を攪拌造粒機、転動造粒機、流動層造粒機で流動させながら混合する方法が挙げられる。
混合操作は、例えば、有底円筒状の容器内に攪拌羽根を備えた容器回転式円筒型混合機を用い、該粒子を添加し混合する方法が挙げられる。容器回転式円筒型混合機としては、例えば、特開2005−154648号公報に記載の容器回転式円筒型混合機が挙げられる。
容器回転式円筒型混合機を用いた混合操作においては、下記(2)式で表されるフルード数(Fr)を0.01〜0.8とすることが好ましい。Frを上記範囲とすることで、該粒子を良好に混合できる。
Fr=V2/(R×g)・・・(2)
[ただし、前記(2)式中、Vは、容器回転式円筒型混合機の攪拌羽根における最外周の周速(m/s)を表す。Rは、容器回転式円筒型混合機における最外周の回転中心からの半径(m)を表す。gは、重力加速度(m/s2)を表す。]
本発明の衣料用洗剤組成物は、特に限定されないが、例えば、下記のようにして使用され得る。
本発明の衣料用洗剤組成物は、衣料製品等の繊維製品を洗濯する際、例えば洗濯物量に合わせて洗濯機に投入して用いたり、桶にためた水等に溶かして使用することができる。洗濯は短時間で行っても良いし、浸け置きを行っても良い。
以下、本発明について、実施例を参照しながら更に詳細に説明するが、本発明の範囲は、これらの例によって何ら限定されるものではない。
<(A)成分>
実施例及び比較例で使用した(A)成分を以下に示す。
・(A)−1:過炭酸ナトリウム(Zhejiang Jinke Chemicals社製、商品名;SPCC、炭酸根43.5質量%、平均粒子径870μm)。
・(A)−2:過炭酸ナトリウム(日本パーオキサイド社製、商品名;PC−W、炭酸根48.8質量%、平均粒子径850μm)。
<成分(B)>
実施例及び比較例で使用した(B)成分を以下に示す。
・(B)−1:炭酸水素ナトリウム(Penrice社製、商品名;SODIUM BICARBONATE FOOD GRADE COARSE GRANULAR、炭酸水素根72.6質量%、平均粒子径300μm、粒子径150μm未満の粒子の含有量;3質量%、粒子径600μm以上の粒子は含まない)。
・(B)−2:炭酸水素ナトリウム(旭硝子社製、商品名;重炭酸ナトリウム(一般工業用)、工重KG、炭酸水素根72.6質量%、平均粒子径250μm、粒子径150μm未満の粒子の含有量;15質量%、粒子径600μm以上の粒子は含まない)。
・(B)−3:炭酸水素カリウム(関東化学社製、特級試薬、炭酸水素根61.0質量%)。
<成分(C)>
実施例及び比較例で使用した(C)成分を以下に示す。
・(C)−1:炭酸ナトリウム(旭硝子社製、重質炭酸ナトリウム、商品名;ソーダ灰、炭酸根56.6質量%、平均粒子径320μm、嵩密度1.07g/cm3
・(C)−2:炭酸カリウム(旭硝子社製、商品名;炭酸カリウム(粉末)、炭酸根43.5質量%、平均粒子径490μm、嵩密度1.30g/cm3)。
<成分(D)>
実施例及び比較例で使用した(D)成分を以下に示す。
・(D)−1:A型ゼオライト(水澤化学社製、商品名;シルトンB、純分80質量%)。
<成分(E)>
実施例及び比較例で使用した(E)成分を以下に示す。
・(E)−1:MES、炭素数16:炭素数18=80:20(質量比)の脂肪酸メチルエステルスルフォネートのナトリウム塩(ライオン株式会社製、AI=70%、残部は未反応脂肪酸メチルエステル、硫酸ナトリウム、メチルサルフェート、過酸化水素、水等)。
・(E)−2:LAS−Na、直鎖アルキル(炭素数10〜14)ベンゼンスルホン酸ナトリウム(ライポンLH−200(LAS−H純分96質量%、ライオン株式会社製)を界面活性剤組成物調製時に48質量%水酸化ナトリウム水溶液で中和する)。下記表中の配合量は、LAS−Naとしての質量%を示す。
・(E)−3:石鹸、炭素数12〜18の脂肪酸ナトリウム(ライオン株式会社製、純分;67質量%、タイター;40〜45℃、脂肪酸組成;C12=11.7質量%、C14=0.4質量%、C16=29.2質量%、C18F0(ステアリン酸)=0.7質量%、C18F1(オレイン酸)=56.8質量%、C18F2(リノール酸)=1.2質量%、分子量;289)。
・(E)−4:ノニオン界面活性剤、LMAO−90(商品名、日本触媒製)[ポリオキシエチレン(EO15*)アルキル(C12−14**)エーテル]。*(EO15)はエチレンオキシドの平均付加モル数が15であることを示す。**(C12−14)はアルキル基の炭素数が12〜14であることを示す。
<成分(F)>
実施例及び比較例で使用した(F)成分を以下に示す。
・(F)−1:チノパールCBS−X(商品名、BASF社製、ジスチリルビフェニル誘導体、水溶性蛍光剤)。
・(F)−2:チノパールAMS−GX(商品名、BASF社製、ビス(トリアジニルアミノスチルベン)ジスルホン酸誘導体、準分散性蛍光剤)。
・(F)−3:群青(商品名、大日精化工業社製、Ultramarine Blue、水不溶性青色系色素)。
<成分(G)>
実施例及び比較例で使用した(G)成分を以下に示す。
・(G)−1:セルクリーン4500T(商品名、ノボザイムズ社製)。
・(G)−2:ケアザイム4500T(商品名、ノボザイムズ社製)。
・(G)−3:ピュラダックスHA1200E(商品名、ジェネンコア社製)。
<その他成分>
実施例及び比較例で使用した(A)〜(G)成分以外のその他の成分を以下に示す。
・MA剤:アクリル酸−無水マレイン酸共重合体ナトリウム塩(商品名;アクアリックTL−400、純分40質量%水溶液、日本触媒株式会社製)。
・硫酸Na:中性無水芒硝A0、四国化成工業株式会社製。
・亜硫酸Na:無水亜硫酸曹達(神州化学(株)製)。
・漂白活性化剤(OBS造粒物):漂白活性剤として4−ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムの合成を、原料として4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウム(関東化学(株)製 試薬)、N,N−ジメチルホルムアミド(関東化学(株)製 試薬)、ラウリン酸クロライド(東京化成工業(株)製 試薬)、アセトン(関東化学(株)製 試薬)を用い、以下の方法で行った。予め脱水処理した4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウム3000g(15.3mol)をN,N−ジメチルホルムアミド9000g中に分散させ、スターラーで撹拌しながらラウリン酸クロライド3347g(15.3mol)を50℃で30分かけて滴下した。滴下終了後3時間反応を行い、N,N−ジメチルホルムアミドを減圧下(0.5〜1mmHg)、100℃で留去した。アセトン洗浄後、水/アセトン(=1/1mol)溶媒中にて再結晶を行って精製し、4−ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムの結晶を得た。収率は90%であった。上記の方法で合成した4−ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム70質量部、PEG(商品名:ポリエチレングリコール#6000M(ライオン(株)製))20質量部、炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム粉末品(商品名:リポランPJ−400(ライオン(株)製))5質量部の割合で合計5000gになるようにホソカワミクロン社製エクストルード・オーミックスEM−6型(商品名)に投入し、混練押し出しすることにより径が0.8mmφのヌードル状の押し出し品を得た。この押し出し品(60℃)を、ホソカワミクロン社製フィッツミルDKA−3型(商品名)に導入し、また助剤としてA型ゼオライト粉末5質量部を同様に供給し、粉砕して平均粒子径約700μmの漂白活性化剤造粒物を得た。(下記表に示す配合量は、造粒物としての量である)
・CMC:カルボキシメチルセルロース(ダイセル化学工業社製、商品名;CMCダイセル1190)。
・酵素1:エバラーゼ8T/ライペックス50T=8/2(質量比)の混合物、ノボザイムズ社製。
・酵素2:プロペラーゼ4000D/マンナスター375=8/2(質量比)の混合物、ジェネンコア社製。
・香料:特開2002−146399号公報の表11〜18に記載の香料組成物A
<衣料用洗剤組成物の調製>
下記の表1〜4に示す組成表に従い、以下の製造方法にて粒状の衣料用洗浄剤組成物を得た。
・製造方法A(実施例1〜10、15及び16)
工程(1)
原料の脂肪酸エステルをスルホン化し、中和して得られたMESの水性スラリー(水分濃度25質量%に調製した)に、ノニオン界面活性剤の一部(MESに対して25質量%の量)を投入し、水分濃度が11質量%になるまで薄膜式乾燥機で減圧濃縮して、MESとノニオン界面活性剤との混合濃縮物を得た。なお、以下の製造方法において、下記の表1〜4中に配合量が記載されていない成分は、その実施例においては添加されないものとする。
工程(2)
撹拌装置を具備したジャケット付き混合槽に水を入れ、温度を80℃に調整した。これにMESとノニオン界面活性剤とを除く界面活性剤を添加し、10分間撹拌した。続いてMA剤を添加した。さらに10分間撹拌した後、(D)成分の一部(下記表中に記載の配合量から、下記工程(3)で投入する捏和時添加用1.0質量%、粉砕助剤用5.0質量%及び下記工程(4)で投入する表面改質用の1.0質量%を除いた量)、(C)成分及び硫酸ナトリウムを添加した。さらに20分間撹拌して水分38質量%の噴霧乾燥用スラリーを調製した(スラリー調製操作)後、向流式噴霧乾燥塔を用いて熱風温度280℃の条件で噴霧乾燥し、平均粒子径(質量50%)320μm、嵩密度0.30g/cm3、水分5%の噴霧乾燥粒子を得た(噴霧操作)。
工程(3)
得られた噴霧乾燥粒子、工程(1)で得られた混合濃縮物、1.0質量%の(D)成分、ノニオン界面活性剤(下記工程(4)で噴霧する噴霧添加用のノニオン界面活性剤0.3質量%、及び上記混合濃縮物中のノニオン界面活性剤を除く残部)、(F−1)成分、(F−2)成分、及び水を連続ニーダー(KRC−S12型、株式会社栗本鐵工所製)に投入し、ニーダーの回転数135rpm、ジャケット温度60℃の条件で捏和し、界面活性剤を含有する水分6質量%の捏和物を得た(捏和処理)。該捏和物を、穴径10mmのダイスを具備したペレッターダブル(不二パウダル株式会社製、EXDFJS−100型)で押し出しつつ、カッターで切断(カッター周速は5m/s)し、長さ5〜30mm程度のペレット状成形物を得た。
次いで、得られたペレット状成形物に、粉砕助剤としての(D)成分(平均粒子径180μm)5.0質量%相当量を添加し、冷風(10℃、15m/s)共存下で、直列3段に配置したフィッツミル(ホソカワミクロン株式会社製、DKA−3)を用いて粉砕し、粉砕物(スクリーン穴径:1段目/2段目/3段目=12mm/6mm/3mm、回転数:1段目/2段目/3段目いずれも4700rpm)を得た(造粒操作)。
工程(4)
下記の表1〜4の組成に従い、粉砕物、(A)成分、(B)成分、CMC及びOBS造粒物を、容器回転式円筒型混合機に15kg/minの速度で同時に投入し、混合した。この容器回転式円筒型混合機は、容器が直径0.7m、長さ1.4m、傾斜角3.0°、出口堰高さ0.15m、内部混合羽根が高さ0.1m、長さ1.4mの平羽根を90°毎に4枚取り付けた仕様のものである。また、内部混合羽根の回転数はフルード数をFr=0.2になるように調整した。
容器を回転させて流動化させた粒子群に対し、1.0質量%の表面改質用の(D)成分を加え、予め75℃に調整した、0.3質量%のノニオン界面活性剤水分散液及び香料を噴霧し、1分間転動した。
得られた洗剤組成物前駆体の一部を着色するために、前記粒子をベルトコンベアで0.5m/sの速度で移送(ベルトコンベア上の界面活性剤含有粒子層の高30mm、層幅300mm)しつつ、その表面に(F−3)成分の20%水分散液を噴霧した。
上記容器回転式円筒型混合機を用い、上記と同一条件で、一部を着色した洗剤組成物前駆体と(G)成分、酵素とを5分間混合し洗剤組成物を得た。(得られた洗剤組成物は平均粒子径が400μmであった。)
・製造方法B(実施例11)
上述の工程(3)において、粉砕助剤として硫酸ナトリウムを5.0質量%、上述の工程(4)において、表面改質剤として硫酸ナトリウムを1.0質量%加えること及び(D)成分を工程(2)で全量(1質量%)添加すること以外は、製造方法Aと同様にして粒状の洗剤組成物を得た。
・製造方法C(実施例12)
上述の工程(3)において、捏和時に硫酸ナトリウムを1.0質量%、粉砕助剤として硫酸ナトリウムを5.0質量%加えること及び(D)成分を工程(2)で全量(1質量%)添加すること以外は、製造方法Aと同様にして粒状の洗剤組成物を得た。
・製造方法D(比較例5)
上述の工程(3)において、捏和時に硫酸ナトリウムを1.0質量%、粉砕助剤として硫酸ナトリウムを5.0質量%、上述の工程(4)において、表面改質剤として硫酸ナトリウムを1.0質量%加える以外は、製造方法Aと同様にして粒状の洗剤組成物を得た。
・製造方法E(実施例12)
ノニオン界面活性剤を用いない以外は、製造方法Aと同様にして粒状の洗剤組成物を得た。
・製造方法F(実施例13)
ノニオン界面活性剤の(上述の工程(3)における)添加量を下記の組成表3に従い増大させた以外は、製造方法Aと同様にして粒状の洗剤組成物を得た。
他の比較例では、下記の組成表4に従い必要ないものを用いずに又は特定の成分の配合量を調節して、製造方法Aに則って洗剤組成物を得た。
なお、比較例1において、亜硫酸ナトリウムは、上述の工程(4)における粉砕物、(A)成分、(B)成分、CMC及びOBS造粒物の同時投入時に添加された。
<洗剤組成物の評価>
(1)洗浄力、くすみ改善性及び白さ維持性の評価
(評価布)
・洗浄力の評価布として、湿式人工汚染布(財団法人洗濯科学協会製、オレイン酸28.3%、トリオレイン15.6%、コレステロールオレート12.2%、流動パラフィン2.5%、スクアレン2.5%、コレステロール1.6%、ゼラチン7.0%、泥29.8%、カーボンブラック0.5%)5×5cmに裁断したものを用意した。
・白さ維持性の評価布として、肌シャツ(BVD社製、綿100%、G0134TS)およびストレッチブロードシャツ(ユニクロ製、ポリエステル/綿/ポリウレタン=62/32/4)を前処理し、5×5cmに裁断したものを用意した。
(チャージ布)
洗浄時の浴比を合わせるための布として、肌シャツ(BVD社製、綿100%、G0134TS)を前処理し、3×3cmに裁断したものを用意した。
(前処理方法)
二槽式洗濯機(VH-30S、東芝社製)を使用し、白さ維持性評価布またはチャージ布1kgを50℃の水道水30L、0.025%POEアルキルエーテル(ECOROL26(ECOGREEN社製炭素数12〜16のアルキル基をもつアルコール)の酸化エチレン平均15モル付加体)で15分洗浄した。1分間脱水した後、再度同様に洗浄−脱水した。洗浄後、50℃の水道水30Lで15分すすぎ、1分脱水、を5回繰り返し、風乾した。
(洗浄)
ラウンドリーテスター(FI-301,テスター産業(株)製)を使用し、ステンレス製試料瓶(500±50mL)に25℃の3°DH硬水で調整した0.15%の洗剤溶液を200mL入れ、これに洗浄力の評価布を10枚、白さ維持性の評価布を各5枚、更にチャージ布を入れて浴比を10倍に合わせ、40rpm、25℃で25分間洗浄した。この洗浄後の溶液をくすみ改善評価用とした。
(すすぎ)
洗浄した布を1分脱水した後、25℃の3°DH硬水を200mLを入れた試料瓶に戻し、40rpm、25℃で3分間すすいだ。このすすぎ工程を2回繰り返した。
(乾燥)
すすいだ布を1分脱水した後、洗浄力評価布、白さ維持評価布を取り出し、ろ紙に挟んで乾燥した。
(1−1)洗浄力評価
上記洗浄力評価布をアイロンで乾燥後、反射率を色差計(日本電色工業,分光式色差計 SE2000)を用いて測定し、下記数式で表されるクベルカムンク式により洗浄率を求めた。なお、洗浄力の評価は、試験布10枚の平均値で行った。
Figure 2013151607

(式中、汚染布とは、上記湿式人工汚染布、洗浄布とは、該汚染布を洗浄した後の布、未汚垢布とは、汚れを付けていない元の白布(原布)をそれぞれ表し、Kは吸光係数、Sは散乱係数、Rは絶体反射率をそれぞれ表す。)
上記式により洗浄率(%)を算出後、以下の判定基準で洗浄力を評価した。
◎◎:81-100
◎:66〜80
○:51〜65
△:26〜50
×:0〜25
(少数点以下は四捨五入)
(1−2)くすみ改善評価
くすみ改善評価用の洗浄後の溶液中の毛羽を取り除くために、355μm篩いで濾した後、該溶液のL*を色差計(日本電色工業,分光式色差計 SE2000、ガラスセル10×35×45mm使用、透過)を用いて測定し、以下の判定基準でくすみ改善性を評価した。
◎◎:71以上
◎:61-70
○:51-60
△:41-50
× :40以下
(少数点以下は四捨五入)
(1−3)白さ維持性評価
上記、洗浄−すすぎ−乾燥の工程を5回繰り返し(湿式人工汚染布は毎回新しいものを入れる)、自然乾燥した白さ維持性の評価布の反射率を白色度計(日本電色工業,分光式白色度計 PF10)を用いて測定し、WB値(UVin)として算出し、洗浄前の値から洗浄後の値を引いた、ΔWB値を求めた。なお、白さ維持性の評価は、それぞれの試験布につき5枚の平均値で行った。以下の判定基準で白さ維持性を評価した。
◎◎:2以下
◎:2より大きく4以下
○:4より大きく6以下
△:6より大きく8以下
×:8より大
(2)色合い維持性の評価
(評価布)
色あい維持性の評価布として、紺色シャツ(BVD社、綿100%)を前処理し、5×5cmに裁断したものを用意した。
(チャージ布)
洗浄時の浴比を合わせるための布として、肌シャツ(BVD社製、綿100%、G0134TS)を前処理し、3×3cmに裁断したものを用意した。
(前処理方法)
二槽式洗濯機(VH-30S、東芝社製)を使用し、色あい維持性の評価布1kgを50℃の水道水30L、0.025%POEアルキルエーテル(ECOROL26(ECOGREEN社製炭素数12〜16のアルキル基をもつアルコール)の酸化エチレン平均15モル付加体)で15分洗浄した。1分間脱水した後、再度同様に洗浄−脱水した。洗浄後、50℃の水道水30Lで15分すすぎ、1分脱水、を5回繰り返し、風乾した。
(洗浄)
ラウンドリーテスター(FI-301,テスター産業(株)製)を使用し、ステンレス製試料瓶(500±50mL)に25℃の3°DH硬水で調整した0.15%の洗剤溶液を200mL入れ、これに色あい維持性の評価布を5枚、更にチャージ布を入れて浴比を10倍に合わせ、40rpm、25℃で25分間洗浄した。
(すすぎ)
洗浄した布を1分脱水した後、25℃の3°DH硬水を200mLを入れた試料瓶に戻し、40rpm、25℃で3分間すすいだ。このすすぎ工程を2回繰り返した。
(乾燥)
すすいだ布を1分脱水した後、物干しを用いて自然乾燥した。
上記、洗浄−すすぎ−乾燥の工程を5回繰り返し、洗浄前と洗浄後の評価布の変色度合いを色差計(日本電色工業,分光式色差計 SE2000)を用いて測定し、ΔE*abとして算出した。なお、試験布5枚の平均を以下の判定基準で評価した。
◎◎:0〜0.5未満
◎:0.5〜1.5未満
○:1.5〜3.0未満
△:3.0〜6.0未満
× :6.0以上
(3)安息角の評価
(安息角測定法)
角度の目盛りが記入され、横蓋付のアクリル製測定器(例えば、高さ10cm×奥行10cm×幅3cm等)を平らな場所に置き、該測定器の横蓋を閉じた状態で、該測定器の上面から上方1〜2cmの高さよりサンプルを流し入れ、該測定器の上面から下方0〜1cm程の位置まで山盛り状に充填する。次いで、横蓋を静かに開き、充填されたサンプルを、重力により自然に排出させる。その後、該測定器内に残ったサンプルの表面と水平面とのなす角度(傾斜角)を、目盛りから読み取り、安息角(°)とした。
なお、測定器は、横蓋が高さと幅のなす側面の一方に設けられ、角度の目盛りが高さと奥行きのなす側面に記入されているものを使用した。
安息角を以下の判定基準で評価した。
◎◎:50°以下
◎:50°より大きく60°以下
○:60°より大きく65°以下
△:65°より大きく70°以下
×:70°より大きい
<表1:洗剤組成物の組成表 1 >
成分配合量は全て質量%を示す。
Figure 2013151607
<表2:洗剤組成物の組成表 2 >
成分配合量は全て質量%を示す。
Figure 2013151607
<表3:洗剤組成物の組成表 3 >
成分配合量は全て質量%を示す。
Figure 2013151607
<表4:洗剤組成物の組成表 4 >
成分配合量は全て質量%を示す。
Figure 2013151607

Claims (5)

  1. (A)過炭酸ナトリウム、
    (B)炭酸水素アルカリ金属塩、
    (C)炭酸アルカリ金属塩、
    (D)アルミノ珪酸塩、及び
    (E)界面活性剤、
    を含有する衣料用洗剤組成物であって、(B)成分の含有量が、該組成物の総質量に対して20質量%以上、(D)成分の含有量が、該組成物の総質量に対して10質量%以下であり、かつ、炭酸根に対する炭酸水素根の質量比(HCO3 -/CO3 2-)が0.9以上である、前記衣料用洗剤組成物。
  2. 該組成物の総質量に対して、(C)成分を10〜30質量%、(D)成分を1〜10質量%、及び(E)成分を10〜30質量%含有する、請求項1記載の衣料用洗剤組成物。
  3. 更に、(F)アニオン性の水溶性及び/又は準分散性蛍光増白剤、並びに水不溶性青色系色素から選ばれる1種又は2種以上を含有する、請求項1又は2に記載の衣料用洗剤組成物。
  4. 更に、(G)セルラーゼを含有する、請求項1〜3の何れか1項記載の衣料用洗剤組成物。
  5. (F)成分が、アニオン性の準分散性蛍光増白剤である、請求項3に記載の衣料用洗剤組成物。
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