JP2013151196A - 車両用電力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリーの電力が不足することを抑制することが可能な車両用電力制御装置を提供する。
【解決手段】車両1は、バッテリー10と、バッテリー10を充電するエンジン20およびモータージェネレーター30と、バッテリー10から電力の供給を受ける電動パワーステアリング装置50と、エンジン20およびモータージェネレーター30を制御する車両制御装置40とを備える。車両制御装置40は、バッテリー電圧が基準電圧以下のとき、エンジン20およびモータージェネレーター30によりバッテリー10を充電するための充電制御を行う。車両用電力制御装置60は、電動パワーステアリング装置50の動作を予測し、予測した動作に応じて消費される電力に基づいてバッテリー電圧を予測し、予測したバッテリー電圧に基づいて充電要求信号を出力する。
【選択図】図1
【解決手段】車両1は、バッテリー10と、バッテリー10を充電するエンジン20およびモータージェネレーター30と、バッテリー10から電力の供給を受ける電動パワーステアリング装置50と、エンジン20およびモータージェネレーター30を制御する車両制御装置40とを備える。車両制御装置40は、バッテリー電圧が基準電圧以下のとき、エンジン20およびモータージェネレーター30によりバッテリー10を充電するための充電制御を行う。車両用電力制御装置60は、電動パワーステアリング装置50の動作を予測し、予測した動作に応じて消費される電力に基づいてバッテリー電圧を予測し、予測したバッテリー電圧に基づいて充電要求信号を出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、バッテリーと、バッテリーを充電する充電装置と、バッテリーから電力の供給を受ける電動パワーステアリング装置と、充電装置によりバッテリーを充電するための充電制御を行う車両制御装置とを備える車両のための車両用電力制御装置に関する。
バッテリーの充電は、車両のバッテリーの残電力が下限電力以下のとき、バッテリーの寿命の観点から好ましくない。このため、従来の車両用電力制御装置は、バッテリーの残電力が下限電力を下回らないように充電制御を開始する。特許文献1は、このような制御を実行する車両用電力制御装置を開示している。
バッテリーの電力は、電動パワーステアリング装置の動作により多量に消費される場合がある。このため、特許文献1の車両用電力制御装置は、電動パワーステアリング装置が動作したとき、バッテリーの残電力が下限電力以下となるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するため、バッテリーの電力が不足することを抑制することが可能な車両用電力制御装置を提供することを目的とする。
(1)第1の手段は、請求項1に記載の発明すなわち、バッテリーと、前記バッテリーを充電する充電装置と、前記バッテリーから電力の供給を受ける電動パワーステアリング装置と、前記充電装置により前記バッテリーを充電するための充電制御を行う車両制御装置とを備える車両のための車両用電力制御装置において、前記車両用電力制御装置は、前記電動パワーステアリング装置の動作を予測し、予測した動作に応じて消費される前記バッテリーの電力に基づいて前記バッテリーの残電力を予測し、予測した前記バッテリーの残電力に基づいて前記車両制御装置が前記充電制御を開始するための要求信号を出力することを要旨とする。
上記発明の車両用電力制御装置は、予測した電動パワーステアリング装置の動作に応じて消費されるバッテリーの電力に基づいてバッテリーの残電力を予測する。このため、電動パワーステアリング装置の動作によりバッテリーの電力が多量に消費されるとき、バッテリーの残電力が不足する前に充電制御を開始する頻度が高くなる。したがって、バッテリーの電力が不足することを抑制することができる。
(2)第2の手段は、請求項2に記載の発明すなわち、請求項1において、前記車両制御装置は、現在の前記バッテリーの残電力が基準電力以下のとき、前記バッテリーの充電を開始し、前記車両用電力制御装置は、予測された前記電動パワーステアリング装置の動作に応じて消費される前記バッテリーの電力に基づいて前記基準電力よりも大きい特定電力を設定し、現在の前記バッテリーの残電力が前記特定電力以下のとき、前記要求信号を出力することを要旨とする。
充電装置によりバッテリーが充電されるとき、車両制御装置が充電制御を開始するときからバッテリーに電力が供給されるまでにタイムラグが発生する。タイムラグの期間においてバッテリーの電力が消費されるとき、タイムラグの期間後のバッテリーの残電力が下限電力以下の場合がある。一方、車両制御装置は、バッテリーの残電力が下限電力以下となる前に充電制御を開始することが好ましい。このため、車両制御装置は、下限電力よりも大きい電力である基準電力を判定値として予め設定し、バッテリーの残電力が基準電力以下のとき、充電制御を開始する。
基準電力は、電動パワーステアリング装置以外の電装部品の動作により消費される電力に基づいて設定されている。電動パワーステアリング装置の動作により消費される電力は、上記電装部品の動作により消費される電力よりも大きい。このため、車両制御装置は、電動パワーステアリング装置の動作によりタイムラグの期間に多量に電力が消費されたとき、バッテリーの残電力が下限電力以下の状態で充電制御を開始するおそれがある。
上記発明の車両用電力制御装置は、バッテリーの残電力が基準電力よりも大きい特定電力以下のとき、車両制御装置に要求信号を出力する。このため、電動パワーステアリング装置の動作によりバッテリーの電力がタイムラグの期間に多量に消費される場合、バッテリーの残電力が下限電力以下となる頻度が低くなる。したがって、バッテリーの残電力が下限電力以下となる前に充電制御が開始される頻度が高くなる。
(3)第3の手段は、請求項3に記載の発明すなわち、請求項2において、前記車両用電力制御装置は、前記電動パワーステアリング装置の予測した動作に応じて消費される前記バッテリーの電力に基づいて電力消費速度を予測し、前記電力消費速度に応じて前記特定電力を変更することを要旨とする。
電力消費速度は、電動パワーステアリング装置の動作に応じて異なる。これにより、タイムラグの期間において電動パワーステアリング装置の動作によりバッテリーの電力が消費されるとき、電力消費速度により予測したバッテリーの残電力が異なる。このため、電力消費速度によりバッテリーの適切な充電開始時期が異なる。
上記発明の車両用電力制御装置は、特定電力を電力消費速度に応じて変更する。このため、電力消費速度が相対的に大きいとき、特定電力を大きくすることによりバッテリーの残電力が下限電力以下となる前に充電制御が開始される頻度が高くなる。電力消費速度が相対的に小さいとき、特定電力を小さくすることによりバッテリーの電力が特定電力以下となる頻度を少なくすることができる。このため、バッテリーの充電回数を少なくすることができる。このように電動パワーステアリング装置の動作に対して充電装置が適切な充電開始時期にバッテリーの充電を開始することができる。
(4)第4の手段は、請求項4に記載の発明すなわち、請求項2または3において、前記車両用電力制御装置は、駐車動作時の前記電動パワーステアリング装置の動作と、非駐車動作時の前記電動パワーステアリング装置の動作とを予測し、前記車両用電力制御装置が前記駐車動作時の前記電動パワーステアリング装置の動作と予測したときかつ現在の前記バッテリーの残電力が前記特定電力以下のとき、前記車両用電力制御装置が前記要求信号を出力し、前記車両用電力制御装置が前記非駐車動作時の前記電動パワーステアリング装置の動作と予測したときかつ現在の前記バッテリーの残電力が前記基準電力以下のとき、前記充電制御が開始されることを要旨とする。
本発明は、バッテリーの電力が不足することを抑制することが可能な車両用電力制御装置を提供する。
図1を参照して、車両1の構成について説明する。
車両1は、バッテリー10、エンジン20、モータージェネレーター30、車両制御装置40、電動パワーステアリング装置50、車両用電力制御装置60、電圧センサー70、および車速センサー71を有する。なお、エンジン20およびモータージェネレーター30は「充電装置」に相当する。
車両1は、バッテリー10、エンジン20、モータージェネレーター30、車両制御装置40、電動パワーステアリング装置50、車両用電力制御装置60、電圧センサー70、および車速センサー71を有する。なお、エンジン20およびモータージェネレーター30は「充電装置」に相当する。
電圧センサー70は、バッテリー10の電圧の大きさに応じた信号を車両制御装置40に出力する。車速センサー71は、転舵輪(図示略)の回転速度に応じた信号を車両用電力制御装置60に出力する。
バッテリー10は、モータージェネレーター30、車両制御装置40、電動パワーステアリング装置50、および車両用電力制御装置60に電力を供給する。モータージェネレーター30は、バッテリー10に電力を供給する。
電動パワーステアリング装置50は、ステアリングホイール(図示略)の操作を補助する。電動パワーステアリング装置50は、電動モーター51、トルクセンサー52、および操舵角センサー53を有する。電動モーター51は、ステアリングホイールの操作を補助するアシスト力を発生する。トルクセンサー52は、ステアリングシャフト(図示略)に入力されたトルクの大きさに応じた信号を車両用電力制御装置60に出力する。操舵角センサー53は、ステアリングホイールの回転量に応じた信号を車両用電力制御装置60に出力する。
車両制御装置40は、エンジン20の動作およびモータージェネレーター30の動作を制御する。車両制御装置40は、電圧センサー70の出力に基づいてバッテリー10の電圧に相当する演算値(以下、「バッテリー電圧VA」)を算出する。なお、バッテリー電圧VAは「バッテリーの残電力」に相当する。
車両用電力制御装置60は、電動パワーステアリング装置50の動作を制御する。車両用電力制御装置60は、トルクセンサー52の出力に基づいてステアリングシャフトに入力されたトルクの大きさに相当する演算値(以下、「操舵トルクTS」)を算出する。車両用電力制御装置60は、操舵角センサー53の出力に基づいてステアリングホイールの回転量に相当する演算値(以下、「操舵角AS」)を算出する。車両用電力制御装置60は、車速センサー71の出力に基づいて転舵輪の回転速度に相当する演算値(以下、「車速V」)を算出する。
モータージェネレーター30は、ローター31、ステーター32、および電源回路33を有する。ローター31は、エンジン20と一体に回転する。ステーター32は、複数のコイルを有する。電源回路33は、ローター31の回転にともないステーター32に生じる界磁電流をバッテリー10の定格電圧に調整する。
モータージェネレーター30の動作について説明する。
エンジン20が停止しかつバッテリー10からステーター32に電力が供給されるとき、ステーター32に生じる磁界によりローター31が回転する。ローター31の回転により生じる回転トルクが転舵輪に伝達される。
エンジン20が停止しかつバッテリー10からステーター32に電力が供給されるとき、ステーター32に生じる磁界によりローター31が回転する。ローター31の回転により生じる回転トルクが転舵輪に伝達される。
エンジン20が駆動するとき、ローター31は、エンジン20の回転にともない回転する。ステーター32は、ローター31の回転にともない界磁電流を発生する。電源回路33は、界磁電流をバッテリー10の定格電圧に調整された直流電力に変換する。直流電力は、バッテリー10に供給される。
車両制御装置40および車両用電力制御装置60が実行する制御について説明する。以下では、バッテリー10の充電の観点から好ましいバッテリー電圧VAの領域と、バッテリー10の充電の観点から好ましくないバッテリー電圧VAの領域とを区画するバッテリー電圧を「下限電圧XL」とする。
車両用電力制御装置60は、アシスト制御および充電判定制御を行う。アシスト制御は、ステアリングホイールの操作を補助する。充電判定制御は、駐車動作時の電動パワーステアリング装置50の動作に基づいてバッテリー10を充電するか否かを判定する。
車両用電力制御装置60は、アシスト制御において操舵トルクTSおよび車速Vに基づいて電動モーター51に供給する電流(以下、「モーター電流IM」)を算出する。これにより、電動モーター51は、ステアリングホイールの操作を補助するアシスト力をステアリングホイールに付与する。
車両用電力制御装置60は、充電判定制御において車両制御装置40に充電要求信号SRを出力するか否かを判定する。充電要求信号SRは、駐車動作時の電動パワーステアリング装置50の動作に基づいてバッテリー10の充電を要求する信号である。
車両制御装置40は、バッテリー10を充電開始および充電停止を選択する充電制御を行う。充電制御は、基本充電制御および駐車時充電制御を含む。基本充電制御は、駐車動作時以外の電動パワーステアリング装置50の動作のとき、バッテリー電圧VAに応じてバッテリー10の充電開始および充電停止を選択する。駐車時充電制御は、充電要求信号SRを受信したとき、バッテリー10の充電開始を選択する。
図2を参照して、基本充電制御および充電判定制御について説明する。なお、グラフL1は、駐車動作時の電動パワーステアリング装置50の動作に基づくバッテリー電圧VAの推移を示す。グラフL2は、通常走行時の電動パワーステアリング装置50の動作に基づくバッテリー電圧VAの推移を示す。
バッテリー10が充電されるとき、タイムラグが発生する。タイムラグは、車両制御装置40が充電制御においてバッテリー10を充電開始する信号を出力するときからバッテリー電圧VAが上昇し始めるときまでの期間(以下、「期間PT」)である。車両制御装置40は、期間PTにおいてバッテリー10の電力が消費される場合、バッテリー電圧VAが下限電圧XL以下となる前に基本充電制御を開始することが好ましい。このため、車両制御装置40は、下限電圧XLよりも大きいバッテリー電圧(以下、「基準電圧XA」)を判定値として予め設定し、バッテリー電圧VAが基準電圧XA以下のとき、基本充電制御を開始する。
基準電圧XAは、電動パワーステアリング装置50を除いた電装部品の電圧低下速度VDに基づいて設定されている。電圧低下速度VDは、期間PTにおけるバッテリー電圧VAの低下量として算出される。また、上記電装部品としては、例えば音響機器が挙げられる。なお、電圧低下速度VDは「電力消費速度」に相当する。
電動パワーステアリング装置50の動作により消費される電力は、電装部品の動作により消費される電力よりも大きい。すなわち、電動パワーステアリング装置50の動作による電圧低下速度VDは、電装部品の動作による電圧低下速度VDよりも大きい。このため、車両制御装置40は、電動パワーステアリング装置50の動作により期間PTにおいて多量に電力が消費されたとき、すなわち電圧低下速度VDが大きいとき、バッテリー電圧VAが下限電圧XL以下の状態で基本充電制御を開始するおそれがある。期間PTにおいて多量に電力が消費される電動パワーステアリング装置50の動作の一例としては、駐車動作時が挙げられる。駐車動作時は、車速Vが極低速の状態または車速Vが「0」の状態で操舵される。このため、駐車動作時の電動パワーステアリング装置50の動作による電圧低下速度VDは、通常走行時の電圧低下速度VDよりも大きい。
バッテリー電圧VAが下限電圧XL以下のとき、バッテリー10の充電は、バッテリー10の寿命から好ましくない。このため、車両用電力制御装置60は、電動パワーステアリング装置50の動作による電圧低下速度VDが大きいとき、バッテリー電圧VAが基準電圧XAよりも大きい状態から充電要求信号SRを車両制御装置40に出力することが好ましい。したがって、車両用電力制御装置60は、基準電圧XAとは別に電動パワーステアリング装置50が動作したときのための判定値に基づいて充電要求信号SRを車両制御装置40に出力することが好ましい。
そこで、車両用電力制御装置60は、充電判定制御において駐車動作時にバッテリー電圧VAが基準電圧XAよりも大きい判定値である判定電圧XBを用いてバッテリー10の充電開始時期を判定する。これにより、電圧低下速度VDが大きいとき、バッテリー電圧VAが下限電圧XLとなる前にバッテリー10が充電される。このため、バッテリー電圧VAが期間PT後に下限電圧XL以下となることが抑制される。なお、判定電圧XBは「特定電力」に相当する。
図3を参照して、充電判定制御の手順について説明する。車両用電力制御装置60は、充電判定制御を所定期間毎に繰り返し実行する。
ステップS11において、車両用電力制御装置60は、駐車動作時であるか否かを判定する。車両用電力制御装置60は、次の条件を満たすとき、駐車動作時と判定する。
(条件A)車速Vが所定速度VC以下。
(条件B)設定期間TMにおける操舵角ASの積分値が閾値YA以下。
ステップS11において、車両用電力制御装置60は、駐車動作時であるか否かを判定する。車両用電力制御装置60は、次の条件を満たすとき、駐車動作時と判定する。
(条件A)車速Vが所定速度VC以下。
(条件B)設定期間TMにおける操舵角ASの積分値が閾値YA以下。
ステップS12において、車両用電力制御装置60は、車両用電力制御装置60に記憶されたモーター電流IMと電圧低下速度VDとの関係を示すマップと、アシスト制御により算出されたモーター電流IMとに基づいて、電圧低下速度VDを算出する。
ステップS13において、車両用電力制御装置60は、判定電圧XBを算出する。車両用電力制御装置60は、電圧低下速度VDと期間PTとの乗算により現在のバッテリー電圧VAと期間PT後において予測されるバッテリー電圧VAとの差(以下、「予測電圧低下量VQ」)を算出する。そして、車両用電力制御装置60は、下限電圧XLに予測電圧低下量VQを加算することにより判定電圧XBを算出する。
ステップS14において、車両用電力制御装置60は、現在のバッテリー電圧VAが判定電圧XB以下か否かを判定する。現在のバッテリー電圧VAが判定電圧XBよりも大きいとき、現在のバッテリー電圧VAが期間PT後において下限電圧XLよりも大きいと予測される。一方、現在のバッテリー電圧VAが判定電圧XB以下のとき、現在のバッテリー電圧VAが期間PT後において下限電圧XL以下と予測される。
車両用電力制御装置60は、ステップS11およびステップS14において肯定判定のとき、ステップS15において、充電要求信号SRを車両制御装置40に出力する。
本実施形態の車両1は、以下の効果を奏する。
本実施形態の車両1は、以下の効果を奏する。
(1)車両用電力制御装置60は、電動パワーステアリング装置50の動作の予測に基づいて予測されたバッテリー電圧VAに基づいて充電要求信号SRを車両制御装置40に出力する充電判定制御を行う。このため、車両制御装置40は、電動パワーステアリング装置50の動作によりバッテリー10の電力が期間PTにおいて多量に消費される場合において、バッテリー電圧VAが下限電圧XL以下となる前にバッテリー10の充電を開始する頻度を高くすることができる。したがって、バッテリー10の電力が不足することが抑制される。
(2)車両用電力制御装置60は、基準電圧XAよりも大きい判定電圧XB以下のとき、充電要求信号SRを車両制御装置40に出力する。したがって、車両制御装置40は、電動パワーステアリング装置50の動作によりバッテリー10の電力が期間PTにおいて多量に消費される場合、バッテリー電圧VAが下限電圧XL以下となる前にバッテリー10の充電を開始する頻度を高くすることができる。
(3)車両用電力制御装置60は、電圧低下速度VDに応じて判定電圧XBを変更する。したがって、車両制御装置40は、電動パワーステアリング装置50の動作に対して適切な充電開始時期でバッテリー10の充電を開始することができる。
本発明は、上記実施形態とは別の実施形態を含む。以下、本発明のその他の実施形態としての上記実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・実施形態の車両用電力制御装置60は、充電判定制御において、バッテリー電圧VAと判定電圧XBとの比較に基づいて充電要求信号SRを車両制御装置40に出力する。一方、変形例の車両用電力制御装置60は、以下のように充電要求信号SRを車両制御装置40に出力する。
すなわち、変形例の車両用電力制御装置60は、舵角差ASWを「0」にするためのモーター電流IMに基づいて電動パワーステアリング装置50の予測消費電力を算出する。そして、変形例の車両用電力制御装置60は、現在のバッテリー電圧VAから予測消費電力分のバッテリー電圧VAを減算した値(以下、「予測バッテリー電圧VF」)が下限電圧XL以下のとき、充電要求信号SRを車両制御装置40に出力する。
・実施形態の車両用電力制御装置60は、電圧低下速度VDと期間PTとの乗算により予測電圧低下量VQを算出する。一方、変形例の車両用電力制御装置60は、電圧低下速度VDと予測電圧低下量VQとの関係を示すマップに基づいて予測電圧低下量VQを算出する。
・実施形態の車両用電力制御装置60は、電圧低下速度VDに応じて判定電圧XBを変更する。一方、変形例の車両用電力制御装置60は、判定電圧XBを予め設定した固定値とする。
・実施形態の車両1は、エンジン20の制御およびモータージェネレーター30の制御を行う車両制御装置40を有する。一方、変形例の車両1は、車両制御装置40に代えて、エンジン20の制御を行う制御装置と、モータージェネレーター30の制御を行う制御装置とを有する。車両用電力制御装置60の充電要求信号SRは、エンジン20の制御を行う制御装置に出力される。
1…車両、10…バッテリー、20…エンジン(充電装置)、30…モータージェネレーター(充電装置)、40…車両制御装置、50…電動パワーステアリング装置、60…車両用電力制御装置。
Claims (4)
- バッテリーと、前記バッテリーを充電する充電装置と、前記バッテリーから電力の供給を受ける電動パワーステアリング装置と、前記充電装置により前記バッテリーを充電するための充電制御を行う車両制御装置とを備える車両のための車両用電力制御装置において、
前記車両用電力制御装置は、前記電動パワーステアリング装置の動作を予測し、予測した動作に応じて消費される前記バッテリーの電力に基づいて前記バッテリーの残電力を予測し、予測した前記バッテリーの残電力に基づいて前記車両制御装置が前記充電制御を開始するための要求信号を出力する
車両用電力制御装置。 - 請求項1において、
前記車両制御装置は、現在の前記バッテリーの残電力が基準電力以下のとき、前記バッテリーの充電を開始し、
前記車両用電力制御装置は、予測された前記電動パワーステアリング装置の動作に応じて消費される前記バッテリーの電力に基づいて前記基準電力よりも大きい特定電力を設定し、現在の前記バッテリーの残電力が前記特定電力以下のとき、前記要求信号を出力する
車両用電力制御装置。 - 請求項2において、
前記車両用電力制御装置は、前記電動パワーステアリング装置の予測した動作に応じて消費される前記バッテリーの電力に基づいて電力消費速度を予測し、前記電力消費速度に応じて前記特定電力を変更する
車両用電力制御装置。 - 請求項2または3において、
前記車両用電力制御装置は、駐車動作時の前記電動パワーステアリング装置の動作と、非駐車動作時の前記電動パワーステアリング装置の動作とを予測し、
前記車両用電力制御装置が前記駐車動作時の前記電動パワーステアリング装置の動作と予測したときかつ現在の前記バッテリーの残電力が前記特定電力以下のとき、前記車両用電力制御装置が前記要求信号を出力し、
前記車両用電力制御装置が前記非駐車動作時の前記電動パワーステアリング装置の動作と予測したときかつ現在の前記バッテリーの残電力が前記基準電力以下のとき、前記充電制御が開始される
車両用電力制御装置。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
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CN112389537A (zh) * | 2019-08-16 | 2021-02-23 | 现代自动车株式会社 | 车辆及其控制方法 |
-
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