JP2013150502A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動機から車輪までの間の「ねじり振動」を抑制する。
【解決手段】ECU5は、モータジェネレータが駆動状態であるか否かを判定する条件判定部51と、モータジェネレータの回転数を所定時間毎に検出して回転数変動積算値を求める第1変動検出部52と、回転数変動積算値が閾値以上であるか否かに応じて、モータジェネレータにおいて回転数変動が発生しているか否かを判定する第1変動判定部53と、条件判定部51によってモータジェネレータが駆動状態であると判定されると共に、第1変動判定部53によってモータジェネレータにおいて回転数変動が発生していると判定された場合に、モータジェネレータに対して、回転数変動と逆位相のトルクを付与させるトルク付与部54と、を備える。
【選択図】図4
【解決手段】ECU5は、モータジェネレータが駆動状態であるか否かを判定する条件判定部51と、モータジェネレータの回転数を所定時間毎に検出して回転数変動積算値を求める第1変動検出部52と、回転数変動積算値が閾値以上であるか否かに応じて、モータジェネレータにおいて回転数変動が発生しているか否かを判定する第1変動判定部53と、条件判定部51によってモータジェネレータが駆動状態であると判定されると共に、第1変動判定部53によってモータジェネレータにおいて回転数変動が発生していると判定された場合に、モータジェネレータに対して、回転数変動と逆位相のトルクを付与させるトルク付与部54と、を備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、走行用駆動力を発生する電動機を備える車両の制御装置に関する。より限定的には、前記電動機の駆動力伝達経路の下流側に配設されたトランスアクスルを更に備える車両の制御装置に関する。
従来、ドライブシャフトの「ねじれ(捩れ)トルク」を抑制する種々の技術が知られている。例えば、外乱オブザーバを用いて、ドライブシャフトの「ねじれトルク」を推定し、推定された「ねじれトルク」を相殺するようにモータでトルクを発生させる車両のモータトルク制御装置が開示されている(特許文献1参照)。上記車両のモータトルク制御装置によれば、ドライブシャフトの「ねじれ(捩れ)」を抑制することが可能である。
しかしながら、上記特許文献1に記載の車両のモータトルク制御装置においては、ドライブシャフトの「ねじれ(捩れ)」を抑制するためには、ドライブシャフトの「ねじれ」を正確に推定することが必要である。また、ドライブシャフトにおける「ねじれ」ではなく、電動機から車輪までの間に「ねじり(捩り)振動」が発生する場合には、適正にモータでトルクを発生させることができない場合がある。
一方、トランスミッションとディファレンシャルギヤとを一体化したトランスアクスルが知られている。例えば、電動機と車輪との間に配設された2軸式のトランスアクスルを含む動力伝達装置が開示されている(特開2010−53997号公報参照)。このような、トランスアクスルを含む動力伝達装置では、電動機と車輪との間の動力伝達経路にダンパ機構が配設されていないため、「ねじり振動」が発生し易い。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、電動機から車輪までの間の「ねじり振動」を抑制することが可能な車両の制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両の制御装置は、以下のように構成されている。
すなわち、本発明に係る車両の制御装置は、走行用駆動力を発生する電動機を備える車両の制御装置であって、前記電動機が駆動状態であり、且つ、前記電動機において回転数変動が発生している場合に、前記電動機が、前記回転数変動と逆位相のトルクを付与することを特徴としている。
かかる構成を備える車両の制御装置によれば、前記電動機が駆動状態であり、且つ、前記電動機において回転数変動が発生している場合に、前記電動機によって前記回転数変動と逆位相のトルクが付与されるため、電動機から車輪までの間の「ねじり振動」を抑制することができる。
すなわち、前記電動機が駆動状態であるとき(特に、前記電動機から大きなトルクが出力されているとき)には、電動機から車輪までの間の「ねじり振動」が発生し易い。また、前記電動機において回転数変動が発生している場合には、電動機から車輪までの間で「ねじり振動」が発生していると推定される。したがって、この場合には、前記電動機から前記回転数変動と逆位相のトルクが付与されることによって、電動機から車輪までの間の「ねじり振動」を抑制することができるのである。
また、本発明に係る車両の制御装置は、前記電動機の駆動力伝達経路の下流側に配設されたトランスアクスルを備えることが好ましい。
かかる構成を備える車両の制御装置によれば、前記電動機の駆動力伝達経路の下流側にトランスアクスルが配設されているため、電動機から車輪までの間の「ねじり振動」が発生し易いので、本発明の効果が顕在化する。
また、本発明に係る車両の制御装置は、前記車両が加速されている場合に限って、前記電動機が、前記回転数変動と逆位相のトルクを付与することが好ましい。
かかる構成を備える車両の制御装置によれば、前記電動機が駆動状態であり、且つ、前記車両が加速されている場合には、前記電動機から大きなトルクが出力されている。このように、前記電動機から大きなトルクが出力されている場合には、電動機から車輪までの間の「ねじり振動」が発生し易い。また、前記電動機において回転数変動が発生している場合には、電動機から車輪までの間で「ねじり振動」が発生していると強く推定される。よって、この場合に、前記電動機から前記回転数変動と逆位相のトルクが付与されることによって、電動機から車輪までの間の「ねじり振動」を効果的に抑制することができる。
また、本発明に係る車両の制御装置は、前記電動機における回転数を所定時間毎に検出し、前回の検出回転数と今回の検出回転数との差の絶対値である回転数変動を、予め設定された所定期間内において積算した回転数変動積算値を求め、当該回転数変動積算値が、予め設定された閾値以上である場合に、前記電動機において回転数変動が発生していると判定することが好ましい。
かかる構成を備える車両の制御装置によれば、前記電動機における回転数が所定時間毎に検出される。そして、前回の検出回転数と今回の検出回転数との差の絶対値である回転数変動が、予め設定された所定期間内において積算されて回転数変動積算値が求められる。また、この回転数変動積算値が、予め設定された閾値以上である場合に、前記電動機において回転数変動が発生していると判定されるため、回転数変動が発生しているか否かを適正に判定することができる。
また、本発明に係る車両の制御装置は、駆動力伝達経路において前記車輪の上流側に配設されたドライブシャフトの回転数変動を検出し、検出された回転数変動と逆位相の制動力を前記車両に付与することが好ましい。
かかる構成を備える車両の制御装置によれば、駆動力伝達経路において前記車輪の上流側に配設されたドライブシャフトの回転数変動が検出され、検出された回転数変動と逆位相の制動力が前記車両に付与されるため、電動機から車輪までの間の「ねじり振動」を効果的に抑制することができる。
本発明に係る車両の制御装置によれば、前記電動機が駆動状態であるとき(特に、前記電動機から大きなトルクが出力されているとき)には、電動機から車輪までの間の「ねじり振動」が発生し易い。また、このようなときに、前記電動機において回転数変動が発生している場合には、電動機から車輪までの間で「ねじり振動」が発生していると推定される。よって、この場合には、前記電動機から前記回転数変動と逆位相のトルクが付与されることによって、電動機から車輪までの間の「ねじり振動」を抑制することができる。
以下、本発明に係る「車両の制御装置」の実施形態について図面を参照して説明する。
−ドライブトレーン−
まず、車両のドライブトレーンについて図1を参照して説明する。図1は、本発明に係る車両の制御装置が適用されるドライブトレーン100の一例を示す構成図である。ドライブトレーン100は、モータジェネレータ1、ギヤ群2、差動装置3、及び、車輪4を備えている。また、図1に示すように車両には、アクセルペダル7が配設され、アクセルペダル7の踏み込み量に対応するアクセル開度θを検出するアクセル開度センサ71が配設されている。アクセル開度センサ71によって検出されたアクセル開度θは、ECU5へ出力される。以下、ドライブトレーン100を構成するモータジェネレータ1、ギヤ群2及び、差動装置3について順次説明する。
まず、車両のドライブトレーンについて図1を参照して説明する。図1は、本発明に係る車両の制御装置が適用されるドライブトレーン100の一例を示す構成図である。ドライブトレーン100は、モータジェネレータ1、ギヤ群2、差動装置3、及び、車輪4を備えている。また、図1に示すように車両には、アクセルペダル7が配設され、アクセルペダル7の踏み込み量に対応するアクセル開度θを検出するアクセル開度センサ71が配設されている。アクセル開度センサ71によって検出されたアクセル開度θは、ECU5へ出力される。以下、ドライブトレーン100を構成するモータジェネレータ1、ギヤ群2及び、差動装置3について順次説明する。
−モータジェネレータ−
モータジェネレータ(以下、「MG」と略記することもある)1は、走行用駆動力を発生するものであって、ギヤ群2の第1ドライブギヤ21と一体に回転自在に構成された永久磁石からなるロータMGRと、3相巻線が巻回されたステータMGSとを備えた交流同期発電機である。また、モータジェネレータ1は、発電機(ジェネレータ)として機能すると共に電動機(モータ)としても機能する。モータジェネレータ1は、特許請求の範囲に記載の「電動機」に相当する。
モータジェネレータ(以下、「MG」と略記することもある)1は、走行用駆動力を発生するものであって、ギヤ群2の第1ドライブギヤ21と一体に回転自在に構成された永久磁石からなるロータMGRと、3相巻線が巻回されたステータMGSとを備えた交流同期発電機である。また、モータジェネレータ1は、発電機(ジェネレータ)として機能すると共に電動機(モータ)としても機能する。モータジェネレータ1は、特許請求の範囲に記載の「電動機」に相当する。
モータジェネレータ1には、ロータMGRの回転角度(電動機回転軸の回転角度)を検出するMG回転数センサ(レゾルバ)111が設けられている。MG回転数センサ111は、MG1の各回転角度を高精度且つ高い応答性で検出することができ、その各回転数センサにて検出された回転角度から、MG1の回転数を得ることができる。MG回転数センサ111の出力信号(回転角度検出値)は、ECU5に入力され、MG1の駆動制御などに用いられる。
また、モータジェネレータ1は、インバータ12を介して、図略のバッテリ(蓄電池)に接続されている。インバータ12はECU5によって制御される。モータジェネレータ1は、バッテリ(蓄電池)から電力が供給されて駆動される。
インバータ12は、MG1の制御用のIPM(Intelligent Power Module:インテリジェントパワーモジュール)を備えている。このIPMは、複数(例えば、6個)の半導体スイッチング素子(例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)等によって構成されている。
−ギヤ群−
モータジェネレータ1によって発生された走行用駆動力は、MG1側の回転部材であるロータ軸11を介して、ギヤ群2に伝達される。
モータジェネレータ1によって発生された走行用駆動力は、MG1側の回転部材であるロータ軸11を介して、ギヤ群2に伝達される。
ギヤ群2は、第1ドライブギヤ21、第1ドリブンギヤ22、第2ドライブギヤ23、及び、第2ドリブンギヤ24を備えている。第1ドライブギヤ21は、モータジェネレータ1のロータMGRと一体に回転自在に構成されると共に、第1ドリブンギヤ22と噛合している。また、ここでは、第1ドライブギヤ21の歯数は、第1ドリブンギヤ22の歯数と略同一である。第1ドリブンギヤ22は、中間シャフト221を介して、第2ドライブギヤ23と一体回転可能に構成されている。第2ドライブギヤ23は、第2ドリブンギヤ24と噛合している。また、ここでは、第2ドライブギヤ23の歯数は、第2ドリブンギヤ2の歯数より小さい。よって、第2ドリブンギヤ24の歯数と、第2ドライブギヤ23の歯数との比に応じて、モータジェネレータ1の回転数Nmは減速されて、第2ドリブンギヤ24に伝達される。
MG1から出力される走行用駆動力は、ロータ軸11、第1ドライブギヤ21、第1ドリブンギヤ22、中間シャフト221、第2ドライブギヤ23、及び、第2ドリブンギヤ24を順次経由して、差動装置3に伝達される。
なお、ギヤ群2及び差動装置3は、特許請求の範囲に記載の「トランスアクスル」に相当する。すなわち、ギヤ群2及び差動装置3は、トランスミッションとディファレンシャルギヤとを一体化した「トランスアクスル」に相当する。ここで、ギヤ群2が、「トランスミッション」に相当し、差動装置3が、「ディファレンシャルギヤ」に相当する。
−差動装置−
差動装置3は、MG1から出力される走行用駆動力を、ドライブシャフト41を介して車輪4に伝達すると共に、差動を行う装置である。まず、差動の必要性について説明する。車両が走行中、旋回又は路面の状況によって左右の車輪4の回転数が異なり、これを差動させる装置が必要となる。例えば、車両がカーブするときには、内側の車輪4の軌跡と外側の車輪4の軌跡とを比較すると、外側の車輪4の通る距離が内側の車輪4の通る距離よりも長くなる。したがって、外側の車輪4は内側の車輪4よりも速く、且つ、多く回転しなければならない。
差動装置3は、MG1から出力される走行用駆動力を、ドライブシャフト41を介して車輪4に伝達すると共に、差動を行う装置である。まず、差動の必要性について説明する。車両が走行中、旋回又は路面の状況によって左右の車輪4の回転数が異なり、これを差動させる装置が必要となる。例えば、車両がカーブするときには、内側の車輪4の軌跡と外側の車輪4の軌跡とを比較すると、外側の車輪4の通る距離が内側の車輪4の通る距離よりも長くなる。したがって、外側の車輪4は内側の車輪4よりも速く、且つ、多く回転しなければならない。
また、車両が凹凸道路を走行しているとき、両方の車輪4が同じ凹凸上を走行する場合には両方の車輪4の回転数は同じとなる。しかしながら、片方の車輪4が平坦で他方の車輪4が凹凸のいずれかになっている道路を走行する場合には、平坦路側の車輪4よりも凹凸側路面の車輪4の方が回転数は多くなる。また、車輪4の摩耗状態、空気圧によっても左右の車輪4の回転数は異なる場合がある。
これらの場合に、左右の車輪4が同じ回転をすると、どちらかの車輪4がスリップしながら回転することになり、車輪4の摩耗を早める共に、走行性能にも悪影響があるので、差動を行う差動装置3が必要となる。
次に、図2を参照して差動装置3の構成について説明する。差動装置3は、第2ドリブンギヤ24を有し、ディファレンシャルケース31、ピニオンギヤ32、33、ピニオンシャフト34、サイドギヤ35、36、及び、アクスルシャフト37R、37Lを備えている。第2ドリブンギヤ24には、ディファレンシャルケース31が取り付けられている。ディファレンシャルケース31は、ピニオンシャフト34を回転可能に支持している。ピニオンギヤ32は、ディファレンシャルケース31内に2個(又は4個)設けられている。ピニオンギヤ32、33がピニオンシャフト34に嵌合されており、ピニオンギヤ32、33は、ディファレンシャルケース31内で自転可能で、且つ、公転可能に取り付けられている。
サイドギヤ35、36は、ピニオンギヤ32、33と噛合しており、ディファレンシャルケース31内で回転可能に支持されている。サイドギヤ35、36には、それぞれ、アクスルシャフト37R、37Lが嵌合している。また、アクスルシャフト37R、37Lは、ドライブシャフト41(図1参照)に接続されている。
車両が直進走行する場合には、左右の車輪4の回転抵抗が等しいので左右のサイドギヤ35、36は、ピニオンギヤ32、33の公転に伴って動き、全体が1つのブロックとなって回転する。この場合、ピニオンギヤ32、33は自転しないので、第2ドリブンギヤ24の回転数、ディファレンシャルケース31の回転数、サイドギヤ35、36との回転数、及び、アクスルシャフト37R、37Lの回転数、が全て等しくなる。
車両が左側へ旋回する場合には、内側(ここでは、左側)の車輪4は、外側(ここでは、右側)の車輪4より転がる距離が短く、車輪4の抵抗が大きくなる。逆に、外側(ここでは、右側)の車輪4の走行距離は長くなり、外側(ここでは、右側)の車輪4に与えられる抵抗は小さくなる。そのため、サイドギヤ35に加わる抵抗が大きく、サイドギヤ36に加わる抵抗が小さくなる。これによって、ピニオンギヤ32、33が公転しながら自転し、サイドギヤ36側の回転数が増加する。このようにして、ディファレンシャルケース31の回転力を、不均等にアクスルシャフト37R、37Lに分配する(ここでは、アクスルシャフト37Lより、アクスルシャフト37Rに多く分配する)ことができる。
−制動装置−
次に、図3を参照して、車両の制動装置について説明する。図3は、本発明に係る車両の制御装置が適用される制動装置の一例を示す構成図である。車両の4つの車輪4には、それぞれ、車輪速センサ42、ブレーキディスク43、及び、ブレーキキャリパ44が配設されている。車輪速センサ42は、車輪速Vを検出するセンサであって、検出された車輪速Vは、ECU5へ伝送される。
次に、図3を参照して、車両の制動装置について説明する。図3は、本発明に係る車両の制御装置が適用される制動装置の一例を示す構成図である。車両の4つの車輪4には、それぞれ、車輪速センサ42、ブレーキディスク43、及び、ブレーキキャリパ44が配設されている。車輪速センサ42は、車輪速Vを検出するセンサであって、検出された車輪速Vは、ECU5へ伝送される。
ブレーキディスク43は、車輪4と一体に回動する円板状部材である。ブレーキキャリパ44は、ブレーキパッド及びホイールシリンダを内蔵しており、ブレーキディスク43を押圧することによって車輪4を制動するものである。ブレーキキャリパ44に内蔵されたホイールシリンダは、ブレーキ配管63を介して油圧回路6に接続されている。また、各ホイールシリンダは、ブレーキ配管63及び油圧回路6を介して、マスタシリンダ62にも接続されている。
通常のブレーキ時には、運転者によってブレーキペダル61が踏み込まれると、マスタシリンダ62内の圧力が上昇し、この圧力上昇がブレーキ配管63、油圧回路6を介して、ブレーキキャリパ44に内蔵されたホイールシリンダに伝えられて、ホイールシリンダ内の圧力が上昇する。ホイールシリンダ内の油圧が上昇されると、ブレーキキャリパ44に内蔵されたブレーキパッドがブレーキディスク43に押圧され、摩擦力によってブレーキディスク43と連結されている車輪4が制動される。ここで、ブレーキスイッチ611は、ブレーキペダル61が踏み込まれているか否かを検出するスイッチである。
油圧回路6は、油圧ポンプ及び電磁バルブ等を有している。車両制動時に制動力を制御して車輪4のロックを抑制するABS(Antilock Brake System)制御時、及び、本発明に係る車両の制御装置(ECU5)の制動力付与部57(図4参照)によって回転数変動と逆位相の制動力Fdが付与される場合には、油圧回路6の油圧ポンプによって高圧化したブレーキ油圧を、電磁バルブを制御することによってブレーキキャリパ44に内蔵されたホイールシリンダに、伝達又は遮断して車輪4毎の制動力を増加又は維持する。また、電磁バルブを制御して車輪4毎のブレーキキャリパ44に内蔵されたホイールシリンダ内の圧力を減圧することもできる。これらの制御によって車輪4毎の制動力を調節し、ABS制御時には、車輪4のロックを抑制する。
本実施形態では、車両の制動装置が、いわゆる「ディスクブレーキ」である場合について説明するが、車両の制動装置が、いわゆる「ドラムブレーキ」等である形態でもよい。
−ECU−
次に、図4を参照してECU5について説明する。図4は、図1、図3に示す車両の制御装置(ECU5)における機能構成の一例を示す機能ブロック図である。ECU(Electronic Control Unit)5は、本発明に係る車両の制御装置全体の動作を制御する電子制御装置であって、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、バックアップRAM等を備えている。
次に、図4を参照してECU5について説明する。図4は、図1、図3に示す車両の制御装置(ECU5)における機能構成の一例を示す機能ブロック図である。ECU(Electronic Control Unit)5は、本発明に係る車両の制御装置全体の動作を制御する電子制御装置であって、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、バックアップRAM等を備えている。
ROMには、各種制御プログラム、及び、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるテーブル、マップ等が記憶されている。CPUは、ROMに記憶された各種制御プログラム、マップ等に基づいて演算処理を実行する。また、RAMはCPUでの演算結果、各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAMは、イグニッションスイッチのOFF時などにおいて保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
−車両の制御装置(ECU)の機能構成−
次に、図4を参照して本発明に係る「車両の制御装置」の主要部の構成について説明する。図4に示すように、ECU5は、CPUがROM等に記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、機能的に、条件判定部51、第1変動検出部52、第1変動判定部53、トルク付与部54、第2変動検出部55、第2変動判定部56、及び、制動力付与部57等の機能部として機能する。ここで、条件判定部51、第1変動検出部52、第1変動判定部53、トルク付与部54、第2変動検出部55、第2変動判定部56、及び、制動力付与部57は、本発明に係る「車両の制御装置」を構成する。
次に、図4を参照して本発明に係る「車両の制御装置」の主要部の構成について説明する。図4に示すように、ECU5は、CPUがROM等に記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、機能的に、条件判定部51、第1変動検出部52、第1変動判定部53、トルク付与部54、第2変動検出部55、第2変動判定部56、及び、制動力付与部57等の機能部として機能する。ここで、条件判定部51、第1変動検出部52、第1変動判定部53、トルク付与部54、第2変動検出部55、第2変動判定部56、及び、制動力付与部57は、本発明に係る「車両の制御装置」を構成する。
条件判定部51は、モータジェネレータ1が駆動状態であり、且つ、車両が加速されているとの条件(すなわち、モータジェネレータ1から大きなトルクが出力されているとの条件)を満たすか否かを判定する機能部である。具体的には、条件判定部51は、アクセル開度センサ71によって検出されたアクセル開度θが予め設定された閾値θ0(例えば、10%)以上であるか否かに応じて、モータジェネレータ1が駆動状態であるか否かを判定する。また、条件判定部51は、車両が加速されているか否かを、例えば、車輪速センサ42によって検出される車輪速Vに基づいて判定する。
ここで、モータジェネレータ1が駆動状態であり、且つ、車両が加速されているとは、モータジェネレータ1から大きなトルクが出力されている状態である。このように、モータジェネレータ1から大きなトルクが出力されている場合には、モータジェネレータ1からトランスアクスル(ギヤ群2及び差動装置3)を経由して車輪4までの間の「ねじり振動」が発生し易い。したがって、本発明の効果が顕在化し易くなる。
第1変動検出部52は、MG回転数センサ111を介して、モータジェネレータ1の回転数Nmを所定時間Δtm(例えば、50msec)毎に検出し、前回の検出回転数Nm(n−1)と今回の検出回転数Nm(n)との差の絶対値である回転数変動ΔNm(n)を、予め設定された所定期間Pm(例えば、1sec)内において積算した回転数変動積算値Smを求める機能部である。
ここで、図5を参照して、第1変動検出部52の機能について説明する。図5は、図4に示す第1変動検出部52の機能の一例を示すグラフである。横軸は、時間tであって、縦軸は、MG回転数センサ111によって検出されるモータジェネレータ1の回転数Nmである。第1変動検出部52は、モータジェネレータ1の回転数Nmを所定時間Δtm(例えば、50msec)毎に検出する。そして、第1変動検出部52は、次の(1)式によって回転数変動ΔNm(n)を求める。
ΔNm(n)=|Nm(n)−Nm(n−1)| (1)
次いで、第1変動検出部52は、求められた回転数変動ΔNm(n)を、所定期間Pm(例えば、1sec)内において積算して、回転数変動積算値Smを求める。すなわち、次の(2)式によって、回転数変動積算値Smを求める。なお、回転数変動積算値Smが大きい程、回転数変動が大きいことを示している。例えば、図1に示すドライブトレーン100のモータジェネレータ1から車輪4までの間において「ねじり振動」が発生した場合には、回転数変動積算値Smが大きな値となる。
次いで、第1変動検出部52は、求められた回転数変動ΔNm(n)を、所定期間Pm(例えば、1sec)内において積算して、回転数変動積算値Smを求める。すなわち、次の(2)式によって、回転数変動積算値Smを求める。なお、回転数変動積算値Smが大きい程、回転数変動が大きいことを示している。例えば、図1に示すドライブトレーン100のモータジェネレータ1から車輪4までの間において「ねじり振動」が発生した場合には、回転数変動積算値Smが大きな値となる。
Sm=ΔNm(1)+ΔNm(2)+・・・+ΔNm(hm) (2)
ここで、算出回数hmは、所定期間Pm(例えば、1sec)内において回転数変動ΔNm(n)が算出される回数であって、次の(3)式によって規定される。
ここで、算出回数hmは、所定期間Pm(例えば、1sec)内において回転数変動ΔNm(n)が算出される回数であって、次の(3)式によって規定される。
hm=Pm/Δtm (3)
すなわち、所定期間Pmが1secであって、所定時間Δtmが50msecである場合には、算出回数hmは、20回となる。
すなわち、所定期間Pmが1secであって、所定時間Δtmが50msecである場合には、算出回数hmは、20回となる。
再び、図4に戻って、ECU5の機能構成について説明する。第1変動判定部53は、第1変動検出部52によって求められた回転数変動積算値Smが予め設定された閾値Sm0以上であるか否かに応じて、モータジェネレータ1において回転数変動が発生しているか否かを判定する機能部である。すなわち、第1変動判定部53は、回転数変動積算値Smが閾値Sm0以上である場合に、モータジェネレータ1において回転数変動が発生していると判定する。
このようにして、モータジェネレータ1における回転数Nmが所定時間Δtm毎に検出される。そして、前回の検出回転数Nm(n−1)と今回の検出回転数Nm(n)との差の絶対値である回転数変動ΔNm(n)が、予め設定された所定期間Pm内において積算されて回転数変動積算値Smが求められる。また、この回転数変動積算値Smが、予め設定された閾値Sm0以上である場合に、モータジェネレータ1において回転数変動が発生していると判定されるため、所定時間Δtm、所定期間Pm及び閾値Sm0を適正な値に設定することによって、モータジェネレータ1において回転数変動が発生しているか否かを適正に判定することができる。
本実施形態では、回転数変動積算値Smが閾値Sm0以上であるときに、モータジェネレータ1において回転数変動が発生していると判定する場合について説明するが、回転数変動積算値Smに基づいてモータジェネレータ1において回転数変動が発生しているか否かを判定する形態でもよい。例えば、回転数変動積算値Smが、車両に制動力が付与された時点から急激に増大した場合には、モータジェネレータ1において回転数変動が発生していると判定する形態でもよい。
トルク付与部54は、条件判定部51によって、モータジェネレータ1が駆動状態であり、且つ、車両が加速されているとの条件を満たすと判定されると共に、第1変動判定部53によってモータジェネレータ1において回転数変動が発生していると判定された場合に、モータジェネレータ1から、回転数変動と逆位相のトルクTmを付与させる機能部である。具体的には、トルク付与部54は、モータジェネレータ1から出力されるトルクTmに、回転数変動と逆位相の付加トルクΔTmを付与させる。例えば、トルク付与部54は、次の(4)式によって、付加トルクを求める。
ΔTm=−(Nm(n)−Nm(n−1))×α (4)
ここで、定数αは、モータジェネレータ1から車輪4までの慣性モーメントに対応する正の定数であって、実験等によって適正な値に設定される。定数αが大きい程、モータジェネレータ1から車輪4までの間の「ねじり振動」を早期に抑制することができる。ただし、定数αが大き過ぎる場合には、発生している「ねじり振動」とは逆位相の「ねじり振動」を発生させてしまう虞がある。
ここで、定数αは、モータジェネレータ1から車輪4までの慣性モーメントに対応する正の定数であって、実験等によって適正な値に設定される。定数αが大きい程、モータジェネレータ1から車輪4までの間の「ねじり振動」を早期に抑制することができる。ただし、定数αが大き過ぎる場合には、発生している「ねじり振動」とは逆位相の「ねじり振動」を発生させてしまう虞がある。
本実施形態では、モータジェネレータ1が駆動状態であって、車両が加速されており、且つ、モータジェネレータ1において回転数変動が発生しているときに、モータジェネレータ1に対して回転数変動と逆位相のトルクTmを出力させる場合について説明するが、モータジェネレータ1が駆動状態であって、且つ、モータジェネレータ1において回転数変動が発生しているときに、モータジェネレータ1が回転数変動と逆位相のトルクTmを付与する形態でもよい。
すなわち、モータジェネレータ1から大きなトルクが出力されているとき(モータジェネレータ1が駆動状態であって、車両が加速されているとき)に限らず、モータジェネレータ1が駆動状態であるときには、モータジェネレータ1において回転数変動が発生している場合に、モータジェネレータ1が回転数変動と逆位相のトルクTmを付与する形態でもよい。この場合には、モータジェネレータ1から車輪4までの間の、より広範囲における「ねじり振動」を抑制することができる。
第2変動検出部55は、車輪速センサ42を介して、車輪4(ドライブシャフト41)の回転数Ndを所定時間Δtd(例えば、50msec)毎に検出し、前回の検出回転数Nd(n−1)と今回の検出回転数Nd(n)との差の絶対値である回転数変動ΔNd(n)を、予め設定された所定期間Pd(例えば、1sec)内において積算した回転数変動積算値Sdを求める機能部である(図5参照)。
具体的には、第2変動検出部55は、車輪4(ドライブシャフト41)の回転数Ndを所定時間Δtd(例えば、50msec)毎に検出する。そして、第2変動検出部55は、次の(5)式によって回転数変動ΔNd(n)を求める。
ΔNd(n)=|Nd(n)−Nd(n−1)| (5)
次いで、第2変動検出部55は、求められた回転数変動ΔNd(n)を、所定期間Pd(例えば、1sec)内において積算して、回転数変動積算値Sdを求める。すなわち、次の(6)式によって、回転数変動積算値Sdを求める。なお、回転数変動積算値Sdが大きい程、回転数変動が大きいことを示している。例えば、図1に示すドライブトレーン100のモータジェネレータ1から車輪4までの間において「ねじり振動」が発生した場合には、、回転数変動積算値Sdが大きな値となる。
次いで、第2変動検出部55は、求められた回転数変動ΔNd(n)を、所定期間Pd(例えば、1sec)内において積算して、回転数変動積算値Sdを求める。すなわち、次の(6)式によって、回転数変動積算値Sdを求める。なお、回転数変動積算値Sdが大きい程、回転数変動が大きいことを示している。例えば、図1に示すドライブトレーン100のモータジェネレータ1から車輪4までの間において「ねじり振動」が発生した場合には、、回転数変動積算値Sdが大きな値となる。
Sd=ΔNd(1)+ΔNd(2)+・・・+ΔNd(hd) (6)
ここで、算出回数hdは、所定期間Pd(例えば、1sec)内において回転数変動ΔNd(n)が算出される回数であって、次の(7)式によって規定される。
ここで、算出回数hdは、所定期間Pd(例えば、1sec)内において回転数変動ΔNd(n)が算出される回数であって、次の(7)式によって規定される。
hd=Pd/Δtd (7)
すなわち、所定期間Pdが1secであって、所定時間Δtdが50msecである場合には、算出回数hdは、20回となる。
すなわち、所定期間Pdが1secであって、所定時間Δtdが50msecである場合には、算出回数hdは、20回となる。
第2変動判定部56は、第2変動検出部55によって求められた回転数変動積算値Sdが予め設定された閾値Sd0以上であるか否かに応じて、ドライブシャフト41において回転数変動が発生しているか否かを判定する機能部である。すなわち、第2変動判定部56は、回転数変動積算値Sdが閾値Sd0以上である場合に、ドライブシャフト41において回転数変動が発生していると判定する。
このようにして、ドライブシャフト41における回転数Ndが所定時間Δtd毎に検出される。そして、前回の検出回転数Nd(n−1)と今回の検出回転数Nd(n)との差の絶対値である回転数変動ΔNd(n)が、予め設定された所定期間Pd内において積算されて回転数変動積算値Sdが求められる。また、この回転数変動積算値Sdが、予め設定された閾値Sd0以上である場合に、ドライブシャフト41において回転数変動が発生していると判定されるため、所定時間Δtd、所定期間Pd及び閾値Sd0を適正な値に設定することによって、ドライブシャフト41において回転数変動が発生しているか否かを適正に判定することができる。
本実施形態では、回転数変動積算値Sdが閾値Sd0以上であるときに、ドライブシャフト41において回転数変動が発生していると判定する場合について説明するが、回転数変動積算値Sdに基づいてドライブシャフト41において回転数変動が発生しているか否かを判定する形態でもよい。例えば、回転数変動積算値Sdが、モータジェネレータ1が駆動状態となった時点から急激に増大した場合には、ドライブシャフト41において回転数変動が発生していると判定する形態でもよい。
制動力付与部57は、条件判定部51によって、モータジェネレータ1が駆動状態であり、且つ、車両が加速されているとの条件を満たすと判定されると共に、第2変動判定部56によってドライブシャフト41において回転数変動が発生していると判定された場合に、回転数変動と逆位相の制動力Fdを付与させる機能部である。具体的には、制動力付与部57は、ブレーキキャリパ44からブレーキディスク43に付与される制動力Fdに、回転数変動と逆位相の付加制動力ΔFdを付与させる。例えば、制動力付与部57は、次の(8)式によって、付加制動力ΔFdを求める。
ΔFd=−(Nd(n)−Nd(n−1))×β (8)
ここで、定数βは、モータジェネレータ1から車輪4までの慣性モーメントに対応する正の定数であって、実験等によって適正な値に設定される。定数βが大きい程、モータジェネレータ1から車輪4までの間の「ねじり振動」を早期に抑制することができる。ただし、定数αが大き過ぎる場合には、発生している「ねじり振動」とは逆位相の「ねじり振動」を発生させてしまう虞がある。
ここで、定数βは、モータジェネレータ1から車輪4までの慣性モーメントに対応する正の定数であって、実験等によって適正な値に設定される。定数βが大きい程、モータジェネレータ1から車輪4までの間の「ねじり振動」を早期に抑制することができる。ただし、定数αが大き過ぎる場合には、発生している「ねじり振動」とは逆位相の「ねじり振動」を発生させてしまう虞がある。
上述のように、駆動力伝達経路において車輪4の上流側に配設されたドライブシャフト41の回転数変動が検出され、検出された回転数変動と逆位相の制動力Fdが車両に付与されるため、モータジェネレータ1から車輪4までの間の「ねじり振動」を効果的に抑制することができる。
本実施形態では、モータジェネレータ1が駆動状態であり、且つ、車両が加速されているとの条件を満たすと判定されると共に、ドライブシャフト41において回転数変動が発生していると判定されたときに、回転数変動と逆位相の制動力Fdを出力させる場合について説明するが、モータジェネレータ1が駆動状態であり、第2変動判定部56によってドライブシャフト41において回転数変動が発生していると判定されたときに、回転数変動と逆位相の制動力Fdを出力させる形態でもよい。
すなわち、モータジェネレータ1から大きなトルクが出力されているとき(モータジェネレータ1が駆動状態であり、且つ、車両が加速されているとき)に限らず、モータジェネレータ1が駆動状態であるときには、ドライブシャフト41において回転数変動が発生している場合に、ドライブシャフト41の回転数変動と逆位相の制動力Fdを出力させる形態でもよい。この場合には、ドライブシャフト41から車輪4までの間の、より広範囲における「ねじり振動」を抑制することができる。
−車両の制御装置(ECU)の動作−
次に、図6、図7を参照して、図4に示す車両の制御装置(ECU5)の動作について説明する。図6は、図4に示す車両の制御装置の動作の一例を示す全体フローチャートである。まず、図6に示すように、条件判定部51によって、モータジェネレータ1が駆動状態である(モータトルクが正である)か否かの判定が行われる(ステップS101)。ステップS101でNOの場合には、処理が待機状態とされる。ステップS101でYESの場合には、処理がステップS103へ進められる。
次に、図6、図7を参照して、図4に示す車両の制御装置(ECU5)の動作について説明する。図6は、図4に示す車両の制御装置の動作の一例を示す全体フローチャートである。まず、図6に示すように、条件判定部51によって、モータジェネレータ1が駆動状態である(モータトルクが正である)か否かの判定が行われる(ステップS101)。ステップS101でNOの場合には、処理が待機状態とされる。ステップS101でYESの場合には、処理がステップS103へ進められる。
そして、条件判定部51によって、車両が加速されているか否かの判定が行われる(ステップS103)。ステップS103でNOの場合には、処理がステップS101へ戻され、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。ステップS103でYESの場合には、処理がステップS105へ進められる。次いで、第1変動検出部52によって、モータジェネレータ1の回転数Nmが検出される(ステップS105)。次に、第1変動検出部52よって、ステップS105で検出されたモータジェネレータ1の回転数Nmから回転数変動積算値Smが求められる(ステップS107)。
そして、第1変動判定部53によって、ステップS107で求められた回転数変動積算値Smが閾値Sm0以上であるか否かの判定が行われる(ステップS109)。ステップS109でNOの場合には、処理がステップS113へ進められる。ステップS109でYESの場合には、処理がステップS111へ進められる。次いで、トルク付与部54によって、モータジェネレータ1から、回転数変動と逆位相のトルクTmが付与される(ステップS111)。
ステップS109でNOの場合、又は、ステップS111の処理が終了した場合には、ドライブシャフト41における回転数変動と逆位相の制動力Fdを付与させる制御である制動力制御(図7参照)が行われ(ステップS113)、処理がステップS101へ戻され、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。
次に、図7を参照して、図6に示すフローチャートのステップS113で実行される制動力制御について説明する。図7は、図6に示すフローチャートのステップS113で実行される制動力制御の動作の一例を示す詳細フローチャートである。まず、第2変動検出部55によって、ドライブシャフト41の回転数Ndが検出される(ステップS201)。そして、第2変動検出部55によって、ステップS201で検出されたドライブシャフト41の回転数Ndから回転数変動積算値Sdが求められる(ステップS203)。
次いで、第2変動判定部56によって、ステップS203で求められた回転数変動積算値Sdが閾値Sd0以上であるか否かの判定が行われる(ステップS205)。ステップS205でNOの場合には、処理が図6に示すフローチャートのステップS101へ戻され、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。ステップS205でYESの場合には、処理がステップS207へ進められる。
そして、制動力付与部57によって、ドライブシャフト41の回転数変動と逆位相の制動力Fdが付与されて(ステップS207)、処理が図6に示すフローチャートのステップS101へ戻され、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。
−車両の制御装置(ECU)の効果−
ここで、図8、図9を参照して、本発明に係る車両の制御装置(ECU5)の効果について説明する。図8は、本発明に係る車両の制御装置(ECU5)が適用されていない場合の「ねじり振動」の一例を示すグラフである。図9は、本発明に係る車両の制御装置(ECU5)が適用された場合の「ねじり振動」の一例を示すグラフである。
ここで、図8、図9を参照して、本発明に係る車両の制御装置(ECU5)の効果について説明する。図8は、本発明に係る車両の制御装置(ECU5)が適用されていない場合の「ねじり振動」の一例を示すグラフである。図9は、本発明に係る車両の制御装置(ECU5)が適用された場合の「ねじり振動」の一例を示すグラフである。
図8の横軸は時間である。グラフG11は、モータジェネレータ1の出力トルクの指示値であるモータ指令トルクTmの変化を示すグラフである。グラフG12は、図1に示すアクセル開度センサ71によって検出されるアクセルペダル開度θの変化を示すグラフである。グラフG13は、ドライブシャフト41の回転数Ndの変化を示すグラフである。グラフG14は、モータジェネレータ1の回転数Nmの変化を示すグラフである。グラフG15は、モータジェネレータ1又は車輪4からドライブシャフト41に印加されるトルク(ドライブシャフトトルク)Tdの変化を示すグラフである。
まず、時点T11において、グラフG11及びグラフG12に示すように、モータジェネレータ1の非駆動状態から駆動状態への推移が開始される。そして、時点T12において、グラフG11及びグラフG12に示すように、モータジェネレータ1が駆動状態となる。
モータジェネレータ1が非駆動状態から駆動状態へ推移した時点T12以降では、グラフG14に示すモータジェネレータ1の回転数Nm、及び、グラフG13に示すドライブシャフト41の回転数Ndは、徐々に増加する。また、モータジェネレータ1から車輪4までの間に「ねじり振動」が発生しており、グラフG14に示すモータジェネレータ1の回転数Nm、及び、グラフG13に示すドライブシャフト41の回転数Ndには、回転数変動が発生している。
すなわち、時点T13では、グラフG14に示すモータジェネレータ1の回転数Nmが極大となり、グラフG13に示すドライブシャフト41の回転数Nd及びグラフG15に示すドライブシャフトトルクTdが極小となっている。次に、時点T14では、グラフG14に示すモータジェネレータ1の回転数Nmが極小となり、グラフG13に示すドライブシャフト41の回転数Nd及びグラフG15に示すドライブシャフトトルクTdが極大となっている。そして、時点T15では、グラフG14に示すモータジェネレータ1の回転数Nmが極大となり、グラフG13に示すドライブシャフト41の回転数Nd及びグラフG15に示すドライブシャフトトルクTdが極小となっている。次に、時点T16では、グラフG14に示すモータジェネレータ1の回転数Nmが極小となり、グラフG13に示すドライブシャフト41の回転数Nd及びグラフG15に示すドライブシャフトトルクTdが極大となっている。そして、時点T17では、グラフG14に示すモータジェネレータ1の回転数Nmが極大となり、グラフG13に示すドライブシャフト41の回転数Nd及びグラフG15に示すドライブシャフトトルクTdが極小となっている。
このように、時点T13以降では、モータジェネレータ1から車輪4までの間に「ねじり振動」が発生して、モータジェネレータ1の回転数Nm、ドライブシャフト41の回転数Nd、及び、ドライブシャフトトルクTdが周期的に変動する状態となっている。
次に、図9を参照して、本発明に係る車両の制御装置(ECU5)の効果について説明する。図9は、本発明に係る車両の制御装置(ECU5)が適用された場合の「ねじり振動」の一例を示すグラフである。
図9の横軸は時間である。グラフG21は、モータジェネレータ1の出力トルクの指示値であるモータ指令トルクTmの変化を示すグラフである。グラフG22は、図1に示すアクセル開度センサ71によって検出されるアクセルペダル開度θの変化を示すグラフである。グラフG23は、ブレーキの制動力の変化を示すグラフである。グラフG24は、ドライブシャフト41の回転数Ndの変化を示すグラフである。グラフG25は、モータジェネレータ1の回転数Nmの変化を示すグラフである。グラフG26は、モータジェネレータ1又は車輪4からドライブシャフト41に印加されるトルク(ドライブシャフトトルク)Tdの変化を示すグラフである。
まず、時点T21において、グラフG21及びグラフG22に示すように、モータジェネレータ1の非駆動状態から駆動状態への推移が開始される。そして、時点T22において、グラフG21及びグラフG22に示すように、モータジェネレータ1が駆動状態となる。モータジェネレータ1が非駆動状態から駆動状態へ推移した時点T22以降では、グラフG25に示すモータジェネレータ1の回転数Nm、及び、グラフG24に示すドライブシャフト41の回転数Ndは、徐々に増加する。また、モータジェネレータ1から車輪4までの間に「ねじり振動」が発生しており、グラフG25に示すモータジェネレータ1の回転数Nm、及び、グラフG24に示すドライブシャフト41の回転数Ndには、回転数変動が発生している。
すなわち、時点T23では、グラフG25に示すモータジェネレータ1の回転数Nmが極大となり、グラフG24に示すドライブシャフト41の回転数Nd及びグラフG26に示すドライブシャフトトルクTdが極小となっている。次に、時点T24では、グラフG25に示すモータジェネレータ1の回転数Nmが極小となり、グラフG24に示すドライブシャフト41の回転数Nd及びグラフG26に示すドライブシャフトトルクTdが極大となっている。そして、時点T25では、グラフG25に示すモータジェネレータ1の回転数Nmが極大となり、グラフG24に示すドライブシャフト41の回転数Nd及びグラフG26に示すドライブシャフトトルクTdが極小となっている。次に、時点T26では、グラフG25に示すモータジェネレータ1の回転数Nmが極小となり、グラフG24に示すドライブシャフト41の回転数Nd及びグラフG26に示すドライブシャフトトルクTdが極大となっている。そして、時点T27では、グラフG25に示すモータジェネレータ1の回転数Nmが極大となり、グラフG24に示すドライブシャフト41の回転数Nd及びグラフG26に示すドライブシャフトトルクTdが極小となっている。
一方、時点T23以降では、グラフG21に示すように、モータ指令トルクTmに、グラフG25に示すモータジェネレータ1の回転数変動と逆位相のトルクが付与される。また、時点T24以降では、グラフG23に示すように、制動力Fdに、グラフG24に示すドライブシャフト41の回転数変動と逆位相の制動力が付与される。その結果として、グラフG25に示すモータジェネレータ1の回転数Nm、及び、グラフG24に示すドライブシャフト41の回転数Ndにおける回転数変動の振幅は徐々に減少し、モータジェネレータ1から車輪4までの間の「ねじり振動」が抑制されていることが判る。
上述のように、モータジェネレータ1において回転数変動が発生し、モータジェネレータ1から車輪4までの間で「ねじり振動」が発生している場合には、モータジェネレータ1から前記回転数変動と逆位相のトルクが付与されることによって、モータジェネレータ1から車輪4までの間の「ねじり振動」を抑制することができる。
本実施形態では、モータジェネレータ1において回転数変動が発生しているときに、モータジェネレータ1からモータジェネレータ1の回転数変動と逆位相のトルクが付与されると共に、ドライブシャフト41の回転数変動と逆位相の制動力が付与される場合について説明するが、モータジェネレータ1からモータジェネレータ1の回転数変動と逆位相のトルクが付与されるか、又は、ドライブシャフト41の回転数変動と逆位相の制動力が付与される形態でもよい。
−他の実施形態−
本実施形態では、「車両の制御装置」を構成する条件判定部51、第1変動検出部52、第1変動判定部53、トルク付与部54、第2変動検出部55、第2変動判定部56、及び、制動力付与部57が機能部として構成されている場合について説明するが、条件判定部51、第1変動検出部52、第1変動判定部53、トルク付与部54、第2変動検出部55、第2変動判定部56、及び、制動力付与部57の少なくとも1つが電子回路等のハードウェアから構成されている形態でもよい。
本実施形態では、「車両の制御装置」を構成する条件判定部51、第1変動検出部52、第1変動判定部53、トルク付与部54、第2変動検出部55、第2変動判定部56、及び、制動力付与部57が機能部として構成されている場合について説明するが、条件判定部51、第1変動検出部52、第1変動判定部53、トルク付与部54、第2変動検出部55、第2変動判定部56、及び、制動力付与部57の少なくとも1つが電子回路等のハードウェアから構成されている形態でもよい。
本実施形態では、「トランスアクスル」が、図1に示すように、ギヤ群2及び差動装置3が一体化されてなり、いわゆる「3軸式トランスアクスル」である場合について説明したが、「トランスアクスル」が、いわゆる「2軸式トランスアクスル」である形態(例えば、特開2010−53997号公報参照)でもよい。
また、本実施形態では、モータジェネレータ1から車輪4までの間の駆動力伝達経路に、クラッチ等の駆動力の伝達を遮断可能な機構、及び、ダンパ機構を備えていない場合について説明したが、モータジェネレータ1から車輪4までの間の駆動力伝達経路に、クラッチ等の駆動力の伝達を遮断可能な機構、及び、ダンパ機構の少なくとも一方を備えている形態でもよい。
また、本実施形態では、回転数変動が発生していると判定されたときにモータジェネレータ1が回転数変動と逆位相のトルクTmを付与する場合について説明したが、車両が「波状路」を走行中であると判定されたときにモータジェネレータ1が回転数変動と逆位相のトルクTmを付与する形態でもよい。ここで、「波状路」とは、凹凸が繰り返し続く道路である。また、車両が「波状路」を走行中であるか否かの判定は、例えば、路面の凹凸を検出する路面検出装置の検出結果に基づいて行われる(特開2010−264915号公報参照)。
本発明は、走行用駆動力を発生する電動機を備える車両の制御装置に利用することができる。特に、前記電動機の駆動力伝達経路の下流側に配設されたトランスアクスルを更に備える車両の制御装置に好適に利用することができる。
100 ドライブトレーン
1 モータジェネレータ(電動機)
11 ロータ軸
111 回転数センサ
2 ギヤ群(トランスアクスルの一部)
21 第1ドライブギヤ
22 第1ドリブンギヤ
23 第2ドライブギヤ
24 第2ドリブンギヤ
3 差動装置(トランスアクスルの一部)
31 ディファレンシャルケース
32、33 ピニオンギヤ
34 ピニオンシャフト
35 サイドギヤ
36 サイドギヤ
37R、37L アクスルシャフト
4 車輪
41 ドライブシャフト
42 車輪速センサ
43 ブレーキディスク
44 ブレーキキャリパ
5 ECU(車両の制御装置)
51 条件判定部
52 第1変動検出部
53 第1変動判定部
54 トルク付与部
55 第2変動検出部
56 第2変動判定部
57 制動力付与部
6 油圧回路
61 ブレーキペダル
611 ブレーキスイッチ
7 アクセルペダル
71 アクセル開度センサ
1 モータジェネレータ(電動機)
11 ロータ軸
111 回転数センサ
2 ギヤ群(トランスアクスルの一部)
21 第1ドライブギヤ
22 第1ドリブンギヤ
23 第2ドライブギヤ
24 第2ドリブンギヤ
3 差動装置(トランスアクスルの一部)
31 ディファレンシャルケース
32、33 ピニオンギヤ
34 ピニオンシャフト
35 サイドギヤ
36 サイドギヤ
37R、37L アクスルシャフト
4 車輪
41 ドライブシャフト
42 車輪速センサ
43 ブレーキディスク
44 ブレーキキャリパ
5 ECU(車両の制御装置)
51 条件判定部
52 第1変動検出部
53 第1変動判定部
54 トルク付与部
55 第2変動検出部
56 第2変動判定部
57 制動力付与部
6 油圧回路
61 ブレーキペダル
611 ブレーキスイッチ
7 アクセルペダル
71 アクセル開度センサ
Claims (5)
- 走行用駆動力を発生する電動機を備える車両の制御装置であって、
前記電動機が駆動状態であり、且つ、前記電動機において回転数変動が発生している場合に、
前記電動機が、前記回転数変動と逆位相のトルクを付与することを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1に記載の車両の制御装置において、
前記電動機の駆動力伝達経路の下流側に配設されたトランスアクスルを備えることを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両の制御装置において、
前記車両が加速されている場合に限って、前記電動機が、前記回転数変動と逆位相のトルクを付与することを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の車両の制御装置において、
前記電動機における回転数を所定時間毎に検出し、
前回の検出回転数と今回の検出回転数との差の絶対値である回転数変動を、予め設定された所定期間内において積算した回転数変動積算値を求め、
当該回転数変動積算値が、予め設定された閾値以上である場合に、前記電動機において回転数変動が発生していると判定することを特徴とする車両の制御装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の車両の制御装置において、
駆動力伝達経路において前記車輪の上流側に配設されたドライブシャフトの回転数変動を検出し、
検出された回転数変動と逆位相の制動力を前記車輪に付与することを特徴とする車両の制御装置。
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