JP2013150280A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 内部メモリを超えるサイズの符号化データが発生したとしても、撮像した画像の符号化データファイルを正しくライトワンス型の記録媒体に格納する。
【解決手段】 撮像した画像データの符号化及びJPEG用バッファへの符号化データの格納中に、JPEG用バッファのサイズを超えた場合、総符号量を判定するために、そのJPEG用バッファを繰り返し利用して、JPEG符号化処理を完了させる。この後、そして判定した総符号量に対応するサイズのファイルを格納するための領域をライトワンス記録媒体に確保する。その後で、ファイルヘッダを確保した領域に格納する。そして符号化処理を再度行ない、得られた符号化データを、確保した領域に格納することで、符号化画像データファイルをライトワンス記録媒体に格納する。
【選択図】 図3

Description

本発明はデジタルカメラ等に代表される撮像装置及びその制御方法に関するものである。
近年、デジタルカメラの普及に伴い、デジタルカメラで使用するメモリカードに記録される画像データに対して、改ざん防止などのセキュリティや長期保存といった目的でライトワンス型のメモリカードの需要が高まっている。ライトワンス型のメモリカードは、同一セクタに対して1度だけの書き込みが可能なメモリカードである。
通常の書き換え可能なメモリーカードで、FAT(File Allocation Tables)ファイルシステムを採用使用している場合に、巨大なファイルを作成するには、1つのファイルを作成途中に、複数のクラスタに対応したFATの内容を書き換えながらデータを記録している。しかし、ライトワンス型のメモリカードは1度だけしか書き込みができないために、FATの書き換えが出来ず、通常のメモリカードとは異なった特殊な書き込み処理が必要となる(例えば特許文献1)。
特許文献1では、ライトワンス型のメモリカードへ繰り返し書き込む場合に、書き込みを行う毎にFATのFATエントリを余分に1クラスタ確保した上で最後に確保したクラスタの部分のFATエントリを書き込まないようにし、次の書き込みで、ひとつ前の余分に確保したクラスタに書き込みを行うことで、FATエントリの書き換えを防ぐことでファイルの作成を実現している。
しかしながら、 特許文献1に記載されているように、1クラスタ余分に確保して書き込みを行っていくため、最終的には確保した最後の1クラスタの記憶領域は無駄になるという欠点がある。また、実際のファイルサイズと確保しているFATエントリのサイズが異なることでファイルシステムが不整合と認識し、正しく再生できない恐れがある。
特開2010−20576号公報
デジタルカメラの低価格化に伴い、搭載される内蔵メモリのサイズを増やすことができない一方、撮像素子の画素数は増大し続けており、それによって撮影される画像データのファイルサイズも大きくなっている。そのため、ライトワンス型のメモリカードに対しても、内蔵メモリを超える巨大な画像データを正しく記録することが求められている。
本発明は係る問題点に鑑みなされたものであり、内部メモリを超えるサイズの符号化データが発生したとしても、撮像した画像の符号化データファイルを正しくライトワンス記録媒体に格納する技術を提供しようとするものである。
この課題を解決するため、例えば本発明の撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
撮像手段で撮像した画像データを圧縮符号化し、脱着可能な外部記録媒体にファイルとして格納する撮像装置であって、
与えられた画像データを圧縮符号化し、符号化データとして出力する符号化手段と、
前記撮像手段で撮像して得られた符号化前の画像データを一時的に記憶するための第1のメモリと、
前記外部記録媒体に格納するための符号化データを格納するための、バッファとして機能する第2のメモリと、
前記撮像手段で撮像して得られた画像データを前記第1のメモリに格納し、当該第1のメモリに格納された画像データを前記符号化手段で符号化させ、得られた符号化データを前記第2のメモリに格納したのち、前記外部記録媒体に画像ファイルとして格納する制御手段とを有し、
前記制御手段は、
前記外部記録媒体がライトワンス型の記録媒体であり、且つ、前記符号化手段で得られた符号化データが前記第2のメモリの容量を超える場合は、前記第2のメモリに格納されている符号化データを前記外部記録媒体に記録することなく前記符号化処理を継続して、符号化データの総符号量を算出して、
算出した総符号量に対応するサイズのファイルを格納するための領域を前記外部記録媒体に確保した後で、
前記第1のメモリに格納された画像データを前記符号化手段で再度の圧縮符号化を実行させ、前記第2のメモリへの格納処理と前記第2のメモリの中の符号化データの前記外部記録媒体に確保した領域への格納処理とを繰り返して、前記外部記録媒体に前記撮像手段で撮像した画像データに対応する画像ファイルを作成することを特徴とする。
本発明によれば、内部メモリを超えるサイズの符号化データが発生したとしても、撮像した画像の符号化データファイルを正しくライトワンス記録媒体に格納することが可能になる。
実施形態に係るデジタルカメラ全体の構成を示す図である。 実施形態の撮影モードを示すフローチャートである。 実施形態の圧縮・記録処理を示すフローチャートである。 実施形態のメモリ25の各バッファの配置例を示す図である。 実施形態の圧縮・記録処理の動作例を示す図である。 実施形態の圧縮・記録処理の動作例を示す図である。 実施形態の圧縮・記録処理の動作例を示す図である。 実施形態の圧縮・記録処理の動作例を示す図である。 実施形態の圧縮・記録処理の動作例を示す図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態が適用する撮像装置としてのデジタルカメラ100の構成を示す図である。図示において、10は、デジタルカメラ100の撮影レンズ11を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止するための保護手段として機能するバリアである。11は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、13は光学像を電気信号に変換する撮像素子、15は撮像素子13のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。14は撮像素子13、 A/D変換器15、 D/A変換器21にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生器であり、メモリ制御部22及びシステム制御部50により制御される。
20は画像処理部であり、 A/D変換器15からのデータ或いはメモリ制御部22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。システム制御部50は、画像処理部20から得られた画像データを用いて所定の演算処理を行い、露光制御部40、測距制御部41に対して制御を行い、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行う。また、画像処理部20において、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。さらに、画像処理部20においては、メモリ25に格納された画像を読み込んでJPEG方式やMPEG-4 AVC/H.264方式での圧縮符号化処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ25に書き込む。なお、符号化の種類はこれに限らず、例えばJPEBG2000、JPEG XR等でも構わず、符号化の種類は問わない。
22はメモリ制御部であり、A/D変換器15、タイミング発生器14、画像処理部20、画像表示メモリ24、D/A変換器21、メモリ25を制御する。A/D変換器15からのデータが画像処理部20、メモリ制御部22を介して、或いはA/D変換器15からのデータが直接メモリ制御部22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ25に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、21はD/A変換器、23はTFT LCD等から成る表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器21を介して表示部23に表示される。表示部23を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、ライブ映像を表示する電子ファインダ機能を実現することが可能である。
25は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、システム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御部である。41は撮影レンズ11のフォーカシングを制御する測距制御部、42は撮影レンズ11のズーミングを制御するズーム制御部、43はバリア10の動作を制御するバリア制御部である。50は本デジタルカメラ全体を制御するシステム制御部である。51は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。この不揮発性メモリ51には、プログラムだけでなく、表示用のフォントデータや、カメラの各種の設定情報、地図情報等も記録されている。
60、61及び62は、システム制御部50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチ、十字キー、ダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。60はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。61はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子13から読み出した信号をA/D変換器15、メモリ制御部22を介してメモリ25に画像データを書き込む露光処理、画像処理部20やメモリ制御部22での演算を用いた現像処理、メモリ25から画像データを読み出し、画像処理部20により圧縮符号化を行い、メモリ25に格納した後にカードコントローラ90を介して、外部記録媒体91に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。シャッタースイッチ61、62は、1つのシャッターボタンに設けられ、シャッタースイッチ61はシャッターボタンの半押し状態でONになるスイッチ、シャッタースイッチ62はシャッターボタンの全押し状態でONになるスイッチである。62は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、電源ボタン、メニューボタン、撮影モード/再生モード/その他特殊撮影モードの切替えを行うモード切替スイッチ、十字キー、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等ある。
81は電源制御部である。80はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源である。90はメモリカード等の外部記録媒体とデータの送受信を行うカードコントローラである。91は脱着可能な外部記録媒体としてのメモリカードである。
続いて、デジタルカメラ100の撮影時のシステム制御部50の処理内容を図2を用いて説明する。
ステップS201において、操作部材62に含まれる撮影モード/再生モード切替スイッチで撮影モードが選択された状態で操作部材62に含まれる電源ボタンを押下することでデジタルカメラ100は撮影モードで起動される。ステップS202において、撮影モードにおける起動処理を行なう。デジタルカメラ100のファームウェアが起動され、撮影に必要な各種制御モジュールへの電源投入、各種モジュールのドライバファームの起動を順次行い、撮影待機状態へと移行する。
ステップS203において、メモリカード91との接続状況を確認した上でメモリカード91へのアクセスを可能にするため初期化プロトコルを実行する。この初期化プロトコルを実行することでデジタルカメラ100は、メモリカード91のID情報、スペック、管理情報、ファイルシステム情報などの情報を取得することができる。
ステップS204では、ステップS203で得られたメモリカード91の情報を用いて、接続されているメモリカード91がライトワンス型のメモリカードであるかチェックを行う。ライトワンス型のメモリカードであった場合、ステップS205へ進み、接続されているメモリカードがライトワンス型のメモリカードであること示す情報をメモリ25にフラグとして記憶しておく。
ステップS206へ進み、シャッタースイッチSW1 60が押下されたかどうかを確認し、押されていたならば、ステップS207へ進み、AE・AF処理を行なう。ステップS208において、シャッタースイッチSW2 61が押下されたかどうかを確認し、押されていたならば、ステップS209へ進み、撮影処理を行なう。撮影処理では撮像素子13からの入力信号を画像処理部20を介してYUV形式に変換され、メモリ25に含まれるYUVデータ用バッファに一時的に格納される。ステップS210において、撮影されたYUVデータをJPEG形式に変換し、メモリカード91に記録を行う圧縮符号化・記録処理を行う。圧縮符号化・記録処理については、図3を用いて説明を行う。ステップS211では、操作部材62に含まれる電源ボタンが押されたか確認し、押されていれば、デジタルカメラ100の動作を停止する。押されていなければ、ステップS206に戻る。
図3は、デジタルカメラ100のシステム制御部50の圧縮符号化・記録処理を示すフローチャートである。
ステップS301では、メモリ25に含まれるYUVデータ用バッファに格納されているYUVデータを読み出して、画像処理部20を介してJPEG形式に圧縮符号化する。画像処理部20で生成されたJPEGデータ(符号化データ)は、メモリ25に含まれるJPEG用バッファに出力される。図4にメモリ25に予め確保された各バッファの配置例を示す。図示の如く、ヘッダ用バッファ、サムネイル用バッファ、JPEG用バッファの順番で連続して配置しておく。この構造は実際に作成されるファイル内の構造に対応するものでもある。また、セクタ内での書き換えが発生しないようにJPEG用バッファのサイズと、ヘッダ用バッファ、サムネイル用バッファ、JPEG用バッファの合計サイズが、メモリカードのクラスタサイズ、または、セクタサイズの倍数になるように設定しておく。
ステップS302において、JPEG用バッファに出力されたJPEGデータが図4に示すメモリ25に含まれるJPEG用バッファのサイズ(Sj)内に収まったか、または、バッファ一杯になるまで出力されても、まだJPEGデータの出力が完了せず、SjよりもJPEGデータのサイズが大きいかチェックする。JPEGデータがSjより小さい場合(符号化データのJPEGバッファへの格納処理が完了した場合)は、ステップS303に進む。
ステップS303において、JPEGデータ完了後、YUVデータを用いてサムネイルデータ作成のためにJPEG圧縮を行う。画像処理部20を介してJPEG圧縮されたサムネイルデータは図4に示すメモリ25に含まれるサムネイル用バッファに格納される。サムネイル用バッファサイズ(St)は作成されるサムネイルサイズより必ず大きくなるようにあらかじめ固定サイズ準備しておくこととする。なお、最終的に作成される画像ファイルのサイズに支配的なものは、主画像としてのJPEG符号化データである。換言すれば、サムネイル画像はその垂直、水平の画素数が固定であるので、符号量も極端に大きくなることは有り得ないので、サムネイル用バッファのサイズは固定としても、全体に与える影響は相対的に無視できる。
ステップS304において、撮影モード、撮影パラメータ、撮影条件などを含むExif(Exchangeable Image File Format)情報からなるヘッダの作成を行う。ヘッダには、JPEGデータのサイズやサムネイルサイズの情報なども含まれるため、作成にあたってはJPEGサイズとサムネイルサイズが確定している必要がある。ヘッダは、図4に示すヘッダ用バッファに作成され、ヘッダ用バッファサイズ(Sh)は、作成されるヘッダサイズと同一サイズとする。
ステップS305において、現在使用しているメモリカード91がライトワンス型のメモリカードか確認する。ライトワンス型のメモリカードであれば、ステップS306において、ライトワンス型のメモリカードに対して、ヘッダ、サムネイルデータ、JPEGデータを合計した1枚分の画像ファイルのサイズの予約を行う。メモリカードはFATファイルシステムで管理されていることを想定しており、この場合、メモリカードのFAT管理テーブルに、1枚分の画像データを記録するための複数のクラスタ領域を確保し、確保したFATエントリに読み出し順序を書き込む。この時点で最後のFATエントリには終端記号を書き込み、FATの管理テーブルを完結させておく。
ステップS307において、ヘッダとサムネイルデータとJPEGデータをメモリカードに記録する。このとき、効率的に記録するため、メモリ25には図4のようにバッファが配置されているが、バッファ上ですでに画像ファイルと同じ構成になっているため、ヘッダからJPEGデータまでを一回の書き込みで記録することができる。
画像ファイルの書き込みが完了すると、ステップS308において、画像ファイルに関連したディレクトリエントリなどのファイル管理情報を記録する。ディレクトリエントリは、ファイル名、ファイルサイズ、開始クラスタ番号、作成日時などから構成される。ライトワンス型のメモリカードの場合は、FATはすでにS306で記録しているため、ディレクトリエントリのみが従来のディレクトリエントリ追加される。その他のメモリカードは、FAT、ディレクトリエントリの両方の書き込みを行い、記録を完了する。
一方、ステップS302にて、圧縮されたJPEGデータがメモリ25のJPEG用バッファに収まらず、バッファサイズ(又はバッファ容量)Sjより大きかった場合にはステップS309に処理を進める。
ステップS309において、画像処理部20からメモリ25のJPEG用バッファに出力できなかった残りのJPEGデータを出力するため、メモリ25のヘッダ用バッファからJPEG用バッファ(Sj+Sh+St)を利用して出力する。すなわち、符号化処理を継続させる。そして、それ以前に出力されていたデータがあっても上書きして、画像処理部20からすべてのJPEGデータが出力されるまで繰り返し行う。なお、繰り返し出力するために使用する領域はJPEG用バッファだけでも構わない。
ステップS310において、画像処理部20からJPEGデータが出力している間、出力したJPEGデータのサイズを累積加算しておくことで、すべてのJPEGデータを出力した時点でJPEGデータの総符号量サイズ(Stotal)を取得することができる。
ステップS311において、YUVデータを用いてサムネイルデータ作成のためにJPEG圧縮を行う。画像処理部20を介してJPEG圧縮されたサムネイルデータは図4に示すメモリ25に含まれるサムネイル用バッファに格納される。
ステップS312において、Exif情報からなるヘッダ情報の作成を行う。JPEGデータの実体はバッファ上に存在しないがステップS310でJPEGデータの総サイズは取得済みなので、ヘッダ情報の作成が可能となる。作成されたヘッダ情報はヘッダ用バッファに格納される。
ステップS313において、再度JPEGデータ作成のため、YUVデータ用バッファに格納されたYUVデータを使用して画像処理部20にてJPEG圧縮を再度行う。
ステップS314において、圧縮されたJPEGデータは、画像処理部20からJPEG用バッファに出力されるが、Sj分のみ出力させる。
ステップS315において、現在使用しているメモリカード91がライトワンス型のメモリカードか確認する。ライトワンス型のメモリカードであれば、ステップS316において、ライトワンス型のメモリカードに対して、ヘッダ、サムネイルデータ、JPEGデータの総サイズ(Stotal)からなる1枚分の画像ファイルの予約を行う。
ステップS317において、ヘッダとサムネイルデータと、それらに後続してSj分のJPEGデータをメモリカードに記録する。
ステップS318において、記録すべき残りのJPEGデータのサイズ(Sr)を算出する。SrはJPEGデータの総サイズからすでにメモリカードに記録したデータを除いたStotal-Sjで求められる。
ステップS319において、JPEGデータの残りサイズ(Sr)とヘッダ用バッファからJPEG用バッファを用いたサイズ(Sj+Sh+St)を比較し、Srの方が大きかった場合は、ステップS320に進む。
ステップS320において、JPEGデータの残りサイズが、ヘッダ用バッファからJPEG用バッファを用いたサイズより大きいため、残りすべてのJPEGデータを出力することはできないので、ヘッダ用バッファの先頭から(Sj+Sh+St)分だけ画像処理部20からJPEGデータを出力させる。
ステップS321において、ヘッダ用バッファからJPEG用バッファに出力された(Sj+Sh+St)分のJPEGデータの記録を行う。ここで、ライトワンス型のメモリカードの場合、画像ファイルの拡張に応じて、従来ならばFATエントリのつなぎ替えが起こり、書き換えができないライトワンス型のメモリカードでは書き換えエラーとなってしまうが、本実施形態では、すでに画像ファイル分のFATエントリの書き込みはすでに完了しており、FATの書き換えは行われず、エラーは起きない。
ステップS322において、記録すべき残りのJPEGデータのサイズ(Sr)の更新を行う。SrはステップS321でメモリカードに記録したデータを除いたSr-(Sj+Sh+St)で求められる。ステップS319に戻る。
このように記録すべき残りのJPEGデータのサイズ(Sr)がヘッダ用バッファからJPEG用バッファに出力された(Sj+Sh+St)分より大きい間は、(Sj+Sh+St)だけ画像処理部20から出力を行い、(Sj+Sh+St)だけメモリカードに記録を行うことを繰り返す。
ステップS319において、JPEGデータの残りサイズ(Sr)がヘッダ用バッファからJPEG用バッファを用いたサイズ(Sj+Sh+St)より小さかった場合は、ステップS323に進む。
ステップS323において、残りのSr分のJPEGデータをバッファに出力させる。
ステップS324において、Sr分のJPEGデータをメモリカードに記録する。ステップS325において、画像ファイルに関連したディレクトリエントリなどのファイル管理情報を記録する。ライトワンス型のメモリカードの場合は、FATはすでにS316で記録しているため、ディレクトリエントリのみが記録される。その他のメモリカードは、FAT、ディレクトリエントリの書き込みを行い、記録を完了する。以上が本実施形態における画像符号化、並びにメモリカード(記憶媒体)への符号化データファイルの記録処理の説明である。
図5A乃至5Eを用いて、本実施形態のライトワンス型のメモリカードにJPEG用バッファに収まりきらないJPEGデータを記録する際の動作の概要を説明する。
図5Aでは、メモリカード91のデータ配置とメモリ25内のバッファの配置において、JPEG用バッファのサイズ(Sj)が3クラスタ相当、ヘッダ用バッファとサムネイル用バッファのサイズ(Sh+St)が併せて1クラスタ相当の例を示す。
JPEGデータのサイズ(Stotal)がSjより大きかった場合(ステップS302でNo判定)、バッファを使用してStotal(ステップS309、310)を取得する。ここで、例えばStotalは8クラスタ相当とする。
サムネイルデータとヘッダ作成、JPEGデータの再圧縮(ステップS311、S312、S313)後、図5Bのようにライトワンス型メモリカードのFATに対して、画像ファイル分のサイズを予約する(ステップS316)。この例では、画像ファイルのサイズはStotal+Sh+Stとなり9クラスタ分が確保される。メモリカードのFATではクラスタ6からが空き領域となっているため、クラスタ6からクラスタ14までの9クラスタ分が確保される。クラスタ6のFATエントリから9クラスタ分の読み込み順序が記録され、最終クラスタのクラスタ14のエントリには終端記号を記録する。
図5Cは、バッファに作成されたヘッダとサムネイルデータとJPEGデータの書き込みを行っている(ステップS317)。この例では、Sh+St+Sjの4クラスタ分のデータの書き込みが行われる。
図5Dは、さらにヘッダ用バッファからJPEG用バッファを用いて残りのJPEGデータをSj+Sh+St分の書き込みを行う(ステップS321)。ここでは、メモリカードに対してデータ部分の記録が行われるが、FATはすでに確定済みなので書き換えは発生しない。そのため、ライトワンス型メモリカードで不具合が起きることはない。
図5Eでは、最後残った分のJPEGデータの記録(ステップS324)とディレクトリエントリにファイルの追加を行う(ステップS325)。
以上によりライトワンス型のメモリカードにおいてもJPEG用バッファより大きい巨大な画像ファイルであっても、データの書き換えを行わず、また、無駄な領域を作ることなく、正常に記録することができる。
なお、上記実施形態では、符号化前の画像データを格納するバッファ領域(YUVデータ用バッファ)と、JPEGファイル構造を模したバッファ領域(ヘッダ用バッファ、サムネイル用バッファ、JPEG用バッファ)とを、同じメモリ25に確保するものとして説明したが、第1のメモリ、第2のメモリ、…と別個であっても構わない。

Claims (5)

  1. 撮像手段で撮像した画像データを圧縮符号化し、脱着可能な外部記録媒体にファイルとして格納する撮像装置であって、
    与えられた画像データを圧縮符号化し、符号化データとして出力する符号化手段と、
    前記撮像手段で撮像して得られた符号化前の画像データを一時的に記憶するための第1のメモリと、
    前記外部記録媒体に格納するための符号化データを格納するための、バッファとして機能する第2のメモリと、
    前記撮像手段で撮像して得られた画像データを前記第1のメモリに格納し、当該第1のメモリに格納された画像データを前記符号化手段で符号化させ、得られた符号化データを前記第2のメモリに格納したのち、前記外部記録媒体に画像ファイルとして格納する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記外部記録媒体がライトワンス型の記録媒体であり、且つ、前記符号化手段で得られた符号化データが前記第2のメモリの容量を超える場合は、前記第2のメモリに格納されている符号化データを前記外部記録媒体に記録することなく前記符号化処理を継続して、符号化データの総符号量を算出して、
    算出した総符号量に対応するサイズのファイルを格納するための領域を前記外部記録媒体に確保した後で、
    前記第1のメモリに格納された画像データを前記符号化手段で再度の圧縮符号化を実行させ、前記第2のメモリへの格納処理と前記第2のメモリの中の符号化データの前記外部記録媒体に確保した領域への格納処理とを繰り返して、前記外部記録媒体に前記撮像手段で撮像した画像データに対応する画像ファイルを作成する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記外部記録媒体のファイルシステムがFATであり、前記制御手段による前記確保とは、前記総符号量に基づきファイルを格納するために必要な数のクラスタをFATの管理テーブルに予約することであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2のメモリには、ヘッダ用バッファ、サムネイル用バッファ、並びに、JPEG用バッファが予め確保されており、
    前記制御手段は、前記外部記録媒体がライトワンス型の記録媒体であり、且つ、前記符号化手段で得られた符号化データが、前記第2のメモリにおける前記JPEG用バッファのサイズを超える場合には、符号化データの総符号量が判定するまで、少なくとも前記JPEG用バッファを符号化データの掃き出し領域として繰り返し利用し、
    総符号量が判定した場合には、前記ヘッダ用バッファに、前記総符号量に基づくヘッダ情報を格納すると共に、前記符号化手段によりサムネイルの符号化データを生成して、前記サムネイル用バッファに格納し、
    前記ヘッダ情報、前記サムネイルの符号化データ、並びに、前記総符号量に基づく数のクラスタを確保するため、前記外部記録媒体のFATの管理テーブルを更新し、
    前記ヘッダ情報、前記サムネイルの符号化データを、予約したクラスタに格納し、後続する予約された各クラスタに前記符号化手段による再度の符号化で得られた符号化データを前記JPEG用バッファを介して順に格納する
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1のメモリと前記第2のメモリは、前記外部記録媒体のクラスタサイズまたはセクタサイズの倍数となるサイズが割り当てられることを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 撮像手段、符号化手段、前記撮像手段で撮像して得られた符号化前の画像データを一時的に記憶するための第1のメモリ、外部記録媒体に格納するための符号化データを格納するための、バッファとして機能する第2のメモリとを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段で撮像して得られた画像データを前記第1のメモリに格納し、当該第1のメモリに格納された画像データを前記符号化手段で符号化させ、得られた符号化データを前記第2のメモリに格納したのち、前記外部記録媒体に画像ファイルとして格納する制御工程とを有し、
    前記制御工程は、
    前記外部記録媒体がライトワンス型の記録媒体であり、且つ、前記符号化手段で得られた符号化データが前記第2のメモリの容量を超える場合は、前記第2のメモリに格納されている符号化データを前記外部記録媒体に記録することなく前記符号化処理を継続して、符号化データの総符号量を算出し、
    算出した総符号量に対応するサイズのファイルを格納するための領域を前記外部記録媒体に確保した後で、
    前記第1のメモリに格納された画像データを前記符号化手段で再度の圧縮符号化を実行させ、前記第2のメモリへの格納処理と前記第2のメモリの中の符号化データの前記外部記録媒体に確保した領域への格納処理とを繰り返して、前記外部記録媒体に前記撮像手段で撮像した画像データに対応する画像ファイルを作成する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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