JP2013150187A - 送信装置、受信装置、ネットワーク符号の伝送システム、ネットワーク符号の送信方法、ネットワーク符号の受信方法、ネットワーク符号の伝送方法およびプログラム - Google Patents

送信装置、受信装置、ネットワーク符号の伝送システム、ネットワーク符号の送信方法、ネットワーク符号の受信方法、ネットワーク符号の伝送方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークの構造に依存しない(ユニバーサル)強セキュアなネットワーク符号を構築する。
【解決手段】送信装置の組織的MRD符号化器は、情報ベクトルと乱数とを入力とする。送信装置の情報ベクトル破棄手段は、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する。送信装置の送信手段は、情報ベクトル部分のシンボルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。一方、受信装置の受信手段は、任意のネットワーク符号化されたネットワークから符号語シンボルを受信する。受信装置の復号手段は、受信された符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワークの構造に依存しない(ユニバーサル)強セキュアなネットワーク符号の送信装置、受信装置、ネットワーク符号の伝送システム、ネットワーク符号の送信方法、ネットワーク符号の受信方法、ネットワーク符号の伝送方法およびプログラムに関する。
近年、ネットワーク上のノード(たとえばルータ・スイッチ)に従来のコピー・転送機能ではなく、数学的演算機能を持たせることによって、伝送レート・スループットの向上や消費エネルギーの低減を実現するネットワーク符号化(例えば、非特許文献1を参照。)と呼ばれる技術が注目を浴びている。
一般に、ネットワーク上では、「伝送リンクの盗聴」攻撃が懸念される。このため、盗聴対策を施したネットワーク符号の構成法がいくつか提案されている(例えば、非特許文献2から4を参照)。これらの手法は、ネットワークを構成するリンクのうち、ある一定個数個まで盗聴されても、送信情報が情報理論的に漏えいしない安全性が示されている。しかし、非特許文献5では、一定個数を超える数のリンクを盗聴されると、送信情報の一部が確定的に漏えいする可能性があることが指摘されている。そのため、非特許文献5では、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」なネットワーク符号の構成手法を示している。
R.Ahlswede, N.Cai,S.−Y.R.Li,and R.W.Yeung,"Network information flow," IEEE Transactions on Information Theory,vol.46,No. 4,pp.1204-1216,2000. N.Cai and R.W.Yeung,"Secure network coding,"in Proceeding of IEEE International Symposium on Information Theory (ISIT)2002,pp.323,2002. N.Cai and R.W.Yeung,"Secure network Coding on a wiretap network,"IEEE Transactions on Information Theory, vol.57, no.1,pp.424-435,2011. S.Y.E.Rouayheb and E.Soljanin, "On wiretap networks II,"in Proceeding of IEEE International Symposium on Information Theory (ISIT)2007,pp.551-555,2007. K.Harada and H.Yamamoto,"Strongly secure linear network coding," IEICE Transactions on Fundamentals, vol.E91−A,no.10, pp.2720-2728, 2008. T.Ho,M.Medard,R.Koetter,D.R.Karger,M.Effros,J.Shi,and B.Leong, "A random linear network coding approach to multicast," IEEE Transactions on Information Theory, vol.52,no.10, pp.4413-4430,2006. D.Silva and F.R.Kschischang, "Universal secure error−correcting schemes for network coding." arXiv:1001.3387v1, Jan.2010.Available at http//arxiv.org/abs/1001.3387
しかしながら非特許文献5の方式は、ネットワークの構造に応じてネットワーク符号そのものを「強セキュア」となるように構成する。このため、ネットワークの構造が変化すると、併せて強セキュアなネットワーク符号そのものを構成しなおす必要がある。このネットワーク符号の再構成は非常に計算コストが大きいという問題がある。
一方、ネットワークの構造に依存しないネットワーク符号の構成手法として、「ランダムネットワーク符号化」という手法が提案されている(例えば、非特許文献6を参照)。ランダムネットワーク符号化は、ネットワーク上の各ノードがランダムな線形演算を行うことで、ネットワーク符号を低い計算コストで構成する。一つ一つ線形演算を定めてネットワーク符号を構成する非特許文献5の手法は、ランダムネットワーク符号には適用することができない。また、非特許文献7の手法は、ネットワークの構造に依存せず(ユニバーサル)、既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数まではリンクが盗聴されたとしても送信情報を漏らすことがないものである。しかしながら、非特許文献2から4と同様に一定個数を超える数のリンクを盗聴されると、送信情報の一部が確定的に漏えいする可能性がある。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ネットワークの構造に依存しない(ユニバーサル)強セキュアなネットワーク符号の送信装置、受信装置、ネットワーク符号の伝送システム、ネットワーク符号の送信方法、ネットワーク符号の受信方法、ネットワーク符号の伝送方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
(1)本発明は、情報ベクトルと乱数とを入力とする組織的MRD符号化器(例えば、図2の組織的MRD符号化器110に相当)と、該組織的MRD符号化器から出力された符号語シンボルのうち情報ベクトル部分を破棄する情報ベクトル破棄手段(例えば、図2の情報ベクトル破棄部120に相当)と、該情報ベクトル部分を破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する送信手段(例えば、図2の送信部130に相当)と、を備えたことを特徴とする送信装置を提案している。
この発明によれば、組織的MRD符号化器は、情報ベクトルと乱数とを入力とする。情報ベクトル破棄手段は、組織的MRD符号化器から出力された符号語シンボルのうち情報ベクトル部分を破棄する。送信手段は、情報ベクトル部分を破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。したがって、情報ベクトル破棄手段によって、組織的MRD符号化器から出力された符号語のシンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄し、ネットワーク符号化されたネットワークへこれらの情報を送信しないため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(2)本発明は、情報ベクトルと乱数とを入力とする組織的MRD符号化器と、該組織的MRD符号化器から出力された符号語シンボルのうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力する出力制限手段と、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする送信装置を提案している。
この発明によれば、組織的MRD符号化器は、情報ベクトルと乱数とを入力とする。出力制限手段は、組織的MRD符号化器から出力された符号語シンボルのうち情報ベクトルのシンボル部分以外の符号語シンボルを出力する。送信手段は、情報ベクトル部分のシンボルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。したがって、出力制限手段によって、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語のシンボルを出力し、ネットワーク符号化されたネットワークへ情報ベクトルの送信を行わないため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(3)本発明は、(1)または(2)の送信装置から任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信された前記符号語を受信する受信装置であって、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する受信手段(例えば、図3の受信部210に相当)と、受信された前記符号語を入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する復号手段(例えば、図3の復号部220に相当)と、を備えたことを特徴とする受信装置を提案している。
この発明によれば、受信手段は、任意のネットワーク符号化されたネットワークから符号語を受信する。復号手段は、受信された符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する。したがって、ネットワーク符号化されたネットワークにおいて伝送されなかった情報ベクトル部分を含めて消失訂正復号化を行うため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(4)本発明は、任意のネットワーク符号化されたネットワークを介して接続された送信装置と、受信装置とからなるネットワーク符号の伝送システムであって、前記送信装置が、情報ベクトルと乱数とを入力とする組織的MRD符号化器と、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のシンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する情報ベクトル破棄手段と、該情報ベクトル部分のシンボルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する送信手段と、を備え、前記受信装置が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する受信手段と、受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する復号手段と、を備えたことを特徴とするネットワーク符号の伝送システムを提案している。
この発明によれば、送信装置の組織的MRD符号化器は、情報ベクトルと乱数とを入力とする。送信装置の情報ベクトル破棄手段は、組織的MRD符号化器から出力された符号語のシンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する。送信装置の送信手段は、情報ベクトル部分のシンボルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。一方、受信装置の受信手段は、任意のネットワーク符号化されたネットワークから符号語シンボルを受信する。受信装置の復号手段は、受信された符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する。したがって、送信装置の情報ベクトル破棄手段によって、組織的MRD符号化器から出力された符号語シンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄し、ネットワーク符号化されたネットワークへこれらの情報の送信を行わず、受信装置側で、ネットワーク符号化されたネットワークにおいて伝送されなかった情報ベクトル部分を含めて消失訂正復号化を行うため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(5)本発明は、任意のネットワーク符号化されたネットワークを介して接続された送信装置と、受信装置とからなるネットワーク符号の伝送システムであって、前記送信装置が、情報ベクトルと乱数とを入力とする組織的MRD符号化器と、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力する出力制限手段と、該組織的MRD符号化器から出力された符号語シンボルのうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語を任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する送信手段と、を備え、前記受信装置が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する受信手段と、受信された前記符号語のシンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する復号手段と、を備えたことを特徴とするネットワーク符号の伝送システムを提案している。
この発明によれば、送信装置の組織的MRD符号化器は、情報ベクトルと乱数とを入力とする。送信装置の出力制限手段は、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語のシンボルを出力する。送信装置の送信手段は、情報ベクトルを破棄したあとの符号語を任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。一方、受信装置の受信手段は、任意のネットワーク符号化されたネットワークから符号語を受信する。受信装置の復号手段は、受信された符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する。したがって、送信装置の出力制限手段によって、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語のシンボルを出力し、ネットワーク符号化されたネットワークへ情報ベクトルの送信を行わず、受信装置側で、ネットワーク符号化されたネットワークにおいて伝送されなかった情報ベクトル部分を含めて消失訂正復号化を行うため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(6)本発明は、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップ(例えば、図5のステップS201、S202に相当)と、情報ベクトル破棄手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のシンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する第2のステップ(例えば、図5のステップS203に相当)と、送信手段が、該情報ベクトルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップ(例えば、図5のステップS204に相当)と、を備えたことを特徴とするネットワーク符号の送信方法を提案している。
この発明によれば、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力し、情報ベクトル破棄手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のシンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄して、送信手段が、情報ベクトル部分のシンボルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。したがって、組織的MRD符号化器から出力された符号語のシンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄し、ネットワーク符号化されたネットワークへこれらの情報を送信しないため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(7)本発明は、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、出力制限手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語のシンボルを出力する第2のステップと、送信手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、を備えたことを特徴とするネットワーク符号の送信方法を提案している。
この発明によれば、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力し、出力制限手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力して、送信手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。したがって、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力し、ネットワーク符号化されたネットワークへ情報ベクトルの送信を行わないため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(8)本発明は、(6)または(7)のネットワーク符号の送信方法により、任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信された前記符号語を受信するネットワーク符号の受信方法であって、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する第4のステップ(例えば、図6のステップS301に相当)と、受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップ(例えば、図6のステップS302、S303に相当)と、を備えたことを特徴とするネットワーク符号の受信方法を提案している。
この発明によれば、任意のネットワーク符号化されたネットワークから符号語シンボルを受信し、受信された符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する。したがって、ネットワーク符号化されたネットワークにおいて伝送されなかった情報ベクトル部分を含めて消失訂正復号化を行うため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(9)本発明は、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップ(例えば、図4のステップS101に相当)と、情報ベクトル破棄手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のシンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する第2のステップ(例えば、図4のステップS102に相当)と、送信手段が、該情報ベクトル部分のシンボルを破棄した(例えば、図4のステップS103に相当)あとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語を受信する第4のステップ(例えば、図4のステップS104に相当)と、復号手段が、受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップ(例えば、図4のステップS105に相当)と、を備えたことを特徴とするネットワーク符号の伝送方法を提案している。
この発明によれば、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力し、情報ベクトル破棄手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のシンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄して、送信手段が、情報ベクトル部分を破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。一方で、受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから符号語シンボルを受信し、復号手段が、受信された符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する。したがって、情報ベクトル破棄手段によって、組織的MRD符号化器から出力された符号語のシンボルのうち情報ベクトルを破棄し、ネットワーク符号化されたネットワークへこれらの情報の送信を行わず、復号手段が、ネットワーク符号化されたネットワークにおいて伝送されなかった情報ベクトル部分を含めて消失訂正復号化を行うため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(10)本発明は、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、出力制限手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力する第2のステップと、送信手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語シンボルのうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語を任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する第4のステップと、復号手段が、受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップと、を備えたことを特徴とするネットワーク符号の伝送方法を提案している。
この発明によれば、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力し、出力制限手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力して、送信手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。一方で、受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから符号語シンボルを受信し、復号手段が、受信された符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する。したがって、出力制限手段によって、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力し、ネットワーク符号化されたネットワークへ情報ベクトルの送信を行わず、復号手段が、ネットワーク符号化されたネットワークにおいて伝送されなかった情報ベクトル部分を含めて消失訂正復号化を行うため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(11)本発明は、コンピュータに、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップ(例えば、図5のステップS201、S202に相当)と、情報ベクトル破棄手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する第2のステップ(例えば、図5のステップS203に相当)と、送信手段が、該情報ベクトル部分のシンボルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップ(例えば、図5のステップS204に相当)と、を実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力し、情報ベクトル破棄手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄して、送信手段が、情報ベクトルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。したがって、組織的MRD符号化器から出力された符号語シンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄し、ネットワーク符号化されたネットワークへこれらの情報を送信しないため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(12)本発明は、コンピュータに、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、出力制限手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力する第2のステップと、送信手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、を実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力し、出力制限手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力して、送信手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。したがって、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力し、ネットワーク符号化されたネットワークへ情報ベクトルの送信を行わないため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(13)本発明は、(11)または(12)のプログラムにより、任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信された前記符号語を受信するネットワーク符号の受信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する第4のステップ(例えば、図6のステップS301に相当)と、受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップ(例えば、図6のステップS302、S303に相当)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、任意のネットワーク符号化されたネットワークから符号語シンボルを受信し、受信された符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する。したがって、ネットワーク符号化されたネットワークにおいて伝送されなかった情報ベクトル部分を含めて消失訂正復号化を行うため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(14)本発明は、コンピュータに、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップ(例えば、図4のステップS101に相当)と、情報ベクトル破棄手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のシンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する第2のステップ(例えば、図4のステップS102に相当)と、送信手段が、該情報ベクトル部分のシンボルを破棄した(例えば、図4のステップS103に相当)あとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する第4のステップ(例えば、図4のステップS104に相当)と、復号手段が、受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップ(例えば、図4のステップS105に相当)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力し、情報ベクトル破棄手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄して、送信手段が、情報ベクトル部分を破棄したあとの符号語のシンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。一方で、受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから符号語シンボルを受信し、復号手段が、受信された符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する。したがって、情報ベクトル破棄手段によって、組織的MRD符号化器から出力された符号語のシンボルのうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄し、ネットワーク符号化されたネットワークへこれらの情報の送信を行わず、復号手段が、ネットワーク符号化されたネットワークにおいて伝送されなかった情報ベクトル部分を含めて消失訂正復号化を行うため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
(15)本発明は、コンピュータに、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、出力制限手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力する第2のステップと、送信手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する第4のステップと、復号手段が、受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力し、出力制限手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力して、送信手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する。一方で、受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから符号語シンボルを受信し、復号手段が、受信された符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する。したがって、出力制限手段によって、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力し、ネットワーク符号化されたネットワークへ情報ベクトルの送信を行わず、復号手段が、ネットワーク符号化されたネットワークにおいて伝送されなかった情報ベクトル部分を含めて消失訂正復号化を行うため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
本発明によれば、ネットワークの構造に依存しない(ユニバーサル)強セキュアなネットワーク符号が構成可能となるという効果がある。これは、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することを意味する。
本発明の実施形態に係るネットワーク符号の伝送システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る送信装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る受信装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るネットワーク符号の伝送システムの処理を示す図である。 本発明の実施形態に係る送信装置の処理を示す図である。 本発明の実施形態に係る受信装置の処理を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<ネットワーク符号の伝送システムの構成>
図1を用いて、実施形態に係るネットワーク符号の伝送システムの構成を説明する。
本実施形態に係るネットワーク符号の伝送システムは、図1に示すように、送信装置100と、受信装置200とから構成され、これらは、任意のネットワーク符号化されたネットワークを介して、接続されている。
<送信装置の構成>
図2を用いて、実施形態に係る送信装置の構成を説明する。
本実施形態に係る送信装置100は、図2に示すように、組織的MRD符号化器110と、情報ベクトル破棄部120と、送信部130とから構成されている。
組織的MRD(MRD;maximum−rank−distance)符号化器110は、情報ベクトルと乱数とを入力し、組織的MRD符号の符号語を生成する。
情報ベクトル破棄部120は、組織的MRD符号化器110が生成した符号語から先頭部分に位置する情報ベクトルを破棄する。なお、本実施形態では、情報ベクトル破棄部120を例示したが、組織的MRD符号化器110において、情報ベクトルを出力しないように、構成してもよいし、破棄するのではなく、情報ベクトルを出力しないようにしてもよい。
送信部130は、情報ベクトル破棄部120から出力される符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークに送信する。
<受信装置の構成>
図3を用いて、実施形態に係る受信装置の構成を説明する。
本実施形態に係る受信装置200は、図3に示すように、受信部210と、復号部220とから構成されている。
受信部210は、任意のネットワーク符号化されたネットワークより、ネットワーク上を伝送されてきた符号語を受信し、受信した符号語を復号部220に入力する。復号部220は、消失訂正処理を行うことにより、情報ベクトルと乱数とを復号し、出力する。なお、このとき、乱数は出力しなくてもよい。
<ネットワーク符号の伝送システムの処理>
図4を用いて、実施形態に係るネットワーク符号の伝送システムの処理を説明する。
まず、送信装置100の組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力し(ステップS101)、情報ベクトル破棄手段が、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトルを破棄して(ステップS102)、送信手段が、情報ベクトルを破棄したあとの符号語を任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する(ステップS103)。
一方、受信装置200の受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから符号語を受信し(ステップS104)、復号手段が、受信された符号語を入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する(ステップS105)。
以下では、図5および図6を用いて、送信装置100および受信装置200の具体的な処理について説明する。
なお、説明を行う前に、これから用いられる記号の定義および既設されているネットワーク符号の定義を行う。
<記号の定義>
まず、Fを位数qを有する有限体とする。このとき、qは、素数の累乗である。また、F をFのm(>0)次拡大体とする。このとき、F の要素a∈F は、F上のm次元ベクトル〔a(1)、a(2)、・・・、a(m)〕∈F として表現される。
<既設されているネットワーク符号の定義>
ネットワーク上の各リンクは、1単位時間にFの要素を1つ伝送可能とする。このとき、送信装置から受信装置へ1単位時間にFの要素をn個伝送するネットワーク符号が構成されているとする。
<送信装置の処理>
図5を用いて、実施形態に係る送信装置の具体的な処理を説明する。
なお、前提条件として、以下を定める。つまり、送信する情報ベクトルを数1に示すF 上のl次元ベクトルとする。なお、1≦l≦nおよびm+l≧nである。
Figure 2013150187
また、利用する最大ランク距離(maximum−rank−distance(MRD))符号は、数2を符号長l+n、次元nの最大ランク距離(maximum−rank−distance(MRD))符号とする。また、数3をCの組織的生成行列とする。ここで、組織的生成行列とは、G=〔I、P〕のように表されるものであり、必ず存在する。なお、Iは、n×n単位行列であり、Pは、n×l行列である。
Figure 2013150187
Figure 2013150187
上記の定義を踏まえて、以下、送信装置の処理について説明する。
まず、数4をF 上のn−l次元の乱数ベクトルとする。つまり、n−l個の乱数を生成する(ステップS201)。
Figure 2013150187
次に、情報ベクトルと乱数ベクトルとをつなげたn次元ベクトル〔s1、・・・、s、r1、・・・、rn-l〕について、数5に示す組織的MRD符号の符号化処理を行う(ステップS202)。
Figure 2013150187
上記で生成した〔s、....、s、c、....,c〕のうち、s、....、sを破棄する(ステップS203)。
得られた拡大体の要素c、....,c∈F は、Fのm次元ベクトル表現である。このため、m単位時間をかけて、数6のように、単位時間ごとにn個のFの要素をネットワーク符号化されたネットワーク上を通じて受信装置に伝送する(ステップS204)。なお、数6において、jとは、何番目の単位時間での伝送かを示している。
Figure 2013150187
<受信装置の処理>
図6を用いて、実施形態に係る受信装置の具体的な処理を説明する。
なお、前提条件は、前記送信装置において、記載したものと同様である。
受信装置では、通常のMRD符号の復号器によって消失訂正処理を行えば、情報ベクトルおよび乱数のベクトルを復号することができる。なお、乱数のベクトルの復号は、必ずしも行わなくてもよい。なお、ネットワーク符号化されたネットワークは、各受信ノードへ1単位時間にFの要素をn個送信できるものとする。
まず、受信装置は、m単位時間をかけて、以下、数7のように、単位時間ごとにn個のFの要素をネットワーク符号化されたネットワークから受信する(ステップS301)。
Figure 2013150187
jとは、何番目の単位時間での伝送かを示している。また、受信した要素を拡大体Fの要素とみなし、yと表す。ここで、1≦i≦nである。
次に、受信装置におけるネットワーク符号による線形演算を表す数8の遷移行列について、数9の逆行列を求め、数10の演算により、c、....,cを求める(ステップS302)。
Figure 2013150187
Figure 2013150187
Figure 2013150187
送信時に使用したMRD符号の生成行列数11をG=〔LR〕と部分行列で表す。ここで、数12は、前半のl列、数13は、後半のn列で構成される。そして、Rの逆行列R-1を求め、数14の演算により、情報ベクトルの要素s、....、sおよび乱数ベクトルの要素r1、・・・、rn-1を復号する。
Figure 2013150187
Figure 2013150187
Figure 2013150187
Figure 2013150187
なお、上記の復号例は、最も単純なものの一例であり、これに限らないMRD符合の消失訂正復号方法を利用することもできる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、送信装置の情報ベクトル破棄部によって、組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトルを破棄し、ネットワーク符号化されたネットワークへこれらの情報の送信を行わず、受信装置側で、ネットワーク符号化されたネットワークにおいて伝送されなかった情報ベクトル部分を含めて消失訂正復号化を行うため、ランダムネットワーク符号化など既設のネットワーク符号の上で、そのネットワーク符号に依存することなく、一定個数のリンクが盗聴された場合は送信情報が情報理論的に漏えいせず、かつ一定個数以上のリンクが盗聴されても送信情報を曖昧なままに保つ「強セキュア」な情報の伝送を実現することができる。
なお、送信装置および受信装置の処理をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを送信装置および受信装置に読み込ませ、実行することによって本発明の送信装置、受信装置およびネットワーク符号の伝送システムを実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されても良い。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100;送信装置
110;組織的MRD符号化器
120;情報ベクトル破棄部
130;送信部
200;受信装置
210;受信部
220;復号部

Claims (15)

  1. 情報ベクトルと乱数とを入力とする組織的MRD符号化器と、
    該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する情報ベクトル破棄手段と、
    該情報ベクトル部分を破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする送信装置。
  2. 情報ベクトルと乱数とを入力とする組織的MRD符号化器と、
    該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力する出力制限手段と、
    該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする送信装置。
  3. 前記請求項1または請求項2に記載の送信装置から任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信された前記符号語シンボルを受信する受信装置であって、
    任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する受信手段と、
    受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する復号手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  4. 任意のネットワーク符号化されたネットワークを介して接続された送信装置と、受信装置とからなるネットワーク符号の伝送システムであって、
    前記送信装置が、
    情報ベクトルと乱数とを入力とする組織的MRD符号化器と、
    該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する情報ベクトル破棄手段と、
    該情報ベクトル部分のシンボルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する送信手段と、
    を備え、
    前記受信装置が、
    任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する受信手段と、
    受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する復号手段と、
    を備えたことを特徴とするネットワーク符号の伝送システム。
  5. 任意のネットワーク符号化されたネットワークを介して接続された送信装置と、受信装置とからなるネットワーク符号の伝送システムであって、
    前記送信装置が、
    情報ベクトルと乱数とを入力とする組織的MRD符号化器と、
    該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力する出力制限手段と、
    該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する送信手段と、
    を備え、
    前記受信装置が、
    任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する受信手段と、
    受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する復号手段と、
    を備えたことを特徴とするネットワーク符号の伝送システム。
  6. 組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、
    情報ベクトル破棄手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する第2のステップと、
    送信手段が、該情報ベクトル部分のシンボルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、
    を備えたことを特徴とするネットワーク符号の送信方法。
  7. 組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、
    出力制限手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力する第2のステップと、
    送信手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル以外の符号語を任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、
    を備えたことを特徴とするネットワーク符号の送信方法。
  8. 前記請求項6または請求項7に記載のネットワーク符号の送信方法により、任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信された前記符号語シンボルを受信するネットワーク符号の受信方法であって、
    任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する第4のステップと、
    受信された前記符号語を入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップと、
    を備えたことを特徴とするネットワーク符号の受信方法。
  9. 組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、
    情報ベクトル破棄手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する第2のステップと、
    送信手段が、該情報ベクトル部分のシンボルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、
    受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する第4のステップと、
    復号手段が、受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップと、
    を備えたことを特徴とするネットワーク符号の伝送方法。
  10. 組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、
    出力制限手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力する第2のステップと、
    送信手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、
    受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する第4のステップと、
    復号手段が、受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップと、
    を備えたことを特徴とするネットワーク符号の伝送方法。
  11. コンピュータに、
    組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、
    情報ベクトル破棄手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する第2のステップと、
    送信手段が、該情報ベクトル部分のシンボルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  12. コンピュータに、
    組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、
    出力制限手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力する第2のステップと、
    送信手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  13. 前記請求項11または請求項12に記載のプログラムにより、任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信された前記符号語シンボルを受信するネットワーク符号の受信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する第4のステップと、
    受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. コンピュータに、
    組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、
    情報ベクトル破棄手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボルを破棄する第2のステップと、
    送信手段が、該情報ベクトル部分のシンボルを破棄したあとの符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、
    受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する第4のステップと、
    復号手段が、受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. コンピュータに、
    組織的MRD符号化器が、情報ベクトルと乱数とを入力する第1のステップと、
    出力制限手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを出力する第2のステップと、
    送信手段が、該組織的MRD符号化器から出力された符号語のうち情報ベクトル部分のシンボル以外の符号語シンボルを任意のネットワーク符号化されたネットワークへ送信する第3のステップと、
    受信手段が、任意のネットワーク符号化されたネットワークから前記符号語シンボルを受信する第4のステップと、
    復号手段が、受信された前記符号語シンボルを入力し、MRD符号の消失訂正復号を行って、元の情報ベクトルを復号する第5のステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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