JP2013146447A - 撮影装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

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朋之 牧平
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和英 宮田
Hiroyuki Arahata
弘之 新畠
Ritsuya Tomita
律也 富田
Daisuke Kibe
乃介 木辺
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Abstract

【課題】 OCTでコヒーレントゲートの位置調整が良好に行われる仕組みを提供する。
【解決手段】 本撮影装置は、測定光を照射した被検体からの戻り光と測定光に対応する参照光とを合波した光を分割して得た互いに異なる偏光の光に基づいて、該被検体の偏光状態を示す断層画像を取得する断層画像取得手段と、
前記被検体の偏光状態を示す断層画像における所定の領域の位置情報に応じて前記戻り光と前記参照光との光路長差を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光波干渉を利用した断層画像の撮影に関し、特に、コヒーレントゲートの位置を調整する技術に関する。
多波長光波干渉を利用した光コヒーレンストモグラフィ(Optical Coherence Tomography:以下、「OCT」と呼ぶことがある)は、被検体として例えば人体の眼部等の断層画像を高分解能に得ることができる。
近年、眼、内視鏡を用いた生体の内部臓器、皮膚等を対象とするOCT装置において、眼底組織の形状をイメージングする通常のOCT画像に加えて、組織の光学特性や動き等をイメージングするOCT画像の取得が試みられている。
このようなOCTの一つである偏光OCTは、試料を観察する測定光に円偏光に変調した光を用い、干渉光を2つの直交する直線偏光として分割して検出し、偏光OCT画像を生成する(特許文献1参照)。
偏光OCTは、従来のOCTと異なる情報が得られることが解明されつつあり、臨床研究が進められている。
ところで、OCTでは被検体の撮像を行うためにコヒーレントゲートの位置調整として光路長差の調節が重要となる。
WO2010/122118A1
しかしながら、従来のOCT画像の情報だけでは被検体の構造物の抽出が難しい場合があり、この構造物を撮像するためのコヒーレントゲートの位置調整が困難となる問題がある。
そこで、コヒーレントゲートの位置調整が良好行われる仕組みを提供することを目的とする。
本発明に係る撮影装は、
置測定光を照射した被検体の偏光状態を示す断層画像を取得する断層画像取得手段と、 被検体の偏光状態を示す断層画像における所定の領域の位置情報に応じて前記戻り光と前記参照光との光路長差を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によればコヒーレントゲートの位置調整が良好行われる仕組みを提供することができる。
本実施形態における撮影装置の全体構成の概略図である。 信号処理部190で生成される画像の例である。 本実施形態における処理フローである。 光路長の調整における処理フローである。 本実施形態に係る撮影装置の表示部の表示画面における表示例である。 本実施形態に係る撮影装置の表示部の表示画面における表示例である。 本実施形態に係る撮影装置の表示部の表示画面における表示例である。 本実施形態に係る撮影装置の表示部の表示画面における表示例である。 本実施形態に係る撮影装置の表示部の表示画面における表示例である。 本実施形態に係る撮影装置の表示部の表示画面における表示例である。 本実施形態に係る撮影装置の表示部に表示される2次元の層厚マップの例である。
本発明の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。
[装置の全体構成]
図1は、本実施形態における撮影装置の全体構成の概略図である。
本装置は、偏光OCT(Polarization Sensitive OCT;以下、PS−OCT)100、偏光を利用した走査型検眼鏡(Polarization Sensitive Scanning Laser Ophothalmoscope:以下、PS−SLO)140、前眼部撮像部160、内部固視灯170、制御部200から構成される。
内部固視灯170を点灯して被検眼に注視させた状態で、前眼部観察部160により観察される被検体の前眼部の画像を用いて、装置のアライメントが行われる。アライメント完了後に、PS−OCT100とPS−SLO140による眼底の撮像が行われる。
<PS−OCT100の構成>
PS−OCT100の構成について説明する。
光源101は、低コヒーレント光源であるSLD光源(Super Luminescent Diode)であり、例えば、中心波長850nm、バンド幅50nmの光を出射する。光源101としてSLDを用いたが、ASE光源(Amplified Spontaneous Emission)等、低コヒーレント光が出射できる光源であれば何れでも良い。
光源101から出射された光は、PM(Polarization Maintaining)ファイバ102、偏光コントローラ103を介して、偏光保持機能を有したファイバカップラ104に導かれ、測定光(OCT測定光とも言う)と参照光(OCT測定光に対応する参照光とも言う)に分岐される。
偏光コントローラ103は、光源101から出射された光の偏光の状態を調整するものであり、直線偏光に調整される。ファイバカップラ104の分岐比は、90(参照光):10(測定光)である。
分岐された測定光は、PMファイバ105を介してコリメータ106から平行光として出射される。出射された測定光は、眼底Erにおいて測定光を水平方向にスキャンするガルバノミラーから構成されるXスキャナ107、レンズ108、109、眼底Erにおいて測定光を垂直方向にスキャンするガルバノミラーから構成されるYスキャナ110を介し、ダイクロイックミラー111に到達する。Xスキャナ107、Yスキャナ110は、駆動制御部180により制御され、眼底Erの所望の範囲(断層画像の取得範囲、断層画像の取得位置、測定光の照射位置とも言う)で測定光を走査することができる。ダイクロイックミラー111は、800nm〜900nmの光を反射し、それ以外の光を透過する特性を有する。
ダイクロイックミラー111により反射された測定光は、レンズ112を介し、45°傾けて設置されたλ/4偏光板113(偏光調整部材の一例)を通過する事で位相が90°ずれ、円偏光の光に偏光制御される。なお、λ/4偏光板113の傾きは、例えば、偏光ビームスプリッタを内蔵したファイバカップラ123の偏光分割面の光軸からの傾きと対応した角度(配置状態の一例)が好ましい。
なお、λ/4偏光板113を光路に対して挿脱可能に構成されることが好ましい。例えば、光軸とは平行な軸を回転軸にしてλ/4偏光板113を回転する機械的な構成が考えられる。これにより、SLO光学系とPS−SLO光学系とを簡単に切り換え可能な小型な装置を実現することができる。また、OCT光学系とPS−OCT光学系とを簡単に切り換え可能な小型な装置を実現することができる。
ここで、被検眼に入射される光は、λ/4偏光板を45°傾けて設置することで円偏光の光に偏光制御されるが、被検眼の特性により眼底Erにおいて円偏光とならない場合がある。そのため、駆動制御部180の制御により、λ/4偏光板の傾きを微調整できるように構成されている。
円偏光に偏光制御された測定光は、ステージ116上に乗ったフォーカスレンズ114により、被検体である眼の前眼部Eaを介し、眼底Erの網膜層にフォーカスされる。眼底Erを照射した測定光は各網膜層で反射・散乱し、上述の光学経路をファイバカップラ104に戻る。
一方、ファイバカプラ104で分岐された参照光は、PMファイバ117を介してコリメータ118から平行光として出射される。出射された参照光は測定光と同様P偏光から22.5°S偏光へ傾けて設置されたλ/4偏光板119で偏光制御される。参照光は分散補償ガラス120介し、コヒーレンスゲートステージ121上のミラー122で反射され、ファイバカップラ104に戻る。参照光は、λ/4偏光板119を二度通過する事で直線偏光の光がファイバカップラ104に戻ることになる。
コヒーレンスゲートステージ121は、被検者の眼軸長の相違等に対応する為、駆動制御部180で制御される。
ファイバカップラ104に戻った測定光と参照光は合波されて干渉光となり、偏光ビームスプリッタを内蔵したファイバカップラ123に入射され、異なる偏光方向の光(本実施形態では、P偏光の光とS偏光の光)に分岐比50:50で分割される。
P偏光の光は、PMファイバ124、コリメータ130を介し、グレーティング131により分光されレンズ132、第二のラインセンサ133で受光される。同様に、S偏光の光は、PMファイバ125、コリメータ126を介し、グレーティング127により分光されレンズ128、第一のラインセンサ129で受光される。なお、グレーティング127、131、ラインセンサ129、133は、各偏光の方向に合わせて配置されているのは言うまでもない。
ラインセンサ129、133でそれぞれ受光した光は、光の強度に応じた電気信号として出力され、信号処理部190(断層画像生成部の一例)で受ける。
λ/4偏光板113は偏光ビームスプリッタを基準に傾きを調整しているが、眼底の視神経乳頭中心と黄斑中心を結んだ直線に対し傾きを調整しても良い。また、偏光基準として鉛直方向を基準にして偏光ビームスプリッタ、λ/4偏光板113、119を調整しても同様の効果が得られる。
<PS−SLO140の構成>
PS−SLO140の構成について説明する。
光源141は、半導体レーザであり、本実施例では、例えば、中心波長780nmの光を出射する。光源141から出射された測定光(SLO測定光とも言う)は、PMファイバ142を介し、偏光コントローラ145で直線偏光になるよう偏光制御され、コリメータ143から平行光として出射される。出射された測定光は穴あきミラー144の穴あき部を通過し、レンズ155を介し、眼底Erにおいて測定光を水平方向にスキャンするガルバノミラーから構成されるXスキャナ146、レンズ147、148、眼底Erにおいて測定光を垂直方向にスキャンするガルバノミラーから構成されるYスキャナ149を介し、ダイクロイックミラー154に到達する。Xスキャナ146、Yスキャナ149は駆動制御部180により制御され、眼底上で所望の範囲を測定光で走査できる。ダイクロイックミラー154は、760nm〜800nmを反射し、それ以外の光を透過する特性を有する。
ダイクロイックミラー154にて反射された直線偏光の測定光は、PS−OCT100と同様の光路を経由し、眼底Erに到達する。
眼底Erを照射した測定光は、眼底Erで反射・散乱され、上述の光学経路をたどり穴あきミラー144に達する。穴あきミラー144で反射された光が、レンズ150を介し、偏光ビームスプリッタ151にて異なる偏光方向の光(本実施形態では、P偏光の光とS偏光の光)に分割され、アバランシェフォトダイオード(以下、APD)152、153で受光され、電気信号に変換されて、信号処理部190(眼底画像生成部の一例)で受ける。
ここで、穴あきミラー144の位置は、被検眼の瞳孔位置と共役となっており、眼底Erに照射された測定光が反射・散乱された光のうち、瞳孔周辺部を通った光が、穴あきミラー144によって反射される。
本実施例では、PS−OCT、PS−SLOともにPMファイバを用いたが、シングルモードファイバー(SMF)でも偏光コントローラを用い偏光を制御する事で同様の構成と効果が得られる。
<前眼部撮像部160>
前眼部撮像部160について説明する。
前眼部撮像部160は、波長1000nmの照明光を発するLED115−a、115−bから成る照明光源115により前眼部Eaを照射する。前眼部Eaで反射され光は、レンズ114、偏光板113、レンズ112、ダイクロイックミラー111、154を介し、ダイクロイックミラー161に達する。ダイクロイックミラー161は、980nm〜1100nmの光を反射し、それ以外の光を透過する特性を有する。ダイクロイックミラー161で反射された光は、レンズ162、163、164を介し、前眼部カメラ165で受光される。前眼部カメラ165で受光された光は、電気信号に変換され、信号処理部190で受ける。
<内部固視灯170>
内部固視灯170について説明する。
内部固視灯170は、内部固視灯用表示部171、レンズ172で構成される。内部固視灯用表示部171として複数の発光ダイオード(LD)がマトリックス状に配置されたものを用いる。発光ダイオードの点灯位置は、駆動制御部180の制御により撮像したい部位に合わせて変更される。内部固視灯用表示部171からの光は、レンズ172を介し、被検眼に導かれる。内部固視灯用表示部171から出射される光は520nmで、制御部180により所望のパターンが表示される。
<制御部200>
本装置全体を制御するための制御部200について説明する。
制御部200は、駆動制御部180、信号処理部190、表示制御部191、表示部192から構成される。
駆動制御部180は、上述の通り各部を制御する。
信号処理部190は、第一のラインセンサ129及び第二のラインセンサ133、APD152及び153、前眼部カメラ165からそれぞれ出力される信号に基づき、画像の生成、生成された画像の解析、解析結果の可視化情報の生成を行う。なお、画像の生成などの詳細については、後述する。
表示制御部191は、眼底画像取得部(不図示)と断層画像取得部(不図示)により、断層画像生成部と眼底画像生成部とでそれぞれ生成された画像を取得した画像等を表示部192(例えば、液晶等のディスプレイ)の表示画面に表示させる。なお、信号処理部190で生成された画像データは、表示制御部191に有線で送信されても良いし、無線で送信されても良い。また、本実施形態では、撮影装置について説明しているが、別の本発明の実施形態に係る眼科装置や眼科システムとして、眼底画像取得部がSLO光学系を含み、断層画像取得部がOCT光学系を含むように構成しても良い。
表示部192は、表示制御部191の制御の下、後述するように種々の情報を示す表示形態を表示する。なお、表示制御部191からの画像データは、表示部192に有線で送信されても良いし、無線で送信されても良い。また、表示部192等は、制御部200に含まれているが、本発明はこれに限らず、制御部200とは別に設けられても良い。また、表示制御部191と表示部192とを一体的に構成した、ユーザが持ち運び可能な装置(タブレット)でも良い。この場合、表示部にタッチパネル機能を搭載させ、タッチパネル上で画像の表示位置の移動、拡大縮小、表示される画像の変更等の操作可能に構成することが好ましい。
[画像処理]
次に、信号処理部190における画像生成、画像解析について説明する。
<断層画像生成、及び眼底画像生成>
信号処理部190は、ラインセンサ129、133から出力されたそれぞれの干渉信号に対して、一般的なSD−OCT(Spectral Domain OCT)に用いられる再構成処理を行うことで、各偏光成分に基づいた2つの断層画像(第一の偏光に対応する断層画像、第二の偏光に対応する断層画像とも言う)を生成する。
まず、信号処理部190は、干渉信号から固定パターンノイズ除去を行う。固定パターンノイズ除去は検出した複数のAスキャン信号を平均することで固定パターンノイズを抽出し、これを入力した干渉信号から減算することで行われる。
次に、信号処理部190は、干渉信号を波長から波数に変換し、フーリエ変換を行うことによって断層信号(偏光状態を示す断層信号とも言う)を生成する。
以上の処理を2つの偏光成分の干渉信号に対して行うことにより、2つの断層画像が生成される。
また、信号処理部190は、APD152、153から出力された信号を、Xスキャナ146、Yスキャナ149の駆動に同期して整列させることにより、各偏光成分に基づいた2つの眼底画像(第一の偏光に対応する眼底画像、第二の偏光に対応する眼底画像とも言う)を生成する。
<輝度画像生成>
信号処理部190は、前述した2つの断層信号から輝度画像を生成する。
輝度画像は従来のOCTにおける断層画像と基本的に同じもので、その画素値rは第一のラインセンサ129、第二のラインセンサ133(ラインセンサを「ラインカメラ」と呼ぶ場合もある)から得られた断層信号AおよびAから式1によって計算される。
また、同様に、2つの眼底画像から眼底輝度画像を生成する。
図2(a)に視神経乳頭部の輝度画像の例を示す。
なお、ファイバカップラ104とファイバカップラ123の光路の間に図示しないファイバカップラで分光することによりコリメータ、グレーティング、レンズ、ラインセンサを介して輝度画像を直接生成するように構成してもよい。
<リターデーション画像生成>
信号処理部190は、互いに直行する偏光成分の断層画像からリターデーション画像を生成する。
リターデーション画像の各画素の値δは、断層画像を構成する各画素の位置において、垂直偏光成分と水平偏光成分の間の位相差遅れを数値化したものであり、各断層信号AおよびAから式2によって計算される。
図2(b)は、このように生成された視神経乳頭部のリターデーション画像の例を示したものであり、各Bスキャン画像に対して式2を計算することによって得ることができる。ここで、上述した通り、リターデーション画像は、2つの偏光が被検眼で受ける影響の違いを示す断層画像のことである。図2(b)は、上記比を示す値を断層画像としてカラーで表示しており、濃淡の濃い場所は上記比を示す値が小さく、濃淡の淡い場所は上記比を示す値が大きいことを表している。そのため、リターデーション画像を生成することにより、複屈折性のある層を把握することが可能となる。なお、詳細は、「E. Gotzinger et al., Opt. Express 13, 10217, 2005」に記載されている通りである。
<リターデーションマップ生成>
信号処理部190は、複数のBスキャン像に対して得たリターデーション(Retardation)画像からリターデーションマップを生成する。
まず、信号処理部190は、各Bスキャン画像において、網膜色素上皮層(RPE)を検出する。RPEは偏光を解消する性質を持っているため、各Aスキャンを深度方向に沿って内境界膜(ILM)からRPEを含まない範囲でリターデーションの分布を調べ、その最大値を当該Aスキャンにおけるリターデーションの代表値とする。
信号処理部190は、以上の処理を全てのリターデーション画像に対して行うことにより、リターデーションマップを生成する。
図2(c)に視神経乳頭部のリターデーションマップの例を示す。図において、濃淡の濃い場所は位相差が小さく、濃淡の淡い場所は位相差が大きいことを表している。視神経乳頭部において、複屈折性を持つ層としては網膜神経線維層(RNFL)であり、リターデーションマップは、RNFLの複屈折性とRNFLの厚みよって引き起こされる位相差を表している。そのため、RNFLが厚い個所では位相差が大きくなり、RNFLが薄い個所では位相差が小さくなる。したがって、リターデーションマップにより、眼底全体のRNFLの厚みを把握することができ、緑内障の診断に用いることができる。
<複屈折マップ生成>
信号処理部190は、先に生成されたリターデーション画像の各Aスキャン画像において、ILMから網膜神経線維層(RNFL)の範囲でリターデーションδの値を線形近似し、その傾きを当該Aスキャン画像の網膜上の位置における複屈折として決定する。この処理を取得した全てのリターデーション画像に対して行うことで、複屈折を表すマップを生成する。
すなわち、リターデーションはRNFLにおける距離と複屈折と積であるため、各Aスキャン画像において深さとリターデーションの値をプロットすると線形の関係が得られる。したがって、このプロットに対して最小二乗法等により線形近似を行い、その傾きを求めればそれが当該Aスキャン画像におけるRNFLの複屈折の値となる。
図2(d)に視神経乳頭部の複屈折マップの例を示す。複屈折マップは、複屈折の値を直接マップ化するため、RNFLの厚さが変化しない場合であっても、その繊維構造が変化した場合に、複屈折の変化として描出することができる。
<DOPU画像生成>
信号処理部190は、取得した断層信号AH、とそれらの間の位相差ΔΦから、各画素毎にストークスベクトルSを式3により計算する。
ただし、ΔΦは2つの断層画像を計算する際に得られる各信号の位相ΦとΦからΔΦ=Φ−Φとして計算する。
次に信号処理部190は、各Bスキャン画像を概ね計測光の主走査方向に70μm、深度方向に18μm程度の大きさのウィンドウを設定し、各ウィンドウ内において数Cで画素毎に計算されたストークスベクトルの各要素を平均し、式4により当該ウィンドウ内の偏光の均一性DOPU(Degree Of Polarization Uniformity)を式4により計算する。
ただし、Q、U、Vは各ウィンドウ内のストークスベクトルの要素Q,U,Vを平均した値である。この処理をBスキャン画像内の全てのウィンドウに対して行うことで、図2(e)に示す視神経乳頭部のDOPU画像(偏光の均一度を示す断層画像とも言う)が生成される。
DOPUは偏光の均一性を表す数値であり、偏光が保たれている個所においては1に近い数値となり、偏光が解消された保たれない箇所においては1よりも小さい数値となるものである。網膜内の構造においては、RPEが偏光状態を解消する性質があるため、DOPU画像においてRPEに対応する部分は、他の領域に対してその値が小さくなる。図において、濃淡が淡い場所がRPEを示している。DOPU画像は、RPE等の偏光を解消する層を画像化しているので、病気などによりRPEが変形している場合においても、輝度の変化よりも確実にRPEを画像化出来る。
なお、本明細書において、上述した第一及び第二の偏光に対応する断層画像、リターデーション画像、DOPU画像等を、偏光状態を示す断層画像とも言うことにする。また、本明細書において、上述したリターデーションマップや複屈折マップ等を、偏光状態を示す眼底画像とも言うことにする。ここで、を第一の断層画像と呼び画像を第二の断層画像と呼ぶ場合がある。
<セグメンテーション>
信号処理部190は、前述した輝度画像を用いて断層画像のセグメンテーションを行う。
まず、信号処理部190は、処理の対象とする断層画像に対して、メディアンフィルタとSobelフィルタをそれぞれ適用して画像を作成する(以下、メディアン画像、Sobel画像とする)。次に、作成したメディアン画像とSobel画像から、Aスキャン毎にプロファイルを作成する。メディアン画像では輝度値のプロファイル、Sobel画像では勾配のプロファイルとなる。そして、Sobel画像から作成したプロファイル内のピークを検出する。検出したピークの前後やピーク間に対応するメディアン画像のプロファイルを参照することで、網膜層の各領域の境界を抽出する。
更に、Aスキャンラインの方向に各層厚をそれぞれ計測し、各層の層厚マップを作成する。
[処理動作]
次に本撮影装置による処理動作について説明する。
図3は、本撮影装置の処理動作を示すフローチャートである。図4は、図3の調整処理における調整の処理動作を示すフローチャートである。
<調整>
まず、ステップS101において、被検眼を本装置に配置した状態で、本装置と被検眼のアライメントを行う。アライメントの説明に関して、本実施形態に特有な処理について説明し、ワーキングディスタンス等のXYZ方向のアライメント、フォーカスは一般的であるのでその説明は省略する。
(PS−OCT撮像位置の調整)
図5は、調整時に表示部192に表示されるウィンドウ400を示している。図において、表示領域410(第一の表示領域とも言う)には、PS−SLO140で撮像され、信号処理部190で生成された眼底画像(輝度眼底画像、2次元眼底画像とも言う)411が表示され、眼底画像411上に、PS−OCT100の撮像範囲(取得範囲、取得位置とも言う)を示す枠412が重畳表示されている。
操作者がマウス等の指示装置(不図示)を用いて、ウィンドウ400に表示されるカーソルで指定し、クリック操作やドラッグ操作等により指示することにより、駆動制御部180の制御の下、撮像範囲の設定が行われる。即ち、カーソルで枠412を指定し、ドラッグ操作することにより、枠412を移動することができる。これにより、駆動制御部180がスキャナの駆動角度を制御することにより撮像範囲を設定する。なお、本実施形態のマウスには、例えば、ユーザの手によってマウス本体が2次元的に移動させたときの移動信号を検出するセンサと、ユーザの手によって押圧されたことを検知するための左右2つのマウスボタンと、左右2つのマウスボタンの間に前後左右に回転可能なホイール機構と、が設けられている。また、指示装置は、表示部にタッチパネル機能を搭載させ、タッチパネル上で取得位置を指定しても良い。
(コヒーレンスゲート調整)
コヒーレンスゲート調整は、制御部200がコヒーレンスゲートステージ121を偏光状態を示す断層信号によって駆動することで行う。
すなわち、測定体の光路長差を制御することでコヒーレンスゲートの調整がされる。
選択手段としても機能する制御部200は、撮影領域の情報を取得する(S201)。これにより、偏光状態を示す断層画像である、リターデーション画像、DOPU画像のいずれを用いるか選択する(S202)。例えば、撮影領域に解剖学的領域としてのRPEが含まれる場合には、DOPU画像を選択する。
次に、制御部200は前述した方法により、信号処理部190が生成したDOPU画像における偏光解消層であるRPEおよび網膜層に相当する信号強度を検出する。
DOPU画像においては、RPEは他の層よりも有意に値が小さいため、閾値を設けることによりRPEおよび他の層を区別することができる。この閾値の値は実験的に求めてもよいが、人眼網膜の場合DOPU画像の値の範囲を0から1に正規化した場合は、凡そ0.5から0.7程度が好適である。なお、輝度画像において硝子体等の輝度レベルが非常に小さい領域は除外することが望ましく、DOPU画像の値が上記の範囲であり、かつ輝度画像の値が一定のレベルである領域をRPEとする。以上により、偏光状態を表す断層画像は図2(e)のAに示すRPEとBで示すRPE以外の内膜層に区別することができる(S103)。
制御部200は検出したRPEの位置情報を取得する(S203)。そして、PEの位置情報に基づいて、所定の網膜層が生成された断層画像において所望の位置となるようにコヒーレンスゲートステージ121を駆動する(S205)。
具体的には、検出したRPEが撮影範囲において、できるだけコヒーレンスゲートに近く、かつ内層膜が視野の範囲にはみ出さないように調整を行う。一方、加齢黄斑変性のようにRPEがダメージを受ける疾病においてはRPEではなく、図2(e)のBに示す内層膜の信号が所定の位置に来るようにコヒーレンスゲートステージ121を調整してもよい。この場合、制御部200はDOPU画像において検出されたRPEの長さ又は面積が一定の値よりも小さい場合に、RPEではなく内層膜を用いるようにすればよい。あるいは、制御部200に付属する不図示の記憶装置に被検眼の疾病を記憶しておくようにし、当該被検眼の再検査の際には前記記憶装置から疾病情報を読み出して、コヒーレンスゲートステージ121の調整に用いる網膜層を選択するようにしてもよい。
また、制御部200は、神経線維層あるいは強膜を注目領域とする場合には、DOPU画像ではなくリターデーション画像を用いてコヒーレンスゲート調整を行う。この場合は神経線維層あるいは強膜のように複屈折性を有する層が強調されるため、これに基づいてコヒーレンスゲート調整が行われることとなる。
強膜は最も外層に位置する膜であり、内層膜のように細かい形態変化が起こりにくいため、コヒーレンスゲート調整においてより堅牢な着目部位とすることができる。したがって、内層膜はDOPU画像を用い、外層はリターデーション画像から検出した強膜の信号を用いることで、診断に用いる網膜層の全域を対象としてコヒーレンスゲート調整を行うことができる。さらにこのように複数の異なる層に着目してコヒーレンスゲート調整を行うことができるため、疾病により網膜層の形態が崩れている状況においても、ダメージの少ない層に基づいてコヒーレンスゲート調整を行うことができる。
以上はコヒーレンスゲートを自動調整する場合であるが、図5に示す調整用画面において表示領域430または440に偏光状態を表す断層画像であるDOPU画像、リターデーション画像のいずれかを含むよう表示するようにし、これらを操作者が観察しながらマウスのカーソルを操作することによりコヒーレンスゲートステージ121を手動で調整するようにしてもよい。この場合にも従来の輝度情報の断層画像では視認できなかった領域を確認できるので、コヒーレンスゲートの調整が精度よく行える効果がある。
(λ/4偏光板の調整)
λ/4偏光板113の調整について説明する。
図5において、指示部413、414は、λ/4偏光板113の角度を調整するための表示であり、操作者が指示装置を用いて指示することにより、駆動制御部180の制御の下、λ/4偏光板113の角度が調整される。指示部413は反時計回りの調整を、指示部414は時計回りの調整を指示するための表示である。指示部413、414の横に表示されている数値は、現在のλ/4偏光板113の角度を表している。
操作者は、表示領域430、440(第三の表示領域、第四の表示領域とも言う)にそれぞれ表示された各偏光の断層画像の輝度が同じになるように、マウスを用いてカーソルで指示する。なお、各偏光の断層画像431、441(第一の偏光に対応する断層画像、第二の偏光に対応する断層画像とも言う)と共にピーク輝度値を表示し、あるいは、それぞれの干渉信号の波形そのものを表示し、それを見ながら調整を行う構成でも良い。なお、各偏光の断層画像431、441(あるいは後述する断層画像531、541)には、それぞれの画像の種類を示す表示形態(例えば、P偏光を示す「P」の文字や、S偏光を示す「S」の文字)を画像に重ねて表示させることが好ましい。これにより、ユーザが画像を誤って認識することを防ぐことができる。もちろん、画像に重ねて表示させずに、画像の上側や横側に表示させても良く、画像と対応させるように表示させれば良い。
また、表示領域420(第二の表示領域とも言う)には、この段階では何も表示させなくても良いし、オート調整等の場合には現在の調整状態を示す表示形態(例えば、「λ/4偏光板の調整中」等のメッセージ)を表示させても良い。また、ウィンドウ400には、被検眼の左右眼等の患者情報を示す表示形態や、撮影モード等の撮影情報を示す表示形態を表示させても良い。
ここで、調整の順番は、前眼部画像(あるいは角膜輝点)を用いたアライメント調整、偏光状態を示す眼底画像を用いたフォーカス調整、偏光状態を示す断層画像を用いたコヒーレンスゲート調整、λ/4偏光板の調整の順番が好ましい。なお、偏光状態を示す断層画像の取得位置の決定は、偏光状態を示す断層画像を用いたコヒーレンスゲート調整前が好ましいが、偏光状態を示す眼底画像の中心領域を取得するように初期設定で決めるようにしても良い。これにより、偏光状態を示す眼底画像よりも精細で狭い範囲を対象にする偏光状態を示す断層画像を精度良く取得可能に簡単に調整することができる。このとき、コヒーレンスゲート調整の完了に応じてλ/4偏光板を自動的に調整しても良いし、偏光状態を示す画像を取得するための信号の入力に応じてλ/4偏光板を自動的に調整しても良い。もちろん、眼科装置の起動時に初期設定画面等でλ/4偏光板を予め調整しておき、撮影毎に調整しないように構成しても良い。
また、λ/4偏光板を光路に対して挿脱可能に構成している場合、調整の順番は、前眼部画像(あるいは角膜輝点)を用いたアライメント調整、SLO眼底画像を用いたフォーカス調整、OCT断層画像を用いたコヒーレンスゲート調整、λ/4偏光板を光路に挿入、λ/4偏光板の調整の順番が好ましい。これにより、偏光状態を示す画像の取得前の調整を、ユーザが直感的に慣れている通常のSLO眼底画像やOCT断層画像を用いて行うことができる。ただし、フォーカス調整の後に、λ/4偏光板を挿入してからPS−OCTの偏光状態を示す断層画像を用いたコヒーレンスゲート調整を行っても良い。このとき、コヒーレンスゲート調整の完了あるいはフォーカス調整の完了に応じてλ/4偏光板を自動的に光路に挿入しても良いし、偏光状態を示す画像を取得するための信号の入力に応じてλ/4偏光板を自動的に光路に挿入しても良い。
なお、フォーカス調整は、SLO眼底画像を用いた粗フォーカス調整の後、OCT断層画像を用いた微フォーカス調整を行っても良い。
また、これらの調整は、上記順番で全て自動的に調整しても良いし、表示部に表示された各調整に対応したスライダにカーソルを合わせてドラッグ操作等を行うようにしても良い。また、λ/4偏光板を挿脱する場合、λ/4偏光板を光路に挿入あるいは光路から離脱を指示するためのアイコンを表示部に表示させてもよい。
<撮像>〜<解析>
ステップS102〜S104において、光源101、光源141からそれぞれ測定光を出射して、網膜Erからの戻り光を、ラインセンサ129、133、APD152、153で受光して、信号処理部190で、前述の通り各画像を生成・解析する。
<出力>
次に、生成した各画像及び解析した結果の出力処理ステップS105について説明する。
信号処理部190において、各画像の生成及び解析が終了すると、その結果に基づき、制御部191は、出力情報を生成し、表示部192に出力して表示を行う。
図6は、本実施形態における表示部192における表示例である。
図において、500は表示部192に表示されるウィンドウであり、表示領域510、520、530、540を有する。
表示領域510(第一の表示領域とも言う)には、眼底画像511が表示され、断層画像の位置を示す矩形の枠512が重畳されている。眼底画像511としては、眼底輝度画像が表示されるが、偏光信号に基づく眼底画像であっても良い。
表示領域520(第二の表示領域とも言う)には、断層画像(輝度断層画像)521が表示される。更に、表示領域520には、表示される断層画像の種類を選択するためのボタン522〜525(選択部の一例)が表示される。なお、ボタン522〜525の代わりにメニューから断層画像の種類を選択するようにしても良い。図6においては、ボタン522が選択された状態を示している。
表示領域530、540(第三の表示領域、第四の表示領域とも言う)には、断層画像(輝度断層画像)521を生成するために用いた各偏光信号に基づく、それぞれの断層画像531、541が表示されている。なお、操作者の指示(メニューからの選択など)に基づき、表示領域530、540にそれぞれ表示されている画像を、表示領域510に表示されている眼底画像(輝度眼底画像)を生成した各偏光信号に基づく、それぞれの眼底画像を表示するようにしても良い。
なお、輝度断層画像521、後述するリターデーション画像621、DOPU画像721等には、それぞれの画像の種類を示す表示形態(例えば、「Intensity」の文字、「Retardation」の文字、「DOPU」の文字)を画像に重ねて表示させることが好ましい。これにより、ユーザが画像を誤って認識することを防ぐことができる。もちろん、画像に重ねて表示させずに、画像の上側や横側に表示させても良く、画像と対応させるように表示させれば良い。
ボタン523を操作者が指示することにより、表示領域520に表示される断層画像を、図7に示すように、リターデーション画像621に変更することができる。
表示領域530、540には、図6と同様に断層画像531、541が表示される。
ボタン524を操作者が指示することにより、表示領域520に表示される断層画像を、図8に示すように、DOPU画像721に変更することができる。
表示領域530には、輝度画像521が表示され、表示領域540には、リターデーション画像621が表示される。ここで、表示領域毎に画像を選択可能なボタンを用意しておくことが好ましい。これにより、ユーザが比較したい画像(例えば、それぞれ異なる偏光状態を示す複数の断層画像)を簡単に選ぶことができる。
ボタン525を操作者が指示することにより、表示領域520に表示される断層画像を、図9に示すように、セグメンテーション結果の画像821に変更することができる。画像821は、層境界を示すカラー線分が断層画像に重畳表示され、RPEが強調表示されている。操作者がカーソルを用いて選択した層が強調表示される。
表示領域540には、セグメンテーションに用いられた断層画像(輝度画像)841と、ボタン842、843が表示される。このボタン842、843を指示することにより、輝度画像841と強調表示された層の層厚を示すグラフ941(図10参照)を切り替えることができる。
更に、図10において、選択された層の厚み情報(例えば図11に示す2次元の層厚マップ)を、表示領域530に表示しても良い。図11において、選択された層の厚みを色の違いで表している。なお、図11に示す選択された層の厚みに変えて積算像(特定の層や全体のPS−OCTに基づく積算像)を表示しても良い。また、操作者の指示により表示される画像を変更する場合について説明したが、診断したい疾病をメニューから選択(疾病名を選択)することにより、疾病に対して予め優先順位づけられた画像を各表示領域に表示するようにしても良い。
以上説明のように本実施形態によれば、生成される各画像を操作者に効率よく提示することができる。
また、操作者が必要とする画像を簡単な操作で選択することができる。特に、予め疾病名と表示する画像を対応付けておくことで更に操作が簡単となる。
更に、測定光の偏光調整を容易に行うことができる。
なお、これらの画像を表示させる表示領域の位置は、本実施形態に限定されず、例えば、眼底画像を表示画面の左側の表示領域に表示させても良い。また、表示させる画像の数も本実施形態に限定されず、例えば、調整時には眼底画像と断層画像との合計2つを表示画面に並べて表示し、撮影後には表示方式を変更し、眼底画像の他に、それぞれ異なる偏光状態を示す複数の断層画像を表示画面に並べて表示させても良い。また、ボタン522〜525が並ぶ順番や位置等も本実施形態に限らない。
なお、本実施例では、眼科を対象に説明したが、内視鏡、皮膚等にも当業者なら容易に適用できるものである。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 偏光OCT
101 光源
104 ファイバカップラ
123 ファイバカップラ
129 ラインセンサ
133 ラインセンサ
180 駆動制御部
190 信号処理部
191 表示制御部
192 表示部
200 制御部

Claims (14)

  1. 測定光を照射した被検体の偏光状態を示す断層画像を取得する断層画像取得手段と、
    被検体の偏光状態を示す断層画像における所定の領域の位置情報に応じて前記戻り光と前記参照光との光路長差を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮影装置。
  2. 前記断層画像は、前記互いに異なる偏光の光の間の位相差に関する情報を示す第一の断層画像、前記互いに異なる偏光の光の間の位相の均一性を示す第二の断層画像のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記断層画像取得手段は、前記制御手段で制御された前記光路長差で取得された輝度情報としての断層画像をさらに取得し、
    前記輝度情報としての断層画像を表示する表示制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影装置。
  4. 前記偏光状態を示す断層画像に含まれる網膜層のセグメンテーションを行う解析手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記セグメンテーションで得られた層の位置情報に基づいて光路長差を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮影装置。
  5. 前記第一の断層画像がリターデーション画像であり、前記第二の断層画像がDOPU画像であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮影装置。
  6. 前記第一の断層画像、前記第二の断層画像のいずれかを選択する選択手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記選択された断層画像に基づいて制御することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の撮影装置。
  7. 前記選択手段は、前記被検体が複屈折性の領域を含む場合には前記第一の断層画像を選択することを特徴とする請求項6に記載の撮影装置。
  8. 前記選択手段は、前記被検体が神経線維層、強膜、角膜を含む場合には前記第一の断層画像を選択することを特徴とする請求項6又は7に記載の撮影装置。
  9. 前記選択手段は、前記被検体が網膜色素上皮層を含む場合には前記第二の断層画像を選択することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の撮影装置。
  10. 測定光を照射した被検体からの戻り光と、該測定光に対応する参照光とを合波した光を分割して得た互いに異なる偏光の光に基づいて、該被検眼の偏光状態を示す断層画像を取得する断層画像取得工程と、
    前記断層画像における所定の解剖学的領域の位置情報に応じて前記戻り光と前記参照光との光路長差を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする撮影方法。
  11. 請求項10に記載の撮影方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 光源と、
    前記光源が照射する光を測定光と参照光に分光する第一の手段と、
    前記測定光を照射した被検体からの戻り光と、ミラーに照射した前記参照光の戻り光とを合波する手段と、
    前記合波した光を異なる偏光方向の光に分光する第二の手段と、
    前記第二の手段で分光して得た互いに異なる偏光の光に基づいて、該被検眼の偏光状態を示す断層画像を取得する断層画像取得手段と、
    前記断層画像における所定の領域の位置情報に応じて前記ミラーの位置を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮影装置。
  13. 被検体の断層画像を取得する撮影装置であって、
    光源と、
    前記光源が照射する光を測定光と参照光に分光するファイバカップラと、
    前記参照光を反射するミラーと、
    前記測定光を照射した被検体からの戻り光と、前記ミラーで反射された参照光とを合波するファイバカップラと、
    前記合波した光を異なる偏光方向の第一の光と第二の光に分光するファイバカップラと、
    前記第一の光を電気信号に変換する第一のラインセンサと、
    前記第二の光を電気信号に変換する第二のラインセンサと、
    第一のラインセンサと第二のラインセンサの電気信号に基づいて、該被検眼の偏光状態を示す断層画像を取得する信号処理部と、
    前記断層画像における所定の領域の位置情報に応じて前記ミラーの位置を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする撮影装置。
  14. 測定光を照射した被検体からの戻り光と、該測定光に対応する参照光とを合波した光を分割して得た互いに異なる偏光の光に基づいて、該被検眼の偏光状態を示す断層画像を取得する断層画像取得工程と、
    被検眼の偏光状態を示す断層画像を表示する工程と、
    操作者の入力に応じて前記戻り光と前記参照光との光路長差を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする撮影方法。
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