JP2013145097A - 熱交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アッパタンク4Aに設けられる取付けフランジ42の変形を防止する。
【解決手段】熱交換器3は、アッパタンク4Aの周囲に取付けフランジ42が設けられ、この取付けフランジ42の角部に締結部43が形成されている。取付けフランジ42は、クーラケース2のケース側シール面20aに対向するタンク側シール面を有し、このタンク側シール面の周縁よりタンク側シール面と直交して折り曲げられたリブ壁44がタンク側シール面の全周に設けられ、そのリブ壁44を介してタンク側シール面と締結部43との間にケース側の段差に相当する高低差が設定されている。つまり、リブ壁44の高さ分だけタンク側シール面42aと締結部43との間に段差が設けられている。この構成によれば、取付けフランジ42の強度が向上するため、クーラケース2の内部に過給圧が加わった時に、取付けフランジ42の変形を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケースの内部に熱交換器を収容して使用される熱交換装置に関する。
従来技術として、特許文献1に開示された熱交換装置がある。
この熱交換装置は、例えば、過給機で圧縮された空気を冷却水によって冷却する水冷式のインタークーラに使用され、図8に示す様に、過給機で圧縮された空気が内部を通過する箱状のケース100と、このケース100の内部に収容される熱交換器200とで構成される。
ケース100は、熱交換器200を収容する開口部が形成されると共に、開口部の周囲に熱交換器200を取り付けるためのフランジ部110が設けられ、且つ、フランジ部110にシール用のパッキン300を収納する収納溝が凹設されている。
熱交換器200は、ケース100の開口部を塞ぐアッパタンク210を有し、このアッパタンク210の周囲に取付けフランジ220が設けられ、且つ、取付けフランジ220の角部に締結部230(図9参照)が4箇所形成されている。この熱交換器200は、ケース100の内部に収容されて、締結部230をケース100のフランジ部110にボルト400等により締結して固定され、且つ、ケース100のフランジ部110と取付けフランジ220との間にパッキン300が圧縮されて、フランジ部110と取付けフランジ220との間がシールされる。
特開2009−19868号公報
ところが、上記の熱交換装置は、4箇所の締結部230が取付けフランジ220と同一平面上に設けられ、且つ、ケース100側とのシール面を形成する取付けフランジ220の直下にパッキン300が配置されるため、図9に示す様に、締結部230に形成されるボルト孔240の中心からアッパタンク210の側壁までの距離Cが長くなる。このため、ケース100の内部に過給圧(過給機により圧縮された空気の圧力)が加わった時に、アッパタンク210の対角線方向に取付けフランジ220が変形する恐れがある。
取付けフランジ220が変形すると、図10に二点鎖線で示す様に、取付けフランジ220のシール面がケース100のフランジ部110から浮き上がるため、パッキン300の圧縮量が不足してシール性が低下する問題が生じる。
取付けフランジ220の変形を抑制する手段として、例えば、図11に示す様に、取付けフランジ220の両側面を幅方向(図示W方向)に延長して、その延長部分を折り曲げることによってリブ250を立てる方法がある。しかし、この方法では、リブ250を立てた分だけアッパタンク210の横幅Wが大きくなるため、車両への搭載性が悪化する。 また、シール面の直下に配置されるパッキン300より離れた位置にリブ250を立てても、そのリブ250による補強効果は小さいため、取付けフランジ220の変形を抑制するための有効な手段とは成り得ない。
リブ250を立てる方法以外では、取付けフランジ220に形成される締結部230の数を増やしてボルト間ピッチを狭くする、あるいは、図9に示した距離Cを短縮することが考えられる。
しかし、締結部230を増やすためには、大きなスペースが必要となる。言い換えると、締結部230を増やした分だけ取付けフランジ220が大型化するため、リブ250を立てる方法以上に、熱交換装置の搭載性が悪化する。
また、取付けフランジ220に形成されるシール面の直下にパッキン300が配置されるシール構造では、図9に示す距離Cを短縮することは出来ない。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、ケースの内圧に対して、熱交換器のアッパタンクに設けられる取付けフランジの変形を防止できる熱交換装置を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、一面に開口部を有するケースと、開口部よりケースの内部に収容される熱交換器とを有し、ケースは、開口部の周囲に熱交換器を取り付けるためのフランジ部を有すると共に、このフランジ部にパッキンを収納する収納溝が凹設され、熱交換器は、ケースの開口部を閉塞するアッパタンクを有すると共に、アッパタンクの周囲に取付けフランジが設けられ、この取付けフランジに形成される締結部をケースのフランジ部に形成される取付け面に締結することにより、取付けフランジとフランジ部との間にパッキンを圧縮してケースに固定される熱交換装置であって、ケースのフランジ部は、収納溝が全周に凹設されるケース側シール面を有し、このケース側シール面と取付け面との間に段差が設けられ、アッパタンクの取付けフランジは、パッキンを圧縮してケース側シール面に当接するタンク側シール面を有すると共に、このタンク側シール面の周縁よりタンク側シール面と直交して折り曲げられたリブ壁がタンク側シール面の全周に設けられ、リブ壁を介してタンク側シール面と締結部との間にケース側の段差に相当する高低差が設定されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、アッパタンクの取付けフランジにリブ壁を設けて、そのリブ壁によってタンク側シール面と締結部との間に段差(ケース側の段差に相当する高低差)を形成しているので、特許文献1に記載した従来技術と比較して、取付けフランジの強度が向上する。これにより、ケースに高い内圧が加わった時に、取付けフランジの変形を抑制できるため、取付けフランジのタンク側シール面がケース側シール面から浮き上がることを防止できる。つまり、タンク側シール面とケース側シール面との間でパッキンの圧縮量が低減することはないので、必要なシール性能を維持できる。
また、取付けフランジには、タンク側シール面の全周にリブ壁が設けられ、そのリブ壁より内側、つまりタンク側シール面の直下にパッキンが配置される。このため、締結部をリブ壁の外側へ大きく張り出して設ける必要はなく、リブ壁に近接して形成することができるので、ケースに高い内圧が加わった時に、取付けフランジの変形を小さくできる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した熱交換装置において、アッパタンクは、内部を流体が流れるチューブの一端側が挿入されるコアプレートと、このコアプレートに接合されるタンクカバーとで構成され、取付けフランジは、タンクカバーまたはコアプレートと一体に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る取付けフランジは、アッパタンクを構成するタンクカバーとコアプレートのどちらか一方と一体に設けることができる。
(請求項3の発明)
請求項2に記載した熱交換装置において、取付けフランジが一体に設けられたタンクカバーまたはコアプレートは、プレス成形品であることを特徴とする。
取付けフランジに設けられるリブ壁は、タンク側シール面の周縁よりタンク側シール面に対し直交して折り曲げられている。また、締結部は、リブ壁より外側へ張り出して形成されるので、取付けフランジが一体に設けられたタンクカバーまたはコアプレートは、プレス加工によって容易に製作できる。
(請求項4の発明)
請求項1〜3に記載した何れか一つの熱交換装置において、アッパタンクは、締結部がボルトの締め付け力によってケースの取付け面に固定されることを特徴とする。
ボルトによる締結構造であれば、例えば、かしめによる締結構造と比較して、設備費を低く抑えることができる。
(請求項5の発明)
請求項1〜4に記載した何れか一つの熱交換装置において、ケースの内部を過給機で圧縮された空気が通り抜ける一方、熱交換器の内部を冷却水が流れることにより、過給機で圧縮された高温の空気を冷却水によって冷却する水冷式のインタークーラであることを特徴とする。
過給機で圧縮された空気を冷却するインタークーラは、大気圧以上の空気圧力がケースの内部に加わるため、取付けフランジの強度を向上できる本発明の熱交換装置をインタークーラに適用することは、取付けフランジの変形を防止できる上で効果が大である。
インタークーラの構成を示す斜視図である。 図1に示すインタークーラのX−X断面図である。 図1に示すインタークーラのY−Y断面図である。 アッパタンクの斜視図である。 取付けフランジの締結部を示す図4のA部拡大図である。 実施例2に係るインタークーラの断面図である。 実施例3に係るインタークーラの断面図である。 従来技術に係るインタークーラの断面図である。 従来技術に係るアッパタンクの斜視図である。 従来技術の課題を説明するインタークーラの断面図である。 従来技術に係るアッパタンクの斜視図である。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
(実施例1)
この実施例1では、本発明の熱交換装置をインタークーラに適用した一例を説明する。 図1に示すインタークーラ1は、過給機(図示せず)で圧縮された空気を冷却水との熱交換によって冷却する水冷式の冷却装置であり、エンジンの吸気通路に接続されるクーラケース2と、このクーラケース2の内部に収容される熱交換器3とで構成される。
クーラケース2は、略直方体形状に形成され、ケース上端には、熱交換器3をケース内部へ挿入するための挿入口2a(本発明の開口部)が全面に開口している。また、クーラケース2の一方の側面には、過給機のコンプレッサで圧縮された空気が流入する流入口(図示せず)が形成され、ダクト等によりコンプレッサの出口部に接続されている。クーラケース2の他方の側面には、熱交換器3で冷却された空気が流出する流出口(図示せず)が形成され、エアホース等によりスロットルボディ(図示せず)の入口管に接続されている。
熱交換器3は、図1に示す様に、空気と冷却水との熱交換を行う熱交換コア部(以下に説明する)と、この熱交換コア部の上下両端に配置される一対のヘッダタンク4とを備える。熱交換コア部は、所定の間隔を有して並列に配置される複数本のチューブ5と、隣り合うチューブ5同士の間に配置されてチューブ5の表面に接合されるフィン6と、熱交換コア部の両サイドに配置される補強用のサイドプレート7とで構成される。
ヘッダタンク4は、図2、図3に示す様に、チューブ5の端部が差し込まれるコアプレート40と、このコアプレート40に接合されるタンクカバー41とで構成される。このヘッダタンク4は、熱交換器3をクーラケース2の内部に挿入した状態でクーラケース2の挿入口2a側に配置されるアッパタンク4Aと、クーラケース2の底面側に配置されるロアタンク4Bとを有し、チューブ5を介してアッパタンク4Aとロアタンク4Bとが連通している。
アッパタンク4Aは、図3に示す様に、タンク内部がセパレータ8によって入口側タンク室4aと出口側タンク室4bとに仕切られており、タンクカバー41には、入口側タンク室4aに連通する入口パイプ9と、出口側タンク室4bに連通する出口パイプ10とが接続される。入口パイプ9と出口パイプ10は、図示しない配管を介して外部の冷却水回路に接続される。
また、アッパタンク4Aのコアプレート40に差し込まれるチューブ5は、図3に示す様に、入口側タンク室4aに連通する上流側チューブ5aと、出口側タンク室4bに連通する下流側チューブ5bとに分割されている。従って、熱交換器3を流れる冷却水は、入口パイプ9よりアッパタンク4Aの内部へ流入し、入口側タンク室4a→上流側チューブ5a→ロアタンク4B→下流側チューブ5b→出口側タンク室4bを通って、出口パイプ10より流出する。
一方、過給機で圧縮された空気は、クーラケース2の流入口よりケース内部へ流れ込み、熱交換器3の熱交換コア部(チューブ5とチューブ5との間)を通過する際に、チューブ5の内部を流れる冷却水との熱交換によって冷却され、クーラケース2の流出口よりケース外部へ流出する。
なお、熱交換器3を構成する各部品(ヘッダタンク4、チューブ5、フィン6、サイドプレート7、セパレータ8)は、それぞれ同一種類の金属材料、例えば、高い熱伝導性を有するアルミニウム等の金属材料を使用してプレス加工され、熱交換器3を組み立てた状態で炉中ろう付け、あるいは半田付けによって一体に接合される。
次に、クーラケース2に対する熱交換器3の取付け構造について説明する。
クーラケース2は、図1に示す様に、挿入口2aの周囲に熱交換器3を取り付けるためのフランジ部20が全周に設けられている。このフランジ部20は、シール用のパッキン11を収納する収納溝20bが全周に凹設されるケース側シール面20aと、フランジ部20の角部に設けられる4箇所の取付け面20cとを有している。但し、フランジ部20には、ケース側シール面20aと取付け面20cとの間に段差が設けられ、ケース側シール面20aより取付け面20cの方が低く形成されている。また、取付け面20cには、熱交換器3を固定するためのボルト12を通す貫通孔22aが形成されている。
パッキン11は、例えば、ゴム製であり、図1に示す様に、周方向に切れ目の無い連続したロの字型に形成されている。
熱交換器3は、図4に示す様に、アッパタンク4Aの周囲に取付けフランジ42が設けられ、この取付けフランジ42の角部に4箇所の締結部43が形成されている。この取付けフランジ42は、アッパタンク4Aのタンクカバー41と一体にプレス加工によって形成される。
取付けフランジ42は、図3に示す様に、ケース側シール面20aに対向するタンク側シール面42aを有し、このタンク側シール面42aの周縁よりタンク側シール面42aと直交して折り曲げられたリブ壁44がタンク側シール面42aの全周に設けられ、そのリブ壁44を介してタンク側シール面42aと締結部43との間にケース側の段差(ケース側シール面20aと取付け面20cとの間に設けられる段差)に相当する高低差が設定されている。つまり、リブ壁44の高さ分だけタンク側シール面42aと締結部43との間に段差が設けられている。また、締結部43には、図1に示す様に、クーラケース2の取付け面20cに形成された貫通孔22aに対応してボルト12を通すための長孔43aが空けられている。
上記の熱交換器3は、クーラケース2の挿入口2aよりロアタンク4B側を下に向けてクーラケース2の内部に挿入され、アッパタンク4Aの取付けフランジ42をクーラケース2のフランジ部20に重ね合わせて配置される。この後、取付けフランジ42に設けられる締結部43をクーラケース2のフランジ部20に形成される取付け面20cにボルト12とナット13で締め付けてクーラケース2に固定される。なお、ボルト12は、取付けフランジ42の締結部43に空けられた長孔43aと、フランジ部20の取付け面20cに空けられた貫通孔22aとに挿通され、貫通孔22aより突き出るボルト12の雄ねじ部にナット13(図3参照)を締め付けて締結される。これにより、フランジ部20と取付けフランジ42との間にパッキン11が圧縮され、タンク側シール面42aがケース側シール面20aに当接することにより、両シール面42a、20aの間がパッキン11を介して気密にシールされる。
(実施例1の作用および効果)
実施例1に記載したインタークーラ1は、アッパタンク4Aの取付けフランジ42にリブ壁44を設けて、そのリブ壁44によってタンク側シール面42aと締結部43との間に段差を形成している。この構成では、タンク側シール面42aの全周にリブ壁44が設けられるので、タンク側シール面42aと締結部43とが同一平面に形成される特許文献1の従来技術と比較して、取付けフランジ42の強度が向上する。
これにより、クーラケース2の内部に過給圧(ブースト圧)が加わった時に、取付けフランジ42の変形を抑制でき、タンク側シール面42aがケース側シール面20aから浮き上がることを防止できる。その結果、タンク側シール面42aとケース側シール面20aとの間でパッキン11の圧縮量(締め代)が低減することはないので、必要なシール性能を維持できる。また、リブ壁44を設けた取付けフランジ42は、アッパタンク4Aのタンクカバー41と一体にプレス加工によって容易に製作できる。
本実施例に記載した取付けフランジ42は、タンク側シール面42aの全周にリブ壁44が設けられ、そのリブ壁44より内側、つまりタンク側シール面42aの直下にパッキン11が配置される。この場合、締結部43の直下にパッキン11が配置されることはないので、締結部43をリブ壁44の外側へ大きく張り出して設ける必要はなく、リブ壁44に近接して形成することができる。すなわち、図5に示す様に、締結部43に空けられた長孔43aの中心からリブ壁44までの距離Bを小さくできる。この距離Bは、図9に示した従来技術に係る取付けフランジ220の距離Cと比較して小さくできるので、クーラケース2に過給圧が加わった時に、取付けフランジ42の変形を小さくできる効果が大きい。
さらに、取付けフランジ42に設けられるリブ壁44は、タンク側シール面42aの周縁よりタンク側シール面42aと直交して折り曲げられているため、リブ壁44を設けるために取付けフランジ42の両側面を幅方向(図2の左右方向)に延長する必要はない。つまり、取付けフランジ42にリブ壁44を設けることによって取付けフランジ42が大型化することはないので、車両への搭載性が悪化することもない。
(実施例2)
この実施例2は、アッパタンク4Aの取付けフランジ42に設けられるリブ壁44の向きを実施例1と逆方向に設定した一例である。
すなわち、アッパタンク4Aの取付けフランジ42は、タンク側シール面42aより締結部43の方が高い位置に設けられ、リブ壁44によってタンク側シール面42aと締結部43との間にケース側の段差に相当する高低差が設定されている。つまり、取付けフランジ42は、図6に示す様に、タンク側シール面42aの周縁よりリブ壁44が図示上方へ折り曲げられて、そのリブ壁44の上端よりリブ壁44の外側へ締結部43が張り出して形成されている。
また、クーラケース2のフランジ部20は、取付けフランジ42の形状に対応して、図6に示す様に、ケース側シール面20aより取付け面20cの方が高い位置(図示上方)に形成され、ケース側シール面20aと取付け面20cとの間にリブ壁44の高さに相当する段差が設けられている。
上記の構成では、取付けフランジ42に設けられるタンク側シール面42aと締結部43との段差方向、および、クーラケース2のフランジ部20に設けられるケース側シール面20aと取付け面20cとの段差方向が実施例1と反対に設定されるが、それ以外の構成は実施例1と同じであり、よって、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、この実施例2の構成では、図6に示す様に、クーラケース2の取付け面20cを形成するフランジ部20の肉厚を大きく確保できるので、フランジ部20に螺子孔を形成して、その螺子孔にボルト12を結合する構成を採用することも出来る。
(実施例3)
この実施例3は、アッパタンク4Aの取付けフランジ42をコアプレート40と一体に設けた一例である。実施例1では、取付けフランジ42をタンクカバー41と一体に設けた例を説明したが、図7に示す様に、取付けフランジ42をコアプレート40と一体に設けることも出来る。
この場合でも、取付けフランジ42を設けたコアプレート40をプレス加工によって容易に製作でき、実施例1と同様の効果を得ることが出来る。
(変形例)
実施例1では、アッパタンク4Aの取付けフランジ42をクーラケース2のフランジ部20に締結する手段としてボルト12とナット13を記載したが、例えば、取付けフランジ42をクーラケース2のフランジ部20にかしめ固定する構成でも良い。
実施例1では、本発明の熱交換装置を水冷式のインタークーラ1に適用した一例を説明したが、インタークーラ以外の熱交換装置、例えば、冷凍サイクルに使用される冷媒凝縮器、冷媒蒸発器、暖房用のヒータコア、エンジン冷却システムに用いられるラジエータ、エンジンやギヤボックスなどの潤滑油を冷却するオイルクーラー、排気の一部を吸気に戻すEGRシステムに使用されるEGRクーラ等にも適用できる。
1 インタークーラ(熱交換装置)
2 クーラケース(ケース)
2a クーラケースの挿入口(開口部)
3 熱交換器
4A 熱交換器のアッパタンク
5 チューブ
11 パッキン
12 ボルト
20 クーラケースのフランジ部
20a ケース側シール面
20b 収納溝
20c フランジ部の取付け面
40 コアプレート
41 タンクカバー
42 取付けフランジ
42a タンク側シール面
43 取付けフランジの締結部
44 取付けフランジのリブ壁

Claims (5)

  1. 一面に開口部を有するケースと、
    前記開口部より前記ケースの内部に収容される熱交換器とを有し、
    前記ケースは、前記開口部の周囲に前記熱交換器を取り付けるためのフランジ部を有すると共に、このフランジ部にパッキンを収納する収納溝が凹設され、
    前記熱交換器は、前記ケースの開口部を閉塞するアッパタンクを有すると共に、前記アッパタンクの周囲に取付けフランジが設けられ、この取付けフランジに形成される締結部を前記ケースのフランジ部に形成される取付け面に締結することにより、前記取付けフランジと前記フランジ部との間に前記パッキンを圧縮して前記ケースに固定される熱交換装置であって、
    前記ケースのフランジ部は、前記収納溝が全周に凹設されるケース側シール面を有し、このケース側シール面と前記取付け面との間に段差が設けられ、
    前記アッパタンクの取付けフランジは、前記パッキンを圧縮して前記ケース側シール面に当接するタンク側シール面を有すると共に、このタンク側シール面の周縁より前記タンク側シール面と直交して折り曲げられたリブ壁が前記タンク側シール面の全周に設けられ、前記リブ壁を介して前記タンク側シール面と前記締結部との間に前記ケース側の段差に相当する高低差が設定されていることを特徴とする熱交換装置。
  2. 請求項1に記載した熱交換装置において、
    前記アッパタンクは、内部を流体が流れるチューブの一端側が挿入されるコアプレートと、このコアプレートに接合されるタンクカバーとで構成され、
    前記取付けフランジは、前記タンクカバーまたは前記コアプレートと一体に設けられていることを特徴とする熱交換装置。
  3. 請求項2に記載した熱交換装置において、
    前記取付けフランジが一体に設けられた前記タンクカバーまたは前記コアプレートは、プレス成形品であることを特徴とする熱交換装置。
  4. 請求項1〜3に記載した何れか一つの熱交換装置において、
    前記アッパタンクは、前記締結部がボルトの締め付け力によって前記ケースの取付け面に固定されることを特徴とする熱交換装置。
  5. 請求項1〜4に記載した何れか一つの熱交換装置において、
    前記ケースの内部を過給機で圧縮された空気が通り抜ける一方、前記熱交換器の内部を冷却水が流れることにより、前記過給機で圧縮された高温の空気を前記冷却水によって冷却する水冷式のインタークーラであることを特徴とする熱交換装置。
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