JP2013144533A - テレスコピックステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングホイールを調節可能後の位置に保持する保持力を大きくでき、且つ、このステアリングホイールの前後位置を調節限界位置まで移動させた場合にも運転者に違和感乃至不快感を与える事のない、組立容易で低コスト化を図れる構造を実現する。
【解決手段】前記保持力を大きくする為、摩擦面数を増やす為の第一摩擦部材34、34を、アウタコラム5aに固設した変位側ブラケット14aに形成した係止孔41に係止する。又、第二摩擦部材36、36を、前記保持力を発生させる為の引っ張り杆17aに外嵌する。これら各摩擦部材34、36を装着する作業の容易化により、前記課題を解決できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ステアリングホイールの前後位置を調節する為のテレスコピックステアリング装置の改良に関する。具体的には、ステアリングホイールを調節後の位置に保持する保持力を大きくできる構造の低コスト化を図れる構造を実現するものである。
運転者の体格や運転姿勢等に応じてステアリングホイールの前後位置を変える為、テレスコピックステアリング装置が、従来から広く使用されている。又、前後位置に加えて上下位置の調節も可能とした、チルト・テレスコピックステアリング装置も、従来から広く使用されている。この様なテレスコピックステアリング装置(チルト・テレスコピックステアリング装置を含む。以下同様。)として一般的には、調節レバーの操作に基づいて、車体側に支持した支持ブラケットと、ステアリングコラム側に固設した変位側ブラケットとの間の摩擦力を調節する構造が使用されている。即ち、前記ステアリングホイールの位置調節時には、前記調節レバーを所定方向に操作する事により、前記両ブラケット同士の間に作用している摩擦力を小さくする。これに対して、前記ステアリングホイールを調節後の位置に保持する際には、前記調節レバーを、前記所定方向と逆方向に操作する事により、前記摩擦力を大きくする。この様な構造の場合、前記調節レバーの操作量を大きくする事なく、前記ステアリングホイールを調節後の位置に保持する力を大きくする為には、摩擦面の数を増やす事で、摩擦面積の増大を図る事が好ましい。この様な事情に鑑みて、特許文献1〜4には、複数枚の摩擦部材を重ね合わせる事により摩擦面の数を増やす構造が記載されている。
図13〜14は、このうちの特許文献3に記載されて従来から知られている、テレスコピックステアリング装置の1例を示している。この構造は、ステアリングホイール1の上下位置及び前後位置を調節可能としたものである。このステアリングホイール1は、後方(図13の右方)に向かう程上方に向かう方向に傾斜した状態で設けられたステアリングシャフト2の後端部(上端部)に支持固定される。このステアリングシャフト2は、後半部(図13の右半部)に設けたアウタシャフト3の前端部と、前半部(図13の左半部)に設けたインナシャフト4の後端部とをスプライン係合させる事により、前記アウタシャフト3の前後位置を調節可能として成る。この様なステアリングシャフト2は、アウタコラム5とインナコラム6とをテレスコープ状に(伸縮可能に)組み合わせて成るステアリングコラム7の内側に、単列深溝型の玉軸受8a、8b、8cにより、回転のみ自在に(このステアリングコラム7に対する軸方向の変位を阻止した状態で)支持している。
又、図示の例では、電動モータにより前記ステアリングシャフト2に補助操舵力を付与する、電動式パワーステアリング装置を組み込んでいる。この為、前記ステアリングコラム7の前端部に固定したハウジング9に電動モータを固定すると共に、この電動モータの出力を前記ステアリングシャフト2に伝達する為の歯車伝達装置を組み込んでいる。尚、電動式パワーステアリング装置の構造に関しては、従来から広く知られており、又、本発明の要旨でもない為、詳しい説明は省略する。前記ハウジング9は、横軸10及び揺動支持ブラケット11を介して、車体の一部に、揺動自在に支持されている。又、前記ステアリングシャフト2の前端部で前記ハウジング9から突出した部分は、自在継手12を介して中間シャフト13に接続している。この中間シャフト13に関しても、中間部に設けたスプライン係合部により全長を伸縮自在として、前記ステアリングコラム7の揺動に伴う、前記自在継手12の前後方向の変位を吸収自在としている。
以上の構成により、前記横軸10を中心とする揺動変位に基づいて、前記ステアリングホイール1の上下位置を調節可能とすると共に、前記ステアリングシャフト2及び前記ステアリングコラム7の伸縮に基づいて、前記ステアリングホイール1の前後位置を調節可能としている。そして、このステアリングホイール1を、調節後の位置に保持する為に、前記ステアリングコラム7の一部に変位側ブラケット14を固設すると共に、車体側に支持ブラケット15を支持している。そして、これら両ブラケット14、15同士を、位置調節レバー16の操作により、係脱可能としている。この為に、この変位側ブラケット14に、特許請求の範囲に記載した杆状部材である引っ張り杆17を挿通する為の、前記ステアリングコラム7の軸方向に長い、前後方向長孔18、18を、前記変位側ブラケット14を左右方向(幅方向)に貫通する状態で形成している。
又、前記支持ブラケット15は、それぞれが金属板を曲げ形成して成る上側ブラケット素子19と下側ブラケット素子20とを結合固定して成る。そして、このうちの上側ブラケット素子19を車体側に、周知の構造により、二次衝突時に前方への脱落を可能に支持する。又、前記下側ブラケット素子20は、幅方向に離隔した状態で設けられた、左右1対の支持板部21、21を有する。これら両支持板部21、21の内側面(互いに対向する側面)同士の間隔Dは、前記変位側ブラケット14の外側面同士の間隔(この変位側ブラケット14の幅)Wとほぼ一致させ(D≒W)ている。又、前記両支持板部21、21の互いに整合する位置には、前記引っ張り杆17を挿通する為の、前記横軸10を中心として上下方向に長い、部分円弧状の上下方向長孔22、22を形成している。そして、前記両支持板部21、21の外側面部分に、それぞれ複数枚ずつの、第一、第二摩擦板23、24を配設している。
これら第一、第二各摩擦板23、24には、それぞれ第一、第二各長孔25、26を形成すると共に、それぞれの端部を第一、第二各止めねじ27、28により、前記両支持板部21、21の上端部外側面、又は、前記変位側ブラケット14の前端部外側面に結合支持している。そして、前記第一、第二各摩擦板23、24が、それぞれに形成した、前記各長孔25、26の長さ方向に変位しない様にしている。この様な第一、第二各摩擦板23、24は、前記両支持板部21、21の外側面に、交互に重ね合わせた状態で配設している。
又、前記両前後方向長孔18、18と、前記両上下方向長孔22、22と、前記第一、第二各長孔25、26とに、前記引っ張り杆17を挿通している。この引っ張り杆17は、杆部29の基端部(図14の右端部)に、特許請求の範囲に記載した1対の押圧部のうちの一方である、外向フランジ状の鍔部30を形成している。又、前記杆部29の基端寄り部分に形成した断面小判形の係合凸部31を、一方(図14の右方)の上下方向長孔22に、この上下方向長孔22に沿った変位(昇降)のみ自在に係合させている。
一方、前記杆部29の中間部先端寄り部分で、他方(図14の左方)の支持板部22及びこの支持板部22の外側面部分に配設された前記第一、第二各摩擦板23、24から突出した部分に、特許請求の範囲に記載した1対の押圧部のうちの他方である、押圧板32を外嵌すると共に、押圧用のカム装置33を設けている。このカム装置33と前記引っ張り杆17とが、特許請求の範囲に記載した押し付け装置を構成する。このカム装置33に関しても、自動車用操舵装置の技術分野で周知の構造を有するもので、前記位置調節レバー16の操作に基づいて軸方向寸法Tを拡縮させる。そして、この位置調節レバー16を所定方向に回動させて、この軸方向寸法Tを拡大した状態では、前記押圧板32の片側面と前記鍔部30の内側面との間隔を縮め、これら両面同士の間に存在し、互いに摩擦係合している対向面同士の間に作用する摩擦力を増大させる。
即ち、この状態では、前記変位側ブラケット14の両側面と前記両支持板部21、21の内側面との当接圧、これら両支持板部21、21の外側面と最も内側に存在する第二摩擦板24、24の内側面との当接圧、隣り合う第一、第二各摩擦板23、24の側面同士の当接圧、最も外側に存在する第一摩擦板23、23の外側面と前記押圧板32の片側面又は前記鍔部30の内側面との当接圧が、何れも上昇する。この状態では、各摩擦係合部同士の間に作用する摩擦力の総和が十分に大きくなる。この結果、前記支持ブラケット15に対する前記変位側ブラケット14の支持強度を十分に大きくして、前記ステアリングホイール1の位置を、十分に大きな強度で、そのままの状態に保持できる。
これに対して、このステアリングホイール1の位置を調節する際には、前記位置調節レバー16を前記所定方向と反対方向に回動させて、前記軸方向寸法Tを縮め、前記押圧板32の片側面と前記鍔部30の内側面との間隔を拡げる。この状態では、これら両面同士の間に存在し、互いに摩擦係合している対向面同士の間に作用する摩擦力が低減乃至は喪失し、前記支持ブラケット15に対して前記変位側ブラケット14を上下方向及び前後方向に調節可能になる。そこで、この状態で前記ステアリングホイール1の位置を所望位置に調節した後、前記位置調節レバー16を前記所定方向に回動させる。この結果、前記ステアリングホイール1の位置が、前記所望位置に保持される。
上述の様な従来構造の場合、前記第一、第二各摩擦板23、24の組み付け構造が複雑で、製造コストが嵩む。又、前記ステアリングホイール1を、調節可能な最前位置又は最後位置に移動させた際に、それぞれが金属製である、前記引っ張り杆17の杆部29の外周面と、前記変位側ブラケット14の前後方向長孔18、18の内面とが勢い良く衝突する可能性がある。そして、勢い良く衝突した場合には、前記ステアリングホイール1を操作している運転者に、違和感乃至不快感を与える可能性がある。この様な場合にも運転者に違和感乃至は不快感を与えない様にする為の構造として、特許文献5には、変位側ブラケットの前後方向長孔を囲む状態で、緩衝スリーブを設ける構造が記載されている。但し、この様な特許文献5に記載された構造と、図13〜14に示した様な、複数枚の摩擦板を使用して、ステアリングホイールの位置保持力を向上させる構造とを組み合わせる事は示唆されていない。これら両構造を独立して、テレスコピックステアリング装置に組み込む事は可能であるが、組立作業が面倒になり、コストが嵩む事は避けられない。尚、本発明を実施する場合に利用する技術を記載した刊行物として、特許文献6がある。
特開平10−35511号公報 特開2007−69821号公報 特開2011−5896号公報 実公昭62−19483号公報 特表平10−512825号公報 特開2010−52639号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、ステアリングホイールを調節可能後の位置に保持する保持力を大きくでき、更に必要とすれば、ステアリングホイールの前後位置を調節限界位置まで移動させた場合にも運転者に違和感乃至不快感を与える事を防止できる、組立容易で低コスト化を図れる構造を実現すべく発明したものである。
本発明のテレスコピックステアリング装置は、ステアリングシャフトと、ステアリングコラムと、変位側ブラケットと、第一前後方向長孔と、支持ブラケットと、第一通孔と、第一摩擦部材と、第二前後方向長孔と、第二摩擦部材と、第二通孔と、押し付け装置とを備える。
このうちのステアリングシャフトは、後端部にステアリングホイールを固定する。
又、前記ステアリングコラムは、前記ステアリングシャフトの周囲に設けられて、このステアリングシャフトを回転自在に支持している。
又、前記変位側ブラケットは、前記ステアリングコラムの一部に固設されている。
又、前記第一前後方向長孔は、前記変位側ブラケットに形成されたもので、前記ステアリングコラムの軸方向に長い。
又、前記支持ブラケットは、前記変位側ブラケットを幅方向両側から挟む状態で設けられた左右1対の支持板部を有し、車体側に支持される。
又、前記第一通孔は、前記両支持板部の互いに整合する部分で、且つ、前記第一前後方向長孔の一部と整合する部分に形成している。
又、前記第一摩擦部材は、前記変位側ブラケットの一部に、この変位側ブラケットと同期した変位を可能として支持されている。
又、前記第二前後方向長孔は、前記第一摩擦部材のうちで前記第一前後方向長孔と整合する部分に形成されたもので、前記ステアリングコラムの軸方向に長い。
又、前記第二摩擦部材は、前記変位側ブラケットの外側面と前記第一摩擦部材との間に挟持されている。
又、前記第二通孔は、前記第二摩擦部材の一部で前記第二前後方向長孔の一部と整合する部分に形成されている。
更に、前記押し付け装置は、前記第一通孔と前記第一、第二各前後方向長孔と前記第二通孔とを挿通した杆状部材、及び、この杆状部材の両端部で前記両支持板部の外側面から突出した部分に設けられた1対の押圧部を含んで構成される。そして、前記第一、第二両摩擦部材及び前記両支持板部を、前記変位側ブラケットの外側面に向けて押し付ける。
又、前記杆状部材は前記第二通孔を、この杆状部材の軸方向の変位を可能に、且つ、この軸方向以外の変位を実質的に阻止した状態で挿通している。
又、前記第一摩擦部材は、第一摩擦板部と、連結板部と、係止部とを備える。このうちの第一摩擦板部は、前記支持板部の内側面と前記第二摩擦部材との間に挟持される。又、前記連結板部は、前記第一摩擦板部の端縁から前記変位側ブラケットの幅方向中央部に向けて折れ曲がっている。更に、前記係止部は、前記連結板部の先端部から前記第一摩擦板部の方向に折れ曲がった鉤形である。
又、前記変位側ブラケットの幅方向中間部に、係止孔を設けている。
そして、前記第一摩擦部材を前記変位側ブラケットに対し、前記係止部を前記係止孔の幅方向端縁に係止すると共に、前記連結板部をこの変位側ブラケットに重ね合わせた状態で組み付けている。
上述の様に構成する本発明のテレスコピックステアリング装置を実施する場合に好ましくは、請求項2に記載した発明の様に、前記第一摩擦部材の外側面で前記第二前後方向長孔を囲む部分に保持凹部を設ける。そして、この保持凹部に、ゴム、ビニル等のエラストマーの如き弾性材製で、前記ステアリングコラムの軸方向に長い第三前後方向長孔を設けた緩衝スリーブを保持する。又、この第三前後方向長孔の後端部を前記第二前後方向長孔の後端部よりも前寄り部分に、この第三前後方向長孔の前端部をこの第二前後方向長孔の前端部よりも後寄り部分に、それぞれ配置する。
又、この様な請求項2に記載したテレスコピックステアリング装置を実施する場合に好ましくは、請求項3に記載した発明の様に、前記第二摩擦部材を、前記第二通孔を形成した平板状の第二摩擦板部と、この第二摩擦板部の上端部から幅方向外方に折れ曲がった、側方から見た形状が波形の係合板部とを備えたものとする。又、前記保持凹部の上端部を仕切る上側仕切板部と前記連結板部の下面との間に、前記ステアリングコラムの軸方向に長い係合溝部を設ける。そして、前記係合板部をこの係合溝部に、この軸方向の変位を可能に、且つ、この軸方向に対し直角方向である上下方向の変位を阻止した状態で係合させる。
又、上述の様な本発明のテレスコピックステアリング装置を実施する場合で、ステアリングホイールを調節後の位置に保持する為の保持力を特に大きくする必要がある場合には、請求項4に記載した発明の様に、前記第二摩擦部材を、鋼板を打ち抜き成形する事により得られる中間素材を曲げ成形し、それぞれに前記第二通孔が形成された1対の第二摩擦板部を備えるものとする。そして、これら両第二摩擦板部同士の間部分に、前記第一摩擦板部の一部を狭持する。
或いは、請求項5に記載した発明の様に、前記第一摩擦部材を、複数の第一摩擦部材素子を組み合わせて構成する。これら各第一摩擦部材素子は、それぞれを前記変位側ブラケットの一部に、この変位側ブラケットと同期した変位を可能として支持する。この状態で、前記各第一摩擦部材素子を構成する第一摩擦板部同士を、前記杆状部材の軸方向に関して互いに離隔させ、且つ、それぞれの連結板部及び鉤部同士を重ね合わせる。そして、1乃至複数枚の第二摩擦部材を、前記各第一摩擦部材素子の第一摩擦板部同士の間部分と、何れかの第一摩擦部材素子の第一摩擦板部と前記変位側ブラケットの外側面との間部分と、何れかの第一摩擦部材素子の第一摩擦板部と前記支持板部の内側面との間部分とのうちの少なくとも1箇所の間部分に挟持する。
又、左右のバランスを確保しつつ、前記保持力を大きくする為に好ましくは、請求項6に記載した発明の様に、前記第一、第二両摩擦部材を、前記変位側ブラケットの両外側面と前記両支持板部の内側面との間に、1組ずつ設ける。
尚、前記第一摩擦部材の材質及び製造方法は、必要とする強度及び摩擦係数を得られるものであれば、特に問わない。
例えば請求項7に記載した発明の様に、前記第一摩擦部材を、アルミニウム系合金等の軽合金製の押し出し成形材若しくは引き抜き材を所定長さに切断し、更に不要部分を除去するトリミング加工を施す事により造る。
或いは、請求項8に記載した発明の様に、前記第一摩擦部材を、炭素鋼板、ステンレス鋼板の如き鉄系合金板等の金属板を打ち抜き成形する事により得られる中間素材を曲げ成形する事により造る。
この様な請求項8に記載した発明を、前記請求項2に記載した発明と同時に実施する場合に好ましくは、請求項9に記載した発明の様に、前記保持凹部の前後両端部に1対の曲げ起こし部を、この保持凹部の前後両端開口の少なくとも一部ずつを塞ぐ状態で形成する。そして、これら両曲げ起こし部により、この保持凹部に保持された前記緩衝スリーブを前後両側から挟持して、この緩衝スリーブが前記第一摩擦部材に対して前後方向にずれる事を防止する。
或いは、請求項8〜9のうちの何れか1項に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項10に記載した発明の様に、前記第一摩擦部材を、前記中間素材の一部を180度折り返す事により設けた1対の第一摩擦板部を備えるものとする。そして、1乃至複数枚の第二摩擦部材を、これら両第一摩擦板部同士の間部分と、これら両第一摩擦板部のうちの一方の第一摩擦板部と前記変位側ブラケットの外側面との間部分と、同じく他方の第一摩擦板部と前記支持板部の内側面との間部分とのうちの少なくとも1箇所の間部分に挟持する。
尚、前記請求項7に記載した発明を、前記請求項2に記載した発明と同時に実施する場合には、前記緩衝スリーブを前記保持凹部の内面に対し、接着等により結合する。
更に、本発明は、前記ステアリングホイールの前後位置を調節する為のテレスコピック機構に加えて、上下位置を調節する為のチルト機構も備えた、チルト・テレスコピックステアリング装置として実施する事もできる。その場合には、請求項11に記載した発明の様に、前記ステアリングコラムの前端部を車体に対し、横軸を中心とする揺動変位を可能に支持する。又、前記両支持板部に形成された第一通孔を上下方向長孔とする。
上述の様に構成する本発明のテレスコピックステアリング装置によれば、ステアリングホイールを調節後の位置に保持する保持力を大きくできる構造の組立作業の容易化を図れる。即ち、この保持力を大きくする為に使用する第一、第二各摩擦部材のうち、第一摩擦部材は、鉤部を変位側ブラケットに形成した係止孔の幅方向端縁に係止する事で、この変位側ブラケットに対し組み付ける事ができる。又、前記第二摩擦部材は、第二通孔に杆状部材を挿通する事で組み付ける事ができる。これら第一、第二各摩擦部材の組み付け作業は、何れも容易に行える為、前記保持力が大きなテレスコピックステアリング装置の組立作業の容易化によるコスト低減を図れる。
更に、請求項2に記載した発明を実施すれば、前記ステアリングホイールの前後位置を調節限界位置まで移動させた場合にも運転者に違和感乃至不快感を与える事のない構造を実現できる。即ち、弾性材製の緩衝スリーブに設けた第三前後方向長孔の前後両端部を、金属製の第一摩擦部材に設けた第二前後方向長孔の前後両端部よりも、これら各長孔の前後方向中央寄りに配置している。従って、前記ステアリングホイールを前後方向に関して調節限界位置まで移動させた場合に、杆状部材の外周面と、前記第三前後方向長孔の内周面とが衝合し、金属同士の衝突が発生しない。この為、前記違和感乃至不快感を低減乃至は解消できる。前記緩衝スリーブは、前記第一摩擦部材の保持凹部に保持できるので、この緩衝スリーブを設置する事に伴う部品点数の増加や組立作業の煩雑化を抑えられて、運転者に違和感乃至不快感を与える事のない構造に関しても、低コストで実現できる。
本発明の実施の形態の第1例を示す、図14と同様の断面図。 同じく要部分解斜視図。 図1のX部を組立工程順に示す図。 第一摩擦部材の斜視図(A)と、前後方向から見た端面図(B)と、(B)の左方から見た内側面図(C)と、同じく右方から見た外側面図(D)と、同じく下方から見た底面図(E)。 第二摩擦部材の斜視図(A)と、前後方向から見た端面図(B)と、(B)の右方から見た外側面図(C)と、(C)の下方から見た底面図(D)。 緩衝スリーブの側面図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、要部分解斜視図。 第一摩擦部材の斜視図(A)と、平面図(B)と、(B)の下方から見た外側面図(C)と、(C)の右方から見た前後方向端面図(D)と、同じく下方から見た底面図(E)。 本発明の実施の形態の第3例を示す、図3の(C)と同様の図。 同第4例を示す、図3の(C)と同様の図。 同第5例を示す、図3の(C)と同様の図。 同第6例を示す、図1と同様の図。 従来構造の1例を示す、部分切断側面図。 図13のY−Y断面図。
[実施の形態の第1例]
図1〜6は、請求項1〜3、6、7、11に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例のテレスコピックステアリング装置は、ステアリングシャフト2(図13〜14参照)と、ステアリングコラム7aと、変位側ブラケット14aと、それぞれが特許請求の範囲に記載した第一前後方向長孔である、左右1対の前後方向長孔18a、18aと、支持ブラケット15aと、それぞれが第一通孔である左右1対の上下方向長孔22a、22aと、左右1対の第一摩擦部材34、34と、左右1対の第二前後方向長孔35、35と、左右1対の第二摩擦部材36、36と、それぞれが第二通孔である左右1対の円孔37、37と、押し付け装置38とを備える。
前記ステアリングシャフト2は、アウタシャフト3とインナシャフト4とを、トルクの伝達及び伸縮を可能に組み合わせて成る(図13参照)。この様なステアリングシャフト2は、その後端部にステアリングホイール1(図13参照)を固定する。
又、前記ステアリングコラム7aは、後側のアウタコラム5aの前端部と、前側のインナコラム6aの後端部とを、軸方向の変位を可能に嵌合させる事により、全長を伸縮可能にしている。この様なステアリングコラム7aは、前記インナコラム6aの前端部を車体に対し、揺動ブラケット11に設けた横軸10(図13参照)を介して、上下方向の揺動変位を可能に支持する。前記ステアリングシャフト2は、この様なステアリングコラム7aの内側に、単列深溝型の玉軸受8a、8b、8c(図13参照)により、回転のみ自在に支持している。
又、前記変位側ブラケット14aは、前記ステアリングコラム7aを構成する前記アウタコラム5aの前端部に、ハイドロフォーム工法により、このアウタコラム5aと一体に設けている。この様な変位側ブラケット14aは、互いに平行な左右1対の側板部39、39の上端部同士を上板部40により連続させた門型形状としている。そして、このうちの側板部39、39の互いに整合する部分に、前記両前後方向長孔18a、18aを形成している。又、前記上板部30の中央部に、係止孔41を形成している。本例の場合、この係止孔41の形状を、前後両端部の幅寸法が前後中間部に比べて広くなった、鼓形(ベンチュリ管形)としている。
又、前記支持ブラケット15aは、それぞれが鋼板等の十分な強度及び剛性を有する金属板を曲げ形成して成る、上側ブラケット素子19aと下側ブラケット素子20aとを、溶接等により接合固定して成る。このうちの下側ブラケット素子20aに、前記変位側ブラケット14aを幅方向両側から挟む状態で設けられた、左右1対の支持板部21a、21aを有する。この様な支持ブラケット15aは、前記上側ブラケット素子19aの左右両端部に設けた取付板部42、42を車体に対し、係止カプセル43、43を介して、二次衝突時に加わる衝撃荷重により、前方への離脱を可能に支持する。又、前記両支持板部21a、21aの互いに整合する部分に、前記両上下方向長孔22a、22aを形成している。尚、これら両上下方向長孔22a、22aの方向は、水平方向に対する傾斜角度が、前記横軸10を中心とする部分円弧に比べて少し小さい方向としている。この理由は、二次衝突時に、後述する引っ張り杆17aの外周面と前記両上下方向長孔22a、22aの前縁との係合に拘らず、前記ステアリングホイール1の位置が上昇する事を防止して、衝突事故の際に運転者の保護充実を図る為である。この様な構造に就いては、特許文献6に記載されており、本発明の要旨とも関連しないので、詳しい説明は省略する。
又、前記両第一摩擦部材34、34は、アルミニウム系合金等の軽合金製の押し出し成形材若しくは引き抜き材を所定長さに切断し、更に不要部分を除去するトリミング加工を施す事により造ったもので、それぞれが、第一摩擦板部44と、連結板部45と、係止部46と、第二前後方向長孔35と、保持凹部47と、係合溝部48とを備える。このうちの第一摩擦板部44は、この保持凹部47の設置部分を除いて平板状に形成して、前記支持板部21aの内側面(幅方向中央側で、前記変位側ブラケット14aと対向する面)と、前記第二摩擦部材36との間に挟持される。又、前記連結板部45は、前記第一摩擦板部44の上端縁から前記変位側ブラケット14aの幅方向中央部に向け、幅方向内方に折れ曲がっている。又、前記係止部46は、前記連結板部45の幅方向内端部から前記第一摩擦板部44の方向に折れ曲がった、断面L字形の鉤形である。又、前記保持凹部47は、この第一摩擦板部44の外側面に、前後方向に形成されている。前記第二前後方向長孔35は、前記保持凹部47の底面に形成したもので、前記ステアリングコラム7aの軸方向に長い。
本例の場合には、前記両第一摩擦部材34、34の保持凹部47、47に、緩衝スリーブ50、50をそれぞれ保持固定している。この緩衝スリーブ50は、ゴム、ビニル等のエラストマーの如き弾性材製で、前記ステアリングコラム7aの軸方向に長い第三前後方向長孔51を設けている。この第三前後方向長孔51の前後方向長さは、前記第二前後方向長孔35の前後方向長さよりも少し短い。前記緩衝スリーブ50は、これら第三、第二各前後方向長孔51、35同士を整合させた状態で、前記保持凹部47内に、接着等により固定している。この状態で、前記両第三前後方向長孔51、51の後端部を前記両第二前後方向長孔35、35の後端部よりも前寄り部分に、これら両第三前後方向長孔51、51の前端部をこれら両第二前後方向長孔35、35の前端部よりも後寄り部分に、それぞれ配置する。要するに、前記両緩衝スリーブ50、50を構成する弾性材の一部を、前記両第二前後方向長孔35、35の前後方向両端縁よりも、これら両第二前後方向長孔35、35の中央寄り部分に突出させている。
それぞれが上述の様に構成する、前記両第一摩擦部材34、34は前記変位側ブラケット14aに対し、この変位側ブラケット14aと同期して変位する様に(この変位側ブラケットに対する変位を阻止した状態で)組み付けている。即ち、図3の(A)→(B)に示す様にして組み合わせる。即ち、先ず、前記第一摩擦部材34の第一摩擦板部44の内側面を前記変位側ブラケット14aの外側面に当接させた状態で、これら第一摩擦部材34と変位側ブラケット14aとを上下方向に近づけ合う。そして、前記連結板部45の下面とこの変位側ブラケット14aの上面とを当接させた状態で、この変位側ブラケット14aに対して前記第一摩擦部材34を、幅方向外方に変位させる。この結果、前記係止部46が前記係止孔41の幅方向端縁に係止されると共に、前記第一摩擦板部44の内側面と前記変位側ブラケット14aの外側面との間に、次述する第二摩擦部材36の第二摩擦板部49を挿入可能な隙間が設けられる。又、この状態で、前記両第二前後方向長孔35、35と、前記両側板部39、39に形成した、前記両前後方向長孔18a、18aとが互いに整合する。
又、前記両第二摩擦部材36、36は、それぞれ、前記円孔37を形成した平板状の第二摩擦板部49と、この第二摩擦板部49の上端部から幅方向外方に折れ曲がった、側方から見た形状が波形の係合板部53とを備える。前記第二摩擦板部49は、前記円孔37よりも下側に存在する下半部分で前後方向の長さ寸法を大きくし、組立状態で当接する相手面との摩擦面積を確保している。又、前記円孔37の内径は、次述する押し付け装置38を構成する引っ張り杆17aの杆部29aの外径よりも僅かに大きくして、この引っ張り杆17aを前記円孔37に、がたつきなく、但し、回転を可能に挿通可能としている。それぞれが上述の様な構成を有する、前記両第二摩擦部材36、36は、前記係合板部53を前記両第一摩擦部材34、34の係合溝部48に、この係合溝部48に沿った方向(前記ステアリングコラム7aの軸方向)の変位を可能に、且つ、この係合溝部48に対し直角方向である上下方向の変位を阻止した状態で係合させる。そして、この状態で前記両第二摩擦部材36、36を、前記変位側ブラケット14aを構成する前記両側板部39、39の外側面と、前記両第一摩擦部材34、34との間に挟持する。更に、これら両第一摩擦部材34、34を、前記支持ブラケット15aを構成する1対の支持板部21a、21aの内側面同士の間に挟持する。
更に、この様に、前記各部材を組み立てた状態で、前記各孔22a、51、35、37、18aに前記引っ張り杆17aを挿通し、前記押し付け装置38を組み立てる。この引っ張り杆17aは、杆部29aの先端部(図1〜2の左端部)に雄ねじ部54を、基端部(図1〜2の右端部)に外向フランジ状の鍔部30aを、この鍔部30aの内側面(図1の左側面)に係合凸部31aを、それぞれ形成している。この係合凸部31aは、上下方向に長い長矩形で、前記両上下方向長孔22a、22aのうちの一方(図1〜2の右方)の上下方向長孔22aの内側に、この上下方向に沿った移動のみ可能に係合する。言い換えれば、前記係合凸部31aを前記一方の上下方向長孔22aに係合させた状態で、前記引っ張り杆17aが回転する事はない。
前記各孔22a、51、35、37、18aに前記引っ張り杆17aを挿通するのに先立って、前記各部材15a、7a、34、36、50を、図1に示す様に組み合わせておく。尚、図2には、前記第一、第二両摩擦部材34、36及び前記緩衝スリーブ50と前記引っ張り杆17aとの組み合わせ状態を分かり易くする為の便宜上、これら各部材34、36、50に設けた各孔35、37、51に、前記引っ張り杆17aの杆部29aを挿通した状態を示している。但し、実際の場合には、この引っ張り杆17aは、前記各孔35、37、51に挿通するのに先立って、前記一方の上下方向長孔22aに挿通する。
本例のテレスコピックステアリング装置を組み立てるには、図1に示す様に前記各部材15a、7a、34、36、50を組み合わせ、前記各孔22a、35、37、18aに前記引っ張り杆17aの杆部29aを挿通する。そして、この杆部29aの先端部で、他方(図1〜2の左方)の上下方向長孔22aを通じて何れか(図1〜2の左方)の支持板部21aの外側面から突出した部分に、前記押し付け装置38を組み付ける。この押し付け装置38を構成する為、前記杆部29aの先端部に、前記何れかの支持板部21aの外側面側から順番に、被駆動側カム55と、駆動側カム56と、ホルダ57と、調節レバー16aと、受板58とを外嵌している。そして、前記雄ねじ部54に螺合したナット59により、この受板58が前記支持板部21aから離れる方向に変位するのを阻止している。又、前記被駆動側カム55は、前記他方の上下方向長孔22aに、この他方の上下方向長孔22aに沿った変位のみを可能に(前記杆部29aの周囲での回転を阻止した状態で)係合させている。又、前記駆動側カム56と前記調節レバー16aとは、前記ホルダ57を介して、同期した回転を可能に組み合わせると共に、ラジアル軸受60により、前記杆部29aの先端部周囲に、この杆部29aを中心とする回転を可能に支持している。この構成により、前記調節レバー16aにより前記駆動側カム56を回転駆動する事で、この駆動側カム58と前記被駆動側カム55とから成るカム装置33aの軸方向寸法を拡縮可能としている。
上述の様に構成する本例の構造で、前記ステアリングホイール1の位置調節を行う際には、前記調節レバー16aを下方に揺動変位させて、前記カム装置33aの軸方向寸法を縮める。この結果、前記引っ張り杆17aの基端部に設けた鍔部30aと前記被駆動側カム55との間隔が拡がり、各摩擦係合部、即ち、前記両支持板部21a、21aの内側面と前記両第一摩擦板部44、44の外側面との摩擦係合部、これら両第一摩擦板部44、44の内側面と前記両第二摩擦板部49、49の外側面との摩擦係合部、これら両第二摩擦板部49、49の内側面と前記両側板部39、39の外側面との摩擦係合部の面圧が、低下乃至は喪失する。この状態で、前記両前後方向長孔18a、18a内で前記引っ張り杆17aの杆部29aが変位できる範囲内で、前記ステアリングホイール1の前後位置を調節できる。又、この杆部29aが前記両上下方向長孔22a、22a内で変位できる範囲内で、前記ステアリングホイール1の上下位置を調節できる。
このステアリングホイール1を、調節可能な限界位置にまで前後方向に移動させると、前記引っ張り杆17aの杆部29aの外周面が、前記両緩衝スリーブ50、50に形成した第三前後方向長孔51、51の内周面の前端部又は後端部に衝突する。それぞれが金属製の部材に形成された、前記両前後方向長孔18a、18aや前記両第二前後方向長孔35、35の内周面の前端部又は後端部に、前記杆部29aの外周面が衝突する事はない。前記両緩衝スリーブ50、50は、前述の様に弾性材製であるから、杆部29aの外周面が前記両第三前後方向長孔51、51の内周面の前端部又は後端部に衝突しても、前記ステアリングホイール1を操作する運転者に違和感乃至不快感を与える事はない。尚、前記両緩衝スリーブ50、50の前後両端面と、それぞれに設けた前記両第三前後方向長孔51、51との間に、それぞれスリット61、61(図2参照)を設けて、前記両緩衝スリーブ50、50による緩衝作用を調節する事もできる。
又、前記ステアリングホイール1の上下位置及び前後位置を所望位置に調節した後、前記調節レバー16aを上方に揺動変位させて、前記カム装置33aの軸方向寸法を拡げれば、前記ステアリングホイール1を調節後の位置に保持できる。即ち、この状態では、前記鍔部30aと前記被駆動側カム55との間隔が縮まり、前記各摩擦係合部の面圧が上昇する。前記第一、第二各摩擦部材34、36のうちの第一摩擦部材34、34は前記ステアリングコラム7aの変位側ブラケット14aに対し、第二摩擦部材36、36は前記引っ張り杆17aに対し、それぞれ同期して変位する様に係止している。又、この引っ張り杆17aは前記両支持板部21a、21a同士の間に、前後方向の変位を阻止された状態で支持している。従って、前記ステアリングホイール1の前後位置を保持する為に作用する摩擦係合部の数を、前記第一、第二各摩擦部材34、36を設けない場合、即ち、単に前記変位側ブラケット14aを前記両支持板部21a、21a同士の間で挟持した場合に比べて多くできる。この為、摩擦面の数を増やす事で摩擦面積を広くして、前記ステアリングホイール1の前後位置を調節後の位置に保持する保持力を大きくできる。
又、前記ステアリングホイール1の上下位置の保持力に関しては、前記両支持板部21a、21aの内側面と、このステアリングホイール1と共に上下移動する部分とを、左右両側毎に2箇所位置ずつで摩擦係合させる事により確保している。即ち、本例の場合には、前記アウタコラム5aの一部で前記変位側ブラケット14aの下側に位置する部分に、左右1対の被挟持平板部62、62を形成している。そして、前記調節レバー16aを上方に揺動変位させた状態で、前記両支持板部21a、21aの内側面の上部で前記第一、第二各摩擦部材34、36を介して前記変位側ブラケット14aを挟持すると同時に、前記両支持板部21a、21aの内側面の下部で前記両被挟持平板部62、62を挟持する。これら両支持板部21a、21aの前端部にはそれぞれ折れ曲がり板部63、63が形成されており、前記支持ブラケット15aの幅方向に関する、前記両支持板部21a、21aの剛性は十分に高い。従って、前記両支持板部21a、21aの内側面の下部が前記両被挟持平板部62、62を挟持する力に関しても、十分に高くできる。従って本例の構造によれば、前記ステアリングホイール1の前後位置の保持力だけでなく、上下位置の保持力も、十分に大きくできる。
前述の様に構成し、上述の様に作用する本例のテレスコピックステアリング装置は、前後位置に関する保持力を大きくする為に使用する、前記第一、第二各摩擦部材34、36の組み付け作業を、何れも容易に行える。この為、前記保持力が大きなテレスコピックステアリング装置の組立作業の容易化によるコスト低減を図れる。又、前記ステアリングホイール1を前後方向に関して調節限界位置まで移動させた場合に運転者に違和感乃至不快感を与える事のない構造に関しても、低コストで実現できる。
[実施の形態の第2例]
図7〜8は、請求項1〜3、6、8、9、11に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の場合には、左右1対の第一摩擦部材34a、34aを、炭素鋼板、ステンレス鋼板の如き鉄系合金板等の金属板を打ち抜き成形する事により得られる中間素材を曲げ成形する事により造っている。そして、前記両第一摩擦部材34a、34aに設けた保持凹部47の前後両端部に1対の曲げ起こし部64、64を、この保持凹部47の前後両端開口の一部ずつを塞ぐ状態で形成している。これら両曲げ起こし部64、64同士の間隔は、前記保持凹部47内に保持すべき緩衝スリーブ50、50の前後方向長さと一致させている。そして、前記両曲げ起こし部64、64により前記両第一摩擦部材34a、34aの保持凹部47に保持した前記両緩衝スリーブ50、50を前後両側から挟持して、これら両緩衝スリーブ50、50が前記両第一摩擦部材34a、34aに対して前後方向にずれる事を防止する。従って、本例の場合には、前記両緩衝スリーブ50、50を、前記両第一摩擦部材34a、34aに接着する必要はない。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明は省略する。
[実施の形態の第3例]
図9は、請求項1、2、5〜7、11に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、第一摩擦部材34bを、それぞれ1対の第一摩擦部材素子65a、65bを組み合わせて構成している。これら各第一摩擦部材素子65a、65bは、それぞれの連結板部45a、45b及び係止部46a、46b同士を重ね合わせると共に、それぞれの第一摩擦板部44a、44b同士を離隔させた状態で組み合わせている。そして、この状態で前記第一摩擦部材34bを変位側ブラケット14aに対し、前述した実施の形態の第1例の場合と同様にして、この変位側ブラケット14aと同期した変位を可能に支持している。又、本例の場合には、それぞれが平板状である第二摩擦部材36a、36aを、前記変位側ブラケット14aの両側に2枚ずつ、合計4枚設けている。そして、これら各第二摩擦部材36a、36aを、引っ張り杆17aの杆部29aに外嵌した状態で、一方の第一摩擦板部44bの両側面と、前記変位側ブラケット14aの外側面及び他方の第一摩擦板部44aの内側面との間に挟持している。
本例の場合には、上述の様な構造により、調節レバー16aを上方に揺動変位させてカム装置33aの軸方向寸法を拡大した(図1参照)状態での摩擦面の数をより増やして、ステアリングホイール1(図13参照)の前後位置を調節後の位置に保持する力をより大きくしている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第4例]
図10は、請求項1、4、6、8、10、11に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、第一摩擦部材34cを、炭素鋼板、ステンレス鋼板の如き鉄系合金板等の金属板を打ち抜き成形する事により得られる第一中間素材を曲げ成形する事により造っている。そして、この第一中間素材の一部を、断面形状がU字形となる様に、180度折り返す事により1対の第一摩擦板部44c、44dを、互いに平行に、且つ、離隔させた状態で設けている。
又、第二摩擦部材36bも同様に、炭素鋼板、ステンレス鋼板の如き鉄系合金板等の金属板を打ち抜き成形する事により得られる第二中間素材を曲げ成形する事により造っている。そして、この第二中間素材を、断面形状がU字形となる様に、180度折り返す事により1対の第二摩擦板部49a、49bを、互いに平行に、且つ、離隔させた状態で設けている。そして、これら両第二摩擦板部49a、49bを、一方の第一摩擦板部44c(図10の左方)の両側面と、変位側ブラケット14aの外側面及び他方の第一摩擦板部44d(図10の右方)の内側面との間に狭持している。
本例の場合には、上述の様な構造により、部品数の増大を抑えつつ、調節レバー16aを上方に揺動変位させてカム装置33aの軸方向寸法を拡大した(図1参照)状態での摩擦面の数をより増やして、ステアリングホイール1(図13参照)の前後位置を調節後の位置に保持する力をより大きくしている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第5例]
図11は、請求項1、2、4〜6、8、11に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合には、第一摩擦部材34dを、それぞれ炭素鋼板、ステンレス鋼板の如き鉄系合金板等の金属板を打ち抜き成形し、更に曲げ成形する事により造った、1対の第一摩擦部材素子65c、65dを組み合わせて構成している。これら両第一摩擦部材素子65c、65dは、それぞれの連結板部45c、45d及び係止部46c、46d同士を重ね合わせると共に、それぞれの第一摩擦板部44e、44f同士を離隔させた状態で組み合わせている。本例の場合、前記両第一摩擦部材素子65c、65dのうち、外側の第一摩擦部材素子65dの第一摩擦板部44fに、前記曲げ成形によって保持凹部47aを設け、この保持凹部47aに、ゴム、ビニル等のエラストマーの如き弾性材製の緩衝スリーブ50aを添着固定している。
又、炭素鋼板、ステンレス鋼板の如き鉄系合金板等の金属板を打ち抜き成形し、更に曲げ成形する事により得られる第二摩擦部材36cを構成する1対の第二摩擦板部49c、49dを、一方(図11の左方)の第一摩擦板部44eの両側面と、変位側ブラケット14aの外側面及び他方(図11の右方)の第一摩擦板部44fの内側面との間に狭持している。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1、3例及び上述した実施の形態の第4例と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第6例]
図12は、請求項1〜3、6、7、11に対応する、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場合には、ステアリングコラム7bを構成するアウタコラム5bと変位側ブラケット14bとを、互いに別個に形成したものを溶接により結合固定している。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、重複する説明は省略する。
図示の実施の形態の各例は、何れも、テレスコピック機構に加えてチルト機構を備えたチルト・テレスコピックステアリング装置に関して本発明を実施した場合に就いて示した。但し、本発明は、チルト機構を省略した、単なるテレスコピックステアリング装置で実施する事もできる。更に、変位側ブラケットをステアリングコラムの上側に設ける構造に限らず、下側に設ける構造で実施する事もできる。下側に設ける構造に就いては、変位側ブラケットとステアリングコラムとを上下反転させるだけである。又、ステアリングコラムの下側に変位側ブラケットを設ける構造に関しては、例えば前述した各特許文献に記載される等により従来から広く知られている為、図示は省略する。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 アウタシャフト
4 インナシャフト
5、5a、5b アウタコラム
6、6a インナコラム
7、7a、7b ステアリングコラム
8a、8b、8c 玉軸受
9 ハウジング
10 横軸
11 揺動支持ブラケット
12 自在継手
13 中間シャフト
14、14a、14b 変位側ブラケット
15、15a 支持ブラケット
16、16a 調節レバー
17、17a 引っ張り杆
18、18a 前後方向長孔
19、19a 上側ブラケット素子
20、20a 下側ブラケット素子
21、21a 支持板部
22、22a 上下方向長孔
23 第一摩擦板
24 第二摩擦板
25 第一長孔
26 第二長孔
27 第一止めねじ
28 第二止めねじ
29、29a 杆部
30、30a 鍔部
31、31a 係合凸部
32 押圧板
33、33a カム装置
34、34a、34b、34c、34d 第一摩擦部材
35 第二前後方向長孔
36、36a、36b、36c 第二摩擦部材
37 円孔
38 押し付け装置
39 側板部
40 上板部
41 係止孔
42 取付板部
43 係止カプセル
44、44a、44b、44c、44d、44e、44f 第一摩擦板部
45、45a、45b、45c、45d 連結板部
46、46a、46b、46c、46d 係止部
47、47a 保持凹部
48 係合溝部
49、49a、49b、49c、49d 第二摩擦板部
50、50a 緩衝スリーブ
51 第三前後方向長孔
52 摩擦板部
53 係合板部
54 雄ねじ部
55 被駆動側カム
56 駆動側カム
57 ホルダ
58 受板
59 ナット
60 ラジアル軸受
61 スリット
62 被挟持平板部
63 折れ曲がり板部
64 曲げ起こし部
65a、65b、65c、65d 第一摩擦部材素子

Claims (11)

  1. 後端部にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトと、
    このステアリングシャフトの周囲に設けられてこのステアリングシャフトを回転自在に支持したステアリングコラムと、
    このステアリングコラムの一部に固設された変位側ブラケットと、
    この変位側ブラケットに形成された、このステアリングコラムの軸方向に長い第一前後方向長孔と、
    この変位側ブラケットを幅方向両側から挟む状態で設けられた左右1対の支持板部を有し、車体側に支持される支持ブラケットと、
    これら両支持板部の互いに整合する部分で且つ前記第一前後方向長孔の一部と整合する部分に形成された第一通孔と、
    前記変位側ブラケットの一部に、この変位側ブラケットと同期した変位を可能として支持された第一摩擦部材と、
    この第一摩擦部材のうちで前記第一前後方向長孔と整合する部分に形成された、前記ステアリングコラムの軸方向に長い第二前後方向長孔と、
    前記変位側ブラケットの外側面と第一摩擦部材との間に挟持された第二摩擦部材と、
    この第二摩擦部材の一部で前記第二前後方向長孔の一部と整合する部分に形成された第二通孔と、
    前記第一通孔と前記第一、第二両前後方向長孔と前記第二通孔とを挿通した杆状部材及びこの杆状部材の両端部で前記両支持板部の外側面から突出した部分に設けられた1対の押圧部を含んで構成され、前記第一、第二両摩擦部材及び前記両支持板部を前記変位側ブラケットの外側面に向けて押し付ける押し付け装置とを備え、
    前記杆状部材は前記第二通孔を、この杆状部材の軸方向の変位を可能に、且つ、この軸方向以外の変位を実質的に阻止した状態で挿通しており、
    前記第一摩擦部材が、前記支持板部の内側面と前記第二摩擦部材との間に挟持される第一摩擦板部と、この第一摩擦板部の端縁から前記変位側ブラケットの幅方向中央部に向けて折れ曲がった連結板部と、この連結板部の先端部から前記第一摩擦板部の方向に折れ曲がった鉤形の係止部とを備えたものであり、
    前記変位側ブラケットの幅方向中間部に係止孔が設けられており、
    前記第一摩擦部材がこの変位側ブラケットに対し、前記係止部を前記係止孔の幅方向端縁に係止すると共に、前記連結板部をこの変位側ブラケットに重ね合わせた状態で組み付けられているテレスコピックステアリング装置。
  2. 前記第一摩擦部材の外側面で前記第二前後方向長孔を囲む部分に保持凹部が設けられており、この保持凹部に、弾性材製で、前記ステアリングコラムの軸方向に長い第三前後方向長孔を設けた緩衝スリーブが保持されており、この第三前後方向長孔の後端部が前記第二前後方向長孔の後端部よりも前寄り部分に、この第三前後方向長孔の前端部がこの第二前後方向長孔の前端部よりも後寄り部分に、それぞれ配置されている、請求項1に記載したテレスコピックステアリング装置。
  3. 前記第二摩擦部材が、前記第二通孔を形成した平板状の第二摩擦板部と、この第二摩擦板部の上端部から幅方向外方に折れ曲がった、側方から見た形状が波形の係合板部とを備えたものであり、前記保持凹部の上端部を仕切る上側仕切板部と前記連結板部の下面との間に、前記ステアリングコラムの軸方向に長い係合溝部が設けられており、前記係合板部がこの係合溝部に、この軸方向の変位を可能に、且つ、この軸方向に対し直角方向である上下方向の変位を阻止された状態で係合している、請求項2に記載したテレスコピックステアリング装置。
  4. 前記第二摩擦部材が、鋼板を打ち抜き成形する事により得られる中間素材を曲げ成形し、それぞれに前記第二通孔が形成された1対の第二摩擦板部を備えるもので、これら両第二摩擦板部同士の間部分に、前記第一摩擦板部の一部を狭持している、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載したテレスコピックステアリング装置。
  5. 前記第一摩擦部材が、それぞれが前記変位側ブラケットの一部に、この変位側ブラケットと同期した変位を可能として支持される、複数の第一摩擦部材素子を、これら各第一摩擦部材素子を構成する第一摩擦板部同士を前記杆状部材の軸方向に関して互いに離隔した状態で、且つ、それぞれの連結板部及び鉤部同士を重ね合わせた状態で組み合わせて成るものであり、1乃至複数枚の第二摩擦部材を、前記各第一摩擦部材素子の第一摩擦板部同士の間部分と、何れかの第一摩擦部材素子の第一摩擦板部と前記変位側ブラケットの外側面との間部分と、何れかの第一摩擦部材素子の第一摩擦板部と前記支持板部の内側面との間部分とのうちの少なくとも1箇所の間部分に挟持している、請求項1〜4のうちの何れか1項に記載したテレスコピックステアリング装置。
  6. 前記第一、第二両摩擦部材が、前記変位側ブラケットの両外側面と前記両支持板部の内側面との間に、1組ずつ設けられている、請求項1〜5のうちの何れか1項に記載したテレスコピックステアリング装置。
  7. 前記第一摩擦部材が、軽合金製の押し出し成形材若しくは引き抜き材を所定長さに切断し、更に不要部分を除去するトリミング加工を施す事により造られたものである、請求項1〜6のうちの何れか1項に記載したテレスコピックステアリング装置。
  8. 前記第一摩擦部材が、鋼板を打ち抜き成形する事により得られる中間素材を曲げ成形して成るものである、請求項1〜6のうちの何れか1項に記載したテレスコピックステアリング装置。
  9. 前記保持凹部の前後両端部に、この保持凹部の前後両端開口の少なくとも一部ずつを塞ぐ状態で形成した1対の曲げ起こし部により、この保持凹部に保持された前記緩衝スリーブを前後両側から挟持して、この緩衝スリーブが前記第一摩擦部材に対して前後方向にずれる事を防止した、請求項2を引用した請求項8に記載したテレスコピックステアリング装置。
  10. 前記第一摩擦部材が、前記中間素材の一部を180度折り返す事により設けた1対の第一摩擦板部を備えるものであり、1乃至複数枚の第二摩擦部材を、これら両第一摩擦板部同士の間部分と、これら両第一摩擦板部のうちの一方の第一摩擦板部と前記変位側ブラケットの外側面との間部分と、同じく他方の第一摩擦板部と前記支持板部の内側面との間部分とのうちの少なくとも1箇所の間部分に挟持している、請求項8〜9のうちの何れか1項に記載したテレスコピックステアリング装置。
  11. 前記ステアリングコラムの前端部が車体に対し、横軸を中心とする揺動変位を可能に支持されるものであり、前記両支持板部に形成された第一通孔が上下方向長孔であり、前記ステアリングホイールの前後位置を調節する為のテレスコピック機構に加えて、上下位置を調節する為のチルト機構を備える、請求項1〜10のうちの何れか1項に記載したテレスコピックステアリング装置。
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