JP2013141582A - 歯列矯正用インプラント - Google Patents

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重昭 森嶋
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Abstract

【課題】顎骨への埋入が容易であり、骨への適合に優れ、かつ埋入後は強力な維持力を有する歯列矯正用インプラントを提供する。
【解決手段】本発明は、顎骨に埋入される歯列矯正用インプラント1であって、歯列矯正器具と連結される頭部5と、顎骨に埋入されるねじ部10とを備える。ねじ部10は、埋入先端側の尖鋭部2と、尖鋭部2に続く第1のねじ部3と、第1のねじ部3から続く第2のねじ部4とを含む。第2のねじ部4のピッチは、第1のねじ部3のピッチよりも狭いことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯列矯正用のインプラントに関する。
近年、歯に固定されたブラケットに取り付けられたワイヤに、顎骨に埋め込まれたインプラントを連結することによって、歯を移動させる歯列矯正の技術が提案されている。たとえば、特許文献1の請求項22や段落0050には、歯科用インプラントに矯正装置を固定することができる旨が開示されており、矯正装置として、歯科用ワイヤ、歯科矯正エラストマーが例示されている。
特表2010−523179号公報
歯列矯正用に用いられるインプラントは、通常、全長が6〜15mm程度の短いものである。歯列矯正用インプラントは、顎骨への埋入が容易であり、かつ埋入後は、骨への適合が優れ、強力な維持力を有していなければならない。しかし、従来、そのような歯列矯正用インプラントは、存在しなかった。
それゆえ、本発明の目的は、顎骨への埋入が容易であり、骨への適合に優れ、かつ埋入後は強力な維持力を有する歯列矯正用インプラントを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。本発明は、顎骨に埋入される歯列矯正用インプラントであって、歯列矯正器具と連結される頭部と、顎骨に埋入されるねじ部とを備える。ねじ部は、埋入先端側の尖鋭部と、中央部の第1のねじ部と、頭部側の第2のねじ部とを含む。第2のねじ部のピッチは、第1のねじ部のピッチよりも狭いことを特徴とする。好ましくは、第1のねじ部は、尖鋭部にかけて切り欠き部を有するとよい。
尖鋭部及び第1のねじ部によって、顎骨への埋入が容易となる。さらに、歯列矯正用インプラント自体は、極小さいものであるので、骨への適合性に優れている。加えて、第2のねじ部の作用によって、埋入後は、強力に固定されることとなり、強力な維持力を歯列矯正用インプラントは発揮することとなる。なお、第2のねじ部のピッチは狭いので、顎骨と歯列矯正用インプラントとが密着することとなるので、バクテリアや細菌が顎骨に侵入するのを防止することができ、これらの感染による骨吸収を防止することができ、結果、骨への適合性も優れることとなる。切り欠き部を設ければ、初期の埋入がさらに容易となる。
本発明のこれら、及び他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の正面図である。 図2は、第1の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の平面図である。 図3Aは、第1の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の左側面図である。 図3Bは、第1の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の右側面図である。 図4は、第1の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1を用いたときの治療例を示す図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の正面図である。 図6は、第2の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の平面図である。 図7は、第2の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の左側面図である。 図8は、本発明の第3の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の正面図である。 図9は、第3の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の平面図である。 図10は、第3の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の左側面図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の正面図である。図2は、第1の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の平面図である。図3Aは、第1の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の左側面図である。図3Bは、第1の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の右側面図である。図4は、第1の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1を用いたときの治療例を示す図である。
図1において、歯列矯正用インプラント1は、頭部5と、ねじ部10と、円筒部11とを備える。ねじ部10は、埋入先端側の尖鋭部2と、尖鋭部2から続く中央部の第1のねじ部3と、第1のねじ部3の上から円筒部11の近傍まで続く頭部5側の第2のねじ部4とを含む。第2のねじ部4のピッチは、第1のねじ部3のピッチよりも狭くなっている。たとえば、一例として、歯列矯正用インプラント1の全長は6〜15mm程度であり、第1のねじ部3のピッチは1.0〜0.7mmであり、第2のねじ部4のピッチは、0.5〜0.3mmである。ただし、あくまでも一例であって、本発明を限定するものではない。尖鋭部4は、先端ができる限り尖るように鋭利に製造されている。ねじ部10は、第1のねじ部3から尖鋭部4にかけて、斜めに切り欠き部12を有する。
頭部5は、穴部6と、第1の凹部7とを含む。穴部6や第1の凹部7に、歯列矯正用のワイヤやエラストマーが取り付けられる。専用のドリル(図示せず)を用いて、歯列矯正用インプラント1は、上顎又は下顎の顎骨に埋入される。円筒部11には、ねじ山がない。顎骨と歯茎との間に円筒部11が位置することとなる。
歯列矯正用インプラント1の使用方法の一例を図4に示す。たとえば、歯に固定されたブラケット21に取り付けられた歯列矯正用ワイヤ22やエラストマー23に対して、エラストマー24を介して、歯列矯正用インプラント1が連結される。歯に取り付けられた歯列矯正用のワイヤ22やエラストマー23と、歯列矯正用インプラント1及び連結されたエラストマー24との作用によって、歯列を所望の方向に移動させることができる。ブラケットとワイヤ・エラストマーを用いただけの従来の矯正治療に比べ、歯列矯正用インプラント1を用いた場合の矯正治療では、効果的に歯を移動させることができるので、治療期間を短縮することができる。矯正治療終了後は、歯列矯正用インプラント1は、顎骨から取り外される。
本発明では、ねじ部10が、尖鋭部2、第1のねじ部3、及び第2のねじ部4の3つの構造に分かれていることに特徴がある。尖鋭部2は、できる限り先端が尖るように鋭利に製造されているので、埋入の初期段階で、容易に歯列矯正用インプラント1を顎骨に埋入することができる。さらに、第1のねじ部3から尖鋭部4にかけて、斜めに切り欠き部12を有するので、初期段階の埋入がより容易となる。第1のねじ部3は、適度なピッチを有しているので、歯列矯正用インプラント1の顎骨への前進がスムーズに進む。歯列矯正用インプラント1が深く埋入するに従って、第2のねじ部4が顎骨に埋入されることなる。第2のねじ部4のピッチは狭く、かつ、ねじ部10の全体形状が尖鋭部2に向けて円錐状になっているので、第1のねじ部3が堀込んだ顎骨の穴を第2のねじ部4がさらに堀込むようにして、歯列矯正用インプラント1が顎骨に埋入されることとなる。したがって、第2のねじ部4は、顎骨に強固に密着することとなる。
尖鋭部2及び第1のねじ部3によって、顎骨への埋入が容易となる。さらに、歯列矯正用インプラント1自体は、極小さいものであるので、骨への適合性に優れている。加えて、第2のねじ部3の作用によって、埋入後は、強力に固定されることとなり、強力な維持力を歯列矯正用インプラント1は発揮することとなる。
なお、第2のねじ部4のピッチは狭いので、顎骨と歯列矯正用インプラント1とが密着することとなるので、バクテリアや細菌が顎骨に侵入するのを防止することができ、これらの感染による骨吸収を防止することができ、結果、骨への適合性も優れることとなる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の正面図である。図6は、第2の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の平面図である。図7は、第2の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の左側面図である。第1の実施形態と同様の箇所は、同一の参照符号を付す。第2の実施形態では、頭部5は、十字溝のスロット部8を有する。スロット部8をねじ穴にして、専用ドリルを用いずに、タッピングすることも可能となる。また、第1の凹部7だけでなく、スロット部8も、歯列矯正器具との連結に用いることができる。また、スロット部8は、ワイヤを用いた場合、ブラケットして使用することもできる。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の正面図である。図9は、第3の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の平面図である。図10は、第3の実施形態に係る歯列矯正用インプラント1の左側面図である。第1及び第2の実施形態と同様の箇所は、同一の参照符号を付す。第3の実施形態では、頭部5は、第2の凹部9を有する。第1及び第2の凹部7及び9のダブルヘッド形状によって、二通りの方法で使用することが可能となる。たとえば、一方に、エラストマーなどを連結し、もう一方に、NiTiコイルスプリングをかけることができる。
第2及び第3の実施形態で示したように、頭部5の形状はいかなる形状でもよく、本発明を限定するものではない。なお、歯茎の損傷を考慮すると円筒部11がある方が好ましいが、顎骨への歯列矯正用インプラントの固定という観点からは、本発明において、円筒部11は、必須構成ではない。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本発明は、医療器具として、産業上利用可能である。
1 歯列矯正用インプラント
5 頭部
10 ねじ部
11 円筒部
2 尖鋭部
3 第1のねじ部
4 第2のねじ部
6 穴部
7 第1の凹部
8 スロット部
9 第2の凹部

Claims (2)

  1. 顎骨に埋入される歯列矯正用インプラントであって、
    歯列矯正器具と連結される頭部と、
    前記顎骨に埋入されるねじ部とを備え、
    前記ねじ部は、
    埋入先端側の尖鋭部と、
    中央部の第1のねじ部と、
    前記頭部側の第2のねじ部とを含み、
    前記第2のねじ部のピッチは、前記第1のねじ部のピッチよりも狭いことを特徴とする歯列矯正用インプラント。
  2. 前記第1のねじ部は、前記尖鋭部にかけて切り欠き部を有することを特徴とする、請求項1に記載の歯列矯正用インプラント。
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