以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るディスプレイシステムを示す図である。
図1によると、ディスプレイシステムは、ディスプレイ装置100と、メガネ装置200および遠隔制御装置300を含む。
ディスプレイ装置100は、複数のコンテンツを受信して複数のコンテンツビューを通じて交互にディスプレイする。そして、複数のコンテンツビューの各々に対応する同期化信号を生成し、生成された同期化信号の何れか一つをメガネ装置200に伝送する。
メガネ装置200は、ディスプレイ装置100から同期化信号を受信し、受信した同期化信号に応じてシャッタグラスをオープンさせる。それにより、メガネ装置200を着用した視聴者は、複数のコンテンツのうち、メガネ装置と同期化(マッピング)されたコンテンツビューでディスプレイされるコンテンツを視聴することができる。
遠隔制御装置300は、ディスプレイ装置100を制御するためのユーザ命令を受けてディスプレイ装置100に伝送する。なお、遠隔制御装置300は、複数のメガネ装置200−1、200−2のうち、最も近接したメガネ装置を検知して、当該メガネ装置に同期化されたコンテンツビューを制御するための制御命令を伝送する。
ここで、コンテンツビューとは、各コンテンツの映像フレームが交互に配置されてディスプレイされるとき、メガネ装置を着用した視聴者が観ることができる一つのコンテンツに対する映像フレームの集合を意味する。しかし、コンテンツビューは、各々のコンテンツとは違った概念である。例えば、視聴者が特定コンテンツビューと同期化されたメガネ装置を着用してコンテンツAを視聴する途中、テレビチャネルを変更したり、別のDVDコンテンツ等を再生し、コンテンツCを視聴する場合、コンテンツはAからCに変更されるが、コンテンツビューは変更されない。即ち、コンテンツの上位概念としてコンテンツを視聴することができる一種のチャネルのような概念である。
図1に示すように、ディスプレイ装置100は、複数のコンテンツビューを通じてコンテンツ1、2を交互にディスプレイする。メガネ装置1(200−1)はコンテンツビュー1に対応する同期化信号を受信し、コンテンツ1がディスプレイされる時点でシャッタグラスをオープンし、メガネ装置1(200−1)を着用した視聴者はコンテンツ1を視聴することができる。メガネ装置2(200−2)はコンテンツビュー2に対応する同期化信号を受信し、コンテンツ2がディスプレイされる時点でシャッタグラスをオープンし、メガネ装置2(200−2)を着用した視聴者はコンテンツ2を視聴することができる。
一方、図1においては、説明の便宜上、ディスプレイ装置100は2つのコンテンツをディスプレイし、2つのコンテンツビューに対応する2つのメガネ装置200−1、200−2のみがディスプレイ装置100と接続されたものとして表現したが、ディスプレイ装置100は3以上のコンテンツビューを通じて3以上のコンテンツをディスプレイすることができ、3以上のメガネ装置がディスプレイ装置100と接続されて動作できることはいうまでもない。
なお、ディスプレイ装置100とメガネ装置200、ディスプレイ装置100と遠隔制御装置300は、Wi−Fi、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、IRDA(Infrared Data Association)、RF(Radio Frequency)、IEEE 802.11、WLAN、HR WPAN、UWB、LR WPAN、IEEE 1394等のような多様な無線通信技術で通信することができる。
図2は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ディスプレイ装置100は、複数の受信部110−1、110−2、…、110−n、複数の信号処理部120−1、120−2、…、120−n、ディスプレイ部130および制御部140を含む。このようなディスプレイ装置100は、テレビや携帯電話、PDA、ノートパソコン、モニタ、タブレットパソコン、電子書籍、デジタルフォトフレーム、コンピュータ・キヨスク等のように、ディスプレイユニットを備えた多様な装置であってよい。
複数の受信部110−1、110−2、…、110−nは、互いに異なる複数コンテンツを各々受信する。具体的に、各受信部110−1、110−2、…、110−nは、放送ネットワークを用いて放送番組コンテンツを伝送する放送局またはインターネットを用いてコンテンツファイルを伝送するウェブサーバからコンテンツを受信する。なお、ディスプレイ装置100内に設けられたり、ディスプレイ装置100に接続された各種記録媒体再生装置からコンテンツを受信することもできる。記録媒体再生装置とは、CDやDVD、ハードディスク、ブルーレイディスク、メモリカード、USBメモリ等のような多様な記録媒体に保存されたコンテンツを再生する装置を意味する。
放送局からコンテンツを受信する実施形態に場合には、複数の受信部110−1、110−2、…、110−nは、チューナ(図示せず)と、復調器(図示せず)、等化器(図示せず)等のような構成を含む形態で実現可能である。一方、ウェブサーバのようなソースからコンテンツを受信する実施形態の場合には、複数の受信部110−1、110−2、…、110−nは、ネットワークインターフェースカード(図示せず)で実現可能である。または、上述の各種記録媒体再生装置からコンテンツを受信する実施形態の場合には、複数の受信部110−1、110−2、…、110−nは、記録媒体再生装置と接続されたインターフェース部(図示せず)で実現されてよい。このように、複数の受信部110−1、110−2、…、110−nは、実施形態によって多様な形態で実現されてよい。
なお、複数の受信部110−1、110−2、…、110−nは、必ずしも同様の類型のソースからコンテンツを受信する必要はなく、複数の受信部110−1、110−2、…、110−nは、異なる類型のソースからコンテンツを受信することもできる。例えば、受信部1(110−1)は、チューナや、復調器、等化器等を含む形態で実現され、受信部2(110−2)は、ネットワークインターフェースカードで実現されてよい。
一方、図2において、ディスプレイ装置100は複数の受信部を含むものとして説明したが、実施形態によっては、複数の受信部は一つの受信部で実現されてよい。即ち、一つの受信部が複数のコンテンツを受信してよい。
複数の信号処理部120−1、120−2、…、120−nは、複数の受信部110−1、110−2、…、110−nから受信されたコンテンツの各々を処理して映像フレームを構成することができる。図2を参考して、信号処理部120を、より具体的に説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る信号処理部の具体的な構成を説明するためのブロック図である。
図3に示すように、信号処理部1(120−1)は、ビデオ処理部1(121−1)およびフレームレート変換部1(122−1)を含んでよい。図3には、一つの信号処理部1(120−1)に対してのみ示しているが、他の信号処理部120−2、…、120−n)も図3のような構成で実現されてよい。
ビデオ処理部1(121−1)は、受信部1(110−1)から受信されたコンテンツに含まれたビデオデータに対する信号処理を行う。具体的に、ビデオ処理部1(121−1)は、ビデオデータに対するデコードを行うデコーダ(図示せず)、ディスプレイ部130の画面サイズに合わせてアップまたはダウンスケーリングを行うスケーラ(図示せず)を含んでよい。
その他に、ビデオ処理部1(121−1)は、フレームレート変換部1(122−1)に対応するデータフォーマットでビデオデータを変換することもできる。具体的に、入力されたビデオデータがトップトゥボトム(top−to−bottom)フォーマットである一方で、フレームレート変換部1(122−1)でサイドバイサイド(side−by−side)フォーマットでフレームを処理する場合なら、ビデオ処理部1(121−1)は、各コンテンツの映像フレームを横方向に並んで接続してサイドバイサイドフォーマットに変換することができる。
フレームレート変換部1(122−1)は、ビデオ処理部1(121−1)から提供されるコンテンツのフレームレートをディスプレイ装置100の出力レートに合わせて変換する。例えば、シングルビューモードでディスプレイ装置100が60Hzで動作する場合なら、フレームレート変換部1(122−1)は、各コンテンツのフレームレートをシングルビューモードにおけるフレームレートと同様に60Hzに変換することができる。一方、マルチビューモードでディスプレイ装置100は、コンテンツがn個である場合、n×60Hzの出力レートで動作するようになる。
一方、図2において、ディスプレイ装置100は複数の信号処理部を含むものとして説明したが、実施形態によって、複数の信号処理部は一つの信号処理部で実現されてよい。即ち、一つの信号処理部が複数のコンテンツを信号処理してよい。
ディスプレイ部130は、複数の信号処理部120−1、120−2、…、120−nで構成された各コンテンツの映像フレームを交互に配置してディスプレイする。具体的には、ディスプレイ部130は、複数の信号処理部120−1、120−2、…、120−nから提供される各コンテンツの映像フレームが少なくとも一つずつ交互に配置されるようにマルチプレキシングしてディスプレイする。場合によって、ディスプレイ部130は、各コンテンツに対する映像フレームを画面サイズに合わせてアップまたはダウンスケーリングを行うこともできる。
例えば、シャッタグラス方式のディスプレイ装置である場合、ディスプレイ部130は、第1コンテンツの映像フレーム、第2コンテンツの映像フレーム、…、第nコンテンツの映像フレームが少なくとも一つずつ交互に配置されるように構成してディスプレイする。ユーザは、ディスプレイ部130でコンテンツがディスプレイされるタイミングに連動するメガネ装置200を着用し、自分所望のコンテンツを視聴するようになる。具体的には、メガネ装置200には、左眼シャッタグラスおよび右眼シャッタグラスが備えられる。左眼シャッタグラスおよび右眼シャッタグラスは、3Dコンテンツを視聴する際は、交互にオン/オフされるが、上述のように、各映像フレームが少なくとも一つずつ交互に配置されたフレームを視聴する際は、メガネ装置と同期化されたコンテンツの出力タイミングに応じて一括してオン/オフされる。それにより、ユーザは他ユーザと別個にコンテンツを視聴することができるようになる。
以上のように、各コンテンツの映像フレームを交互に配置してディスプレイするモードをマルチビューモード(または、デュアルビューモード)等と呼んでよい。ディスプレイ装置100は、2Dコンテンツまたは3Dコンテンツの何れか一つのみをディスプレイする通常モード(または、シングルビューモード)で動作する場合には、複数の受信部110−1、110−2、…、110−nの何れか一つのみを活性化させてコンテンツを処理することができる。通常モードで動作中に、ユーザがマルチビューモードを選択すると、ディスプレイ装置100は、残りの受信部も活性化させて上述の方式でデータを処理することができる。
一方、上述のコンテンツは、2Dコンテンツであってよく、3Dコンテンツであってよい。3Dコンテンツとは、同様の客体(Object)を互いに異なる観点から表現した他時点映像を用いてユーザが立体感を感じることができるようにするコンテンツを意味する。
複数の3Dコンテンツを利用する場合、ディスプレイ部130は、複数のフレームレート変換部122−1、122−2、…、122−nから提供される各3Dコンテンツに含まれた左眼映像および右眼映像を予め設定された配置形態でマルチプレキシングし、他コンテンツの映像フレームと交互に配置することができる。
それにより、第1コンテンツの左眼映像および右眼映像、第2コンテンツの左眼映像および右眼映像、…、第nコンテンツの左眼映像および右眼映像が順次配置されてディスプレイされ、ユーザはメガネ装置200を介して一つのコンテンツの左眼映像および右眼映像を認識するようになる。
制御部140は、ディスプレイ装置100の動作全般を制御する。具体的に、制御部140は、複数の受信部110−1、110−2、…、110−n、複数の信号処理部120−1、120−2、…、120−nおよびディスプレイ部130各々を制御し、対応する動作を行うようにすることができる。
なお、制御部140は、予め定義されたイベントが発生すると、イベントに対応する動作を行うように、複数の信号処理部120−1、120−2、…、120−nおよび前記ディスプレイ部130を制御してよい。
ここで、予め定義されたイベントは、遠隔制御装置から複数のコンテンツビューの何れか一つのコンテンツビューを制御するための制御命令が受信されるイベント、複数のコンテンツのうち少なくとも一つのコンテンツがメガネ装置200と同期化されていないイベントと、マルチビューモード開示命令が入力されるイベント、遠隔制御装置300から制御権限要求命令が入力されるイベントおよびマルチビューモード終了命令が入力されるイベント等であってよい。
予め定義されたイベントによる制御部140の具体的な動作については、実施形態別に分けて後述する。
図4は、本発明の別の実施形態に係るディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、ディスプレイ装置100は、複数の受信部110−1、110−2、…、110−n、複数の信号処理部120−1、120−2、…、120−n、ディスプレイ部130および制御部140だけでなく、同期化信号生成部150およびインターフェース部160を更に含んでよい。ここで、制御部140と、同期化信号生成部150およびインターフェース部160の各々を制御して対応する動作を行うようにすることができる。
同期化信号生成部150は、各コンテンツのディスプレイタイミングに応じて、各コンテンツに対応するメガネ装置を同期化させる同期化信号を生成する。即ち、同期化信号生成部150は、マルチビューモードで各コンテンツの映像フレームがディスプレイされる時点でメガネ装置のシャッタグラスをオープンさせるための同期化信号を生成する。
インターフェース部160は、少なくとも一つのメガネ装置と接続されて通信を行う。この場合、インターフェース部160は、多様な無線方式によってメガネ装置と通信を行い、同期化信号をメガネ装置に伝送し、選択命令をメガネ装置から受信することができる。
例えば、インターフェース部160は、ブルートゥース通信モジュールを備えてメガネ装置200と通信を行い、同期化信号をブルートゥース通信規格による伝送ストリームで生成してメガネ装置に伝送してよい。
伝送ストリームは、コンテンツのディスプレイタイミングで同期化されてメガネ装置のシャッタグラスをオン/オフさせるための時間情報を含む。具体的に、時間情報は、メガネ装置の左眼シャッタグラスをオンさせるオフセット時間(left shutter open offset)、左眼シャッタグラスをオフさせるオフセット時間(left shutter close offset)、右眼シャッタグラスをオンさせるオフセット時間(right shutter open offset)、右眼シャッタグラスをオフさせるオフセット時間(right shutter close offset)に対する情報を含む。
オフセット時間は、コンテンツ毎に設定された基準時点からシャッタグラスのオンまたはオフ時点までのディレイ(delay)情報である。即ち、メガネ装置は、基準時点からオフセット時間が経過したとき、左眼シャッタグラスおよび右眼シャッタグラスをオン/オフさせる。
例えば、基準時点は映像フレームで垂直同期信号(即ち、フレームシンク)が発生する時点であってよく、基準時点に対する情報は伝送ストリームに含まれてよい。なお、伝送ストリームは、ディスプレイ装置100で使用されるクロック信号に対する情報を含んでよい。従って、メガネ装置は伝送ストリームを受信すると、ディスプレイ装置100のクロック信号に自分のクロック信号を同期化し、クロック信号を用いて、垂直同期信号が発生する時点からオフセット時間が経過しているか否かを判断し、シャッタグラスをオン/オフさせてよい。
その他にも、伝送ストリームは、フレームシンクの周期に対する情報、フレームシンクの周期が小数点をもつ場合、小数点情報を表記するための情報等を更に含んでよい。
一方、インターフェース部160は、メガネ装置とブルートゥースアドレス(Bluetooth Device Address)およびピンコード等を送受信してブルートゥース通信方式によるペアリング(Pairing)を行う。
一実施形態として、インターフェース部160は、複数のブルートゥースアドレスを有することができ、一つのブルートゥースアドレスには一つのメガネ装置が接続されてよい。このとき、メガネ装置200が、インターフェース部160に接続された順に、昇順または降順でブルートゥースアドレスが各メガネ装置に付与されてよい。インターフェース部160は、メガネ装置200との接続に使用されたブルートゥースアドレスに対しては、他のメガネ装置が接続されることを防止するために、ブルートゥースアドレス検索対象から除外されるように設定することができる。
ペアリングが完了すると、インターフェース160にはメガネ装置に対する情報、例えば、メガネ装置固有の識別情報またはペアリングに使われるブルートゥースアドレス等が登録されてよい。インターフェース部160は、各メガネ装置に対する情報を各コンテンツのディスプレイタイミングに対応する伝送ストリームにマッチさせ、ペアリングを通じて獲得した情報に基づいて伝送ストリームを各メガネ装置に伝送する。
メガネ装置は、伝送ストリームが受信されると、自分のメガネ装置情報に対応するか否かを確認し、確認された伝送ストリームに含まれた時間情報に基づいてグラスをオンまたはオフさせてよい。
上述の実施形態においては、インターフェース部160とメガネ装置がブルートゥース通信方式により通信を行うものとして説明したが、それは、一例に過ぎない。即ち、ブルートゥース方式以外に赤外線通信、Zigbee(登録商標)等の通信方式を利用することができ、その他の近距離から通信チャネルを形成して信号を送受信することができる多様な無線通信方式により通信を行うことができることはいうまでもない。
インターフェース部160は、一つの通信モジュールで複数のメガネ装置と通信を行うものとして説明したが、実施形態に応じて各メガネ装置と個別的に通信する複数の通信モジュールで実現することもできる。または、ディスプレイ装置100が複数の無線通信方式をサポートする場合、インターフェース部160は、各々の無線通信方式による複数の通信モジュールを含む形態で実現することもできる。例えば、インターフェース部160は、ブルートゥース、Zigbee、Wi−Fi等多様な無線通信方式による複数の通信モジュールを含んでよい。
一方、図2では図示を省略しているが、ディスプレイ装置100は、マルチビューモードで動作する際、各コンテンツに含まれたオーディオデータを各ユーザ別に異なるように提供する構成を更に含む。即ち、各受信部110−1、110−2、…、110−nから受信されたコンテンツからビデオデータおよびオーディオデータを分離するためのマルチプレクサ(図示せず)、分離されたオーディオデータをデコードするオーディオデコーダ(図示せず)、デコードされた各オーディオデータを異なる周波数信号に変調する変調部(図示せず)、変調された各オーディオデータをメガネ装置に伝送するオーディオ出力部(図示せず)等を更に含んでよい。オーディオ出力部(図示せず)から出力された各オーディオデータは、メガネ装置に備えられたイヤホンのような出力手段を通じてユーザに提供される。このような構成は、本発明と直接的な関連性がないため、別途の図示は省略する。
一方、場合によって、コンテンツにEPG(Electric Program Guide)および字幕のような付加情報が含まれた場合、デマルチプレクサ(図示せず)はコンテンツから付加データを更に分離することもできる。そして、ディスプレイ装置100は、付加データ処理部(図示せず)を介して表示可能に処理された字幕等を、対応する映像フレームに付加することもできる。
図5は、本発明の更に別の実施形態に係るディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、ディスプレイ装置100は、複数の受信部110−1、110−2、…、110−n、複数の信号処理部120−1、120−2、…、120−n、ディスプレイ部130および制御部140だけでなく、遠隔制御信号受信部170を更に含んでよい。
遠隔制御信号受信部170は、遠隔制御装置300から制御命令を受信することができる。制御部140は、遠隔制御信号受信部170から受信された制御命令に従ってディスプレイ装置100の動作を制御してよい。
図6は、本発明の一実施形態に係るメガネ装置の構成を示すブロック図である。
特に、図6のメガネ装置200は、複数のコンテンツを映像フレーム単位で交互にディスプレイするディスプレイ装置(図2の100)と連動し、インターフェース部210と、制御部220と、シャッタグラス駆動部230と、入力部240と、第1シャッタグラス部250および第2シャッタグラス部260を含む。
インターフェース部210は、ディスプレイ装置から通信を行う。例えば、インターフェース210は、ブルートゥース通信モジュールで実現され、ディスプレイ装置100と通信を行って同期化信号を受信し、メガネ装置200に対する情報を伝送することができる。なお、入力部240を介して入力されたユーザ命令(または、制御命令)をディスプレイ装置に伝送してよい。
上述のように、同期化信号はブルートゥース通信規格による伝送ストリーム形態で受信されてよく、コンテンツのディスプレイタイミングで同期化されてメガネ装置200の第1シャッタグラス部250および第2シャッタグラス部260をオンまたはオフさせるための時間情報を含んでよい。伝送ストリームに含まれた情報については、図4を参照して説明しているため、繰り返し説明は省略する。
制御部220は、メガネ装置200の動作全般を制御する。特に、制御部220は、インターフェース部210から受信された同期化信号をシャッタグラス駆動部230に伝達し、シャッタグラス駆動部230の動作を制御する。即ち、制御部220は、同期化信号に基づいて、第1シャッタグラス部250および第2シャッタグラス部260を駆動させるための駆動信号が生成されるようにシャッタグラス駆動部230を制御する。
シャッタグラス駆動部230は、制御部220から受信された同期化信号に基づいて駆動信号を生成する。特に、シャッタグラス駆動部230は、同期化信号に基づいて、ディスプレイ装置100でディスプレイされる複数のコンテンツの何れか一つのコンテンツのディスプレイタイミングに応じて第1シャッタグラス部250および第2シャッタグラス部260をオープンさせることができる。
第1シャッタグラス部250および第2シャッタグラス部260は、シャッタグラス駆動部230から受信された駆動信号に応じてシャッタグラスをオンまたはオフさせる。具体的に、第1シャッタグラス部250および第2シャッタグラス部260は、複数のコンテンツの何れか一つのコンテンツがディスプレイされる際、シャッタグラスを同時にオープンし、他のコンテンツがディスプレイされる際、シャッタグラスをすべてオープンさせる。それにより、メガネ装置200を着用したユーザは一つのコンテンツを視聴することができる。
一方、3Dコンテンツの場合、第1シャッタグラス部250および第2シャッタグラス部260は、各々のグラスを交互に開閉することができる。即ち、駆動信号に応じて一つの3Dコンテンツを構成する左眼映像がディスプレイされるタイミングで第1シャッタグラス部250を開放し、右眼映像がディスプレイされるタイミングで第2シャッタグラス部260を開放してよい。
入力部240は、ディスプレイ装置100を制御するためのユーザ命令を入力される。特に、複数のコンテンツビューのうち、何れか一つのコンテンツビューを選択するための選択命令が入力されてよい。そのために、入力部240は、コンテンツビューを選択できるボタン、タッチパッドまたはトグルボタン等を備えてよい。ユーザが入力部240に複数のコンテンツビューのうちの何れか一つを選択するための選択命令を入力した場合、インターフェース部210は選択されたコンテンツビューに対する情報をディスプレイ装置100に伝送し、ディスプレイ装置100から選択されたコンテンツビューに対応する同期化信号を受信することができる。なお、入力部240は、複数のコンテンツビューのうち、何れか一つのコンテンツビューを制御するためのユーザ命令または制御命令に同意または反対の応答信号を受信してよい。
以上の内容に基づいて、ディスプレイ装置100が予め定義されたイベントが発生すると、発生したイベントに対応する動作を行う過程について、実施形態別に具体的に説明する。
<複数のコンテンツビューの何れか一つのコンテンツビューを制御するための制御命令が受信されるイベントが発生した場合>
図7は、遠隔制御装置から受信される制御命令が他のコンテンツビューに影響を及ぼす状況を説明するための図である。
複数の視聴者が各々異なるコンテンツビューと同期化されたメガネ装置200−1、200−2を着用してコンテンツを視聴している途中、ある一人のユーザが自分が視聴しているコンテンツビューを制御するためにユーザ命令を入力した場合、他のコンテンツビューを通じてコンテンツを視聴するユーザに影響を及ぼしかねない。特に、複数のユーザは専ら自分のコンテンツのみを視聴している状況におかれるため、他のユーザを意識することなく、ディスプレイ装置100を制御する場合が生じる。例えば、図6に示すように、一つのメガネ装置200−1を通じて見せられるコンテンツでは、ドラマが放映されているが、他のメガネ装置200−2を通じて見せられるコンテンツでは上映されていた映画が終了した場合、別のメガネ装置200−2を着用しているユーザは、無意識的にディスプレイ装置200−2の電源をターンオフする場合が生じえる。この場合、前者のメガネ装置200−1を通じて見せられるコンテンツビューにも影響を及ぼすため、制御命令の種類に応じて他のユーザに制御命令の入力事実を報知し、制御動作の同意を求める必要性が出てくる。
ここで、制御部140は、複数のコンテンツビューのうちの一つのコンテンツビューを制御するための制御命令が受信されると、制御命令の種類に応じて選択的に制御命令の入力事実を報知するメッセージを他コンテンツビューに表示することができる。上述のように、一つのコンテンツビューを視聴しているメガネ装置200−1、200−2からディスプレイ装置100に制御命令が入力される場合、他のコンテンツビューにも影響を及ぼすことがある。一方、制御命令に従って他のコンテンツビューに影響がない場合もあり、影響があっても無視できる場合もある。従って、制御部140は、遠隔制御信号受信部170から制御命令が受信される場合、制御命令の種類に応じて異なるコンテンツビューを通じて報知したり(Notice)、そうする必要がない場合は、制御動作を行うように制御する。
制御命令は実行可能動作と実行制限動作とに区分される。それは、他コンテンツビューに対する影響の有無によるものである。他コンテンツビューに影響がない場合は、如何なる場合でも実行可能な動作と定義する。一方、他コンテンツビューに影響がある場合は、他のユーザの同意有無やその他の状況に応じて、実行可否が異なってくるため、実行制限動作に定義する。
実行可能動作は、上述のように、他コンテンツビューに影響がない場合の制御命令のことをいう。実行可能動作に対する制御命令は、上記選択されたコンテンツビューのコンテンツを変更するためのコンテンツ変更命令と、前記コンテンツのオーディオ信号音量を調整するための音量調整命令と、前記選択されたコンテンツビュー上にOSDメニューを表示するためのOSDメニュー表示命令および前記選択されたコンテンツビューに表示される映像フレームの画質を調整するための画質調整命令等を例として挙げることができる。
音量調整動作を例に挙げると、一つのメガネ装置から音量調節信号が入力されると、当該メガネ装置の音量を制御しても、他のコンテンツビューに影響がないため、実行可能な動作に該当する。ただ、ディスプレイ装置100の出力音量(マスタ音量)を調節する制御命令は、他のコンテンツビューに影響を及ぼしかねないため、実行制限動作である。別の例として、コンテンツ変更動作があるが、上述のように、一つのコンテンツビューを通じて複数の種類のコンテンツを視聴することができるため、一つのコンテンツビュー内でコンテンツを変更することは、他のコンテンツビューに影響を及ぼさない。
実行制限動作は、上述のように、他コンテンツビューに影響がある場合の制御命令のことをいう。例えば、ディスプレイ装置の電源オン/オフ制御動作および出力特性調整動作があった。即ち、上述のように、一つのコンテンツビューを視聴しているユーザは、無意識的にディスプレイ装置100の電源をターンオフする場合が生じ得る。この場合、他のコンテンツビューも、それ以上視聴が不可となるため、それは実行制限動作に該当する。その他にも、出力特性を調整する動作を例に挙げることができる。それは、主にディスプレイ装置100の依存性(dependency)がある制御命令のことをいう。例えば、画面の輝度を調整したり、受信方式を変える場合が該当される。
図8は、本発明の更に別の実施形態に係るディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
図8によると、ディスプレイ装置100は、実行可能動作と実行制限動作とを区別しなければならないため、実行可能動作と実行制限動作とに区分された制御動作情報が保存された保存部180を更に含んでよい。
制御部140は、遠隔制御信号受信部170から制御命令が受信されると、受信された制御命令と、保存部180に保存された制御動作情報とを比較し、受信された制御命令が実行可能動作か、または、実行制限動作であるかを判断することができる。
制御部140は、制御命令が上述の実行可能動作に対する制御命令である場合、コンテンツビューに対して制御命令に対応する制御動作を行う。即ち、上述の実施形態において、コンテンツビューの音量を調節する制御命令である場合、他のコンテンツビューに通知せずに音量調節信号を送出する。一方、制御命令が実行制限動作に対する制御命令である場合、制御命令の入力事実を報知するメッセージを他のコンテンツビューに表示するように、信号処理部120およびディスプレイ部130を制御する。即ち、信号処理部120は、制御命令に関するメッセージを映像データに変換して他コンテンツビューの映像フレームに混合し、ディスプレイ部130は、他コンテンツビューに混合された映像フレームを出力する。例えば、一つのコンテンツビューを通じて電源オフの制御信号が入力された場合、他コンテンツビューに“1番のチャネルのユーザが電源をオフにしようとしています。”というメッセージを表示することができる。
このとき、他コンテンツビューを視聴するユーザは、ディスプレイ装置100に制御命令に同意したり反対する応答信号を送信することができる。一実施形態として、メガネ装置200は、ユーザから入力部240を介して制御命令に同意したり反対する信号を受信して同意するか否かの信号をインターフェース部210を介してディスプレイ装置100に伝送することができる。なお、遠隔制御装置300を介してこのような信号を伝送したり、ディスプレイ装置100に位置する入力部(図示せず)を介してこのような信号を直接入力することもできる。メガネ装置の入力部を介して信号を入力される例においては、制御部140は他コンテンツビューにマッチする他メガネ装置から制御命令に同意する応答信号が受信されると、制御命令に対応する制御動作を実行し、制御命令に反対する応答信号が受信されると、制御命令に対応する制御動作を実行しない。即ち、ディスプレイ装置100の電源をオフにする例で、制御部140は他コンテンツビューに“1番のチャネルのユーザが電源をオフにしようとしています。同意しますか?”というメッセージを表示し、他コンテンツビューにマッチする他メガネ装置のインターフェース部210から電源ターンオフに同意する応答信号が受信されると、ディスプレイ装置100に電源をターンオフさせる。
一方、一定時間が経ってもディスプレイ装置100に何の応答信号が受信されていない場合がある。この場合、制御命令の入力があるコンテンツビューに優先権を与えて制御命令に対応する制御動作を行うようにすることができる。即ち、メッセージが出力された時点から予め設定された時間の間、他コンテンツビューにマッチする他メガネ装置から制御命令に対する応答信号が受信されなければ、制御部140は制御命令に対応する制御動作を実行することができる。しかし、それと違って、他コンテンツビューに及ぼす影響を考慮して、他コンテンツビューに優先権を与えて反対する応答信号が受信されたと見なしてよい。この場合には、制御命令に対応する何の制御動作も行われない。なお、制御命令別に差をつけて何の応答信号が受信されない場合、他コンテンツビューに及ぼす影響が大きい場合は、反対する応答信号が受信されると見なし、及ぼす影響が小さい場合は、同意する応答信号が受信されたと見なして、制御命令に対応する制御動作を行う方法もあってよい。
それにより、複数のコンテンツビューのうちの一つのコンテンツビューに入力された制御命令が他コンテンツビィーに影響を及ぼす度合いに応じて、制御動作の実行方法を異なるようにすることができる。特に、他コンテンツビューに及ぼす影響が大きい場合は他コンテンツビューを通じて報知し、実行の同意を求めることにより、より安定したマルチビューディスプレイを可能とする。
一方、上述の実施形態においては、実行制限動作に対する制御命令が入力された場合、他コンテンツビューに制御命令が入力事実を報知して同意を求めると説明してきたが、場合によっては、他コンテンツビューに入力事実を報知せずに、制御命令が入力されたコンテンツビューに対してのみ制御命令に対応する制御動作を行うこともできる。例えば、ディスプレイ装置の電源オフ命令が入力された場合、他コンテンツビューに入力事実を報知せずに、電源オフ命令が入力されたコンテンツビューのみ終了されるように制御することもできる。
<複数のコンテンツビューの少なくとも何れか一つのコンテンツビューがメガネ装置と同期化されていないイベントが発生した場合>
制御部140は、メガネ装置とマッピングされていないコンテンツが存在すると判断されると、メガネ装置200とマッピングされていないコンテンツビューにメガネ装置との接続を誘導するメッセージオブジェクトを付加してディスプレイするように制御する。図9を参照してそれに対して具体的に説明する。
図9は、本発明の一実施形態に係るメガネ装置との接続を誘導するメッセージオブジェクトが表示された結果を示す図である。
複数のメガネ装置200−1、200−2は、各々の固有の識別情報を用いてディスプレイ装置100と通信し、メガネ装置200−1、200−2がディスプレイ装置100とペアリングされると、メガネ装置200−1、200−2固有の識別情報がディスプレイ装置100に伝送される。別の実施形態として、メガネ装置200−1、200−2との接続に使用されたインターフェース部160のブルートゥースアドレスがメガネ装置を識別するための情報として使用されてよい。ディスプレイ装置100の通信インターフェース部160は、メガネ装置200−1、200−2から受信した識別情報またはブルートゥースアドレスによって複数のコンテンツビューの各々に対応する同期化信号のうちのいずれか一つをメガネ装置200−1、200−2に伝送し、このような過程で各々のコンテンツビューとメガネ装置とのマッピング情報を生成したり保存することができる。
ここで、ディスプレイ装置100のインターフェース部160は、制御部140の制御に従って複数のコンテンツの各々が、どのメガネ装置とマッピングされているかを示すマッピング情報を確認し、複数のコンテンツのうち、メガネ装置200−1、200−2とマッピングされていないコンテンツが存在するか否かを判断することができる。
そして、メガネ装置200−1、200−2と同期化されていないコンテンツが存在する場合、複数の信号処理部120−1、120−2、…、120−n)のうちのメガネ装置200と同期化されていないコンテンツを処理する信号処理部は、当該コンテンツの映像フレームにメガネ装置200との接続を誘導するメッセージオブジェクトを付加し、ディスプレイ部は、メッセージオブジェクトの付加された映像フレームを他のコンテンツの映像フレームと交互にディスプレイしてよい。
なお、制御部140は、新たなメガネ装置が接続されると、新たなメガネ装置をメガネ装置と同期化されていないコンテンツビューと自動的に同期化されるように制御することができ、メガネ装置の接続を誘導するメッセージオブジェクトによって当該コンテンツビューが少なくとも一つのメガネ装置とマッピングされた場合、当該コンテンツビューに表示されたメッセージオブジェクトが消えるように制御してよい。
図9によると、ディスプレイ装置100は、コンテンツ2をディスプレイしており、メガネ装置200−1、200−2の各々は、コンテンツビュー1およびコンテンツビュー3と同期化されてコンテンツ2がディスプレイされるタイミングでメガネ装置200−1、200−2のシャッタグラスはすべて閉じられている。コンテンツビュー2と同期化されたメガネが存在しないため、ディスプレイ装置100はコンテンツビュー2とメガネ装置との接続を誘導するメッセージオブジェクトである“メガネを接続してください。”を付加して表示することができる。
一方、メガネ装置を着用してコンテンツ1および3を視聴する視聴者は、コンテンツ2に表示されたメッセージオブジェクトを見ることができないが、メガネ装置を着用せずにディスプレイ画面を視聴する視聴者は、複数のコンテンツの映像が重なったディスプレイ画面を見ることができ、コンテンツ2に付加されたメッセージオブジェクトを他のコンテンツ映像と重なった状態で見ることができる。それにより、メガネ装置を着用せずに、ディスプレイ画面を視聴する視聴者は現在ディスプレイされるコンテンツビューのうちの一部がメガネ装置と同期化されずにディスプレイされていることが分かる。
ここで、新たなメガネ装置がディスプレイ装置100と接続されると、新たなメガネ装置は既存のメガネ装置200−1、200−2とマッピングされていないコンテンツビュー2と自動的にマッピングされてよい。
一方、メガネ装置との接続を誘導するメッセージオブジェクトは、図9示す図だけでなく、当該コンテンツがメガネとマッピングされていないことが分かる如何なるオブジェクトであっても可能である。例えば、“メガネが接続されていません。”のように未だマッピングされていない状態であることを報知するメッセージ、または、メガネを接続する具体的な方法を提供するメッセージなどであってよい。
それにより、マルチビューモードでコンテンツを視聴している視聴者を妨害することなく、現在特定コンテンツにメガネ装置が接続されていないという事実を直観的に知ることができ、メガネ装置が接続されていないコンテンツをより便利に新たなメガネ装置とマッピングすることができる。
<マルチビューモード開始命令が入力されるイベントが発生した場合>
予め定義されたイベントがマルチビューモード開始命令が入力されるイベントである場合、制御部140は、マルチビューモード開始命令が入力されると、複数のコンテンツビューの各々の映像フレームに当該コンテンツビューとの同期化有無を問い合わせるメッセージオブジェクトを表示し、各コンテンツがメガネ装置に順次マッピングされるように制御することができる。図10を参照してそれに対して具体的に説明する。
図10は、本発明の一実施形態に係るコンテンツとの同期化有無を問い合わせるメッセージオブジェクトが表示された結果を示す図である。
ユーザからマルチビュー開始命令が入力されると、ディスプレイ装置100はマルチビューモードを開始して複数のコンテンツを交互にディスプレイする。ここで、複数の信号処理部は、複数のコンテンツの各々の映像フレームに当該コンテンツとのマッピング有無を問い合わせるメッセージオブジェクトを付加し、ディスプレイ部はオブジェクトが付加された各々の映像フレームを交互にディスプレイすることができる。
そして、インターフェース部160は、ディスプレイ装置100と接続されているメガネ装置200−3、200−4、200−5に各コンテンツビューを順次マッピングさせる。ここで、ある一つのコンテンツビューを予め設定された時間の間マッピングし、予め設定された時間が経過すると、他のコンテンツビューをマッピングされるようにすることができる。なお、複数のメガネ装置200−3、200−4、200−5がディスプレイ装置100と接続されている場合にも同様に行われてよい。
一方、インターフェース部160は、少なくとも一つのメガネ装置からメッセージに対する応答が受信されると、前記応答が受信された時点でディスプレイされるコンテンツビューと前記応答を伝送したメガネ装置をマッピングさせてよい。メッセージに対する応答とは、メガネ装置200−3、200−4、200−5の入力部または遠隔制御装置を通じて入力されたコンテンツ選択命令のことを意味する。
図10を参照すると、(a)でディスプレイ装置100は、コンテンツ1、2および3を交互にディスプレイし、現在のコンテンツビュー1の映像フレームをディスプレイしている。各コンテンツの映像フレームには、“この画面を視聴したい場合には、ボタンを押してください。”というメッセージオブジェクトが付加されている。一方、複数のメガネ装置200−3、200−4、200−5は、全コンテンツビュー1とマッピングされている。このとき、左側のメガネ装置200−3の入力部240−3を介して現在マッピングされているコンテンツ1を選択するための選択命令が入力されると、左側のメガネ装置200−3はディスプレイ装置100に選択命令を伝送し、ディスプレイ装置100の通信インターフェース部は、予め設定された時間間隔が経過するとしても、左側のメガネ装置200−3はコンテンツ1と引き続きマッピングされるようにすることができる。
図10の(b)は、(a)で予め設定された時間が経過してメガネ装置200がコンテンツビュー2とマッピングされている状態を示す。しかし、左側のメガネ装置200−3は、(a)でディスプレイ装置100に選択命令を伝送してコンテンツビュー1と継続的にマッピングされるため、左側のメガネ装置200−3を着用した視聴者はコンテンツビュー1を継続的に視聴することができる。一方、予め設定された時間の間、マッピングされたコンテンツビュー1の映像フレームには、それ以上マッピング有無を問い合わせるメッセージオブジェクトが付加されない。従って、コンテンツ1を選択した視聴者は予め設定された時間が経過すると、オブジェクトによる妨害を受けることなく、コンテンツ1を視聴することができるようになる。
なお、図10の(b)で、コンテンツ2とマッピングされているメガネ装置200−4の入力部240−4を介してユーザから選択命令が入力されると、メガネ装置200−4はディスプレイ装置100に選択命令を伝送し、ディスプレイ装置100の通信インターフェース部は、メガネ装置200−4をコンテンツ2と引き続きマッピングされるようにすることができる。
それにより、ユーザはマルチビューモードが開始されたという事実および特定コンテンツを視聴するために選択命令を入力することができるという事実を直観的に知ることができる。
一方、当該コンテンツとのマッピング有無を問い合わせるメッセージオブジェクトは、図9示す図だけでなく、当該コンテンツとのマッピングを誘導することができる如何なるオブジェクトでも可能である。一方、ユーザがコンテンツを選択するための選択命令を入力するために残っている時間が分かるように、残っている時間を表示するタイマーを当該コンテンツの映像フレームに付加してディスプレイすることができるようにすることもできる。
<遠隔制御装置から制御権限要求命令が入力されるイベントが発生した場合>
予め設定されたイベントが遠隔制御装置から制御権限要求命令が入力されるイベントの場合、制御部140は制御権限要求命令が入力されると、複数のコンテンツのうちの一つのコンテンツの映像フレームに制御権限を示すイメージオブジェクトを付加してディスプレイするように制御することができる。図11を参照して、それに対して具体的に説明する。
図11は、本発明の一実施形態に係る制御権限を示すイメージオブジェクトが表示された結果を示す図である。
遠隔制御装置300から制御権限要求命令が入力されると、ディスプレイ装置100の複数のコンテンツビューのうち、現在制御権限があるコンテンツビューを通じてディスプレイされるコンテンツを処理する映像処理部は、当該コンテンツの映像フレームに制御権限を示すイメージオブジェクトを付加してよい。
なお、制御部140は、制御権限要求命令が入力される度に、イメージオブジェクトがディスプレイされるコンテンツを順次変更するように制御してよい。即ち、いずれか一つのコンテンツの映像フレームにイメージオブジェクトが付加されてディスプレイされる状態で、遠隔制御装置300から制御権限要求命令が再入力されると、別のいずれか一つのコンテンツの映像フレームに制御権限を示すイメージオブジェクトが付加されて表示され、制御権限要求命令が入力される度に、イメージオブジェクトがディスプレイされるコンテンツが順次変更されてよい。それにより、視聴者は、現在制御権限があるコンテンツビューを容易かつ直観的に確認することができるようになる。
一方、制御権限要求命令とは、複数のコンテンツビューのうちの何れか一つのコンテンツビューを通じてコンテンツを視聴している視聴者が、当該コンテンツビューの制御のために入力するユーザ命令のことを意味する。このような制御権限要求命令は、遠隔制御装置300の特定ボタンを押したりタッチすることにより、入力されることもでき、チャネル変更または音量変更ボタン等、ディスプレイ装置の制御のための命令が入力された場合にも、制御権限要求命令で認識されてよい。
図11を参照すると、(a)でユーザ遠隔制御装置300から制御権限要求が入力され、コンテンツ2の映像フレームに制御権限を示す星模様のイメージオブジェクトが付加されてディスプレイされる。コンテンツ2とマッピングされたメガネ装置200−6を着用した視聴者は、コンテンツ2を視聴しているため、ディスプレイ装置100に表示された制御権限を示すイメージオブジェクトを確認することができ、メガネ装置200−6を着用した視聴者は遠隔制御装置300を介してコンテンツ2を制御することができる。ここで、コンテンツ2を制御するとは、コンテンツ2に対応する音量を調節したり、または、コンテンツ2に対するディスプレイ環境を設定したり、または、コンテンツ2が放送番組である場合、別のチャネルに変更して別のコンテンツを視聴すること等を意味する。
一方、コンテンツビュー3とマッピングされたメガネ装置200−7を着用した視聴者は、イメージオブジェクトを見ることができず、コンテンツ3を制御することもできない。
ここで、ユーザが制御権限要求命令を再入力されると、コンテンツ3の映像フレームに制御権限を示す星模様のイメージオブジェクトが付加されてディスプレイされる。図11の(b)で、ディスプレイ装置100はイメージオブジェクトが付加されたコンテンツ3をディスプレイしており、メガネ装置200−7を着用した視聴者はコンテンツ3に付加されたイメージオブジェクトを見ることができる。コンテンツ2を視聴する視聴者は、それ以上イメージオブジェクトを見ることができず、コンテンツビュー2を制御することもできない。
制御権限要求命令が再入力されると、コンテンツ1の映像フレームに星模様のイメージオブジェクトが付加されて表示され、制御権限要求命令が入力される度に、順次変更されてよい。
一方、制御権限を示すイメージオブジェクトは、星模様のイメージオブジェクトだけでなく、視聴者が認識することができる如何なるイメージであっても可能である。なお、イメージオブジェクトにのみ限定されず、“制御”等のように制御権限を示すことができるメッセージオブジェクトであってよい。なお、予め設定された時間の間、制御権限要求命令が再入力されなければ、予め設定された時間の経過後にイメージオブジェクトが消えるようにすることもできる。
なお、制御権限要求命令は、遠隔制御装置300だけでなく、メガネ装置200の入力部240を介して入力されてよく、この場合、制御権限要求命令が入力されたメガネ装置200とマッピングされたコンテンツビューに制御権限を示すイメージオブジェクトが付加されてディスプレイされてよい。
<マルチビュー終了命令が入力されるイベントが発生した場合>
予め設定されたイベントがマルチビュー終了命令が入力されるイベントの場合、制御部は、マルチビュー終了命令が入力されると、複数の全コンテンツの映像フレームにマルチビュー終了事実を通知するメッセージオブジェクトを付加してディスプレイするように制御してよい。図12を参照して、それについて具体的に説明する。
図12は、本発明の一実施形態に係るマルチビュー終了事実を通知するメッセージオブジェクトが表示された結果を示す図である。
遠隔制御装置300を介してマルチビュー終了命令が入力されると、ディスプレイ装置100は複数の全コンテンツの映像フレームにマルチビューモードの終了を報知するメッセージオブジェクトを付加してディスプレイし、マルチビューモードを終了することができる。
図12を参照すると、遠隔制御装置300を介してマルチビュー終了命令が入力されると、ディスプレイ装置100はディスプレイされる全コンテンツ(コンテンツ1、2および3)の映像フレームに“マルチビューモードを終了します。”のようなマルチビュー終了事実を通知するメッセージオブジェクトを付加してディスプレイする。それにより、視聴者はマルチビューモードが終了するという事実を直観的に知ることができる。
一方、マルチビュー終了命令は、遠隔制御装置300だけでなく、メガネ装置200の入力部240を介して入力されてよい。
マルチビューモードが終了すると、マルチビューモードが開始する前にディスプレイされていたコンテンツのみディスプレイされ、他のコンテンツはそれ以上ディスプレイされない。または、マルチビューモードが終了する前に、制御権限をもつコンテンツのみディスプレイされ、他のコンテンツはディスプレイされないように設定されてもよい。
一方、上述の実施形態に係るオブジェクトはメッセージオブジェクトおよびイメージオブジェクトであるとして説明したが、オブジェクトの種類はそれに限定されずに、アイコンや、ロゴ、テキストラベルおよび記号等、予め定義されたイベントに対応して多様な形態のオブジェクトで表現されてよい。
なお、信号処理部で映像フレームにオブジェクトを付加する過程は、具体的に、映像処理部のビデオ処理部で行われてよく、フレームレート変換部でフレームレートが変換された映像フレームにオブジェクトを付加して行われてよい。なお、字幕等を処理する付加データ処理部でこのような過程を行うこともできる。即ち、コンテンツが映像フレームで構成された後、ディスプレイ部に出力される前であれば、如何なるステップでもオブジェクトを付加する過程を行うことができる。
一方、マルチビューモードでコンテンツビューA、Bが出力される状態で、コンテンツビューAを視聴するユーザがコンテンツビューAに対してマルチビュー終了命令を入力した場合、ディスプレイ装置100はシングルビューモードに切り替わってよい。このとき、ディスプレイ装置100は、マルチビュー終了命令が入力されないコンテンツビューBから出力されるコンテンツをシングルビューモードでも引き続き出力してよい。そして、シングルビューモードに切り替わった場合、ユーザはそれ以上メガネ装置を着用する必要がないため、ディスプレイ装置100は、“マルチビューモードが終了しました。メガネ装置を外してください。”のようにメガネ装置を外してくださいというメッセージオブジェクトを付加してディスプレイしてよい。それにより、コンテンツビューBを視聴してきたユーザは、マルチビューモードが終了したことが分かる。ただ、コンテンツビューBから出力されるコンテンツが3Dコンテンツである場合には、3Dコンテンツを視聴するために、メガネ装置を引き続き着用する必要がある。このときには、“マルチビューモードが終了しました。3Dモードに切り替わります。”のように、シングルビュー3Dモードに切り替わったということを報知するメッセージオブジェクトが付加されてよい。
別の実施形態で、マルチビューモードが終了される場合、複数のコンテンツビューのうち、シングルビューモードでディスプレイされる一つのコンテンツビューを選択することができるインターフェースが提供されてよい。
図13は、本発明の一実施形態に係る遠隔制御装置を示すブロック図である。
図13によると、遠隔制御装置300は、検知部310と、入力部320と、制御部330およびインターフェース部340を含む。
検知部310は、複数のコンテンツビューに各々対応する複数のメガネ装置200から発せられる信号を受信し、遠隔制御装置300に最も近接したメガネ装置を検知し、検知信号を遠隔制御装置300の制御部330に伝送する。
具体的に、検知部310は、複数のメガネ装置200と遠隔制御装置300との間の距離を各々検出し、検出された距離を比較して複数のメガネ装置200のうち、最も近接したメガネ装置を検知することができる。
この場合、検知部310が各メガネ装置200を検知する方式は、RFID方式またはマグネチックセンサ等、遠隔制御装置300と各メガネ装置200との間の近距離の距離センシングが可能なセンシング方式を提供してよい。
検知部310が、上述の検知方式のうち、RFID方式で作動する場合、検知部310は複数のメガネ装置200から各々受信されるRF信号の受信強度を比較し、最大の受信強度をもつRF信号を伝送したメガネ装置を近接したメガネ装置として検知してよい。
そのために、メガネ装置200は、信号出力部270を更に含んでよい(図14を参照)。図14は、本発明の別の実施形態に係るメガネ装置の構成を示すブロック図である。メガネ装置200の信号出力部270は、遠隔制御装置300の距離センシング方式により対応するRFIDタグやその他の構成からなってよい。具体的には、遠隔制御装置300がRFID方式で各メガネ装置の距離をセンシングする場合、信号出力部270は、RFIDタグでなされてよい。
一方、遠隔制御装置300の入力部320には、ユーザ命令が入力される。入力部320は、例えば、チャネルやオーディオ音量等を変換するためのキーパッド、タッチパッド、ジョグシャトル、ジョグスティック等、少なくとも何れか一つまたはそれらの組み合わせの多様な入力インターフェースで構成されてよい。
制御部330は、入力部320を介してユーザ選択命令が入力されると、各メガネ装置200のうち、検知された近接したメガネ装置に対応するコンテンツビューをユーザ選択命令に従って制御するための制御信号を生成する。
制御信号は、近接したメガネ装置の固有情報であるメガネ装置IDまたは近接したメガネ装置に対応するコンテンツビュー情報と、ディスプレイ装置100のコンテンツビューを制御するための制御命令のうち、少なくとも一つを含んでよい。
そのために、遠隔制御装置300は、メガネ装置からメガネ装置に対応するコンテンツビューに対する情報を受信することができる。一実施形態として、各メガネ装置は距離をセンシングするために出力する信号にコンテンツビューに対する情報を含んでよく、制御部330は最も近接したメガネ装置のコンテンツビューに対する情報を用いて制御信号を生成することができる。別の実施形態として、制御部330は近接したメガネ装置が決定されると、近接したメガネ装置にコンテンツビューに対する情報を要求して受信することもできる。一方、メガネ装置200および遠隔制御装置300は、距離センシングのための信号出力部270および検知部310を介してコンテンツビューに対する情報を送受信することもできるが、コンテンツビューに対する情報を送受信するための別途のインターフェース部(図示せず)を含む形態で実現されてよい。
制御命令は、遠隔制御装置300と近接したメガネ装置に対応するコンテンツビューのコンテンツを変更するためのコンテンツ変更命令と、コンテンツのオーディオ信号音量を調整するための音量調整命令と、コンテンツビュー上にOSD(On−Screen Display)メニューを表示するためのOSDメニュー表示命令およびコンテンツビューに表示される映像フレームの画質を調整するための画質調整命令のうち、少なくとも何れか一つを含んでよい。
インターフェース部340は、制御部330から発生する制御信号をディスプレイ装置100の遠隔制御信号受信部170に伝送する。このとき、インターフェース部340と遠隔制御信号受信部170との間の通信はブルートゥース方式、赤外線通信、Zigbee等の通信方式を用いてよく、その他の近距離で通信チャネルを形成して信号を送受信することができる多様な無線通信方式によって通信を行ってよい。
このような実施形態によると、ユーザは複数のコンテンツビューのうちの一つのコンテンツビューを選択的に制御するために繰り返しユーザ命令を入力しなくても、遠隔制御装置の位置を変更することにより、最も近接したメガネ装置とマッピングされたコンテンツビューを選択的に制御することができるようになる。本実施形態でも、無論、現在制御可能なコンテンツビューにメッセージまたはイメージオブジェクトを付加して表示することができる。
図15は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置の制御方法を示すフローチャートである。ディスプレイ装置に関連する説明と重なる箇所は省略し、全体的なフローを中心として説明する。
まず、複数のコンテンツを受信する(S1510)。具体的に、異なる複数のコンテンツを各々受信する。その後、映像フレームを構成する(S1520)。具体的に、受信されたコンテンツを各々処理して映像フレームを構成する。そして、映像フレームを交互にディスプレイする(S1530)。即ち、複数のコンテンツビューを構成して各コンテンツビューに対応するコンテンツの映像フレームを交互にディスプレイする。
ここで、予め定義されたイベントが発生すると(S1540−Y)、発生したイベントに対応する動作を行う(S1550)。予め定義されたイベントは、遠隔制御装置から複数のコンテンツビューのうちの一つのコンテンツビューを制御するための制御命令が受信されるイベント、複数のコンテンツのうちの少なくとも一つのコンテンツがメガネ装置200と同期化されていないイベントと、マルチビューモード開始命令が入力されるイベント、遠隔制御装置300から制御権限要求命令が入力されるイベントおよびマルチビューモード終了命令が入力されるイベント等であってよい。
遠隔制御装置から複数のコンテンツビューのうちの一つのコンテンツビューを制御するための制御命令が受信されるイベントが発生した場合について、図16ないし図17を参照しながら説明する。
図16は、本発明の別の実施形態に係るディスプレイ装置の制御方法を示すフローチャートであり、図17は、本発明の更に別の実施形態に係るディスプレイ装置の制御方法を示すフローチャートである。
ディスプレイ装置100の受信部110は、複数のコンテンツを受信し(S1610、S1705)、信号処理部120は、複数のコンテンツを各々処理して映像フレームを構成する(S1620、S1710)。ディスプレイ部130は、各コンテンツの映像フレームを組み合わせて複数のコンテンツビューを出力し(S1630、S1715)、同期化信号生成部150は、複数のコンテンツビューおよび複数のメガネ装置200を同期化させるための同期化信号を生成する(S1640、S1720)。すると、インターフェース部160は、同期化信号を複数のメガネ装置に伝送する(S1650、S1725)。このように、複数のコンテンツビューが出力される状況で、何れか一つのコンテンツビューに対する制御命令が入力されると(S1660−Y、S1730−Y)、実行可能な動作であるか判断し、実行可能動作である場合(S1735−Y)、制御命令に対応する動作を実行し(S1737)、実行制限動作である場合(S1735−N)、制御命令の入力事実を報知するメッセージを他コンテンツビューに表示する(S1740)。仮に、他コンテンツビューにマッチするメガネ装置から実行制限動作に対する同意信号を受信する場合(S1745−Y)、または同意信号が受信されなかったが、一定時間が経過する間、何の信号も受信されていない場合(S1755−Y)、実行可能動作の場合と同様に、制御命令に対応する動作を行う(S1737)。例えば、反対信号が受信されると(S1750−Y)、制御命令に対応する動作を行わない。
一方、図15において、予め定義されたイベントが複数のコンテンツビューのうち、少なくとも一つのコンテンツがメガネ装置とマッピングされていないイベントである場合、複数のコンテンツビューのうち、メガネ装置とマッピングされていないコンテンツビューが存在すると、メガネ装置とマッピングされていない少なくとも一つのコンテンツビューの映像フレームにメガネ装置との接続を誘導するメッセージオブジェクトを付加してディスプレイする。
なお、予め定義されたイベントがマルチビューモード開始命令が入力されるイベントである場合、上記マルチビューモード開始命令が入力されると、前記複数のコンテンツ各々の映像フレームに当該コンテンツとのマッピング有無を問い合わせるメッセージオブジェクトを付加してディスプレイし、各コンテンツをメガネ装置に順次マッピングさせる。そして、少なくとも一つのメガネ装置または遠隔制御装置から上記メッセージに対する応答が受信されると、上記応答が受信された時点でディスプレイされるコンテンツと上記応答を伝送したメガネ装置とをマッピングさせてよい。
そして、予め定義されたイベントが遠隔制御装置から制御権限要求命令が入力されるイベントの場合、制御権限要求命令が入力されると、複数のコンテンツのうちの一つのコンテンツの映像フレームに制御権限を示すイメージオブジェクトを付加してディスプレイする。なお、制御権限要求命令が入力される度に、イメージオブジェクトがディスプレイされるコンテンツが順次変更されてよい。
予め定義されたイベントがマルチビュー終了命令が入力されるイベントの場合、マルチビュー終了命令が入力されると、複数の全コンテンツの映像フレームにマルチビュー終了事実を通知するメッセージオブジェクトを付加してディスプレイする。
図18は、本発明の一実施形態に係る遠隔制御装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。
図18によると、遠隔制御装置300は、複数のメガネ装置200から持続的に発生される信号を検知部310を介して受信し(S1810)、受信された信号を分析して、遠隔制御装置300と各メガネ装置200との間の距離を計算する(S1820)。
制御部330は、検知部310から計算された値を受信して遠隔制御装置300に最も近接しているメガネ装置を選択する(S1830)。入力部320を介してユーザ命令が入力されると(S1840)、制御部330はインターフェース部340を介して制御命令を生成してディスプレイ装置100に伝送する(S1850)。
ディスプレイ装置100は、遠隔制御信号受信部170を介して制御命令を受信し、ディスプレイ装置100の制御部140は受信された制御命令を分析して選択されたメガネ装置と同期化されたコンテンツビューを制御する(S1860)。
このように、本発明においては、各メガネ装置200を着用した状態で、ディスプレイ装置100を通じて同時に各々自分が選択したコンテンツビューを視聴するユーザが自分のコンテンツビューに対する制御を行うとき、事前にモード設定等の別途の操作の必要がなく、単に遠隔制御装置300を他人が着用したメガネ装置より自分が着用したメガネ装置の近くに持って行き、自分が望む制御命令を入力する行動のみで自分が視聴するコンテンツビューのコンテンツおよびオーディオを手軽に制御することができる。
一方、上述の本発明の多様な実施形態に係る方法を行うためのプログラムは、多様な類型の記録媒体に保存されて使用されてよい。
具体的には、上述の方法を行うためのコードは、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、メモリカード、USBメモリ、CD−ROM等のように、端末機で読み取り可能な多様な類型の記録媒体に保存されていてよい。
<偏光方式ディスプレイ装置およびメガネ装置>
上述の本発明の多様な実施形態は、偏光方式ディスプレイ装置とメガネ装置とを通じて行われてよい。以下では、図19ないし図23を参照して、偏光方式ディスプレイ装置とメガネ装置の構成と動作に対して説明する。
<ディスプレイ装置の構成および動作>
以下においては、まず、偏光方式のディスプレイ装置の構成および動作を説明する。
図19は、偏光映像を視聴することができるシステムの一例を示す図である。
図19に示すように、偏光映像を視聴することができるシステムは、ディスプレイ装置100とメガネ装置(図示せず)とを含む。
ディスプレイ装置100は、映像を出力する構成として、特定方向、例えば、水平方向または垂直方向に偏光された映像を出力する。図19に示すように、ディスプレイ装置が垂直方向Aに偏光された映像を出力する場合、メガネ装置(図示せず)は、水平方向Bに偏光された映像のみを通過させ、垂直方向Aに偏光された映像は遮断することができる。この場合、メガネを着用したユーザは、垂直方向に偏光された映像を視聴することができなくなる。このように、ディスプレイ装置100は、出力映像を偏光させなければならないため、多様な偏光手段を備えるようになる。
偏光手段の一実施形態として、ディスプレイ装置100は偏光パネル(図示せず)を更に備えてよい。偏光パネルは、ディスプレイ装置100のスクリーンの表面に備えられ、ディスプレイ装置100が出力する映像を予め設定された方向に偏光させる。必要に応じて、線形偏光と、左円偏光および右円偏光の何れか一つで偏光が行われてよい。
しかし、ディスプレイ装置が上述の本願発明の多様な実施形態により、複数のコンテンツをディスプレイするマルチビューを提供したり、左眼映像と右眼映像とを含む3Dコンテンツをディスプレイするためには、複数の方向に偏光された映像を出力できなければならず、方式に応じて大きくパターンリターダ方式とアクティブ方式とがある。
図20は、パターンリターダ方式を説明するための図である。図20によると、ディスプレイ画面の領域別に異なる光軸を有する偏光パネルを備えることにより、偏光を異なるように設定する方法があってよい。このような方式をパターンリターダ方式といい、この場合、偏光パネルはパターンリターダ132を含む。
パターンリターダ132は、ディスプレイ装置100のディスプレイパネル131に癒着される。パターンリターダ132は、ディスプレイパネル131のピクセルアレイで、奇数番目ラインと対向する第1パターンと、ディスプレイパネル131のピクセルアレイで、偶数番目ラインと対向する第2パターンとを含む。上述のように、この場合、第1パターンの光軸と第2パターンの光軸とは異なる。例えば、第1パターンと第2パターンとの各々は、入射光の位相を1/4波長、−1/4波長の分だけ遅延させることができる。この場合、線形偏光された光は、互いに方向が異なる円偏光に変形される。例えば、パターンリターダ132の第1パターンは、ピクセルアレイの奇数番目ラインに表示される映像の光を左円偏光に変換し、パターンリターダ132の第2パターンは、ピクセルアレイの偶数番目ラインに表示される映像の光を右円偏光に変換できるようになる。
このとき、一つのメガネ装置の偏光フィルタは、パターンリターダ132の第1パターンと同じ光軸を有してよい。なお、他のメガネ装置の偏光フィルタは、パターンリターダ132の第2パターンと同じ光軸を有する。即ち、前者のメガネ装置は、左円偏光された映像の光を透過させると同時に右円偏光された映像の光を遮断し、後者のメガネ装置は、右円偏光された映像の光を透過させると同時に左円偏光された映像の光を遮断することができる。従って、異なる視聴者は、異なるように偏光された映像を視聴することができるようになる。3D立体映像の場合は、一つのメガネ装置の左眼偏光フィルタと右眼偏光フィルタとが、別々の光軸を有し、各々左眼映像と右眼映像とを視聴することができるようになる。
一方、このようなパターンリターダ132は、電気的に制御して偏光方向を変えることができる方式で実現することもできる。上述の実施形態において、一番目のメガネ装置を通じて右円偏光された映像を視聴する必要があるか、二番目のメガネ装置を通じて左円偏光された映像を視聴する必要がある場合、ディスプレイ装置の奇数表示ラインと偶数表示ラインとのパターンを反対に置き換えることができる。
そのための一実施形態として、パターンリターダ132は、液晶セルで実現されてよい。液晶セル(図示せず)は、駆動電圧に応じて配向がスイッチングされ、スイッチングされた配向に応じて偏光の特性を変化させる。ここで、偏光の特性とは、偏光の位相または方向であってよい。即ち、偏光された映像が入射される場合、液晶セルに特定した駆動電圧が印加されて配向がなされると、入射光の波長を遅延させる機能を行うことができる。例えば、液晶セルからなるパターンリターダ132は、奇数表示ラインの線形偏光された映像の偏光方向を逆にしたり、偶数表示ラインの円形偏光の位相を変化させて円形偏光の方向を逆にすることができる。液晶セルが技術的に限定されるわけではないが、ツイストTNセルで実現される場合、印加電圧が0である場合、液晶分子のツイストにより、入射光の回転が行われ、偏光方向が90度変換される。即ち、入射光が線形偏光されていると、偏光方向を90度回転させ、左円偏光されていると、右円偏光に変形させて、右円偏光は左円偏光に変形させる。
図21は、パターンリターダ方式によって偏光レンズを備えたメガネ装置でコンテンツを視聴する状況を示す図である。
上述の実施形態において、水平ピクセルライン別にパターンの偏光軸を異にする場合について説明したが、必ずしもパターンリターダの各パターン領域を水平ライン別に分けなければならないというわけではない。即ち、図21に示す実施形態にように、パターンリターダは垂直ライン別に奇数番目ラインと対向する第3パターンと、偶数番目ラインと対向する第4パターンを含むことができる。このとき、一つのメガネ装置200−11の偏光フィルタは、パターンリターダの第1パターンと同様の光軸(水平方向)を有してよい。なお、他のメガネ装置200−12の偏光フィルタは、パターンリターダの第2パターンと同様の光軸(垂直方向)を有する。各メガネ装置は、各々コンテンツ1とコンテンツ2とを視聴するようになる。
図22は、アクティブリターダ方式によって偏光レンズを備えたメガネ装置でコンテンツを視聴する状況を示す図である。
上述のパターンリターダ132のパターン切り替えと同様に、偏光パネル全体の偏光性質を変化させることも可能である。特に、本明細書において上述した映像フレームの交互のディスプレイによるマルチビュー提供方法を偏光方式のディスプレイから提供する場合、映像フレームが変わる度に、偏光性質を変えなければならず、そのために、ディスプレイ装置100は偏光部材190を更に含んでよい。偏光部材190は、映像を偏光させるために、液晶層(図示せず)を備えてよい。ディスプレイ装置100は、異なるレベルの駆動電圧を用いて、液晶層を水平ラインまたは垂直ライン別に制御し、ディスプレイ装置100から放出されるコンテンツの映像を特定の方向に偏光させる。即ち、図22に示すように、映像フレームがディスプレイされる際、偏光パネルの偏光性質を変化させて偏光方向を変える。
図22において、水平偏光されたコンテンツビュー2がディスプレイされる場合、メガネ装置200−11を通じて視聴が可能であるが、メガネ装置200−12を通じては視聴することができない。そして、コンテンツ1がディスプレイされる時、ディスプレイ装置100は、ディスプレイされる映像を垂直偏光させて出力し、メガネ装置200−12を着用した視聴者はコンテンツビュー1を視聴することができる。
このように、複数のコンテンツをフレーム別に異なるように偏光させて出力する場合、コンテンツを解像度の低下なしに、視聴者に提供することができるという長所がある。しかし、ディスプレイ装置100がフレームレートを高めなければならず、メガネ装置がディスプレイ装置100と対応するように偏光軸を変更することができるシャッタグラスを備えなければならないため、製作コストアップの要因が生じる。上述のパターンリターダ方式の場合、フレームレートを変化させる必要がなく、シャッタグラスが備えていないメガネ装置で視聴が可能なメリットがある一方で、解像度が落ちるおそれがある。
<メガネ装置の構成>
以下においては、偏光方式のメガネ装置の構成および動作について説明する。図23は、本発明の一実施形態に係る偏光方式のメガネ装置の構成を示すブロック図である。図23によると、偏光方式のメガネ装置200’は、前面偏光子251と、液晶セル252と、後面偏光子253と、入力部254および制御部255を含む。
上述のように、メガネ装置は、ディスプレイ装置で偏光された映像と同様の光軸を有する場合、映像を透過させて直交する場合、映像を遮断させる機能をする。それにより、メガネ装置を着用したユーザが選択的に映像を視聴できるようにする。
偏光方式のメガネ装置の一実施形態で固定された偏光手段を備えたメガネ装置があった。即ち、レンズは予め設定された光軸を有し、光軸と一致する偏光された映像のみを透過させる。このようなメガネ装置は、上述のパターンリターダ方式のディスプレイ装置や映像フレームの交互にディスプレイによるマルチビュー方式のディスプレイ装置ですべて使用可能である。各メガネ装置は、ディスプレイ装置と別途の同期化作業が不要であるため、経済性が高く、同期化過程から生じるフリッカー現象が少ないというメリットがある。
しかし、予め設定された光軸と別の光軸に対応する偏光映像を視聴しようとする場合、ユーザは光軸が別のメガネ装置を着用したり、偏光レンズを取り替えなければならない。ユーザは簡単にメガネ装置に装着された偏光レンズを取り替えて新たな偏光レンズを嵌めて偏光された映像を視聴することができる。しかし、映像の偏光性質に応じて毎回レンズを手動で変えなければならないという不都合があった。
従って、別の実施形態として、メガネ装置はレンズの偏光性質を変える手段を備えることができる。以下では、このような手段を備えたメガネ装置を説明する。
上述の図17の実施形態において、メガネ装置(図示せず)は、ディスプレイ総理100で変更されて出力された映像を透過させることができ、そのために、前面偏光子251と、液晶セル252と、後面偏光子253および入力部254を含んでよい。
前面偏光子251は、ディスプレイ装置100で偏光されて出力される映像と同様の方向の偏光軸を有してその映像を通過させる。一実施形態として、ディスプレイ装置100は水平方向に偏光された映像を出力することができるが、この場合、前面偏光子251は水平方向に偏光された映像のみを通過させる。それと違って、メガネ装置(図示せず)が垂直方向の偏光映像のみを通過させることができる前面偏光子251を備えた場合、メガネ装置(図示せず)は水平偏光された映像は、透過させることができない。前面偏光子251は、ディスプレイ装置100で固有で偏光された映像の他に光軸が他の周辺光を遮断する。
液晶セル252は、駆動電圧に応じて配向がスイッチングされ、スイッチングされた配向に応じて偏光の特性を変化させる構成である。偏光の特性とは、偏光の位相または方向であってよい。即ち、偏光された映像が入射された場合、液晶セルに特定の駆動電圧が印加されて配向が行われると、入射光の波長を遅延させる機能をすることができる。例えば、液晶セルは、アクティブリターダ(Active retarder)であってよく、特定の印加電圧に応じて線形偏光された映像の偏光方向を変えたり(位相変化)、円形偏光の位相を変化させて円形偏光の方向を反対にすることができる。変更の特性は、メガネ装置を開放し(左眼または右眼)、入射光を透過させたり、反対にメガネ装置を閉鎖させて入射光の透過を防ぐための目的に合うように適切に変化される。一実施形態として、何の電圧の印加がない場合、線形偏光を90度回転(位相差をλ/2の分だけの変化)させることができ、電圧が印加される場合、入射光に全く変化を与えずにそのまま通過させることができる。
液晶セルの実現は、特定の技術に限定しないが、一実施形態において、TN ECB(Electrically Controllable Birefringence)セルまたはTN OCB(Optically Compensated Bend)セルであってよい。液晶セルがツイストTNセルで実現される場合、印加電圧が0である場合、液晶分子のツイストにより入射光の回転が行われ、偏光方向が90度変換される。即ち、入射光が線形偏光されていると、偏光方向を90度回転させ、左円偏光されていると、右円偏光に変形させて、右円偏光は左円偏光に変形させる。
後面偏光子253は、液晶セルを通過した映像を再び偏光させる構成として、ディスプレイ装置の出力偏光と直交方向の偏光成分のみを透過させる。従って、メガネ装置(図示せず)が開放された場合、ディスプレイ装置100の偏光された映像は液晶セルの操作により、後面偏光子253を通過することができる状態にならなければならないことが分かる。それと反対に、シャッタメガネが閉鎖された場合、液晶セルはディスプレイ装置の偏光された出力映像を後面偏光子253の偏光軸と垂直になるように変形させなければならない。
本実施形態において、メガネ装置の動作を見てみると、シャッタを開放する場合、ディスプレイ装置から出力されて垂直方向に偏光された映像は前面偏光子251をそのまま通過し、液晶セル252は映像を透過させると同時に偏光方向を後面偏光子253の偏光軸に一致させる。従って、映像がメガネ装置を通過して人の眼に伝達される。一方、シャッタを閉鎖する場合、ディスプレイ装置から出力されて垂直方向に偏光された映像は前面偏光子251をそのまま通過するが、液晶セル252も映像をそのまま通過させるため、偏光方向は後面偏光子253と直交になり、結局、偏光された映像はメガネ装置を通過できず、人の眼までに届かない。
入力部254は、メガネ装置の液晶セル252を制御するためにユーザが制御命令を入力することができる構成である。即ち、ユーザは入力部254を操作して電気的に偏光レンズの偏光方向を変更することができる。入力部254は、偏光レンズの偏光方向を変更するためのボタン、タッチパッド、トグルボタン等を含んでよい。例えば、図19において、メガネ装置200−11を通じてコンテンツ2を視聴しているユーザが偏光レンズの偏光方向を変更するために、トグルボタンを押す場合、メガネ装置200−11は偏光レンズの偏光方向を垂直方向に変更し、それにより、ユーザはコンテンツ1を視聴することができるようになる。
制御部255は、メガネ装置200’の動作全般を制御する。特に、入力部254の入力により液晶セル252を、上述のとうに動作するように制御する。
ここで、メガネ装置200−11、200−12は、左眼および右眼レンズの偏光方向を各々変更することもできる。メガネ装置200−11、200−12の左眼および右眼レンズの何れか一方の偏光方向のみを変更して、左眼および右眼レンズの偏光方向が各々異なる場合、3Dコンテンツ視聴のためのメガネ装置として使用することができる。
偏光方式の3Dディスプレイ装置の場合、複数の視聴者は同じコンテンツを視聴するようになるため、ディスプレイ装置100とメガネ装置200との間に通信を行う必要がないが、図19および図20のように、複数の視聴者が各々異なるコンテンツを視聴する場合、ディスプレイ装置100と通信を行う必要がある。例えば、メガネ装置200−11、200−12は、ディスプレイ装置100のインターフェース部160から各コンテンツに対応するオーディオデータを受信してオーディオ出力部(図示せず)を介して出力するか、入力部254を介して入力された制御命令をディスプレイ装置100に伝送することができる。そのために、メガネ装置200−11、200−12は、ディスプレイ装置100と接続されて通信を行うためのインターフェース部(図示せず)を更に含むことができる。メガネ装置に備えられたインターフェース部については、図6において具体的に説明しているため、具体的な説明は省略する。
上述の実施形態では、コンテンツビューを偏光するために、メガネ装置の偏光方向を変更すると説明してきたが、偏光レンズの偏光方向の変更ができないメガネ装置の場合、ディスプレイ装置100から出力されるコンテンツそのものを変更することもできる。例えば、図20において、水平方向の偏光レンズをもつメガネ装置200−11を通じてコンテンツ1を視聴するユーザがコンテンツビューを変更してコンテンツ2を視聴しようとする場合、遠隔制御装置300またはメガネ装置200−11に備えられた入力部(図示せず)を介してコンテンツビュー変更命令が入力されると、ディスプレイ装置100はコンテンツ1が出力される領域にコンテンツ2を出力することができる。
一方、メガネ装置を着用してコンテンツを視聴する場合、複数のコンテンツを提供するモードおよび3Dコンテンツを提供するモードがあってよい。メガネ装置200−11、200−12が左眼および右眼レンズ別に偏光方向を変更することができる場合、ディスプレイ装置100はモード変更時にユーザに左眼および右眼レンズの何れか一方の偏光方向を変更せよというメッセージを表示することができる。メガネ装置を着用したユーザは、入力部254を操作して偏光方向を変更することができる。
メガネ装置が左眼および右眼レンズ別に偏光方向を変更することができない場合には、モード変更時にユーザにメガネ装置を取り替えて下さいというメッセージを表示することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的趣旨の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。