JP2013137004A - 圧縮機 - Google Patents

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順英 樋口
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Abstract

【課題】モータの上側の空間からモータの下側の空間に潤滑油を確実に流す。
【解決手段】圧縮機1は、その上面に冷媒を吐出する吐出口24aを有する圧縮機構2と、固定子31と回転子30とを有し、圧縮機構2の上方に配置されるモータ3と、圧縮機構2とモータ3との間に配置され、圧縮機構2の上面に当接する円筒状の遮蔽部材5と、ケーシング6とを備える。固定子31は、その外周面とケーシング6の内周面との間に上下方向に延在する油戻し通路37が形成されるようにケーシング6の内周面に固定され、且つ、複数の歯部33aを内周部に有するコア33と、複数の歯部33aにそれぞれ巻回された複数のコイル巻回部35aとを有する。遮蔽部材5は、周方向に並んで設けられた複数の凹部を有し、圧縮機構2の吐出口24aを囲むと共に凹部がコイル巻回部35aの下端に沿うように配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータと圧縮機構とを備えた圧縮機に関する。
従来から圧縮機として、モータと圧縮機構とが上下に並んでケーシング内に収容されたものがある(例えば特許文献1参照)。この圧縮機では、圧縮機構から上方に向かって冷媒と潤滑油が吐出されるようになっており、吐出された冷媒と潤滑油は、固定子の外周面とケーシングの内周面との間に形成された隙間や、固定子と回転子との間に形成された隙間や、固定子に周方向に並んだ複数の歯部を有するコアに巻回された複数のコイルとの間に形成された隙間や、固定子や回転子に形成された孔などの流路を通過して、モータの上側の空間に流入する。モータの上側の空間に流入した冷媒は、モータの上部に設けられた排出管から外部に排出される。また、モータの上側の空間に流入した潤滑油は、上述の流路を通ってモータの下側の空間に戻された後、さらに下降して、ケーシングの底に貯留される。
特開2010−252511号公報
しかしながら、従来の圧縮機では、モータの下側からモータの上側に流れる冷媒および潤滑油の流路と、モータの上側からモータの下側に流れる潤滑油の流路が同じであるため、モータの下側からモータの上側に流れる冷媒および潤滑油によって、モータの上側からモータの下側に潤滑油が流れにくく、モータの上に潤滑油が溜まってしまったり、潤滑油が冷媒と一緒に排出管から圧縮機外部へ排出されてしまう。その結果、ケーシングの底に貯留される潤滑油が減少し、摺動部などへの潤滑油の供給が不足してしまう。
そこで、本発明は、モータの上側の空間からモータの下側の空間に潤滑油を確実に流すことのできる圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明に係る圧縮機は、冷媒を圧縮すると共に、その上面に冷媒を吐出する吐出口を有する圧縮機構と、固定子と回転子とを有し、前記圧縮機構の上方に配置されるモータと、前記圧縮機構と前記モータとの間に配置され、前記圧縮機構の上面に当接する円筒状の遮蔽部材と、これらを収容するケーシングとを備え、前記固定子は、その外周面と前記ケーシングの内周面との間に上下方向に延在する通路が形成されるように前記ケーシングの内周面に固定されると共に、その内周部に周方向に並んだ複数の歯部を有するコアと、前記複数の歯部にそれぞれ巻回されて、その下端が下方向に凸状に構成された複数のコイル巻回部とを有し、前記遮蔽部材は、周方向に並んで設けられた複数の凹部を有し、前記圧縮機構の前記吐出口を囲むと共に前記凹部が前記コイル巻回部の下端に沿うように配置されることを特徴とする。
この圧縮機では、固定子の外周面とケーシングの内周面との間に形成された通路の径方向内側に、吐出口を囲むように遮蔽部材が配置されるため、吐出口から吐出された冷媒と潤滑油が、固定子の外周面とケーシングの内周面との間に形成された通路に流入するのを防止することができる。したがって、固定子の外周面とケーシングの内周面との間に形成された通路を、潤滑油が上から下に流れるための専用の流路にできるため、モータの上側にある潤滑油を、ケーシングの底部に確実に戻すことができる。
また、遮蔽部材の凹部がコイル巻回部の下端に沿うように配置されるため、吐出口から吐出された冷媒と潤滑油が、上記通路に流入するのを確実に抑制できる。
第2の発明に係る圧縮機は、第1の発明において、前記圧縮機構は、シリンダと、前記シリンダの上側に配置される端板部材と、前記端板部材の上側に配置されるマフラー部材とを有しており、前記遮蔽部材の下端部の内径が、前記マフラー部材の外径とほぼ同じであることを特徴とする。
この圧縮機では、この圧縮機では、遮蔽部材の下端部をマフラー部材の外縁部に嵌合させることができ、これにより、遮蔽部材を径方向にずれないように容易に位置決めできる。
第3の発明に係る圧縮機は、第1または第2の発明において、前記遮蔽部材が、絶縁性材料で形成されていることを特徴とする。
この圧縮機では、コイル巻回部と圧縮機構の部材との間で短絡が生じるのを防止できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、この圧縮機では、固定子の外周面とケーシングの内周面との間に形成された通路の径方向内側に、吐出口を囲むように遮蔽部材が配置されるため、吐出口から吐出された冷媒と潤滑油が、固定子の外周面とケーシングの内周面との間に形成された通路に流入するのを防止することができる。したがって、固定子の外周面とケーシングの内周面との間に形成された通路を、潤滑油が上から下に流れるための専用の流路にできるため、モータの上側にある潤滑油を、ケーシングの底部に確実に戻すことができる。
また、遮蔽部材の凹部がコイル巻回部の下端に沿うように配置されるため、吐出口から吐出された冷媒と潤滑油が、上記通路に流入するのを確実に抑制できる。
第2の発明では、遮蔽部材の下端部をマフラー部材の外縁部に嵌合させることができ、これにより、遮蔽部材を径方向にずれないように容易に位置決めできる。
第3の発明では、コイル巻回部と圧縮機構の部材との間で短絡が生じるのを防止できる。
本発明の実施形態に係る圧縮機の断面図である。 左側略半分は図1のA−A線断面図であり、右側略半分は図1のB−B線断面図である。 モータの斜視図である。 遮蔽部材の斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る圧縮機の部分断面図である。 本発明の他の実施形態に係る圧縮機の部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の圧縮機1は、冷媒を圧縮する圧縮機構2と、圧縮機構2の上方に配置され、シャフト4を介して圧縮機構2を駆動するモータ3と、圧縮機構2とモータ3との間に配置された円筒状の遮蔽部材5と、これらを収容するケーシング6とを備える。
圧縮機1は、吸入管7から導入された冷媒(例えばCO)を圧縮して排出管8から排出する。この圧縮機1は、例えば空調装置などの冷凍サイクルに組み込まれて使用され、図1に示す向き、即ち、シャフト4の向きが上下方向となる向きに設置される。
ケーシング6は、両端が塞がれた円筒状の容器であり、その上部には、圧縮機構2で圧縮された冷媒を排出するための排出管8と、モータ3の後述する固定子31のコイル35に電流を供給するためのターミナル端子9が設けられている。なお、図1では、このコイル35とターミナル端子9とを接続する配線を省略している。また、ケーシング6の側部には、圧縮機1に冷媒を導入するための吸入管7が設けられている。ケーシング6内の底部には、圧縮機構2の摺動部の動作を滑らかにすると共に、圧縮機構2の隙間をシールするための潤滑油Lが貯留されている。
図1および図2に示すように、モータ3は、ケーシング6の内周面に固定された略円筒状の固定子31と、この固定子31の径方向内側にエアギャップ32を介して配置された円筒状の回転子30とから構成されている。なお、図2の左側略半分は図1のA−A線断面図であり、図2の右側略半分は図1のB−B線断面図である。また、図1は、図2のC−C線断面図である。
回転子30は、図示しない磁石が埋設されている。また、回転子30には、上下方向に貫通する複数の通風孔30aが、周方向に並んで形成されている。
図3に示すように、固定子31は、略円筒状のコア33と、コア33の上下両側に配置された2つのインシュレータ34と、コア33およびインシュレータ34に巻回されたコイル35とを有する。
コア33は、スポット溶接や焼き嵌めや圧入などでケーシング6の内周面に固定されている。図2および図3に示すように、コア33の外周部には、複数(本実施形態では9つ)の溝部33bが、周方向に並んで形成されている。この溝部33bとケーシング6の内周面との間に、上下方向に延在する油戻し通路(通路)37が形成されている。図2に示すように、コア33の内周部には、径方向内側に突出する複数(本実施形態では9つ)の歯部33aが周方向に並んで形成されている。
インシュレータ34は、コア33とコイル35とを絶縁するために設けられている。コア33の上下に配置された2つのインシュレータ34は、設置の向きが異なるだけで、構成は同じである。インシュレータ34の外径は、コア33の外径よりも小さい。インシュレータ34の内周部の形状は、上下方向から見てコア33の内周部の形状とほぼ同じであって、インシュレータ34は、内周部に9つの歯部34aを有する。歯部34aの突出先端には、半円形状の板が設けられている。
コイル35は、いわゆる集中巻方式のコイルであって、9つのコイル巻回部35aを有する。各コイル巻回部35aは、コア33の歯部33aと、この歯部33aの上下に配置されたインシュレータ34の歯部34aに対して巻回されている。図3に示すように、コイル巻回部35aの下端は、下方向に膨らんだ円弧状に構成されている。コイル巻回部35aと隣接するコイル巻回部35aとの間には、隙間36が形成されている。モータ3は、コイル35に通電することによって発生する電磁力によって、回転子30を回転させる。
シャフト4は、回転子30の内周面に固定されており、回転子30と一体的に回転する。シャフト4は、後述する圧縮室20a内となる位置に、偏心部4aを有する。偏心部4aは、略円柱状であって、その中心軸がシャフト4の回転中心に対して偏心している。この偏心部4aの外周面には、圧縮機構2の後述するピストン21のローラが装着されている。
また、シャフト4の下側略半分の内部には、給油路4bが形成されている。給油路4bは、シャフト4の上下方向に延在する共に数箇所でシャフト4の径方向に枝分かれしている。シャフト4の下端には、シャフト4の回転に伴って潤滑油を給油路4b内に吸い上げる螺旋羽根形状のポンプ部材(図示省略)が取り付けられている。このポンプ部材によって給油路8cの下端から吸い上げられた潤滑油は、シャフト4の側面から排出されて、圧縮機構2に供給される。
図1に示すように、圧縮機構2は、シリンダ20と、シリンダ20の内部に配置されるピストン21と、シリンダ20の上側に配置されるフロントヘッド23と、フロントヘッド23の上側に配置されるマフラー部材24と、シリンダ20の下側に配置されるリアヘッド22とを備えている。
シリンダ20の中央部には、円形孔である圧縮室20aが形成されている。圧縮室20aの上下端は、フロントヘッド23とリアヘッド22によってそれぞれ閉塞されている。圧縮室20a内には、ピストン21が配置されている。ピストン21は、円環状のローラと、ローラの外周面から径方向外側に突出するブレードとによって構成されるものであって、圧縮室20aを2つの空間に区画する。また、シリンダ20には、圧縮室20a内に冷媒を導入するための吸入路20bが形成されている。この吸入路20bには、吸入管7の先端が内嵌されている。
フロントヘッド23は、シリンダ20の上側に配置されており、圧縮室20aで圧縮された冷媒を吐出するための吐出孔(図示省略)を有する。フロントヘッド23の上面には、圧縮室20a内の圧力に応じて上述の吐出孔の出口を開閉する弁機構(図示省略)が取り付けられている。また、フロントヘッド23の外周面は、ケーシング6の内周面にスポット溶接などで固定されている。また、フロントヘッド23の外周部には、油戻し孔23aが形成されている。
マフラー部材24は、フロントヘッド23の上面に取り付けられている。マフラー部材24の外径は、フロントヘッド23の外径(ケーシング6の内径)よりも小さい。マフラー部材24とフロントヘッド23との間には、マフラー空間25が形成されている。マフラー空間25は、冷媒の吐出に伴う騒音の低減するために設けられている。また、マフラー部材24の上面には、マフラー空間25内の冷媒を吐出する吐出口24aが形成されている。
遮蔽部材5は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)などの絶縁性材料で形成された略円筒状の部材である。遮蔽部材5は、マフラー部材24の吐出口24aを囲むように配置されて、圧縮機構2の上面に当接している。遮蔽部材5の内径は、マフラー部材24の外径とほぼ同じであり、遮蔽部材5の下端部は、マフラー部材24の外縁部に嵌合している。これにより、遮蔽部材5は、圧縮機構2に対して位置決めされる。
また、図4に示すように、遮蔽部材5の上端部には、9つの凹部5aが周方向に並んで形成されている。各凹部5aは、円弧状に形成されている。遮蔽部材5は、凹部5aがコイル巻回部35aの下端に沿うように配置される。凹部5aは、コイル巻回部35aの下端に接触していても、接触していなくてもよい。
次に、圧縮機1の動作について説明する。
吸入管7から圧縮室20a内に冷媒を供給しつつ、モータ3の駆動によりシャフト4を回転させると、偏心部4aに装着されたピストン21のローラは、圧縮室20aの周壁面に沿って移動する。これにより、ピストン21で区画された圧縮室20a内の2つの空間の容積が変化するため、圧縮室20a内で冷媒が圧縮される。圧縮室20a内の圧力が所定の圧力以上になると、フロントヘッド23に設けられた弁機構(図示省略)が開弁して、圧縮室20a内の冷媒と潤滑油が、マフラー空間25に吐出される。マフラー空間25内の冷媒と潤滑油は、マフラー部材24の吐出口24aから上方に向かって吐出される。
吐出口24aから吐出された冷媒と潤滑油は、回転子30の通風孔30a、回転子30と固定子31との間のエアギャップ32、または、隣接するコイル巻回部35a間の隙間36を下から上に通過して、モータ3の上側の空間に流入する。
このとき、遮蔽部材5が、油戻し通路37の径方向内側に、吐出口24aを囲んで配置されていることによって、油戻し通路37と吐出口24aとが隔離されているため、吐出口24aから吐出された冷媒と潤滑油は、油戻し通路37に流入するのを防止できる。
モータ3の上側の空間に流入した冷媒と潤滑油は、回転子30の回転運動により、旋回しつつ径方向外側に向かって流れる。冷媒と潤滑油との比重差による遠心力の違いにより、冷媒と潤滑油とが分離される。即ち、潤滑油より比重の軽い冷媒はケーシング6の中心部を流れる一方、比重の重い潤滑油はケーシング6の内周面近傍部を流れる。
そして、ケーシング6の中心部を流れる冷媒は、回転子30の回転中心とほぼ同軸上に設けられた排出管8からケーシング6の外に排出される。
また、ケーシング6の内周面近傍部を流れる潤滑油は、固定子31とケーシング6の内周面との間の油戻し通路37を上から下に通過して、モータ3と圧縮機構2との間の空間に流入する。その後、フロントヘッド23の油戻し孔23aを通過して、ケーシング6の底部に戻される。
このように、本実施形態の圧縮機1では、油戻し通路37の径方向内側に、吐出口24aを囲むように遮蔽部材5が配置されるため、吐出口24aから吐出された冷媒と潤滑油が、油戻し通路37に流入するのを防止することができる。したがって、油戻し通路37を、潤滑油が上から下に流れるための専用の流路にできるため、モータ3の上側の空間からモータ3の下側の空間に確実に潤滑油を流すことができる。
また、遮蔽部材5の凹部5aがコイル巻回部35aの下端に沿うように配置されるため、吐出口24aから吐出された冷媒と潤滑油が、油戻し通路37に流入するのを確実に抑制できる。
また、本実施形態では、遮蔽部材5の下端部の内径が、マフラー部材24の外径とほぼ同じであるため、遮蔽部材5の下端部をマフラー部材24の外縁部に嵌合させることができ、これにより、遮蔽部材5を水平方向にずれないように容易に位置決めできる。
また、遮蔽部材5は、絶縁性材料で形成されているため、コイル巻回部35aと、マフラー部材24またはフロントヘッド23との間で短絡が生じるのを防止できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成は、上記実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。なお、後述する変更形態は、適宜組み合わせて実施することも可能である。
遮蔽部材5は、筒状であれば円筒状でなくてもよい。例えば9角形などの多角形の筒状であってもよい。
また、上記実施形態の遮蔽部材5における凹部5aと凹部5aの間の部分は、図4中上方に延びており、隣接するコイル巻回部35aの間に配置されるが、遮蔽部材の形状はこれに限定されない。遮蔽部材は、コイル巻回部35aの下端に沿う凹部を有していれば、隣接するコイル巻回部35aの間に配置される部分を有していなくてもよい。
上記実施形態では、遮蔽部材5の下端部の内径は、マフラー部材24の外径とほぼ同じであるが、これに限定されない。遮蔽部材5の下端部の内径は、吐出口24aを囲むことができる大きさであれば、マフラー部材24の外径よりも小さくてもよく、油戻し孔23aの径方向内側の周壁面とフロントヘッド23の中心との距離以下であれば、マフラー部材24の外径よりも大きくてもよい。
遮蔽部材の下端部の内径をマフラー部材24の外径よりも大きくする場合、例えば図5に示すように、フロントヘッド123の上面に設けた溝123bに遮蔽部材105の下端部を嵌め込むことによって、遮蔽部材105を圧縮機構に対して位置決めしてもよい。
また、遮蔽部材の下端部の内径をマフラー部材24の外径よりも小さくする場合、マフラー部材24の上面に設けた溝に遮蔽部材の下端部を嵌め込むことによって、遮蔽部材を圧縮機構に対して位置決めしてもよい。
上記実施形態では、遮蔽部材5は、軸方向に関して径が一定であるが、一定でなくてもよい。例えば図6に示す遮蔽部材205のように、下側に向かって先細り状であってもよい。
この変更形態の場合、遮蔽部材の上端の径は、コア33の内径(エアギャップ32の径)よりも大きく、且つ、コア33の歯底部(歯部33a間)の径以下とする。また、遮蔽部材の下端の径は、吐出口24aを囲むことができる大きさであって、且つ、油戻し孔23aの径方向内側の周壁面とフロントヘッド23の中心との距離以下とする。
上記実施形態では、遮蔽部材5は、モータ3と同軸状に配置されているが、同軸状に配置されていなくてもよい。
本発明を利用すれば、モータの上側の空間からモータの下側の空間に潤滑油を確実に流すことのできる。
1 圧縮機
2 圧縮機構
3 モータ
5 遮蔽部材
5a 凹部
6 ケーシング
20 シリンダ
23 フロントヘッド(端板部材)
24 マフラー部材
24a 吐出口
30 回転子
31 固定子
33 コア
33a 歯部
33b 溝部
35 コイル
35a コイル巻回部
37 油戻し通路(通路)

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮すると共に、その上面に冷媒を吐出する吐出口を有する圧縮機構と、
    固定子と回転子とを有し、前記圧縮機構の上方に配置されるモータと、
    前記圧縮機構と前記モータとの間に配置され、前記圧縮機構の上面に当接する円筒状の遮蔽部材と、
    これらを収容するケーシングとを備え、
    前記固定子は、
    その外周面と前記ケーシングの内周面との間に上下方向に延在する通路が形成されるように前記ケーシングの内周面に固定されると共に、その内周部に周方向に並んだ複数の歯部を有するコアと、
    前記複数の歯部にそれぞれ巻回されて、その下端が下方向に凸状に構成された複数のコイル巻回部とを有し、
    前記遮蔽部材は、周方向に並んで設けられた複数の凹部を有し、前記圧縮機構の前記吐出口を囲むと共に前記凹部が前記コイル巻回部の下端に沿うように配置されることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記圧縮機構は、シリンダと、前記シリンダの上側に配置される端板部材と、前記端板部材の上側に配置されるマフラー部材とを有しており、
    前記遮蔽部材の下端部の内径が、前記マフラー部材の外径とほぼ同じであることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記遮蔽部材が、絶縁性材料で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮機。
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