JP2013136883A - 蓄電装置収納室 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】屋外に配置された蓄電装置40を収納する蓄電装置収納室200であって、蓄電装置40を収納する下部収納室210と、下部収納室210の上部に設けられる上部収納室220と、下部収納室210内の温度に基づいて、下部収納室210内の空気、上部収納室220内の空気及び外気の入れ換えを行う換気機構230と、を具備し、換気機構230は、下部収納室210内の温度が第一の設定温度T1以上である場合に下部収納室210と上部収納室220とを連通する開閉機構231と、下部収納室210内の温度が第一の設定温度T1以上である場合に上部収納室220内の空気を蓄電装置収納室200の外部へと排出する排気ファン235と、を具備した。
【選択図】図3
Description
パワーコンディショナ20には、停電時(商用電源90からの電力が供給不能な場合)における「自立運転モード」のONとOFFとを切り換えるための運転切換スイッチ20aが設けられる。
また、パワーコンディショナ20には、停電時(非常時)において発電部10からの電力を取り出すための非常用コンセント21が接続される。
分電盤30には、後述する蓄電装置40が充電、放電及び情報(データ)のやり取りを行うための充放電用コンセント群31(より詳細には、充放電用コンセント群31のうち後述する充電用コンセント32及びLAN用コンセント33のみ)が接続される。
蓄電装置40は、停電時(非常時)における充電用のケーブル41を介して非常用コンセント21に接続される。
また、蓄電装置40は、通常時における充電用のケーブル42を介して充放電用コンセント群31の充電用コンセント32に、放電用のケーブル43を介して充放電用コンセント群31の放電用コンセント34に、それぞれ接続される。
また、蓄電装置40は、LANケーブル44を介して充放電用コンセント群31のLAN用コンセント33に接続される。
本実施形態においては、負荷50(特定の負荷)として、リビングに設けられるリビングコンセント51、冷蔵庫52、及びリビングに設けられるリビング照明53を用いるものとする。また、リビングコンセント51には、テレビ51aが接続されるものとする。
負荷50は、それぞれ間接的に(本実施形態においては、充放電用コンセント群31の放電用コンセント34及び図示しない漏電遮断器等を介して)蓄電装置40に接続される。
その他の負荷80は、分電盤30に接続される。
ホームサーバ60は、分電盤30に接続される。ホームサーバ60は、パワーコンディショナ20及び蓄電装置40等と情報のやり取りが可能とされ、当該パワーコンディショナ20及び蓄電装置40等の運転を制御することができる。
携帯型端末70は、無線によりホームサーバ60と情報のやり取りをすることができる。
なお、この場合(通常時)においては、発電部10及び商用電源90からの電力を蓄電装置40に充電する際、同時に当該蓄電装置40からその他の負荷80へと電力が供給(放電)されることはない。このように、充電と放電とを同時に行わないようにすることによって、蓄電装置40(より詳細には、当該蓄電装置40内の蓄電池(リチウムイオン電池))の劣化を防止することができる。
なお、通常時においては、蓄電装置40から負荷50に電力を供給(放電)する際、同時に発電部10及び商用電源90からの電力が蓄電装置40に充電されることはない。このように、充電と放電とを同時に行わないようにすることによって、蓄電装置40(より詳細には、当該蓄電装置40内の蓄電池(リチウムイオン電池))の劣化を防止することができる。
また、上述の如き電力の供給状態は携帯型端末70の表示装置に表示され、居住者は当該携帯型端末70により電力の供給状態を確認することができる。
但し、運転切換スイッチ20aは、分電盤30において停電であることが検知された情報をパワーコンディショナ20に送信し、自動的にONに切り換えられるように構成することも可能である。
図4(c)に示すように、前記アクチュエータを駆動させ、第二仕切板231bを一方向に摺動させると、第一仕切板231aの貫通口と第二仕切板231bの貫通口とが平面視において重複し、下部収納室210と上部収納室220とが連通される(開閉機構231が開かれる)。
制御手段239は、開閉機構231のアクチュエータに接続され、当該アクチュエータの駆動を制御し、開閉機構231を開閉させることができる。
制御手段239は、給気ファン232に接続され、当該給気ファン232の駆動を制御することができる。
制御手段239は、排気ファン235に接続され、当該排気ファン235の駆動を制御することができる。
制御手段239は、下部温度センサ237に接続され、下部収納室210内の温度に関する情報を取得することができる。
制御手段239は、上部温度センサ238に接続され、上部収納室220内の温度に関する情報を取得することができる。
なお、当該太陽電池パネル250を発電部10(図2参照)の一部として利用し、当該太陽電池パネル250で発電された電力を住宅100内の負荷50やその他の負荷80に供給することも可能である。
第一の設定温度T1は、蓄電装置40に不具合が発生することがなく、また当該蓄電装置40が効率良く稼働することができる温度帯のうち、最も高い温度に近い値に設定される。
第二の設定温度T2は、蓄電装置40に不具合が発生することがなく、また当該蓄電装置40が効率良く稼働することができる温度帯のうち、最も低い温度に近い値に設定される。
制御手段239は、下部室内温度Tdが第一の設定温度T1以上であると判定した場合、ステップS102に移行する。
制御手段239は、下部室内温度Tdが第一の設定温度T1未満であると判定した場合、ステップS104に移行する。
制御手段239は、上記処理を行った後、ステップS103に移行する。
これによって、外気が下部給排気口233を介して下部収納室210内へと取り込まれ、下部収納室210内の空気は開閉機構231を介して上部収納室220内へと供給され、上部収納室220内の空気は上部給排気口234を介して外部へと排出される(図3参照)。このようにして、下部収納室210内の空気が入れ換えられることで、当該下部収納室210内の温度(下部室内温度Td)を下げることができる。
図5に示すように、制御手段239は、上記処理を行った後、ステップS101に移行する。
制御手段239は、下部室内温度Tdが第二の設定温度T2未満であると判定した場合、ステップS105に移行する。
制御手段239は、下部室内温度Tdが第二の設定温度T2以上であると判定した場合、ステップS108に移行する。
制御手段239は、上部室内温度Tuが第三の設定温度以上であると判定した場合、ステップS106に移行する。
制御手段239は、上部室内温度Tuが第三の設定温度未満であると判定した場合、ステップS108に移行する。
制御手段239は、上記処理を行った後、ステップS107に移行する。
これによって、外気が上部給排気口234を介して上部収納室220内へと取り込まれ、上部収納室220内の空気は開閉機構231を介して下部収納室210内へと供給され、下部収納室210内の空気は下部給排気口233を介して外部へと排出される(図3参照)。このようにして、比較的温度が高い上部収納室220内の空気を下部収納室210へと供給することで、当該下部収納室210内の温度(下部室内温度Td)を上げることができる。
図5に示すように、制御手段239は、上記処理を行った後、ステップS101に移行する。
制御手段239は、上記処理を行った後、ステップS109に移行する。
このように、下部室内温度Tdが蓄電装置40に適した温度範囲(T2≦Td<T1)にある場合は、下部収納室210内の空間と上部収納室220内の空間とを開閉機構231によって分離することで、下部収納室210内の温度(下部室内温度Td)が外部からの影響によって上昇するのを抑制することができる。詳述すると、蓄電装置収納室200の屋根221に太陽光が照射された場合、上部収納室220がいわゆる小屋裏(断熱空間)になり、当該上部収納室220内の温度(上部室内温度Tu)は上昇するものの、下部収納室210内の温度は上昇し難くなる。
このように、下部室内温度Tdが蓄電装置40に適した温度範囲(T2≦Td<T1)を超えて高温になった場合(例えば、夏の時期の昼間など)は、下部収納室210内の空気を外部へと排出すると共に、外気を下部収納室210内へと取り込むことで、当該下部収納室210内の温度(下部室内温度Td)を下げることができる。
このように、内温度Tdが蓄電装置40に適した温度範囲(T2≦Td<T1)よりも低温になった場合(例えば、冬の時期の夜間など)は、上部室内温度Tuが比較的高い(T3以上である)場合に限り、上部収納室220内の空気を下部収納室210内へと供給することで、当該下部収納室210内の温度(下部室内温度Td)を上げることができる。
このように構成することにより、下部収納室210内の温度に基づいて換気することで、当該下部収納室210の温度を蓄電装置40に適した温度に調節することができる。
このように構成することにより、下部収納室210内の温度が一定値(第一の設定温度T1)以上になった場合には、当該下部収納室210内の空気を上部収納室220を介して排出することで、下部収納室210内の温度を下げることができ、ひいては蓄電装置40の温度上昇に伴う不具合の発生を防止することができる。
下部収納室210内の温度が第一の設定温度T1よりも低い第二の設定温度T2未満であり、かつ上部収納室220内の温度が第二の設定温度T2よりも高い第三の設定温度T3以上である場合に下部収納室210と上部収納室220とを連通し、換気機構230は、下部収納室210内の温度が第二の設定温度T2未満であり、かつ上部収納室220内の温度が第三の設定温度T3以上である場合に上部収納室220内の空気を下部収納室210へと供給する給気ファン232をさらに具備するものである。
このように構成することにより、下部収納室210内の温度が一定値(第二の設定温度T2)未満になった場合には、暖かい上部収納室220内の空気を下部収納室210へと供給することで、下部収納室210内の温度を上げることができ、ひいては蓄電装置40の温度低下に伴う不具合の発生を防止することができる。
上部収納室220の屋根221上に配置され、太陽光を利用して発電可能であり、当該発電された電力のうち少なくとも一部を換気機構230へと供給する太陽電池パネル250をさらに具備するものである。
このように構成することにより、上部収納室220の屋上を太陽電池パネル250の設置場所として有効利用すると同時に、当該太陽電池パネル250によって上部収納室220内の温度の上昇を抑制することができる。また、換気機構230によって上部収納室220内の温度が下げられることによって、太陽電池パネル250も冷却され、当該太陽電池パネル250の発電効率も向上させることができる。
また、給気ファン232、下部給排気口233、上部給排気口234、排気ファン235、下部温度センサ237及び上部温度センサ238の配置、個数、形状等は限定するものではない。
また、制御手段239は、電力供給システム1が具備するホームサーバ60(図2参照)により兼用することも可能である。
このように、下部室内温度Tdが蓄電装置40に適した温度範囲(T2≦Td<T1)にある場合は、下部収納室210内の空間と上部収納室220内の空間とを開閉機構231によって分離することで、下部収納室210内の温度(下部室内温度Td)が外部からの影響によって上昇するのを抑制することができる。
これによって、外気が下部第一給気口240を介して下部収納室210内へと取り込まれ、下部収納室210内の空気は開閉機構231を介して上部収納室220内へと供給され、上部収納室220内の空気は上部排気口242及び排気ダクト244を介して外部に排出される。このようにして、下部収納室210内の空気が入れ換えられることで、当該下部収納室210内の温度(下部室内温度Td)を下げることができる。
これによって、上部収納室220内の空気は上部排気口242、排気ダクト244、給気ダクト245及び下部第二給気口241を介して下部収納室210に供給されると共に、下部収納室210内の空気は開閉機構231を介して上部収納室220内へと供給される。このようにして、比較的温度が高い上部収納室220内の空気を下部収納室210へと供給することで、当該下部収納室210内の温度(下部室内温度Td)を上げることができる。
200 蓄電装置収納室
210 下部収納室
220 上部収納室
221 屋根
230 換気機構
231 開閉機構
232 給気ファン
235 排気ファン
250 太陽電池パネル
Claims (4)
- 屋外に配置された蓄電装置を収納する蓄電装置収納室であって、
前記蓄電装置を収納する下部収納室と、
前記下部収納室の上部に設けられる上部収納室と、
前記下部収納室内の温度に基づいて、前記下部収納室内の空気、前記上部収納室内の空気及び外気の入れ換えを行う換気機構と、
を具備する蓄電装置収納室。 - 前記換気機構は、
前記下部収納室内の温度が第一の設定温度以上である場合に前記下部収納室と前記上部収納室とを連通する開閉機構と、
前記下部収納室内の温度が前記第一の設定温度以上である場合に前記上部収納室内の空気を前記蓄電装置収納室の外部へと排出する排気ファンと、
を具備する請求項1に記載の蓄電装置収納室。 - 前記開閉機構は、
前記下部収納室内の温度が前記第一の設定温度よりも低い第二の設定温度未満であり、かつ前記上部収納室内の温度が前記第二の設定温度よりも高い第三の設定温度以上である場合に前記下部収納室と前記上部収納室とを連通し、
前記換気機構は、
前記下部収納室内の温度が前記第二の設定温度未満であり、かつ前記上部収納室内の温度が前記第三の設定温度以上である場合に前記上部収納室内の空気を前記下部収納室へと供給する給気ファンをさらに具備する、
請求項2に記載の蓄電装置収納室。 - 前記上部収納室の屋根上に配置され、太陽光を利用して発電可能であり、当該発電された電力のうち少なくとも一部を前記換気機構へと供給する太陽電池パネルをさらに具備する、
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の蓄電装置収納室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011287457A JP2013136883A (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 蓄電装置収納室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011287457A JP2013136883A (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 蓄電装置収納室 |
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JP2013136883A true JP2013136883A (ja) | 2013-07-11 |
Family
ID=48912803
Family Applications (1)
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JP2011287457A Pending JP2013136883A (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 蓄電装置収納室 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013136883A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022045423A1 (ko) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 | 주식회사 엘씨엠싸이언스 | 재활용 이차 전지와 태양광 발전을 이용한 이동식 가옥 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684711U (ja) * | 1993-05-07 | 1994-12-02 | 株式会社東芝 | 屋外形キュービクル |
JPH11101474A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-13 | Daishuu Kensetsu:Kk | 家屋への空気取入れ方法及び装置 |
-
2011
- 2011-12-28 JP JP2011287457A patent/JP2013136883A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0684711U (ja) * | 1993-05-07 | 1994-12-02 | 株式会社東芝 | 屋外形キュービクル |
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WO2022045423A1 (ko) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 | 주식회사 엘씨엠싸이언스 | 재활용 이차 전지와 태양광 발전을 이용한 이동식 가옥 |
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