JP2013135537A - 電子機器、モジュール及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信と非接触電力伝送における受電とに共用するアンテナを備える電子機器やモジュールであって、高い受信効率と高い受電効率を実現可能な電子機器やモジュールを提供すること。
【解決手段】二次側機器(電子機器)20は、通信と非接触電力伝送とに共用されるアンテナ30と、アンテナ30に接続されたインピーダンスを可変とするインピーダンス調整回路42と、通信時と非接触電力伝送時とでインピーダンスを異ならせるようインピーダンス調整回路42を制御する制御回路48とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信と非接触電力伝送における受電とに共用するアンテナを備える電子機器やモジュールに関する。また、本発明は、その電子機器やモジュールを備えるシステムに関する。
この種の電子機器を備えるシステムとしては例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1における二次側機器において、一つのコイルからなるアンテナに対して無線通信部と電力受電部とがスイッチにより選択的に接続される。
特開2010−130835号公報
本発明は、高い受信効率と高い受電効率を実現可能な電子機器やモジュールを提供することを目的とする。
本発明は、第1の電子機器として、
通信と非接触電力伝送とに共用されるアンテナと、前記アンテナに接続されたインピーダンスを可変とするインピーダンス調整回路と、前記通信時と前記非接触電力伝送時とで前記インピーダンスを異ならせるよう前記インピーダンス調整回路を制御する制御回路とを備える電子機器を提供する。
また、本発明は、第2の電子機器として、第1の電子機器であって、
前記インピーダンス調整回路は、2つの調整入力部と、2つの調整出力部と、前記調整入力部と前記調整出力部とをそれぞれ結ぶ2つのラインとを少なくとも有していると共に、前記2つのライン間に接続された並列コンデンサと、前記ライン上に設けられた直列コンデンサと、スイッチを有し且つ前記2つのライン間に接続された可変インピーダンス回路とを備えており、
前記制御回路は、前記通信時と前記非接触電力伝送時とで前記スイッチを切り替えて、前記可変インピーダンス回路により前記2つのライン間に付加される付加インピーダンスを変更する
電子機器を提供する。
また、本発明は、第3の電子機器として、第2の電子機器であって、
前記可変インピーダンス回路は、一端を前記2つのラインの一方に接続された第1インピーダンスと、一端を前記2つのラインの他方に接続された第2インピーダンスとを更に備えており、
前記スイッチは、前記第1インピーダンスの他端と前記第2インピーダンスの他端との間に接続されている
電子機器を提供する。
また、本発明は、第4の電子機器として、第3の電子機器であって、
前記スイッチは、固定電位を供給されるセンタータップを有すると共に前記センタータップに対して対称な回路構造を有するものである
電子機器を提供する。
また、本発明は、第5の電子機器として、第4の電子機器であって、
前記スイッチは少なくとも2つのNchのFETを有しており、
前記2つのFETのゲートは前記制御回路に電気的に接続されており、
前記2つのFETのソースは互いに接続されており、
前記センタータップは、前記ソース間の接続点から引き出されており、グランドに接続されている
電子機器を提供する。
また、本発明は、第6の電子機器として、第2乃至第5のいずれかの電子機器であって、
前記インピーダンス調整回路は、追加インピーダンスを有する追加インピーダンス回路を更に備えており、
前記電子機器は、前記負荷の状態をモニタしてモニタ結果に応じて前記追加インピーダンス回路に対して前記2つのライン間に前記追加インピーダンスを追加させるモニタ回路を備えている
電子機器を提供する。
また、本発明は、第7の電子機器として、第2乃至第6のいずれかの電子機器であって、
前記アンテナに接続され前記通信を行う通信系回路と、負荷を有すると共に前記アンテナに接続され前記負荷に給電を行う給電系回路とを備えており、
前記インピーダンス調整回路は、前記給電系回路に含まれている
電子機器を提供する。
また、本発明は、第8の電子機器として、第7の電子機器であって、
前記給電系回路は、整流入力部と整流出力部とを有する整流回路を備えており、
前記整流入力部は、前記インピーダンス調整回路の前記調整出力部に接続されており、
前記制御回路は、前記整流出力部と前記スイッチとに接続され、前記整流回路の出力レベルに基づいて前記スイッチを切り替える
電子機器を提供する。
また、本発明は、第9の電子機器として、第8の電子機器であって、
前記整流回路は、単相ブリッジ整流回路である
電子機器を提供する。
また、本発明は、通信と非接触電力伝送とに共用されるアンテナと、前記アンテナに接続されたインピーダンスを可変とするインピーダンス調整回路と、前記通信時と前記非接触電力伝送時とで前記インピーダンスを異ならせるよう前記インピーダンス調整回路を制御する制御回路とを備えるモジュールを提供する。
更に、本発明は、第1乃至第9のいずれかの電子機器と、前記電子機器に対して送電する回路と前記電子機器と通信する回路とを備える一次側機器とを備えるシステムを提供する。
本発明によれば、通信時か電力伝送時かによってその都度インピーダンスを変更することとしたため、通信時と電力伝送時の両方において最適なインピーダンス整合を図って高い受信効率と高い受電効率とを両立させることができる。
本発明の第1の実施の形態による一次側機器及び二次側機器(電子機器)を備えるシステムを概略的に示すブロック図である。 図1の二次側機器(電子機器)を概略的に示すブロック図である。 図2のインピーダンス調整回路の具体的構成を示す図である。 図3のインピーダンス調整回路の変形例を示す図である。 図3のインピーダンス調整回路の他の変形例を示す図である。 図3のインピーダンス調整回路の他の変形例を示す図である。 図3のインピーダンス調整回路の他の変形例を示す図である。 図3のインピーダンス調整回路の他の変形例を示す図である。 図8のインピーダンス調整回路の具体的構成を示す図である。 図9の給電系回路に含まれる可変インピーダンス回路の変形例を示す図である。 図2の二次側機器(電子機器)における整流回路及び平滑回路の具体的構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による二次側機器(電子機器)を概略的に示すブロック図である。 図12のインピーダンス調整回路の具体的構成を示す図である。
(第1の実施の形態)
図1を参照すると本発明の第1の実施の形態によるシステムは、一次側機器10と、二次側機器(電子機器)20とを備えている。
図1に示されるように、一次側機器10は、概略、通信/送電回路12と、アンテナ14とを備えている。通信/送電回路12は、通信と電力伝送とを任意に選択制御可能なものであり、通信時においてはアンテナ14を介して二次側機器20と通信する一方、電力伝送時においてはアンテナ14を介して二次側機器20に対して送電する。かかる通信/送電回路12は、例えば、通信部及び通信用整合回路を有する通信系回路と、送電部及び送電用整合回路を有する送電系回路と、少なくとも通信部及び送電部を制御する制御部とを備えている。アンテナ14は、一般的にはコイル(コイルアンテナ)で構成される。アンテナ14を構成するコイルは、通信系回路と送電系回路とで別個に設けることとしても良いし(即ち、コイルは2つ以上であっても良いし)、共用することとしても良い(コイルは1つのみであっても良い)。
本実施の形態においては、電力伝送における電力波の周波数と通信における搬送波の周波数は13.56MHz帯であり、互いに等しい。また、電力伝送時に送電される電力波の空中線電力は5W以上であり、通信時における空中線電力は1W以下である。即ち、電力伝送時に送電される電力波の空中線電力は、通信時における空中線電力よりも大きい。なお、電力伝送における搬送波周波数と通信における搬送波周波数とを異ならせることとしてもよいが、後述するように二次側機器20において一つのアンテナを通信と電力伝送とで簡易な制御で効率的に共用させることを考えると、本実施の形態のように、両搬送波周波数を等しくすることが好ましい。
図1に示されるように、本実施の形態による二次側機器20は、モジュール22と、モジュール22に接続される負荷24とを備えている。ここで、本実施の形態による負荷24は、具体的にはバッテリである。また、モジュール22は、概略、一次側機器10と通信する機能と、一次側機器10から電力を受電して負荷24に給電する(即ち、バッテリに充電する)機能とを有している。なお、本実施の形態においては、二次側機器20の組立時においてコネクタ等を用いて負荷24とモジュール22とを接続する形態を想定しているが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、モジュール22の有する機能と同等の機能を実装した回路基板と負荷24と直接的に接続して二次側機器20を構成することとしても良い。
図2に示されるように、本実施の形態による二次側機器20のモジュール22は、コイル32を有するアンテナ30と、アンテナ30及び負荷24に接続された給電系回路40と、アンテナ30に接続された通信系回路60とを備えている。即ち、給電系回路40と通信系回路60とは、アンテナ30を共用している。
通信系回路60は、アンテナ30に接続された通信用整合回路62と、通信用整合回路62に接続されたスイッチ回路64と、スイッチ回路64を介して通信用整合回路62に接続された通信部66とを備えている。通信用整合回路62は、アンテナ30と通信部66との間で整合をとるためのものである。スイッチ回路64は、スイッチ制御信号(後述)に応じて、アンテナ30と通信部66との間を接続したり、分離したりするものである。通信部66は、アンテナ30を介して一次側機器10と通信するためのものである。ここで、スイッチ回路64は、後述するように、通信時(通信モード)にはオン状態となってアンテナ30と通信部66とを接続し、電力伝送時(電力伝送モード)にはオフ状態となって通信部66をアンテナ30から切り離すものである。このように、スイッチ回路64を制御することにより、電力伝送時に通信部66に大電力が供給されてしまうことを防ぐことができる。
給電系回路40は、アンテナ30に接続されたインピーダンス調整回路42と、インピーダンス調整回路42に接続された整流回路44と、整流回路44に接続された平滑回路46と、平滑回路46に接続された制御回路48とを備えている。
本実施の形態によるインピーダンス調整回路42は、図3に示されるように、2つの調整入力部42INと、2つの調整出力部42OUTと、調整入力部42INと調整出力部42OUTとをそれぞれ結ぶ2つのラインL1,L2とを少なくとも有していると共に、2つのラインL1,L2間に接続された並列コンデンサ100と、ラインL1,L2上に夫々設けられた直列コンデンサ102,104と、スイッチ112及び付加インピーダンス114を有し且つ2つのラインL1,L2間に接続された可変インピーダンス回路110とを備えている。本実施の形態において、調整入力部42INは、アンテナ30のコイル32の両端に接続され、調整出力部42OUTは、整流回路44に接続される。
詳しくは、図示されたインピーダンス調整回路42においては、調整入力部42INに最も近い位置に並列コンデンサ100が設けられており、調整出力部42OUTに最も近い位置に直列コンデンサ102,104が設けられており、並列コンデンサ100と直列コンデンサ102,104とに挟まれるようにして可変インピーダンス回路110が設けられている。
かかる構成のインピーダンス調整回路42において、制御回路48の制御により可変インピーダンス回路110のスイッチ112がオンすると、ラインL1,L2間に付加インピーダンス114が付加される。即ち、本実施の形態によるインピーダンス調整回路42は、スイッチ112の状態(オン・オフ)を切り替えることにより、インピーダンスを変更することができるものである。
なお、インピーダンス調整回路42は、図3に示されるものには限られない。例えば、図4に示されるインピーダンス調整回路42aのように、調整入力部42INに最も近い位置に可変インピーダンス回路110が設けられており、調整出力部42OUTに最も近い位置に並列コンデンサ100が設けられており、可変インピーダンス回路110と並列コンデンサ100とに挟まれるようにして直列コンデンサ102,104が設けられていてもよい。また、図5に示されるインピーダンス調整回路42bのように、調整入力部42INに最も近い位置に直列コンデンサ102,104が設けられており、調整出力部42OUTに最も近い位置に可変インピーダンス回路110が設けられており、直列コンデンサ102,104と可変インピーダンス回路110とに挟まれるようにして並列コンデンサ100が設けられていてもよい。更には、図6に示されるインピーダンス調整回路42bのように、調整入力部42INに最も近い位置に並列コンデンサ100が設けられており、調整出力部42OUTに最も近い位置に可変インピーダンス回路110が設けられており、並列コンデンサ100と可変インピーダンス回路110とに挟まれるようにして直列コンデンサ102,104が設けられていてもよい。
また、図7に示されるインピーダンス調整回路42dのように、可変インピーダンス回路110dを複数のスイッチ112と複数の付加インピーダンス114とで構成することとしてもよい。図示された可変インピーダンス回路110dは、図3に示されるスイッチ112と付加インピーダンス114とからなる可変インピーダンス回路110を複数並列に接続してなるものである。この可変インピーダンス回路110dによると、スイッチ制御により付加するインピーダンスを細かく変化させることができる。なお、図7に示されるインピーダンス調整回路42dは、図3に示されるインピーダンス調整回路42の変形例であるが、図4乃至図6に示されるインピーダンス調整回路42a,42b,42cにおける可変インピーダンス回路110を複数のスイッチ112と複数の付加インピーダンス114からなる可変インピーダンス回路110dで置き換えても良い。
更に、図8に示されるインピーダンス調整回路42eのように、可変インピーダンス回路110eに対して、固定電位を供給されるセンタータップCTを有するスイッチ112eを設け、そのスイッチ112eのセンタータップCTにより付加インピーダンスを2つに分けることとしてもよい。具体的には、可変インピーダンス回路110eは、第1インピーダンス116と第2インピーダンス118とスイッチ112eとを備えている。第1インピーダンス116の一端はラインL1に接続されており、第2インピーダンス118の一端はラインL2に接続されている。スイッチ112eは、第1インピーダンス116の他端と第2インピーダンス118の他端との間に接続されている。また、センタータップCTはグランドに接続されている。
図8に示されたスイッチ112eは、センタータップCTに対して対称な回路構造を有するものである。また、この例において、第1インピーダンス116と第2インピーダンス118とは互いに等しい。従って、図示された可変インピーダンス回路110eもまた、スイッチ112eのセンタータップCTに対して対称な回路構造を有している。
このようにセンタータップCTをスイッチ112eに設け、その電位を固定することとすると、スイッチ112eを安価な素子で構成することができ、且つ、その制御も簡易なものとすることができる。例えば、図9に示されるように、スイッチ112eを2つのNchのFET122,124で構成することができる。図9に示されるスイッチ112eにおいて、FET122のゲートとFET124のゲートとは互いに接続されていると共に制御回路48に電気的に接続されている。一方、FET122のソースとFET124のソースとは互いに接続されており、ソース間の接続点からセンタータップCTが引き出され、グランドに接続されている。また、FET122及びFET124のゲートとグランドとの間には抵抗120が設けられており、従って、制御回路48から所定の電流が流れてくると、抵抗120の両端に生じた電圧がFET122及びFET124に対してゲート−ソース間電圧Vgsとして印加され、スイッチ112eがオンされる。同様に、センタータップCTを電源に接続する(センタータップCTに電源電圧を供給する)と共に2つのPchのFETを用いてスイッチ112eを構成することとしてもよい。なお、図9に示されたスイッチ112eは、2つのFET122,124を用いて構成されたものであるが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、センタータップCTと第1インピーダンス116又は第2インピーダンス118との間に夫々複数のFET122,124を並列に接続してスイッチ112eを構成することとしてもよい。FET122のゲートとFET124のゲートとが制御回路48に電気的に接続されている限り、FET122のゲートとFET124のゲートとは互いに接続されていなくてもよい。更に、FET122のゲートやFET124のゲートと制御回路48との間の電気的な接続は、導電体によって物理的に繋ぐものには限られず、例えば、光アイソレーションや磁気結合、磁界結合のように所定の目的(ゲートの駆動)を達成できる接続であればよい。
図9に示される可変インピーダンス回路110eは、FET122,124を用いてスイッチ112eを構成していたが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、FETに代えて、図10に示される可変インピーダンス回路110fのように、バイポーラトランジスタ122f,124fを用いてスイッチ112fを構成することもできる。制御回路48の制御によりスイッチ112fがオン状態にされるとき、図示されたバイポーラトランジスタ122f,124fのベースには、2つの抵抗120f,121にて分圧された電圧が供給される。なお、図示されたバイポーラトランジスタ122f,124fはnpn型のものであるが、センタータップCTを電源に接続すると共にpnp型のバイポーラトランジスタを2つ用いてスイッチ112fを構成することとしてもよい。また、並列接続された複数のバイポーラトランジスタをセンタータップCTに対して対称となるように配置してスイッチ112fを構成することとしてもよい。更に、FETやバイポーラトランジスタ以外の半導体スイッチを用いて可変インピーダンス回路におけるスイッチを構成することとしてもよい。
図11を参照すると、本実施の形態による整流回路44は、全波整流回路である。詳しくは、整流回路44は、4つのダイオードを用いて構成された単相ブリッジ整流回路であり、2つの整流入力部44INと整流出力部44OUTとグランド端子とを有している。整流入力部44INはインピーダンス調整回路42の調整出力部42OUTに夫々接続されている。また、整流出力部44OUTは、コンデンサからなる平滑回路46と制御回路48と負荷24に接続されている。平滑回路46は、整流回路44の出力(整流信号)を平滑化して、負荷24に供給する。即ち、負荷24がバッテリの場合、平滑化された整流信号により充電され、負荷24が何らかの回路等であった場合には、平滑化された整流信号により駆動される。
整流回路44の出力(より具体的には、平滑化された整流信号)のレベルは、アンテナ30にて受電した電力のレベルに対応している。本実施の形態においては、電力伝送時に一次側機器10から二次側機器20に対して送電される電力波の空中線電力は、通信時における空中線電力よりも大きく設定されていることから、整流回路44の出力のレベルも電力伝送時と通信時とで異なっている。
本実施の形態による制御回路48は、整流回路44の出力のレベルに応じて、通信時(通信モード)又は電力伝送時(電力伝送モード)に応じた制御を行う。具体的には、制御回路48は、通信モードにおいて、スイッチ回路64をオン状態とするようなスイッチ制御信号をスイッチ回路64に対して送る一方、可変インピーダンス回路110のスイッチ112をオフ状態としてラインL1,L2から付加インピーダンス114を切り離す。また、制御回路48は、電力伝送モードにおいて、スイッチ回路64をオン状態とするようなスイッチ制御信号をスイッチ回路64に対して送る一方、可変インピーダンス回路110のスイッチ112をオン状態にしてラインL1,L2間に付加インピーダンス114を付加する。このように、本実施の形態においては、受電した電力のレベルに基づいて通信モード/電力伝送モードに適切した制御をスイッチ回路64の制御とインピーダンス調整回路42に対して行うことができる。特に、アンテナ30から負荷24側を見た場合のインピーダンスは、通信モード/電力伝送モードで夫々別個に調整可能となることから、電力伝送モードでは負荷24への給電効率を高めることができ、通信モードでは通信距離や通信感度などの向上を図ることができる。
(第2の実施の形態)
図2及び図12を参照すると、本発明の第2の実施の形態による二次側機器(電子機器)20gは、上述した第1の実施の形態による二次側機器20の変形例である。従って、図12において、図2に示される構成要素と同様の構成要素には、図2と同じ参照符号を用いることとし、それらについての説明は省略することとする。以下においては、主として、上述した第1の実施の形態と相違する点について説明する。
図12に示されるように、本実施の形態による二次側機器20gのモジュール22gは、負荷(バッテリ)24の状態(バッテリのレベル)をモニタするモニタ回路70を備えている。また、モジュール22gの給電系回路40に含まれるインピーダンス調整回路42gは、図13に示されるように、モニタ回路70により制御可能な追加インピーダンス回路130を更に備えている。追加インピーダンス回路130は、詳しくは、モニタ回路70により状態の切り替え可能なスイッチ132と、スイッチ132に接続された追加インピーダンス134とを有しており、モニタ回路70の制御によりラインL1,L2間に追加インピーダンス134を追加することができる。
かかる構成とすると、負荷24の変動によりインピーダンスの調整が必要となった場合にも柔軟に対応することができる。
上述した実施の形態において、インピーダンス調整回路は、給電系回路40に含まれていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、インピーダンス調整回路は通信系回路60に含まれていてもよい。
また、上述した実施の形態において、制御回路48は、受電した電力レベル(整流回路44の出力レベル)に基づいて通信モード/電力伝送モードの夫々に対応した制御を行っていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御回路は、一次側機器10との通信から通信モード/電力伝送モードのいずれをとるべきかを判断するプロセッサユニットのようなものであってもよい。
10 一次側機器
12 通信/送電回路
14 アンテナ
20 二次側機器(電子機器)
22 モジュール
24 負荷
30 アンテナ
32 コイル
40 給電系回路
42,42a,42b,42c,42d,42e,42g インピーダンス調整回路
42IN 調整入力部
42OUT 調整出力部
44 整流回路
44IN 整流入力部
44OUT 整流出力部
L1,L2 ライン
46 平滑回路
48 制御回路
60 通信系回路
62 通信用整合回路
64 スイッチ回路
66 通信部
70 モニタ回路
100 並列コンデンサ
102,104 直列コンデンサ
110,110d,110e 可変インピーダンス回路
112,112e,112f スイッチ
CT センタータップ
114 付加インピーダンス
116 第1インピーダンス
118 第2インピーダンス
120,120f,121 抵抗
122,124 FET
122f,124f バイポーラトランジスタ
130 追加インピーダンス回路
132 スイッチ
134 追加インピーダンス

Claims (11)

  1. 通信と非接触電力伝送とに共用されるアンテナと、前記アンテナに接続されたインピーダンスを可変とするインピーダンス調整回路と、前記通信時と前記非接触電力伝送時とで前記インピーダンスを異ならせるよう前記インピーダンス調整回路を制御する制御回路とを備える電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器であって、
    前記インピーダンス調整回路は、2つの調整入力部と、2つの調整出力部と、前記調整入力部と前記調整出力部とをそれぞれ結ぶ2つのラインとを少なくとも有していると共に、前記2つのライン間に接続された並列コンデンサと、前記ライン上に設けられた直列コンデンサと、スイッチを有し且つ前記2つのライン間に接続された可変インピーダンス回路とを備えており、
    前記制御回路は、前記通信時と前記非接触電力伝送時とで前記スイッチを切り替えて、前記可変インピーダンス回路により前記2つのライン間に付加される付加インピーダンスを変更する
    電子機器。
  3. 請求項2記載の電子機器であって、
    前記可変インピーダンス回路は、一端を前記2つのラインの一方に接続された第1インピーダンスと、一端を前記2つのラインの他方に接続された第2インピーダンスとを更に備えており、
    前記スイッチは、前記第1インピーダンスの他端と前記第2インピーダンスの他端との間に接続されている
    電子機器。
  4. 請求項3記載の電子機器であって、
    前記スイッチは、固定電位を供給されるセンタータップを有すると共に前記センタータップに対して対称な回路構造を有するものである
    電子機器。
  5. 請求項4記載の電子機器であって、
    前記スイッチは少なくとも2つのNchのFETを有しており、
    前記2つのFETのゲートは前記制御回路に電気的に接続されており、
    前記2つのFETのソースは互いに接続されており、
    前記センタータップは、前記ソース間の接続点から引き出されており、グランドに接続されている
    電子機器。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の電子機器であって、
    前記インピーダンス調整回路は、追加インピーダンスを有する追加インピーダンス回路を更に備えており、
    前記電子機器は、前記負荷の状態をモニタしてモニタ結果に応じて前記追加インピーダンス回路に対して前記2つのライン間に前記追加インピーダンスを追加させるモニタ回路を備えている
    電子機器。
  7. 請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の電子機器であって、
    前記アンテナに接続され前記通信を行う通信系回路と、負荷を有すると共に前記アンテナに接続され前記負荷に給電を行う給電系回路とを備えており、
    前記インピーダンス調整回路は、前記給電系回路に含まれている
    電子機器。
  8. 請求項7記載の電子機器であって、
    前記給電系回路は、整流入力部と整流出力部とを有する整流回路を備えており、
    前記整流入力部は、前記インピーダンス調整回路の前記調整出力部に接続されており、
    前記制御回路は、前記整流出力部と前記スイッチとに接続され、前記整流回路の出力レベルに基づいて前記スイッチを切り替える
    電子機器。
  9. 請求項8記載の電子機器であって、
    前記整流回路は、単相ブリッジ整流回路である
    電子機器。
  10. 通信と非接触電力伝送とに共用されるアンテナと、前記アンテナに接続されたインピーダンスを可変とするインピーダンス調整回路と、前記通信時と前記非接触電力伝送時とで前記インピーダンスを異ならせるよう前記インピーダンス調整回路を制御する制御回路とを備えるモジュール。
  11. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の電子機器と、前記電子機器に対して送電する回路と前記電子機器と通信する回路とを備える一次側機器とを備えるシステム。
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