JP2013132428A - 使い捨て着用物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】クロッチ域が着用者の肌から離れることを防止し、着用時の見栄えを良くする使い捨て着用物品を提供する。
【解決手段】使い捨ておむつは、肌対向面および非肌対向面と、前ウエスト域13と、後ウエスト域14と、前後ウエスト域13,14間に位置するクロッチ域15と、前後ウエスト域13,14を画定し、前後ウエストパネルから形成される弾性ウエストパネルと、吸液性コアを有する吸液性構造体49と吸液性構造体を積層するベースシート48を備え、縦方向におけるその前後端部が前後ウエストパネルに取り付けられてクロッチ域を画定するクロッチパネルとを含む。クロッチ域のベースシートは、横方向の両側部42から中央部41に向けて凸となるように延びる第1弾性体56と横方向の両側部42の他方から中央部41に向けて凸となるように延びる第2弾性体57を厚さ方向において吸液性構造体の非肌対向面に配置。
【選択図】図6

Description

本発明は、使い捨て着用物品に関し、使い捨ておむつ、使い捨てのトイレット・トレーニングパンツ、使い捨て失禁パンツ、使い捨ての生理用パンツ、使い捨て吸収パッド等の使い捨て着用物品に関する。
従来、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記前後ウエスト域を画定し、前後ウエストパネルから形成される弾性ウエストパネルと、吸液性構造体と、前記吸液性構造体を積層するベースシートとを備え、縦方向におけるその前後端部が前記前後ウエストパネルに取り付けられてクロッチ域を画定するクロッチパネルとを含む使い捨ておむつは、例えば、特許文献1において、公知である。
特開2011−212289号公報
一般に使い捨ておむつ等の着用物品は、その着用状態で、そのクロッチ域が着用者の肌から離れて嵩張ることは、見栄えがよくないばかりでなく、排泄物の漏れ防止や、着用者の動き易さをよくするうえで好ましくないが、特許文献1を含む公知技術は、そうした問題を解決する手段を教示していない。
そこで、本発明は、前記問題点を解決するための使い捨て着用物品を提供することを課題とする。
本発明は、第1発明と第2発明と第3発明とを含む。第1発明、第2発明、および第3発明は、互いに直交する縦方向、横方向、および厚さ方向を有し、肌対向面および非肌対向面と、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記前後ウエスト域を画定し、前後ウエストパネルから形成される弾性ウエストパネルと、吸液性コアを有する吸液性構造体と前記吸液性構造体を積層するベースシートとを備え、前記縦方向におけるその前後端部が前記前後ウエストパネルに取り付けられて前記クロッチ域を画定するクロッチパネルとを含む使い捨て着用物品である。
第1発明は、前記吸液性構造体は、少なくとも2枚の繊維不織布と、前記2枚の繊維不織布の間に介在した吸収性ポリマー粒子とを前記コアが含み、前記クロッチ域において、前記ベースシートには、前記横方向の一方の両側縁から中央に向けて凸となるように延びる第1弾性体を設けるとともに、前記横方向の他方の両側縁から中央に向けて凸となるように延びる第2弾性体を設けてあり、前記厚さ方向において前記吸液性構造体の非肌対向面に、前記第1弾性体および前記第2弾性体が配置されることを特徴とする。
第2発明は、前記吸液性構造体は、少なくとも2枚の繊維不織布と、前記2枚の繊維不織布の間に介在した吸収性ポリマー粒子とを前記コアが含み、前記クロッチ域において、前記ベースシートには、前記前ウエスト域側から前記後ウエスト域側に向けて凸となるように延びる第3弾性体を設けるとともに、前記後ウエスト域側から前記前ウエスト域側に向けて凸となるように延びる第4弾性体を設けてあり、前記厚さ方向において前記吸液性構造体の非肌対向面に、前記第3弾性体および前記第4弾性体が配置されることを特徴とする。
第3発明は、前記吸液性構造体は、少なくとも2枚の繊維不織布と、前記2枚の繊維不織布の間に介在した吸収性ポリマー粒子とを前記コアが含み、前記ベースシートには、前記前ウエスト域側の端縁を始点とし、後ウエスト域側の端縁を終点とするように前記縦方向へ延びる第5弾性体を設けるとともに、前記前ウエスト域側の端縁を始点とし、後ウエスト域側の端縁を終点とするように前記縦方向へ延びる第6弾性体を設けてあり、前記第5弾性体と前記第6弾性体とが前記クロッチ域で交差し、前記厚さ方向において前記吸液性構造体の非肌対向面に、前記第5弾性体および前記第6弾性体が配置されることを特徴とする。
第1発明に係る一つ以上の実施態様における使い捨て着用物品によれば、前記クロッチ域において、前記ベースシートには、前記横方向の一方の両側縁から中央に向けて凸となるように延びる第1弾性体を設けるとともに、前記横方向の他方の両側縁から中央に向けて凸となるように延びる第2弾性体を設けてあるため、これら第1弾性体および第2弾性体の収縮力によって、クロッチ域が着用者の肌から離れることを防止することができる。よって、この使い捨て着用物品によれば、着用時の見栄えが低下することを防止することができる。
第2発明に係る一つ以上の実施態様における使い捨て着用物品によれば、前記クロッチ域において、前記ベースシートには、前記前ウエスト域側から前記後ウエスト域側に向けて凸となるように延びる第3弾性体を設けるとともに、前記後ウエスト域側から前記前ウエスト域側に向けて凸となるように延びる第4弾性体を設けてあるため、これら第3弾性体および第4弾性体の収縮力によって、クロッチ域が着用者の肌から離れることを防止することができる。よって、この使い捨て着用物品によれば、着用時の見栄えが低下することを防止することができる。
第3発明に係る一つ以上の実施態様における使い捨て着用物品によれば、前記ベースシートには、前記前ウエスト域側の端縁を始点とし、後ウエスト域側の端縁を終点とするように前記縦方向へ延びる第5弾性体を設けるとともに、前記前ウエスト域側の端縁を始点とし、後ウエスト域側の端縁を終点とするように前記縦方向へ延びる第6弾性体を設けてあり、前記第5弾性体と前記第6弾性体とが前記クロッチ域で交差するため、これら第5弾性体および第6弾性体の収縮力によって、クロッチ域が着用者の肌から離れることを防止することができる。よって、この使い捨て着用物品によれば、着用時の見栄えが低下することを防止することができる。
第1発明の使い捨て着用物品の一例として示す、使い捨ておむつの斜視図。 おむつのサイドシーム部を剥離して縦方向および横方向に伸展した状態をその肌対向面から見た一部破断展開平面図。 おむつの分解斜視図。 図1のIV−IV線断面図。 図2のV−V線断面図。 ベースシートの説明図。 吸液性構造体の説明図。 図7のVIII−VIII線断面図。 着用状態におけるクロッチパネルの断面図。 第2発明の使い捨ておむつのベースシートの説明図。 第3発明の使い捨ておむつのベースシートの説明図。 第3発明の変形例の説明図。
<第1実施形態>
図1〜7を参照しつつ、本発明の着用物品の一例である使い捨ておむつ10を説明する。おむつ10は、図2に示すように、縦方向Y及びそれに直交する横方向Xと、横方向Xの幅寸法を二等分する仮想縦中心線P−Pと、縦方向Yの幅寸法を二等分する仮想横中心線Q−Qとを有する。おむつ10は、仮想縦中心線P−Pに関して対称に形成されている。
図1,2に示すように、おむつ10は、肌対向面及びそれに対向する非肌対向面を有し、ウエスト回り方向へ延びる環状の弾性ウエストパネル11と、弾性ウエストパネル11の非肌対向面に連結されたクロッチパネル12と、弾性ウエストパネル11によって画定される前ウエスト域13と、後ウエスト域14と、前後ウエスト域13,14間を縦方向Yに延びるクロッチ域15とを含む。弾性ウエストパネル11は、前ウエスト域13に位置する前ウエストパネル18と、後ウエスト域14に位置する後ウエストパネル19とから構成されている。
前ウエストパネル18は、クロッチパネル12と交差し、横方向Xへ延びる内端縁18aと、縦方向Yにおいて内端縁18aと離間対向して横方向Xへ延びる外端縁18bと、内外端縁18a,18b間において縦方向Yへ延びる両側縁18c,18dとによって画定された横長矩形状を有する。
後ウエストパネル19は、前ウエストパネル18とほぼ同形同大であって、クロッチパネル12と交差し、横方向Xへ延びる内端縁19aと、縦方向Yにおいて内端縁19aと離間対向して横方向Xへ延びる外端縁19bと、内外端縁19a,19b間において縦方向Yへ延びる両側縁19c,19dとによって画定された横長矩形状を有する。
前ウエストパネル18の両側縁18c,18dのそれぞれと後ウエストパネル19の両側縁19c,19dのそれぞれとは、互いに重ね合わされて、縦方向Yへ断続的に延びるサイドシーム部22によって連結され、ウエスト開口23a及び一対のレッグ開口23bが画定されている(図1参照)。サイドシーム部22は、公知の接合手段、例えば、熱エンボス加工、ソニック加工等の各種の熱溶着手段によって施されている。
前ウエストパネル18は、図2に示すように、肌対向面側に位置する第1内面シート24と、非肌対向面側に位置する第1外面シート25を有する。第1内外面シート24,25は、質量約10〜30g/mの実質的に不透液性のSMS(スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド)繊維不織布、スパンボンド不織布、プラスチックシート又はそれら不織布の少なくとも一つとのラミネートシートとから形成することができる。内外面シート24,25は、少なくともいずれか一方の内面に間欠的に塗布されたホットメルト接着剤又は前記熱溶着手段によって接合される。
前ウエストパネル18の内外面シート24,25間には、横方向Xへ延びる複数条のストランド状又はストリング状の弾性体27が固定される。前ウエストパネル18は、弾性体27が横方向Xへの伸長下に固定されることによって少なくとも横方向Xへ収縮可能に弾性化されている。内外面シート24,25は、内外面シート24,25の接合状態がおむつ10の着用中に剥離するおそれがない限りにおいて、弾性体27のほぼ全周面に塗布したホットメルト接着剤を介してのみ互いに接合されていてもよい。弾性体27は、前ウエストパネル18の外端縁18bに沿って横方向Xへ延びる複数条の弾性体28と、内端縁18aに沿って横方向Xへ延びる複数条の弾性体29とから構成される。弾性体29は、弾性体28に比してその一部が密の状態で配設されている。
後ウエストパネル19は、肌対向面側に位置する第2内面シート30と、非肌対向面側に位置する第2外面シート31を有する。第2内外面シート30,31は、質量約10〜30g/mの実質的に不透液性のSMS(スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド)繊維不織布、スパンボンド繊維不織布、プラスチックシート又はそれらの不織布の少なくとも一つとのラミネートシートとから形成することができる。内外面シート30,31は、少なくともいずれか一方の内面に間欠的に塗布されたホットメルト接着剤又は前記熱溶着手段よって互いに接合される。
第2内外面シート30,31間には、横方向Xへ延びる複数条のストランド状又はストリング状の弾性体32が横方向Xへ伸長下に固定されている。後ウエストパネル19は、後ウエスト弾性体32が固定されることによって少なくとも横方向Xに収縮可能に弾性化されている。内外面シート30,31は、弾性体32のほぼ全周面に塗布したホットメルト接着剤を介してのみ互いに接合されてもよい。弾性体32は、後ウエストパネル19の外端縁19bに沿って横方向Xへ延びる複数条の弾性体33と、内端縁19aに沿って横方向Xへ延びる複数条の弾性体34とから構成される。弾性体34は、弾性体33に比してその一部が密の状態で配設されている。
弾性体27,32は、太さ(線径)が約400〜1000dtex、伸長倍率が約1.8〜3.0倍の弾性材料から形成することができる。また、各弾性体間の縦方向Yにおける離間寸法(ピッチ。弾性体の中心部間の距離)は、約5.0〜30.0mmであって、少なくとも6.0mm以上であることが好ましい。
クロッチパネル12は、縦長の略矩形状であって、前ウエストパネル18の非肌対向面に連結された前端部12Aと、後ウエストパネル19の非肌対向面に連結された後端部12Bと、前後端部12A,12B間において縦方向Yへ延びる中間部12Cとを有する。また、クロッチパネル12は、図4に示すように、ベースシート48と、ベースシート48の肌対向面(内面)に配置された吸液性構造体49と、吸液性構造体49を被覆する透液性シートから形成された身体側ライナ50とを有する。クロッチパネル12の前後端部12A,12Bは、図2に示すように、繊維不織布から形成された横方向Xへ延びる前後カバーシート80,81によって被覆されている。クロッチパネル12は、図2に示すように、横方向Xの中央に位置する中央部16と、横方向Xの両側に位置する両側部17とを有し、中央部16と両側部17との間に位置する仮想折曲線21を介して両側部17が中央部16に向くように折り曲げられて両側部17が防漏フラップ20として形成されている。
ベースシート48と吸液性構造体49とは、図4に示すように、それらの対向面に塗布されたホットメルト接着剤(図示せず)から形成された接合域90を介して互いに接合されている。具体的には、吸液性構造体49は、前後ウエスト域13,14に位置する接合部位91,92においてベースシート48の内面に固定され、おむつ10の着用中において、その一部がベースシート48の内面から離間して吊持された状態となっている。
図2,4を参照すると、ベースシート48は、少なくとも一方が実質的に不透液性の繊維不織布シート又は不透液性のプラスチックフィルムから形成された内外面クロッチシート51,52によって構成される。また、内外面クロッチシート51,52は、ホットメルト接着剤(図示せず)を介して互いに接合されている。ベースシート48は、図5に示すように、横方向の中央に位置する中央部48aと、横方向の両側に位置する両側部48bとを有し、両側部48bは、内方へ折り曲げられて、縦方向Yへ延びるガスケット機能を有する一対の防漏フラップ20が形成される。図5中、Zは、横方向Xおよび縦方向Yにそれぞれ直交する厚さ方向を示す。
各防漏フラップ20には、これらに縦方向Yへ延びる複数条のストランド状又はストリング状の弾性体54,55が伸長下に固定されており、少なくとも縦方向Yにおいて弾性化されている。弾性体54は、図2に示すように、クロッチ域15の中央部において仮想縦中心線P−Pへ向かって凸曲し、おむつ10の着用状態における着用者の脚回り方向へ延びている一方、弾性体55は防漏フラップ20の内側縁20aに沿って縦方向Yへ直状に延びている。弾性体54,55は、前記の内外面クロッチシート51,52のうちのいずれか一方の内面に塗布されたホットメルト接着剤(図示せず)を介して両シート51,52間に縦方向Yに伸長された状態で固定される。
弾性体54は、その中央部が、仮想縦中心線P−Pに向かって凸曲していて、他方の弾性体55と近接していて弾性体54,55による弾性域においてそれら近接域の伸長応力が弾性体54,55どうしの離間間隔が大きい前後ウエストパネル18,19側の部位の伸長応力に比して高められる。それにより、着用者の大腿に接触すべき防漏フラップ20の中央部近傍が大腿に密着し、レッグ開口23b縁部からの尿等の排泄物の漏れを効果的に防止することができる。
図6は、ベースシート48に仮想折曲線21を設ける前において、内外面クロッチシート51,52の間に、弾性体54,55,56,57を固定したベースシート48を示すものであるが、説明の便宜のため、ベースシート48から外面クロッチシート52を取り除いてある。
第1弾性体56は、内外面クロッチシート51,52間において、横方向Xの両側部42の一方から中央部41に向けて凸となるように延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性部材を伸長下に固定してある。より具体的には、図6に示すように、第1弾性体56は、縦方向Yにおける後ウエスト域14側のベースシート48の端縁を始点とし、後ウエスト域14およびクロッチ域15の後ウエスト域14側においては、縦方向Yへ延びるように直状に配置してあるが、クロッチ域15の中央を超えた前ウエスト域13側においては、仮想縦中心線P−Pに近接するように折れ曲がった後、仮想縦中心線P−Pに離間するように折れ曲がり、その後、前ウエスト域13においては、縦方向へ延びるように直状に配置してあり、縦方向Yにおける前ウエスト域13側のベースシート48の端縁を終点とする。
第2弾性体57は、内外面クロッチシート51,52間において、横方向Xの両側部42の他方から中央部41に向けて凸となるように延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性部材を伸長下に固定してある。より具体的には、図6に示すように、第2弾性体57は、縦方向Yにおける後ウエスト域14側のベースシート48の端縁を始点とし、後ウエスト域14およびクロッチ域15の後ウエスト域14側においては、縦方向Yへ延びるように直状に配置してあるが、クロッチ域15の中央を超えた前ウエスト域13側においては、仮想縦中心線P−Pに近接するように折れ曲がった後、仮想縦中心線P−Pに離間するように折れ曲がり、その後、前ウエスト域13においては、縦方向へ延びるように直状に配置してあり、縦方向Yにおける前ウエスト域13側のベースシート48の端縁を終点とする。
第1弾性体56および第2弾性体57は、厚さ方向Zにおいて、吸液性構造体49の非肌対向面に配置されている。
また、横方向Xにおいて、第1弾性体56と、第2弾性体57との間には、離間領域58を設けてあるため、排泄物がおむつ10に排泄された場合には、排泄物の自重によって離間領域58が着用者の肌から離れるように吸液性構造体49が変形する。よって、排泄物が直接肌に接触することを抑えることができるため、肌にかぶれ等が発生することを抑えることができる。
第1弾性体56および第2弾性体57は、例えば内外面クロッチシート51,52の少なくとも一方のシート51,52に塗布したホットメルト接着剤(不図示)によってベースシート48に固定してある。
弾性体56,57は、太さ(線径)が約400〜1000dtex、伸長倍率が約1.8〜3.0倍の弾性材料を用いることができる。また、各弾性体56,57間の縦方向Yにおける離間寸法(ピッチ。弾性体の中心部間の距離)は、約3.0〜30.0mmであって、少なくとも5.0mm以上であることが好ましい。
このおむつ10によれば、クロッチ域15のベースシート48には、内外面クロッチシート51,52間において、横方向Xの両側部42の一方から中央部41に向けて凸となるように延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性材料からなる第1弾性体56を伸長下に固定してあるとともに、内外面クロッチシート51,52間において、横方向Xの両側部42の他方から中央部41に向けて凸となるように延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性材料からなる第2弾性体57を伸長下に固定してあるため、弾性体56,57の収縮力によって、排泄前および排泄後を通じて、クロッチパネル12が着用者の肌から離れることを防止することができる。よって、このおむつ10によれば、着用時の見栄えが低下することを防止することができる。
なお、上述した実施の形態には、第1弾性体56と、第2弾性体57とが交差せず、横方向Xにおいて、第1弾性体56と第2弾性体との間に、離間領域58を設けてある。また、第1弾性体56と第2弾性体57とが横方向Xにおいて最も接近する部位が、クロッチ域15における前ウエスト域13側に偏倚するように配置し、且つ該部位と、仮想横中心線Q−Qとの縦方向Yにおける離間距離L3が、例えば70〜90mmであれば、クロッチパネル12が着用者の肌から妄りに離れることを確実に防止することができる。
また、後述するように、吸液性構造体49は、吸収性ポリマー粒子63から、または少なくとも約70質量%から形成された吸液性コア62およびそれを被包するシート60,61のみから形成されているため、弾性体56,57の収縮によってクロッチパネル12が着用者の肌側に密着するように持ち上げられやすいため、尿等の排泄物が漏れることを防止することができる。また、横方向Xにおいて、第1弾性体56と第2弾性体57との間には離間領域58を設けてあるため、排泄物がおむつ10に排泄された場合には、排泄物の自重によって離間領域58が着用者の肌から離れるように吸液性構造体49が変形する。よって、排泄物が直接肌に接触することを抑えることができるため、肌にかぶれ等が発生するのを抑えることができる。
図4に示す身体側ライナ50は、その材料が疎水性繊維である場合、好ましくは親水化処理された、質量約15〜35g/mの透液性を有する繊維不織布シートであって、例えば、スパンボンド繊維不織布、ポイントボンド繊維不織布及びエアスルー不織布等各種公知の繊維不織布から形成することができる。
クロッチパネル12は、吸液性構造体49も含む。吸液性構造体49は、図7,8に示すように、略矩形状を有し、ともに繊維不織布である上部シート60と、下部シート61と、上下部シート60,61間に介在した吸液性コア62とを備えている。上部シート60は、肌対向面側に位置する質量約8〜15g/m、好ましくは、質量約10g/mの透水性の繊維不織布から形成してある。下部シート61は、非肌対向面側に位置する質量約8〜15g/m、好ましくは、11g/mの透水性または難透水性のSMS繊維不織布から形成してある。吸液性コア62は、例えば、不水溶性かつ自己質量の10倍以上の吸水力を有するいわゆる吸収性ポリマー粒子63のみから形成され、フラッフ木材パルプ等の他の吸収性繊維を含んでいない。ただし、吸液性コア62に所要の吸収性および嵩を保ち得る限り、若干質量、例えば吸液性コア62に質量約30%の前記他の吸収性繊維を含んでもよい。従ってコア62は、吸収性ポリマー粒子63を少なくとも吸液性コア62の質量の約70質量%から形成されているのが好ましい。
また、吸液性構造体49は、吸収性ポリマー粒子63が配置された、縦方向Yへ所与寸法離間する略矩形状に画定された吸収領域64と、吸収性ポリマー粒子63が実質的に配置されていないシール領域65とを有する。シール領域65は、吸収領域64を取り囲むように固定してある。なお、本実施形態において、吸収領域64は、8つの区域に区分されているが、吸液性構造体49の有する吸収性能に応じてその面積、区域数を適宜変更することができる。ここで、吸収性ポリマー粒子63が実質的に配置されていないとは、シール機能が阻害されない程度の該粒子63が存在していてもよいことを意味する。ちなみに、該粒子63の配置工程において上述で説明した程度の該粒子63がシール領域65に散布されることがある。
吸収領域64では、図8に示すように、下部シート61の肌対向面に塗布されたホットメルト接着剤66を介して質量約30〜300g/m、好ましくは、質量約40〜280g/mの吸収性ポリマー粒子63がほぼ一様に固定されている。吸収領域64では、上部シート60と下部シート61とが部分的に固定されているか又はそれらが互いに固定されていないことが好ましい。
シール領域65、すなわち、吸収領域64間の離間部位および吸液性構造体49の外周縁沿い全域においては、上部シート60の非肌対向面に塗布されたホットメルト接着剤67を介して上下部シート60,61が互いに接合されている。
このように吸液性構造体49は、吸収性ポリマー粒子63から、または少なくとも約70質量%から形成された吸液性コア62およびそれを被包するシート60,61のみから形成されているため、吸液性コア62が、吸収性ポリマー粒子63と比較的多量のフラッフパルプ等の吸収性繊維との混合物から形成されている場合に比して薄く、クロッチパネル12の動きに対する応動性に優れている。また、上下部シート60,61がシール領域65において安定的に固定されていることによって所要の剥離強度を有するとともに、上下部シート60,61の内面全体が固定されている場合に比して高い可撓性を有するものといえる。さらに、吸収領域64において吸収性ポリマー粒子63が一様に固定されているから、着用者の動作および姿勢にかかわらず、その分布に偏りを生じることはない。
図9は、おむつ10の着用状態におけるクロッチパネル12を示す。図示するように、弾性体54,55の収縮力によって、防漏フラップ20が上方に向けて立ち上がる。また、防漏フラップ20の一方の内側縁20aから他方の内側縁20bまでの長さ寸法(排泄物収容スペースSの外周囲の長さ寸法)L2は、約380〜450mmである。防漏フラップ20は、おむつ10の着用状態において、吸液性構造体49から離れて着用者の大腿に当たり、クロッチパネル12は弾性ウエストパネル11に吊持された袋状を呈する。かかる着用状態において、排泄物がクロッチパネル12に排泄された場合には、着用者と吸液性構造体49との間に排泄物を保持するための、通常のおむつに比べて大容量の排泄物収容スペースSが形成される。よって、このおむつ10は、多量の排泄物を保持することができるとともに、クロッチパネル12がハンモック状に吊持される。しかも、クロッチ域15のベースシート48には、横方向Xの両側部42の一方から中央部41に向けて凸となるように延びる第1弾性体56を設けるとともに、横方向Xの両側部42の他方から中央部41に向けて凸となるように延びる第2弾性体57を設けてあるため、弾性体56,57の収縮力によって、排泄前および排泄後を通じて、クロッチパネル12が着用者の肌から離れることを防止することができる。よって、このおむつ10によれば、着用時の見栄えが低下することを防止することができる。
なお、上述した実施の形態では、第1弾性体56と、第2弾性体57とが交差しない。しかし、弾性体56,57は、必ずしも交差しないように配置する必要はなく、交差するように配置してもよい。
また、吸液性構造体49は、吸液性コア62が吸収性ポリマー粒子63のみから形成されていることから、吸収性ポリマー粒子63とフラッフパルプ等の吸収性繊維とから形成されている吸液性コアに比べて薄いため、吸液性構造体49は、その肌対向面側のみならず非肌対向面側からも尿等の排泄物を吸収することができ、かつ、剛性が低いシート状であるため、着用者の身体の動きに応動し易く、その着用状態において、クロッチパネル12内において吊持された状態となる。また、吸液性構造体49は、比較的に可撓性が高いことから、ベースシート48の動きに応動し、すなわち、弾性体54,55が伸長されることによって形成された防漏フラップ20の壁部20cに沿って湾曲した形状を有し、排泄前においてよりクロッチパネル12が全体的に膨らんだ袋状の形態を呈することができる。
再び、図2,4を参照すると、クロッチパネル12は、前端部12A及び後端部12Bの肌対向面にホットメルト接着剤を塗布して形成された前接合域72と後接合域73とにおいて前後ウエストパネル18,19の非肌対向面に連結される。このように、クロッチパネル12の前後端部12A,12Bを前後ウエストパネル18,19の非肌対向面に連結することによって、それらを前後ウエストパネル18,19の肌対向面に連結する場合に比して、排泄物収容スペースSを大きく形成することができる(図9参照)。
前後接合域72,73は、図3に示すように、クロッチ域15へ向かって開口した凹状を有し、それぞれ、弾性サイドフラップの肌対向面にホットメルト接着剤を塗布して形成された両側部74と、両側部74間において、横方向Xへ延びる中央部75とを有する。中央部75は、吸液性構造体49よりも縦方向Yの外方に位置する。なお、本実施形態において、前接合域72の両側部74は段差状、後接合域73の両側部74は矩形状を有しているが、それらの形状に制限されるものではなく、前後接合域72,73の両側部74は、段差状、矩形状、曲状などの各種の形状を有していてもよい。
<第2実施形態>
図10に示すベースシート148は、図6に示したベースシート48の変形例を示す。図10は、ベースシート148に仮想折曲線21を設ける前において、内外面クロッチシート51,52の間に、弾性体54,55,156,157を固定したベースシート148を示すものであるが、説明の便宜のため、ベースシート148から外面クロッチシート52を取り除いてある。この変形例の基本的構成は、図6に示したベースシート48と同様であるので、同一の箇所には同一の符号を付して説明を省略し、相違する点についてのみ以下に説明する。
第3弾性体156は、内外面クロッチシート51,52間において、前ウエスト域13側から後ウエスト域14側に向けて凸となるように延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性部材を伸長下に固定してある。また、第3弾性体156どうしの間には離間領域58を設けてある。より具体的には、図10に示すように、第3弾性体156は、縦方向Yにおける前ウエスト域13側のベースシート148の端縁を始点とし、クロッチ域15および前ウエスト域13においては、横方向Xの両側縁42の一方から、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように後ウエスト域14側へ延びた後、縦方向Yにおいてクロッチ域15の仮想横中心線Q−Qを超えた箇所で反転し、その後、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように前ウエスト域13側へ横方向Xの両側縁42の他方まで延び、縦方向Yにおける前ウエスト域13側のベースシート148の端縁を終点とする。
第4弾性体157は、内外面クロッチシート51,52間において、後ウエスト域14側から前ウエスト域13側に向けて凸となるように延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性部材を伸長下に固定してある。また、第4弾性体157どうしの間には離間領域58を設けてある。より具体的には、図10に示すように、第4弾性体157は、縦方向Yにおける後ウエスト域14側のベースシート148の端縁を始点とし、クロッチ域15および後ウエスト域14においては、横方向Xの両側縁42の一方から、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように前ウエスト域13側へ延びた後、縦方向Yにおいてクロッチ域15の仮想横中心線Q−Qを超えた箇所で反転し、その後、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように後ウエスト域14側へ横方向Xの両側縁42の他方まで延び、縦方向Yにおける後ウエスト域14側のベースシート148の端縁を終点とする。
第3弾性体156および第4弾性体157は、厚さ方向Zにおいて、吸液性構造体49の非肌対向面に配置されている。
第3弾性体156および第4弾性体157は、例えば内外面クロッチシート51,52の少なくとも一方のシート51,52の全面に塗布したホットメルト接着剤95によってベースシート148に固定してある。
弾性体156,157は、太さ(線径)が約400〜1000dtex、伸長倍率が約1.8〜3.0倍の弾性材料を用いることができる。また、各弾性体間の縦方向Yにおける離間寸法(ピッチ。弾性体の中心部間の距離)は、約3.0〜30.0mmであって、少なくとも5.0mm以上であることが好ましい。
このおむつ10によれば、クロッチ域15のベースシート148には、内外面クロッチシート51,52間において、前ウエスト域13側から後ウエスト域14側に向けて凸となるように延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性材料からなる第3弾性体156を伸長下に固定してあるとともに、後ウエスト域14側から前ウエスト域13側に向けて凸となるように延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性材料からなる第4弾性体157を伸長下に固定してあるため、弾性体156,157の収縮力によって、排泄前および排泄後を通じて、クロッチパネル12が着用者の肌から離れることを防止することができる。よって、このおむつ10によれば、着用時の見栄えが低下することを防止することができる。
また、上述したように、吸液性構造体49は、吸収性ポリマー粒子63から、または少なくとも約70質量%から形成された吸液性コア62およびそれを被包するシート60,61のみから形成されているため、弾性体156,157の収縮によってクロッチパネル12が着用者の肌側に密着するように持ち上げられやすいため、尿等の排泄物が漏れることを防止することができる。また、横方向Xにおいて、第3弾性体156どうしの間、および第4弾性体157どうしの間には離間領域58をそれぞれ設けてあるため、排泄物がおむつ10に排泄された場合には、排泄物の自重によって離間領域58が着用者の肌から離れるように吸液性構造体49が変形する。よって、排泄物が直接肌に接触することを抑えることができるため、肌にかぶれ等が発生するのを抑えることができる。
なお、上述した実施の形態には、第3弾性体156と第4弾性体157とが交差するもので説明した。しかし、この発明は、上述した実施の形態に限られず、第3弾性体156と第4弾性体157とは必ずしも交差する必要はない。
<第3実施形態>
図11に示すベースシート248は、図6に示したベースシート48の変形例である。図11は、ベースシート248に仮想折曲線21を設ける前において、内外面クロッチシート51,52の間に、弾性体54,55,256,257を固定したベースシート248を示すものであるが、説明の便宜のため、ベースシート248から外面クロッチシート52を取り除いてある。この変形例の基本的構成は、図6に示したベースシート48と同様であるので、同一の箇所には同一の符号を付して説明を省略し、相違する点についてのみ以下に説明する。
第5弾性体256は、内外面クロッチシート51,52間において、前ウエスト域13側の端縁を始点とし、後ウエスト域14側の端縁を終点とするように縦方向Yへ延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性部材を伸長下に固定してある。より具体的には、図11に示すように、第5弾性体256は、横方向Xにおいては、図11中、右方に偏倚し、かつ縦方向Yにおける前ウエスト域13側のベースシート248の端縁を始点とし、前ウエスト域13およびクロッチ域15の前ウエスト域13側においては、縦方向Yへ直状に延び、その後、クロッチ域15の中央においては、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように延びた後、横方向Xにおいては、図11中、左方に偏倚し、かつ縦方向Yにおける後ウエスト域14側のベースシート248の端縁を終点とする。
第6弾性体257は、内外面クロッチシート51,52間において、前ウエスト域13側の端縁を始点とし、後ウエスト域14側の端縁を終点とするように縦方向Yへ延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性部材を伸長下に固定してある。より具体的には、図11に示すように、第5弾性体256は、横方向Xにおいては、図11中、左方に偏倚し、かつ縦方向Yにおける前ウエスト域13側のベースシート248の端縁を始点とし、前ウエスト域13およびクロッチ域15の前ウエスト域13側においては、縦方向Yへ直状に延び、その後、クロッチ域15の中央においては、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように延びて第5弾性体256と交差した後、横方向Xにおいては、図11中、右方に偏倚し、かつ縦方向Yにおける後ウエスト域14側のベースシート248の端縁を終点とする。
第5弾性体256および第6弾性体257は、厚さ方向Zにおいて、吸液性構造体49の非肌対向面に配置されている。
第5弾性体256と第6弾性体257との交差する部位に対して縦方向Yの前ウエスト域13側および後ウエスト域14側には、第5弾性体256と第6弾性体257とが離間する離間領域58をそれぞれ設けてある。
第5弾性体256および第6弾性体257は、例えば内外面クロッチシート51,52の少なくとも一方のシート51,52の全面に塗布したホットメルト接着剤95によってベースシート248に固定してある。
弾性体256,257は、太さ(線径)が約400〜1000dtex、伸長倍率が約1.8〜3.0倍の弾性材料を用いることができる。また、各弾性体256,257間の横方向Xにおける離間寸法(ピッチ。弾性体の中心部間の距離)は、約3.0〜30.0mmであって、少なくとも5.0mm以上であることが好ましい。
このおむつ10によれば、クロッチ域15のベースシート248には、前ウエスト域13側の端縁を始点とし、後ウエスト域14側の端縁を終点とするように縦方向Yへ延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性材料からなる第5弾性体256を伸長下に固定してあるとともに、前ウエスト域13側の端縁を始点とし、後ウエスト域14側の端縁を終点とするように縦方向Yへ延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性材料からなる第6弾性体257を伸長下に第5弾性体256と交差するように固定してあるため、弾性体256,257の収縮力によって、排泄前および排泄後を通じて、クロッチパネル12が着用者の肌から離れることを防止することができる。よって、このおむつ10によれば、着用時の見栄えが低下することを防止することができる。
また、上述したように、吸液性構造体49は、吸収性ポリマー粒子63から、または少なくとも約70質量%から形成された吸液性コア62およびそれを被包するシート60,61のみから形成されているため、弾性体256,257の収縮によってクロッチパネル12が着用者の肌側に密着するように持ち上げられやすいため、尿等の排泄物が漏れることを防止することができる。さらに、前後ウエスト域13,14、並びにクロッチ域15の前ウエスト域13側およびクロッチ域15の後ウエスト域14側には、第5弾性体256と第6弾性体257との間に離間領域58をそれぞれ設けてあるため、排泄物がおむつ10に排泄された場合には、排泄物の自重によって離間領域58が着用者の肌から離れるように吸液性構造体49が変形する。よって、排泄物が直接肌に接触することを抑えることができるため、肌にかぶれ等が発生するのを抑えることができる。
図12に示すベースシート348は、図11に示したベースシート248の変形例である。図12は、ベースシート348に仮想折曲線21を設ける前において、内外面クロッチシート51,52の間に、弾性体54,55,356,357を固定したベースシート348を示すものであるが、説明の便宜のため、ベースシート348から外面クロッチシート52を取り除いてある。また、後述する第5弾性体356は、第6弾性体357との相違を示すため、説明の便宜上、二点鎖線で示してある。この変形例の基本的構成は、図11に示したベースシート248と同様であるので、同一の箇所には同一の符号を付して説明を省略し、相違する点についてのみ以下に説明する。
第5弾性体356は、内外面クロッチシート51,52間において、前ウエスト域13側の端縁を始点とし、後ウエスト域14側の端縁を終点とするように縦方向Yへ延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性部材を伸長下に固定してある。より具体的には、図12に示すように、第5弾性体356は、横方向Xにおいては、図11中、右方に偏倚し、かつ縦方向Yにおける前ウエスト域13側のベースシート248の端縁を始点とし、前ウエスト域13においては、縦方向Yへ直状に延び、その後、前ウエスト域13とクロッチ域15との間においては、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように吸液性構造体49の図12中の左方の側縁に近接するように延び、その後、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように吸液性構造体49の図12中の右方の側縁に近接するように延びた後、再び反転して、クロッチ域15と後ウエスト域14との間においては、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように吸液性構造体49の図12中の左方の側縁に近接するように延び、その後、縦方向Yへ延びて後ウエスト域14側のベースシート248の端縁を終点とする。
第6弾性体357は、内外面クロッチシート51,52間において、前ウエスト域13側の端縁を始点とし、後ウエスト域14側の端縁を終点とするように縦方向Yへ延びる例えば2条のストランド状又はストリング状の弾性部材を伸長下に固定してある。より具体的には、図12に示すように、第6弾性体357は、横方向Xにおいては、図11中、左方に偏倚し、かつ縦方向Yにおける前ウエスト域13側のベースシート248の端縁を始点とし、前ウエスト域13においては、縦方向Yへ直状に延び、その後、前ウエスト域13とクロッチ域15との間においては、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように吸液性構造体49の図12中の右方の側縁に近接するように延び、その後、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように吸液性構造体49の図12中の左方の側縁に近接するように延びた後、再び反転して、クロッチ域15と後ウエスト域14との間においては、縦方向Yおよび横方向Xへ斜めに傾斜するように吸液性構造体49の図12中の右方の側縁に近接するように延び、その後、縦方向Yへ延びて後ウエスト域14側のベースシート248の端縁を終点とする。
図12に示す例では、第5弾性体356および第6弾性体357は、仮想縦中心線P−Pと仮想横中心線Q−Qとの交点Oを通過する。換言すれば、交点Oには、第5弾性体356と第6弾性体357とが交差する中央交差領域301を設けてある。さらに、クロッチ域15の前ウエスト域13側には、第5弾性体356と第6弾性体357とが交差する前交差領域302を設けてあるとともに、クロッチ域15の後ウエスト域14側には、第5弾性体356と第6弾性体357とが交差する後交差領域303を設けてある。
また、縦方向Yにおいて、中央交差領域301と前交差領域302との間には、第5弾性体356と第6弾性体357とが離間する前離間領域305を設けてあり、中央交差領域301と後交差領域303との間には、第5弾性体356と第6弾性体357とが離間する後離間領域306を設けてある。このように縦方向において、前交差領域302と、前離間領域305と、中央交差領域301と、後離間領域306と、後交差領域303とを並べて配置してあるため、尿等の排泄物を前離間領域305に排泄し、大便等の排泄物を後離間領域306に排泄するようにおむつ10を着用すれば、排泄物の自重によって前後離間領域305,306が着用者の肌から離れるように吸液性構造体49を変形させることができる。よって、排泄物が直接肌に接触することを抑えることができるため、肌にかぶれ等が発生するのを抑えることができる。一方、排泄物が排泄されない箇所では、交差領域の弾性体356,357によって、ベースシート348の肌対向面が着用者の肌から離間することを防止することができる。
弾性体356,357の固定、吸液性構造体49に対する厚さ方向Zの位置、太さ、伸長倍率、横方向Xにおける離間寸法は、弾性体256,257と同様である。
おむつ10を構成する各構成部材には、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の物品において通常用いられている各種の公知の材料を制限なく用いることができる。また、上述した実施形態のおむつ10は、クロッチパネル12の前後端部12A,12Bが、前後ウエストパネル18,19の非肌対向面に取り付けられる。しかし、この発明は、それに限られず、クロッチパネル12の前後端部12A,12Bを、前後ウエストパネル18,19の肌対向面に取り付けてもよい。さらに、本明細書において使用されている「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、「第5」、および「第6」の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いてある。
以上に記載した第1発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
第1発明は、互いに直交する縦方向Y、横方向X、および厚さ方向Zを有し、肌対向面および非肌対向面と、前ウエスト域13と、後ウエスト域14と、前後ウエスト域13,14間に位置するクロッチ域15と、前後ウエスト域13,14を画定し、前後ウエストパネル18,19から形成される弾性ウエストパネル11と、吸液性コア62を有する吸液性構造体49と吸液性構造体49を積層するベースシート48とを備え、縦方向Yにおけるその前後端部12A,12Bが前後ウエストパネル18,19に取り付けられてクロッチ域15を画定するクロッチパネル12とを含む使い捨ておむつ(使い捨て着用物品)10である。
第1発明の特徴は以下に示される事項である。吸液性構造体49は、少なくとも2枚のシート(繊維不織布)60,61と、2枚のシート60,61の間に介在した吸収性ポリマー粒子63とを吸液性コア62が含む。クロッチ域15において、ベースシート148には、横方向Xの両側部42の一方から中央部41に向けて凸となるように延びる第1弾性体56を設けるとともに、横方向Xの両側部42の他方から中央部41に向けて凸となるように延びる第2弾性体57を設けてある。
上記段落[0076],[0077]に開示した本発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。
(1)第1弾性体56と第2弾性体57とが交差する。
(2)吸液性構造体49は、吸液性コア62の質量の少なくとも70質量%の吸収性ポリマー粒子63をコア62が含み、吸収性ポリマー粒子63によって排泄物を吸収する吸収領域64と、吸収領域64の間をシールするシール領域65とが縦方向Yへ交互に配置される。
以上に記載した第2発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
第2発明は、互いに直交する縦方向Y、横方向X、および厚さ方向Zを有し、肌対向面および非肌対向面と、前ウエスト域13と、後ウエスト域14と、前後ウエスト域13,14間に位置するクロッチ域15と、前後ウエスト域13,14を画定し、前後ウエストパネル18,19から形成される弾性ウエストパネル11と、吸液性コア62を有する吸液性構造体49と吸液性構造体49を積層するベースシート48とを備え、縦方向Yにおけるその前後端部12A,12Bが前後ウエストパネル18,19に取り付けられてクロッチ域15を画定するクロッチパネル12とを含む使い捨ておむつ(使い捨て着用物品)10である。
第2発明の特徴は以下に示される事項である。吸液性構造体49は、少なくとも2枚のシート(繊維不織布)60,61と、2枚のシート60,61の間に介在した吸収性ポリマー粒子63とを吸液性コア62が含む。クロッチ域15において、ベースシート48には、前ウエスト域13側から後ウエスト域14側に向けて凸となるように延びる第3弾性体156を設けるとともに、後ウエスト域14側から前ウエスト域13側に向けて凸となるように延びる第4弾性体157を設けてある。
上記段落[0081],[0082]に開示した第2発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。
(1)第3弾性体156と第4弾性体157とが、横方向Xの中央部41において交差する。
(2)吸液性構造体49は、吸液性コア62の質量の少なくとも70質量%の吸収性ポリマー粒子63をコア62が含み、吸収性ポリマー粒子63によって排泄物を吸収する吸収領域64と、吸収領域64の間をシールするシール領域65とが縦方向Yへ交互に配置される。
以上に記載した第3発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
第3発明は、互いに直交する縦方向Y、横方向X、および厚さ方向Zを有し、肌対向面および非肌対向面と、前ウエスト域13と、後ウエスト域14と、前後ウエスト域13,14間に位置するクロッチ域15と、前後ウエスト域13,14を画定し、前後ウエストパネル18,19から形成される弾性ウエストパネル11と、吸液性コア62を有する吸液性構造体49と吸液性構造体49を積層するベースシート48とを備え、縦方向Yにおけるその前後端部12A,12Bが前後ウエストパネル18,19に取り付けられてクロッチ域15を画定するクロッチパネル12とを含む使い捨ておむつ(使い捨て着用物品)10である。
第3発明の特徴は以下に示される事項である。吸液構造体49は、少なくとも2枚のシート(繊維不織布)60,61と、2枚のシート60,61の間に介在した吸収性ポリマー粒子63とを含む。ベースシート248には、前ウエスト域13側の端縁を始点とし、後ウエスト域14側の端縁を終点とするように縦方向Yへ延びる第5弾性体256,356を設けるとともに、前ウエスト域13側の端縁を始点とし、後ウエスト域14側の端縁を終点とするように縦方向Yへ延びる第6弾性体257,357を設けてあり、第5弾性体256,356と第6弾性体257,357とがクロッチ域15で交差する。
上記段落[0086],[0087]に開示した第3発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。
吸液性構造体49は、吸液性コア62の質量の少なくとも70質量%の吸収性ポリマー粒子63をコア62が含み、吸収性ポリマー粒子63によって排泄物を吸収する吸収領域64と、吸収領域64の間をシールするシール領域65とが縦方向Yへ交互に配置される。
10 使い捨て着用物品(使い捨ておむつ)
11 弾性ウエストパネル
12 クロッチパネル
12A 前端部
12B 後端部
13 前ウエスト域
14 後ウエスト域
15 クロッチ域
18 前ウエストパネル
19 後ウエストパネル
41 中央部
42 両側部
49 吸液性構造体
56 第1弾性体
57 第2弾性体
60 上面シート(繊維不織布)
61 下面シート(繊維不織布)
62 吸液性コア
63 吸収性ポリマー粒子
64 吸収領域
65 シール領域
156 第3弾性体
157 第4弾性体
256 第5弾性体
257 第6弾性体
356 第5弾性体
357 第6弾性体
X 横方向
Y 縦方向
Z 厚さ方向

Claims (6)

  1. 互いに直交する縦方向、横方向、および厚さ方向を有し、肌対向面および非肌対向面と、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記前後ウエスト域を画定し、前後ウエストパネルから形成される弾性ウエストパネルと、吸液性コアを有する吸液性構造体と前記吸液性構造体を積層するベースシートとを有し、前記縦方向におけるその前後端部が前記前後ウエストパネルに取り付けられて前記クロッチ域を画定するクロッチパネルとを含む使い捨て着用物品であって、
    前記吸液性構造体は、少なくとも2枚の繊維不織布と、前記2枚の繊維不織布の間に介在した吸収性ポリマー粒子とを前記コアが含み、
    前記クロッチ域において、前記ベースシートには、前記横方向の両側部の一方から中央部に向けて凸となるように延びる第1弾性体を設けるとともに、前記横方向の両側部の他方から中央部に向けて凸となるように延びる第2弾性体を設けてあり、前記厚さ方向において前記吸液性構造体の非肌対向面に、前記第1弾性体および前記第2弾性体が配置されることを特徴とする前記着用物品。
  2. 前記第1弾性体と前記第2弾性体とが交差する請求項1に記載の着用物品。
  3. 互いに直交する縦方向、横方向、および厚さ方向を有し、肌対向面および非肌対向面と、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記前後ウエスト域を画定し、前後ウエストパネルから形成される弾性ウエストパネルと、吸液性コアを有する吸液性構造体と前記吸液性構造体を積層するベースシートとを備え、前記縦方向におけるその前後端部が前記前後ウエストパネルに取り付けられて前記クロッチ域を画定するクロッチパネルとを含む使い捨て着用物品であって、
    前記吸液性構造体は、少なくとも2枚の繊維不織布と、前記2枚の繊維不織布の間に介在した吸収性ポリマー粒子とを前記コアが含み、
    前記クロッチ域において、前記ベースシートには、前記前ウエスト域側から前記後ウエスト域側に向けて凸となるように延びる第3弾性体を設けるとともに、前記後ウエスト域側から前記前ウエスト域側に向けて凸となるように延びる第4弾性体を設けてあり、前記厚さ方向において前記吸液性構造体の非肌対向面に、前記第3弾性体および前記第4弾性体が配置されることを特徴とする前記着用物品。
  4. 前記第3弾性体と前記第4弾性体とが、前記横方向の中央部において交差する請求項3に記載の着用物品。
  5. 互いに直交する縦方向、横方向、および厚さ方向を有し、肌対向面および非肌対向面と、前ウエスト域と、後ウエスト域と、前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記前後ウエスト域を画定し、前後ウエストパネルから形成される弾性ウエストパネルと、吸液性コアを有する吸液性構造体と前記吸液性構造体を積層するベースシートとを有し、前記縦方向におけるその前後端部が前記前後ウエストパネルに取り付けられて前記クロッチ域を画定するクロッチパネルとを含む使い捨て着用物品であって、
    前記吸液性構造体は、少なくとも2枚の繊維不織布と、前記2枚の繊維不織布の間に介在した吸収性ポリマー粒子とを前記コアが含み、
    前記ベースシートには、前記前ウエスト域側の端縁を始点とし、後ウエスト域側の端縁を終点とするように前記縦方向へ延びる第5弾性体を設けるとともに、前記前ウエスト域側の端縁を始点とし、後ウエスト域側の端縁を終点とするように前記縦方向へ延びる第6弾性体を設けてあり、前記第5弾性体と前記第6弾性体とが前記クロッチ域で交差し、前記厚さ方向において前記吸液性構造体の非肌対向面に、前記第5弾性体および前記第6弾性体が配置されることを特徴とする前記着用物品。
  6. 前記吸液性構造体は、前記コアの質量の少なくとも70質量%の吸収性ポリマー粒子を前記コアが含み、前記吸収性ポリマー粒子によって排泄物を吸収する吸収領域と、前記吸収領域の間をシールするシール領域とが前記縦方向へ交互に配置される請求項1〜5のいずれかに記載の着用物品。
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