JP2013132169A - 可搬型充電器 - Google Patents

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恒 渡邉
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岳 渡邉
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Abstract

【課題】鞍乗型電動車両への充電中において、充電コード等に引っ張り力が作用しても交流電源のコンセントの破損を防止することが可能な可搬型充電器を提供する。
【解決手段】鞍乗型電動車両1が備えるバッテリ6に充電プラグ55を通じて電力を供給する可搬型の充電器において、電源側接続線61は交流電源に接続されるともに、車両側接続線57は充電プラグ55に接続される。充電制御部83、84は、電源側接続線61を通じて交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換し、車両側接続線57を通じて当該直流電力を充電プラグ55に供給する制御を行なう。電源側接続線61よりも張力に対して機械的に脆弱な部分が車両側接続線57に設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、鞍乗型電動車両が備えるバッテリに充電プラグを通じて電力を供給する可搬型の充電器に関する。
電動モータを動力源とした電動車両は、バッテリへの充電用のレセプタクルを備えている。バッテリへ充電する際には、充電器から延びる充電コードの端部に設けられた充電プラグがレセプタクルに接続される。
充電器には、ユーザが持ち運んで商用交流電源に接続し、所望の場所で充電が可能とされた可搬型のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開2011/024326号
電動二輪車等の鞍乗型電動車両は四輪車と比較して小型・軽量であり、かつ可搬型充電器は設置位置の自由度が高いため、充電が行なわれている間にユーザが車両や充電器を移動させることがある。このとき充電器と交流電源を接続する電源ケーブルに過大な張力が作用し、場合によっては交流電源のコンセントに破損を生じてしまうことがある。
よって本発明は、鞍乗型電動車両への充電中において、充電コードや電源ケーブルに予期せぬ張力が作用しても交流電源のコンセントの破損を防止することが可能な可搬型充電器を提供することを目的とする。
本発明がとりうる一態様は、鞍乗型電動車両が備えるバッテリに充電プラグを通じて電力を供給する可搬型の充電器であって、
交流電源に接続される電源側接続線と、
前記充電プラグに接続される車両側接続線と、
前記電源側接続線を通じて前記交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換し、前記車両側接続線を通じて当該直流電力を前記充電プラグに供給する制御を行なう充電制御部とを備え、
前記電源側接続線よりも張力に対して機械的に脆弱な部分が前記車両側接続線に設けられている。
このような構成によれば、車両側接続線や電源側接続線に予期せぬ張力が作用した場合において、当該張力により電源側接続線が接続された交流電源のコンセントが破損したり、電源側接続線が断線したり、充電器の内部回路が破損したりする前に、車両側接続線の一部に部材の離脱や信号線の断線等を生じさせ、当該張力を吸収させることができる。
前記車両側接続線は、直流電流が流れる電源線と、前記充電制御部による前記制御に用いられる充電制御線を有しており、前記張力によって前記電源線よりも先に前記充電制御線が断線され、前記制御部は前記充電制御線の断線により前記直流電流の供給を停止するるように構成してもよい。この場合、万一張力により電源線が断線することがあっても、アーク放電の発生を確実に防止することができる。また充電を遮断する制御を行なうための信号線を独立して設ける必要がないため、端子数の増加を回避でき、コスト抑制と接続信頼性の向上に寄与する。
充電制御線の例としては、前記鞍乗型車両が備える制御部と通信を行なうための通信線と、前記充電プラグが前記鞍乗型車両のレセプタクルに接続されたことを検知するための接続検知線が挙げられる。
前記充電制御線が前記充電器の筐体の内部で断線されるように構成すれば、断線部分が筐体の外部に飛び出して車両側接続線や電源側接続線に張力を付与したものに接触することを回避できる。
前記車両側接続線はグロメットにより前記筐体に固定されており、前記充電制御線を断線する張力よりも弱い張力によって前記グロメットが前記筐体から離脱する構成とすれば、車両側接続線が断線しない可能性を残すことができる。この場合、充電器を元の状態に復旧させる作業がより容易になる。
本発明の一実施形態に係る充電器が適用される電動二輪車を示す左側面図である。 図1の電動二輪車において一部の部品を取り外した状態を示す左側面図である。 図1の電動二輪車のシートを開いた状態の収容空間に設けられたレセプタクルへプラグを接続した状態を示す斜視図である。 図1の電動二輪車と充電器の間の配線を模式的に示す図である。 図4の充電器の内部構成を模式的に示す図である。 充電コードに張力が加わった場合の充電器の状態を模式的に示す図である。
添付の図面を参照しつつ本発明について以下詳細に説明する。なお以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動二輪車を示す左側面図である。本実施形態においては、鞍乗型電動車両として、スクータからなる電動二輪車1を例示して説明する。電動二輪車1は、前部および後部に荷物を載せて走行することが可能であり、荷役車両としての用途に適している。
なお、以下の説明における前後、上下および左右の各方向は、電動二輪車1が水平面を直進走行している状態に相当する基準姿勢にあり、かつ運転者が前方を向いているときの当該運転者の視点を基準とする。また、垂直に起立し、前輪3および後輪4が路面A1に接地し、かつ、運転者が乗車していない状態の電動二輪車1を基準として、電動二輪車1の構成を説明する。
電動二輪車1は、車体フレーム2、前輪3、後輪4、電動モータ5、バッテリ6および車体カバー7を備えている。電動二輪車1は、バッテリ6から供給される電力によって電動モータ5を駆動し、電動モータ5の出力によって後輪4を駆動する。電動モータ5は、後輪4の右側方に配置されたパワーユニット47に収容されている。以下、電動二輪車1の全体の構造を車体前方から順に説明する。
図2は、図1の電動二輪車において一部の部品を取り外した状態を示す左側面図である。電動二輪車1は、この電動二輪車1の前上部に配置されたヘッドパイプ8を有している。ヘッドパイプ8内には、ステアリング軸9が回動自在に挿入されている。ステアリング軸9の下端部には、左右一対のフロントフォーク10が取り付けられている。前輪3は、フロントフォーク10に取り付けられている。
ステアリング軸9の上端部には、ハンドル11が取り付けられている。運転者は、ハンドル11を操作することにより、ステアリング軸9、フロントフォーク10および前輪3をステアリング軸9の軸線回りに回すことが可能である。
ハンドル11の左右両端部には、それぞれグリップ12が設けられている(左側のグリップのみを図示)。右側のグリップはスロットルグリップを構成している。運転者は、このスロットルグリップを回すことにより、電動モータ5の出力を調整することが可能である。
図1に示すように、ハンドル11の中央付近にはメータ13が設けられている。メータ13の下方には、荷台14が配置されている。荷台14は、ヘッドパイプ8に固定されている。荷台14に積まれた荷物の荷重は、ヘッドパイプ8およびステアリング軸9などを介して主に前輪3に作用する。荷台14の下部にはヘッドランプ15が固定されている。
図2に示すように、電動二輪車1は、ヘッドパイプ8から後方に延びる車体フレーム2を含んでいる。車体フレーム2は、鋼鉄製のパイプ部材などを用いて形成されている。車体フレーム2は、ダウンチューブ19と、ダウンチューブ19の後方に配置されたフレーム本体20と、を含んでいる。ダウンチューブ19は、ヘッドパイプ8の下部から後斜め下方に延びている。側面視において、フレーム本体20は、ダウンチューブ19の下端部から後方に延びており、車両の前後方向X1の途中部がS字状に形成されている。
フレーム本体20は、左右一対設けられている。フレーム本体20は、第1フレーム部21と、第2フレーム部22と、第3フレーム部23と、第4フレーム部24と、を含んでいる。第1フレーム部21は、ダウンチューブ19の下端部から後方に略真っ直ぐに延びており、わずかに後斜め上方に傾斜している。
第2フレーム部22は、側面視においてS字状に形成されている。第2フレーム部222は、下端部22aと、中間部22bと、上端部22cと、を含んでいる。第2フレーム部22の下端部22aは、湾曲形状に形成されており、第1フレーム部21の後端部に連結されている。第2フレーム部22の中間部22bは、下端部22aから斜め後上方に真っ直ぐに延びている。側面視において、第1フレーム部21に対する中間部22bの傾斜角度は、例えば、45度程度である。第2フレーム部22の上端部22cは、湾曲形状に形成されており、中間部22bに接続されている。
第3フレーム部23は、上端部22cから直線状に延びており、わずかに後斜め上方に傾斜している。第4フレーム部24は、第2フレーム部22の中間部22bから後方に延び、途中で後斜め上方へ湾曲され、第3フレーム部23の中間部に接続されている。
図1に示すように、電動二輪車1は、車体フレーム2に取り付けられた車体カバー7を含んでいる。車体カバー7は、ヘッドパイプ8を覆う前カバー25と、前カバー25の下部から後方に延びる下カバー26と、前カバー25の後方に配置された後カバー27と、を含んでいる。
前カバー25は、ステアリング軸9の一部およびヘッドパイプ8を取り囲み、かつ、ダウンチューブ19を取り囲んでいる。下カバー26は、前カバー25の下部25aから後方に延びており、第1フレーム部21と、第2フレーム部22の下端部22aとを、下方および左右両側方から覆っている。下カバー26上端部には、足載せ部28が配置されている。足載せ部28は、運転者が足を載せるために設けられており、略平坦に形成されている。
後カバー27は、全体として、下カバー26の後部26aから後斜め上方に延びた形状に形成されている。後カバー27は、第2フレーム部22のうち、下端部22aを除く領域を前方および左右両側方から覆っている。また、後カバー27は、第3フレーム部23および第4フレーム部24を、前方および左右両側方から覆っている。
後カバー27の上方には、シート29が配置されている。電動二輪車1の走行中、シート29に座った運転者の足は、足載せ部28に載せられる。前後方向X1において、足載せ部28は、前カバー25の後面25bと、シート29の前端部29aとの間に配置されている。また、シート29は、第2フレーム部22の上方に配置され、かつ、第3フレーム部23の一部の上方に配置され、かつ、第4フレーム部24の一部の上方に配置されている。シート29と、後カバー27とによって囲まれた空間は、収容空間S1を規定している。
図2に示すように、シート29は、第1ブラケット31および支持ブラケット37によって支持されて車体の外面の一部を形成している。第1ブラケット31は、第2フレーム部22の中間部22bに取り付けられている。第1ブラケット31は、中間部22bから上向きに延びている。第1ブラケット31の上端部には、ヒンジ部38が設けられている。シート29は、このヒンジ部38を介して第1ブラケット31に支持されている。第1ブラケット31は、シート29を下方から支持している。シート29は、ヒンジ部38回りに回動することが可能となっている。シート29をヒンジ部38回りに回動することにより、収容空間S1を上方に開放することが可能である。なお、ヒンジ部38を省略し、シート29を直接第1ブラケット31に固定してもよい。
シート29の後部29bは、支持ブラケット37によって支持されている。支持ブラケット37は、車体フレーム2の第3フレーム部23に固定されており、第3フレーム部23から上向きに突出した形状とされている。
シート29の下方には、電動モータ5の電源としてのバッテリ6が配置されている。バッテリ6は、左右一対の第2フレーム部22の間に配置されている。バッテリ6は、充電可能な二次電池である。バッテリ6は、側面視において略矩形に形成されており、前後方向X1の長さ(幅)よりも車両の上下方向Z1の長さ(高さ)が長くされている。バッテリ6は、後斜め上方に傾斜した姿勢に配置されており、車体フレーム2に支持されている。バッテリ6の上部6aは、第1ブラケット31と、支持ブラケット37との間に配置されている。
図1に示すように、シート29の後方には、荷台45が配置されている。荷台45は、第3フレーム部23の上方に配置され、この第3フレーム部23に支持されている。荷台45の上方に、荷物を載せることが可能となっている。荷台45に載せられた荷物の荷重は、主に後輪4によって受けられる。
このように、荷台14と、重量物であるバッテリ6と、荷台45は、前後方向X1に並んで配置されている。したがって、荷台14および荷台45に荷物を載せたときに、前後方向X1における電動二輪車1の荷重のバランスを、均等にすることができる。したがって、荷台14および荷台45に荷物を載せた状態でも、電動二輪車1の高い操縦性を維持することができる。
図3は、シート29を開いた状態の収容空間S1を示す斜視図である。ヒンジ部38でシート29を回動させることにより、収容空間S1の上方に開口した開口部30が開放される。また、ヒンジ部38でシート29を開くときと逆方向へ回動させて閉じることにより、開口部30が閉塞される。このように、シート29は、収容空間S1を閉塞可能な蓋体とされている。シート29が開口部30を閉塞することにより、雨水や埃などが収容空間S1内に浸入することが防止される。
収容空間S1には、車両の右側に、接続ボックス51が設けられている。この接続ボックス51における左側の側壁52には、レセプタクル53が設けられている。レセプタクル53はバッテリ6と通電可能に接続されている。図4に示すように、後述する充電器58から延びる充電コード57に設けられた充電プラグとしてのプラグ55が接続されてバッテリ6の充電が実行される。
充電コード57は、レセプタクル53にプラグ55を接続した状態で車両の左側へ引き出される。収容空間S1の開口部30の縁部には、左側前方に、切欠き部63が形成されている。充電コード57は、開口部30の切欠き部63に通される。これにより、プラグ55と充電器58とをつなぐ充電コード57が外部から収容空間S1の内部に引き込んだ状態で、シート29が収容空間S1の開口部30を閉塞することができる。
図4に電動二輪車1と充電器58の間の配線を模式的に示す。レセプタクル53は、配線56を介してバッテリ6に接続されている。また、このレセプタクル53に接続されるプラグ55は、車両側接続線としての充電コード57に接続されている。充電コード57は、充電器58に接続されている。充電器58には電源側接続線としての電源ケーブル61が接続されている。電源ケーブル61の端部には、交流電源に接続されるプラグ60が設けられている。これにより、レセプタクル53にプラグ55を接続した状態で、交流電源からの電力が充電器58を介してバッテリ6に給電され、バッテリ6が充電される。
レセプタクル53に設けられた複数のオス端子72は、ハウジング71の基部71aから接続口54へ向かって延びるように、ハウジング71に支持されている。これらのオス端子72は、ハウジング71の長手方向へ間隔をあけて一列に配列されている。ハウジング71には隔壁部74が形成されており、各オス端子72を絶縁している。
具体的には、ハウジング71の長手方向の一端側から順に、正極端子72a、第1通信端子72b、第2通信端子72c、接続検知端子72d、アース端子72eおよび負極端子72fを含んで配置されている。そして正極端子72aと負極端子72fの間に第1通信端子72b、第2通信端子72c、接続検知端子72d、およびアース端子72eが配置されている。
正極端子72aおよび負極端子72fは、電動二輪車1に搭載されたバッテリ6の電源線に接続されている。第1通信端子72bおよび第2通信端子72cは、電動二輪車1に搭載された制御部と充電器58の間の信号伝送に使用される通信線に接続されている。接続検知端子72dは、接続口54へのプラグ55の挿入状態の検知に使用される接続検知線に接続されている。アース端子72eは、電動二輪車1のアース線121に接続されている。
接続部76の複数の端子収容部70は、ハウジング75の長手方向に沿って配列されている。それぞれの端子収容部70の間には、レセプタクル53のハウジング71に形成された隔壁部74が挿入可能なスリット77が形成されている。各端子収容部70には、メス端子78が収容されている。すなわち接続部76の内部において複数のメス端子78がハウジング75の長手方向に一列に配列されている。
具体的には、ハウジング75の長手方向の一端側から順に、正極端子78a、第1通信端子78b、第2通信端子78c、接続検知端子78d、アース端子78eおよび負極端子78fを含んで配置されている。そして正極端子78aと負極端子78fの間に第1通信端子78b、第2通信端子78c、接続検知端子78d、およびアース端子78eが配置されている。
図5に充電器58の内部構成を模式的に示す。充電器58は、筐体80の内部に回路基板81を収容している。回路基板81上には、基板側コネクタ82、制御部83、およびAC/DCコンバータ84が実装されている。
充電コード57の充電器側端部にはグロメット85が装着されている。筐体80に形成された開口80aにグロメット85を嵌め入れることにより、充電コード57が充電器58に固定されている。電源ケーブル61の充電器側端部にはグロメット86が装着されている。筐体80に形成された開口80bにグロメット86を嵌め入れることにより、電源ケーブル61が充電器58に固定されている。
充電コード57の内部には、複数の信号線として、正極電源線91a、第1通信線91b、第2通信線91c、接続検知線91d、アース線91e、および負極電源線91fが収容されている。各信号線の端部はコード側コネクタ92に接続されている。
正極電源線91aおよび負極電源線91fは、それぞれプラグ55の正極端子78aおよび負極端子78fと電気的に接続されている。第1通信線91bおよび第2通信線は、それぞれプラグ55の第1通信端子78bおよび第2通信端子78cと電気的に接続されている。接続検知線78dは、プラグ55の接続検知端子78dと電気的に接続されている。アース線91eは、プラグ55のアース端子78eと電気的に接続されている。
コード側コネクタ92は基板側コネクタ82に接続される。これにより正極電源線91aおよび負極電源線91fは、それぞれ正極電源線87aおよび負極電源線87fと電気的に接続される。正極電源線87aおよび負極電源線87fは、それぞれ回路基板81上に設けられ、基板側コネクタ82とAC/DCコンバータ84を電気的に接続している。
コード側コネクタ92と基板側コネクタ82の接続により、第1通信線91b、第2通信線91c、および接続検知線91dは、それぞれ第1通信線87b、第2通信線87c、および接続検知線87dと電気的に接続される。第1通信線87b、第2通信線87c、および接続検知線87dは、それぞれ回路基板81上に設けられ、基板側コネクタ82と制御部83を電気的に接続している。
コード側コネクタ92と基板側コネクタ82の接続により、アース線91eは充電器58のアース線122(図4参照)と電気的に接続される。
プラグ55と基板側コネクタ82の間の部分が、本発明における車両側接続線として機能する。またプラグ60とコード側コネクタ92の間の部分が、本発明における電源側接続線として機能する。
AC/DCコンバータ84は、回路基板81上に設けられた制御線88を介して入力される制御部83からの制御信号に応じて、電源ケーブル61を介して交流電源から入力される交流電力を直流電力に変換する。変換された直流電力は、正極電力線87aおよび負極電力線87fを介して基板側コネクタ82に出力され、コード側コネクタ92を介して充電ケーブル57の正極電力線91aおよび負極電力線91fに入力される。この直流電力がプラグ55およびレセプタクル53を介して電動二輪車1のバッテリ6の充電に供される。
回路基板81上の第1通信線87bおよび第2通信線87cは、電動二輪車1に搭載された制御部と充電器58の制御部83との間で送受信される充電制御用の信号を伝送するために用いられる。例えば、電動二輪車1の制御部が充電開始を指示する制御信号をレセプタクル53の第1通信端子72bに出力した場合、プラグ55の第1通信端子78b、充電ケーブル57の第1通信線91b、および回路基板81上の第1通信線87bを介して当該制御信号が制御部83に入力される。制御部83は制御線88を介してAC/DCコンバータ84を駆動し、直流電力の供給を開始する。
制御部83は、第1通信線87bおよび第2通信線87cを通じて電動二輪車1の制御部との通信が確立している場合にのみ、AC/DCコンバータ84を駆動するように構成されている。すなわち充電器58の制御部83と電動二輪車1の制御部との間で通信が確立していない状態においては、バッテリ6への充電が実行されないように構成されている。
回路基板81上の接続検知線87dは、レセプタクル53の接続口54へのプラグ55の挿入状態の検知に使用される。制御部83は、レセプタクル53の接続検知端子72dとプラグ55の接続検知端子78dが接続されたことを、接続検知線87dの電圧を監視することにより検知するように構成されている。
制御部83は、レセプタクル53の接続検知端子72dとプラグ55の接続検知端子78dが接続されたことが接続検知線87dを通じて検知された場合にのみ、AC/DCコンバータ84を駆動するように構成されている。すなわちプラグ55のレセプタクル53への挿入が不十分である状態においては、バッテリ6への充電が実行されないように構成されている。
すなわち、本実施形態において回路基板上81の少なくとも制御部83およびAC/DCコンバータ84は、電源ケーブル61を通じて交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換し、充電コード57を通じて当該直流電力をプラグ55に供給する制御を行なう充電制御部として機能する。
以降の説明においては、充電コード57において直流電流が流れる正極電源線91aと負極電源線91fを、必要に応じて電源線と総称する。また上記充電制御部による充電制御に用いられる第1通信線91b、第2通信線91c、および接続検知線91dを、必要に応じて充電制御線と総称する。
本実施形態においては、充電ケーブル57に収容される複数の信号線のうち、第1通信線91bのみが他の信号線と異なる構成とされている。具体的には、筐体80内に収容されている部位において第1の部分91b1と第2の部分91b2に分割されている。第1の部分91b1の端部には第1ギボシ端子93が装着されており、第2の部分91b2の端部には第2ギボシ端子94が装着されている。第1ギボシ端子93と第2ギボシ端子94は着脱可能に嵌合接続されている。これにより第1の部分91b1と第2の部分91b2が通電し、一本の第1通信線91bとして機能する。
また正極電源線91a、第2通信線91c、接続検知線91d、アース線91e、および負極電源線91fのコード側コネクタ92とグロメット85の間の線路長は、第1通信線91bよりも長く設定されている。これらの信号線は、屈曲部Bを形成しつつ筐体80内に収容されている。
第1ギボシ端子93と第2ギボシ端子94は、充電コード57に所定値を上回る張力が作用した場合に嵌合接続が解除されるように構成されている。ここで所定値は、基板側コネクタ82からコード側コネクタ92を引き抜くのに要する力よりも小さく設定される。
また充電コード57に装着されたグロメット85は、充電コード57に所定値を上回る張力が作用した場合に筐体80の開口80aから離脱するように構成されている。ここで所定値は、電源ケーブル61に装着されたグロメット86を筐体80の開口80bから引き抜くのに要する力よりも小さく設定される。
したがって、例えばプラグ55がレセプタクル53に挿入されて電動二輪車1の充電が行なわれているときに、歩行者等が予期せず充電コード57を足に掛けてしまうなどして充電コード57や電源ケーブル61に過剰な張力が作用した場合、図6に示すように、先ずグロメット85が筐体80の開口80aから充電器58の外方へ離脱する。これに伴い筐体80内に収容されていた充電コード57の信号線が引っ張られ、第1ギボシ端子93と第2ギボシ端子94の嵌合が解除されて第1通信線91bが断線する。他の信号線については、屈曲部Bが真っ直ぐに延ばされることにより、これらに作用する張力が吸収される。
すなわち上記のような予期せぬ張力が充電コード57や電源ケーブル61に作用した場合において、当該張力により電源ケーブル61のプラグ60が接続された交流電源のコンセントが破損したり、電源ケーブル61が断線したり、充電器58の筐体80内部の回路が破損したりする前に、充電コード57のグロメット85を充電器58から離脱させることができる。また張力の程度によっては第1通信線91bを断線させることができる。
したがって、充電コード57や電源ケーブル61に作用した張力が適切に吸収され、より高い電圧と電流を取り扱う交流電源側(電源側接続線)の破損等を回避することができる。また作業者は、第1ギボシ端子93と第2ギボシ94を嵌合接続し直すことによって第1通信線91bの断線を容易に復旧させ、グロメット85を筐体80の開口80aに嵌めこみ直すことによって充電器58を容易に元の状態に復旧させることができる。
また本実施形態においては、充電コード57や電源ケーブル61に作用する張力によって電源線よりも先に第1通信線91bが断線するため、制御部83と電動二輪車1の制御部との間の通信経路が遮断される。両者の通信が確立しない状態となるため、制御部83はAC/DCコンバータ84の駆動を停止し、プラグ55への直流電流の供給を停止する。したがって、さらなる張力が加わることによりコード側コネクタ92が基板側コネクタ82から引き抜かれることがあっても、当該箇所におけるアーク放電の発生を確実に防止し、端子の溶融や回路基板81の交換を回避することができる。また充電を遮断する制御を行なうための信号線を独立して設ける必要がないため、端子数の増加を回避でき、コスト抑制と接続信頼性の向上に寄与する。
また本実施形態においては、第1通信線91bが充電器58の筐体80の内部で断線されるように構成されているため、断線部分が筐体80の外部に飛び出して充電コード57や電源ケーブル61に張力を付与したものに接触することを回避できる。
上記の実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであって、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更・改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは明らかである。
交流電源に接続される電源側接続線よりも張力に対して機械的に脆弱な部分が車両側接続線に設けられていれば、必ずしも当該部分をグロメット85や第1通信線91bに設けることを要しない。コード側コネクタ92とプラグ55の間の適宜の箇所において、所定値以上の張力により部材の離脱と信号線の断線の少なくとも一方が発生する構成とすることができる。
ギボシ端子の嵌合解除により断線が生ずる信号線は、必ずしも第1通信線91bのみであることを要しない。充電制御線である第1通信線91b、第2通信線91c、および接続検知線91dの少なくとも一本に、ギボシ端子の嵌合解除により断線が生ずる箇所を設けることができる。
例えば接続検知線91dのみにギボシ端子の嵌合解除により断線が生ずる箇所を設けた場合、充電コード57に作用する張力によって電源線よりも先に接続検知線91dが断線するため、制御部83はレセプタクル53に対するプラグ55の挿入が不十分であると認識することになる。よって制御部83はAC/DCコンバータ84の駆動を停止し、プラグ55への直流電流の供給を停止する。したがって、さらなる張力が加わることによりコード側コネクタ92が基板側コネクタ82から引き抜かれることがあっても、当該箇所におけるアーク放電の発生を確実に防止し、端子の溶融や回路基板81の交換を回避することができる。また充電を遮断する制御を行なうための信号線を独立して設ける必要がないため、端子数の増加を回避でき、コスト抑制と接続信頼性の向上に寄与する。
グロメット85を筐体80の開口80aから離脱させる張力と、第1通信線91bにおける第1ギボシ端子93と第2ギボシ端子94の嵌合接続を解除する張力とは、必ずしも同一の値に設定することを要しない。前者をより小さな値に設定することにより、グロメット85のみが筐体80の開口80aから離脱し、第1ギボシ端子93と第2ギボシ端子94の嵌合接続が維持されて第1通信線91bが断線しない可能性を残すことができる。この場合、充電器58を元の状態に復旧させる作業がより容易になる。
充電コード57とプラグ55は必ずしも不可分の一体部品として構成されることを要しない。充電コード57をプラグ55の本体から着脱可能とすることもできる。
1:電動二輪車、6:バッテリ、53:レセプタクル、55:プラグ、57:充電コード、58:充電器、61:電源コード、80:筐体、82:基板側コネクタ、83:制御部、84:AC/DCコンバータ、85:グロメット、91a:正極電源線、91b:第1通信線、91c:第2通信線、91d:接続検知線、91e:アース線、91f:負極電源線、92:コード側コネクタ、93:第1ギボシ端子、94:第2ギボシ端子

Claims (5)

  1. 鞍乗型電動車両が備えるバッテリに充電プラグを通じて電力を供給する可搬型の充電器であって、
    交流電源に接続される電源側接続線と、
    前記充電プラグに接続される車両側接続線と、
    前記電源側接続線を通じて前記交流電源より入力された交流電力を直流電力に変換し、前記車両側接続線を通じて当該直流電力を前記充電プラグに供給する制御を行なう充電制御部とを備え、
    前記電源側接続線よりも張力に対して機械的に脆弱な部分が前記車両側接続線に設けられている、可搬型充電器。
  2. 前記車両側接続線は、直流電流が流れる電源線と、前記充電制御部による前記制御に用いられる充電制御線を有しており、
    前記張力によって前記電源線よりも先に前記充電制御線が断線されるように構成されており、
    前記制御部は、前記充電制御線の断線により前記直流電力の供給を停止する、請求項1に記載の可搬型充電器。
  3. 前記充電制御線は、前記鞍乗型車両が備える制御部と通信を行なうための通信線と、前記充電プラグが前記鞍乗型車両のレセプタクルに接続されたことを検知するための接続検知線を含む、請求項2に記載の可搬型充電器。
  4. 前記充電制御線は前記充電器の筐体の内部で断線されるように構成されている、請求項2または3に記載の可搬型充電器。
  5. 前記車両側接続線はグロメットにより前記筐体に固定されており、
    前記充電制御線を断線する張力よりも弱い張力によって前記グロメットが前記筐体から離脱するように構成されている、請求項4に記載の可搬型充電器。
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