JP2013131126A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

情報処理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013131126A
JP2013131126A JP2011281568A JP2011281568A JP2013131126A JP 2013131126 A JP2013131126 A JP 2013131126A JP 2011281568 A JP2011281568 A JP 2011281568A JP 2011281568 A JP2011281568 A JP 2011281568A JP 2013131126 A JP2013131126 A JP 2013131126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
function information
printer
information
determination result
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011281568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5927899B2 (ja
Inventor
Shiro Araki
滋朗 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2011281568A priority Critical patent/JP5927899B2/ja
Publication of JP2013131126A publication Critical patent/JP2013131126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5927899B2 publication Critical patent/JP5927899B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】機種共通プリンタドライバのアップデートにより、プリンタ機に対し、これまで使用していたGenericモードから、新たに対応したそのプリンタ機の機種モードへ設定変更する際において、そのアップデートにかかる作業負担を削減する。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、機種別機能情報と共通機能情報とを保持した機能情報保持手段と、接続される機器の構成情報を取得する通信手段と、機器の機種に基づき該機種に対応する機種別機能情報が保持されているか判定されることにより、接続される機器毎に、機器と該機器の判定結果と該機器の機能とを記憶する記憶手段と、判定結果に応じて機種別機能情報又は共通機能情報のいずれかの機能情報に基づいて使用機器の機能に関する設定画面を表示する表示手段と、使用機器の機種に対応する機種別機能情報が保持されたとき該使用機器の判定結果を該再判定結果に更新する更新手段とを有する。
【選択図】図12

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムの分野に関する。
PCからネットワーク又はシリアル経由等でプリンタを使用する場合、一般的にPCにはプリンタ用のプリンタドライバが組み込まれており、これによって、アプリケーションで作成又は閲覧されたデータが、プリンタの処理可能なプリンタ言語(PDL)データへと変換される。プリンタは、その機種や機能に応じて、使用可能な印刷設定が異なるものもあるので、従来プリンタドライバは、その機種毎(又は機能毎)に応じて提供されることが一般的であった。プリンタの機能には、全機種に共通する機能と、各プリンタに搭載されているオプション構成部分に基づく機能とがあり、オプション構成部分に基づく機能によっては、印刷設定画面(UI)や、プリンタ言語のコマンド、パラメータに差異が生じるからである。
一方、使用する機種毎(又は機能毎)に応じてプリンタドライバをインストールする手間を省くため、複数機種をサポートする機種共通プリンタドライバが知られている。機種共通プリンタドライバは、基本的に個々のプリンタドライバの束ともいえ、発売されている全機種をサポートするプリンタドライバである。よって通常の場合、1の機種共通プリンタドライバをPCにインストールしさえすれば、全機種のプリンタを使用することが可能となっている。
機種共通プリンタドライバは、バージョンアップ毎にサポートする機種(例えば新発売の機種)が追加されるが、例えばあるプリンタ機が発売されたにもかかわらず、そのプリンタ機を含めてサポートした機種共通プリンタドライバのバージョンアップ・リリースが間に合わない場合がある。そこで機種共通プリンタドライバは、このような場合に備え、サポートする機種に対しては接続されるプリンタ機種に応じてその機種用の印刷設定画面を表示する機能(機種モードとよぶ)と、サポートしていない機種に対しては汎用的な印刷設定画面を表示する機能(Genericモードとよぶ)を有している。上述の如く、プリンタの機能には、全機種に共通する機能と、各プリンタに搭載されているオプション構成部分に基づく機能とがあり、Genericモードにおいては、全機種に共通する機能のみを使用可能とするもので、機種固有のオプション構成等の機能は使用することができない。
Genericモードにおいて、ユーザは全機種に共通する汎用的な機能のみしか使用(設定)できないので、上述の発売されたプリンタ機においては、その固有のオプション機能は使用できない。即ち、その機種をサポートする機種共通プリンタドライバがバージョンアップ・リリースされるまで、ユーザは上述の発売されたプリンタ機に対しGenericモードで当該機種共通プリンタドライバを使うことになる。
これに関する技術として、特許文献1には、汎用的な設定画面を表示、また最大限利用できる機能を利用する目的で、双方向通信を用いて、なるべく多くの機能を汎用的な設定画面に表示し、利用可能とする方法が開示されている。
ここで、上述の発売されたプリンタ機をサポートする機種共通プリンタドライバがバージョンアップされリリースされた場合、ユーザはPCにおいてその機種共通プリンタドライバをアップデートする。新たにリリースされた機種共通プリンタドライバにおいては、ユーザは全機種に共通する汎用的な機能のみならず、固有のオプション機能を使用できるようになるからである。
しかしながら、PCにおいてその機種共通プリンタドライバをアップデートする際には、上述の発売されたプリンタ機に対しGenericモードから機種別モードへと切り替える手動切替操作や、その機種共通プリンタドライバとプリンタ機との双方向通信が新たに必要となるため、アップデート時におけるユーザの利便性が低く、またアップデートに時間を要するという問題があった。
具体的に、従来機種共通プリンタドライバをアップデートする際、ユーザはドライバをアップデートし、Genericモードで動作しているプリンタアイコン(論理プリンタ)を選択し、手動で機種切り替え(又は双方向による機種切り替え)の作業が、新たに機種モード対応となったプリンタ機のプリンタアイコン数分だけ必要であった。また、機種共通プリンタドライバは、アップデート時にはプリンタ機と双方向通信を行って、新たに機種モード対応となったプリンタ機に搭載されているオプション構成を取得し、機種共通プリンタドライバに反映する必要があった。
本発明では上記のような問題に鑑みて、機種共通プリンタドライバのアップデートにより、プリンタ機に対し、これまで使用していたGenericモードから、新たに対応したそのプリンタ機の機種モードへ設定変更する際において、そのアップデートにかかる作業負担を削減する情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、接続される機器の構成情報に基づき機器に応じた設定が可能な情報処理装置であって、同一機種の機器に共通する機能に関する情報である機種別機能情報と、全機種の機器に共通する機能に関する情報である共通機能情報とを保持した機能情報保持手段と、前記接続される機器から該機器の構成情報を取得する通信手段と、前記接続される機器の構成情報のうち機器の機種に基づき、前記機能情報保持手段において、該機種に対応する機種別機能情報が保持されているか否かが判定されることにより、前記接続される機器毎に、機器と、該機器の判定結果と、該機器から取得した構成情報のうち該機器の機能とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段から、使用する使用機器に対応付けられた判定結果を取得し、該判定結果に応じて前記機種別機能情報又は前記共通機能情報のいずれかを読み込み、少なくとも、読み込んだいずれかの機能情報に基づいて、該使用機器の機能に関する設定を行うための設定画面を表示する表示手段と、前記機能情報保持手段において、前記使用機器の機種に対応する機種別機能情報が保持されたとき、該機種に対応する機種別機能情報が保持されているか否かが再判定されることにより、前記記憶手段において該使用機器に対応付けられた判定結果を該再判定結果に更新する更新手段とを有する。
また上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、接続される機器の構成情報に基づき機器に応じた設定が可能な情報処理装置であるコンピュータに、同一機種の機器に共通する機能に関する情報である機種別機能情報と、全機種の機器に共通する機能に関する情報である共通機能情報とを保持した機能情報保持手段と、前記接続される機器から該機器の構成情報を取得する通信手段と、前記接続される機器の構成情報のうち機器の機種に基づき、前記機能情報保持手段において、該機種に対応する機種別機能情報が保持されているか否かが判定されることにより、前記接続される機器毎に、機器と、該機器の判定結果と、該機器から取得した構成情報のうち該機器の機能とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段から、使用する使用機器に対応付けられた判定結果を取得し、該判定結果に応じて前記機種別機能情報又は前記共通機能情報のいずれかを読み込み、少なくとも、読み込んだいずれかの機能情報に基づいて、該使用機器の機能に関する設定を行うための設定画面を表示する表示手段と、前記機能情報保持手段において、前記使用機器の機種に対応する機種別機能情報が保持されたとき、該機種に対応する機種別機能情報が保持されているか否かが再判定されることにより、前記記憶手段において該使用機器に対応付けられた判定結果を該再判定結果に更新する更新手段として機能させる。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、機種共通プリンタドライバのアップデートにより、プリンタ機に対し、これまで使用していたGenericモードから、新たに対応したそのプリンタ機の機種モードへ設定変更する際において、そのアップデートにかかる作業負担を削減する情報処理装置及びプログラムを提供することができる。
本実施形態に係るプリンタシステム100のネットワーク構成図を示す。 本実施形態に係るPC1の一実施形態の主要構成を示すハードウェア構成図である。 本実施形態に係るPC1の機能ブロック図の一例を示す。 本実施形態に係るプリンタドライバ150の機能ブロック図の一例を示す。 本実施形態に係る記憶領域130に保存される論理プリンタ情報(ver1.0)その1)の一例を示す。 本実施形態に係るプリンタドライバ150の論理的接続図の一例を示す。 本実施形態に係る論理プリンタ情報作成処理を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る印刷設定画面の表示処理を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る印刷設定画面例(ver1.0)を示す。 本実施形態に係る印刷処理を説明するフローチャートである。 本実施形態に係るプリンタドライバ150の機能ブロック図の一例を示す。 本実施形態に係る論理プリンタ情報更新処理を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る記憶領域130に保存される論理プリンタ情報(ver2.0)の一例を示す。 本実施形態に係る印刷設定画面例(ver2.0)を示す。
以下、本発明を実施するための形態を各実施形態において図面を用いて説明する。
[システム構成]
(ネットワーク構成)
図1は、本実施形態に係るプリンタシステム100のネットワーク構成図を示す。本実施形態に係るプリンタシステム100は、PC1、プリンタA2、プリンタB3、プリンタC4がネットワーク5を介し接続され構成される。
PC1は、OS(Operating System)に基づき、印刷設定画面等を含むユーザインターフェース(UI)を表示することが可能な情報処理装置の一例としてのパーソナルコンピュータである。本実施形態に係るPC1は、機種共通プリンタドライバが組み込まれ、該ドライバにより、プリンタA2、プリンタB3、プリンタC4の処理可能なプリンタ言語(PDL)データへと変換されうる限り、例えばPDA(Personal Digital Assistants)、又は携帯電話等の情報処理装置であってもよい。
プリンタA2、プリンタB3、プリンタC4は、PC1からの要求に従って動作する機器であって、本実施形態では、レーザプリンタ(LP)又は複合機能プリンタ(MFP)等の画像形成装置を例とする。
なお図中、あくまで説明の便宜上、PC1は1台、プリンタは3台のみを示すものであるが、実際には複数台であってもよい。また、PC1とプリンタとの間の接続は、図に示されるようなネットワーク(LAN、WAN含む)5のみならず、例えばシリアル形式であってもよい。
(ハードウェア)
図2は、本実施形態に係るPC1の一実施形態の主要構成を示すハードウェア構成図である。PC1は、主要な構成として、CPU11、ROM12、RAM13、HDD14、記憶媒体読取装置15、入力装置16、表示装置17、及び通信装置18を含む構成である。
CPU11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路から構成され、装置全体を制御する回路である。また、ROM12は、CPU11で実行される所定の制御プログラムを格納するメモリであり、RAM13は、CPU11がROM12に格納された所定の制御プログラムを実行して各種の制御を行うときの作業領域として使用するメモリである。HDD14は、汎用のOS、各種プログラムを含む各種情報を格納する装置であり、不揮発性の記憶装置である。記憶媒体読取装置15は、CDやDVD、USBメモリ等の外部記憶媒体から情報を入力する装置である。
入力装置16は、ユーザが各種入力操作を行うための装置である。入力装置16は、マウス、キーボード、表示装置17の表示画面上に重畳するように設けられたタッチパネルスイッチなどを含む。表示装置17は、各種データを表示画面に表示する装置である。例えばLCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)などから構成される。通信装置18は、ネットワーク5を介して他の機器との通信を行う装置である。有線ネットワークや無線ネットワークなど含む各種ネットワーク形態に応じた通信をサポートする。
(機能)
次に、本実施形態に係るPC1の主要機能構成について説明する。図3は、本実施形態に係るPC1の機能ブロック図の一例を示す。図に示されるように、本実施形態に係るPC1は、PC1に搭載されるOS110、テキスト編集プログラムのようなアプリケーション120、プリンタドライバ150の設定を保存する記憶領域130、プリンタドライバ150を含むプログラムをインストールするプラグインインストーラ140、機種共通プリンタドライバであるプリンタドライバ150、各プリンタとの通信を行う通信部160を含み構成される。
本構成において、ユーザがアプリケーション120のデータを印刷する場合、アプリケーション120はそれ単体でプリンタに対して印刷データの生成などは直接行わない。即ちユーザは、プリンタドライバ150により提供される印刷設定画面を介し、印刷命令(印刷条件等を含む)を実行すると、アプリケーション120は印刷を実行したい印刷対象となるデータをOS110に渡し、OS110がそのデータをプリンタドライバ150へ渡す。そしてプリンタドライバ150が解釈可能な印刷命令/プリンタ言語(PDL)に変更し、通信部160からプリンタに対し、印刷命令を送信することで印刷が実現される。
図4は、本実施形態に係るプリンタドライバ150の機能ブロック図の一例を示す。図に示されるように、本実施形態に係るプリンタドライバ150は、機種別機能情報保持部151、画面表示部152、描画部153、更新処理部154、双方向通信部155を含み構成される。なお図に示すプリンタドライバ150は、機種共通プリンタドライバであるので、複数機種のプリンタをサポートするが、プリンタドライバ150のリリース・バージョン「Version1.0」においては、プリンタA2、プリンタB3をサポートするものとする(プリンタC4は未対応)。
機種別機能情報保持部151は、各プリンタに対応した機種別機能情報(ここではプリンタA2、プリンタC4に対応)と、ジェネリック(Generic)機能情報との大きく2種類の機能情報を保持する。具体的に例えば、プリンタA2の機能情報には、プリンタA2の機種固有の情報(機種固有のオプションや機能に関する情報)が含まれており、プリンタB3の機能情報には、プリンタB3の機種固有の情報が含まれている。またジェネリックの機能情報には、どのプリンタにも対応した共通の汎用的な機能情報が含まれている。
そして上述したように、画面表示部152や描画部153が、ジェネリック機能情報を読み込んでいる場合を「Genericモード」、各プリンタに対応した機能情報を読み込んでいる場合を「機種別モード」とよぶ。つまりプリンタドライバ150は、機種別機能情報保持部151において、接続するプリンタに対応した機種別機能情報が存在する場合には、「機種別モード」で動作する。一方、機種別機能情報保持部151において、その時点のバージョンではサポートしていない未対応のプリンタに接続する場合には、「Genericモード」で動作する。
ここで、「Genericモード」においては、各プリンタに対応した機能情報を読み込んでいる「機種別モード」よりも、ユーザの利便性が低くなる。つまり、ユーザにとっては「Genericモード」よりも「機種別モード」で動作する方が、その機種固有のオプションや機能等を使用することができるため利便性が高い(推奨される)。
本図のプリンタドライバ150「Version1.0」の機種別機能情報保持部151は、プリンタA機能情報、プリンタB機能情報が保持されているので、プリンタA及びプリンタBをサポートしている。よってユーザがプリンタA2、プリンタB3を使用するときには、このプリンタドライバ150「Version1.0」により提供される「機種別モード」により、プリンタA2、プリンタB3の機種固有のオプションや機能等を使用することが可能である。一方、プリンタCの機能情報はサポートしていないので、ユーザがプリンタC4を使用するときには、プリンタドライバ150「Version1.0」により提供される「Genericモード」により、共通の汎用的な機能に限定してプリンタC4を使用することが可能である。プリンタC4自体は機種固有のオプションや機能等を有する場合であっても、これら機種固有のオプションや機能等までは使用できない。プリンタドライバ150「Version1.0」はプリンタC4を正式にサポートしていないからである。
画面表示部152は、プリンタ毎に印刷設定画面の表示を行う。印刷設定画面表示の際、機種別機能情報保持部151から使用するプリンタの機能情報を読み込み、さらに、双方向通信でプリンタ機自体から予め取得しておいたデバイスの情報(例えば搭載オプション)を読み込むことで、使用するプリンタに応じた印刷設定画面を表示する。例えばプリンタAは仕様上、機能α、機能β、機能γを搭載できるものとすると、その仕様上最大に搭載可能な機能情報(例えば機能α、機能β、機能γ)や設定可能なパラメータ値等々をプリンタA機能情報から読み込み、またプリンタA機自体から取得しておいたデバイスの情報(例えば搭載オプション)から実際にそのプリンタが搭載している機能(例えば機能αのみ)を読み込むことにより、画面表示部152は、そのプリンタの印刷設定画面上、実際にそのプリンタが搭載している機能(例えば機能α)を使用可能に表示する(例えば後述の図9等参照)。
描画部153は、アプリケーション120から印刷を要求されたデータをプリンタが解釈可能な印刷命令/プリンタ言語(PDL)へ変換し、通信部160を通じてプリンタに印刷データを出力する。なお、プリンタ言語(PDL)へ変換する際、機種別機能情報保持部151からそのプリンタの機能情報を読み込み、さらに、双方向通信で取得しておいたデバイスの情報(本実施例では例として搭載オプション)を読み込むことで、使用するプリンタに応じた印刷命令/プリンタ言語(PDL)を生成することができる。例えばプリンタAは仕様上、機能α、機能β、機能γを搭載できるものとすると、その仕様上最大に搭載可能な機能情報(例えば機能α、機能β、機能γ)やその機能に係るコマンド等々をプリンタA機能情報から読み込み、またプリンタA機自体から取得しておいたデバイスの情報(例えば搭載オプション)から実際にそのプリンタが搭載している機能(例えば機能αのみ)を読み込むことにより、描画部153は、データを実際にそのプリンタが搭載している機能(例えば機能α)を動作指示するコマンドを含む印刷命令/プリンタ言語(PDL)へ変換し、出力する。
更新処理部154は、記憶領域130の論理プリンタ情報の更新処理を行う。具体的には後述するが、新たにプリンタC4がサポートされたプリンタドライバ150「Version2.0」へのアップデートに伴って、更新処理部154は、記憶領域130の論理プリンタ情報を更新する。これによりPC1上、プリンタドライバ150「Version1.0」においては、プリンタC4は「Genericモード」で使用されていたところ、「Version2.0」へのアップデートによりプリンタC4は「機種別モード」で使用することができるようになる。更新処理部154は、「Version2.0」へのアップデートの過程において、「Genericモード」で使用されているプリンタC4が今回の「Version2.0」によって「機種別モード」で使用することができることを判断し、自動的に「Genericモード」から「機種別モード」へ設定の変更を行う。そのため、ユーザはプリンタドライバ「Version2.0」のアップデート操作のみの操作でもって、それまで使用していた「Genericモード」よりも利便性の高い「機種別モード」でプリンタC4を使用することができる。この点詳細は後述する。
双方向通信部155は、通信部160を介し、各プリンタ機本体と通信を行ってプリンタの機器構成情報を取得し、記憶領域130に保存する。具体的に例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)を利用し、プリンタのMIB(Management information base)に格納されている機種名やデバイス情報(例えば搭載オプション)等を取得する。
図5は、本実施形態に係る記憶領域130に保存される論理プリンタ情報(ver1.0)その1)の一例を示す。論理プリンタ情報は、実際に接続されるプリンタ機分の設定情報である。PC1においてプリンタドライバ150が、例えばプリンタA2、プリンタB3、プリンタC4といったように複数のプリンタ機を使用する場合、論理プリンタ(例えばOS上に表示されるプリンタアイコン)に対し、実際に接続されるプリンタ機の情報が対応付けられて、論理プリンタ情報として登録される。
具体的に、記憶領域130には、最初(例えばver1.0)のプリンタドライバ150のインストール時などにおいて、例えばプリンタA2、プリンタB3、プリンタC4のプリンタ機を使用する場合、プリンタドライバ150の双方向通信部155により取得された機器構成情報に基づいて、プリンタ毎(論理プリンタ毎)に、どのプリンタ機と接続するかを示す「接続機種名」、機種別機能情報保持部151のうちどの機能情報を利用するかを示す「利用機能情報名」、そのプリンタ機が搭載するオプションを示す「搭載オプション」等が保存される。また次回(例えばver2.0)のプリンタドライバ150のアップデート時、アップデートされたプリンタドライバ150の機種別機能情報保持部151の機能情報に基づいて、プリンタ毎(論理プリンタ毎)の「利用機能情報名」が更新される。この点詳細は後述する。
図6は、本実施形態に係るプリンタドライバ150の論理的接続図の一例を示す。PC1においてプリンタドライバ150が、例えばプリンタA2、プリンタB3、プリンタC4といったように複数のプリンタ機を使用する場合、複数の論理プリンタ(例えばOS上に表示されるプリンタアイコン)が作成され、複数の論理プリンタは、1つの物理プリンタドライバ(プリンタドライバ150)を介し、上述の論理プリンタ情報に基づきそれぞれ対応するプリンタ機と接続される。そしてPC1から各プリンタへの印刷、設定画面表示、双方向通信、アップデート時処理等は、論理プリンタ毎に行われることになる。
以上、PC1の主要機能構成である。これらの機能は、実際には装置のCPU11が実行するプログラムによりコンピュータに実現させるものである。
[情報処理]
以下、本実施形態に係るPC1における情報処理・動作を説明する。
(プリンタドライバのインストール処理)
まず、最初のプリンタドライバ150のインストール処理について説明する。具体的にはPC1上、プラグインインストーラ140により、プリンタドライバ150「Version1.0」がインストールされる。その結果、PC1において、プリンタドライバ150「Version1.0」が組み込まれる(例えば図3、4参照)。
プリンタドライバ150「Version1.0」がインストールされると、プリンタドライバ150の双方向通信部155は、通信部160を介し、各プリンタ機本体と通信を行ってプリンタの機器構成情報を取得し、記憶領域130に論理プリンタ情報として保存する動作を行う。
図7は、本実施形態に係る論理プリンタ情報作成処理を説明するフローチャートである。論理プリンタ情報は、双方向通信を通じ、実際に接続されるプリンタ機毎に作成されるので、例えばプリンタA2、プリンタB3、プリンタC4のプリンタ機を使用する場合、プリンタA2、プリンタB3、プリンタC4それぞれに対し論理プリンタ情報が作成される。
S1:双方向通信部155は、論理プリンタ毎に、そのプリンタ機本体から「機種名」を取得する。具体的には例えばSNMPを利用し、プリンタのMIBに格納されている「機種名」を取得する。ここでは、プリンタA2から「機種名」:プリンタA、プリンタB3から「機種名」:プリンタB、プリンタC4から「機種名」:プリンタCを取得することができる。
S2:双方向通信部155は、記憶領域130の論理プリンタ情報において、論理プリンタ毎に取得した「機種名」を「接続機種名」として書き込み保存する(例えば図5参照)。
S3:次に双方向通信部155は、プリンタ機本体からその「搭載オプション」を取得する。「機種名」と同様、SNMPを利用し、プリンタのMIBに格納されている「搭載オプション」を取得する。なおS1で「機種名」と同時に取得してもよい。
S4:双方向通信部155は、記憶領域130の論理プリンタ情報において、論理プリンタ毎に取得した、「搭載オプション」を書き込み保存する(例えば図5参照)。
S5:次に双方向通信部155は、プリンタドライバ150の機種別機能情報保持部151において、「機種名」に対応する「機能情報」が存在するか否かを判定する。ここで図4の機種別機能情報保持部151を参照すれば、機種別機能情報保持部151において、機種別の機能情報としては、「プリンタA機能情報」及び「プリンタB機能情報」が存在する。即ち「機種名」に対応する「機能情報」が存在するのは、プリンタA及びプリンタBである。プリンタCは存在しない。
S6:双方向通信部155は、機種別機能情報保持部151において「機種名」に対応する「機能情報」が存在する場合、その「機種名」を「利用機能情報名」として書き込み保存する(例えば図5参照)。ここでは、機種別機能情報保持部151において「機種名」に対応する「機能情報」が存在するのは、プリンタA及びプリンタBであるので、プリンタA及びプリンタBの「利用機能情報名」にプリンタA及びプリンタBを書き込み保存する。
S7:一方、双方向通信部155は、機種別機能情報保持部151において「機種名」に対応する「機能情報」が存在しない場合、"ジェネリック"との値を「利用機能情報名」として書き込み保存する(例えば図5参照)。ここでは、機種別機能情報保持部151において「機種名」に対応する「機能情報」が存在しないのは、プリンタCであるので、論理プリンタCの「利用機能情報名」に"ジェネリック"を書き込み保存する。
以上論理プリンタ情報作成処理においては、プリンタドライバ150でサポートされる機種については、機種別機能情報保持部151の中から利用する機能情報を指定するための「利用機能情報名」に当該機種名を書き込んで、プリンタドライバ150でサポートされない機種については、「利用機能情報名」に"ジェネリック"を書き込む。これにより、接続される各プリンタ機に対し、印刷設定画面等の表示において使用される「機種別モード」又は「Genericモード」が決定される。具体的に、PC1上、プリンタドライバ150「Version1.0」において、プリンタA及びプリンタBは「機種別モード」、プリンタCは「Genericモード」で使用されることになる。
なお双方向通信処理によるプリンタの機器構成情報の取得は、PC1起動時や印刷設定画面表示時、プリンタドライバ更新時などを含め、OSの制限されないタイミングでならばいつでも実行することができるが、一般的に双方向通信はその処理に時間がかかることと、ネットワークのトラフィックを使用してしまうため、必要以上に実施されることは望ましくない。即ちプリンタ機の機器構成情報、例えばオプションに変更があったときのみに限定すべきである。またプリンタの機器構成情報の取得は、論理プリンタ毎に取得される必要があるため、論理プリンタの数に比例して双方向通信処理の処理時間が長くなる。よってプリンタドライバ更新時のような、失敗が許されない処理内で行うことは避けるべきである。本実施形態では、後述するようにプリンタドライバ更新時には双方向通信を行わず、初回のインストール時などで予め取得しておいた機器構成情報(「機種名」「搭載オプション」等)を記憶領域130の論理プリンタ情報において保持しておき、これをプリンタドライバ更新時に利用する。
(印刷設定画面の表示処理)
図8は、本実施形態に係る印刷設定画面の表示処理を説明するフローチャートである。ユーザはアプリケーション120のデータを印刷する場合、プリンタドライバ150により提供される印刷設定画面を介し、印刷命令(印刷条件等を含む)を実行する。ここではプリンタドライバ150「Version1.0」がインストールされているところ、以下プリンタAの印刷設定画面と、プリンタCの印刷設定画面とを例示しながら説明を行う。
S21:画面表示部152は、ユーザにより印刷設定画面の表示命令の有無を判定する。具体的に、アプリケーション120上、例えば「印刷」ボタン押下により、印刷設定画面の表示命令の有りと判定しうる。なおこのときユーザにより使用する1のプリンタ(標準使用プリンタ等)も併せて指定されるものとする。またここでは、指定された論理プリンタは、プリンタAもしくはプリンタCであるとする。
S22:画面表示部152は、記憶領域130から、指定された論理プリンタの「利用機能情報名」を読み込む。ここでは、指定された論理プリンタは、プリンタAもしくはプリンタCであるが、指定された論理プリンタがプリンタAの場合、「利用機能情報名」:プリンタA、一方指定された論理プリンタがプリンタBの場合、「利用機能情報名」:ジェネリックが読み込まれる(例えば図5参照)。
S23:画面表示部152は、「利用機能情報名」が"ジェネリック"であるか否かを判定する。ここでは、指定された論理プリンタがプリンタAの場合、「利用機能情報名」:ジェネリックでないと判定され、一方指定された論理プリンタがプリンタBの場合、「利用機能情報名」:ジェネリックであると判定される。
S24:画面表示部152は、「利用機能情報名」が"ジェネリック"でない場合、記憶領域130から、指定された論理プリンタの「搭載オプション」を読み込む。ここで指定された論理プリンタがプリンタAの場合、「搭載オプション」:パンチユニットA搭載が読み込まれる(例えば図5参照)。
S25:画面表示部152は、プリンタドライバ150「Version1.0」の機種別機能情報保持部151から、「利用機能情報名」に対応するプリンタ機種の機能情報を読み込む。ここで指定された論理プリンタがプリンタAの場合、機種別機能情報保持部151からは、プリンタA機能情報が読み込まれる(例えば図4参照)。
S26:画面表示部152は、読み込まれたプリンタの機能情報と「搭載オプション」とから、印刷設定画面を生成し表示する。ここで指定された論理プリンタがプリンタAの場合、プリンタA機能情報と「搭載オプション」:パンチユニットA搭載とから、印刷設定画面が生成、表示される。
図9は、本実施形態に係る印刷設定画面例(ver1.0)を示す。(a)は、プリンタドライバ150「Version1.0」におけるプリンタAの印刷設定画面例である。図に示されるように、プリンタAは、「機種別モード」で使用されており、パンチユニットA搭載していることから、印刷設定画面においても、パンチという機器固有の機能が使用できるようになっている。
S27:一方、画面表示部152は、「利用機能情報名」が"ジェネリック"である場合、記憶領域130から、ジェネリックの機能情報を読み込む。ここで指定された論理プリンタがプリンタCの場合、「利用機能情報名」:ジェネリックであると判定され、機種別機能情報保持部151からは、ジェネリックの機能情報が読み込まれる(例えば図4参照)。
S28:画面表示部152は、読み込まれたジェネリックの機能情報から、印刷設定画面を生成し表示する。ここで指定された論理プリンタがプリンタCの場合、ジェネリックの機能情報から、印刷設定画面が生成、表示される。再び図9を参照し、(b)は、プリンタドライバ150「Version1.0」におけるプリンタCの印刷設定画面例である。図に示されるように、プリンタCは、「Genericモード」で使用されており、印刷設定画面においては、共通の汎用的な機能設定のみが表示され、パンチという機器固有の機能設定は表示されていない(パンチという機器固有の機能は使用できない)。
(印刷処理)
図10は、本実施形態に係る印刷処理を説明するフローチャートである。ユーザはアプリケーション120のデータを印刷する場合、印刷設定画面を介し、印刷命令(印刷条件等を含む)を実行する。ここではプリンタドライバ150「Version1.0」がインストールされているところ、以下プリンタAの印刷設定画面からの印刷命令と、プリンタCの印刷設定画面からの印刷命令とを例示しながら説明を行う(例えば図9参照)。
S31:描画部153は、ユーザからの印刷命令の有無を判定する。具体的に、例えば印刷設定画面上の「OK」ボタン押下により、印刷命令の有りと判定しうる。
S32:描画部153は、記憶領域130から、指定された論理プリンタの「利用機能情報名」を読み込む。ここでは、指定された論理プリンタは、プリンタAもしくはプリンタCであるが、指定された論理プリンタがプリンタAの場合、「利用機能情報名」:プリンタA、一方指定された論理プリンタがプリンタBの場合、「利用機能情報名」:ジェネリックが読み込まれる(例えば図5参照)。
S33:描画部153は、「利用機能情報名」が"ジェネリック"であるか否かを判定する。ここでは、指定された論理プリンタがプリンタAの場合、「利用機能情報名」:ジェネリックでないと判定され、一方指定された論理プリンタがプリンタBの場合、「利用機能情報名」:ジェネリックであると判定される。
S34:描画部153は、「利用機能情報名」が"ジェネリック"でない場合、記憶領域130から、指定された論理プリンタの「搭載オプション」を読み込む。ここで指定された論理プリンタがプリンタAの場合、「搭載オプション」:パンチユニットA搭載が読み込まれる(例えば図5参照)。
S35:描画部153は、プリンタドライバ150「Version1.0」の機種別機能情報保持部151から、「利用機能情報名」に対応するプリンタ機種の機能情報を読み込む。ここで指定された論理プリンタがプリンタAの場合、機種別機能情報保持部151からは、プリンタA機能情報が読み込まれる(例えば図4参照)。
S36:描画部153は、読み込まれたプリンタの機能情報と「搭載オプション」とから、印刷データを生成し、プリンタへ出力する。ここで指定された論理プリンタがプリンタAの場合、プリンタA機能情報と「搭載オプション」:パンチユニットA搭載とから、印刷データが生成され、プリンタA2に出力される。
S37:一方、画面表示部152は、「利用機能情報名」が"ジェネリック"である場合、記憶領域130から、ジェネリックの機能情報を読み込む。ここで指定された論理プリンタがプリンタCの場合、「利用機能情報名」:ジェネリックであると判定され、機種別機能情報保持部151からは、ジェネリックの機能情報が読み込まれる(例えば図4参照)。
S38:画面表示部152は、読み込まれたジェネリックの機能情報から、印刷設定画面を生成し表示する。ここで指定された論理プリンタがプリンタCの場合、ジェネリックの機能情報から、印刷データを生成し、プリンタへ出力する。ここで指定された論理プリンタがプリンタCの場合、ジェネリックの機能情報から、印刷データが生成され、プリンタC4に出力される。なおプリンタCは、「Genericモード」で使用されており、印刷においても、パンチという機器固有の機能を使用して印刷することはできない(プリンタ言語に変換された印刷データにおいて、パンチに関するコマンドは使用されない)。
以上、プリンタドライバ150「Version1.0」のインストール処理、及び、プリンタドライバ150「Version1.0」のインストールされている場合の印刷設定画面の表示処理、印刷処理について説明した。
(プリンタドライバのアップデート処理)
次に、プリンタドライバ150のアップデート処理について説明する。具体的にはPC1上、プラグインインストーラ140により、プリンタドライバ150「Version2.0」がアップデートされる。その結果PC1において、プリンタドライバ150「Version2.0」が組み込まれる。
図11は、本実施形態に係るプリンタドライバ150の機能ブロック図の一例を示す。図に示されるように、本実施形態に係るプリンタドライバ150「Version2.0」は、上述の如く機種別機能情報保持部151、画面表示部152、描画部153、更新処理部154、双方向通信部155を含み構成される。なお図に示すプリンタドライバ150は、リリース・バージョン「Version2.0」であり、プリンタA2、プリンタB3に加え、機種別機能情報保持部151にプリンタCの機能情報が追加されているように、新たにプリンタC4をサポートする。
図12は、本実施形態に係る論理プリンタ情報更新処理を説明するフローチャートである。論理プリンタ情報更新処理は、プリンタドライバ150「Version2.0」がアップデートされたことに伴って行われ、「利用機能情報名」が"ジェネリック"であるプリンタの論理プリンタ情報に対し実施される。具体的にここでは、プリンタC4の論理プリンタ情報に対し、「利用機能情報名」の更新処理が実施される。
S41:更新処理部154は、更新前の記憶領域130から論理プリンタ毎に「利用機能情報名」を読み込む。「利用機能情報名」が"ジェネリック"であるか否かを判定するためである。
S42:更新処理部154は、「利用機能情報名」が"ジェネリック"であるか否かを判定する。これまで「Genericモード」で使用していたプリンタを特定するためである。ここでは論理プリンタCの「利用機能情報名」が"ジェネリック"であると判定される(例えば図5参照)。なお一方、"ジェネリック"でない場合には、当処理をここで「終了」する。
S43:次に更新処理部154は、「利用機能情報名」が"ジェネリック"である論理プリンタの「接続機種名」を読み込む。ここでは論理プリンタCの「接続機種名」:プリンタCが読み込まれる(例えば図5参照)。
S44:次に更新処理部154は、アップデートされたプリンタドライバ150「Version2.0」の機種別機能情報保持部151において、「接続機種名」に対応する「機能情報」が存在するか否かを判定する。ここで図11の機種別機能情報保持部151を参照すれば、機種別機能情報保持部151において「接続機種名」:プリンタCに対応する「プリンタC機能情報」が存在する。これは例えばこれまで「Genericモード」で使用していたプリンタCが、今回の「Version2.0」によりサポートされたことを意味するものである。なお一方、「接続機種名」に対応する「機能情報」が存在しない場合には、当処理をここで「終了」する。例えばこれまで「Genericモード」で使用していたプリンタCが、今回の「Version2.0」によってもサポートされていない場合が該当する。
S45:更新処理部154は、「接続機種名」に対応する「機能情報」が存在する場合、その「接続機種名」を「利用機能情報名」として書き込み保存する。ここでは論理プリンタCの「利用機能情報名」にプリンタCを書き込み保存する。これは例えばこれまで「Genericモード」で使用していたプリンタCが、今回の「Version2.0」へのアップデートにより、「機種別モード」で使用できるよう設定変更されたことを意味するものである。
図13は、本実施形態に係る記憶領域130に保存される論理プリンタ情報(ver2.0)の一例を示す。図5を比べると、論理プリンタCにおいて、「利用機能情報名」の値がプリンタCへ更新されていることが分かる。これはこれまで「Genericモード」で使用していたプリンタCが、今回の「Version2.0」へのアップデートにより、「機種別モード」で使用できるよう設定変更されたことを意味するものである。これにより、プリンタCに対し、印刷設定画面等の表示において「機種別モード」が使用される。
以上のように、新たにプリンタC4がサポートされたプリンタドライバ150「Version2.0」へアップデートされると、更新処理部154は、記憶領域130の論理プリンタ情報に対しても自動的に更新を行う。具体的に、「利用機能情報名」を"ジェネリック"から、"プリンタC"へ自動的に更新する。このときユーザは特段の操作、例えば論理プリンタCに対しGenericモードから機種別モードへと切り替える手動切替操作等は必要ない。そしてこれにより、プリンタC4を使用するべく、「機種別モード」で印刷設定画面等が表示される。つまりアップデート前では、共通の汎用的な機能設定のみが表示され、パンチという機器固有の機能設定は表示されていない(パンチという機器固有の機能は使用できない)が、アップデート後は、プリンタC4はパンチユニットC搭載していることから、印刷設定画面においても、パンチという機器固有の機能が使用できるようになる。
また、更新処理部154が論理プリンタ情報に対して自動的に更新を行う際、予め取得しておいた機器構成情報(「機種名」、「搭載オプション」等)を利用するので、プリンタドライバ150「Version2.0」のアップデート時にあらためて、双方向通信による機器構成情報取得は必要ない。そしてこれにより、ネットワーク負荷の削減、更新処理時間の短縮に寄与できる。特にPC1の台数(例えば大規模オフィスの1000台など)が多い場合ほどその効果は大きい。
(アップデート後の印刷設定画面例)
図14は、本実施形態に係る印刷設定画面例(ver2.0)を示す。(a)は、プリンタドライバ150「Version2.0」におけるプリンタAの印刷設定画面例である。図に示されるように、プリンタAは、パンチユニットA搭載していることから、印刷設定画面においても、パンチという機器固有の機能が使用できるようになっている。さらに図9と比べ、プリンタCは、パンチユニットC搭載していることから、印刷設定画面においても、パンチという機器固有の機能が使用できるようになっている。
つまりアップデート前までは「Genericモード」で使用していたプリンタCが、今回のプリンタCをサポートする「Version2.0」へのアップデートにより、「機種別モード」で使用できるようになった。これにより、プリンタCに対し、印刷設定画面等の表示において「機種別モード」が使用され、プリンタA(及びプリンタB)と同様に、機器固有の機能が使用できるようになっている。
なお、上述の印刷処理(例えば図10参照)においても、アップデート前までは「Genericモード」で使用していたプリンタCが、今回のプリンタCをサポートする「Version2.0」へのアップデートにより、「機種別モード」で使用できるようになる。これにより、プリンタCに対し、印刷処理において「機種別モード」が使用され、プリンタA(及びプリンタB)と同様に、機器固有の機能を使用した印刷を行えるようになっている。
[総括]
以上本実施形態によれば、機種共通プリンタドライバのアップデートにより、プリンタ機に対し、これまで使用していたGenericモードから、新たに対応したそのプリンタ機の機種モードへ設定変更する際において、そのアップデートにかかる作業負担を削減する情報処理装置等を提供することが可能となる。
なお、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、プリンタ機から取得される固有の機器構成情報の一例として、デバイス情報(搭載オプション)の例を挙げたが、これはハードウェア的な機能に起因して実現される機能に限定されるものではない。つまりデバイス情報として、プリンタが有する固有のソフトウェア的な機能であってもよい(例えば特殊な画像処理機能等)。
1 PC
2 プリンタA
3 プリンタB
4 プリンタC
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 HDD
15 記憶媒体読取装置
16 入力装置
17 表示装置
18 通信装置
100 プリンタシステム
110 OS
120 アプリケーション
130 記憶領域
140 プラグインインストーラ
150 プリンタドライバ
151 機種別機能情報保持部
152 画面表示部
153 描画部
154 更新処理部
155 双方向通信部
160 通信部
特開2008‐097573号公報

Claims (10)

  1. 接続される機器の構成情報に基づき機器に応じた設定が可能な情報処理装置であって、
    同一機種の機器に共通する機能に関する情報である機種別機能情報と、全機種の機器に共通する機能に関する情報である共通機能情報とを保持した機能情報保持手段と、
    前記接続される機器から該機器の構成情報を取得する通信手段と、
    前記接続される機器の構成情報のうち機器の機種に基づき、前記機能情報保持手段において、該機種に対応する機種別機能情報が保持されているか否かが判定されることにより、前記接続される機器毎に、機器と、該機器の判定結果と、該機器から取得した構成情報のうち該機器の機能とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から、使用する使用機器に対応付けられた判定結果を取得し、該判定結果に応じて前記機種別機能情報又は前記共通機能情報のいずれかを読み込み、少なくとも、読み込んだいずれかの機能情報に基づいて、該使用機器の機能に関する設定を行うための設定画面を表示する表示手段と、
    前記機能情報保持手段において、前記使用機器の機種に対応する機種別機能情報が保持されたとき、該機種に対応する機種別機能情報が保持されているか否かが再判定されることにより、前記記憶手段において該使用機器に対応付けられた判定結果を該再判定結果に更新する更新手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記該機器の判定結果は、
    前記接続される機器の構成情報のうち機器の機種に基づき、前記機能情報保持手段において、該機種に対応する機種別機能情報が保持されている場合、該機種に対応する機種別機能情報を示す識別子であり、該機種に対応する機種別機能情報が保持されていない場合、前記共通機能情報を示す識別子であり、
    前記表示手段は、
    前記記憶手段から、使用する使用機器に対応付けられた判定結果を取得し、該判定結果が前記機種別機能情報を示す識別子であるときは、該機種別機能情報を読み込み、読み込んだ該機種別機能情報と該使用機器の機能とに基づいて、該使用機器の機能に関する設定を行うための設定画面を表示し、該判定結果が前記共通機能情報を示す識別子であるときは、該共通機能情報を読み込み、読み込んだ該共通機能情報に基づいて、該使用機器の機能に関する設定を行うための設定画面を表示すること、
    を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記更新手段は、
    前記機能情報保持手段において、前記使用機器の機種に対応する機種別機能情報が保持された場合、前記記憶手段において該使用機器に対応付けられた前記共通機能情報を示す識別子を該機種に対応する機種別機能情報を示す識別子に更新すること、
    を特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶手段から、使用する使用機器に対応付けられた判定結果を取得し、該判定結果に応じて前記機種別機能情報又は前記共通機能情報のいずれかを読み込み、少なくとも、読み込んだ機能情報に基づいて、該使用機器に対し該機能を動作させるためのデータであって該使用機器が処理可能な形式のデータを描画する描画手段と、
    を有することを特徴とする請求項1ないし3何れか一項記載の情報処理装置。
  5. 前記機器は、プリンタであり、
    前記設定画面は、印刷設定画面であり、
    前記データは、印刷データであり、
    前記使用機器が処理可能な形式のデータは、プリンタ言語に変換されたデータであること、
    を特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 接続される機器の構成情報に基づき機器に応じた設定が可能な情報処理装置であるコンピュータに、
    同一機種の機器に共通する機能に関する情報である機種別機能情報と、全機種の機器に共通する機能に関する情報である共通機能情報とを保持した機能情報保持手段と、
    前記接続される機器から該機器の構成情報を取得する通信手段と、
    前記接続される機器の構成情報のうち機器の機種に基づき、前記機能情報保持手段において、該機種に対応する機種別機能情報が保持されているか否かが判定されることにより、前記接続される機器毎に、機器と、該機器の判定結果と、該機器から取得した構成情報のうち該機器の機能とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から、使用する使用機器に対応付けられた判定結果を取得し、該判定結果に応じて前記機種別機能情報又は前記共通機能情報のいずれかを読み込み、少なくとも、読み込んだいずれかの機能情報に基づいて、該使用機器の機能に関する設定を行うための設定画面を表示する表示手段と、
    前記機能情報保持手段において、前記使用機器の機種に対応する機種別機能情報が保持されたとき、該機種に対応する機種別機能情報が保持されているか否かが再判定されることにより、前記記憶手段において該使用機器に対応付けられた判定結果を該再判定結果に更新する更新手段として機能させるためのプログラム。
  7. 前記該機器の判定結果は、
    前記接続される機器の構成情報のうち機器の機種に基づき、前記機能情報保持手段において、該機種に対応する機種別機能情報が保持されている場合、該機種に対応する機種別機能情報を示す識別子であり、該機種に対応する機種別機能情報が保持されていない場合、前記共通機能情報を示す識別子であり、
    前記表示手段は、
    前記記憶手段から、使用する使用機器に対応付けられた判定結果を取得し、該判定結果が前記機種別機能情報を示す識別子であるときは、該機種別機能情報を読み込み、読み込んだ該機種別機能情報と該使用機器の機能とに基づいて、該使用機器の機能に関する設定を行うための設定画面を表示し、該判定結果が前記共通機能情報を示す識別子であるときは、該共通機能情報を読み込み、読み込んだ該共通機能情報に基づいて、該使用機器の機能に関する設定を行うための設定画面を表示すること、
    を特徴とする請求項6記載のプログラム。
  8. 前記更新手段は、
    前記機能情報保持手段において、前記使用機器の機種に対応する機種別機能情報が保持された場合、前記記憶手段において該使用機器に対応付けられた前記共通機能情報を示す識別子を該機種に対応する機種別機能情報を示す識別子に更新すること、
    を特徴とする請求項7記載のプログラム。
  9. 前記記憶手段から、使用する使用機器に対応付けられた判定結果を取得し、該判定結果に応じて前記機種別機能情報又は前記共通機能情報のいずれかを読み込み、少なくとも、読み込んだ機能情報に基づいて、該使用機器に対し該機能を動作させるためのデータであって該使用機器が処理可能な形式のデータを描画する描画手段と、
    を有することを特徴とする請求項6ないし8何れか一項記載のプログラム。
  10. 前記機器は、プリンタであり、
    前記設定画面は、印刷設定画面であり、
    前記データは、印刷データであり、
    前記使用機器が処理可能な形式のデータは、プリンタ言語に変換されたデータであること、
    を特徴とする請求項9記載のプログラム。
JP2011281568A 2011-12-22 2011-12-22 情報処理装置及びプログラム Active JP5927899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011281568A JP5927899B2 (ja) 2011-12-22 2011-12-22 情報処理装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011281568A JP5927899B2 (ja) 2011-12-22 2011-12-22 情報処理装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013131126A true JP2013131126A (ja) 2013-07-04
JP5927899B2 JP5927899B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=48908608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011281568A Active JP5927899B2 (ja) 2011-12-22 2011-12-22 情報処理装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5927899B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015135658A (ja) * 2013-12-16 2015-07-27 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
JP2017027371A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 コニカミノルタ株式会社 プリンタードライバー及び情報処理装置
JP2017027372A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 コニカミノルタ株式会社 プリンタードライバー及び情報処理装置
US9965231B2 (en) 2015-07-23 2018-05-08 Konica Minolta, Inc. Printer driver and information processing device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217650A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理プログラム及び記録媒体
JP2010160616A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Seiko Epson Corp ホスト装置、ホスト装置の制御方法、画像形成システム及びコンピュータープログラム
JP2010262448A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Canon Inc 情報処理装置、プリンタドライのバインストール方法、及び、プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217650A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理プログラム及び記録媒体
JP2010160616A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Seiko Epson Corp ホスト装置、ホスト装置の制御方法、画像形成システム及びコンピュータープログラム
JP2010262448A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Canon Inc 情報処理装置、プリンタドライのバインストール方法、及び、プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015135658A (ja) * 2013-12-16 2015-07-27 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム
JP2017027371A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 コニカミノルタ株式会社 プリンタードライバー及び情報処理装置
JP2017027372A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 コニカミノルタ株式会社 プリンタードライバー及び情報処理装置
US9965231B2 (en) 2015-07-23 2018-05-08 Konica Minolta, Inc. Printer driver and information processing device

Also Published As

Publication number Publication date
JP5927899B2 (ja) 2016-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6265631B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP5264431B2 (ja) 情報処理装置、印刷制御方法、及びプログラム
JP2013168030A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
EP2387222A2 (en) Information processing apparatus, and control method and storage medium therefor
US20060285141A1 (en) Printing control device and method thereof
US10088982B2 (en) Information processing apparatus, method, and program
KR101744552B1 (ko) 화상형성장치와 연결되는 호스트장치 및 호스트장치의 정보표시방법
JP5927899B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2017204120A (ja) 情報処理装置、インストーラー及びプリンタドライバ
US8707207B2 (en) Program and method for providing predetermined processing with registered items
KR20100023620A (ko) 잡 프로파일을 설정하는 클라이언트장치 및 그 방법
JP2015118437A (ja) 画像形成システム
US10185520B2 (en) Information processing apparatus and method for information processing apparatus for executing print driver maintenance operations
JP5924168B2 (ja) 画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、および、画像形成システム
JP2014174679A (ja) 情報処理装置及びその方法
JP2007241877A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、印刷制御プログラム及び記録媒体
JP2010079621A (ja) 画像形成システム、印刷制御装置、印刷制御方法およびプログラム
JP2019219818A (ja) プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法
JP2009110050A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、表示制御方法、表示制御プログラム及び記録媒体
JP2012059106A (ja) カスタマイズ装置、印刷システム、カスタマイズ方法およびカスタマイズプログラム
JP6410974B2 (ja) 情報処理装置、方法およびプログラム
JP6289688B2 (ja) 情報処理装置、方法およびプログラム
KR100594732B1 (ko) 사용자들간에 일괄설정을 공용화할 수 있는 네트워크프린팅 시스템 및 그의 네트워크 프린팅 방법
JP6084325B2 (ja) 情報処理装置、方法およびプログラム
JP2012221152A (ja) 管理装置および管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160411

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5927899

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151