JP2013131060A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分割データファイルの保存先に対する各分割データファイルの読み込みまたは書き込みに要する時間を低減し、快適な操作性をユーザに享受させる。
【解決手段】ネットワークを介して、ストレージ装置に接続可能な情報処理装置であって、ファイルまたはフォルダの元データを2つ以上の分割データに分割する分割処理部と、2つ以上の分割データの保存先を、ストレージ装置または情報処理装置のうちいずれかに選定する保存先選定部と、を備える。分割処理部は、各々の前記保存先に応じて、予め定められた分割上限数を超えずに、ファイルまたはフォルダの元データの分割数(a+b)および分割比(a:b)を判定する。保存先選定部は、判定された分割数(a+b)および分割比(a:b)を基に、分割数(a+b)に対応する全ての分割データのうち、一部のaまたはb個の分割データの保存先を情報処理装置と判定し、更に残りのbまたはa個の分割データの保存先をストレージ装置と判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、機密情報を管理する情報処理装置に関する。
近年、情報セキュリティの観点から、機密性の高い機密情報のデータファイルを複数の異なるデータファイルに分割し、各分割データファイルを複数の異なる保存先に保存することが企業等において実務的に行われている。これにより、例えば企業の従業員が1つの分割データファイルを保存したPC(Personal Computer)を外出中に仮に紛失したとしても、元データファイルの漏洩を防ぐことが可能となる。
この様な分割データファイルの保存先には、利用者機器(例えばノートPC等)のハードディスクまたはSDカード若しくはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の外部記憶媒体を含むローカルな保存先だけでなく、利用者機器とネットワークを介して接続されているオンラインストレージが挙げられる。しかし、利用者機器において、オンラインストレージに保存されている分割データファイルを読み込む時間は、ローカルな保存先に保存されている分割データファイルを読み込む時間に比べて長い。同様に、利用者機器において、分割データファイルをオンラインストレージに書き込む時間は、ローカルな保存先に分割データファイルを書き込む時間に比べて長い。
また、ローカルな保存先としてのハードディスク、USBメモリまたはSDカードでは、分割データファイルの読込速度および書込速度は、各メディアの種類に応じて異なるが、同一のメディアに対しては一定となる。しかし、オンラインストレージに対する分割データファイルの読込速度および書込速度は、ネットワークの輻輳度合いおよび通信回線の種類(例えば、有線または無線等)に応じて一定とならずに動的に変化する。
元データファイルを複数の異なる分割データファイルに分割して、各分割データファイルを複数の異なる保存先に保存する先行技術として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1では、リモートサイトのサーバが原ファイルをサイズの異なる複数のファイルに分割し、サイズの大きい第1のファイルと、サイズの小さい第2のファイルとを生成し、第1および第2の各ファイルを関連付けて記憶する。サーバは、クライアントからの第1の取得要求に応じて第1のファイルをクライアントに送信し、クライアントからの第1の取得要求とは時間的に異なる第2の取得要求に応じて第2のファイルをクライアントに送信する。クライアントは、第1および第2の各ファイルを統合化処理して原ファイルを復元する。
特開2006−039794号公報
しかしながら、特許文献1では、上述した分割データファイルに相当する第1または第2の各ファイルの保存先に対する読込速度または書込速度に応じて、第1または第2の各ファイルをどのように分割して保存させるかということは言及されていない。
特に、ハードディスクおよびオンラインストレージにそれぞれ分散して保存された各分割データファイルを用いて、元データファイルを復元する場合を想定する。この場合、ハードディスクからの分割データファイルの読込時間は一定である。
しかし、オンラインストレージからの分割データファイルの読込時間は、読込速度がネットワークの輻輳度合いおよび通信回線の種類に応じて動的に変化するため、ハードディスクからの分割データファイルの読込時間に比べて遅くなることが多い。従って、オンラインストレージからの分割データファイルの読み込みが完了するまで元データファイルの復元ができず、快適な操作性をユーザに享受させることが困難であった。
本発明は、上述した従来の事情に鑑みてなされたもので、分割データファイルの保存先に対する各分割データファイルの読み込みまたは書き込みに要する時間を低減し、快適な操作性をユーザに享受させる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、ネットワークを介して、ストレージ装置に接続可能な情報処理装置であって、ファイルまたはフォルダの元データを2つ以上の分割データに分割する分割処理部と、前記2つ以上の分割データの保存先を、前記ストレージ装置または前記情報処理装置のうちいずれかに選定する保存先選定部と、を備え、前記分割処理部は、各々の前記保存先に応じて、予め定められた分割上限数を超えずに、前記ファイルまたはフォルダの元データの分割数(a+b)および分割比(a:b)を判定し、前記保存先選定部は、前記判定された分割数(a+b)および分割比(a:b)を基に、前記分割数(a+b)に対応する全ての前記分割データのうち、一部のaまたはb個の分割データの保存先を前記情報処理装置と判定し、更に残りのbまたはa個の分割データの保存先を前記ストレージ装置と判定する。
本発明によれば、分割データファイルの保存先に対する各分割データファイルの読み込みまたは書き込みに要する時間を低減し、快適な操作性をユーザに享受させることができる。
本実施形態の情報処理システムのシステム構成図 利用者機器の内部構成を示すブロック図 サーバの内部構成を示すブロック図 利用者機器の記憶部に保存されているマップテーブルの構成図 (a)分割データファイルのヘッダ構造の説明図、(b)元データファイルの構造の説明図、(c)分割データファイル1の構造の説明図、(d)分割データファイル2の構造の説明図 速度測定部の読込速度S(t)または書込速度U(t)の測定タイミングを時系列に説明する説明図 速度測定部のトレーニング処理を説明するフローチャート 元データファイルを分割して各分割データファイルを保存する場合の秘密分散処理部の動作を説明するフローチャート 分割比を判定する場合の秘密分散処理部の動作を説明するフローチャート 分割比を判定する場合の秘密分散処理部の動作を説明するフローチャート 分割処理および復元処理の分割数に対する処理負荷を表すグラフ 元データファイルを復元する場合の秘密分散処理部の動作を説明するフローチャート 元データファイルを復元する場合の秘密分散処理部の動作を説明するフローチャート 分割比を判定する場合の秘密分散処理部の他の動作を説明するフローチャート
本発明に係る情報処理装置の実施形態について、図面を参照して説明する。本発明に係る情報処理装置として、ノートPCを例示して説明する。但し、本発明に係る情報処理装置は、ノートPCに限定されず、例えばスマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、または電子書籍端末でもよい。
本発明は、情報処理装置とする以外に、情報処理装置を含む情報処理システム(詳細は後述参照)、情報処理装置をコンピュータとして動作させるためのプログラムとすることが可能である。更に、本発明は、情報処理装置により実行される処理(ステップ)を含む方法としてもよい。
本実施形態の情報処理装置を含む情報処理システム100について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の情報処理システム100のシステム構成図である。図1に示す情報処理システム100は、情報処理装置としての利用者機器10、サーバ30、外部記憶媒体40、および複数のストレージ装置としてのオンラインストレージ50−1,…,50−m,60−1,…,60−pを含む構成である(m,p:自然数)。
利用者機器10とサーバ30とオンラインストレージ50−1,…,50−mとは、ネットワークNW1を介して接続されている。ネットワークNW1は、例えば企業内の社内ポータルサイト等のイントラネット若しくは外部のインターネット等の有線ネットワーク、または無線LAN(local area network)等の無線ネットワークである。
サーバ30とオンラインストレージ60−1,…,60−pとは、ネットワークNW2を介して接続されている。ネットワークNW2は、例えば企業内の社内ポータルサイト等のイントラネット若しくは外部のインターネット等の有線ネットワーク、または無線LAN等の無線ネットワークである。
利用者機器10は、利用者(以下「ユーザ」という)の操作部OPの操作に応じて、各種の情報処理を行う。利用者機器10は、外部記憶媒体40と接続可能であり、外部記憶媒体40にデータを書き込み、または外部記憶媒体40からデータを読み出す。なお、操作部OPは、例えば利用者機器10に接続可能なキーボードまたはマウス等であるが、例えばタッチパネルまたはテンキーにより構成されている場合には利用者機器10の中に含まれる構成としてもよい。また、外部記憶媒体40は、例えばUSBメモリ、SDカードまたは外付けHDD等である。
(利用者機器:図2)
次に、利用者機器10の構成および動作を、図2を参照して詳細に説明する。図2は、利用者機器の内部構成を示すブロック図である。
図2に示す利用者機器10は、内部時計CLK1、アプリケーション11、アクセス制御部12、分割処理部としての秘密分散処理部13、保存先選定部としてのセレクタ14、ファイルシステム管理部15、サーバ通信部16、速度測定部17、記憶部18およびRAM19を含む構成である。
内部時計CLK1は、例えば利用者機器10をコンピュータとして動作させるOS(operating system)の機能の一つであり、利用者機器10のシステムクロック(時計)である。内部時計CLK1の出力信号、即ち利用者機器10の時計情報は、図2には速度測定部17には入力されるように図示しているが、実際には利用者機器10の各部に入力される。
アプリケーション11は、利用者機器10に予めインストールされることによって使用可能とされ、ユーザの操作部OPの操作に応じた操作内容をアクセス制御部12に指示する。ユーザの操作部OPの操作に応じた操作内容は、例えば1つの元データファイルを基に複数の分割データファイルに分割する分割指示、または複数の分割データファイルを基に1つの元データファイルを復元する復元指示である。
更に、以下の説明では、特別な例示を説明しない限り、1つの元データファイルのデータを分割して複数(例えば2つ)の分割データファイルのデータを生成し、更に複数(同様に例えば2つ)の分割データファイルのデータを基に1つの元データファイルのデータに復元する例を説明する。同様に、複数のファイルを格納するデータフォルダのデータを分割して複数(例えば2つ)の分割データフォルダのデータを生成し、更に複数(同様に例えば2つ)の分割データフォルダのデータを基に1つのデータフォルダのデータに復元する場合にも同様に適用可能である。
アプリケーション11は、ユーザの操作部OPの操作に応じて、分割指示または復元指示の対象となる元データファイル識別情報(例えば元データファイルの名称,ID(Identification)等)をアクセス制御部12に通知する。
アクセス制御部12は、アプリケーション11からの通知情報を入力する。アクセス制御部12は、アプリケーション11からの通知情報に応じて、記憶部18に保存されているマップテーブルMT(図4参照)をRAM19に展開するようにファイルシステム管理部15に指示する。ファイルシステム管理部15は、アクセス制御部12からの指示を基に、マップテーブルMTを記憶部18から読み出してRAM19に一時的に展開する。なお、マップテーブルMTについては図4を参照して後述する。本実施形態では、ファイルシステム管理部15は、マップテーブルMTの全ての内容をRAM19に展開しているが、アクセス制御部12から指示された元データファイル識別情報に対応するマップテーブルMTの内容だけを一時的に展開してもよい。
アクセス制御部12は、アプリケーション11からの通知情報に応じて、分割指示または復元指示の対象となる元データファイル識別情報に対応するマップテーブルMTのレコードを特定し、特定されたレコードの情報を秘密分散処理部13に通知する。
なお、分割指示または復元指示の対象となる元データファイルのレコードがマップテーブルMTに存在しない場合、アクセス制御部12は、存在しない旨をアプリケーション11に通知する。アプリケーション11は、アクセス制御部12からの通知情報を不図示の表示装置に表示し、例えば分割指示または復元指示の対象となる元データファイルのレコードの作成を促すようにユーザに通知する。
なお、レコードの作成を促す際、ユーザに対してマップテーブルMTに必要なすべての項目を入力させるようにしてもよいし、一部の項目を入力させて、残りの項目はアクセス制御部12が自動で決めて入力してもよい。
レコードの作成を促す旨の通知に対応したユーザの操作部OPの操作により、分割指示または復元指示の対象となる元データファイルのレコードを追加する旨の操作信号がアプリケーション11に入力されたとする。この操作信号には、追加の対象となるレコードに必要な各種情報が含まれている。アプリケーション11は、ユーザの操作部OPの操作に応じて、分割指示または復元指示の対象となる元データファイルのレコードをマップテーブルMTに追加する旨をアクセス制御部12に出力する。
アクセス制御部12は、RAM19に展開されたマップテーブルMTに、分割指示または復元指示の対象となる元データファイルのレコードを追加する。これにより、マップテーブルMTが更新される。
分割処理部としての秘密分散処理部13は、元データファイルのデータを2つ以上の分割データファイルのデータに分割し、例えば分割指示の対象となる1つの元データファイルのデータを2つの分割データファイルのデータに分割する。この場合、分割比は1:1となり、分割数は2となる。
本実施形態では、分割処理の一例として秘密分散処理を挙げているが、分割処理は秘密分散処理に限定されない。なお、秘密分散処理部13における秘密分散処理のアルゴリズムは特に限定されず、以下の説明では例えば下記参考非特許文献1に記載されている公知の(k,n)しきい値秘密分散法を用いるとする。パラメータnは分割数である。
(参考非特許文献1)A.Shamir:“How to share a secret”, Communications of the ACM, 22, 11, pp.612−613(1979)
秘密分散処理部13は、分割データファイルの保存先に応じて、秘密分散処理部13の動作において予め規定された分割上限数DMAX(例えばDMAX=10)を超えずに、元データファイルの分割比(D:D)および分割数(D+D)を判定する。パラメータD,Dは自然数である。秘密分散処理部13は、この判定された分割比(D:D)および分割数(D+D)を基に、1つの元データファイルのデータを分割数個の分割データファイルのデータに分割する。
秘密分散処理部13は、1つの元データファイルのデータを分割する際、判定された分割比(D:D)が約分可能である場合に、約分処理を行った分割比(D’:D’)を用いて分割する。この場合、分割数は、約分前の分割数(D+D)ではなく、約分後の分割数(D’+D’)となる。例えば、判定された分割比が「2:4」である場合には、秘密分散処理部13は、分割比を「1:2」と判定し、1つの元データファイルのデータを、6つの分割データファイルのデータに分割せずに3つの分割データファイルのデータに分割する。
秘密分散処理部13は、速度測定部17により測定された保存先毎の読込速度S(t)または書込速度U(t)(後述参照)を基に、元データファイルのデータの分割比および分割数を判定する。例えば、保存先数が2つ(保存先A,保存先B)である場合に、秘密分散処理部13は、保存先Aに対する読込速度S(t)または書込速度U(t)と、保存先Bに対する読込速度S(t)または書込速度U(t)とを速度測定部17から入力する。
なお、秘密分散処理部13において、分割比および分割数の判定は、保存先Aに対する読込速度S(t)と、保存先Bに対する読込速度S(t)とを利用することが好ましい。
一般に、書き込まれたデータファイルは、保存先A、Bより書き込み速度が速い利用者機器10内部のバッファ(RAM19など)に保存され、その後、保存先A、Bに保存される。このため、ユーザの感じる待ち時間としては、データファイルがバッファに書き込まれる(保存される)時間となる。つまり、ユーザの感じる待ち時間としては、保存先毎の書き込み速度に影響されず、保存先に書き込む時間、又は、保存先から読み込む時間より短い時間となる。しかし、データファイルの読み込みは当該データファイルの読み込みが完了するまでユーザは次の操作を行えず、保存先毎の読込速度自体が、ユーザの待ち時間に直結する。このため、秘密分散処理部13は、保存先に対する書き込み速度より読み込み速度を優先して用いる。
秘密分散処理部13は、保存先Aに対する読込速度S(t)または書込速度U(t)と、保存先Bに対する読込速度S(t)または書込速度U(t)とを基に、保存先Aと保存先Bとにそれぞれ分割データファイルを保存させる個数の割合を表す保存比H:Hを算出する。秘密分散処理部13は、算出された保存比H:Hを基に、元データファイルのデータの分割比(D:D)および分割数(D+D)を判定する。本実施形態では、パラメータDに対応するD個の分割データファイルが保存先Aに保存され、パラメータDに対応するD個の分割データファイルが保存先Bに保存される。更に、パラメータDと、パラメータDと、パラメータDMAXとの間には、D+D≦DMAXの関係が成り立つ。
秘密分散処理部13は、分割データファイルの保存先に応じた分割比がマップテーブルMTにおいて固定値(固定比)として予め定められている場合に、当該固定比を分割比として優先的に用いて分割する。この固定比は、例えばユーザの操作部OPの所望操作(所望設定)により、後述するマップテーブルMT(図4参照)にて規定される。なお、この固定比は、マップテーブルMTに規定されることに限定されず、例えば分割データファイルの保存先の識別情報と固定比とが定められた別表(不図示)により規定されてもよい。
例えば保存先が2つ(利用者機器10,オンラインストレージ50−1)である場合に、保存先Aが利用者機器10であって、保存先Bがオンラインストレージ50−1であって、マップテーブルMTのレコードでは特定の元データファイルに対して各保存先に予め定められた分割比D:Dが「3:1」とする。秘密分散処理部13は、1つの元データファイルのデータを、分割数4個の分割データファイルのデータに分割する。分割数4個のうち3個の分割データファイルは利用者機器10に保存され、残りの1個の分割データファイルはオンラインストレージ50−1に保存される。
秘密分散処理部13は、元データファイルのデータを分割した後、各分割データファイルのデータ領域と、分割された分割データファイルのデータに対して所定の情報を書き込んだヘッダ情報のヘッダ領域とを用いて分割データファイルを生成する。詳細は後述するが、所定の情報は、元データファイル識別情報206、分割データファイル番号情報204および保存先情報205である(図5(a)参照)。秘密分散処理部13は、ヘッダ領域とデータ領域とを含む各分割データファイルを、セレクタ14に出力する。
ここで、利用者機器10の記憶部18に保存されているマップテーブルMTについて、図4を参照して説明する。図4は、利用者機器10の記憶部18に保存されているマップテーブルMTの構成図である。
図4に示すマップテーブルMTは、フォルダ/ファイル名101、分割データファイル第1保存先102、分割データファイル第2保存先103および固定比104の各項目を含む構成である。図4に示すマップテーブルMTには、説明を簡単にするために、秘密分散処理部13により生成された分割データファイルの保存先数が2つである例を示している。但し、本実施形態では分割データファイルの保存先数は2に限定されず、例えばユーザの操作部OPを用いた操作により保存先数が更に追加または削除されてもよい。
分割データ第1保存先102は、2つの保存先数のうち第1番目の保存先が記憶部18、外部記憶媒体40、複数のオンラインストレージ50−1,…,50−mおよびサーバ30のうちいずれであるかを示す識別情報である。同様に、分割データ第2保存先103は、2つの保存先数のうち第2番目の保存先が記憶部18、外部記憶媒体40、複数のオンラインストレージ50−1,…,50−mおよび複数のオンラインストレージ60−1,…,60−pのうちいずれであるかを示す識別情報である。
なお、情報処理システム100において、利用者機器10は複数のオンラインストレージ60−1,…,60−pの存在を認識できない。このため、利用者機器10において、サーバ30本体に保存されても、オンラインストレージ60−1,…,60−pに保存されても、サーバ30にデータを保存したと判断し、マップテーブルの保存先にはサーバ30と表される。そして、サーバ30、オンラインストレージ60−1,…,60−pのいずれかに保存されたかがサーバ30のマップテーブルに保存される。
例えば図4に示すマップテーブルMTでは、分割データファイル第1保存先102および分割データファイル第2保存先103を、複数のパラメータ(D,M,S,S)を用いて表している。パラメータDは記憶部18を表す。パラメータMは外部記憶媒体40を表す。パラメータSはオンラインストレージ50−1を表す。パラメータSはオンラインストレージ60−1を表す。なお、保存先を表すパラメータは、上述したものに限定されない。
例えば、ファイル名「abc.c」の元データファイルは、全ての分割数個のうち一部の個数の分割データファイルが記憶部18に保存され、残りの個数の分割データファイルがオンラインストレージ50−1に保存される。なお、マップテーブルMTの分割データファイル第1保存先102または分割データファイル第2保存先103のパラメータは、ユーザの操作部OPを用いた操作により変更されてもよい。
固定比104は、元データファイルの分割比が固定値として予め定められている比である。マップテーブルMTの固定比104がユーザの操作部OPを用いた操作により予め入力されている場合に、秘密分散処理部13は、秘密分散処理の対象となる元データファイルに対し、マップテーブルMTのレコードを参照し、固定比104において規定された固定比を分割比として優先的に秘密分散する。例えば、秘密分散処理部13は、ファイル名「xyz.txt」の元データファイルのデータを、固定比「3:1」の分割比で秘密分散し、分割数4個の分割データファイルを生成する。分割数4個のうち3個の分割データファイルは記憶部18に保存され、残りの1個の分割データファイルはオンラインストレージ60−1に保存される。
また、図4に示すマップテーブルMTには含まれていないが、マップテーブルMTは、秘密分散処理部13が判定した分割データファイルの分割数および分割比の項目を更に含む構成でもよい。
ここで、分割データファイルのヘッダ情報、並びに元データファイルおよび分割データファイルのデータ構造について、図5(a)〜(d)を参照して説明する。図5(a)は、分割データファイルのヘッダ構造の説明図である。図5(b)は、元データファイルの構造の説明図である。図5(c)は、分割データファイル1の構造の説明図である。図5(d)は、分割データファイル2の構造の説明図である。
図5(a)に示す分割データファイルのヘッダは、元データファイル識別情報206、分割データファイル番号情報204および保存先情報205を含む構成である。元データファイル識別情報206は、元データファイルの識別情報を表す。分割データファイル番号情報204は、秘密分散処理部13により判定された分割数、および当該分割数のうち何番目の分割データファイルであるかを表す情報である。保存先情報205は、秘密分散処理部13がマップテーブルMTを基に書き込んだ分割データファイル毎の保存先情報である。
図5(b)に示す分割データファイル1の構造は、ヘッダ領域201とデータ領域501とを含む構成である。データ領域501は、元データファイルのデータ領域500が秘密分散処理部13により秘密分散されて生成されたデータ領域である。ヘッダ領域201は、図5(a)に示すヘッダ領域である。
同様に、図5(c)に示す分割データファイル2の構造は、ヘッダ領域202とデータ領域502とを含む構成である。データ領域502は、元データファイルのデータ領域500が秘密分散処理部13により秘密分散されて生成されたデータ領域である。ヘッダ領域202は、図5(a)に示すヘッダ領域である。
また、分割データファイルの保存方法として、複数の分割データファイルの各分割データの中身が1つの分割データファイルに統合された分割データファイルが保存されてもよい。このような分割データファイルの構造は、図5(d)に示すように、ヘッダ領域203と、データ長情報503a及びデータ領域503と、データ長情報504a及びデータ領域504とを含む構成である。データ長情報503aは、秘密分散処理部13により生成された分割データのデータ領域503のデータ長を表す。同様に、データ長情報504aは、秘密分散処理部13により生成された分割データのデータ領域504のデータ長を表す。
保存先選定部としてのセレクタ14は、秘密分散処理部13から出力された各分割データファイルを入力する。セレクタ14は、分割数及び分割比を基に秘密分散処理部13により分割された各分割データファイルのヘッダ領域の保存先情報205を基に、各分割データファイルの保存先を選定する。例えば、セレクタ14は、分割データファイルZのヘッダ領域の保存先情報205に「記憶部18」を示す識別情報が書き込まれている場合に、分割データファイルZの保存先を「記憶部18」と選定する。
セレクタ14は、選定された各分割データファイルの保存先に応じて、各分割データファイルをファイルシステム管理部15またはサーバ通信部16に、各分割データファイルの書込指示を出力する。
ファイルシステム管理部15は、アクセス制御部12からマップテーブルMTの読込指示があると、記憶部18からマップテーブルMTを読み出し、RAM19に展開する。なお、図2では、ファイルシステム管理部15からRAM19へのマップテーブルMTの展開制御に関する矢印を省略している。
ファイルシステム管理部15は、セレクタ14から出力された分割データファイルの読込指示または書込指示に応じて、分割データファイルを記憶部18の所定のフォルダから読み出すまたは所定のフォルダに書き込む。なお、所定のフォルダは、ユーザの操作部OPの操作に応じて、適宜変更可能である。
ファイルシステム管理部15は、サーバ通信部16が分割データファイルまたは分割データファイルでない通常のデータファイルを、ネットワークを介した保存先に書き込んだり読み込んだりした場合には、その都度、サーバ通信部16からの書込速度または読込速度の通知を受ける。本実施形態では、ネットワークを介した保存先には、オンラインストレージ50−1,…,50−m,サーバ30,オンラインストレージ60−1,…,60−pが含まれる。ファイルシステム管理部15は、入力された書込速度または読込速度を速度測定部17に通知する。書込速度または読込速度は、書き込んだ対象のデータまたは読み込んだ対象のデータの容量(サイズ)を、書き込みまたは読み込みに要した時間で除することにより算出可能である。
サーバ通信部16は、サーバ30またはオンラインストレージ50−1,…,50−mのうちいずれかと通信するためのインターフェースとして機能する。サーバ通信部16は、セレクタ14から出力された分割データファイルの書込指示を基に、分割データファイルを、サーバ30またはオンラインストレージ50−1,…,50−mのうちいずれかに送信する。
サーバ通信部16は、オンラインストレージ50−1,…,50−m、サーバ30およびオンラインストレージ60−1,…,60−pのうちいずれかの保存先に分割データファイルまたは分割データファイルでない通常のデータファイルを書き込んだり読み込んだりした場合に、書込速度または読込速度をファイルシステム管理部15に通知する。
速度測定部17は、分割データファイルの保存先に対するデータの読込速度または書込速度を測定し、測定された読込速度または書込速度を、RAM19または速度測定部17内部のメモリ等に保存する。
速度測定部17は、所定の容量(サイズ)のデータを用いたトレーニング処理によって、分割データファイルの保存先に対するデータの読込速度または書込速度を測定する。トレーニング処理は、所定の容量のデータを各保存先に書き込んだり読み込んだりすることにより、各保存先への書き込みまたは読み込みに要した時間(書込時間,読込時間)を基に、各保存先に対するデータの読込速度または書込速度を測定する処理である。
本実施形態では、速度測定部17は、例えば保存先Aとしての記憶部18に対し、DMA転送チャネルCH1を用いたDMA転送によって、秘密分散処理部13、セレクタ14およびファイルシステム管理部15の動作とは独立してトレーニング処理する。同様に、速度測定部17は、例えば保存先Bとしてのオンラインストレージ50−1に対し、DMA転送チャネルCH2を用いたDMA転送によって、秘密分散処理部13、セレクタ14およびファイルシステム管理部15の動作とは独立してトレーニング処理する。
速度測定部17は、ネットワークを介した接続先ではない保存先Aとしての記憶部18に対する読込速度または書込速度については、トレーニング処理によって測定した読込速度または書込速度を秘密分散処理部13に通知する。
速度測定部17は、ネットワークを介して接続されている保存先Bとしてのオンラインストレージ50−1に対する読込速度または書込速度については、トレーニング処理によって測定した読込速度または書込速度と、ファイルシステム管理部15から通知された読込速度または書込速度とのうちで最大値、最小値、平均値および最新値のうちいずれかを秘密分散処理部13に通知する。
最大値は、利用者機器10の電源がONとなって起動してからの読込速度または書込速度の中で最大となる読込速度または書込速度であり、ネットワークの輻輳度合いが最小である場合の最大速度を表す。最小値は、同様に利用者機器10の電源がONとなって起動してからの読込速度または書込速度の中で最小となる読込速度または書込速度であり、例えばオンラインストレージ50−1に対する読込速度または書込速度の最低限保証可能な速度である。平均値は、例えば1時間毎に当該1時間の間における読込速度または書込速度の平均の読込速度または書込速度である。最新値は、例えば直近の10分間における読込速度または書込速度を表し、測定された読込速度または書込速度が複数ある場合には当該複数の読込速度または書込速度の平均値でもよい。
速度測定部17が最大値、最小値、平均値および最新値のうちいずれの読込速度または書込速度を秘密分散処理部13に通知するかは、ユーザの操作部OPを用いた所望操作(所望設定)に応じて変更されてもよい。
なお、速度測定部17にて最大値を用いる場合には、ネットワークの輻輳度合いが小さいとき、効率よく読込、書込が行うことができ、最小値を用いる場合には、ネットワークの輻輳度合いが大きいとき、効率よく読込、書込が行うことができ、平均値を用いる場合には、安定した通信速度をもつネットワークのとき、効率よく読込、書込が行うことができる。
ここで、速度測定部17がトレーニング処理を実行するタイミングについて、図6を参照して説明する。図6は、速度測定部の読込速度S(t)または書込速度U(t)の測定タイミングを時系列に説明する説明図である。
本実施形態では、速度測定部17は、利用者機器10の電源ON時(即ち起動時)、30分後、60分後、90分後、…と30分経過毎にトレーニング処理を実行し、読込速度S(t)または書込速度U(t)を測定する。但し、速度測定部17の電源ON時から30分経過後の定期的なトレーニング処理は必須でなくてもよいが、電源ON時(即ち起動時)にはトレーニング処理を実行することが好ましい。更に、トレーニング処理の実行周期の設定は、ユーザの操作部OPを用いた操作により変更されてもよい。
図6に示すように、ファイルシステム管理部15から通知される読込速度S(t)または書込速度U(t)は、サーバ通信部16の動作が定期的に分割データファイルを含むデータファイルを保存先に書き込んだり保存先から読み込んだりするとは限らないため、不定期に速度測定部17に入力される。
記憶部18は、データファイルの読み書きが自由な記憶装置であり、アプリケーション11、アクセス制御部12、秘密分散処理部13、セレクタ114およびファイルシステム管理部15により実行される各プログラム、および当該各プログラムで利用される種々のデータを記憶する。また、記憶部18は、マップテーブルMTを記憶している。
なお、アプリケーション11、アクセス制御部12、秘密分散処理部13、セレクタ14およびファイルシステム管理部15は、ハードウェアまたはソフトウェアで構成することが可能である。特に、これらの各部がソフトウェアにより構成される場合、利用者機器10に内蔵されているCPU(central processing unit)が各部の各動作が予め規定された各プログラムを記憶部18から読み出すことにより、各部が動作可能となる。
RAM19は、利用者機器10の各部の各動作におけるワークメモリに利用され、例えばアクセス制御部12からの通知情報に応じてファイルシステム管理部15が記憶部18から読み出したマップテーブルMTが一時的に展開されて保存される。
(サーバ:図3)
なお、上述した利用者機器10の内部構成と同様の内部構成をサーバ30が備えてもよい。この場合、サーバ30の内部構成のブロック図を図3に示す。図3は、サーバ30の内部構成を示すブロック図である。図3に示すサーバ30は、内部時計CLK2、サーバ通信部16に対応する利用者機器通信部31、アクセス制御部32、分割処理部としての秘密分散処理部33、保存先選定部としてのセレクタ34、ファイルシステム管理部15に対応するオンラインストレージ管理部35、速度測定部36、記憶部37およびRAM38を含む構成である。
以下では、サーバ30の動作の説明は、利用者機器10の各部の構成と対応するサーバ30の各部の動作と同様であるため省略するが、異なる内容について説明する。
利用者機器通信部31は、利用者機器10と通信するためのインターフェースとして機能し、サーバ通信部16から送信された分割データファイルおよび分割データファイルの書込指示、または分割データファイルの読込指示を受信する。利用者機器通信部31は、受信された分割データファイルおよび分割データファイルの書込指示、または分割データファイルの読込指示をアクセス制御部32に通知する。
オンラインストレージ管理部35は、セレクタ34から出力された分割データファイルの読込指示または書込指示に応じて、分割データファイルを記憶部37またはオンラインストレージ60−1,…,60−pの所定のフォルダから読み出すまたは所定のフォルダに書き込む。
なお、アクセス制御部32、秘密分散処理部33、セレクタ34およびオンラインストレージ管理部35は、ハードウェアまたはソフトウェアで構成することが可能である。特に、これらの各部がソフトウェアにより構成される場合、サーバ30に内蔵されているCPUが各部の各動作が予め規定された各プログラムを記憶部37から読み込むことにより、各部が動作可能となる。
RAM39は、サーバ30の各部の各動作におけるワークメモリに利用される。
次に、速度測定部17のトレーニング処理時における動作について、図7を参照して説明する。図7は、速度測定部17のトレーニング処理を説明するフローチャートである。図7では利用者機器10の速度測定部17におけるトレーニング処理を説明するが、同様な動作はサーバ30の速度測定部36におけるトレーニング処理についても適用可能である。図7の説明の前提として、利用者機器10は電源ON時の直後、即ち起動直後の状態であるとする。また、図7では測定(算出)対象として読込速度とするが、書込速度としてもよい。
図7において、速度測定部17は、利用者機器10におけるデータファイルの保存先情報をファイルシステム管理部15に問い合わせる。ファイルシステム管理部15は、速度測定部17からの問い合わせを基に、利用者機器10におけるデータファイルの保存先情報を速度測定部17に応答する。これにより、速度測定部17は、利用者機器10におけるデータファイルの保存先情報を判定する(S11)。
図7のステップS12からS15までの処理全体が速度測定部17のトレーニング処理に対応し、ステップS12からS15までのトレーニング処理がステップS11で判定された保存先毎に実行される。以下の説明では、説明を簡単にするために、利用者機器10におけるデータファイルの保存先情報として、2つの保存先があり、第1の保存先Aが記憶部18であって、第2の保存先Bがオンラインストレージ50−1であるとする。速度測定部17は、第1の保存先Aに対するトレーニング処理を実行する。
速度測定部17は、DMA転送チャネルCH1を介して、Mkバイトの固定データを記憶部18に書き込む(S12)。速度測定部17は、DMA転送チャネルCH1を介して、Mkバイトの固定データを記憶部18から読み込み、固定データの容量(Mkバイト)と読込時間とを基に読込速度S(t)を算出する(S13)。速度測定部17は、DMA転送チャネルCH1を介して、記憶部18に書き込まれた固定データを削除する(S14)。速度測定部17は、第1の保存先Aとしての記憶部18に対する読込速度S(t)の最大値、最小値、平均値および最新値のうちいずれかの読込速度をRAM19に保存する(S15)。上述したように、最大値、最小値、平均値および最新値のうちいずれかの読込速度が速度測定部17により選定されるかは、速度測定部17の動作において予め規定されている。
全ての保存先毎にトレーニング処理が終了していない場合には(S16、NO)、速度測定部17は、他の保存先に対するトレーニング処理を実行する。例えば、第2の保存先Bとしてのオンラインストレージ50−1に対するトレーニング処理が実行されていない場合には、速度測定部17は、ステップS12からS15までのトレーニング処理を、オンラインストレージ50−1に対して実行する。
具体的には、速度測定部17は、DMA転送チャネルCH2を介して、サーバ通信部16に、Mkバイトの固定データをオンラインストレージ50−1に書き込ませる(S12)。速度測定部17は、DMA転送チャネルCH2を介して、サーバ通信部16に、Mkバイトの固定データをオンラインストレージ50−1から読み込ませ、サーバ通信部16から読込時間を入力する。速度測定部17は、固定データの容量(Mkバイト)と読込時間とを基に読込速度S(t)を算出する(S13)。速度測定部17は、DMA転送チャネルCH2を介して、サーバ通信部16に、オンラインストレージ50−1に書き込まれた固定データを削除させる(S14)。速度測定部17は、第2の保存先Bとしてのオンラインストレージ50−1に対する読込速度S(t)の最大値、最小値、平均値および最新値のうちいずれかの読込速度をRAM19に保存する(S15)。
全ての保存先毎にトレーニング処理が終了した場合に(S16、YES)、速度測定部17が、図6に示すように全ての保存先毎のトレーニング処理を定期的に実行するように設定されていないとする(S17、NO)。この場合、速度測定部17の動作はステップS20に進む。
一方、全ての保存先毎にトレーニング処理が終了した場合に(S16、YES)、速度測定部17が、図6に示すように全ての保存先毎のトレーニング処理を定期的に実行するように設定されているとする(S17、YES)。この場合、速度測定部17は、内部時計CLK1からの時計情報を基に、現在時刻とトレーニング処理の実行周期に対応する次のトレーニング処理の実行時刻までの間、待機する(S18)。速度測定部17は、ステップS18の待機後、トレーニング処理の実行周期に対応する実行時間になると、ステップS12からS15までと同様のトレーニング処理を実行する(S19)。
なお、ステップS17からS19までの複数回のトレーニング処理は、保存先がネットワークを介した保存先、即ち第2の保存先としてのオンラインストレージ50−1に対して実行されることが好ましい。記憶部18に対する読込速度または書込速度は一定であるため、例えば利用者機器10の電源ON時(即ち起動時)に一度測定すれば良い。しかし、オンラインストレージ50−1に対する読込速度または書込速度は、ネットワークNW1の輻輳度合いに応じて動的に変化するため、複数回のトレーニング処理の実行が好ましい。
利用者機器10が電源OFF時になると(S20、YES)、速度測定部17の動作は終了する。しかし、利用者機器10が電源OFF時にならなければ(S20、NO)、速度測定部17の動作はステップS21に進む。読込速度S(t)がファイルシステム管理部15から通知された場合には(S21、YES)、速度測定部17は、当該通知された読込速度S(t)をRAM19に一時的に保存する(S22)。読込速度S(t)がファイルシステム管理部15から通知されない場合には(S21、YES)、速度測定部17の動作はステップS17に戻る。
次に、元データファイルを分割して各分割データファイルを保存先に保存する場合の秘密分散処理部の動作について、図8〜図11を参照して説明する。図8は、元データファイルを分割して各分割データファイルを保存する場合の秘密分散処理部13の動作を説明するフローチャートである。図9は、分割比を判定する場合の秘密分散処理部13の動作を説明するフローチャートである。図10は、分割比を判定する場合の秘密分散処理部13の動作を説明するフローチャートである。図11は、分割処理および復元処理の分割数に対する処理負荷を表すグラフである。
図8〜図10では利用者機器10の秘密分散処理部13における動作を説明するが、同様な動作はサーバ30の秘密分散処理部33における動作についても適用可能である。
図8において、秘密分散処理部13は、利用者機器10におけるデータファイルの保存先情報をファイルシステム管理部15に問い合わせる。ファイルシステム管理部15は、秘密分散処理部13からの問い合わせを基に、利用者機器10におけるデータファイルの保存先情報を秘密分散処理部13に応答する。これにより、秘密分散処理部13は、利用者機器10におけるデータファイルの保存先情報を判定する(S31)。なお、秘密分散処理部13は、利用者機器10におけるデータファイルの保存先情報を速度測定部17に問い合わせ、速度測定部17からの応答情報を基に、利用者機器10におけるデータファイルの保存先情報を判定してもよい。
秘密分散処理部13は、アクセス制御部12から通知された分割対象となる元データファイルのマップテーブルMTにおけるレコードの情報を入力する。秘密分散処理部13は、入力された情報に、元データファイルの分割データファイルの保存先に応じた固定比が予め設定されているか否かを判定する(S32)。
入力された情報に元データファイルの分割データファイルの保存先に応じた固定比が予め設定されていると判定された場合(S32、YES)、秘密分散処理部13は、当該固定比を分割比とし、更に分割対象となる元データファイルのデータを、分割比に対応する分割数個の分割データファイルのデータに分割する(S33)。ステップS33の後、秘密分散処理部13の動作はステップS36へ進む。
入力された情報に元データファイルの分割データファイルの保存先に応じた固定比が予め設定されていないと判定された場合(S32、NO)、秘密分散処理部13は、分割指示の対象となる元データファイルの分割データファイルの保存先毎の各読込速度S(t)を速度測定部17に問い合わせる(S34)。なお、ステップS34では、秘密分散処理部13は、読込速度S(t)の代わりに、書込速度U(t)を速度測定部17に問い合わせてもよい。以下の説明では、ステップS34において読込速度S(t)の問い合わせがなされるとする。
秘密分散処理部13は、速度測定部17から応答のあった保存先毎の各読込速度S(t)を基に、分割指示の対象となる元データファイルの分割比および分割数を判定する(S35)。ステップS35の分割比および分割数の判定処理については、図9および図10を参照して詳述する。ステップS35の後、秘密分散処理部13の動作はステップS36へ進む。なお、秘密分散処理部13は、ステップS35において判定された分割比および分割数を、分割指示の対象となる元データファイルのマップテーブルMTにおけるレコードに書き込むことが好ましい。
秘密分散処理部13は、ステップS33またはS35において判定された分割比および分割数を基に、分割指示の対象となる元データファイルを分割(秘密分散)する(S36)。秘密分散処理部13は、分割処理によって生成された複数の各分割データファイルのヘッダ領域に、元データファイル識別情報206、分割データファイル番号情報204および保存先情報205を書き込む(S37)。秘密分散処理部13は、ヘッダ領域とデータ領域とにより構成される複数の各分割データファイルをセレクタ14に出力する(S38)。
次に、分割比を判定する場合の秘密分散処理部13の動作について、図9および図10を参照して説明する。図9および図10の説明では、保存先数が2つ(保存先A,保存先B)であるとする。
図9において、秘密分散処理部13は、ステップS34において速度測定部17からの応答としての保存先Aに対する読込速度S(t)および保存先Bに対する読込速度S(t)を基に、保存先Aと保存先Bとにそれぞれ分割データファイルを保存させる個数を表す保存比H:Hを算出する(S41)。ステップS41では、Hは保存先Aに対する読込速度S(t)とし(H=S(t))、Hは保存先Bに対する読込速度S(t)とし(H=S(t))とする。
また、保存比H:HのパラメータH,Hは、数式(1)および数式(2)によりそれぞれ算出されてもよい。数式(1)において、パラメータSは保存先A(例えば記憶部18)に対する読込速度,パラメータSは保存先B(例えばオンラインストレージ50−1)に対する読込速度、パラメータDMAXは秘密分散処理部13の動作において予め規定された分割上限数を表す。なお、数式(1)および数式(2)が成立する場合には、後述する数式(3)も成立する。
Figure 2013131060
Figure 2013131060
秘密分散処理部13は、ステップS41において算出された保存比H:Hを基に、数式(3)が成立するか否かを判定する(S42)。
Figure 2013131060
数式(3)が成立すると判定された場合には(S42、YES)、秘密分散処理部13は、HとHとが約分できるか、即ちHとHとの間に1以外の最大公約数Gが存在するか否かを判定する(S43)。なお、最大公約数Gは整数に限定されず、例えば2.5のような実数であればよい。
とHとが約分できると判定された場合(S43、YES)、秘密分散処理部13は、最大公約数Gを用いて約分した後の保存比H’:H’を、分割比D:Dと判定する(S44)。更に、秘密分散処理部13は、分割比D:Dを基に、分割数を(D+D)と判定する。この場合、例えばH:H=4:2である場合には、秘密分散処理部13は、分割比を「4:2」ではなく最大公約数2を用いて約分した後の「2:1」と判定し、分割数を「4+2=6」ではなく「2+1=3」と判定する。
とHとが約分できないと判定された場合(S43、NO)、秘密分散処理部13は、ステップS41において算出された保存比H:Hを、分割比D:Dと判定する(S45)。更に、秘密分散処理部13は、分割比D:Dを基に、分割数を(D+D)(=H+H)と判定する。この場合、例えばH:H=5:2である場合には、秘密分散処理部13は、分割比を「5:2」と判定し、分割数を「5+2=7」と判定する。
パラメータHとパラメータHとの間に1以外の最大公約数が存在する場合に秘密分散処理部13が約分した後の保存比H’:H’を分割比D:Dと判定するのは、図11に示すように、秘密分散処理を含む分割処理または復元処理においては、分割数が多くなればなるほど利用者機器10の分割処理または復元処理における処理負荷が増すためである。従って、秘密分散処理部13は、パラメータHとパラメータHとの間に1以外の最大公約数が存在する場合に、最大公約数Gを用いて約分した後の保存比H’:H’を分割比D:Dと判定することによって、利用者機器10における処理負荷を低減することができる。
一方、数式(3)が成立しないと判定された場合には(S42、NO)、秘密分散処理部13は、ステップS42の条件式、即ち数式(3)が成立するように、パラメータH,Hを調整する(S46)。ステップS46の調整の動作について、図10を参照して説明する。
図10において、秘密分散処理部13は、ステップS31において判定された保存先情報を基に、2つの保存先A,Bのうちどちらかにオンラインストレージが含まれるか否かを判定する(S51)。2つの保存先A,Bのうちどちらかにオンラインストレージが含まれると判定された場合には(S51、YES)、秘密分散処理部13は、2つの保存先A,Bのうちどちらもオンラインストレージであるか否かを判定する(S52)。
2つの保存先A,Bのうちどちらもオンラインストレージでないと判定された場合(S52、NO)、秘密分散処理部13は、オンラインストレージでない保存先におけるパラメータHとの間で約分ができるように、オンラインストレージのパラメータHを小さい値に調整する(S53)。秘密分散処理部13は、パラメータHとステップS53によって調整されたパラメータHとを、1以外の最大公約数Gを用いて約分する(S54)。
例えば、ステップS41において算出された保存比H:Hが「13:7」である場合には、秘密分散処理部13は、ステップS53においてH(13)と約分ができるようにHを小さい値(6.5)に調整することによって「13:6.5」と判定し、ステップS54において最大公約数G=6.5を用いて「2:1」に約分する。ステップS54の次の秘密分散処理部13の動作は、ステップS42に進む。
2つの保存先A,Bのうちどちらもオンラインストレージであると判定された場合(S52、YES)、秘密分散処理部13は、2つのオンラインストレージにおける各パラメータHとHとの間で約分ができるように、パラメータHとHのうち値が小さいパラメータ(例えばH)を小さく調整する(S55)。秘密分散処理部13は、パラメータHとステップS55によって調整されたパラメータHとを、1以外の最大公約数Gを用いて約分する(S54)。
例えば、ステップS41において算出された保存比H:Hが「3.6:2.6」である場合には、秘密分散処理部13は、ステップS55においてH(3.6)と約分ができるようにHを小さい値(2.4)に調整することによって「3.6:2.4」と判定し、ステップS54において最大公約数G=1.2を用いて「3:2」に約分する。ステップS54の次の秘密分散処理部13の動作は、ステップS42に進む。
2つの保存先A,Bにオンラインストレージがいずれも含まれないと判定された場合には(S51、NO)、秘密分散処理部13は、2つの保存先(例えば記憶部18と外部記憶媒体40)における各パラメータHとHとの間で約分ができるように、パラメータHとHのうち値が小さいパラメータ(例えばH)を小さく調整する(S55)。秘密分散処理部13は、パラメータHとステップS55によって調整されたパラメータHとを、1以外の最大公約数Gを用いて約分する(S54)。
次に、複数の分割データファイルを用いて元データファイルを復元する場合の秘密分散処理部13の動作について、図12および図13を参照して説明する。図12は、元データファイルを復元する場合の秘密分散処理部13の動作を説明するフローチャートである。図13は、元データファイルを復元する場合の秘密分散処理部13の動作を説明するフローチャートである。
図12において、秘密分散処理部13は、復元指示の対象となる元データファイルの復元指示をアクセス制御部12から受ける(S61)。具体的には、秘密分散処理部13は、アクセス制御部12から通知された復元対象となる元データファイルのマップテーブルMTにおけるレコードの情報を入力する。
秘密分散処理部13は、ステップS35において判定された分割比および分割数の書き込まれたマップテーブルMTのレコードを基に、復元指示の対象となる元データファイルの分割時における分割比および分割数、更に各分割データファイルの各保存先を判定する(S62)。
秘密分散処理部13は、保存先数s、およびs番目の保存先に保存されている分割データファイルの数tを初期化し(S63)、s番目の保存先におけるt番目の分割データファイルのヘッダを読み出す(S64)。秘密分散処理部13は、s番目の保存先における全ての分割データファイルのヘッダを読み出したか否かを判定する(S65)。
s番目の保存先における全ての分割データファイルのヘッダを読み出していないと判定された場合には(S65、NO)、秘密分散処理部13は、パラメータtをインクリメントする(S66)。ステップS66の後の秘密分散処理部13の動作は、ステップS64に進む。従って、s番目の保存先における全ての分割データファイルのヘッダを読み出されるまで、ステップS64〜S66までの動作が繰り返される。
s番目の保存先における全ての分割データファイルのヘッダを読み出したと判定された場合には(S65、YES)、秘密分散処理部13は、ステップS62において判定されたパラメータsが最大値であるか否かを判定する(S67)。ステップS62において判定されたパラメータsが最大値ではないと判定された場合には(S67、NO)、秘密分散処理部13は、パラメータsをインクリメントする(S68)。ステップS68の後の秘密分散処理部13の動作は、ステップS64に進む。従って、全ての保存先における全ての分割データファイルのヘッダを読み出されるまで、ステップS64〜S68までの動作が繰り返される。
ステップS62において判定されたパラメータsが最大値である、即ち、全ての保存先における全ての分割データファイルのヘッダが読み出されたと判定されたとする。この場合(S67、YES)、秘密分散処理部13は、保存先数s、およびs番目の保存先に保存されている分割データファイルの数tを初期化し(S69)、s番目の保存先におけるt番目の分割データファイルを読み出す(S70)。更に、秘密分散処理部13は、分割データファイルを読み出したときの読込速度S(t)をRAM19に一時的に保存する(S70)。秘密分散処理部13は、s番目の保存先における全ての分割データファイルを読み出したか否かを判定する(S71)。
s番目の保存先における全ての分割データファイルを読み出していないと判定された場合には(S71、NO)、秘密分散処理部13は、パラメータtをインクリメントする(S72)。ステップS72の後の秘密分散処理部13の動作は、ステップS70に進む。従って、s番目の保存先における全ての分割データファイルを読み出されるまで、ステップS70〜S72までの動作が繰り返される。
s番目の保存先における全ての分割データファイルを読み出したと判定された場合には(S71、YES)、秘密分散処理部13は、ステップS62において判定されたパラメータsが最大値であるか否かを判定する(S73)。ステップS62において判定されたパラメータsが最大値ではないと判定された場合には(S73、NO)、秘密分散処理部13は、パラメータsをインクリメントする(S74)。ステップS74の後の秘密分散処理部13の動作は、ステップS70に進む。従って、全ての保存先における全ての分割データファイルのヘッダを読み出されるまで、ステップS70〜S74までの動作が繰り返される。
ステップS62において判定されたパラメータsが最大値である、即ち、全ての保存先における全ての分割データファイルが読み出されたと判定されたとする。この場合(S73、YES)、秘密分散処理部13は、読み込まれた各分割データファイルを基に、元データファイルを復元する(S75)。秘密分散処理部13は、各分割データファイルを読み込んだ場合にRAM19に一時的に保存した各読込速度を速度測定部17に通知する(S76)。
以上により、本実施形態の情報処理装置としての利用者機器10は、分割データファイルの保存先に対する読込速度または書込速度を基に分割データファイルの分割比および分割数を判定する。このため、利用者機器10は、読込速度が大きい保存先には分割データファイルを多く保存し、読込速度が小さい保存先には分割データファイルを少なく保存する。これにより、利用者機器10は、分割データファイルの保存数を効率的に判定することができるため、分割データファイルの保存先に対する各分割データファイルの読み込みまたは書き込みに要する時間を低減し、快適な操作性をユーザに享受させることができる。
なお、秘密分散処理部13は、図9に示す動作の代わりに、図14に示すように動作してもよい。図14は、分割比を判定する場合の秘密分散処理部の他の動作を説明するフローチャートである。図14の説明では、図9の説明と同一内容の説明を省略し、異なる内容について以下のとおり説明する。なお、ここでは、S(又はH)は記憶部18の読込速度、S(又はH)はオンラインストレージ50−1の読込速度とする。
図14のステップS41では、保存比H:Hは、整数比として算出される。例えば、保存比H:Hが73:18であるとする。同図において、数式(3)が成立しないと判定された場合には(S42、NO)、秘密分散処理部13は、パラメータHが奇数である場合に、当該パラメータHに1を加える(S81)。例えば、保存比H:Hは74:18となる。なお、ステップS81では、秘密分散処理部13は、パラメータHが偶数である場合には当該パラメータHに1を加えない。
続けて、秘密分散処理部13は、パラメータHが奇数である場合に、当該パラメータHから1を減ずる(S82)。なお、ステップS82では、秘密分散処理部13は、パラメータHが偶数である場合には当該パラメータHから1を減じない。従って、ステップS81およびS82によって、パラメータH:Hは偶数:偶数(例えば74:18)となる。
続けて、秘密分散処理部13は、パラメータH:Hを2で除算する(S83)。例えば、保存比H:Hは37:9となる。ステップS83の結果、パラメータHまたはHのいずれも1でない場合には(S84、NO)、パラメータHまたはHのいずれかが1となるまでステップS81〜S83の処理が繰り返される。
例えば、保存比H:Hは、37:9からHが1加えられてHが1減じられて38:8となり、2で除算されることで19:4となる。更に、同様にして保存比H:Hは20:4となり、10:2となって最終的に5:1となる。
パラメータHまたはHのいずれかが1である場合には(S84、YES)、秘密分散処理部13の動作はステップS45となる。
ここで、図14は、一例であり、S81、S82において、オンラインストレージ以外(利用者機器10からネットワークを介しないでアクセスできるストレージ:記憶部18や外部記憶媒体等)であって奇数のとき1を加算し、オンラインストレージ(サーバ30の記憶部37も含む)であって奇数のとき1を減算することが好ましい。
なお、両方ともオンラインストレージ、または、両方ともオンラインストレージ以外のときは、上記のようにしても良いし、ともに1を加算、または1を減算してもよい。
また、図14では、奇数に着目して1を加算、減算するようにしたが、奇数という条件に関わらず約分できるようにするのであれば、1以外の数を加算、減算してもよい。
以下、上述した様な本発明に係る情報処理装置の構成、作用および効果を説明する。
本発明に係る第1の発明は、ネットワークを介して、ストレージ装置に接続可能な情報処理装置であって、ファイルまたはフォルダの元データを2つ以上の分割データに分割する分割処理部と、前記2つ以上の分割データの保存先を、前記ストレージ装置または前記情報処理装置のうちいずれかに選定する保存先選定部と、を備え、前記分割処理部は、各々の前記保存先に応じて、予め定められた分割上限数を超えずに、前記ファイルまたはフォルダの元データの分割数(a+b)および分割比(a:b)を判定し、前記保存先選定部は、前記判定された分割数(a+b)および分割比(a:b)を基に分割された各分割データに応じて、前記分割数(a+b)に対応する全ての前記分割データのうち、一部のaまたはb個の分割データの保存先を前記情報処理装置と判定し、更に残りのbまたはa個の分割データの保存先を前記ストレージ装置と判定する。
本発明に係る第1の発明によれば、分割データファイルの保存数を効率的に判定することができるため、分割データファイルの保存先に対する各分割データファイルの読み込みまたは書き込みに要する時間を低減し、快適な操作性をユーザに享受させることができる。
また、本発明に係る第2の発明は、第1の発明に係る情報処理装置であって、前記分割処理部が、前記判定された分割比が約分可能である場合に、前記ファイルまたはフォルダの元データの分割比を、約分後の分割比と判定する。
本発明に係る第2の発明によれば、判定された分割比を約分することによって、ファイルまたはフォルダの元データの分割数を低減することができ、利用者機器10の処理負荷を低減することができる。
また、本発明に係る第3の発明は、第1または第2の発明に係る情報処理装置であって、前記保存先に対するデータの読込速度または書込速度を測定する速度測定部と、を更に備え、前記分割処理部が、前記保存先に対するデータの読込速度または書込速度を基に、前記ファイルまたはフォルダの元データの分割数および分割比を判定する。
本発明に係る第3の発明によれば、速度測定部によって測定された保存先毎の読込速度または書込速度に応じて、ネットワークの輻輳度合いを考慮してファイルまたはフォルダの元データの分割比および分割数を効率的に判定することができる。
また、本発明に係る第4の発明は、第3の発明に係る情報処理装置であって、前記速度測定部は、前記保存先毎にDMA転送を用いて所定のデータを各々の前記保存先に書き込み、前記所定のデータの読込時間または書込時間を基に、前記保存先に対するデータの読込速度または書込速度を測定する。
本発明に係る第4の発明によれば、速度測定部がDMA転送を用いることによって、ファイルシステム管理部の動作と独立して、ファイルシステム管理部の動作の終了を待たずして保存先毎の読込速度または書込速度を高速に測定することができる。
また、本発明に係る第5の発明は、第4の発明に係る情報処理装置であって、前記速度測定部が、前記保存先に対するデータの読込速度または書込速度を、前記読込速度または前記書込速度の最大値、最小値、平均値および最新値のうちいずれかを前記分割処理部に通知する。
本発明に係る第5の発明によれば、ユーザの所望設定に応じて、読込速度または書込速度の最大値、最小値、平均値および最新値のうちいずれかを分割処理部としての秘密分散処理部に出力することができる。
また、本発明に係る第6の発明は、第3〜第5の発明のうちいずれかの発明に係る情報処理装置であって、前記分割処理部が、前記保存先に前記ストレージ装置が含まれる場合に、前記ストレージ装置に対応する前記分割数を小さくするように前記分割比を調整する。
本発明に係る第6の発明によれば、ネットワークを介して接続されているオンラインストレージにおける保存数を小さくするようにできるため、分割処理後の分割データファイルを再び読み出して復元する場合の読込時間を低減でき、ユーザに苛立ちを覚えさせずに快適な操作性を享受させることができる。
また、本発明に係る第7の発明は、第1〜第6の発明のうちいずれかの発明に係る情報処理装置であって、前記分割処理部が、前記分割データの保存先に応じた分割比が固定値として予め定められている場合、前記固定値を前記ファイルまたはフォルダの元データの分割比と判定する。
本発明に係る第7の発明によれば、ユーザの所望設定に応じて、分割指示の対象となる元データの分割比を用いて分割することができる。
また、本発明に係る第8の発明は、第1〜第7の発明のうちいずれかの発明に係る情報処理装置であって、前記分割処理部が、前記分割データのヘッダに、前記元データの識別情報および前記分割データの保存先毎の分割数を少なくとも書き込む。
本発明に係る第8の発明によれば、分割データファイルのヘッダを確認することによって、復元指示の対象となる元データファイルの分割データファイルを適切に確認することができ、更に分割数のうち何番目の分割データファイルであるかも確認することができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種実施形態の変更例または修正例、更に各種実施形態の組み合わせ例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、上述した実施の形態においては、分割処理の一例として、秘密分散処理を用いて説明したが、これらに限定されない。例えば、共通鍵暗号化処理または公開鍵暗号化処理を用いても良い。更に、秘密分散処理の方法も、(2,2)しきい値秘密分散法に限定されず、他の秘密分散処理の方法も適用可能である。
本発明は、分割データファイルの保存先に対する各分割データファイルの読み込みまたは書き込みに要する時間を低減し、快適な操作性をユーザに享受させることが可能な情報処理装置として有用である。
10 利用者機器
11 アプリケーション
12 アクセス制御部
13 秘密分散処理部
14 セレクタ
15 ファイルシステム管理部
16 サーバ通信部
17 速度測定部
18 記憶部
19、39 RAM
40 外部記憶媒体
OP 操作部

Claims (8)

  1. ネットワークを介して、ストレージ装置に接続可能な情報処理装置であって、
    ファイルまたはフォルダの元データを2つ以上の分割データに分割する分割処理部と、
    前記2つ以上の分割データの保存先を、前記ストレージ装置または前記情報処理装置のうちいずれかに選定する保存先選定部と、を備え、
    前記分割処理部は、
    各々の前記保存先に応じて、予め定められた分割上限数を超えずに、前記ファイルまたはフォルダの元データの分割数(a+b)および分割比(a:b)を判定し、
    前記保存先選定部は、
    前記判定された分割数(a+b)および分割比(a:b)を基に分割された各分割データに応じて、前記分割数(a+b)に対応する全ての前記分割データのうち、一部のaまたはb個の分割データの保存先を前記情報処理装置と判定し、更に残りのbまたはa個の分割データの保存先を前記ストレージ装置と判定する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記分割処理部は、
    前記判定された分割比が約分可能である場合に、前記ファイルまたはフォルダの元データの分割比を、約分後の分割比と判定する情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
    前記保存先に対するデータの読込速度または書込速度を測定する速度測定部と、を更に備え、
    前記分割処理部は、
    前記保存先に対するデータの読込速度または書込速度を基に、前記ファイルまたはフォルダの元データの分割数および分割比を判定する情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記速度測定部は、
    前記保存先毎にDMA転送を用いて所定のデータを各々の前記保存先に書き込み、前記所定のデータの読込時間または書込時間を基に、前記保存先に対するデータの読込速度または書込速度を測定する情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記速度測定部は、
    前記保存先に対するデータの読込速度または書込速度を、前記読込速度または前記書込速度の最大値、最小値、平均値および最新値のうちいずれかを前記分割処理部に通知する情報処理装置。
  6. 請求項3〜5のうちいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記分割処理部は、
    前記保存先に前記ストレージ装置が含まれる場合に、前記ストレージ装置に対応する前記分割数を小さくするように前記分割比を調整する情報処理装置。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記分割処理部は、
    前記分割データの保存先に応じた分割比が固定値として予め定められている場合、前記固定値を前記ファイルまたはフォルダの元データの分割比と判定する情報処理装置。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記分割処理部は、
    前記分割データのヘッダに、前記元データの識別情報および前記分割データの保存先毎の分割数を少なくとも書き込む情報処理装置。
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