JP2013126886A - 塗布容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】被塗布面に内容物を塗布するときの操作性を向上させる。
【解決手段】装着キャップ15の天壁部13上に、上下方向に交差する方向に延びる回転軸線L回りに回転自在に配設された塗布ローラ19は、回転軸線Lと同軸に配置されたローラ本体41と、ローラ本体41における回転軸線L方向の両端部に各別に装着され、当該ローラ本体41を上下方向に弾性変位自在に支持し、かつ装着キャップ15の天壁部13上に、回転軸線L回りに回転自在に支持された軸部材42と、を備え、ローラ本体41の、装着キャップ15の天壁部13に対する下方移動に連係して、弁部材18が、装着キャップ15の天壁部13に対して下方移動させられ、吐出孔14と連通孔16とが連通される。
【選択図】図1
【解決手段】装着キャップ15の天壁部13上に、上下方向に交差する方向に延びる回転軸線L回りに回転自在に配設された塗布ローラ19は、回転軸線Lと同軸に配置されたローラ本体41と、ローラ本体41における回転軸線L方向の両端部に各別に装着され、当該ローラ本体41を上下方向に弾性変位自在に支持し、かつ装着キャップ15の天壁部13上に、回転軸線L回りに回転自在に支持された軸部材42と、を備え、ローラ本体41の、装着キャップ15の天壁部13に対する下方移動に連係して、弁部材18が、装着キャップ15の天壁部13に対して下方移動させられ、吐出孔14と連通孔16とが連通される。
【選択図】図1
Description
本発明は、塗布容器に関するものである。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、回転自在に配設された塗布ローラを備える塗布容器が知られている。
この種の塗布容器においては、被塗布面に塗布ローラを押し当てながら、塗布容器を被塗布面に沿って移動させることにより、塗布ローラを回転させつつ該塗布ローラを介して内容物を被塗布面に塗布するように構成されている。
この種の塗布容器においては、被塗布面に塗布ローラを押し当てながら、塗布容器を被塗布面に沿って移動させることにより、塗布ローラを回転させつつ該塗布ローラを介して内容物を被塗布面に塗布するように構成されている。
しかしながら、前記従来の塗布容器では、被塗布面に内容物を塗布するときの操作性に改善の余地があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、被塗布面に内容物を塗布するときの操作性を向上させることができる塗布容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の塗布容器は、内容物が収容される容器本体と、該容器本体の口部に装着されるとともに、天壁部に前記容器本体内と連通可能な吐出孔が形成された有頂筒状の装着キャップと、前記容器本体の口部内に配設されて該口部を閉塞し、かつ前記容器本体の内部に向けて開口する連通孔が形成された中栓と、前記容器本体の口部内に、前記装着キャップの天壁部側の上方に向けて付勢され、かつ前記吐出孔を前記天壁部の下側から閉塞した状態で下方移動可能に配設され、前記吐出孔と連通孔との連通およびその遮断を切替える弁部材と、前記装着キャップの天壁部上に、上下方向に交差する方向に延びる回転軸線回りに回転自在に配設された塗布ローラと、を備え、該塗布ローラは、前記回転軸線と同軸に配置されたローラ本体と、該ローラ本体における前記回転軸線方向の両端部に各別に装着され、当該ローラ本体を上下方向に弾性変位自在に支持し、かつ前記装着キャップの天壁部上に、前記回転軸線回りに回転自在に支持された軸部材と、を備え、前記ローラ本体の、前記装着キャップの天壁部に対する下方移動に連係して、前記弁部材が、前記装着キャップの天壁部に対して下方移動させられ、前記吐出孔と連通孔とが連通されることを特徴とする。
この発明によれば、塗布ローラのローラ本体を被塗布面に押し当てて、ローラ本体を容器本体側に向けて弾性変位させたときに、弁部材も容器本体側に向けて移動させられて吐出孔が開き、吐出孔と連通孔とが連通される。これにより、容器本体内の内容物が連通孔および吐出孔を通してローラ本体上に到達し、この状態で、塗布容器を被塗布面に沿って移動させることで、塗布ローラを回転軸線回りに回転させつつ順次、吐出孔からの内容物を塗布ローラ上に付着させて、内容物を被塗布面に塗布する。
このように、内容物を被塗布面に塗布するに際し、ローラ本体を被塗布面に押し当てる操作とは別に、例えば、弁部材を、吐出孔と連通孔とが連通する開位置に移動させる等の操作を行わなくても、単に、ローラ本体を被塗布面に押し当てた状態で、塗布容器を被塗布面に沿って移動させる操作だけで足りるため、優れた操作性を具備させることができる。
さらに、未使用状態では、弁部材が吐出孔を閉塞しているため、オーバーキャップを設けなくても、この塗布容器の密閉性を確保することができる。
このように、内容物を被塗布面に塗布するに際し、ローラ本体を被塗布面に押し当てる操作とは別に、例えば、弁部材を、吐出孔と連通孔とが連通する開位置に移動させる等の操作を行わなくても、単に、ローラ本体を被塗布面に押し当てた状態で、塗布容器を被塗布面に沿って移動させる操作だけで足りるため、優れた操作性を具備させることができる。
さらに、未使用状態では、弁部材が吐出孔を閉塞しているため、オーバーキャップを設けなくても、この塗布容器の密閉性を確保することができる。
ここで、前記弁部材の上端部は、前記吐出孔を通して装着キャップの天壁部から上方に突出し前記ローラ本体に当接若しくは近接してもよい。
この場合、簡易な構成で前述の作用効果が確実に奏功される。
また、前記装着キャップの天壁部には、前記ローラ本体を、その上端部を除く全域にわたって覆うカバー壁部が立設されてもよい。
この場合、装着キャップの天壁部にカバー壁部が配設されていて、塗布ローラのローラ本体のうち、被塗布面に押し当てられる上端部のみが露出され、残りの部分が覆われているので、ローラ本体から被塗布面以外の他の部分に意図せずに内容物が付着してしまうのを防ぐことが可能になり、取り扱い性を向上させることができる。
さらに、前記ローラ本体は、その回転軸線方向に沿って両端から中央部に向かうに従い漸次外径が大きくなる突曲面状に形成され、前記吐出孔は、前記ローラ本体の回転軸線方向の中央部に上下方向で対向してもよい。
この場合、吐出孔からローラ本体の外周面に到達した内容物を、回転軸線方向に拡げ易くすることが可能になり、取り扱い性をより一層向上させることができる。
本発明に係る塗布容器によれば、被塗布面に内容物を塗布するときの操作性を向上させることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
本実施形態に係る塗布容器1は、図1および図2に示すように、内容物が収容される有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部12に装着されるとともに、天壁部13に容器本体11内と連通可能な吐出孔14が形成された有頂筒状の装着キャップ15と、容器本体11の口部12内に配設されて該口部12を閉塞し、かつ容器本体11の内部に向けて開口する連通孔16が形成された中栓17と、容器本体11の口部12内に配設されて吐出孔14と連通孔16との連通およびその遮断を切替える弁部材18と、装着キャップ15の天壁部13上に回転軸線L回りに回転自在に配設された塗布ローラ19と、を備えている。
本実施形態に係る塗布容器1は、図1および図2に示すように、内容物が収容される有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部12に装着されるとともに、天壁部13に容器本体11内と連通可能な吐出孔14が形成された有頂筒状の装着キャップ15と、容器本体11の口部12内に配設されて該口部12を閉塞し、かつ容器本体11の内部に向けて開口する連通孔16が形成された中栓17と、容器本体11の口部12内に配設されて吐出孔14と連通孔16との連通およびその遮断を切替える弁部材18と、装着キャップ15の天壁部13上に回転軸線L回りに回転自在に配設された塗布ローラ19と、を備えている。
以上の構成において、容器本体11、装着キャップ15、中栓17および弁部材18はそれぞれ、共通軸と同軸に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
ここで、回転軸線Lは、装着キャップ15の天壁部13より上方に位置し、かつ径方向のうちの一方向に沿って延在している。
容器本体11の口部12は、円筒状に形成され、その外周面に雄ねじ部が形成されている。容器本体11の胴部21および肩部22の、容器軸Oに直交する横断面視形状は、矩形状となっている。図示の例では、胴部21および肩部22の横断面視形状は、長方形状となっている。
ここで、回転軸線Lは、装着キャップ15の天壁部13より上方に位置し、かつ径方向のうちの一方向に沿って延在している。
容器本体11の口部12は、円筒状に形成され、その外周面に雄ねじ部が形成されている。容器本体11の胴部21および肩部22の、容器軸Oに直交する横断面視形状は、矩形状となっている。図示の例では、胴部21および肩部22の横断面視形状は、長方形状となっている。
装着キャップ15は、容器本体11の口部12に螺着される円筒状の螺着筒25と、螺着筒25および容器本体11の口部12それぞれの上端開口部を一体に覆う前記天壁部13と、容器本体11の口部12内に該口部12の内周面との間に径方向の隙間を設けた状態で挿入された内筒26と、天壁部13の外周縁から径方向の外側に向けて張り出しつつ下方に向けて延在し容器本体11の肩部22の外周縁に至る肩カバー27と、を備えている。
肩カバー27の横断面視形状は、容器本体11における胴部21および肩部22の横断面視形状と同形となっている。また、吐出孔14は容器軸Oと同軸に位置している。
肩カバー27の横断面視形状は、容器本体11における胴部21および肩部22の横断面視形状と同形となっている。また、吐出孔14は容器軸Oと同軸に位置している。
中栓17は、有底筒状に形成され、その周壁部が、容器本体11の口部12と装着キャップ15の内筒26との間の隙間に嵌め込まれている。中栓17の底壁部には、案内突起29が上方に向けて突設されている。案内突起29の上端は、装着キャップ15の天壁部13よりも下方に位置している。案内突起29の上端部は、下方から上方に向かうに従い漸次縮径された円錐状に形成されている。案内突起29は容器軸Oと同軸に位置している。
ここで、前記連通孔16は、中栓17の底壁部において案内突起29より径方向の外側に位置する部分に形成されていて、容器本体11の内部と装着キャップ15の内筒26の内部とを連通している。なお、連通孔16は、中栓17の底壁部に周方向に間隔をあけて複数形成されている。
ここで、前記連通孔16は、中栓17の底壁部において案内突起29より径方向の外側に位置する部分に形成されていて、容器本体11の内部と装着キャップ15の内筒26の内部とを連通している。なお、連通孔16は、中栓17の底壁部に周方向に間隔をあけて複数形成されている。
弁部材18は、有頂筒状に形成され、中栓17の案内突起29に上下動自在に外嵌されている。弁部材18の上端部は、中栓17の案内突起29の上端部の形状に沿う中空の円錐状に形成されている。弁部材18の上端部の内面と、中栓17の案内突起29の上端部と、の間には、上下方向の隙間が設けられている。
弁部材18の上端部は、吐出孔14を通して装着キャップ15の天壁部13から上方に突出している。弁部材18の上端部は、装着キャップ15の天壁部13における吐出孔14の開口周縁部に液密状態で当接している、若しくは吐出孔14内に液密状態で嵌合している。これにより、弁部材18は、吐出孔14を天壁部13の下方から閉塞している。
弁部材18の上端部は、吐出孔14を通して装着キャップ15の天壁部13から上方に突出している。弁部材18の上端部は、装着キャップ15の天壁部13における吐出孔14の開口周縁部に液密状態で当接している、若しくは吐出孔14内に液密状態で嵌合している。これにより、弁部材18は、吐出孔14を天壁部13の下方から閉塞している。
弁部材18の周壁部には、径方向に貫通しかつ下方に開口する連絡孔31が周方向に間隔をあけて複数形成されている。弁部材18の周壁部には、上下方向に延在し、かつその両端部が装着キャップ15の内筒26の内周面に液密状態で摺接する弾性変形可能なシール筒部32が、径方向の外側に向けて突設されている。
弁部材18の周壁部の下端と、中栓17の底壁部の上面と、の間には、弁部材18を装着キャップ15の天壁部13に対して上方付勢状態で下方移動可能に支持する弾性部材33が配設されている。弁部材18が、装着キャップ15の天壁部13に対して上下動することで、吐出孔14と連通孔16との連通およびその遮断が切替えられるようになっている。
弁部材18の周壁部の下端と、中栓17の底壁部の上面と、の間には、弁部材18を装着キャップ15の天壁部13に対して上方付勢状態で下方移動可能に支持する弾性部材33が配設されている。弁部材18が、装着キャップ15の天壁部13に対して上下動することで、吐出孔14と連通孔16との連通およびその遮断が切替えられるようになっている。
塗布ローラ19は、装着キャップ15の天壁部13上に回転軸線L回りに回転自在に配設されている。図示の例では、塗布ローラ19の回転軸線Lは、径方向のうち、容器本体11における胴部21および肩部22の横断面視がなす長方形状の長手方向に沿って延在している。
ここで、装着キャップ15の天壁部13には、塗布ローラ19の後述するローラ本体41を、その上端部を除く全域にわたって覆うカバー壁部35が立設されている。
図示の例では、カバー壁部35の上端は、回転軸線Lよりも上方に位置している。また、カバー壁部35は、装着キャップ15の天壁部13から上方に向けて立ち上がり、かつ容器本体11における胴部21および肩部22の横断面視がなす長方形状の短手方向で互いに対向する一対の長壁面35aと、装着キャップ15の天壁部13から上方に向けて立ち上がり、かつ前記長手方向で互いに対向する一対の短壁面35bと、を備えている。
長壁面35aは、図2および図3に示されるように、塗布ローラ19のローラ本体41の外周面に沿うように湾曲している。
短壁面35bは、図1に示されるように、上下方向に沿って延びる平坦面に形成されている。この短壁面35bは、塗布ローラ19を回転軸線L回りに回転自在に支持する軸受壁となっている。
図示の例では、カバー壁部35の上端は、回転軸線Lよりも上方に位置している。また、カバー壁部35は、装着キャップ15の天壁部13から上方に向けて立ち上がり、かつ容器本体11における胴部21および肩部22の横断面視がなす長方形状の短手方向で互いに対向する一対の長壁面35aと、装着キャップ15の天壁部13から上方に向けて立ち上がり、かつ前記長手方向で互いに対向する一対の短壁面35bと、を備えている。
長壁面35aは、図2および図3に示されるように、塗布ローラ19のローラ本体41の外周面に沿うように湾曲している。
短壁面35bは、図1に示されるように、上下方向に沿って延びる平坦面に形成されている。この短壁面35bは、塗布ローラ19を回転軸線L回りに回転自在に支持する軸受壁となっている。
塗布ローラ19は、回転軸線Lと同軸に配置された円筒状のローラ本体41と、ローラ本体41における回転軸線L方向の両端部に各別に装着され、ローラ本体41を上下方向に弾性変位自在に支持し、かつ装着キャップ15の天壁部13上に、回転軸線L回りに回転自在に支持された軸部材42と、を備えている。
ローラ本体41は、例えば金属材料や合成樹脂材料等で形成されるとともに、回転軸線L方向に沿って両端から中央部に向かうに従い漸次外径が大きくなる突曲面状に形成されている。このローラ本体41の回転軸線L方向の中央部に、吐出孔14が上下方向で対向している。図示の例ではさらに、ローラ本体41の回転軸線L方向の中央部に、弁部材18の上端部が塗布ローラ19の下方から当接している。
ローラ本体41の外周面と、装着キャップ15の天壁部13の上面と、の間には、図1に示されるように、回転軸線L方向の全長にわたって上下方向の隙間が設けられている。ローラ本体41の外周面と、カバー壁部35の長壁面35aの内面と、の間の隙間は、図2および図3に示されるように、下方から上方に向かうに従い漸次小さくなっている。
ローラ本体41の外周面と、装着キャップ15の天壁部13の上面と、の間には、図1に示されるように、回転軸線L方向の全長にわたって上下方向の隙間が設けられている。ローラ本体41の外周面と、カバー壁部35の長壁面35aの内面と、の間の隙間は、図2および図3に示されるように、下方から上方に向かうに従い漸次小さくなっている。
軸部材42は、ローラ本体41の回転軸線L方向の両端部内に各別に嵌合された嵌合筒部45と、嵌合筒部45の内側に回転軸線Lと同軸に配設された軸体46と、これらの嵌合筒部45の内周部と軸体46の外周部とを互いに弾性変位自在に連結する複数の弾性連結片47と、を備えている。
軸体46は、カバー壁部35の短壁面35bの内面に形成された軸受孔35c内に回転自在に嵌合されている。
弾性連結片47は、図2および図3に示されるように、軸体46の外周部に連結された内側基部47aと、嵌合筒部45の内周部において該内側基部47aから回転軸線L回り、つまりローラ本体41の周方向に離間した位置に連結された外側基部47bと、これらの両基部47a、47bを互いに連結し、かつ回転軸線L回りに延びる連結部47cと、を備えている。弾性連結片47が弾性変形することにより、軸体46の位置は固定されたまま、塗布ローラ19のうち、ローラ本体41および嵌合筒部45が、装着キャップ15の天壁部13に対して上下方向に弾性変位するようになっている。
弾性連結片47は、図2および図3に示されるように、軸体46の外周部に連結された内側基部47aと、嵌合筒部45の内周部において該内側基部47aから回転軸線L回り、つまりローラ本体41の周方向に離間した位置に連結された外側基部47bと、これらの両基部47a、47bを互いに連結し、かつ回転軸線L回りに延びる連結部47cと、を備えている。弾性連結片47が弾性変形することにより、軸体46の位置は固定されたまま、塗布ローラ19のうち、ローラ本体41および嵌合筒部45が、装着キャップ15の天壁部13に対して上下方向に弾性変位するようになっている。
次に、以上のように構成された塗布容器1の作用について説明する。
図3に示されるように、塗布ローラ19のローラ本体41を被塗布面Xに押し当てると、弾性連結片47が弾性変形し、ローラ本体41および嵌合筒部45が、容器本体11側に向けて弾性変位させられる。このときのローラ本体41の、容器本体11側に向けた移動に連係して、弁部材18も容器本体11側に向けて移動させられ、吐出孔14が開き、吐出孔14と連通孔16とが連通される。これにより、容器本体11内の内容物が、連通孔16、装着キャップ15の内筒26の内側、弁部材18の連絡孔31、および吐出孔14を通して塗布ローラ19のローラ本体41上に到達し、この状態で、塗布容器1を被塗布面Xに沿って移動させることで、塗布ローラ19を回転軸線L回りに回転させつつ順次、吐出孔14からの内容物をローラ本体41上に付着させて、内容物を被塗布面Xに塗布する。
以上説明したように、本実施形態による塗布容器1によれば、内容物を被塗布面Xに塗布するに際し、塗布ローラ19のローラ本体41を被塗布面Xに押し当てる操作とは別に、例えば、弁部材18を、吐出孔14と連通孔16とが連通する開位置に移動させる等の操作を行わなくても、単に、ローラ本体41を被塗布面Xに押し当てた状態で、塗布容器1を被塗布面Xに沿って移動させる操作だけで足りるため、優れた操作性を具備させることができる。
さらに、未使用状態では、弁部材18が吐出孔14を閉塞しているため、オーバーキャップを設けなくても、この塗布容器1の密閉性を確保することができる。
また、弁部材18の上端部が、吐出孔14を通して装着キャップ15の天壁部13から上方に突出し塗布ローラ19のローラ本体41に当接しているので、簡易な構成で前述の作用効果が確実に奏功される。
さらに、未使用状態では、弁部材18が吐出孔14を閉塞しているため、オーバーキャップを設けなくても、この塗布容器1の密閉性を確保することができる。
また、弁部材18の上端部が、吐出孔14を通して装着キャップ15の天壁部13から上方に突出し塗布ローラ19のローラ本体41に当接しているので、簡易な構成で前述の作用効果が確実に奏功される。
さらに、装着キャップ15の天壁部13にカバー壁部35が配設されていて、塗布ローラ19のローラ本体41のうち、被塗布面Xに押し当てられる上端部のみが露出され、残りの部分が覆われているので、ローラ本体41から被塗布面X以外の他の部分に意図せずに内容物が付着してしまうのを防ぐことが可能になり、取り扱い性を向上させることができる。
また、塗布ローラ19のローラ本体41が、その回転軸線L方向に沿って両端から中央部に向かうに従い漸次外径が大きくなるように形成され、吐出孔14が、ローラ本体41の回転軸線L方向の中央部に上下方向で対向しているので、吐出孔14からローラ本体41の外周面に到達した内容物を、回転軸線L方向に拡げ易くすることが可能になり、取り扱い性をより一層向上させることができる。
また、塗布ローラ19のローラ本体41が、その回転軸線L方向に沿って両端から中央部に向かうに従い漸次外径が大きくなるように形成され、吐出孔14が、ローラ本体41の回転軸線L方向の中央部に上下方向で対向しているので、吐出孔14からローラ本体41の外周面に到達した内容物を、回転軸線L方向に拡げ易くすることが可能になり、取り扱い性をより一層向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば前記実施形態では、弁部材18の上端部を、塗布ローラ19のローラ本体41に当接させたが、両者18、41に上下方向の隙間を設けて近接させてもよい。
また、前記実施形態では、弁部材18の上端部を、吐出孔14を通して装着キャップ15の天壁部13から上方に突出させたが、天壁部13と面一に位置させてもよいし、天壁部13の下方に位置させてもよい。
さらに、容器本体11における胴部21および肩部22、並びに装着キャップ15の肩カバー27それぞれの横断面視形状は、前記実施形態に限らず、例えば円形状若しくは多角形状等適宜変更してもよい。
また、前記実施形態では、弁部材18の上端部を、吐出孔14を通して装着キャップ15の天壁部13から上方に突出させたが、天壁部13と面一に位置させてもよいし、天壁部13の下方に位置させてもよい。
さらに、容器本体11における胴部21および肩部22、並びに装着キャップ15の肩カバー27それぞれの横断面視形状は、前記実施形態に限らず、例えば円形状若しくは多角形状等適宜変更してもよい。
また、カバー壁部35は配設しなくてもよい。
さらに、塗布ローラ19におけるローラ本体41の外径は、回転軸線L方向の全長にわたって同等にしてもよく、また、弾性連結片47は前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
さらに吐出孔14を、塗布ローラ19のローラ本体41の回転軸線L方向の中央部に上下方向で対向させたが、ローラ本体41の外周面において回転軸線L方向の中央部から離れた位置に対向させてもよい。
さらに、塗布ローラ19におけるローラ本体41の外径は、回転軸線L方向の全長にわたって同等にしてもよく、また、弾性連結片47は前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
さらに吐出孔14を、塗布ローラ19のローラ本体41の回転軸線L方向の中央部に上下方向で対向させたが、ローラ本体41の外周面において回転軸線L方向の中央部から離れた位置に対向させてもよい。
また、弁部材18は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
例えば、図4に示されるように、弁部材18の周壁部に、上下方向に延在し、かつ上下方向の全長にわたって装着キャップ15の内筒26の内周面に摺接する摺接筒36を、径方向の外側に向けて突設し、連絡孔31を、弁部材18の周壁部に形成せず、摺接筒36の外周面に形成してもよい。連絡孔31は、摺接筒36における上下方向の全長にわたって連続して延在し、摺接筒36の外周面に周方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、摺接筒36は、上下方向の全長にわたって装着キャップ15の内筒26の内周面に摺接しなくてもよい。
さらに、塗布ローラ19を覆うオーバーキャップを装着キャップ15若しくは容器本体11に着脱自在に装着してもよい。
例えば、図4に示されるように、弁部材18の周壁部に、上下方向に延在し、かつ上下方向の全長にわたって装着キャップ15の内筒26の内周面に摺接する摺接筒36を、径方向の外側に向けて突設し、連絡孔31を、弁部材18の周壁部に形成せず、摺接筒36の外周面に形成してもよい。連絡孔31は、摺接筒36における上下方向の全長にわたって連続して延在し、摺接筒36の外周面に周方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、摺接筒36は、上下方向の全長にわたって装着キャップ15の内筒26の内周面に摺接しなくてもよい。
さらに、塗布ローラ19を覆うオーバーキャップを装着キャップ15若しくは容器本体11に着脱自在に装着してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
被塗布面に内容物を塗布するときの操作性を向上させることができる。
1、2 塗布容器
11 容器本体
12 口部
13 天壁部
14 吐出孔
15 装着キャップ
16 連通孔
17 中栓
18 弁部材
19 塗布ローラ
35 カバー壁部
41 ローラ本体
42 軸部材
L 回転軸線
O 容器軸
11 容器本体
12 口部
13 天壁部
14 吐出孔
15 装着キャップ
16 連通孔
17 中栓
18 弁部材
19 塗布ローラ
35 カバー壁部
41 ローラ本体
42 軸部材
L 回転軸線
O 容器軸
Claims (4)
- 内容物が収容される容器本体と、
該容器本体の口部に装着されるとともに、天壁部に前記容器本体内と連通可能な吐出孔が形成された有頂筒状の装着キャップと、
前記容器本体の口部内に配設されて該口部を閉塞し、かつ前記容器本体の内部に向けて開口する連通孔が形成された中栓と、
前記容器本体の口部内に、前記装着キャップの天壁部側の上方に向けて付勢され、かつ前記吐出孔を前記天壁部の下側から閉塞した状態で下方移動可能に配設され、前記吐出孔と連通孔との連通およびその遮断を切替える弁部材と、
前記装着キャップの天壁部上に、上下方向に交差する方向に延びる回転軸線回りに回転自在に配設された塗布ローラと、
を備え、
該塗布ローラは、前記回転軸線と同軸に配置されたローラ本体と、該ローラ本体における前記回転軸線方向の両端部に各別に装着され、当該ローラ本体を上下方向に弾性変位自在に支持し、かつ前記装着キャップの天壁部上に、前記回転軸線回りに回転自在に支持された軸部材と、を備え、
前記ローラ本体の、前記装着キャップの天壁部に対する下方移動に連係して、前記弁部材が、前記装着キャップの天壁部に対して下方移動させられ、前記吐出孔と連通孔とが連通されることを特徴とする塗布容器。 - 請求項1記載の塗布容器であって、
前記弁部材の上端部は、前記吐出孔を通して装着キャップの天壁部から上方に突出し前記ローラ本体に当接若しくは近接していることを特徴とする塗布容器。 - 請求項1または2に記載の塗布容器であって、
前記装着キャップの天壁部には、前記ローラ本体を、その上端部を除く全域にわたって覆うカバー壁部が立設されていることを特徴とする塗布容器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の塗布容器であって、
前記ローラ本体は、その回転軸線方向に沿って両端から中央部に向かうに従い漸次外径が大きくなる突曲面状に形成され、
前記吐出孔は、前記ローラ本体の回転軸線方向の中央部に上下方向で対向していることを特徴とする塗布容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011276972A JP2013126886A (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | 塗布容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011276972A JP2013126886A (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | 塗布容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013126886A true JP2013126886A (ja) | 2013-06-27 |
Family
ID=48777663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011276972A Pending JP2013126886A (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | 塗布容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013126886A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018104072A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 株式会社吉野工業所 | 注出容器 |
JP2020172238A (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-22 | 杭州味想汽車用品有限公司 | 自動車ワクシング装置 |
-
2011
- 2011-12-19 JP JP2011276972A patent/JP2013126886A/ja active Pending
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JP2018104072A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 株式会社吉野工業所 | 注出容器 |
JP2020172238A (ja) * | 2019-04-12 | 2020-10-22 | 杭州味想汽車用品有限公司 | 自動車ワクシング装置 |
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