JP2013126865A - 顧客航空機カスタマイゼーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】航空機用のオプションを管理するための方法及び装置を提供する。
【解決手段】航空機に対して選択されたオプションが受取られる。任意の数のエンジニアリングオプション132は、選択されたオプション134に対して特定される。任意の数のエンジニアリングオプションは、航空機用のオプションに対するエンジニアリングオプションを含む。エンジニアリングオプションの中の1つのエンジニアリングオプション136は、航空機102の認証済み設計139の耐空性に付随する一連の規制140を満たす認証済みの設計である。リソースに関連する任意の数のエンジニアリングオプションを含む最終設計160であって、該最終設計は、選択されたオプション142に関して航空機オプションデータベース126内で特定される任意の数のエンジニアリングオプションを使用して生成される、航空機内で選択されたオプションを構築するためのものである。
【選択図】図1

Description

本発明は概して航空機に関し、具体的には航空機の設計及び製造に関する。さらに具体的には、本発明は顧客の航空機をカスタマイズするための方法及び装置に関する。
顧客によって購入される航空機は様々なコンフィギュレーションを有することがある。顧客が特定のモデルの航空機を購入する場合には、当該モデルは顧客が選択しうる種々のバージョンを有することがある。例えば、顧客は当該モデルの航空機の旅客用バージョン及び貨物用バージョンから選択することができる。別の例として、特定のモデルは旅客用に設計された幾つかの異なるバージョンを有することがある。旅客機を探している顧客は、当該モデルの航空機について種々の旅客用バージョンから選択することができる。
航空機のモデルとバージョンを選択した後、顧客はまた選択した航空機モデルの特定のバージョンをカスタマイズしてもよい。例えば、顧客が航空機の旅客用バージョンを選択する場合、顧客はまたその航空機の当該バージョンに対して種々のオプションを選ぶこともできる。例えば、顧客は調理室、トイレ、乗務員用座席、旅客用座席、着陸装置、エンジン、及び他の好適なオプションを選ぶことができる。
選択されたオプションに応じて、顧客が選択したこれらのオプションに対して設計が行われる。例えば、トイレに関しては、顧客は当該航空機に設置されるトイレの数、トイレの位置、トイレ用の種々の機能を選択するオプションを有することができる。顧客が選択する機能の中には、例えば、限定しないが、色、質感、液体石鹸供給システム、乳幼児用テーブル、及びトイレ用のその他の機能が含まれることがある。
オプションの選択により、顧客が選択したオプションに対して設計が行われる。オプションに対する設計は、当該オプションが飛行に適していることを保証するための処理に通される。すなわち、当該オプションが航空機の耐空性を管理する規制を満たすことの認証を得るために引き続き処理が行われる。
例えば、連邦航空局(FAA)は、航空機の耐空性を認証するための規制の普及に努めている。これらの要件には、航空機の設計の認証が含まれる。これらの設計には、顧客が選択したオプションに対する設計が含まれる。顧客が選択したオプションを認証するためのこの処理は、所望以上に長い時間を要することがある。
その結果、認証に要する時間が、顧客への航空機の納入に遅延をもたらすことがある。さらに、顧客が選択したオプションに対する認証処理に使われる時間と機器は、顧客用の航空機の製造コストを増大させることもある。
したがって、航空機内に顧客が選択したオプションがある場合には、航空機の製造に必要となる時間を低減するための方法及び装置を有することが望ましいであろう。
1つの例示的な実施形態では、航空機カスタマイゼーションシステムは、航空機オプションデータベース、航空機オプションデータベースに結合された航空機コンフィギュレータ、及び航空機コンフィギュレータに結合されたコンフィギュレーションジェネレータを含む。航空機オプションデータベースは、航空機のオプション用のエンジニアリングオプションを含む。エンジニアリングオプションの中の1つのエンジニアリングオプションは、航空機の認証済み設計の耐空性に付随する一連の規制を満たす認証済みの設計である。航空機コンフィギュレータは、航空機に対して選択されたオプションを受取り、選択されたオプションに対するオプションデータベース内のエンジニアリングオプションの中から任意の数のエンジニアリングオプションを特定するように構成されている。コンフィギュレーションジェネレータは、リソースに関連する任意の数のエンジニアリングオプションを含む最終設計を作成するように構成されており、当該の最終設計は、選択されたオプションに対して航空機コンフィギュレータによって航空機オプションデータベース内に特定される任意の数のエンジニアリングオプションを使用して、航空機内に選択されたオプションを構築するためのものである。
別の例示的な実施形態では、輸送機カスタマイゼーションシステムは、データベース、輸送機コンフィギュレータ、及びコンフィギュレーションジェネレータを含む。データベースは輸送機用のオプションに対する認証済みの設計を含む。データベース内の認証済みの設計は、輸送機で認証済み設計を使用する際の一連の規制を満たしている。輸送機コンフィギュレータは、輸送機に対して選択されたオプションを受取り、選択されたオプションに対するデータベース内のエンジニアリングオプションの中から任意の数のエンジニアリングオプションを特定するように構成されている。コンフィギュレーションジェネレータは、リソースに関連する任意の数のエンジニアリングオプションを含む最終設計を作成するように構成されており、当該の最終設計は、選択されたオプションに対してデータベース内に特定される任意の数の認証済み設計を使用して、輸送機内に選択されたオプションを構築するためのものである。
さら別の例示的な実施形態では、航空機に対するオプションを管理する方法が提供される。航空機に対して選択されたオプションが受取られる。任意の数のエンジニアリングオプションは、選択されたオプションに対して特定される。任意の数のエンジニアリングオプションは、航空機用のオプションに対するエンジニアリングオプションを含む。エンジニアリングオプションの中の1つのエンジニアリングオプションは、航空機の認証済み設計の耐空性に付随する一連の規制を満たす認証済みの設計である。リソースに関連する任意の数のエンジニアリングオプションを含む最終設計であって、該最終設計は、選択されたオプションに関して航空機オプションデータベース内で特定される任意の数のエンジニアリングオプションを使用して生成される、航空機内で選択されたオプションを構築するためのものである。
特徴及び機能は、本発明の様々な実施形態で独立に実現することが可能であるか、以下の説明及び図面を参照してさらなる詳細が理解されうる、さらに別の実施形態で組み合わせることが可能である。
例示的な実施形態の特徴と考えられる新規の機能は、添付の特許請求の範囲に明記される。しかしながら、例示的な実施形態と、好ましい使用モードと、さらにはその目的及び特徴とは、添付図面を参照して本発明の例示的な実施形態の後述の詳細な説明を読むことにより最もよく理解されるであろう。
例示的な実施形態によるコンフィギュレーション環境のブロック図を示している。 例示的な実施形態による航空機カスタマイゼーションシステムのブロック図を示している。 例示的な実施形態によるエンジニアリングオプションのブロック図を示している。 例示的な実施形態による航空機のモニュメントのゾーンを示している。 例示的な実施形態による航空機の設計及び製造のプロセスのフロー図を示している。 例示的な実施形態による航空機のオプション管理のプロセスのフロー図を示している。 例示的な実施形態によるエンジニアリングオプションを特定するためのプロセスのフロー図を示している。 例示的な実施形態によるデータ処理システムを示している。 例示的な実施形態による航空機の製造及び保守の方法を示している。 例示的な実施形態が実装されうる航空機を示している。
種々の例示的な実施形態は、一又は複数の検討事項を認識し、且つ考慮している。例えば、種々の例示的な実施形態は、現在のところオプションが選択されるたびに、当該オプションに対して新しい設計が作成されることを認識し、且つ考慮している。種々の例示的な実施形態は、オプションが選択されるごとに新しい設計を作成すると、航空機で使用される新しい設計の認証が必要になることを認識し、且つ考慮している。
例示的な実施形態は、オプションに対して認証済みの決められた数の設計を作成することで、顧客が選択したオプションを有する航空機の製造に必要となる時間を低減できることを認識し、且つ考慮している。例えば、例示的な実施形態は、ある設計がはじめて使用される航空機で当該設計の耐空性に関連する一連の規制が満たされる場合、顧客によって選択されるオプションに対する設計が認証されうることを認識し、且つ考慮している。この設計は当該オプションが次回選択されたときに使用するよう保存することができる。
顧客に提供されるオプションに対して、このような認証済みの設計の集まりを作成することができる。その結果、このようなオプションを顧客が選択することによって、航空機の製造及び顧客への納品に要する時間を短縮することができる。
1つの例示的な実施形態では、航空機カスタマイゼーションシステムは航空機オプションデータベース、航空機コンフィギュレータ、及びドキュメントジェネレータを含む。航空機オプションデータベースは、航空機のオプション用のエンジニアリングオプションを含む。エンジニアリングオプションの中の1つのエンジニアリングオプションは、航空機の設計の耐空性に付随する一連の規制を満たす事前設計を含む。
航空機コンフィギュレータは、航空機に対して選択されたオプションを受取り、選択されたオプションに対する航空機オプションデータベース内のエンジニアリングオプションの中の任意の数のエンジニアリングオプションを特定するように結合されている。コンフィギュレーションジェネレータは、航空機コンフィギュレータと結合しており、選択されたオプションに対する航空機オプションデータベース内で特定される任意の数のエンジニアリングオプションを使用して、航空機内に選択されたオプションを構築するためのドキュメントを作成するように構成されている。
ここで図面、特に図1を参照すると、例示的な実施形態によるコンフィギュレーション環境のブロック図が図解されている。図示されているように、製造環境100は航空機102の製造に使用される。航空機102は顧客106によって選択された任意の数のオプション104を有する。例示的な実施形態により航空機102を顧客106のために製造するとき、任意の数のオプション104を航空機102に組み込むことができる。これにより、航空機102は顧客106への納品物となる。
これらの例示的な実施例では、顧客106は任意の数のオプション104を選択するため、顧客106は製造業者108と共同で作業してもよい。本明細書で使用されているように、アイテムに関連して「任意の数の」を使用した場合には、一又は複数のアイテムを意味する。例えば、「任意の数のオプション104」は、一又は複数のオプションとなる。
これらの例示的な実施例では、任意の数のオプション104は航空機マネージャ112の航空機カスタマイザ110を使用して選択することもできる。航空機カスタマイザ110はグラフィカルユーザーインターフェース114を含む。グラフィカルユーザーインターフェース114は、航空機102及び任意の数のオプション104に関する情報を表示するように構成されている。加えて、グラフィカルユーザーインターフェース114はまた、航空機102に対して任意の数のオプション104を選択するためユーザー入力118を受取るように構成されている。ユーザー入力118は、具体的な実装に応じて、顧客106又は製造業者108によって入力されうる。
これらの例示的な実施例では、航空機マネージャ112はまた、航空機オプションデータベース126、航空機コンフィギュレータ128、及びコンフィギュレーションジェネレータ130を含むことがある。これらのコンポーネントはまた、ハードウエア、ソフトウエア、またはその2つの組み合わせで実装することができる。この実施例で図示されているように、これらのコンポーネントはコンピュータシステム120内に実装される。
航空機オプションデータベース126は、航空機102に対して選択されうるオプション134のためのエンジニアリングオプション132を含む。この例示的な実施例では、選択されたオプション142は、顧客106によって選択された任意の数のオプション104の中の1つのオプションである。この例示的な実施例では、エンジニアリングオプション132の中の1つのエンジニアリングオプション136はオプション134の中の選択されたオプション142に関連している。選択されたオプション142は航空機102用のコンポーネントのアセンブリである。これらの例示的な実施例では、選択されたオプション142は、調理室、乗務員用座席、トイレ、旅客用座席、着陸装置、エンジン、及び他の好適なオプションのうちの少なくとも1つから選択される。
図示されているように、エンジニアリングオプション136は設計138を含む。設計138は、選択されたオプション142を構築するために必要となる情報の一部またはすべてを含んでいてもよい。
図示されているように、設計138は航空機102に選択されたオプションを構築するために必要となる情報をすべて含む。設計138は、例えば、限定しないが、二次元モデル、三次元モデル、寸法、識別材料、規制、注意事項、及び他の好適な情報を含むことがある。設計138は、情報を含む単一のファイル又は複数のファイルから成ることがある。
本明細書で使用しているように、列挙されたアイテムと共に使用される「〜のうちの少なくとも1つ」という表現は、列挙されたアイテムの一又は複数の様々な組み合わせが使用可能であり、且つ列挙されたアイテムのいずれかが1つだけあればよいということを意味する。例えば、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えば、限定しないが、「アイテムA」、又は「アイテムAとアイテムB」を含む。この例は、「アイテムAとアイテムBとアイテムC」、又は「アイテムBとアイテムC」も含む。
他の例では、「〜のうちの少なくとも1つ」は、例えば、限定しないが、「2個のアイテムA、1個のアイテムB、及び10個のアイテムC」、「4個のアイテムB及び7個のアイテムC」、さらに他の好適な組み合わせであってもよい。
これらの例示的な実施例では、設計138は航空機102に対する一連の規制140を満たす設計である。具体的には、設計138は航空機102の設計138の耐空性に付随する一連の規制140を満たす設計である。すなわち、設計138はこれらの例示的な実施例の認証済み設計139である。
図示されているように、エンジニアリングオプション132のすべては認証済みの設計から成る。言うまでもなく、幾つかの例示的な実施例では、エンジニアリングオプション132の一部は、具体的な実装によっては、認証済みでなくてもよい。
これらの例示的な実施例では、一連の規制140は一又は複数の規則である。これらの規則は一又は複数のソースからのものであってもよい。例えば、一連の規制140は、航空機102で使用される設計の耐空性に関して、連邦航空局によって公表された規則であってもよい。他の例示的な実施例では、一連の規制140は他の機関、国、または組織体の規則であってもよい。例えば、一連の規制140は政府機関及び製造業者108を含むことがある。
コンフィギュレーションジェネレータ130は選択されたオプション142を受取るように構成されている。航空機コンフィギュレータ128は航空機オプションデータベース126に結合されている。航空機コンフィギュレータ128はまた、選択されたオプション142に対する航空機オプションデータベース126内の任意の数のエンジニアリングオプション144を特定するように構成されている。
本明細書で使用されているように、アイテムを参照するときに使用される「結合している」は、アイテムが互いに通信を行っていることを意味する。これらのコンポーネントは、有線通信リンク、光通信リンク、無線通信リンク、共有メモリ、ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、インターネット、及びアイテム間の通信を可能にする他の好適なタイプの媒体のうちの少なくとも1つから選択される媒体を介して互いに通信を行うことがある。通信は一方向又は双方向であってもよい。例えば、航空機コンフィギュレータ128は、航空機オプションデータベース126に結合されているとき、航空機オプションデータベース126と通信を行っている。
これらの例示的な実施例では、オプション134のエンジニアリングオプション134はゾーン148に関連することがある。すなわち、一又は複数のエンジニアリングオプション132は、ゾーン148の各ゾーンに割り当てられることがある。ゾーン148は航空機102内の領域である。ゾーン148は、具体的な実装に応じて二次元又は三次元になる。ゾーン148はオプション134の選択の一部として選択されることがある。オプション134に対して選択されたゾーン148に基づいて、エンジニアリングオプション132の中の適用可能なエンジニアリングオプションが選択可能である。
例えば、ゾーン148の中のゾーン150は選択されたオプション142に対して選択される。ゾーン150の中の選択されたオプション142に基づいて、エンジニアリングオプション136は選択されたオプション142に対して特定される。ゾーン150以外の異なるゾーンが選択される場合には、具体的な実装に応じて、エンジニアリングオプション136以外の種々のエンジニアリングオプションが使用される。
これらの例示的な実施例では、ゾーン148は、リソース152がオプション134に対して利用可能となるように定義される領域となる。リソース152は、物理的な連結点154、ユーティリティ156、データ158、及び他の好適なリソースのうちの少なくとも1つを含むことがある。物理的な連結点154は、選択されたオプション142に対するコンポーネントが航空機102に取り付けられる点である。ユーティリティ156は、例えば、限定しないが、電力、空気、油圧用作動油、及び他の好適なユーティリティのうちの少なくとも1つを含むことがある。データ158は選択されたオプション142に対して必要となるデータへのアクセスであってもよい。エンジニアリングオプション136用のコンポーネントにリソース152を連結するインターフェースは、ゾーン148の中のゾーン150などのように、ゾーンの選択に基づいている。
コンフィギュレーションゲネレータ130は、選択されたオプション142に対して航空機オプションデータベース126の中に特定される任意の数のエンジニアリングオプション144を使用して、航空機102の中に選択されたオプション142を構築するためのドキュメント146を作成するように構成されている。すなわち、ドキュメント146は、航空機102の中に選択されたオプション142を製造するために必要となる情報を含む。例えば、ドキュメント146は最終設計160を含むことがある。他の例示的な実施例では、ドキュメント146は二次元図面、三次元図面、必要となる材料の特定、材料の製造に使用されるプロセス、組立説明書、検査説明書、並びに最終設計160に加えて及び/又は代わりに、航空機102に選択されたオプション142を構築するために必要となる他の好適なタイプの情報を含むことがある。
ドキュメント146は様々な形態とりうる。例えば、ドキュメント146は、作業明細書、提案書、入札書、製造指示書、及び他の好適なタイプのドキュメントであってもよい。ドキュメント146が作業明細書の形態をとる場合、このドキュメントはタスク、納品物、タイムライン、コスト、規制及び管理に関する諸条件、及び他の情報を定義することができる。より具体的には、ドキュメント146が作業明細書である場合には、ドキュメント146はオプションの製造で使用するために作成される製造作業明細書であってもよい。これらの例示的な実施例では、ドキュメント146はまた、航空機102の一部の他のオプションに関する情報を含むこともある。すなわち、ドキュメント146は、具体的な実装に応じて、航空機102のすべてに対する製造作業指示書となることがある。ドキュメント146が航空機102を製造するための最終設計160である場合には、最終設計160はエンジニアリングオプション136を含むことがある。最終設計160は、エンジニアリングオプション136用のリソース152に関連するエンジニアリングオプション136を含むことがある。リソースは、エンジニアリングオプション136に対して選択されているゾーン150に基づいて選択されることがある。リソース152とエンジニアリングオプション136とのつながりはゾーン150のインターフェースの位置であってもよい。
これらの例示的な実施例では、航空機カスタマイザ110、航空機コンフィギュレータ128、コンフィギュレーションジェネレータ130、及び航空機マネージャ内の他のコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれら2つの組合せの中に実装することができる。たとえば、これらのコンポーネントは、コンピュータシステム120で実装可能である。
コンピュータシステム120は任意の数のコンピュータ122を含む。加えて、一又は複数のコンピュータがコンピュータシステム120内に存在する場合には、コンピュータはネットワーク124を介して相互に通信することができる。コンピュータシステム120は、単一の場所に配置してもよく、あるいは顧客106及び製造業者108の所在地など、異なる場所に分散してもよい。
ソフトウェアが使用される場合、これらのコンポーネントによって実施される操作は、コンピュータシステム120内の任意の数のコンピュータ122のプロセッサ装置上で実行するように構成されたプログラムコード内で実装されることがある。ハードウェアが採用される場合には、ハードウェアはコンポーネント内の操作を実施する回路を含むことがある。
例示的な実施例では、ハードウェアは回路システム、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC )、プログラマブル論理デバイス、又は任意の数の操作を実施するように構成された他の好適なタイプのハードウェアの形態をとってもよい。プログラマブル論理デバイスにより、デバイスは任意の数の操作を実施するように構成されている。このデバイスはその後再構成すること、又は任意の数の操作を実施するために永続的に構成することができる。プログラマブル論理デバイスの例は、例えば、プログラマブル論理アレイ、プログラマブルアレイロジック、フィールドプログラマブルロジックアレイ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、及び他の好適なハードウェアデバイスを含む。加えて、プロセスは、無機コンポーネントと一体化した有機コンポーネントに実装することができる、及び/又は人間を除く有機コンポーネントで全体を構成することができる。
したがって、製造環境100は、顧客106への納品物として、航空機102のような製品を製造するために使用することができる。実施例に図示されているように、航空機102は選択されたオプション142を含む。選択されたオプション142は、航空機102のリソース152に関連する任意の数のエンジニアリングオプション144を含む最終設計160から製造される。図示されているように、任意の数のエンジニアリングオプション144は、選択されたオプション142を有する航空機102の製造に要する時間を短縮する任意の数の認証済み設計である。すなわち、航空機102は、航空機102に選択されたオプション142を構築するために使用される最終設計160を具現化する。
幾つかの例示的な実施例では、ドキュメント146はパッケージの認証の一部として最終設計を含むことがある。例えば、ドキュメント146は、航空機102のハードウェアコンポーネントが最終設計160に適合することの検証に加えて、最終設計160の説明を含むことがある。
図1の製造環境100の図は、例示的な実施形態を実装できる方法に対する物理的または構造的な制限を示唆することを意図していない。例えば、製造環境100は航空機102に関して記述されているが、種々の例示的な実施形態は他のタイプのプラットフォームに適用されることがある。
例えば、限定しないが、他の例示的な実施形態は、移動式プラットフォーム、固定式プラットフォーム、陸上構造物、水上構造物、宇宙構造物、及び/又は他の好適なプラットフォームに適用されることがある。より具体的には、種々の例示的な実施形態は、例えば、限定しないが、潜水艦、バス、人員運搬車、戦車、列車、自動車、宇宙船、宇宙ステーション、衛星、水上艦、発電所、ダム、製造施設、建物、及び/又は他の好適なプラットフォームに適用されることがある。
さらに別の例示的な実施例として、航空機コンフィギュレータ128及びコンフィギュレーションジェネレータ130が別々の機能ブロックとして図解されている。これらのブロックは、具体的な実装に応じて、別々のコンポーネントとして又は単一のコンポーネントとして実装されることがある。さらに別の例示的な実施例では、航空機オプションデータベース126は単一の機能コンポーネントとして表示されている。このコンポーネントは、具体的な実装に応じて、異なる場所に配置することが可能な分散型データベースとして実装されることがある。
別の例示的な実施例では、エンジニアリングオプション136は設計138に加えて他の情報を含むことができる。例えば、エンジニアリングオプション136は、選択したオプション142について、構築するためのコスト、時間、及び他の情報を含むことができる。幾つかの例示的な実施例では、情報は設計138の一部ではなく、エンジニアリングオプション136に含まれることがある。
次に図2を参照すると、例示的な実施形態により航空機カスタマイゼーションシステムののブロック図が図示されている。この例示的な実施例では、航空機マネージャ200は、図1の航空機マネージャ112の1つの実装の例である。
この例示的な実施例では、航空機マネージャ200はコンピュータ支援設計システム202、航空機カスタマイザ204、スケジューラ206、ベリファイヤ210、レポーティングシステム212、製造システム214、ドキュメンタ216、及び製品マネージャ218を含む。図示されているように、コンピュータ支援設計システム202、航空機カスタマイザ204、スケジューラ206、ベリファイヤ210、レポーティングシステム212、製造システム214、及びドキュメンタ216は、製品マネージャ218に結合されている。製品マネージャ218は、航空機のライフサイクルの様々な側面及び部分を統合するように構成されている。航空機マネージャ200内の一又は複数のこれらのコンポーネントは、航空機カスタマイザ110、航空機コンフィギュレータ128、及びコンフィギュレーションジェネレータ130のうちの少なくとも1つに対する機能を含むことができる。
コンピュータ支援設計システム202は、これらの例示的な実施例で、コンピュータ支援設計(CAD)ファイルの形態で設計を作成するように構成されている。これらの設計は、航空機の種々のアセンブリ、コンポーネント、構造物、及び他のアイテム用のものとなることがある。
図示されているように、航空機カスタマイザ204は、顧客に対して航空機をカスタマイズするように構成されている。航空機カスタマイザ204は、航空機の種々のモデル及び航空機モデル内の種々のバージョンを選択するために使用されることがある。さらに、航空機カスタマイザ204は、種々の航空機に対してオプションの選択を受取るように構成されている。航空機カスタマイザ204は、図1の航空機カスタマイザ110の実装の1例である。
例示的な実施例では、スケジューラ206は航空機カスタマイザ204に結合しているだけでなく、製品マネージャ218とも結合している。スケジューラ206は、航空機の設計及び製造のためのスケジュールを作成するように構成されている。ベリファイヤ210は、航空機カスタマイザ204を介して構成される航空機に対する設計を検証するように構成されている。レポーティングシステム212は航空機に関するレポート250を作成するように構成されている。これらのレポートは、航空機のライフサイクルの種々フェーズで作成されることがある。例えば、レポート250は、最終設計238が作成された後に航空機の製造の進捗状況を特定するために作成されること、又は航空機の納品の後に作成されることがある。言うまでもなく、レポート250はまた、設計、カスタマイゼーション、製造、整備の期間中、及び航空機のライフサイクルの他のフェーズでも作成されることがある。最終設計238は、航空機の製造又は構築に使用される設計である。
レポート250は様々な形態をとりうる。例えば、レポートはコスト、タイムライン、使用されるコンポーネント、使用される材料、認証プロセスに関するレポート、及び他の好適なタイプのレポートになることがある。
製造システム214は、航空機の構築に使用される指示書及び他のドキュメントを作成するため、航空機に対する設計を管理するように構成されている。ドキュメンタ216は、航空機が製造され顧客に納品された後に、航空機の整備に使用されるドキュメントを作成するように構成されている。
航空機のライフサイクルでは、航空機マネージャ200を使用する多種多様な作業が実施される。1つの例示的な実施例では、航空機コンフィギュレーション222は航空機カスタマイザ204を使用して作成される。航空機カスタマイザ204によって、顧客は航空機のモデル、航空機のバージョン、及び航空機用のオプションを選択することができる。このプロセスは顧客単独で実施すること、又は製造業者と協力して実施することができる。
航空機コンフィギュレーション222が作成された後、スケジューラ206によってスケジュール224及び顧客作業明細書226が作成される。スケジュール224は、本明細書で図示されている実施例で航空機を製造するためのスケジュールである。スケジュール224により、航空機はこれらの例示的な実施例で製造ラインに配置される。
顧客作業明細書226は、顧客に対して実施される航空機に関する作業、納品物、タイムライン、及びその他の情報を定義するドキュメントである。顧客作業明細書226は、これらの例示的な実施例で、顧客と製造業者との間の契約の一部として含まれることがある。
製品マネージャ218はスケジュール224を受取り、タスクリスト228を作成する。タスクリスト228は航空機の製造で実施される作業のリストである。これらの作業は、航空機の製造にあたるオペレータ、又は製造業者に供給を行うベンダーによって実施される作業を含むことがある。
製品マネージャ218はまた、設計230を取得する。設計230は設計ライブラリ232に保存される。設計ライブラリ232の中のこれらの設計は製品マネージャ218によって管理される。
設計ライブラリ232の中の設計230は、具体的な実装に応じて、コンピュータ支援設計システム202によって作成されること、又は他のソースからインポートされることがある。設計ライブラリ232はまた、航空機102の製造に使用される他の設計に加えて、これらの例示的な実施例では航空機オプションデータベースを含む。航空機オプションデータベース233はエンジニアリングオプション235を含む。図示されているように、航空機オプションデータベース233は、例えば、図1の航空機オプションデータベース126であってもよい。設計230は、バージョン又はオプションにかかわりなく、航空機102に対して使用しうる設計すべてになることがある。
製品マネージャ218は設計230の中から適用可能な設計234を特定する。適用可能な設計234は、顧客によって選択された航空機コンフィギュレーション222に適用可能な設計として設計230の中から特定される。すなわち、航空機102の特定のバージョン及びオプションに対する設計は、適用可能な設計234から選択される。適用可能な設計234はまた、航空機コンフィギュレーション222の中で顧客によって選択されるオプション又はオプション群に対するエンジニアリングオプションを含むことがある。すなわち、エンジニアリングオプション235の中のエンジニアリングオプションは、これらの例示的な実施例に適用可能な各オプションに対して含まれることがある。
次にベリファイヤ210は、製品マネージャ218によって選択された設計に基づいて、設計230の中から統合設計236を作成する。これらの例示的な実施例では、ベリファイヤ210は統合設計236の検証を実施する。ベリファイヤ210は、航空機に必要なすべてのコンポーネントがあることを確認するため、航空機によって「フライスルー」を実施するように構成されている。この検証は適用可能な設計234を使用して実施される。
統合設計236が検証されると、この設計は最終設計238となる。製品マネージャ218は最終設計238を使用して部品表240を作成する。部品表240は航空機を製造するためのコンポーネント及び材料の発注に使用される。
これらの例示的な実施例では、製造システム214は航空機構築のためのドキュメント241を作成する。これらの例示的な実施例では、ドキュメント241は最終設計238を使用して作成される。場合によっては、ドキュメント241は最終設計238となること、または最終設計238を含むことがある。
具体的には、ドキュメント241は航空機の中に選択したオプションを構築するために使用される。このドキュメントは最終設計238の中のエンジニアリングオプション235を使用して作成可能である。ドキュメント241は航空機内に他のコンポーネント、アセンブリ、及び構造物を構築するために使用されることもある。
これらの例示的な実施例では、ドキュメント241は製造作業明細書242であってもよい。別の例示的な実施例では、ドキュメント241は作業指示書243の形態をとることがある。
製造システムはまた、最終設計238を使用して輸出ビルド要件244を確認することができる。輸出ビルド要件244は、航空機が建造される国から別の国へ航空機を輸出を許可するために、航空機のコンポーネントに関する適切な輸出ライセンスが満たされていることを確認するための要件である。
すなわち、これらの要件は、航空機を他国で販売できることを確認するために使用される。
最終設計238はまた、航空機に必要となる認証246を確認するために、製品マネージャ218によって使用される。認証246は、航空機の耐空性に関して連邦航空局によって公表されている規制など、一連の規制に基づいて必要となる認証である。これらの例示的な実施例では、航空機に対して選択されたオプションに対するエンジニアリングオプション235の使用により、必要となる認証246の件数は低減されることがある。
必要となる認証246の件数を減らすことによって、航空機の製造及び納品に要する時間は短縮可能となる。さらに、設計を検証するためのコストもまた、航空機オプションデータベース233の認証済み設計を使用することによって低減可能となる。
ドキュメンタ216は整備マニュアル248に加えて他のドキュメントを作成する。これらのドキュメントは印刷して使用することも可能な電子的な形態をとる。整備マニュアル248は、航空機が製造された後、航空機に対して整備を実施するため、顧客、製造業者、又は両者によって使用される。
図2の航空機マネージャ200の図は、種々の例示的な実施形態が実装される方法に対する物理的又は構造的な制限を示唆することを意図していない。例えば、幾つかの例示的な実施例では、製造システム214及びドキュメンタ216は単一のコンポーネントに結合されることがある。なお別の例示的な実施例では、整備マニュアル248はレポート250とみなされることがあり、レポーティングシステム212によって作成されることがある。
さらに別の例示的な実施例では、製品マネージャ218によって実施される一部の機能は、他のコンポーネントに分離されることがある。例えば、認証246は製品マネージャ218によって実施されるのではなく、認証システムに置き換え可能である。
次に図3を参照すると、例示的な実施形態によりエンジニアリングオプションのブロック図が図示されている。図示されているように、エンジニアリングオプション300は、図1のエンジニアリングオプション132及び図2のエンジニアリングオプション235の中の1つのエンジニアリングオプションの実装例である。図示されているように、エンジニアリングオプション300は、識別子302、オプションタイプ304、任意の数のモデル306、任意の数のバージョン308、任意の数のゾーン、及び任意の数の設計312を含む。
識別子302はエンジニアリングオプション300を特定する。識別子302は名称、英数字識別子、又は他の好適なタイプの識別子であってもよい。これらの例示的な実施例では、識別子302はエンジニアリングオプション300に対して一義的な識別子である。
オプションタイプ304はエンジニアリングオプション300のオプションタイプを特定する。具体的には、オプションタイプ304は航空機内に配置されるモニュメントのタイプを特定することができる。モニュメントとは航空機の構造物である。
例えば、オプションタイプは、限定しないが、トイレ、乗務員用座席、調理室、及び他の好適なオプションのタイプであってもよい。オプションタイプ304は、顧客によるオプションタイプの選択に基づいて、航空機のコンフィギュレーションにエンジニアリングオプション300が適用可能かどうかを判断するために使用される。言うまでもなく、オプションタイプ304は、具体的な実装に応じて、モニュメント以外の他の構造物又はアセンブリに適用可能となることがある。
エンジニアリングオプション300が航空機の特定のコンフィギュレーションに適用可能かどうかを判断するため、任意の数のモデル306、任意の数のバージョン308、及び任意の数のゾーン310が使用される。任意の数のモデル306は、エンジニアリングオプション300が使用される一又は複数の航空機のモデルを特定する。任意の数のバージョン308は、エンジニアリングオプション300が使用される任意の数のモデル306に対して一又は複数のバージョンを特定する。
例えば、顧客が航空機の特定のモデル及びバージョンに対するオプションを選択する場合、航空機について顧客が選択したモデル及びバージョンに対してエンジニアリングオプション300が使用可能かどうかを判断するため、任意の数のモデル306及び任意の数のバージョン308を使用することができる。
さらに、任意の数のゾーン310はまた、航空機内のどのゾーンにエンジニアリングオプションが適用可能かを判断するために使用することができる。任意の数のゾーン310は、任意の数のモデル306の種々のモデルに対して、又任意の数のバージョン308の種々のバージョンに対して異なることがある。
例えば、顧客が航空機の特定のモデル及びバージョンに対して特定のゾーンを選択する場合には、任意の数のゾーン310を使用するゾーンに対してエンジニアリングオプション300が適用可能かどうかに関して判断を行うことができる。
任意の数の設計312は選択されたオプションに対する一又は複数の設計である。これらの例示的な実施例では、任意の数の設計312は、例えば、図2のコンピュータ支援設計システム202によって作成される設計であってもよい。具体的には、任意の数の設計312は一連の規制を満たす設計である。さらに具体的には、任意の数の設計312は認証済みの設計314の形態をとることができる。認証済みの設計314は、構成される航空機の任意の数のモデル306における任意の数のバージョンの任意の数のゾーン310に対して認証済みである。
図4は、有利な一実施形態による航空機のモニュメントに対するゾーンのブロック図である。この例示的な実施例では、ゾーン402を有する航空機400のビューがこの具体的な実施例に表示されている。
この具体的な実施例では、ゾーン402は一又は複数のモニュメントが配置されることがある。モニュメントとは航空機400の構造物である。モニュメントはまた、例えば、限定しないが、トイレ、調理室、乗務員用座席、手荷物置き場、クローゼット、テーブル、バー、及び他の好適な構造物を含むことができる。
航空機400内のこれらの種々のゾーンは、航空機400のコンフィギュレーションのオプションとして、顧客が航空機400内にモニュメントを配置できる場所を図解したものである。図示されているように、モニュメントはゾーン402内に配置することができる。
ゾーン402の1つにモニュメントを配置する場合、モニュメントは当該モニュメントに対して認証済みの設計を有するエンジニアリングオプションを使用して構築される。結果として、ゾーン402の1つにモニュメントを配置することにより、当該モニュメントの認証は不必要になり、航空機400を構築するのに必要な時間は短縮される。この例示的な実施例では、ゾーン402はゾーン410、412、414、416、418、420、422、424、426、428、430、432、434、436、438、440、442、444、446、448、450、452、及び454を含んでいる。ゾーン410、412、414、416、418、420、422、424、426、428、430、432、434、436、438、440、442、及び444は、これらの例示的な実施例で適用可能なゾーンである。ゾーン446、448、450、452、及び454は固定ゾーンである。
適用可能なゾーンとは、特定のゾーンを有する任意の場所にモニュメントを配置することができるゾーンのことである。固定ゾーンとは、モニュメントの位置がゾーン内で選択することができないゾーンのことである。例えば、ゾーン446の選択はモニュメントが当該ゾーン内で定位置を占めることを意味する。さらに、ドア及び他の機能の位置もゾーン446内に固定されることがある。
例えば、ゾーン416はゾーン402の中の適用可能なゾーンである。このゾーンを選択することにより、モニュメント460はこのゾーン内の任意の位置に配置することができる。例えば、ゾーン416の中のモニュメント460の図解は、モニュメントに対して配置の一例を示している。ゾーン416は適用可能なゾーンであるため、モニュメント460はゾーン416内の任意の場所に移動することができる。また、ゾーン416が適用可能なゾーンであるため、ゾーン416内に異なるサイズのモニュメントを配置することもできる。サイズはゾーン416内に適合するものであってもよく、あるいは他の制約条件に基づいていてもよい。
別の実施例として、ゾーン446は固定ゾーンである。このゾーンのモニュメントは固定された位置とサイズを有する。モニュメントを配置することにより、エンジニアリングオプションが使用されることがある。これらの種々のゾーンは、特定のオプションに対して適用可能なリソースに基づいて選択される。この実施例のリソースは、配管、物理的な連結点、配管、水、及びモニュメントに必要となる他の好適なであってもよい。
図4の航空機のオプションに対するゾーンの図解は、オプションが配置される方法に対する制限を示唆することを意図していない。例えば、調理室、トイレ、乗務員用座席、乗客用座席、クローゼット、収納庫、テーブル、バー、及び航空機内の他の好適なタイプの構造物又はモニュメントのためのゾーンが存在してもよい。さらに、これらのゾーンはまた、航空機内のモニュメント以外の他のタイプの構造物に適用することができる。
次に図5を参照すると、例示的な実施形態による航空機の設計及び製造のためのプロセスのフロー図が図解されている。図5に示されるプロセスは、図1の製造環境100を使用して、また図2の航空機マネージャ200を使用して実装される。
プロセスは、航空機のユーザー選択を受取ることにより開始される(作業500)。この選択は航空機のモデル及びバージョンの特定を含むことがある。次にプロセスは、ユーザーが選択した航空機に対するオプションを受取る(作業502)。このプロセスは航空機に対するユーザーのオプション選択に応じて、航空機コンフィギュレーションを作成する(作業504)。
次にプロセスはコンフィギュレーションに基づいて、航空機に対して適用可能な設計を特定する(作業506)。次に適用可能な設計が検証される(作業508)。適用可能な設計が特定された後、航空機に対して最終設計が作成される(作業510)。
プロセスは航空機の製造に必要となるドキュメントを作成する(作業512)。これらのドキュメントは、例えば、部品表、製造作業明細書、作業指示書、及び他の好適なドキュメントを含むことがある。次にプロセスは、航空機を製造する(作業514)。航空機に必要となる認証が取得される(作業516)。
作業516は、作業514の航空機の製造前、製造中、又は製造後に実際されることがある。これらの例示的な実施例では、認証済みの設計を有するエンジニアリングオプションの使用により、認証の件数は削減可能である。顧客によって同じコンフィギュレーションを有する複数の航空機が発注される場合には、作業516は各航空機に対して不要になることがある。認証は、特定のコンフィギュレーションが最初に製造されるときにのみ必要となる。
このように、顧客への航空機の納品に必要となる時間は短縮することができる。また、エンジニアリングオプションを使用することにより、顧客に対して設計及び製造のコストを低減することができる。次に航空機が顧客に納品され(作業518)、プロセスはその後終了する。
次に図6を参照すると、例示的な実施形態による航空機でのオプション管理のプロセスのフロー図が図解されている。図6に示されるプロセスは、図1の製造環境100を使用して、また図2の航空機マネージャ200を使用して実装される。このプロセスは、顧客によって選択された特定のオプションを構築するためのドキュメントの作成に使用されることがある。
プロセスは、航空機に対して選択されたオプションを受取ることにより開始される(作業600)。このプロセスは、選択されたオプションに対する航空機オプションデータベース内の任意の数のエンジニアリングオプションを特定する(作業602)。次に、このプロセスは、任意の数のエンジニアリングオプションを使用して、航空機内に選択されたオプションを構築するためのドキュメントを作成し(作業604)、その後プロセスは終了する。ドキュメントは種々の形態をとりうる。1つの例示的な実施例では、ドキュメントは、リソースに関連する任意の数のエンジニアリングオプションを含み、航空機内に選択されたオプションを構築するための最終設計であってもよい。図6のプロセスは選択された単一のオプションに対して示されているが、顧客によって選択される各オプションに対して実施されることもある。
ここで図7を参照すると、例示的な実施形態によるエンジニアリングオプションを特定するプロセスのフロー図が示されている。このプロセスは、図6の作業602の実装の1例である。
このプロセスは、モデル、バージョン、及び選択されたオプションに対するゾーンを特定することによって開始される(作業700)。このプロセスは、任意の数のエンジニアリングオプションに対して航空機オプションデータベースを必要とする(作業702)。次に、基準を満たす任意の数のエンジニアリングオプションが航空機オプションデータベースに対するクエリーから特定され(作業704)、プロセスはその後終了する。
図示した異なる実施形態でのフロー図及びブロック図は、実例となる実施形態で実装可能な装置及び方法の構造、機能、及び作業を示している。その際、フロー図又はブロック図の各ブロックは、作業又はステップのモジュール、セグメント、機能及び/又は部分を表わすことがある。例えば、一又は複数のブロックは、ハードウェア内のプログラムコードとして、又はプログラムコードとハードウェアの組合せとして実装可能である。ハードウェア内に実装した場合、ハードウェアは、例えば、フロー図又はブロック図の一又は複数の操作を実施するように製造又は構成された集積回路の形態をとりうる。
幾つかの例示的な実施形態の代替的な実装では、ブロックに記載された機能又は機能群は、図の中に記載の順序を逸脱して現れることがある。例えば、場合によっては、連続して示されている二つのブロックがほぼ同時に実行されること、又は時には含まれる機能によってはブロックが逆順に実施されることもありうる。また、フロー図又はブロック図に描かれているブロックに加えて他のブロックが追加されることもありうる。
次に図8を参照すると、例示的な実施形態によりデータ処理システムが図示されている。データ処理システム800を使用して、コンピュータシステム120に一又は複数のコンピュータ120を実装することができる。この例示的な実施例では、データ処理システム800は通信フレームワーク802を含み、これによりプロセッサ装置804、メモリ806、固定記憶域808、通信装置810、入出力(I/O)装置812、及びディスプレイ814の間の通信が可能となる。これらの実施例では、通信装置810はバスシステムであってもよい。
プロセッサ装置804は、メモリ806に読み込まれうるソフトウェアに対する命令を実行するように働く。プロセッサ装置804は、具体的な実装に応じて、任意の数のプロセッサ、マルチプロセッサコア、又は他のタイプのプロセッサであってもよい。本明細書でアイテムを参照する際に使用している「任意の数の」は、一又は複数のアイテムを意味する。さらに、プロセッサ装置804は、単一チップ上でメインプロセッサが二次プロセッサと共存する異種プロセッサシステムを任意の個数だけ使用して実装することもできる。別の例示的な実施例では、プロセッサ装置804は同一タイプの複数のプロセッサを含む対称型マルチプロセッサシステムであってもよい。
メモリ806及び固定記憶域808は記憶デバイス816の例である。記憶デバイスは、例えば、限定しないが、データ、機能的な形態のプログラムコードなどの情報、及び/又は他の好適な情報を、一時的に及び/又は永続的に保存することができる任意のハードウェア部分である。記憶デバイス816は、このような実施例では、コンピュータで読取可能な記憶デバイスとも呼ばれる。これらの実施例では、メモリ806は、例えば、ランダムアクセスメモリ又は他の好適な揮発性又は不揮発性の記憶デバイスであってもよい。固定記憶域808は具体的な実装に応じて様々な形態をとりうる。
例えば、固定記憶域808は、一又は複数のコンポーネント又はデバイスを含むことができる。例えば、固定記憶域808は、ハードドライブ、フラッシュメモリ、書換型光ディスク、書換型磁気テープ、又はこれらの組み合わせであってもよい。固定記憶域808によって使用される媒体は着脱式であってもよい。例えば、着脱式ハードドライブは固定記憶域808に使用することができる。
通信装置810はこれらの例では、他のデータ処理システム又はデバイスとの通信を行う。これらの実施例では、通信装置810はネットワークインターフェースカードである。通信装置810は、物理的及び無線の通信リンクのいずれか一方又は両方を使用することによって、通信を可能にすることができる。
入出力装置812により、データ処理システム800に接続可能な他のデバイスによるデータの入力及び出力が可能になる。例えば、入出力装置812は、キーボード、マウス、及び/又は他の幾つかの好適な入力デバイスを介してユーザー入力への接続を提供することができる。さらに、入出力装置812は出力をプリンタに送ってもよい。ディスプレイ814はユーザーに情報を表示する機構を提供する。
オペレーティングシステム、アプリケーション、及び/又はプログラムに対する命令は、通信フレームワーク802を介してプロセッサユニット804と通信する記憶デバイス816内に配置されうる。これらの例示的な実施例では、命令は固定記憶域808上の機能的な形態になっている。これらの命令は、メモリ806に読み込まれ、プロセッサ装置804によって実行される。種々の実施形態のプロセスは、メモリ806などのメモリに配置されうる命令を実装したコンピュータを使用して、プロセッサ装置804によって実施することができる。
これらの命令は、プログラムコード、コンピュータで使用可能なプログラムコード、又はコンピュータで読取可能なプログラムコードと呼ばれ、プロセッサ装置804内のプロセッサによって読取及び実行することができる。種々の実施形態のプログラムコードは、メモリ806又は固定記憶域808など、種々の物理的な媒体又はコンピュータで読取可能な媒体上に具現化することができる。
プログラムコード818は、選択的に着脱可能でコンピュータで読取可能な媒体820上に機能的な形態で配置され、プロセッサ装置804での実行用のデータ処理システム800に読込み又は転送することができる。プログラムコード818及びコンピュータで読込可能な媒体820は、これらの実施例ではコンピュータプログラム製品822を形成する。1つの実施例では、コンピュータで読取可能な媒体820は、コンピュータで読取可能な記憶媒体824又はコンピュータで読取可能な信号媒体826であってもよい。コンピュータで読み取り可能な媒体824は、例えば、記憶デバイス上への転送のために、固定記憶域808の一部であるドライブ又は他のデバイス(例えば、固定記憶域808の一部であるハードドライブ)に挿入又は配置される光ディスク又は磁気ディスクを含むことができる。コンピュータで読取可能な記憶媒体824は、データ処理システム800に接続されているハードドライブ、サムドライブ、又はフラッシュメモリなどの固定記憶域の形態もとりうる。
幾つかの例では、コンピュータで読取可能な記憶媒体824はデータ処理システム800から着脱可能ではないことがある。これらの実施例では、コンピュータで読取可能な記憶媒体824は、プログラムコード818を伝搬又は転送する媒体よりはむしろプログラムコード818を保存するために使用される物理的な又は有形の記憶デバイスである。コンピュータで読取可能な記憶媒体824は、コンピュータで読取可能な有形の記憶デバイス又はコンピュータで読取可能な物理的な記憶デバイスと呼ばれることもある。すなわち、コンピュータで読取可能な記憶媒体824は、人が触れることのできる媒体である。
代替的に、プログラムコード818はコンピュータで読取可能な信号媒体826を用いてデータ処理シスム800に転送可能である。コンピュータで読取可能な信号媒体826は、例えば、プログラムコード818を含む伝播されたデータ信号であってもよい。例えば、コンピュータで読取可能な信号媒体826は、電磁信号、光信号、及び/又は他の好適な形式の信号であってもよい。これらの信号は、無線通信リンク、光ファイバケーブル、同軸ケーブル、有線などの通信リンク、及び/又は他の好適な形式の通信リンクによって転送することができる。すなわち、通信リンク及び/又は接続は、例示的な実施例で物理的なもの又は無線によるものであってもよい。
幾つかの例示的な実施形態では、プログラムコード818は、コンピュータで読取可能な信号媒体826により、ネットワークを介して別のデバイス又はデータ処理システムから固定記憶域808にダウンロードされて、データ処理システム800内で使用される。例えば、サーバーデータ処理システムのコンピュータで読取可能な記憶媒体に保存されたプログラムコードは、ネットワークを介してサーバーからデータ処理システム800にダウンロードすることができる。プログラムコード818を提供するデータ処理システムは、サーバーコンピュータ、クライアントコンピュータ、又はプログラムコード818を保存及び転送することができる他のデバイスであってもよい。
データ処理システム800に対して例示されている種々のコンポーネントは、種々の実施形態が実装しうる方法に対して物理的又は構造的な制限を設けることを意図していない。種々の例示的な実施形態は、データ処理システム800に対して例示されているコンポーネントに対して追加的又は代替的なコンポーネントを含むデータ処理システム内に実装しうる。図8に示した他のコンポーネントは、例示的な実施例と異なることがある。種々の実施形態は、プログラムコードを実行できる任意のハードウェアデバイス又はシステムを使用して実装することができる。1つの実施例として、データ処理システムは、無機コンポーネントと一体化した有機コンポーネントを含むことができ、及び/又は全体を人間を除く有機コンポーネントで構成することができる。例えば、記憶デバイスは有機半導体を含んでいてもよい。
別の例示的な実施例では、プロセッサ装置804は、特定の用途のために製造又は構成された回路を有するハードウェア装置の形態をとってもよい。このタイプのハードウェアは、操作を実施するために構成される記憶デバイスからメモリにプログラムコードを読み込まずに操作を実施することができる。
例えば、プロセッサ装置804がハードウェア装置の形態をとる場合、プロセッサ装置804は回路システム、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス、又は任意の数の操作を実施するために構成された他の適切な形式のハードウェアであってもよい。プログラマブル論理デバイスにより、デバイスは任意の数の操作を実施するように構成されている。このデバイスはその後再構成すること、又は任意の数の操作を実施するために永続的に構成することができる。プログラマブル論理デバイスの例は、例えば、プログラマブル論理アレイ、プログラマブルアレイロジック、フィールドプログラマブルロジックアレイ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、及び他の適切なハードウェアデバイスを含む。このタイプの実装により、種々の実施形態のプロセスはハードウェア装置に実装されるため、プログラムコード818は除外されることがある。
さらに別の例示的な実施例では、プロセッサ装置804は、コンピュータ及びハードウェア装置の中に見られるプロセッサの組み合わせを使用して実装可能である。プロセッサ装置804は、任意の数のハードウェア装置及びプログラムコード818を実行するように構成されている任意の数のプロセッサを有していてもよい。ここに描かれている実施例では、プロセスの一部は任意の数のハードウェア装置に実装することが可能であるが、一方、他のプロセスは任意の数のプロセッサに実装可能である。
別の実施例では、バスシステムは、通信ファブリック802を実装するために使用することができ、システムバス又は入出力バスといった一又は複数のバスを含むことができる。言うまでもなく、バスシステムは、バスシステムに取り付けられた種々のコンポーネント又はデバイスの間でのデータ伝送を行う任意の適切な種類のアーキテクチャを使用して実装することができる。
加えて、通信装置は、データ送信、データ受信、又はデータの送受信を行う任意の数のデバイスを含むことがある。通信装置は例えば、モデム又はネットワークアダプタ、2個のネットワークアダプタ、又はこれらの組み合わせであってもよい。さらに、メモリは、例えば、通信フレームワーク802内に存在することがあるインターフェース及びメモリコントローラハブに見られるような、メモリ806又はキャッシュであってもよい。
本発明の例示的な実施形態は、図9に示す航空機の製造及び保守方法900、及び図10に示す航空機1000の観点から説明することができる。まず図9に注目すると、例示的な実施形態に従って図解された航空機の製造及び保守の方法が示されている。製造前の段階では、航空機の製造及び保守方法900は、図10の航空機1000の仕様及び設計902、並びに材料の調達904を含むことがある。
製造段階では、図10の航空機1000のコンポーネント及びサブアセンブリの製造906と、システムインテグレーション908とが行われる。その後、図10の航空機1000は認可及び納品910を経て運航912に供される。顧客により運航912される間に、図10の航空機1000は、定期的な整備及び保守914(改造、再構成、改修、及びその他の整備又は保守を含みうる)を受ける。
航空機の製造及び保守方法900の各プロセスは、システムインテグレーター、第三者、及び/又はオペレータによって実施又は実行されることがある。これらの実施例では、オペレータは顧客であってもよい。本明細書の目的のために、システムインテグレーターは、限定しないが、任意の数の航空機製造者、及び主要システムの下請業者を含むことができ、第三者は、限定しないが、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含むことができ、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などであってもよい。
次に図10を参照すると、例示的な実施形態で実装されうる航空機が示されている。この実施例では、航空機1000は、図9の航空機の製造及び保守方法900によって製造されたものであり、複数のシステム1004及び内装1006を有する機体1002を含みうる。システム1004の例には、推進システム1008、電気システム1010、油圧システム1012、及び環境システム1014のうちの一又は複数が含まれる。任意の数の他のシステムが含まれてもよい。航空宇宙産業の例を示したが、輸送機を製造する他の産業にも種々の例示的な実施形態を適用することができる。例えば、例示的な実施形態は、自動車産業、造船業などの他の産業、及び他の好適な産業に適用することができる。
本明細書で具現化した装置及び方法は、図9の航空機の製造及び保守方法900の一又は複数の段階で使用可能である。
1つの例示的な実施例では、図9のコンポーネント及びサブアセンブリの製造906において製造されるコンポーネント又はサブアセンブリは、図9で航空機1000の運航中912に製造されるコンポーネント又はサブアセンブリと同様の方法で作製又は製造される。
別の実施例では、顧客又は製造業者によって選択されたオプションで使用されたアセンブリ用に過去に作成された設計を再使用するため、一又は複数の例示的な実施形態が使用されることがある。場合によっては、顧客は発注された特定の航空機に対してオプションを選択してもよい。他の例示的な実施例では、製造業者は航空機1000に対してオプションを事前に選択することがある。
さらに、一又は複数の例示的な実施形態はまた、整備及び保守914の間に使用されることがある。例示的な実施形態は、航空機1000で実施されるアップグレード、改装、又は他の作業に対して選択されることがあるオプションで使用する設計を選択するため、整備及び保守914の間に実装されることがある。任意の数の種々の例示的な実施形態の利用により、航空機1000の組立てを大幅に効率化すること、及び/又はコストを削減することができる。
航空機1000のオプションは顧客への納品物である。このオプションはオプションに対する最終設計を具現化するものであって、この最終設計はあらかじめ認証済みの一又は複数のエンジニアリングオプションに基づいている。顧客への納品物はまた、オプションに対するコンポーネント、オプションに対するリソースとの関連性、または最終設計に一致する両者を検証する一又は複数のドキュメントを含むことがある。このように、航空機1000へのオプションの追加に必要となる時間は削減することができる。この削減により、航空機1000で顧客にオプションを提供するためのコストも低減することができる。
明細書及び特許請求の範囲の中で、航空機カスタマイゼーションシステムは、
航空機用のオプション134に対するエンジニアリングオプション132を含む航空機オプションデータベース126であって、前記エンジニアリングオプション内の1つのエンジニアリングオプション136は、航空機102の認証済み設計139の耐空性に付随する一連の規制140を満たす認証済み設計139である航空機オプションデータベースと、
航空機オプションデータベース126に結合され、航空機102に対して選択されたオプション142を受取り、選択されたオプション142に対する航空機オプションデータベース126内のエンジニアリングオプション132から任意の数のエンジニアリングオプション144を特定するように構成された航空機コンフィギュレータ128と、
航空機コンフィギュレータ128に結合され、リソース152に関連する任意の数のエンジニアリングオプション144を含む最終設計160を作成するように構成されたコンフィギュレーションジェネレータ130であって、前記最終設計160が、選択されたオプション142に対する航空機コンフィギュレータ128によって航空機オプションデータベース126内に特定される任意の数のエンジニアリングオプション144を使用して、航空機102内に選択されたオプションを構築するためのものであるコンフィギュレーションジェネレータと
を含むように開示されている。
1つの変形例では、航空機カスタマイゼーションシステムは、航空機102に対してオプションを選択するユーザー入力118を受取り、選択されたオプション142を形成し、航空機コンフィギュレータ128に前記選択されたオプション142を送るように構成されている航空機カスタマイザ110をさらに含む。さらに別の変形例では、航空機カスタマイゼーションシステムは、選択されたオプション142に対して航空機コンフィギュレータ128によって航空機オプションデータベース126内に特定された任意の数のエンジニアリングオプション144を使用して、前記航空機102内に選択されたオプション142を構築するためのドキュメント146を作成するように構成されているコンフィギュレーションジェネレータ130を含み、前記ドキュメント146は作業明細書、製造作業明細書、組立指示書、及び部品表のうちの1つから選択されている。
1つの例では、航空機カスタマイゼーションシステムは、オプション134に関して航空機102内での組立を行うための認証済み設計314であるエンジニアリングオプションをそこに含む。別の例では、航空機カスタマイゼーションシステムは、調理室、乗務員用座席、モニュメント、乗客用座席、着陸装置、及びエンジンのうちの少なくとも1つから選ばれる選択されたオプション142をそこに含む。さらに別の例では、航空機カスタマイゼーションシステムは、製造業者108の顧客106及び製造業者108のうちの1つによって選ばれる選択されたオプション142をそこに含む。さらに別の例では、航空機カスタマイゼーションシステムは、航空機102のゾーン148に関連するオプション134をそこに含む。さらになお別の例では、航空機カスタマイゼーションシステムは、選択されたオプション142が配置されるゾーン148内の1つのゾーンに基づいて特定される任意の数のエンジニアリングオプション144をそこに含む。
1つの態様では、輸送機カスタマイゼーションシステムは、
輸送機用のオプション134に対する認証済み設計314を含むデータベース126であって、前記認証済み設計314は前記輸送機の認証済み設計の使用に関する一連の規制を満たしているデータベースと、
前記輸送機に対して選択されたオプション142を受取り、前記選択されたオプション142に対するデータベース内のエンジニアリングオプション132から任意の数のエンジニアリングオプション144を特定するように構成されている輸送機コンフィギュレータと、
リソース152に関連する任意の数のエンジニアリングオプション144を含む最終設計160を作成するように構成されたコンフィギュレーションジェネレータ130であって、前記最終設計160は、前記選択されたオプション142に対する前記データベースの中で特定される任意の数の認証済み設計314を使用して、前記輸送機の中に選択されたオプション142を構築するためのものであるコンフィギュレーションジェネレータと
を含むものとして開示されている。
1つの変形例では、輸送機カスタマイゼーションシステムは、輸送機102に対してオプションを選択するユーザー入力118を受取り、選択されたオプション142を形成し、輸送機機コンフィギュレータ128に前記選択されたオプション142を送るように構成されている輸送機カスタマイザをさらに含む。さらに別の変形例では、輸送機カスタマイゼーションシステムは、選択されたオプション142に対して輸送機コンフィギュレータ128によってデータベース126内に特定された任意の数のエンジニアリングオプション144を使用して、前記輸送機内に選択されたオプション142を構築するためのドキュメント146を作成するように構成されているコンフィギュレーションジェネレータ130を含み、前記ドキュメント146は作業明細書、製造作業明細書、組立指示書、及び部品表のうちの1つから選択されている。さらに別の変形例では、輸送機カスタマイゼーションシステムは、オプション134に関して輸送機内で組立を行うための認証済み設計314であるエンジニアリングオプション132をそこに含む。
1つの代替例では、輸送機カスタマイゼーションシステムは、前記輸送機のゾーン148に関連している前記オプション134、及び前記選択されたオプション142が位置している前記ゾーン150内の1つのゾーンに基づいて特定される任意の数のエンジニアリングオプション144をそこに含む。
別の態様では、航空機102に対するオプション104を管理する方法が開示されており、該方法は、
前記航空機102に対して選択されたオプション142を受取るステップと、
前記選択されたオプション142に対して任意の数のエンジニアリングオプション144を特定するステップであって、前記任意の数のエンジニアリングオプション144は前記航空機102用の前記オプション134に対するエンジニアリングオプション132を含む航空機オプションデータベース126の中にあり、前記エンジニアリングオプション132内の1つのエンジニアリングオプション136は前記航空機102の前記認証済み設計139の耐空性に付随する一連の規制140を満たすステップと、
リソース152に関連する任意の数のエンジニアリングオプション144を含む最終設計160を作成するステップであって、前記最終設計160は、前記選択されたオプション142に対して前記航空機オプションデータベース126内で特定される任意の数のエンジニアリングオプション144を使用して、前記航空機102内に前記選択されたオプション142を構築するためのものであるステップと


を含む。1つの変形例では、前記方法は、前記選択されたオプション142を形成するため、前記航空機102に対してオプションを選択するユーザー入力118を受取るステップをさらに含む。
1つの変形例では、前記方法は、前記選択されたオプション142に対して航空機オプションデータベース126内に特定された前記任意の数のエンジニアリングオプション144を使用して、前記航空機102内に選択されたオプション142を構築するためのドキュメント146を作成するステップをさらに含み、前記ドキュメント146は作業明細書、製造作業明細書、組立指示書、及び部品表のうちの1つから選択される。別の変形例では、前記方法は、オプション314に関して航空機102内での組立を行うための認証済み設計314であるエンジニアリングオプション132をそこに含む。さらに別の変形例では、前記方法は、調理室、乗務員用座席、モニュメント、乗客用座席、着陸装置、及びエンジンのうちの少なくとも1つから選ばれる選択されたオプション142をそこに含む。1つの変形例では、前記方法は、航空機102のゾーン148に関連するオプション134をそこに含む。さらに別の変形例では、前記方法は、選択されたオプション142が配置されるゾーン148内の1つのゾーン150に基づいて特定される任意の数のエンジニアリングオプション144をそこに含む。
したがって、種々の例示的な実施形態は、航空機などのプラットフォームを製造するための方法及び装置を提供する。種々の例示的な実施形態は、輸送機内での使用がすでに認証されている設計を再使用するように構成されている製品マネージャを提供する。例示的な実施例では、設計はゾーンに関連している。これらのゾーンは、設計によって使用されるリソースを提供するゾーンとして選択されている。
このように、航空機は最終設計を具現化するために製造、改装、又はアップグレードされることがある。最終設計は、例えば、航空機が顧客への納品物として製造される航空機用のものとなること、又は航空機が製造された後に航空機にオプションが付加される場合のオプション用になることがある。
一又は複数の例示的な実施形態により、航空機の製造に必要となる時間が短縮されることがある。具体的には、上述のエンジニアリングオプションを使用することによって認証に必要となる時間及び費用が削減されるため、顧客による選択に基づくモニュメントの製造に要する時間は短縮可能である。
種々の例示的な実施形態の説明は、例示及び説明を目的として提供されているものであり、網羅的な説明であること、又は開示された形態に実施形態を限定することを意図していない。当業者には、多数の修正例及び変形例が明らかであろう。さらに、種々の例示的な実施形態は、他の例示的な実施形態に照らして別の機能を提供することができる。選択された一又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実際の用途を最もよく説明するため、及び他の当業者に対し、様々な実施形態の開示内容と、考慮される特定の用途に適した様々な修正との理解を促すために選択及び記述されている。
400 航空機
402 ゾーン
410、412、414、416、418、420、422、424、426、428、430、432、434、436、438、440、442、444 適用可能なゾーン
446、448、450、452、454 固定ゾーン
460 モニュメント

Claims (10)

  1. 航空機用のオプション(134)に対するエンジニアリングオプション(132)を含む航空機オプションデータベース(126)であって、前記エンジニアリングオプション内の1つのエンジニアリングオプション(136)は、航空機(102)の認証済み設計(139)の耐空性に付随する一連の規制(140)を満たす認証済み設計(139)である航空機オプションデータベースと、
    航空機オプションデータベース(126)に結合され、航空機(102)に対して選択されたオプション(142)を受取り、選択されたオプション(142)に対する航空機オプションデータベース(126)内のエンジニアリングオプション(132)から任意の数のエンジニアリングオプション(144)を特定するように構成された航空機コンフィギュレータ(128)と、
    航空機コンフィギュレータ(128)に結合され、リソース(152)に関連する任意の数のエンジニアリングオプション(144)を含む最終設計(160)を作成するように構成されたコンフィギュレーションジェネレータ(130)であって、前記最終設計(160)は、選択されたオプション(142)に対する航空機コンフィギュレータ(128)によって航空機オプションデータベース(126)内に特定される任意の数のエンジニアリングオプション(144)を使用して、航空機(102)内に選択されたオプションを構築するためのものであるコンフィギュレーションジェネレータと
    を含む、航空機カスタマイゼーションシステム。
  2. 航空機(102)に対してオプションを選択するユーザー入力(118)を受取り、選択されたオプション(142)を形成し、航空機コンフィギュレータ(128)に前記選択されたオプション(142)を送るように構成されている航空機カスタマイザ(110)をさらに含む、
    請求項1に記載の航空機カスタマイゼーションシステム。
  3. 前記コンフィギュレーションジェネレータ(130)は、選択されたオプション(142)に対して航空機コンフィギュレータ(128)によって航空機オプションデータベース(126)内に特定された任意の数のエンジニアリングオプション(144)を使用して、前記航空機(102)内に選択されたオプション(142)を構築するためのドキュメント(146)を作成するように構成されており、前記ドキュメント(146)が作業明細書、製造作業明細書、組立指示書、及び部品表のうちの1つから選択される、請求項1又は2に記載の航空機カスタマイゼーションシステム。
  4. 前記エンジニアリングオプション(132)が、前記オプション(134)に関する航空機(102)内のアセンブリに対する認証済み設計(314)であって、前記選択されたオプション(142)が調理室、乗務員用座席、モニュメント、旅客用座席、着陸装置、及びエンジンのうちの少なくとも1つから選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の航空機カスタマイゼーションシステム。
  5. 前記選択されたオプション(142)が製造業者(108)の顧客(106)及び製造業者(108)のうちの1つによって選択されており、前記オプション(134)は前記航空機(102)のゾーン(148)に関連しており、且つ前記任意の数のエンジニアリングオプション(144)は前記選択されたオプション(142)が配置されている前記ゾーン(148)内の1つのゾーン(150)に基づいて特定される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の航空機カスタマイゼーションシステム。
  6. 航空機(102)に対するオプション(134)を管理する方法であって、
    前記航空機(102)に対して選択されたオプション(142)を受取るステップと、
    前記選択されたオプション(142)に対して任意の数のエンジニアリングオプション(144)を特定するステップであって、前記任意の数のエンジニアリングオプション(144)は前記航空機(102)用の前記オプション(134)に対するエンジニアリングオプション(132)を含む航空機オプションデータベース(126)の中にあり、前記エンジニアリングオプション(132)内の1つのエンジニアリングオプション(136)は前記航空機(102)の前記認証済み設計(139)の耐空性に付随する一連の規制(140)を満たす認証済み設計(139)であるステップと、
    リソース(152)に関連する任意の数のエンジニアリングオプション(144)を含む最終設計(160)を作成するステップであって、前記最終設計(160)は、前記選択されたオプション(142)に対して前記航空機オプションデータベース(126)内で特定される任意の数のエンジニアリングオプション(144)を使用して、前記航空機(102)内に前記選択されたオプション(142)を構築するためのものであるステップと
    を含む方法。
  7. 前記選択されたオプション(142)を形成するため、前記航空機(102)に対してオプションを選択するユーザー入力(118)を受取るステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記選択されたオプション(142)に対して航空機オプションデータベース(126)内に特定された前記任意の数のエンジニアリングオプション(144)を使用して、前記航空機(102)内に選択されたオプション(142)を構築するためのドキュメント(146)を作成するステップをさらに含み、前記ドキュメント(146)は作業明細書、製造作業明細書、組立指示書、及び部品表のうちの1つから選択される、請求項6又は7に記載の方法。
  9. 前記エンジニアリングオプション(132)が、前記オプション(134)に関する航空機(102)内のアセンブリに対する認証済み設計(314)であって、前記選択されたオプション(142)が調理室、乗務員用座席、モニュメント、旅客用座席、着陸装置、及びエンジンのうちの少なくとも1つから選択される、請求項6〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記オプション(134)が前記航空機(102)内のゾーン(148)に関連しており、且つ
    前記任意の数のエンジニアリングオプション(144)が、前記選択されたオプション(142)が位置している前記ゾーン(148)内の1つのゾーン(150)に基づいて特定される、請求項6〜9のいずれか一項に記載の方法。
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