JP2013126343A - 蓄電デバイスを備えた電力蓄積システム - Google Patents

蓄電デバイスを備えた電力蓄積システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、信頼性高く容量調整をすることが可能な電力蓄積システムを提供する点にある。
【解決手段】複数の蓄電池セルが並列に接続されたセル群が複数直列に接続されて構成される蓄電池モジュールと、抵抗素子及びスイッチ素子が直列に接続されたモジュールバランス直列回路と、を備え、前記蓄電池モジュールと前記直列回路は並列に接続されて蓄電池モジュールユニットを構成し、当該蓄電池モジュールユニットが複数直列に接続されて構成される蓄電池ストリングを有することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電力蓄積システムに関し、より詳しくは、蓄電デバイスを束ねた組デバイスを多数設置することでその一部を構成する電力蓄積システムに関するものである。
電力蓄積システムは大きな電力を蓄積できる機能を有し、電力供給システムあるいは電力負荷システムと連携して、電力供給に余裕がある場合に電力の蓄え、電力供給の要求を受けると蓄電していた電力を供給する。電力蓄積システムは色々な使用方法が可能であり、使用目的により電力蓄積システムの規模が異なる。例えば住宅設備やサーバセンタの負荷変動抑制や停電対策、電気鉄道の回生電力吸収システムさらには再生可能エネルギシステムや原子力発電所などの大規模系統安定などである。本願発明は色々な目的に使用可能で、色々な規模の電力蓄積システムに適用可能であるが、理解を助けるために、次に電力蓄積システムの具体的な使用例を挙げる。
電力蓄積システムが電力系統に接続され、電力蓄積システムは蓄電を行い、また電力系統から電力の供給の要求があると、蓄電された電力を電力系統に供給する。電力系に接続されている発電システムが原子力発電の如く安定した電力を供給する発電システムとは限らず、例えば風力発電や太陽光発電のように、頻繁に変化する自然状態に基づき発電電力が変動する発電設備の場合がある。また負荷が必要とする負荷電力が変動する場合があり、安定した電力を供給システムに対して負荷電力の変動がそぐわない場合がある。
このような場合に、電力蓄積システムを使用して、負荷に供給される負荷電力に対して電力系に電力を供給する発電電力に余裕がある状態で蓄電し、逆に上記負荷に供給する負荷電力に対して発電電力に余裕が無い状態で、蓄電していた電力を供給する運転を行うことで、電力系統が安定して電力を供給できるようになり、あるいは電力系統の効率を向上することが可能となる。
一方、このような大規模な電力蓄積システムを用いる場合、多数直列に接続された蓄電モジュールを複数使用することに起因して、蓄電デバイス間のアンバランスが生じ、電力蓄積システム全体としてパフォーマンスが低下するという課題がある。
特許文献1には、複数の電池を使用した車両用電池システムにおいて、電圧のアンバランスを抑制するため、電池ユニットを構成する各セルのバランシングを行った後、各電池ユニット間のバランシングを行うことが開示されている。
特許文献2には、電力貯蔵システムの長寿命化を図るために、当該電力貯蔵システムを構成する蓄電池の負荷を分散させる発明が開示されている。
特開2011−72153号公報 特開2000−312445号公報
しかしながら、特許文献1に記載された車両用電池システムよりも大規模な電力蓄積システムでは、より出力を大きくするために、蓄電モジュールも多数直列に接続する構成となる。そのため、特許文献1に記載の車両用電池システムでは、蓄電モジュール間のバランス調整ができないという問題がある。また、大規模な電力蓄積システムでは、より多くの蓄電デバイスを使用するため、蓄電デバイスの製造に起因する性能偏差がより大きく影響を与える。
さらに、このような大規模な電力蓄積システムは、長年の使用が前提とされている。したがって、長年の使用により劣化が進んだ状態に見られる蓄電デバイス間の偏差を車両用電池システムよりも抑制する必要がある。
また、当該特許文献1には、一部のモジュールでは外部からの指令によりモジュール間の容量調整を可能としたものが記載されているが、本来電池セルを対象とした機構のため、短時間でのモジュール間容量調整が困難であるといった難点がある。
そのため、このようなシステムは特に直列体の一部の蓄電モジュールを交換した場合に、他の直列体と容量を合わせることが困難で再起動に掛かる時間が長くなるなどの問題がある。
本発明の課題は、上述の課題に鑑み、信頼性高く容量調整をすることが可能な電力蓄積システムを提供する点にある。
本発明の電力蓄積システムは、上記目的を達成するために、少なくとも2つの蓄電デバイスを電気的に直列に接続し、この直列接続とした蓄電デバイス間の蓄積量のバランスを調整する手段を具備する蓄電機能モジュールにおいて、この蓄電機能モジュールを少なくとも2つ直列に接続してなる蓄電機能モジュールの直列体に、その内包する蓄電機能モジュール同士の蓄積量のバランスを調整する手段を蓄電機能モジュールと並列に備えたことを特徴とする。
本発明によれば、信頼性高く容量調整をすることが可能な電力蓄積システムを提供することができる。
本発明が適用される発電システムの図である。 本発明の実施形態による電力蓄積システムのシステム概略構成図である。 本発明の実施形態による電力蓄積システム104を構成する蓄電機能モジュール206の概略構成図である。 本発明の実施形態による電力蓄積システム104を構成する蓄電機能モジュール206の概略ブロック図である。 本発明の実施形態による電力蓄積システム104を構成する蓄電機能ストリング510の概略ブロック図である。 本発明の実施形態による電力蓄積システム104を構成する蓄電機能パック602及び蓄電機能ブロック601の概略ブロック図である。 本発明の実施形態による制御フローを示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の電力蓄積システムの最良の形態を詳細に説明する。図1〜図7は、本発明の実施の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
《第一の実施形態》
〔発電システムの説明〕
図1は本発明の電力蓄積システムが使用される発電システムの構成を示す。発電装置101で発電された電力は電力系統102へ送電され、電力系統102を介して図示しない電力を消費する電気的な負荷へ送電される。発電装置101の具体例としては、風力に基づいて発電する風力発電装置あるいは水力に基づいて発電する水力発電装置、太陽光に基づいて発電する太陽光発電装置、などがある。本発明の適用には、発電システムの発電形態が特定されなければならないとの必要性は無い。発電システム構成が明確になっていない場合であっても、蓄電される電力の供給を受けることが可能であれば、本発明の適用が可能である。
一方、上述した風力発電装置あるいは水力発電装置、太陽光発電装置、など自然界のエネルギーに基づいて発電する発電装置は、自然環境への負荷が少ない反面、発電能力が自然界の状態に左右され、必要とされる電力負荷に発電能力が対応し難い問題がある。このため、図1に示す如く、発電装置101が発電した電力を一旦電力蓄積システム104に蓄え、電力負荷の要求に合わせて予め蓄えていた電力を、電力系統102を介して供給するシステムが考えられる。
電力蓄積システム104は、直流電力を蓄電する機能を有するため、発電装置102で発電され電力は交流直流変換装置103により直流電力に変換され、変換された直流電力が電力蓄積システム104により蓄電される。電力負荷から要求される電力は交流送電系統を介して送電されるため、電力蓄積システム104に蓄えられていた直流電力は再び直流交流変換装置106により交流電力に変換され、電力系統102を介して負荷に供給される。
なお、上述した電力蓄積システム104は、図1に示すように複数のサブ電力蓄電システム105から構成されていても良いし、単一の電力蓄電システムのみから構成されていても良い。
〔電力蓄積システムの説明〕
図2は、本発明の電力蓄積システムの一実施形態について、そのシステム構成を概略的に示す図である。図2において本電力蓄積システムは、電力蓄積システム建屋201に設置された、制御装置202、電力変換装置203、蓄電機能モジュール206、とから構成されている。
なお、図2で言う蓄電システム建屋201は、図1で言う電力蓄積システム104、交流直流変換装置103、及び直流交流変換装置106を備えたものを想定しているが、交流直流変換装置103、及び直流交流変換装置106は、同一の建屋内ではなく、当該建屋外にあったとしても問題無い。
特高遮断器など一般的に必要な設備は図示ならびに解説を省いてある。蓄電機能モジュール206は多数のリチウムイオン蓄電池をモジュール化したもので、この蓄電機能モジュール206を実際には一般に数千台を電池棚205に格納するが、簡単のため棚板一段に8台、これを4段に格納したものとして説明する。なお図中では電池棚205に格納された蓄電機能モジュール206のひとつを劣化した蓄電機能モジュール207に置換してある。
ここでは図示をしないが電池棚205の棚板一段に格納された8台の蓄電機能モジュール206または207は直列に接続されており、電池電力線208を介して電力変換装置203に接続されている。電池電力線208の4つの群はそれぞれ電力変換装置203に配置した直流遮断器を経由して並列接続され、電力変換装置203内部の蓄電池群充放電回路に接続される。電力変換装置203が備える双方向直流−交流変換回路は電力引込線214、変成器213、電力系統引込線212を経由して電力系統線211に接続される。また電力変換装置203は制御信号線ハーネス204を経由して制御装置202によって制御される。制御装置202は通信引込線210を経由して通信回線209に接続されており、系統電力管理者の集中制御コンピュータ等からの指令をこの通信回線209で遣り取りして蓄電機能モジュール206群の状態に合わせて蓄電機能モジュール206の充放電を実行する形態を例とする。
以下、上述したような劣化した蓄電機能モジュール207が発生した場合や、一部の蓄電機能モジュール206を新品の蓄電機能モジュール206に取り替えた場合、及び使用時に蓄電機能モジュール206間で電気量に差異が生じた場合などにおいて、モジュール間バランスをするための構成及び方法について詳説する。
図3は、蓄電機能モジュール206の一構成例を示した図である。図3において、本蓄電機能モジュール206は、蓄電機能モジュール206の筐体301、複数の蓄電デバイス302からなる電池群305、蓄電監視手段303からなる。蓄電監視手段303は蓄電デバイス302のバランス調整機能を具備している。
電池群305は、直径18ミリメートル、長さ65ミリメートルで、公称定格3.6V1.5Ahのリチウムイオン電池セル2048本から構成され、32本を並列に接続して定格3.6V48Ahとしたもの64群を直列に接続し230.4V48Ahとなったものを蓄電監視手段303と接続する。
筐体301には蓄電監視手段303からの電力配線端子304が設けられており、電池棚205に格納された上で隣接する蓄電機能モジュール206または207あるいは電池電力線208との間で電力配線が緊締される。なお電池群305は本説明において一例示のためリチウムイオン電池としたが、他種の蓄電デバイスを用いても発明の効果が損なわれないことは明らかである。
図4は蓄電機能モジュール206の回路ブロック図の一例である。蓄電監視手段303はバッテリモジュールコントローラ(BMC)401とこれが生成する信号を出力する信号出力部402(402A〜402Y)によって制御される蓄電デバイスのバランス調整機能を構成するスイッチ体403(403A〜403Y)、抵抗器404(404A〜404Y)を具備している。バッテリモジュールコントローラ401は一般に電圧センサや電流センサ、温度センサ、マイクロプロセッサそして通信インタフェースなどからなり、各並列段の電池セル電圧や総電流、部位温度などを監視し、その情報をデジタル通信線路によって上位のコントローラ、すなわち後述するバッテリストリングコントローラ(BSC)502やバッテリパックコントローラ(BPC)603に報告する機能を有する。
またバッテリモジュールコントローラ401のマイクロプロセッサは予めセットされた図示しないプログラムにより各並列段のセルの保有電気量に一定以上の差異が生じた場合、必要に応じて信号出力部402(402A〜402Y)に信号を出力、スイッチ体403(403A〜403Y)を閉じて電流を抵抗器404(404A〜404Y)に流して放電させる機能を有する。より具体的には、各蓄電デバイス302の充電状態(SOC)の差が10%以上になった場合に、バッテリモジュールコントローラ401からスイッチ体403に対しての遮断信号が出力され、抵抗器404に電流が流される。なお、SOCについては、モジュール平均のSOCを用いても、各セルの最低SOCを用いても良い。抵抗器404に流れた電流は、熱となり、外部に放出される。この動作によって蓄電機能モジュール206内のセル群405は自立的にセルバランスを保持可能である。つまり例えばセル群405B中のBy1〜Byxの段が他の並列体による段より蓄電量が過剰とバッテリモジュールコントローラ401が判断した場合は最適範囲となるまで信号出力部402Bへ信号C2を発行して、スイッチ体403Bをオン状態にして、放電させる。
図5は本発明における蓄電機能ストリング510の構成を示す一例である。蓄電機能ストリング510は、蓄電機能モジュールの直列体501と、バッテリストリングコントローラ(BSC)502からなる。このバッテリストリングコントローラ(BSC)502は、各蓄電機能モジュール206の電池情報(電流、電圧、温度、SOC)を収集したり、バッテリモジュールコントローラ401の制御をしたりする機能を有する。
直列体501は前記蓄電機能モジュール206をw列並列に接続した並列体をz段直列に接続し、図に簡便に記載したようなスイッチ体503(503A〜503Z)と抵抗器504(504A〜504Z)を配するバランス調整手段をモジュールに並列に付加する。本実施形態では簡単のため電池棚205には8直列と記したため直列段数zは8に等しい。また並列数wは1と考える。例えば蓄電機能モジュール206群中の21〜2w段(206B1〜206BZ)が他の並列体による段よりも、蓄電量が過剰とバッテリストリングコントローラ502が判断した場合は最適範囲となるまでスイッチ体503BのMC2を閉じ放電させる。具体的には、各蓄電機能モジュール206の充電状態(SOC)の差が10%以上になった場合に、バッテリストリングコントローラ502からスイッチ体503を導通させる信号が出力され、抵抗器504に電流が流される。例えば、蓄電機能モジュール206A1〜AZのトータルSOCと、蓄電機能モジュール206B1〜BZのトータルSOCの差が10%以上になった場合などにスイッチ体503Aを導通させる。
また、もし各蓄電機能モジュール206が備えるバランス調整手段のスイッチ体403が通信によりバッテリストリングコントローラ502の指示により閉じられる構成であるならば、バッテリモジュールコントローラ(401B1〜401BW)なる図中BMC21〜BMC2wに指示して、スイッチ体403を用いたセルバランス、及びスイッチ体503Bを用いたモジュール間バランスを同時に行う協調調整しても良い。協調制御を行うことによって、急速に放電を行うことができ、より短時間で蓄電デバイス302及び蓄電機能モジュール206の容量調整処理を完了することが可能となる。
また、協調制御をしない場合は、より上位コントローラであるバッテリパックコントローラ603(BPC)まで情報を上げた後に、当該バッテリパックコントローラ603(BPC)からバランシングの指示を受け、実際のバランシング動作を行う。一方、当該協調制御を用いた場合は、バッテリパックコントローラ603(BPC)まで情報を上げて当該バッテリパックコントローラからの指示を待つことなく、バッテリストリングコントローラ502(BSC)の指示でバランシング動作を行うことができるので、このような複数の階層構造を持つ大規模な電力蓄積システムにおいては、より短時間で蓄電デバイス302及び蓄電機能モジュール206の容量調整処理を行うことが可能となる。
さらに、上述した短時間のバランシングで問題になる発熱についても、モジュール間に配置された抵抗器504を蓄電機能モジュールの外部に配置することによって、より短時間のうちに容量調整処理を完了することが可能となる。
図6は電力系統〜電力変換装置を除く電力蓄積システム、つまり蓄電機能ブロック601の一例を示す概略的ブロック図である。602(602A〜602V)は蓄電機能パックであり、蓄電機能ストリング510(510A1〜510Vu)を少なくともひとつ並列接続とし、スイッチ体604(604A)、スイッチ体605、抵抗器606を有してバッテリパックコントローラ603(603A〜603V)の配下に制御される。ここでスイッチ体605(605A〜605V)と抵抗器606(606A〜606V)はスイッチ体604(604A〜604V)を開閉する際に生じる突入電流を緩和する回路を形成している。蓄電機能ブロック601は少なくとも一つ蓄電機能パック510を並列接続としたものを有し、スイッチ体608とバッテリブロックコントローラ607を備える。作業安全のためにスイッチ体609を備えてもよい。
たとえば保守、点検、修理、交換等によりひとつの直列体を解離し作業後に再接続する場合、一例としてバッテリストリングコントローラ502A2(BSC12)を有する蓄電機能ストリング510A2を解体後、再接続した場合、再接続に当たっては他の直列体と電圧が異なる場合が発生する。このような場合、バッテリパックコントローラ603Aが全ての蓄電機能ストリング510(510A1、510A2・・・510AU)の電圧を一定範囲になるように各バッテリストリングコントローラ502群(502A1〜502AU)に指示する。作業者は処理の終了を待って解離していた直列体を再接続する。このような手順により再接続に起因する突入電流やスパークが抑制され、作業安全性向上や機器の損耗逓減に寄与する。
また蓄電機能パック602自体を解離、再接続することも考えられる。例えばバッテリパックコントローラ603B(BPC2)を有する蓄電機能パック602Bを解離する際にはスイッチ体604B(LB2)、605B(MC02)を遮断する。再接続に当たっては先ずスイッチ体605B(MC02)を閉じ他の蓄電機能パック602(602B以外の602A〜602V)との電圧差が一定範囲に収まった時点でスイッチ体604B(LB2)を再投入する。このとき事前にまたは同時に各バッテリストリングコントローラ603(BSC21〜BSC2u)に指示を発行してモジュールバランス調整手段を活用、協調動作することで、より短時間のうちに再接続して通常運転に到達させることができる。また、発熱部位が分散されるためシステムの小型化、廉価化そして高信頼化が期待できる。これらの動作指示はバッテリパックコントローラ603が行えばよいが、バッテリブロックコントローラ607の指示を受けても良い。
バッテリブロックコントローラ607はシステム運転計画、点検保守、電力変換装置203の運転状況、蓄電機能ブロック601内部の健康状態などを勘案し、スイッチ体608を開閉する。
続いて、図7に具体的な制御の手順を示す。まずステップS1で、電池蓄積システムが起動される。なお、この電池蓄積システムは、蓄電池ブロック601の起動でも良い。
続いてステップS2で、各蓄電機能モジュール206のモジュール容量が、バッテリストリングコントローラ502に収集される。なお上述したように、当該SOCは、セルの平均SOCを用いても良いし、各セルの最低SOCを用いても良い。
さらにステップS3で、バッテリストリングコントローラ502は、各蓄電機能モジュール206のSOCを比較して、互いの偏差が10%以上であるかどうかを判断する。SOCの偏差が10%未満の場合には、ステップS2に戻り、各蓄電機能モジュール206のSOCを収集する。一方、SOCの偏差が10%以上になった場合は、ステップS4に示すように、バッテリストリングコントローラ502からの指示でスイッチ体503のスイッチをオン状態として、抵抗器504に電流を流すようにする。当該抵抗器504に電流が流れることによって、電流が熱に変換され、各蓄電機能モジュール206のSOCの偏差が減少する。
ステップS4で、スイッチ体503がオン状態となった後、各蓄電機能モジュール206のSOCは再度、バッテリストリングコントローラ502に収集され、当該バッテリストリングコントローラ502でSOCの偏差が5%未満と判定された場合は、ステップS6へ進む。一方、SOCの偏差が5%以上であった場合は、各蓄電機能モジュール206のSOCを再度、バッテリストリングコントローラ502に収集され、当該バッテリストリングコントローラ502はSOCの偏差が5%未満になるまでステップS5の判定を続ける。
続いてステップS6では、バッテリストリングコントローラ502からスイッチ体503へスイッチ遮断信号が出力され、スイッチ体503はオフ状態となる。そしてスイッチ体503がオフ状態となると、ステップS7へ進み、モジュールバランス作業が終了する。
本発明の実施形態による電力蓄積システムは、以上述べたような構成とすることで蓄電機能モジュール間のバランスに差異が生じた場合でも電力蓄積システム全体のパフォーマンスを劣減することなく運転を継続することができるなど可用性の高い電力蓄積システムを提供することができる。
また、本発明の実施形態による電力蓄積システムでは、解離単位の再接続時に発生する突入電流に伴う種々の問題も解消される。
また、蓄電機能モジュール206を直列の束とした直列体501における個々の蓄電機能モジュール206が蓄積する電気容量が崩れた場合、これに並列に接続されたバランス調整手段によって容量を整える。容量の調整を短時間に終了させるためにはバランス調整手段をモジュールの外部に取り付け、放熱を良くすればよい。
さらに、各階層に応じてバランス調整手段を設けていることから、同時に各階層(蓄電デバイス302間、蓄電機能モジュール206間、蓄電機能パック602間)のバランシングして、電流から熱への変換を各階層の抵抗に分散することが可能となり、急速に放熱することができる。
また、本発明の電力蓄積システム104は、製造偏差や故障、経年劣化、その他の理由により直列体501内の蓄電機能モジュール206に性能差が発生した場合に上記バランス調整手段を用いることによって電力システムの可用性を向上させることができる。
つまり蓄電機能モジュールに性能差が発生した際に、本発明の電力蓄積システムの構成を用いれば、この蓄電機能モジュールが備える組蓄電デバイスの特性の如何にかかわらず、蓄電機能モジュールの容量特性が他の蓄電機能モジュールとほぼ特性を等しくすることが可能なため、電力蓄積システムの性能が低下することを抑制できる。
なお、蓄電機能モジュール206を構成する蓄電デバイス302として種々考えられるが、一般にこのような電力蓄積システム104で用いられることの多い、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル水素蓄電池、リチウムイオン蓄電池、電気二重層蓄電器、リチウムイオン電気二重層蓄電器、勢車蓄電装置などが考えられる。もちろん今後登場するであろう未知の蓄電デバイスでもよい。
本発明のように構成することによって、蓄電機能モジュール206内のバランス調整手段において各蓄電機能モジュール206が自立的に実施する場合でも蓄電機能モジュール206と並列に接続されたバランス調整手段(スイッチ体503、抵抗器504)によって各蓄電機能モジュール同士の容量調整が可能となる。また各蓄電機能モジュール内のバランス調整手段と蓄電機能モジュールに並列接続されたバランス調整手段を協調運転すればさらに短時間でバランスを整えることが可能となる。さらに保守、点検その他で並列に接続された直列体を解離した場合、モジュールのバランス調整手段を活用することで短時間に他の直列体と同電圧にセットすることが可能となるので、安全性の向上と作業時間の短縮がはかれるという効果がある
以上、本発明の電力蓄積システム104について、具体的な実施の形態を示して説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記各実施形態又は他の実施形態にかかる発明の構成及び機能に様々な変更・改良を加えることが可能である。例えば以上にて示した階層構成はロジカルなパッケージであり、筐体の切り分けや筐体を統合して中間タップを設けても良いし、規模に応じた階層の統廃合や拡張なども可能である。また判断階層位も当該階層のコントローラが行っても良いし上位階層のコントローラからの指示であってもよい。もちろんバッテリパックコントローラ603のかわりに作業用に整備された図示しないコンピュータ機器によって指示してもよい。
206 蓄電機能モジュール
208 電池電力線
401 バッテリモジュールコントローラ
501 バッテリモジュール直列体
502 バッテリストリングコントローラ
503 スイッチ体
504 抵抗器

Claims (6)

  1. 複数の蓄電池セルが並列に接続されたセル群が複数直列に接続されて構成される蓄電池モジュールと、
    抵抗素子及びスイッチ素子が直列に接続されたモジュールバランス直列回路と、を備え、
    前記蓄電池モジュールと前記直列回路は並列に接続されて蓄電池モジュールユニットを構成し、
    当該蓄電池モジュールユニットが複数直列に接続されて構成される蓄電池ストリングを有することを特徴とする蓄電池システム。
  2. 請求項1に記載の蓄電池システムにおいて、
    前記電池モジュール内に構成されているそれぞれのセル群は、並列に抵抗素子及びスイッチ素子が直列に接続されたセルバランス直列回路と並列に接続されていることを特徴とする蓄電池システム。
  3. 請求項1又は2に記載の蓄電池システムにおいて、
    前記蓄電池ストリングは、蓄電池モジュールの電池情報を収集する蓄電池ストリングコントローラを有しており、
    前記蓄電池ストリングコントローラは、収集した各蓄電池モジュールの充電量の差が10%以上となった場合に、前記モジュールバランス直列回路を構成するスイッチ素子をオン状態にすることを特徴とする蓄電池システム。
  4. 請求項3に記載の蓄電池システムにおいて、
    前記蓄電池モジュールは、蓄電池セルの電池情報を収集する蓄電池モジュールコントローラを有し、
    前記モジュールバランス直列回路を構成するスイッチ素子がオン状態となっているとき、前記蓄電池ストリングコントローラは前記蓄電池モジュールコントローラに、セルバランス直列回路を構成するスイッチ素子をオン状態にする導通指令信号を出力し、
    前記蓄電池モジュールコントローラは、前記導通指令信号に基づいて前記セルバランス直列回路を構成するスイッチ素子をオン状態にすることを特徴とする蓄電池システム。
  5. 請求項3又は4に記載の蓄電池システムにおいて、
    前記モジュールバランス直列回路を構成するスイッチ素子がオン状態に成っている場合であって、各蓄電池モジュールの充電量の差が5%未満になったとき、前記蓄電池ストリングコントローラは前記モジュールバランス直列回路を構成するスイッチ素子をオフ状態にすることを特徴とする蓄電池システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の蓄電池システムにおいて、
    前記モジュールバランス直列回路は、前記蓄電池モジュールの外部に配置されることを特徴とする蓄電池システム。
JP2011275261A 2011-12-16 2011-12-16 蓄電デバイスを備えた電力蓄積システム Pending JP2013126343A (ja)

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