JP2013126059A - コンテンツ再生システム、テレビジョン受信装置、同プログラム及び同プログラムを記憶した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】送信側の再生機器からスタイル情報をコンテンツ転送の際に合わせて転送することで、受信側の再生機器がそのスタイル情報を用いて送信側の再生機器と同様の設定で転送されたコンテンツを再生することができるコンテンツ再生システムを提供する。
【解決手段】コンテンツの再生・転送機能を有する第一電子機器とコンテンツの再生・受信機能を有する第二電子機器とからなり、第一電子機器は、コンテンツ再生の際の視聴スタイルを定めるスタイル情報を保持するスタイル情報保持部と、スタイル情報をコンテンツ転送の際に合わせて転送する転送部とを有し、第二電子機器は、転送されたコンテンツとスタイル情報を受信する受信部と、受信したスタイル情報に応じて再生部を制御する第一制御部と、受信したコンテンツを再生する再生部とを有するコンテンツ再生システムを提供する。
【選択図】図1
【解決手段】コンテンツの再生・転送機能を有する第一電子機器とコンテンツの再生・受信機能を有する第二電子機器とからなり、第一電子機器は、コンテンツ再生の際の視聴スタイルを定めるスタイル情報を保持するスタイル情報保持部と、スタイル情報をコンテンツ転送の際に合わせて転送する転送部とを有し、第二電子機器は、転送されたコンテンツとスタイル情報を受信する受信部と、受信したスタイル情報に応じて再生部を制御する第一制御部と、受信したコンテンツを再生する再生部とを有するコンテンツ再生システムを提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンテンツ再生システム、同プログラムに関し、特に、コンテンツ再生の際の視聴スタイルを定めるスタイル情報に応じてコンテンツを制御して再生する機能を有するコンテンツ再生システムに関する。
スマートフォンやその他の携帯端末装置で動画や音楽などをダウンロードしたり、写真を撮影したりして楽しむ機会が増えているが、このようにしてダウンロードしたり撮影したりしたコンテンツをより快適な環境で楽しむために、テレビジョン受信装置などのより視聴環境の優れた再生機器に対してコンテンツを送信し、受信側の再生機器でそれを再生し視聴するという技術が知られている。この場合、携帯端末装置・テレビジョン受信装置間の通信には例えば無線LAN(Local Area Network)が利用され、テレビジョン受信装置に割り当てられたIP(Internet Protocol)アドレスに対し携帯端末装置からコンテンツを直接送信することができる。
また、コンテンツに対するユーザの好みや評価などを示すメタデータをコンテンツに自動的に付加する技術も知られている。例えば、特許文献1には、映像コンテンツに対してユーザが行なった操作を検出するユーザ操作検出手段を備え、メタデータ付加手段により、当該映像コンテンツに関連付けて当該コンテンツの価値判断を記録したメタデータを生成する技術が開示されている。特許文献1に記載の発明は、従来のリモコンを用いてメタデータとしてのタグなどを入力する方法のように新たなインターフェイスを用いてメタデータを生成する方法ではユーザにとっての利便性が低いことに鑑みたものであり、ユーザが映像コンテンツを視聴する際に当該映像コンテンツに応じて必然的に実施するであろう操作を検知し、それを契機として、映像コンテンツに自動的にメタデータを付加する技術を提供するものである(特許文献1参照)。
また、コンテンツに対するユーザの好みや評価などを示すメタデータをコンテンツに自動的に付加する技術も知られている。例えば、特許文献1には、映像コンテンツに対してユーザが行なった操作を検出するユーザ操作検出手段を備え、メタデータ付加手段により、当該映像コンテンツに関連付けて当該コンテンツの価値判断を記録したメタデータを生成する技術が開示されている。特許文献1に記載の発明は、従来のリモコンを用いてメタデータとしてのタグなどを入力する方法のように新たなインターフェイスを用いてメタデータを生成する方法ではユーザにとっての利便性が低いことに鑑みたものであり、ユーザが映像コンテンツを視聴する際に当該映像コンテンツに応じて必然的に実施するであろう操作を検知し、それを契機として、映像コンテンツに自動的にメタデータを付加する技術を提供するものである(特許文献1参照)。
ところで、携帯端末装置などでダウンロードしたコンテンツをより快適な環境で楽しむなどのためにテレビジョン受信装置などにコンテンツを転送して視聴する場合には、ユーザは、携帯端末装置でコンテンツを視聴するために設定されている視聴スタイル(例えば字幕表示のON/OFFや主/副音声の設定など)と同じ視聴スタイルでテレビジョン受信装置でも視聴したいと考えるのが通例であると考えられる。しかし、送信側の機器である携帯端末装置における視聴スタイルと受信側の機器であるテレビジョン受信装置における視聴スタイルが同じに設定されているとは限らない。
そこで、従来は、このような場合にコンテンツを受信側の機器に転送して再生しようと思えば、ユーザが改めて送信側の機器と同じ設定をテレビジョン受信装置に対して行わなければならず、ユーザにとって煩雑であった。特に、送信側の機器が携帯端末装置、受信側の機器がテレビジョン受信装置という典型的なケースにおいて、携帯端末装置は個人が専用することが多いのに対し、テレビジョン受信装置は家族などが共用で使用することも多いと考えられる。このような場合においては、携帯端末装置には個人の好みなどに応じた視聴スタイルが設定されているのに対し、テレビジョン受信装置にはこのような個人的な設定はなされていないのが通例であると考えられる。従って、送信側の機器における視聴スタイルと受信側の機器における視聴スタイルが同じに設定されていないために受信側の機器の設定をし直さなければならないユーザの煩雑さはこのような場合に特に顕著であり、かかるユーザの煩雑さを解消したいというニーズは特に強く存在すると言える。
このためには、送信側の機器に設定されているコンテンツ再生の際の視聴スタイルを定める情報(スタイル情報)をメタデータとしてコンテンツと一緒に受信側の機器に送信してそのコンテンツの再生に利用できれば便利である。しかし、特許文献1に記載の発明は、同文献において、ユーザが再生途中で視聴を停止してディスクを抜き出した場合にそのコンテンツがつまらないことを示すメタデータを付加する例が記載されているように、本来当該メタデータを検索サービスに反映することを目的とするものであり、再生の視聴スタイルを定めるために用いるものではない。従って、同文献に記載の発明では、受信側に送信したコンテンツを再生する際に、付加されたメタデータを用いて当該コンテンツの再生にリアルタイムに反映させることはできない。
そこで、従来は、このような場合にコンテンツを受信側の機器に転送して再生しようと思えば、ユーザが改めて送信側の機器と同じ設定をテレビジョン受信装置に対して行わなければならず、ユーザにとって煩雑であった。特に、送信側の機器が携帯端末装置、受信側の機器がテレビジョン受信装置という典型的なケースにおいて、携帯端末装置は個人が専用することが多いのに対し、テレビジョン受信装置は家族などが共用で使用することも多いと考えられる。このような場合においては、携帯端末装置には個人の好みなどに応じた視聴スタイルが設定されているのに対し、テレビジョン受信装置にはこのような個人的な設定はなされていないのが通例であると考えられる。従って、送信側の機器における視聴スタイルと受信側の機器における視聴スタイルが同じに設定されていないために受信側の機器の設定をし直さなければならないユーザの煩雑さはこのような場合に特に顕著であり、かかるユーザの煩雑さを解消したいというニーズは特に強く存在すると言える。
このためには、送信側の機器に設定されているコンテンツ再生の際の視聴スタイルを定める情報(スタイル情報)をメタデータとしてコンテンツと一緒に受信側の機器に送信してそのコンテンツの再生に利用できれば便利である。しかし、特許文献1に記載の発明は、同文献において、ユーザが再生途中で視聴を停止してディスクを抜き出した場合にそのコンテンツがつまらないことを示すメタデータを付加する例が記載されているように、本来当該メタデータを検索サービスに反映することを目的とするものであり、再生の視聴スタイルを定めるために用いるものではない。従って、同文献に記載の発明では、受信側に送信したコンテンツを再生する際に、付加されたメタデータを用いて当該コンテンツの再生にリアルタイムに反映させることはできない。
そこで、本発明が解決すべき課題は、送信側の再生機器からスタイル情報をコンテンツ転送の際に合わせて転送することで、受信側の再生機器がそのスタイル情報を用いて送信側の再生機器と同様の設定で転送されたコンテンツを再生することができるコンテンツ再生システム、同システムを構成するテレビジョン受信装置、かかる再生処理を実行するためのプログラム、及びかかるプログラムを記憶する記録媒体を提供することにある。
以上の課題を解決するため、本発明のうち、第一の発明は、コンテンツの再生・転送機能を有する第一電子機器とコンテンツの再生・受信機能を有する第二電子機器とからなるコンテンツ再生システムであって、第一電子機器は、コンテンツ再生の際の視聴スタイルを定めるスタイル情報を保持するスタイル情報保持部と、スタイル情報を前記コンテンツ転送の際に合わせて転送する転送部とを有し、第二電子機器は、転送された前記コンテンツとスタイル情報を受信する受信部と、受信したスタイル情報に応じて再生部を制御する第一制御部と、受信した前記コンテンツを再生する再生部とを有するコンテンツ再生システムを提供する。
また、第二の発明は、第一の発明を基礎として、スタイル情報保持部に保持されているスタイル情報として、字幕表示のON/OFF、字幕のサイズ、主/副音声の設定、言語の設定のいずれか一以上を含む視聴状態設定情報を保持する視聴状態設定情報保持手段を有するコンテンツ再生システムを提供する。
また、第三の発明は、第一又は第二の発明を基礎として、第二電子機器は、第一電子機器から受信した前記コンテンツを同じく受信したスタイル情報に応じた再生が終了したのちには、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルで再生を制御する復帰制御部を有するコンテンツ再生システムを提供する。
また、第四の発明は、第一から第三のいずれか一の発明を基礎として、再生部は、受信したスタイル情報に応じて第一制御部が制御可能状態となったのち、直ちに受信した前記コンテンツの再生開始をする再生開始手段を有するコンテンツ再生システムを提供する。
また、第五の発明は、第一から第四のいずれか一の発明を基礎として、前記コンテンツはストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送され、第二電子機器の再生部は、このストリーム信号を再生するストリーム再生手段を有するコンテンツ再生システムを提供する。
また、第六の発明は、第一から第五のいずれか一の発明を基礎として、第二電子機器は、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを保持するルール保持手段と、比較結果と前記ルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をするルール制御手段とを有する第二制御部をさらに有するコンテンツ再生システムを提供する。
また、第七の発明は、第一から第六のいずれか一の発明に係る第二電子機器はテレビジョン受信装置であるコンテンツ再生システム提供する。
また、第八の発明は、第七の発明に係るテレビジョン受信装置を提供する。
また、第九の発明は、コンピュータに、第一電子機器から第二電子機器に対してコンテンツを転送するか否かの判断ステップと、判断ステップにおいて転送するとの判断結果が得られた場合にコンテンツ再生の際の視聴スタイルを定めるスタイル情報を読み出すスタイル情報の読出しステップと、スタイル情報を前記コンテンツに関連付けるスタイル情報のコンテンツへの関連付けステップと、スタイル情報を前記コンテンツ転送の際に合わせて転送する転送ステップと、転送ステップにて転送された前記コンテンツとスタイル情報を受信する受信ステップと、受信したスタイル情報に応じて再生部を制御する制御ステップと、受信した前記コンテンツを再生する再生ステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
また、第十の発明は、第九の発明を基礎として、コンピュータに、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較する比較ステップと、比較ステップでの比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを読み出すルール読出しステップと、比較結果と前記ルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をするルール制御ステップとをさらに実行させるためのプログラムを提供する。
また、第十一の発明は、第九又は第十の発明に係るプログラムを記憶した記録媒体を提供する。
また、第二の発明は、第一の発明を基礎として、スタイル情報保持部に保持されているスタイル情報として、字幕表示のON/OFF、字幕のサイズ、主/副音声の設定、言語の設定のいずれか一以上を含む視聴状態設定情報を保持する視聴状態設定情報保持手段を有するコンテンツ再生システムを提供する。
また、第三の発明は、第一又は第二の発明を基礎として、第二電子機器は、第一電子機器から受信した前記コンテンツを同じく受信したスタイル情報に応じた再生が終了したのちには、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルで再生を制御する復帰制御部を有するコンテンツ再生システムを提供する。
また、第四の発明は、第一から第三のいずれか一の発明を基礎として、再生部は、受信したスタイル情報に応じて第一制御部が制御可能状態となったのち、直ちに受信した前記コンテンツの再生開始をする再生開始手段を有するコンテンツ再生システムを提供する。
また、第五の発明は、第一から第四のいずれか一の発明を基礎として、前記コンテンツはストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送され、第二電子機器の再生部は、このストリーム信号を再生するストリーム再生手段を有するコンテンツ再生システムを提供する。
また、第六の発明は、第一から第五のいずれか一の発明を基礎として、第二電子機器は、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを保持するルール保持手段と、比較結果と前記ルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をするルール制御手段とを有する第二制御部をさらに有するコンテンツ再生システムを提供する。
また、第七の発明は、第一から第六のいずれか一の発明に係る第二電子機器はテレビジョン受信装置であるコンテンツ再生システム提供する。
また、第八の発明は、第七の発明に係るテレビジョン受信装置を提供する。
また、第九の発明は、コンピュータに、第一電子機器から第二電子機器に対してコンテンツを転送するか否かの判断ステップと、判断ステップにおいて転送するとの判断結果が得られた場合にコンテンツ再生の際の視聴スタイルを定めるスタイル情報を読み出すスタイル情報の読出しステップと、スタイル情報を前記コンテンツに関連付けるスタイル情報のコンテンツへの関連付けステップと、スタイル情報を前記コンテンツ転送の際に合わせて転送する転送ステップと、転送ステップにて転送された前記コンテンツとスタイル情報を受信する受信ステップと、受信したスタイル情報に応じて再生部を制御する制御ステップと、受信した前記コンテンツを再生する再生ステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
また、第十の発明は、第九の発明を基礎として、コンピュータに、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較する比較ステップと、比較ステップでの比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを読み出すルール読出しステップと、比較結果と前記ルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をするルール制御ステップとをさらに実行させるためのプログラムを提供する。
また、第十一の発明は、第九又は第十の発明に係るプログラムを記憶した記録媒体を提供する。
本発明により、送信側の再生機器からスタイル情報をコンテンツ転送の際に合わせて転送することで、受信側の再生機器がそのスタイル情報を用いて送信側の再生機器と同様の設定で転送されたコンテンツを再生することができるコンテンツ再生システム、同システムを構成するテレビジョン受信装置、かかる再生処理を実行するためのプログラム、及びかかるプログラムを記憶する記録媒体を提供することが可能となる。
0100、0200 コンテンツ再生システム
0110、0210 第一電子機器
0120、0220 第二電子機器
0211 スタイル情報保持部
0212 転送部
0221 受信部
0222 第一制御部
0223 再生部
0110、0210 第一電子機器
0120、0220 第二電子機器
0211 スタイル情報保持部
0212 転送部
0221 受信部
0222 第一制御部
0223 再生部
以下に、本発明の実施例を説明する。実施例と特許請求の範囲の請求項の相互の関係については、実施例1は主に請求項1、2、7などに関し、実施例2は主に請求項3などに関し、実施例3は主に請求項4、5などに関し、実施例4は主に請求項6、8などに関する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<概要>
本実施例のコンテンツ再生システムは、コンテンツの再生・転送機能を有する第一電子機器とコンテンツの再生・受信機能を有する第二電子機器とからなるコンテンツ再生システムであって、第一電子機器が、コンテンツ再生の際の視聴スタイルを定めるスタイル情報を保持する手段及びスタイル情報をコンテンツ転送の際に合わせて転送する手段を有し、第二電子機器が、転送されたコンテンツとスタイル情報を受信し、受信したスタイル情報に応じて再生手段を制御する手段と、受信したコンテンツの再生手段とを有する。
本実施例のコンテンツ再生システムは、コンテンツの再生・転送機能を有する第一電子機器とコンテンツの再生・受信機能を有する第二電子機器とからなるコンテンツ再生システムであって、第一電子機器が、コンテンツ再生の際の視聴スタイルを定めるスタイル情報を保持する手段及びスタイル情報をコンテンツ転送の際に合わせて転送する手段を有し、第二電子機器が、転送されたコンテンツとスタイル情報を受信し、受信したスタイル情報に応じて再生手段を制御する手段と、受信したコンテンツの再生手段とを有する。
図1は、本発明に係るコンテンツ再生システムの概要を示す概念図である。本実施例のコンテンツ再生システムの構成について詳細に説明するのに先立ち、まず本図を用いて、本発明に係るコンテンツ再生システムの概要について説明する。
本図に示すコンテンツ再生システム0100は、送信側の再生機器(以下「第一電子機器」という)0110と、受信側の再生機器(以下「第二電子機器」という)0120から構成されている。本図の例では、第一電子機器はスマートフォンであり、第二電子機器はテレビジョン受信装置である。今、ユーザは第一電子機器で動画コンテンツをダウンロードして第一電子機器の画面0111で再生しているものとする。このとき、第一電子機器での再生は、当該機器で設定されている視聴スタイルに従ってなされている。本図の例では、字幕の表示がONになっており、言語の設定が日本語(主音声)になっている状態が示されている。
本図に示すコンテンツ再生システム0100は、送信側の再生機器(以下「第一電子機器」という)0110と、受信側の再生機器(以下「第二電子機器」という)0120から構成されている。本図の例では、第一電子機器はスマートフォンであり、第二電子機器はテレビジョン受信装置である。今、ユーザは第一電子機器で動画コンテンツをダウンロードして第一電子機器の画面0111で再生しているものとする。このとき、第一電子機器での再生は、当該機器で設定されている視聴スタイルに従ってなされている。本図の例では、字幕の表示がONになっており、言語の設定が日本語(主音声)になっている状態が示されている。
ここで、ユーザは、より大画面・高音質の状態でこのコンテンツを鑑賞したいと考え、当該コンテンツをテレビジョン受信装置に転送して再生しようと考えたとする。この場合、ユーザ操作に基づいて、第一電子機器(スマートフォン)から第二電子機器(テレビジョン受信装置)にコンテンツが転送される。また、ユーザは第二電子機器(テレビジョン受信装置)でも第一電子機器(スマートフォン)での視聴スタイルと同じスタイル(本例では、字幕の表示がONで、言語設定が日本語(主音声)の状態)でコンテンツを鑑賞したいと考えるのが通例であることから、コンテンツと一緒に第一電子機器での視聴スタイルを定める情報(スタイル情報)も送信される。このため、本図において、(1)第一電子機器のメモリ0112などには予めスタイル情報が保持されている。そして、(2)第一電子機器は、コンテンツ及び当該スタイル情報を第二電子機器に送信し、第二電子機器が送信されたコンテンツ及び当該スタイル情報を受信する。そこで、(3)第二電子機器の制御部は、受信したスタイル情報に応じて再生を行うように再生部を制御する。本図の例に即せば、制御部は、第一電子機器での視聴スタイルと同じスタイルである、字幕の表示がONで、言語設定が日本語(主音声)の状態で再生を行うように再生部を制御することになる。このように受信したスタイル情報に応じて再生を行うように再生部を制御することにより、(4)第二電子機器が、第一電子機器と同じ視聴スタイルで再生を行うことが可能となる。
<構成>
図2は、本実施例のコンテンツ再生システムの機能ブロックの一例を示す図である。本件発明の構成要素である各部は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの両者、のいずれかによって構成される。たとえば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、メモリ、バス、インターフェイス、周辺機器などから構成されるハードウェアと、これらのハードウェア上にて実行可能なソフトウェアを挙げることができる。具体的には、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェイスを介して入力されるデータの加工、蓄積、出力などにより各部の機能が実現される。
同図に示すように、本実施例の再生システム0200は、第一電子機器0210と、第二電子機器0220とからなる。第一電子機器は、スタイル情報保持部0211と、転送部0212とを有する。第二電子機器は、受信部0221と、第一制御部0222と、再生部0223とを有する。以下、これらの構成について順次詳細に説明する。
図2は、本実施例のコンテンツ再生システムの機能ブロックの一例を示す図である。本件発明の構成要素である各部は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの両者、のいずれかによって構成される。たとえば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、メモリ、バス、インターフェイス、周辺機器などから構成されるハードウェアと、これらのハードウェア上にて実行可能なソフトウェアを挙げることができる。具体的には、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェイスを介して入力されるデータの加工、蓄積、出力などにより各部の機能が実現される。
同図に示すように、本実施例の再生システム0200は、第一電子機器0210と、第二電子機器0220とからなる。第一電子機器は、スタイル情報保持部0211と、転送部0212とを有する。第二電子機器は、受信部0221と、第一制御部0222と、再生部0223とを有する。以下、これらの構成について順次詳細に説明する。
(第一電子機器:全般)
第一電子機器は、コンテンツを送信する側の電子機器であり、コンテンツの再生・転送機能を有する。このような機能を有する電子機器であれば、第一電子機器となり得る機器に特に限定はなく、上述の例のスマートフォンその他の携帯端末装置である携帯電話、PHS(Personal Handy‐phone System)、PDA(Personal Digital Assistants)、ノートパソコン、携帯型ゲーム機、携帯音楽プレーヤーなどや、モニター装置が接続されたデスクトップ型のパソコン端末装置、テレビジョン受信装置などの非携帯型の電子機器が広く該当する。
第一電子機器は、コンテンツを送信する側の電子機器であり、コンテンツの再生・転送機能を有する。このような機能を有する電子機器であれば、第一電子機器となり得る機器に特に限定はなく、上述の例のスマートフォンその他の携帯端末装置である携帯電話、PHS(Personal Handy‐phone System)、PDA(Personal Digital Assistants)、ノートパソコン、携帯型ゲーム機、携帯音楽プレーヤーなどや、モニター装置が接続されたデスクトップ型のパソコン端末装置、テレビジョン受信装置などの非携帯型の電子機器が広く該当する。
(第一電子機器:スタイル情報保持部)
スタイル情報保持部は、スタイル情報を保持するように構成されている。本発明において「スタイル情報」とは、コンテンツ再生の際の視聴スタイルを定める情報をいう。ここで、「視聴スタイル」とは、視聴の状態ないし視聴の型をいい、主としてユーザによる再生機器に対する切換え操作などに基づいてユーザ毎に設定されることが想定されているものをいう。また、その場合、その設定が再生機器の種類には関係なくコンテンツとユーザの嗜好や属性に依存して設定されることが想定されているものに限られる。具体的には、字幕表示のON/OFF、字幕のサイズ、主/副音声の設定、言語の設定などが考えられる。例えば、字幕表示のON/OFFについていえば、字幕表示をONにして視聴するかOFFにして視聴するかは、ユーザの嗜好や属性(例えば老人の場合、音声が聞き取りにくいので字幕をONにして視聴する)に依存して決せられるものである。また、ユーザがあるコンテンツをスマートフォンで視聴する場合に字幕表示をONにして視聴するのであれば、そのコンテンツをテレビジョン受信装置で視聴する場合にも字幕表示をONにして視聴したいと考えるのが通例であり、その設定が再生機器の種類や特性には関係なく、コンテンツとユーザの嗜好や属性に依存して設定されることが想定されているものにあたるので、本発明にいう「視聴スタイル」に該当する。一方、コンテンツの画質や音質の設定は本発明にいう「視聴スタイル」には該当しない。なぜなら、コンテンツの画質や音質は再生機器の種類や特性ごとに異なるものであり、例えばスマートフォンで視聴していたときと同じ画質や音質にてテレビジョン受信装置で視聴するとは限らないし(むしろテレビジョン受信装置の方が高画質・高音質で楽しめることを期待する方が多いと考えられるなど、再生機器の種類や特性に依存して設定されることが想定される)、仮にスマートフォンでの画質・音質設定をテレビジョン受信装置に送っても必ずしも同じ画質・音質で再生されることにはならないからである。
ただし、本発明におけるスタイル情報は、上例のようなユーザによる再生機器に対する切換え操作などに基づいてユーザ毎に設定されることが想定されているものに限られるものではなく、個人設定視聴状態ないし視聴の型に関する情報に該当するものを広く含む概念である。かかる広義のスタイル情報については後述する。
スタイル情報保持部は、スタイル情報を保持するように構成されている。本発明において「スタイル情報」とは、コンテンツ再生の際の視聴スタイルを定める情報をいう。ここで、「視聴スタイル」とは、視聴の状態ないし視聴の型をいい、主としてユーザによる再生機器に対する切換え操作などに基づいてユーザ毎に設定されることが想定されているものをいう。また、その場合、その設定が再生機器の種類には関係なくコンテンツとユーザの嗜好や属性に依存して設定されることが想定されているものに限られる。具体的には、字幕表示のON/OFF、字幕のサイズ、主/副音声の設定、言語の設定などが考えられる。例えば、字幕表示のON/OFFについていえば、字幕表示をONにして視聴するかOFFにして視聴するかは、ユーザの嗜好や属性(例えば老人の場合、音声が聞き取りにくいので字幕をONにして視聴する)に依存して決せられるものである。また、ユーザがあるコンテンツをスマートフォンで視聴する場合に字幕表示をONにして視聴するのであれば、そのコンテンツをテレビジョン受信装置で視聴する場合にも字幕表示をONにして視聴したいと考えるのが通例であり、その設定が再生機器の種類や特性には関係なく、コンテンツとユーザの嗜好や属性に依存して設定されることが想定されているものにあたるので、本発明にいう「視聴スタイル」に該当する。一方、コンテンツの画質や音質の設定は本発明にいう「視聴スタイル」には該当しない。なぜなら、コンテンツの画質や音質は再生機器の種類や特性ごとに異なるものであり、例えばスマートフォンで視聴していたときと同じ画質や音質にてテレビジョン受信装置で視聴するとは限らないし(むしろテレビジョン受信装置の方が高画質・高音質で楽しめることを期待する方が多いと考えられるなど、再生機器の種類や特性に依存して設定されることが想定される)、仮にスマートフォンでの画質・音質設定をテレビジョン受信装置に送っても必ずしも同じ画質・音質で再生されることにはならないからである。
ただし、本発明におけるスタイル情報は、上例のようなユーザによる再生機器に対する切換え操作などに基づいてユーザ毎に設定されることが想定されているものに限られるものではなく、個人設定視聴状態ないし視聴の型に関する情報に該当するものを広く含む概念である。かかる広義のスタイル情報については後述する。
図示は省略するが、本実施例のコンテンツ再生システムのスタイル情報保持部は視聴状態設定情報保持手段を有していてもよい。視聴状態設定情報保持手段は、スタイル情報保持部に保持されているスタイル情報として、字幕表示のON/OFF、字幕のサイズ、主/副音声の設定、言語の設定、のいずれか一以上を含む視聴状態設定情報を保持するように構成されている。字幕表示のON/OFF、字幕のサイズ、主/副音声の設定、言語の設定は、ユーザによる再生機器に対する切換え操作などに基づいてユーザ毎に設定されることが典型的に想定されているものである。
スタイル情報の保持は、例えば、スタイル情報保持部が、ユーザが第一電子機器に対して行う視聴スタイルの設定のための入力操作を受け付けて、当該設定情報を取得し、当該設定情報をそのままスタイル情報として保持すればよい。
スタイル情報の保持は、例えば、スタイル情報保持部が、ユーザが第一電子機器に対して行う視聴スタイルの設定のための入力操作を受け付けて、当該設定情報を取得し、当該設定情報をそのままスタイル情報として保持すればよい。
(第一電子機器:転送部)
転送部は、スタイル情報をコンテンツ転送の際に合わせて転送するように構成されている。具体的には、例えば、スタイル情報をメタデータとしてコンテンツに関連付けて、コンテンツ及び当該コンテンツに関連付けられたスタイル情報を同時に第二電子機器に対して転送することが考えられる。
また、コンテンツはストリーム信号で転送されるものであってもよい。この場合には、例えば、字幕表示をONにする旨のスタイル情報をメタデータとして動画コンテンツを構成するストリームのパケットごとに関連付けてコンテンツとともに転送することが可能となる。コンテンツがストリーム信号で転送されるものである場合の具体的構成については、別の実施例にて後述する。
転送部は、スタイル情報をコンテンツ転送の際に合わせて転送するように構成されている。具体的には、例えば、スタイル情報をメタデータとしてコンテンツに関連付けて、コンテンツ及び当該コンテンツに関連付けられたスタイル情報を同時に第二電子機器に対して転送することが考えられる。
また、コンテンツはストリーム信号で転送されるものであってもよい。この場合には、例えば、字幕表示をONにする旨のスタイル情報をメタデータとして動画コンテンツを構成するストリームのパケットごとに関連付けてコンテンツとともに転送することが可能となる。コンテンツがストリーム信号で転送されるものである場合の具体的構成については、別の実施例にて後述する。
図3はコンテンツ転送に際してコンテンツに関連付けられるメタデータの一例を示す図である。本図に示すメタデータは、マルチメディア用メタデータ表記方法の国際標準化規格であるMPEG7に準拠した例である。MPEG7は、XML(eXtensible Markup Language)フォーマットにより記述され、(1)メタデータを定義するための言語、(2)記述スキーム及び(3)記述子から構成される。ここで、記述スキームは、コンテンツの内容のどのような項目をどのような構造で記述するかを定義したものであり、記述子は、記述スキームの項目を示すものである。図3の例もXMLフォーマットで記述されたものであり、本例では、メタデータとして「字幕表示ON」、「字幕の種類は英語」、「字幕のサイズは大」という内容が記述されている。
また、転送部が転送するコンテンツは、第一電子機器において再生可能とするためにデコード(復号)された状態で第二電子機器に対して送信されることが望ましい。コンテンツをデコードされた状態で第二電子機器に対して送信することにより、後述するように、第二電子機器では、再生のために当該コンテンツを改めてデコードする必要がないため、第二電子機器において直ちに当該コンテンツを再生することが可能となる。
また、転送部が転送するコンテンツは、第一電子機器において再生可能とするためにデコード(復号)された状態で第二電子機器に対して送信されることが望ましい。コンテンツをデコードされた状態で第二電子機器に対して送信することにより、後述するように、第二電子機器では、再生のために当該コンテンツを改めてデコードする必要がないため、第二電子機器において直ちに当該コンテンツを再生することが可能となる。
(第二電子機器:全般)
第二電子機器は、コンテンツを受信する側の電子機器であり、コンテンツの受信・再生機能を有する。このような機能を有する電子機器であれば、第二電子機器となり得る機器に特に限定はなく、第一電子機器について上述したような電子機器が広く該当する。
第二電子機器は、コンテンツを受信する側の電子機器であり、コンテンツの受信・再生機能を有する。このような機能を有する電子機器であれば、第二電子機器となり得る機器に特に限定はなく、第一電子機器について上述したような電子機器が広く該当する。
(第二電子機器:受信部)
受信部は、転送されたコンテンツとスタイル情報を受信するように構成されている。その際、コンテンツとスタイル情報は関連付けて取得される。コンテンツとスタイル情報を関連付けて取得する理由は、次に述べる第一制御部が、受信したスタイル情報に応じてコンテンツを再生するように制御するために、どのスタイル情報がどのコンテンツに対応するのかを特定する必要があるためである。
受信部は、転送されたコンテンツとスタイル情報を受信するように構成されている。その際、コンテンツとスタイル情報は関連付けて取得される。コンテンツとスタイル情報を関連付けて取得する理由は、次に述べる第一制御部が、受信したスタイル情報に応じてコンテンツを再生するように制御するために、どのスタイル情報がどのコンテンツに対応するのかを特定する必要があるためである。
(第二電子機器:第一制御部)
第一制御部は、受信したスタイル情報に応じて再生部を制御するように構成されている。具体的には、受信したスタイル情報に応じて、当該スタイル情報に関連付けて取得されたコンテンツを再生せよとの再生命令を生成して、再生部に対し送出するように構成されている。
なお、「受信したスタイル情報に応じて」とは、通例は受信したスタイル情報通りにという意味であるが、必ずしもこの意味には限られない。この点、通例の場合として、例えば受信したスタイル情報が「字幕表示ON」である場合には、第一電子機器での設定と同じ設定で第二電子機器でも再生するのがふつうである。従って、この場合は、「スタイル情報に応じて」とは「字幕表示ON」を意味するので、文字通り受信したスタイル情報通りにという意味になる。一方、受信したスタイル情報は上述のように例えば「コンテンツのジャンルがドラマである」というものであってもよいが、このような場合には、第一制御部が、当該スタイル情報の意味を字幕表示ONなどと解釈し、解釈したスタイル情報に応じた再生を行うように再生部を制御することになる。なお、この場合には第一制御部が例えばスタイル情報の解釈を行うためのルール(スタイル情報解釈ルール)を保持し、当該スタイル情報解釈ルールを参照して意味解釈を行う。従って、この場合には、「受信したスタイル情報に応じて」とは、受信したスタイル情報を解釈した結果に従ってという意味になる。以上は実質的にはスタイル情報通りに再生するように制御する場合であるが、この場合と異なり、受信したスタイル情報とは異なるスタイル情報に従って再生を制御する場合も本実施例にいう「受信したスタイル情報に応じて」再生を制御する場合に含まれる。例えば、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと第一電子機器から受信したスタイル情報を比較した結果のうちいずれかを所定のルールに基づいて決定し、この決定された視聴スタイルに従って再生を制御するものも含まれる。かかる例については、別の実施例にて後述する。
第一制御部は、受信したスタイル情報に応じて再生部を制御するように構成されている。具体的には、受信したスタイル情報に応じて、当該スタイル情報に関連付けて取得されたコンテンツを再生せよとの再生命令を生成して、再生部に対し送出するように構成されている。
なお、「受信したスタイル情報に応じて」とは、通例は受信したスタイル情報通りにという意味であるが、必ずしもこの意味には限られない。この点、通例の場合として、例えば受信したスタイル情報が「字幕表示ON」である場合には、第一電子機器での設定と同じ設定で第二電子機器でも再生するのがふつうである。従って、この場合は、「スタイル情報に応じて」とは「字幕表示ON」を意味するので、文字通り受信したスタイル情報通りにという意味になる。一方、受信したスタイル情報は上述のように例えば「コンテンツのジャンルがドラマである」というものであってもよいが、このような場合には、第一制御部が、当該スタイル情報の意味を字幕表示ONなどと解釈し、解釈したスタイル情報に応じた再生を行うように再生部を制御することになる。なお、この場合には第一制御部が例えばスタイル情報の解釈を行うためのルール(スタイル情報解釈ルール)を保持し、当該スタイル情報解釈ルールを参照して意味解釈を行う。従って、この場合には、「受信したスタイル情報に応じて」とは、受信したスタイル情報を解釈した結果に従ってという意味になる。以上は実質的にはスタイル情報通りに再生するように制御する場合であるが、この場合と異なり、受信したスタイル情報とは異なるスタイル情報に従って再生を制御する場合も本実施例にいう「受信したスタイル情報に応じて」再生を制御する場合に含まれる。例えば、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと第一電子機器から受信したスタイル情報を比較した結果のうちいずれかを所定のルールに基づいて決定し、この決定された視聴スタイルに従って再生を制御するものも含まれる。かかる例については、別の実施例にて後述する。
(第二電子機器:再生部)
再生部は、受信したコンテンツを再生するように構成されている。特に、第一制御部の制御に従って再生がなされる場合、再生部は、受信部からコンテンツを取得するとともに、第一制御部から上記の制御命令を受け取り、受け取った制御命令に従って当該コンテンツをスタイル情報に応じて再生するように構成される。
再生部は、受信したコンテンツを再生するように構成されている。特に、第一制御部の制御に従って再生がなされる場合、再生部は、受信部からコンテンツを取得するとともに、第一制御部から上記の制御命令を受け取り、受け取った制御命令に従って当該コンテンツをスタイル情報に応じて再生するように構成される。
以上の構成において、コンテンツの再生のためのデコードは不要である。以下、本実施例においてコンテンツの再生のためのデコードを不要とするための構成について説明する。
コンテンツ、特にデジタルコンテンツを携帯端末装置などからテレビジョン受信装置などに対して転送する際には、一般にMPEG2、MPEG4などの規格に基づいてコンテンツをエンコード(符号化)し、システム・ストリーム(デジタルデータの流れ)として送信する方法がある。この方法を用いる場合、コンテンツを受信したテレビジョン受信装置などでは、このコンテンツをデコーダによりデコードして再生する。この場合、エンコードやデコードにある程度(数秒程度)の時間を要する。しかし、本実施例においては、このような一般的な方法とは異なり、第一電子機器においてコンテンツのエンコードを行わずに、映像データと音声データをそのまま第二電子機器に対して送信するようにすることで、エンコード及びデコードに要する時間を不要とし、第二電子機器での再生を迅速に行うことが可能となる。また、既述のように、本発明においてもコンテンツをストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送してもよいが、転送を非圧縮のストリーム信号で行うことにより、やはりデコードを不要とすることができ、第二電子機器での再生を迅速に行うことが可能となる。
コンテンツ、特にデジタルコンテンツを携帯端末装置などからテレビジョン受信装置などに対して転送する際には、一般にMPEG2、MPEG4などの規格に基づいてコンテンツをエンコード(符号化)し、システム・ストリーム(デジタルデータの流れ)として送信する方法がある。この方法を用いる場合、コンテンツを受信したテレビジョン受信装置などでは、このコンテンツをデコーダによりデコードして再生する。この場合、エンコードやデコードにある程度(数秒程度)の時間を要する。しかし、本実施例においては、このような一般的な方法とは異なり、第一電子機器においてコンテンツのエンコードを行わずに、映像データと音声データをそのまま第二電子機器に対して送信するようにすることで、エンコード及びデコードに要する時間を不要とし、第二電子機器での再生を迅速に行うことが可能となる。また、既述のように、本発明においてもコンテンツをストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送してもよいが、転送を非圧縮のストリーム信号で行うことにより、やはりデコードを不要とすることができ、第二電子機器での再生を迅速に行うことが可能となる。
なお、以上においては、主として、スタイル情報が字幕表示のON/OFF、字幕のサイズ、主/副音声の設定、言語の設定のようにユーザによる再生機器に対する切換え操作などに基づいてユーザ毎に設定されることが想定されているものの例で説明した。しかし、本発明におけるスタイル情報は、このようなユーザ操作などに基づいてユーザ毎に設定されることが想定されているものに限られるものではなく、コンテンツに関する情報を広く含み得る。例えば、ビットレート、データの圧縮/伸長比率、データの解像度、当該コンテンツの属するジャンルといった情報であってもよい。なぜなら、ビットレート、データの圧縮/伸長比率、データの解像度、当該コンテンツの属するジャンルといった情報は字幕表示のON/OFFなどとは異なりコンテンツの内容そのものに関するものであるため、従来のコンテンツ転送方法では第二電子機器側で受信したコンテンツをデコードしたのちでなければコンテンツの内容がわからなかったが、本発明においては、第二電子機器側でのデコード処理が不要であることから、スタイル情報がビットレート、データの圧縮/伸長比率、データの解像度、当該コンテンツの属するジャンルといった情報であっても、当該情報を用いて直ちに当該スタイル情報に応じたコンテンツの再生を行うことが可能となるためである。また、スタイル情報がビットレート、データの圧縮/伸長比率、データの解像度、当該コンテンツの属するジャンルといった情報である場合にも、コンテンツの再生に際して画質や音質の設定の最適化に資することができるという点も、スタイル情報にビットレート、データの圧縮/伸長比率、データの解像度、当該コンテンツの属するジャンルといった情報を含めてよい理由として挙げることができる。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例のコンテンツ再生システムのハードウェア構成について説明する。まず、第一電子機器のハードウェア構成について説明する。
図4は、本実施例のコンテンツ再生システムの第一電子機器のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本実施例のコンテンツ再生システムの第一電子機器のスタイル情報保持部は、記憶装置0401と、メインメモリ0402と、CPU」0403とから構成される。転送部は、記憶装置と、メインメモリと、CPUと、I/O0404とから構成される。このほか、図示は省略するが、第一電子機器は、I/Oを介して接続されているディスプレイ、スピーカ、リモコンなどを有していてもよい。これらはシステムバス0405などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。またメインメモリは、プログラムがCPUによって実行される際の作業領域であるワーク領域を提供する。また、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
次に、本実施例のコンテンツ再生システムのハードウェア構成について説明する。まず、第一電子機器のハードウェア構成について説明する。
図4は、本実施例のコンテンツ再生システムの第一電子機器のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本実施例のコンテンツ再生システムの第一電子機器のスタイル情報保持部は、記憶装置0401と、メインメモリ0402と、CPU」0403とから構成される。転送部は、記憶装置と、メインメモリと、CPUと、I/O0404とから構成される。このほか、図示は省略するが、第一電子機器は、I/Oを介して接続されているディスプレイ、スピーカ、リモコンなどを有していてもよい。これらはシステムバス0405などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。またメインメモリは、プログラムがCPUによって実行される際の作業領域であるワーク領域を提供する。また、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
まず、スタイル情報保持部に係る構成について説明する。スタイル情報保持プログラムは、例えばユーザが第一電子機器に対してリモコンなどを用いて行う視聴スタイルの設定のための入力操作を受け付けて、当該設定情報を取得し、当該設定情報をそのままスタイル情報として記憶装置などに保持する。
次に、転送部に係る構成について説明する。転送プログラムは、スタイル情報をメタデータとしてコンテンツに関連付けて、I/Oを介して第二電子機器に対して当該スタイル情報およびコンテンツを送信する。具体的には、例えば第二電子機器におけるデコードを不要とするためにコンテンツを映像データ、音声データの形でそのまま送信するとともに当該映像データ、音声データにメタデータを関連付けて送信する。また、コンテンツがストリーム信号で転送されるものである場合には、例えば、スタイル情報をメタデータとしてコンテンツを構成するストリームのパケットごとに関連付けてコンテンツとともに送信する。
次に、転送部に係る構成について説明する。転送プログラムは、スタイル情報をメタデータとしてコンテンツに関連付けて、I/Oを介して第二電子機器に対して当該スタイル情報およびコンテンツを送信する。具体的には、例えば第二電子機器におけるデコードを不要とするためにコンテンツを映像データ、音声データの形でそのまま送信するとともに当該映像データ、音声データにメタデータを関連付けて送信する。また、コンテンツがストリーム信号で転送されるものである場合には、例えば、スタイル情報をメタデータとしてコンテンツを構成するストリームのパケットごとに関連付けてコンテンツとともに送信する。
次に、第二電子機器のハードウェア構成について説明する。
図5は、本実施例のコンテンツ再生システムの第二電子機器のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本実施例のコンテンツ再生システムの第二電子機器の受信部は、記憶装置0501と、メインメモリ0502と、CPU0503と、I/O0504とから構成される。第一制御部は、記憶装置と、メインメモリと、CPUとから構成される。再生部は、記憶装置と、メインメモリと、CPUと、I/Oと、I/Oを介して接続されているディスプレイ0505、スピーカ0506などから構成される。このほか、図示は省略するが、第一電子機器は、I/Oを介して接続されているリモコンなどを有していてもよい。これらはシステムバス0507などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
図5は、本実施例のコンテンツ再生システムの第二電子機器のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本実施例のコンテンツ再生システムの第二電子機器の受信部は、記憶装置0501と、メインメモリ0502と、CPU0503と、I/O0504とから構成される。第一制御部は、記憶装置と、メインメモリと、CPUとから構成される。再生部は、記憶装置と、メインメモリと、CPUと、I/Oと、I/Oを介して接続されているディスプレイ0505、スピーカ0506などから構成される。このほか、図示は省略するが、第一電子機器は、I/Oを介して接続されているリモコンなどを有していてもよい。これらはシステムバス0507などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
まず、受信部に係る構成について説明する。受信プログラムは、転送されたコンテンツとスタイル情報を受信する。その際、コンテンツとスタイル情報を関連付けて取得する。
次に、第一制御部に係る構成について説明する。第一制御プログラムは、受信したスタイル情報に応じて再生部を制御する。具体的には、受信したスタイル情報に応じて、当該スタイル情報に関連付けて取得されたコンテンツを再生せよとの再生命令を生成して、再生部に対し送出する。
次に、再生部に係る構成について説明する。再生プログラムは、メインメモリに格納されているコンテンツを読み出すとともに、第一制御部から上記の制御命令を受け取り、受け取った制御命令に従って当該コンテンツをスタイル情報に応じて再生する。
次に、第一制御部に係る構成について説明する。第一制御プログラムは、受信したスタイル情報に応じて再生部を制御する。具体的には、受信したスタイル情報に応じて、当該スタイル情報に関連付けて取得されたコンテンツを再生せよとの再生命令を生成して、再生部に対し送出する。
次に、再生部に係る構成について説明する。再生プログラムは、メインメモリに格納されているコンテンツを読み出すとともに、第一制御部から上記の制御命令を受け取り、受け取った制御命令に従って当該コンテンツをスタイル情報に応じて再生する。
<処理の流れ>
図6は、本実施例のコンテンツ再生システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図に示すように、本実施例のコンテンツ再生システムにおける処理の流れは、第一電子機器における処理の流れと第二電子機器における処理の流れに大別される。
図6は、本実施例のコンテンツ再生システムにおける処理の流れの一例を示す図である。同図に示すように、本実施例のコンテンツ再生システムにおける処理の流れは、第一電子機器における処理の流れと第二電子機器における処理の流れに大別される。
まず、第一電子機器における処理の流れは、以下のステップを有する。
第一電子機器は、第二電子機器に対してコンテンツを転送するか否かの判断ステップS0601において、転送するとの判断結果が得られた場合、スタイル情報の読出しステップS0602において、保持されているスタイル情報を読み出す。第二電子機器に対してコンテンツを転送するか否かの判断は、例えば、ユーザによるコンテンツ転送のための操作をトリガーとして行われる。
次に、スタイル情報のコンテンツへの関連付けステップS0603において、第一電子機器は、スタイル情報を例えばメタデータとしてコンテンツに関連づける。
次に、コンテンツ及びスタイル情報の転送ステップS0604において、第一電子機器は、コンテンツ及び当該コンテンツに関連付けられたスタイル情報を第二電子機器に対して転送する。
第一電子機器は、第二電子機器に対してコンテンツを転送するか否かの判断ステップS0601において、転送するとの判断結果が得られた場合、スタイル情報の読出しステップS0602において、保持されているスタイル情報を読み出す。第二電子機器に対してコンテンツを転送するか否かの判断は、例えば、ユーザによるコンテンツ転送のための操作をトリガーとして行われる。
次に、スタイル情報のコンテンツへの関連付けステップS0603において、第一電子機器は、スタイル情報を例えばメタデータとしてコンテンツに関連づける。
次に、コンテンツ及びスタイル情報の転送ステップS0604において、第一電子機器は、コンテンツ及び当該コンテンツに関連付けられたスタイル情報を第二電子機器に対して転送する。
次に、第二電子機器における処理の流れは、以下のステップを有する。
まず、コンテンツ及びスタイル情報の受信ステップS0605において、第二電子機器は、前記ステップS0604にて第一電子機器から転送されたコンテンツ及び当該コンテンツに関連付けられて転送されたスタイル情報を受信する。
次に、第一制御ステップS0606において、第二電子機器は、前記ステップS0605にて受信したスタイル情報に応じた再生を制御するための制御命令を生成する。
まず、コンテンツ及びスタイル情報の受信ステップS0605において、第二電子機器は、前記ステップS0604にて第一電子機器から転送されたコンテンツ及び当該コンテンツに関連付けられて転送されたスタイル情報を受信する。
次に、第一制御ステップS0606において、第二電子機器は、前記ステップS0605にて受信したスタイル情報に応じた再生を制御するための制御命令を生成する。
次に、再生ステップS0607において、第二電子機器は、前記ステップS0606にて生成した制御命令に従って、受信したコンテンツの再生を行う。
<効果>
本実施例のコンテンツ再生システムにより、携帯端末装置など送信側の再生機器が保有している視聴状態に係る個人設定に関する情報をテレビジョン受信装置などの受信側の再生機器に送信することで、受信側の再生機器の設定を送信側の再生機器と同様の設定に自動で設定することができるコンテンツ再生システム及び当該処理を実行するためのプログラムを提供することが可能となる。
本実施例のコンテンツ再生システムにより、携帯端末装置など送信側の再生機器が保有している視聴状態に係る個人設定に関する情報をテレビジョン受信装置などの受信側の再生機器に送信することで、受信側の再生機器の設定を送信側の再生機器と同様の設定に自動で設定することができるコンテンツ再生システム及び当該処理を実行するためのプログラムを提供することが可能となる。
<概要>
本実施例のコンテンツ再生システムは、基本的に実施例1の装置と共通するが、第二電子機器が、第一電子機器から受信したコンテンツのスタイル情報に応じた再生が終了したのちには、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルで再生を制御する手段を有するものである。
本実施例のコンテンツ再生システムは、基本的に実施例1の装置と共通するが、第二電子機器が、第一電子機器から受信したコンテンツのスタイル情報に応じた再生が終了したのちには、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルで再生を制御する手段を有するものである。
<構成>
図7は、本実施例のコンテンツ再生システムの機能ブロックの一例を示す図である。本図に示すように、本実施例のコンテンツ再生システムは、実施例1のコンテンツ再生システムと基本的に共通する。ただし、本実施例のコンテンツ再生システム0700の第二電子機器0720は、復帰制御部0724を有する。以下、復帰制御部の構成について説明する。その余の各部の構成は、実施例1のコンテンツ再生システムと同様であるから、説明を省略する。
図7は、本実施例のコンテンツ再生システムの機能ブロックの一例を示す図である。本図に示すように、本実施例のコンテンツ再生システムは、実施例1のコンテンツ再生システムと基本的に共通する。ただし、本実施例のコンテンツ再生システム0700の第二電子機器0720は、復帰制御部0724を有する。以下、復帰制御部の構成について説明する。その余の各部の構成は、実施例1のコンテンツ再生システムと同様であるから、説明を省略する。
(第二電子機器:復帰制御部)
復帰制御部は、第二電子機器での再生に関し、第一電子機器から受信したコンテンツを同じく受信したスタイル情報に応じた再生が終了したのちには、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルで再生を制御するように構成されている。この構成の目的は、ユーザが第二電子機器における通例の視聴スタイルを有している蓋然性が高い場合に、第一電子機器から受信したスタイル情報が通例の視聴スタイルとは異なっていたときに、第一電子機器から受信したコンテンツの再生が終了したのちにいちいち設定し直す煩雑さを解消する点にある。
例えば、第二電子機器(例えばテレビジョン受信装置)に対しユーザが通例の視聴スタイルとして「字幕表示OFF、主音声設定」に設定していたとする。そして、第一電子機器(例えばスマートフォン)でダウンロードした外国ドラマが主音声では日本語吹替え、副音声では英語で出力されるものであり、かつ日本語の字幕を表示可能なものであったとする。この場合、ユーザが、このドラマを日本語の字幕を見つつ英語で聴きたいと考えて、第一電子機器における視聴スタイルを「字幕表示ON、副音声設定」に設定したとする。このとき、当該コンテンツを第二電子機器に転送して視聴する場合には、実施例1で説明した構成に従って、第二電子機器でも「字幕表示ON、副音声設定」という視聴スタイルで再生される。しかし、その後、ユーザがふつうにテレビジョン受信装置で番組を視聴する時は、通例の視聴スタイルである「字幕表示OFF、主音声設定」で視聴する蓋然性が高い。にもかかわらず、当該ドラマのためにいったん「字幕表示ON、副音声設定」設定されたものからいちいち設定し直さなければならないとするとユーザにとって煩雑である。そこで、本実施例のテレビジョン受信装置では、復帰制御部が、第二電子機器での当該コンテンツの再生終了後に自動的にそれ以前の視聴スタイルで再生を行う制御をするようにしている。コンテンツの再生終了後に自動的にそれ以前の視聴スタイルで設定し直す煩雑さが解消される。
復帰制御のための具体的構成は、以下の通りである。復帰制御部は、まず、第二電子機器において、第一電子機器から受信したコンテンツを同じく受信したスタイル情報に応じた再生が終了したことを知る必要がある。このための構成としては、例えば、再生終了と同時に再生部から復帰制御部に対して再生終了信号を送出するように構成しておき、復帰制御部が当該信号を受け取ったことで再生終了を知るといった構成が考えられる。あるいは、コンテンツに付加されたコンテンツの再生時間情報や再生終了位置情報を予め取得しておき、当該再生時間の経過情報や位置情報を検知することにより再生終了を知るといった構成などでもよい。次に、復帰制御部は復帰すべき元の視聴スタイルを取得する必要があるところ、当該元の視聴スタイルに係るスタイル情報は記憶装置などの不揮発性のメモリに記憶しておき、記憶されたスタイル情報を読み出すことで取得することができる。以上の構成により、復帰制御部は、再生終了を知ると、当該元の視聴スタイル情報に基づいて以後の再生を制御することが可能となる。
復帰制御部は、第二電子機器での再生に関し、第一電子機器から受信したコンテンツを同じく受信したスタイル情報に応じた再生が終了したのちには、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルで再生を制御するように構成されている。この構成の目的は、ユーザが第二電子機器における通例の視聴スタイルを有している蓋然性が高い場合に、第一電子機器から受信したスタイル情報が通例の視聴スタイルとは異なっていたときに、第一電子機器から受信したコンテンツの再生が終了したのちにいちいち設定し直す煩雑さを解消する点にある。
例えば、第二電子機器(例えばテレビジョン受信装置)に対しユーザが通例の視聴スタイルとして「字幕表示OFF、主音声設定」に設定していたとする。そして、第一電子機器(例えばスマートフォン)でダウンロードした外国ドラマが主音声では日本語吹替え、副音声では英語で出力されるものであり、かつ日本語の字幕を表示可能なものであったとする。この場合、ユーザが、このドラマを日本語の字幕を見つつ英語で聴きたいと考えて、第一電子機器における視聴スタイルを「字幕表示ON、副音声設定」に設定したとする。このとき、当該コンテンツを第二電子機器に転送して視聴する場合には、実施例1で説明した構成に従って、第二電子機器でも「字幕表示ON、副音声設定」という視聴スタイルで再生される。しかし、その後、ユーザがふつうにテレビジョン受信装置で番組を視聴する時は、通例の視聴スタイルである「字幕表示OFF、主音声設定」で視聴する蓋然性が高い。にもかかわらず、当該ドラマのためにいったん「字幕表示ON、副音声設定」設定されたものからいちいち設定し直さなければならないとするとユーザにとって煩雑である。そこで、本実施例のテレビジョン受信装置では、復帰制御部が、第二電子機器での当該コンテンツの再生終了後に自動的にそれ以前の視聴スタイルで再生を行う制御をするようにしている。コンテンツの再生終了後に自動的にそれ以前の視聴スタイルで設定し直す煩雑さが解消される。
復帰制御のための具体的構成は、以下の通りである。復帰制御部は、まず、第二電子機器において、第一電子機器から受信したコンテンツを同じく受信したスタイル情報に応じた再生が終了したことを知る必要がある。このための構成としては、例えば、再生終了と同時に再生部から復帰制御部に対して再生終了信号を送出するように構成しておき、復帰制御部が当該信号を受け取ったことで再生終了を知るといった構成が考えられる。あるいは、コンテンツに付加されたコンテンツの再生時間情報や再生終了位置情報を予め取得しておき、当該再生時間の経過情報や位置情報を検知することにより再生終了を知るといった構成などでもよい。次に、復帰制御部は復帰すべき元の視聴スタイルを取得する必要があるところ、当該元の視聴スタイルに係るスタイル情報は記憶装置などの不揮発性のメモリに記憶しておき、記憶されたスタイル情報を読み出すことで取得することができる。以上の構成により、復帰制御部は、再生終了を知ると、当該元の視聴スタイル情報に基づいて以後の再生を制御することが可能となる。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例のコンテンツ再生システムのハードウェア構成について説明する。
本実施例のコンテンツ再生システムにおける第一電子機器及び第二電子機器のハードウェア構成は、実施例1と基本的に同様であるが、本実施例のコンテンツ再生システムでは第二電子機器が復帰制御部を有するところ、復帰制御部は、記憶装置と、メインメモリと、CPUとから構成される。以下、復帰制御部に係るハードウェア構成について説明する。その余の構成は、実施例1のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と同様であるから、説明を省略する。
記憶装置には復帰制御プログラムが記憶されている。復帰制御プログラムは、例えば再生プログラムが送出した再生終了信号を受け取る。また、復帰制御プログラムは、記憶装置に記憶されている第二電子機器の元の(通常の)視聴スタイルを示すスタイル情報をメインメモリに読み出す。そして、復帰制御プログラムは、以後の再生制御を当該読み出した第二電子機器の元の視聴スタイルを示すスタイル情報に応じて行う。
次に、本実施例のコンテンツ再生システムのハードウェア構成について説明する。
本実施例のコンテンツ再生システムにおける第一電子機器及び第二電子機器のハードウェア構成は、実施例1と基本的に同様であるが、本実施例のコンテンツ再生システムでは第二電子機器が復帰制御部を有するところ、復帰制御部は、記憶装置と、メインメモリと、CPUとから構成される。以下、復帰制御部に係るハードウェア構成について説明する。その余の構成は、実施例1のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と同様であるから、説明を省略する。
記憶装置には復帰制御プログラムが記憶されている。復帰制御プログラムは、例えば再生プログラムが送出した再生終了信号を受け取る。また、復帰制御プログラムは、記憶装置に記憶されている第二電子機器の元の(通常の)視聴スタイルを示すスタイル情報をメインメモリに読み出す。そして、復帰制御プログラムは、以後の再生制御を当該読み出した第二電子機器の元の視聴スタイルを示すスタイル情報に応じて行う。
<処理の流れ>
本実施例における処理の流れは図6に示した実施例1の処理の流れと基本的に共通する。ただし、本実施例の処理の流れは、再生ステップ(図6のS0607)の次に復帰制御ステップを有する(図示を省略)。復帰制御ステップは、(1)第二電子機器が、第一電子機器から受信したコンテンツの第一電子機器から受信したスタイル情報に応じた再生が終了したことを検知するサブステップと、(2)第二電子機器が、第二電子機器の元のスタイル情報を読み出すサブステップと、(3)読み出した元のスタイル情報に応じて再生を制御するサブステップとからなる。その余の処理の流れは、実施例1の処理の流れと同じであるから、説明を省略する。
本実施例における処理の流れは図6に示した実施例1の処理の流れと基本的に共通する。ただし、本実施例の処理の流れは、再生ステップ(図6のS0607)の次に復帰制御ステップを有する(図示を省略)。復帰制御ステップは、(1)第二電子機器が、第一電子機器から受信したコンテンツの第一電子機器から受信したスタイル情報に応じた再生が終了したことを検知するサブステップと、(2)第二電子機器が、第二電子機器の元のスタイル情報を読み出すサブステップと、(3)読み出した元のスタイル情報に応じて再生を制御するサブステップとからなる。その余の処理の流れは、実施例1の処理の流れと同じであるから、説明を省略する。
<効果>
本実施例のコンテンツ再生システムにより、ユーザが第二電子機器における通例の視聴スタイルを有している蓋然性が高い場合に、第一電子機器から受信したスタイル情報が通例の視聴スタイルとは異なっていたときに、第一電子機器から受信したコンテンツの再生が終了したのちにいちいち設定し直さずに済ませることが可能となる。
本実施例のコンテンツ再生システムにより、ユーザが第二電子機器における通例の視聴スタイルを有している蓋然性が高い場合に、第一電子機器から受信したスタイル情報が通例の視聴スタイルとは異なっていたときに、第一電子機器から受信したコンテンツの再生が終了したのちにいちいち設定し直さずに済ませることが可能となる。
<概要>
本実施例のコンテンツ再生システムは、基本的に実施例1または2のコンテンツ再生システムと共通するが、再生部が、受信したスタイル情報に応じて第一制御部が制御可能状態となったのち、直ちに受信したコンテンツの再生開始をする手段を有するものである。特に、本実施例には、前記コンテンツがストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送され、前記第二電子機器の再生部は、このストリーム信号を再生する手段を有するものが含まれる。
本実施例のコンテンツ再生システムは、基本的に実施例1または2のコンテンツ再生システムと共通するが、再生部が、受信したスタイル情報に応じて第一制御部が制御可能状態となったのち、直ちに受信したコンテンツの再生開始をする手段を有するものである。特に、本実施例には、前記コンテンツがストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送され、前記第二電子機器の再生部は、このストリーム信号を再生する手段を有するものが含まれる。
<構成>
本実施例のコンテンツ再生システムは、実施例1または2のコンテンツ再生システムと基本的に共通する。ただし、本実施例のコンテンツ再生システムの第二電子機器の再生部は、再生開始手段を有する。以下、再生部の構成について説明する。その余の各部の構成は、実施例1または2のコンテンツ再生システムと同様であるから、説明を省略する。
本実施例のコンテンツ再生システムは、実施例1または2のコンテンツ再生システムと基本的に共通する。ただし、本実施例のコンテンツ再生システムの第二電子機器の再生部は、再生開始手段を有する。以下、再生部の構成について説明する。その余の各部の構成は、実施例1または2のコンテンツ再生システムと同様であるから、説明を省略する。
(第二電子機器:再生部)
再生部は、再生開始手段を有する。再生開始手段は、受信したスタイル情報に応じて第一制御部が制御可能状態となったのち、直ちに受信したコンテンツの再生開始をするように構成されている。そのための具体的構成は、以下のとおりである。まず、受信したスタイル情報に応じて第一制御部が制御可能状態となったことを再生部が知る必要がある。このための構成としては、例えば、第一制御部がスタイル情報を取得すると同時に第一制御部から再生部に対してスタイル情報を取得したことを示す信号を送出し、再生部が当該信号を受け取ったことで第一制御部がスタイル情報を取得したこと、即ち受信したスタイル情報に応じて第一制御部が制御可能状態となったことを知るといった構成が考えられる。次に、再生部が直ちに受信したコンテンツの再生開始をするための構成としては、例えば、第一制御部が上記のスタイル情報を取得したことを示す信号を送出する際に、合わせて再生開始命令も送信するように構成することが考えられる。より詳細には、第一制御部は、上記のスタイル情報が関連付けられて第一電子機器から送信されたコンテンツを識別するための情報を上記再生開始命令に関連付けてスタイル情報と一緒に送信する。このようにコンテンツ識別情報、スタイル情報及び再生開始命令を関連付けて送信することにより、再生部は、直ちに再生すべきコンテンツを特定することができ、当該コンテンツを送信されたスタイル情報に応じて直ちに再生開始することが可能となる。
再生部は、再生開始手段を有する。再生開始手段は、受信したスタイル情報に応じて第一制御部が制御可能状態となったのち、直ちに受信したコンテンツの再生開始をするように構成されている。そのための具体的構成は、以下のとおりである。まず、受信したスタイル情報に応じて第一制御部が制御可能状態となったことを再生部が知る必要がある。このための構成としては、例えば、第一制御部がスタイル情報を取得すると同時に第一制御部から再生部に対してスタイル情報を取得したことを示す信号を送出し、再生部が当該信号を受け取ったことで第一制御部がスタイル情報を取得したこと、即ち受信したスタイル情報に応じて第一制御部が制御可能状態となったことを知るといった構成が考えられる。次に、再生部が直ちに受信したコンテンツの再生開始をするための構成としては、例えば、第一制御部が上記のスタイル情報を取得したことを示す信号を送出する際に、合わせて再生開始命令も送信するように構成することが考えられる。より詳細には、第一制御部は、上記のスタイル情報が関連付けられて第一電子機器から送信されたコンテンツを識別するための情報を上記再生開始命令に関連付けてスタイル情報と一緒に送信する。このようにコンテンツ識別情報、スタイル情報及び再生開始命令を関連付けて送信することにより、再生部は、直ちに再生すべきコンテンツを特定することができ、当該コンテンツを送信されたスタイル情報に応じて直ちに再生開始することが可能となる。
本実施例の目的は、第二電子機器において受信したスタイル情報に応じた再生の制御が可能状態となったのち、直ちに受信したコンテンツの再生開始を行うことで、早くコンテンツを視聴したいというユーザのニーズに応えることができるようにする点にある。このような観点からは、さらに、前記コンテンツがストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送され、前記第二電子機器の再生部は、このストリーム信号を再生する手段を有することが望ましい。なぜなら、ストリーム信号で送信されたコンテンツを再生する場合には、コンテンツ全部の受信の終了を待つことなく、受信したパケットから順次再生することができるため、より早く再生を開始できるからである。即ち、本発明においては、第二電子機器におけるコンテンツのデコードの必要をなくしたことで迅速な再生を可能にしているが、第二電子機器におけるコンテンツのデコードの必要をなくしたことに加えてコンテンツがストリーム信号として送信されることで、再生部はさらに迅速にスタイル情報に応じて再生することができる。このため、本実施例におけるストリーム信号はデコードの必要のない非圧縮のストリーム信号である。
図示は省略するが、本実施例のコンテンツ再生システムは、前記コンテンツがストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送され、前記第二電子機器の再生部がこのストリーム信号を再生する手段を有するものであってもよい。この場合、本実施例のコンテンツ再生システムの第一電子機器の転送部は、第二電子機器へのコンテンツ転送の際に当該コンテンツをストリーム信号で転送するように構成される。また、第二電子機器の再生部は、ストリーム再生手段を有する。以下、第一電子機器の転送部及び第二電子機器の再生部の構成について説明する。その余の各部の構成は、実施例1または2のコンテンツ再生システムと同様であるから、説明を省略する。
(第一電子機器:転送部)
第一電子機器の転送部は、コンテンツをストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送するように構成されている。ストリーム信号でのコンテンツ送信には、公知技術を用いればよい。ここでストリーム信号とは、ストリームを送信するための信号をいう。ストリームは、複数のパケット列から構成される。そこで、コンテンツをストリーム信号で送信する場合には、当該複数のパケット列からなるストリームを各パケットに分割して随時送出する。この場合、各パケットが受信(取得)されて記録される際には、例えば取得のタイミング(時刻)を示すタイムスタンプと関連付けて記録される。このように受信した各パケットをタイムスタンプと関連付けて記録することにより、パケットの取得のタイミングがわかるので、すべてのパケットの取得を待たずに、取得タイミング順に随時再生を開始することが可能となる。本実施例においても、転送部は、複数のパケット列からなるストリームで構成されるコンテンツを各パケットに分割して第二電子機器に対して送出し、第二電子機器の受信部は、各パケットを受信する際に、取得のタイミングを示すタイムスタンプと関連付けて各パケットを取得し、記録する。
第一電子機器の転送部は、コンテンツをストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送するように構成されている。ストリーム信号でのコンテンツ送信には、公知技術を用いればよい。ここでストリーム信号とは、ストリームを送信するための信号をいう。ストリームは、複数のパケット列から構成される。そこで、コンテンツをストリーム信号で送信する場合には、当該複数のパケット列からなるストリームを各パケットに分割して随時送出する。この場合、各パケットが受信(取得)されて記録される際には、例えば取得のタイミング(時刻)を示すタイムスタンプと関連付けて記録される。このように受信した各パケットをタイムスタンプと関連付けて記録することにより、パケットの取得のタイミングがわかるので、すべてのパケットの取得を待たずに、取得タイミング順に随時再生を開始することが可能となる。本実施例においても、転送部は、複数のパケット列からなるストリームで構成されるコンテンツを各パケットに分割して第二電子機器に対して送出し、第二電子機器の受信部は、各パケットを受信する際に、取得のタイミングを示すタイムスタンプと関連付けて各パケットを取得し、記録する。
(第二電子機器:再生部:ストリーム再生手段)
次に、再生部の構成について説明する。再生部は、ストリーム再生手段を有する。ストリーム再生手段は、第一電子機器から第二電子機器に転送されたストリーム信号を再生するように構成されている。ストリーム信号の再生についても公知技術を用いればよい。
一般には、エンコードして送信されたトランスポートストリームをデコードして再生可能な信号に変換した後、当該コンテンツを再生するが、本発明では、縷々述べているように、第一電子機器からデコードされた状態でコンテンツが送信されるため、第二電子機器においてデコードの必要がない。コンテンツがストリーム信号として送信される場合においても同様であり、再生部は受信部から取得した当該コンテンツに係るストリーム信号をデコードすることなくそのままスタイル情報に応じて再生することができる。
次に、再生部の構成について説明する。再生部は、ストリーム再生手段を有する。ストリーム再生手段は、第一電子機器から第二電子機器に転送されたストリーム信号を再生するように構成されている。ストリーム信号の再生についても公知技術を用いればよい。
一般には、エンコードして送信されたトランスポートストリームをデコードして再生可能な信号に変換した後、当該コンテンツを再生するが、本発明では、縷々述べているように、第一電子機器からデコードされた状態でコンテンツが送信されるため、第二電子機器においてデコードの必要がない。コンテンツがストリーム信号として送信される場合においても同様であり、再生部は受信部から取得した当該コンテンツに係るストリーム信号をデコードすることなくそのままスタイル情報に応じて再生することができる。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例のコンテンツ再生システムのハードウェア構成について説明する。
本実施例のコンテンツ再生システムの第一電子機器のハードウェア構成は、実施例1または2のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と基本的に同様である。ただし、本実施例のコンテンツ再生システムの第一電子機器において、転送プログラムは、コンテンツをストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送する。その余の構成は、実施例1又は2のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と同様であるから、説明を省略する。
本実施例のコンテンツ再生システムの第二電子機器のハードウェア構成も、実施例1または2のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と基本的に同様である。ただし、本実施例のコンテンツ再生システムの第二電子機器において、再生プログラムは、第一電子機器から第二電子機器に転送されたストリーム信号を再生する。その余の構成は、実施例1又は2のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と同様であるから、説明を省略する。
次に、本実施例のコンテンツ再生システムのハードウェア構成について説明する。
本実施例のコンテンツ再生システムの第一電子機器のハードウェア構成は、実施例1または2のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と基本的に同様である。ただし、本実施例のコンテンツ再生システムの第一電子機器において、転送プログラムは、コンテンツをストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送する。その余の構成は、実施例1又は2のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と同様であるから、説明を省略する。
本実施例のコンテンツ再生システムの第二電子機器のハードウェア構成も、実施例1または2のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と基本的に同様である。ただし、本実施例のコンテンツ再生システムの第二電子機器において、再生プログラムは、第一電子機器から第二電子機器に転送されたストリーム信号を再生する。その余の構成は、実施例1又は2のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と同様であるから、説明を省略する。
<処理の流れ>
本実施例における処理の流れは図6に示した実施例1または2のコンテンツ再生システムにおける処理の流れと基本的に共通する。ただし、本実施例では、コンテンツ及びスタイル情報の転送ステップ(図6のS0604)において、第一電子機器は、第二電子機器へのコンテンツ転送の際に当該コンテンツをストリーム信号で転送し、コンテンツ及びスタイル情報の受信ステップ(図6のS0605)において、第二電子機器は当該コンテンツをストリーム信号で受信する。また、再生ステップ(図6のS0607)において、第二電子機器は、第一電子機器から第二電子機器に転送されたストリーム信号を再生する。その余の処理の流れは、実施例1の処理の流れと同じであるから、説明を省略する。
本実施例における処理の流れは図6に示した実施例1または2のコンテンツ再生システムにおける処理の流れと基本的に共通する。ただし、本実施例では、コンテンツ及びスタイル情報の転送ステップ(図6のS0604)において、第一電子機器は、第二電子機器へのコンテンツ転送の際に当該コンテンツをストリーム信号で転送し、コンテンツ及びスタイル情報の受信ステップ(図6のS0605)において、第二電子機器は当該コンテンツをストリーム信号で受信する。また、再生ステップ(図6のS0607)において、第二電子機器は、第一電子機器から第二電子機器に転送されたストリーム信号を再生する。その余の処理の流れは、実施例1の処理の流れと同じであるから、説明を省略する。
<効果>
本実施例のコンテンツ再生システムにより、第二電子機器において受信したスタイル情報に応じた再生の制御が可能状態となったのち、直ちに受信したコンテンツの再生開始を行うことができるコンテンツ再生システムを提供することが可能となる。
本実施例のコンテンツ再生システムにより、第二電子機器において受信したスタイル情報に応じた再生の制御が可能状態となったのち、直ちに受信したコンテンツの再生開始を行うことができるコンテンツ再生システムを提供することが可能となる。
<概要>
本実施例のコンテンツ再生システムは、基本的に実施例1〜3のいずれか一のコンテンツ再生システムと共通するが、第二電子機器が、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較する手段と、その比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを保持する手段と、比較結果とルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をする手段とを有することを特徴とするものである。
本実施例のコンテンツ再生システムは、基本的に実施例1〜3のいずれか一のコンテンツ再生システムと共通するが、第二電子機器が、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較する手段と、その比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを保持する手段と、比較結果とルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をする手段とを有することを特徴とするものである。
<構成>
図8は、本実施例のコンテンツ再生システムの機能ブロックの一例を示す図である。本実施例のコンテンツ再生システムは、実施例1のコンテンツ再生システムと基本的に共通する。ただし、本実施例のコンテンツ再生システム0800の第二電子機器0820は第二制御部0825を有する。第二制御部は、比較手段0826と、ルール保持手段0827と、ルール制御手段0828とをさらに有する。以下、第二制御部の構成について説明する。その余の構成は実施例1などのコンテンツ再生システムの構成と同様であるから、説明を省略する。
図8は、本実施例のコンテンツ再生システムの機能ブロックの一例を示す図である。本実施例のコンテンツ再生システムは、実施例1のコンテンツ再生システムと基本的に共通する。ただし、本実施例のコンテンツ再生システム0800の第二電子機器0820は第二制御部0825を有する。第二制御部は、比較手段0826と、ルール保持手段0827と、ルール制御手段0828とをさらに有する。以下、第二制御部の構成について説明する。その余の構成は実施例1などのコンテンツ再生システムの構成と同様であるから、説明を省略する。
(第二電子機器:第二制御部)
(比較手段)
比較手段は、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較するように構成されている。
(比較手段)
比較手段は、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較するように構成されている。
(ルール保持手段)
ルール保持手段は、比較手段の比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを保持するように構成されている。ルールの内容としては、例えば、視聴スタイルが字幕表示のON/OFFの場合において、「第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと第一電子機器から受信したスタイル情報が異なる場合には、字幕表示ONを選択する」というものが考えられる。このルールはユーザの嗜好などに応じて定めればよい。例えば上記の例の場合は、ユーザが字幕表示をONにして視聴することを好むが、第一電子機器である携帯端末装置においては画面が小さく字幕を見ると疲れるので字幕表示をOFFにして視聴することが多い場合などが想定される。なお、このルールは「第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと第一電子機器から受信したスタイル情報が異なる場合には、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルを選択する」といった形で定められるものであってもよい。
ルール保持手段は、比較手段の比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを保持するように構成されている。ルールの内容としては、例えば、視聴スタイルが字幕表示のON/OFFの場合において、「第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと第一電子機器から受信したスタイル情報が異なる場合には、字幕表示ONを選択する」というものが考えられる。このルールはユーザの嗜好などに応じて定めればよい。例えば上記の例の場合は、ユーザが字幕表示をONにして視聴することを好むが、第一電子機器である携帯端末装置においては画面が小さく字幕を見ると疲れるので字幕表示をOFFにして視聴することが多い場合などが想定される。なお、このルールは「第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと第一電子機器から受信したスタイル情報が異なる場合には、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルを選択する」といった形で定められるものであってもよい。
なお、ルールはユーザ毎に定められていてもよい。例えば、老人であるユーザAについては「第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと第一電子機器から受信したスタイル情報が異なる場合には、字幕表示ONを選択する」というものであり、非老人であるユーザBについては「第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと第一電子機器から受信したスタイル情報が異なる場合には、字幕表示OFFを選択する」というものであってもよい。この場合にどのユーザのルールを適用するかは、例えば第一電子機器からコンテンツ等を送信する際に当該第一電子機器のユーザを識別するための識別子も一緒に送信し、当該送信された識別子に基づいて第二制御部が当該コンテンツ及びスタイル情報に係るユーザを識別できるようにしておけばよい。
(ルール制御手段)
ルール制御手段は、比較結果とルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をするように構成されている。上の例に即せば、ルール制御手段は、比較手段が行った比較結果である、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルである「字幕表示ON」と、第一電子機器から受信したスタイル情報である「字幕表示OFF」とを取得するとともに、上記ルールを参照することにより、比較結果のうち、「字幕表示ON」を選択する。即ち、制御のための視聴スタイルとして決定する。そして、ルール制御手段は、決定された視聴スタイルに従って再生部を制御する。この結果、再生部は「字幕表示ON」の視聴スタイルにてコンテンツを再生することになる。
ルール制御手段は、比較結果とルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をするように構成されている。上の例に即せば、ルール制御手段は、比較手段が行った比較結果である、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルである「字幕表示ON」と、第一電子機器から受信したスタイル情報である「字幕表示OFF」とを取得するとともに、上記ルールを参照することにより、比較結果のうち、「字幕表示ON」を選択する。即ち、制御のための視聴スタイルとして決定する。そして、ルール制御手段は、決定された視聴スタイルに従って再生部を制御する。この結果、再生部は「字幕表示ON」の視聴スタイルにてコンテンツを再生することになる。
(本実施例の構成の特徴)
本実施例の構成の特徴は、第二電子機器が、第一電子機器から受信したスタイル情報を一義的に用いて当該スタイル情報に応じたコンテンツの再生を行うのではなく、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと第一電子機器から受信したスタイル情報を比較して、よりふさわしい方のスタイル情報に応じた再生を行うことができるようにした点にある。例えば、上述の例では、第一電子機器が携帯端末装置である場合、画面が小さいのでユーザが「字幕表示OFF」に設定しているが、第二電子機器であるテレビジョン受信装置で再生する場合は「字幕表示ON」に設定している場合の例を示したが、このようにユーザの設定は、様々な状況に応じて多様になされることがある。そこで、このような場合に、このようなユーザのニーズをきめ細かく反映したルールを定めておき、当該ルールに従って再生を行えば、よりユーザのニーズに応え得るものとなる。即ち、本実施例の構成によれば、このようなユーザのニーズにより応え得るテレビジョン受信装置を提供することが可能となる。
本実施例の構成の特徴は、第二電子機器が、第一電子機器から受信したスタイル情報を一義的に用いて当該スタイル情報に応じたコンテンツの再生を行うのではなく、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと第一電子機器から受信したスタイル情報を比較して、よりふさわしい方のスタイル情報に応じた再生を行うことができるようにした点にある。例えば、上述の例では、第一電子機器が携帯端末装置である場合、画面が小さいのでユーザが「字幕表示OFF」に設定しているが、第二電子機器であるテレビジョン受信装置で再生する場合は「字幕表示ON」に設定している場合の例を示したが、このようにユーザの設定は、様々な状況に応じて多様になされることがある。そこで、このような場合に、このようなユーザのニーズをきめ細かく反映したルールを定めておき、当該ルールに従って再生を行えば、よりユーザのニーズに応え得るものとなる。即ち、本実施例の構成によれば、このようなユーザのニーズにより応え得るテレビジョン受信装置を提供することが可能となる。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例のコンテンツ再生システムのハードウェア構成について説明する。
本実施例のコンテンツ再生システムのハードウェア構成は、実施例1のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と基本的に同様である。ただし、本実施例のコンテンツ再生システムにおいて、第二制御部は、記憶装置と、メインメモリと、CPUとから構成される。以下、第二制御部に係るハードウェア構成について説明する。その余の構成は実施例1などのコンテンツ再生システムのハードウェア構成と同様であるから説明を省略する。
第二制御プログラムは、まず、第一電子機器から受信したスタイル情報を取得する。次に、第二制御プログラムは、予め記憶装置に記憶されている第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルをメインメモリに読み出すとともに、同じく予め記憶装置に記憶されている視聴スタイル決定のためのルールをメインメモリに読み出す。次に、第二制御プログラムは、読み出した視聴スタイルらを比較し、ルールに従って制御に用いる視聴スタイルを決定する。
その余の構成は、実施例1のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と同様であるから、説明を省略する。
次に、本実施例のコンテンツ再生システムのハードウェア構成について説明する。
本実施例のコンテンツ再生システムのハードウェア構成は、実施例1のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と基本的に同様である。ただし、本実施例のコンテンツ再生システムにおいて、第二制御部は、記憶装置と、メインメモリと、CPUとから構成される。以下、第二制御部に係るハードウェア構成について説明する。その余の構成は実施例1などのコンテンツ再生システムのハードウェア構成と同様であるから説明を省略する。
第二制御プログラムは、まず、第一電子機器から受信したスタイル情報を取得する。次に、第二制御プログラムは、予め記憶装置に記憶されている第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルをメインメモリに読み出すとともに、同じく予め記憶装置に記憶されている視聴スタイル決定のためのルールをメインメモリに読み出す。次に、第二制御プログラムは、読み出した視聴スタイルらを比較し、ルールに従って制御に用いる視聴スタイルを決定する。
その余の構成は、実施例1のコンテンツ再生システムのハードウェア構成と同様であるから、説明を省略する。
<処理の流れ>
図9は、本実施例のコンテンツ再生システムにおける処理の流れの一例を示す図である。本実施例における処理の流れは実施例1から3のいずれか一のコンテンツ再生システムにおける処理の流れと基本的に共通する。ただし、本実施例における処理の流れは、第二制御ステップS0908を有する。第二制御ステップにおける処理は、以下のサブステップを有する。
まず、ルール読出しステップS0909において、第二電子機器は、比較ステップでの比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを読み出す。
次に、比較ステップS0910において、第二電子機器は、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較する。
次に、ルール制御ステップS0911において、第二電子機器は、比較結果とルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をする。
その余の処理の流れは、実施例1から3のいずれか一のコンテンツ再生システムにおける処理の流れと同じであるから、説明を省略する。
図9は、本実施例のコンテンツ再生システムにおける処理の流れの一例を示す図である。本実施例における処理の流れは実施例1から3のいずれか一のコンテンツ再生システムにおける処理の流れと基本的に共通する。ただし、本実施例における処理の流れは、第二制御ステップS0908を有する。第二制御ステップにおける処理は、以下のサブステップを有する。
まず、ルール読出しステップS0909において、第二電子機器は、比較ステップでの比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを読み出す。
次に、比較ステップS0910において、第二電子機器は、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較する。
次に、ルール制御ステップS0911において、第二電子機器は、比較結果とルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をする。
その余の処理の流れは、実施例1から3のいずれか一のコンテンツ再生システムにおける処理の流れと同じであるから、説明を省略する。
<効果>
本実施例のコンテンツ再生システムにより、様々な状況に応じて多様なユーザのニーズにより的確に応えることができるコンテンツ再生システムを提供することが可能となる。
以下に、本発明の実施例を説明する。実施例と特許請求の範囲の請求項の相互の関係については、実施例1は主に請求項1、2、3、7、9、12などに関し、実施例2は主に請求項4、7などに関し、実施例3は主に請求項5、7、8などに関し、実施例4は主に請求項6、7、10、11などに関する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
Claims (11)
- コンテンツの再生・転送機能を有する第一電子機器とコンテンツの再生・受信機能を有する第二電子機器とからなるコンテンツ再生システムであって、
第一電子機器は、
コンテンツ再生の際の視聴スタイルを定めるスタイル情報を保持するスタイル情報保持部と、
スタイル情報を前記コンテンツ転送の際に合わせて転送する転送部と、
を有し、
第二電子機器は、
転送された前記コンテンツとスタイル情報を受信する受信部と、
受信したスタイル情報に応じて再生部を制御する第一制御部と、
受信した前記コンテンツを再生する再生部と、
を有するコンテンツ再生システム。 - スタイル情報保持部に保持されているスタイル情報として、字幕表示のON/OFF、字幕のサイズ、主/副音声の設定、言語の設定、のいずれか一以上を含む視聴状態設定情報を保持する視聴状態設定情報保持手段を有する請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
- 第二電子機器は、
第一電子機器から受信した前記コンテンツを同じく受信したスタイル情報に応じた再生が終了したのちには、第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルで再生を制御する復帰制御部を有する請求項1又は2に記載のコンテンツ再生システム。 - 再生部は、
受信したスタイル情報に応じて第一制御部が制御可能状態となったのち、直ちに受信した前記コンテンツの再生開始をする再生開始手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載のコンテンツ再生システム。 - 前記コンテンツはストリーム信号で第一電子機器から第二電子機器に転送され、
第二電子機器の再生部は、
このストリーム信号を再生するストリーム再生手段を有する請求項1から4のいずれか一に記載のコンテンツ再生システム。 - 第二電子機器は、
第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを保持するルール保持手段と、比較結果と前記ルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をするルール制御手段とを有する第二制御部をさらに有する請求項1から5のいずれか一に記載のコンテンツ再生システム。 - 第二電子機器はテレビジョン受信装置である請求項1から6のいずれか一に記載のコンテンツ再生システム。
- 請求項7に記載のテレビジョン受信装置。
- コンピュータに、
第一電子機器から第二電子機器に対してコンテンツを転送するか否かの判断ステップと、
判断ステップにおいて転送するとの判断結果が得られた場合にコンテンツ再生の際の視聴スタイルを定めるスタイル情報を読み出すスタイル情報の読出しステップと、
スタイル情報を前記コンテンツに関連付けるスタイル情報のコンテンツへの関連付けステップと、
スタイル情報を前記コンテンツ転送の際に合わせて転送する転送ステップと、
転送ステップにて転送された前記コンテンツとスタイル情報を受信する受信ステップと、
受信したスタイル情報に応じて再生部を制御する制御ステップと、
受信した前記コンテンツを再生する再生ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
第一電子機器からスタイル情報を受信する前の視聴スタイルと、第一電子機器から受信したスタイル情報を比較する比較ステップと、
比較ステップでの比較結果に基づいて視聴スタイルを決定するためのルールを読み出すルール読出しステップと、
比較結果と前記ルールとに基づいて決定された視聴スタイルに従った制御をするルール制御ステップとをさらに実行させるための請求項9に記載のプログラム。 - 請求項9又は10に記載のプログラムを記憶した記録媒体。
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2012
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