JP2013125710A - 燃料電池スタックの検査方法および検査装置 - Google Patents

燃料電池スタックの検査方法および検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料電池の検査の精度を向上させる技術を提供する。
【解決手段】検査装置は、燃料電池スタックの各単セルについて発電性能の良否を判定する。検査装置の制御部は、燃料電池スタックにテスト発電させて、各単セルのセル電圧を計測する。そして、制御部は、予め準備された閾値マップを用いて、各単セルの積層位置に応じて予め設定されたセル電圧の閾値を取得し、その閾値と、セル電圧の計測値とを用いて、各単セルの発電性能を検証する。
【選択図】図4

Description

この発明は、燃料電池に関する。
燃料電池スタックは、通常、単セルとも呼ばれる発電体が複数積層されたスタック構造を有する(下記特許文献1等)。燃料電池スタックの発電性能を向上させるためには、各単セルごとの発電性能のばらつきが抑制されていることが好ましい。そのため、燃料電池スタックの発電性能の検査では、各単セルごとに発電性能が適切に検証されることが好ましい。しかし、これまで、こうした要求に対する工夫が十分ではなかった。
特開2009−146572号公報
本発明は、燃料電池の検査の精度を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
複数の発電体が積層された燃料電池スタックであって、積層方向に沿って設けられたマニホールドを介して前記複数の発電体のそれぞれに反応ガスを分岐流入させる燃料電池スタックの検査方法であって、
(a)前記複数の発電体のうちの検査対象となる検査対象発電体を対象とするテスト条件と、性能判定の判定基準と、のうちの少なくとも一方を、前記検査対象発電体が積層されている位置に応じて設定する工程と、
(b)予め設定されたテスト条件に基づいて燃料電池スタックに発電させ、前記検査対象発電体の発電性能を示す値を計測する工程と、
(c)前記発電性能を示す値の計測値と、予め設定された判定基準とを用いて、前記検査対象発電体の発電性能を判定する工程と、を備える、検査方法。
この検査方法によれば、燃料電池スタックの各発電体の発電性能の良否について、各発電体の積層位置に応じた適切な判定をすることができる。従って、燃料電池の検査の精度を向上させることができる。
[適用例2]
適用例1記載の検査方法であって、前記工程(b)は、前記発電性能を示す値として、検査対象発電体の電圧であるセル電圧を計測する工程であり、前記工程(c)は、前記工程(a)において、前記検査対象発電体の積層位置に応じて予め設定された前記セル電圧の閾値を用いて判定を行う工程である、検査方法。
この検査方法によれば、燃料電池スタックの各発電体の積層位置に応じた適切な判定基準により、各発電体の発電性能の良否について判定することができる。従って、燃料電池の検査の精度を向上させることができる。
[適用例3]
適用例1または適用例2記載の検査方法であって、前記工程(b)は、前記工程(a)において、前記テスト条件として、前記検査対象発電体が積層された位置に応じて予め設定された前記反応ガスの供給流量で、前記燃料電池スタックに発電させる工程である、検査方法。
この検査方法によれば、各単セルの発電性能の判定処理において、燃料電池スタックの各発電体の積層位置に応じた適切な反応ガスの供給流量で行ったテスト発電の計測値で判定を行うことができる。従って、燃料電池の検査の精度を向上させることができる。
[適用例4]
適用例1から適用例3のいずれかに記載の検査方法であって、前記検査対象発電体は、前記マニホールドの上流側に配置された上流側発電体と、前記上流側発電体より下流側に配置された下流側発電体とを含み、前記工程(a)は、前記上流側発電体と、前記下流側発電体とで、前記テスト条件と、前記判定基準と、のうちの少なくとも一方を変える、検査方法。
この検査方法によれば、積層位置が異なる上流側発電体と、下流側発電体とについて、それぞれの積層位置に応じた適切な判定処理を実行することができる。
[適用例5]
複数の発電体が積層された燃料電池スタックであって、積層方向に沿って設けられたマニホールドを介して前記複数の発電体のそれぞれに反応ガスを分岐流入させる燃料電池スタックを検査する検査装置であって、前記複数の発電体のうちの検査対象となる検査対象発電体を対象とするテスト条件と、性能判定の判定基準と、のうちの少なくとも一方を、前記検査対象発電体が積層されている位置に応じて設定する制御部と、予め設定されたテスト条件に基づいて燃料電池スタックに発電させ、前記検査対象発電体の発電性能を示す値を計測する計測部と、前記発電性能を示す値の計測値と、予め設定された判定基準とを用いて、前記検査対象発電体の発電性能を判定する発電性能判定部と、を備える、検査装置。
この検査装置であれば、燃料電池スタックの各発電体の発電性能の良否について、各発電体の積層位置に応じた適切な判定処理を実行することができる。従って、燃料電池の検査の精度が向上する。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池スタックの検査方法および検査装置、その検査装置の制御方法および制御装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
燃料電池スタックの検査装置の構成を示す概略図。 検査対象となる燃料電池スタックの構成を示す概略図。 燃料電池スタックの任意の単セルへの反応ガスの分岐流入を説明するための模式図。 検査装置による燃料電池スタックの検査処理の処理手順を示す説明図。 閾値マップに設定される閾値の決定方法の一例を説明するための説明図。 第2実施例の検査装置が実行する燃料電池スタックの検査処理の処理手順を示す説明図。 テスト発電の発電条件の決定方法の一例を説明するための説明図。 第3実施例Aとしての燃料電池スタックの検査方法を説明するための模式図。 第3実施例Bとしての燃料電池スタックの検査方法を説明するための模式図。 第3実施例Cとしての燃料電池スタックの検査方法を説明するための模式図。
A.第1実施例:
図1は本発明の一実施例としての燃料電池スタックの検査装置の構成を示す概略図である。この検査装置100は、燃料電池スタック10にテスト発電させ、そのときの各単セルC1〜Cnのセル電圧を計測し、その計測値を用いて、各単セルC1〜Cnの発電性能の良否を判定し、その結果を報知する。
検査装置100の検査対処となる燃料電池スタック10は、固体高分子形燃料電池であり、発電体である複数の単セルC1〜Cn(nは任意の自然数)が積層されたスタック構造を有する。燃料電池スタック10の具体的な構成については後述する。検査装置100は、制御部110と、カソードガス供給部120と、アノードガス供給部130と、冷媒循環制御部140と、セル電圧計測部150と、報知部160とを備える。
制御部110は、主記憶装置と中央処理装置とを備えるマイクロコンピュータによって構成することができる。制御部110は、カソードガス供給部120やアノードガス供給部130、冷媒循環制御部140を制御するとともに、セル電圧計測部150の計測結果を受信して、燃料電池スタック10の発電性能についての検査処理を実行する。その処理手順については後述する。
カソードガス供給部120は、エアコンプレッサやバルブが設けられた配管(図示せず)を備え、制御部110から指令された流量の空気(酸素)を、カソードガスとして燃料電池スタック10に供給する。アノードガス供給部130は、水素タンクと、逆止弁やレギュレータが設けられた配管とを備え、制御部110から指令された流量の水素を、アノードガスとして燃料電池スタック10に供給する。なお、図1では、燃料電池スタック10の反応ガスの排出系統についての図示は省略してある。
冷媒循環制御部140は、燃料電池スタック10に冷媒を循環供給する。制御部110は、冷媒循環制御部140を制御して、燃料電池スタック10における冷媒の循環流量を調整することにより、テスト発電中における燃料電池スタック10の温度を制御する。なお、制御部110は、冷媒循環制御部140が備える温度検出部(図示せず)が計測する冷媒の温度によって、燃料電池スタック10の運転温度を検出することが可能である。
セル電圧計測部150は、燃料電池スタック10の各単セルC1〜Cnと電気的に接続されており、各単セルC1〜Cnごとのセル電圧を計測し、その計測結果を制御部110に出力する。報知部160は、例えば、ディスプレイ装置によって構成することができ、制御部110による検査結果をユーザに報知する。
図2(A),(B)は、検査対象となる燃料電池スタック10の構成を示す概略図である。図2(A)は、各単セルC1〜Cnの積層方向を紙面上下方向として、燃料電池スタック10を見たときの概略図である。なお、図2(A)では、各単セルC1〜Cnは、符号の数字の順序で紙面上側から順に配置されている。また、図2(A)には、燃料電池スタック10における反応ガスの流れを矢印によって図示してある。
燃料電池スタック10は、単セルC1〜Cnに加え、さらに、単セルC1〜Cnを積層方向に狭持する第1と第2のエンドプレート11,12と、第1と第2のエンドプレート11,12を介して単セルC1〜Cnに締結力を付与する締結部材13とを備えている。ここで、図2(A)の紙面上側に配置された第1のエンドプレート11には、反応ガスおよび冷媒のための配管が接続する配管接続部が設けられている(図示せず)。また、第1のエンドプレート11および各単セルC1〜Cnには、反応ガスおよび冷媒のためのマニホールドM1〜M6を構成する、積層方向に沿った貫通孔が設けられている(破線で図示)。
図2(B)は、燃料電池スタック10を第1のエンドプレート11側から積層方向沿って見たときの単セルC1〜Cnを示す概略図である。なお、図2(B)では、第1のエンドプレート11および締結部材13を、便宜上、破線で図示してある。また、図2(B)には、各単セルC1〜Cnにおいて、発電反応が行われる領域を一点鎖線で図示してある。なお、以下では、この領域を「発電領域」と呼ぶ。
本実施例では、水素供給用マニホールドM1と、反応に用いられなかった水素を含む排ガスを排出する水素排出用マニホールドM2とは、発電領域を挟んで互いに対角する位置に設けられている。同様に、酸素供給用マニホールドM3と、反応に用いられなかった酸素を含む排ガスを排出する酸素排出用マニホールドM4とは、発電領域を挟んで互いに対角する位置に設けられている。なお、水素供給用マニホールドM1と酸素供給用マニホールドM3とはそれぞれ、発電領域を挟んで互いに反対側に設けられている。
冷媒供給用マニホールドM5は、酸素供給用マニホールドM3と水素排出用マニホールドM2との間に設けられている。一方、冷媒排出用マニホールドM6は水素供給用マニホールドM1と酸素排出用マニホールドM4との間に設けられている。なお、各マニホールドM1〜M6の配列構成は、他の構成であっても良い。
反応ガスである水素と酸素とはそれぞれ、第1のエンドプレート11側から、供給用マニホールドM1,M3に供給され、各単セルC1〜Cnのアノード側及びカソード側へと分岐流入する(図2(A))。そして、各単セルC1〜Cnのアノード側及びカソード側のそれぞれの排ガスが、排出用マニホールドM2,M4を介して、第1のエンドプレート11側から排出される。
図3(A),(B)は、燃料電池スタック10の任意の単セルCN(Nは任意の自然数)への反応ガスの分岐流入を説明するための模式図である。図3(A),(B)にはそれぞれ、図2(B)に示したA−A切断およびB−B切断に相当する部位における単セルCNの概略断面を図示してある。また、図3(A),(B)にはそれぞれ、水素および酸素の流れを示す矢印を図示してある。
ここで、燃料電池スタック10の各単セルC1〜Cnは、湿潤状態で良好なプロトン伝導性を示す電解質膜1の両側にアノードおよびカソードとして機能する電極2,3が配置された膜電極接合体5を備える。膜電極接合体5の各電極2,3の外側には、導電性を有するガス不透過の板状部材であるセパレータ7a,7cが配置され、各電極2,3とセパレータ7a,7cとの間には、反応ガスの流路として機能するガス流路部材6が配置されている。
また、膜電極接合体5の外周には、セパレータ7a,7c同士を絶縁するとともに、反応ガスや冷媒などの流体の漏洩を防止するための樹脂シール部8が配置されている。各単セルC1〜CNの各マニホールドM1〜M8は、各セパレータ7a,7cおよび樹脂シール部8を貫通するように設けられている。
樹脂シール部8には、水素供給用マニホールドM1とアノード側のガス流路部材6とを連結するための連通路82が形成されている(図3(A))。水素供給用マニホールドM1の水素は、この連通路82を介して膜電極接合体5のアノード2に供給される。同様に、樹脂シール部8には、酸素供給用マニホールドM3とカソード側のガス流路部材6とを連結するための連通路83が形成されている(図3(B))。酸素供給用マニホールドM3の酸素は、この連通路83を介して膜電極接合体5のカソード3に供給される。
なお、樹脂シール部8には、膜電極接合体5のアノード2およびカソード3と、水素および酸素の排出用マニホールドM2,M4のそれぞれを連結する連通路が設けられているが、その図示は省略する。また、各単セルC1〜Cnの間には、冷媒用のマニホールドM5,M6同士を連結する冷媒流路が設けられるが、その図示および説明は省略する。
ここで、本発明の発明者は、燃料電池スタック10に対する反応ガスの供給流量を変化させたときに、各単セルC1〜Cnに分岐流入する反応ガスの流量の増減の度合いは、各単セルC1〜Cnが積層された位置によって異なってくることを見出した。具体的には、第1のエンドプレート11の近傍に配置された単セルでは、燃料電池スタック10に対する反応ガスの供給流量が大きくなると、流入するガス量が減少する。逆に、燃料電池スタック10に対する反応ガスの供給流量が小さくなると、マニホールドM1,M3から当該単セルに分岐流入するガス量は増大する。これは、燃料電池スタック10に対する反応ガスの供給流量が大きくなると、マニホールドM1,M3の入口近傍における反応ガスの直進性が高くなるためであると推察される。
このように、複数の単セルC1〜Cnが積層された燃料電池スタック10では、各単セルC1〜Cnの積層位置によって、反応ガスの供給流量を含む発電条件が異なってしまう場合がある。そのため、積層位置にかかわらず、一様な判定基準で各単セルC1〜Cnの発電性能の良否を判定すると、誤った判定結果が出てしまう可能性がある。そこで、本実施例の検査装置100では、各単セルの積層位置に応じて予め設定された異なる判定条件によって、各単セルについての発電性能を判定する。具体的には、以下の通りである。
図4は、本実施例の検査装置100による燃料電池スタック10の検査処理の処理手順を示すフローチャートである。ステップS10では、制御部110は、カソードガス供給部120およびアノードガス供給部130を制御して、燃料電池スタック10に対して、反応ガスの供給を開始して、燃料電池スタック10にテスト発電を開始させる。
このテスト発電の際には、制御部110は、燃料電池スタック10に対して、所定のストイキ比で反応ガスを供給する。ここで、「反応ガスのストイキ比」とは、燃料電池反応における発電量に対して理論的に必要な反応ガスの量(反応ガスの理論的消費量)に対する実際の反応ガスの供給量の比を意味し、反応ガスの供給流量を表すパラメータであると解釈できる。なお、反応ガスのストイキ比には、アノードガスのストイキ比と、カソードガスのストイキ比の両方が含まれるが、以下では、便宜上、両者を区別することなく説明する。
また、ステップS10では、制御部110は、冷媒循環制御部140を制御して、燃料電池スタック10の運転温度を所定の温度(例えば、80℃程度)に維持する。そして、制御部110は、燃料電池スタック10の運転状態が安定したときに、各単セルC1〜Cnのセル電圧を計測する。ステップS20では、制御部110は、予め設定された各単セルC1〜Cnの発電性能の判定処理に用いる閾値を決定するためのマップ(以下、「閾値マップ」と呼ぶ)を取得する。
図5(A),(B)は、閾値マップに設定される関係の取得方法の一例を説明するための説明図である。閾値マップは、各単セルC1〜Cnの積層位置と、各単セルC1〜Cnの発電性能の良否の判定基準となるセル電圧の閾値とを対応付けて設定される。本実施例では、検査処理の実行前に、例えば、以下のように、各単セルC1〜Cnの積層位置と、セル電圧の閾値との対応関係を取得し、閾値マップに設定しておく。
まず、基準となる単セル(以下、単に「基準セル」と呼ぶ)を準備し、この基準セルについて、反応ガスのストイキ比を変えて、セル電圧を計測する。図5(A)には、計測によって得られる基準セルの発電性能を示す曲線グラフの一例を、横軸を反応ガスのストイキ比とし、縦軸をセル電圧として示してある。
次に、基準セルを所定の積層位置に組み付けた燃料電池スタック10を準備し、ステップS10において実行するテスト発電のときと同じストイキ比の反応ガスを供給して燃料電池スタック10に発電させ、基準セルのセル電圧を計測する。この燃料電池スタック10における基準セルのセル電圧の計測処理を、基準セルの積層位置を変えて繰り返す。
図5(B)は、上記の計測結果の一例を、横軸を基準セルの積層位置とし、縦軸を基準セルのセル電圧として表したグラフである。なお、横軸における基準セルの積層位置を表す数字は、燃料電池スタック10の各単セルC1〜Cnの符号に対応しており、燃料電池スタック10において第1のエンドプレート側から単セルを数えたときの段数を示している。
図5(B)のグラフでは、基準セルが単セルC1〜C3の位置に積層配置されているときには、基準セルのセル電圧はv1が計測され、基準セルが単セルC4〜Cnの位置に積層配置されているときには、基準セルのセル電圧はv2が計測されたことが示されている。この例では、図5(A)のグラフから、単セルC1〜C3に流入する反応ガスの流量に対する単セルC4〜Cnに流入する反応ガスの流量の比は、a1:a2であったと推定することができる。
閾値マップには、そうした積層位置に応じた反応ガスの流入量の差が反映された閾値が取得できる関係を設定する。具体的に、図5の例では、1〜3段目までの積層位置に対しては、セル電圧v1に基づく第1の閾値th1が取得でき、4段目以降の積層位置に対しては、セル電圧v2に基づく第2の閾値th2が取得できる関係を閾値マップに設定する(th1<th2)。
ステップS30(図4)では、制御部110は、閾値マップを用いて、各単セルC1〜Cnの積層位置に対応する閾値を取得し、その閾値と、各単セルC1〜Cnのセル電圧の計測値とを用いて、各単セルC1〜Cnの発電性能の良否を判定する。図5で説明した例に即して説明すると、単セルC1〜C3については、セル電圧の計測値が第1の閾値th1より低い場合に、単セルC4〜Cnについては、セル電圧の計測値が第2の閾値th2より低い場合に否定的な判定をする。ステップS40では、制御部110は、各単セルC1〜Cnごとの発電性能の判定結果を報知部160によって報知させる。
以上のように、第1実施例の検査装置100では、燃料電池スタック10の各単セルC1〜Cnについて、その積層位置に応じて判定基準を変えて発電性能を検証する。従って、燃料電池スタック10の発電性能について、より精度の高い検査結果を得ることができる。
B.第2実施例:
図6は本発明の第2実施例としての検査装置が実行する燃料電池スタック10の検査処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、第2実施例の検査装置の構成は、第1実施例の検査装置100と同様である(図1)。
ここで、上記の第1実施例の検査装置100では、各単セルC1〜Cnの積層位置に応じて判定基準を設定して、燃料電池スタック10の各単セルC1〜Cnの発電性能を検証していた。これに対して、第2実施例の検査装置では、各単セルC1〜Cnの積層位置に応じて、テスト発電における発電条件を設定して、各単セルC1〜Cnの発電性能を検証する。ステップS110では、制御部110は、燃料電池スタック10のテスト発電の際の発電条件を設定する。
図7(A),(B)は、ステップS110におけるテスト発電の発電条件の決定方法の一例を説明するための説明図である。図7(A)には、図5(B)と同様なグラフを図示してあり、図7(B)には、図2(A)と同様な燃料電池スタック10の模式図を図示してある。
まず、図5で説明したのと同様な基準セルを準備する。そして、基準セルの積層位置を変えた燃料電池スタック10を用いて、それぞれの積層位置で基準セルが所定の電圧vs(以下、「基準電圧vs」とも呼ぶ)を出力できる反応ガスのストイキ比を求める。これによって得られた、基準セルの積層位置ごとの、基準電圧vsを得るための反応ガスのストイキ比を、単セルの積層位置に応じた発電条件として決定する。
ここで、図7(A)のグラフには、ストイキ比Aのときに、単セルC1〜C3が基準電圧vsを出力し、ストイキ比Bのときに単セルC4〜Cnが基準電圧vsを出力したときの計測結果の一例を示してある。この例の場合には、図7(B)に示すように、単セルC1〜C3を対象とするテスト発電の発電条件(第1の発電条件)として、反応ガスのストイキ比をストイキ比Aに設定する。また、単セルC4〜Cnを対象とするテスト発電の発電条件(第2の発電条件)として、反応ガスのストイキ比をストイキ比Bに設定する。
ステップS120では、制御部110は、ステップS110で得られた発電条件でのテスト発電を実行して、各単セルC1〜Cnのセル電圧を計測する。即ち、ステップS120では、ステップS110で設定された発電条件の数に応じた回数のテスト発電が実行されることになる。図7で説明した例では、第1と第2の発電条件による第1と第2のテスト発電が実行される。
ステップS130では、基準電圧vsに基づいて予め設定されている閾値と、各単セルC1〜Cnのセル電圧とを用いて、各単セルC1〜Cnの発電性能の良否を判定する。なお、この判定処理で用いられる各単セルC1〜Cnのセル電圧は、各単セルC1〜Cnの積層位置に対応する発電条件で実行されたテスト発電において計測された値である。
即ち、図7で説明した例では、単セルC1〜C3については、第1のテスト発電の際に計測されたセル電圧であり、単セルC4〜Cnについては、第2のテスト発電の際に計測されたセル電圧である。ステップS140では、制御部110は、各単セルC1〜Cnごとの発電性能の判定結果を報知部160によって報知させる。
以上のように、第2実施例の検査装置では、燃料電池スタック10の各単セルC1〜Cnについて、その積層位置に応じて発電条件を変えて発電性能を検証する。従って、燃料電池スタック10の発電性能について、第1実施例と同様に、精度の高い検査結果を得ることができる。
C.第3実施例:
以下では、第3実施例としての3種類の検査方法をそれぞれ、第3実施例A〜第3実施例Cとして説明する。なお、以下の説明では、第3実施例A〜第3実施例Cのいずれについても、図5で説明したのと同様な、単セルC1〜C3における反応ガスの流入量が、単セルC4〜Cnにおける反応ガスの流入量より少なくなってしまう燃料電池スタック10を例にとって説明する。
C1.第3実施例A:
図8は、第3実施例Aとしての燃料電池スタック10の検査方法を説明するための模式図である。図8は、第1のエンドプレート11と1段目の単セルC1〜Cnとの間に、ダミーセルdC1〜dC3が介挿されている点以外は、図2(A)とほぼ同じである。この第3実施例Aでは、テスト条件として、検査対象である各単セルC1〜Cnの積層位置を変えてテスト発電を行う。
上述したとおり、燃料電池スタック10では、反応ガスの流入量が減少してしまう単セルC1〜C3の積層位置(第1のエンドプレート11から3段目までの位置)では、マニホールドM1,M3における反応ガスの直進性が著しく高いものと推察される。そこで、図8に示すように、第1のエンドプレートと1段目の単セルC1との間に、単セルC1〜C3と同様な構成を有するダミーセルdC1〜dC3を介挿する。
これによって、マニホールドM1,M3の入口近傍よりも直進性が緩和された反応ガスを単セルC1〜C3に到達させることができる。従って、各単セルC1〜Cnに分岐流入する反応ガスの量を均一化させることができ、各単セルC1〜Cnの発電条件を整えた上で、その発電性能の検証が可能となり、燃料電池スタック10の発電性能の検査精度を向上させることができる。
C2.第3実施例B:
図9は、第3実施例Bとしての燃料電池スタック10の検査方法を説明するための模式図である。図9は、第1のエンドプレート11に変えて、第1のエンドプレート11よりも厚みが大きいテスト用エンドプレート11tが設けられている点以外は、図2(A)とほぼ同じである。
この第3実施例Bでは、テスト条件として、検査対象である各単セルC1〜Cnの積層位置を変えてテスト発電を行う。具体的には、第3実施例Bでは、各単セルC1〜Cnに分岐流入する反応ガスの量を均一化させるために、燃料電池スタック10に、第1のエンドプレート11に換えて、テスト用エンドプレート11tを取り付ける。
このテスト用エンドプレート11は、反応ガスの流入量が減少する単セルC1〜C3の厚みに相当する分の厚みを増している点以外は、第1のエンドプレート11とほぼ同様な構成である。燃料電池スタック10にテスト用エンドプレート11tを取り付けることにより、マニホールドM1,M3の入口(配管接続部)から1段目の単セルC1までの間の距離を増大させることができ、直進性が緩和された反応ガスを単セルC1〜C3に到達させることができる。従って、各単セルC1〜Cnに分岐流入する反応ガスの量を均一化させることができ、第3実施例Aと同様に、燃料電池スタック10の発電性能の検査精度を向上させることができる。
C3.第3実施例C:
図10は、第3実施例Cとしての燃料電池スタック10の検査方法を説明するための模式図である。図10は、反応ガスの流入量が低減してしまう単セルC1〜C3を、第1のエンドプレート11側から、燃料電池スタック10の積層方向に沿って見たときの、図2(B)と同様な概略図である。
この第3実施例Cでは、単セルC1〜C3のテスト条件として、それぞれの反応ガスの圧力損失を変更する。具体的には、第3実施例Cでは、マニホールドM1,M3を構成する、各単セルC1〜C3の貫通孔の開口面積を調整するための調整板50を配置した上で、燃料電池スタック10の発電性能の検査を実行する。
調整板50は、各単セルC1〜Cnの積層位置において、マニホールドM1,M3における反応ガスの流れを阻害して、その直進性を緩和させる流速調整壁として機能する。即ち、調整板50によって、各単セルC1〜Cnに分岐流入する反応ガスの量が不均一になることを抑制することができる。
従って、第3実施例Cの検査方法によれば、各単セルC1〜Cnに分岐流入する反応ガスの量を均一化させることができ、第3実施例Bと同様に、燃料電池スタック10の発電性能の検査精度を向上させることができる。なお、調整板50を配置された部位におけるマニホールドM1,M3の開口面積は、各単セルC1〜Cnに分岐流入する反応ガスの量が均一化されるように調整されることが望ましい。
D.変形例:
本発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。例えば、上記実施例において、各単セルC1〜Cnの発電性能を示す値として、セル電圧以外の他のパラメータが計測されるものとしても良い。また、閾値以外の判定基準を用いて、各単セルC1〜Cnの発電性能の良否が判定されるものとしても良い。さらに、以下のような変形も可能である。
D1.変形例1:
上記実施例では、検査装置100の検査対象となる燃料電池スタック10は、固体高分子形燃料電池であった。しかし、燃料電池スタック10は、固体高分子形燃料電池でなくとも良く、他の種々のタイプの燃料電池であるものとしても良い。検査対象となる燃料電池スタック10は、複数の発電体が積層され、積層方向に沿って設けられたマニホールドを介して各発電体に反応ガスを分岐流入させる構成を有していれば良い。
D2.変形例2:
上記第1実施例では、マニホールドM1,M3の上流側に位置する単セルC1〜C3と、その下流側に位置する単セルC3〜Cnとで、発電性能の判定基準であるセル電圧の閾値として、第1と第2の閾値th1,th2を用いていた。しかし、各単セルC1〜Cnの発電性能の判定基準であるセル電圧の閾値は、さらに複数の閾値が、単セルC1〜Cnの積層位置に応じて設定されるものとしても良い。例えば、セル電圧の閾値は、各単セルC1〜Cnごとに異なる値が設定されるものとしても良い。
D3.変形例3:
上記第2実施例では、テスト発電の発電条件として、マニホールドM1,M3の上流側に位置する単セルC1〜C3のための第1の発電条件と、その下流側に位置する単セルC3〜Cnのための第2の発電条件とを設定して、各発電条件でのテスト発電を実行していた。しかし、テスト発電の発電条件は、さらに複数の条件が、単セルC1〜Cnの積層位置に応じて設定されるものとしても良い。例えば、テスト発電の発電条件は、各単セルC1〜Cnを対象とするn種類の発電条件が設定されるものとしても良い。
D4.変形例4:
上記第1実施例では、単セルC1〜Cnの積層位置に応じて、判定処理における判定基準を設定し、上記第2実施例では、単セルC1〜Cnの積層位置に応じて、テスト発電における発電条件を設定していた。しかし、検査装置では、単セルC1〜Cnの積層位置に応じて判定処理における判定基準を設定するとともに、単セルC1〜Cnの積層位置に応じてテスト発電における発電条件を設定するものとしても良い。
D5.変形例5:
上記第2実施例では、単セルC1〜Cnの積層位置に応じて、異なる反応ガスのストイキ比でテスト発電したときのセル電圧の計測値を用いて判定を実行していた。しかし、テスト発電の発電条件としては、反応ガスのストイキ比以外に、他の発電条件が設定されるものとしても良い。単セルC1〜Cnの積層位置に応じたテスト発電の発電条件としては、例えば、燃料電池10の運転温度が設定されるものとしても良い。例えば、積層方向の端部近傍の単セルについては、第1の運転温度で発電を行ったときのセル電圧で判定をし、積層方向の中央近傍の単セルについては、第1の運転温度より低い第2の運転温度で発電を行ったときのセル電圧で判定を行うものとしても良い。
1…電解質膜
2…アノード
3…カソード
5…膜電極接合体
6…ガス流路部材
7a,7c…セパレータ
8…樹脂シール部
10…燃料電池スタック
11…第1のエンドプレート
11t…テスト用エンドプレート
12…第2のエンドプレート
13…締結部材
50…調整板
82…連通路
83…連通路
100…検査装置
110…制御部
120…カソードガス供給部
130…アノードガス供給部
140…冷媒循環制御部
150…セル電圧計測部
160…報知部
1〜Cn…単セル
M1…水素供給用マニホールド
M2…水素排出用マニホールド
M3…酸素供給用マニホールド
M4…酸素排出用マニホールド
M5…冷媒供給用マニホールド
M6…冷媒排出用マニホールド
dC1〜dC3…ダミーセル

Claims (5)

  1. 複数の発電体が積層された燃料電池スタックであって、積層方向に沿って設けられたマニホールドを介して前記複数の発電体のそれぞれに反応ガスを分岐流入させる燃料電池スタックの検査方法であって、
    (a)前記複数の発電体のうちの検査対象となる検査対象発電体を対象とするテスト条件と、性能判定の判定基準と、のうちの少なくとも一方を、前記検査対象発電体が積層されている位置に応じて設定する工程と、
    (b)予め設定されたテスト条件に基づいて燃料電池スタックに発電させ、前記検査対象発電体の発電性能を示す値を計測する工程と、
    (c)前記発電性能を示す値の計測値と、予め設定された判定基準とを用いて、前記検査対象発電体の発電性能を判定する工程と、
    を備える、検査方法。
  2. 請求項1記載の検査方法であって、
    前記工程(b)は、前記発電性能を示す値として、検査対象発電体の電圧であるセル電圧を計測する工程であり、
    前記工程(c)は、前記工程(a)において、前記検査対象発電体の積層位置に応じて予め設定された前記セル電圧の閾値を用いて判定を行う工程である、検査方法。
  3. 請求項1または請求項2記載の検査方法であって、
    前記工程(b)は、前記工程(a)において、前記テスト条件として、前記検査対象発電体が積層された位置に応じて予め設定された前記反応ガスの供給流量で、前記燃料電池スタックに発電させる工程である、検査方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検査方法であって、
    前記検査対象発電体は、前記マニホールドの上流側に配置された上流側発電体と、前記上流側発電体より下流側に配置された下流側発電体とを含み、
    前記工程(a)は、前記上流側発電体と、前記下流側発電体とで、前記テスト条件と、前記判定基準と、のうちの少なくとも一方を変える、検査方法。
  5. 複数の発電体が積層された燃料電池スタックであって、積層方向に沿って設けられたマニホールドを介して前記複数の発電体のそれぞれに反応ガスを分岐流入させる燃料電池スタックを検査する検査装置であって、
    前記複数の発電体のうちの検査対象となる検査対象発電体を対象とするテスト条件と、性能判定の判定基準と、のうちの少なくとも一方を、前記検査対象発電体が積層されている位置に応じて設定する制御部と、
    予め設定されたテスト条件に基づいて燃料電池スタックに発電させ、前記検査対象発電体の発電性能を示す値を計測する計測部と、
    前記発電性能を示す値の計測値と、予め設定された判定基準とを用いて、前記検査対象発電体の発電性能を判定する発電性能判定部と、
    を備える、検査装置。
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