JP2013125414A - データ管理システム及びサーバ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】警備システム1は、第1の端末装置3−1と第2の端末装置3−2とサーバ装置5を有する。第1の端末装置は、第1の端末装置について登録された利用者のうち指定された利用者の識別情報と、第2の端末装置の識別情報をサーバ装置に送信する。第2の端末装置は、第2の端末装置について登録された利用者のうち指定された利用者の識別情報と、第2の端末装置の識別情報をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、第2の端末装置から受信した各情報と、第1の端末装置から受信した各情報とを照合し、一致する場合、その利用者により第1の端末装置から登録されたデータをその利用者により第2の端末装置から閲覧可能に設定する。
【選択図】図1
Description
しかしながら、例えば、それぞれ異なる家屋、マンションの一室等の物件に設置され、設置された物件を監視対象とする複数の警備装置を有する警備システムでは、他の警備装置の利用者によって不正に警備状態が変更されることを防止するために、警備装置毎に、その警備装置から警備システムを利用する利用者が登録される。このため、警備装置を電子ファイルの作成又は参照用端末として用いる場合には従来の共有ファイル管理システムを利用することができない。各警備装置には、その警備装置が設置された物件に住んでいる家族だけでなく、別居している親、子供等も登録される場合があるため、登録された利用者であっても、利用できるサービス又は付与される権限は警備装置毎に制限される。従って、このような警備システムでは、利用者は例えば自宅の警備装置と実家の警備装置など複数の警備装置について利用可能に登録される場合があるが、このように複数の警備装置に登録された利用者であっても、何れかの警備装置からサーバ装置に格納されたデータを全ての警備装置から自由に利用できるようにすることは好ましくない。
本発明を適用した警備システムは、家屋、マンションの一室等それぞれ異なる物件に設置される複数の警備装置と、各警備装置で使用する画像、メモなどのデータ(電子ファイル)を格納し、格納したデータを各警備装置からの要求に応じて送信するデータサーバとを有する。この警備システムにおいて、例えば、ある利用者が、自宅にある警備装置からデータサーバに登録したデータを、実家、別荘等にある他の警備装置からも利用できるように、各警備装置は、その利用者を示す情報とデータの登録元である自宅にある警備装置を示す情報とデータの利用先である実家、別荘等にある警備装置を示す情報とをデータサーバに送信する。そして、データサーバは、各警備装置から送信された情報が一致もしくは入力した利用者が同一人物と判定できる場合、その利用者が自宅にある警備装置からデータサーバに登録したデータを他の警備装置から利用できるように設定する。これにより、警備システムは、各警備装置に登録された利用者毎に、データサーバに格納されたデータを利用できる警備装置を適切に設定可能とする。
また、警備装置3−1、3−2は、画像、メモなどの入力された各データをネットワークを介してデータサーバ5へ送信し、データサーバ5に登録する。また、警備装置3−1、3−2は、利用者から所定のデータの表示を要求する操作がされると、ネットワークを介してデータサーバ5へそのデータの取得要求を送信し、その応答として取得したデータを表示する。
なお、警備装置3−1、3−2には、それぞれ自己の警備装置が設置された物件を識別するため物件IDが割り当てられている。この物件IDは、警備装置3−1、3−2が設置された物件の識別番号であり、警備システム1全体でユニークな番号が割り当てられる。以下では、各警備装置を識別するための識別情報としてこの物件IDを用いる。また、警備装置3−1、3−2は、警備システム1の全ての利用者のうち自己の警備装置について登録された利用者のユーザIDとその利用者が所持し警備装置を操作するために利用する利用者カードなどのICカードのカードIDとを関連付けて記憶する。ユーザIDは、各利用者の識別番号であり、警備システム1全体でユニークな番号が割り当てられる。カードIDは、ICカードの識別番号であり、警備システム1全体でユニークな番号が割り当てられる。
そして、データサーバ5は、利用者の認証に成功した警備装置3−1、3−2からネットワークを介して受信したデータを格納する。なお、データサーバ5は、警備装置毎にその警備装置から受信したデータを格納するための記憶領域を割り当て、その記憶領域内の領域をその警備装置について登録された利用者毎に割り当てる。そして、データサーバ5は、各警備装置から登録されたデータをその警備装置及びその警備装置について認証が成功した利用者に割り当てられた記憶領域に、その警備装置及びその利用者と対応付けて記憶する。また、データサーバ5は、利用者の認証に成功した警備装置からのデータの取得要求に応じて、その警備装置及びその利用者と対応付けて記憶したデータをその警備装置に送信する。ただし、データサーバ5が記憶する各データは、記憶時にそのデータと対応付けられた警備装置及び利用者のみが閲覧可能であり、データサーバ5は、そのデータと対応付けられた利用者の認証に成功し、且つそのデータと対応付けられた警備装置から要求された場合に限りそのデータをその警備装置に送信する。
図2は、警備システム1における、複数物件設定処理の動作シーケンス図である。この例では、登録元の警備装置を警備装置3−1とし、利用先の警備装置を警備装置3−2として説明する。また、この利用者は、警備装置3−1及び警備装置3−2のそれぞれについて利用可能に登録されているものとする。また、警備装置の利用者には、予め契約書などを通じて警備会社など警備システム1の運営事業者から警備装置についての物件IDが通知されている。従って、利用者は、警備装置3−1及び警備装置3−2について物件IDを知ることができ、これをデータサーバ5に送信することで対応付けを行うことができる。
利用者により警備装置3−1に利用者カードが挿入されると、警備装置3−1は、利用者カードに記憶されたカードIDを取得し、そのカードIDと関連付けて記憶しているユーザIDを特定する。次に、利用者によりパスワードが入力されると、警備装置3−1は、利用者のユーザID、パスワード及び警備装置3−1についての物件IDを含む認証要求をデータサーバ5に送信する(ステップS101)。一方、データサーバ5は、警備装置3−1から認証要求を受信すると、その認証要求に含まれるユーザID、パスワード及び物件IDを関連付けて記憶しているか否かにより警備装置3−1の利用者が登録された利用者であるか否かの認証処理を行う。データサーバ5は、認証成功と判定すると、認証成功を示す認証結果を警備装置3−1へ送信する(ステップS201)。
一方、データサーバ5は、共有設定情報の送信要求を受信すると、その利用先の警備装置3−2について記憶している共有設定情報を、登録元の警備装置3−1についての物件の名称情報と、その利用者の利用者情報とともに、利用先の警備装置3−2へ送信する(ステップS204)。このとき、データサーバ5は、利用先の警備装置3−2において、操作者以外の利用者についても操作者が代理して設定できるように、利用先の警備装置3−2についての共有設定フラグと関連付けて記憶された全ての共有設定情報を送信する。
なお、登録元の警備装置3−1についての物件IDと利用者のユーザIDは、操作者に一覧から選択させるのではなく、警備装置3−2に直接入力させてもよい。あるいは、警備装置3−2で利用できるように設定できるデータは、その警備装置3−2の操作者により登録元の警備装置3−1からデータサーバ5に登録されたデータに限定し、操作者のユーザIDを複数物件設定要求に含むユーザIDとしてもよい。これらの場合、ステップS302、S204、S303の処理は省略される。
あるいは、データサーバ5は、利用先の警備装置3−2のその利用者に割り当てられた記憶領域に、登録元の警備装置3−1のその利用者に割り当てられた記憶領域に格納されたデータをコピーしてもよい。その場合、データサーバ5は、公知のミラーリングの技術を用いて、定期的に、又は登録元の警備装置3−1のその利用者に割り当てられた記憶領域に格納されたデータが変更されたときに差分データをコピーする。これにより、データサーバ5は、登録元の警備装置に割り当てられた記憶領域のデータと利用先の警備装置に割り当てられた記憶領域のデータの同一性を維持する。
あるいは、利用先の警備装置3−2から送信される複数物件設定要求には、登録元の警備装置3−1についての物件IDと、利用者のユーザID及びそのパスワードと、利用先の警備装置3−2についての物件IDとを含めておき、登録元の警備装置3−1から送信される利用先登録要求に登録元の警備装置3−1についての物件IDを含めないようにしてもよい。
また、通信部32は、警備装置3−1とデータサーバ5との間で接続が確立された後、他の警備装置で複数物件設定を行う際、制御部37からの制御に従って、利用先登録要求をデータサーバ5に送信する。また、通信部32は、自己の警備装置で複数物件設定を行う際、制御部37からの制御に従って、複数物件設定要求をデータサーバ5に送信する。また、通信部32は、上述のようにデータサーバ5と通信する場合に、操作部34を介して利用者が入力する情報に基づき制御部37の制御に従って認証要求をデータサーバ5に送信し、利用者の認証結果を受信する。通信部32は、上記のような各種情報の通報が終わると、警備装置3−1と警備センタ装置4又はデータサーバ5との間の接続を開放する処理を行う。
さらに、操作部34は、利用者カードに記録された情報を読み取るカードリーダを有する。操作部34は、カードID等の識別情報が記録された利用者カードがカードリーダに挿入されると、その利用者カードから各識別情報を読み取り、制御部37へ通知する。
また、記憶部36は、自己の警備装置3−1が設置された物件の物件IDを記憶する。また、記憶部36は、警備システム1の全ての利用者のうち自己の警備装置3−1について登録された利用者のユーザIDをその利用者のカードIDと関連付けて記憶する。
なお、制御部37が有するこれらの各部は、独立した集積回路、ファームウェア、マイクロプロセッサなどで構成されてもよい。
以下、制御部37の各部について詳細に説明する。
設定要求手段376は、通信部32を介してデータサーバ5から共有設定情報と、登録元の警備装置3−1についての物件の名称情報と、その利用者の利用者情報とを受信すると、登録元の警備装置3−1についての物件の名称及び利用者の名称を表示部33に表示させる。そして、操作者により操作部34を介して、警備装置3−1で利用するデータを登録した警備装置についての物件及び利用者が指定されると、指定された物件の物件ID及び利用者のユーザIDを共有設定情報から取得する。次に、操作者により、その利用者のパスワードが入力されると、設定要求手段376は、操作部34を介して指定された物件の物件ID、操作部34を介して指定された利用者のユーザID及び操作部34を介して入力された利用者のパスワードを含む複数物件設定要求を通信部32にデータサーバ5へ送信させる。
また、サーバ記憶部52は、警備システム1が有する全ての警備装置3−1、3−2に対応する物件IDを記憶するとともに、警備システム1の全ての利用者のユーザIDと利用者情報とをその利用者について登録された警備装置3−1、3−2についての物件IDと関連付けて記憶する。
また、サーバ記憶部52は、利用者の認証に成功した警備装置3−1、3−2から受信したデータを記憶する。なお、サーバ記憶部52は、警備装置毎にその警備装置から受信したデータを格納するための記憶領域を割り当て、その記憶領域内の領域をその警備装置について登録された利用者毎に割り当てる。そして、サーバ記憶部52は、制御部53からの制御に従って、各警備装置から登録されたデータをその警備装置及びその警備装置について認証が成功した利用者に割り当てられた記憶領域に、その警備装置及びその利用者と対応付けて記憶する。また、サーバ記憶部52は、制御部53からの制御に従って、各警備装置から登録されたデータを、任意の警備装置及びその警備装置について登録された任意の利用者と対応付けて記憶する。
なお、制御部53が有するこれらの各部は、独立した集積回路、ファームウェア、マイクロプロセッサなどで構成されてもよい。
以下、制御部53の各部について詳細に説明する。
また、設定手段535は、サーバ通信部51を介して警備装置から複数物件設定要求を受信すると、受信した複数物件設定要求に含まれる登録元の警備装置についての物件ID、利用者のユーザID及び利用先の警備装置についての物件IDを、利用先の警備装置についての共有設定フラグと関連付けて記憶された共有設定情報の登録元の警備装置についての物件ID、利用者のユーザID及び利用先の警備装置についての物件IDとそれぞれ照合する。設定手段535は、各情報がそれぞれ一致する場合、その利用者により登録元の警備装置からデータサーバ5に登録されたデータを、その利用者により利用先の警備装置から閲覧可能とするように、利用先の警備装置及びその利用者に対応付けて記憶する。一方、各情報のうちの少なくとも一つが一致しない場合、その利用者により登録元の警備装置からデータサーバ5に登録されたデータを、その利用者により利用先の警備装置から閲覧不可とするように、利用先の警備装置及びその利用者に対応付けて記憶しない。
ただし、他の利用者(例えば家族)により閲覧可能なデータとして指定されたデータであっても、そのデータを登録した警備装置以外の異なる物件の警備装置から当該他の利用者(例えば家族)により閲覧されることはプライバシの保護の観点から好ましくない。そのため、データサーバの設定手段は、登録元の警備装置から受信した利用先登録要求と利用先の警備装置から受信した複数物件設定要求の各情報が一致する場合、登録元の警備装置の共通領域に記憶された、他の利用者により閲覧可能なデータについては、利用先登録要求で指定された利用者により登録されたデータのみを利用先の警備装置から閲覧可能にする。即ち、登録元および利用先の警備装置を利用する利用者当人によってデータサーバに登録されたデータのみを異なる物件の警備装置から閲覧可能とする。従って、登録元の警備装置の共通領域に記憶されたデータのうち、利用先登録要求で指定された利用者以外の利用者により登録されたデータは利用先の警備装置から閲覧不可となる。これにより、例えば利用者により自宅に設置された警備装置から登録されたデータを、その利用者の家族は、自宅に設置された警備装置から閲覧することはできるが、実家等に設置された警備装置から閲覧することはできず、その利用者のプライバシを適切に保護することができる。
2−1−1、2−1−2、2−2−1、2−2−2 センサ
3−1、3−2 警備装置
4 警備センタ装置
5 データサーバ
31 センサインターフェース部
32 通信部
33 表示部
34 操作部
35 入出力部
36 記憶部
37 制御部
371 警備手段
372 利用者登録要求手段
373 認証要求手段
374 データ送受信手段
375 利用先登録要求手段
376 設定要求手段
51 サーバ通信部
52 サーバ記憶部
53 制御部
531 利用者登録手段
532 認証手段
533 データ管理手段
534 利用者登録手段
535 設定手段
Claims (3)
- 第1の操作部を有する第1の端末装置と、第2の操作部を有する第2の端末装置と、サーバ装置とを有するデータ管理システムであって、
前記サーバ装置は、前記第1の端末装置から登録されたデータを当該第1の端末装置について登録された少なくとも一人の利用者により当該第1の端末装置から閲覧可能に設定して記憶し、
前記第1の端末装置は、当該第1の端末装置について登録された少なくとも一人の利用者のうち前記第1の操作部を介して指定された第1の利用者の識別情報と、前記第1の操作部を介して指定された前記第2の端末装置の識別情報とを前記サーバ装置に送信し、
前記第2の端末装置は、当該第2の端末装置について登録された少なくとも一人の利用者のうち前記第2の操作部を介して指定された第2の利用者の識別情報と、当該第2の端末装置の識別情報とを前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、前記第1の端末装置から受信した前記第1の利用者の識別情報及び前記第2の端末装置の識別情報と、前記第2の端末装置から受信した前記第2の利用者の識別情報及び前記第2の端末装置の識別情報とを照合する第1の照合処理を行い、一致する場合、前記データのうち前記第1の利用者により登録されたデータを前記第2の利用者により前記第2の端末装置から閲覧可能に設定し、一致しない場合、前記第1の利用者により登録されたデータを前記第2の利用者により前記第2の端末装置から閲覧不可とすることを特徴としたデータ管理システム。 - 前記第1の端末装置は、前記第1の利用者の識別情報及び前記第2の端末装置の識別情報とともに当該第1の端末装置の識別情報を前記サーバ装置に送信し、
前記第2の端末装置は、前記第2の利用者の識別情報及び前記第2の端末装置の識別情報とともに、前記第2の操作部を介して指定された前記第1の端末装置の識別情報を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、前記第1の照合処理に加えて、前記第1の端末装置から受信した前記第1の端末装置の識別情報と、前記第2の端末装置から受信した前記第1の端末装置の識別情報とを照合する第2の照合処理をさらに行い、前記第1の照合処理及び前記第2の照合処理の両方において一致する場合に、前記第1の利用者により登録されたデータを前記第2の利用者により前記第2の端末装置から閲覧可能に設定し、前記第1の照合処理及び前記第2の照合処理の少なくとも一方において一致しない場合、前記第1の利用者により登録されたデータを前記第2の利用者により前記第2の端末装置から閲覧不可とする、請求項1に記載のデータ管理システム。 - 第1の操作部を有する第1の端末装置及び第2の操作部を有する第2の端末装置とそれぞれ通信するサーバ装置であって、
前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置と通信するサーバ通信部と、
前記第1の端末装置から登録されたデータを当該第1の端末装置について登録された少なくとも一人の利用者により当該第1の端末装置から閲覧可能に設定して記憶するサーバ記憶部と、
前記サーバ通信部を介して前記第1の端末装置から受信した、当該第1の端末装置について登録された少なくとも一人の利用者のうち前記第1の操作部を介して指定された第1の利用者の識別情報及び前記第2の端末装置の識別情報と、前記サーバ通信部を介して前記第2の端末装置から受信した、当該第2の端末装置について登録された少なくとも一人の利用者のうち前記第2の操作部を介して指定された第2の利用者の識別情報及び前記第2の操作部を介して指定された前記第2の端末装置の識別情報とを照合する照合処理を行い、一致する場合、前記データのうち前記第1の利用者により登録されたデータを前記第2の利用者により前記第2の端末装置から閲覧可能に設定し、一致しない場合、前記第1の利用者により登録されたデータを前記第2の利用者により前記第2の端末装置から閲覧不可とする設定手段と、を有することを特徴とするサーバ装置。
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