JP2013124007A - 保護装置、樹脂製の円筒状保護部材及び円筒状部材 - Google Patents

保護装置、樹脂製の円筒状保護部材及び円筒状部材 Download PDF

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Abstract

【課題】 比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、見栄えが良く、取付ボルトなどが容易には折損することなく、かつ、使用者の要求等に応じて円筒状保護部材の滑り度合いを調整することができる保護装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、樹脂製の円筒状保護部材140と、これの内側に収容される円筒状部材130と、を含んで構成され、これらの略中央部分に設けられる開口に挿通されると共に、円筒状保護部材の底部141を軸方向に締め付け可能な締結部材110、150により、取り付け相手2に取り付けるようにした保護装置100であって、円筒状部材130の外周の小径部131と大径部132との間の段部133と、取り付け相手2と、の間に、円筒状保護部材の底部141が収容されると共に、小径部131の端面134が取り付け相手2に対面するように取り付け相手2に取り付けられることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、転倒時などにおいて自動二輪車などの二輪車を損傷等から保護するための保護装置に関する。また、当該保護装置に利用される樹脂製の円筒状保護部材及び円筒状部材に関する。
自転車、電動アシスト付き自転車、原動機付き自転車、自動二輪車などの二輪車などにおいて、転倒などした場合に、比較的高価な部品や重要な機能部品等への損傷等が大きくならないようにするための保護装置の一例として、例えば、特許文献1に記載されているように、フロントフォークのプロテクタ装置などが提案されている。
しかしながら、かかるフロントフォークのプロテクタ装置は、汎用性が低く、比較的高価であると共に、空気抵抗が大きくなる或いは車両によってはデザイン的にマッチしないなどの実情がある。
また、非特許文献1には、図6に示すような自動二輪車1のフロントアクスル2やリヤアクスル3の両端部付近から外側に突出させて保護装置を取り付け、このアクスル保護装置を地面等に衝突させることで、他の部位を損傷等から保護するようにしたものが開示されている。
非特許文献1に開示されているものは、例えば、図8に示すように、中空状のフロントアクスル(或いはリヤアクスル)の中空部分に挿通される取付シャフトの両端に樹脂製の円筒状保護部材を挿通し、これを取付シャフトの外周に形成されたねじ部等を介してフロントアクスル(或いはリヤアクスル)の両端部に締結固定するようにしている。
この種の円筒状保護部材は、汎用性が高く比較的安価であると共に、空気抵抗への影響も小さく車両に与えるデザイン的な影響も小さいなどの利点がある。
しかし、図9に例示するような中空状のアクスルシャフトの内側に取付シャフトを挿通してその両端に円筒状保護部材を取り付ける構成の場合、ホイール脱着時や駆動チェーンの弛み(張力)を調整する際に、その都度、円筒状保護部材を脱着する必要があるため、作業性が悪くなるといったおそれがある。
また、かかる構成の場合、操舵の効かないリヤアクスル側においては、転倒時に比較的大きな衝撃がアクスルシャフトに直に伝達されて変形その他の損傷等を被るおそれも想定される。
ここにおいて、チェーン駆動式の自動二輪車などにおいては、図7に示すように、駆動チェーン7の弛み調整のためのアジャスタ10が備えられている。
このアジャスタ10は、リヤアクスルシャフト3の端部に挿通されてスイングアーム4に締結固定されるアジャスタブロック11を備えて構成される。なお、リヤアクスルシャフト3は、アジャスタブロック11の内側においてスイングアーム4の長穴5に挿通されている。
また、アジャスタブロック11の車両前方側には、スイングアーム4に対するリヤアクスル3の前後方向における相対位置の調整(駆動チェーンの弛み調整)を行うためのアジャスタボルト6の先端が、スイングアーム4から延びて対面されるように構成されている。
このアジャスタボルト6のスイングアーム4からの後方への突出量を調整することで、アジャスタボルト6の先端に当接されているアジャスタブロック11(延いてはリヤアクスル3や被駆動スプロケット8)のスイングアーム4に対する相対位置が調整され、延いては駆動チェーン7の弛みを調整することができるようになっている。
そして、このアジャスタブロック11の後端付近に円筒状保護部材を車幅方向に突出して取り付けるようにしたもの(図10参照)が提案されており、このものによれば、ホイール脱着時や駆動チェーンの弛み(張力)を調整する際に、その都度円筒状保護部材を脱着する必要性を無くすことができ作業性を改善することができると共に、転倒時においてその衝撃を直にリヤアクスルシャフト3に伝えることを抑制することができ損傷等の程度も小さくすることができるといった利点がある。
実公平07−54064号公報
SUPERMOTO ENGINEERING ホームページ 2011年11月30日検索 インターネット <URL http://www.supermotoengineering.com/home.php>
しかしながら、非特許文献1に開示されているような円筒状保護部材は、ポリオキシメチレン(POM)或いはポリアセタール(デルリン(登録商標)やジュラコン(登録商標))等の樹脂製で構成されており、当該樹脂製の部材の中央貫通部分を取付ボルト等により締結固定するといった構成であるため、転倒時などにおける衝撃で、取付ボルトに直接的に曲げ応力が作用して折損してしまい、円筒状保護部材が脱落等して比較的高価な部品や重要な機能部品等を保護するといった本来の保護機能を十分に奏することができなくなるといった実情があった。
また、ポリオキシメチレン(POM)或いはポリアセタール(いわゆるデルリンやジュラコン)は摩擦係数が小さいため、障害物が少ないサーキットなどにおいて転倒した場合においては、転倒車両はダメージが少ない状態で前述の円筒状保護部材により支えられつつ舗装路面上を滑り、コース外の土や砂などの部分でブレーキが掛かって停止されるため、前述の円筒状保護部材による保護機能が良好に奏されることになる。
しなしながら、サーキットなどにおいて転倒車両が前述の円筒状保護部材により支えられつつ滑っているときに、コースとコース外との間に設けられる縁石などの隆起部分に、前述の円筒状保護部材が衝突する場合があり、かかる場合には、前述したように、取付ボルトに直接的に曲げ応力が作用して折損してしまうおそれがあり、以降、前述の円筒状保護部材による保護機能を十分に奏することができなくなるといったおそれがある。なお、公道においては障害物等が多いため、前述の円筒状保護部材の取付ボルトが障害物との衝突により折損してしまって、前述の円筒状保護部材が脱落等してその保護機能を十分に奏することができなくなるおそれは一層高まる。
この一方で、ポリオキシメチレン(POM)或いはポリアセタール(いわゆるデルリンやジュラコン)は摩擦係数が小さく、転倒時に転倒車両が滑り過ぎて危険である、といった面もある。
更には、砂や土などの路面を走行するオフロードバイクなどにおいては、ポリオキシメチレン(POM)或いはポリアセタール(いわゆるデルリンやジュラコン)であっても滑りが悪いため、使用状況や使用者の要求等によっては、より一層滑った方が好ましいといった場合も想定される。
本発明は、かかる実情に鑑みなされたものであり、比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、見栄えが良く、取付ボルトなどが容易には折損することなく、かつ、使用者の要求等に応じて円筒状保護部材の滑り度合いを調整することができる円筒状保護部材を利用した保護装置を提供することを目的とする。
このため、本発明に係る保護装置は、
樹脂製の円筒状保護部材と、
該樹脂製の円筒状保護部材の内側に収容される円筒状部材と、
を含んで構成され、
これらの略中央部分に設けられる開口に挿通されると共に、前記円筒状部材を軸方向に締め付け可能な締結部材により、取り付け相手に取り付けるようにした保護装置であって、
前記円筒状部材の外周の小径部と大径部との間の段部と、取り付け相手と、の間に、前記樹脂製の円筒状保護部材の一部が収容されると共に、前記円筒状部材の小径部の端面が取り付け相手に対面するように取り付け相手に取り付けられることを特徴とする。
本発明において、取り付け相手が、中央に中空部分を有するアクスル(車軸)或いはこれと略一体の部材であることを特徴とすることができる。
本発明において、取り付け相手が、自転車、電動アシスト付き自転車、自動二輪車等のリヤアクスル付近に設けられ駆動チェーンの弛み量調整用のアジャスタブロックであることを特徴とすることができる。
本発明に係る樹脂製の円筒状保護部材は、本発明に係る保護装置に用いられることを特徴とする。
本発明に係る円筒状部材は、本発明に係る保護装置に用いられることを特徴とする。
本発明によれば、比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、見栄えが良く、取付ボルトなどが容易には折損することなく、かつ、使用者の要求等に応じて円筒状保護部材の滑り度合いを調整することができる円筒状保護部材を利用した保護装置を提供することができる。
(A)は、本発明の実施の形態に係る実施例1の二輪車用の保護装置の正面図(車両に取り付けた場合に車両左右方向から見た図)であり、(B)は(A)の長手方向の一部を省略して示した側面図(車両に取り付けた場合に車両前後方向から見た図)であり、(C)は(B)の長手方向の全部を示すB−B断面図である。 同上実施例1の保護装置を自動二輪車のフロントアクスルへ取り付けた状態を示す斜視図(フロントアクスル付近を抜き出して表示した図)である。 同上実施例1の保護装置を自動二輪車のフロントアクスルへ取り付ける前の状態を示す斜視図(フロントアクスル付近を抜き出して表示)である。 (A)は、実施例2の二輪車用の保護装置の正面図(車両に取り付けた場合に車両左右方向から見た図)であり、(B)は(A)の側面図(車両に取り付けた場合に車両前後方向から見た図)であり、(C)は(A)の上面図であり、(D)は(A)のA−A断面図であり、(E)は(A)の下面図である。 同上実施例2の保護装置を自動二輪車のリヤアクスル付近に取り付けた状態(標準装備のアジャスタブロックに置き換えて実施例2の保護装置を取り付けた状態)を示す斜視図(リヤアクスル付近を抜き出して表示した図)である。 従来の自動二輪車の全体構成を概略的に示す図(車両右方向から見た図)である。 図6の自動二輪車のスイングアームに備えられる駆動チェーンの弛み調整用のアジャスタ部分を拡大して示した図である。 従来の中空状のフロントアクスルの中空部分に挿通される取付シャフトの両端に取り付けられた樹脂製の円筒状保護部材の一例を示す斜視図である。 従来の中空状のリヤアクスルの中空部分に挿通される取付シャフトの両端に取り付けられた樹脂製の円筒状保護部材の一例を示す斜視図である。 従来のスイングアームに備えられるアジャスタブロックの後端付近に取り付けられた円筒状保護部材の一例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る一実施の形態を、添付の図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態により、本発明が限定されるものではない。なお、既に説明したものと図一の要素には、同一符号を付すこととして、ここでの詳細な説明は省略する。
本実施の形態に係る実施例1の二輪車用の保護装置100は、図1に示すように、
二輪車1のフロントアクスル(前輪軸)2の中央の中空部分2Aに挿通されるシャフト110と、
シャフト110の外周に挿通されつつフロントアクスル2の両端部に当接される鍔付きスペーサ120、121と、シャフト110の外周に挿通されつつ鍔付きスペーサ120、121の鍔部(フランジ部)120A,121Aに当接される有底円筒状のカラー130と、
このカラー130の小径部131と大径部132の間の段部133と、鍔付きスペーサ120、121の鍔部(フランジ部)120A,121Aと、の間に挟持される底部141を有し、カラー130の外周に挿通支持される円筒状保護部材140と、
カラー130の内側に収容されシャフト110の外周に形成されているねじ部111に羅合される六角穴付き円形ナット150と、
を含んで構成されている。
なお、本発明に係る円筒状部材の一例に相当するカラー130は、アルミニウム、チタン、ジュラルミン、アルミ合金、チタン合金、或いはステンレスや鉄その他の金属製とすることができる。但し、金属製以外の比較的硬質な樹脂製、例えば、繊維強化プラスチック(FRP)の一例であるガラス繊維強化プラスチック(GFRP)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、アラミド繊維強化プラスチック(AFRP)、ケブラー繊維強化プラスチック(KFRP)、ダイニーマ繊維強化プラスチック(DFRP)などとすることもできる。
また、本発明に係る樹脂製の円筒状保護部材の一例に相当する円筒状保護部材140は、ポリオキシメチレン(POM)或いはポリアセタール(いわゆるデルリン(登録商標)やジュラコン(登録商標))やその他の樹脂製とすることができる。
また、スペーサ120(121)については、アルミニウム、チタン、ジュラルミン、アルミ合金、チタン合金、或いはステンレスや鉄その他の金属製、或いは金属製以外の比較的硬質な樹脂製などとすることもできる。なお、スペーサ120(121)は、本発明に係るアクスルと略一体の部材の一例に相当する。
二輪車用の保護装置100の二輪車のフロントアクスル2への取り付け手順の一例としては、図3に示すような二輪車1のフロントアクスル2の中央の中空部分2Aが空となっている状態において、シャフト110を、このフロントアクスル2の中央の中空部分2Aに挿通した後、鍔付きスペーサ120をシャフト110の外周に図1の左側から挿通すると共に、鍔付きスペーサ121をシャフト110の外周に図1の右側から挿通する。
次に、左右一対の円筒状保護部材140と、これを外周にそれぞれ挿通支持する左右一対のカラー130と、をシャフト110の外周に両端からそれぞれ挿通すると共に、左右一対の六角穴付き円形ナット150を、シャフト110の外周のねじ部111にそれぞれ羅合させて、六角レンチ等により、鍔付きスペーサ120、121、カラー130をフロントアクスル2の端部へ突き当てるように六角穴付き円形ナット150を締め付けることで、図2に示すように、二輪車用の保護装置100を二輪車1のフロントアクスル2へ取り付けることができるようになっている。
これにより、実施例1に係る二輪車用の保護装置100によれば、転倒時などにおける衝撃を比較的柔らかい円筒状保護部材140により受けることができるので、また、転倒中にはこの円筒状保護部材140により車両を支えることなどができるので、比較的高価な部位などの他の部位を損傷等から保護するといった保護機能を奏することができる。
また、実施例1に係る二輪車用の保護装置100は、図1に示したように、カラー130を円筒状保護部材140の内側に挿入し、六角穴付き円形ナット150を締め付けることで、カラー130の端面134を鍔付きスペーサ120(121)に当接させるようにしたので、転倒時等において円筒状保護部材140に横方向(シャフト110の軸方と交差する方向)から力が作用した場合でも、カラー130の存在によってシャフト110(取付ボルトに相当)の曲げ変形を規制する(シャフト110(取付ボルトに相当)に作用する曲げモーメントを緩和させる)ことができるため(言い換えれば、前記横方向の力によりカラー130がシャフト110の軸方向に対して傾こうするときに、その横方向の力をシャフト110(取付ボルトに相当)にとって強度的に強い引っ張り方向の力に変換することができるため)、従来のように転倒時の衝撃が取付ボルトに直接曲げモーメントとして作用して取付ボルトが折損等してしまい、円筒状保護部材140が脱落等して保護機能を発揮することができなくなるといったおそれを抑制することができる。
また、実施例1に係る二輪車用の保護装置100では、前記六角穴付き円形ナット150の締め付け度合いによっては、円筒状保護部材140を、シャフト110廻りに回転しないように固定することも、或いは回転自在に支持することが可能である。なお、このことは、円筒状保護部材140の底部141の厚み(シャフト110の軸方向の厚み)を適宜に設定しておくことで実現可能である。
従って、ポリオキシメチレン(POM)或いはポリアセタール(いわゆるデルリンやジュラコン)は摩擦係数が小さく、転倒時に転倒車両が滑り過ぎて危険であり、ある程度滑りを規制したいといった場合には、六角穴付き円形ナット150を締め付けて円筒状保護部材140をシャフト110廻りに回転しないように固定した状態とすることができる。
そして、かかる固定した状態とした場合には、円筒状保護部材140の回転(滑り具合)が規制されているので、円筒状保護部材140の周方向ほぼ同一位置が路面と当接して摺動することになるため、その当接位置が摩耗して内側のカラー130が露出されることになる。このため、比較的摩擦係数の大きな金属製のカラー130が路面に当接するようになって滑りが悪くなるため、転倒車両に比較的大きな制動を掛けることができる。
すなわち、転倒時等の衝撃は円筒状保護部材140により所定に緩和させることができる一方で、ある程度路面の上を滑った後は、転倒車両に制動を掛けて停止させることができ、車両へのダメージの軽減と安全性確保との両立を図ることができる。
この一方で、砂や土などの路面を走行するオフロードバイクなどにおいて、ポリオキシメチレン(POM)或いはポリアセタール(いわゆるデルリンやジュラコン)であっても滑りが悪いため、より一層滑った方が良いといったことも想定され、かかる場合には、六角穴付き円形ナット150の締め付け度合いをある程度緩めておいて、円筒状保護部材140がシャフト110廻りを回転することができる回転可能状態とすることができる。
そして、かかる回転可能状態とした場合には、円筒状保護部材140がシャフト110廻りを回転し易くなっているので、転倒時には円筒状保護部材140は回転して周方向ほぼ均一に路面と当接しながら転がることになるため、砂や土などの路面などの摩擦抵抗の大きい路面における転倒時においても比較的円滑な減速度合いにて減速しながら転倒車両を停止させることができる。
すなわち、転倒時等の衝撃は円筒状保護部材140により所定に緩和させることができる一方で、摩擦抵抗の大きい路面での転倒時においても、転倒時における急激な減速を抑制して比較的円滑な減速度合いにて減速しながら転倒車両を停止させることができ、走行路面に応じた車両へのダメージの軽減と安全性確保との両立を図ることができる。
また、かかる回転可能状態とした場合には、円筒状保護部材140の周囲を比較的均等に摩耗させることができるため、転倒後における見栄えの悪化などを抑制することもできる。
また、カラー130を内輪とし円筒状保護部材140を外輪となるように構成すると共に、カラー130を表面に露出させ、金属製のカラー130が種々の色に色付け(アルマイト処理など)可能であることを利用することで、従来のように円筒状保護部材140だけが露出しているものに比べて、見栄えを良くすることができると共に、様々なユーザーの様々な趣味嗜好に応えることなどが可能となる。
このように、本実施例1によれば、比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、見栄えが良く、取付ボルトなどが容易には折損することなく、かつ、使用者の要求等に応じて円筒状保護部材の滑り度合いを調整することができる円筒状保護部材を利用した保護装置を提供することができる。
なお、シャフト110の外周のねじ部111は、両端部付近に設けることが可能であると共に、シャフト110の全長にわたってねじ切りされた全周ねじとすることも可能である。
なお、実施例1では、図1に示したように、鍔付きスペーサ120、121を非対称として例示したが、これは取り付けられるフロントアクスル付近の仕様や形状等に起因するものであり、本発明に係る鍔付きスペーサ120、121はこのような形状に限定されるものではなく、フロントアクスル付近の仕様や形状等に応じて適宜に設計され得るものである。
実施例2に係る二輪車用の保護装置200は、図4に示すように、
二輪車1のリヤアクスル(後輪軸)3の駆動チェーン調整に利用可能なアジャスタブロック210と、
このアジャスタブロック210の後端付近に開口されるねじ孔211に羅合される六角穴付き円形ボルト220と、
この六角穴付き円形ボルト220の外周に挿通され、六角穴付き円形ボルト220によりアジャスタブロック210に締結固定される有底円筒状のカラー130と、
このカラー130の小径部131と大径部132の間の段部133と、アジャスタブロック210と、の間に挟持される底部141を有し、カラー130の外周に挿通される円筒状保護部材140と、
を含んで構成されている。
なお、実施例2に係る二輪車用の保護装置200は、左右一対で、二輪車1のスイングアーム4に取り付けられる。
アジャスタブロック210には、リヤアクスル3の端部を挿通するリヤアクスル用開口212が設けられていると共に、アジャスタボルト6の先端に対面される平坦面213を有して構成されている。
なお、このアジャスタブロック210は、リヤアクスル用開口212に挿通されたリヤアクスル3の端部に螺合される取付ナット9によりスイングアーム4に対して締結固定されるようになっている。
また、アジャスタブロック210には、スイングアーム4に対するアジャスタブロック210の相対位置を確認するためなどに利用可能な刻印214が設けられており、当該刻印214を利用することで、駆動チェーンの弛みの調整を正確に行うことができると共に、左右一対のアジャスタブロック210の刻印位置を合わせることでリヤアクスル3が車両前後方向に対して正確に直交するように配置することなどが可能となる。
なお、アジャスタブロック210の材質としては、アルミニウム、チタン、ジュラルミン、アルミ合金、チタン合金、或いはステンレスや鉄その他の金属製とすることができる。但し、金属製以外の比較的硬質な樹脂製、例えば、繊維強化プラスチック(FRP)の一例であるガラス繊維強化プラスチック(GFRP)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、アラミド繊維強化プラスチック(AFRP)、ケブラー繊維強化プラスチック(KFRP)、ダイニーマ繊維強化プラスチック(DFRP)などとすることもできる。
また、アジャスタブロック210に設けられるねじ孔211のねじ山が、六角穴付き円形ボルト220の締め付け等により損傷を受けるおそれも想定されるため、ねじ孔211にねじインサート(インサートコイル、ヘリサート(登録商標))などを予め挿入しておいて、ねじ山の強度を高めるようにすることが可能である。
また、カラー130は、実施例1と同様、アルミニウム、チタン、ジュラルミン、アルミ合金、チタン合金、或いはステンレスや鉄その他の金属製、或いは金属製以外の比較的硬質な樹脂製などとすることができる。
また、円筒状保護部材140は、実施例1と同様、ポリオキシメチレン(POM)或いはポリアセタール(いわゆるデルリン(登録商標)やジュラコン(登録商標))やその他の樹脂製とすることができる。
この実施例2に係る二輪車用の保護装置200によっても、実施例1と同様、転倒時などにおける衝撃を比較的柔らかい円筒状保護部材140により受けることができるので、また、転倒中にはこの円筒状保護部材140により車両を支えることなどができるので、比較的高価な部位などの他の部位を損傷等から保護するといった保護機能を奏することができる。
更に、実施例2に係る二輪車用の保護装置200は、図5に示すように、アジャスタブロック210はアクスルシャフト3の両端部をリヤアクスル用開口212に挿通して締結ナットによりスイングアーム4に締結固定される構成であるので、アクスルシャフトの中央の中空部分に挿通するタイプのもの(実施例1の保護装置100のタイプ)に比べて、ホイール脱着時や駆動チェーンの弛み(張力)を調整する際に、その都度円筒状保護部材140を脱着する必要性を無くすことができ作業性を改善することができると共に、転倒時においてその衝撃を直にリヤアクスルシャフト3に伝えることを抑制することができ損傷等の程度も小さくすることができる。
また、実施例2に係る二輪車用の保護装置200においても、カラー130を円筒状保護部材140の内側に挿入し、六角穴付き円形ボルト220を締め付けることで、カラー130の端面134をアジャスタブロック210に当接させるようにしたので、転倒時等において円筒状保護部材140に横方向(六角穴付き円形ボルト220の軸方と交差する方向)から力が作用した場合でも、カラー130の存在によって六角穴付き円形ボルト220(取付ボルトに相当)の曲げ変形を規制する(六角穴付き円形ボルト220(取付ボルトに相当)に作用する曲げモーメントを緩和する)ことができるため(言い換えれば、前記横方向の力によりカラー130が六角穴付き円形ボルト220の軸方向に対して傾こうするときに、その横方向の力を六角穴付き円形ボルト220(取付ボルトに相当)にとって強度的に強い引っ張り方向の力に変換することができるため)、従来のように転倒時の衝撃が取付ボルトに直接曲げモーメントとして作用して取付ボルトが折損等してしまい、円筒状保護部材140が脱落等して保護機能を発揮することができなくなるといったおそれを抑制することができる。
また、実施例2に係る二輪車用の保護装置200においても、実施例1と同様、前記六角穴付き円形ボルト220の締め付け度合いによっては、円筒状保護部材140を、六角穴付き円形ボルト220廻りに回転しないように固定することも、或いは回転自在に支持することが可能である。なお、このことは、円筒状保護部材140の底部141の厚み(六角穴付き円形ボルト220の軸方向の厚み)を適宜に設定しておくことで実現可能である。
従って、ポリオキシメチレン(POM)或いはポリアセタール(いわゆるデルリンやジュラコン)は摩擦係数が小さく、転倒時に転倒車両が滑り過ぎて危険であり、ある程度滑りを規制したいといった場合には、六角穴付き円形ボルト220を締め付けて円筒状保護部材140をシャフト110廻りに回転しないように固定した状態とすることができる。
そして、かかる固定した状態とした場合には、円筒状保護部材140の回転(滑り具合)が規制されているので、円筒状保護部材140の周方向ほぼ同一位置が路面と当接して摺動することになるため、その当接位置が摩耗して内側のカラー130が露出されることになる。このため、比較的摩擦係数の大きな金属製のカラー130が路面に当接するようになって滑りが悪くなるため、転倒車両に比較的大きな制動を掛けることができる。
すなわち、転倒時等の衝撃は円筒状保護部材140により所定に緩和させることができる一方で、ある程度路面の上を滑った後は、転倒車両に制動を掛けて停止させることができ、車両へのダメージの軽減と安全性確保との両立を図ることができる。
この一方で、砂や土などの路面を走行するオフロードバイクなどにおいて、ポリオキシメチレン(POM)或いはポリアセタール(いわゆるデルリンやジュラコン)であっても滑りが悪いため、より一層滑った方が良いといったことも想定され、かかる場合には、六角穴付き円形ボルト220の締め付け度合いをある程度緩めておいて、円筒状保護部材140が六角穴付き円形ボルト220廻りを回転することができる回転可能状態とすることができる。
そして、かかる回転可能状態とした場合には、円筒状保護部材140が六角穴付き円形ボルト220廻りを回転し易くなっているので、転倒時には円筒状保護部材140は回転して周方向ほぼ均一に路面と当接しながら転がることになるため、砂や土などの路面などの摩擦抵抗の大きい路面における転倒時においても比較的円滑な減速度合いにて減速しながら転倒車両を停止させることができる。
すなわち、転倒時等の衝撃は円筒状保護部材140により所定に緩和させることができる一方で、摩擦抵抗の大きい路面での転倒時においても、転倒時における急激な減速を抑制して比較的円滑な減速度合いにて減速しながら転倒車両を停止させることができ、走行路面に応じた車両へのダメージの軽減と安全性確保との両立を図ることができる。
また、かかる回転可能状態とした場合には、円筒状保護部材140の周囲を比較的均等に摩耗させることができるため、転倒後における見栄えの悪化などを抑制することもできる。
また、カラー130を内輪とし円筒状保護部材140を外輪となるように構成すると共に、カラー130を表面に露出させ、金属製のカラー130が種々の色に色付け(アルマイト処理など)可能であることを利用することで、従来のように円筒状保護部材140だけが露出しているものに比べて、見栄えを良くすることができると共に、様々なユーザーの様々な趣味嗜好に応えることなどが可能となる。
このように、実施例2によれば、比較的簡単かつ低コストな構成でありながら、見栄えが良く、取付ボルトなどが容易には折損することなく、かつ、使用者の要求等に応じて円筒状保護部材の滑り度合いを調整することができる円筒状保護部材を利用した保護装置を提供することができる。
なお、リヤアクスル3の中央の中空部分3Aを利用して、実施例1と同様の保護装置100を取り付けることも可能である。
なお、本実施の形態では、例えば自動二輪車に保護装置100、200を取り付けた場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、自転車、電動アシスト付き自転車、原動機付き自転車、自動二輪車などの二輪車の他、三輪車や一輪車、その他の運搬車(キャリア)等の車輪を有する装置にも適用可能である。
本発明は、上述した発明の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは可能である。
1 二輪車(自動二輪車等)
2 フロントアクスル(前輪軸)(取り付け相手の一例)
2A フロントアクスルの中空部分
3 リヤアクスル(後輪軸)
3A リヤアクスルの中空部分
4 スイングアーム
100 二輪車用の保護装置(実施例1)
110 シャフト
111 ねじ部(シャフト110の外周ねじ部)
120 鍔付きスペーサ(アクスルと略一体の部材)(取り付け相手の一例)
121 鍔付きスペーサ(アクスルと略一体の部材)(取り付け相手の一例)
120A 鍔部(フランジ部)
121A 鍔部(フランジ部)
130 カラー(円筒状部材)
131 小径部
132 大径部
133 段部
134 端面
140 円筒状保護部材
141 底部(本発明に係る円筒状保護部材の一部に相当)
150 六角穴付き円形ナット
200 二輪車用の保護装置(実施例2)
210 アジャスタブロック(取り付け相手の一例)
211 ねじ孔
220 六角穴付き円形ボルト

Claims (5)

  1. 樹脂製の円筒状保護部材と、
    該樹脂製の円筒状保護部材の内側に収容される円筒状部材と、
    を含んで構成され、
    これらの略中央部分に設けられる開口に挿通されると共に、前記円筒状部材を軸方向に締め付け可能な締結部材により、取り付け相手に取り付けるようにした保護装置であって、
    前記円筒状部材の外周の小径部と大径部との間の段部と、取り付け相手と、の間に、前記樹脂製の円筒状保護部材の一部が収容されると共に、前記円筒状部材の小径部の端面が取り付け相手に対面するように取り付け相手に取り付けられることを特徴とする保護装置。
  2. 前記取り付け相手が、中央に中空部分を有するアクスル或いはこれと略一体の部材であることを特徴とする請求項1に記載の保護装置。
  3. 前記取り付け相手が、リヤアクスル付近に設けられ駆動チェーンの弛み量調整用のアジャスタブロックであることを特徴とする請求項1に記載の保護装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の保護装置に用いられることを特徴とする樹脂製の円筒状保護部材。
  5. 請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の保護装置に用いられることを特徴とする円筒状部材。
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